雑誌『VERY』2014年8月号 (7月7日発売 掲載ページP186~187)
特集『アンチエイジング美容は、30代から始めよう!』
「銀座Ks Skin clinic慶田朋子先生に聞きました 40歳で美肌でいるために・・・
今、省いちゃいけないケア、見逃しちゃいけないサイン」
に院長の取材監修記事が掲載されました。
見逃しちゃいけないサイン・・・表情ジワ、帯状毛穴
省いちゃいけないケア・・・正しい洗顔、紫外線対策、乾燥予防
それぞれのサイン、ケアごとに慶田院長が行っている注入施術、スキンケアなどトー
タルなアンチエイジング美容を掲載されています。
ポイントをおさえた日常のスキンケアを、皮膚科専門医の立場から、またVERY世代の
働くママの視点からご紹介しています。30代から始めるべき、おすすめの美容医療施
術もお見逃しなく。
ぜひご一読ください。
お顔にイボ状の丘疹が散在しているかたいらっしゃいませんか。
これは青年性扁平疣贅といい、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染によって生ずる上皮性腫瘍です。
青年男女の顔面、手背に好発します。
特徴として、発赤、掻痒などの炎症症状が突然起こり、表面が粗造となり、2~3週間くらいで消退していくことが知られています。
原因は、何かのきっかけで細胞性免疫がウイルス感染細胞を認識した結果起こるものと考えられています。
全身療法として、ヨクイニンエキス、セファランチン、グリチロンなどの内服、局所にはイオウ・カンフルローション、サリチル酸外用薬、尿素軟膏などが使用されます。
通常、上記の治療法で70~80%の患者様が6ヶ月以内に治癒します。
また扁平疣贅は他のいぼと違い、顔面に生じることが多く、瘢痕や色素沈着を残すような治療方法は原則として避けたほうがいいです。
一方、興味深いことに青年性扁平疣贅は古くより、暗示による効果が治療成績を大きく左右することが知られています。
根気よく治療を継続すれば必ず治る疾患ですので気にされていらっしゃるかたは一度ご相談ください。