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2013年5月31日

レーザー脱毛

皆様こんにちは。もうすぐ夏がやってきますね。

私はレーザー脱毛をする前は、毛コンプレックスでした。
本当に毛深かったのです。脇はそっても黒ずみが目立ち、電車でつり皮につかまることができませんでした。夏は、毎日お風呂で脇の毛を剃っていました。
毛のない身体ってどんなにいいだろうと夢みておりました。

それが今は、レーザー脱毛のより夢がかなったのです。
お肌はつるつる、黒ずみはなく、自信をもってつり革をもつことができます。

入浴時の脇そりともさよならです。
レーザー脱毛に感激し、その後は、足、腕とレーザーをあてました。
毛はなくなり、黒ずみはなくなり、毛穴も引き締まり、お手入れしなくてよくなり本当に幸せです。

治療は、個人差もありますが5~10回を約1ヵ月おきに施術します。
気になる痛みですが、ゴムで弾かれたような感覚です。痛みに弱い私でも大丈夫ですので安心してください。

気を付けることは、火傷です。レーザーは、毛の中にあるメラニンに吸収させ、その後におこる熱作用で毛根、毛包を破壊させます。そのためお肌が黒いと、レーザーの反応が強くなり火傷のリスクが高くなります。これからの季節は、どうしても日焼けするかたもいらっしゃると思います。まずは、脇脱毛からトライしてみてください。



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2013年5月27日

シワの予防を致しましょう

皆様こんにちは、土屋佳奈です。
日中降りそそぐ日射しも徐々に強くなり、本格的に紫外線ケアが必要な時期になって参りましたね。
私も外出する際には、必ず日傘を持ち歩くようにしておりますが、ついうっかり忘れて出てしまった時など、あまりの眩しさに目を細め、気づかないうちに眉間にも強くシワが寄っていて、慌てることがあります。

この、目を細めた時にできる「目尻のシワ」、まゆをひそめた時にできる「眉間のシワ」は、『表情ジワ』といわれ、表情筋の収縮によって生じるシワの一種です。つまり、裏を返せば、表情筋の収縮を抑えることで予防できるシワであり、Botox治療の非常によい適応です。

Botox治療とは、A型ボツリヌス毒素による治療で、Ach(アセチルコリン)の分泌を抑制することで、筋肉の収縮を抑えます。
毒素と聞くと、やや怖い印象をお持ちになる方もいらっしゃるかと思いますが、ごく少量しか使用致しませんので、人体に悪影響を及ぼすことはございません。ご安心ください。
また、最近では様々な製剤が出回っておりますが、当院では、「ボトックスビスタ®」という、厚生労働省で安全性と有効性が確認された製剤になっておりますので、安心してお受け頂けます。

実際の施術では、まず外用麻酔を塗布し、20分程お時間を置きます。
この時点で表面はかなりビリビリ痺れた感じになります。
麻酔を拭き取ったあとは、いざ施術になりますが、Botoxの注射自体は外用麻酔により殆どお痛みもなく、あっという間に終わります。
ダウンタイムもなく、当日からお化粧も可能ですので、当院でもリピート率の高い施術となっております。
効果は、2・3日後くらいから出現し、半年程は持続します。
ただし、筋収縮の強さや寄せる癖の強い方の場合には、3・4ヶ月後より再び動き始めますので、その場合には動き始めた時点で、再度施術をお受け頂くことをおすすめしております。
なぜなら、筋肉は動かし続けるうちに筋トレのごとく、徐々に太くなっていってしまうからです。
繰り返し施術をお受け頂きますと、筋肉が廃用萎縮により徐々に痩せて細くなっていきますので、施術の間隔は自然に徐々にあけていくことが可能です。

知らずしらずのうちに寄せてしまっている、眉間や目尻のシワ、深く刻まれてしまう前に、是非一度Botox注射をお試し下さい。

2013年5月21日

女性型脱毛症

皆様こんにちは、慶田淳子です。

男性の薄毛は,テレビでもCMなどたくさん流れていますね。
しかし女性の薄毛は、恥ずかしさからか悩んでいることを隠し、他の人に知られない様にカモフラージュされている方が多いのではないでしょうか。
最近は、インターネットの普及などによって頭髪に関する情報が入るようになりました。
その反面、個人輸入のお薬やサプリメントで効果がないうえ、健康被害が生じる例や、高額な施術にクーリングオフができないなどのトラブルもあるようです。


女性型脱毛症の症状は、40~50歳代から、特に閉経後に認められることが多いという特徴があります。
女性では男性と異なり、頭頂部の比較的広い範囲の頭髪が薄くなるり軟毛化します。しかし男性のように完全に消失することはありません。


女性型脱毛症の診断は、徐々に進行すること、つむじや生え際など典型的な脱毛を示す事、軟毛が認められる事で行います。


医療機関での治療ですが、ミノキシジル、フェナステリド、パントガール、かつら、植毛術、成長因子複合体導入などがあります。
薬液の導入には、ダーマローラーやスカーレットRFでまず針孔を開けてから行いますので確実な効果が期待できます。
ミノキシジルは、もともと血管拡張剤として開発された薬剤です。血流改善による増毛がみられ、今では薄毛に対しての有効な治療薬として知られるようになりました。女性にも有効です。
フェナステリド(一般的にはプロペシアでしられています。)は、男性ホルモンに作用する治療薬です。しかし更年期女性には無効であったことから、女性の薄毛は男性型脱毛症とは同質ではないとされています。そのため一般的に女性の治療には、フェナステリドは使われません。
成長因子複合体導入は、毛髪の再生を高める成長因子とビタミン、アミノ酸などを混合したカクテルを直接患部の皮内に注入する治療です。男女ともに有効な薄毛治療薬です。


当院も新しく女性のための有効な育毛治療を始めました。
ご興味のある方は、下記ページもご覧ください。
http://www.ks-skin.com/35s04/
気になさっている方、是非カウンセリングにいらしてくださいね。

2013年5月15日

日焼け止めの塗り直しにおすすめ「サンスクリーンパウダー」

皆様こんにちは、高山有由美です。

ジリジリと日射しが強くなってきましたね。
今年になってから日焼け止めの表記が変更になったのは御存知ですか?
波長の長いUVAに対応する防止効果を表す
「PA」
の表示を
従来の「+」~「+++」」の3段階から、
「++++」の4段階まで表示に変更になっています。
波長の短いUVBに対応する防止効果を表すSPF値の表示は
従来と変わらず最高値は50+です。

UVAは皮膚が赤くなるサンバーン(日焼けによる炎症)には影響が少ないのですが、
波長が長く真皮にまで届くため、長期間浴び続けることで、しわ・たるみを引き起こします。

美白・美肌を心がけている皆様は、
もちろん365日、雨の日も、曇りの日も、一日中家にいる日も、
朝の洗顔後、お肌を整えたら毎日きちんと日焼け止めを外用されていると思います。
十分な量を外用しなければ表記通りの効果を発揮しないため、
当院では「薄く3度塗り」をご提案しています。

けれども、これから夏にかけての季節は、
朝塗った日焼け止めも、汗でお昼には崩れてしまうため、
こまめな塗り直しが必要です。
塗り直しといっても、一度化粧を落として下地から塗り直すのは大変です。

そこで、おすすめは日焼け止め効果のあるパウダーやパウダーファンデーションの利用です。
当院のおすすめは、ミネラル化粧品「ジェーン・アイディール」の日焼け止め効果のあるパウダー。
ジェーンサンスクリーンパウダー(SPF30)

パフが内蔵されているので、お肌の上でポンポンするだけで
中のパウダーが出てきて便利です。

そして、お化粧直しのコツは時間帯です。
ランチタイムなどの「外出前」が絶対です。

クリニックでのおすすめ日焼け止めは「ラロッシュポゼ」

お子様や、敏感肌の方でも安心してお使いいただけます。
ぜひ一度使用感をお試しください。

2013年5月13日

『女性のための育毛・発毛メニュー』が始まりました。

薄毛を解消し、ハリのある美しい髪を育てる
『女性のための育毛・発毛メニュー』が始まりました。

女性のための育毛・発毛メニュー』の詳細はこちらをご覧ください!

2013年5月10日

毛穴の役割について

スキンケアをしていると、毛穴に関する様々な悩みが出てきます。お肌の調子がイマイチ・・・と思って、じっくりお肌を観察してみると、毛穴が目立っていたり、毛穴が黒ずんでいたりすることってありますよね。

つい、「何でこんなに毛穴が多いの?」、「邪魔だわ...」と毛穴を悪者扱いしたくもなりますが、毛穴には大切な役割があります。毛穴の役割を理解した上で、正しいケアしていきましょう。

【毛穴の役割 ~バリア&デトックス機能~】

毛穴からは、皮脂や汗、老廃物が排出されています。毛穴から分泌される皮脂と汗が合わさることで、皮脂膜を形成して、お肌内部の水分が逃げないようにします。その皮脂膜は、外部刺激からお肌を保護する大切なバリアとしての役割を果たしています。

特に毛穴からの皮脂の分泌が多いTゾーンは、バリア機能も万全で、かぶれや湿疹が生じにくいというメリットがあります。しかし、皮脂の過剰分泌や角質の詰まりから、ニキビや脂漏性湿疹を招いているケースも見られるのです。

【毛穴の役割 ~体温調節機能~】

毛穴には、立毛筋が付着しており、寒い時や交感神経優位になった時に、収縮し、体毛を立て、毛穴を閉じて、体温が逃げるのを防ぎます。また、真皮の毛細血管を圧迫して血流を減らすことで、血液が冷えないようにも働きかけています。動物では、毛の隙間の空気の層が厚くなるので保温効果がアップして暖かくなりますが、体毛のほとんどない方ではその効果はあまりないと言われています。

ちなみに暑い時、発汗した汗が蒸発する際の気化熱によって、体温を下げるように働きくのは、毛穴とは別に、表皮に直接開口しているエックリン汗腺の役割です。

【毛穴の役割 ~フェロモン機能~】

毛穴には、アポクリン汗腺という体内の老廃物を含んだ水分を排出している汗腺が付着しています。アクポリン腺は脇の下や外陰部など性ホルモンと関係の深い場所にある汗腺で、脂肪酸を含んだ汗が分泌されます。

もともとは無臭の分泌物ですが、アクポリン腺に含まれる脂肪酸が空気に触れて酸化し、表皮にある常在菌によって分解されると、においの元となる物質に変化し、腋臭症(ワキガ)の原因にもなることで知られています。適度のにおいは、フェロモン作用があることが分かっています。

ほうれい線をつくらないための予防ケア

年齢を重ねると気になってくるほうれい線。ほうれい線予防のためのケアを早い段階に行うことで、年齢を重ねても美しいお肌を維持することができます。ほうれい線は色々な原因で目立ち始めます。

中でも、紫外線やタバコ、睡眠、運動不足による肌の老化が大きな原因です。ヘビースモーカーの漁師さんの深いシワをイメージしてください。反対に小さいころから日焼けに気を付けて体を鍛えてきたバレリーナのすっきりとした美しい顔・・・理想ですね。

【ほうれい線を作らないために気をつけること】

お肌の土台とも言える、コラーゲン線維とエラスチンは、真皮の線維芽細胞が作っています。長波長の紫外線A波はこれらの線維を傷つけ、細く脆弱にして、肌をたるませてしまいます。

美肌の基本は紫外線対策です。紫外線A波は、季節天候に関係なく降り注ぎ、窓ガラスも透過してしまいます。日の出から日没まで、一年中、屋内でも、日焼け止めを忘れずに塗りましょう。SPF35~50、PA+++~++++の日焼け止めを、薄く三度塗りがおすすめです。一度塗りでは、表示の1/5~1/4程度の効果しか発揮されないことが分かっています。

日焼けにいくら気を付けていても、タバコを吸っては台無しです。タバコは活性酸素を発生させ、末梢循環と肌の代謝を悪くし、シワを増やすことが研究データとして明らかになっています。

【上質な睡眠と定期的な運動も】

また、加齢とともに、成長ホルモンの分泌が低下し、線維芽細胞の機能が衰え、20代頃からコラーゲン線維の生成と分解のバランスが崩れ始めます。若いころに浴びた紫外線の影響と相まって、40代になると、肌のハリが失われシワが気になる方が増えてきます。上質な睡眠と定期的な運動は成長ホルモンの分泌を促すので、肌のハリを保ち、ほうれい線の予防に役立ちます。

肥満で頬のボリュームが過剰になると、重さで頬が下がって、ほうれい線が目立つことがあります。ほうれい線やフェイスラインのたるみ対策として、適正体重の維持は大切です。ところが、40代以降の急激なダイエットもシワが出来る原因の一つです。月2~3キログラムの減量が、体への負担が少ないとされています。

【ほうれい線の予防には、バランスのとれた食生活から】

バランスのとれた食事は、お肌を若々しく保つためには必要不可欠です。特に不足しがちな栄養素は、ビタミンやミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪酸といわれるもの。

これらの栄養素は、お肌のハリを保つ役割を持つコラーゲン線維の生成を手助けする役割があります。しかし、体内では生成できないので、外部から摂取しなくてはなりません。不足しやすい栄養分は、食事と一緒にサプリメントで補うのもオススメです。

また、ダイエット中の方は、カロリーを気にして脂肪分を避けることが多いですが、過度に脂肪分を控えてしまうのは、お肌にはよくありません。脂肪には必須脂肪酸と呼ばれる、皮膚の乾燥を防止する役割を持つ栄養素が含まれています。潤いとハリのあるお肌を保つには、この栄養素が欠かせません。

この必須脂肪酸は、特に魚や植物の脂質に多く含まれています。また、魚には、コラーゲンの合成を手助けするミネラル分も多く含まれているので、お肌を若々しく保つにはオススメの食材です。

【ケアは早いうちから始めることが大切です】

最近の美容医療は格段に進化し、肌のハリを取り戻し、出来てしまったほうれい線も浅く出来るようになりました。伸びてしまったコラーゲン線維を太くし、線維芽細胞を活性化して、コラーゲン線維やエラスチンの産生を促す、高周波治療器・光治療器やヒアルロン酸注射など、予防という観点では、シワが深く刻まれる前の30代から始めると効果的です。

デリケートゾーンの黒ずみを改善するには

デリケートゾーンに関するトラブルは、なかなか人に相談できないものですが、実際に悩んでいる方が沢山いらっしゃいます。中でも多いお悩みが、デリケートゾーンの黒ずみです。他人とは比較しづらい場所ですし、自分の黒ずみを目にすると、イヤな気分になってしまいますよね。

そもそも、デリケートゾーンはお肌が薄くてトラブルを起こしやすいため、色素沈着を起こしやすい部位です。人種や肌質によって黒ずみやすい方もいらっしゃいます。日々のケアである程度は解消できても、透き通るように白い肌とまではいきません。あまり神経質になりすぎず、のんびりとケアしていきましょう。

【デリケートゾーンの黒ずみ改善法 ~日常生活での刺激を軽減する~】

まず、簡単にできるのが、日々の刺激をできる限り軽減することです。デリケートゾーンは入浴時を除けば、24時間ずっと下着や衣類による刺激を受けています。そのため、自分に合った下着のサイズや形状、そして素材を見直してみることは大切です。サイズがきつく、締め付けの強い形のものでは、強く当たるところが黒ずんできてしまいます。

そして、素材も、綿(コットン)や絹(シルク)、吸湿速乾加工を施した線維が、お肌への刺激が少なく通気性もいいのでオススメです。形状もビキニラインの黒ずみが気になる場合は、ボクサータイプのショーツがこすれにくいのでオススメです。

【デリケートゾーンの黒ずみ改善法 ~美白クリームやクリニック~】

デリケートゾーンは解剖学的に、メラニン活性が高く、黒ずみが生じやすい部位です。市販の美白クリームなどを使用しても、お顔と違って、すぐに効果が出ません。根気よく続けると良いでしょう。

確実な効果を出すには、美容皮膚科に相談するのもおすすめです。クリニックには、メラニンの合成を強力にブロックする、ハイドロキノンクリームやレチノイン酸クリームを処方してもらえます。また、ビキニラインや外性器周りのレーザー脱毛は、メラニンも減らしてくれるので、ムダ毛だけでなく、気になる黒ずみも解消できて一石二鳥です。

外性器周囲のムダ毛がすっきりすると、生理の経血が付いて、ナプキンかぶれや湿疹を繰り返すといったトラブルも減り、炎症後色素沈着が出来にくくなることで、デリケートゾーンの黒ずみが徐々に出来にくくなるというメリットもあります。他人に相談しづらいお悩みではありますが、女性皮膚科専門医なら、気軽に相談できるのではないでしょうか。

妊娠中のむくみ...赤ちゃんへの影響は?

妊娠中期に入り、体調も安定して、胎動を感じ、赤ちゃんに会える日が楽しみになってくる頃ですね。この頃から、顔や足がむくむようになり、「ひょっとして、食べすぎ?」という不安をかかえている妊婦さんのお悩みをよく耳にすることがあります。

はたして、このむくみの正体は何なのでしょうか?赤ちゃんに害はないのでしょうか?今回は、この妊娠中のむくみについて見ていきましょう。

【なぜ妊娠中はむくむ?】

女性は妊娠をすると、12週目あたりから体内の血液が増えはじめ、34週目に入る時期になると、通常時よりもなんと約40~50%も血液量が増えるのです。しかし、血液が増えているからといっても、血液全体が増えているわけではありません。

「血漿(けっしょう)」と呼ばれる液体が、かなりの量で増えていくのですが、この血漿には血球などの細胞は含まれておらず、90%以上が水です。つまり、血液は水分が多くなり、さらさらの状態になっているのです。血液がさらさらしていると、血管をスムーズに流れやすいため、血栓を防ぎ、お腹の中の赤ちゃんとの大切な連絡器官である胎盤の循環も良くなり、赤ちゃんにも栄養が届きやすくなるというメリットがあります。

しかし、血液中の水分が増えれば、全身がむくみやすい状態になります。また、大きくなった赤ちゃんの重みがかかることで、脚の付け根の太い血管が圧迫されて、むくんでしまうこともあります。妊娠後期に脚がむくむことが多いのはこのせいです。妊娠中は赤ちゃんの分も、酸素、栄養、老廃物を運搬するため母体には負担がかかっているのです。

【妊娠中にむくみやすい人、むくみにくい人】

妊婦さんの30%程度はむくみに悩みます。中でもむくみやすいのが、妊娠前までデスクワークが中心だった方や接客などの立ち仕事をされていた方です。むくみとはそもそも、細胞の間に過剰に水が溜まることで起こる現象です。

長い間身体が同じ姿勢でいると、血管周囲の筋肉が収縮しづらいので、血液の循環が悪くなり、重力の関係で、夕方、脚がむくみやすくなります。これは妊娠していなくても、同じことです。

また、冷え性や運動不足の方、高齢出産の方も、妊娠中むくみやすくなる傾向があります。これは、身体の機能が低下していることにより、体内の水分をうまく逃がすことができなくなっていることが原因として考えられます。逆に、日頃から活発的に運動をされている方は、妊娠をしても、むくみが気になるようなことは少ない傾向にあります。

【あまり気にしすぎないことが大切】

妊娠中はホルモンの影響で気持ちが敏感になるので、いつもと違うことがあると気になってしまうものです。いつもはそんなにむくまないのに、急にむくんでしまったとなれば、赤ちゃんへの影響がないかと不安になったり、太ったと勘違いして悲しくなったりしてしまうかもしれません。

しかし、それは、身体が赤ちゃんを受け入れ、育んでいる証拠です。妊娠の経験のある方の多くは同じ経験をして、出産後は自然と治っているので、気に病む必要はありません。むくみを気にして、激しい運動をしたり、食事を無理に制限したりすれば、お腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があるので、とても危険です。

逆に、お腹が重いからといってあまりにも身体を動かさないのも良くありません。適度に座ったり立ったりするように心がけ、疲れやお腹の張りを感じたら横になるようにしましょう。

寝るときは足の下にクッションを置くなどして、少しだけ足を高くすると、水分がたまりにくくなり、脚がむくみにくくなります。また、ふくらはぎをマッサージして、心臓へ血液を戻す筋肉のポンプ作用を補助して溜まった水分を流してあげることも効果的です。

妊娠中は塩分を控え、水分はしっかりとるようにしましょう。朝起きて、むくみが消えているようなら心配ありませんが、体重が急激に増えた場合には主治医にご相談ください。

意外と知らない人が多い"正しい洗顔"

顔についた汚れや皮脂を、さっぱりと洗い上げると、爽快な気持ちになりますよね。手でゴシゴシと洗う、しっかり汚れを落せるイメージがあります。しかし、それは肌を傷めるだけでなく、肌の力を弱らせる"やってはいけない洗顔方法"なのです。肌をいつまでも健やかに保つために、正しい洗顔の仕方を身につけましょう。

【洗顔を変えれば、肌も変わる】

洗顔の目的は、酸化した皮脂と汚れを落とすことですが、多くの方が顔の脂(皮脂)を全て落とそうとしているようです。酸化した皮脂は肌に刺激になってしまいますが、皮脂は外的な刺激から肌を守る大切なバリアです。また、角質細胞間脂質は角層内に水分を抱え込み乾燥を防ぐことにより、肌本来が持つ力を引き出すことに繋がります。

皮脂を取り過ぎたら、洗顔後化粧水と乳液で保湿をすれば良いのでは?と思うかもしれません。でも、皮脂を失うと機能が回復するのに数日が必要となり、普段ならかぶれない様な成分に反応してしまうことがあります。

肌には自浄作用があり、汗とホコリは、ぬるま湯で十分に落とせます。大切な皮脂を守りながら不要な汚れだけを落とす、正しい洗顔を身につけましょう。そうすれば、ニキビ、乾燥性敏感肌、肌に合う化粧品が見つからないといったお悩みや、様々なトラブルが解消することもあるのです。

【細かい泡で、やさしく洗う】

よく泡立てるために、まず手を洗います。次に、洗顔料を細かい泡を作るように良く泡立てます。ふわふわの泡で撫でるように洗うと肌を傷つけずに済みます。具体的には洗顔料を利き手とは逆の手の平に乗せ、少し窪めて、手のひらをボウルに見立て、利き手の指先3本で水を混ぜながら良く泡立てます。苦手な方は泡立てネットを使っても良いでしょう。

もちもちの泡が玉子1分ほどの大きさまで出来たら、手と肌の間にクッションの様に泡を乗せ、やさしく洗いましょう。

【肌タイプ別の洗顔方法】

オイリー肌の方は、Tゾーンなど皮脂の多い部分を入念に洗いがちです。しかし、過剰な刺激に繋がる洗顔方法はかえってトラブルを引き起こすことがあります。皮脂を取り過ぎると、肌が乾燥するばかりでなく、外的刺激から守ろうと、角質が厚くなり、ニキビや毛穴が目立つ様になります。もちろん乾燥肌の方は、もともと皮脂が少ないので洗顔料の使用は夜1回でいいでしょう。

もうひとつ大切なポイントは洗顔料をぬるま湯で最低20回以上はすすぎ、泡が残らないようにすることです。お湯の温度は33℃~36℃くらいが理想的です。

すすいだあとは、清潔なタオルで顔を押さえるようにやさしく水分を取りさります。洗顔後の肌から水分が蒸発する時に角層の水分が奪われる過乾燥になりがちです。3分以内にこってりしたクリームで十分に保湿をするように心がけましょう。

化粧水や美容液、さらっとした乳液だけでは、乾燥肌の保湿は不十分です。バームやクリームでフタをし、水分の蒸発を防ぐことが本当の保湿です。ほんの少しの心がけで、1ヵ月もすると見違えるほどお肌の調子が良くなってくるはずです。

肌たるみは、ほうれい線をつくる原因

ほうれい線ができる大きな要因は、お肌のたるみです。年齢を重ねるごとに、顔の皮膚はたるんできます。目のまわりや頬、首のラインなどにあらわれやすく、たるんだ部分に癖ができて、それがシワやほうれい線になるのです。

お肌のたるみは、人の表情をつかさどる顔の筋肉と筋膜が関係しています。私たちが笑ったり怒ったりする時には、口角を広げたり、眉間にしわを寄せたりします。この動作はすべて、顔に表情筋があるからできること。表情筋が伸縮することで、私たちは表情をつくることができます。年齢と共に、頬を引き上げ、表情筋やお肌を土台から支える筋膜が衰えてくると、重力に負けてたるみがでて、ほうれい線が刻まれていきます。

【紫外線によるダメージがたるみを引き起こす】

お肌のたるみのもう一つの原因は紫外線です。長時間紫外線を浴びる事がお肌に良くないのは、多くの方がご存知だと思われます。

お肌のハリは、コラーゲンとエラスチンという繊維により維持されており、お肌の骨格とも言えます。しかし、紫外線を少しずつ長期間、または短時間でも大量に浴びることでコラーゲン線維やエラスチン、またそれをつくりだす細胞が傷つき、生成が減少していきます。

黒くなる日焼けと異なり、隠れ日焼けとも言えます。真皮まで届く長波長の紫外線A波は、窓ガラスも透過し、冬も曇りの日でも一年中降り注いでいます。真夏以外は日焼け止めを塗らない、自宅にいるときはすっぴんという方は、日焼けをしていないようで、真皮の日焼けが進行していることがあるのです。

紫外線によるダメージでハリのあったお肌は、徐々にその艶やかさを失って、たるみとほうれい線などのシワが、少しずつ現れてきます。紫外線はお肌の老化スピードを速める原因のうち、最も大きなものなのです。

【無理なダイエットで、皮膚がたるむことも】

適度なダイエットは、代謝がよくなりお肌がキレイになりますので、とても良いことです。運動を定期的に行うことで、細胞が活発に新しく入れ替わり、お肌への栄養も十分に届くようになります。

また、やせることで、お顔をシャープにして、美しく小顔にみせる効果もあります。しかし、無理なダイエットには注意が必要です。急激にヤセたり、脂肪吸引したり、出産直後のお腹をイメージしてみてください。伸びていた皮膚はすぐに元には戻らず、しぼんだ風船のように、だるだるになってしまいます。

これは顔にも同じことがいえます。急激にヤセると、お肌がたるんで、シワとたるみが急速に表れてしまいます。若いころは体重が変化してもたるみはあまり気になりませんが、真皮のコラーゲン線維やエラスチンが弱くなってくる40代以降では目立ってしまいます。太りすぎと急速な体重減少は、ほうれい線ができる原因のひとつなのです。

敏感肌の方にオススメの入浴方法

肌がかゆい、赤くなる、ポツポツができる、などなど、敏感肌さんには、常に肌トラブルがつきものです。洋服やアクセサリーをはじめ、枕カバーや布団といったものまで、体に触れるあらゆるものに気を配りながら過ごさなければならないので、知らず知らずのうちにストレスを溜めているかもしれません。

1日の疲れを癒し、リラックスできる場であるはずのお風呂ですが、誤った入浴の仕方が原因で、肌トラブルが起きたら、とても悲しいことですね。ここでは、敏感肌にも優しい入浴のコツについてご紹介していきます。

【敏感肌には刺激を与えないことが大切】

熱すぎるお湯や長風呂は皮膚のバリアに欠かせない皮脂を奪ってしまうので、38度から41度のぬるめのお湯に5~10分以内の短時間入浴がおススメです。もちろん、温泉に行ったときは、十分に長風呂を楽しんでください。でもその後に、お肌は乾燥するということをお忘れなく。また、入浴剤は成分によっては刺激が強いこともあります。最後にシャワーで流すようにすると安心です。

ぬるめの湯に短時間の入浴では体が温まらないという方もいらっしゃいますが、それは、代謝が落ちている証拠です。これを機に、運動不足になっていないかどうかを見直して、代謝の良い身体をつくることから意識しましょう。代謝が良くなれば、身体に老廃物が溜まりにくくなるだけでなく、体の隅々まで栄養が行きわたり、体内のあらゆる機能が高まっていくので、思いもかけず、肌トラブルが解消されることもあるのです。

【なるべく刺激を与えない身体の洗い方】

汗でもかぶれることのある敏感肌の方は、皮膚の清潔に保つことが大切です。でも、多くの方が洗いすぎ、こすりすぎて、自分の手で敏感肌を作っています。敏感肌の方であれば、体が無性にかゆくなることがあるでしょう。ですから、ついついお風呂の中ではゴシゴシと洗ってしまうかもしれませんが、それは当然、肌に負担をかけることになります。

本来、汗とほこりはぬるま湯で流すだけで落とせます。皮脂汚れは石鹸が必要なのですが、乾燥肌、敏感肌の女性や高齢者、子どもの場合、もともと皮脂の分泌が少ないので使用部位と使用頻度に注意が必要です。毎日石鹸で洗うのは、皮脂分泌量の多い、頭、顔、上胸部、上背部と汚れやすい手足だけでもよいでしょう。その他は2~3日に1度の使用で十分です。

石鹸は顔の泡洗顔と同じように、よく泡立て、手で撫でるようにして洗えば、角層を傷つけず、皮脂を過剰にとることもないので、乾燥しにくくなります。タオルやスポンジは、繊維で肌を傷つけてしまうので、なるべく使わないようにしましょう。

【手の届かないところはタオルで】

手では届きにくい背中だけは、少しだけ皮膚が厚く、皮脂量も多いということもあり、タオルを使っても構いません。その場合ナイロンは避け、綿でできたタオルを使い、たっぷり泡立ててから、優しく洗うようにし、お風呂から出たら、5分以内にこってりしたクリームやオイルを全身に塗って十分に保湿するようにしましょう。

いかがでしたか?目から鱗のポイントもあったのではないでしょうか。敏感肌を悪化させている原因を避け、シンプルなケアを心がけると、2~3週間で肌が変わってくるのを感じて頂けると思います。

シミの種類に合わせたケア方法

シミの直接の原因は皮膚にあるメラニン色素の沈着ですが、更にその原因に遡ると、シミの種類によっても異なりますが、紫外線や老化、ホルモンバランスの乱れ、食生活、ストレス、遺伝的要因など、様々な要因が複雑に絡み合っています。

ここでは、それぞれのシミの種類とケア方法をご紹介します。ただし、シミの種類を正しく特定するのは簡単ではなく、間違ったセルフケアによってシミが余計に悪化してしまうこともありえます。セルフケアによりあまり変化が見られない場合は、皮膚科専門医に相談するのが一番の早道です。

【肝斑(かんぱん)のセルフケア】

30~40代の女性に多く見られ、頬骨のあたりや額、鼻の下などにできやすく、左右対称に現れるのが特徴です。妊娠やピルの服用を契機に発症することがあり、女性ホルモンが関係していると考えられています。

セルフケアとしては、悪化や再発の因子となる紫外線対策をしっかりと行い、擦るなどの刺激を極力避けて、なるべくメラニンを生成させない、沈着させない努力をしましょう。美白化粧品によるスキンケアはおすすめですが、早く改善させようと思ってすり込んだり、強くマッサージしたりすることにより炎症を生じ、さらに濃くなることがありますので注意しましょう。

食事ではメラニンの生成を抑制し、還元する効果のあるビタミンCやビタミンEを含む食材をこまめに摂取するようにしましょう。活性酸素を排除する働きのある、抗酸化物質を多く含む食材(トマト、ベリー類、鮭など)もおすすめです。

【炎症後色素沈着のセルフケア】

炎症後色素沈着とは、ニキビやかぶれ、火傷などの炎症が刺激となってメラニンが生成され、沈着し、シミとなって残ったものをいいます。1~2年で自然と薄くなり消えるケースがほとんどですが、いつまでも消えずに残ってしまうものもあります。

セルフケアとしては、まずはさらなる炎症を防ぐために、新しいニキビやかぶれ、湿疹をおこさないようにこころがけることです。改善しないようであれば早めにクリニックを受診し、色素沈着を起こすほどの強い炎症になる前に治療することが大切です。炎症後色素沈着は初期治療が肝心で、紫外線対策と美白剤の外用が中心となります。併せて、ビタミンC・Eの摂取もこころがけましょう。

ただし、この場合も肝斑と同様に過剰なセルフケアは禁物です。また、すでにできているシミを濃くしないための紫外線対策は必須です。半年から1年経って濃く残っている場合は、美容クリニックに相談し、レーザーや光治療を検討しても良いでしょう。

【老人性色素班のセルフケア】

「お肌は紫外線によるダメージを記憶している」と言われます。長年紫外線対策を怠ってきた30代以降の方に多いのがこのシミです。おでこや頬など紫外線を受けやすい部位に多く見られ、段々と色が濃くなっていきます。

老人性色素斑はセルフケアではまず治らない疾患ですが、今からでも紫外線対策をし、長期戦を覚悟して美白化粧品によるスキンケア、ビタミンC・Eの摂取をしていきましょう。

【雀卵斑(そばかす)のセルフケア】

5~6歳頃からでき始め、思春期頃にはっきりとしてくる、鼻~頬にかけてみられる小型のパラパラとしたシミのことです。遺伝的な要因が強く、夏場の紫外線によって濃くなりやすいといわれています。紫外線対策と美白化粧品によるスキンケア、ビタミンC・Eの摂取をしていきましょう。

【光線性花弁状色素班のセルフケア】

海水浴などで、強烈な紫外線を浴び、水ぶくれになるなどの強い日焼けをした後にできる花弁状~金平糖状のシミのことです。胸や肩、背中の上方に多く見られます。セルフケアとしては、強い日焼けをしないよう紫外線対策をしっかりと行うことです。ビーチでは紫外線防御能の高いラッシュガードを着用すると良いでしょう。特に小児や若年者は将来、皮膚癌のリスクが高くなるので、大人以上に注意が必要です。

もし強い日焼けをしてしまい、ヒリヒリ痛んだり、赤くはれ上がったり、水ぶくれになった場合にはよく冷やしてすぐにクリニックを受診し、早めに治療して炎症を落ち着かせることが大切です。そして、美白化粧品によるスキンケアを行い、ビタミンC・Eを積極的に摂取していきましょう。

【クリニックでの治療法】

これまでに紹介したシミはレーザーや光治療、高濃度のケミカルピーリング、イオン導入などできれいにすることができます。ただし、未治療の肝斑のみ、不用意なレーザー治療ではかえって濃くなってしまうことが多く、一般的にレーザー治療は禁忌とされています。

経験豊富な医師の場合、診察の後、肝斑でも照射可能な光治療やレーザートーニングなどシミの種類によって適した治療法を提案してくれます。上記の治療法のほかに美白効果の高いハイドロキノンや高濃度ビタミンC、ピーリングの効果の高いレチノイン酸の外用薬、メラニンの生成を抑えるトランサミン、ビタミンC、ビタミンE、L-システインなどの内服薬も併用すると効果的です。

シミの代表格!老人性色素斑のケア対策

老人性色素斑は、これまでに浴び続けた紫外線が原因して、時間の経過に伴って現れてくるものとされています。薄茶色で輪郭がはっきりとした類円形をしているのが特徴で、日本人では通常40歳前後から現れやすくなります。また色白の人や、アウトドアで過ごすことが多い人ではもっと早く20代後半から現れます。一般的にいわれるシミは、この「老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)」のケースが多くあてはまります。

しかし、紫外線を浴びすぎたからといって、すぐにできるというものではなく、過去に受けたお肌の紫外線ダメージが蓄積した結果といえます。そして、一度できてしまうと自分では改善・治療が難しい症状です。防止するためには、日常的に紫外線対策をしっかりとおこない、備えておくことが大切です。

【過剰に生成されるメラニンがシミになる】

老人性色素斑は、お顔、腕、手の甲デコルテにできやすいとされています。これらの部位は太陽の光を浴びやすいところで、露光部と呼ばれます。紫外線を浴び続けることで、お肌の表面の細胞のみならず、ハリを保つのに必要なエラスチンやコラーゲンを傷つけてしまい、肌の老化現象をひき起こす原因となってしまいます。

人体には紫外線によるダメージを防ぐ機能が備わっていて、それがメラニン細胞の活性化です。日焼けをすると皮膚が黒くなるのは、紫外線が真皮まで届いて細胞を傷つけないように、メラニン細胞が活性化してメラニンがたくさん生成されるためです。その後、通常は皮膚のターンオーバーに伴ってメラニン色素が排出され、もとの肌色に戻ります。

この反応が正常におこなわれているのならいいのですが、紫外線対策をせずに慢性的に浴び続けていたり、加齢によりターンオーバーが部分的に滞ったりすると、メラニンが過剰につくられて沈着してしまい、老人性色素斑という褐色のシミができてしまうのです。つまり、改善・治療は局所的に現れたメラニンを、しっかり取り除くことがポイントになってきます。

【レーザーや光治療でメラニンを破壊】

老けた印象を与えてしまう、嫌な老人性色素斑も、最近では、比較的安価で簡単に治療できるようになりました。美容クリニックでは、老人性色素斑の治療にレーザー照射や光治療を用いて治療できます。

メラニン色素の過剰生成によってできたシミに、メラニンの黒い色素に反応する特殊な光を当て、メラニンを多く含む細胞のみを破壊することで治療・改善を目指します。破壊されたメラニン色素を含む細胞はかさぶたとなってはがれ落ち、シミのない新しい細胞に生まれ変わります。

同時に、メラニンの合成を強力にブロックするハイドロキノンクリームや、皮膚のターンオーバーを高めメラニンを排出させるレチノイン酸クリームの外用をホームケアとして行うと、治療効果が高まる上に、再発しにくくなるのでおすすめです。

老人性色素斑は、一度できてしまうと、自分では改善・治療が難しい症状です。防止するためには、日常的に紫外線対策をしっかりとおこない、備えておくことが大切です。シミの正確な診断ができる経験豊富な医師にご相談ください。

完治の難しいシミ、肝斑(かんぱん)とは

シミにもいろいろな種類があり、原因も治療法もさまざまです。その中でもやっかいなのが肝斑(かんぱん)かも知れません。頬骨の辺りや額にできやすく、もやもやとしたシミが左右対称に広がるのが特徴です。お化粧をしても、うっすらと肝斑の輪郭が浮き出てしまうことが多く、顔の印象も老けた感じになってしまいます。

肝斑は30代から40代にかけて発症することが多いようです。原因はまだあまりよくわかっていませんが、妊娠や経口避妊薬(ピル)の服用を契機に発症したり、閉経後に軽快したりすることから、女性ホルモンとの関連が指摘されています。そのため、主に男性よりも女性のほうが、この症状で悩みを抱えている方が圧倒的に多いようです。

【自己判断が難しい肝斑。まずは皮膚科の受診を】

多くのシミは紫外線が主な原因で、紫外線対策や美白化粧品によってある程度はシミを薄くすることができます。

しかし、肝斑の治療は一筋縄ではいきません。他の種類のシミと合併していることも多く、一方のシミには効果があっても、肝斑のほうは悪化してしまうことも十分にありえます。そもそも、顔にあらわれているシミがどんな種類なのかを自分で判断するのは非常に難しいですし、自己判断で誤った対策を続けているあいだに、ますますシミが広がったり、濃くなってしまう可能性もあります。

また、肝斑の治療は難しく、再発も多いため、長期的・継続的な治療が必要になります。多くのシミ治療に使われる一般的なレーザー治療はむしろ肝斑を濃くしてしまうこともあり、経験豊富な医師に相談されることをオススメします。

【紫外線による悪化にご注意】

紫外線は肝斑ができる直接の原因ではありませんが、症状を悪化させたり、再発させる因子の一つとして知られています。少量でも長時間、短時間でも大量に浴びると一気に悪化します。

紫外線によるシミに特に気をつけたほうがいいのは、赤くなるだけで、黒くならない色白の方です。黒っぽく日焼けをしてしまう方と異なり、天然の紫外線吸収剤とも言えるメラニン量が少ないため、シミができやすいのです。

日焼けをして肌が黒くなるのは、メラニン色素が多く生成されるからです。このメラニン色素には、紫外線が皮膚の深部に侵入してくるのを防ぐ役割があります。生成されたメラニン色素は、皮膚のターンオーバーにより排出され、もとの皮膚の色に戻りますが、慢性的に紫外線を浴び続けたり、加齢とともにターンオーバーが遅れたりすると、不均一に沈着し、いわゆる「シミ」となって皮膚に残ってしまいます。

肝斑は高血圧の様にコントロールする疾患と理解し、日常生活のケアと、医療機関での定期的な治療で、ほとんど気にならない状態をキープしていきましょう。

コンビネーション治療 ~その2:スカーレットRF+水光注射~

皆様こんにちは。高山有由美です。

先日ご紹介した併用療法ですが、今回おすすめしたいのが、
最近大人気のリフトアップ治療、「スカーレットRF」と、
韓国の女優さんが1か月おきに定期的に注入しているという「水光注射」
併用したメニューです。

「スカーレットRF」は熱刺激と針刺激による治療機ですが、
それ自体が既に「スマスアップ」「ダーマローラー」を併用した治療になっているという、
強力なリフトアップ治療機です。
高周波(RF)による即時的な効果と
高周波(RF)および針刺激による長期的な効果がありますが、
即時的な効果としてみられるお肌のタイトニングを実感できるのは1週間程度。
真の意味での効果、長期的な効果として線維芽細胞が刺激され、
自身のコラーゲンが増生し、ハリ、リフトアップを実感するには1か月ほど要します。

待ち遠しいその1か月の間、うるうる、プルプルしたお肌を作り出してくれるのが、「水光注射」です。
注入直後から効果を発揮し、1か月ほどで徐々に吸収されていきますが、
その頃からスカーレットRFの効果でお肌にハリが出てきますので、
途切れることなくふっくらしたお肌が持続し、
引き締め効果で頬~フェイスラインのたるみのリフトアップ効果が出てきます。

水光注射はより効果を実感できる丘疹法がおすすめです。
きれいのためには3-5日ほどなじむまでガマンです(>_<)
でもやっぱりダウンタイムがNG、という方はナパージュ法がおすすめ!!
部位に応じてmixして注射も可能です。

     施術前           施術直後

・スカーレットRFによる頬のタイトニングあり。

・丘疹法による水光注射
頬に蕁麻疹のようなふくらみあり。
部分的にポコポコと白く浮き出て見えますが、
数日でなじみます。

2013年5月 4日

雑誌『日経ヘルス』 6月号

雑誌『日経ヘルス』 6月号(5月2日発売 掲載雑誌P112~P115)

【特集】
「今すぐ始める!肌荒れ改善スキンケア」に院長の取材記事が掲載されました。

今回は、20代から50代の女性を対象に、
「どんな肌トラブルで悩んでいるか」アンケート調査を実施しました。

調査結果によると約70%の肌トラブルは、
皮膚内部で起こっている「炎症」が関与すると考えられます。

繰り返す肌トラブルには炎症を鎮めるのはもちろん肌のバリア機能をしっかり守ることも大事です!
肌荒れ対策のスキン術もお紹介しておりますので、是非ご一読下さい。

日経ヘルス6月号

5/8(水)東京MXテレビ「ハーフタイム」に出演します。

5月8日(水)東京MXテレビ「ハーフタイム」慶田院長が出演の予定です。
放送時間は11:30~12:00です。
"脱毛&ムダ毛処理について"テーマ内容ですが、さて一体どんなお話でしょう??
詳細は、ご覧になってからのお楽しみ!!
時間のある方は、是非ご覧ください!

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