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2011年11月 9日

子宮頸癌予防ワクチン「ガーダシル」

HPやブログ等ですでに御存知の方もいらっしゃると思いますが、当クリニックでは、このたび新たに子宮頸癌予防ワクチン「ガーダシル」を導入しました。今までの「サーバリックス」は、子宮頸癌の原因の多くを占めているといわれているヒトパピローマウィルス(HPV)16型、18型のみに対応していたものですが、このガーダシルは上記の型のほかに、尖形コンジローマと呼ばれる、外陰部にできる疣の原因となりやすいウィルス、HPV6型、11型の感染予防効果もあり、計4種のHPVをカバーすることができるようになりました。これらのウィルス感染は、性交渉を介して起こると言われているため、予防ワクチンの接種は性交渉経験前が有効といわれています。けれども、性交渉経験後の方でも、HPVに自然感染後、十分な免疫が獲得できず、何度でも再感染する可能性があります。また、上記4種のウィルス全てに既に感染しているという可能性は低いので、未感染のウィルスを予防するという点でも、性交渉経験後の方にも接種をおすすめします。日本産婦人科医会では、45歳までの女性の接種を推奨しているそうです。10歳以上のお子様をお持ちの方は、親子で接種されてはいかがでしょうか。
投与方法は、ガーダシルもサーバリックスと同様に3回接種が必要となります。料金は同じです。今までサーバリックスをお使いだった方は、途中から種類を変更することができないのですが、迷っていて未施行の方は、ぜひガーダシルをご利用ください。  
また、予防ワクチンには、すでに感染しているHPVを排除したり、前癌病変、癌を治療する効果はありません。そうなる前の予防なのです。また、数は少ないものの、HPV1618型以外の発癌性HPVの感染をも予防できるものではないので、予防ワクチン接種前および接種後も1~2年おきの定期的な子宮癌検診をお忘れなく。

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