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2016年6月15日

伝染性軟属腫「水いぼ」

皆様こんにちは。
お子様がいらっしゃる家庭では、プール前の水いぼの治療が気になってくる時期ですね。
子供によくみられるウィルス感染症ですが、大人の方にもうつることがあり、特にアトピー性皮膚炎など、皮膚のバリアが弱い方はうつりやすくなっています。

痛みやかゆみのない1~1.5mmのクリッとした丸い光沢のあるいぼでよく見ると中央が少し凹んでいるのが特徴です。すれたりひっかいたりすることで中のウィルスが飛び出し、周囲に広がりますので、なるべく触らないようにします。

気になるプールについてですが、厳密には、プールに入ったからうつるわけではありませんので、入ること自体は問題ありません。ただし、ひっかいて飛び出したウィルスがタオルやビート板、浮き輪などを介して、または直接皮膚が接触することで他のお子さんにうつることがありますので皮膚の接触を避けたり、これらの道具の共有を控えましょう。また、他のお子さんにうつさないようにプールが始まる前に処置をしておかれるのがおすすめです。

治療は痛み止めの麻酔のテープを張ってピンセットで1個1個除去するのが一般的です。その他、液体窒素で焼いたり、硝酸銀ペーストで腐食させたりする方法があります。小さすぎて取れないものが育ったり、新たに出現したりするため1週間に1回程度3,4回ほど通院して治療を繰り返します。個人の免疫力により期間が異なりますが、半年~1、2年程度で自然に治るため、待つという選択肢もないことはありません。ただし、待っている間にかなり大量に増えてしまうこともありますので少ないうちに早めに除去するのがおすすめです。

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