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2012年11月28日

進行性手掌角皮症

皆様こんにちは。高山有由美です。
「進行性手掌角皮症」とは
水仕事の多い主婦や、紙などを扱い手指をよく使う仕事の方に多く見られる、
手掌・指の腹が乾燥して硬くなり、皮がむけたり、切れたりする疾患です。
ひどくなると炎症をおこして赤くてかゆい湿疹を併発することもあります。
名前に聞き覚えはないかもしれませんが、
いずれも一般的には手あれと総称して呼ばれています。
原因は手指に対する刺激、乾燥です。
入院患者さんは、
皆さん口をそろえて「手あれがきれいになった!」とおっしゃいます。
そうです、ただ手を使わないだけで改善するのです。
けれども、普段水仕事をしないわけにはいきませんし、
冬になると乾燥も手伝って増悪しますので、
ご自身でのそれなりの対策とケアが必要です。
生活習慣によるものですので、
ただ薬をつけていれば治る、というわけにはいかないのです。
・水仕事の際にはゴム手袋を着用する。
・水に手をつけたら乾いたタオルで拭いて
・すぐに保湿クリームを塗る。
・乾燥を感じたらこまめに保湿クリームを塗る。
・ひどい場合は綿の手袋を常時着用する。
・水仕事自体を減らすという意味あいにおいては食洗機や洗濯乾燥機なども賢く使用しましょう!!
我が家は洗面所・お手洗い・リビング・寝室・ポーチ・ポケット、と
いたるところにハンドクリームを置いています。
皮膚の刺激と乾燥で野ざらしになった皮膚は
保湿クリームでバリア機能を補って保護してあげるしかありません。
何はなくとも保湿と外的刺激を避けることです!!
実は、単に保湿剤といっても色々種類があります。
軽症であれば刺激感がなければご自身のお気に入りのクリームで十分ですが、
おすすめは水分保持能力の高い「ヘパリン類似物質含有クリーム」です。
硬くなってごわつく場合は角質をやわらかくする「尿素軟膏」や「サリチル酸ワセリン」、
さらにひどくなり亀裂などで上記がしみる場合は刺激のない「白色ワセリン」など、
状態に合わせて保湿剤も使い分けが可能です。
また、湿疹になってしまったら処方薬「ステロイド外用剤」の出番です。
湿疹がないところに外用しても無意味どころか副作用が出てしまいます。
薬は正しい知識を持って使用することが大切ですから、
自己判断せずにクリニックでご相談下さいね。
2012年11月27日

『女性自身』2012年12月4日号に院長の取材記事が紹介されました!

雑誌『女性自身』12年12月4日号に、院長の取材記事が掲載されました。(掲載ページP86~P87)

冬のお肌は、寒さによる冷えや、乾燥による水分・皮脂量の減少でトラブルが多発します。症状の改善には、「肌の保湿」「肌細胞の修復力の回復」の2点から治療する事が基本です。

症状別、部位別に治療薬を選ぶことや、普段の生活に取り入れられる知識を医師ならではの視点でご紹介しております。
是非ご一読ください。
院長掲載誌 女性自身院長掲載誌 女性自身院長掲載誌 女性自身

トレチノインナノエッグ外用治療

Q1.トレチノインナノエッグはどんなお薬ですか?

トレチノインナノエッグはシミ・シワに抜群の効果のあるビタミンAの化合物です。 従来の製品で生じる炎症反応を軽減させ、効果を上げるためにナノカプセル化をほどこしました。

従来のレチノイン酸より高い力価を持ち、低用量でも高い表皮層のターンオーバー促進効果が得られる外用剤です。


Q2.どんな肌に効果的ですか?

シミ、くすみ、肝斑、ニキビ、脂漏肌、ニキビの色素沈着、虫さされや熱傷後の色素沈着、ちりめんジワ、老化肌の改善に効果的です。ターンオーバーを高め、過剰なメラニン色素を含んだ角化細胞を徐々におしだします。また、コラーゲンを作る線維芽細胞の働きを活発にしてコラーゲン線維の産生を促し、ハリのある若々しい肌を作ります。毛穴の入口の角質のつまりを解消し、皮脂分泌を抑える効果もあるのでニキビを出にくくします。


Q3.トレチノインナノエッグは誰でも使用できますか?

10代のニキビ肌でお悩みの方から、70代のシミ治療をご希望の方まで、男女問わず幅広い年齢層の方にご使用頂く事ができます。妊娠中の使用は安全性が確認されていない為、ご妊娠に気付いた時点で中止いただいています。


Q4.トレチノインナノエッグを使用する際、普段の基礎化粧品は使用できますか?

いつも通りの基礎化粧品と一緒に使用していただけます。新しい化粧品はお控え下さい。トレチノインナノエッグはお手入れの最後に担当医が指示した部位にご使用下さい。


Q5.炎症反応が軽減したと聞きましたが、イベントの前に使用しても大丈夫ですか?

従来のレチノイン酸の炎症反応に比べ、赤みや刺激感は軽減いたしましたが、使用開始より3~4日すると、垢のように皮膚が薄く脱落してきます。使用期間が長くなると反応は落ち着いてまいりますが、ご心配でしたらご予定の3日前よりお休みいただくようお願い致します。


Q6.使用に関して注意することはありますか?

炎症反応については個人差がございます。刺激が強すぎるとき(赤みやヒリヒリ感が強い場合)は使用を中止し、担当医にご相談ください。 また、トレチノインナノエッグ使用中は、紫外線に敏感になります。

朝は必ず日焼け止めをご使用ください。


Q7.トレチノインナノエッグと合わせると効果的な施術・治療はありますか?

シミや、肝斑には、メラニン合成を抑えるハイドロキノンクリームとルミキシルクリームの外用や美白効果のあるビタミン等の内服治療がおすすめです。相乗効果で、ワントーン明るい肌を実現します。これらの治療を継続頂きながら、シミ、ソバカスには「ピーリング+ジェントルレーズの低出力全顔照射」「ジェントルレーズの高出力部分照射」「アキュチップ照射」を併用するとより効果が高まります。

肝斑には「ピーリング+フォトセラピー」との併用がおすすめです。ニキビ治療には「ピーリング+フォトセラピー」「CO2フラクショナルレーザー」「ジェネシス」等の照射が有効です。

ご自身のお肌に最適な治療プログラムをオーダーメイドで組み立ててまいりますので、詳しくは担当医にご相談ください。


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