enlightenment皮膚科専門医の使命として啓発したい3つのこと
~次世代の肌を守るために

メディアからの取材にご協力する理由は3つあります。

一つ目は、光老化の啓発です。太陽光は、シミ・シワ・たるみ・老人性イボなどの肌老化だけでなく、皮膚がんのリスクも高めます。特に若いほど皮膚がんのリスクは高いので、幼少期から徹底した紫外線対策が大事です。また、将来、子供を産む世代の女性に啓発することで、次の世代の皮膚を守ることにもつながります。

二つ目は正しいスキンケアの啓発です。スキンケアの基本は、1.優しく適切な洗顔、2.十分な保湿、3.完璧な光対策の3つ。この3ステップは、年齢、性別、疾患の有無、肌質によらず共通なのですが、使用すべき化粧品の選択や方法が、肌質や年齢・性別などによりすこし調整する必要があります。スキンケアの迷子になっている方が多いので、皮膚の仕組みに基づいた、スキンケアの正解をお伝えしたいと思っています。

三つ目はインナーケアの啓発です。美肌の土台にあるのは、5つの柱となる生活習慣、「食事」「睡眠」「排泄(腸内環境)」「運動」「ストレスコントロール」で、お互いに影響しあっており、2本以上揺らぐと肌が荒れます。肌に良い食事は、概して健康寿命を高めますし、生活習慣病予防になる食事は美肌食でもあります。肉、魚、豆、野菜、乳製品、発酵食品、食物繊維をきちんと摂ることで、自然と腸内環境も整えることができます。生活を整えた上で、正しいスキンケアと適切な美容医療を行えば健やかで美しい肌となり疾患予防にも役立つはずです。

aesthetic treatment美術と医術を融合させた
『美医術』とは?

幼少期から手先を動かし作品を作るのが好きでした。12歳から女流画家に師事し、週末はアトリエでデッサンし、油絵を描いていた経験が、思いがけずヒアルロン酸注入治療に役立っています。

ヒアルロン酸注入は、注入部位、深さ、注入量などを細かく調整する「デザイン」によって仕上がりに大きな差が出ます。患者さまお一人お一人の骨格と脂肪量、下垂の程度を見極めるとき、デッサンする際にグリッド線越しに対象物を見る習慣が活きています。立体として顔の加齢変化や左右非対称、弱点や強みを把握し、美の黄金比を考えながら、ミリ単位で注入エリアをデザインし、理想の顔立ちに近づける作業はさながら塑像を作るようなもの。芸術的センスと皮膚科専門医の医学的知見に基づき、美術と医術を融合させた「美医術」を目指しています。

vision銀座ケイスキンクリニックが
目指すもの

開業以来、患者さまの肌のお悩みを解決することを通じて心のケアもしたいという思いで取り組んでまいりました。今後もその方針は変わりません。安全安心な美容医療を提供することで、女性が生き生きと輝き、家庭や社会を明るくする役に立てればこれ以上の幸せはありません。患者さまに信頼して通い続けていただくため、そして医師やスタッフに当院で働くことを喜びとしてもらうためにも、誠実であることは何より大事だと思いますし、今後も心から良いと思うことをしていきます。

messageホームページをご覧になっている患者さまへメッセージ

冷静に考えれば怪しいとすぐわかることに躍起になったり、大枚をはたいたり。女性はなぜ、ときに滑稽なほど美を追求するのでしょうか?美の定義は曖昧ですが、少女のみずみずしい肌やふっくらした頬は誰の目にも心地よく、幸せになるものです。

少し前に、イギリスの社会学者、キャサリン・ハキム氏の著書『エロティック・キャピタル』が話題となりました。財力、才能や教養、人脈という人間のもつ3大資産に加え、見た目のよさは"第4の資産"(エロティック・キャピタル)であると提唱するものです。服装や言葉遣い、立ち居振る舞い、そしてもちろんプロポーションや顔立ちの美しさ......。魅力的な人は、才能を磨くチャンスや人脈を得やすく、結果として、生涯年収が高くなるともいわれています。

美容皮膚科を専門とする私ですが、小児期からアトピー性皮膚炎に悩み、思春期は湿疹で顔が真っ赤でした。高校生になるとニキビも混ざり、肌を見られるのが嫌で、常にうつむいて歩いていた時期も。当時の写真はほぼありません。さらに勉強と油絵に没頭するオタク気質のぽっちゃり体型という、我ながら"エロティック・キャピタル"はゼロに近いといえる状態でした。

皮膚病や肌老化は、内臓疾患と異なり目に見えてしまいます。
一般的には軽視されがちな"見た目"が損なわれると、QOL(クオリティ・オブ・ライフ゠生活の質)が著しく低下し、自信をなくし、社会活動への意欲まで失われてしまうことを、自分自身の経験や診療を通して実感してきました。近年、医療界でも重視されつつあるのが、"Beauty QOL"です。鏡を通して「満足できる自分」を確認すると、自己評価が上がり、気分が上向きになります。ニキビなどの肌トラブルやシミ、シワ、たるみのような老化症状を美容医療で改善させると、患者さまの笑顔が増え、こちらまでうれしくなります。女性が精神的に自立し、自信をもってはつらつと生きるために、肌育や美肌治療というアプローチで微力ながら奉仕し、励まし、寄り添うこと。それが、私の人生における幸せの根源かもしれません。

若さはそれだけで価値あるものですが、大人にはそれを補う、経験と教養があります。ただし、大人の美しさを保つのにかかせない、食事などの生活習慣、スキンケア・ヘアケア・ボディケアといったお手入れには、情報の取捨選択が欠かせません。皮膚科学、栄養学、運動生理学などの正しい知識があれば、おのずとするべきこと、すべきではないことを選別できるでしょう。

小さなクリニックという場所で、診察できる患者さまの数は限られています。私の皮膚科専門医としての知識と美容医療の現場における経験が、雑誌やWebなどさまざまな媒体を通して、女性の幸せに少しでも役に立つことができればうれしい。そのような気持ちで情報発信をしてきました。広告宣伝を一切しない当院のホームページに辿り着き、長文をお読みいただきまして、ありがとうございます。
成熟世代の美は知性に裏づけされ、心を映すもののような気がします。当院が、見た目と中身を充実させ、第4の資産を高める一助となるなら、これ以上の喜びはありません。