「日光性色素斑」これは、いわゆる「シミ」のことです。「老人性色素斑」とも言ったりします。原因は、紫外線照射によりメラノサイトからのメラニン色素の生成が起こるためといわれています。若いころはターンオーバーがしっかりしていてメラニン色素を排除する力がありますが、皮膚の老化によるターンオーバーの遅れから、メラニン色素が蓄積して茶色を呈します。
消しゴムで消すようにシミを消すこと、それはどんな高価な機械をもってしても難しいものです。ただ、それに近づけるように治療することは可能です。毎日コンシーラーを使ってしっかり隠さなければ目立っていたものが、お粉だけでも分からないようになったら、とても嬉しくありませんか?
当クリニックでは、ケミカルピーリング+ジェントルレーズもしくはフォトセラピーの低出力全顔照射をベースとして、全体的なトーンアップを図りながら、部分的な濃い色素斑には、アキュチップという出力を高くした光治療を併用する方法をおすすめしています。アキュチップの部分照射後カサブタがとれてから2週間もしないうちに、またシミが濃くなってきた、とおっしゃる方がいらっしゃいます。それは、東洋人によく見られる照射後の炎症後色素沈着です。虫刺されのあと、茶色く色が残って、徐々に薄くなっていくというのを体験されたことがありますか?それと同じことが起こっています。この炎症後色素沈着を最小限に抑えるために、施術後のホームケアは必須です。シミを薄くする効果のあるビタミンC,E、ハイチオール、トラネキサム酸の4種の内服と、最強の美白剤:ハイドロキノン・レチノイン酸の外用は是非ともセットでおすすめします。
集中的な治療の後も定期的な低出力照射や外用療法でメンテナンスしていくと、今後新たなシミの予防・初期治療になり、よい状態をkeepできます。シミ治療は紫外線が強くなる前、秋冬の今がおすすめです!今ならジェントルレーズもしくはフォトセラピーの肌質改善治療を施術頂いた方にクリニックオリジナル化粧品もしくはアキュチップ部分照射5ショット分プレゼントのお得なキャンペーン中です。ぜひお試しください。
秋・冬になりだんだん乾燥してくると、特にすねなど、カサカサと粉がふいたようになり、ひどくなると、時に表面がウロコのようになったり、また、網目状に皮膚が赤くなることがありますよね。そのような状況で、突然強い痒みに襲われることはありませんか?入浴時や入浴後、布団に入った直後、暖房器具に当たった後など、体が温まった時に痒みが起こりやすくなります。これは皮膚の乾燥からくる症状で、乾燥により、皮膚のバリアー機能が低下すると、様々な刺激に対して敏感になり、ちょっとしたことで痒みを惹起してしまいます。乾燥のみならず、赤みが出現して湿疹の状態になってしまうと、皮脂欠乏性湿疹と言います。軽い症状であれば1日1~2回、市販の保湿クリームを塗るだけでも改善してしまいます。症状がひどい場合には、保湿剤に加えてステロイド剤の外用がおすすめです。当クリニックでも処方可能ですので、診察時にお声かけください。年齢とともに、徐々に皮膚の水分、油分が減少していきます。乾燥し始めたな、と感じたら、お顔の保湿だけでなく、体や手足にも保湿クリームを外用してあげましょう。
HPやブログ等ですでに御存知の方もいらっしゃると思いますが、当クリニックでは、このたび新たに子宮頸癌予防ワクチン「ガーダシル」を導入しました。今までの「サーバリックス」は、子宮頸癌の原因の多くを占めているといわれているヒトパピローマウィルス(HPV)16型、18型のみに対応していたものですが、このガーダシルは上記の型のほかに、尖形コンジローマと呼ばれる、外陰部にできる疣の原因となりやすいウィルス、HPV6型、11型の感染予防効果もあり、計4種のHPVをカバーすることができるようになりました。これらのウィルス感染は、性交渉を介して起こると言われているため、予防ワクチンの接種は性交渉経験前が有効といわれています。けれども、性交渉経験後の方でも、HPVに自然感染後、十分な免疫が獲得できず、何度でも再感染する可能性があります。また、上記4種のウィルス全てに既に感染しているという可能性は低いので、未感染のウィルスを予防するという点でも、性交渉経験後の方にも接種をおすすめします。日本産婦人科医会では、45歳までの女性の接種を推奨しているそうです。10歳以上のお子様をお持ちの方は、親子で接種されてはいかがでしょうか。
投与方法は、ガーダシルもサーバリックスと同様に3回接種が必要となります。料金は同じです。今までサーバリックスをお使いだった方は、途中から種類を変更することができないのですが、迷っていて未施行の方は、ぜひガーダシルをご利用ください。
また、予防ワクチンには、すでに感染しているHPVを排除したり、前癌病変、癌を治療する効果はありません。そうなる前の予防なのです。また、数は少ないものの、HPV16、18型以外の発癌性HPVの感染をも予防できるものではないので、予防ワクチン接種前および接種後も1~2年おきの定期的な子宮癌検診をお忘れなく。
「VOGUE JAPAN」2011年12月号(2011年10月28日発売)に慶田先生が掲載されました。
綴込付録『VOGUE Beauty ”たるみは女の大敵です!』に、肌の引き締め、たるみに効果的なSMS-upについて紹介しています。
ぜひ、ご覧ください!。