解剖学的視点で行う、頬のたるみへの本質的アプローチ

頬は顔の中でも面積が広く、加齢変化が最も現れやすい部位です。多くの方が「老けた」と感じるきっかけは、実はこの頬の変化にあります。加齢とともに、骨格の支持力は緩やかに低下し、皮下脂肪は萎縮や下垂を起こします。さらに、靭帯のゆるみや皮膚の弾力低下が重なることで、顔本来のなめらかな曲線は徐々に失われていきます。その結果、頬は平坦になり、疲れた印象やハリのない印象を与えやすくなります。進行すると、ほうれい線やマリオネットラインが強調され、フェイスラインの輪郭も曖昧になります。顔と首の境界が不明瞭になることで、顔全体が大きく四角い印象へと変化していきます。

たるみ治療で十分な効果を得るためには、単に「引き上げる」だけでは不十分です。骨格、脂肪、靭帯、筋肉、皮膚といった各層の変化を正しく理解し、どの層にどのようなアプローチが必要かを見極めることが重要です。銀座ケイスキンクリニックでは、解剖学的知識と豊富な臨床経験をもとに、個人差の大きい加齢変化を多層的に評価します。マシン治療と注入治療を軸に、必要に応じて複数の施術を同時あるいは段階的に組み合わせ、たるみの原因に本質的にアプローチします。

単一の治療では得られない相乗効果を重視し、現在の改善だけでなく、将来を見据えたトータルエイジングケアをご提案します。自然な印象を何よりも大切にし、過度な変化を感じさせない上質な仕上がりを追求しています。いずれの施術もダウンタイムは最小限に抑え、施術後は速やかに日常生活へお戻りいただけます。

頬のたるみ

頬のたるみは、加齢に伴う骨格の変化、脂肪の萎縮・下垂、靭帯のゆるみ、そして皮膚の弾力低下などが複合的に関与して生じます。単なる「皮膚のゆるみ」ではなく、顔の支持構造全体の変化によって起こる現象です。頬が下方へ移動すると、中顔面のボリュームバランスが崩れ、フェイスラインが曖昧になります。同時に、ほうれい線やゴルゴ線、マリオネットラインといった“影”が強調され、顔全体が疲れた印象、あるいは老けた印象に見えやすくなります。さらに進行すると、顔の下半分が広がったように見え、輪郭が四角く感じられることもあります。

簡単セルフチェック

  • 以前よりフェイスラインがぼやけ、輪郭がはっきりしなくなった
  • 頬の位置が下がり、ほうれい線やゴルゴ線が目立つようになってきた
  • 目元が重く見え、まぶたや目の下のたるみが気になる
  • 口元に影ができやすく、マリオネットラインが目立つ
  • 顔全体が疲れて見える、老けた印象になったと感じる
  • 顔が以前より四角く見えるようになった

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頬のたるみの原因~5つのたるみタイプと最適な治療~


皮膚のハリ・弾力の低下

加齢によりコラーゲンやエラスチンが減少すると、皮膚の支持力が低下します。その結果、脂肪や筋肉を支えきれず、下垂が目立ちやすくなります。


脂肪の下垂・ボリューム変化

頬の脂肪は加齢とともに位置が下がります。中央のボリュームが失われ、ほうれい線やゴルゴラインが強調されます。


表情筋の衰え

表情筋の筋力低下により、脂肪や皮膚を持ち上げる力が弱くなります。頬の位置が下がり、疲れた印象につながります。


靭帯の緩み

脂肪を骨に固定している靭帯が緩むことで、組織が下方へ移動します。フェイスラインの崩れの大きな要因です。


顔面骨の萎縮

骨の吸収により土台が小さくなると、上にある組織が余剰となり、たるみが強調されます。



このように、頬のたるみは、皮膚・脂肪・靭帯・筋肉・骨といった複数の層で起こる構造的変化が重なって生じます。そのため、ひとつの治療だけで「皮膚から骨まで」すべてを同時に改善することはできません。


たとえば、照射系治療は真皮や筋膜層に熱エネルギーを与えることで引き締めやリフトアップ効果をもたらしますが、萎縮した骨や減少した脂肪そのものを補うことはできません。一方で、ヒアルロン酸などの注入治療は失われたボリュームを補い、支持構造を強化することは可能ですが、皮膚の弾力低下やコラーゲンの質そのものを根本から改善する治療とは役割が異なります。


それぞれの治療には明確な適応と限界があります。だからこそ、たるみの原因を正確に見極め、必要な層に適切なアプローチを組み合わせることが、自然で持続性のある結果につながります。


タイプ①ハリ不足・たるみを予防したい方(初期段階)

たるみの初期段階に当てはまるかチェック

  • 最近、頬にハリがなくなってきた
  • フェイスラインが少しぼやけてきた
  • 大きな変化はないが、将来が気になる

効果的な治療法


皮膚のハリや弾力を高め、たるみの進行を穏やかに抑える治療が適しています。初期ケアや定期的なメンテナンスとして取り入れやすいのも特長です。




タイプ②頬が下がり、ほうれい線が目立ってきた方(中顔面のたるみ・脂肪の下垂)

中顔面のたるみ・脂肪の下垂に当てはまるかチェック

  • 頬の位置が下がり、ほうれい線が目立つ
  • 頬が平坦になり、疲れて見える
  • ゴルゴラインが気になり始めた

効果的な治療法


筋膜(SMAS層)や脂肪層へアプローチし、頬のボリュームを本来の位置へ引き上げます。リフトアップと引き締めを同時に行いたい方に適しています。




タイプ③フェイスラインのもたつきが気になる方(下顔面・輪郭のたるみ)

下顔面・輪郭のたるみに当てはまるかチェック

  • フェイスラインのもたつきが気になる
  • 顔が以前より大きく、四角く見える
  • あご下や口元のたるみが気になる

効果的な治療法


輪郭の支えを強化し、フェイスラインを明確に整える治療が有効です。症状や骨格に応じて、複数治療を組み合わせます。




タイプ④頬のこけ・ボリュームロスが気になる方(痩せ型・骨格由来のたるみ)

痩せ型・骨格由来のたるみに当てはまるかチェック

  • 頬がこけて見える
  • 影が出やすく、老けた印象に見られる
  • 引き締め治療だけでは物足りない

効果的な治療法


失われた支えやボリュームを補い、内側から立体感を回復させます。




タイプ⑤頬の脂肪が多く、重みで下がっている方

頬の脂肪が多いタイプに当てはまるかチェック

  • 頬に厚みがあり、下ぶくれしやすい
  • 脂肪の重みで頬が下がってきた
  • 比較的若い頃からたるみやすい

効果的な治療法


余分な脂肪を減らしつつ、引き締め・リフトアップ治療を組み合わせることで、たるみを根本から改善します。