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2013年7月29日

脱水症と熱中症

皆様こんにちは、慶田淳子です。

夏も本格的になりましたね。

夏休みも始まり外に出る機会も多くなると思います。

注意しなければならないのは熱中症ですね。

人間の体内にある体液はたくさんの水分とさまざまな成分で形成されています。

人の体の中の水分量をご存知ですか?

何と大人では60%、子供で70%が体液なのです。

体液の多くは水分ですが、塩分なども含まれています。

体液が不足した状態を脱水と呼びます。

体内の水分が少なくなり、脱水で体に症状がでる状態が脱水症です。

そして意外としられていませんが、症状がでない状態の脱水もありかくれ脱水と呼ばれています。

脱水の症状は程度のよって様々ですが、倦怠感、意識障害まで起こりますので脱水症を侮ってはいけません

体内の水分を失っていくと様々な症状がでてきます。

喉の渇き、ぼんやりする、食欲不振、皮膚の紅潮、イライラする、体温上昇、疲労困憊、尿量の減少、頭痛などでて

きます。

脱水症と熱中症は体液減少が関係する部分で共通点があります。

高温多湿の環境では汗が乾きにくいために体温を下げるシステムが作用しないので体温が上昇してしまいます。また水分が不足すると汗の分泌が減るためさらに体温が高くなります。

これが熱中症です。

体温を下げるシステムが働くと汗をどんどんかきますので脱水症の危険がでてきます。

つまり熱中症と脱水症に対しては水分補給と共通した治療を行うことになります。

熱中症の場合は体温上昇が起こりますが軽度の熱中症の場合は、脱水症と同じですので脱水症を防ぐことは熱中症予防につながります。

喉の乾きを感じた時点ではすでに体重の20%の水分が失われていますのでその時点から対策することが必要です。

かくれ脱水は自覚症状がありません。

今日はあまり水を飲んでいないけど喉が渇いた感じはない、まだ大丈夫と思うことが一番危険です。何事も過信、満身ほど怖いものはありません。

熱中症が重症になると命に関わりますので喉の乾きを少しでも感じたら、塩分を含む水分を補給しましょう。

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