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2016年5月17日

ヒアルロン酸合併症(続き)

ヒアルロン酸合併症のお話しの続きです。結節のお話しをいたします。
結節は注入後、数カ月、数年経過したあと注入した部位にしこりを触れるようになります。
ヒアルロン酸以外を注入されているかたや、肉芽種をつくりやすい体質のかたは問題になります。ヒアルロン酸でも不純物がはいっているもの、溶解ができないレディエッセ、アクアミドなど注入された過去があると思わぬ異物反応をおこしえます。
治療はヒアルロン酸ニターゼでは溶解できないため、ステロイドの局注、外科的な処置が必要となりますし、何かしら後遺症が残ることが多いです。
ヒアルロン酸溶解で溶解できるヒアルロン酸はほぼ後遺症は残さないと思いますが、それ以外ですと本当に大変です。
ヒアルロン酸注入するときは、ご自身でどんな製剤を使っているのか把握したうえでの注入をおすすめします。厚生省認可のジュビダームシリーズ、レスチレンシリーズは安心です。
それ以外当院で使用しているベロテロシリーズも安全性が高い製剤なのでご安心ください。
ご自分の大切なお顔に注入するものですので、最低安全性の高いヒアルロン酸使用していることはもとろんのこと、血行障害などの合併症にもきちんと治療してくれる信頼できるクリニックで注入することが大切です。

ヒアルロン酸注入による合併症

皆様こんにちは。ヒアルロン酸注入は当院でも人気の治療です。院長をはじめ、私も高山先生も解剖を熟知し慎重に施術しておりますが、注入するものですからどんなに注意してもやはり合併症も起こりえます。医師の技術が優れていても避けられないのですが、医師の技術、知識、経験の差は合併症がおきたとき、的確に診断し、いかに早く対処するかで問われます。
先日、院長とともに合併症に関してのセミナーに参加いたしました。ヒアルロン酸注入でおこりえる合併症は主に、血管障害、感染症、結節があります。当院でも万が一の時のために緊急連絡システムを導入いたしております。血管障害は早ければ早いほどリカバリーも早いです。反対に時間が経過してしまうと、最悪壊死をおこすため瘢痕や変形を起こすことになります。
セミナーでは血管障害の診断がつかなく、サインである膿疱をヘルペスと診断したためリカバリーが遅くなり瘢痕を残した症例もありましたが、当院では医師も治療を熟知し,内出血と血管障害の診断を初期の段階で診断し,的確な処置をいたしますのでご安心ください。
私自身も、血管障害をおこした経験もあり症状、回復、痛みなど身を持って経験いたしております。ヒアルロン酸を溶解する二ターゼを適切な場所に注入すれば改善致します。
次回は他の結節と感染についてお話しいたします。、

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