美しい仕上がりに配慮したイボ治療

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、別名「老人性イボ」とも呼ばれ、40歳以降の中高年期に増加することの多い皮膚の良性腫瘍で、80代になるとほとんど全ての人に見られます。表面はざらつきや凹凸を呈し、初期には平坦なシミのように見えることもありますが、時間の経過とともに隆起して典型的な脂漏性角化症へと変化します。自覚症状はほとんどなく、痛みやかゆみを伴わないため、医学的には放置しても差し支えありません。ただし自然に消えることはなく、顔など目立つ部位に生じやすいことから、加齢による印象を強める要因となります。また、洗髪時に引っかかる、衣類との摩擦で刺激を受けるなど、日常生活に不便をもたらす場合があります。このため、美容上の理由から除去を希望する方が多い疾患です。

保険診療では、液体窒素を用いた凍結療法が一般的です。しかし、治療後に強い痛みを伴いやすく、炎症後色素沈着によって黒ずみが残ることも少なくないため、美容的満足度は必ずしも高くありません。銀座ケイスキンクリニックでは「CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)」を用いた治療を行っています。病変部を浅く削ることで除去できるため、傷の治りが早く、跡もほとんど目立ちません。さらに、凍結療法に比べて痛みが少なく、炎症後色素沈着も抑えられるため、美容性を重視される患者様から高く評価されています。

脂漏性角化症(老人性イボ)

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、加齢とともに増加する良性の皮膚腫瘍です。40代以降に発症することが多く、80代ではほとんどの方に認められることから「老人性イボ」とも呼ばれています。ウイルス性のイボ(尋常性疣贅)とは異なり、感染性はなく、人にうつることはありません。

簡単セルフチェック

  • 大きさ、形は大小さまざまである
  • 色は褐色~黒色っぽい
  • やや盛り上がっている
  • 表面がザラザラしていて触ると硬い
  • 日光によくあたる顔、頭部、首、手足などにできている

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脂漏性角化症の特徴と原因


特徴(形状・色・大きさ)

・数mmから2~3cm程度のものが多く、中には5cmを超えるものもある

・色は肌色よりわずかに濃い茶色~黒色

・表面が硬く盛り上がっていて、ザラザラとしている

・貼り付いたように見えるものや、鱗屑が付着しているように見えるタイプもある

部位

手のひら・足の裏を除く全身に発生するが、特に顔、頭部、デコルテ、手背、背中など、日光にさらされやすい部位に多くみられる

原因 加齢・紫外線・遺伝的素因
年齢

多くは40代以降に発症し、80代になるとほとんどの方に見られる

紫外線を浴びる機会が多い方は20代から見られることもある

老化

加齢に伴う皮膚の老化は、脂漏性角化症の主要な発症要因のひとつとされ、80歳以上ではほとんどの人に認められます。年齢が進むと、紫外線にさらされにくい腹部や脇腹、わきの下、鼠径部、外陰部などにも出現することがあります。これは紫外線ではなく、加齢に伴う表皮細胞の遺伝子異常が関与しており、予防は困難とされています。


紫外線

紫外線は皮膚細胞のDNAに損傷を与え、遺伝子異常を引き起こします。長期にわたって紫外線を浴び続けることで、表皮の基底細胞や有棘細胞が異常増殖し、脂漏性角化症の発症につながります。
また、角化細胞や色素細胞は紫外線の刺激を受けるとメラニンを増加させ、皮膚を防御しようとします。こうして生じたメラニンの集合体はシミとして現れますが、さらに異常をきたした基底細胞が過剰に増殖することで、脂漏性角化症へと発展します。


遺伝的要因

家族に脂漏性角化症を有する場合、発症リスクが高いことが知られています。遺伝的素因が関与している場合、完全に予防することは難しいとされています。そのため、紫外線対策を徹底し、定期的に皮膚の状態を確認することが推奨されます。


摩擦や刺激

衣類やアクセサリー、ベルトなどによる慢性的な摩擦や刺激も、特定の部位に脂漏性角化症を誘発する一因となることがあります。日常的な機械的刺激が表皮の細胞増殖を促すためと考えられています。


脂漏性角化症に効果的な治療法