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2016年1月 9日

近赤外線

皆様こんにちは。
赤外線というと、ヒーターなどを思いうかべる方が多いかと思いますが、紫外線に比べ、生体に対する研究が少なく、どのような効果をもたらすものか、分からない部分も多かったのですが、少しずつ色々な作用が明らかになってきています。クリニックにいらっしゃっていただいている方の中には、タイタンは近赤外線じゃなかったかしら?と思いつく方いらっしゃられるとおもいます。
医療で使われる近赤外線は、1400~1500nmの波長がカットされることにより、深層まで到達させることができます。(カットしなければ、近赤外線はヘモグロビンに吸収されやすいことから、真皮浅層の血管の熱による拡張により、発赤が生じ、その発赤部で近赤外線が吸収されてしまい皮膚の深層や皮下組織に近赤外線を到達させることきないのです)
これによって、近赤外線照射の熱による皮膚の収縮とコラーゲンの再合成促進作用は、美容医療において、水分を保持するのに都合のよいコラーゲンを皮膚に蓄えることができます。その結果、はりのある外見に若返らせることがある程度可能です。
筋肉に関してですが、適度に近赤外線を照射した場合、ターゲットの筋肉の過剰な収縮を緩和することもできますが、日常的に太陽光の強い紫外線に暴露されると、皮下脂肪織が少ない部位は、皮下の筋肉が薄くなり、皮下組織の緊張を維持できずに、たるみの原因となります。日常的に太陽光の強い近赤外線に長時間暴露されると、光線過敏症の増悪、毛細血管拡張症、光老化をひきおこします。
近赤外線をカットすることで、深層の光老化を最小限に抑制することができます。近赤外線に対する防御機能の弱いかたが無防備で日常的に太陽光の強い近赤外線に暴露されると、発赤、発汗、水泡、血管拡張、光老化を引き起こす可能性があるため、近赤外線散乱物質、遮断物質を含む日焼けどめ、帽子、服などでカットする必要がありますね。

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