施術後のご相談・アフターサポート体制
銀座ケイスキンクリニックでは、施術後も患者様に安心してお過ごしいただけるよう、きめ細やかなアフターサポート体制を整えています。ご自宅での過ごし方やケア方法(内服薬の服用方法、外用薬の使用方法)、日常生活での注意点については、スタッフが丁寧にご説明し、内容をまとめた資料をお渡ししています。ご帰宅後も迷うことのないよう、分かりやすさを大切にしています。
また、『ヒアルロン酸注入』など一部の施術では、術後の経過を慎重に確認し、副反応の有無についても注意深くフォローしています。患者様にも経過観察へのご協力をお願いしながら、安全性の確保に努めています。万が一、ご帰宅後にご不安な点や気になる症状がございましたら、どのような小さなことでもご遠慮なくご相談ください。迅速かつ適切に対応いたします。
主なダウンタイムの症状
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痛み

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赤み

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腫れ

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内出血

施術後にみられる主なダウンタイムの症状としては、施術部位の痛み、赤み、腫れ、内出血などが挙げられます。症状の程度や持続期間は施術内容によって異なり、体質や肌状態によっても個人差があります。また、美容医療も医療行為である以上、合併症や予期せぬ反応が生じる可能性を完全にゼロにすることはできません。当院では、万が一の際にも迅速に対応できる体制を整えており、必要に応じて診察のうえ、適切な処置やお薬の処方を行います。
『ヒアルロン酸注入』を受けられた患者様へ
ヒアルロン酸注入後には、痛み、違和感、赤み、腫れ、むくみ、内出血、かゆみなどの副反応が一時的に現れることがあります。これらは比較的よくみられる術後反応であり、時間の経過とともに改善していく場合は、通常大きな問題にはなりません。

重篤な副作用・合併症とその原因
頻度は極めて稀ではありますが、重篤な副作用が生じる可能性もゼロではありません。当院ではそのリスクを正しく理解し、万全の対応体制を整えています。
血流障害

ヒアルロン酸注入で最も回避したい重篤な副作用です。ヒアルロン酸が血管内に誤って注入された場合や、血管周囲への過剰な注入により血管が圧迫された場合、血流が遮断されることがあります極めて稀ではありますが、適切な処置が遅れた場合には皮膚壊死や視力障害など重大な結果を招く可能性があります。
初期症状としては、注入時の激しい痛みや皮膚の蒼白化(白くなる)、網状紫斑(メロンの皮のような網目状の赤紫色の変化)が挙げられ、さらに時間の経過とともに紫斑の拡大や悪化、ニキビのような発疹や水疱形成、皮膚の暗色化などがみられることがあります。
- 発生時の対応
- 速やかにヒアルロン酸分解酵素(ヒアルロニダーゼ)を用いて溶解処置を行い、必要に応じて血流改善を目的とした点滴治療を行います。
感染

清潔操作を徹底することで感染リスクは最小限に抑えられますが、免疫力が低下している方や重度の糖尿病の方、化膿したニキビや嚢胞(のうほう)が顔に多数ある方などに大量に注入した場合などではリスクが高まる可能性があります。また、ごく稀に、注入部位周囲に細菌の膜(バイオフィルム)が形成され、遅発性感染を起こすケースも報告されています。
- 発生時の対応
- ヒアルロニダーゼによる溶解処置とともに、抗生剤投与を行います。
アレルギー反応・免疫反応・遅延型異物肉芽腫

ヒアルロン酸は本来、体内に存在する成分であり、アレルギー反応を起こすことは極めて稀とされています。そのため、安全性の高い製材として広く使用されています。ただし、ごくまれにアレルギー様反応が生じることがあり、その一因として、持続性を高める目的で添加される架橋剤(BDDEなど)の影響が示唆されています。一般に、架橋剤の使用量が少ない製剤ほど有害事象の発現リスクは低いと考えられています。
また、体内の免疫機能がヒアルロン酸製材を異物と認識した場合、自然免疫反応が誘発されることがあります。その結果、注入部位に免疫細胞(マクロファージや好中球など)が集積し、異物巨細胞が形成され、ヒアルロン酸製材を取り囲むように硬い結節(異物肉芽腫)が生じることがあります。これは注入から数ヶ月後に出現することが多く、発症時には施術歴を忘れている場合もあるため注意が必要です。
- 発生時の対応
- ヒアルロン酸分解酵素(ヒアルロニダーゼ)を用いて溶解処置を行い、必要に応じて抗アレルギー薬や追加治療を行います。
※当院では、アレルギー反応や遅延型異物肉芽腫の発生率が低いと報告されている、ガルデルマ社の「レスチレン®」シリーズを主に使用しています。本製材は、ヒアルロン酸本来の分子構造を活かしたNASHATMテクノロジーにより、架橋剤(BDDE)の使用量を最小限(架橋率約1%)に抑えた高純度ヒアルロン酸です。また、高分子ヒアルロン酸を用いることで、異物反応を起こしにくい特性があるとされています。これらの特性が、安全性の高さに寄与していることが報告されています。
ヒアルロン酸注入の副作用のリスクを
最小限に抑えるための当院の取り組み
美容医療も例外なく、医療行為には必ずリスクや副作用が存在します。しかし、重篤な合併症の発生率は、医師の解剖学的知識、技術力、そして万一に備えた準備体制によって大きく左右されます。
当院では、顔面の血管走行を熟知した医師が施術を担当し、主にカニューラ針を用いて、適切な層へ良質な製材を少量ずつ丁寧に注入しています。また、想定されるリスクについてはスタッフ全員が共有し、万一の事態にも迅速に対応できる体制を整えています。緊急時のプロトコルを明確化し、ヒアルロニダーゼなどの必要薬剤や医療機器を常備。専門医療機関へ連携するまでの応急処置についても、定期的な勉強会や実践的なトレーニングを通じて技術の向上に努めています。
実際に、他院で施術を受けた患者様の動脈塞栓・静脈塞栓に対し、緊急溶解処置を行い、後遺障害なく回復へ導いた実績も複数ございます。これらの経験と知見は、学会や医師向けハンズオンセミナー、講演会を通じて広く共有され、ヒアルロン酸注入指導医である慶田が安全啓発活動を行っています。重篤な合併症においては、早期発見と迅速な対応が極めて重要です。適切な処置を速やかに行うことで、皮膚壊死の進行や深刻な後遺症を防げる可能性が高まります。

施術後の経過報告のお願い― 安全性を最優先にしたフォローアップ体制 ―
当院では、施術の安全性を最優先に考え、施術後の経過を丁寧に追跡しております。副反応や合併症の早期発見・早期対応は、重篤化を防ぐうえで極めて重要です。万が一の異常を見逃さないためにも、患者様ご自身による経過観察とご報告にご協力をお願いしております。
■ 施術翌日のご連絡について
施術翌日に、お渡ししておりますチェックリストの各項目をご確認ください。そのうえで、お電話またはメールにて経過のご報告をお願いいたします。医療においては、「問題が起きてから対応する」のではなく、「兆候の段階で適切に対処する」ことが最も重要です。皆様のご連絡が、安全管理の要となります。
■速やかなご連絡をお願いする症状
血流障害は、施術後すぐではなく、半日~3日後に症状が現れることがあります。以下のような症状がみられた場合は、直ちにご連絡ください。症状は、必ずしも注入部位と一致するとは限らず、離れた部位に現れることもあります
- 強い痛みや腫れが持続している
- 網状紫斑(網目状の赤紫色の皮疹)が広がっている
- ニキビ様の発疹や小水疱ができている
■ 内出血との違いが分からない場合
内出血は一般的な反応の一つであり、多くは自然に改善します。しかし、見た目が紛らわしい場合があります。写真を添付のうえ、メールにてご連絡ください。医師が速やかに確認いたします。押すと痛かったり、軽い違和感があったりしても数時間ごとに徐々に軽減していく症状は、多くの場合、正常な炎症反応の範囲内であり、過度にご心配いただく必要はありません。

※診療時間外、ならびに施術翌日が休診日(日曜日)・祝日にあたる場合は、メールにて経過をご送付ください。
診療時間外・休診日の
緊急対応について
(痛みが強い・血流障害を疑うなど)
施術時にお渡しする
「緊急サポートダイヤル」に
ご連絡ください。
当院では、施術当日の患者様を対象に、万が一の事態に備え、24時間対応可能な緊急専用電話番号をお渡ししております。本ダイヤルは緊急時専用です。時間外に痛みが強い場合や、血流障害が疑われるなど、急を要する場合にのみご利用ください。軽度の違和感や通常経過と考えられる症状については、診療時間内のご連絡、またはメールでのご相談をお願いいたします。早急に対応すれば最小限の症状に抑え、大事には至りません。ご協力よろしくお願いいたします。
『ウルセラ』を受けられた患者様へ
ウルセラは、基本的にリスクや副作用が少ない施術ではありますが、照射後に、膨疹、赤み、腫れ、軽度の内出血、打撲のような圧痛などが生じることがあります。これらは超音波の熱作用による組織反応に伴う生理的変化であり、多くは自然に軽快します。一般的な経過として、膨疹は数時間以内に消失することがほとんどです。赤みは2〜3日程度で落ち着くことが多く、腫れや内出血、圧痛については1〜2週間ほどかけて徐々に改善していく傾向があります。

重篤な副作用・合併症とその原因
ウルセラ(高密度焦点式超音波:HIFU)は、臨床試験に基づき、安全性と有効性が検証された照射プロトコルが確立されています。とくに、顔面の知覚神経および運動神経走行を考慮し、神経損傷のリスクがある部位を避ける照射方法となっています。当院でも顔面解剖学に精通した医師がこのプロトコルに沿って、超音波画像で深度を確認しながら照射を行っています。照射を行っています。ウルセラにおける重大な後遺症は非常に稀ですが、以下のような症状が報告されています。
熱傷・水疱

トランスデューサーが皮膚に適切に密着していない場合や、照射深度の設定が不適切で浅層に熱エネルギーが集中した場合、表皮〜真皮浅層に熱影響が及ぶことがあります。その結果として、水疱形成、かさぶた、赤色の線状に隆起した熱傷が生じる可能性があります。通常は適切な局所ケアにより、おおむね1ヶ月以内に自然治癒することがほとんどです。
白色線状隆起瘢痕

ウルセラは、超音波のエネルギーを点状に集約させ、皮下とスマス筋腱膜に限局的な熱損傷を作り、老化したコラーゲンを熱収縮させることで新しいコラーゲン線維を強力に再合成するマシンです。限局的な熱損傷は、表面から見えない深さに、点が線状に並んで生じます。
皮膚萎縮や脂肪萎縮が目立つ方、あるいはキメが細かく柔らかい肌質では、まれに皮下で生じた線状のコラーゲン凝固(白色の線状隆起)が一時的が目立つ場合があります。これは、いわゆる熱傷ではなく、正しい照射深度で施術しても生じ得ます。多くの場合、組織リモデリングの進行とともに徐々に平坦化します。通常は1~2ヶ月以内に自然軽快することがほとんどです。
一次的な神経障害(しびれなどの知覚異常・口角下垂などの運動障害)

ウルセラは、眼窩下神経孔およびオトガイ神経孔の直上を避けるプロトコルに基づき照射を行います。しかしながら、顔面には網目状に広がる末梢神経が存在しており、そのすべてを完全に回避することは解剖学的に困難です。神経の周辺を施術・刺激した場合、照射時に「ビリッ」とする感覚や熱凝固点が修復される過程で、一時的なしびれや軽度の異常感覚が生じることがあります。具体的には、触れた際に電気が走るような違和感や、感覚が鈍いといった症状として認識されることがあります。まれに、口角のわずかな左右差など、軽度の運動神経症状が一時的にみられることがありますが、現在までに適切なプロトコルに基づく施術において永続的な知覚障害が確立された報告はありません。症状が出現した場合も、多くは時間の経過とともに徐々に軽減し、2週間から2ヶ月以内に自然消退することが一般的です。
施術後の経過報告のお願い
当院では、術後の安全管理を徹底するため、経過を追い、注意すべき副反応が見られないかの確認をしております。患者様には、施術後の経過報告にご協力をお願いしております。施術翌日に、お渡ししておりますチェックリストの各項目をご確認のうえ、お電話またはメールにて経過のご連絡をお願いいたします。症状の有無にかかわらずご報告いただくことで、より安全なフォローアップが可能となります。
■速やかなご連絡をお願いする症状
- 全体的な軽い痛みや一時的なむくみではなく、特定の部位に限局した強い腫れや赤み、しこりのような症状があり、2時間以上経過しても軽減しない
- 施術後に水疱(水ぶくれ)が生じた
- 通常経過とは異なる強い痛み、あるいは増悪する疼痛など、ご不安を伴う症状がある
- しびれが持続する、感覚が鈍い、触れると強い違和感がある、口角が下がるなどの運動障害を含む重篤な神経症状が生じた

※診療時間外・施術の翌日が休診日(日曜日)・祝日の場合はメールにて送付ください。