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2013年11月14日

dirty neckの治療


皆様、こんにちは。土屋佳奈です。

dirty neckとは、いったい何でしょうか?

成人期アトピー性皮膚炎の患者さんに見られる特有の皮膚変化を指す言葉です。

慢性・再発性の炎症により、さざなみ様の褐色色素沈着、色素脱失、皮膚萎縮などが混在する局面が、主に頸部、鎖骨上窩、上胸部などにかけて見られます。

慢性・再発性に炎症が起こると、皮膚の内部では一体どんな変化が起こるのでしょうか?

実際に皮膚生検といって皮膚を一部採取し顕微鏡で観察すると、表皮基底細胞の変性と、それに伴う真皮へのメラニンの滴落が見られます。これが色素沈着の原因です。

アトピー性皮膚炎の患者さん以外でも、入浴時のナイロンタオルによる機械的刺激などで同じ様な皮膚の状態を生みだし兼ねないので、注意が必要です。入浴時はナイロンタオルは使用せず、泡をよく立てて手で優しく洗うようにしましょう。

さて、dirty neckの治療についてですが、今まで有効な治療方法はなく、非常に難治とされてきました。

しかし、当院にてフラクショナルレーザーで治療した結果、非常に良好な結果が得られました。長年、お悩みだった方には自信をもって、オススメしたい治療です!

<施術前>

<3回施術後>

フラクショナルレーザーの詳細につきましては、是非、当院のHpも御覧ください。

2013年11月13日

色素性母斑(ほくろ)に似た悪性腫瘍~基底細胞腫(癌)~

皆様こんにちは、高山有由美です。

美容クリニックでの色素性母斑(ほくろ)の炭酸ガスレーザー手術は、とても人気の施術の一つです。
メスで切り取って線状に縫い合わせる手術に比べて、傷跡が目立ちにくいのがメリットです。

ただし、色素性母斑(ほくろ)に似た疾患の中には悪性のものもあり、
施術の前には必ず判別が必要です。

色素性母斑に似ている腫瘍の中に、
「基底細胞腫または基底細胞癌」と呼ばれる悪性腫瘍があります。

80%以上がお顔にみられ、その中でも特に鼻周りなどお顔の中央に多く見られます。

日本人の場合、黒色調のものがほとんどですが、
白人ではメラニンを産生せず、皮膚と同じ色か、血管拡張を伴って少しピンク色なので
診察時は基底細胞癌も念頭に置かないと見落とします。

この腫瘍はという名前こそついていますが、
悪性度は低く、滅多に転移することもありません。
そんな背景をふまえ、「基底細胞腫」と呼ぶ人も少なくありません。

よっぽど潰瘍化したりお顔が崩れるほど放置しない限り、
腫瘍からある程度の安全域を含めて側方、下方ともに
きちんとメスで切り取って手術切除し、
組織学的に取りきれているか確認してしまえば問題のない腫瘍です。

黒色で、ぱっと見は色素性母斑(ほくろ)に似ているため、
当院では
前回ご紹介した皮膚科医の診察道具の一つ、
「ダーモスコピー」を使用してきちんと診断をつけた上で
良性疾患であれば炭酸ガスレーザーで切除を行っています。

簡単に受けられるようになった最近の色素性母斑(ほくろ)の切除ですが、
皮膚科専門医のいるクリニックできちんと診断をうけた上での治療が求められます。

2013年11月12日

眉間のしわにはやっぱりボトックス

皆様こんにちは。

医長の慶田淳子です。

先日院長から、「先生話す時に眉間にしわがよっているわよ、ボトックスしなきゃ」

と言われててしまいました。

そういえば最近、反抗期ばかりする娘に怒ってばかりいました。。。。

患者様や、お話している相手の方のしわは、気になるのにいざ自分のこととなると、全然気が

つかないものですね。

鏡を見るときは、しわを寄せないので気づかない方が多いのです!

しわが深くなる前に「早めのボトックス」が一番☆

当院では厚生労働省認可の「ボトックスビスタ」を使用しています。

バランスの修正も含んだご料金ですので、ご安心ください!

ニキビ跡にもスカーレットRFが効果的!

皆様こんにちは、慶田朋子です。

たるみ、毛穴、小じわの改善に大人気のスカーレットRFですが

2013年9月に「European Academy of Dermatology and Venereology」オンライン誌より
ニキビ跡の改善効果に関する論文が発表されました。

アジア人の陥凹性ニキビ跡を持つ患者30人に
フラクショナル高周波マイクロニードルシステム(スカーレットRFと同様のタイプの機器)
1ヶ月おきに計3回施術し
6ヵ月後に皮膚科医による主観的な評価
UVAビデオカメラによる客観的評価で検討しています。

治療を完了した26人中42.3%の人がニキビ跡の26-50%の改善を報告しています。

陥凹性のにきび跡の治療といえば
フラクショナルレーザーが主体となってきていますが

ダウンタイムの強いablative typeの機器を使用した照射では
もちろん効果も高いのですが
施術後の紅斑や微細なカサブタの遷延がおつらいという声が多く聞かれていました。

スカーレットRFでは
このような施術後のダウンタイムを少なくしながら
最長3.5mmと針の長さを長く設定したり、パス数を多く重ねることで
深い陥凹性 のにきび跡の治療効果にも期待が持てます。

ダウンタイムのために治療をあきらめていた方、是非一度お試しください。
引用:
The efficiancy in treatment of facial atrophic acne sars in asians with a fractionalradiofrequency microneedle system.

V.Vejjabhinanata, R.Wanitphakdeedecha, P.Limtanyakul, W.Manuskiatti
European Academy of Dermatology and Venereology

脂漏性角化症(老人性いぼ)・・・って知ってますか?

皆さまこんにちは!院長の慶田朋子です。

年齢と共に出てくる、様々な症状を「老徴(ろうちょう)」と呼びます。嫌な言葉ですね~。

具体的には、しわ、たるみ、しみ、老人性脂腺増殖症、老人性血管腫、アクロコルドン(スキンタッグ)、そして、脂漏性角化症(老人性いぼ)が多く見られます。

「しみと思って高級美白化粧品を塗っているのに全然効かないわ」とお思いのあなた、もしかしたら「いぼ」かもしれません!

写真は脂漏性角化症(老人性いぼ)と呼ばれる良性腫瘍です。

初期は平らでしみと紛らわしいのが特徴。早ければ30歳代から、主には中年以降に発生し、加齢とともに増えて、ゆっくりと盛り上がってきます。主に紫外線などが原因で、皮膚の老化現象のひとつとされています。顔面・前胸部・背部・頭部によく見られますが、全身どこでも発生します。色は肌色~褐色調~黒色調のものまで、様々な濃さのものがあります。大きさは数㎜から2~3㎝くらいで、わずかに盛り上がるものからドーム状に突出しているものまで、様々な形状があります。ごくわずかしか盛り上がっていないものは、一見しみのように見えます。

治療法としては、液体窒素による冷凍療法もありますが、冷凍火傷ごの色素沈着(しみ)が強く残ることがあります。特に顔面で傷跡やしみが残らないようにきれいに治療するには炭酸ガスレーザーを使った治療が最適です。炭酸ガスレーザーで脂漏性角化症を蒸散させ、皮膚表面からごく浅く削り取ります。傷はすりむいた程度の浅さなので、傷跡をほとんど残さずにきれいに治すことができます。

この治療は当院でも大人気治療の一つですので、お気軽にご相談ください(^^)

ご料金は小さいものは5個以上まとめると1個1000円です。直後の炎症後色素沈着の状態で、この後2~4カ月かけて薄くなってまいります。

<治療前>

<治療後>

銀座Ks Skin Clinic
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