2018年12月31日

サーマクールFLXの効果と特徴

サーマクールFLXがもたらす3つの効果

【即効性と持続性を兼ね備えた引き締め&輪郭改善効果】

主に2つの反応が起こることにより、1回の治療で引き締め効果・輪郭改善効果を得ることができます。

施術直後 コラーゲン線維の収縮による即時的な引き締め効果と輪郭改善効果
『サーマクールFLX』の高周波の熱は、真皮~脂肪組織~顔の土台となるSMAS筋膜まで広範囲に及びます。これらの構造を支えるコラーゲン線維が熱変性を起こして瞬時に収縮するので、施術直後から引き締め効果が現れます。

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施術後~6か月 創傷治癒過程でおこる長期的なコラーゲン線維の収縮・増加
収縮したコラーゲン線維が修復される過程(創傷治癒)で、約6か月に渡り大量の新しいコラーゲンが生成され、太くて強度の高いコラーゲン線維と置き換わり再構築(リモデリング)されます。その結果、肌全体のハリと弾力が高まり、シワやたるみが改善します。加齢で膨らんだ組織の体積を縮めるように「縦方向」「横方向」「奥行き」の3次元的に引き締まることで、余剰部分を減らして、輪郭の崩れ・フェイスラインやあご下のもたつき・口角横のだぶつきを改善して小顔に導きます。

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【コラーゲン増加によるハリ弾力の向上・美肌効果】
RF(高周波)の熱により、収縮した細胞を再生させる力(創傷治癒)が作用するため、コラーゲンが増生されるとともにハリや弾力が高まり、深層から肌が引き締まります。たるみによって大きく広がってしまった毛穴が目立ちにくくなり、滑らかな肌へと改善します。

【皮脂腺縮小による肌質改善効果(ニキビ・脂性肌)】
皮脂腺の収縮効果もあるため、毛穴の開きやニキビも改善され、キメ細やかなお肌へと変化していきます。


サーマクールFLXの進化と特徴

1.痛みが少ない・ノーダウンタイム

【バイブレーション機能の向上】
これまで垂直方向のみだった振動が、FLXでは多方向への振動に進化し、より痛みが軽減されています。治療前の麻酔は不要です。(照射時に振動を与えると痛みの感覚よりも振動の感覚の方が脳によく伝わるため、痛みを感じにくくなります。)施術後に、内出血や腫れが起こることはほぼなく、ダウンタイムもありません。
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【冷却保護システム】
image014.png照射前、照射中、照射後の各段階で皮膚表面を冷却するシステムが搭載されています。高周波が照射されている間も小刻みに冷却(チップの内側から冷却ガスを吹き付ける)が行われ、表皮への熱損傷を防ぎます。この技術により、照射時の熱感が緩和され、ダウンタイムのない引き締め治療が可能になりました。痛みが苦手な方でも安心してお受けいただけます。

2.治療時間の短縮

【照射面積の拡大】
照射チップが従来のCPTの照射面3.0㎝²から、4.0㎝²と大きくなったことで、熱量が1.3倍、肌奥への熱の深達度が2.4mmから4.3mmに180%アップしました。そのため施術時間が25%短縮されています。従来のCPTの顔全体の照射400ショットが、FLXだと300ショットになり、治療時間は約30分程度です。
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3.安全性に優れた確かな効果を得られる

【均一な加熱・高温が持続】
チップに装着されたカプトンフレームにより、照射した箇所全体が均一に加熱されていきます。さらに高温状態を持続することができるので、加熱効率が高まり、より強い引き締め効果が得られるようになりました。また、照射チップの四つ角にある感知センサーが皮膚にしっかり接触しているかを毎回チェックするため、より安全・確実に熱エネルギーを照射することが可能です。
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【最適な出力で照射できる】
最先端のテクノロジーにより、FLXでは1照射ごとにチューニングを行い肌のインピーダンス(高周波の流れやすさ)が測定されます。これにより照射部位毎の抵抗値を正確に把握することできるので、常に最適な熱エネルギーで照射が可能です。過剰に強く照射されることがないので、鋭い痛みが減ります。


サーマクールFLX治療に関する当院のお約束

正規品を正しく使用
当院では、サーマクールFLX本体、部品(チップ)ともに正規品で新品のみを使用しております。不正改造品などは一切使用しておりません。残念なことに、低価格でサーマクールを提供している一部のクリニックでは、非正規品チップの使用やチップの使い回しをしている場合があります。もちろんメーカーが認めているものではなく、安全性は全く保障されていません。厚生労働省からも注意喚起がなされています。

サーマクールの照射チップは使用期限、照射数が決められております。繰り返し使用されたチップでの照射は、チップの誤作動や火傷のリスクが高まるだけでなく十分な治療結果が得られない場合があります。実際に、非正規品チップの使用で顔に大きな火傷を負った報告例もあります。トリートメントチップは、密封されており、患者様お一人様1個の使い切りが原則です。当院では、使用期限の過ぎたトリートメントチップの使用や、1個のトリートメントチップを複数の患者様へ使いまわすといった行為は絶対いたしませんのでご安心ください。


サーマクールFLXとウルセラのコンビネーション治療


サーマクールの他に認知度の高いたるみ治療として、『ウルセラ』があります。両機種ともに、米国FDA認可を取得しています。「たるみに効果がある」ことは共通していますが、作用する深さや熱の加え方が違うため、実はたるみへの効果の出方が異なります。
広範囲に照射してコラーゲン線維を増殖・活性化させ、皮膚と中の膨らみを縮める(引き締め)効果が高い『サーマクールFLX』と、皮膚を支える土台とも言えるSMAS(表在性筋膜)に作用して下がった組織を中で持ち上げる引き上げ効果が高い『ウルセラ』を組み合わせるコンビネーション治療は、顔全体のたるみを改善して、さらなる若返り効果が期待できます。相乗効果があるので、同日照射、または期間を空けずに施術することを推奨しています。

名称 サーマクールFLX
高周波(RF)
ウルセラシステム
高密度焦点式超音波(HIFU)
照射ターゲット
(作用する深さ)
image020.png真皮層を中心に、深さ4.3㎜(皮下組織~SMAS筋膜)付近まで広範囲に加熱します。 image022.png照射深度が1.5㎜(真皮深層)・3.0㎜(皮下組織)・4.5㎜(SMAS筋膜や顔面靭帯)と厳密に固定され、確認用のエコー画像を見ながら局所的に点状の熱凝固点を作ります。
効果 顔全体のボリュームを縮めるように、縦・横・奥行きの3次元に引き締め作用が働き、輪郭の崩れ・フェイスラインやあご下のもたつき・口角横のだぶつきを改善(余剰部分を減らす)して小顔に導きます。また、ハリや弾力を高まることで、たるみによってひろがってしまった毛穴が目立ちにくくなり、滑らかな肌へと改善されます。 外科手術でしかアプローチできなかった「SMAS筋膜)」や「顔面靭帯」にピンポイントに作用して、土台から引き上げたるみを解消します。頬やフェイスライン、眉が引き上がる(眼瞼下垂の軽減)ことで、顔の重心が上がりポニーテールをしたような上方向への変化が生じます。

奨併用治療

『サーマクールFLX』の治療後は皮膚全体が活性化しているため、このタイミングで他の治療を組み合わせることで、相乗効果により施術効果を高め、たるみ以外のお悩みも効果的に解決することができます。

ウルセラソノクィーンタイタンスマスアップスカーレットRF(スカーレットS)ヒアルロン酸注入ボトックスショッピングスレッドカニューレスレッドなど

同日施術がおすすめの治療

ウルセラ(同日購入で15%OFF)ケミカルピーリングイオン導入

1週間以上間隔をあけて施術する治療

ウルセラ以外の照射治療、ヒアルロン酸注入ボトックスショッピングスレッドカニューレスレッドダーマペンマッサージピール

サーマクールFLXのリスクとダウンタイム

<痛み>軽度 <腫れ>ほとんど無し  <内出血>なし 
shutterstock_1019073862.jpg通常はダウンタイムのない治療です。皮膚表面にはダメージはありませんので、メイクは施術直後から行えます。入浴、運動など日常生活の制限はありません。ただし、体質によって施術後数日間、軽度のむくみが生じる場合がありますが日常生活に支障がでるようなことはありません。施術中、熱感や痛みを我慢しすぎるとやけどの原因にもなりますので、施術者にすぐお知らせください。

サーマクールFLXの持続と効果

一般的に言われている効果の持続期間は6ヶ月~1年です。サーマクールは、コラーゲン線維を熱変性させます。熱変性したコラーゲン線維は創傷治癒により、照射後6ヶ月間にわたり修復・増生されます。その結果、コラーゲン線維が再構築されて組織全体が収縮することで、老化で緩んでしまったお肌が徐々に引き締まっていくのを感じます。2回目以降の治療は、3ヶ月経過後から可能です。

周りの方に治療を受けたことがわかる心配もなく、効果実感が高いため多くの方が1年以内にリピートされます。定期的な再治療についての間隔は、個々のケースで異なりますので、詳しくは医師とご相談下さい。また、お悩みによって推奨される併用治療が異なりますので、併せてご相談ください。

サーマクールFLXの痛み

麻酔不要の治療です。サーマクールFLXは、バイブレーション機能の進化で、治療時の痛みが軽減しました。さらに、冷却保護システムが、照射時の熱感を抑えます。通常、熱感が苦痛ではない程度に照射していきますが、口角横やフェイスライン・エラ付近など、チクチクした熱さを感じる場合があり、部位により感覚の差があります。

*連続で強く感じる場合は、施術者にお知らせください。我慢しすぎますとやけどの原因にもなります。また、施術後は真皮の温度を適切に保つため、クーリングは基本的には行わずお帰りいただきます。

サーマクールFLXの禁忌事項

下記に該当される方は、この治療を受けられないことがあるのでご相談ください。

・ペースメーカーや植え込み型除細動器を挿入されている方
・激しい日焼け直後の方
・照射希望部位に未治療の感染症及び炎症がある方
・治療部位に金の糸など金属、シリコンが挿入されている方
・刺青が入っている部位
・注入直後の皮膚充填剤(ヒアルロン酸など)が入っている方
・妊娠および授乳中の方
・重度の心臓疾患、精神疾患、てんかん、自己免疫疾患、ベル麻痺の方、
・副腎皮質ステロイド内服薬を投与されている方
・施術部位にアートメイクをしている場合、色素の一部が反応する可能性があるので、施術が出来ない場合があります。必ず事前に医師に申告ください。

*安全のため、他院での美容医療の治療歴を担当者にお伝えください。

メラニンへの反応がほぼないため、日焼けし黒くなったお肌でも照射可能ですが、治療期間は副反応予防のため、日焼け止めクリームをご使用ください。治療により通常と異なる発赤、腫れ、水疱、痂皮などを形成した場合、全く予期できない副作用または合併症が生じた場合は、すぐにご連絡いただき、受診して下さい

雑誌『GLITTER』2018年1月号(12月7日発売 掲載ページP104)

特集『年末年始の「自己投資美容」』に当院のピコレーザー照射とCO2レーザー手術が紹介されました。

今回は、編集部Y様のシミ・イボの体験レポートです。
お悩みは20代からではじめたうっすらとしたシミ、そして点々とソバカスのようなものたくさんでき始め、お手入れの度に憂鬱になっていたそうです。
そこで慶田院長の診察をお受けいただきました。

診察にて、肌悩みはシミ、ホクロ、老人性イボと判別されました。ソバカスだと思っていた細かいボツボツはほとんど全てイボだったのです。『老人性イボ(脂漏性角化症)』は30歳頃から増え、徐々に目立ってきます。出来始めの頃は、肌色の小さなザラザラやシミのように見えるので肌荒れやシミだと思っている方が多いのです。
老人性イボは良性腫瘍ですから、美白剤も普通のシミ用レーザーもフォトフェイシャルも効きません。シミと思っていたらイボだった・・・と激しいショックをお受けになる方が多いのです。でもイボはCO2レーザー手術で簡単に綺麗にすることができますよ。
このように、治療をはじめるにあたって、専門医による的確な診断はとても重要です。
相談の結果、頬のぼやっとした大きめのシミはピコレーザーのスポット照射で、沢山ある老人性イボはCO2レーザーで手術(軽く削る)ことになりました。

◆シミ➡ピコレーザー(スポット照射)
ピコレーザーは最新のシミ治療器です。シミ、ソバカス治療で一般的なQスイッチレーザーよりはるかに短い「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位で照射します。照射時間が極めて短いから痛みや皮膚へのダメージが最小限に抑えられ、「早く」「キレイに」「確実に」シミを薄くする革新的なレーザーです。
シミ治療は、スポット照射と一緒にピコトーニング、ピコフラクショナルフォトフェイシャルM22、ジェントルレーズなどと併用していただくことで、肌全体のメラニンを薄くし、色むら改善やキメを整える効果もあります。

◆老人性イボ(脂漏性角化症)➡CO2レーザー
CO2レーザーは、炭酸ガスを用いてイボを蒸散させ、腫瘍の部位だけを皮膚表面からごく浅く削り取る方法です。照射部位は小さく穴が開いた状態になりますが、小さなイボならすりむいた程度の浅さ。自己治癒力により5~10日ぐらいで新しい皮膚ができ、ほとんど傷痕やシミも目立ちません。

●施術直後
シミの痕はまだ目立たず、イボの痕の方が照射した周囲がプックリして目立ちます。外気に触れて少しヒリヒリしましたが、気にならない程度。両方軟膏の処置のみでテープを貼る必要はありません。

●施術翌日
シミの照射をしたところが、時間の経過とともに徐々に濃くなり、赤黒くかさぶたのように変化。メイクができるので気にならない程度に隠すことができます。

●施術5日目
シミのかさぶたが剥がれ落ち、ピンク色の新しい皮膚がでてきました。イボの箇所は、大きめのところは少し赤みがありますが、それ以外はだいぶ目立たない状態にまでなりました。

●施術10日後
シミの部分照射したところは完全にかさぶたが取れ、ほとんど目立たない状態に。イボの痕はその後白っぽい薄皮ができて、それが剥がれると、照射後にできていたくぼみが平らに。小さかったイボは完全に消え、大きめだったところはまだ赤みがありますが、日に日に改善がみられています。

日ごろ鏡を見るたびに気になっている肌悩みは、ホームケアで即時的に改善するのはなかなか難しいのもの。一度クリニックを訪れてみてはいかがでしょうか。
是非、ご相談ください。


施術別:ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)
施術別:CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)
お悩み別:顔 シミ
お悩み別:老人性イボ(脂漏性角化症)

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サーマクールFLX

2002年にアメリカのThermage社が開発した医療機器で、高周波(RF)によって、お肌のたるみを引き締めます。これにより、メスを使わないたるみ治療が可能となり、美容医療に大きな革命を起こしました。

サーマクールは、電気エネルギーの一種であるRF(高周波)を用いた「たるみ治療器」です。照射すると高周波の熱エネルギーによって、真皮のコラーゲン線維や皮下脂肪を支える線維隔壁、顔の土台となるSMAS筋膜(コラーゲン線維で構成)が即座に収縮するため、施術直後から引き締め効果が現れます。

さらにその後、創傷治癒機能(傷を治す力)により、約6か月に渡り大量の新しいコラーゲンが生成され肌全体にハリと弾力をもたらし、シワやたるみを改善します。引き締め作用は「縦」「横」「奥行き」の3次元に働くため、立体的にたるみを改善し、頬やフェイスライン、顎下のボリュームをスッキリ(余剰部分を減らす)させて小顔に導きます。また、皮脂腺の収縮効果もあり、毛穴の開きやニキビも改善され、キメ細やかなお肌へと変化していきます。

9年ぶりにアップグレードした第4世代の『サーマクールFLX』は、従来機種(CPT)よりも「痛みや熱感が大幅に軽減」された上、圧倒的に「即効性が高く」なり「引き締め効果も強化」され、満足度が格段に上がりました。顔だけでなく目元のたる みや首のシワ、気になる二の腕やヒップ、下腹部などのボディのたるみの引き締めにも効果を発揮し、適応範囲が広いのも魅力です

さらに線維芽細胞の活性化により、持続的にコラーゲン線維の生成が続くため、約6か月間にわたりリフトアップ効果が得られると言われています。照射時には、冷却保護システムにより、照射前、照射中、照射後の各段階で肌表面を冷却するため、照射後もやけどのような傷は残らず、施術直後からすぐにメイクも可能です。

銀座ケイスキンクリニックでは、第四世代の『サーマクールFLX』を〝サーマクール認定医の医師が照射″します。また、高周波を用いた施術としては、『スカーレットRF(スカーレットS)』や『スマスアップ』も人気です。
当院では、引き上げ・リフトアップの王者『ウルセラ』と引き締めの女王『サーマクールFLX』のコンビネーション治療を推奨しています。ウルセラの神髄は、手術でしかアプローチできなかった顔を支える「SMAS(筋膜)」に作用し、下垂した皮膚を土台から引き上げることです。照射深度が1.5㎜・3.0㎜・4.5㎜と厳密に固定され 超音波画面を確認して正確に点状の熱凝固点を作り、大量のコラーゲン線維を新生させます。頬やフェイスライン、眉を引き上げポニーテールをギュッと結んだような上方向への引き上げ効果が高い治療です。キングとクィーンの相乗効果で、全方位どこから見ても美しい輪郭を作ります。

関連治療リンク
サーマクールFLXスカーレットRF(スカーレットS)スマスアップ

2018年12月28日

サーマクールFLXと他の施術比較

ウルセラ・タイタンとの比較

image026.png『サーマクールFLX』『ウルセラ』『タイタン』ともに、熱作用によりコラーゲンの再生を促したるみを改善する治療ですが、作用する深さや熱の加え方が違うため、たるみへの効果の出方も異なります。


●熱を与える方法(エネルギーの種類) 
・サーマクールは高周波(ラジオ波:Radio Frequency)
・ウルセラ(ウルセラシステム)は超音波(HIFU)
・タイタンは近赤外線(光)


●熱を与える深さ(熱の深達度) 
・サーマクールは、真皮層を中心に深さ4.3㎜(皮下組織~筋膜)付近まで広範囲に加熱
・ウルセラは、照射深度が1.5㎜(真皮深層)・3.0㎜(皮下組織)・4.5㎜(SMAS筋膜や顔面靭帯)の3層に厳密に固定。
・タイタンは、1㎜~3㎜(真皮~皮下組織)を加熱。

ウルセラとの違い

image029.pngサーマクールFLXは、引き締め(タイトニング)を主としています。一方のウルセラは引き上げ(リフトアップ)効果の高い治療です。サーマクールFLXは、真皮層を中心に深さ4.3㎜(皮下組織~SMAS筋膜)付近まで広範囲に加熱します。顔全体のボリュー輪郭の崩れ・フェイスラインやあご下のもたつき・口角横のだぶつきを改善(余剰部分を減らす)して小顔に導きます。また、ハリや弾力が高まるので、たるみによってひろがってしまった毛穴が目立ちにくくなり、滑らかな肌へと改善されます。


ウルセラは、照射深度が厳密に固定されています。深さ1.5㎜、3.0㎜、4.5㎜の3種類のトランスデューサーがあり、焦点を結ぶように照射することで、超音波の熱エネルギーを目的の場所に集中して照射することができます。そんなウルセラの神髄は、手術でしかアプローチできなかった、たるみに強く関与する皮膚の奥にあるSMAS層(表在性筋膜)に点状の熱凝固点を作り、収縮を起こすことで土台から引き上げたるみを改善できることです。1.5㎜(真皮深層)・3.0㎜(皮下組織)・4.5㎜(SMAS筋膜や顔面靭帯)のまでトータルなリフトアップを叶えます。頬やフェイスライン、眉が引き上がる(眼瞼下垂の軽減)ことで、顔の重心が上がりポニーテールをしたような上方向への変化が生じます。

広範囲に照射して顔全体を縮めて(引き締めて)いくサーマクールと、ピンポイントの深さで縮めて(引き上げて)いくウルセラはその効果が大きく異なるのです。ですから、両者を併用したコンビネーション治療は「皮膚の引き締め」×「筋膜(SMAS=土台)からの引き上げ」のW作用により、顔全体のたるみを改善して、さらなる若返り効果が期待できます。当院では同日にサーマクールFLXとウルセラを照射することが可能です。

タイタンとの違い

image031.pngタイタンは近赤外線照射により、たるみの原因部位である真皮層全体の水分を加熱して、線維芽細胞を刺激しコラーゲン線維の再生を促します。一方、サーマクールは、真皮層を中心にタイタンより深い4.3㎜(皮下組織~筋膜)付近まで広範囲に熱が届くため、より引き締め効果が高い治療です。タイタンもサーマクールFLXも即時的効果が高い治療ですが、サーマクールは、照射後、熱変性したコラーゲン線維が創傷治癒により、6ヶ月間にわたり修復・増生されます。その結果、コラーゲン線維が再構築されて組織全体が収縮することで、老化で緩んでしまったお肌が、さらに引き締まっていくのを感じる持続性も高い治療です。

タイタンで、肌の基盤となる真皮層へのアプローチを定期的に行うとサーマクールFLXの高い引き締め効果をより維持できるようになり、たるみの進行を緩やかにします。


サーマクールFLXのポイント特徴

照射医療light.png 治療効果★★★★★ 痛み★☆☆☆☆ ダウンタイム☆☆☆☆☆

効果
■たるみの改善(顔・首・体)■引き締め ■小顔効果 ■フェイスラインのもたつき・輪郭の崩れ改善■口角横のだぶつき改善■二重あごの改善 ■シワの改善 ■眼瞼下垂の改善 ■美肌効果(小じわやハリ・キメの改善) ■開大毛穴の改善 ■脂性肌改善 ■ニキビの改善 ■二の腕のたるみ・腹部のたるみの改善※痛みやダウンタイム、効果には個人差がありますので、あらかじめご了承ください。

サーマクールFLXのワンポイントアドバイスワンポイントアドバイスあまりにも有名な『サーマクール』、もちろん第三世代のCPTは2回ほど経験済みでした。それでも導入に至らなかった理由は‟やっぱり痛い"からでした。サーマクールの若返りの理論には大きく賛同していましたし、脂肪溶解注射だけでは消えないフェイスラインのだぶつきを引き締めることは「理想の輪郭」を手に入れるためには必要不可欠です。

実際に第四世代を体験して、「本当に痛くない」「翌日から効果が出る」「肌質が格上げされる」「感覚は感動レベル」と判断し、導入に至りました。私自身は30代半ばから年々悪化する「朝の顔の浮腫み問題」が翌日から解消したことに衝撃を受けました。そうです、知らないうちに「顔面脂肪のスフレチーズケーキ化」が進行していたため、医学的には「サードスペース(血管外の空間)」が広くなり、毎朝肉まんの様な顔になっていたわけです。今ではどんなに調子が悪い日も、朝からスッキリしたフェイスラインになり、気分上々に暮らしております。ぜひこの効果をご体験ください。

サーマクールFLXの施術の流れflowドクター診察、カウンセリング施術前に、担当する医師が気になる症状についてお伺いします。治療に伴う注意点、術後のアフターケアについても詳しく説明いたしますので、ご不明な点や不安なことがあれば遠慮せずにご質問ください。

flow同意書記入スタッフより治療内容・施術後の注意・治療費・治療スケジュールなど詳細をご案内させていただき、同意書にサインいただきます。

flowサーマクールFLXの照射医師がリフトアップしたい方向やボリュームダウンさせたい部位にマーキングをします。背中に対極板を貼り、臥位にてジェルを塗りながら照射をします。施術後は、真皮の温度を適切に保つため、クーリングは基本的には行わずお帰りいただきます。
*肌に化粧や油分等が残っていると、やけどが生じる可能性がありますので、クレンジング・洗顔をしっかり行ってください。*対極板と治療部位の間にある金属類は全て外してください。

flow終了ダウンタイムがないので、終了後すぐにメイクをしてお帰りいただけます。

2018年12月27日

サーマクールFLXの価格表

部位 単体 ウルセラ同時購入
(15%OFF)
300ショット ¥260,000 ¥221,000
600ショット ¥340,000 ¥289,000
900ショット ¥400,000 ¥340,000

※『サーマクールFLX』は、VIP割引・特別割引の適応外となります。
※『サーマクールFLX』と『ウルセラ』を同日にご購入いただいた場合は、合計金額から15%割引させていただきます。施術は別日でも承れますが、相乗効果を最大化させるため、3か月以内の消化をお願いいたします。

サーマクールFLXとウルセラのコンビネーション治療割引

サーマクールFLXとウルセラを同日にご購入いただいた場合は、合計金額から15%割引でご案内いたします。施術は別日でも承れますが、相乗効果を最大限に発揮させるため、消化期限は購入から3ケ月以内です。

お支払いについて

お支払い方法は、現金、デビットカード、クレジットカード一括払い(VISA・MASTER・AMEX)があります。 クレジットカード2枚に分けてのお支払いや、現金、デビットカードとの併用も可能です。詳しくは、クリニックにお問合せください。

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雑誌『25ans』2019年2月号(2018年12月27日発売 掲載ページP372-P373)

特集『ハッピーSMILEのためのビューティ・トーク』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

ヒアルロン酸やボトックス治療にまつわるアレコレを、ドクターとビューティ・メダリストが語り尽くすビューティー座談会第3弾。注入治療が気になりつつも踏み出せずにいる土居真優子さん&笹本真理子さんに、当院長が、注入治療の必要性から失敗しないコツまで、指南致しました!

土居真優子さん
PROFILE●どい・まゆこ●ビューティ・メダリスト3期生。天然石アクセサリーブランド『Lani couture』を主宰。美容医療はサーマクールの経験あり。注入治療は尻込み中。

笹本真理子さん
PROFILE●ささもと・まりこ●ビューティ・メダリスト5期生。ミストラル・コスメティクス代表。フォトシルクやピーリングは定期的に行うも、注入治療はまだ手を出せずにいる。

【ヒアル顔"にしないコツは、20代から弱いところを補強すること】
慶田朋子院長(以下、慶田):お2人とも、美容医療のご経験は?
笹本真理子さん(以下、笹本):フォトシルクやピーリング程度です。ヒアルロン酸注入に興味があるのですが、ハマりすぎて顔がパンパンになるんじゃないかと思うと怖くって......。
慶田:ヒアルロン酸注入を麻薬のように思っている人が多いのですが、顔がパンパンになってしまうのは、皮膚のハリを高めれば消えるような浅いシワや皮膚のたるみが原因で生じているシワに繰り返し、ヒアルロン酸を注入していくから。今では萎縮した骨や脂肪を補うように最適量を注入することがスタンダードになっているので、心配いりませんよ。
笹本:骨? 骨って縮むんですか?
慶田:そう。骨粗鬆症は顔の骨でも起こっているんです。その縮んだ分を補うようにヒアルロン酸を注入すると、骨という支えを失って萎んだ皮膚がハリを取り戻します。また、たるんだ靭帯を補強するように注入すると、下垂した脂肪や皮膚が元の位置に戻るので、ほうれい線やマリオネットライン、フェイスラインのもたつきといった老化のサインが一気に解消。トータルでバランスが整うから、数年前の顔に戻るような自然な仕上がりになるんです。
土居真優子(以下、土居):なるほど〜。以前サーマクールを受けたときの激痛が忘れられなくて、私も美容医療に尻込みしていて。でも骨と脂肪の萎縮を放っておくことのほうがマズいんですね?
慶田:「骨と脂肪の萎縮」は老化サインに大きく影響するメカニズムのひとつ。土居さんのような細面の方は特に「萎縮」の影響を受けやすいので、照射系よりも注入系の治療を早いうちから始めておくことをおすすめします。
土居:早いうちって、いつぐらい......?
慶田:20代後半です。
笹本・土居:20代! 過ぎてる!!
慶田:肌が若いほど1本のヒアルロン酸でも再生効率が高くもちも良い。そもそも骨の萎縮も皮膚のたるみも少ないので、最小限の量で美しく自然に仕上がります。これが70代や80代で初診となると、そうはいきません。治療範囲が広く、使う量も多く費用がかさみます。
土居:ま、まだ間に合いますでしょうか......。
慶田:大丈夫。早めに弱いところを補強しておけば、年相応だけど同世代の中で圧倒的にキレイ、そんなナチュラルな美しさを目指せますよ。

【価格で選ぶのは失敗のもと!品質の良い製剤&確かな技術を優先】
慶田:笹本さんは頬などの萎縮はありませんが、顎が小さめで梅干しジワができやすいので、オトガイにボトックスを打って滑らかに整えてから、ヒアルロン酸でちょっとだけあごを前に出してみてはいかがでしょうか。フェイスラインもピンとのびて、美しいハートシェイプフェイスにもなれますよ。
笹本:すごい! ぜひやってみたいです。でも、ヒアルロン酸やボトックスって、価格に開きがあるのが気になって。あれって何が違うんですか?
慶田:ヒアルロン酸ひとつとってもたくさんの種類があり、それぞれのグレードによって価格が大きく異なります。ただ、日本の厚生労働省が認可しているものなど高品質な製剤は、時間の経過とともに自然になじみ変な残り方をすることがありませんし、世界的に見ても安全性が高く評価されています。初めてであれば特に、そのあたりにこだわって選ぶと安心ですね。より良い製剤を選び、技術の確かな先生のもとで受けるということが大事。安心を買うと思って、価格だけで選ばないことが美容医療で失敗しない秘訣です。

【美容医療&日々の丁寧なケアできれいの平均点をあげていく】
土居:私の場合、どんな治療がおすすめですか?
慶田:お顔の脂肪が少ないので注入治療が良いですね。眉間や目尻のシワを寄せる癖はほとんど無いので、ここはいじらなくてOK。笑うと頬のトップはちゃんとぷっくりするので、ここもそのまま活かしましょう。左右の頬骨の下とあごの口角の下の削げがやや目立つので、そこにヒアルロン酸を面状に注入します。あとはオトガイにボトックスを打って梅干しジワをゆるめると、あごまわりが滑らかになりますよ。それからリフトアップポイントに杭を打つようにヒアルロン酸を入れておくと、ほうれい線やマリオネットラインを予防できます。
土居・笹本:杭打ち!
慶田:皮膚と脂肪を骨をつなぎとめている『真性靭帯』は4カ所、ここに杭を打つようにピンポイントで少量ずつヒアルロン酸を注入すれば、靭帯が老化し下垂することで起こるシワやたるみを未然に防ぐことができるんです。
土居:そんなにたくさん入れるのですね......。
慶田:たくさんと言ってもヒアルロン酸1本は約1ml。5本でコーヒークリーム1個分程度です。あごの形を整える場合はまるまる1本ほど必要になりますが、杭打ちは一箇所につき0.1〜0.3ml程度。ほんの数滴で十分変化を出せるんですよ。
土居:そうなんですね! なんとなく安心。
慶田:大切なのは、量ではなく打つポイントを見誤らないこと。美しいバランスは一人ひとり違うので、素顔の魅力を活かしながら、まんべんなくメンテナンスしていくことが大事なんです。
笹本:まんべんなくって、難しそう......。
慶田:確かに、自力のケアだけでは限界がありますよね。ましてや、たるみやシワは真皮、脂肪組織、靭帯、筋膜といった深部のトラブルなので、美容医療に頼らざるを得ません。ヒアルロン酸やボトックスを上手に取り入れながら、いかに手付かずの場所を無くしていくかが、美しく輝き続ける鍵。人生100年時代、50歳から先が長いからこそ、肌も輪郭もバランスも平均点をちょっとずつあげる意識をもって、残りの50年も美しくご機嫌に生きていきましょうね。
土居・笹本:はい! 先生についていきます!!

◆こけた部分にふっくら感を与える『ヒアルロン酸注入』
ボリュームが不足している部分にヒアルロン酸を注入することで、ふくらみを持たせ、若返りを図る治療法です。ほうれい線や、ゴルゴライン、頬のこけ、目まわりや口まわりなどのシワ、へこみや影を改善します。
また、たるんだ顔面靭帯を補給するように注入する『True Lift Methodトゥルーリフト注入法』は、皮膚と脂肪組織を骨につなぎとめる杭(くい)のような役割を果たす靭帯の補強し、リフトアップを図るとともに、顏揺れを抑えます。
✓持続期間は製剤の分子量により異なりますが、通常1~2年程度。
✓費用は1本¥80,000~100,000が目安。

◆筋肉の収縮による表情ジワを改善『ボトックス注射』
過剰な筋肉の収縮によってできる表情ジワ(額の横ジワ、眉間の縦ジワ、目尻のシワなど)をのばす効果があります。
目尻や額など表情を大きく左右する場所は、筋肉より浅い部分にある真皮内に少量ずつ点状にボトックス注射を行うテクニック『メソボトックス(マイクロボトックス)』で、筋肉の動きを大きく止めすぎることなく、筋肉の表面繊維だけの働きを弱めることによって、自然にシワを改善し、肌を引き締めることができます。
さらに、首の全面にひろがる広頚筋の収縮が強く、首の筋張りが目立つ方には、顎下~首全体に『メソボトックス(マイクロボトックス)』行うと、スジっぽさが解消され、さらには日に日にフェイスラインのたるみが改善されます。
✓通常翌日から効果が表れ、3~4カ月持続します。シワの原因となる筋肉が使われなくなり徐々に縮小し、癖が改善されるので、3割くらいの方で2回目以降から持続期間が長くなります。
✓額の場合で¥30,000~50,000が目安。

是非、ご参考になさって下さい。

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2018年12月26日

サーマクールFLXの症例写真・体験談

サーマクールFLX照射(300ショット:頬・フェイスライン) 39歳女性

【年齢】39歳女性 
【お悩み・症状】顎下のたるみ、二重顎
【施術】サーマクール300ショット1回
【価格】サーマクール300ショット医師照射¥350,000
【リスク・副作用】紅斑・むくみ・水疱・やけど
【施術後】顎下のもたつきやたるみが引き締まり、フェイスラインが際立ち骨のラインが復活しました。

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サーマクールFLX(300ショット:頬・フェイスライン) 34歳女性

【年齢】34歳女性 
【お悩み・症状】頬全体のたるみ
【施術】サーマクール300ショット1回
【価格】サーマクール300ショット医師照射¥350,000
【リスク・副作用】紅斑・むくみ・水疱・やけど
【施術後】頬全体のたるみが引き締まり、マリオネットラインとほうれい線が浅くなりました。さらに、マリオネットライン外側の頬のボリュームが一回り小さくなり、小顔が際立ちました。このように、加齢変化が微かに現れた時点で照射すると、美しさを際立たせ、老化を遅くする効果があります。

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サーマクールFLX照射(300ショット:頬・フェイスライン) 30歳女性


【年齢】30歳女性 
【お悩み・症状】頬全体のもたつき、口角横の膨らみ・顎下のだぶつき
【施術】サーマクール300ショット1回
【価格】サーマクール300ショット医師照射¥350,000
【リスク・副作用】紅斑・むくみ・水疱・やけど
【施術後】あご下のだぶつきも引き締まって輪郭がはっきりしたことで顔と首の境界線がはっきりしました。ほうれい線・マリオネットラインも浅くなっています。また、頬の毛穴の開きも目立たなくなっています。

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2018年12月25日

サーマクールFLXのよくある質問

【Q】治療時間はどれくらいですか?
【A】サーマクールの照射時間は、照射数で異なります。目安としては、300ショットで30分、600ショットで50分、900ショットで1時間15分程度です。

【Q】サーマクールFLXは痛みが軽減されたとありますが本当ですか?
【A】9年ぶりにアップグレードした第4世代にあたる新機種『サーマクールFLX』は、バイブレーション機能の進化や、照射毎の熱エネルギーの調整が実現したことで、従来機種(CPT)に比べて痛みや熱感が格段に減りました。基本的には麻酔不要の治療です。さらに、冷却保護システムが、照射時の熱感を抑えます。通常、熱感が苦痛ではない程度に照射していきますが、口角横やフェイスライン・エラ付近など、チクチクした熱さを感じる場合があり、部位により感覚の差があります。*連続で強く感じる場合は、施術者にお知らせください。我慢しすぎますとやけどの原因にもなります。

【Q】腫れや赤みなどのダウンタイムはありますか?
【A】『サーマクールFLX』はダウンタイムのない治療です。サーマクールは皮膚の深い部分(真皮~筋膜)にじっくり熱エネルギーを加え、皮膚表面は冷却する治療です。皮膚表面(表皮)にはダメージはありませんので、メイクや洗顔は施術直後から通常通り行えます。入浴、運動、飲酒など日常生活の制限がないので、気軽に治療をお受けいただけます。ただし、体質によって施術後数日間、軽度のむくみが生じる場合があります。施術中、熱感や痛みを我慢しすぎるとやけどの原因にもなりますので、施術者にすぐお知らせください。

【Q】照射は誰が行いますか?
【A】『サーマクールFLX』の照射は、経験豊富はサーマクール認定医が行います。(ボディの施術は、医師と同等のトレーニングを積んだ看護師が行います)当院の医師は全員、サーマクール認定医の資格を取得しています。サーマクールの製造メーカーである米国のSOLTA MEDICAL (ソルタメディカル)社は、医師を対象にしたサーマクール認定医制度を設けており、認定書は一定のカリキュラムを修了した技術・知識が十分に認められた医師のみに発行されています。また、サーマクールの効果をより高く引き出すためには、照射テクニックもさることながら、顔面解剖学の専門的な知識も欠かせません。当院の医師は、定期的に受講と実習を繰り返し、技術を更新し安全で質の高い治療をご提供できるよう努めています。これまで培ってきた数多くの照射経験をもとに、症状や部位に合わせて照射方法や出力調整などを見極めながら、治療を行います。

【Q】効果はどれくらいで実感できますか?
【A】『サーマクールFLX』の効果は2段階です。高周波の熱は、真皮~脂肪組織~顔の土台となるSMAS筋膜まで広範囲に及びます。まず、これらの構造を支えるコラーゲン線維が熱変性を起こして瞬時に収縮することで、施術直後から引き締め効果が現れます。さらにその後、熱変性したコラーゲン線維は創傷治癒により、ゆっくりと6ヶ月間にわたり修復・増生されます。その結果、コラーゲン線維が再構築されて組織全体が収縮することで、老化で緩んでしまったお肌が、徐々に引き締まっていくのを感じます。9年ぶりにアップグレードした新機種『サーマクールFLX』は、「即時的効果が向上」したのも特長です。施術を受けた方の多くが、「スッキリした」「小顔になった」「ハリが出た」などの効果を1回で実感されています。

【Q】サーマクールFLXとウルセラを同日に受けることはできますか?
【A】相乗効果があるので、同日照射、または期間を空けずに施術することを推奨しています。両機種ともに「たるみに効果がある」ことは共通していますが、作用する深さや熱の加え方が違うため、たるみへの効果の出方が異なります。広範囲に照射してコラーゲン線維を増殖・活性化させ、皮膚と中の膨らみを縮める(引き締め)効果が高い『サーマクールFLX』と、皮膚を支える土台とも言えるSMAS筋膜に作用して下がった組織を中で持ち上げる引き上げ効果が高い『ウルセラ』を組み合わせるコンビネーション治療は、顔全体のたるみを改善して、さらなる若返り効果が期待できます。

【Q】サーマクールで「頬がこけた」と聞いたことがありますが本当ですか?
【A】『サーマクールFLX』の高周波の熱は、真皮~脂肪組織~顔の土台となるSMAS筋膜まで広範囲に及び、加齢で膨らんだ組織の体積を縮めます。縦・横・奥行きの3次元的に引き締まることで、余剰部分を減らして輪郭の崩れ・フェイスラインやあご下のもたつき・口角横のだぶつきを改善します。これが結果として、ボリュームが減少したような状態になりますが、直接的に皮下脂肪が溶解されたということではありません。ただし、加齢により頬の皮下脂肪が萎縮している方に、適応を誤って照射した場合や、もともと痩せ型の方への照射デザインを誤った場合、引き締まることで「頬がこけた」と表現される状態になることもあります。サーマクールの引き締める作用を十分に理解し、症状、顔面の形状に適しているかを医師が診察、判断して照射することが重要なポイントです。

【Q】サーマクールのチップの使い回しのニュースを見ましたが大丈夫でしょうか?
【A】当院では、サーマクールFLX本体、部品(チップ)ともに正規品で新品のみを使用しております。不正改造品などは一切使用しておりません。残念なことに、低価格でサーマクールを提供している一部のクリニックでは、非正規品チップの使用やチップの使い回しをしている場合があります。もちろんメーカーが認めているものではなく、安全性は全く保障されていません。厚生労働省からも注意喚起がなされています。

サーマクールの照射チップは使用期限、照射数が決められております。繰り返し使用されたチップでの照射は、チップの誤作動や火傷のリスクが高まるだけでなく十分な治療結果が得られない場合があります。実際に、非正規品チップの使用で顔に大きな火傷を負った報告例もあります。トリートメントチップは、密封されており、患者様お一人様1個の使い切りが原則です。当院では、使用期限の過ぎたトリートメントチップの使用や、1個のトリートメントチップを複数の患者様へ使いまわすといった行為は絶対いたしませんのでご安心ください。

【Q】サーマクールはニキビ跡の改善にも効果的ですか?
【A】『サーマクールFLX』は皮脂腺を収縮させる効果もあるため、皮脂の過剰分泌やアクネ菌の繁殖を抑制し、ニキビのできにくい肌質へと改善します。しかし、肌深層までダメージを受けてしまったニキビ跡を根本から改善する効果は得られません。ニキビ跡を改善するためには、肌の再生能力により皮膚の入れ替えを叶える『ピコフラクショナル照射』『ダーマペン』『スカーレットRF(スカーレットS)照射』『CO2フラクショナルレーザー照射』などを繰り返し行うことで凹凸のない滑らかな肌へと改善が可能です。

【Q】サーマクールは毛穴の開きにも効果的ですか?
【A】 RF(高周波)の熱により収縮したコラーゲン線維を再生させる力(創傷治癒)が作用するため、新しいコラーゲンが大量に増生され深層から肌を引き締め、ハリや弾力のある若々しい肌へと改善します。たるみによって大きく広がってしまった毛穴が目立ちにくくなり、滑らかな肌へと改善されます。

【Q】サーマクールFLXは何歳頃からスタートするのがおすすめですか?
【A】たるみが気になり始める30歳前後からご検討ください。太っていないのに、顔が大きくなったと感じたり、二重顎やほうれい線が気になり始めたり「なんとなく昔と顔が変わったな」と思ったときが受けるタイミングです。他人から見ても分からないけれど、自分では少しここが気になるという程度の段階で治療を行うと結果が出やすく、少し年齢を巻き戻すことができ、その後は老化のスピードを緩やかすることができます。小顔効果を求める人には、20代前半頃から行うこともあります。

年末年始の休診日とご予約に関してのお知らせ

平素は銀座ケイスキンクリニックをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

年末年始の休診日は以下の通りでございます。

【休診日】

2018年 12月30日(日)12月31日(月)

2019年 1月1日(火)、2日(水)、3日(木)、4日(金)、5日(土)、6日(日)

1月7日(月)からは通常通り診療いたします。

【予約】

休診中(12月29日(土)19:30以降)に頂きましたご予約、お問い合わせのメールにつきましては

1月7日(月)10:30より順次ご対応させていただきます。


皆さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

2018年12月21日

出演情報:テレビ東京『追跡 LIVE!Sportsウォッチャー 』12月22日(土)23時OA

出演情報:テレビ東京『追跡 LIVE!Sportsウォッチャー 』12月22日(土)23時OA

テレビ東京のスポーツ情報番組「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」に慶田がVTR出演いたします。

元サッカー選手の久保竜彦さんのライフスタイルに密着するコーナーで、久保さんが実践するスキンケアについて、皮膚科専門医の立場からコメントいたしました。 放映時間は、23時〜23時55分です。宜しければご覧ください

2018年12月17日

雑誌『Oggi/オッジ』2019年1月号(11月28日発売 掲載ページP221~227)

特集「今なら間に合う、30歳からのシワ消し」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

30代のほうれい線、目元ジワなどのお悩みなら、すぐに手を打ちましょう。もしかしたら「間違ったケアや生活習慣」のサインかもしれません。

≪まずは部位別にシワの原因を知ろう≫
乾燥やハリのなさなんてかわいいもの。もう若くないんだという現実をはっきりと示してくれるのが「シワ」です。
10年後の肌のためにも、見つけたら大至急対策をとりたいものです。そのために、まずはシワのできる原因を知っておきましょう。

●「目元」のシワ:乾燥・表情が原因
幸せの象徴ともいわれますが、目元のシワ、繰り返す表情による"折りグセ"が定着したものです。その表情とは大半が笑顔なので悪いものではないとはいえ、将来"くっきりジワ"になってしまいます。肌の乾燥もシワを深くする原因になります。

●「額・眉間」のシワ:表情グセが原因
ないにこしたことはないシワのひとつです。目を開くときに眉を持ち上げるクセのある人は額の横ジワ、ものを見るとき眉を寄せるクセがある人は眉間の縦ジワが出やすくなります。どちらのシワも顔が険しく見えるので、できる限り防ぎたいものです。

●「ほうれい線」:たるみ・骨格が原因
深くなる原因は、ひとによってさまざまです。頬がたるみ、皮膚の重みでほうれい線が深くなる場合と、骨格的にほうれい線エリアの骨がくぼんでいる場合があります。仰向けになったときにほうれい線が浅くなるのは、主にたるみが原因です。

●「首」のシワ:悪い姿勢が原因
長時間のスマホ使用によって急増しています。手元のスマホを見るときは顎を引きがちですが、この時間が長いと、若くても首にシワが刻まれます。また、高い枕の使用も顎を引いた姿勢が首のシワにつながるので、今すぐやめたほうがいいでしょう。

<30代前半のシワはまだ"消えるシワ">
笑わなくても常にあるほうれい線、目尻のシワ、額の横ジワ、首のシワなど、20代前半はまったく気にならなかったのに、いつの間にかはっきり刻まれつつある「シワ」!アラサー世代に行ったアンケートでは、なんと全員が「気になるシワがある」と回答されたそうです。中でもほうれい線に悩んでいる人が多いようです。
とはいえ、実は本格的にシワが刻まれるのは、肌の奥の弾力が顕著に減る40代以降です。30代前半は、20代に比べれば肌の衰えは進んでいるものの"消えないシワが刻まれる"という年齢には遠く、今あるシワはお手入れ不足による乾燥やゴワつきが原因である可能性があります。また、表情や姿勢の悪い癖を改めれば、消えるシワもあります。このまま放っておけばシワは確実に定着しますが、逆に今対策をとれば、未来のシワを減らすことも可能です。

日々のお手入れの見直し!
≪10年後の肌を見据えたケアでシワができにくい肌に≫
肌が乾燥してシワが目立ち始めたという人も多い、アラサー世代の乾燥は、保湿が足りないせいであることも多いのです。デイリーケアを見直して、潤いに満ちたシワのできにくい肌にしましょう。

●良質な潤いの化粧水&クリームを選ぶ
ベタつくのが苦手だからとクリームを避ける人も多いようですが、肌の自活力が衰え始める30歳以降は、お手入れの最後にクリームを使いましょう。油分と保湿成分が与えた潤いをしっかり抱え込んでくれます。サラサラの保湿アイテムは逆に潤いが足りない可能性があります。多少べたつくくらいがちょうどいい、という考え方にシフトしましょう。

●惜しみなくたっぷり使う
肌に十分な潤いを届けるために、化粧品は表示されている適量よりもやや多めに使いましょう。肌が乾燥しやすい冬場は、表示の倍量くらい使ってもいいくらいです。1本の化粧水を3ケ月以上もたせているのなら、明らかに使用量が足りていないと思われます。シワのない肌を育てるために、ここはケチらず贅沢使いをしましょう。
※化粧水はたっぷりの量を2回重ねる!クリームはべたつくくらいがちょうどいい!!

●細かい細部まで丁寧につける
忙しさや時間がなかったりで、案外毎日のお手入れが雑になっていませんか?シワは凹凸のある細かい部分にできているので、指の腹で丁寧につけましょう。化粧水もクリームも顔全体に馴染ませた後、指の腹で細かい部分に、シワの中まで入れ込むように馴染ませます。仕上げに首筋にも馴染ませ、首の縦ジワをふっくらさせるように保湿しましょう。

『シワ治療』
『たるみ治療』
30代は、5年後、10年後の肌を見据えたケアでシワのできにくい肌を目指しましょう!
是非ご一読下さい。

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雑誌『GLOW/グロー』2019年1月号(11月28日発売 掲載ページP114~117)

特集「紫外線量と露出が少ない今がベストタイミング!冬の間にシミ&イボを大掃除」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

「美容皮膚科はまだ早い?」と思っていませんか、肌トラブルが増えてくる40代にとって、実は美容皮膚科は良き相談相手です。特に紫外線量が少ない今こそ、気になる肌のメンテナンスの季節です!

≪45才が冬の間に 美容皮膚科でメンテする理由≫
●「ハードルが高い!」は思い込み。今や美容皮膚科医は美こそ美の名アドバイザー
シミやイボといったレーザーや炭酸ガス治療は、治療後は日焼け厳禁のため、紫外線の少ない冬こそ治療の始めどきです。
治療後は"紫外線に当たらない""擦らない"が原則です。少しでもリスクを軽減したいならば、紫外線量が少なくなる〝今〞です。いつも対面する人と会わない年末年始休み前に治療する人が多いです。

さらにGLOW世代は、シミではなく、老人性イボになっていることも多いのです。シミだと思っていた患者さんの皮疹を拝見すると、老人性イボ(脂漏性角化症)の人は10人に8~9人の割合でいらっしゃいます。この場合はレーザーではなく、炭酸ガスレーザー(C O 2レーザー)で幹部を削ることがおすすめです。小さいうちに治療をすれば、傷跡も目立ちませんし、2mm未満の小さなイボならば1個あたり1 0 0 0円(5個以上の料金・麻酔など別途/銀座ケイスキンクリニックの場合)とお手頃です。日々のお手入れと共に、美容医療は上手に使えば、10年後の肌にも自信が持てるはずです。

≪「老人性イボ」 はCO2レーザーで除去!≫
【施術前】体験者の声
「最近になって、首のまわりがザラつくと思ったら小さな茶色い突起物。約10年前にも退治したのにまた出てきました。気分的に落ちるので迷わず除去を選択。自覚していたよりも先生に多く指摘され驚き!」

GLOW世代になるとほとんどがシミと老人性イボが混在しています。イボはスキンケアでは解決できず、放っておくと大きくなるため、小さなうちに取り除くことが賢明です。
老人性 + イボというWの悲劇はとにかく小さいうちに手を打ちましょう!

「首やデコルテに触れると気になる小さなプツプツがあり、10年前に一度、美容皮膚科に駆け込んで治療したものの、再びのイボの出現に正直がっかりしました」。

専用ルーペで診察したところ、老人性イボ(脂漏性角化症)が判明しました。ルーペでしか見えない極小レベルを含めると、その数はなんと1 0 0個以上ありました!
主な原因は日焼けと老化です。さらには衣類などの摩擦の刺激も関与しています。おそらく、今できているイボは再発ではなく、新たな場所にできたものです。紫外線の影響は10年以上経って肌表面に出てくるから怖いのです。
通常、シミにはピコレーザーを使用するものの、老人性イボの場合はCO2(炭酸ガス)レーザーで削る方が、確実かつ、経過も良好です。

CO2レーザーは治療部位のみを蒸発させ、取り除くので、出血もほとんどなく終了します。また、外用麻酔や(大きめ箇所には)麻酔注射を使用しますので刺激は和らぎます。それでも刺激に弱い人もいますので希望によっては傷み止めの処方できます。まずは様子をみるため、10~30個程度の治療を推奨しています。

今回除去したイボの数はなんと、トータル110個、それなりの痛みは伴いますが、結果は満足です!

【2週間後】
「術後直後は痛く、3~4日は予想していたより赤みや腫れが気になり、気持ち的なダメージは大きかった。前回の施術よりもハードに感じたのは、自分の加齢のせいもあるのかと思うと、余計に気分もダウン。そんなこんなも、1週間~10日後には痛みも腫れも忘れるくらいまで回復。まだうっすらとシミのような跡があるけれど、表面はスベスベ。鬱蒼とした気持ちが晴れました!」

≪イボ治療にはこんな種類が!≫
◎「液体窒素」保険適用(銀座ケイスキンクリニックでは行っていません)
盛りあがった部位を、マイナス190度の液体窒素で凍らせる冷凍法です。皮膚表面を平らにして行くためこまめに通う必要があります。

◎「CO2(炭酸ガス)レーザー」2㎜以下 1カ所1000円〜2000円(サイズ・数で異なる)(今回の治療方法)
ほくろ・イボなどの盛り上がったできものをレーザーで削る治療法です。美容皮膚科では こちらが主流になります。
当院『CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)

是非、ご一読ください。

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雑誌『婦人画報』2018年11月号(2018年10月1日発売 掲載ページP229)

特集『銀座で美容エクスペリエンス「長く付き合えるクリニック」』に当院が紹介されました。

銀座というとお買い物をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、本当の銀座は〝美容エクスペリエンス〟すなわち体験型の美容が充実した街でもあります。優れた美容クリニックが集まる、都内でも有数のビューティエリアです。
数ある美容クリニックのなかでも、当院はアンチエイジングの要であるシミやシワなどの治療に評価をいただき、高い美意識を持つ女性医師に出会えるクリニックとして掲載されています。
当院の新しいシミ治療器は、最新の美容が揃う銀座でもまだ導入例が少ない〝ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウェイ)″。ピコレーザーで特におすすめの照射方法は、ピコトーニング+ピコフラクショナル(初回52.000円)。

マイルドなトーニングモードと、さらにパワーをあげて照射するフラクショナルモードとのダブル照射。シミ治療をはじめ、肝斑やちりめんジワ、ニキビ跡、毛穴の開きなど、多様な肌悩みに対応し着実に肌質を高めます。
濃いシミには、スポット照射モードにすることで一瞬のうちにシミだけを狙い撃ちできます。

シネロンキャンデラ社のピコウェイは、375ピコ秒(「1ピコ秒」=「1兆分の1秒」)という超短いパルス幅で照射するため、肌へのダメージが少なく、複合的な肌悩みに対応できるハイスペック機種です。

事前に麻酔クリームを使用しますが、無麻酔でも痛みは少なく施術後にメイクもできます。従来のようなテープ保護も必要ありません。症状により内服薬や美白剤を併用し、レーザー治療の効果を最大限に高めるためのご案内をしています。

今や美容クリニックは、エイジングケアのパーソナルトレーナーのような存在です。
是非、ご相談ください。

リンクは本文中と下記に別テキストでも
ピコレーザー(ピコウェイ)

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2018年12月 9日

雑誌『クロワッサン』2018年12月10日号(11月25日発売 掲載ページP34~37)

特集「顔の数だけ、洗い方がある!?毎日の洗顔、それぞれの正解。」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

若い頃は当たり前のように朝晩しっかり洗顔していたはずですが、40代以降もそのままのお手入で大丈夫なのでしょうか。
結論から言えば、洗いすぎも洗わなさすぎもいけません。あまり洗浄力の強いもので洗うと、皮脂を取りすぎ乾燥の原因になります。
逆に洗浄力が弱いと、古い角質が肌表面に残ったままになり、ターンオーバーが乱れます。化粧品に含まれる油類は、肌に長時間のせておくと酸化し刺激に。これが微小炎症となり老化の原因に繋がるので、しっかり落とすことが重要です。
洗顔方法は、朝晩で変えてのいいでしょう。目指すべきは、くすみがなくキメが整った、角層の水分量が多い肌。この洗い方と決めつけず、自分の肌で試してみて、調子が良い方法を選ぶのがおすすめです。

そこで、4名の代表者の洗顔方法について慶田院長が解説しました。

●洗顔料で水洗い党
うるおいを守りながら、汚れや不要な角質を一掃。
泡でやさしくしっかり、汚れや角質を落します!
メリット
・くすみをオフし、肌を明るく保つ。
・ターンオーバーを正常化。
・ごわついた肌をやわらかく
「毎日洗顔料をたっぷり泡立てて洗顔。特にこだわっているのは、洗顔料の選び方。毛穴の汚れや角栓などはしっかり落としたいけれど、うるおいは残したい。この条件は譲らず、そのときどきでアイテムを使い分けています。
たとえば、乾燥が気になるときは美容成分がたっぷり入っている洗顔料を選び、小鼻やフェイスラインのざらつきが気になるときはクレイや重曹成分を含んだ泡パック。角質が気になる肌には、酵素入りの洗顔料がおすすめです。」
<慶田院長からのアドバイス>
うるおいを守りつつしっかり洗える洗顔料を選ぶのは大人の肌にとって大切。手と顔の間に泡をはさむようにしてやさしく洗いましょう。

●朝は洗わない党
蒸しタオルで顔を温めてから、軽くふき取る。
水も洗顔料も使わず、タオルで温めます!
メリット
・肌をゆるめてスキンケア効果をアップ。
・血行を良くして巡らせる。
・温感でリラックス&気分がシャキッ。
「きっかけは、肌が乾燥していたときに朝の洗顔をやめてみたら、肌の調子が良くなったから。水やお湯で洗わなくても、蒸しタオルを当てると血行が良くなり、後から使う化粧品の吸収も良くなります。毎朝、蒸しタオルを顔に当ててから、目のキワや小鼻など、気になる部分を軽くふき取り、最後に首でデコルテを流すようにふく。気分もシャキッとして、いいことずくめです。週に1度くらいは肌の状態にあわせてペースト状のマスクを塗り、そのまま5分くらい朝の準備などをして、その後、蒸しタオルを当ててふき取ります。」
<慶田院長からのアドバイス>
皮脂の多くない、薄メイク派に向いています。タオルは熱くしすぎず、ゴシゴシとふき取らないこと。肌あたりのやさしいタオルを選びましょう。

●泡洗顔+α党
毎日の洗顔に、さらに角質コスメをプラス。
ターンオーバーを後押しします!
メリット
・毛穴の黒ずみを防ぎくすみがちな肌も明るく!
・本来の調子を取り戻しキメを整えすべすべの手触りに。
・プラスアイテムの使い分けで理想の肌が手に入る。
「洗顔料による泡洗顔にプラスして、そのときどきで角質ケアコスメをきめ細かく使い分け。週1~2回角質ケアコスメを洗顔時に使うと、肌の明るさやなめらかさが違ってきます。年齢的とともに遅くなっているターンオーバーを応援するためにも、定期的な角質ケアはおすすめです。
注意する点は、とにかくこすらないこと。摩擦で肌を傷つけてしまうと、せっかくのスキンケアがマイナスからのスタートになってしまいます。物理的にこすり落とすのではなく、化粧品で古い角質をやわらかにして浮かせることを意識しましょう。ふき取り美容液やなめらかなスクラブ、古い角質を取り除く効果のあるパックがお気に入りです。」
<慶田院長からのアドバイス>
角質ケアをすると、角層の水分量が上がります。ターンオーバーを促すためにも週2~3回のケアがおすすめ。やりすぎには注意しましょう。

●朝はふき取り洗顔党
化粧水を含ませたコットンや洗顔専用シートでふき取る。
水を使わずにふき取っています!
メリット
・保湿効果もあるので、乾燥しにくく肌がつっぱらない。
・忙しい朝でも外出でも、すぐにケアができる。
・ふき取るという行為で気分もすっきりする。
「続々と商品が登場している、洗顔シート。夜にしっかりクレンジングをして汚れが落とせていれば、朝はふき取りのみでも問題ありません。特に、ファンデーションが粉っぽくなったり、目の下などにチリチリしたつっぱり感があるときは、肌が乾燥している可能性大なので、洗顔をやめてみるというのもひとつの選択肢。
ふき取りで皮脂や不要な角質だけをやさしく取り除くようにしてみましょう。最近は、オールインワンシートマスクなど、洗顔からスキンケアまで1枚のマスクで完了するものも人気。1分ほど肌にのせておくだけでいいので、忙しい朝の時短ケアとしても大活躍。スポーツジムで運動したり、ランニングをしたりする人は、頻繁に顔を洗うのでこのようなシートが手軽でおすすめ。水洗いする回数を減らすことができ、乾燥を防ぎます。また入院中など洗面台が使えないときにも顔を清潔、快適にできるのはうれしいですよね。
高保湿タイプのシートマスクやふき取り美容液がお気入りです。耳の後ろや首などもふき取ると、すっきりします。」
<慶田院長からのアドバイス>
水が使えないときの方法としてはあり。コットンはこすらず肌の上においてなじませて。できればその後、洗い流せばベストです。

皮膚科専門医の立場から提唱する、もっともおすすめの洗顔法は、『毎朝の泡洗顔+時々ピーリングでの角質ケア』です。クリニックでは、みずみずしいお肌のために月1回程度のペースで乳酸によるケミカルピーリングをご案内しています。ジェントルレーズプロ、フォトフェイシャルM22、ジェネシス照射のいずれかを選んでいただく当院の『肌質改善治療』にはセットで組み込まれているので、通ううちにキメも保湿力もアップすると評判です。
是非、ご一読ください。

ケミカルピーリング(メディカルピーリング)

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2018年11月19日

WEB『DIETポストセブン』2018年10月21日配信

特集「名医が愛するコンビニ飯」で慶田院長おススメの腸内環境を整えるコンビニ飯5品をご紹介しています。

【名医が愛するコンビニ飯】
腸内環境を整える「もち麦」おにぎり、美肌に◎なナッツなどオススメ5品!
「ランチを食べる時間がない」「小腹が空いた」そんな時、手軽に調達できるのがコンビニフードですが、手軽とはいえ、おいしそうなものを見つけると、栄養バランスを考えずに手を伸ばしてしまいがちです。肌や体の整え方に精通する美容系医師は普段、どんなコンビニフードを食べているのか、おすすめをご紹介します。

診療や事務作業に追われ、昼食をゆっくり取れない時にコンビニを利用します。
コンビニの商品でも、ちょっと工夫すれば、栄養バランスの良い1食分の献立ができます。
よくランチで選ぶのは、おにぎり、野菜入りスープまたは野菜サラダ、ゆで卵、豆腐、ヨーグルトです。これで1食分にしています。ポイントは、たんぱく質と野菜をしっかり摂ることです!重宝しているのが、ゆで卵や温泉卵で、スープやサラダに足すだけで、栄養価もボリュームもアップします。
また、ダイエット中に食べ過ぎてしまったら、おにぎりをやめてサラダチキンにします。サラダチキンは糖質オフで体重も戻しやすく、鶏肉のたんぱく質で筋肉量もキープできます。一方、選ばないのは揚げ物!油は、空気に触れて酸化しやすく、高温で揚げるため劣化しやすいのです。揚げ物は、なるべく揚げたてを食べるのがベターです。また、外出できない時用に、ナッツやたんぱく質の入ったクッキーは常にストックしています。

"健康な体作りのための食"を意識し、好んで食べている5品のコンビニフードを紹介します!

●乳酸菌が腸内環境を整え"美肌力"UP
ギリシャ共和国大使館公認商品にも選ばれた、お墨付きヨーグルト!たんぱく質が濃縮されギュっと詰まっているので、栄養価的にも優れた商品です。濃密な味わいながら、脂肪ゼロに加えて1個当たり60kcalのヘルシーさも人気の秘密です。プレーンのほか、低糖、フルーツソース上乗せ(ブルーベリーミックス、ストロベリーミックス、キウイ&りんごミックス)の5種類があります。
チーズ並みの高たんぱくながら脂肪分はゼロ!カロリーが低いのに満足感があります。好きなのはプレーンタイプで、はちみつをかけておやつ代わりにしたり、ランチならそのままサラダ感覚で食べています。腸内環境を整える乳酸菌が豊富なので、腸の動きを活発にし、便秘の改善にも有効です。腸内環境がよくなれば肌も美しくなりますから、美容食としても効果的です。乳酸菌を摂るときは、腸内細菌の餌になる食物繊維も一緒に摂りましょう。おすすめは、食物繊維が豊富な青汁や野菜サラダ、きなこ、もずくスープなどです。

●緑黄色野菜でアンチエイジング
レイヤー状に盛り付けられた、枝豆、にんじん、かぼちゃ、さつまいもの上に、葉物野菜がたっぷり入ったサラダ!155kcalのローカロリーながら、1食分の野菜がしっかり摂れます。特に、女性にはカラフルな見た目も好評です。スマートに食べられるように配慮された縦型容器も◎です。
にんじん、かぼちゃ、さつまいも(皮つき)などの緑黄色野菜色の濃い部分には、酸化ストレスに対しての抵抗力が強いβ-カロテンやポリフェノールが含まれています。さらに、1種類の野菜ではなく、品目が多いのも魅力です。ミックスすることで、抗酸化パワーが高まります。多品目の緑黄色野菜を摂れば、酸化ストレスによる肌の老化や血管の劣化の予防にも有効で、食感の違いも楽しめるので、飽きずに食べられます。

●水溶性食物繊維で美に導く善玉菌を増やす!
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれるもち麦は、腸内環境を整えてくれる注目の食材です。もち麦に、カリカリ梅ときざみ梅の2種類を混ぜ込み、さらに、種抜き梅干しを丸ごとトッピング、たっぷりの梅肉を楽しめる、梅好きには嬉しいおにぎりです。
なんといってもポイントは、もっちりした食感の成分β-グルカンです。水溶性の食物繊維は、海藻やおくらなどの限られた食材にしか含まれていません。水溶性のため、腸内で分解されやすく、発酵・分解されると善玉菌を増やす環境作りに役立ちます。善玉菌は加齢とともに減少するうえ、悪玉菌の割合が増えれば、肌荒れ、代謝や免疫の低下、便秘の悪化の原因につながります。意識的に善玉菌を増やす食事を心がけることは大切です。さらに、近年の栄養学では、白米だけを食べるより、もち麦、大麦、雑穀、ひえなど、複数の品種を摂る方が、腸内細菌がよく育つということがわかっています。

●きび糖で脳を活性化!
健康食品として話題のユーグレナを使った和菓子!ユーグレナとは藻の一種であるミドリムシ(学名ユーグレナ)で、魚・肉・野菜の持つ59種類もの栄養素を含んだ優れものです。さらに、ベースとなる北海道産のきなこと鹿児島産のきび糖の生地にも、たんぱく質やビタミンE、食物繊維が豊富に含まれています。厳選された素材や、職人の手作業で行われる「ねじり加工」に、作り手のこだわりが感じられる商品です。
どうしても昼の食事の時間がとれない時のお助け食です。精製されていないきび糖は、ミネラル分の栄養素も含むうえ、糖分ですので血糖値を上げてくれます。夕方になると血糖値が下がり、鈍ってしまう頭の回転や集中力を上げるためにもおすすめです。また、きなこは高たんぱくの大豆製品ですから、大豆+緑黄色野菜(ユーグレナ)の"栄養たっぷりお菓子"と言えます。臭みもなく食べやすく、日持ちもするので常備食として最適です。

●適量の良質な油で肌の潤いをキープ
ロカボとはカロリーや脂質の制限はせず、糖質を適正量に抑える食事のことです。この商品の特長は、栄養バランスを考慮した3種のナッツが、黄金比率でミックスされているところです。オメガ3(n-3系脂肪酸)を含むくるみ、ビタミンEを含むアーモンド:鉄やカリウムを含むヘーゼルナッツの割合が、2:1:1です。スペインが国を挙げて行った「油の摂取と動脈硬化の発症率」の長期的な実験に基づき、独自に配合されています。
ダイエット中とはいえ油を抜きすぎるのはNGです!女性ホルモンをはじめ、体の機能を調整する多くのホルモンの核となるのは脂質です。肌のバリアとなる角質細胞間脂質も同様に、コレステロールやセラミドなどの脂質で構成されています。ふだんからナッツなどの良質な脂質は積極的に摂りましょう。ナッツには抗酸化の高いビタミンEも豊富なので、砕いてサラダにトッピングするなど、毎日の料理にプラスするのもおすすめです。ただし、カロリーが高いので食べ過ぎには注意しましょう!

是非、ご一読下さい。

雑誌『美ST』2019年1月号(11月17日発売 掲載ページP188~189)

特集「加齢やストレス、冬の乾燥で肌のバリア機能が低下しています!40代のゆらぎ肌に飲む〝こんにゃくセラミド〟」

バリア機能が低下して、乾燥したりかゆみが出たり、「なんとなく不調肌」の人が増えています。原因は肌のセラミド不足かもしれません。スキンケアで肌に補うだけでなく、実は食べても増やせるんです。飲んで効く"こんにゃくセラミド"で潤った美肌を目指しましょう。

<1.肌に.はセラミドがとても大切です。>
季節の変わり目に乾燥したり、かゆみや赤みが出る「なんとなく不調肌」。その原因はバリア機能の低下にあります。肌の最前線にある角層のバリアが弱くなると、そこから外的刺激が入り込みやすくなり、肌内部に炎症を起こします。炎症状態が続くと老化を促進させることにもつながります。外から異物が入り込まない整った角層を作るのは天然のクリームといわれる皮脂膜、水分を抱えるNMF(天然保湿因子)、そして角質細胞のすき間を埋めるセラミド(角質細胞間脂質)。特に水分保持力の高いセラミドがたっぷりあると、表面のキメが整い、ふっくらした透明感のある肌に。肌が健康で美しく見えるにはセラミドが必要なのです。

●バリア機能が壊れている、なんとなく不調肌が増えています
【バリア機能が高い肌・低い肌】
肌を外的刺激から守るのが皮膚表面にある角層。その角層の健やかさを保つのがセラミドを主成分とする細胞間物質です。セラミドが角層の細胞間を隙間なく埋めていると、肌表面のキメが整い、バリア機能もアップ。紫外線や大気汚染物質など外からの刺激を跳ね返し、肌の炎症を防ぎます。

・バリア機能が低い肌
皮膚のバリアが弱いので、細菌や湿疹を悪くするものが肌に侵入して悪さをします。内部で微弱炎症を起こし、細胞や組織にダメージを与え、シミ、シワなど肌老化の原因に。
・バリア機能が高い肌
皮膚のバリアがあるので、細菌や湿疹を悪くするものが侵入できない状態です。

●正常なターンオーバーにはセラミドが重要な役割を担う
コラーゲンやヒアルロン酸はハリや弾力を作って内側から支えますが、セラミドは表皮で肌の潤いを保ち、正常なターンオーバーやバリア機能を保つ重要な役割を担っています。残念ながら表皮細胞の中で合成されるセラミドは年齢とともに減少。スキンケアや食べ物から補うことが大切です。

<2.こんにゃくセラミドが肌にいい!>
美肌のカギはセラミド
食べ物の中で植物性セラミドが多いのがこんにゃく芋。ただ市販のこんにゃくは製造過程で含有部分が捨てられてしまうので「生芋こんにゃく」を選びましょう。
実験では、セラミドこんにゃくを摂取するとセラミドだけでなく、肌の線維芽細胞やコラーゲンの産生を増加させるというデータもあり、美肌試験でも潤い他改善が見られています。

<3.セラミドを食べて摂るメリットは全身に作用すること!>
セラミドを経口摂取することで体内での合成酵素が活性化する
セラミドはスフィンゴ脂質の一種で皮膚中の脂質の約50%を占めているほか、全身で機能を果たしています。セラミドは多くの植物に含有されており、経口摂取した場合は、そのまま肌のセラミドになるのではなく、体内でセラミドの合成に関係した酵素が活性化することが分かってきました。皮膚の機能改善効果や保水性についてはここ10数年で研究が進み、がんの抑制、アルツハイマーの予防などセラミドが生体にもたらすさまざまな可能性に注目が集まっています。
実際に、1日1200μgのこんにゃくセラミドを4週間、摂取した場合、75%の人が肌の潤いの改善を実感。5割り近くの人がツヤ、ハリの改善を感じたと回答しています。
35歳~59歳の男女にこんにゃくセラミド1日0.6㎎または1.2㎎を12週間続けて摂取してもらったところ、摂らなかった人に比べて頬や肘の肌からの水分蒸散量が減少。肌のバリア機能が上がり水分が逃げにくくなりました。

こんにゃく芋を調理して食品からセラミドを取ることもできますが、サプリメントならより手軽。こんにゃく芋を原料にセラミドを抽出した製品も多く出ています。
是非、手軽に取り入れて体の中からセラミドを補給しましょう。

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2018年11月13日

ヒアルロン酸によるトータルフェイシャルトリートメント・美人顔デザイン注入と注入コード

ヒアルロン酸注入のトレンド ~ 線から面へ

トータルフェイシャルトリートメント・美人顔デザイン注入の時代 top_main_total1.jpg


ヒアルロン酸注入は、細かいシワを狙った『線の治療』から、顔全体のバランスを整え、リフトアップさせることでシワを浅くする『面の治療』にシフトしています。

銀座ケイスキンクリニックでは、加齢よる、『骨格』・『靭帯』・『脂肪組織』・『筋肉』・『皮膚』で生じた加齢変化を解剖学的に捉え、最適な部位に適正量注入することで、『自然なリフトアップ効果』とバランスの良い『美しい顔』を叶える『ヒアルロン酸注入によるトータルフェイシャルトリートメント』を行っています。
医学的知識と美術的感性とを融合した『美医術』をコンセプトに、ミリ単位で注入し、デザインしていくので『美人顔デザイン注入』とも呼んでいます。

この考え方で注入すると、魅力が増すだけでなく、失われる脂肪や骨格の補充と強化、コラーゲン密度のアップ、靭帯補強による顏揺れの抑制により、老化スピードを緩やかにする『アンチエイジング効果』もあり当院の若返り施術の根幹治療となっています。


ヒアル顔(Overfilled syndrome過剰注入症候群)を作らない治療


top_main_total2.png細かい線を消さないわけでは無く、枝葉末節は後から施術することで、段階的に若返らせていきます。輪郭が崩れ、大きく削げている部分があるのに口周りだけシワが無い状態、表情に違和感を覚えるほど大きく盛り上がった頬、目が小さく見えるほど目の下が膨らんでいる状態など『Overfilled syndrome過剰注入症候群』『ヒアルロン酸入れすぎちゃった症候群』、いわゆる『ヒアル顔』が全世界的に問題視されています。

当院では、不必要な注入はお断りするポリシーを貫いています。萎んだ風船に空気をパンパンに入れて、シワが無くなって見えてもシルエットは美しいと言えるでしょうか?注入だけではたるみは解消しきれないことを十分に理解した医師が、ポイントを絞って注入し、自然に仕上げることは、ヒアルロン酸注入治療の評判を貶めないためにも私たち注入指導医が啓発していくべき仕事と考えています。

トータルフェイシャルトリートメント・美人顔デザイン注入の手順

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トータルフェイシャルトリートメント(顔全体の治療)を行う場合の流れ

Foundation土台・・・中顔面への注入
まず、顏の土台となる中顔面のリフトアップからスタートし、頬位置を上げます。

Contour輪郭・・・顔の輪郭を整える注入
続いて輪郭形成です。コメカミ、口角下方から顎、額を整え、逆卵型の美しい輪郭を作ります。次いで、耳前から下あごまでのシャープな輪郭線を際立たせるJwラインへの注入まで行うと、マイナス5歳が叶います。

Refinement微調整・・・シワを浅くする注入

最後に微調整です。ほうれい線やマリオネットライン、目の下のシワを浅くし、眉を引き上げると自然な若返り効果が得られます。さらにゆとりのある方は、笑った時に出る口周りの浅いシワを消すために、柔らかなヒアルロン酸を薄く広範囲に注入することで、肌質まで改善し、マイナス7歳が叶います。

表情ジワ・・・ボトックス注射

表情ジワに対しては、ボトックス注射を併用します。

当院では、注入前に、製剤ごとに細かく注入部位を図示してご説明します。トータル治療計画を一度に施術することはありません。1回ごとの注入量は、初診の方で2~5本を上限とし、1か月以上の間隔を空け、2~3回に分けて顔全体のバランスを整えます。半年~1年でトータルフェイシャルトリートメントが仕上がると、その後は、1~3年毎に初回の1/3~1/5量で十分にメンテナンス出来るようになります。ヒアルロン酸注入は、周囲のコラーゲン密度を高める『コラーゲン貯金効果』があるので、予想以上に長持ちするのです。


ヒアルロン酸注入コード(MDコード、True Liftポイント)


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アラガン社やガルデルマ社はそれぞれMD-Codes™ (MeDical Codes: MDコード)やTrue Lift法(トゥルーリフト法)といった注入テクニックをガイドラインとして作成しています。これは主にカルテの記録や医師間の情報共有のためのツールであり、あくまでも共通言語に過ぎません。私どもは、一様にガイドラインの注入ポイントに注入するのではなく、骨格・加齢の進行度合い・お好み・ご希望に応じて、患者様それぞれに最適な製剤を選び、注入ポイント・注入量・注入深度を検討し調整する『オーダーメイド注入治療』を行います。クリニック独自の注入テクニックがありますので、どちらかというと、カルテ記載のために、後からコードに当てはめていく感覚です。

上顔面の注入コード

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額・・・コード無し
額は加齢により骨萎縮が進行しやすい部位です。骨吸収や脂肪の萎縮から男性的な形態になってしまった額にヒアルロン酸を注入し、丸みを帯びた女性的で若々しい額を作り出します。注入層は骨上で、広く薄くなじませます。ご自身の皮下脂肪と皮膚がふんわり包むため、凸凹しにくい注入法です。額への注入は、形の改善にとどまりません。前頭筋がストレッチされ額の横ジワがよりにくくなります。また、眼窩靭帯(眉山に存在する真性靭帯)がリフトされることにより、眼の開きが改善する効果も期待できます。
額全体への注入は安全のためカニューレを使用しますが、難易度が高いテクニックです。当院では体験された患者様から高い評価をいただいています。

こめかみ 【MD-codes】T1~T2
側頭骨の骨吸収や同部位の脂肪の萎縮から凹み、コケて老けた印象になります。ヒアルロン酸でボリュームを補充することで、理想の輪郭へ近けるだけでなく、テントを張るようにコメカミ部分がピンと張るので、眉毛のリフト効果や瞼たるみの改善効果も得られます。

眉毛上部 【MD-codes】E1 【True Lift】TL1
眉山の5mm上方に真性靭帯の一つである眼窩靭帯があり、周囲の組織を骨に固定しています。眼窩靭帯の基部に少量のヒアルロン酸を骨上に注射し、補強することで、眉のリフト効果や眼の開きの改善、目周りのたるみを予防する効果が期待できます。

上瞼(まぶた)・・・コード無し
若い時は少し重たいくらい肉厚だったまぶたも、30歳頃から徐々にスッキリした大人の顔になってきます。ところが、30代後半になると、まぶたのボリュームが失われ『くぼみ目』になり、老けて疲れた印象になってしまいます。眉の下からまぶたにかけて、浮腫みにくくなじみの良いヒアルロン酸製剤を注入すると、くぼみ目が改善しぐっと若返ります。非常に難易度の高い施術ですので、医師の選択には十分ご注意ください。


上中顔面の注入コード


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目周囲・・・コード無し
眼窩骨の吸収の進行により目元が痩せ、影ができクマっぽく疲れたような印象を与えます。ヒアルロン酸でボリュームアップさせることで目元のコケ感が改善され元気で若々しい印象になります。また皮膚の浅い層にも薄く面状に注入することで皮膚に厚みが増し、色調や質感の改善も期待できます。
顔全体で最も難易度の高い部位です。凸凹やチンダル現象などのトラブルが生じやすいので、施術医師は慎重に選びましょう。
※修正治療をご希望の場合は『ヒアルロン酸注入(他院の修正)』をお読みください。

頬部
頬は顔面の広範囲を占め、印象に大きな影響を与えます。重要な注入ポイントが複数ある一方で、重要な血管・神経が縦横に走行しておりリスクも高いエリアです。顔面の解剖を熟知したうえで慎重に注入を行なう必要があります。下記の順に注入します。

頬リフトアップポイント【MD-codes】Ck1~Ck3 【True Lift】TL2~TL3
まず初めに行うのが、頬骨周囲の頬部靭帯と頬中央への注入です。加齢に伴い脂肪が下垂・萎縮し、頬が平坦化し、頬の頂点が下方向へ移動します。頬部靭帯を補強し、頬位置を上げ、立体的な丸みを作ることで頬部全体のリフト効果が得られます。さらに、斜め上方向に引き上がることで、ほうれい線が浅くなります。加えて、『美の6要素』に欠かせない理想のOgeeカーブに近づけることで、美しさと若々しさを再現します。

ほうれい線が気になるからといって、最初からシワに直接ヒアルロン酸を注入するのではなく、これらの中顔面のリフトポイントへ注入すると、ほうれい線への注入は不要になる場合もあります。リフトアップさせても、ほうれい線が深く目立つ場合のみ少量のヒアルロン酸で直接シワを埋めていくという順序での注入方法が近年主流であり、何よりナチュラルです。また頬の頂点をどの位置に作ると全体的なバランスが整い美しさを引き出せるかは、MDコードやTrue Liftの注入ポイントに固執せず、患者様ひとりひとりの骨格にあわせて判断する必要があります。

頬骨下~頬中央 【MD-codes】Ck4, Ck5 【True Lift】TL2①②
二つ目は頬骨の下、脂肪が下垂・萎縮しソゲとコケが目立つエリアへの注入です。こめかみが凹み、頬骨は高く、その下が凹んでいると『ひょうたんシルエット』になり、老けて見えます。ソゲが目立つ範囲に面状にヒアルロン酸を注入することで、コケ感が改善し理想の輪郭に近づくだけでなく、テント効果で頬全体のリフトアップ効果も得られます。

ほうれい線基部(小鼻外側) 【True Lift】TL3
三つ目はほうれい線の根元、上顎靭帯が骨に付着する小鼻の外側付近です。加齢に伴い上顎靭帯が緩み皮下組織が下垂するとほうれい線が目立ってきます。また骨吸収によって、梨状孔(鼻骨の孔)が拡大することで鼻腔は外側・下方へ広がりし、ほうれい線も深くなる傾向があります。上顎靭帯を補強するように骨上に注入を行い、ほうれい線にかぶさる皮下組織を支えつつ、広がった小鼻を戻すように注入することでほうれい線の食い込みを改善します。

下顔面の注入コード

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口周り・ほうれい線 【MD-codes】NL1~NL3
上述した通りほうれい線に直接アプローチするのは、顏の土台をしっかり整えた後がお勧めです。ご予算的に1本しか注入できない場合は、ほうれい線に注入すると変化がわかりやすく喜んでいただける部位でもあります。ほうれい線は『S型(皮膚たるみ型)』・『B型(骨くぼみ型)』・『M型(筋肉型)』・『SBM型(混合型)』の4つのタイプに分類でき、どのタイプかによってヒアルロン酸注入単体での改善程度を予測できます。

マリオネットライン・口周囲 【MD-codes】C1,C6・M1~M3 【True Lift】TL4
マリオネットラインは口角からあごへ斜め方向に伸びるシワで、別名よだれジワとも呼ばれます。主な原因は、頬全体のたるんだ皮膚が下顎靭帯の上に溜まることと、口角下方の皮下脂肪の減少です。ほうれい線と同じく、直接マリオネットラインに注入しても頬のたるみが解消しない限り改善しません。まず先に、頬のリフトアップポイント、頬全体のボリュームロスを補う注入を行います。また口角横から口角下の範囲の皮膚が薄くハリが低下し、脂肪が萎縮すると、表情の変化でシワがよりやすくなります。浅い層に薄く面状にヒアルロン酸を注入することで、皮膚に厚みとハリを出し、シワを浅くすることが可能です。また少し下がり気味になった口角を上方向へ持ち上げる効果もあります。

唇・人中部・・・コード無し
加齢とともに唇のボリュームが失われ、縦ジワが増え、輪郭が曖昧になり、唇上方にスモーカーズラインと呼ばれる縦ジワが寄り始めます。老けて見えるだけでなく、口角が下がり不機嫌そうな印象を与えてしまいます。なじみの良い上質な製剤を注入すると、唇の輪郭が美しく整いふっくら若返るだけでなく、瑞々しく透明感のある色調になり、唇周囲のシワも減ります。生まれつき上下アンバランスな唇や、左右非対称な唇の形を魅力的に整えることも出来ます。当院では、不自然に大きな唇は美しさを損ねると考えており、注入したことが分からない程度にナチュラルな仕上がりを目指しています。

顎(あご) 【MD-codes】C2~C5
あごは美しい顔の輪郭において要と言えます。加齢により下顎骨小さくなると、フェイスラインの『Vライン』、額~鼻~あごの『Tゾーン』、横顔の美しさ『Eライン』全ての乱れにつながります。また、顎を骨格にあった適切な形に整えることで理想の輪郭に近づきフェイスラインも整って見えます。あごが萎むと梅干しジワが寄り易くまた下顎靭帯を補強するように注入することでマリオネットラインの改善も期待できます。オトガイ筋が過収縮し、梅干しジワがある場合は顎のボトックス注射による治療の併用もお勧めです。

フェイスライン(耳前~あごの輪郭線)【MD-codes】Jw1~Jw5
前述したそれぞれの注入ポイントで顔全体のバランスがおおむね整った方のためのステップアップした注入ポイントです。加齢に伴う下顎骨の吸収や首の下制筋の過緊張、皮膚のたるみからフェイスラインがなだらかになり顔と首との境界が曖昧になり、綺麗なフェイスラインがぼやけてしまいます。下顎骨の下縁に沿ってヒアルロン酸を線状に注入することで、たるみを改善し顔と首との境界が明確になりフェイスラインがシャープに見えます。この注入方法はアラガン社のJWコードという日本では比較的新しい注入方法です。ネフェルティティリフトという広頚筋に対するボトックス注射による治療を併用することで、下制筋の収縮が抑制されなおさらフェイスラインをくっきりと綺麗に見せることも可能です。


トータルフェイシャルトリートメント(美人顔デザイン注入)に必要な本数


top_main_total8.jpg額まで含めたトータルフェイシャルトリートメントに必要なヒアルロン酸の本数は、20代で1~3本、30代で3~7本、40代で5~9本、50代以降で5~12本と多くの材料が必要です。これは、額、コメカミ、あごへの注入がどの程度必要かどうかによって大きく変わります。額の骨格が丸く、凹みがほとんどなく、あごがしっかりしている方は少なくて済みます。中顔面の土台作り⇒輪郭形成⇒浅いシワの微調整という順に、1回当たり3~5本までの注入を2~4回に分けて行っていきます。

ヒアルロン酸製剤は1本たった1.0mlですから、5本でコーヒークリーム1個、小さじ1杯程度に過ぎません。頬や額の凹みの体積をイメージして、そこに粘度をパテのように貼り付けていく様子を想像してください。注入治療は土木工事に例えられます。谷が深ければそれを埋める土砂がたくさん必要です。スプーン1杯、こんなに少量のヒアルロン酸でも、適切な位置に注入すると顔全体の印象は大きく変わり、鏡を見た時の患者様の喜ぶお顔が私たちの原動力になっています。

トータルフェイシャルトリートメント(美人顔デザイン注入)の効果持続期間

top_main_total9.jpg患者様から、「一生、毎年こんなに沢山のヒアルロン酸を打ち続けなければならないのでしょうか?」「始めてしまったら止められなくなりそうで怖いです。」という質問を多く頂きます。そんなことは絶対にありません。ヒアルロン酸注入は麻薬のように足抜け出来なくなることもありませんし、途中で注入を止めると反動で老化が加速するという危険性もありません。

当院で扱っているヒアルロン酸は吸収されるまでに1年~2年かかります。施術後の経過を追っていくと、吸収予定期間よりも長く効果を実感いただけることが多く、また2回目以降は初回よりも少ない量しか要しません。それはヒアルロン酸製剤を足場として自身のコラーゲンが作られると同時に、適切な部位へ注入することで老化の過程を緩やかにするためと考えています。注入を止めた場合も、そこから緩やかに加齢していくだけですし、一旦年齢を戻し、コラーゲン貯金ができたことで、何もしなかった場合と比較して老けづらくなります。

老化の過程と顔面解剖を熟知した医師が、患者様ひとりひとりに最適な注入ポイントをご提案させていただきますので、まず一度ご相談にいらしてください。

料金について

ヒアルロン酸注入 製剤:レスチレン・ベロテロ・リデンシティⅠ
初回トライアル1本(1ml) ¥75,000
1本(1ml) ¥90,000
2本(2ml)※同日施術の場合 ¥170,000(1本あたり¥85,000)
3本(3ml)※同日施術の場合 ¥240,000(1本あたり¥80,000)
4本(4ml)※同日施術の場合 ¥300,000(1本あたり¥75,000)

院長施術料金

慶田院長施術 ヒアルロン酸注入 製剤:レスチレン・ベロテロ・リデンシティI
初回トライアル1本(1ml) ¥95,000
1本(1ml) ¥110,000
2本(2ml)※同日施術の場合 ¥210,000(1本あたり¥105,000)
3本(3ml)※同日施術の場合 ¥300,000(1本あたり¥100,000)
4本(4ml)※同日施術の場合 ¥380,000(1本あたり¥95,000)

※ 上記は外用麻酔・針穴テープ・カニューラ1本使用時の抗生剤・抗アレルギー内服代込みの料金です。
※『ヒアルロン酸注入』は、VIP割引・特別割引の適応外となります。
※ 残ったヒアルロン酸製剤は3ヶ月間保存できます。残注入は、下記手技料を頂戴いたします。

残注入手技料

注入から3ヵ月以内
院長施術 ¥10,000
その他医師施術 ¥5,000
お支払いについて

お支払い方法は、現金、デビットカード、クレジットカード一括払い(VISA・MASTER・AMEX)があります。 クレジットカード2枚に分けてのお支払いや、現金、デビットカードとの併用も可能です。詳しくは、クリニックにお問合せください。

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お電話でのご予約はこちら(受付時間/10:00~18:00) 0120-282-764

2018年11月12日

雑誌『美的』2018年12月号(10月22日発売)

今回、2つの特集に掲載しています。

◆特集その1『#実樹Beauty LESSON 20』(掲載ページP36~37)

今月のLESSON
「美的」をはじめ多方面で活躍する女医さんと30代の美について対談!
モデルの有村実樹さんと慶田院長が、本格的な乾燥シーズンを迎える前に確認しておきたいことをクロストークしました。

Q1.肌のゆらぎはお手入れ不足?それとも、敏感だから?
寝不足続きで疲れがたまると、いつも使っている化粧品でもたまにヒリヒリすることがあります。これは、一時的な肌のゆらぎですか。それとも、本当は敏感肌だから?

A.医学的に敏感肌と診断される人は角層のバリア機能が弱い「アトピー素因」があり、日本人の約1/3が該当するといわれています。肌の水分保持能を司るセラミドの産生力が通常よりもぐっと低く、水分や油分を溜め込めず外部からの刺激を受けやすくなります。
このように敏感肌の素因を持っている方は意外と多くいらっしゃいます。また、アトピー素因が無くても、30代を迎え、美肌を保つスキンケアの3本柱「洗顔、保湿、紫外線対策」や、生活習慣の5本柱「食事、睡眠、排泄、運動習慣、ストレスコントロール」のバランスがくずれると、肌あれしやすくなるので要注意です。
10月からは湿度も60%以下の日が増え、誰もが肌の乾燥を感じがちに。夏の間、スキンケアをあっさり&さっぱり済ませていた人は特に、乾燥によるゆらぎが生じやすくなるので、今から保湿クリームで濃密に肌を潤すことが大切です。

Q2.唇の皮ムケはリップが合わないから起こる不調ですか?
「唇の皮がむけたから、このリップは私の唇には合わない」と決める人が多い気がします。その判断は、正しいのでしょうか?撮影で長時間リップメイクをしていると唇の皮が剥けることはあります。でも、それを優しくティッシュオフするとツルツルになるので、唇が敏感だとは思っていないのですが......。

A.唇の皮膚は、ほかの部分よりもかなり薄くて皮脂腺もないため、非常に乾燥しやすい部位です。しかし皮が大きく剥けたりガサガサしたりするのは、少々バリア機能が低下している証拠です。ただし、唇はターンオーバーが他と比べて早いのも事実です。こすらずにするっと落ちるものは古い角質や垢と一緒なので、あまり気にしなくて構いませんし、使っている製品自体が悪いとも言えません。

でも、明らかな「口唇炎」なら治療が必要です。何を使っても唇に刺激を感じたり亀裂が入る場合、皮むけが治まらない場合は、口唇炎を疑いましょう。保険診療内で治療ができるので、皮膚科に相談を。

Q3.失敗しない美容皮膚科医選びのコツはありますか?
たくさんあって選ぶのに迷います。どんな美容皮膚科へ行けば、自身の肌を安心して委ねられますか?

A.まずはホームページに掲載されているドクターの経歴をチェックしてみましょう。皮膚科医が必ず入る『日本皮膚科学会』から、大学病院などで最低5年間の研修と手術の症例実績などが考慮され、筆記テストに合格した場合に与えられる "皮膚科専門医"の資格をもっていることは大前提です。形成外科医の場合は、『日本形成外科学会』認定の形成外科専門医が必須です。このどちらかに加えて論文執筆歴をチェックすることは重要です。
これがない場合は、医師としての下積み経験が少ないので、診立て力に欠ける場合があります。例えばホクロでも、それが悪性か良性か見極められなかったり、シミの種類を誤診して悪化させてしまったりすることもあります。

他の注意点としては、診察初日に治療を迫るようなクリニック、ホームページにリスクやダウンタイムに関する記載がないクリニックにはご注意ください。

美容皮膚科は、肌老けが加速するより前に少しずつ始めることで、肌老化のスピードを抑えることができます。30代からスタートすれば、40代以降の肌に大きな差がでるはず。痛みやダウンタイムがないメニューが豊富なので、是非、ご相談ください。


◆特集その2『美容賢者は、秋冬も美白ケアを頑張っている!』(掲載ページP114)
美白ケアは春夏だけでなく、紫外線のダメージが落ち着いてきた今こそ、絶好のチャンスです。今回、透明美肌で過ごす14人の美容賢者の美白ケアを紹介する特集で、慶田院長が皮膚科専門として解説しました。

夏はいくら気をつけてUV ケアをしていても、容赦なく降り注ぐ紫外線によってメラニンが活性化してしまうもの。そのため夏は美白ケアを頑張っても、メラニンの活性を抑えることで精一杯。美白美容液は最低でも3ヶ月~半年使ってこそ手応えが出てくると言われています。紫外線量が減ってくる秋冬こそ、継続して使うことで透明感が出たり、シミが薄くなってきたり...と効果を感じやすくなります。だからこそ、秋冬に美白ケアをやめてしまうのはもったいないのです!

夏場に紫外線を浴びて保湿を怠っていると、肌が乾燥して角層が厚くなります。夏のダメー
ジを経た秋口の肌は、紫外線だけでなく乾燥や角質肥厚によるくすみなどもケアしていくことが大切です。

そのため、クリニックでのピーリングや自宅での角質ケアは、日々のスキンケアの手応えを引き上げるためにも有効。さらに10 月末~ 11月には一気に気温も湿度も下がり肌の角層の水分が低下してしまうので、しっかりと保湿をすることも大切です。しっかりと水分を溜め込み角層の状態をベストに保つことで、キメが整って肌の透明感も格段にアップして見えるはずです。

最新研究によって、秋冬は乾燥によってシミ悪化因子が増加し、メラノサイトが活性化してシミができやすくなるということが解明されています。また、紫外線量が減ってくる秋冬でも、夏に受けたダメージによって肌内にはメラニンが蓄積されているということも明らかになっています。だからこそ、今の時季の美白ケアは絶対不可欠。より孤高の透明感を目指して、秋冬の今こそ美白に注力しましょう。

是非、ご一読ください。

関連施術
ケミカルピーリング(メディカルピーリング)


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雑誌『VERY』2018年12月号(11月7日発売 掲載ページP336)

特集「来年の私のために、冬休みこそシミ治療」に当院が紹介されました。

今回、美容医療アドバイザーの円谷真美さんのオススメのクリニックとしてご紹介いただきました。
いざシミ治療を始めるとなったら、どう選べば良いか迷われる方が多いのではないでしょうか。いわゆる「シミ」と呼ばれる老人性色素班から、肝斑、雀斑(そばかす)、脂漏性角化症(イボ)、アザなど種類がさまざま。シミの種類によって最適なレーザー治療が異なり、効果やダウンタイムもかわってきます。
どの治療が最適か見極めるために、診立ての専門知識がある皮膚科専門医や形成外科専門医などが診察するクリニックを選ぶと安心です。また、シミの種類に対応できるよう、複数の最新照射機器を扱う医療機関を選びましょう。
春夏になると特に目立つ悩みですが、紫外線が弱く、まとまった休みも取りやすい冬の時期に集中して治療を行うのが賢い選択です。次の夏に後悔しないために、始めるなら今です!

当院ではお肌の状態を拝見し、シミやくすみに応じてさまざまな照射機器や、ピーリング等を組み合わせた治療をご提案しています。
そのなかでも最も新しいシミ治療器が「ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウェイ)」です。これまでシミ治療の主流だったQスイッチレーザーのパルス幅「ナノ秒」に対し、その1000分の1秒の「ピコ秒」という短いパルス幅で照射するため、肌へのダメージが少なく、一瞬でシミだけを狙い撃ちできます。最近ではシミだけでなくピコトーニング照射で、強力に美白し、色ムラを改善したり、ピコフラクショナル照射でハリやキメを整えて肌質そのものをアップさせたりと、複合的な肌悩みに対応する機種が主流です。
カウンセリングを大切にし、医師からダウンタイムや、内服・外用治療などのアフターケアについても、初回にしっかりご説明しています。
今回の特集では、冬休みにやるべきシミ治療の「基本のき」をご紹介していますので、是非ご参考になさってください。


シミ治療はこちらから

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雑誌『MyAge/マイエイジ』2018年秋冬号Vol.16 (11月6日発売 掲載ページP107~111)

特集「素敵女医の乾燥対策」に慶田院長の取材監修記事が掲載されました。MyAgeは45歳以上の医師が対象なのですが、来春45になる院長も編集部の強い希望で早々に掲載いただきました。

小児期からのアトピーを克服し、現在は美しい肌を取り戻している慶田院長は、食、コスメ、注射、マシンと、全方向から乾燥対策をしています。

【アトピーを克服し、徹底保湿で美肌をキープ中】
◎良質な油や発酵食品など、食生活にもこだわって
小児期から24歳頃まで、ずっとアトピー性皮膚炎に悩まされていました。それが皮膚科を選考した理由の一つでもあります。皮膚科入局後に薬剤塗布と保湿ケアでかなり改善したものの、顔と首、肘の内側に乾燥症状を繰り返す皮膚炎はなかなか治りませんでした。27歳頃から、顔とボディにケミカルピーリングを施術しはじめたところ、角層のバリア機能が改善。首以外の症状は出なくなりました。最後に残った首の乾燥は、極水光プラスでヒアルロン酸とビタミンミネラルなどを注射したところ1回でほぼ消失。現在は皮膚科専門医でも、私の肌を見てアトピー性皮膚炎があったと気づかないくらいです。

肌の状態がよくなった現在も保湿には気を配っていて、化粧水とボディクリームを脱衣所に置き、入浴後にすぐ塗る、10月下旬から自宅とクリニックで加湿器を使用するなどを習慣にしています。

食生活にもこだわっています。まず保湿に欠かせないセラミドですが、その材料は油です。油抜きは禁物なのですが摂取する油の種類には気を使っています。炒め物にはオリーブ油かこめ油、加えてチアシード、えごま油などオメガ3系の油を意識してとっています。

腸内 環境を整える発酵食品は、角層の水分保持にも役立つというエビデンスがあるので、ヨーグルト、納豆、ぬか漬け、味噌などを積極的にとるようにしています。

また最近ではヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどの経口摂取による皮膚の保湿効果が報告されているため、 サプリメントでも補っています。

入浴時はアミノ酸系の「ミノン薬用保湿入浴剤」を使用し、肌の乾燥を防いでいますが、衣類もヒートテック素材は避け、下着や寝間着は綿かシルク、寝具はダニを通さない帝人の素材を使ったリネンを使用するなど徹底しています。

顔には37歳の時から年2回『極水光プラス』を打っていますが直後から肌がプルプルになります。また、腟のゆるみ改善と将来の乾燥予防には、4カ月~半年に1度、超音波の『ヴィーナスハイフ』を行っています。引き締まるだけでなく、潤いもアップするのでおすすめです。

是非、ご一読下さい。

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雑誌『GINZA』2018年11月号(10月12日発売 掲載ページP216~222)

特集「"デジタルエイジング"脱却宣言。」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

今の時代、パソコンやスマートフォンをまったく使わないという人は限られています。利用頻度や時間に差はありますが、こうしたデジタル機器に囲まれた生活は現代人の標準的なライフスタイルと言えるでしょう。朝はLINEをチェックし、夜はインスタを眺めながら眠りにつく...そんな私たちはすでに中毒状態です。
そして今"スマホやPCに夢中になるほど、肌や目元のエイジングを早める危機に晒される"のです。

CHECK SHEET
<デジタルエイジングの危機、迫ってない?>
☑まぶしさに弱く、目がゴロゴロしやすい
☑ベッドにスマホを持ち込んで、動画やSNSをチェックする
☑以前よりも目が小さくなってきた気がする
☑SNSやメールを1時間に1度は必ずチェックしてしまう
☑眼球だけ動かして天井を見ようとすると難しい
☑こめかみや耳の後ろを拳でゴリゴリすると痛い
☑寝つきが悪く、ちょっとの物音でもすぐ目が覚める
☑少しずつ、太ってきている
☑眉間や目尻のシワがだんだん増えてきた
※当てはまる項目が多いほどデジタルエイジングが進んでいる恐れがあります。なお、まぶしさに弱く、目がゴロゴロする人はドライアイが進んでいる可能性、寝つきが悪い人は体内時計が乱れている心配があります。


【肌荒れもたるみ顔も目のショボショボも...実はデジタル依存のせいだった?】
人気ネイルブランドの秋新色の名は"Social Detox"。SNS中毒(つまりはデジタル中毒)の私たちへのメッセージで、最近ではデジタルデトックスをテーマにしたイベントもあちらこちらで行われています。社会的には問題意識が高まっているデジタル依存ですが、実際のところ美容面にはどんな影響があるのだろうか?今年5月、<エスティ ローダー>が国際皮膚科学会で発表したのは、デジタル機器が発するブルーライトと肌の関係です。夜、ブルーライトを1時間浴びると、肌細胞内に現れるはずの「時計遺伝子」の数が60%以上も減り、肌の修復作業が正しく行われなくなってエイジングを加速させるといいます。
つまり"サーカディアンリズム(体内時計)が狂う"のが、肥満や睡眠障害の原因にも繋がるのです。ちなみにブルーライトは、もともと太陽光に含まれている光線ですが、波長が紫外線に近いため、長時間、大量に浴びると肌や目に酸化ストレスを与える可能性も懸念されています。目周りのエイジング問題もあなどれません。液晶を凝視するとまばたきが減り、ドライアイになりやすく、進行すると乾燥から目を守ろうとして細目になりやすくなる心配もあります。さらに、デジタルと向き合っている間は交感神経が優位な"緊張状態"が続くので、心身にストレスが溜まりやすくなり、冷え性まで助長します。トラブル例はキリがないですが、デジタルなしで今を生きるのも非現実的な話です。


【まずガードすべきは目の網膜!酸化ストレスケアもキー】
デジタル依存が美容面にもたらす弊害で、もっとも驚異なのはブルーライトの影響です。特に問題視すべきは、網膜に強い光が当たることによって睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、サーカディアンリズム(概日リズム・体内時計)を狂わせることです。つまりまず、目にブルーライトの強い光を当てないようにするのが、肥満、睡眠障害なども含めたさまざまな弊害をブロックする最善策だと考えられます。普段できることとしてブルーライトカットメガネの着用を推奨します。iPhoneやiPadなら「Night Shift」に切り替えて、画面から発されるブルーライトの量を抑えることも出来ます。
なお、サーカディアンリズムの乱れが肌にもたらす影響は、「時計遺伝子」の働きが抑制されて老化を早めるだけではありません。寝つきが悪くなることで、寝入りに多く分泌される成長ホルモンの分泌がスムーズになされなくなることも、肌細胞の再生の妨げになります。特に気をつけたいのは、ベッドに入る直前までスマホを見続ける行為です。夜は連続してディスプレイを見ないようにし、眠りにつく1時間前にはスマホやPCから離れるのがベストです。どうしてもチェックすべきものがあるときは、プリントアウトしてから目を通すなど、液晶画面を見なくても済む工夫をしましょう。
デジタル機器が発するブルーライトの量は日中降り注ぐ紫外線に比べれば微量だが、長く浴び続ければ、肌は活性酸素を作り出して、くすみやシワに繋がる可能性もあります。ブルーライトをブロックするプロテクターで肌をガードするほか、抗酸化力が高い食べ物を摂取して、内側から防御力を高めておくのも効果的です。ビタミンA・C・E、ポリフェノールが豊富なサプリやフードを毎日チャージして酸化ストレス対策をしましょう。


ブルーライトは現在、身の回りにあふれています。簡単にできることからで構わないので、何かしらの対策をとってブルーライトから身を守ることをおすすめします。

是非、ご一読ください


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2018年10月24日

白玉注射(グルタチオン注射)の効果と特徴

white_image002.jpg白玉注射に使用される美容成分「グルタチオン」とは、グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸が結合したトリペプチドです。体内の神経細胞以外の全細胞に存在し、細胞内で活性酸素や過酸化物質から細胞を保護する抗酸化物質として、また、異物を細胞外に排出する解毒作用のある物質としてなど、グルタチオンは生体内で重要な働きをもっています。


人間の体内では特に皮膚や肝臓、目の水晶体や角膜などにグルタチオンが多く含まれていますが、加齢や紫外線の影響によって減少しやすいという特徴があります。また、アルコールやタバコ、ストレス、睡眠不足、人工香料や人工甘味料などの摂取など、日常生活のなかでも気づかないうちに減少してしまいます。グルタチオンが減少すると、活性酸素によるダメージから身体を守る抗酸化作用がなくなってしまい、肌荒れや代謝の低下、疲労や肝機能低下、そして老化などを進行させる可能性があります。また、病気や生活習慣病にもかかりやすくなります。グルタチオンを注射で補充することは、美白・美肌の獲得のみならず、老化のスピードを抑制し、健康的な体の維持改善につながるのです。


白玉注射(グルタチオン注射)の効果

white_image003.jpg◆メラニン生成抑制による美白効果...紫外線を浴びると、皮膚内部のメラニン生産工場である『メラノサイト』が活性化します。メラニン色素の生成が排出よりも過剰になると、大量のメラニン色素が皮膚に留まり沈着してシミができてしまいます。グルタチオンは、メラニン合成を抑えて、シミ、色素沈着、肌のくすみを改善し、美しく白い肌に導きます。

◆抗酸化作用によるアンチエイジング&美肌効果...通常、呼吸で取り込まれた酸素のうち2%程は活性酸素となります。この程度であれば、体内にある活性酸素を消去する抗酸化物質によって除去されるのですが、排気ガス、タバコ、大きなストレス、大量の紫外線、食品添加物、電磁波、多量の飲酒などが原因で、体内に活性酸素が過剰発生することがあります。さらに、この体内の抗酸化酵素の活性は、30代後半から低下の一途をたどります。

我々現代人の体内には、もはや除去しきれない活性酸素が大量に発生している状態です。活性酸素により細胞膜の脂質が酸化して過酸化脂質となると、DNAを傷つけ、血管を傷害し、老化を加速させます。グルタチオンは、強力な抗酸化作用で活性酸素を無毒化して、身体のさびつきを防ぎ、シミなどの肌老化、病気や全身的な老化を防ぎます。また、グルタチオンにはタンパク質の成分として必要な「硫黄」も含まれているので、ツヤのある髪や丈夫で健康的な爪、皮膚を作る美容効果も期待できます。

white_image004.jpg◆解毒(デトックス)・肝機能改善&保護・疲労回復効果...知らぬ間に体内に入ってしまう有害物質を、無害なものに変えて胆汁や尿と一緒に排泄する解毒機能や代謝機能にかかわる酵素を活性化させる働きがあります。また、肝臓の働きを高めてアセトアルデヒドの解毒を助け、二日酔いを改善する効果や、疲労回復効果があります。お酒をよく飲む方やタバコを吸う方・ストレスの多い方にもおすすめです。

◆美肌・免疫力強化・抗アレルギー効果...免疫力を高めてアレルギーへの耐性を高めることで、肌荒れ、蕁麻疹や湿疹などの皮膚炎や、気管支喘息などの症状を軽減します。

白玉注射は美肌治療との併用がおすすめ

white_image005.jpg高濃度ビタミンC点滴(メガビタミン点滴)と併用していただくと相乗作用で抗酸化作用が高まり、より短期間で美白効果をご実感いただけます。また、フォトフェイシャルM22・ジェントルレーズプロ・ピコレーザーなどの照射治療との併用もおすすめです。お忙しい方にこそ、身体の内側・外側から同時にアプローチする、効果的・効率的なエイジングケアがおすすめです。最適な併用治療はお悩みによって異なりますので、詳しくは担当医師・スタッフへお尋ねください。

高濃度ビタミンC点滴ケミカルピーリングイオン導入エレクトロポレーションフォトフェイシャルM22ジェントルレーズプロピコレーザーダーマペン

※白玉注射(グルタチオン静脈注射)は、単体でもお受けいただけますが、他の施術と併用すると割引になります。


白玉注射(グルタチオン注射)のリスクとダウンタイム


shutterstock_1019073862.jpg副作用報告はほとんどありませんが、稀に薬剤に対するアレルギー(点滴全般に起こりえるリスク)や吐き気や胃痛・頭痛などを起こすことがあります。その場合は速やかに中止します。また、気管支に作用する成分が含まれているので、咳を誘発することがあります。そのため喘息の方は医師と相談の上、ご本人の了解のもとで治療を受けて頂くことになります。症状が出た場合は、適切に対処いたします。


白玉注射(グルタチオン注射)の持続と頻度について


お悩み・目的によりますが、照射治療に合わせて月に1回の頻度から、最短で週1~2回のペースでお受けいただくことが可能です。個人差はございますが、5~10回行うと効果を実感いただけます。また、本格的に美白ケアをしたい方は、最初の1~2ヶ月の間は週2回、3ヶ月目からは2週間に1回と継続して受けていただくのがより効果的です。


白玉注射(グルタチオン注射)の痛み


通常の注射と同様で、点滴の針を刺すときにチクッとした痛みがあります。初回は重たいような血管痛を感じることもあります。徐々に慣れてきますのでご安心ください。


白玉注射(グルタチオン注射)の禁忌事項について


・グルタチオンにアレルギー反応の既往のある方
※過去に静脈注射で気分不快などの症状がでたことがある方は、担当医師またはスタッフへお伝えください。

ヒアルロン酸注入(ひじ)の効果と特徴

萎んでハリを失ったひじに、ヒアルロン酸を注入してふっくらさせると、シワが改善するだけでなく、コラーゲン密度が高まり、老化のスピードを緩やかにするメリットもあります。また、ヒアルロン酸の美肌効果で、皮膚が瑞々しくなり、表面の細かいシワが消え、色調も明るくなります。これらの効果は2年以上も持続します。

ヒアルロン酸注入(ひじ)の効果

ひじのシワを寄りにくくする効果
ひじは年齢が顕著に表れます。萎んでハリを失ったひじに、ヒアルロン酸注入でボリュームを与えることで、梅干し状、クルミ状に幾重にも重なっていたシワが目立たなくなり、後ろ姿の若々しさを取り戻します。

美肌効果(黒ずみ・くすみ緩和)
ヒアルロン酸の美肌効果で、皮膚が瑞々しくなり、表面の細かいシワが消え、色調も明るくなり、ひじの黒ずみ・くすみも目立たなくなります。

コラーゲンを増やし、老化を遅らせる効果
注入したヒアルロン酸が足場となって、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、結果として老化の進行を遅らせます。1~2年毎に繰り返し治療をすると、効果の持続期間は延長していきます。

ヒアルロン酸注入(ひじ)のメリット

痛み・ダウンタイムがほとんどなく直ぐに通常の生活に戻れます。左右のシワの状態が異なる場合、バランスを整えて注入することができます。また、急激な変化ではなく、仕上がりを見ながら徐々に注入していくことも可能ですのでご相談ください。

ヒアルロン酸注入(ひじ)の注意点

ひじへのヒアルロン酸注入には、高度な技術と美的センスが要求されます。左右でボリュームが異なる場合も、必要な部分にだけ正確に注入する高い技術力が求められます。当院の医師は、ヒアルロン酸注入のトレーナーを務める慶田院長が、その全ての技術を共有し、トレーニングしていますので、一様に高いテクニックを持っております。ぜひ安心してお任せください。

ガルデルマ社 ヒアルロン酸注入トレーナー医師

GAL.png当院の慶田院長は、厚生労働省認可のヒアルロン酸製剤『レスチレン』を販売する製薬会社ガルデルマ社の認定するトレーナー医師です。日本国内の美容医療分野でエキスパートとして活躍し、ガルデルマ製品に関する深い知識と高度な注入スキルを持っている医師がガルデルマファカルティメンバーであり、GAIN※(ガルデルマ社が世界規模で提供する医師向け美容医療教育システム)をはじめとする医師向け研修を提供しています。注入治療に関わる医師への技術指導や安全教育、トレーニングマニュアルの作成や指標づくりなどに関わることで、日本国内でヒアルロン酸注入に関わる医師の技術向上と、不幸な事故ゼロを目指しています。さらに2022年から、慶田院長はGalderma JPAC Faculty Member※(ガルデルマJPACファカルティメンバー)にも選出され、海外のドクターとの情報交換や会議を通じて国内のみならず、アジアパシフィック地域における美容医療界の発展にも貢献しています。

※GAIN (Galderma Aesthetic Injector Network:ゲイン)
ガルデルマ・エステティック・インジェクション・ネットワークは、ガルデルマ社のレスチレン注入剤などに関するトレーニングを提供する医師向けの美容医療教育システムで、美容医療界のリーダーである全世界のファカルティメンバーが支えている。患者様のニーズに基づいた治療を提供するため、正しい製品知識や臨床科学に基づいた教育研修の徹底により、医師の技術や施術結果の向上を図り、安全性の追求を通じて患者様の満足度をあげることを目標にしている。

※Galderma JPAC Faculty Member
ガルデルマJPACファカルティメンバーとは、各国のファカルティメンバーからガルデルマ社が2~3人を選出した医師陣で、国内にとどまらず、アジアパシフィック地域における美容医療界の発展に貢献している。

顔面解剖学マスタークラス履修

img016_000001.jpg私たちは定期的に受講と実習を繰り返し、患者様の安全のために身を引き締めて診療にあたっております。

【慶田院長】
・2015年4月25~26日に韓国で開催された、ヒアルロン酸フィラー注入経験豊富な医師のための『顔面解剖学マスタークラス』で、講義と実習を受けました。日本国内では法律上叶わない、冷凍保存のご遺体での実習はその後の注入治療の糧となっています。

・2016年10月15日に日本で開催された『GALAA』にて、顔面解剖学をスライド講義と3D動画で深く学びました。

・2017年10月22日に日本で開催された『アラガン社のセミナー』で、解剖とヒアルロン酸注入の実技を学びました。

・2018年3月24~25日にタイで開催された『顔面解剖学マスタークラス』で、講義と実習を受けました。注入治療を熟知した解剖学の教授が、顔面の美容医療に関わる医師向けに作成した動画やスライドは何度見ても勉強になります。

・2019年~Sim HOLLYという3D解剖トレーニングソフトにて定期的に解剖学を復習しつつ、院内の医師に技術指導を行っています。

【服部医師】
・2017年10月22日に日本で開催された『アラガン社のセミナー』で、解剖とヒアルロン酸注入の実技を学びました。

ヒアルロン酸注入(ひじ)に使用する製剤

ヒアルロン酸製剤には、様々なブランドや種類が存在します。現在、当院では品質と安全性の高さを最優先し、有架橋のヒアルロン酸フィラー製剤は、GALDERMA社(ガルデルマ社)・MERZ社(メルツ社)・Caregen社(ケアジェン社)を、浅いシワに用いる非架橋のヒアルロン酸製剤はTEOXAN(テオキサン社)の製剤を取り扱っています。多彩なラインナップから、シワ、たるみ、凹みの状態、肌年齢、注入部位に最適な製剤を担当医が選んで治療を行っています。

韓国Caregen社の『CGスタイラー』

sampleCGスタイラーは、架橋されたヒアルロン酸と2種類のペプチド複合体が含有された注入剤です。肘のシワが目立ちやすい方は、元々痩せ型の傾向にあり、ボディ用の硬いヒアルロン酸を使用すると、馴染まず凹凸が目立つ可能性があります。『CGスタイラー』は、通常顔や首に使用していますが、皮膚の薄い部分でも凹凸を起こしにくい(過剰に膨らまない)ので、肘にも適した製剤です。年齢を重ねて萎んだ皮膚に適度なボリュームを補いながら、自身のコラーゲンやエラスチンの生成を促して、肌質改善の効果も期待できます。

肘の1回の目安量は、初回で片側1~1.5本ずつ、両側で2~3本になります。1回でも効果はありますが、2~3ヶ月後に再施術を行うと、さらにシワ感が軽減します。製剤の持続期間は1~1年半程度ですが、ヒアルロン酸の周囲に自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、完全に元に戻ることはありません。減りきる前にタッチアップをしたり、繰り返し治療したりすると効果の持続期間は延長していきます。



ヒアルロン酸注入(ひじ)の痛み

外用面麻酔のクリームを使用し十分に冷却した上で、極細針で丁寧に注入し、痛みを軽減させています。刺す瞬間はチクっとした軽い痛みがありますが、肘は痛みに鈍感な部位なので、ほとんど全ての方がご辛抱頂ける程度です。痛みの感覚は個人差が大きく、緊張すると強く感じやすいという特徴もあるため、2回目以降は楽に感じられる方が多いようです。

ヒアルロン酸注(ひじ)のリスクとダウンタイム

注入後は針の刺激で腫れぼったく、しこったような感じがしますが、数時間後には気にならなくなります。注射部位に赤みやみみず腫れが出現することがありますが、数日~2週間でほとんど消退します。まれに微かな膨らみが残ることがありますが、長くても2ヶ月で消退します。また、注入治療のため、一時的な内出血が起きる可能性はあります。内出血が出た場合、通常10日前後で落ち着きますが、大切なご予定がある場合は2週間以上前に施術を受けてください。

当日からシャワーは可能ですが、内出血のリスクを軽減するため、飲酒、激しい運動、長湯などはお控えください。また、プール、温泉などは、針孔がふさがるまで2日間はお控えください。尚、ヒアルロン酸注入後、当院で照射系の治療(肘の黒ずみ治療)を受ける場合は、2週間後から可能です。他院での照射に関しては、1ヶ月以上間を開けてください。

ヒアルロン酸注入(ひじ)の持続と頻度について

効果は施術直後から現れ、2ヶ月間高まっていきます。初回の治療は、2~3か月後に再施術を行うとさらに効果実感が高くなります。2回の注入後は、10ヶ月~1年間隔の治療で効果の維持が期待できます。効果の持続は、施術開始年齢や肌年齢によりますので医師にご相談ください。注入したヒアルロン酸は、徐々に代謝・分解されますが、ヒアルロン酸の周囲に自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、完全に元に戻ることはありません。減りきる前にタッチアップをしたり、繰り返し治療したりすると効果の持続期間は延長していきます。

ヒアルロン酸注入(ひじ)の禁忌事項

ヒアルロン酸自体は体内にも存在する成分なので、アレルギーの心配はありません。また、注入された純粋なヒアルロン酸は水に分解されて100%体内で吸収されます。真性ケロイドの方など、異物反応を生じやすい体質の方はヒアルロン酸が馴染まず、シコリのようになる人がいます。ヒアルロン酸は体内にある成分なので副作用が起きることはまれですが、約数千人に1人の割合で架橋剤などの添加成分にアレルギーを起こす人もいるので過去にトラブルのご経験がある場合などは事前にご相談下さい。

●下記に該当される方は、この治療を受けられないことがあるのでご相談ください。
・過去にヒアルロン酸注入治療で異常反応があった方
・妊娠中の女性
・真性ケロイドの方、異物反応を生じやすい体質の方
・コントロール不良の糖尿病、急性感染症、膠原病、精神疾患
・注入希望部位に未治療の感染症や皮膚疾患がある方

*安全のため、他院での美容医療の治療歴を担当者にお伝えください。
*麻酔薬や内服薬に対してアレルギーのある方、喘息の既往がある方は事前にお申し出下さい。但し、今までにそのような経験がなくても、麻酔薬に対するアナフィラキシーショック(呼吸が苦しくなる、血圧が下がるなど)を生じることは極めてまれに起こりえます。その場合は、速やかに適切な処置を致します。
*麻酔薬にアレルギーがある方には麻酔薬を含まない製剤を取り寄せて注入いたします。製剤のラインナップが少ないため、適応等は診察してからお診立てします。

2018年10月23日

白玉注射(グルタチオン注射)と他の施術比較

サプリメントとの比較
食事やサプリメントからの経口摂取は、胃や腸など消化管での代謝を受けるため体内での利用率が低く、高濃度のグルタチオンの成分をそのままに身体に行き渡らせるためには、血管へダイレクトに送り込める「白玉注射」での摂取が効果的です。比較的短期間で高い効果が期待できます。

高濃度ビタミンC点滴との比較
シミやくすみ、肝斑の改善といった美白効果や、強力な抗酸化作用によるアンチエイジング効果、コラーゲン生成促進によるお肌の若返りといった効果があります。また、免疫力を高め、全身疲労やアレルギー疾患にも効果があります。最近では、副作用のないガンの代替治療としても注目されています。白玉注射と併用していただくと相乗効果で抗酸化作用が高まり、より美白&美肌効果を実感いただけます。当院では、25,000mgを約30分かけてゆっくりと体内に投与します。

白玉注射(グルタチオン注射)のポイント特徴

注入治療needle.png 治療効果★★★☆☆ 痛み★☆☆☆☆ ダウンタイム★☆☆☆☆

効果
●美白効果(シミ・肝斑・くすみ)●美肌効果 ●肌荒れ改善 ●老化防止 ●疲労回復 ●肝機能改善(二日酔い改善)●抗アレルギー ●免疫強化※痛みやダウンタイム、効果には個人差がありますので、あらかじめご了承ください。

白玉注射(グルタチオン注射)のワンポイントアドバイスワンポイントアドバイス酸素を吸ってエネルギーを産生し、生きてゆく生物の宿命として、『酸化』と『錆び』は避けられないものです。でも神様が私たちに『抗酸化酵素』という毒素消去機構を搭載してくださっています。ところが、その自前の『抗酸化酵素』の活性は、40歳頃から弱まってしまいます。ちょうどそのころから、シミやシワが増え、成人病や、癌など大病にかかる人が増えてくるのです。加えて、排気ガス、タバコ、大きなストレス、大量の紫外線、食品添加物など、現代人の体内には、もはや除去しきれない活性酸素が大量に発生している状態です。このように、細胞を傷つけ、老化を加速させる『活性酸素』を消去するグルタチオン点滴を効率よく取り込んで、若々しく健康な皮膚と体を守りましょう。私も定期的に注射してさび止めに励んでいます。高濃度ビタミンC点滴と同時に注射すれば、抗酸化効果は最大級に高まるのでおすすめです

白玉注射(グルタチオン注射)の施術の流れflowドクター診察、カウンセリング施術前に、担当する医師がお肌の状態を診て、治療する範囲や回数、併用療法などの治療プランを決めていきます。注意点やアフターケアについても詳しく説明いたしますので、ご不明な点や不安なことがあれば遠慮せずにご質問ください。

flow同意書記入スタッフより治療内容・施術後の注意・治療費・治療スケジュールなど詳細をご案内させていただき、同意書にサインを頂戴します。(未成年の方の治療については親権者の同意が必要になりますので、こちらをご確認ください。)

flow白玉注射(グルタチオン)ベッドに横たわった状態で肘の内側から2~3分かけてゆっくりと静脈注射を行います。5分程度で終了します。高濃度ビタミンC点滴を併用して、美白&美肌効果を高めることが出来ます。

flow終了抜針後すぐにお帰り頂くことが出来ます。

ヒアルロン酸注入(ひじ)と他の施術比較

PRP(多血小板血漿)注入との比較
シワと凹みの深い方にはヒアルロン酸注入、すでにヒアルロン酸注入を2回以上同一部位に注入されている方・シワの浅い方・自己の成分を用いた自然な変化を求められる方にはPRP(多血小板血漿)注入をおすすめします。細かいちりめんジワには非常によい適応です。コラーゲン密度を高め、ハリが出ますので、ご自身のシワ・たるみの基礎修復として施術されるのがよいでしょう。注入後の結果をすぐに得たいという方については、直後からボリュームアップ効果の高いヒアルロン酸注入が向いています。


ヒアルロン酸注入(ひじ)のポイント特徴

注入治療needle.png 治療効果★★★★☆ 痛み★☆☆☆☆ ダウンタイム★☆☆☆☆

効果
■ひじの若返り ■ひじのたるみ・シワ改善 ■ひじのくすみ改善 ■ひじの肌質改善※痛みやダウンタイム、効果には個人差がありますので、あらかじめご了承ください。

ヒアルロン酸注入(ひじ)のワンポイントアドバイスワンポイントアドバイス女性誌の特集で『膝小僧が膝ジジイになる恐怖』というのがあり、当院の「美ひざ集中治療」が紹介されました。本来ひじは、腕の中で存在感なく、控えめにあるべき存在。それが加齢により突然「人面ひじ」「梅干しひじ」が現れます。全身ありとあらゆる部位の皮膚や靱帯が伸び、脂肪が減ってくるのが老化という悲しい現実。かつて瑞々しく透明で穢れなき少女であった私たちも、ソファーが古びるように何もしないでいるとハリと弾力が失われてしまいます。スタイルには自信があるのに、ノースリーブを着れないとお悩みのオーバー40sにもう一度しなやかな美しいひじを取り戻していただきたいと思います。

ヒアルロン酸注入(ひじ)の施術の流れflowドクター診察、カウンセリング施術前に、担当する医師が診察を行います。理想とする状態について細かく伺いながらカウンセリングを行い、注入する部位や量など治療プランを決めていきます。

flow同意書記入スタッフより治療内容・施術後の注意・治療費・治療スケジュールなど詳細をご案内させていただき、同意書にサインいただきます。この間に麻酔のテープを貼りますので、痛みに弱い方もご安心下さい。

flowヒアルロン酸注入外用面麻酔のクリームを使用し十分に冷却した上で、極細針で丁寧に注入いたしますので、痛みはもちろん、施術後の内出血などのダウンタイムもかなり軽減されています。

flow終了刺入部に肌色のテープ貼って、施術は終了です。当日から、シャワー浴は可能ですが、飲酒、激しい運動、長風呂など、血流を上げる行為、注入部位への強い圧迫は避け、早めにご就寝ください。

2018年10月22日

白玉注射(グルタチオン)の価格表 

1回 5回(5%OFF) 10回(10%OFF)
白玉注射(グルタチオン) ¥6,000 ¥28,500 ¥54,000

ヒアルロン酸注入(肘)の価格表 

肘のヒアルロン酸注入 製剤:CGスタイラー
1本 ¥80,000
2本 ¥160,000
3本 ¥240,000

※ 上記は外用麻酔・針穴テープ・抗生剤・抗アレルギー内服代込みの料金です。
※ VIP割引・特別割引の適応外となります。
※ 残った製剤は3ヶ月間保存できます。残注入は下記手技料を頂戴いたします。

お支払いについて

お支払い方法は、現金、デビットカード、クレジットカード一括払い(VISA・MASTER・AMEX)があります。 クレジットカード2枚に分けてのお支払いや、現金、デビットカードとの併用も可能です。詳しくは、クリニックにお問合せください。

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銀座ケイスキンクリニックへのお問合せはこちら

お電話でのご予約はこちら(受付時間/10:00~18:00)0120-282-764

2018年10月21日

ヒアルロン酸注入(ひじ)の症例写真

50代女性 ひじのヒアルロン酸注入【しぼみ・シワの改善と同時に皮膚再生のスイッチも入り肌質改善】

●お悩み・症状:肘のしぼみ、たるみ

●施術・価格: CGスタイラー 3本¥240,000
(料金は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。)

●施術部位: 肘(ひじ)

●リスク・副作用: 内出血・紅斑・アレルギー・血流障害による皮膚障害など

スタイルには自信があるのに肘の老化がコンプレックスでノースリーブが着られない問題。初夏ごろから沢山のお問合せをいただきます。やせ型の女性に目立つので、脂肪萎縮が大きな要因ですが、皮膚も伸びてたるんでいるので、単に膨らますだけでは解決しません。
下手に入れるとコブのように不自然に膨らみ、たるみ感は解決しないからです。この患者様にはCGスタイラーを31Gの鋭針で浅く面状に注入しました。内出血は必発ですが、シワもたるみ感も改善し、自然な若返り効果が得られています。CGスタイラーは、非常に弱い架橋のヒアルロン酸にコラーゲンを増生させる機能性ペプチドなどが混合された製材で、注入後2~3か月かけてさらに肌質が改善していきます。額や首の折りジワに浅く注入できるため、皮下脂肪の少ない肘にも使いやすい製材です。肘へのヒアルロン酸注入は、難易度ランキング上位の難関施術です。施術できる医師が少なく、全国から受診なさいます。後ろ姿に自信を取り戻しましょう。

症例写真1
  • Before(ビフォー)

  • After(アフター)

50代女性 ひじのヒアルロン酸注入【ひじのハリのなさ・シワを改善】

●お悩み・症状:ひじのハリのなさ・シワ

●施術・価格:【ヒアルロン酸注入】ひじ4本セット¥180,000

●リスク・副作用:内出血・紅斑・アレルギー・血流障害による皮膚障害など

数年前からひじのたるみやシワが気になり始め、痩せたことでさらに目立つようになり来院されました。注入後は、ハリを失ってしぼんだひじがふっくらして、幾重にも重なったシワがかなり目立たなくなりました。

注入したヒアルロン酸は、徐々に代謝・分解されますが、ヒアルロン酸の周囲に自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、完全に元に戻ることはありません。減りきる前にタッチアップをしたり、繰り返し治療したりすると効果の持続期間は延長していきます。

症例写真1
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  • After(アフター)

症例写真2
  • Before(ビフォー)

  • After(アフター)

50代女性 ひじのヒアルロン酸注入【年齢ばれするパーツ ひじの若返り】

●お悩み・症状:ひじのシワ・ゴワつき

●施術・価格:【ヒアルロン酸注入】ひじ3本セット¥150,000 

【ミラノリピール】ひじ¥12,000

●リスク・副作用:内出血・紅斑・アレルギー・血流障害による皮膚障害など

首と手の甲に次いで、年齢ばれしやすいパーツが「ひじ」です。ひじのシワと萎み感には『ヒアルロン酸注入』が有効です。50代のやせ形の女性のひじに3本注入したところ、ハリが出てシワも目立ちにくくなり満足頂きました。なお、ひじのごゴワつきに対して『ミラノリピール』も併用しているためafter写真は皮むけ中です。相乗効果で若々しいひじに変わっていきます。

症例写真1
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症例写真2
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50代女性 ひじのヒアルロン酸注入【くるみ状に重なるひじのシワを改善】

●お悩み・症状:ひじのたるみとシワ

●施術・価格:【ヒアルロン酸注入】ひじ2本セット¥110,000

●リスク・副作用:内出血・紅斑・腫脹・アレルギー・血流障害による皮膚障害など

「最近夏でも長袖しか着られない」、「ひじの老化が目立つから、袖なしのときはいつも腕を少し曲げている」こんなお声に共感する方も多いのではないでしょうか。顏同様、ひじの皮膚もたるみます。とくにひじは関節部のため皮膚が伸びやすくできており、体の中でも脂肪が少ない部位のため、脂肪萎縮の影響が早くから現れます。

そこで効果を発揮するのが『ヒアルロン酸注入』です。通常片側2本ずつ計4本使用しますが、気になり始めてから早めの段階で施術を行うと、この方のようにたった2本で若返り効果を出すこともできます。半年以内に少量追加すると、さらにシワ感が軽減します。製剤の持続期間は1年半~2年程度ですが、ヒアルロン酸製剤の周囲にコラーゲンが新生するので、若返り効果が持続します。

症例写真1
  • Before(ビフォー)

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40代女性 ひじのヒアルロン酸注入【ドレープ状に影を作るひじのシワを改善】

●お悩み・症状:ひじのたるみ・シワ

●施術・価格:【ヒアルロン酸注入】ひじ4本セット¥180,000 ➡2ヶ月後 ひじ2本セット¥110,000

●リスク・副作用:内出血・紅斑・アレルギー・血流障害による皮膚障害など

施術前の写真は、ひじが黒く見えませんか?実際、メラニン量はあまり増えておらず、この黒ずみの正体は影なのです。たるみによる影が目立つ部位は、目の下、口周り、首、ヒップ、ひじ、ひざなどです。膝小僧が膝じじいに老化するように、子どもの頃ふくふくしていたひじも萎んでたるみます。特にひじや膝は関節部のため皮膚が伸びやすく、脂肪が少ないため、老化の影響が早くから現れます。

そこで効果を発揮するのが『ヒアルロン酸注入』です。注意すべきは、関節内に誤注入しない解剖の知識と、最大限に効果を発揮する注入テクニックです。当院では隠れた人気メニューですが、通常片側2本ずつ計4本使用すると十分な若返り効果をえられます。この患者様はやせ型で脂肪のボリュームロスが顕著で、美意識の高い方だったため、2ヵ月後に左右に1本ずつ追加しました。深くドレープ状に折り重なったシワと影が劇的に改善し、肌質まで良くなったと大変ご満足いただきました。製剤の持続期間は1年半~2年程度ですが、ヒアルロン酸製剤の周囲にコラーゲンが新生するので、若返り効果はさらに持続します。数年後の追加施術は少量でメンテナンスできます。

症例写真1
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40代女性 ひじのヒアルロン酸注入【ひじのシワ・しぼみ・黒ずみ改善】

●お悩み・症状:ひじのシワ・萎み・黒ずみ

●施術・価格:【ヒアルロン酸注入】ひじ2本セット¥110,000

●リスク・副作用:内出血・紅斑・アレルギー・血流障害による皮膚障害など

加齢によりひじのシワと萎み、黒ずみが目立つようになり、後ろ姿を気にされていました。注入後は、クルミ状に幾重にも重なっていたシワが目立たなくなりました。また、ヒアルロン酸の美肌効果で肌が潤い、ひじのくすみも目立たなくなりました。

注入直後はボリュームが出て、少しの凸凹した感じになりますが、2週間程で馴染みます。自然な仕上がりにとてもご満足いただきました。ヒアルロン酸を注入すると、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、老化のスピードを緩やかになります。

症例写真1
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  • After(アフター)

症例写真2
  • Before(ビフォー)

  • After(アフター)

2018年10月20日

ヒアルロン酸注入(ひじ)のよくある質問

【Q】痛みが心配です。
【A】ひじは痛みに鈍感な部位ですのでご心配ありません。注入前に、刺入点へ局所麻酔の注射をしてから、先端の丸いカニューラ針でゆっくりと注入しますので、ほとんど痛みは感じません。痛みの感覚は個人差が大きく、緊張すると強く感じやすいという特徴もありますが、お受けになった患者様はイメージよりも楽だったとおっしゃいます。もし、強い痛みを感じた場合は、お知らせください。そのエリアを避けて注入します。痛みを感じるのは、治療中の15分程度だけですので、ほとんど全ての方がご辛抱頂ける程度です。注入後は麻酔と施術の刺激で腫れぼったい感じがしますが、数時間後には気にならなくなります。

【Q】アレルギーが出ることはありますか?
【A】ヒアルロン酸は、もともと人の体内にある成分であり、アレルギーなどの悪影響をおよぼす可能性は極めて低い成分ですが、ごく稀に架橋剤などの成分にアレルギー反応が生じる方もいらっしゃいます。その場合は、速やかに溶解し適切に対処すると、後遺障害を残すことなく回復します。既往歴、美容施術歴は全て担当スタッフにお申し出ください。

【Q】ヒアルロン酸注入後に、凹凸になったり不自然になるのが心配です。
【A】注入直後はボリュームが出て、少し凸凹した感じになりますが、2週間ほどで馴染みますので、ご安心ください。ヒアルロン酸注入で問題になる凸凹や不自然さは、ヒアルロン酸そのものの品質と医師の技術が大きく関係します。当院では高密度のヒアルロン酸を採用し、熟練した医師によって肌がなめらかになるよう丁寧に注入しております。過去に脂肪注入やヒアルロン酸注入で、シコリや凹凸になった既往のある方は必ずご相談ください。また、事前に十分なカウンセリング時間を設けておりますので、ご不安な点は担当医師にご相談下さ。初めての注入でご不安な場合は、様子をみながら何度かに分けて注入することをおすすめします。

【Q】注入にはどれくらいの量が必要ですか?
【A】注入する範囲やボリュームアップしたい程度により異なりますが、ひじの1回の目安量は、片側3~5mlずつ、両側で1本(10ml)以内で充分です。その方の状態とご希望にあわせて、適切なヒアルロン酸製剤の量をご提案させていただきます

【Q】何度かに分けて注入する場合、どれくらいの間隔を開ける必要がありますか?
【A】また、ヒアルロン酸は高保水成分で、注入後1カ月程度水分を吸収して軽く浮腫みます。水分が再吸収され馴染んでくる2か月後以降に追加注入をおすすめします。

【Q】ヒアルロン酸注入後に、照射系の治療(レーザー)はできますか?
【A】当院で照射治療をご希望の場合、注入から2週間経過後から照射が可能です。他院での照射に関しては、最低1ヶ月程度、間を開けてください。尚、他院での美容施術に関しての治療内容はすべて問診票にご記入ください。治療歴を隠されたまま施術を行うと思わぬ副反応が生じる可能性もあるのでご協力ください。

【Q】施術にはどのくらいの時間がかかりますか?
【A】当院は初診の患者様に30~40分のカウンセリング時間を取っております。医師が治療方針をお見立てしてから、お見積書を作成し、同意書にご記入いただき、お会計を済ませてからの施術となります。実際の施術時間については、デザインと途中の確認も含め、15分程度です。問診票記入から施術、治療後の説明まで含めると2時間~2時間半のゆとりをもって受診してください。

2018年10月19日

雑誌『PRESIDENT WOMAN/プレジデントウーマン』2018年11月号 (10月6日発売 掲載ページP103)

特集「継続は力なり。数年後、今より若々しい素肌へ。エイジングケアコスメ&美容医療最新事情」で、エステ・スパジャーナリストの惣流マリコ様が、"自腹で通う"美容医療クリニックとして当院の「アクアフェイシャル」をご紹介いただきました。

取材で数々のクリニックを訪れる惣流様が、自腹で通うほど惚れ込んだ敏腕ドクターの施術をライターH様に実際に体験していただきました。


惣流様コメント「毛穴汚れや肥厚した肌は美容液でピーリングしてツルツルとした肌に!レーザー治療の前に受けるとより効果的です。」

【アクアフェイシャル】
皮脂や角質オフで疲れた肌をリセット
抗酸化・抗炎症作用のある10種類の天然植物成分などを配合したA液と、レチノール、ビタミンなどを含むB液の2種類のピーリング剤をトルネード水流で肌に当てて、皮脂汚れや角質を浮かし、そのまま吸引します。施術後はワントーン明るく、ツルっとした肌を実感します。施術もスポイトのような吸着感のみで、寝てしまいそうな心地よさです。そして施術後、ポットに溜まった白濁した美容液を見ると、どれだけ肌が汚れていたかと驚愕します。顔以外にも、背中などにもできるので、ニキビが出来やすい方や、露出が増える時期にもおすすめです。

『アクアフェイシャル』
初回トライアル18,000円、1回22,000円

単体の施術はもちろん、レーザー治療との併用治療も効果実感が高い施術になります。敏感肌にも優しい処方の美容液ピーリングなので、ハイドラフェイシャルが合わない方でも安心です。吸引力の調整も可能なので、頑固なイチゴ鼻治療としても人気です。
是非ご体験ください。

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2018年10月 9日

雑誌『Oggi/オッジ』2018年11月号(9月28日 掲載ページP195~201)

特集「まさか、今までと同じですか?30歳からの正解保湿」に慶田院長監修の記事が掲載されました。

◇最近、肌が前より乾燥しやすい気が...
◇30代になって、メイクののりがイマイチ...

赤ちゃんの体は約75%が水分ですが、成人になると約60%、老人では50%、と徐々に減少します。以前より肌が乾きやすくなったと感じるのは、肌の水分を保つ力が低くなっているからなのです。アラサー世代はどんな保湿ケアをしたら肌がちゃんと潤うのでしょうか。

≪30歳になると、どうして肌は乾きやすくなるんだろう?≫
加齢によって20代のころより肌が乾燥しやすくなるのはもちろんですが、間違ったお手入れによる乾燥もあるはずです。

【理由1】ちゃんと洗わないから
◎「朝はぬるま湯だけ」はかえって乾燥を招きます。
ぬるま湯でさっとすすぐだけにして皮脂を残すと、日中の肌の潤いが守られている感じがするという、大多数の意見があるようです。
しかし、皮脂や前の夜に使ったスキンケアの油分が残っていると、日中酸化して肌に炎症を起こす原因となります。また、ぬるま湯洗顔では不要な古い角質が落とせないので、代謝が乱れて角層が不健康になり、かえって乾燥肌の原因になります。朝晩2回、洗顔料を用いて洗った方が肌のバリア機能が整い、肌の乾燥を防ぐことができます。このとき、肌の潤いを奪わない洗顔料を選びましょう。もちろん、洗顔後はしっかりと保湿ケアをすることも大切です。

◎洗い方にも問題あり!ゴシゴシ洗いで乾燥肌に...。
クレンジングや洗顔で肌が乾燥してしまうというのは、洗い方に問題があるのかもしれません。たとえば、クレンジングシートでゴシゴシこすったり、クレンジングクリームなどの量が少なすぎて汚れが浮いていなかったり、洗顔ブラシを肌に押しつけていることも肌への負担となります。肌を洗浄料で摩擦すると、バリア機能が乱れて潤いが奪われる一方で、肝心の毛穴の汚れも落とせません。洗顔は毎日のことなので、無意識に力を入れすぎていたり、泡立てがおろそかになってしまうこともあるでしょう。クレンジングはたっぷりの量を使い、肌に摩擦が起こらないよう優しくなじませ、ぬるま湯で乳化させてからすすぎます(こする負担がかかるシートの日常使いは基本NG)。洗顔料は手の上でしっかり泡立ててから、泡でさっと短時間洗って皮脂や油分を包み込み、よくすすぎます。このやり方を意識するだけで、肌の潤いが変わってくるはずです。
クレンジングや洗顔料の選び方も大切です。アラサー以降は「激落ち」などと表示されているさっぱりタイプは避け、潤いを保って洗い上げるものを使うようにしましょう。

⇒【結論】
肌の上に残った皮脂や油分は、酸化して、炎症や乾燥の原因になります。朝も夜も洗顔料でちゃんと洗う!!ただしゴシゴシ&長時間洗いはNG。


【理由2】保湿美容液を使わないから
◎"化粧水&乳液でOK"は20代まで、と心得て
化粧水と乳液だけのシンプルケアでOKだったのは、肌の乾燥やトラブルが少なかった10~20代までです。30代からは、悩みに合わせた美容液などをお手入に組み込みましょう。
化粧水や乳液、クリームにも保湿成分は配合されていますが、それぞれアイテムの目的が異なります。化粧水でたっぷり水分を与えて乳液やクリームで守っても、すぐに乾燥してしまうという人は、"潤いを抱え込む力"が不足しています。保湿美容液を塗ると、乾燥の改善を実感できるはずです(ただし、つける量が原因で肌が乾燥していることもあります)。具体的に保湿成分とは、一般的にアミノ酸、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、多糖類などがあります。

◎クリームやオイルを塗っていれば大丈夫?
保湿というとオイルをイメージされる人も多いようですが、美容オイルだけに頼ってはいけません。保湿には2つの手法があり、油分の膜で覆って水分の蒸発を防ぎ、肌を柔らかくする「エモリエント」と、潤い成分を与えたり潤いを作り出すよう働きかける「モイスチャライズ」とがあります、「モイスチャライズ」の方が積極的な保湿ケアと言えます。保湿美容液にはモイスチャライズ効果があり、美容オイルは基本的にエモリエント効果のみあり、クリームには双方の効果があります。クリームで足りない場合、さらにオイルをプラスしたり、香りを楽しんだりする使い方はいいのですが、美容オイルに保湿効果を過度に期待するのは考えものです。

≪30代女子の基本スキンケア≫
朝;洗顔→化粧水→美容液→クリーム
夜;クレンジング→洗顔→(※角質ケア)→化粧水→美容液→クリーム
※保湿などの美容液に加え、夜は洗顔後に拭き取り化粧水や酸が入った美容液などの角質ケアをプラスするのもおすすめです。角層が整ってバリア機能が高まり、さらに乾燥を防ぐことができます。

⇒【結論】化粧水と乳液の2ステップでは、潤い不足。30代には、保湿成分や美容成分が凝縮された美容液が欠かせません。


【理由3】スキンケアアイテムの、つける量が足りないから
◎お手入れ時間が短い人はつける量がたりてない⁉
洗顔後のお手入れに、いつもどのくらい時間をかけていますか?1~2分という人は、つける量が足りていないかもしれません。パパッとつけて浸透したら終わりでは、潤いが足りない可能性があります。スキンケア化粧品には、それぞれ"使用量の目安が"表示されていますが、総じて、少なめに感じます。化粧水など水分系のものは、目安量の倍以上つけてもいいと思います。手のくぼみに1回とれる量を顔全体になじませたら、それを2~3回繰り返し、2、3回目は首からデコルテまで塗りましょう。美容液は手のくぼみに1回分、クリームは大きめのパール3粒分くらいです。

◎"クリームもしっかり塗る"が大原則
30代なら乳液よりもクリームを塗りましょう。乳液は一般的に油分より水分が多く、柔軟効果はありますが、ラッピングして潤いを守るところまではいきません。ニキビができやすかったり、テカリやすい人は、乳液かクリームの部分使いがおすすめです。それ以外の人はクリームを顔全体にしっかり塗ってください。朝はメイクくずれの原因になるからと、クリームを躊躇する人も多いようですが、逆にしっかり塗ったほうが、日中の乾燥や刺激から、肌を守ることができます。化粧くずれが気になるなら、Tゾーンは薄めに塗るようにしましょう。

⇒【結論】つける量は表示の量よりもやや多めに!顔全体から首すじ、デコルテまでたっぷりと馴染ませましょう。


【理由4】ずっと同じお手入を続けているから
◎肌の曲がり角の一歩手前から、お手入れを見直す
化粧品がたくさんありすぎて、何をどう選んだらよいのか分からないという人も多いようです。30歳はスキンケアコスメをエイジングケア系にシフトした方がいい時期に来ています。20代前半と同じようなスキンケアを使っている人は一度見直す時期に来ています。何からどう切り替えていけいいのか分からなかったり、いきなり全てを切り替えるのが不安な場合、アイケアやマスク、夜用のスペシャルケアアイテムなどをプラスするのもおススメです。

◎興味がある人は美容医療をスタートしても
5年後、10年後も美肌をキープしたいと願っているのなら、今から美容医療デビューするのもおすすめです。アラサー世代なら、『フォトフェイシャル』を年に3~4回受けるだけで、10年後の肌に大きく差がつきます。『フォトフェイシャル』とは、さまざまな波長の光を肌にあてることでシミや色むらなどを改善し、同時に真皮層のコラーゲン生成を促してハリを高める、マルチな美容治療です。表皮の代謝を上げる『ケミカルピーリング』を同時に施術すると効果がアップするのでお勧めです。
また、気になる毛穴の開きやちりめんジワには、真皮層の代謝スイッチを入れてコラーゲン密度を高めてくれる『ピコフラクショナルレーザー(ピコトーニングと同時施術)』『マッサージピール』なども早めに始めたい施術。再生力が高く、エイジングが進行していないアラサー世代からスターとすると効果的です。潤いとハリを保つためにぜひ信頼できる美容皮膚科を見つけてください。

どんな肌でいたいかは人それぞれですが、30歳を過ぎたら肌はお手入れしだいで大きく変わっていきます。乾燥によるバリア機能の低下は、くすみやシミ、たるみなどすべての肌トラブルにつながるものだから、まずは最低限しっかりと保湿をしましょう。乾燥が気になる時期にお手入れを見直せば、効果実感しやすく、続ける励みになります。

⇒【結論】スキンケアやマスクなどのスペシャルケアは、そろそろ取り入れどきです。美容医療も有効投資になります!


≪30歳の乾いた肌を癒すために、今すぐ取り入れたいビューティリスト≫
◎未来の肌のために始めたい美容医療
すべての美肌の基本『ケミカルピーリング』
酸の力を利用して肌表面の古い角質を除去することで、新陳代謝を促したり、毛穴詰まりを解消したりします。代謝が落ち始める30代がぜひ取り入れたい治療です。最近はピーリング剤入りの美容液、肌を洗い、さらに吸引して毛穴汚れを落とす「アクアフェイシャル」が人気です。

総合的な美肌効果『フォトフェイシャル』
IPLと呼ばれる光の束を肌に照射する治療です。シミやソバカスを徐々に薄くする効果、赤ら顔改善や毛穴引き締め効果、肌の奥のコラーゲン生成促進効果など、マルチな作用が一度にかないます。波長の調節が自在にでき、肌に合わせた治療ができる「フォトフェイシャルM22」という機種がおすすめです。

肌の奥から代謝を促す『ピコフラクショナルレーザー』 
最新のシミ・肌質改善レーザー「ピコレーザー(ピコウェイ)」を使い、肌に見えない点状の穴をあけて真皮から肌質改善を促すのが「ピコレーザー」です。痕改善にも効果的で、従来のフラクショナルレーザーと違って痛みが少なく、かさぶたにもならないので気軽に受けられます。

塗るだけのお手軽ケア『マッサージピール』 
肌表面には作用せず、真皮に届いて初めて働く強いピーリングを塗り込み、真皮から再生を活性化させる治療です。機器は使わず」、薬剤を手でマッサージするように塗り込み、拭き取るだけで終了。この気軽さながら、肌の滑らかさやハリ感を直後から感じられます。

美容医療初心者のアラサー世代は、まずは表皮を整えて美肌に導くものや、真皮の生まれ変わりスイッチを入れるものから取り入れてみましょう。
是非、ご一読ください。


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2018年(10月〜12月)のメディア掲載情報

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雑誌『婦人公論』 2018年12月25日・1月4日合併特大号(12月11日発売 P98~99掲載)

特集:ボディのうるおいを守るには「塗る」以外のケアも大切です!「ドクターが教えるお風呂対策講座」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

保湿剤を塗ってもボディの乾燥が気になる!
実は、「塗る」ケアと同じくらい大事なのが、「入浴中のケア」です。
正しいお風呂の入り方を覚えて、今年こそうるおった肌を手に入れましょう。

【思い当たったら要注意!ボディの乾燥を自ら促進している可能性が!!】
☑入浴剤はあまり使わない
☑時間がある時は、湯船でリラックスしたい
☑熱めのお湯が好き
☑ボディ洗浄剤は、乾燥しそうだから使わない
☑ゴシゴシ擦らないと洗った気がしない
☑定期的なスクラブが欠かせない

≪洗いすぎないことが、うるおいキープの近道≫
肌のカサつきが気になるのが冬です。乾燥度合いが、年々増していると感じる人も多いのではないでしょうか。それは、加齢により肌機能が低下しているのと、入浴時の洗いすぎが原因です。肌を守るバリア機能は、皮膚の一番表面にある角質層が担っています。
角質層内にある「天然保湿因子」と「細胞間脂質」の働きで潤いは保たれているのですが、加齢により肌のターンオーバーが乱れると、その量が減少してしまうのです。さらに、肌表面を覆って水分の蒸発を防ぐ「皮脂膜」も、加齢による皮脂分泌の減少で薄くなるため、より乾燥が進行します。年齢を重ねるほど乾燥を実感するのはこのためです。
しかもこの角質層は、わずか0.02㎜とラップ程度の薄さで、少しの刺激で簡単に剥がれてしまい、回復するのに数日、遅いと1~2週間もかかります。50代以降の人は、汚れを落とすためにゴシゴシ洗うのが普通と思っている世代ですから特に注意が必要です。皮脂は時間が経つと変質し、かえって肌を乾燥させる要因になるので、汚れはしっかり落とすべきですが、ゴシゴシ洗う必要はありません。最近の洗浄剤は優秀で、泡をのせるだけで、汚れを吸着して除去するように設計されています。肌のしくみや製品の性能を正しく理解して、乾燥を防ぐ入浴法を実践しましょう。

≪しっとりボディを手に入れるための「入浴ガイド」≫
●入浴剤は必ず使うこと
お湯に浸かるだけで、角質層内の潤い成分は溶けだしてしまいます。それを少しでも補うのが、保湿系入浴剤です。配合されている保湿成分は、肌表面に膜をつくり、自前のうるおいを守ります。さら湯の入浴より、肌の皮脂が抜けにくいことが研究でも立証されています。

●体を洗う前に湯船に浸かる
湯船につかるタイミングも大切です。体を洗浄すると、最表面の皮脂膜をはじめバリア機能が損なわれ、無防備な状態になります。すると、自前のうるおいがより流失しやすくなるので、湯船には最初に入るのが望ましいでしょう。お湯が汚れないか気になる人は、足元や外性器など汚れが気になる部分だけ先に洗って浸かるようにしてください。

●泡でなでるように洗う
汚れには、不要な皮脂が混じっているため、洗うときは洗浄剤を使いましょう。ただし、泡が汚れを吸着し巻き込んで落とすため、ゴシゴシ擦る必要はありません。擦ると肌を傷つけバリア機能を壊しかねません。最近の洗浄剤は、のせておくだけで油性の汚れまで落とすほど優秀です。手で泡を行き渡らせるだけで十分です。

●カラスの行水が正解
入浴には、リラックス効果や体を温める効果もありますが、乾燥対策という視点からいうと、湯船につかるのは2~3分が適当です。体を温めたい場合は、数回に分けて入ると良いでしょう。(慶田の場合は、まず湯に浸かり、洗髪後にもう一度浸かり、最後に体を洗って出ます)また、お湯の温度は42℃を超えると一気に脱脂力が増すため、41℃までを目安にしましょう。

●皮脂が少ない部分はサッと洗う
体の部分によって洗い方に緩急をつけると、さらに乾燥が防げます。頭頸部、胸周り、背中の中心、鼠径部、お尻周り、足の裏など皮脂や汚れが多い部分は丁寧に洗い。逆に、肘から先、膝からすねは皮脂が少ないため、サッと洗うようにしましょう。全身を3~4分で洗い終えるように意識しましょう。

お湯につかったときにピリッと感じる敏感肌の人や、何をしても乾燥肌が改善しない人は、一度入浴法を見直してみましょう。
当院では、天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』が、バリア機能を高め、肌をやさしく守るので人気です。

是非、ご一読ください。

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雑誌『GLITTER』2018年1月号(12月7日発売 掲載ページP104)

特集『年末年始の「自己投資美容」』に当院のピコレーザー照射とCO2レーザー手術が紹介されました。

今回は、編集部Y様のシミ・イボの体験レポートです。
お悩みは20代からではじめたうっすらとしたシミ、そして点々とソバカスのようなものたくさんでき始め、お手入れの度に憂鬱になっていたそうです。
そこで慶田院長の診察をお受けいただきました。

診察にて、肌悩みはシミ、ホクロ、老人性イボと判別されました。ソバカスだと思っていた細かいボツボツはほとんど全てイボだったのです。『老人性イボ(脂漏性角化症)』は30歳頃から増え、徐々に目立ってきます。出来始めの頃は、肌色の小さなザラザラやシミのように見えるので肌荒れやシミだと思っている方が多いのです。
老人性イボは良性腫瘍ですから、美白剤も普通のシミ用レーザーもフォトフェイシャルも効きません。シミと思っていたらイボだった・・・と激しいショックをお受けになる方が多いのです。でもイボはCO2レーザー手術で簡単に綺麗にすることができますよ。
このように、治療をはじめるにあたって、専門医による的確な診断はとても重要です。
相談の結果、頬のぼやっとした大きめのシミはピコレーザーのスポット照射で、沢山ある老人性イボはCO2レーザーで手術(軽く削る)ことになりました。

◆シミ➡ピコレーザー(スポット照射)
ピコレーザーは最新のシミ治療器です。シミ、ソバカス治療で一般的なQスイッチレーザーよりはるかに短い「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位で照射します。照射時間が極めて短いから痛みや皮膚へのダメージが最小限に抑えられ、「早く」「キレイに」「確実に」シミを薄くする革新的なレーザーです。
シミ治療は、スポット照射と一緒にピコトーニング、ピコフラクショナルフォトフェイシャルM22、ジェントルレーズなどと併用していただくことで、肌全体のメラニンを薄くし、色むら改善やキメを整える効果もあります。

◆老人性イボ(脂漏性角化症)➡CO2レーザー
CO2レーザーは、炭酸ガスを用いてイボを蒸散させ、腫瘍の部位だけを皮膚表面からごく浅く削り取る方法です。照射部位は小さく穴が開いた状態になりますが、小さなイボならすりむいた程度の浅さ。自己治癒力により5~10日ぐらいで新しい皮膚ができ、ほとんど傷痕やシミも目立ちません。

●施術直後
シミの痕はまだ目立たず、イボの痕の方が照射した周囲がプックリして目立ちます。外気に触れて少しヒリヒリしましたが、気にならない程度。両方軟膏の処置のみでテープを貼る必要はありません。

●施術翌日
シミの照射をしたところが、時間の経過とともに徐々に濃くなり、赤黒くかさぶたのように変化。メイクができるので気にならない程度に隠すことができます。

●施術5日目
シミのかさぶたが剥がれ落ち、ピンク色の新しい皮膚がでてきました。イボの箇所は、大きめのところは少し赤みがありますが、それ以外はだいぶ目立たない状態にまでなりました。

●施術10日後
シミの部分照射したところは完全にかさぶたが取れ、ほとんど目立たない状態に。イボの痕はその後白っぽい薄皮ができて、それが剥がれると、照射後にできていたくぼみが平らに。小さかったイボは完全に消え、大きめだったところはまだ赤みがありますが、日に日に改善がみられています。

日ごろ鏡を見るたびに気になっている肌悩みは、ホームケアで即時的に改善するのはなかなか難しいのもの。一度クリニックを訪れてみてはいかがでしょうか。
是非、ご相談ください。


施術別:ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)
施術別:CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)
お悩み別:顔 シミ
お悩み別:老人性イボ(脂漏性角化症)

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雑誌『Oggi/オッジ』2019年1月号(11月28日発売 掲載ページP221~227)

特集「今なら間に合う、30歳からのシワ消し」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

30代のほうれい線、目元ジワなどのお悩みなら、すぐに手を打ちましょう。もしかしたら「間違ったケアや生活習慣」のサインかもしれません。

≪まずは部位別にシワの原因を知ろう≫
乾燥やハリのなさなんてかわいいもの。もう若くないんだという現実をはっきりと示してくれるのが「シワ」です。
10年後の肌のためにも、見つけたら大至急対策をとりたいものです。そのために、まずはシワのできる原因を知っておきましょう。

●「目元」のシワ:乾燥・表情が原因
幸せの象徴ともいわれますが、目元のシワ、繰り返す表情による"折りグセ"が定着したものです。その表情とは大半が笑顔なので悪いものではないとはいえ、将来"くっきりジワ"になってしまいます。肌の乾燥もシワを深くする原因になります。

●「額・眉間」のシワ:表情グセが原因
ないにこしたことはないシワのひとつです。目を開くときに眉を持ち上げるクセのある人は額の横ジワ、ものを見るとき眉を寄せるクセがある人は眉間の縦ジワが出やすくなります。どちらのシワも顔が険しく見えるので、できる限り防ぎたいものです。

●「ほうれい線」:たるみ・骨格が原因
深くなる原因は、ひとによってさまざまです。頬がたるみ、皮膚の重みでほうれい線が深くなる場合と、骨格的にほうれい線エリアの骨がくぼんでいる場合があります。仰向けになったときにほうれい線が浅くなるのは、主にたるみが原因です。

●「首」のシワ:悪い姿勢が原因
長時間のスマホ使用によって急増しています。手元のスマホを見るときは顎を引きがちですが、この時間が長いと、若くても首にシワが刻まれます。また、高い枕の使用も顎を引いた姿勢が首のシワにつながるので、今すぐやめたほうがいいでしょう。

<30代前半のシワはまだ"消えるシワ">
笑わなくても常にあるほうれい線、目尻のシワ、額の横ジワ、首のシワなど、20代前半はまったく気にならなかったのに、いつの間にかはっきり刻まれつつある「シワ」!アラサー世代に行ったアンケートでは、なんと全員が「気になるシワがある」と回答されたそうです。中でもほうれい線に悩んでいる人が多いようです。
とはいえ、実は本格的にシワが刻まれるのは、肌の奥の弾力が顕著に減る40代以降です。30代前半は、20代に比べれば肌の衰えは進んでいるものの"消えないシワが刻まれる"という年齢には遠く、今あるシワはお手入れ不足による乾燥やゴワつきが原因である可能性があります。また、表情や姿勢の悪い癖を改めれば、消えるシワもあります。このまま放っておけばシワは確実に定着しますが、逆に今対策をとれば、未来のシワを減らすことも可能です。

日々のお手入れの見直し!
≪10年後の肌を見据えたケアでシワができにくい肌に≫
肌が乾燥してシワが目立ち始めたという人も多い、アラサー世代の乾燥は、保湿が足りないせいであることも多いのです。デイリーケアを見直して、潤いに満ちたシワのできにくい肌にしましょう。

●良質な潤いの化粧水&クリームを選ぶ
ベタつくのが苦手だからとクリームを避ける人も多いようですが、肌の自活力が衰え始める30歳以降は、お手入れの最後にクリームを使いましょう。油分と保湿成分が与えた潤いをしっかり抱え込んでくれます。サラサラの保湿アイテムは逆に潤いが足りない可能性があります。多少べたつくくらいがちょうどいい、という考え方にシフトしましょう。

●惜しみなくたっぷり使う
肌に十分な潤いを届けるために、化粧品は表示されている適量よりもやや多めに使いましょう。肌が乾燥しやすい冬場は、表示の倍量くらい使ってもいいくらいです。1本の化粧水を3ケ月以上もたせているのなら、明らかに使用量が足りていないと思われます。シワのない肌を育てるために、ここはケチらず贅沢使いをしましょう。
※化粧水はたっぷりの量を2回重ねる!クリームはべたつくくらいがちょうどいい!!

●細かい細部まで丁寧につける
忙しさや時間がなかったりで、案外毎日のお手入れが雑になっていませんか?シワは凹凸のある細かい部分にできているので、指の腹で丁寧につけましょう。化粧水もクリームも顔全体に馴染ませた後、指の腹で細かい部分に、シワの中まで入れ込むように馴染ませます。仕上げに首筋にも馴染ませ、首の縦ジワをふっくらさせるように保湿しましょう。

『シワ治療』
『たるみ治療』
30代は、5年後、10年後の肌を見据えたケアでシワのできにくい肌を目指しましょう!
是非ご一読下さい。

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雑誌『GLOW/グロー』2019年1月号(11月28日発売 掲載ページP114~117)

特集「紫外線量と露出が少ない今がベストタイミング!冬の間にシミ&イボを大掃除」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

「美容皮膚科はまだ早い?」と思っていませんか、肌トラブルが増えてくる40代にとって、実は美容皮膚科は良き相談相手です。特に紫外線量が少ない今こそ、気になる肌のメンテナンスの季節です!

≪45才が冬の間に 美容皮膚科でメンテする理由≫
●「ハードルが高い!」は思い込み。今や美容皮膚科医は美こそ美の名アドバイザー
シミやイボといったレーザーや炭酸ガス治療は、治療後は日焼け厳禁のため、紫外線の少ない冬こそ治療の始めどきです。
治療後は"紫外線に当たらない""擦らない"が原則です。少しでもリスクを軽減したいならば、紫外線量が少なくなる〝今〞です。いつも対面する人と会わない年末年始休み前に治療する人が多いです。

さらにGLOW世代は、シミではなく、老人性イボになっていることも多いのです。シミだと思っていた患者さんの皮疹を拝見すると、老人性イボ(脂漏性角化症)の人は10人に8~9人の割合でいらっしゃいます。この場合はレーザーではなく、炭酸ガスレーザー(C O 2レーザー)で幹部を削ることがおすすめです。小さいうちに治療をすれば、傷跡も目立ちませんし、2mm未満の小さなイボならば1個あたり1 0 0 0円(5個以上の料金・麻酔など別途/銀座ケイスキンクリニックの場合)とお手頃です。日々のお手入れと共に、美容医療は上手に使えば、10年後の肌にも自信が持てるはずです。

≪「老人性イボ」 はCO2レーザーで除去!≫
【施術前】体験者の声
「最近になって、首のまわりがザラつくと思ったら小さな茶色い突起物。約10年前にも退治したのにまた出てきました。気分的に落ちるので迷わず除去を選択。自覚していたよりも先生に多く指摘され驚き!」

GLOW世代になるとほとんどがシミと老人性イボが混在しています。イボはスキンケアでは解決できず、放っておくと大きくなるため、小さなうちに取り除くことが賢明です。
老人性 + イボというWの悲劇はとにかく小さいうちに手を打ちましょう!

「首やデコルテに触れると気になる小さなプツプツがあり、10年前に一度、美容皮膚科に駆け込んで治療したものの、再びのイボの出現に正直がっかりしました」。

専用ルーペで診察したところ、老人性イボ(脂漏性角化症)が判明しました。ルーペでしか見えない極小レベルを含めると、その数はなんと1 0 0個以上ありました!
主な原因は日焼けと老化です。さらには衣類などの摩擦の刺激も関与しています。おそらく、今できているイボは再発ではなく、新たな場所にできたものです。紫外線の影響は10年以上経って肌表面に出てくるから怖いのです。
通常、シミにはピコレーザーを使用するものの、老人性イボの場合はCO2(炭酸ガス)レーザーで削る方が、確実かつ、経過も良好です。

CO2レーザーは治療部位のみを蒸発させ、取り除くので、出血もほとんどなく終了します。また、外用麻酔や(大きめ箇所には)麻酔注射を使用しますので刺激は和らぎます。それでも刺激に弱い人もいますので希望によっては傷み止めの処方できます。まずは様子をみるため、10~30個程度の治療を推奨しています。

今回除去したイボの数はなんと、トータル110個、それなりの痛みは伴いますが、結果は満足です!

【2週間後】
「術後直後は痛く、3~4日は予想していたより赤みや腫れが気になり、気持ち的なダメージは大きかった。前回の施術よりもハードに感じたのは、自分の加齢のせいもあるのかと思うと、余計に気分もダウン。そんなこんなも、1週間~10日後には痛みも腫れも忘れるくらいまで回復。まだうっすらとシミのような跡があるけれど、表面はスベスベ。鬱蒼とした気持ちが晴れました!」

≪イボ治療にはこんな種類が!≫
◎「液体窒素」保険適用(銀座ケイスキンクリニックでは行っていません)
盛りあがった部位を、マイナス190度の液体窒素で凍らせる冷凍法です。皮膚表面を平らにして行くためこまめに通う必要があります。

◎「CO2(炭酸ガス)レーザー」2㎜以下 1カ所1000円〜2000円(サイズ・数で異なる)(今回の治療方法)
ほくろ・イボなどの盛り上がったできものをレーザーで削る治療法です。美容皮膚科では こちらが主流になります。
当院『CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)

是非、ご一読ください。

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雑誌『クロワッサン』2018年12月10日号(11月25日発売 掲載ページP34~37)

特集「顔の数だけ、洗い方がある!?毎日の洗顔、それぞれの正解。」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

若い頃は当たり前のように朝晩しっかり洗顔していたはずですが、40代以降もそのままのお手入で大丈夫なのでしょうか。
結論から言えば、洗いすぎも洗わなさすぎもいけません。あまり洗浄力の強いもので洗うと、皮脂を取りすぎ乾燥の原因になります。
逆に洗浄力が弱いと、古い角質が肌表面に残ったままになり、ターンオーバーが乱れます。化粧品に含まれる油類は、肌に長時間のせておくと酸化し刺激に。これが微小炎症となり老化の原因に繋がるので、しっかり落とすことが重要です。
洗顔方法は、朝晩で変えてのいいでしょう。目指すべきは、くすみがなくキメが整った、角層の水分量が多い肌。この洗い方と決めつけず、自分の肌で試してみて、調子が良い方法を選ぶのがおすすめです。

そこで、4名の代表者の洗顔方法について慶田院長が解説しました。

●洗顔料で水洗い党
うるおいを守りながら、汚れや不要な角質を一掃。
泡でやさしくしっかり、汚れや角質を落します!
メリット
・くすみをオフし、肌を明るく保つ。
・ターンオーバーを正常化。
・ごわついた肌をやわらかく
「毎日洗顔料をたっぷり泡立てて洗顔。特にこだわっているのは、洗顔料の選び方。毛穴の汚れや角栓などはしっかり落としたいけれど、うるおいは残したい。この条件は譲らず、そのときどきでアイテムを使い分けています。
たとえば、乾燥が気になるときは美容成分がたっぷり入っている洗顔料を選び、小鼻やフェイスラインのざらつきが気になるときはクレイや重曹成分を含んだ泡パック。角質が気になる肌には、酵素入りの洗顔料がおすすめです。」
<慶田院長からのアドバイス>
うるおいを守りつつしっかり洗える洗顔料を選ぶのは大人の肌にとって大切。手と顔の間に泡をはさむようにしてやさしく洗いましょう。

●朝は洗わない党
蒸しタオルで顔を温めてから、軽くふき取る。
水も洗顔料も使わず、タオルで温めます!
メリット
・肌をゆるめてスキンケア効果をアップ。
・血行を良くして巡らせる。
・温感でリラックス&気分がシャキッ。
「きっかけは、肌が乾燥していたときに朝の洗顔をやめてみたら、肌の調子が良くなったから。水やお湯で洗わなくても、蒸しタオルを当てると血行が良くなり、後から使う化粧品の吸収も良くなります。毎朝、蒸しタオルを顔に当ててから、目のキワや小鼻など、気になる部分を軽くふき取り、最後に首でデコルテを流すようにふく。気分もシャキッとして、いいことずくめです。週に1度くらいは肌の状態にあわせてペースト状のマスクを塗り、そのまま5分くらい朝の準備などをして、その後、蒸しタオルを当ててふき取ります。」
<慶田院長からのアドバイス>
皮脂の多くない、薄メイク派に向いています。タオルは熱くしすぎず、ゴシゴシとふき取らないこと。肌あたりのやさしいタオルを選びましょう。

●泡洗顔+α党
毎日の洗顔に、さらに角質コスメをプラス。
ターンオーバーを後押しします!
メリット
・毛穴の黒ずみを防ぎくすみがちな肌も明るく!
・本来の調子を取り戻しキメを整えすべすべの手触りに。
・プラスアイテムの使い分けで理想の肌が手に入る。
「洗顔料による泡洗顔にプラスして、そのときどきで角質ケアコスメをきめ細かく使い分け。週1~2回角質ケアコスメを洗顔時に使うと、肌の明るさやなめらかさが違ってきます。年齢的とともに遅くなっているターンオーバーを応援するためにも、定期的な角質ケアはおすすめです。
注意する点は、とにかくこすらないこと。摩擦で肌を傷つけてしまうと、せっかくのスキンケアがマイナスからのスタートになってしまいます。物理的にこすり落とすのではなく、化粧品で古い角質をやわらかにして浮かせることを意識しましょう。ふき取り美容液やなめらかなスクラブ、古い角質を取り除く効果のあるパックがお気に入りです。」
<慶田院長からのアドバイス>
角質ケアをすると、角層の水分量が上がります。ターンオーバーを促すためにも週2~3回のケアがおすすめ。やりすぎには注意しましょう。

●朝はふき取り洗顔党
化粧水を含ませたコットンや洗顔専用シートでふき取る。
水を使わずにふき取っています!
メリット
・保湿効果もあるので、乾燥しにくく肌がつっぱらない。
・忙しい朝でも外出でも、すぐにケアができる。
・ふき取るという行為で気分もすっきりする。
「続々と商品が登場している、洗顔シート。夜にしっかりクレンジングをして汚れが落とせていれば、朝はふき取りのみでも問題ありません。特に、ファンデーションが粉っぽくなったり、目の下などにチリチリしたつっぱり感があるときは、肌が乾燥している可能性大なので、洗顔をやめてみるというのもひとつの選択肢。
ふき取りで皮脂や不要な角質だけをやさしく取り除くようにしてみましょう。最近は、オールインワンシートマスクなど、洗顔からスキンケアまで1枚のマスクで完了するものも人気。1分ほど肌にのせておくだけでいいので、忙しい朝の時短ケアとしても大活躍。スポーツジムで運動したり、ランニングをしたりする人は、頻繁に顔を洗うのでこのようなシートが手軽でおすすめ。水洗いする回数を減らすことができ、乾燥を防ぎます。また入院中など洗面台が使えないときにも顔を清潔、快適にできるのはうれしいですよね。
高保湿タイプのシートマスクやふき取り美容液がお気入りです。耳の後ろや首などもふき取ると、すっきりします。」
<慶田院長からのアドバイス>
水が使えないときの方法としてはあり。コットンはこすらず肌の上においてなじませて。できればその後、洗い流せばベストです。

皮膚科専門医の立場から提唱する、もっともおすすめの洗顔法は、『毎朝の泡洗顔+時々ピーリングでの角質ケア』です。クリニックでは、みずみずしいお肌のために月1回程度のペースで乳酸によるケミカルピーリングをご案内しています。ジェントルレーズプロ、フォトフェイシャルM22、ジェネシス照射のいずれかを選んでいただく当院の『肌質改善治療』にはセットで組み込まれているので、通ううちにキメも保湿力もアップすると評判です。
是非、ご一読ください。

ケミカルピーリング(メディカルピーリング)

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雑誌『婦人画報』2018年11月号(2018年10月1日発売 掲載ページP229)

特集『銀座で美容エクスペリエンス「長く付き合えるクリニック」』に当院が紹介されました。

銀座というとお買い物をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、本当の銀座は〝美容エクスペリエンス〟すなわち体験型の美容が充実した街でもあります。優れた美容クリニックが集まる、都内でも有数のビューティエリアです。
数ある美容クリニックのなかでも、当院はアンチエイジングの要であるシミやシワなどの治療に評価をいただき、高い美意識を持つ女性医師に出会えるクリニックとして掲載されています。
当院の新しいシミ治療器は、最新の美容が揃う銀座でもまだ導入例が少ない〝ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウェイ)″。ピコレーザーで特におすすめの照射方法は、ピコトーニング+ピコフラクショナル(初回52.000円)。

マイルドなトーニングモードと、さらにパワーをあげて照射するフラクショナルモードとのダブル照射。シミ治療をはじめ、肝斑やちりめんジワ、ニキビ跡、毛穴の開きなど、多様な肌悩みに対応し着実に肌質を高めます。
濃いシミには、スポット照射モードにすることで一瞬のうちにシミだけを狙い撃ちできます。

シネロンキャンデラ社のピコウェイは、375ピコ秒(「1ピコ秒」=「1兆分の1秒」)という超短いパルス幅で照射するため、肌へのダメージが少なく、複合的な肌悩みに対応できるハイスペック機種です。

事前に麻酔クリームを使用しますが、無麻酔でも痛みは少なく施術後にメイクもできます。従来のようなテープ保護も必要ありません。症状により内服薬や美白剤を併用し、レーザー治療の効果を最大限に高めるためのご案内をしています。

今や美容クリニックは、エイジングケアのパーソナルトレーナーのような存在です。
是非、ご相談ください。

リンクは本文中と下記に別テキストでも
ピコレーザー(ピコウェイ)

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雑誌『美ST』2019年1月号(11月17日発売 掲載ページP188~189)

特集「加齢やストレス、冬の乾燥で肌のバリア機能が低下しています!40代のゆらぎ肌に飲む〝こんにゃくセラミド〟」

バリア機能が低下して、乾燥したりかゆみが出たり、「なんとなく不調肌」の人が増えています。原因は肌のセラミド不足かもしれません。スキンケアで肌に補うだけでなく、実は食べても増やせるんです。飲んで効く"こんにゃくセラミド"で潤った美肌を目指しましょう。

<1.肌に.はセラミドがとても大切です。>
季節の変わり目に乾燥したり、かゆみや赤みが出る「なんとなく不調肌」。その原因はバリア機能の低下にあります。肌の最前線にある角層のバリアが弱くなると、そこから外的刺激が入り込みやすくなり、肌内部に炎症を起こします。炎症状態が続くと老化を促進させることにもつながります。外から異物が入り込まない整った角層を作るのは天然のクリームといわれる皮脂膜、水分を抱えるNMF(天然保湿因子)、そして角質細胞のすき間を埋めるセラミド(角質細胞間脂質)。特に水分保持力の高いセラミドがたっぷりあると、表面のキメが整い、ふっくらした透明感のある肌に。肌が健康で美しく見えるにはセラミドが必要なのです。

●バリア機能が壊れている、なんとなく不調肌が増えています
【バリア機能が高い肌・低い肌】
肌を外的刺激から守るのが皮膚表面にある角層。その角層の健やかさを保つのがセラミドを主成分とする細胞間物質です。セラミドが角層の細胞間を隙間なく埋めていると、肌表面のキメが整い、バリア機能もアップ。紫外線や大気汚染物質など外からの刺激を跳ね返し、肌の炎症を防ぎます。

・バリア機能が低い肌
皮膚のバリアが弱いので、細菌や湿疹を悪くするものが肌に侵入して悪さをします。内部で微弱炎症を起こし、細胞や組織にダメージを与え、シミ、シワなど肌老化の原因に。
・バリア機能が高い肌
皮膚のバリアがあるので、細菌や湿疹を悪くするものが侵入できない状態です。

●正常なターンオーバーにはセラミドが重要な役割を担う
コラーゲンやヒアルロン酸はハリや弾力を作って内側から支えますが、セラミドは表皮で肌の潤いを保ち、正常なターンオーバーやバリア機能を保つ重要な役割を担っています。残念ながら表皮細胞の中で合成されるセラミドは年齢とともに減少。スキンケアや食べ物から補うことが大切です。

<2.こんにゃくセラミドが肌にいい!>
美肌のカギはセラミド
食べ物の中で植物性セラミドが多いのがこんにゃく芋。ただ市販のこんにゃくは製造過程で含有部分が捨てられてしまうので「生芋こんにゃく」を選びましょう。
実験では、セラミドこんにゃくを摂取するとセラミドだけでなく、肌の線維芽細胞やコラーゲンの産生を増加させるというデータもあり、美肌試験でも潤い他改善が見られています。

<3.セラミドを食べて摂るメリットは全身に作用すること!>
セラミドを経口摂取することで体内での合成酵素が活性化する
セラミドはスフィンゴ脂質の一種で皮膚中の脂質の約50%を占めているほか、全身で機能を果たしています。セラミドは多くの植物に含有されており、経口摂取した場合は、そのまま肌のセラミドになるのではなく、体内でセラミドの合成に関係した酵素が活性化することが分かってきました。皮膚の機能改善効果や保水性についてはここ10数年で研究が進み、がんの抑制、アルツハイマーの予防などセラミドが生体にもたらすさまざまな可能性に注目が集まっています。
実際に、1日1200μgのこんにゃくセラミドを4週間、摂取した場合、75%の人が肌の潤いの改善を実感。5割り近くの人がツヤ、ハリの改善を感じたと回答しています。
35歳~59歳の男女にこんにゃくセラミド1日0.6㎎または1.2㎎を12週間続けて摂取してもらったところ、摂らなかった人に比べて頬や肘の肌からの水分蒸散量が減少。肌のバリア機能が上がり水分が逃げにくくなりました。

こんにゃく芋を調理して食品からセラミドを取ることもできますが、サプリメントならより手軽。こんにゃく芋を原料にセラミドを抽出した製品も多く出ています。
是非、手軽に取り入れて体の中からセラミドを補給しましょう。

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雑誌『美的』2018年12月号(10月22日発売)

今回、2つの特集に掲載しています。

◆特集その1『#実樹Beauty LESSON 20』(掲載ページP36~37)

今月のLESSON
「美的」をはじめ多方面で活躍する女医さんと30代の美について対談!
モデルの有村実樹さんと慶田院長が、本格的な乾燥シーズンを迎える前に確認しておきたいことをクロストークしました。

Q1.肌のゆらぎはお手入れ不足?それとも、敏感だから?
寝不足続きで疲れがたまると、いつも使っている化粧品でもたまにヒリヒリすることがあります。これは、一時的な肌のゆらぎですか。それとも、本当は敏感肌だから?

A.医学的に敏感肌と診断される人は角層のバリア機能が弱い「アトピー素因」があり、日本人の約1/3が該当するといわれています。肌の水分保持能を司るセラミドの産生力が通常よりもぐっと低く、水分や油分を溜め込めず外部からの刺激を受けやすくなります。
このように敏感肌の素因を持っている方は意外と多くいらっしゃいます。また、アトピー素因が無くても、30代を迎え、美肌を保つスキンケアの3本柱「洗顔、保湿、紫外線対策」や、生活習慣の5本柱「食事、睡眠、排泄、運動習慣、ストレスコントロール」のバランスがくずれると、肌あれしやすくなるので要注意です。
10月からは湿度も60%以下の日が増え、誰もが肌の乾燥を感じがちに。夏の間、スキンケアをあっさり&さっぱり済ませていた人は特に、乾燥によるゆらぎが生じやすくなるので、今から保湿クリームで濃密に肌を潤すことが大切です。

Q2.唇の皮ムケはリップが合わないから起こる不調ですか?
「唇の皮がむけたから、このリップは私の唇には合わない」と決める人が多い気がします。その判断は、正しいのでしょうか?撮影で長時間リップメイクをしていると唇の皮が剥けることはあります。でも、それを優しくティッシュオフするとツルツルになるので、唇が敏感だとは思っていないのですが......。

A.唇の皮膚は、ほかの部分よりもかなり薄くて皮脂腺もないため、非常に乾燥しやすい部位です。しかし皮が大きく剥けたりガサガサしたりするのは、少々バリア機能が低下している証拠です。ただし、唇はターンオーバーが他と比べて早いのも事実です。こすらずにするっと落ちるものは古い角質や垢と一緒なので、あまり気にしなくて構いませんし、使っている製品自体が悪いとも言えません。

でも、明らかな「口唇炎」なら治療が必要です。何を使っても唇に刺激を感じたり亀裂が入る場合、皮むけが治まらない場合は、口唇炎を疑いましょう。保険診療内で治療ができるので、皮膚科に相談を。

Q3.失敗しない美容皮膚科医選びのコツはありますか?
たくさんあって選ぶのに迷います。どんな美容皮膚科へ行けば、自身の肌を安心して委ねられますか?

A.まずはホームページに掲載されているドクターの経歴をチェックしてみましょう。皮膚科医が必ず入る『日本皮膚科学会』から、大学病院などで最低5年間の研修と手術の症例実績などが考慮され、筆記テストに合格した場合に与えられる "皮膚科専門医"の資格をもっていることは大前提です。形成外科医の場合は、『日本形成外科学会』認定の形成外科専門医が必須です。このどちらかに加えて論文執筆歴をチェックすることは重要です。
これがない場合は、医師としての下積み経験が少ないので、診立て力に欠ける場合があります。例えばホクロでも、それが悪性か良性か見極められなかったり、シミの種類を誤診して悪化させてしまったりすることもあります。

他の注意点としては、診察初日に治療を迫るようなクリニック、ホームページにリスクやダウンタイムに関する記載がないクリニックにはご注意ください。

美容皮膚科は、肌老けが加速するより前に少しずつ始めることで、肌老化のスピードを抑えることができます。30代からスタートすれば、40代以降の肌に大きな差がでるはず。痛みやダウンタイムがないメニューが豊富なので、是非、ご相談ください。


◆特集その2『美容賢者は、秋冬も美白ケアを頑張っている!』(掲載ページP114)
美白ケアは春夏だけでなく、紫外線のダメージが落ち着いてきた今こそ、絶好のチャンスです。今回、透明美肌で過ごす14人の美容賢者の美白ケアを紹介する特集で、慶田院長が皮膚科専門として解説しました。

夏はいくら気をつけてUV ケアをしていても、容赦なく降り注ぐ紫外線によってメラニンが活性化してしまうもの。そのため夏は美白ケアを頑張っても、メラニンの活性を抑えることで精一杯。美白美容液は最低でも3ヶ月~半年使ってこそ手応えが出てくると言われています。紫外線量が減ってくる秋冬こそ、継続して使うことで透明感が出たり、シミが薄くなってきたり...と効果を感じやすくなります。だからこそ、秋冬に美白ケアをやめてしまうのはもったいないのです!

夏場に紫外線を浴びて保湿を怠っていると、肌が乾燥して角層が厚くなります。夏のダメー
ジを経た秋口の肌は、紫外線だけでなく乾燥や角質肥厚によるくすみなどもケアしていくことが大切です。

そのため、クリニックでのピーリングや自宅での角質ケアは、日々のスキンケアの手応えを引き上げるためにも有効。さらに10 月末~ 11月には一気に気温も湿度も下がり肌の角層の水分が低下してしまうので、しっかりと保湿をすることも大切です。しっかりと水分を溜め込み角層の状態をベストに保つことで、キメが整って肌の透明感も格段にアップして見えるはずです。

最新研究によって、秋冬は乾燥によってシミ悪化因子が増加し、メラノサイトが活性化してシミができやすくなるということが解明されています。また、紫外線量が減ってくる秋冬でも、夏に受けたダメージによって肌内にはメラニンが蓄積されているということも明らかになっています。だからこそ、今の時季の美白ケアは絶対不可欠。より孤高の透明感を目指して、秋冬の今こそ美白に注力しましょう。

是非、ご一読ください。

関連施術
ケミカルピーリング(メディカルピーリング)

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雑誌『VERY』2018年12月号(11月7日発売 掲載ページP336)

特集「来年の私のために、冬休みこそシミ治療」に当院が紹介されました。

今回、美容医療アドバイザーの円谷真美さんのオススメのクリニックとしてご紹介いただきました。
いざシミ治療を始めるとなったら、どう選べば良いか迷われる方が多いのではないでしょうか。いわゆる「シミ」と呼ばれる老人性色素班から、肝斑、雀斑(そばかす)、脂漏性角化症(イボ)、アザなど種類がさまざま。シミの種類によって最適なレーザー治療が異なり、効果やダウンタイムもかわってきます。
どの治療が最適か見極めるために、診立ての専門知識がある皮膚科専門医や形成外科専門医などが診察するクリニックを選ぶと安心です。また、シミの種類に対応できるよう、複数の最新照射機器を扱う医療機関を選びましょう。
春夏になると特に目立つ悩みですが、紫外線が弱く、まとまった休みも取りやすい冬の時期に集中して治療を行うのが賢い選択です。次の夏に後悔しないために、始めるなら今です!

当院ではお肌の状態を拝見し、シミやくすみに応じてさまざまな照射機器や、ピーリング等を組み合わせた治療をご提案しています。
そのなかでも最も新しいシミ治療器が「ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウェイ)」です。これまでシミ治療の主流だったQスイッチレーザーのパルス幅「ナノ秒」に対し、その1000分の1秒の「ピコ秒」という短いパルス幅で照射するため、肌へのダメージが少なく、一瞬でシミだけを狙い撃ちできます。最近ではシミだけでなくピコトーニング照射で、強力に美白し、色ムラを改善したり、ピコフラクショナル照射でハリやキメを整えて肌質そのものをアップさせたりと、複合的な肌悩みに対応する機種が主流です。
カウンセリングを大切にし、医師からダウンタイムや、内服・外用治療などのアフターケアについても、初回にしっかりご説明しています。
今回の特集では、冬休みにやるべきシミ治療の「基本のき」をご紹介していますので、是非ご参考になさってください。


シミ治療はこちらから

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雑誌『MyAge/マイエイジ』2018年秋冬号Vol.16 (11月6日発売 掲載ページP107~111)

特集「素敵女医の乾燥対策」に慶田院長の取材監修記事が掲載されました。MyAgeは45歳以上の医師が対象なのですが、来春45になる院長も編集部の強い希望で早々に掲載いただきました。

小児期からのアトピーを克服し、現在は美しい肌を取り戻している慶田院長は、食、コスメ、注射、マシンと、全方向から乾燥対策をしています。

【アトピーを克服し、徹底保湿で美肌をキープ中】
◎良質な油や発酵食品など、食生活にもこだわって
小児期から24歳頃まで、ずっとアトピー性皮膚炎に悩まされていました。それが皮膚科を選考した理由の一つでもあります。皮膚科入局後に薬剤塗布と保湿ケアでかなり改善したものの、顔と首、肘の内側に乾燥症状を繰り返す皮膚炎はなかなか治りませんでした。27歳頃から、顔とボディにケミカルピーリングを施術しはじめたところ、角層のバリア機能が改善。首以外の症状は出なくなりました。最後に残った首の乾燥は、極水光プラスでヒアルロン酸とビタミンミネラルなどを注射したところ1回でほぼ消失。現在は皮膚科専門医でも、私の肌を見てアトピー性皮膚炎があったと気づかないくらいです。

肌の状態がよくなった現在も保湿には気を配っていて、化粧水とボディクリームを脱衣所に置き、入浴後にすぐ塗る、10月下旬から自宅とクリニックで加湿器を使用するなどを習慣にしています。

食生活にもこだわっています。まず保湿に欠かせないセラミドですが、その材料は油です。油抜きは禁物なのですが摂取する油の種類には気を使っています。炒め物にはオリーブ油かこめ油、加えてチアシード、えごま油などオメガ3系の油を意識してとっています。

腸内 環境を整える発酵食品は、角層の水分保持にも役立つというエビデンスがあるので、ヨーグルト、納豆、ぬか漬け、味噌などを積極的にとるようにしています。

また最近ではヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどの経口摂取による皮膚の保湿効果が報告されているため、 サプリメントでも補っています。

入浴時はアミノ酸系の「ミノン薬用保湿入浴剤」を使用し、肌の乾燥を防いでいますが、衣類もヒートテック素材は避け、下着や寝間着は綿かシルク、寝具はダニを通さない帝人の素材を使ったリネンを使用するなど徹底しています。

顔には37歳の時から年2回『極水光プラス』を打っていますが直後から肌がプルプルになります。また、腟のゆるみ改善と将来の乾燥予防には、4カ月~半年に1度、超音波の『ヴィーナスハイフ』を行っています。引き締まるだけでなく、潤いもアップするのでおすすめです。

是非、ご一読下さい。

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雑誌『GINZA』2018年11月号(10月12日発売 掲載ページP216~222)

特集「"デジタルエイジング"脱却宣言。」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

今の時代、パソコンやスマートフォンをまったく使わないという人は限られています。利用頻度や時間に差はありますが、こうしたデジタル機器に囲まれた生活は現代人の標準的なライフスタイルと言えるでしょう。朝はLINEをチェックし、夜はインスタを眺めながら眠りにつく...そんな私たちはすでに中毒状態です。
そして今"スマホやPCに夢中になるほど、肌や目元のエイジングを早める危機に晒される"のです。

CHECK SHEET
<デジタルエイジングの危機、迫ってない?>
☑まぶしさに弱く、目がゴロゴロしやすい
☑ベッドにスマホを持ち込んで、動画やSNSをチェックする
☑以前よりも目が小さくなってきた気がする
☑SNSやメールを1時間に1度は必ずチェックしてしまう
☑眼球だけ動かして天井を見ようとすると難しい
☑こめかみや耳の後ろを拳でゴリゴリすると痛い
☑寝つきが悪く、ちょっとの物音でもすぐ目が覚める
☑少しずつ、太ってきている
☑眉間や目尻のシワがだんだん増えてきた
※当てはまる項目が多いほどデジタルエイジングが進んでいる恐れがあります。なお、まぶしさに弱く、目がゴロゴロする人はドライアイが進んでいる可能性、寝つきが悪い人は体内時計が乱れている心配があります。


【肌荒れもたるみ顔も目のショボショボも...実はデジタル依存のせいだった?】
人気ネイルブランドの秋新色の名は"Social Detox"。SNS中毒(つまりはデジタル中毒)の私たちへのメッセージで、最近ではデジタルデトックスをテーマにしたイベントもあちらこちらで行われています。社会的には問題意識が高まっているデジタル依存ですが、実際のところ美容面にはどんな影響があるのだろうか?今年5月、<エスティ ローダー>が国際皮膚科学会で発表したのは、デジタル機器が発するブルーライトと肌の関係です。夜、ブルーライトを1時間浴びると、肌細胞内に現れるはずの「時計遺伝子」の数が60%以上も減り、肌の修復作業が正しく行われなくなってエイジングを加速させるといいます。
つまり"サーカディアンリズム(体内時計)が狂う"のが、肥満や睡眠障害の原因にも繋がるのです。ちなみにブルーライトは、もともと太陽光に含まれている光線ですが、波長が紫外線に近いため、長時間、大量に浴びると肌や目に酸化ストレスを与える可能性も懸念されています。目周りのエイジング問題もあなどれません。液晶を凝視するとまばたきが減り、ドライアイになりやすく、進行すると乾燥から目を守ろうとして細目になりやすくなる心配もあります。さらに、デジタルと向き合っている間は交感神経が優位な"緊張状態"が続くので、心身にストレスが溜まりやすくなり、冷え性まで助長します。トラブル例はキリがないですが、デジタルなしで今を生きるのも非現実的な話です。


【まずガードすべきは目の網膜!酸化ストレスケアもキー】
デジタル依存が美容面にもたらす弊害で、もっとも驚異なのはブルーライトの影響です。特に問題視すべきは、網膜に強い光が当たることによって睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が抑制され、サーカディアンリズム(概日リズム・体内時計)を狂わせることです。つまりまず、目にブルーライトの強い光を当てないようにするのが、肥満、睡眠障害なども含めたさまざまな弊害をブロックする最善策だと考えられます。普段できることとしてブルーライトカットメガネの着用を推奨します。iPhoneやiPadなら「Night Shift」に切り替えて、画面から発されるブルーライトの量を抑えることも出来ます。
なお、サーカディアンリズムの乱れが肌にもたらす影響は、「時計遺伝子」の働きが抑制されて老化を早めるだけではありません。寝つきが悪くなることで、寝入りに多く分泌される成長ホルモンの分泌がスムーズになされなくなることも、肌細胞の再生の妨げになります。特に気をつけたいのは、ベッドに入る直前までスマホを見続ける行為です。夜は連続してディスプレイを見ないようにし、眠りにつく1時間前にはスマホやPCから離れるのがベストです。どうしてもチェックすべきものがあるときは、プリントアウトしてから目を通すなど、液晶画面を見なくても済む工夫をしましょう。
デジタル機器が発するブルーライトの量は日中降り注ぐ紫外線に比べれば微量だが、長く浴び続ければ、肌は活性酸素を作り出して、くすみやシワに繋がる可能性もあります。ブルーライトをブロックするプロテクターで肌をガードするほか、抗酸化力が高い食べ物を摂取して、内側から防御力を高めておくのも効果的です。ビタミンA・C・E、ポリフェノールが豊富なサプリやフードを毎日チャージして酸化ストレス対策をしましょう。


ブルーライトは現在、身の回りにあふれています。簡単にできることからで構わないので、何かしらの対策をとってブルーライトから身を守ることをおすすめします。

是非、ご一読ください

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雑誌『PRESIDENT WOMAN/プレジデントウーマン』2018年11月号 (10月6日発売 掲載ページP103)

特集「継続は力なり。数年後、今より若々しい素肌へ。エイジングケアコスメ&美容医療最新事情」で、エステ・スパジャーナリストの惣流マリコ様が、"自腹で通う"美容医療クリニックとして当院の「アクアフェイシャル」をご紹介いただきました。

取材で数々のクリニックを訪れる惣流様が、自腹で通うほど惚れ込んだ敏腕ドクターの施術をライターH様に実際に体験していただきました。


惣流様コメント「毛穴汚れや肥厚した肌は美容液でピーリングしてツルツルとした肌に!レーザー治療の前に受けるとより効果的です。」

【アクアフェイシャル】
皮脂や角質オフで疲れた肌をリセット
抗酸化・抗炎症作用のある10種類の天然植物成分などを配合したA液と、レチノール、ビタミンなどを含むB液の2種類のピーリング剤をトルネード水流で肌に当てて、皮脂汚れや角質を浮かし、そのまま吸引します。施術後はワントーン明るく、ツルっとした肌を実感します。施術もスポイトのような吸着感のみで、寝てしまいそうな心地よさです。そして施術後、ポットに溜まった白濁した美容液を見ると、どれだけ肌が汚れていたかと驚愕します。顔以外にも、背中などにもできるので、ニキビが出来やすい方や、露出が増える時期にもおすすめです。

『アクアフェイシャル』
初回トライアル18,000円、1回22,000円

単体の施術はもちろん、レーザー治療との併用治療も効果実感が高い施術になります。敏感肌にも優しい処方の美容液ピーリングなので、ハイドラフェイシャルが合わない方でも安心です。吸引力の調整も可能なので、頑固なイチゴ鼻治療としても人気です。
是非ご体験ください。

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雑誌『Oggi/オッジ』2018年11月号(9月28日 掲載ページP195~201)

特集「まさか、今までと同じですか?30歳からの正解保湿」に慶田院長監修の記事が掲載されました。

◇最近、肌が前より乾燥しやすい気が...
◇30代になって、メイクののりがイマイチ...

赤ちゃんの体は約75%が水分ですが、成人になると約60%、老人では50%、と徐々に減少します。以前より肌が乾きやすくなったと感じるのは、肌の水分を保つ力が低くなっているからなのです。アラサー世代はどんな保湿ケアをしたら肌がちゃんと潤うのでしょうか。

≪30歳になると、どうして肌は乾きやすくなるんだろう?≫
加齢によって20代のころより肌が乾燥しやすくなるのはもちろんですが、間違ったお手入れによる乾燥もあるはずです。

【理由1】ちゃんと洗わないから
◎「朝はぬるま湯だけ」はかえって乾燥を招きます。
ぬるま湯でさっとすすぐだけにして皮脂を残すと、日中の肌の潤いが守られている感じがするという、大多数の意見があるようです。
しかし、皮脂や前の夜に使ったスキンケアの油分が残っていると、日中酸化して肌に炎症を起こす原因となります。また、ぬるま湯洗顔では不要な古い角質が落とせないので、代謝が乱れて角層が不健康になり、かえって乾燥肌の原因になります。朝晩2回、洗顔料を用いて洗った方が肌のバリア機能が整い、肌の乾燥を防ぐことができます。このとき、肌の潤いを奪わない洗顔料を選びましょう。もちろん、洗顔後はしっかりと保湿ケアをすることも大切です。

◎洗い方にも問題あり!ゴシゴシ洗いで乾燥肌に...。
クレンジングや洗顔で肌が乾燥してしまうというのは、洗い方に問題があるのかもしれません。たとえば、クレンジングシートでゴシゴシこすったり、クレンジングクリームなどの量が少なすぎて汚れが浮いていなかったり、洗顔ブラシを肌に押しつけていることも肌への負担となります。肌を洗浄料で摩擦すると、バリア機能が乱れて潤いが奪われる一方で、肝心の毛穴の汚れも落とせません。洗顔は毎日のことなので、無意識に力を入れすぎていたり、泡立てがおろそかになってしまうこともあるでしょう。クレンジングはたっぷりの量を使い、肌に摩擦が起こらないよう優しくなじませ、ぬるま湯で乳化させてからすすぎます(こする負担がかかるシートの日常使いは基本NG)。洗顔料は手の上でしっかり泡立ててから、泡でさっと短時間洗って皮脂や油分を包み込み、よくすすぎます。このやり方を意識するだけで、肌の潤いが変わってくるはずです。
クレンジングや洗顔料の選び方も大切です。アラサー以降は「激落ち」などと表示されているさっぱりタイプは避け、潤いを保って洗い上げるものを使うようにしましょう。

⇒【結論】
肌の上に残った皮脂や油分は、酸化して、炎症や乾燥の原因になります。朝も夜も洗顔料でちゃんと洗う!!ただしゴシゴシ&長時間洗いはNG。


【理由2】保湿美容液を使わないから
◎"化粧水&乳液でOK"は20代まで、と心得て
化粧水と乳液だけのシンプルケアでOKだったのは、肌の乾燥やトラブルが少なかった10~20代までです。30代からは、悩みに合わせた美容液などをお手入に組み込みましょう。
化粧水や乳液、クリームにも保湿成分は配合されていますが、それぞれアイテムの目的が異なります。化粧水でたっぷり水分を与えて乳液やクリームで守っても、すぐに乾燥してしまうという人は、"潤いを抱え込む力"が不足しています。保湿美容液を塗ると、乾燥の改善を実感できるはずです(ただし、つける量が原因で肌が乾燥していることもあります)。具体的に保湿成分とは、一般的にアミノ酸、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、多糖類などがあります。

◎クリームやオイルを塗っていれば大丈夫?
保湿というとオイルをイメージされる人も多いようですが、美容オイルだけに頼ってはいけません。保湿には2つの手法があり、油分の膜で覆って水分の蒸発を防ぎ、肌を柔らかくする「エモリエント」と、潤い成分を与えたり潤いを作り出すよう働きかける「モイスチャライズ」とがあります、「モイスチャライズ」の方が積極的な保湿ケアと言えます。保湿美容液にはモイスチャライズ効果があり、美容オイルは基本的にエモリエント効果のみあり、クリームには双方の効果があります。クリームで足りない場合、さらにオイルをプラスしたり、香りを楽しんだりする使い方はいいのですが、美容オイルに保湿効果を過度に期待するのは考えものです。

≪30代女子の基本スキンケア≫
朝;洗顔→化粧水→美容液→クリーム
夜;クレンジング→洗顔→(※角質ケア)→化粧水→美容液→クリーム
※保湿などの美容液に加え、夜は洗顔後に拭き取り化粧水や酸が入った美容液などの角質ケアをプラスするのもおすすめです。角層が整ってバリア機能が高まり、さらに乾燥を防ぐことができます。

⇒【結論】化粧水と乳液の2ステップでは、潤い不足。30代には、保湿成分や美容成分が凝縮された美容液が欠かせません。


【理由3】スキンケアアイテムの、つける量が足りないから
◎お手入れ時間が短い人はつける量がたりてない⁉
洗顔後のお手入れに、いつもどのくらい時間をかけていますか?1~2分という人は、つける量が足りていないかもしれません。パパッとつけて浸透したら終わりでは、潤いが足りない可能性があります。スキンケア化粧品には、それぞれ"使用量の目安が"表示されていますが、総じて、少なめに感じます。化粧水など水分系のものは、目安量の倍以上つけてもいいと思います。手のくぼみに1回とれる量を顔全体になじませたら、それを2~3回繰り返し、2、3回目は首からデコルテまで塗りましょう。美容液は手のくぼみに1回分、クリームは大きめのパール3粒分くらいです。

◎"クリームもしっかり塗る"が大原則
30代なら乳液よりもクリームを塗りましょう。乳液は一般的に油分より水分が多く、柔軟効果はありますが、ラッピングして潤いを守るところまではいきません。ニキビができやすかったり、テカリやすい人は、乳液かクリームの部分使いがおすすめです。それ以外の人はクリームを顔全体にしっかり塗ってください。朝はメイクくずれの原因になるからと、クリームを躊躇する人も多いようですが、逆にしっかり塗ったほうが、日中の乾燥や刺激から、肌を守ることができます。化粧くずれが気になるなら、Tゾーンは薄めに塗るようにしましょう。

⇒【結論】つける量は表示の量よりもやや多めに!顔全体から首すじ、デコルテまでたっぷりと馴染ませましょう。


【理由4】ずっと同じお手入を続けているから
◎肌の曲がり角の一歩手前から、お手入れを見直す
化粧品がたくさんありすぎて、何をどう選んだらよいのか分からないという人も多いようです。30歳はスキンケアコスメをエイジングケア系にシフトした方がいい時期に来ています。20代前半と同じようなスキンケアを使っている人は一度見直す時期に来ています。何からどう切り替えていけいいのか分からなかったり、いきなり全てを切り替えるのが不安な場合、アイケアやマスク、夜用のスペシャルケアアイテムなどをプラスするのもおススメです。

◎興味がある人は美容医療をスタートしても
5年後、10年後も美肌をキープしたいと願っているのなら、今から美容医療デビューするのもおすすめです。アラサー世代なら、『フォトフェイシャル』を年に3~4回受けるだけで、10年後の肌に大きく差がつきます。『フォトフェイシャル』とは、さまざまな波長の光を肌にあてることでシミや色むらなどを改善し、同時に真皮層のコラーゲン生成を促してハリを高める、マルチな美容治療です。表皮の代謝を上げる『ケミカルピーリング』を同時に施術すると効果がアップするのでお勧めです。
また、気になる毛穴の開きやちりめんジワには、真皮層の代謝スイッチを入れてコラーゲン密度を高めてくれる『ピコフラクショナルレーザー(ピコトーニングと同時施術)』『マッサージピール』なども早めに始めたい施術。再生力が高く、エイジングが進行していないアラサー世代からスターとすると効果的です。潤いとハリを保つためにぜひ信頼できる美容皮膚科を見つけてください。

どんな肌でいたいかは人それぞれですが、30歳を過ぎたら肌はお手入れしだいで大きく変わっていきます。乾燥によるバリア機能の低下は、くすみやシミ、たるみなどすべての肌トラブルにつながるものだから、まずは最低限しっかりと保湿をしましょう。乾燥が気になる時期にお手入れを見直せば、効果実感しやすく、続ける励みになります。

⇒【結論】スキンケアやマスクなどのスペシャルケアは、そろそろ取り入れどきです。美容医療も有効投資になります!


≪30歳の乾いた肌を癒すために、今すぐ取り入れたいビューティリスト≫
◎未来の肌のために始めたい美容医療
すべての美肌の基本『ケミカルピーリング』
酸の力を利用して肌表面の古い角質を除去することで、新陳代謝を促したり、毛穴詰まりを解消したりします。代謝が落ち始める30代がぜひ取り入れたい治療です。最近はピーリング剤入りの美容液、肌を洗い、さらに吸引して毛穴汚れを落とす「アクアフェイシャル」が人気です。

総合的な美肌効果『フォトフェイシャル』
IPLと呼ばれる光の束を肌に照射する治療です。シミやソバカスを徐々に薄くする効果、赤ら顔改善や毛穴引き締め効果、肌の奥のコラーゲン生成促進効果など、マルチな作用が一度にかないます。波長の調節が自在にでき、肌に合わせた治療ができる「フォトフェイシャルM22」という機種がおすすめです。

肌の奥から代謝を促す『ピコフラクショナルレーザー』 
最新のシミ・肌質改善レーザー「ピコレーザー(ピコウェイ)」を使い、肌に見えない点状の穴をあけて真皮から肌質改善を促すのが「ピコレーザー」です。痕改善にも効果的で、従来のフラクショナルレーザーと違って痛みが少なく、かさぶたにもならないので気軽に受けられます。

塗るだけのお手軽ケア『マッサージピール』 
肌表面には作用せず、真皮に届いて初めて働く強いピーリングを塗り込み、真皮から再生を活性化させる治療です。機器は使わず」、薬剤を手でマッサージするように塗り込み、拭き取るだけで終了。この気軽さながら、肌の滑らかさやハリ感を直後から感じられます。

美容医療初心者のアラサー世代は、まずは表皮を整えて美肌に導くものや、真皮の生まれ変わりスイッチを入れるものから取り入れてみましょう。
是非、ご一読ください。


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雑誌『日経ヘルス』2018年11月号 (10月2日発売 掲載ページP88~91)

特集「ゆらぎ肌を解決!アンチエイジングにも 肌バリアを整える新・美容習慣」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

敏感肌というほどではないけれど、一時的に肌の不調を感じる「ゆらぎ肌」が増えています。特に秋から冬は症状が悪化しやすい季節。乾燥や刺激に負けない、外と内からの美容習慣を始めましょう。

【女性の7割近くが季節の帰り目に肌のゆらぎを感じている】
30~40代女性480人を対象に行われた「秋のゆらぎ肌」に関するアンケート調査で、66%が夏から秋になる季節の変わり目に不調を感じていることが判明。どんな症状感じているかという質問では「乾燥」が最も多く、その他、「かゆみ」「吹き出物」「赤み」などが挙げられました。

【湿度が急激に下がる10月以降、肌の水分蒸散量は急増!バリア機能が低下】
10月から12月にかけて空気の湿度が急激に低下すると、それに反比例して、外気に水分が奪われやすくなり、肌の水分蒸散量は一気に増加します。結果、肌表面にある角質の水分量が不足し、肌の潤いもバリア機能も低下する要因に。

【秋〜冬のバリア機能の乱れがさまざまな肌トラブルを招く】
悪ノリの悪さや目元・口元の小じわなど顔だけでなく、ひじやすね、背中が粉を吹くほど乾燥するなど、この時期のバリア機能の乱れは、全身の肌に影響するので要注意!

●バリア機能が正常な肌
角層のバリア機能が整っていれば、外部からの刺激物質等の侵入を防ぎ、肌内部の水分の保持力も高まります。トラブルの起きにくい、健やかな肌をキープできる。
●バリア機能が乱れた肌
バリア機能が乱れると角質の隙間から刺激物質などが侵入しやすくなります。肌内部の水分も蒸散しやすい状態に。乾燥はもちろん、炎症による痒みや赤みなども招きます。

【こんな習慣に要注意!バリア機能を乱す3大チェックポイント】
気温や湿度の低下など秋~冬の環境因子に加えて、ぜひ見直したいのが普段のスキンケアや生活習慣。下の項目の中で、自分にあてはまる1つでもあればバリア機能が乱れている可能性あり。改善して潤い美肌に!

×間違ったスキンケア
洗顔や保湿ケアのときに無意識に力をいれすぎていないかということも、改めてセルフチェックしてみますしょう。
☑洗顔はとにかく汚れを落とすことが第一
☑秋~冬は日焼け止めを塗らなくなる
☑保湿は化粧水がメイン。つける量は控え目

肌に摩擦刺激を与えないことが鉄則
洗顔と保湿、そして通年の紫外線対策が、どんな肌質にも共通のスキンケアの3本柱。ただし、その際に肌をこすると角層の細胞間脂質(セラミドなど)や天然保湿因子が失われ、バリア機能を低下させる一因になる。やさしいタッチを心がけましょう。

×過度のストレス
仕事や育児、家事などで忙しく、なかなか自分の時間を確保できず、ストレスがたまる一方...。そんな状態にも要注意。
☑残業や家事などで夜遅くなることが多く、睡眠時間が十分にとれない
☑イライラ、落ち込みなど、気分が不安定になりやすい
☑忙しいので入浴はシャワーで済ませることがほとんど

オン・オフを上手に切り替えて睡眠や入浴の時間を確保して
過度のストレスは自律神経のバランスを崩し、血行不良や肌のターンオーバー(新陳代謝)の乱れを招く要因に。ダメージを受けた肌の回復に良質な睡眠をとることも重要。できるだけ心身をリラックスさせる時間を持てるように、うまく切り替えを。

×栄養不足
極端な糖質制限や油抜きなど、栄養バランスの偏った食生活も、実はバリア機能低下させる大きな要因の1つ。
☑ダイエットをしている
☑油を使った料理や肉料理は極力控えている
☑豆、魚、肉などあまり食べない
☑なかなか甘いものがやめられない

良質な脂質をとることがバリア機能を維持する必須条件
健やかな肌のためには、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をまんべんなくとることが不可欠。中でも角質の細胞間脂質の材料となる脂質は、バリア機能維持するうえで重要。ただし、とり過ぎは肥満を招くので適量が大切。

空気がさわやかだな、と感じ始めたら湿度が低下してきているサイン。夏の間よりもしっかり保湿ケアを行わないと、どんどん肌のバリア機能が低下して、乾燥や赤み、かゆみといった症状が現れやすくなります。
バリア機能とは、外界の大気汚染物質が花粉、細菌、ウィルス、化粧品類などさまざまな刺激から肌を守り、同時に肌の水分を内部に留める働きのこと。肌表面の角層に、皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質(セラミド、コレステロールなど)の保湿因子が十分にあり、キメが整っているときに正常に働きます。
湿度が急激に下がって、汗による肌の水分が減少し、外気に水分が奪われやすくなるこの季節は要注意。また、バリア機能は肌をこすることによっても低下します。特に気をつけたいのは洗顔時の摩擦。よく洗った手のひらでしっかり洗顔料泡立てて、手が肌に触れないように優しく洗うことが大切です。その上で十分な保湿ケアを心がけましょう。
乾燥して刺激を感じやすくなっている肌には、水分を挟み込んで保湿する特性を持つセラミドを配合したクリームなどがお薦めです。さらにセラミドには経口摂取でも保湿効果が得られると言う研究結果がでています。肌の内側と外側からのセラミドケアを始めましょう。

≪バリア機能アップのカギはセラミド≫
インナーケアを強化して肌のゆらぎをSTOP
加齢や乾燥などによって減少しやすいセラミドを補うことが、ゆらぎ肌を防ぐ秘訣。セラミド配合の保湿コスメだけでなく、機能性表示食品などで肌の内側から補給することで全身スベスベに!

【バリア機能の最前線・細胞間脂質の主役がセラミド】
角質には、肌の潤いを保つ3大要素「皮脂膜」「NMF細胞間脂質」があり、水分を保持する働きの約8割を細胞間脂質が担っています。この細胞間脂質の主成分がセラミドで、脂質全体の40〜60%を占めます。角質細胞の間で脂質の層と水分の層が交互に重なり合い、バリア機能支えているのです。

【バリア機能アップする2大セラミドケア】
●飲んで高める内からのセラミドケア
肌の乾燥状態に応じての飲む量を調節するのもOK
コンニャク芋や米由来のグルコシルセラミドは、少量の摂取で保湿効果が得られていることが様々な研究で確認されています。乾燥がひどい肌は症状が改善するまで量を増やすなど、適宜調整してもいいでしょう。

●守る・補う外からのセラミドケア
乾燥しやすい肌は秋口からクリームを
化粧水は規定量よりやや多めの量を、2回ぐらいに分けてそっとハンドプレスしてなじませます。その後、セラミドやアミノ酸、ヒアルロン酸など配合のクリームで蓋をすると潤いが逃げにくくなり、バリア機能の維持につながります。
コスメに配合されているセラミドは、体内にあるセラミドとほぼ同じ構造になるように、酵母などを利用して作られるヒト型セラミド、セラミドに類似した物質を化学的に合成し、比較的安価な疑似セラミドがあります。

肌のバリア機能を担う角層の厚さは、わずか0.02mmほど。その中でも何層にも重なった角質細胞の隙間を細胞間脂質が埋めることで、肌の水分が保たれ、外部刺激から肌を守るバリアが機能しています。細胞間脂質の40〜60%占めるのがセラミドで、角層の間に水分を抱え込みながら、細胞同士を密着させる中心的な役割を担っている。
肌に不可欠なセラミドを含む美容液やクリームなどの基礎化粧品は、不足しがちな潤いを補ったり、水分を逃さないように守るうえで効果的。ただし、コスメでケアできるのは基本的に顔など限られた部位だけ。手の届きにくい背中などは乾燥やかゆみが改善しにくいことも。
そこで、飲むだけで全身の保湿効果が期待できると注目されているのが、セラミド配合の機能性表示食品やサプリメント飲料。
コンニャク芋や米などの植物由来のセラミドは、セラミドにグルコース(糖)結合した、グルコシルセラミドが主体となります。このグルコシドセラミド摂取による皮膚の保水性向上効果が、近年様々な研究で示されています。ヒトにおいても、グルコシルセラミドを継続摂取した被験者へのアンケートでは、肌のキメが細かくなったなど多くの改善効果が確認されています。

【背中、ひじ、ひざ...全身のうるおいキープにはたっぷり保湿とインナーケアが不可欠】
●保湿ケア
お風呂上がりの全身保湿が決め手
衣類を着込む前に、浴室で全身にざっとボディークリームなどを塗っておく。その後乾燥が強いところだけ重ね塗りを。朝も重ね塗りするとさらに効果的。毎日続けることで乾燥の予防につながります。
●インナーケア
効率よく摂取できるサプリメントに注目
栄養バランスのとれた食事に加え、乾燥によって不足しがちなセラミドを補うことができる機能性表示食品などもプラス。肌の潤いを逃しにくくするため、乾燥対策として有効。

飲むセラミドサプリメントやドリンクが市販され、お手軽にインナー保湿ケアができるようになりました。体内でのセラミド合成のスイッチを活性化し、増やすことで皮膚の乾燥が改善するという報告が増えています。是非、ゆらぎ肌対策として取り入れてみましょう。


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雑誌『日経ヘルス』2018年11月号 (10月2日発売 掲載ページP88~91)

特集「ゆらぎ肌を解決!アンチエイジングにも 肌バリアを整える新・美容習慣」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

敏感肌というほどではないけれど、一時的に肌の不調を感じる「ゆらぎ肌」が増えています。特に秋から冬は症状が悪化しやすい季節。乾燥や刺激に負けない、外と内からの美容習慣を始めましょう。

【女性の7割近くが季節の帰り目に肌のゆらぎを感じている】
30~40代女性480人を対象に行われた「秋のゆらぎ肌」に関するアンケート調査で、66%が夏から秋になる季節の変わり目に不調を感じていることが判明。どんな症状感じているかという質問では「乾燥」が最も多く、その他、「かゆみ」「吹き出物」「赤み」などが挙げられました。

【湿度が急激に下がる10月以降、肌の水分蒸散量は急増!バリア機能が低下】
10月から12月にかけて空気の湿度が急激に低下すると、それに反比例して、外気に水分が奪われやすくなり、肌の水分蒸散量は一気に増加します。結果、肌表面にある角質の水分量が不足し、肌の潤いもバリア機能も低下する要因に。

【秋〜冬のバリア機能の乱れがさまざまな肌トラブルを招く】
悪ノリの悪さや目元・口元の小じわなど顔だけでなく、ひじやすね、背中が粉を吹くほど乾燥するなど、この時期のバリア機能の乱れは、全身の肌に影響するので要注意!

●バリア機能が正常な肌
角層のバリア機能が整っていれば、外部からの刺激物質等の侵入を防ぎ、肌内部の水分の保持力も高まります。トラブルの起きにくい、健やかな肌をキープできる。
●バリア機能が乱れた肌
バリア機能が乱れると角質の隙間から刺激物質などが侵入しやすくなります。肌内部の水分も蒸散しやすい状態に。乾燥はもちろん、炎症による痒みや赤みなども招きます。

【こんな習慣に要注意!バリア機能を乱す3大チェックポイント】
気温や湿度の低下など秋~冬の環境因子に加えて、ぜひ見直したいのが普段のスキンケアや生活習慣。下の項目の中で、自分にあてはまる1つでもあればバリア機能が乱れている可能性あり。改善して潤い美肌に!

×間違ったスキンケア
洗顔や保湿ケアのときに無意識に力をいれすぎていないかということも、改めてセルフチェックしてみますしょう。
☑洗顔はとにかく汚れを落とすことが第一
☑秋~冬は日焼け止めを塗らなくなる
☑保湿は化粧水がメイン。つける量は控え目

肌に摩擦刺激を与えないことが鉄則
洗顔と保湿、そして通年の紫外線対策が、どんな肌質にも共通のスキンケアの3本柱。ただし、その際に肌をこすると角層の細胞間脂質(セラミドなど)や天然保湿因子が失われ、バリア機能を低下させる一因になる。やさしいタッチを心がけましょう。

×過度のストレス
仕事や育児、家事などで忙しく、なかなか自分の時間を確保できず、ストレスがたまる一方...。そんな状態にも要注意。
☑残業や家事などで夜遅くなることが多く、睡眠時間が十分にとれない
☑イライラ、落ち込みなど、気分が不安定になりやすい
☑忙しいので入浴はシャワーで済ませることがほとんど

オン・オフを上手に切り替えて睡眠や入浴の時間を確保して
過度のストレスは自律神経のバランスを崩し、血行不良や肌のターンオーバー(新陳代謝)の乱れを招く要因に。ダメージを受けた肌の回復に良質な睡眠をとることも重要。できるだけ心身をリラックスさせる時間を持てるように、うまく切り替えを。

×栄養不足
極端な糖質制限や油抜きなど、栄養バランスの偏った食生活も、実はバリア機能低下させる大きな要因の1つ。
☑ダイエットをしている
☑油を使った料理や肉料理は極力控えている
☑豆、魚、肉などあまり食べない
☑なかなか甘いものがやめられない

良質な脂質をとることがバリア機能を維持する必須条件
健やかな肌のためには、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をまんべんなくとることが不可欠。中でも角質の細胞間脂質の材料となる脂質は、バリア機能維持するうえで重要。ただし、とり過ぎは肥満を招くので適量が大切。

空気がさわやかだな、と感じ始めたら湿度が低下してきているサイン。夏の間よりもしっかり保湿ケアを行わないと、どんどん肌のバリア機能が低下して、乾燥や赤み、かゆみといった症状が現れやすくなります。
バリア機能とは、外界の大気汚染物質が花粉、細菌、ウィルス、化粧品類などさまざまな刺激から肌を守り、同時に肌の水分を内部に留める働きのこと。肌表面の角層に、皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質(セラミド、コレステロールなど)の保湿因子が十分にあり、キメが整っているときに正常に働きます。
湿度が急激に下がって、汗による肌の水分が減少し、外気に水分が奪われやすくなるこの季節は要注意。また、バリア機能は肌をこすることによっても低下します。特に気をつけたいのは洗顔時の摩擦。よく洗った手のひらでしっかり洗顔料泡立てて、手が肌に触れないように優しく洗うことが大切です。その上で十分な保湿ケアを心がけましょう。
乾燥して刺激を感じやすくなっている肌には、水分を挟み込んで保湿する特性を持つセラミドを配合したクリームなどがお薦めです。さらにセラミドには経口摂取でも保湿効果が得られると言う研究結果がでています。肌の内側と外側からのセラミドケアを始めましょう。

≪バリア機能アップのカギはセラミド≫
インナーケアを強化して肌のゆらぎをSTOP
加齢や乾燥などによって減少しやすいセラミドを補うことが、ゆらぎ肌を防ぐ秘訣。セラミド配合の保湿コスメだけでなく、機能性表示食品などで肌の内側から補給することで全身スベスベに!

【バリア機能の最前線・細胞間脂質の主役がセラミド】
角質には、肌の潤いを保つ3大要素「皮脂膜」「NMF細胞間脂質」があり、水分を保持する働きの約8割を細胞間脂質が担っています。この細胞間脂質の主成分がセラミドで、脂質全体の40〜60%を占めます。角質細胞の間で脂質の層と水分の層が交互に重なり合い、バリア機能支えているのです。

【バリア機能アップする2大セラミドケア】
●飲んで高める内からのセラミドケア
肌の乾燥状態に応じての飲む量を調節するのもOK
コンニャク芋や米由来のグルコシルセラミドは、少量の摂取で保湿効果が得られていることが様々な研究で確認されています。乾燥がひどい肌は症状が改善するまで量を増やすなど、適宜調整してもいいでしょう。

●守る・補う外からのセラミドケア
乾燥しやすい肌は秋口からクリームを
化粧水は規定量よりやや多めの量を、2回ぐらいに分けてそっとハンドプレスしてなじませます。その後、セラミドやアミノ酸、ヒアルロン酸など配合のクリームで蓋をすると潤いが逃げにくくなり、バリア機能の維持につながります。
コスメに配合されているセラミドは、体内にあるセラミドとほぼ同じ構造になるように、酵母などを利用して作られるヒト型セラミド、セラミドに類似した物質を化学的に合成し、比較的安価な疑似セラミドがあります。

肌のバリア機能を担う角層の厚さは、わずか0.02mmほど。その中でも何層にも重なった角質細胞の隙間を細胞間脂質が埋めることで、肌の水分が保たれ、外部刺激から肌を守るバリアが機能しています。細胞間脂質の40〜60%占めるのがセラミドで、角層の間に水分を抱え込みながら、細胞同士を密着させる中心的な役割を担っている。
肌に不可欠なセラミドを含む美容液やクリームなどの基礎化粧品は、不足しがちな潤いを補ったり、水分を逃さないように守るうえで効果的。ただし、コスメでケアできるのは基本的に顔など限られた部位だけ。手の届きにくい背中などは乾燥やかゆみが改善しにくいことも。
そこで、飲むだけで全身の保湿効果が期待できると注目されているのが、セラミド配合の機能性表示食品やサプリメント飲料。
コンニャク芋や米などの植物由来のセラミドは、セラミドにグルコース(糖)結合した、グルコシルセラミドが主体となります。このグルコシドセラミド摂取による皮膚の保水性向上効果が、近年様々な研究で示されています。ヒトにおいても、グルコシルセラミドを継続摂取した被験者へのアンケートでは、肌のキメが細かくなったなど多くの改善効果が確認されています。

【背中、ひじ、ひざ...全身のうるおいキープにはたっぷり保湿とインナーケアが不可欠】
●保湿ケア
お風呂上がりの全身保湿が決め手
衣類を着込む前に、浴室で全身にざっとボディークリームなどを塗っておく。その後乾燥が強いところだけ重ね塗りを。朝も重ね塗りするとさらに効果的。毎日続けることで乾燥の予防につながります。
●インナーケア
効率よく摂取できるサプリメントに注目
栄養バランスのとれた食事に加え、乾燥によって不足しがちなセラミドを補うことができる機能性表示食品などもプラス。肌の潤いを逃しにくくするため、乾燥対策として有効。

飲むセラミドサプリメントやドリンクが市販され、お手軽にインナー保湿ケアができるようになりました。体内でのセラミド合成のスイッチを活性化し、増やすことで皮膚の乾燥が改善するという報告が増えています。是非、ゆらぎ肌対策として取り入れてみましょう。


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2018年10月 1日

雑誌『家庭画報』2018年10月号(9月1日発売 掲載ページP212)

特集「人生100年"見た目"のアンチエイジング"若さ"はコントロールできる」に当院の『ピコレーザー治療(ピコウェイ)』が紹介されました。

今や人生は100年時代!ならば50代は折り返し地点に立ったばかりです。これからの人生をより豊かに過ごすためには、"見た目の美しさ"は大切な要素です。美容医療やスキンケア、メイクで、誰からも好印象を持たれる顔作りと、若さをコントロールすることこそ、これからのアンチエイジングなのです。

【美容医療で肌色の陰りを取り、肌質を若返らせる】
美のバランスを左右するほど、肌色と肌質は重要です。シミやくすみを消し去り、均一な肌色に整えるレーザー治療などの美容医療を、今から定期的に取り入れていくと、5年後、10年後に差がつきます。

●美しい肌作りと老化速度を弱める治療は今すぐ始めたい
レーザーなどによるマイルドな照射治療を続けていると、老化を遅らせることが分かってきました。また、メラニン量が少なくなるとハレーション効果が生まれます。特に、50代以降は顔だけでなく、首からデコルテまで照射すると、自前のレフ板効果で浅めのシワは飛んでしまいます。肌は投資した分だけのリターンがあり、美に関するQOL=ビューティーQOL(クオリティオブライフ)は上がります。これからの人生をごきげんで暮らすための若返り=肌質改善は必須です。

≪2つのレーザーの組み合わせで濃いシミ、くすみを解消し、なめらかな肌に≫
レーザートーニングの進化版、『ピコトーニング』は、メラニン色素を少しずつ分解・排出して肝斑やシミ、肌全体のくすみを取り除き、明るくクリアな美肌に変えていきます。『ピコフラクショナルレーザー』は、レーザートーニングより熱エネルギーの高いモードで小さな点状に照射します。皮膚表面には傷をつけずに真皮内に微細な傷を作り、自己再生機能のスイッチを入れて肌を若返らせます。ちりめんジワやニキビ跡の凹凸など難治性のダメージも改善させる効果があります。
1〜2か月で見違えるほど明るく、キメの整いピンとハリのある肌に変わります。顔全体のくすみ、肝斑や濃いシミも改善するので人気の高い施術です。1〜2か月間隔で2〜5回程度照射すれば、毛穴の開きも目立たなくなります。

ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)』 
ピコトーニング+ピコフラクショナルレーザー(BENEV導入込み)
顔全体トライアル\52,000

是非、ご一読下さい。

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雑誌『Numéro TOKYO/ヌメロ・トウキョウ』2018年10月号(8月28日発売 掲載ページP216)

特集「思わず二度見したくなる後ろ姿美人へ!」
に当院の『脂肪溶解注射(ミケランジェロ)』が紹介されました。

【美尻になるための最新メソッド】
お尻が垂れて、下着を履いたときにパンティからボテッと段になってはみ出す脂肪(バナナロール)には、脂肪溶解注射が効果てきめん。1回でもセルライトの質感がなめらかになるなど施術効果が高いメニューです。

当院では、「ミケランジェロ」という薬液を使用しています。
主成分は、ホスファチジルコリンとデオキシコール酸Na(ナトリウム)です。脂肪燃焼を促進させるカルニチンも含まれているため、脂肪燃焼と脂肪細胞膜を溶解させる効果が高く、脂肪細胞の数自体も減らし、セルライトも改善します。それでいて従来の脂肪溶解注射と比べて腫れや痛みが少ないのが特徴。また、デオキシコール酸Na※には肝臓機能を活性化する効果があり、肝障害などのリスクが低い安全性の高い薬液なのです。
※注)デオキシコール酸Naとデオキシコール酸は全く異なるのでご注意ください。デオキシコール酸は肝障害のリスクが高くお勧めできません。

デオキシコール酸Naは脂肪細胞膜を溶解する成分で、"脂肪の数"を減らしつつ脂肪を溶かして燃焼させるため、注射部位はリバウンドしにくくなります。ホスファチジルコリンは脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解し燃焼させます。脂肪燃焼を促進するカルニチンとのトリプル効果が満足度の高いゆえんです。1回施術ごとに確実にサイズダウンし、急激なダイエットにありがちなリバウンドの心配もいりません。

1回の施術は1ブロックあたり約5分。注射というメゾットだから、ニッチな部分までしっかりカバーでき、部分痩せのようなボディデザインも得意な施術です。メスを使わないので、施術が終わったらすぐに日常生活に戻ることができ、通常2~3週間くらいから効果があらわれます。

今回の体験は、ショーツから段になってはみ出すお尻と、太ももの境目の脂肪がお悩みのケースでした。1回目の施術から2週間くらいで徐々に効果を感じ、セルライトの凸凹がスムーズに。広がって垂れた印象だったお尻が丸く弧を描いてヒップアップ。脚もスッキリ細くみえるようになったと、効果にご満足いただきました。

厚着になる秋冬は脂肪溶解注射のチャンスです。2週間毎に3~4回の施術がお勧めなので、「ここまでに細くしたい!」とご予定が決まったら早めにご予約くださいね。

脂肪溶解メソセラピー(脂肪溶解注射)

是非、ご一読ください。

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日本テレビ『ヒルナンデス!』 2018年9月6日(木)OA内容

ナチュラルビューティーYOKKO(ヨッコー)の焼肉で美肌になろうSP!」
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Q.今年の夏紫外線対策のスキンケアをしましたか?
YES68% NO31.9%
Q.秋を目前に紫外線を浴びた肌夏の肌アフターケアを行っていますか?
YES30.6% NO69.4%
※ドクターシーラボ調べ
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夏の日差しにダメージを受けたお肌。紫外線を浴びすぎは肌をどうアフターケアするか。

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しかし、化粧品会社の調査によると、夏に紫外線対策をしていた人が7割なのに対し、アフターケアをしていた人はたった3割ほど。これではせっかく夏の間に頑張った紫外線対策も水の泡になってしまいます。
そこで、どうすれは夏にダメージを受けた美肌を取り戻せるのか。医学博士で皮膚科専門医の慶田院長が解説しました。大人気YOKKOさん企画の第七弾です。

‟ナチュラルビューティーYOKKO(ヨッコー)"こと関ジャニ∞横山裕さんは、本家IKKOさんにも負けない美肌の持ち主。そもそもYOKKOさんは、食いしん坊なのになぜ美肌でスリムなのか?秘密を探るため、第一弾からYOKKOさんの食事を検証してきました。その結果、例えば好物の鮭がアスタキサンチンを含み抗酸化作用が高い食材だったり、好んで召し上がる鶏肉や卵の美肌効果が高かったりと、普段から無意識に美肌と健康に良いものをたくさん摂取していることがわかりました。
そして今回は、そのYOKKOさんにも負けない超美肌女優の神田沙也加さんの食事も検証!ロケの場所は、ゲストで美肌クイーンの神田沙也加さん行きつけの牛角です。YOKKOさん、神田沙也加さん、美容にちょっぴり無頓着な小島瑠璃子さん、美意識の高い郡司恭子アナウンサーの食事の様子を解説しました。

牛角 赤坂店
神田沙也加さんにとって、牛角はいきつけの店。女優さんなので高級店のイメージがありますが、実はカジュアルなお店がお好きとか。「牛角はチェーン店でどこにでもあって、いつも同じメニューなのが安心」なので、旦那様ともよく利用するとのことです。そこで、神田沙也加さんが絶対食べるメニューをあつめた「神田コース」を紹介。美のヒントがたっぷりつまった「神田コース」の全貌とは!?

そもそも焼肉はお肌に良いものなのでしょうか?

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焼肉は、日本の女性に不足しがちなたんぱく質をたっぷり補いながら、いっしょにたくさんの野菜をとることができます。

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美肌成分も豊富に含まれていて、食べる順番さえ気を付ければ、間違いなく肌の美しさに役立つメニューです。

【神田沙也加が絶対食べる焼肉メニュー 神田コース①~前菜~】
Q.牛角で神田沙也加さんが最初に注文するメニューは?
1.チョレギサラダ、2.キムチの盛り合わせ、3.やみつき塩キャベツ
A.2.キムチの盛り合わせ
神田さんお気に入りの理由は、いくつかの野菜が入っていて、食感の違いが楽しめるため食事の最後までつまんで食べすすめられるところ。

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解説:野菜を食事の始めに食べ始めるのは、美容の基本。さらにキムチには、唐辛子の成分カプサイシンが含まれていて、発汗が促され脂肪燃焼につながります。神田さんのように食事の始めに注文し、合間にもつまんでいけば、胃腸の負担を軽減するのでいいですね。

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キムチは浅漬けだと食物繊維やビタミン効果が立ち、発酵が進んだ酸味があるものは、乳酸菌が豊富なので腸内環境を整え便秘改善に効果的です。
ちなみに慶田院長の好みは酸っぱい方のキムチです。
YOKKOさんは、キムチなどの発酵食品は美肌に良いと、以前解説した情報をしっかり生かしていて、キャベツもお腹によさそうという予想は大正解。消化酵素を含むのでお肉と一緒に食べると最高の組み合わせなのです。さすがYOKKOさんです!チョレギサラダも一皿で多くの品目がとれるので、慶田院長おすすめメニュー。

キムチが苦手という方に慶田院長が目を付けたのは「丸ごと塩オクラ」。

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オクラのネバネバには肌の酸化を抑える作用があり、便秘予防にも効果的のため美肌に欠かせない食材。さらにたんぱく質の消化吸収を高める効果があるので、お肉と一緒に食べるとピッタリなのです。

【神田沙也加が絶対食べる焼肉メニュー 神田コース②~ファーストミート~】
Q.神田さんが最初に食べるお肉はタンですが、いつも初めに注文する牛タンメニューは?
1.ねぎ牛タン塩、2.梅とんタン塩
A. 1.ねぎ牛タン塩
しっかりとうま味と下味が付いたお気に入りメニュー。牛角ツウの神田さんは、備え付けのニンニクが効いた「魔法のつけ塩」とレモンを混ぜて食べるのがお気に入り。

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解説:タンはレチノールを含み、抗酸化作用が高くお肌のサビを予防してくれる効果が期待できます。また、たんぱく質が非常に豊富で、その上カロリーはカルビの半分以下とヘルシー。糖質が低いため血糖値の急激な上昇が起きにくいお肉です。そのため食事の初めに食べるのはとても理にかなっています。ねぎのニオイの成分「硫化アリル」は抗酸化作用が高く肌のサビを防ぐ効果があります。神田さんのようにタンを焼いたあとにたっぷり後乗せして召し上がると、ほぼ生の状態なので、ビタミン類も熱の影響を受けず効率よく摂取できます。白く輝くお肌を守るのにピッタリの食材です。梅も美肌に良い成分を含みますが、とろみがあって甘い梅のつけダレは糖分が気になります。スリム体型維持のためには少量を心がけましょう。

~ここで私生活をチェック~
【生活リズムをグラフ化】
●神田沙也加さん
睡眠時間は7時間。睡眠は確保できているものの、ミュージカルの稽古があるため、晩ごはんは21時と遅め。そんなときは食べる量をしっかり調整。グラフのなかに1日に3回ある「モフリ」とは飼っている犬に顔を埋め尽くす時間。お風呂は今の季節だとシャワー、冬場はお風呂につかるときもあるが、シャワーが多く睡眠時間のほうに回してしまうとのこと。
○慶田院長の解説:「モフリ」タイムには意外な美肌効果が。大好きなペットをなでたり抱きしめたりすることで、愛情ホルモンのオキシトシンがたくさんでるので、癒し効果抜群。ストレアス軽減効果でお肌のためにもGood。赤ちゃんにおっぱいをあげた時などにでるオキシトシンは、優しく女性らしい雰囲気をつくります。

●小島瑠璃子さん
一方、こじるりさんは3時就寝、10時起床。
○慶田院長の解説:7時間の睡眠時間がとれているものの、午前3時に寝るのは遅すぎ。可能であればせめて1時に寝はじめしょう。身体の修復に役立つ成長モルモンの分泌が不足してしまいます。まだ24歳で若いからキープできていることも、これから先は肌にあらわれて来るはずです。

●郡司恭子アナウンサー
「OhaQ!4NEWS LIVE」朝4時からの生放送を担当。まとめて寝る時間がなく、夜と日中3時間ずつ、トータル6時間の睡眠。不規則な生活を送っている郡司アナですが、最近ハマっているのはごぼう茶。ごぼうを煮出したものだという。
○慶田院長の解説:ハードな仕事ですね。よく見ると、夜の睡眠前の韓国ドラマ3時間が長すぎます。夜に5時間、お昼寝1時間半がお勧めです。ごぼうは水溶性の食物繊維やポリフェノールが豊富に含まれています。水溶性食物繊維は整腸作用が高く、便秘改善に効果的です。

●YOKKOさん
最後は、YOKKOさんの1日をチェック。朝ジムで汗を流し、サウナ、水風呂の流れでゆっくり2時間。代謝が良いのも納得です。
○慶田院長の解説:とてもメリハリのある生活で、出演者のなかで一番理想的なスケジュールです。あえていうなら、運動の前に少し食べると良いでしょう。空腹での運動は、低血糖リスクに加え、筋肉がおちてしまう恐れも。運動前にたんぱく質と糖質を一緒にとると筋肉もつきやすく、身体のためにもベストです。

【神田沙也加が絶対食べる焼肉メニュー 神田コース③~ホルモン~】
Q.神田沙也加さん沙也加がよく食べるホルモンはどれでしょう?
A.1.ホルぽん、2.ミノの焼きしゃぶ、3.牛レバー塩ダレ
YOKKOさんは低カロリーなので自分も食べているといいミノと予想。郡司アナは女性には鉄分が大事だとしてレバーと予想。
A.3.牛レバー塩ダレ
正解は郡司の予想通り牛レバー。神田さんは貧血になりやすいので、レバーは意識して食べている食材とのこと。
解説:レバーには美肌ビタミンといわれるビタミンA・レチノールが豊富。抗酸化作用が高く、化粧品などにも使われているレチノールを身体の中から補うことで、肌を健やかに整えてくれる効果があります。ビタミンAは脂溶性のビタミンで、肉、魚、卵、乳製品などに含まれ、特にレバーやあん肝、うなぎに多く含まれています。
神田さんのように、レバーを焼いて食べることで、脂が落ちてヘルシーに。焼いたほうがたんぱくの消化吸収も高まります。一方、生は酵素がとれるというメリットがあります。

神田沙也加が絶対食べる焼肉メニュー 神田コース④~シメ~
Q.神田沙也加さんが頼むシメはどれ?
1.梅しそ冷麺、2.石焼ビビンバ、3.ユッケジャンクッパ
A.1.梅しそ冷麺
梅しそ冷麺はシンプルに美味しいから好きだと神田さん。
解説:梅干しにはクエン酸が含まれているため疲労回復効果があります。血糖値の上昇を緩やかにする効果もあるため、麺など糖質と一緒に食べるのがおすすめ。

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さらに、しそにはメラニン形成を抑えるビタミンCやβカロテンが豊富。しみ・そばかすをできにくくします。
一方、石焼ビビンバはたくさんの野菜がとれる点は良いですね。
YOKKOさんはカプサイシンが入っているユッケジャンクッパと予想。残念ながらクイズにはハズレてしまいましたが、ユッケジャンクッパもたくさんの野菜、身体の代謝を上げるカプサイシンを含む良いメニューです。

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自身はシメにたまごスープやコムタンスープなどを頼むとのこと。こちらもヘルシーで美容や健康を意識したい方にぴったりメニュー。さすが"ナチュラルビューティー"と呼ばれるYOKKOさんですね。

ぜひ、ご参考になさってください。


雑誌『VERY』2018年10月号(9月7日発売 掲載ページP368~211)

特集『今どきは「オイルクレンジングで肌育」』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

こすることがシミ、シワ、沈着のもと。
〝高洗浄力で時短〟なクレンジングが肌には重要

摩擦やメイク残りは肌トラブルの元にも。〝時短で高洗浄力〟のオイルクレンジングは、
皮膚科医から見ても「いい選択」!
オイルクレンジングは、必要な油分を取りすぎると言われたこともありますが、ベタつく、刺激が強いなどのマイナスイメージは昔のこと。今のクレンジングはそういったことはないので、患者さんには全タイプのなかで一番高い洗浄力のオイルクレンジングを推奨しています。患者さんの肌を拡大鏡で見てみると、ラメやファンデが肌に残っていることが多く、そのメイク残りはキメや透明感の低下、毛穴目立ちに繋がります。逆にこすりすぎて目元が黒ずんでいたり、肝斑やシミが悪化、ちりめんジワになっている人も。

クレンジングで肌に負担をかけている人は非常に多く、主にこすりすぎが原因。日々、ダメージを重ねないためにも、クレンジング選びは大切です。ミルクタイプで長い時間をかけるより、洗浄力が高いオイルクレンジングですばやくメイクオフがおすすめ。当院では、医療機関で扱うナビジョンDRのクレンジングオイルを使用しています。肌に優しくなじませるだけで、潤いを残しながら短時間でアイメイクまで落とせます。


クリニック専用化粧品

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雑誌『美ST』2018年11月(9月17日発売 掲載ページP92~93)

特集『"なんだか調子悪い„は今年の猛暑のせいでした「肌の熱中症」があったなんて!』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

とても暑かった今年の夏。体の熱中症は連日ニュースになりましたが、当然肌も大ダメージを負っています。何だかスキンケアしていても化粧品が入っていかない、くすみが晴れない...不調を感じているなら、それは〝肌の熱中症〟かもしれません。

【肌の熱中症ってどんな症状?】
●症状1
カラカラの〝脱水症状〟
紫外線、エアコン、汗刺激などで肌表面に軽い炎症が起こると、バリアが壊れて水分保持ができなくなってしまいカラカラ状態に。湿度が高く、汗ばむ夏でも肌は乾燥しています。
●症状2
UV-Bで〝酸化〟
強力なUV-Bを浴びると体内で活性酸素が増えてDNAを傷つけます。さらに炎症性サイトカインが発生してメラノサイトが活性化。シミが増えたり、肝斑やそばかすが濃くなります。
●症状3
チリチリする〝塩害〟
汗を拭き取らないと、水分が蒸発した後、塩分などが濃厚になって肌表面に残り、肌の刺激に。何となくムズ痒さを感じたり、汗疹(あせも)や赤いプツプツ(汗荒れ、湿疹) が発生したりします。
●症状4
肌がゴワつき〝毛穴崩壊〟
紫外線をはじめ様々な刺激に晒されると、乾燥するため肌は角層を厚くしてバリアを補おうとします(角質肥厚)。すると毛穴詰まり、毛穴開大、毛穴黒ずみの原因になります。

≪肌の熱中症危険度チェック≫
1つでも該当したら要注意。日焼け対策は基本のキ。夏だからと言ってついついさっぱり、スッキリ系を選びがちなスキンケアや食生活など日常生活の見直しも必要です。

☑夏はそうめんなど、喉ごしのいいものばかり食べていた
☑ベタつくのがイヤで、夏は化粧水やジェルくらいしか塗らない
☑夏の寝苦しさから睡眠不足が続いた
☑汗をかいた後に洗い流したり拭き取ったりしていない
☑元々、乾燥肌で肌が痒くなることはことがある
☑日焼け止めはさっと一度塗り、塗り直しはしない
☑タバコを吸う、またはタバコを吸う人と一緒に過ごすことが多い
☑野菜や果物が苦手
☑この夏もマラソンなどアウトドアのハード系スポーツを楽しんだ
☑剥がすタイプの毛穴パックやスクラブ、洗顔ブラシを愛用している
☑タンパク質を積極的に摂っていない

≪夏の後始末は今こそしっかり!秋冬の肌に差がつきます≫
強い紫外線を浴びて角質肥厚した肌のゴワゴワや毛穴目立ち、吹き出る汗で湿疹ができる汗荒れ、この暑さだと頼らざるをえないエアコンで乾燥......。
夏の終わりに現れるこれらの肌不調のほとんどは、体がそれらの外的要因から自らを守ろうとして起こっていることです。ですから劇的なケアを探すより、自分の肌で何が起こっているのかを見極めて、基本的な対処をするのがオススメです。体の内外から保湿して、肌を柔らかくしましょう。

〝脱水症状〟
エアコンや紫外線による脱水症状は徹底保湿でバリア機能をアップ
肌の水分量を増やしてプリッとしたハリ感を回復させてくれるアイテムを体の内外から投入しましょう。
保湿効果と抗酸化作用が高いビタミンACEを配合したオイルがおすすめ。角質のバリア機能を強化し、さらに肌を紫外線から守る効果もあります。
内側からのケアにはセラミド含有のサプリメントなどを取り入れてみましょう。
・エンビロンモイスチャーACEオイル100ml¥8,000
関連リンク:クリニック専用化粧品 

〝酸化〟
真皮層から抗酸化力アップで、メラノサイトの活性を防いで
飲む日焼け止めは、実は抗酸化作用が高い成分が複数高配合。日焼けする前はもちろん、後から飲んでも効果があります。目の日焼けも防いでくれるのでおすすめです。
飲む日焼け止めブームの火付け役。主成分はファーンブロック。
・ヘリオケア 30カプセル¥6,000
関連リンク:ヘリオケア 
〝塩害〟
〝汗荒れ〟が起きたら肌を入院させ、化粧水を「経口補水液」に
肌が炎症を起こして敏感なときは、攻めの成分は要りません!カラカラの砂漠に水分補給してあげる気持ちで優しくケアしましょう。
天然セラミドを主成分とするオリジナル保湿クリーム。
・セラミドバリアクリーム 30g¥5,000
関連リンク:院内調合オリジナル化粧品
肌の水と類似する組成の補充水。
・メディコル スキンウォーター 35/34¥3200

〝毛穴崩壊〟
角質肥厚のゴワつきや黒ずみは美容医療のチカラを借りて払拭!
既にゴワついたり、しぼんでしまった肌には、再生を促す施術を受けるのが手早い方法です。
9本の極細針が付いた機器で微細な穴を開け、成長因子を導入。その創傷治癒力を利用して肌を再生。ハリと弾力を高め、滑らかな肌へと導きます。
・ダーマペン 全顔¥2800〈初回価格〉
関連リンク:ダーマペン

夏のお疲れ肌は、スキンケアによる保湿と、野菜とタンパク質などバランスのとれた食事で体の内外からケアしましょう。食べ物だけは不足しがちなビタミン類や抗酸化作用のある成分は、サプリメントで補うのもOK。
肌に疲れが残ってしまったら、美容医療でいち早くリカバリーしましょう。

是非、ご一読ください。

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雑誌『Domani/ドマーニ』2018年10月号(9月1日発売 掲載ページP224~225)

特集「酷暑の後の開ききった今こそケアしどき。医師&美容プロ10人がずばり答えます。夏の終わりは"毛穴"ケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

紫外線を浴び続けた夏が終わり、ふと気づけばTゾーンは詰まった毛穴でザラザラ、頬は開いた毛穴でオレンジの皮のよう!空気が乾燥する秋になると一気に目立ち始める、毛穴の悩みは、放っておくと悪化する一方です。気づいた時がお手入れのしどきです。

≪年を重ねるごとに増える、女の毛穴悩み。40代の肌には3種の毛穴が混在している!≫
① 詰まり毛穴
皮脂と古い角質が混ざって毛穴を詰まらせた状態。鼻や眉間、あごなどの皮脂分泌が多いエリアに目立つ毛穴です。毛穴の中で代謝して剥がれた古い角質と皮脂が混ざり、"角栓"となって毛穴を詰まらせます。放置するとどんどん大きくなります。

② 黒ずみ毛穴
詰まり毛穴を放置すると表面が酸化して黒ずみます。詰まった角栓も日々の洗顔で表面を少しずつ落とせていれば問題ないのですが、洗顔が疎かだと、表面が酸化して黒ずみます。こうなると角栓は硬くなり、頑固で落ちにくい状態になります。

③ たるみ毛穴
コラーゲンが弾力を失い、密度も低下して、毛穴が伸びてしまいます。頬の内側に多く見られる毛穴の状態で、真皮のハリを保っていたコラーゲンやエラスチンが弾力を失い、密度が低下すると、肌が重力に負けてたるみ、毛穴が開きます。進行すると伸びて涙型になります。

≪お手入で改善させつつ、プロの手も取り入れてメンテナンスを≫
毛穴とは、読んで字のごとく毛が生えている穴のことです。体の毛穴の場合、穴から毛が生えていて、毛を乾燥させないための皮脂腺が横に付属しています。ところが顔の場合、毛自体は退化してしまい、ほとんどが産毛の状態ですが、皮脂腺はからだのより顔の方が大きくなっています。その為、顔の方が皮脂が多く出る分、体にはないテカリやベタつきが出やすく、毛穴のトラブルも発生します。
肌表面と同様、毛穴の中でも角層の代謝が行われているので、皮脂と古い角質が混ざって"角栓"となり、毛穴を詰まらせますが、それを放っておくと、大きく硬くなって毛穴を開かせてしまいます。さらに、表面が酸化して黒ずみ毛穴になります。
これらを防ぐには、日々のきちんとした洗顔が大切です。
そして、もうひとつアラフォーの悩みと言えば、頬のたるみ毛穴です。肌がたるむと皮膚が重力で伸び、頬の大きな毛穴は引っ張られて目立ちます。保湿やハリを与えるケアなどで多少目立たなくはなりますが、根本改善は難しいものになります。医療の力も取り入れていきましょう。

≪毛穴ってどうしたら小さくできる?≫
毛穴が詰まっていたり、たるんでいたりすると不潔な印象を与えることもあります。ついあれこれお手入したくなりますが、間違ったお手入れは逆効果になる可能性があります。

Q、詰まった毛穴は押し出してもOK?
A、軽く表面だけならOK。でも力の入れ過ぎには注意!
洗顔後、角質が表面に飛び出していたら、それを軽く指で押して取り去る分には問題ありません。ただし、内出血するほど強く押したり、指で角栓を絞り出したりするのは、肌を傷つけるのでやめましょう。かえって毛穴にダメージを与え、広げてしまう原因にもなります。当院人気の『アクアフェイシャル』なら、ビーリングと吸引で頑固な詰まり毛穴もケアできます。

Q、毛穴の詰まりをなくすには、やっぱりパック?
A、剥がすパックは卒業して、毎日の洗顔をしっかりと!
角栓をとるパックは、周囲の肌にも負担がかかります。特にアラフォーの肌はバリアが弱いので絶対にNGです。日々の洗顔で少しずつ取り去ってください。当院の『GAローション』なら毎日の拭き取りケアで、毛穴詰まりを改善します。

Q、たるんだ毛穴は、お手入で元に戻りますか?
A、効果的なお手入はありますが、たるみを巻き戻すのは難しいです。
ビタミンCやビタミンAなどコラーゲンを増やす成分をお手入に取り入れるのは、たるみ予防に有効です。保湿ケアをしっかりしても毛穴が目立たなくなりますが、今のたるみを巻き戻すのは難しいです。定期的なたるみ治療を取り入れるのも一案です。

Q、洗顔料を使わないほうが、毛穴が目立たなくなるって本当?
A、角栓が悪化します!朝も夜も洗顔料できちんと洗いましょう。
肌が乾燥するから朝はぬるま湯ですすぐだけ、という声もよく聞きますが、毛穴詰まりが気になるなら、洗顔料できちんと洗わないと角栓は取れません。よほど乾燥して毛穴がほぼ目立たない人以外は、朝も夜もしっかり洗顔しましょう。

Q、秋になったら毛穴が目立つ...紫外線はやっぱり関係ありますか?
A、紫外線はたるみと乾燥の原因です。毛穴も目立ちにつながります。
老化の原因の多くは紫外線です。肌深部の真皮層にダメージを与えてたるみを引き起こし、表面の乾燥を招きます。すると、たるみ毛穴が悪化したり、角栓が詰まりやすくなります。秋も日焼け止めをしっかりと塗りましょう。

紫外線対策など、毎日のケアだけでなく美容医療での治療でさらに毛穴の目立たない肌を目指しましょう。
『毛穴の開き・黒ずみ』
『たるみ』
『アクアフェイシャル』

ご参考に、ご一読ください。

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雑誌『STORY』2018年10月号(9月1日発売 掲載ページP314~317)

特集『美しき同世代女医さんに リアル「女性ホルモン対策」聞いてみた』に慶田院長のプライベート取材記事が掲載されました。

そもそも「女性ホルモン」とは、女性特有の体つきや生理周期など体のリズムや妊娠・出産に大きな影響を与えるホルモンのことです。
人間の体を調整するホルモンは数多くありますが、女性ホルモンは、卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンの2種類あります。その分泌量は年齢と共に大きく変化し、20代後半から30代前半がピークで、それ以降は低下し一般的に45~50歳くらいで急激に減って閉経します。この閉経をはさんだ前後5年の合計10年間を「更年期」と言い、女性ホルモンの減少が原因で、さまざまな不調、女性特有の"ゆらぎ"が起こるのはこの時期です。

2種類の女性ホルモンのなかで、エストロゲン(卵胞ホルモン)は女性らしい体を作ったり、肌や髪の潤いを守ったり、女性のカラダ全体の健康を支える役割も果たしています。プロゲステロン(黄体ホルモン)は着床のために子宮内膜を整えたり、基礎体温を上昇させたりする働きがあるなど、妊娠維持に活躍します。特にエストロゲンは「女性らしさ」に関わっているため、低下すると、肌や髪が乾燥してうるおい不足になり、女性器周りの萎縮や乾燥などの変化も現れます。それだけでなく、更年期には、疲れやすい、イライラする、やる気が出ないない、ほてりや発汗、動悸、めまいなど多彩な症状が現れます。

STORY世代は、家庭や仕事で疲れやストレスが溜まりやすいところに、ホルモンの大きな変化が起きる時期。体の不調はエストロゲンの低下による可能性だけでなく、別の病気が潜んでいる場合もあるので、不調を感じたらまずは検査に行くことをおすすめします。血液検査で女性ホルモン値を測り、卵巣機能のチェックをすることで、更年期障害の有無を判定できます。すでに更年期症状がでている場合は、ホルモン補充療法があります。

残念ながら女性ホルモンの減少を止めることは難しく、年齢と共に進行します。ですから、「女性ホルモンを減らさないようにコントロール」する、「女性ホルモンを補う」さらには、「女性ホルモンが減ることで表れる症状を予測し治療しておく」ことが更年期のゆらぎの緩和につながります。そのために、生活の基本となるバランスの良い食事、良質な睡眠、適度な運動、自身の趣味などを楽しみながらストレスを溜めないように心がけましょう。大切なことは、現状を把握したうえで、自分が心地よく快適に過ごすことだと思います。
そこで、40代半ばを迎え益々活動的な慶田院長がリアルに実践している女性ホルモン対策「7つの生活習慣」をご紹介しました。

【すぐ取り入れられる!女性ホルモンのための7つの生活習慣】
●習慣1
女性らしい言葉遣い&女性らしいファッションをする
娘たちの学校関係で、日常は紺色を着ることが多いので、夫や女友達との食事などでは体にフィットした、華やかな色の服を着るようにしています。上質なレースの下着やシルクサテンの肌触りなどで体を包めば自然と気分もUP。言葉遣いも含め女性であることを五感で楽しみます。
かの有名な、ボヴォアール女史は、代表作 『第二の性』の第2部「体験篇」冒頭において「On ne naît pas femme:on le devient. 人は女に生まれるのではない、女になるのだ」とし、女性らしさが社会的に作られた約束事に過ぎないことを主張しました。つまり、女性らしさとは社会的に作られそれに合わせて身につけていくものであり、反対に意識しないと女はオジサンになってしまうのです。ハードワーカーの女性が増えている現代、女性が女性らしさを発揮するには戦略的に女性らしい服装をするなど、知性が必要です。シルクの肌触り、サテンの艶、上質なレースなどが好きなものに触れ、目にすることで豊かな気分になることも潤いのある生活には大切です。

●習慣2
寝る前は幸せな思い出を反芻しながら、好きな音楽を聴く
好きなボサノヴァを聴いて、海辺のリゾートでくつろぐ思い出をイメージ。好みの音楽には脳医科学的に女性ホルモンの分泌を高める働きがあり、リラックスして深く良質な睡眠がとれるので女性ホルモンのバランスに◎
面白いもので、能は簡単に騙せます。幸せだと思いながら微笑むこと、幸せを感じる音楽に浸ることで、幸福感は高めることが出来るのです。人は楽しいから笑うのではない、笑うから楽しくなるのです。

●習慣3
瞑想の時間をつくる
恒常的にストレスにさらされると、常に交感神経が優位になり、戦闘モードにシフトします。これでは男性ホルモンの分泌が増えてしまいます。仕事終わりや寝る前のほんのちょっとの時間でも瞑想をし、深い呼吸をして、体に意識を向けるようにしています。
深く息を吐く、これを意識してみてください。緊張状態では呼吸が浅くなり、息が吐けていないことが多いのです。しっかり吐けばたっぷり吸い込むことが出来ます。仕事のもやもや、イライラの人間関係などで溜まった、「心の澱(おり)」を呼吸でデトックスするイメージをしながら行うのがおすすめです。

●習慣4
別人格になりきる
20年以上続けているジャズダンスは体幹を鍛え、クールやセクシーなど幅広い女性らしさを魅せる踊りです。ダンスのテクニックをスキルアップさせるためには、ストレッチやピラティスなど体のメンテが欠かせませんので、歯磨きする時などずっとルルベ(つま先立ち)をしています。ダンスの先生には、「この曲は赤い色で踊って」とか、「夜明けの海で朝靄をはらうように」、「渋くクールに心の中の情熱は表に出さず」とか演劇的な指導が入ります。未熟者で、さっぱり上達しませんが、それでも腐らずめげずに続けてきました。別人格を演じることで女性らしさが活性化する気が致します。週1回、汗だくになる全身運動は体型と女性ホルモン維持に欠かせません。今回、プロのカメラマンさんに撮影していただき、とても良い思い出になりました。

●習慣5
タバコの煙は吸わない
タバコの煙は女性ホルモンを分解する大敵なので、喫煙はもちろん、受動喫煙にも用心し、タバコの煙が充満した飲食店は避けるようにしています。喫煙による酸化ストレスは、シミ、シワ、たるみなど肌老化も加速させるので要注意なのですが、実は、副流煙が肌に触れるだけで、シミやキメの乱れなど老化が進行することも分かっています。

●習慣6
恋愛小説を読んで妄想する
ドキドキする恋愛時はフェニルエチルアミンなどのホルモン効果で幸せ気分に。女性ホルモン分泌に命令を下す視床下部にもいい影響があります。私は小説全般を多読乱読派ですが、時にはべたな恋愛小説も読んでいます。和製「嵐が丘」と言われる「本格小説」はおすすめです。定期的にインスタで読書報告もアップしています。

●習慣7
夏でも温かい飲み物&スープを飲む
冷えは女性ホルモンの不調を招くので、一年中水は常温で飲み、温かいスープを愛飲。生姜やレンコン、長芋など体を温める食材や大豆をたっぷり入れた女性ホルモンUPスープを作ってクリニックにも持参しています。
=番外編=
●女性ホルモンに効く食べ物『良質な油(コレステロール)』
女性ホルモンはコレステロールから体内で合成されるので、適度な油を
脂質は女性ホルモンの材料になるので、全く摂らないのはNG。良質な油を適量摂ることが大切です。オメガ3脂肪酸を含む「えごま油」は、クセがなくて食べやすいのでサラダやおひたしにかけるなど、加熱せずに摂るのがポイントです。

●女性ホルモンサポート成分『低分子コラーゲン』
女性ホルモンとともに40代から確実に減少するコラーゲンを食い止める
加齢により減少するコラーゲンを補い、自ら生み出す力を高めていくことが肝心です。吸収しやすいHTCコラーゲンを気に入って飲んでいます。水にサッと溶けてにおいもしないので、持ち運びにも便利です。レーザー照射など、コラーゲン再生のスイッチを入れる美容施術と合わせると相乗効果でハリUPに役立ちます。「合成過程を刺激して、材料を補充する」大人世代は両輪で取り組むのが賢明です。

【女性ホルモン低下対策になる「美容医療」も充実】
クリニックの美容施術は定期的に自ら行っていますが、最近のお気に入りはこちら。
●肌の悩みには...『ダーマペン』
更年期以降のハリ不足には、微細な針の刺激で、コラーゲン・ヒアルロン酸を高める成長因子を導入する「ダーマペン」がおすすめ。痛みも赤みもほぼなく、小鼻や気になる目元まで施術しています。
●デリケートゾーンに悩みには...『ヴィーナスハイフ』
女性ホルモンの減少と共に膣内が乾燥したり委縮したりするように。女性器専用超音波治療「ヴィーナスハイフ」は痛みがなく粘膜や筋肉に働きかけ、膣を引き締め、出産や加齢による尿漏れも軽減します。

疲れが抜けない、イライラしたりなんだか気分が落ち込む...なんてことはありませんか?医学のプロの対処方法を是非、参考になさってください。

関連施術
ダーマペン 
ヴィーナスハイフ 

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2018年9月27日

読売テレビ『かんさい情報ネットten.』 2018年9月3日(月)OA

読売テレビ『かんさい情報ネットten.』 2018年9月3日(月)OAにて、溶けないフィラーといわれている、非吸収製剤「アルカミド」の危険性について慶田院長が解説しました。

今回、大阪に住む女性が大阪のA美容外科の施術により、顔に消えない傷を負ったとして病院側に提訴を起こしました。
訴状によると、この女性は、ほうれい線などの顔のシワを取るために「切らずにできる若返りプチ整形」として手軽さを売りにしている"アルカミド"の注射を2012~2015年の間に計6回顔にうけました。一般的に使われているヒアルロン酸は、1~2年かけて自然に体内に吸収されるため継続的に注入が必要です。しかし"アルカミド"は、専門医のあいだでは、5年以上長持ちすると知られている、と記者会見で発表されました。

実際に美容専門医のあいだでは、"アルカミド"や"アクアミド"などのような非吸収性製剤の注入による副作用問題は10数年以上前から常々取り沙汰されてきました。分解されずに体内に長期的に残ってしまう製剤は、異物反応や感染などのリスクが高く、溶解酵素が存在しないので血流障害を生じた場合は打つ手がありません。このような危険性に関する報告は十分にされています。現在、日本でこのようなハイリスク製剤を使う医師は少数になりつつありますが、それでも今回のような合併症は、たびたび起きており、当院にも多数の患者様が相談にいらっしゃいます。

この女性は施術の際に担当医師から、「持ちが良くて1回打てばずっときれいでいられる、安全性が高いもの」と説明を受けて施術されました。ところが2017年に別のクリニックでヒアルロン酸注入を受けると、右頬に痛みを感じ、顔が1.5倍ほどに腫れあがり意識障害を起こし、アルカミド注入による影響と診断されました。アルカミドは、皮膚の深い所に広範囲で存在していて、今回のケースでは除去するために顔に2.5cm傷が2本残り、医師に傷跡は消えることはないと言われています。原告の女性は、口が開かない、笑うと表情が不自然になる、あまり鏡も見ないようになっている、と訴え悲しみをあわらにしました。

アルカミドはジェル状のシリコン粒子製剤です。96%が無発熱性の水、4%が架橋された「アミドイミドアルキル型高分子均一ポリマー体」という、特殊なソフトコンタクトレンズの原料と類似のもので構成された物質です。注入されると周囲に速やかにコラーゲンの被膜が形成されるため形成効果が安定しているといわれています。しかしこの被膜形成がくせ者で、今回のようにヒアルロン酸注入時に二次感染を生じると、皮膜に包まれた感染巣には抗生剤が届きません。意識障害を伴うような重篤な感染症はこのような経緯で生じたのではないかと推察できます。
今回のように、非吸収性の製剤(溶けないフィラー)により、しこりや石灰化、異物反応、免疫異常、二次感染などのトラブルが起きた場合、切開手術しか方法がありません。非吸収製剤が組織の中に広く入り込み、皮膚や皮下組織、血管、神経などを大きく巻き込んで存在するので、完全に取り除くためには広範囲に組織を失うことになり、切開線だけでなく、凹みや陥没、萎縮、感覚異常、麻痺、表情の変化など、回復不能の後遺障害が残る可能性もあります。既に、欧米諸国では使用や販売が禁止されている国も多く、日本は野放しの状態です。

なかでも、特にアルカミドは硬度が高く、除去が難しかったのでしょう、原告の女性の頬には大きな傷が2本残ってしまいました。このような避けられたかもしれない事例を増やさないためにも、今後、日本国内でも禁止すべき製剤だと思います。

しかし、フィラーによる異物反応やしこりが比較的小さく症状が軽い場合、当院の医師が切開をしない方法でお手伝いできる場合があります。表面に盛り上がって見える硬さを軽減し、目立たなくすることで、これまで多くの患者様に他院で施術されたしこりの修正注射を施しています。修正治療の適応については、医師がお肌の状態を拝見し、しっかり見極めてご案内します。
打つ手がないと思い余っている方は、ぜひ当院にご相談ください。

溶けないフィラー・非吸収性注入製剤(他院の修正)

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2018年9月25日

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の効果と特徴

加齢によるお尻の変化

お尻は、加齢とともに崩れていくのが分かりやすい部分です。20代は、横から見るとキレイな半円形をしていますが、30代になると徐々にたるみが発生し横に広がってくるのが特徴です。そこから、お尻の頂点が下がりウエストとのメリハリがなくなると、四角く見えるようになっていきます。

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こうした変化は、お尻内部のゆるみから起こります。お尻は、筋肉・脂肪・皮膚などから形成されています。加齢や過剰なダイエットにより皮膚がゆるみ、脂肪が減少するとしぼんだお尻に変わります。反対に脂肪が増えすぎても、支えきれなくなり垂れやすくなります。また、お尻の形を支えているのは皮膚だけではありません。筋肉と脂肪の間には「筋膜」があり、そこから伸びる「結合組織」が脂肪を支え、皮膚につながっています。しかし、運動不足や加齢による筋肉の衰え(委縮)、筋肉の一部が脂肪化する※EMCL(筋細胞外脂肪)の増加などが原因で、組織の結合力が弱まると脂肪を支えきれなくなり、垂れ尻(ピーマン尻)に変形していきます。さらに、日常生活でのお尻の揺れも、ゆるみが悪化する要因です。

※骨格筋内脂肪には、IMCL(筋細胞内脂肪)とEMCL(筋細胞外脂肪)があります。EMCLは、筋肉の繊維の間に脂肪が入り込んでしまうことです。EMCL(筋細胞外脂肪)が増えると、見た目はまるで霜降り肉の「サシ」に近い状態になり、結果的に筋肉がゆるんで伸びてしまいたるみを引き起こします。運動習慣のない人や高齢者では、このEMCLの蓄積が認められ、肥満や運動機能障害が進行すると報告されています。

【ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の効果】

『丸みのある立体的なお尻』を作る効果
扁平なお尻や、老化により垂れてしまった貧相な形のお尻に、ヒアルロン酸注入でボリュームを与えることで、立体的でメリハリのある若々しいヒップにすることができます。

『ツンと上向きなお尻』を作る効果
上臀部にヒップラインのトップ(最も立体的な部分)があることも美尻の条件です。老化によるたるみでお尻はより四角く、下半分に重心がかたよっていきます。ヒアルロン酸注入で、上臀部にボリュームを与えることで、お尻の重心が上に上がりキュッと上向きのヒップラインを手に入れることが可能です。お尻が上がっていると、脚長効果が生まれ、スタイルも良く見えます。

美肌効果
ヒアルロン酸を注入することで、肌自らの保水力を高め、ハリ・ツヤ・透明感のあるみずみずしいお肌へと導きます。

コラーゲンを増やし、老化を遅らせる効果
注入したヒアルロン酸製剤が足場となって、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、結果として老化の進行を遅らせます。半年以内のタッチアップや、1年毎に繰り返し治療をすると、効果の持続期間は延長していきます。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の特徴

痛み・ダウンタイムがほとんどなく直ぐに通常の生活に戻れます。左右のボリュームが異なる場合、バランスを整えて注入することができます。また、急激な変化ではなく、仕上がりを見ながら徐々にボリュームアップしていくことも可能ですのでご相談ください。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の注意点

お尻へのヒアルロン酸注入には、高度な技術と美的センスが要求されます。左右でボリュームが異なる場合、必要な部分にだけ正確に注入する高い技術力が求められます。また、滑らかで、高品質な製剤を使用しないと、凸凹したりゴツゴツした感触になったりすることもあります。当院の医師は、ヒアルロン酸注入のトレーナーを務める慶田院長が、その全ての技術を共有し、トレーニングしていますので、一様に高いテクニックを持っております。ぜひ安心してお任せください。

ガルデルマ社 ヒアルロン酸注入トレーナー医師

GAL.png当院の慶田院長は、厚生労働省認可のヒアルロン酸製剤『レスチレン』を販売する製薬会社ガルデルマ社の認定するトレーナー医師です。日本国内の美容医療分野でエキスパートとして活躍し、ガルデルマ製品に関する深い知識と高度な注入スキルを持っている医師がガルデルマファカルティメンバーであり、GAIN※(ガルデルマ社が世界規模で提供する医師向け美容医療教育システム)をはじめとする医師向け研修を提供しています。注入治療に関わる医師への技術指導や安全教育、トレーニングマニュアルの作成や指標づくりなどに関わることで、日本国内でヒアルロン酸注入に関わる医師の技術向上と、不幸な事故ゼロを目指しています。さらに2022年から、慶田院長はGalderma JPAC Faculty Member※(ガルデルマJPACファカルティメンバー)にも選出され、海外のドクターとの情報交換や会議を通じて国内のみならず、アジアパシフィック地域における美容医療界の発展にも貢献しています。

※GAIN (Galderma Aesthetic Injector Network:ゲイン)
ガルデルマ・エステティック・インジェクション・ネットワークは、ガルデルマ社のレスチレン注入剤などに関するトレーニングを提供する医師向けの美容医療教育システムで、美容医療界のリーダーである全世界のファカルティメンバーが支えている。患者様のニーズに基づいた治療を提供するため、正しい製品知識や臨床科学に基づいた教育研修の徹底により、医師の技術や施術結果の向上を図り、安全性の追求を通じて患者様の満足度をあげることを目標にしている。

※Galderma JPAC Faculty Member
ガルデルマJPACファカルティメンバーとは、各国のファカルティメンバーからガルデルマ社が2~3人を選出した医師陣で、国内にとどまらず、アジアパシフィック地域における美容医療界の発展に貢献している。

顔面解剖学マスタークラス履修

img016_000001.jpg私たちは定期的に受講と実習を繰り返し、患者様の安全のために身を引き締めて診療にあたっております。

【慶田院長】
・2015年4月25~26日に韓国で開催された、ヒアルロン酸フィラー注入経験豊富な医師のための『顔面解剖学マスタークラス』で、講義と実習を受けました。日本国内では法律上叶わない、冷凍保存のご遺体での実習はその後の注入治療の糧となっています。

・2016年10月15日に日本で開催された『GALAA』にて、顔面解剖学をスライド講義と3D動画で深く学びました。

・2017年10月22日に日本で開催された『アラガン社のセミナー』で、解剖とヒアルロン酸注入の実技を学びました。

・2018年3月24~25日にタイで開催された『顔面解剖学マスタークラス』で、講義と実習を受けました。注入治療を熟知した解剖学の教授が、顔面の美容医療に関わる医師向けに作成した動画やスライドは何度見ても勉強になります。

・2019年~Sim HOLLYという3D解剖トレーニングソフトにて定期的に解剖学を復習しつつ、院内の医師に技術指導を行っています。

【服部医師】
・2017年10月22日に日本で開催された『アラガン社のセミナー』で、解剖とヒアルロン酸注入の実技を学びました。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)に使用する製剤

Bio Science社の『ハイアコープ(Body Contouring MLF-1)』

●EU(ヨーロッパ)各国の安全基準を満たすCEマークを取得
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お尻の注入には、ドイツのBio Science社が製造する「ハイアコープ(Body Contouring MLF-1) 」を使用します。EU(欧州連合)の安全規格であるCEマークを取得しており、 ヨーロッパの厳しい基準をクリアしている、信頼性の高いヒアルロン酸です。従来、豊胸や豊尻で使用されてきたMACROLANEに比べ、柔軟性に優れているので、注入後の感触や見た目がとても自然です。また、顔に使用するものと比較して粒子が大きく、体内で分解吸収されにくいため、個人差はありますが持続期間が2 年と長いのが特徴です。ヒアルロン酸は粒子が細かいほど分解速度が高い傾向にあり、粒子が大きければ分解されにくくなります。しかし粒子が大きいと注射をする針も太くなければならず、患者様の負担が大きくなってしまいます。ハイアコープは、粒子の大きいヒアルロン酸ですが、圧力を加えると流動性が増して細い針を通過しやすくなり、しばらくすると本来の粘度に戻る特殊技術「チキソトロピー」により、針の通過がスムーズで、注入時の身体への負荷も軽減しています。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の痛み

局所麻酔の注射をしてから、先端の丸いロングソフトカニューラ針でゆっくりと注入するので、痛みに関しては全ての方がご辛抱頂ける程度です。痛みの感覚は個人差が大きく、緊張すると強く感じやすいという特徴もありますが、お尻へのヒアルロン酸注入は、ほとんど痛みを感じない方が多い治療です。痛みを感じた場合は、お知らせください。そのエリアを避けて注入します。注入後は麻酔と施術の刺激で腫れぼったい感じがしますが、数時間後には気にならなくなります。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)のリスクとダウンタイム

<痛み>注入時に少し(個人差あり) <腫れ>ほとんど無し <内出血>ほとんど無し
デザインを決めた後、刺入部位を冷却し、局所麻酔の注射をしてから鋭針(先端のとがった針)でカニューラ針を入れる針孔を開けます。その後、先端の丸いカニューレ針で丁寧に注入していきます。Stat Vein(スタットヴェイン)で表在血管を可視化し、出来る限り血管を避けて針孔を開けるポイントを選択し、ポイントごとに十分な圧迫止血を心掛けています。このような取り組みで、注入による内出血のリスクは少なく、出たとしても軽く済むようになりました。内出血が出た場合、通常10日前後で落ち着きますが、大切なご予定がある場合は2週間以上前に施術を受けてください。

また、ヒアルロン酸は高保水成分で、注入後1カ月程度水分を吸収して軽く浮腫みます。初回の注入量はやや少なめとし、水分が再吸収され馴染んでくる1~2か月後にタッチアップすると周囲に気づかれることも無く、効果の持続期間が延長します。

針孔がふさがるまでの2日間は、小さなテープを貼って保護していただきます。当日からシャワーは可能ですが、内出血のリスクを軽減するため、飲酒、激しい運動、長湯などはお控えください。また、プール、温泉などは、針孔がふさがるまで2日間はお控えください。医師が施術直後にマッサージをしてなじませますが、定着するまでの約1か月程度、強いマッサージや圧迫を伴う激しい運動はお控えください。尚、ヒアルロン酸注入後、当院で照射系の治療を受ける場合は、2週間後から可能です。他院での照射に関しては、1ヶ月以上間を開けてください。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の持続と頻度について

注入直後から効果を実感していただくことが出来ます。注入したヒアルロン酸は徐々に代謝・分解されていきます。「ハイアコープ(Body Contouring MLF-1) 」は長期持続型のヒアルロン酸なので、約2年と長期に渡り注入後のデザインを保持できます。減りきる前にタッチアップをしたり、繰り返し治療したりすると、効果の持続期間は延長していきます。※効果の持続期間には個人差があります。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の禁忌事項

ヒアルロン酸自体は体内にも存在する成分なので、アレルギーの心配はありません。また 、注入された純粋なヒアルロン酸は水に分解されて100%体内で吸収されます。真性ケロイドの方など、異物反応を生じやすい体質の方はヒアルロン酸が馴染まず、シコリのようになる人がいます。

ヒアルロン酸は体内にある成分なので副作用が起きることはまれですが、約数千人に1人 の割合で架橋剤などの添加成分にアレルギーを起こす人もいるので過去にトラブルのご経 験がある場合などは事前にご相談下さい。

●下記に該当される方は、この治療を受けられないことがあるのでご相談ください。
・過去にヒアルロン酸注入治療で異常反応があった方
・妊娠中の女性
・真性ケロイドの方、異物反応を生じやすい体質の方
・コントロール不良の糖尿病、急性感染症、膠原病、精神疾患
・注入希望部位に未治療の感染症や皮膚疾患がある方

*安全のため、他院での美容医療の治療歴を担当者にお伝えください。
*麻酔薬や内服薬に対してアレルギーのある方、喘息の既往がある方は事前にお申し出下 さい。但し、今までにそのような経験がなくても、麻酔薬に対するアナフィラキシーショ ック(呼吸が苦しくなる、血圧が下がるなど)を生じることは極めてまれに起こりえます 。その場合は、速やかに適切な処置を致します。

2018年9月23日

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)と他の施術比較

スマスアップ(SMAS-UP)との違い
スマスアップは高周波と局所電気刺激で表皮・真皮・皮下組織・筋肉までの4層を同時に活性化する「たるみ治療機器」です。そのため、ヒップアップや引き締めには向いていますが、ヒップのボリュームを出すことは出来ません。ヒアルロン酸注入は、注入直後からボリュームアップを確認でき、見た目や感触も通常のお尻とほとんど変わらず自然な仕上がりになります。

シリコンプロテーゼとの違い
一度の施術で、半永久的に若々しいお尻をキープできる点が好まれています。ヒップの上部にお尻専用のプロテーゼを挿入して形や大きさを整えますが、日常生活によりプロテーゼがずれたり、注入する位置や大きさによって、見た目の不自然さが残る可能性があります。また、プロテーゼの挿入は、輪郭が浮き出るのを避けるため、基本的に大臀筋という筋肉の下に挿入します。そのため、お尻の外側には、プロテーゼが届かないので凹みが残ってしまいます。手術後は状態が落ち着くまでの間、座位・歩行や強い刺激によって痛みを感じることがあります。一方、ヒアルロン酸注入による豊尻術は、短時間で体への負担も少なく、手軽にボリュームアップできる治療です。注入直後から変化を確認できる上、見た目や感触も通常のお尻とほとんど変わらず自然な仕上がりです。不自然さを避けるため、注入量によって徐々にお尻を大きくしていくことが可能な点も人気の理由です。ヒアルロン酸自体は、時間とともに体内に分解吸収されていきます。ヒアルロン酸はもともと皮膚や関節などに存在する成分なので、アレルギーなどの心配は少なく、体への影響もありません。

脂肪注入との違い
お尻の脂肪注入は、ご自身のお腹やお尻、太ももなどから余分な脂肪を取り除き、その脂肪をお尻に注入しボリュームアップさせる方法になります。サイズダウンして欲しいところがスリムになり、お尻にボリュームが出るので合理的な治療法です。ただし必要な皮下脂肪が体のどこかに十分にあり、吸引できることが前提条件です。このため、全身が痩せていて脂肪吸引を行えない場合は、お尻の脂肪注入も行うことができません。注入後の定着率が高く持続期間が長いのも特徴です。ただし、脂肪吸引によるへこみや凸凹、脂肪注入により「しこり」や「石灰化」などの可能性が挙げられます。自身の体由来の組織であっても、栄養血管のない脂肪を1㎝以上の大きな塊で注入すると、壊死を生じることがあり、異物反応として周囲が被膜形成され、「しこり」になります。また、内部や周囲で繰り返し炎症が続くと、被膜にカルシウムが沈着し石のような結晶となり、これを「石灰化」と呼びます。

一方、ヒアルロン酸注入による豊尻術は、短時間で体への負担も少なく、手軽にボリュームアップできる治療です。注入直後から変化を確認できる上、見た目や感触も通常のお尻とほとんど変わらず自然な仕上がりです。当院でお尻のヒアルロン酸注入に使用している「ハイアコープ(Body Contouring MLF-1) 」は長期持続型で、約2年と長期に渡り注入後のデザインを保持できます。(個人差はあります)。減りきる前にタッチアップをしたり、繰り返し治療したりすると、効果の持続期間は延長していきます。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)のポイント特徴

注入治療needle.png 治療効果★★★★★ 痛み★☆☆☆☆ ダウンタイム★☆☆☆☆

効果
■お尻の若返り ■お尻の削げ感改善 ■お尻のたるみ改善 ■お尻のライン改善 ■お尻のボリューム調整※痛みやダウンタイム、効果には個人差がありますので、あらかじめご了承ください。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)のワンポイントアドバイスワンポイントアドバイスハリのあるピーチヒップは、女性らしさの象徴です。実際、バストとヒップは男性が感じる女性の魅力的なパーツトップ5に入っています。そして、私たち女性が理想とするよりも格段に豊かなお尻が好まれるということはご存知でしょうか?もともとの骨格や肉付きによる個人差はありますが、お尻のボリュームは30代頃から徐々に失われ萎んでいきます。さらに、顔同様、ボディラインも加齢によりたるみ、崩れていきます。

とくに年齢を感じさせてしまうのが、肉の付いた背中と寸胴なウエストライン、そして垂れたお尻ではないでしょうか?美意識の高い女性なら、若いころの弾むようなヒップを取り戻したいと願うものです。ヒアルロン酸注入によるヒップ形成は、乳がん検診で担当医に申告する必要がないことから、バストへの注入よりも安心してお受けいただくことができます。お尻は顔より鈍感な部位なので、注入時のストレスもありません。薄いお尻、垂れたお尻にサヨナラして、理想のヒップを手に入れませんか?

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の施術の流れflowドクター診察、カウンセリング施術前に、担当する医師が骨格や肌質、肌年齢などの診察を行います。理想とする状態について細かく伺いながらカウンセリングを行い、注入する部位や量など治療プランを決めていきます。注意点やアフターケアについても詳しく説明いたしますので、ご不明な点や不安なことがあれば遠慮せずにご質問ください

flow同意書記入スタッフより治療内容・施術後の注意・治療費・治療スケジュールなど詳細をご案内させていただき、同意書にサインいただきます。この間に麻酔クリームを外用しますので、痛みに弱い方もご安心下さい。

flowヒアルロン酸注入局所麻酔をした上で、ロングカニューラ針を使用し、丁寧に注入いたしますので、痛みはもちろん、施術後の内出血などのダウンタイムもかなり軽減されています。仕上がりを、途中でご確認頂きながら治療を進めるので、ご安心ください。

flow終了刺入部に肌色のテープ貼って、施術は終了です。当日から、シャワー浴は可能ですが、飲酒、激しい運動、長風呂など、血流を上げる行為は避け、早めにご就寝ください。

2018年9月22日

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の価格表 

お尻のヒアルロン酸注入 製剤:ハイアコープ(Body Contouring MLF-1) 1本:10ml
20ml ¥200,000(1本あたり¥100,000)
40ml ¥320,000(1本あたり¥80,000)
60ml ¥420,000(1本あたり¥70,000)
※ 上記は外用麻酔・針穴テープ・カニューラ1本使用時の抗生剤・抗アレルギー内服代込みの料金です。
※『ヒアルロン酸注入』は、VIP割引・特別割引の適応外となります。
※ 残ったヒアルロン酸製剤は3ヶ月間保存できます。残注入は、下記手技料を頂戴いたします。

残注入手技料

注入から3ヵ月以内
院長施術 ¥10,000
その他医師施術 ¥5,000


お支払いについて

お支払い方法は、現金、デビットカード、クレジットカード一括払い(VISA・MASTER・AMEX)があります。 クレジットカード2枚に分けてのお支払いや、現金、デビットカードとの併用も可能です。詳しくは、クリニックにお問合せください。

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お電話でのご予約はこちら(受付時間/10:00~18:00)0120-282-764

2018年9月21日

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の症例写真

ヒップ側面の凹み 39歳女性
【年齢・性別】39歳女性
【お悩み・症状】ヒップ側面の凹み
【施術】ヒアルロン酸注射12本(ハイアコープ1本10ml)
【価格】ヒアルロン酸注射(ハイアコープ) 1本¥60,000×12本 合計¥720,000
【リスク・副作用】内出血・紅斑・アレルギー・血流障害による皮膚障害など
【施術後】お尻全体のたるみにより生じた側面のそげ(凹み)にお悩みでした。お尻の注入に使用するヒアルロン酸製剤は、顔の製剤と比較して粒子のサイズが大きく、ヒアルロン酸の吸収速度が遅いため、持続期間が1~2年と長くなります。症例の女性は、2回に分けて注入しました。1回目はお尻の側面、2回目は高さを出すため、お尻の中央上方にボリュームを足しました。注入後は、お尻側面のそげがなくなり、自然な丸みのあるヒップラインに整いました。また、中央にボリュームを足したことで、お尻のトップの位置が上がっています。ヒアルロン酸製剤を注入すると、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、老化予防にもなります。

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2018年9月20日

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)のよくある質問

【Q】痛みが心配です。
【A】注入前に、刺入点へ局所麻酔の注射をしてから、先端の丸いロングソフトカニューラ針でゆっくりと注入し痛みを軽減させています。痛みの感覚は個人差が大きく、緊張すると強く感じやすいという特徴もありますが、お尻へのヒアルロン酸注入は、ほとんど痛みを感じない方が多い治療です。お受けになった患者様はイメージよりも楽だったとおっしゃいます。もし、強い痛みを感じた場合は、お知らせください。そのエリアを避けて注入します。痛みを感じるのは、治療中の15分程度だけですので、ほとんど全ての方がご辛抱頂ける程度です。注入後は麻酔と施術の刺激で腫れぼったい感じがしますが、数時間後には気にならなくなります。

【Q】アレルギーが出ることはありますか?
【A】ヒアルロン酸は、もともと人の体内にある成分であり、アレルギーなどの悪影響をおよぼす可能性は極めて低い成分ですが、ごく稀に架橋剤などの成分にアレルギー反応が生じる方もいらっしゃいます。その場合は、適切に対処すると回復します。既往歴、美容施術歴は全て担当スタッフにお申し出ください。

【Q】ヒアルロン酸注入後に、凹凸になったり不自然になるのが心配です。
【A】通常はありませんので、ご安心ください。ヒアルロン酸注入で問題になる凸凹や不自然さは、ヒアルロン酸そのものの品質と医師の技術が大きく関係します。当院では高密度のヒアルロン酸を採用し、熟練した医師によって肌がなめらかになるよう丁寧に注入しております。過去に脂肪注入やヒアルロン酸注入で、シコリや凹凸になった既往のある方は必ずご相談ください。また、事前に十分なカウンセリングを行っており、ご満足いただける仕上がりをお届けしています。初めての注入でご不安な場合は、様子をみながら何度かに分けて注入することをおすすめします。


【Q】注入にはどれくらいの量が必要ですか?
【A】注入する範囲やボリュームアップしたい程度により異なりますが、お尻の1回の目安量は、片側30ml~60ml(3~6本)程度です。その方の状態とご希望にあわせて、適切なヒアルロン酸製剤の量をご提案させていただきます

【Q】何度かに分けて注入する場合、どれくらいの間隔を開ける必要がありますか?
【A】また、ヒアルロン酸は高保水成分で、注入後1カ月程度水分を吸収して軽く浮腫みます。水分が再吸収され馴染んでくる2か月後以降に追加注入をおすすめします。

【Q】ヒアルロン酸注入後に、照射系の治療(レーザー・高周波)はできますか?
【A】当院で照射治療をご希望の場合、注入から2週間経過後から照射が可能です。他院での照射に関しては、最低1ヶ月程度、間を開けてください。尚、他院での美容施術に関しての治療内容はすべて問診票にご記入ください。治療歴を隠されたまま施術を行うと思わぬ副反応が生じる可能性もあるのでご協力ください。

【Q】施術にはどのくらいの時間がかかりますか?
【A】当院は初診の患者様に30~40分のカウンセリング時間を取っております。医師が治療方針をお見立てしてから、お見積書を作成し、同意書にご記入いただき、お会計を済ませてからの施術となります。実際の施術時間については、デザインと途中の確認も含め、20分程度です。問診票記入から施術、治療後の説明まで含めると2時間~2時間半のゆとりをもって受診してください。

2018年9月14日

雑誌『25ans』 2018年10月号 (8月28日発売 掲載ページP372~373)

特集『「ハッピーSMILE」のためのビューティ・トーク』
に掲載されました。

今回は、ボトックス治療を語る座談会。当院でボトックス治療をお受けになっている奥田雅子様と施術にあたった慶田院長、そしてボトックスに興味があるものの未経験でいらっしゃる藤間真由美様の3名による本音のトークが紹介されました。

しっかりしたカウンセリングで自然な仕上がりを目指す
さまざまなエイジングサインが気になり、コスメだけではケアが追いつかない。そんなときボトックス注射など美容医療を受けてみたいと思いつつも、能面のような顔になってしまうのではと心配になると、なかなか踏ん切りがつかないという声がきかれます。

●医師の技術が高く、カウンセリングを重視しているクリニックでは、ボトックスなどの注射治療を行う際は、周りから気づかれないぐらい控えめに施術していくのが基本です。当院は自然な美しさがコンセプトですので、いくら患者様の希望であっても、第三者の目から見て違和感が生まれてしまうと判断したら、施術を止めております。ですから、海外セレブの失敗例のような怖い顔になることはありません。
実際に当院で目尻とオトガイのボトックスをお受けになった奥田様の表情はとっても自然。
施術の前は不安もあったそうですが、医師の丁寧なカウンセリングによる施術にご満足いただきました。ボトックを注射することで、ナチュラルな表情を残したまま余計な表情ジワだけを緩和することができます。毛穴が引き締まって肌質までもつるんとなめらなかになるので、表情が無くなるどころか、逆に本来の明るい表情を取り戻すことができます。

パーツに合わせて打ち方を変えるとより自然な表情に!?
ボトックスの効果はシワを抑えるだけでなく、美肌にも効果的。部位ごとに注射する深さを変え、筋肉に効かせて表情ジワの動きを抑えたり、皮膚の浅層に少量ずつ注射してナチュラルに浅いシワを改善しながら、肌表面のキメハリをアップさせたりできます。

●人間の表情はたくさんの小さい筋肉で構成されていて、そのおかげで様々な表情をつくることができます。表情はコミュニケーションツールとして、とても大事なもの。まったく動かないのはいただけません。表情を残しつつ、少しの筋肉の緊張をゆるめる。それが自然に仕上げるポイントです。また、部位に合わせて打ち方を変えると、より自然な仕上がりになります。
たとえば、眉間のシワは皺眉筋を寄せて鼻根筋を下げることでつくられますが、あまり深く刻まれると人相が悪くなるので、筋肉に注射してしっかり動きを止めてもOK。女優さんでもない限り、眉間の動きが止まっても困ることはなく、見た目の違和感もありません。
反対に、目尻の小ジワや額の横ジワなどは表情を大きく左右する場所なので、繊細なテクニックが必要。深い層に打って筋肉に効かせすぎると、喜怒哀楽が表現しづらくなるので、ごく少量ずつを皮膚に浅く注射するメソボトックス法が向いています。
毛穴を収縮させてキメを整える効果もあるので、おでこをつるんとさせたい方にもおすすめ。また、頬の毛穴の開きや鼻の凹凸の引き締め目的で行う方も多く、皮脂量も抑えることができるので、テカリがちな方にも人気です。
"いったん始めたら足抜けできなくなる"と、まるで危ない薬のように思われることがありますが、作用期間は4ヶ月位なので、やめたければそのあとの治療を中止すればいいだけのこと。治療をやめたとしても、そこからゆるやかに加齢していくだけで、反動で一気に老けることはありません。

あごボトックスは美しい輪郭づくりにも効果的
あごは、目元や口元に比べて見逃しがちな部位。ボトックスであごの筋肉の収縮を抑えることで、顎先の輪郭を整えることができます。

●例えばシルエットクイズでは、影をみてそのものを想像します。シルエットでリンゴをリンゴとわかったとしても、崩れた形ではおいしそうだとは感じない。つまり、形から得る情報はそれほど重要といえます。
ボトックスは筋肉の緊張をとるもので、形に関係ない治療に使われることが多いのですが、おとがいに関しては、形を美しく整えることにも役立ちます。あごのシワを寄せるクセをとることで、梅干しジワで縮んだあごがスッとのびて、シャープで洗練されたフェイスラインに変わるのです。
ボトックス注射をしても消えないごく浅い目尻のシワやほんのちょっと開き気味の毛穴に関しては、自分が気にするほどには、他人は案外見ていないものです。ところが、あごは美しい印象を決める要。美しい顔立ちを目指すなら、決してないがしろにできないポイントなのです。

是非ご参考になさってください。

ボトックス注射(表情ジワ)

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2018年9月11日

雑誌『日経ヘルス』2018年10月号(9月2日発売 掲載ページP70~71)

特集「機能性素材の最新トレンドを紹介 日経ヘルスBUSINESS CONFERENCE 2018開催リポート」に慶田院長の登壇記事が掲載されました。

7月20日、ベルサール六本木グランドコンファレンスセンターにて、日経ヘルスBUSINESS CONFERENCE 2018が開催されました。「腸活」「美肌」それぞれの市場で、今後最も注目すべき機能性素材とは?をテーマに3時間半に及ぶビジネスパーソン向けのセミナーでした。第一部、第二部ともに、会場は満席。機能性素材のトレンドや今後の可能性に関して、多くの研究者、商品開発者、そして企業が高い関心を寄せていることが分かります。

慶田院長登壇:第2部
≪バリア機能を高めて美肌に、食べられるセラミドに期待≫
◎今、増える最新肌トラブルもアンチエイジングも、飲むバリア改善から
~肌改善に期待される機能性素材の最新トレンド~
「今、話題の『ゆらぎ肌』を肌の構造から読み解く」と題して、ゆらぎ肌の特徴、原因、改善策などについて解説しました。
皮膚は最大の臓器。0・02㎜の厚さの角層が、バリアの最前線に立って体を守っています。ゆらぎ肌とは、生活習慣、生活環境、スキンケア用品、物理的刺激、生体要因などの原因によって、表皮の角層のバリア機能が脆弱して起こる状態のことです。つまり、角層のバリアの3要素である、皮脂膜、NMF天然保湿因子、角質細胞間脂質を整え、バリア機能を保つことが、美肌の基本となります。それには、洗浄、保湿、光対策の3本柱からなるスキンケア、食事、睡眠、ストレス対策などの生活習慣の改善、加えて、インナーケアによる加齢対策も重要となります。
講演終了後、慶田院長と専門分野の方々を交えたパネルディスカッションでは、一般的な認知はまだ低いものの、その経口摂取による効果などから、次なる美容素材としてセラミドが期待されるという活発な議論で盛り上がりました。

当院では、天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』がゆらぎ肌に寄り添う優しい処方で人気です。

『セラミドバリアクリーム』

是非、ご一読ください。

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2018年9月10日

サンプル

注入・注射
ヒアルロン酸注入(クマ・シワ) ヒアルロン酸注入(トゥルーリフトTrue Lift)
ヒアルロン酸注入(美人顔デザイン注入) ヒアルロン酸注入(非架橋製剤手打ち)
ヒアルロン酸注入(唇形成) ヒアルロン酸注入(隆鼻術) ヒアルロン酸注入(手の甲)
ヒアルロン酸注入(おでこ・額) ヒアルロン酸注入(他院の修正)
ボトックス修正(アセチルコリン塩化物注射) ボトックス注射(すそわきが・外陰部臭症)
ボトックス注射(表情ジワ) ボトックス注射(メソボトックス)
針治療
ヒアルロン酸注入(クマ・シワ) ヒアルロン酸注入(トゥルーリフトTrue Lift)
ヒアルロン酸注入(美人顔デザイン注入) ヒアルロン酸注入(非架橋製剤手打ち)
ヒアルロン酸注入(唇形成) ヒアルロン酸注入(隆鼻術) ヒアルロン酸注入(手の甲)
ヒアルロン酸注入(おでこ・額) ヒアルロン酸注入(他院の修正)
ボトックス修正(アセチルコリン塩化物注射) ボトックス注射(すそわきが・外陰部臭症)
ボトックス注射(表情ジワ) ボトックス注射(メソボトックス)

雑誌『美的』2018年10月号(8月23日発売 掲載ページP128~129)

特集「エイジングの元凶「酸化」のこと、知っていますか」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

くすみやテカリだけじゃない、放っておけばシミやシワ、たるみの原因にもなります!

【体内の酸化はシミやたるみ、皮脂の酸化は乾燥肌の原因に】
体や肌の老化について語られるとき、必ず出てくるのが「酸化」というキーワードです。何によって人は酸化して、肌にどう悪影響を及ぼすのか?酸化の悪影響を防いで健康な肌を保つには、どうしたらいいのか?難しいけれど、美肌を保つためにはぜひ知っておきたいことです。
人は呼吸によって酸素を吸い、生命を維持しています。酸素は生きる上で欠かせないものですが、吸った酸素のうちの約3%が『活性酸素』に変化します。活性酸素は不安定な分子なので、安定を求めて体内で活動する際に、細胞の核やたんぱく質などを損傷させしまうのです。少量の活性酸素は細菌やウイルスへの防衛反応として働きますが、多すぎる、体の老化が進んだり、疾病の原因になったりと、さまざまな悪影響を及ぼします。肌においては、細胞のコラーゲンの断裂や変性劣化により、シワやたるみが進行します。
ここまでは体の内部の話ですが、肌表面においても酸化は起こります。分泌した皮脂は、空気に触れると数時間で酸化していきます。紫外線にあたればさらに酸化しやすくなります。酸化した皮脂は刺激物となって肌に炎症を起こし、バリア機能を乱して乾燥や肌あれの原因になります。
肌に酸化を起こさないために気をつけるべきことは、まず、皮脂をきちんと落とすことです。乾燥肌だからといってお湯だけで洗っていると皮脂が落とせずより乾燥を招くので、きちんと洗顔料を使いましょう。また、抗酸化作用のある食べものやスキンケアを取り入れることどちらも、ビタミン類を含むものはおすすめです。スキンケアやインナーケアを見直して、若々しい美肌をキープしましょう!

◎加齢とともに酸化するのは、あたり前のこと
酸素を吸って生きている以上、体内で活性酸素が発生し、少しずつ酸化していくのはあたりまえのことです。ただし、体内には酸化と戦う酵素が備わっています。活性酸素を分解し、無毒化する酵素が働くことで、人間は健康で若々しく健康な体と肌を保つことができます。

◎加齢によって酸化はより進みやすくなる
体内で活性酸素と戦う酵素には、スーパーオキサイド、カタラーゼなどの種類があります。加齢によってそれらの酵素の働きや、酵素を作り出す力は徐々に弱まるので、年を重ねるにつれ、酸化は進みやすくなります。

◎紫外線を浴びると、より酸化が進む!
紫外線を浴びなくても皮脂の酸化は進みますが、紫外線を浴びるとより酸化が進行することがわかっています。皮脂が多く、紫外線を浴びやすい男性の頭皮がにおいやすいのは、頭皮の酸化した皮脂が主な原因です。

◎酸化は、肌の免疫力にも影響を与える
肌の表皮には免疫細胞があり、肌への異物の侵入を防いでいます。この免疫細胞は酸化に弱いということが、資生堂の研究によりわかっています。酸化した皮脂を放置しておけば乾燥の原因になるだけでなく、免疫力が低下することにもあります。

皮膚と体の老化に悪影響を及ぼす活性酸素について、お分かりいただけましたでしょうか?是非、誌面もご一読ください。

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2018年9月 7日

テレビ東京『なないろ日和!』 2018年9月3日(木)OA


特集「夏のお疲れ肌 どうする?」
まだまだ残暑が続き、夏に受けたダメージが肌に蓄積されています。早めのケアで夏のお疲れ肌をリカバリーしましょう。そこで今回は、さまざまな美容のプロが美肌ためのおすすめテクニックを伝授。慶田院長は皮膚科専門医として、夏枯れ肌に効くスキンケアを紹介しました。

まずは、50代女性のモニター〝なないろ隊″の2名が、レポーターの〝にしおかすみこ″さんと共に「ファンケル銀座スクエア」でマイクロスコープによる肌状態のチェックを行いました。お二人とも日頃のスキンケアなどは欠かさず行っていますが、なかなかお悩みが解決しないとのこと。

田中さんのお悩み:秋近くになると、乾燥して肌がピリピリしてしまう
●肌チェックの結果
油分量とクリアレベル(毛穴の状態)が基準値を下回っており、毛穴がキメにそって縦に流れて毛穴が開きやすい状態。また、開いた毛穴には汚れが溜まりやすくなります。

高野さんのお悩み:一日中冷房の中で過ごしていて、乾燥と乾燥によるたるみが気になる
●肌チェックの結果
透明感レベルと目元のハリレベルは高く、油分量とキメレベルが低め。拡大してみたときに網目状の細かな線がたくさん入っているのが良いキメの状態ですが、キメが乱れていると水分を抱え込めません。キメの状態を整えて水分と油分量をあげることで、夏の乾燥を補うことで美肌につながると考えられます。

二人とも50代としてはとても綺麗なお肌ですが、油分量が低く乾燥肌。夏のお疲れ肌で特にケアを強化したいのが乾燥対策です。夏に肌が乾燥する主な原因として、強い紫外線、エアコンで肌の水分が奪われこと、そして汗が角層の刺激になることなどがあげられます。

それでは、どのような肌ケアが良いのでしょうか?
実際にお2人がクレンジング~洗顔する様子を、慶田院長がそばで見てアドバイスしました。

田中さんのスキンケア方法:
手鏡を見ながらクレンジングシートでしっかり擦りながらメイクを落とし、汚れが落ちているかどうかシートを見て確認。そのあと、洗顔料を手で軽く伸ばして泡立てずに顔にのせたあと、お湯を含ませながら顔の上で馴染ませ、洗い流します。
●クレンジング剤の選択ミス&誤った洗顔テクニック
洗顔ポイント①クレンジングシートはゆっくり滑らす
クレンジングシートは、拭き取りの刺激が肌への負担となるため毎日使用はおすすめできません。擦ってしまうシートタイプよりもクリーム・オイルなどの方が肌への刺激を軽減し、乾燥対策に有効です。シートタイプは、メイクを落とさずに寝てしまいそうなほど疲れているときのお助けアイテム、緊急用と考えましょう。使うときのコツとしては、肌に当ててすぐにこすらず、シートに配合されているローションがメイクに馴染んでから、ゆっくり滑らせるようにすると、肌への負担を減らすことができます。
洗顔ポイント②フワフワの泡で洗顔
洗顔するときは、まず手の平で泡立てから肌にのせることが基本です。泡立てた方が洗浄効果が高まり、擦ることによる負担が軽減できます。

高野さんのスキンケア方法:
クリームタイプのクレンジング剤を額、頬、鼻筋、口元の順で塗布し、クレンジング剤が肌の中まで浸透しないうちに駆け足で頬から顔全体に馴染ませます。
●クレンジングの乳化不足&誤った洗顔テクニック
洗顔ポイント③クレンジングを塗る順番
クレンジングは頬など広い範囲から始めがちですが、頬は乾燥しやすく、広い部位は比較的すぐに馴染ませることができるので後回しにしましょう。順番としては皮脂が多いTゾーンや、メイクが濃いアイメイク周りから塗り始め、顔全体に優しく馴染ませてしっかり乳化させることが大切です。
クレンジング剤の油分が肌に入らないようにと、急いで肌を擦っていましたが、クレンジングといわれる商品は、メイクを包んで乳化したあと洗い流せば成分が肌に残ることはありません。メイクが浮いてくるまで、優しく肌になじませることがポイントです。目安は1分程度です。

皮膚科専門医でさえも、なかなか洗顔している様子を傍で見る機会はなく、顔の洗い方は子供の頃からの自己流になりがちです。そのため、今回肌トラブルにつながるたくさんのNG習慣が潜んでいることがわかりました。
スキンケアを行う上で一番最初に行う「洗う」という行為を見直し、正しい基礎知識を身に着ければ、普段簡単に落ちなかった汚れもしっかり落とすことができるはずです。

洗顔以外の対策としては、美白化粧品を使うだけでなく、からだの内側からのアプローチとしてビタミン類をサプリメントで補い、メラニンの生成を抑えることで予防ケアに繋がります。紫外線でダメージを負ったりと、肌が敏感な状態のときは、敏感肌用スキンケア用品でシンプルケアを心がけ、コットンなど肌への刺激になることは避けましょう。化粧水をつけるときは、手で顔にゆっくり優しく、できるだけ肌を動かさないイメージでプレスをかけるようになじませましょう。パンパンと叩くのは刺激になるのでご法度です!
クレンジングは、軽めのメイクの日や頬などのベースメイクを落とすのはマイルドタイプ、ポイントメイクは専用リムーバーと、使い分けるのも良いでしょう。

●美肌の三本柱は「洗う」「潤す」「光対策」です。
スキンケアの基本は、洗顔で不要な汚れを優しく落とし、化粧水とクリームなどでしっかり保湿をすること。そして太陽光から肌を守る「光対策」。肌老化の原因の80%は、紫外線、赤外線をはじめとする太陽光からの可視光線といわれています。日焼けを防ぐことは、美肌を保つためにとても重要な対策です。肌ケアにおいて年齢や性別を問わず、この三本の柱をキープすることが、大切と考えられます。
角層のキメが整った状態が、肌の見た目の美しさを左右します。キメの状態を美しく保つためには、基本のスキンケアに加え、食事・睡眠などの生活習慣を整えることも欠かせません。しかし、どうしても角層のキメは夏の紫外線や、乾燥、誤ったスキンケアなどで厚くなり、毛穴も目立ちやすくなります。対策としては、毎日の洗顔だけで落ちにくい汚れや、滞っているターンオーバーを促すためにピーリング効果のあるレチノールや乳酸系の化粧品を取り入れたり、医療機関でケミカルピーリングなどを行ったりすると良いでしょう。

ケミカルピーリングは、お肌が自ら潤う力を高め、透明感のある美肌に変える人気施術です。当院ではフォトフェイシャルM22やジェントルレーズプロ、ジェネシス照射のコースに組み込まれサービスになっていますが、単体での施術も承っております。

是非、ご参考になさってください。

ケミカルピーリング(メディカルピーリング)

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2018年9月 6日

出演情報:日本テレビ『ヒルナンデス!』9月6日(木)11時55分~OA

日本テレビ『ヒルナンデス!』9月6日(木)11時55分~OAに慶田院長がVTR出演し、皮膚科専門医として解説します。

詳しい内容はOAをお楽しみに!

院長の出演は、番組内最初のコーナーです。11時55分からチェックをお願いします。

どうぞお見逃しなく。

2018年9月 3日

出演情報:読売テレビ『かんさい情報ネットten.』9月3日(月)OA(放映時間:16:47~19:00)

音声出演情報:読売テレビ『かんさい情報ネットten.』9月3日(月)OA(放映時間:16:47~19:00)

読売テレビのニュース番組『かんさい情報ネットten.』9月3日(月)OAに慶田院長が音声でコメント出演いたします。放映時間:16:47~19:00です。
本日13:00に記者会見があった、大阪の『アルカミド注入後の副作用に関する裁判』を受けて、アルカミドやアクアミドなど非吸収製剤のリスクについてコメントします

2018年8月31日

出演情報:テレビ東京『なないろ日和!』9月3日(月)OA


テレビ東京『なないろ日和!』9月3日(月)OAに慶田院長が出演いたします。

薬丸裕英さん、香坂みゆきさんが司会の情報番組、『なないろ日和!』に生出演いたします。

放送時間は、9:28~11:13。

皮膚科専門医として肌のお手入について解説します。詳しい内容はOAをお楽しみに!

どうぞお見逃しなく。

2018年8月29日

WEB『@cosme/アットコスメ』

資生堂薬品「サンメディックUV」のブランドファンクラブ内での慶田院長監修のブログ「教えて!トモコ先生」が掲載されました。

(2018年7月23日更新)
【日やけ後のアフターケアとインナーケア】
もうこれ以上、紫外線ダメージを肌に残さないために、日やけしてしまった日のアフターケア、紫外線に負けない肌を育むインナーケアについて。
■日やけ止めは、こまめに塗り直す!

「夏は、アウトドアレジャーやマリンスポーツを楽しむ事が多くなりますが、1~2時間ごとにウォータープルーフの日やけ止めを塗り直してください。海やプールで泳ぐときは、ときどき水を飲んだりして休憩を挟みますよね。そのタイミングで日やけ止めも塗り直すように習慣づけましょう」

「また、ちょっと外に出ただけでも汗をかいて、タオルで拭いたりしますよね。これだけ暑いと、せっかく塗った日やけ止めも取れてしまいます。汗をかきやすくなったら、日やけ止めのこまめな塗り直しを意識しましょう」


■日やけしてしまったら、正しくアフターケア

「屋外で過ごした後、肌が赤くほてっているのは、強い紫外線ダメージを受けたことを意味します。肌が炎症を起こしているので、まずは水で冷やして炎症を落ち着かせます。長時間冷やし続けていると肌のバリア機能が下がるので、30分経ったら保冷剤を乾いた薄いガーゼなどで包み直しましょう」

「あまりにもヒリヒリするときは、市販の消炎鎮痛剤を飲むのも1つの方法です。日やけ後1週間は、保湿すること、患部を刺激しないことを心がけてください。ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けましょう」

「日やけは、時間が経つと炎症部位が黒くなって、皮が剥けることも。皮がペロンとめくれていると、どんどん剥いてしまいたくなる衝動にかられますが、無理に皮を剥くのは肌ダメージにつながるので絶対にやめて!次の皮膚が準備していますし、古い皮膚は自然に脱落するので、触れずに放っておきましょう」

「紫外線を浴びた肌は乾燥するので、しっかり保湿することも忘れずに。バームやオイルより、水分を抱え込む効果のある保湿をしてください。セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、加水分解コラーゲン、多糖類、グリセリンなど複数の保湿成分を組み合わせたものがよいでしょう。また、日やけ後は体の免疫力が低下しやすいとき。だるくなったり、風邪をひいたりしやすくなるので気をつけてくださいね」


■夏におすすめのインナーケア

「8月は夏バテを起こしやすいとき。体の具合が悪いのに肌状態が良いということはまずありません。体調を整えることはスキンケアの一環。インナーケアで体の中から整えましょう」

「意識して摂りたいのは、ビタミンA・C・E、ポリフェノールなどを含む抗酸化力の高い食べ物です。パプリカ、にんじん、ブロッコリー、トマト、小松菜、ベリー類などを積極的に摂りましょう。迷ったら、色の濃い野菜を選んでおけば間違いありません。野菜は蒸して温野菜にすると、ビタミンを壊さず、量もたくさん摂ることができます。吸収をよくするという意味では、腸内環境をよくすることも大切。ヨーグルト、味噌などの発酵食品も一緒に食べて、腸内環境を整えましょう。ほかには、今が旬のスイカもおすすめ。抗酸化力が高く、カリウムも豊富でデトックス作用も期待できますよ」

「肌と体の健康のためには、タンパク質も欠かせません。卵、紅鮭、サーモンなどがおすすめです。卵はどんな調理法でもかまいません。毎朝、ゆで卵や目玉焼きを食べるようにするとよいでしょう。紅鮭やサーモンは、抗酸化作用のあるアスタキサンチンが豊富。ビタミン類とあわせて、積極的に摂取しましょう」


(2018年8月30日更新)
【UVケアを習慣づけるには?】
紫外線対策をわかりやすく解説、慶田院長自信も実践しているUVケア習慣をレクチャー。「UVケアの重要性はわかっているけど、面倒くさくて習慣にできない・・・」という方は必見です!
■紫外線を甘くみていると、10年、20年後に後悔するかも!?

「【光老化】という言葉をご存じですか?肌が老化する原因の約8割は、紫外線などの太陽光によるものと考えられています。紫外線の中でも特にUV-Bは肌細胞のDNAを傷つけ、シミなどの原因に。長期的には皮膚がんを引き起こすリスクもあります」

「日やけ止めなどで紫外線対策をするということは、単にシミを防ぐためだけでなく、皮膚がんのリスクを減らすためにも必要なこと。紫外線は細胞を傷つけ、免疫力を低下させます。健康のためには、大人も子供も、女性も男性も、老若男女を問わず紫外線対策が必要だということをぜひ覚えておいてください」

「特に子供はお日さまが大好き。だからといって、日やけ止めも塗らずに大量の紫外線を浴びていると、細胞が傷つき発がんリスクを高めます。子供の健康を考えたら、素肌を紫外線にさらさないように大人が気をつけてあげるべきですね」


■日やけ止めを習慣づけるコツとは?

「朝、ゴミ出しをする数分だけのために、わざわざ日やけ止めを塗るのは面倒だと思っていませんか?しかし紫外線を浴びる量というのは、毎日リセットされるわけではなく、一生積み重ねられていくもの。すっぴんで紫外線を浴びる時間が1日2分だとしても、1カ月合計では60分。つまり、無防備なまま1時間日光浴をしているのと同じ結果になるんです。それを毎日、10年、20年と続けていたら肌はどうなるか・・・考えただけでドキッとしますよね」

「1番よいのは、日やけ止めを毎朝のスキンケアに組み込んでしまうこと。外出する・しない、メークする・しないに関わらず、朝のスキンケアの最後には日やけ止めを塗ると決めてしまいましょう。そうすれば、ゴミ出し、新聞取り、洗濯物干し、子供の幼稚園の送迎などちょっとした外出のたびにいちいち塗る手間が省けます。また、窓ガラスやレースのカーテンを透過して室内に入ってくる紫外線も防げます」

「日やけ止めなどUVケアグッズは、外出時にさっと使えるよう、ポーチの中はもちろん、玄関、車の中、自転車のカゴ、ベビーカーなど、ありとあらゆるところに配置するのが習慣化するコツです。私の場合、自転車のカゴには帽子とUV手袋、ベビーカーには日やけ止めを入れています」


■「日やけ止めは1日の間に数回塗り直すもの」と心得る

「日やけ止めは、朝塗ってしまえばOKというものではありません。時間が経つと紫外線防御力は下がりますし、汗や皮脂で流れてしまったり、衣服でこすれて落ちることもあります。屋内にいる時間が長い方でも、お昼ぐらいには塗り直しましょう。会社員の方がランチで外に出るときは、その前に塗り直すのがおすすめです」

「長時間外にいるときは、日やけ止めだけでなく日傘や帽子も併用します。また、外を歩いていて暑くなったら、上着を脱いで半袖になることもありますよね。そんなときは面倒くさがらずに、腕に日やけ止めを塗りましょう。もし日やけ止めを持っていなかったら、コンビニなどでも売っていますので躊躇せずに!今日ぐらいはいいかと油断して、紫外線対策をおろそかにすると、皮膚の健康も美しさも損なわれて、美容医療の手をかなりかけなくてはならなくなりますよ」

是非、ご一読下さい。

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2018年8月28日

雑誌『CHANTO/ちゃんと』2018年9月号(8月7日発売 掲載ページP100~105)

特集:日常生活からアウトドアまでおまかせ!「夏のうっかり日焼けレスキュー講座」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

レジャーの多い夏は、ついついうっかり日焼けが増える時期です!そこで、日焼け肌を上手にレスキューする手軽な対処法をご紹介いたします。

≪浴びてしまった紫外線は"なかったこと"にはできない≫
いきなり残念なお知らせですが、紫外線を浴びてしまったら、そのダメージを全くなかったことにはできません。美白剤を塗れば大丈夫というのは勘違いです。肌を老化させない正しい対処法を覚えておきましょう。

●老化の約8割が紫外線によるものって知ってた!?
紫外線は、波長の長いものからUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分類されます。このうちUV-Cはオゾン層で吸収されるため地上には届かず、地上に届いて肌に影響を与える紫外線は、UV-AとUV-B、の2種類で、シミや老人性イボ、皮膚癌など表皮の光老化は主にUVBが、シワや毛穴開きなど真皮の光老化を促進するのはUV-Aです。

【波長が長いUV-A】
地上の紫外線の約95%を占めるのがUV-Aです。波長が長く、浴びることでもともと肌にあるメラニン色素を酸化させて肌を黒くします。肌に急激な変化をもたらすことはありませんが、波長が長いので真皮層にまで届き、コラーゲンやエラスチンを変性させ、時間をかけて皮膚の弾力を失わせ、「たるみ」や「シワ」の原因になります。一年を通してガラスを通過して降り注ぐので注意が必要です。

【波長が短いUV-B】
日焼けを起こす力がUV-Aの600~1000倍強いと言われています。波長が短い紫外線で、表皮を中心に作用し、浴びると肌が赤くなってヒリヒリ痛む日焼けを起こします。メラノサイトを活性化させ、シミやソバカス、乾燥などを引き起こします。また、細胞のDNAが損傷され、長期的には皮膚がんを引き起こすリスクもあります。

肌老化は加齢も原因ですが、80%は紫外線の影響とも言われています。紫外線をたくさん浴びる人と浴びない人では、肌老化の速度が大きく変わってしまいます。具体的には、シミやくすみが発生し、肌が乾燥してキメが悪くなり肌荒れが起こるという、まさに美肌とは真逆の状態になるのです。

●7月~8月がピーク!日焼けのしくみをおさらい!
紫外線を浴びる

活性酸素が発生する

炎症が起こる

細胞が傷つけられる

角質が乾燥する

肌荒れやゴワつきが起こる

赤くなる人、黒くなる人と黒くならない人に分かれる

少量でも紫外線を浴びると、それが積もり積もって肌に炎症が起こり、細胞が傷ついてしまいます。さらに角質が乾燥して、肌タイプによって、赤くなってヒリヒリしたり、すぐに黒くなったりします。

●日本人の肌パターンは3つに分けられます!
(肌タイプは遺伝子で決まっているため変えられません)
① 赤くならずに、黒くなる人⇒実は一番丈夫な肌はコレ
② 赤くなったあと、黒くなる人⇒日本人に多いのはコレ
③ 赤くなったあと、黒くならない人⇒一番危険なのがコレ

<黒くなる人の特徴>
➡メラニンが多い
➡髪が真っ黒
➡こんがり小麦色になる
紫外線を浴びると黒くなるジャパニーズスキンタイプ②、③!特に少し赤くなってから黒くなる②は、日本人に多いタイプです紫外線ダメージには強いものの、色素沈着しやすいので、油断せずに紫外線対策を心がけましょう。

<赤くなって黒くならない人の特徴>
➡メラニンが少なく、色白が多い
➡髪がやや茶色がかっている
➡シミ・シワができやすい
すぐに赤くなり、黒くはならないジャパニーズスキンタイプ①!色白の場合が多く、紫外線の影響を受けやすいタイプです。日焼けによるシミやソバカス、シワなどになりやすいので、帽子や日傘などで普段からしっかり紫外線対策をしましょう。

紫外線に対する反応は、その人の皮膚の色によって異なります。メラニン色素が少ない白人はすぐに赤くなりますが、どれだけ紫外線にあたってもあまり黒くなりません。反対に黒人はメラニン色素が多く、まっ赤になる日焼けはしません。日本人は大きく3タイプに分かれます。まずは、自分のスキンタイプを見極めてみましょう。紫外線を浴びるとすぐに肌が赤くなりほとんど黒くならない人、赤くなったあと黒くなる人、赤くならずに黒くなる人、それぞれスキンタイプが分かっていれば、その後の自分に合ったケア方法も明確になります。

●日常生活でのうっかり日焼けレスキュー
紫外線量がピークに達しているこの時期は、日焼け止めを塗っていても、ちょっとした外出でうっかり日焼けしやすいものです。肌が黒くなる人も、黒くならない人も、ほてりを感じたときは要注意です!その日のうちに炎症をおさえるケアこそが肌あれを防いで、未来の美肌につながります。

<冷やして炎症をおさえて肌老化を食い止める>
一度焼けてしまった肌は、簡単にはリセットできません!コラーゲンやエラスチンの変化が始まり、シミやシワ、たるみなど肌老化が進行します。ちょっとした外出でも、肌が赤くほてってしまっている時は、紫外線ダメージを受けたことを意味します。できるだけ日焼けを未然に防ぐことが大切でが、紫外線を浴びてしまった...そんな時は、メラノサイトが活性化している72時間(3日)以内のお手入れが、美肌を取り戻すカギです

具体的には、段階を追ったお手入れがダメージを残さないポイントになります

【当日】ヒリヒリ感やほてり、赤みを感じたときはとにかく冷やして肌の炎症をおさえて!
①肌を冷やして鎮静化させる
そもそも日焼けとは、太陽光によって皮膚が炎症を起こしている状態です。いわば火傷をしている状態です。
慌てて美白剤でケアすると、刺激が強く、よけいに肌荒れしてしまう場合もあります。まずは、肌のほてりを冷やすケアを行いましょう。冷たい水で濡らしたタオルや冷たいシャワーで赤くなっている部分をしっかり冷やしましょう。

②ほてりが治まったらワセリンなどで保湿する
ほてりを感じるときは、刺激の強い化粧品を使ってケアするのは避けましょう。ローションやジェルなどの水分は染みることもあるので控えて、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムでしっかり保護するワセリンや軟膏など油性の保湿剤を使ったケアがおすすめです。
皮脂を油膜で覆うことで水分の蒸発を防いで、角層を柔らかくしてくれます。赤ちゃんから大人まで使えるワセリンを常備しておくとことをおすすめします。

※日焼け後、すぐに美白コスメでのケアはNG!!
炎症が起きている時は、保湿して肌を守りましょう。どんなに優秀な美白コスメを使っても、炎症が起きているときは肌に刺激になってしまいます。

【翌日】炎症が落ち着いたらシミの芽を増やさない美白ケアを!
①集中的に美肌してくれるアイテムでじっくりメラニン対策をしましょう。
ヒリヒリ感がおさまってもすぐに美白剤は塗らないでください。軟弱な状態でかぶれやすくなっています。必ず赤みが引いたのを確認できたら、使い始めましょう

②インナーケアでメラニンを排出!
紫外線の影響を受けやすい夏は、食事やサプリメントなどで事前に内側からの対策をしましょう。肌老化を防いで、免疫力と抵抗力を高めてくれるビタミンA・C・Eを積極的に摂りましょう。

●アウトドアでのうっかり日焼けレスキュー
夏は家族みんなで海や山など、太陽の下でレジャーを思いっきり楽しみたいものです。とはいえ、強い紫外線による肌への影響はかなりのものです。

<紫外線のリスクは高まるぶん、日焼け対策は念入りに!>
山では標高が高くなるほど紫外線量が増え、海では水面からの紫外線の反射が強力です。強い紫外線を浴びやすいアウトドアでは、徹底した日焼け対策を行いましょう。帽子やラッシュガード、通気性のよい長袖など、身に着けるもので日差しをさえぎるのも良い方法です。

※もし日焼けをしてしまった場合の対策もしっかり心得ておきましょう。

【現地】いつでもどこでもほてりを冷やして、紫外線ダメージを防ぐ工夫をしましょう。
①とにかく冷やす
ヒリヒリ感が強くて痛みを感じるときは、市販の消炎鎮痛剤を飲むのも一つの方法です。ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない、水疱ができている場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けてください。

②こまめに日焼け止めを塗りなおす。
レジャー先では、定期的に休憩をとり、日焼け止めを塗り直しましょう。2時間おきを目安に、2度塗り、3度塗りしてたっぷりのばしましょう。

※海水浴行った際は、日焼け止めを塗り直すだけではなく、こまめにシャワーを浴びて塩分を流しましょう。塩分が肌に残ったままだと湿疹を生じやすく、そこに日焼けが加わるとダメージがより酷くなります。また、山は標高が100m上がるたびに1%紫外線量が増えると言われています。汗で日焼け止めが落ちやすくなるので、こまめに休憩をとって塗りなおす必要があります。

<アウトドア時のおすすめUV対策>
●長袖・長ズボンのラッシュガードを着用する
海では日焼け止めが落ちてしまうので、長袖・長ズボン(足首までの長さがベスト)のラッシュガードの着用がおすすめです。腕や脚をすっぽり隠してしまえば、クラゲなどの海洋生物から守り、ケガや肌荒れの予防にもなります。

●日焼け止めの前に抗酸化力の高い美容液を塗っておく
朝のスキンケア時に抗酸化力の高い美容液を塗ってから日焼け止めを重ねると紫外線ダメージを受けにくくなります。

【帰宅後】ほてりが治まったらクリームやバームで保護ケア
冷やしてほてりが治まったら、クリームやバームなど、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムで保護をローションやジェルなどの水分は染みることもあるので控えましょう。

【翌日以降】肌が落ち着いたら保湿&美白&エイジングケアをスタート
水分を抱え込む効果のある、セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、加水分解コラーゲン、多糖類、グリセリンなどのモイスチャライザーでしっかり保湿していきましょう。


紫外線を浴びてしまった後の、シミや肌老化を食い止めるなら、積極的に美白やエイジングケアを始めましょう。
『シミ治療』

是非、ご一読下さい。

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雑誌『BAILA/バイラ』2018年9月号(8月12日発売 掲載ページP171)

特集「郡雄割拠のビューティーシティをサバイブする美肌パイセンに聞け その疲れ肌、一斉救出!"大人のためのハイ&ロー美容"」で美容ジャーナリストの小田ユイコ様が、肌の調子が悪い時に、「救われた!」美容治療として、当院の「フォトフェイシャルM22」をご紹介いただきました。

【私はコレで救われた!ハイ&ロー美容体験】
肌が負けてしまいそうになったとき、見捨てずにそばで支えてくれた相棒(バディ)とは?

●小田様のコメント
「開きまくっていた毛穴が引き締まり、シミも薄く、赤みも収まります。肌全体を底上げしてくれるので、海外出張などの帰りに駆け込みます。」

小田様のおすすめ治療
『フォトフェイシャルM22』
色むらの改善やお肌のターンオーバーを活発にする効果もあるため、シミやニキビなどのトラブルを予防し、ハリのある瑞々しいお肌に改善します。
フォトフェイシャルの光が、肌トラブルの原因となるターゲット(メラニンや毛細血管など)に当たると、光のエネルギーが熱に変わり、ターゲットにダメージを与えます。フォトフェイシャルの光はターゲットのみに反応するため、お肌への負担がほとんどなく、気軽にお受けいただけます。また、この作用によりコラーゲン線維やヒアルロン酸などを生み出す線維芽細胞の働きが活性化され、月に1度の施術で内側から自然に美しい素肌がつくられます。

全顔(額はオプション)通常価格¥38,000 
トライアル価格 ¥28,000、初診患者様限定プラン ¥25,000

是非、ご一読下さい。

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雑誌『&ROSY』2018年10月号(8月22日発売 掲載ページP69)

特集「大人の悩み別小顔ケア」に当院のウルセラリフトが紹介されました。

年齢とともに顔が大きく感じる原因のひとつがたるみです。顔の形状を保っているのは、真皮の骨格とも言えるコラーゲン線維(膠原線維)やエラスチン(弾力線維)の質量共に劣化すること。これらの線維は、皮膚や脂肪を筋膜や骨につなぎ止める靱帯も構成しています。皮膚や脂肪組織のハリが失われ、支える靱帯が伸びてしまうことで重力に負けて頬の位置が下がり、輪郭が崩れ、たるみが発生するのです。すると顔の余白が増え、縦に伸びて、四角い顔になり、のっぺりとした印象になってしまいます。さらに顎下にももたつきがでて、二重顎になり、首と顔の境界線が曖昧になってきます。

強力な引き締め治療として米国FDAの認可を受けている「ウルセラリフト」による"切らないリフトアップ"がおすすめです。この機種はリフトアップ機器の中では効果持続時間共に最高峰。皮膚の表面には傷をつけずに、狙った深さにだけ超音波のエネルギーを届け、点状に65~70℃に熱凝固点を作り、伸びたコラーゲン線維を強力に引き締め、新しいコラーゲンの再生も促進します。筋膜や靱帯に働きかけ、高いリフトアップ&小顔効果を発揮する信頼性の高い医療機器です。ウルセラリフトは、全顔照射がおすすめですが、頬のたるみ治療の他に、目元のたるみを改善するメニューや二重顎を集中して照射するメニューなどもあり人気です。

また、顔が大きくなる原因として、脂肪が増えてしまっているケースや、歯のくいしばりなどでエラの筋肉が発達しているケースがあります。これらに対しては、ウルセラ照射に加えて、脂肪溶解注射とボトックス注射を組み合わせていきます。多くの方は、このようにいくつかの要因が複合的に影響して、たるみ顔、深いシワ、輪郭の崩れが発生しています。たるみは、その発生原因から考えても、毎日のお手入れで解消することは不可能です。ぜひ、医療機関でプロの手を借りましょう。
是非、ご相談ください。

関連施術:
ウルセラ
脂肪溶解メソセラピー
ボトックス注射(エラ修正、小顔)
お悩み別 たるみ

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2018年8月20日

フォトフェイシャルM22照射による赤ら顔・毛細血管拡張症・酒さ治療モニター募集

フォトフェイシャルM22照射による赤ら顔・毛細血管拡張症・酒さ治療モニター募集しております。

赤ら顔(毛細血管拡張症)は、通常は見えない毛細血管が何らかの原因で拡張して血流量が増加し、顔面のほてりや赤みが生じた状態です。原因は遺伝、酒さ、皮膚萎
縮、ステロイド長期外用、加齢、光老化など様々です。

毛細血管拡張症があると、緊張や興奮、周囲の温度変化など、ほんの僅かな刺激でも、人一倍顔が赤くなってしまいます。

昔から赤みがでやすいといった赤ら顔にもフォトフェイシャルは最適です。

シミ治療としてイメージの強いフォトフェイシャルですが、世に出た当初は赤ら顔の治療がメインでした。

当院で採用しているフォトフェイシャルM22は従来のフォトフェイシャルからさらに進化し、6種類のカットオフフィルターを搭載しており、スペックが高くキレがいいのが特徴
です。

さらに当院では、通常搭載の6種類のフィルターに加え、Vascular Treatment Filter(血管専用フィルター)Acne Filter(ニキビ専用フィルター)を追加で備えているため、
十人十色の治療が可能です。

担当医師が、患者様お一人お一人のお肌の状態を診て細かく波長を設定し、医師が照射しますので、安心して治療をお受けいただいています。

月1回ペースで3回の治療を受けられるとほとんどの方で変化を実感いただきます。

継続していくことで、さらに赤みの程度が改善し、6回程度の照射終了後は治療間隔を2~3ヶ月程度にあけるメンテナンス期間に移られます。

モニター対象は重症な赤ら顔の方です。赤みが分かるように、ピンボケしていないお写真を複数枚お撮りいただき、メールに添付し応募お願いいたします。

応募はこちらから

2018年8月10日

新聞『日本食糧新聞』2018年8月10日 4面

特集「拡大するインナービューティー市場 食べるセラミドの可能性を探る」
に慶田院長のインタビュー記事が掲載されました。

現代女性は、さまざまな外的因子や内的因子によって肌のトラブルを抱えている人が多いと言われ、肌ケアに対する関心が高まっています。肌の潤いやバリア機能に欠かせないセラミドは、最近話題となっている成分のひとつ。「ゆらぎ肌」に対するインナービューティーにも効果的です。そこで、皮膚科専門医の立場から、皮膚のバリア機能とセラミドの有効性について解説しました。

 ― 先生は美容皮膚科医院を開業されスキンケアの第一人者の立場からバリア機能の重要性を訴えておられ、特にアトピー性皮膚炎などの疾病はもとより、現代女性の関心が高い「ゆらぎ肌」の改善にも取り組まれておられるとお聞きしましたが...

私は1999年に東京女子医科大学卒業後、同大学皮膚科学教室に入局しました。そこではバリア機能に注目した初めての皮膚科の医局だったことから、入局後は主にアトピー性皮膚炎やバリア機能について学びました。そして現在は美容に特化したクリニックを開業して皮膚科領域の中でもニッチな領域で活動しています。当院の美容皮膚科のコンセプトは、「メスを使わずに見た目年齢をマイナス7歳に」であり、アンチエイジング(抗老化・抗加齢)にとどまらずリバースエイジング(若返り)という考え方で取り組んでいます。
クリニックでの診療の他に、広くスキンケアの重要性を伝える仕事にも力を入れており、その中で最近話題となっているのが「ゆらぎ肌」と呼ばれているものです。昨年1年間でもかなりの数の雑誌でその特集が掲載されており、私自身もその監修に当たったり、取材を受けたりすることが増えていることから、「ゆらぎ肌」というものがトレンドとなっていると感じています。アンケート調査でも「常に敏感である」、「時々敏感である」と答えた人は8割を越えていて、実際に当院に通って来られる患者さんの数も増えています。
このゆらぎ肌、敏感肌という言葉はもともと皮膚科の用語ではなく、乾燥肌という表現を使っていました。これは角層が水分を保持できず乾燥している状態を表しますが、同時にバリア機能も低下していると考えられます。
このバリア機能の保持に大きく関わっているのが角質細胞脂質の半分を占めるセラミドで、これをスキンケアで補うことでバリア機能を高める効果があります。
セラミドは動植物に含まれる脂質ですが、近年はその経口摂取によって全身のバリア機能が改善するという報告も多数出てきています。

 ― そのバリア機能について、皮膚の構造面から説明していただけますか。

皮膚は生体防御、体温調節、水分保持、感覚器官、免疫、紫外線防御、緩衝材、エネルギー備蓄など重要な役割を持つ最大の臓器です。その構造は表皮、真皮および皮下組織の3層構造となっています。表皮は下から基底層、有棘層、顆粒層、角層の4層に分かれていて、基底層の細胞が分裂して有棘層となり、顆粒層でさまざまなバリア物質が作られ、脱核して角層となり剥がれ落ちていきます。これが28日から45日で繰り返されることで、皮膚は常に生まれ変わっており、これをターンオーバーと言います。
この一番外側の部分、角層は16~20%の水分を含み、乾燥、刺激、アレルゲンなどによる悪影響を跳ね返す「バリアの最前線」です。しかしその厚さは0・02㎜と食品用ラップ1枚に相当する薄さしかありません。その中でバリア機能の立役者となっているのは、皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、角質細胞間脂質の3要素です。皮脂膜は天然のクリーム、天然保湿因子は水を抱えるスポンジ、そして角質細胞間脂質は水を抱え隙間を埋めながら角質細胞を接着する機能を持ち、その主成分がスフィンゴ脂質(セラミド)なのです。
角質細胞と角質細胞間脂質(セラミド)の関係は、レンガとモルタルに喩えられます。角質細胞(レンガ)と角質細胞間脂質(モルタル)がきっちりとしていれば、雨漏りがしないように外的刺激を防御できます。これらのバリア物質を損なわない理想的なスキンケアを行えば、ゆらぎ肌や敏感肌を予防して潤いのある肌を保つことになります。このように角層は天然のバリアと言え、そしてバリア機能を保つことが、美肌の基本です。

 ― なぜ、敏感肌(ゆらぎ肌)が増えているのでしょうか?

加齢、環境、生活習慣などが原因となりますが、特に生活習慣が関係します。バリア機能の低下につながる栄養不足、睡眠不足、ストレス、運動不足が現代女性に多く見られることが、結果として肌トラブルを起こす内的な要因となります。これは、工場にたとえると、①栄養不足(原料不足)=NMFや角質細胞間脂質の原料や部品が供給不足、②睡眠不足(操業時間不足)=肌を十分に修復できない、③ストレス、運動不足(エネルギー循環の滞り)=自律神経の乱れによる血液循環の停滞が生じているようなものです。
結果、皮膚のターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下します。即ち工場を正常に稼働させることが、ゆらぎ肌の予防・改善につながります。

 ― 食生活に対するアドバイスはありますか?

最近の若い女性は栄養不足が深刻です。昨今の糖質制限ブーム、油抜きなどの極端なダイエットなどにより、食事の内容が偏っている若い女性が増えています。やはり美肌のためにも五大栄養素をまんべんなく摂取することは重要で、加えて抗酸化作用のあるポリフェノール類、腸内環境を整える食物繊維や発酵食品などの摂取も欠かせません。

 ― 最後に今後のスキンケアの方向性やセラミドの経口摂取による可能性についてお願いします。

忙しい現代社会に生きている私たちには肌のバリア状態が乱れるような内的要因、さらに外的要因が多く、正しいスキンケアを行い、生活習慣を調えることが大事です。
さらにもうひとつはインナーケアとして有効成分を補うことも有益です。最近では塗る肌ケアで有効とされるコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドなどを経口摂取することでも角層の水分量などの改善効果に関するエビデンスも増えてきています。その中でセラミドはバリア機能にとっては非常に重要な素材と考えています。このような情報に関しては、私のような皮膚科医からだけでなく、さまざまな飲料や食品の商品化を通じて広く啓発されていくことが理想的ではないかと考えています。

最近では、機能性食品としてセラミドを配合したドリンクやサプリメントなども発売されています。インナーケアとして手軽に有効成分を補うために、活用すると良いでしょう。
是非、参考になさってください。

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2018年8月 6日

WEB『cafeglobe』2018年7月26日掲載

特集「たるみタイプ診断、目からウロコ。女医が教える"たるみ"の真実」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

ネガティブで不健康な印象を与えてしまいがちな「たるみ」顔。疲れているように見え、何より自分自身の気分もどんよりしてしまいますね。
そもそも「たるみ」とはどういう現象なのか、まずはメカニズムから知っておきましょう。

≪皮膚だけじゃない、たるみの4つの原因とは≫
たるみの原因は大きく分けて4つあります。骨・筋肉・脂肪・皮膚の老化です。たるみ改善といえば皮膚に注目しがちですが、皮膚は角層と表皮、真皮、皮下組織を合わせても、たった数ミリほどの、とても薄いものです。実は、たるみ現象は皮膚の下にある脂肪や筋肉、骨から進行しているのです。それぞれ、どんなふうに老化していくのでしょうか。

【骨:"ひょうたん顔"になっていく?】
30代半ばくらいから骨の合成と分解のバランスが崩れ始め、顔の土台である骨に萎縮や後退が生じ、骨格に変化があらわれます。例えば眼窩(がんか)はオーバル型からレイバンのサングラスのような形に。支えを失った目の下は急速にたるみが目立ち始めます。額やこめかみ、鼻の横も顕著に目減りしやすい部分です。骨が痩せ、後退して大きく後ろに引っ込みます。ところが、眉骨と頬骨だけは形状が保たれやすいため、ゴツゴツして下垂気味の"ひょうたんシルエット"になってしまうのです。

【筋肉:眉を寄せすぎ、シベリアンハスキーに!?】
年を重ねるごとに一部の顔の筋肉は固く縮み、肥大します。眉を寄せる筋肉が肥大してシベリアンハスキーのように盛り上がると、眉間の縦ジワや目のたるみを際立たせます。また、いつも口角を下げていると、口角下制筋が発達し、運気を逃す不機嫌顔になってしまいます。表情筋の使い方には気をつけましょう。"イーッ"と言ったとき首筋に浮き出る広頚筋という首筋の筋肉が発達してエリマキトカゲのようになっている女性も多く見かけます。広頚筋は下に引っ張る作用のある筋肉なので、この筋肉が発達していると下半顔のたるみの原因になります。

【脂肪:"ドロドロたるみ"の原因は?】
脂肪も年齢とともに減少していくのですが、脂肪を支えているコラーゲン線維や靭帯も劣化して伸びていくため顔の位置は段々と下がってきます。もともと脂肪が多い人は一見ハリがあるように見えますが、最近の研究結果では脂肪細胞がコラーゲン線維を束ねるエラスチンを分解する成分を分泌していることがわかりました。脂肪を支える力はどんどん減って行く上に、重みで負荷がかかるため、耐えきれずドロドロしたたるみとなってしまうのです。目の下、口周り、頬骨下方の脂肪が減少すると、顔の輪郭が崩れて卵型から四角い顔に変わり、よりたるんだ印象を与えてしまいます。

【皮膚:光老化が8割! 喫煙にもご注意を!】
皮膚をたるませる一番の要因は、太陽光に含まれる紫外線や一部のブルーライトと近赤外線です。太陽光を浴びるか浴びないかで、皮膚の状態には大きく差がつきます。また、喫煙を長く続けると、ハリや潤いを保つための女性ホルモンが減少するうえ、ニコチンが血管を収縮させて肌に栄養を届けられなくなるのでシワが深くなることが分かっています。

●さあ、あなたはどんなたるみタイプ?
質問に答えて、自分のたるみタイプと改善策をぜひチェックしてみてください。
⇒https://mediagene.svy.ooo/ng/answers/8d8e759aa9cf35ad107f94556d15d7 
「30歳を超えると、顔にその人の性格が出る」ともいいます。元々の骨格や体質に加え、生活習慣や性格によってたるみの出方も変わってきます。

【姐御タイプ(無頓着たるみ)】
ガハハと笑ったり、しわを寄せてみたり、表情筋がよく動くのがこのタイプ!元々の性格もオープンで姐御気質な人が多いでしょう。
豊かな表情は魅力的ですが......
表情豊かなのはチャーミングなのですが、その分シワもできやすく、それがたるみに進化しやすいのです。口角をキュッとあげた「微笑」を心がけてみましょう。
また、高頻度の飲酒や喫煙習慣は考えものです。たくさんのお酒を飲むと美肌のもとといわれるビタミンB群が大量消費され、肌のターンオーバーが悪くなります。お酒ばかり飲んでキチンと食事を摂らないと肌に必要な栄養が不足し、ハリツヤを失います。また、深酒は睡眠の質を下げるので、肌再生には悪影響を及ぼします。
喫煙は紫外線に次ぐ酸化ストレスです。コラーゲンの劣化を進行させ、同年齢の非喫煙者よりシワが深くなることが報告されています。また、女性ホルモンの分泌を低下させたり、肌のターンオーバーを遅らせたり、末梢循環を悪くしたりと、いいことがありません。副流煙が肌に触れると、角層の刺激になりキメや透明感が失われてしまいます。
このタイプは皮膚のたるみが進行しやすいので、早めに美容皮膚科でリフトアップ照射治療を受け始めると安心です。

付き合いが良いので、つい深夜まで飲んでいる----ということも多いかもしれませんが、お酒のつまみは高タンパク&ビタミンB群、カロテンなどを補給できる鶏肉と枝豆、チーズなどを選んでみてください。化粧はしっかり落とし、十分に保湿しましょう。クレンジングや保湿クリームにこだわってみるのもいいかもしれません。
◆おすすめ施術
タイタン
スマスアップ 
スカーレットRF(スカーレットS)
ウルセラ

【侍タイプ(緊張たるみ)】
責任感が強く、ストイックな人に多いのがこのタイプ!歯を食いしばって仕事をしている人や、部下を指導する立場にいる人も多いかもしれません。
気がついたら口角下がっていませんか?
そんな時、気がついたら眉間にしわを寄せ、への字口になっていないか注意しましょう。特に、"イーッ"と言ったときに首筋の広頚筋が出やすい人は要注意です。下向きに引っ張り下げる筋肉が強いため、口元やフェイスラインから下垂しやすいです。このタイプの人は、表情筋トレーニングは逆効果です。ますます下制筋の力が強くなってしまいます。そんな侍タイプのキーワードは「柔和」!心とお顔のマッサージが大切です。

常に緊張状態で、交感神経が優位な状態がつづくと、肌再生が停滞しがちです。肩の力を抜いて、ほっとできる時間を持つようにし、トレーニングをした後は同じくらい時間をかけてストレッチをしましょう。そうすることで筋肉がガチガチに固まるのを防ぐことができます。マッサージに適したたるみ専用クリームで優しくほぐすのも良いでしょう。表情のクセは自分で意識してもなかなか直せないものです。30歳頃からボトックス注射を始めるのもおすすめです。
◆おすすめ施術
ボトックス注射(表情ジワ)

【囚人タイプ(コケたるみ)】
真面目で几帳面タイプ!囚人のようにワーカーホリックになっていませんか?
猫背でパソコンに向き合っていると......
長時間パソコンに向き合っていると猫背になり、それが下半顔のたるみにも繋がっています。また、パソコンから出るブルーライトは、朝の光に多く含まれているため寝る前に作業すると脳が覚醒して睡眠の質を下げる原因にもなります。真面目なタイプはストイックなダイエットにもハマりがちで、栄養不足は大切な顔の皮下脂肪のボリュームダウンを加速させてしまいます。過緊張状態が続いて交感神経が優位になってばかりいると、血液や栄養が全身に巡り切らないため肌の修復が間に合わず、たるみはもちろんあらゆる劣化に繋がってきます。しっかり休んで"囚人感"にさよならをしましょう。
側頭部の骨が凹み、こめかみの脂肪が減ると眉骨が目立って骸骨っぽく変化します。また、頬の脂肪が減ることにより、頬骨が目立ち"削げ"が際立ち、鼻の横の骨がくぼみ脂肪も減ることで"ゴルゴ線(目頭から頬にかけて走るシワ)"や"ほうれい線"がより濃く刻まれたと感じるかもしれません。すると、顔に影ができて"囚人感"を増してしまうのです。
脂肪が早くから減り始める「囚人タイプ」は、過剰なダイエットは顔をコケさせ、たるみを加速させてしまうので注意しましょう。できれば30代のうちから少量のヒアルロン酸注入をスタートすると老化スピードが遅くなります。若い方ほど、ヒアルロン酸注入に関しては高い技術力を要します。信頼できる医療機関にご相談ください。
このタイプは「休息と栄養補給」がキーワード。睡眠の質を高めるための香りの良いクリームや上質なリネンなどを取り入れて、オンオフのスイッチを切り替えてみましょう。
◆おすすめ施術
ヒアルロン酸注入(クマ・しわ)

是非、ご一読ください。

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ビューティー週刊紙『WWD BEAUTY』vol.507(7月5日発売 掲載ページP8~9)

特集「摂る&塗る"オイル美容"の実力再分析」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

15年ほど前からスタートした「美容オイル」ブーム。今も定期的に新製品が登場し、スキンケアのルーティンとしてすっかり定着しています。オイルケアをするとお肌がしっとり整って、潤いをずっと保ってくれているような気がしますが、オイルを保湿剤として重要視する皮膚科医はいません。なぜなら、オイルには肌の水分蒸発を防ぎ、潤いを保つ効果はあっても、肌の潤いを高める働きは持たないので、保湿をオイル頼みにするのは禁物だからです。ただしオイルには保湿以外にも魅力がたくさんあります。
水分を含まず刺激がないので、肌荒れの時の保護に活躍しますし、メイク前に使って艶を出したりするのも良いですし、植物オイルなら自然の香りで癒されながらお手入れできます。また、油溶性の栄養素を溶け込ませたオイルなら、高い美肌効果も期待できます。

●保湿化粧品の考え方
「エモリエント」
ワセリンやオイルなど油性の保湿剤です。皮膚に油膜を覆うことで、水分の蒸発を防ぎ、角層を柔らかくする作用を持ちます。オイルを塗っていると肌がしなやかに、柔らかくなるように感じるはこの効果です。

「モイスチャライザー」
天然保湿因子(NMF)など水分を保持する作用を持つ保湿成分(ヒューメクタント)を含む保湿剤です。肌の潤いを補う働きのある、アミノ酸、尿素、ヘパリン類似物質、水溶性コラーゲン、 セラミド、多糖類、ヒアルロン酸、グリセリンなどの多価アルコールなどがあります。加齢や外的環境によって減ったヒューメクタントを補うことで、より高い保湿作用を発揮し、乾燥をやわらげます。

【植物性オイル】
植物の種や実などに含まれている油分を採取したものです。いろいろな植物から採れるので世の中には実にたくさんの種類の植物性オイルがあります。
サラッと軽やかでベタつかないホホバオイルやアルガンオイル、コクのある感触でマッサージに適したオリーブオイルやアーモンドオイルなど、植物オイルもテクスチャ―はさまざま、また精油(エッセンシャルオイルとも呼ばれていて、およそ100種類以上の成分からなる天然の芳香成分)が配合されていて香りがいいのも魅力です。軽やかなものはブースター使いもできます。
※当院で取扱いのある、「エンビロン モイスチャ-ACEオイル」100ml¥8,000(税別)
は、さらっとべたつきにくいホホバオイルをベースに、ビタミンA・C・Eを配合していま
ダーマローラー、スカーレットRF(スカーレットS)照射など美容施術後のお肌にも安心して塗ることが出来ます。全身に使用できるので、ボディの乾燥やたるみ、妊娠線ケアにもおすすめです。

【動物性オイル】
深海の魚の脂からエモリエント効果の高いオイルを抽出し、生成したのがスクワランやオレンジラフィーなどの、皮脂の構成成分に近い飽和脂肪酸を含むので肌なじみが良く、乾燥肌の人が使うと潤いバランスが整う実感があります。
これらの、オイルをつけるタイミングは、エモリエント効果を発揮するお手入れの最後に塗るのがベストですが、サラッと軽いものであれば、肌が柔らかくなることで、その後につける化粧水や美容液の浸透がよくなるので最初に使用することも出来ます。

まずは自分の好きな香り、テクスチャーのものを選んで毎日のスキンケアに取り入れてみて下さい。

【ミネラルオイル】
石油由来のオイルですが精製されているのでさらさらと水のように軽く、肌に負担が少ないのが、ミネラルオイルの利点。さまざまな天然由来オイルやビタミンなどをブレンドすることで、肌への美容効果も強化できます。

●トピックス
乾燥肌には向かないと警鐘を鳴らされ続けてきたクレンジングオイルですが、やはり手早く一度にメイクが落とせることから消費者人気は高まるばかりです。メーカー側も研究開発を重ね、最近の商品は「肌を乾燥させない」「しっとり洗いあがる」というアプローチのものが増えてきました。こすらずにきちんとメイクを落とせる商品は肌の負担も軽くおすすめです。

意外と知らないオイルの実情が良くまとまった記事です。是非、ご一読ください。

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雑誌『美的』2018年9月号 特集その2(7月22日発売)(掲載ページP142~149)

今回、慶田院長は2つの特集を監修しています。

◆特集その2『「黒くなる」肌と「赤くなる」肌 日焼け前後のケアは、ここまで違う!』(掲載ページP142~149)

<あなたはどっち?>
毎日じわじわ日焼けして、休日にでかければ1日でこんがり、日焼けが肌に定着するタイプの肌。一方で、普段はあまり日焼けせず、強い紫外線を浴びると赤くヒリヒリする肌。
それぞれの特徴を解説します。
●じわじわ焼けてどんどん定着「黒くなる」肌
日焼けして黒くなる肌は、メラニンを作る力が高め。メラニンには肌の細胞を傘のように覆い、紫外線や刺激などの外敵から守る働きが。つまり、黒くなる肌はそれだけ自己防御力高く、肌老化しにくい肌なのです。
○「黒くなる」肌はこんな人
☑海や山で日差しを浴びてもあまり赤くならずしっかり黒くなる
☑日焼け直後に肌がやや赤くなり、その後黒くなる
☑ひと夏が終わるとしっかり日焼けしている

●夏の終わりに日焼け色が残りにくい「赤くなる」肌
海や山で無防備に紫外線を浴びると赤くなり、ヒリヒリするようなタイプは、メラニンを作る力が弱い肌。細胞がメラニンに守られることなくダメージを受けてしまうため、日焼けはしにくいものの、シミ・シワ・たるみの危険と隣り合わせ!
○「赤くなる」肌はこんな人
☑海や山で日差しを浴びると赤くなり、元に戻る
☑日焼けして赤くなった後うっすら黒くなる
☑ひと夏過ごしてもほんのり程度にしか焼けない

●黒くなる肌はくすみに、赤くなる肌は老化に注意
日焼けによる肌の反応は、赤くなったり、黒くなったりと個人差があります。
ジャパニーズスキンタイプの分類では、赤くなった後もとの肌色に戻るのが1。赤くなった後に黒くなるのが2。赤くならず、そのまま黒くなるのが3。日本人の肌は、この3タイプに分類されています。タイプ1と3は約15%ずつと少なく、約70%の人はタイプ2に分類されます。
●その違いは、メラニン再生力の差。
メラニンはくすみやシミの原因と悪者扱いされがちですが、本来は肌細胞を守り、老化や肌トラブルを守るために作られるもの。タイプ1や2の肌は、メラニンが細胞を守り切れないため炎症を起こしてしまい、赤くなるためです。
今回の企画では、タイプ3と、2の中でも赤くなる度合いが少ない人を「黒くなる」肌、タイプ1と、2の中でも赤くなる度合いが高い人を「赤くなる」肌と分類。
黒くなる肌はくすみやゴワつきに注意し、赤くなる肌はダメージを受けやすいので老化に注意しましょう。

<Morning なるべく日焼けしないための、朝の予防ケア>
日焼けを防ぐことは、何より大切な美肌ケア。日焼け止めの選び方、スキンケア、インナーケアまで、「黒くなる」「赤くなる」肌で、やるべきことが違います。

★「黒くなる」肌の場合
徹底ガードで、とにかくメラニンを作らせない!
メラニンの生成を防ぎつつ肌を守るケアをプラス
メラニンをたくさん作る「黒くなる」肌は、その分細胞の中心にある核をしっかり守れるので、老化しにくい〝ラッキーな肌質〟であることは事実。とはいえくすみやすく、透明感が出ない点は悩みどころです。
黒くなる人は、より意識して日焼け止めをしっかりつけましょう。日傘などで物理的に紫外線をカットするのもおすすめです。美白美容液にも色々なタイプがありますが、黒くなる肌の人には、メラニンができる前に抑制してくれるタイプの美白ケアが有効です。毎朝のケアに組み込みましょう。

●日焼け止めはSPF50+を。保湿効果も高いものが◎
メラニンを作らせるのは、主に紫外線のUVB。UVBをカットする指数はSPF値です。肌が弱い人以外、夏場はデイリーにSPF50+の日焼け止めを使いましょう。
●メラニンができる前の段階で食い止める美白美容液が必須
紫外線を浴びてメラニンができるまでには、細胞レベルでいくつかの段階があります。早い段階で生成をストップする美白美容液が、黒くなる肌の人には効果的です。
●ビタミンCサプリで体の中から肌を守る
黒くなる人には、朝のビタミンC内服が効果的です。メラニン抑制だけでなく、さまざまな美肌効果を発揮。食事では補い切れないので、サプリメントを活用しましょう。
●日傘やサングラスも効果大!外出時は必ず
白い日傘には反射、黒い日傘には吸収の働きがあり、黒の方がやや効果が高いといわれています。また、目から入る紫外線を防ぐためには、サングラスも効果的です。

★「赤くなる」肌の場合
炎症やダメージを防ぎ、白く柔らかな肌をキープ!
多方面からの炎症を防ぐ!
「赤くなる」肌は、細胞を守ってくれるメラニンの生成量が少ない分、肌が常に危険にさらされています。炎症は細胞にダメージを残すので、将来的にシワやたるみできやすい肌質です。また、シミはメラノサイトが強いダメージを受けることでエラーを起こし、メラニンを作り続けてしまうことが原因。防御力が少ない、赤くなる肌は要注意です。
紫外線を浴びると肌の中に活性酸素が生まれ、それが炎症の原因になるので、活性酸素を消去するケアも有効。1度炎症が起きてしまうと、いくらケアしても〝なかったこと〟にはできません。朝の段階で、できることを抜かりなく。

●PA値が高く、炎症も防ぐ効果をもつ日焼け止めを選んで
肌の奥まで届いてシワ・たるみの原因になるのはUVA。UVAをカットするPAが最高値の「++++」である日焼け止めを選びましょう。最近は炎症を防く効果をもつ日焼け止めもでてるので、活用しましょう。
●高い抗酸化作用をもつコスメを朝ケアに
活性酸素はすべての肌トラブルの原因。朝のお手入れには抗酸化ケアを組み込みましょう。インナーケアも効果的ですが、塗っておくと効果がダイレクトに。
●飲む日焼け止めは、赤くなる肌にこそ有効です!
最近話題の飲む日焼け止めは、体の中から炎症を抑えてくれるので、紫外線で赤くなる肌には打ってつけです。日差しが強い夏の間は、毎朝とるのがベスト。

<After72H もし日焼けしちゃったら...3日以内のケアが大切!>
強い紫外線を長時間浴びてしまって、黒くなった、赤くなった...というときは、メラノサイトが活性化している72時間以内のお手入れが、美肌を取り戻すカギ。

★「黒くなる」肌の場合
メラニンの排出&還元ケアで〝黒い肌〟を定着させない!
メラニンの排出を促せば早くもとの肌色に戻れる
日焼けして黒くなった肌は、メラニンを作り続けているだけなので、肌のダメージは基本的に心配ありません。UVケアをしっかりして、これ以上紫外線の刺激を受けないようにすれば、メラニンの生成は収まり、不要なメラニンは自然と排出されていきます。
見た目的にくすみが気になる、早く透明感を戻したいという場合は、角質ケアで代謝を上げたり、ビタミンCでメラニンの色を還元するケアがおすすめ。日焼け直後、赤みやほてりがある場合は、治まってからお手入れをスタートして。

●角質ケアでメラニンを含む古い角質の排出を促す
透明感を早く取り戻したなら、酸や酵素の入ったアイテムで角質ケアを。ただし必要な角質までも取りすぎないように注意。マイルドな美容液タイプがおすすめです。
●レチノールで代謝を上げ新しく透明感のある肌へ
シワ改善成分として話題のレチノールですが、その効果は代謝をあげること。新しい肌が生まれるのをサポートしてくれるので、日焼け肌が早く元に戻ります。
●できてしまったメラニンの色を、ビタミンCで淡色化
数ある美容液成分の中でも、メラニン還元作用をもつのはビタミンCだけ。メラニンの色を薄くしてくれます。

★「赤くなる」肌の場合
何にはともあれほてりを鎮静。治まったらエイジングケアを開放
段階を追ったお手入れでダメージを残さない
海や山で日焼け止めがおろそかになってしまい、うっかり肌が赤くほてるまで日焼けしてしまった...!という場合は?
ほてっているときに積極的なケアを行うと、刺激となって炎症を悪化させるだけ。まずは冷やして、ほてりが引くのを待ちましょう。
ほてりが治まったら、傷んだ肌に刺激を与えないよう、油分で保湿と保護のシンプルなケアを。2日程度たって赤みも落ち着いてきたら、美白や抗炎症のケアを始めてもOK。炎症はとにかくすぐ冷やして鎮める。落ち着いたらエイジングの進行を食い止めるべく、急いで積極ケアを開始。機を見計らうことが大切です。

●ほてっている間は積極的なケアをせず、冷やして鎮静
日焼けして熱をもっている場合は、軽いやけどと同じ状態。氷水や保冷剤でしっかり冷やして。
●ほてりが治まったらクリームやバームで保護ケア
日焼け肌はダメージを受けているので、ほてりが治まったらクリームやバームなど、皮膜効果のあるアイテムで保護を。水分は染みることもあるので控えて。
●肌が落ち着いたら美白&エイジングケアをスタート
紫外線を浴びるとすぐにコラーゲン分解酵素が作られ始めるので、肌が落ち着いたらすぐに対策を。美白&エイジングケアの高機能美容液がおすすめです。

<Daily Care 紫外線のダメージを残さないためにするべきこと>
夏の小麦肌はヘルシーで素敵だけれど、紫外線は肌に確実にダメージを残します。美肌のためには、やっぱり焼かないのがいちばん。そのための共通ケアをご紹介。

01 ただ〝塗るだけ〟で安心してはダメ。肌を完璧に守る方法はコレ!
日焼け止めの数値は、分厚く塗った測定値の値。普通に塗るとSPFは1/5程度になってしまうという事実を忘れずに。重ね塗りや日中の塗り足しがマストです。

まずはSPF50・PA++++の日焼け止めをしっかり塗る
SPF50の日焼け止めを1回普通に塗ると、実際の日焼け止めの効果はSPF10程度になります。少しおいて乾いた後にもう1回薄く重ねれば、SPF15程度まで効果を高めることができます。
ファンデーションもUVカットタイプを
夏場はファンデーションも紫外線防止効果の高いものを意識的にセレクトして。例えばSPF 30程度のファンデーションを薄くナチュラルに塗ると、SPF 3〜5程度に。ただし肌を守る観点では、厚塗りがベターです。

ランチ後に日焼け止めを重ね塗り
日焼け止めとファンデーションを重ねたとしても、SPF 15〜20程度。SPF 1で肌を20分守れるので、5〜6時間たったら塗り直したほうがいいという計算に。ランチ後に日焼け止めを重ねると安心です。

02 しっかり保湿してバリア機能強化!
紫外線を浴びると肌がダメージを受け、保水力が弱まって乾燥しやすくなります。保湿成分配合した美容液や乳液、クリームでバリア機能強化しましょう。

03 湯船につかって体温上げ代謝を促す
夏はエアコンで体が冷えやすく、代謝が滞りがち。湯船につかると効率よく体温を上げることができ、全身の代謝アップにつながります。

04 リゾートではこすれ対策の日焼け止めを使って
日焼け止めは、手で触れたり汗や皮脂でぬれたりといったことで落ちてしまうのが難点。日焼けすることがわかっている海や山に行くときは、こすれや汗に強い日焼け止めを使いましょう。

05 肌を立て直す食材を取り入れる
肌を作るのも守るのも、食を抜きにしては語れません。朝は抗酸化成分を含む食材、夜は肌の修復効果があるビタミンCを含む食材を意識して取りましょう。朝にスイカやベリー類、トマトなどの抗酸化フルーツや野菜をとると、紫外線防御力が強化されます。和食派なら、抗酸化成分のアスタキサンチンがたっぷり入ったシャケがおすすめです。

黒くなる派と赤くなる派では、紫外線による肌の反応や、その後の影響に大きな違いがあります。今すぐ自分の肌に合ったケア法をチェックしましょう。
是非、ご一読ください。


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雑誌『美的』2018年9月号 特集その1(7月22日発売)(掲載ページP112~119)

今回、慶田院長は2つの特集を監修しています。
◆特集その1『今度こそ、美肌を取り入れるための「本当の肌質」誌上診断』(掲載ページP112~119)
私の肌は敏感だから、乾燥するから、混合肌だから...実は思い込みのケアで肌がよくならずに悩んでいる方が多いのです。
肌質と一言で言っても、生まれつき(先天的)のものと、日々のお手入れやライフスタイルに影響されるもの(後天的)とがあります。
さらには、元々の肌はオイリー気味だったけれど、年齢とともに乾くようになってきた...といった加齢による変化も加わってきます。
つまり、肌質とはさまざまな要素がからまり合って作られるもの。大切なのは〝今〟の状態を正しく理解し、それに合ったケアをすることなのです。
肌質ごとに、〝強み〟と〝弱み〟があります。たとえば乾燥する肌は一般的にキメが細かく毛穴が目立ちにくく、逆にオイリー気味の肌は艶やかで小ジワができにくい。自分の肌を知り、〝強み〟を伸ばして〝弱み〟を克服すれば、ほかの肌には真似できない美肌を手に入れられます。

<TYPE1 乾燥性敏感肌>
乾燥気味でバリア機能が弱い肌
☑季節の変わり目に肌の調子をくずしやすい
☑乾燥が気になる
☑刺激が気になるから、洗顔はあまりしない
☑クレンジング剤や化粧水がしみることがある
☑肌あれを起こしやすい
☑アトピー体質だと診断されたことがある

<TYPE2 保湿不足乾燥肌>
間違ったお手入れにより、肌が乾燥している
☑肌がベタベタ、ぬるぬるする感覚が苦手
☑洗顔は、汚れが一切残らないようにさっぱり洗い上げるように気をつけている
☑乳液やクリームなど、油分を含んだコスメはあまり使わない
☑肌がゴワゴワと固い。もしくは毛穴が詰まる
☑目や口元に小ジワが目立つときがある

<TYPE3 エイジング乾燥肌>
良い状態(普通肌)だが、年齢と共に乾燥が進んでいる
☑落とす→潤す→守る3ケアは、最低限欠かせない
☑お肌がもっちりとしてすべすべ。肌を褒められることが多い。キメが細かい
☑昔と比べると、乾燥が気になるようになった
☑毛穴の開きや詰まりやすさ、くすみなど、昔はなかった悩みが気になる
☑シワっぽさ、たるみの予兆を感じる

<TYPE4 オイリー混合肌>
皮脂が多めで、特にTゾーンのアブラっぽさが気になる
☑さっぱりとした仕上がりの化粧品が好み
☑日中のテカりや皮脂くずれが気になる
☑特に夏場は毛穴の開きが目立つ
☑洗顔はしっかりと行いたい(しっとり感が残る洗い上がりは苦手)
☑目周りや頬などは乾燥する
☑年齢と共に乾燥が気になってきた

<TYPE5 オイリートラブル肌>
皮脂の分泌が多く、肌が弱るとニキビや赤みなどのトラブル続出
☑肌にベタつきを感じることが多い
☑肌の調子が悪くなると赤くかゆくなったり、吹き出物ができたりする
☑思い出したように、同じ場所にニキビが出現する
☑合わない化粧品を使うと、ぶつぶつができたりかゆくなったりする
☑毛穴が開いている
☑Tゾーンや法令線などに赤みがでる

<TYPE6 ストレス混合肌>
ストレスや疲労などによる影響で肌の皮脂バランスが乱れている
☑寝不足、もしくは不規則な生活
☑ストレスが多く、ジャンクな食生活
☑便秘や冷えなど、慢性的な不調がある
☑ゆったりと肌を慈しむモードになれない
☑生理前や多忙なとき肌トラブルが起こる(ニキビ、赤みなど)
☑昔と比べ、肌がアブラっぽい感じがする

<TYPE1 乾燥性敏感肌>
水分も油分も不足してバリア機能が弱い
肌は、自ら潤い成分を分泌しています。その量が生まれつき少ないのがアトピー素因をもつ乾燥性敏感肌。細胞間を満たす「セラミド」の量は健康な肌と比べ1/3しかないというデータも。角層がスカスカになりやすく、肌が乾いたり、刺激物質が肌の中に入り込んで炎症を引き起こしがちです。
炎症があると、コラーゲンが劣化したり、シミができやすくなったりと、肌の老化が加速します。また、肌が乾燥状態だと小ジワもできやすく、将来のシワリスクが高まります。
一方で、油分の分泌量が元々少ないので、Tゾーンのテカリや毛穴の開きなどがほとんど気にならないのが、この肌質のメリット。潤いを充分に与えることさえ心がければ、良好な肌を保てます。
コスメは、細胞間を満たす成分が入ったものを。具体的には『セラミド』『アミノ酸(ペプチド)』『ヒアルロン酸』入りのものを選ぶとよいでしょう。

●強み
とにかく充分な保湿さえできていれば、トラブルは回避できて良好な肌を保てる。キメが細かく、毛穴も目立ちにくい。
●弱み
全体的に潤いが少なく、バリア機能が低下しやすい。乾燥すると肌トラブルが起こりやすく、炎症により老化も加速しがち。
●すべきケア
バリア機能の強化
洗顔はシンプル・短時間で 潤い損失を最小限に。
保湿は「細胞間を満たす」コスメを投入

「バリア強化」のための重点お手入れポイント
POINT1 こすらず洗う
・クレンジングはW洗顔不要のすぐ落ちオイルタイプを
クレンジング料を長く肌にのせていると乾燥を招くので、30秒〜1分を目安に。こすらずに短時間でメイクを浮かせられる、W洗顔不要のオイルタイプがおすすめです。
・朝の洗顔は泡で肌をなでる程度に
忙しい朝は、泡立てがおろそかになりがち。泡で出てくるタイプは泡の密度も一定で、肌への刺激となりにくい。

POINT2 細胞間を満たす保湿
・「セラミド補給」or「バリア強化」コスメを選ぶ
単なる油分ではなく、セラミドやアミノ酸など肌内部を満たす成分入りの保湿コスメを。

POINT3 日中も潤い膜で肌をシールド
・紫外線予防もできて潤い持続力の高いクリームを
バリア機能の弱い肌は、紫外線ダメージも受けやすいので防御が必要です。朝は、しっとり感が持続する日焼け止めやファンデーションで仕上げましょう。

<TYPE2 保湿不足乾燥肌>
さっぱりケアが好きで、若い頃のままのお手入れを継続
洗顔はキュッとするまで洗わないと気がすまない、ベタつくからしっとり系のコスメは苦手、と感じるのがこのタイプ。さっぱりケアが好きだから、保湿は化粧水だけで完了、ということも。
若いうちはそれでも問題なく過ごせていたかもしれません。けれど肌の代謝が落ちる30代以降、そのままだと乾燥や老化が進んでしまいます。
このタイプに必要なのは、ケアに対する「意識改革」です。
お手入れの後に手が吸い付くようなしっとり感があるのが、美肌のためには良い、と認識を改めましょう。若い頃のアイテムをそのまま使っている人は、より潤うタイプのコスメに切り替えるのも推奨したいです。
具体的には、保湿に油分を含んだコスメをプラスすること。さらには、このタイプはハードに洗顔しすぎる傾向にあるので、洗顔法の見直しや、肌に負担をかけない角質ケア方法を実践して。

●強み
不適切なケアにより乾燥を招いているので、ケアを見直しさえすればすぐに美肌になれる。元々の肌は比較的強く健やか。
●弱み
肌上の潤いを「ベタついて心地悪い」と感じがちなので、美肌になるためには思い切った意識改革が必要。
●すべきケア
若い頃からのクセを変える
さっぱりより、「吸い付くような潤肌」が良いと意識改革。まずは洗顔法の見直しと、保湿アイテムの追加。

「潤い強化」のための重点お手入れポイント

POIN1 洗顔力の見直し
・力を入れすぎていないか鏡の前で確認を
力を入れても毛穴の汚れは落ちず、肌を傷めるだけ。泡を転がすときに、肌が動かない力加減をマスターして。鏡を見ながら力加減を確認して。
・すっきりオフしたい日は洗顔料を切り替える
力を入れがちな人は、ザラザラしたスクラブは避けて。すっきりしたい日は、酵素洗顔料やクレイパックなど、肌をこすらずに角質をオフできる洗顔料を。

POIN2 肌をほぐすケアを追加
・古い角質をさっぱりオフできる拭き取り美容液
今すぐゴワつきを解消したいなら、拭き取りコスメが即効性あり。力を入れないようコットンをすべらせて。次に使う化粧水の浸透も高まります。
・潤いを与えながら柔肌を育てる軽めの乳液
吸い付く潤肌へと意識改革するファーストアイテムとして、洗顔後すぐに使う乳液やクリームもおすすめ。次に化粧水を重ねるので、ベタつきを感じず油分で肌が柔らかくほぐれるのが体感できる。

POINT3 ケアの締めは油分入りコスメで
・油分嫌いさんにも使いやすいジェルクリーム
化粧水や美容液の後、「フタ」となるアイテムをプラスして。
・積極美肌を目指すならレチノール入り
レチノール(ビタミンA)には、肌の代謝を高める働きが。肌の力が底上げされるので、ゴワつき、毛穴詰まり、乾燥などあらゆる悩みを同時に解決できます。

<TYPE3 エイジング乾燥肌>
肌状態は良好。ただし加齢とともに代謝が低下
それなりに正しいお手入れを実践していて、大きなトラブルとは無縁の肌タイプ。「理想肌」といってもよく、一般的な肌質チェックでは「普通肌」と分類されることが多いはずです。ただ、肌は年齢とともに変化するもの。特に30代以降は、肌の代謝が低下して乾燥が進む傾向に。目の周りやほうれい線の小ジワが気になったり、肌の色ムラやくすみが増えたように感じる人が増えてきます。
そこで、代謝の落ちた肌に〝ジャブ〟を入れるような攻めのケアを取り入れると、肌が再び活性化します。
このタイプの肌は角層の状態が整っているので、攻めのケアが効きやすいのが強みです。シミや色ムラが気になるなら美白、シワが気になるなら抗シワ成分入りのアイテムなど、悩みに応じた機能コスメを取り入れてみては。美容医療でも、元々の肌状態が良い人ほど結果が出る傾向があります。

●強み
大きなトラブルは見当たらず、角層の状態は比較的良好。美白やシワケアなど、攻めの機能コスメの効果が出やすい。
●弱み
弱みは少ないが、肌は加齢とともに変化する。美肌を持続させるためには変化に応じたエイジングケアの実践が必要。
●すべきケア
代謝アップ&攻めのポイントケア
なまけ肌にジャブを入れる肌活性ケアを。角層状態は良好なので、美白や抗シワの攻めケアも効く

「代謝アップ&攻め」のための重点お手入れポイント
POINT1 炭酸コスメを取り入れる
・炭酸の血流アップ効果で肌を活性化

POINT2 悩み対応美容液を1本投入
・シワやシミに効果的な医薬部外品や美容成分が高配合された美容液などがおすすめ

<TYPE4 オイリー混合肌>
Tゾーンがアブラっぽい。でもほかの部位は乾燥する
解剖学的に、体の中心を走る線(正中線)は皮脂分泌が多いという特徴が。だからTゾーンがほかの部分と比べてアブラっぽいのは当然のこと。肌としては正常で、悩む必要はありません。
ただ、混合肌の人はケアの照準をTゾーンに合わせてしまいがちです。アブラっぽいからと取り去るケアを熱心に行ったり、保湿を控えたりすることで、その他の部分の乾燥が進んでしまう傾向があります。
そこで必要なのが、部位ごとにお手入れ方法を変えること。たとえば洗うときは皮脂の多いTゾーンから泡をのせて時間差をつける、その逆に保湿コスメはUゾーンからのせて、手に余った少量をTゾーンに使うなど、レベル分けすると全体が均一に整います。
顔を全体で見たとき、Tゾーンにツヤがあるのは自然だし、立体的に見えます。天性のツヤが与えられた肌だと、プラスに捉えるといいと思います。

●強み
Tゾーンがその他の部分に比べてアブラっぽいのは正常なこと。解剖学的には健全な肌状態で、メジャーな肌質といえる。
●弱み
部位ごとに肌の性質が異なるので、それに応じたケアが必要。ベタつきを気にするあまり、乾燥を招くケアをしがち
●すべきケア
部位ごとに保湿レベルを変える
洗うのはTゾーンから、保湿は頰から。顔をブロックに分けてお手入れする習慣を

「混合肌」のための重点お手入れポイント

PONT1 洗顔はTゾーンから
・泡はまずTゾーンへ。最後にさっと頰を洗う
洗顔はTゾーンから。細かくらせんを描くように泡を転がす。その後、頬はさっと泡を広げる程度で終了。時間差をつけることでちょうど良く洗える。

PONT2 保湿は頰から
・ブロックにわけてコスメを塗る
顔を3ブロックに分けて保湿。手のひらに広げたコスメをまず頰にのせてから、余ったものをTゾーンへ。乾く部分にはコスメを追加して重ね付けしましょう。

POINT3 メイク下地は2種類を使う
・Tゾーン用のテカり予防下地
少し面倒ですが、乾く部分には普通の下地、Tゾーンには専用下地、と2種類塗り分けると化粧崩れしにくくなります。

<TYPE5 オイリートラブル肌>
アブラっぽくて、ニキビや赤みトラブルなどが起こりやすい
とにかく皮脂分泌が多くて、ベタつきや毛穴の広がり、ブツブツ...と悩みの多い肌。思春期の頃、ニキビに悩まされたという人も多いのでは?けれども人生の前半で悩んだ代わりに、30代以降は大きな恩恵が受けられます。
皮脂は、肌を守るヴェールです。だから常に皮脂で守られているオイリー肌は老化しにくいのです。一般的に潤いが低下する年代になっても、艶やかでシワの少ない人が多いです。 ただし、過剰な皮脂は諸刃の剣。肌の上に放置すると酸化して、炎症を起こしたり細胞を傷つけたりとダメージ要因となります。
分泌された皮脂は、なるべく時間をおかずにオフするのが鉄則。特に、紫外線を浴びる環境ではダメージ度合いも大きくなります。UV対策がマストなのはもちろんのこと、肌を鎮静する抗炎症コスメなどで〝火消し〟ケアを。トラブルになる前に酸化ダメージを食い止めることが重要です。
●強み
皮脂の分泌が多い=強力な皮脂膜で常に肌が保護されているということ。その分乾燥しないので、老化しにくい。
●弱み
過剰な皮脂が肌の上で酸化して、さまざまなトラブルを引き起こす。毛穴の開きも目立ち、肌に赤みも出やすい。
●すべきケア
皮脂の酸化を防いで鎮静保湿
ベタつきは放置せずに早めに落とす。抗炎・鎮静成分入りコスメでトラブルを予防

「鎮静保湿」のための重点お手入れポイント

POINT1 帰宅後すぐに洗顔
・帰宅したらすぐに洗顔して、酸化皮脂をオフ。朝も夜も洗顔料を使ってきちんと皮脂を落とすことが必要です。ただし、オイリーだからとゴシゴシ強く洗うのは禁物。泡を転がすように優しい力加減で洗いましょう。

POINT2 鎮静コスメで保湿
・鎮静・消炎効果のある敏感肌用の保湿コスメがおすすめ。

POINT3 ケアベースで日中もトラブル鎮静
・メイクをしている間も、薬用成分やトラネキサム酸入りでトラブルケアできるアイテムがあります。

<TYPE6 ストレス混合肌>
ストレスや疲労で肌の調子が不安定
人間の体をつかさどる自律神経は、ストレスを受けると戦うための「交感神経」が優位な状態に。そうすると肌の血流が減少して、代謝が低下。さまざまな肌トラブルが起こりやすくなります。一方で皮脂量は増えるので、調子が悪いのにベタベタする、非常にやっかいな肌状態になりがちです。
体の内側から起こっている不調なので、とにかく心身をいたわることが優先です。健やかな肌のためには、5つの条件があります。
①食事、②睡眠、③排泄(腸内環境)、④運動(血の巡り)、⑤ストレスコントロール。この5本柱を改善しましょう。忙しくて平日は睡眠不足という人は、休日にたっぷり寝て睡眠不足をリセット。普段の食事がおろそかな人は、自分へのご褒美としてときどきステーキ(などの高たんぱく質食材)を食べるのも良いでしょう。ストレスが多く忙しい日々の中で、少しでも心身が喜ぶことを増やす工夫を。

●強み
心身の状態を反映しやすい肌。ぐっすり寝たり、ときめくことがあったり、日々の生活が改善されることで劇的に向上。
●弱み
肌があれる、乾くのにアブラっぽい、くすむ、毛穴やくまが目立つ...と、あらゆる悩みが同時多発して、ケアが難しい。
●すべきケア
とにかく早く寝て、体調を立て直す
ストレス混合肌に必要なのは休息とリラックス。時短できる心地よいコスメを取り入れて

「ストレスケア」のための重点お手入れポイント

POINT1 時短コスメの活用
・ケアで時短。その分寝るべし!
余裕のないときは時短ケアと割り切って、睡眠時間を稼ぐのもひとつの選択です。眠る直前のスマホチェックや寝酒など、睡眠の質を低下させる行為も控えましょう。シンプルケアや時々は時短に最適なオールインワンなどを活用してもOK。

POINT2 ご褒美コスメでリラックス
・余裕のある日は湯上りに癒しのケアを
香りや感触を楽しむことも、リラックスできて美肌につながります。できれば夜は湯船に浸かって体を温めてから寝ると、同じ睡眠時間でも肌の回復が高まります。

POINT3 体の中からストレスケア
・乱れがちな腸内環境も整えて
ストレスは腸内環境も乱します。腸内が乱れると腐敗物質が血中に回り、肌あれや乾燥を引き起こします。発酵食品などをとったり、体を動かすようにしましょう。

2つ目の特集もご覧ください。

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雑誌『VOCE/ヴォ―チェ』2018年9月号(7月21日発売 掲載ページP168~169)

特集:「美ヲタ研究 透明感の正体に迫る!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

「透明感」よく使われる言葉なのに、その正体は意外と知らないものです。美容のプロが、様々な角度から分析し、今日から「透明感のある人」になるために、使えるワザやテクニックを一挙大公開します!

【あの手この手で"透明肌"を作る!スキンケア編】
「透明感」のある肌に憧れるけれど、どんなお手入れをしていいかわからない。そんな悩める読者のために、肌理論と最適なケアをプロが教えます!

Q、「透明感」って?体質で決まるもの?
A、角層の水分量が決め手!自己ベストを目指すのがGOOD
持って生まれた肌質によるところは大きいですが、角層が抱える水分量は、透明感を大きく左右します。たとえば、つきたてのお餅はツヤがあって明るい色なのに対して、乾燥してひび割れたお餅は暗くくすんで見えますよね。肌にも同じことが起きているので、まずは水分をキープできる角層状態に整えて。スキンケアも大切ですが、それ以前に、まずは適切な睡眠や食生活、ストレス対策をすることが近道です。
角質細胞内にある天然保湿因子は、水分をスポンジのように抱えています。その細胞と細胞の間を超拡大すると、セラミドが水分を挟み込んだ状態の"ラメラ構造"があります。セラミドは細胞同士を強固に接着しますので、ラメラ構造が整っていると、水分量の多い角層は美しく層状となり、キメが整い、光をキレイに反射して"透明感"のある肌になります。
<おすすめ施術>
フォトフェイシャルM22』を年2回〜4回くらいで行うと◎。メラニンや色ムラ、ニキビにも効果的です。
初回トライアル 全顔 ¥28000、初診患者様限定トライアル¥25000、額オプション¥5000。
(全てケミカルピーリング・パック・手背への照射込み)


Q、化粧水、美容液、乳液、クリーム......透明感に影響するのはどれ?
A、化粧水よりも乳液やクリームで水分キープを
肌に水分を抱え込んだ状態を維持するために、乳液やクリームでの保湿はよいですね。化粧水で肌の水分量がグッと増えるということはないので、しっとり感を保つために、小分けにしてムラなくつけるくらいでいいです。

Q、洗顔やクレンジングで透明感をアップさせるには?
A、肌質に合わせて、"残さず、落としすぎず"を狙う!
洗浄剤には、"角層の刺激となり透明感を阻害する汚れやメイクをきちんと落としたいけれど、肌に必要な潤い成分は残したい"というジレンマがあります。きちんと落とせているか、洗いすぎていないかをよく観察しましょう。洗浄力が強すぎるものは、赤みや肌荒れを引き起こすこともあるので要注意です。

紫外線やエアコンの影響、暑さによる睡眠不足や栄養不足で肌が乾燥しやすい時期です。しっかりと肌に水分を与えて"透明感"のある肌を目指しましょう。是非、ご一読下さい。


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雑誌『MAQUIA/マキア』2018年9月号(7月22日発売 掲載ページP118~127)

特集「ニッポンの〝魔夏″を乗り切るために、美賢者からの美の処方箋 老け肌100問100答」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【インナードライ肌の処方箋】

Q.「肌が枯れる=インナードライ」とは?
A.表面は脂っぽいが、実は肌の内部は水分が不足している状態。
湿度が高い夏は、表面は潤ってみえても内側が乾燥していることがあります。洗顔直後は肌がつっぱるのに、少しすると皮脂がでてべとつくという方は結構いらっしゃいます。これは、角層の水分保持力の97%を担う『角質細胞間脂質』と『天然保湿因子NMF』の量が不足し、水分保持力としては2~3%しか寄与しない『皮脂量』が多い状態。これをインナードライ肌と定義します。

Q.湿度が高くても肌は乾燥する?
A.乾燥しているのに、それに気づきにくいから要注意!
湿度が高くても、角層の水分量は低く、バリア機能が低下している人は多いんです。空気が湿っているから気づかないだけ。また、紫外線は、角層の水分量を低下させ、乾燥肌にする作用があります。夏に保湿をおざなりにすると、暑さに紫外線が追い打ちをかけ、肌内部がカラカラに。また、紫外線は真皮にまで届いてコラーゲンを破壊するため、シワも進行させてしまいます。夏でも水分と油分をしっかり補いましょう。

Q.朝の保湿が夜まで続かないのはなぜ?
A.汗にまつわることや、それにまつわる行動も一因かも
大量の汗で、朝の保湿成分が流れてしまいやすいのが夏ですが、そもそも与えた潤いを抱え込む、という肌本来の力が弱っているのかもしれません。
夜のケアだけでなく、寝る直前のもうひと手間〝追っかけ保湿″をすると翌朝の潤いがアップします。

Q.肌が乾くときは洗顔料で洗わなくていい?
A.洗う方がむしろ潤う、というデータも。やさしい洗浄料で洗いましょう。
肌の表面は角層という水分を保つための層におおわれています。健康な肌の角層は、肌内部の水分を逃さないようにキープしています。ところが汚れなどが付着すると、それが刺激となり、角層が乱れて水分が肌の外に蒸発しやすくなってしまいます。肌トラブルの原因になる不要な汚れや古い角質は、よく泡立てた洗顔料で洗い落とすことで、そのあとの保湿剤の効果も高まります。

【シワ・ゆるみ・たるみの処方箋】
Q.テカるのにシワが深くなるのはなぜ?
A.肌がテカるから若い肌、というわけではありません。
シワと皮脂分泌は別問題。角質のバリア機能保持力や表情グセなどの見直しを。喫煙のダメージは相当大きく、シワを深くします。30代半ばを過ぎたら肌をみれば喫煙者とわかるほどです。ぜひ禁煙を。

Q.シワって一度できたらリカバリー不可能?
A.ちりめんジワなら保湿や抗酸化、ターンオーバー促進で回復のチャンスあり
ちりめんジワ程度なら、保湿でかなり目立たなくなります。ターンオーバーを促進するレチノールなどの抗酸化成分も効果的。ただ、大ジワやたるみをなかったことにするのは難しいのが事実。積極的に改善を考えているなら、ボトックス・ヒアルロン酸、ハリを高める照射治療がおすすめです。美容医療の手を借りましょう。どの施術も医師の診立てと技術で結果に大きな差が出ます。信頼できる医師に相談を。

関連施術:お悩み別 シワ


Q.目が疲れていると、目元のシワも増える気が...
A.目を酷使することによる血流障害やブルーライトが、目元の皮膚にも影響する可能性があります。ドライアイになる生活習慣は目周りの乾燥を招くことも。

Q.やっちゃいけない顔グセってある?
A.眉間のシワ、下がり口角、しかめっ面は女が下がる!
普段から自分がなりたい表情でいること。40歳を過ぎたときのシワの現れ方が違います。顔を見ると性格まで透けて見えてしまうと心得て。

Q.紫外線とシワ、ゆるみ、たるみの関係は?
A.紫外線によりコラーゲンが破壊されて老け顔に
肌のハリの決め手であるコラーゲンやエラスチンが紫外線により破壊され劣化すると、シワやたるみにつながります。最近では近赤外線の一部の波長が、深部のたるみに影響している事実も解明されてきました。光対策は万全に、紫外線の多い時季はとくに肌の栄養に欠かせないビタミン類やタンパク質を、積極的に補いましょう。

【毛穴の開き・ニキビの処方箋】

Q.夏になると毛穴の開きが目立つ気がするのはなぜ?
A.毛穴周りの角質が厚くなるせいです。
角質の状態が悪くなると、毛穴の入り口がぶ厚くなるため開いてみえることがあります。毛穴周りの角質が硬くなり、皮脂分泌量が上がることでさらに悪化します。
角質ケアとして、軽いピーリング効果がある拭き取りタイプの化粧水を取り入れたり、定期的に美容皮膚科でケミカルピーリングを受けるなどして、ターンオーバーを高めると良いでしょう。毛穴の黒ずみを指で押したりすることは、肌を傷めるので厳禁です。

関連施術:お悩み別 毛穴の開き、黒ずみ


Q.ニキビの炎症を早く抑えるのは?
A.夏は汗や皮脂で菌が増殖しやすく、紫外線の刺激もニキビを悪化させます。ひどい炎症は抗生剤の服用などが必要なので、皮膚科を受診しましょう。小さいニキビでも炎症が長引けば難治なニキビ痕になるため、早めの治療が肝心です。日ごろのケアとして、皮脂をコントロールするビタミンB群を補うと、ニキビの予防・改善に効果的です。なかなか食事だけでは補えないので、サプリメントを活用すると良いでしょう。

暑さも湿度も上昇し、肌の疲労がピークに達するこの時期にエイジングの加速を食い止めましょう。
是非、ご一読ください。

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WEB『VoCE』2018年8月6日掲載

特集「デリケートゾーンのかゆみ止めの使い方に注意して!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

デリケートゾーンにかゆみを感じても、患部を診せるのが恥ずかしくて病院に行けない......。そんな時に自己判断で市販のかゆみ止めを使っていませんか?「市販のかゆみ止めを軽い気持ちで常用するのは危険です!

【デリケートゾーン近辺も水虫になる!?って知っていた?】
デリケートゾーンやデリケートゾーン近くのそけい部にかゆみを感じる原因はさまざまです。特に女性の場合は、月経やおりものの影響で、デリケートゾーンがかぶれやすく、湿疹が治りづらいことも少なくありません。蒸れやすい部位なので、常在のカビ『カンジダ』が増えて皮膚炎を起こし、かゆくなることもあります。
また、実は水虫も原因のひとつなのです。みなさん、水虫といえば"足にできるもの"と思い込んでいないでしょうか? 足に水虫があればそけい部にも伝染し、それが原因でデリケートゾーンやそけい部にかゆみを引き起こしている場合もあります。
同じデリケートゾーンでも、かゆみの症状やその原因によって対処法は違います。しかし、病院にかかるのが恥ずかしいからといって市販のかゆみ止めを使用している女性が少なくありません。気軽に購入できるデリケートゾーン用のかゆみ止めですが、実は長期間、市販のかゆみ止めを使い続けることは、医者の立場から見るととても危険なことなのです。

【市販のかゆみ止めを安易に使い続けると大変なことが!】
デリケートゾーン用のかゆみ止めの主成分は非ステロイド消炎鎮痛剤(NSAID)です。ステロイドは怖いけれどNSAIDなら安心だと思っていませんか?しかし、この成分へのかぶれ(接触性皮膚炎)が意外に多いのです。かゆみを止めるために塗っているうちに、感作され(抗体ができて)かぶれてしまい、もともとの湿疹なのかかぶれなのかよく分からないけど真っ赤でグジュグジュになって皮膚科専門医のもとにようやくいらっしゃる例をたくさん経験しました。

赤ちゃんのオムツかぶれきっかけというパターンも本当に多く、小児科の先生には安易にブフェキサマク軟膏(アンダーム軟膏)を処方しないよう何度もお願いしていたのですが、ついに、2010年5月に販売中止になりました!現在でも、イブプロフェンピコノール(スタデルム軟膏・クリーム、ベジカム軟膏・クリーム)やウフェナマート(フエナゾールなん軟膏・クリーム、コンベック軟膏・クリーム)などは販売継続、処方されており、接触皮膚炎はブフェキサマクほど高頻度ではありませんが存在します。
その上、NSAIDには、湿疹を治す力はほとんどないので皮膚科専門医は通常処方しません。
さらに、一部の市販のかゆみ止めには、リドカインという麻酔薬が含まれています。麻酔で患部を麻痺させることでかゆみを抑える効果があるので、市販の虫刺され薬などにも含まれています。
みなさん、麻酔薬が入っていると知らなくて市販薬を買っていらっしゃると思いますが、外性器周り(デリケートゾーン)の薄い皮膚や粘膜付近に高濃度のリドカインを含むかゆみ止めを毎日塗り続けると、麻酔成分による重症なアレルギー症状が出るリスクが高くなることをご存知でしょうか? さらに、虫刺されでかきこわして皮膚のバリア機能が壊れているところに薬を塗れば、よりその成分が浸透し、アレルギー症状が現れるリスクが高くなります。
麻酔成分に抗体ができると、ニュースなどでも話題になる「アナフィラキシーショック」を起こすこともあります! 血圧の急激な低下や意識障害などの重篤なアレルギー症状を発症し、命の危険さえあるのです。また麻酔成分でアナフィラキシーショックを1度発症すると、それ以降、最も一般的な麻酔薬『リドカイン』系統を全て使用できなくなるので、緊急手術などへの対応が遅れる危険性も高まります。

【デリケートゾーンのかゆみは恥ずかしがらずに皮膚科医】
ネットではこの麻酔成分・リドカインによるしびれを利用して、男性の早漏防止の裏技として使い方が話題になっているようです。リドカインを含むデリケートゾーン用かゆみ止めの市販薬を陰茎部に塗ると、そこがしびれることで感覚がにぶり、射精までの時間が長くなるという口コミがあります。陰茎部にこの薬を塗った男性が避妊具を使わずに性行為を行った場合、女性の膣内の粘膜に麻酔薬が直接付着します。粘膜は普通の皮膚とは違い吸収率が高いので、デリケートゾーンに塗る以上にアレルギー症状を起こす危険が高くなることも考えられます。
女性が知らないところでも市販薬が使われ、自分自身でも毎日使っていたら......。麻薬成分入りのかゆみ止めを使う機会が増えるほど、想像もしなかったような危険が起こることを知っていて欲しいと思います。
ですから、恥ずかしいからと言って病院を避けて市販薬を使い続けずに、ぜひ皮膚科専門医のいる皮膚科を受診してください。
そして、早漏対策として、麻酔薬の目的外使用はせず、泌尿器科医師にご相談ください。
(当院ではご対応していないので、あしからず。)
実は皮膚科にいらっしゃる患者さんの1~2割は、デリケートゾーンを含むプライベートパーツのお悩みを抱えています。デリケートゾーンのかゆみは早期に対処すれば、リスクのない方法ですぐに治すことができます。

是非、ご一読ください。

2018年7月23日

雑誌『InRed/インレッド』2018年8月号 (7月7日発売 掲載ページP112~113)

特集「暑い季節を気持ちよく過ごしたい 涼やかな雰囲気を纏う夏のデオドラントケア」

清潔感のあるボディで好印象
汗をこまめにオフして爽やかな状態をキープ
少し動いただけで汗をかく夏は、いつの間にか汗臭くなることがあります。けれど、汗そのものは本来、無臭です。汗は〝全身から出て体温調整するエックリン汗〟と、〝わきや外性器周りなどの部分的に出るアポクリン汗〟があります。アポクリン汗はたんぱく質を多く含み、これが常在菌によって分解されることでにおいに変わります。わきは臭いの強い汗が留まりやすく、汗の蒸発とともに広がるので周りの人にも気づかれやすくなります。対策としては、わきの汗を抑えることや汗をかいたら早めに拭き取ること。これだけでもかなり軽減されます。

(対策1)
汗そのものをブロックする
いつどこでも手軽に使えるのが制汗剤やデオドラントアイテム、精油の香りでケアするエチケットスプレー。わきの汗を止めても、他のパーツで調整するので体に影響はありません。制汗剤は汗ジミ対策もできるので便利です。
(対策2)
汗をすばやく吸収する
汗が肌に留まる時間が長いほど菌の分解が進むので、吸汗性のインナーやパッドを使うのも賢い選択。ミネラルを含む汗は、乾いたハンカチでは取れ切れません。拭くときはボディシートや濡れタオルなどがおすすめです。
(対策3)
生活習慣を見直して体質改善
1 肉や辛いものを食べすぎない
脂肪が多い肉やニラ、スパイスなどをよく食べる人は体臭が強くなりがち。焼肉やステーキ、アジア料理はほどほどに。

2 体臭を強めるタバコは控える
皮脂が酸化することも体臭の原因のひとつ。ストレスや加齢、暴飲暴食はもちろんのこと、タバコも酸化を進め、においを強くさせます。

<足のにおい>
丁寧にケアすれば素足に自信が持てる
1日中はいた靴を脱いだときにモワッと立ち上がる足のにおい。これも汗が常在菌によって分解されることで発生します。

パンプスやスニーカー、ストッキングなどで通気性が悪いと、汗がこもって靴のなかは蒸し風呂状態。すると常在菌が増えて汗の分解が進み、においが蓄積されます。

また、夏は水虫にも注意が必要で、深刻化すると皮がふやけて悪臭を放ちます。ムレによるにおいも水虫も対策としては、汗がこもらないようにすること。そして、同じ靴ばかりを履かないことです。

古い角質もにおいの原因になるので、毎日しっかり洗い、定期的な角質ケアも行いましょう。角質や汚れは靴のインソールにも付着するので、帰宅後は固く絞った布やアルコールなどでインソールを拭いておくことも大切です。

●朝出かける前のフットケアを習慣化
靴を履く前はにおいの元となる汗にアプローチするアイテムを活用。制汗剤やクールジェルを塗るほか、汗を吸収する使い捨てインソールを忍ばせるのもおすすめです。

●外出先で靴を脱ぐ前に消臭アイテムで応急処置
一番困るのが、座敷での食事やホームパーティ。手軽ににおいケアできるフットシートやスプレーは〝バッグに常備〟が夏の常識です。

●入浴時に専用ソープで洗う
汚れや古い角質はその日のうちにしっかりオフ。足の指の間は汚れが溜まりやすいので、手を使って丁寧に洗いましょう。

●その他のケア
週1で丁寧なケアとバスマットの交換
足の爪裏も汚れが溜まるので、週1回ブラシ洗浄を習慣化しましょう。また、湿ったバスマットは菌の温床となるのでこまめに洗濯を。

お風呂が面倒な日は足湯で代謝アップ!
1日動いた足は汚れや汗、雑菌でいっぱい! 疲れていても足だけは洗うのが賢明です。代謝が上がることでにおいも軽減されます。

気温が上がり湿度も高くなるこれからの季節。デオドラントケアを習慣にしましょう。
是非、ご一読ください。


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オルビス会報誌『Sibro/シブロ』2018年7/8月合併号(P14~19)

特集「正しい知識で賢く美肌に 紫外線とメラニン基礎講座」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

紫外線に無防備にあたってはいけない、メラニンは増えすぎるとシミになることは、多くの人が知っています。でも、そのメカニズムは知らない人が多いはずです。
正しく敵を知ったほうが予防も完璧に。紫外線とメラニンの基礎を確認しましょう。

【1時間目/紫外線のしくみ】
なぜ、紫外線は浴びすぎると危険なのでしょうか?
知っておきたい紫外線の基本中の基本から基礎講座開始です!

そもそも紫外線とは?
私たちが生きている地球は、太陽から振りそそ太陽光線の恩恵を受けています。太陽光線は、光の波長によって、"紫外線"、"可視光線"、"赤外線"などに分けられます。紫外線はさらに、波長の長い順に、UV-A、UV-B、UV-Cの3つあり、肌トラブルなどに影響するのはUV-AとUV-Bです。

紫外線のピークは3~9月
紫外線は太陽光線なので、季節によって量は異なります。夏に強くなり、冬は弱まります。ですが、上のグラフをみると3月から急激に紫外線量が増加します。紫外線ケアは夏からではなく早めが重要。また、冬でも外出時にはケアが必要です。

紫外線の種類で肌ダメージもこんなに違う!
UV-Aは波長が長く、真皮にまで届いてコラーゲンを破壊し、肌のハリや弾力を低下させ、シワを増やします。UV-Bはエネルギーが強く、ヒリヒリする日焼けや皮膚がんの原因です。メラノサイトを活性化させ、シミやソバカス、くすみなどを引き起こします。

1日のなかでは、昼前後が赤信号
紫外線量は、太陽の位置でも変化します。1日の中で、太陽の位置が高くなる、お昼前後は、太陽光線の量も多くなるため、紫外線量も増加します。
でも、これからの季節は、日照時間も長くなるので、朝夕も紫外線ケアを忘れずに行いましょう。

【2時間目/メラニンのしくみ】
シミのもとと言われる"メラニン"。どうして私たちの身体に存在しているのでしょうか? 敵を知るとつきあい方が見えてきます!

メラニンってなぜあるの?
メラニンというと「シミを作るもと」と私たちには不要のもの、悪いものと思うかもしれません。ですが、もともとは、紫外線を吸収して、肌やからだに紫外線の影響を与えないようにブロックする作用を持っているのです。簡単にいえば、自前のサングラスのようなもの。もしも、メラニンがなければ、強い紫外線が肌の細胞を攻撃することも。からだを守る機能もメラニンは持っているのです。

メラニン色素はこうやって活性化します
メラニンは、肌の表面にある表皮の一番下にある"基底層"という部分にある"メラノサイト"という色素細胞で作られます。メラノサイトは、アメーバーのように手足が伸びた形をしています。紫外線を浴びると、メラニンを作れ、という情報が届き、メラノサイトは、"チロシナーゼ"という酵素のサポートを受けて、メラニン作るのです。

●Check!チロシンキナーゼってなに?
メラニンの生成を引き起こす酵素です。このサポートを受けて、メラニンは黒色メラニンに変化をします。アルブチンやビタミンC誘導体などの美白成分は、このチロシナーゼの働きを抑える作用があり、注目されています。

●メラニン生成の3ステップ
1. チロキシナーゼが活性化し、チロシンがメラニンに変化

2. メラニンが濃くなる

3. シミが沈着する

メラニン色素とシミの関係
メラニンが生成されても、表皮が生まれ変わるいわゆるターンオーバーのサイクルがきちんと保たれていれば、シミとして残りにくくなります。ですが、紫外線を浴び続けることで、メラニン生成にエラーが生じて、過剰にメラニン生成が発生することも。ターンオーバーが追いつかず、シミとして残ってしまうのです。

肌以外にも体中に存在するメラニン色素
メラニン色素は、肌以外にもからだ中に存在しています。目は太陽光線によってダメージを受けないようにメラニン色素が守っています。また、髪の色もメラニン色素の量で違いが。人間だけでなく動物にも同様に存在しているのです。

人種、地域でメラニン色素はこんなに違う
メラニン色素は、人種によって種類と量が異なります。日本人やアフリカ系の褐色の肌や黒い髪は、赤系や黒系の"ユーメラニン"の含有量が多く、白色人種に多いのが黄系の"フェオメラニン"です。フェオメラニンの割合が高いと、紫外線のダメージを受けやすいと言われています。


【3時間目/紫外線対策の素朴な疑問】
これから紫外線がより強くなる季節が到来です。正しく知ってきちんと防御しましょう。

Q.日焼け止めを塗れば十分にガードできる?
A"ミルフィーユ塗り"で鉄壁の防御を!
日焼け止めに書いてあるSPF数値が高さ=防御力の高さですが、塗る量が少なかったり、塗り方が雑でムラがあったり、時間がたってくずれたりすると、数値通りの効果が得られなくなってしまいます。一度肌に塗って、なじんだらもう一度塗る重ね塗りを。また、化粧下地、ファンデーション、パウダーなどすべてSPF表示があるものでミルフィーユ塗りすると、紫外線防御効果はより高まります。

Q. 今更聞けない、SPF、PAってどういう意味?
A. UV-A、UV-Bから肌を守る指標です
SPFは紫外線防御効果を表す数値です。紫外線のUV-Bによって、肌が赤くなるのをどれぐらい防ぐかを示しています。PAは紫外線のUV-Aを防ぐ効果を示していて、+は4段階に分かれ、数が多いほど、効果の高さを表しています。

Q. 日傘で防ぐなどすれば、紫外線の影響は受けない?
A. 反射光により四方八方から紫外線は攻めてきます
夏の強い日差しには、日傘は重要なアイテムです。でも、日傘があれば完璧というわけではありません。日傘で防げるのは、上からの紫外線。紫外線は地表からの反射光があり、あらゆる角度から影響が。日焼け止めでのガードは欠かせないのです。

Q. 洗顔やピーリングでメラニンは落とせるの?
A. ターンオーバーを促進することはできます
ダメージを受けると滞りがちなターンオーバーを促すという意味では、洗顔やピーリングは有効なことも。ですが、シミを取りたいからと力を入れて肌を刺激するのはNG。逆に強い刺激がメラノサイトを活性化させてしまうことも。ターンオーバーを促すケアは、やさしいケアが基本です。また、紫外線は肌を乾燥させるので保湿ケアも充分に行って。

Q. 美白しすぎると肌が弱くなるの?
A. そんなことはありません。防御とダメージのWケアを
美白スキンケアで肌が弱くなるということはありませんが、肌タイプによっては乾燥や刺激が出ることも。肌に合うものをみつけることが大事です。また、美白ケアをしていれば、UVケアはいらないと思っている人がいますが、これは間違い。UVケアと普段の美白スキンケアで、紫外線の防御とダメージケアをセットで行うことが大事です。

Q. どんなスキンケアをすればメラニンに対抗できる?
A. 抗酸化作用、メラニン生成の抑制効果のあるものを選びましょう
基本は、防御とスキンケアです。SPFとPA数値が高い日焼け止めで紫外線を防御。さらに、抗酸化作用やメラニンの生成を抑える作用のあるものでケアを習慣に。また、食生活も重要です。抗酸化作用があるビタミンA、E、Cや肌を作るたんぱく質は積極的に摂るようにしましょう。

紫外線がメラニンを作るので、日焼け止めはとても重要です。しかし、それだけでは紫外線ダメージを完全に防ぎきれません。毎日のスキンケアでバリア機能を高め、紫外線に揺らがない肌を目指しましょう。

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オルビス会報誌『Sibro/シブロ』2018年7/8月合併号(P14~19)

特集「正しい知識で賢く美肌に 紫外線とメラニン基礎講座」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

紫外線に無防備にあたってはいけない、メラニンは増えすぎるとシミになることは、多くの人が知っています。でも、そのメカニズムは知らない人が多いはずです。
正しく敵を知ったほうが予防も完璧に。紫外線とメラニンの基礎を確認しましょう。

【1時間目/紫外線のしくみ】
なぜ、紫外線は浴びすぎると危険なのでしょうか?
知っておきたい紫外線の基本中の基本から基礎講座開始です!

そもそも紫外線とは?
私たちが生きている地球は、太陽から振りそそ太陽光線の恩恵を受けています。太陽光線は、光の波長によって、"紫外線"、"可視光線"、"赤外線"などに分けられます。紫外線はさらに、波長の長い順に、UV-A、UV-B、UV-Cの3つあり、肌トラブルなどに影響するのはUV-AとUV-Bです。

紫外線のピークは3~9月
紫外線は太陽光線なので、季節によって量は異なります。夏に強くなり、冬は弱まります。ですが、上のグラフをみると3月から急激に紫外線量が増加します。紫外線ケアは夏からではなく早めが重要。また、冬でも外出時にはケアが必要です。

紫外線の種類で肌ダメージもこんなに違う!
UV-Aは波長が長く、真皮にまで届いてコラーゲンを破壊し、肌のハリや弾力を低下させ、シワを増やします。UV-Bはエネルギーが強く、ヒリヒリする日焼けや皮膚がんの原因です。メラノサイトを活性化させ、シミやソバカス、くすみなどを引き起こします。

1日のなかでは、昼前後が赤信号
紫外線量は、太陽の位置でも変化します。1日の中で、太陽の位置が高くなる、お昼前後は、太陽光線の量も多くなるため、紫外線量も増加します。
でも、これからの季節は、日照時間も長くなるので、朝夕も紫外線ケアを忘れずに行いましょう。

【2時間目/メラニンのしくみ】
シミのもとと言われる"メラニン"。どうして私たちの身体に存在しているのでしょうか? 敵を知るとつきあい方が見えてきます!

メラニンってなぜあるの?
メラニンというと「シミを作るもと」と私たちには不要のもの、悪いものと思うかもしれません。ですが、もともとは、紫外線を吸収して、肌やからだに紫外線の影響を与えないようにブロックする作用を持っているのです。簡単にいえば、自前のサングラスのようなもの。もしも、メラニンがなければ、強い紫外線が肌の細胞を攻撃することも。からだを守る機能もメラニンは持っているのです。

メラニン色素はこうやって活性化します
メラニンは、肌の表面にある表皮の一番下にある"基底層"という部分にある"メラノサイト"という色素細胞で作られます。メラノサイトは、アメーバーのように手足が伸びた形をしています。紫外線を浴びると、メラニンを作れ、という情報が届き、メラノサイトは、"チロシナーゼ"という酵素のサポートを受けて、メラニン作るのです。

●Check!チロシンキナーゼってなに?
メラニンの生成を引き起こす酵素です。このサポートを受けて、メラニンは黒色メラニンに変化をします。アルブチンやビタミンC誘導体などの美白成分は、このチロシナーゼの働きを抑える作用があり、注目されています。

●メラニン生成の3ステップ
1. チロキシナーゼが活性化し、チロシンがメラニンに変化

2. メラニンが濃くなる

3. シミが沈着する

メラニン色素とシミの関係
メラニンが生成されても、表皮が生まれ変わるいわゆるターンオーバーのサイクルがきちんと保たれていれば、シミとして残りにくくなります。ですが、紫外線を浴び続けることで、メラニン生成にエラーが生じて、過剰にメラニン生成が発生することも。ターンオーバーが追いつかず、シミとして残ってしまうのです。

肌以外にも体中に存在するメラニン色素
メラニン色素は、肌以外にもからだ中に存在しています。目は太陽光線によってダメージを受けないようにメラニン色素が守っています。また、髪の色もメラニン色素の量で違いが。人間だけでなく動物にも同様に存在しているのです。

人種、地域でメラニン色素はこんなに違う
メラニン色素は、人種によって種類と量が異なります。日本人やアフリカ系の褐色の肌や黒い髪は、赤系や黒系の"ユーメラニン"の含有量が多く、白色人種に多いのが黄系の"フェオメラニン"です。フェオメラニンの割合が高いと、紫外線のダメージを受けやすいと言われています。


【3時間目/紫外線対策の素朴な疑問】
これから紫外線がより強くなる季節が到来です。正しく知ってきちんと防御しましょう。

Q.日焼け止めを塗れば十分にガードできる?
A"ミルフィーユ塗り"で鉄壁の防御を!
日焼け止めに書いてあるSPF数値が高さ=防御力の高さですが、塗る量が少なかったり、塗り方が雑でムラがあったり、時間がたってくずれたりすると、数値通りの効果が得られなくなってしまいます。一度肌に塗って、なじんだらもう一度塗る重ね塗りを。また、化粧下地、ファンデーション、パウダーなどすべてSPF表示があるものでミルフィーユ塗りすると、紫外線防御効果はより高まります。

Q. 今更聞けない、SPF、PAってどういう意味?
A. UV-A、UV-Bから肌を守る指標です
SPFは紫外線防御効果を表す数値です。紫外線のUV-Bによって、肌が赤くなるのをどれぐらい防ぐかを示しています。PAは紫外線のUV-Aを防ぐ効果を示していて、+は4段階に分かれ、数が多いほど、効果の高さを表しています。

Q. 日傘で防ぐなどすれば、紫外線の影響は受けない?
A. 反射光により四方八方から紫外線は攻めてきます
夏の強い日差しには、日傘は重要なアイテムです。でも、日傘があれば完璧というわけではありません。日傘で防げるのは、上からの紫外線。紫外線は地表からの反射光があり、あらゆる角度から影響が。日焼け止めでのガードは欠かせないのです。

Q. 洗顔やピーリングでメラニンは落とせるの?
A. ターンオーバーを促進することはできます
ダメージを受けると滞りがちなターンオーバーを促すという意味では、洗顔やピーリングは有効なことも。ですが、シミを取りたいからと力を入れて肌を刺激するのはNG。逆に強い刺激がメラノサイトを活性化させてしまうことも。ターンオーバーを促すケアは、やさしいケアが基本です。また、紫外線は肌を乾燥させるので保湿ケアも充分に行って。

Q. 美白しすぎると肌が弱くなるの?
A. そんなことはありません。防御とダメージのWケアを
美白スキンケアで肌が弱くなるということはありませんが、肌タイプによっては乾燥や刺激が出ることも。肌に合うものをみつけることが大事です。また、美白ケアをしていれば、UVケアはいらないと思っている人がいますが、これは間違い。UVケアと普段の美白スキンケアで、紫外線の防御とダメージケアをセットで行うことが大事です。

Q. どんなスキンケアをすればメラニンに対抗できる?
A. 抗酸化作用、メラニン生成の抑制効果のあるものを選びましょう
基本は、防御とスキンケアです。SPFとPA数値が高い日焼け止めで紫外線を防御。さらに、抗酸化作用やメラニンの生成を抑える作用のあるものでケアを習慣に。また、食生活も重要です。抗酸化作用があるビタミンA、E、Cや肌を作るたんぱく質は積極的に摂るようにしましょう。

紫外線がメラニンを作るので、日焼け止めはとても重要です。しかし、それだけでは紫外線ダメージを完全に防ぎきれません。毎日のスキンケアでバリア機能を高め、紫外線に揺らがない肌を目指しましょう。

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2018年(7月〜9月)のメディア掲載情報

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WEB『@cosme/アットコスメ』「教えて!トモコ先生」

資生堂薬品「サンメディックUV」のブランドファンクラブ内での慶田院長監修のブログ「教えて!トモコ先生」が掲載されました。

(2018年7月23日更新)
【日やけ後のアフターケアとインナーケア】
もうこれ以上、紫外線ダメージを肌に残さないために、日やけしてしまった日のアフターケア、紫外線に負けない肌を育むインナーケアについて。
■日やけ止めは、こまめに塗り直す!

「夏は、アウトドアレジャーやマリンスポーツを楽しむ事が多くなりますが、1~2時間ごとにウォータープルーフの日やけ止めを塗り直してください。海やプールで泳ぐときは、ときどき水を飲んだりして休憩を挟みますよね。そのタイミングで日やけ止めも塗り直すように習慣づけましょう」

「また、ちょっと外に出ただけでも汗をかいて、タオルで拭いたりしますよね。これだけ暑いと、せっかく塗った日やけ止めも取れてしまいます。汗をかきやすくなったら、日やけ止めのこまめな塗り直しを意識しましょう」


■日やけしてしまったら、正しくアフターケア

「屋外で過ごした後、肌が赤くほてっているのは、強い紫外線ダメージを受けたことを意味します。肌が炎症を起こしているので、まずは水で冷やして炎症を落ち着かせます。長時間冷やし続けていると肌のバリア機能が下がるので、30分経ったら保冷剤を乾いた薄いガーゼなどで包み直しましょう」

「あまりにもヒリヒリするときは、市販の消炎鎮痛剤を飲むのも1つの方法です。日やけ後1週間は、保湿すること、患部を刺激しないことを心がけてください。ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けましょう」

「日やけは、時間が経つと炎症部位が黒くなって、皮が剥けることも。皮がペロンとめくれていると、どんどん剥いてしまいたくなる衝動にかられますが、無理に皮を剥くのは肌ダメージにつながるので絶対にやめて!次の皮膚が準備していますし、古い皮膚は自然に脱落するので、触れずに放っておきましょう」

「紫外線を浴びた肌は乾燥するので、しっかり保湿することも忘れずに。バームやオイルより、水分を抱え込む効果のある保湿をしてください。セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、加水分解コラーゲン、多糖類、グリセリンなど複数の保湿成分を組み合わせたものがよいでしょう。また、日やけ後は体の免疫力が低下しやすいとき。だるくなったり、風邪をひいたりしやすくなるので気をつけてくださいね」


■夏におすすめのインナーケア

「8月は夏バテを起こしやすいとき。体の具合が悪いのに肌状態が良いということはまずありません。体調を整えることはスキンケアの一環。インナーケアで体の中から整えましょう」

「意識して摂りたいのは、ビタミンA・C・E、ポリフェノールなどを含む抗酸化力の高い食べ物です。パプリカ、にんじん、ブロッコリー、トマト、小松菜、ベリー類などを積極的に摂りましょう。迷ったら、色の濃い野菜を選んでおけば間違いありません。野菜は蒸して温野菜にすると、ビタミンを壊さず、量もたくさん摂ることができます。吸収をよくするという意味では、腸内環境をよくすることも大切。ヨーグルト、味噌などの発酵食品も一緒に食べて、腸内環境を整えましょう。ほかには、今が旬のスイカもおすすめ。抗酸化力が高く、カリウムも豊富でデトックス作用も期待できますよ」

「肌と体の健康のためには、タンパク質も欠かせません。卵、紅鮭、サーモンなどがおすすめです。卵はどんな調理法でもかまいません。毎朝、ゆで卵や目玉焼きを食べるようにするとよいでしょう。紅鮭やサーモンは、抗酸化作用のあるアスタキサンチンが豊富。ビタミン類とあわせて、積極的に摂取しましょう」


(2018年8月30日更新)
【UVケアを習慣づけるには?】
紫外線対策をわかりやすく解説、慶田院長自信も実践しているUVケア習慣をレクチャー。「UVケアの重要性はわかっているけど、面倒くさくて習慣にできない・・・」という方は必見です!
■紫外線を甘くみていると、10年、20年後に後悔するかも!?

「【光老化】という言葉をご存じですか?肌が老化する原因の約8割は、紫外線などの太陽光によるものと考えられています。紫外線の中でも特にUV-Bは肌細胞のDNAを傷つけ、シミなどの原因に。長期的には皮膚がんを引き起こすリスクもあります」

「日やけ止めなどで紫外線対策をするということは、単にシミを防ぐためだけでなく、皮膚がんのリスクを減らすためにも必要なこと。紫外線は細胞を傷つけ、免疫力を低下させます。健康のためには、大人も子供も、女性も男性も、老若男女を問わず紫外線対策が必要だということをぜひ覚えておいてください」

「特に子供はお日さまが大好き。だからといって、日やけ止めも塗らずに大量の紫外線を浴びていると、細胞が傷つき発がんリスクを高めます。子供の健康を考えたら、素肌を紫外線にさらさないように大人が気をつけてあげるべきですね」


■日やけ止めを習慣づけるコツとは?

「朝、ゴミ出しをする数分だけのために、わざわざ日やけ止めを塗るのは面倒だと思っていませんか?しかし紫外線を浴びる量というのは、毎日リセットされるわけではなく、一生積み重ねられていくもの。すっぴんで紫外線を浴びる時間が1日2分だとしても、1カ月合計では60分。つまり、無防備なまま1時間日光浴をしているのと同じ結果になるんです。それを毎日、10年、20年と続けていたら肌はどうなるか・・・考えただけでドキッとしますよね」

「1番よいのは、日やけ止めを毎朝のスキンケアに組み込んでしまうこと。外出する・しない、メークする・しないに関わらず、朝のスキンケアの最後には日やけ止めを塗ると決めてしまいましょう。そうすれば、ゴミ出し、新聞取り、洗濯物干し、子供の幼稚園の送迎などちょっとした外出のたびにいちいち塗る手間が省けます。また、窓ガラスやレースのカーテンを透過して室内に入ってくる紫外線も防げます」

「日やけ止めなどUVケアグッズは、外出時にさっと使えるよう、ポーチの中はもちろん、玄関、車の中、自転車のカゴ、ベビーカーなど、ありとあらゆるところに配置するのが習慣化するコツです。私の場合、自転車のカゴには帽子とUV手袋、ベビーカーには日やけ止めを入れています」


■「日やけ止めは1日の間に数回塗り直すもの」と心得る

「日やけ止めは、朝塗ってしまえばOKというものではありません。時間が経つと紫外線防御力は下がりますし、汗や皮脂で流れてしまったり、衣服でこすれて落ちることもあります。屋内にいる時間が長い方でも、お昼ぐらいには塗り直しましょう。会社員の方がランチで外に出るときは、その前に塗り直すのがおすすめです」

「長時間外にいるときは、日やけ止めだけでなく日傘や帽子も併用します。また、外を歩いていて暑くなったら、上着を脱いで半袖になることもありますよね。そんなときは面倒くさがらずに、腕に日やけ止めを塗りましょう。もし日やけ止めを持っていなかったら、コンビニなどでも売っていますので躊躇せずに!今日ぐらいはいいかと油断して、紫外線対策をおろそかにすると、皮膚の健康も美しさも損なわれて、美容医療の手をかなりかけなくてはならなくなりますよ」

是非、ご一読下さい。

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雑誌『家庭画報』2018年10月号(9月1日発売 掲載ページP212)

特集「人生100年"見た目"のアンチエイジング"若さ"はコントロールできる」に当院の『ピコレーザー治療(ピコウェイ)』が紹介されました。

今や人生は100年時代!ならば50代は折り返し地点に立ったばかりです。これからの人生をより豊かに過ごすためには、"見た目の美しさ"は大切な要素です。美容医療やスキンケア、メイクで、誰からも好印象を持たれる顔作りと、若さをコントロールすることこそ、これからのアンチエイジングなのです。

【美容医療で肌色の陰りを取り、肌質を若返らせる】
美のバランスを左右するほど、肌色と肌質は重要です。シミやくすみを消し去り、均一な肌色に整えるレーザー治療などの美容医療を、今から定期的に取り入れていくと、5年後、10年後に差がつきます。

●美しい肌作りと老化速度を弱める治療は今すぐ始めたい
レーザーなどによるマイルドな照射治療を続けていると、老化を遅らせることが分かってきました。また、メラニン量が少なくなるとハレーション効果が生まれます。特に、50代以降は顔だけでなく、首からデコルテまで照射すると、自前のレフ板効果で浅めのシワは飛んでしまいます。肌は投資した分だけのリターンがあり、美に関するQOL=ビューティーQOL(クオリティオブライフ)は上がります。これからの人生をごきげんで暮らすための若返り=肌質改善は必須です。

≪2つのレーザーの組み合わせで濃いシミ、くすみを解消し、なめらかな肌に≫
レーザートーニングの進化版、『ピコトーニング』は、メラニン色素を少しずつ分解・排出して肝斑やシミ、肌全体のくすみを取り除き、明るくクリアな美肌に変えていきます。『ピコフラクショナルレーザー』は、レーザートーニングより熱エネルギーの高いモードで小さな点状に照射します。皮膚表面には傷をつけずに真皮内に微細な傷を作り、自己再生機能のスイッチを入れて肌を若返らせます。ちりめんジワやニキビ跡の凹凸など難治性のダメージも改善させる効果があります。
1〜2か月で見違えるほど明るく、キメの整いピンとハリのある肌に変わります。顔全体のくすみ、肝斑や濃いシミも改善するので人気の高い施術です。1〜2か月間隔で2〜5回程度照射すれば、毛穴の開きも目立たなくなります。

ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)』 
ピコトーニング+ピコフラクショナルレーザー(BENEV導入込み)
顔全体トライアル\52,000

是非、ご一読下さい。

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雑誌『Numéro TOKYO/ヌメロ・トウキョウ』2018年10月号(8月28日発売 掲載ページP216)

特集「思わず二度見したくなる後ろ姿美人へ!」
に当院の『脂肪溶解注射(ミケランジェロ)』が紹介されました。

【美尻になるための最新メソッド】
お尻が垂れて、下着を履いたときにパンティからボテッと段になってはみ出す脂肪(バナナロール)には、脂肪溶解注射が効果てきめん。1回でもセルライトの質感がなめらかになるなど施術効果が高いメニューです。

当院では、「ミケランジェロ」という薬液を使用しています。
主成分は、ホスファチジルコリンとデオキシコール酸Na(ナトリウム)です。脂肪燃焼を促進させるカルニチンも含まれているため、脂肪燃焼と脂肪細胞膜を溶解させる効果が高く、脂肪細胞の数自体も減らし、セルライトも改善します。それでいて従来の脂肪溶解注射と比べて腫れや痛みが少ないのが特徴。また、デオキシコール酸Na※には肝臓機能を活性化する効果があり、肝障害などのリスクが低い安全性の高い薬液なのです。
※注)デオキシコール酸Naとデオキシコール酸は全く異なるのでご注意ください。デオキシコール酸は肝障害のリスクが高くお勧めできません。

デオキシコール酸Naは脂肪細胞膜を溶解する成分で、"脂肪の数"を減らしつつ脂肪を溶かして燃焼させるため、注射部位はリバウンドしにくくなります。ホスファチジルコリンは脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解し燃焼させます。脂肪燃焼を促進するカルニチンとのトリプル効果が満足度の高いゆえんです。1回施術ごとに確実にサイズダウンし、急激なダイエットにありがちなリバウンドの心配もいりません。

1回の施術は1ブロックあたり約5分。注射というメゾットだから、ニッチな部分までしっかりカバーでき、部分痩せのようなボディデザインも得意な施術です。メスを使わないので、施術が終わったらすぐに日常生活に戻ることができ、通常2~3週間くらいから効果があらわれます。

今回の体験は、ショーツから段になってはみ出すお尻と、太ももの境目の脂肪がお悩みのケースでした。1回目の施術から2週間くらいで徐々に効果を感じ、セルライトの凸凹がスムーズに。広がって垂れた印象だったお尻が丸く弧を描いてヒップアップ。脚もスッキリ細くみえるようになったと、効果にご満足いただきました。

厚着になる秋冬は脂肪溶解注射のチャンスです。2週間毎に3~4回の施術がお勧めなので、「ここまでに細くしたい!」とご予定が決まったら早めにご予約くださいね。

脂肪溶解メソセラピー(脂肪溶解注射)

是非、ご一読ください。

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雑誌『VERY』2018年10月号(9月7日発売 掲載ページP368~211)

特集『今どきは「オイルクレンジングで肌育」』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

こすることがシミ、シワ、沈着のもと。
〝高洗浄力で時短〟なクレンジングが肌には重要

摩擦やメイク残りは肌トラブルの元にも。〝時短で高洗浄力〟のオイルクレンジングは、
皮膚科医から見ても「いい選択」!
オイルクレンジングは、必要な油分を取りすぎると言われたこともありますが、ベタつく、刺激が強いなどのマイナスイメージは昔のこと。今のクレンジングはそういったことはないので、患者さんには全タイプのなかで一番高い洗浄力のオイルクレンジングを推奨しています。患者さんの肌を拡大鏡で見てみると、ラメやファンデが肌に残っていることが多く、そのメイク残りはキメや透明感の低下、毛穴目立ちに繋がります。逆にこすりすぎて目元が黒ずんでいたり、肝斑やシミが悪化、ちりめんジワになっている人も。

クレンジングで肌に負担をかけている人は非常に多く、主にこすりすぎが原因。日々、ダメージを重ねないためにも、クレンジング選びは大切です。ミルクタイプで長い時間をかけるより、洗浄力が高いオイルクレンジングですばやくメイクオフがおすすめ。当院では、医療機関で扱うナビジョンDRのクレンジングオイルを使用しています。肌に優しくなじませるだけで、潤いを残しながら短時間でアイメイクまで落とせます。


クリニック専用化粧品

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雑誌『美ST』2018年11月(9月17日発売 掲載ページP92~93)

特集『"なんだか調子悪い„は今年の猛暑のせいでした「肌の熱中症」があったなんて!』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

とても暑かった今年の夏。体の熱中症は連日ニュースになりましたが、当然肌も大ダメージを負っています。何だかスキンケアしていても化粧品が入っていかない、くすみが晴れない...不調を感じているなら、それは〝肌の熱中症〟かもしれません。

【肌の熱中症ってどんな症状?】
●症状1
カラカラの〝脱水症状〟
紫外線、エアコン、汗刺激などで肌表面に軽い炎症が起こると、バリアが壊れて水分保持ができなくなってしまいカラカラ状態に。湿度が高く、汗ばむ夏でも肌は乾燥しています。
●症状2
UV-Bで〝酸化〟
強力なUV-Bを浴びると体内で活性酸素が増えてDNAを傷つけます。さらに炎症性サイトカインが発生してメラノサイトが活性化。シミが増えたり、肝斑やそばかすが濃くなります。
●症状3
チリチリする〝塩害〟
汗を拭き取らないと、水分が蒸発した後、塩分などが濃厚になって肌表面に残り、肌の刺激に。何となくムズ痒さを感じたり、汗疹(あせも)や赤いプツプツ(汗荒れ、湿疹) が発生したりします。
●症状4
肌がゴワつき〝毛穴崩壊〟
紫外線をはじめ様々な刺激に晒されると、乾燥するため肌は角層を厚くしてバリアを補おうとします(角質肥厚)。すると毛穴詰まり、毛穴開大、毛穴黒ずみの原因になります。

≪肌の熱中症危険度チェック≫
1つでも該当したら要注意。日焼け対策は基本のキ。夏だからと言ってついついさっぱり、スッキリ系を選びがちなスキンケアや食生活など日常生活の見直しも必要です。

☑夏はそうめんなど、喉ごしのいいものばかり食べていた
☑ベタつくのがイヤで、夏は化粧水やジェルくらいしか塗らない
☑夏の寝苦しさから睡眠不足が続いた
☑汗をかいた後に洗い流したり拭き取ったりしていない
☑元々、乾燥肌で肌が痒くなることはことがある
☑日焼け止めはさっと一度塗り、塗り直しはしない
☑タバコを吸う、またはタバコを吸う人と一緒に過ごすことが多い
☑野菜や果物が苦手
☑この夏もマラソンなどアウトドアのハード系スポーツを楽しんだ
☑剥がすタイプの毛穴パックやスクラブ、洗顔ブラシを愛用している
☑タンパク質を積極的に摂っていない

≪夏の後始末は今こそしっかり!秋冬の肌に差がつきます≫
強い紫外線を浴びて角質肥厚した肌のゴワゴワや毛穴目立ち、吹き出る汗で湿疹ができる汗荒れ、この暑さだと頼らざるをえないエアコンで乾燥......。
夏の終わりに現れるこれらの肌不調のほとんどは、体がそれらの外的要因から自らを守ろうとして起こっていることです。ですから劇的なケアを探すより、自分の肌で何が起こっているのかを見極めて、基本的な対処をするのがオススメです。体の内外から保湿して、肌を柔らかくしましょう。

〝脱水症状〟
エアコンや紫外線による脱水症状は徹底保湿でバリア機能をアップ
肌の水分量を増やしてプリッとしたハリ感を回復させてくれるアイテムを体の内外から投入しましょう。
保湿効果と抗酸化作用が高いビタミンACEを配合したオイルがおすすめ。角質のバリア機能を強化し、さらに肌を紫外線から守る効果もあります。
内側からのケアにはセラミド含有のサプリメントなどを取り入れてみましょう。
・エンビロンモイスチャーACEオイル100ml¥8,000
関連リンク:クリニック専用化粧品 

〝酸化〟
真皮層から抗酸化力アップで、メラノサイトの活性を防いで
飲む日焼け止めは、実は抗酸化作用が高い成分が複数高配合。日焼けする前はもちろん、後から飲んでも効果があります。目の日焼けも防いでくれるのでおすすめです。
飲む日焼け止めブームの火付け役。主成分はファーンブロック。
・ヘリオケア 30カプセル¥6,000
関連リンク:ヘリオケア 
〝塩害〟
〝汗荒れ〟が起きたら肌を入院させ、化粧水を「経口補水液」に
肌が炎症を起こして敏感なときは、攻めの成分は要りません!カラカラの砂漠に水分補給してあげる気持ちで優しくケアしましょう。
天然セラミドを主成分とするオリジナル保湿クリーム。
・セラミドバリアクリーム 30g¥5,000
関連リンク:院内調合オリジナル化粧品
肌の水と類似する組成の補充水。
・メディコル スキンウォーター 35/34¥3200

〝毛穴崩壊〟
角質肥厚のゴワつきや黒ずみは美容医療のチカラを借りて払拭!
既にゴワついたり、しぼんでしまった肌には、再生を促す施術を受けるのが手早い方法です。
9本の極細針が付いた機器で微細な穴を開け、成長因子を導入。その創傷治癒力を利用して肌を再生。ハリと弾力を高め、滑らかな肌へと導きます。
・ダーマペン 全顔¥2800〈初回価格〉
関連リンク:ダーマペン

夏のお疲れ肌は、スキンケアによる保湿と、野菜とタンパク質などバランスのとれた食事で体の内外からケアしましょう。食べ物だけは不足しがちなビタミン類や抗酸化作用のある成分は、サプリメントで補うのもOK。
肌に疲れが残ってしまったら、美容医療でいち早くリカバリーしましょう。

是非、ご一読ください。

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雑誌『Domani/ドマーニ』2018年10月号(9月1日発売 掲載ページP224~225)

特集「酷暑の後の開ききった今こそケアしどき。医師&美容プロ10人がずばり答えます。夏の終わりは"毛穴"ケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

紫外線を浴び続けた夏が終わり、ふと気づけばTゾーンは詰まった毛穴でザラザラ、頬は開いた毛穴でオレンジの皮のよう!空気が乾燥する秋になると一気に目立ち始める、毛穴の悩みは、放っておくと悪化する一方です。気づいた時がお手入れのしどきです。

≪年を重ねるごとに増える、女の毛穴悩み。40代の肌には3種の毛穴が混在している!≫
① 詰まり毛穴
皮脂と古い角質が混ざって毛穴を詰まらせた状態。鼻や眉間、あごなどの皮脂分泌が多いエリアに目立つ毛穴です。毛穴の中で代謝して剥がれた古い角質と皮脂が混ざり、"角栓"となって毛穴を詰まらせます。放置するとどんどん大きくなります。

② 黒ずみ毛穴
詰まり毛穴を放置すると表面が酸化して黒ずみます。詰まった角栓も日々の洗顔で表面を少しずつ落とせていれば問題ないのですが、洗顔が疎かだと、表面が酸化して黒ずみます。こうなると角栓は硬くなり、頑固で落ちにくい状態になります。

③ たるみ毛穴
コラーゲンが弾力を失い、密度も低下して、毛穴が伸びてしまいます。頬の内側に多く見られる毛穴の状態で、真皮のハリを保っていたコラーゲンやエラスチンが弾力を失い、密度が低下すると、肌が重力に負けてたるみ、毛穴が開きます。進行すると伸びて涙型になります。

≪お手入で改善させつつ、プロの手も取り入れてメンテナンスを≫
毛穴とは、読んで字のごとく毛が生えている穴のことです。体の毛穴の場合、穴から毛が生えていて、毛を乾燥させないための皮脂腺が横に付属しています。ところが顔の場合、毛自体は退化してしまい、ほとんどが産毛の状態ですが、皮脂腺はからだのより顔の方が大きくなっています。その為、顔の方が皮脂が多く出る分、体にはないテカリやベタつきが出やすく、毛穴のトラブルも発生します。
肌表面と同様、毛穴の中でも角層の代謝が行われているので、皮脂と古い角質が混ざって"角栓"となり、毛穴を詰まらせますが、それを放っておくと、大きく硬くなって毛穴を開かせてしまいます。さらに、表面が酸化して黒ずみ毛穴になります。
これらを防ぐには、日々のきちんとした洗顔が大切です。
そして、もうひとつアラフォーの悩みと言えば、頬のたるみ毛穴です。肌がたるむと皮膚が重力で伸び、頬の大きな毛穴は引っ張られて目立ちます。保湿やハリを与えるケアなどで多少目立たなくはなりますが、根本改善は難しいものになります。医療の力も取り入れていきましょう。

≪毛穴ってどうしたら小さくできる?≫
毛穴が詰まっていたり、たるんでいたりすると不潔な印象を与えることもあります。ついあれこれお手入したくなりますが、間違ったお手入れは逆効果になる可能性があります。

Q、詰まった毛穴は押し出してもOK?
A、軽く表面だけならOK。でも力の入れ過ぎには注意!
洗顔後、角質が表面に飛び出していたら、それを軽く指で押して取り去る分には問題ありません。ただし、内出血するほど強く押したり、指で角栓を絞り出したりするのは、肌を傷つけるのでやめましょう。かえって毛穴にダメージを与え、広げてしまう原因にもなります。当院人気の『アクアフェイシャル』なら、ビーリングと吸引で頑固な詰まり毛穴もケアできます。

Q、毛穴の詰まりをなくすには、やっぱりパック?
A、剥がすパックは卒業して、毎日の洗顔をしっかりと!
角栓をとるパックは、周囲の肌にも負担がかかります。特にアラフォーの肌はバリアが弱いので絶対にNGです。日々の洗顔で少しずつ取り去ってください。当院の『GAローション』なら毎日の拭き取りケアで、毛穴詰まりを改善します。

Q、たるんだ毛穴は、お手入で元に戻りますか?
A、効果的なお手入はありますが、たるみを巻き戻すのは難しいです。
ビタミンCやビタミンAなどコラーゲンを増やす成分をお手入に取り入れるのは、たるみ予防に有効です。保湿ケアをしっかりしても毛穴が目立たなくなりますが、今のたるみを巻き戻すのは難しいです。定期的なたるみ治療を取り入れるのも一案です。

Q、洗顔料を使わないほうが、毛穴が目立たなくなるって本当?
A、角栓が悪化します!朝も夜も洗顔料できちんと洗いましょう。
肌が乾燥するから朝はぬるま湯ですすぐだけ、という声もよく聞きますが、毛穴詰まりが気になるなら、洗顔料できちんと洗わないと角栓は取れません。よほど乾燥して毛穴がほぼ目立たない人以外は、朝も夜もしっかり洗顔しましょう。

Q、秋になったら毛穴が目立つ...紫外線はやっぱり関係ありますか?
A、紫外線はたるみと乾燥の原因です。毛穴も目立ちにつながります。
老化の原因の多くは紫外線です。肌深部の真皮層にダメージを与えてたるみを引き起こし、表面の乾燥を招きます。すると、たるみ毛穴が悪化したり、角栓が詰まりやすくなります。秋も日焼け止めをしっかりと塗りましょう。

紫外線対策など、毎日のケアだけでなく美容医療での治療でさらに毛穴の目立たない肌を目指しましょう。
『毛穴の開き・黒ずみ』
『たるみ』
『アクアフェイシャル』

ご参考に、ご一読ください。

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雑誌『STORY』2018年10月号(9月1日発売 掲載ページP314~317)

特集『美しき同世代女医さんに リアル「女性ホルモン対策」聞いてみた』に慶田院長のプライベート取材記事が掲載されました。

そもそも「女性ホルモン」とは、女性特有の体つきや生理周期など体のリズムや妊娠・出産に大きな影響を与えるホルモンのことです。
人間の体を調整するホルモンは数多くありますが、女性ホルモンは、卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンの2種類あります。その分泌量は年齢と共に大きく変化し、20代後半から30代前半がピークで、それ以降は低下し一般的に45~50歳くらいで急激に減って閉経します。この閉経をはさんだ前後5年の合計10年間を「更年期」と言い、女性ホルモンの減少が原因で、さまざまな不調、女性特有の"ゆらぎ"が起こるのはこの時期です。

2種類の女性ホルモンのなかで、エストロゲン(卵胞ホルモン)は女性らしい体を作ったり、肌や髪の潤いを守ったり、女性のカラダ全体の健康を支える役割も果たしています。プロゲステロン(黄体ホルモン)は着床のために子宮内膜を整えたり、基礎体温を上昇させたりする働きがあるなど、妊娠維持に活躍します。特にエストロゲンは「女性らしさ」に関わっているため、低下すると、肌や髪が乾燥してうるおい不足になり、女性器周りの萎縮や乾燥などの変化も現れます。それだけでなく、更年期には、疲れやすい、イライラする、やる気が出ないない、ほてりや発汗、動悸、めまいなど多彩な症状が現れます。

STORY世代は、家庭や仕事で疲れやストレスが溜まりやすいところに、ホルモンの大きな変化が起きる時期。体の不調はエストロゲンの低下による可能性だけでなく、別の病気が潜んでいる場合もあるので、不調を感じたらまずは検査に行くことをおすすめします。血液検査で女性ホルモン値を測り、卵巣機能のチェックをすることで、更年期障害の有無を判定できます。すでに更年期症状がでている場合は、ホルモン補充療法があります。

残念ながら女性ホルモンの減少を止めることは難しく、年齢と共に進行します。ですから、「女性ホルモンを減らさないようにコントロール」する、「女性ホルモンを補う」さらには、「女性ホルモンが減ることで表れる症状を予測し治療しておく」ことが更年期のゆらぎの緩和につながります。そのために、生活の基本となるバランスの良い食事、良質な睡眠、適度な運動、自身の趣味などを楽しみながらストレスを溜めないように心がけましょう。大切なことは、現状を把握したうえで、自分が心地よく快適に過ごすことだと思います。
そこで、40代半ばを迎え益々活動的な慶田院長がリアルに実践している女性ホルモン対策「7つの生活習慣」をご紹介しました。

【すぐ取り入れられる!女性ホルモンのための7つの生活習慣】
●習慣1
女性らしい言葉遣い&女性らしいファッションをする
娘たちの学校関係で、日常は紺色を着ることが多いので、夫や女友達との食事などでは体にフィットした、華やかな色の服を着るようにしています。上質なレースの下着やシルクサテンの肌触りなどで体を包めば自然と気分もUP。言葉遣いも含め女性であることを五感で楽しみます。
かの有名な、ボヴォアール女史は、代表作 『第二の性』の第2部「体験篇」冒頭において「On ne naît pas femme:on le devient. 人は女に生まれるのではない、女になるのだ」とし、女性らしさが社会的に作られた約束事に過ぎないことを主張しました。つまり、女性らしさとは社会的に作られそれに合わせて身につけていくものであり、反対に意識しないと女はオジサンになってしまうのです。ハードワーカーの女性が増えている現代、女性が女性らしさを発揮するには戦略的に女性らしい服装をするなど、知性が必要です。シルクの肌触り、サテンの艶、上質なレースなどが好きなものに触れ、目にすることで豊かな気分になることも潤いのある生活には大切です。

●習慣2
寝る前は幸せな思い出を反芻しながら、好きな音楽を聴く
好きなボサノヴァを聴いて、海辺のリゾートでくつろぐ思い出をイメージ。好みの音楽には脳医科学的に女性ホルモンの分泌を高める働きがあり、リラックスして深く良質な睡眠がとれるので女性ホルモンのバランスに◎
面白いもので、能は簡単に騙せます。幸せだと思いながら微笑むこと、幸せを感じる音楽に浸ることで、幸福感は高めることが出来るのです。人は楽しいから笑うのではない、笑うから楽しくなるのです。

●習慣3
瞑想の時間をつくる
恒常的にストレスにさらされると、常に交感神経が優位になり、戦闘モードにシフトします。これでは男性ホルモンの分泌が増えてしまいます。仕事終わりや寝る前のほんのちょっとの時間でも瞑想をし、深い呼吸をして、体に意識を向けるようにしています。
深く息を吐く、これを意識してみてください。緊張状態では呼吸が浅くなり、息が吐けていないことが多いのです。しっかり吐けばたっぷり吸い込むことが出来ます。仕事のもやもや、イライラの人間関係などで溜まった、「心の澱(おり)」を呼吸でデトックスするイメージをしながら行うのがおすすめです。

●習慣4
別人格になりきる
20年以上続けているジャズダンスは体幹を鍛え、クールやセクシーなど幅広い女性らしさを魅せる踊りです。ダンスのテクニックをスキルアップさせるためには、ストレッチやピラティスなど体のメンテが欠かせませんので、歯磨きする時などずっとルルベ(つま先立ち)をしています。ダンスの先生には、「この曲は赤い色で踊って」とか、「夜明けの海で朝靄をはらうように」、「渋くクールに心の中の情熱は表に出さず」とか演劇的な指導が入ります。未熟者で、さっぱり上達しませんが、それでも腐らずめげずに続けてきました。別人格を演じることで女性らしさが活性化する気が致します。週1回、汗だくになる全身運動は体型と女性ホルモン維持に欠かせません。今回、プロのカメラマンさんに撮影していただき、とても良い思い出になりました。

●習慣5
タバコの煙は吸わない
タバコの煙は女性ホルモンを分解する大敵なので、喫煙はもちろん、受動喫煙にも用心し、タバコの煙が充満した飲食店は避けるようにしています。喫煙による酸化ストレスは、シミ、シワ、たるみなど肌老化も加速させるので要注意なのですが、実は、副流煙が肌に触れるだけで、シミやキメの乱れなど老化が進行することも分かっています。

●習慣6
恋愛小説を読んで妄想する
ドキドキする恋愛時はフェニルエチルアミンなどのホルモン効果で幸せ気分に。女性ホルモン分泌に命令を下す視床下部にもいい影響があります。私は小説全般を多読乱読派ですが、時にはべたな恋愛小説も読んでいます。和製「嵐が丘」と言われる「本格小説」はおすすめです。定期的にインスタで読書報告もアップしています。

●習慣7
夏でも温かい飲み物&スープを飲む
冷えは女性ホルモンの不調を招くので、一年中水は常温で飲み、温かいスープを愛飲。生姜やレンコン、長芋など体を温める食材や大豆をたっぷり入れた女性ホルモンUPスープを作ってクリニックにも持参しています。
=番外編=
●女性ホルモンに効く食べ物『良質な油(コレステロール)』
女性ホルモンはコレステロールから体内で合成されるので、適度な油を
脂質は女性ホルモンの材料になるので、全く摂らないのはNG。良質な油を適量摂ることが大切です。オメガ3脂肪酸を含む「えごま油」は、クセがなくて食べやすいのでサラダやおひたしにかけるなど、加熱せずに摂るのがポイントです。

●女性ホルモンサポート成分『低分子コラーゲン』
女性ホルモンとともに40代から確実に減少するコラーゲンを食い止める
加齢により減少するコラーゲンを補い、自ら生み出す力を高めていくことが肝心です。吸収しやすいHTCコラーゲンを気に入って飲んでいます。水にサッと溶けてにおいもしないので、持ち運びにも便利です。レーザー照射など、コラーゲン再生のスイッチを入れる美容施術と合わせると相乗効果でハリUPに役立ちます。「合成過程を刺激して、材料を補充する」大人世代は両輪で取り組むのが賢明です。

【女性ホルモン低下対策になる「美容医療」も充実】
クリニックの美容施術は定期的に自ら行っていますが、最近のお気に入りはこちら。
●肌の悩みには...『ダーマペン』
更年期以降のハリ不足には、微細な針の刺激で、コラーゲン・ヒアルロン酸を高める成長因子を導入する「ダーマペン」がおすすめ。痛みも赤みもほぼなく、小鼻や気になる目元まで施術しています。
●デリケートゾーンに悩みには...『ヴィーナスハイフ』
女性ホルモンの減少と共に膣内が乾燥したり委縮したりするように。女性器専用超音波治療「ヴィーナスハイフ」は痛みがなく粘膜や筋肉に働きかけ、膣を引き締め、出産や加齢による尿漏れも軽減します。

疲れが抜けない、イライラしたりなんだか気分が落ち込む...なんてことはありませんか?医学のプロの対処方法を是非、参考になさってください。

関連施術
ダーマペン 
ヴィーナスハイフ 

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雑誌『日経ヘルス』2018年10月号(9月2日発売 掲載ページP70~71)

特集「機能性素材の最新トレンドを紹介 日経ヘルスBUSINESS CONFERENCE 2018開催リポート」に慶田院長の登壇記事が掲載されました。

7月20日、ベルサール六本木グランドコンファレンスセンターにて、日経ヘルスBUSINESS CONFERENCE 2018が開催されました。「腸活」「美肌」それぞれの市場で、今後最も注目すべき機能性素材とは?をテーマに3時間半に及ぶビジネスパーソン向けのセミナーでした。第一部、第二部ともに、会場は満席。機能性素材のトレンドや今後の可能性に関して、多くの研究者、商品開発者、そして企業が高い関心を寄せていることが分かります。

慶田院長登壇:第2部
≪バリア機能を高めて美肌に、食べられるセラミドに期待≫
◎今、増える最新肌トラブルもアンチエイジングも、飲むバリア改善から
~肌改善に期待される機能性素材の最新トレンド~
「今、話題の『ゆらぎ肌』を肌の構造から読み解く」と題して、ゆらぎ肌の特徴、原因、改善策などについて解説しました。
皮膚は最大の臓器。0・02㎜の厚さの角層が、バリアの最前線に立って体を守っています。ゆらぎ肌とは、生活習慣、生活環境、スキンケア用品、物理的刺激、生体要因などの原因によって、表皮の角層のバリア機能が脆弱して起こる状態のことです。つまり、角層のバリアの3要素である、皮脂膜、NMF天然保湿因子、角質細胞間脂質を整え、バリア機能を保つことが、美肌の基本となります。それには、洗浄、保湿、光対策の3本柱からなるスキンケア、食事、睡眠、ストレス対策などの生活習慣の改善、加えて、インナーケアによる加齢対策も重要となります。
講演終了後、慶田院長と専門分野の方々を交えたパネルディスカッションでは、一般的な認知はまだ低いものの、その経口摂取による効果などから、次なる美容素材としてセラミドが期待されるという活発な議論で盛り上がりました。

当院では、天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』がゆらぎ肌に寄り添う優しい処方で人気です。

『セラミドバリアクリーム』

是非、ご一読ください。

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雑誌『25ans』 2018年10月号 (8月28日発売 掲載ページP372~373)

特集『「ハッピーSMILE」のためのビューティ・トーク』
に掲載されました。

今回は、ボトックス治療を語る座談会。当院でボトックス治療をお受けになっている奥田雅子様と施術にあたった慶田院長、そしてボトックスに興味があるものの未経験でいらっしゃる藤間真由美様の3名による本音のトークが紹介されました。

しっかりしたカウンセリングで自然な仕上がりを目指す
さまざまなエイジングサインが気になり、コスメだけではケアが追いつかない。そんなときボトックス注射など美容医療を受けてみたいと思いつつも、能面のような顔になってしまうのではと心配になると、なかなか踏ん切りがつかないという声がきかれます。

●医師の技術が高く、カウンセリングを重視しているクリニックでは、ボトックスなどの注射治療を行う際は、周りから気づかれないぐらい控えめに施術していくのが基本です。当院は自然な美しさがコンセプトですので、いくら患者様の希望であっても、第三者の目から見て違和感が生まれてしまうと判断したら、施術を止めております。ですから、海外セレブの失敗例のような怖い顔になることはありません。
実際に当院で目尻とオトガイのボトックスをお受けになった奥田様の表情はとっても自然。
施術の前は不安もあったそうですが、医師の丁寧なカウンセリングによる施術にご満足いただきました。ボトックを注射することで、ナチュラルな表情を残したまま余計な表情ジワだけを緩和することができます。毛穴が引き締まって肌質までもつるんとなめらなかになるので、表情が無くなるどころか、逆に本来の明るい表情を取り戻すことができます。

パーツに合わせて打ち方を変えるとより自然な表情に!?
ボトックスの効果はシワを抑えるだけでなく、美肌にも効果的。部位ごとに注射する深さを変え、筋肉に効かせて表情ジワの動きを抑えたり、皮膚の浅層に少量ずつ注射してナチュラルに浅いシワを改善しながら、肌表面のキメハリをアップさせたりできます。

●人間の表情はたくさんの小さい筋肉で構成されていて、そのおかげで様々な表情をつくることができます。表情はコミュニケーションツールとして、とても大事なもの。まったく動かないのはいただけません。表情を残しつつ、少しの筋肉の緊張をゆるめる。それが自然に仕上げるポイントです。また、部位に合わせて打ち方を変えると、より自然な仕上がりになります。
たとえば、眉間のシワは皺眉筋を寄せて鼻根筋を下げることでつくられますが、あまり深く刻まれると人相が悪くなるので、筋肉に注射してしっかり動きを止めてもOK。女優さんでもない限り、眉間の動きが止まっても困ることはなく、見た目の違和感もありません。
反対に、目尻の小ジワや額の横ジワなどは表情を大きく左右する場所なので、繊細なテクニックが必要。深い層に打って筋肉に効かせすぎると、喜怒哀楽が表現しづらくなるので、ごく少量ずつを皮膚に浅く注射するメソボトックス法が向いています。
毛穴を収縮させてキメを整える効果もあるので、おでこをつるんとさせたい方にもおすすめ。また、頬の毛穴の開きや鼻の凹凸の引き締め目的で行う方も多く、皮脂量も抑えることができるので、テカリがちな方にも人気です。
"いったん始めたら足抜けできなくなる"と、まるで危ない薬のように思われることがありますが、作用期間は4ヶ月位なので、やめたければそのあとの治療を中止すればいいだけのこと。治療をやめたとしても、そこからゆるやかに加齢していくだけで、反動で一気に老けることはありません。

あごボトックスは美しい輪郭づくりにも効果的
あごは、目元や口元に比べて見逃しがちな部位。ボトックスであごの筋肉の収縮を抑えることで、顎先の輪郭を整えることができます。

●例えばシルエットクイズでは、影をみてそのものを想像します。シルエットでリンゴをリンゴとわかったとしても、崩れた形ではおいしそうだとは感じない。つまり、形から得る情報はそれほど重要といえます。
ボトックスは筋肉の緊張をとるもので、形に関係ない治療に使われることが多いのですが、おとがいに関しては、形を美しく整えることにも役立ちます。あごのシワを寄せるクセをとることで、梅干しジワで縮んだあごがスッとのびて、シャープで洗練されたフェイスラインに変わるのです。
ボトックス注射をしても消えないごく浅い目尻のシワやほんのちょっと開き気味の毛穴に関しては、自分が気にするほどには、他人は案外見ていないものです。ところが、あごは美しい印象を決める要。美しい顔立ちを目指すなら、決してないがしろにできないポイントなのです。

是非ご参考になさってください。

ボトックス注射(表情ジワ)

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雑誌『美的』2018年10月号(8月23日発売 掲載ページP128~129)

特集「エイジングの元凶「酸化」のこと、知っていますか」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

くすみやテカリだけじゃない、放っておけばシミやシワ、たるみの原因にもなります!

【体内の酸化はシミやたるみ、皮脂の酸化は乾燥肌の原因に】
体や肌の老化について語られるとき、必ず出てくるのが「酸化」というキーワードです。何によって人は酸化して、肌にどう悪影響を及ぼすのか?酸化の悪影響を防いで健康な肌を保つには、どうしたらいいのか?難しいけれど、美肌を保つためにはぜひ知っておきたいことです。
人は呼吸によって酸素を吸い、生命を維持しています。酸素は生きる上で欠かせないものですが、吸った酸素のうちの約3%が『活性酸素』に変化します。活性酸素は不安定な分子なので、安定を求めて体内で活動する際に、細胞の核やたんぱく質などを損傷させしまうのです。少量の活性酸素は細菌やウイルスへの防衛反応として働きますが、多すぎる、体の老化が進んだり、疾病の原因になったりと、さまざまな悪影響を及ぼします。肌においては、細胞のコラーゲンの断裂や変性劣化により、シワやたるみが進行します。
ここまでは体の内部の話ですが、肌表面においても酸化は起こります。分泌した皮脂は、空気に触れると数時間で酸化していきます。紫外線にあたればさらに酸化しやすくなります。酸化した皮脂は刺激物となって肌に炎症を起こし、バリア機能を乱して乾燥や肌あれの原因になります。
肌に酸化を起こさないために気をつけるべきことは、まず、皮脂をきちんと落とすことです。乾燥肌だからといってお湯だけで洗っていると皮脂が落とせずより乾燥を招くので、きちんと洗顔料を使いましょう。また、抗酸化作用のある食べものやスキンケアを取り入れることどちらも、ビタミン類を含むものはおすすめです。スキンケアやインナーケアを見直して、若々しい美肌をキープしましょう!

◎加齢とともに酸化するのは、あたり前のこと
酸素を吸って生きている以上、体内で活性酸素が発生し、少しずつ酸化していくのはあたりまえのことです。ただし、体内には酸化と戦う酵素が備わっています。活性酸素を分解し、無毒化する酵素が働くことで、人間は健康で若々しく健康な体と肌を保つことができます。

◎加齢によって酸化はより進みやすくなる
体内で活性酸素と戦う酵素には、スーパーオキサイド、カタラーゼなどの種類があります。加齢によってそれらの酵素の働きや、酵素を作り出す力は徐々に弱まるので、年を重ねるにつれ、酸化は進みやすくなります。

◎紫外線を浴びると、より酸化が進む!
紫外線を浴びなくても皮脂の酸化は進みますが、紫外線を浴びるとより酸化が進行することがわかっています。皮脂が多く、紫外線を浴びやすい男性の頭皮がにおいやすいのは、頭皮の酸化した皮脂が主な原因です。

◎酸化は、肌の免疫力にも影響を与える
肌の表皮には免疫細胞があり、肌への異物の侵入を防いでいます。この免疫細胞は酸化に弱いということが、資生堂の研究によりわかっています。酸化した皮脂を放置しておけば乾燥の原因になるだけでなく、免疫力が低下することにもあります。

皮膚と体の老化に悪影響を及ぼす活性酸素について、お分かりいただけましたでしょうか?是非、誌面もご一読ください。

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雑誌『CHANTO/ちゃんと』2018年9月号(8月7日発売 掲載ページP100~105)

特集:日常生活からアウトドアまでおまかせ!「夏のうっかり日焼けレスキュー講座」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

レジャーの多い夏は、ついついうっかり日焼けが増える時期です!そこで、日焼け肌を上手にレスキューする手軽な対処法をご紹介いたします。

≪浴びてしまった紫外線は"なかったこと"にはできない≫
いきなり残念なお知らせですが、紫外線を浴びてしまったら、そのダメージを全くなかったことにはできません。美白剤を塗れば大丈夫というのは勘違いです。肌を老化させない正しい対処法を覚えておきましょう。

●老化の約8割が紫外線によるものって知ってた!?
紫外線は、波長の長いものからUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分類されます。このうちUV-Cはオゾン層で吸収されるため地上には届かず、地上に届いて肌に影響を与える紫外線は、UV-AとUV-B、の2種類で、シミや老人性イボ、皮膚癌など表皮の光老化は主にUVBが、シワや毛穴開きなど真皮の光老化を促進するのはUV-Aです。

【波長が長いUV-A】
地上の紫外線の約95%を占めるのがUV-Aです。波長が長く、浴びることでもともと肌にあるメラニン色素を酸化させて肌を黒くします。肌に急激な変化をもたらすことはありませんが、波長が長いので真皮層にまで届き、コラーゲンやエラスチンを変性させ、時間をかけて皮膚の弾力を失わせ、「たるみ」や「シワ」の原因になります。一年を通してガラスを通過して降り注ぐので注意が必要です。

【波長が短いUV-B】
日焼けを起こす力がUV-Aの600~1000倍強いと言われています。波長が短い紫外線で、表皮を中心に作用し、浴びると肌が赤くなってヒリヒリ痛む日焼けを起こします。メラノサイトを活性化させ、シミやソバカス、乾燥などを引き起こします。また、細胞のDNAが損傷され、長期的には皮膚がんを引き起こすリスクもあります。

肌老化は加齢も原因ですが、80%は紫外線の影響とも言われています。紫外線をたくさん浴びる人と浴びない人では、肌老化の速度が大きく変わってしまいます。具体的には、シミやくすみが発生し、肌が乾燥してキメが悪くなり肌荒れが起こるという、まさに美肌とは真逆の状態になるのです。

●7月~8月がピーク!日焼けのしくみをおさらい!
紫外線を浴びる

活性酸素が発生する

炎症が起こる

細胞が傷つけられる

角質が乾燥する

肌荒れやゴワつきが起こる

赤くなる人、黒くなる人と黒くならない人に分かれる

少量でも紫外線を浴びると、それが積もり積もって肌に炎症が起こり、細胞が傷ついてしまいます。さらに角質が乾燥して、肌タイプによって、赤くなってヒリヒリしたり、すぐに黒くなったりします。

●日本人の肌パターンは3つに分けられます!
(肌タイプは遺伝子で決まっているため変えられません)
① 赤くならずに、黒くなる人⇒実は一番丈夫な肌はコレ
② 赤くなったあと、黒くなる人⇒日本人に多いのはコレ
③ 赤くなったあと、黒くならない人⇒一番危険なのがコレ

<黒くなる人の特徴>
➡メラニンが多い
➡髪が真っ黒
➡こんがり小麦色になる
紫外線を浴びると黒くなるジャパニーズスキンタイプ②、③!特に少し赤くなってから黒くなる②は、日本人に多いタイプです紫外線ダメージには強いものの、色素沈着しやすいので、油断せずに紫外線対策を心がけましょう。

<赤くなって黒くならない人の特徴>
➡メラニンが少なく、色白が多い
➡髪がやや茶色がかっている
➡シミ・シワができやすい
すぐに赤くなり、黒くはならないジャパニーズスキンタイプ①!色白の場合が多く、紫外線の影響を受けやすいタイプです。日焼けによるシミやソバカス、シワなどになりやすいので、帽子や日傘などで普段からしっかり紫外線対策をしましょう。

紫外線に対する反応は、その人の皮膚の色によって異なります。メラニン色素が少ない白人はすぐに赤くなりますが、どれだけ紫外線にあたってもあまり黒くなりません。反対に黒人はメラニン色素が多く、まっ赤になる日焼けはしません。日本人は大きく3タイプに分かれます。まずは、自分のスキンタイプを見極めてみましょう。紫外線を浴びるとすぐに肌が赤くなりほとんど黒くならない人、赤くなったあと黒くなる人、赤くならずに黒くなる人、それぞれスキンタイプが分かっていれば、その後の自分に合ったケア方法も明確になります。

●日常生活でのうっかり日焼けレスキュー
紫外線量がピークに達しているこの時期は、日焼け止めを塗っていても、ちょっとした外出でうっかり日焼けしやすいものです。肌が黒くなる人も、黒くならない人も、ほてりを感じたときは要注意です!その日のうちに炎症をおさえるケアこそが肌あれを防いで、未来の美肌につながります。

<冷やして炎症をおさえて肌老化を食い止める>
一度焼けてしまった肌は、簡単にはリセットできません!コラーゲンやエラスチンの変化が始まり、シミやシワ、たるみなど肌老化が進行します。ちょっとした外出でも、肌が赤くほてってしまっている時は、紫外線ダメージを受けたことを意味します。できるだけ日焼けを未然に防ぐことが大切でが、紫外線を浴びてしまった...そんな時は、メラノサイトが活性化している72時間(3日)以内のお手入れが、美肌を取り戻すカギです

具体的には、段階を追ったお手入れがダメージを残さないポイントになります

【当日】ヒリヒリ感やほてり、赤みを感じたときはとにかく冷やして肌の炎症をおさえて!
①肌を冷やして鎮静化させる
そもそも日焼けとは、太陽光によって皮膚が炎症を起こしている状態です。いわば火傷をしている状態です。
慌てて美白剤でケアすると、刺激が強く、よけいに肌荒れしてしまう場合もあります。まずは、肌のほてりを冷やすケアを行いましょう。冷たい水で濡らしたタオルや冷たいシャワーで赤くなっている部分をしっかり冷やしましょう。

②ほてりが治まったらワセリンなどで保湿する
ほてりを感じるときは、刺激の強い化粧品を使ってケアするのは避けましょう。ローションやジェルなどの水分は染みることもあるので控えて、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムでしっかり保護するワセリンや軟膏など油性の保湿剤を使ったケアがおすすめです。
皮脂を油膜で覆うことで水分の蒸発を防いで、角層を柔らかくしてくれます。赤ちゃんから大人まで使えるワセリンを常備しておくとことをおすすめします。

※日焼け後、すぐに美白コスメでのケアはNG!!
炎症が起きている時は、保湿して肌を守りましょう。どんなに優秀な美白コスメを使っても、炎症が起きているときは肌に刺激になってしまいます。

【翌日】炎症が落ち着いたらシミの芽を増やさない美白ケアを!
①集中的に美肌してくれるアイテムでじっくりメラニン対策をしましょう。
ヒリヒリ感がおさまってもすぐに美白剤は塗らないでください。軟弱な状態でかぶれやすくなっています。必ず赤みが引いたのを確認できたら、使い始めましょう

②インナーケアでメラニンを排出!
紫外線の影響を受けやすい夏は、食事やサプリメントなどで事前に内側からの対策をしましょう。肌老化を防いで、免疫力と抵抗力を高めてくれるビタミンA・C・Eを積極的に摂りましょう。

●アウトドアでのうっかり日焼けレスキュー
夏は家族みんなで海や山など、太陽の下でレジャーを思いっきり楽しみたいものです。とはいえ、強い紫外線による肌への影響はかなりのものです。

<紫外線のリスクは高まるぶん、日焼け対策は念入りに!>
山では標高が高くなるほど紫外線量が増え、海では水面からの紫外線の反射が強力です。強い紫外線を浴びやすいアウトドアでは、徹底した日焼け対策を行いましょう。帽子やラッシュガード、通気性のよい長袖など、身に着けるもので日差しをさえぎるのも良い方法です。

※もし日焼けをしてしまった場合の対策もしっかり心得ておきましょう。

【現地】いつでもどこでもほてりを冷やして、紫外線ダメージを防ぐ工夫をしましょう。
①とにかく冷やす
ヒリヒリ感が強くて痛みを感じるときは、市販の消炎鎮痛剤を飲むのも一つの方法です。ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない、水疱ができている場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けてください。

②こまめに日焼け止めを塗りなおす。
レジャー先では、定期的に休憩をとり、日焼け止めを塗り直しましょう。2時間おきを目安に、2度塗り、3度塗りしてたっぷりのばしましょう。

※海水浴行った際は、日焼け止めを塗り直すだけではなく、こまめにシャワーを浴びて塩分を流しましょう。塩分が肌に残ったままだと湿疹を生じやすく、そこに日焼けが加わるとダメージがより酷くなります。また、山は標高が100m上がるたびに1%紫外線量が増えると言われています。汗で日焼け止めが落ちやすくなるので、こまめに休憩をとって塗りなおす必要があります。

<アウトドア時のおすすめUV対策>
●長袖・長ズボンのラッシュガードを着用する
海では日焼け止めが落ちてしまうので、長袖・長ズボン(足首までの長さがベスト)のラッシュガードの着用がおすすめです。腕や脚をすっぽり隠してしまえば、クラゲなどの海洋生物から守り、ケガや肌荒れの予防にもなります。

●日焼け止めの前に抗酸化力の高い美容液を塗っておく
朝のスキンケア時に抗酸化力の高い美容液を塗ってから日焼け止めを重ねると紫外線ダメージを受けにくくなります。

【帰宅後】ほてりが治まったらクリームやバームで保護ケア
冷やしてほてりが治まったら、クリームやバームなど、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムで保護をローションやジェルなどの水分は染みることもあるので控えましょう。

【翌日以降】肌が落ち着いたら保湿&美白&エイジングケアをスタート
水分を抱え込む効果のある、セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、加水分解コラーゲン、多糖類、グリセリンなどのモイスチャライザーでしっかり保湿していきましょう。


紫外線を浴びてしまった後の、シミや肌老化を食い止めるなら、積極的に美白やエイジングケアを始めましょう。
『シミ治療』

是非、ご一読下さい。

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雑誌『BAILA/バイラ』2018年9月号(8月12日発売 掲載ページP171)

特集「郡雄割拠のビューティーシティをサバイブする美肌パイセンに聞け その疲れ肌、一斉救出!"大人のためのハイ&ロー美容"」で美容ジャーナリストの小田ユイコ様が、肌の調子が悪い時に、「救われた!」美容治療として、当院の「フォトフェイシャルM22」をご紹介いただきました。

【私はコレで救われた!ハイ&ロー美容体験】
肌が負けてしまいそうになったとき、見捨てずにそばで支えてくれた相棒(バディ)とは?

●小田様のコメント
「開きまくっていた毛穴が引き締まり、シミも薄く、赤みも収まります。肌全体を底上げしてくれるので、海外出張などの帰りに駆け込みます。」

小田様のおすすめ治療
『フォトフェイシャルM22』
色むらの改善やお肌のターンオーバーを活発にする効果もあるため、シミやニキビなどのトラブルを予防し、ハリのある瑞々しいお肌に改善します。
フォトフェイシャルの光が、肌トラブルの原因となるターゲット(メラニンや毛細血管など)に当たると、光のエネルギーが熱に変わり、ターゲットにダメージを与えます。フォトフェイシャルの光はターゲットのみに反応するため、お肌への負担がほとんどなく、気軽にお受けいただけます。また、この作用によりコラーゲン線維やヒアルロン酸などを生み出す線維芽細胞の働きが活性化され、月に1度の施術で内側から自然に美しい素肌がつくられます。

全顔(額はオプション)通常価格¥38,000 
トライアル価格 ¥28,000、初診患者様限定プラン ¥25,000

是非、ご一読下さい。

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雑誌『&ROSY』2018年10月号(8月22日発売 掲載ページP69)

特集「大人の悩み別小顔ケア」に当院のウルセラリフトが紹介されました。

年齢とともに顔が大きく感じる原因のひとつがたるみです。顔の形状を保っているのは、真皮の骨格とも言えるコラーゲン線維(膠原線維)やエラスチン(弾力線維)の質量共に劣化すること。これらの線維は、皮膚や脂肪を筋膜や骨につなぎ止める靱帯も構成しています。皮膚や脂肪組織のハリが失われ、支える靱帯が伸びてしまうことで重力に負けて頬の位置が下がり、輪郭が崩れ、たるみが発生するのです。すると顔の余白が増え、縦に伸びて、四角い顔になり、のっぺりとした印象になってしまいます。さらに顎下にももたつきがでて、二重顎になり、首と顔の境界線が曖昧になってきます。

強力な引き締め治療として米国FDAの認可を受けている「ウルセラリフト」による"切らないリフトアップ"がおすすめです。この機種はリフトアップ機器の中では効果持続時間共に最高峰。皮膚の表面には傷をつけずに、狙った深さにだけ超音波のエネルギーを届け、点状に65~70℃に熱凝固点を作り、伸びたコラーゲン線維を強力に引き締め、新しいコラーゲンの再生も促進します。筋膜や靱帯に働きかけ、高いリフトアップ&小顔効果を発揮する信頼性の高い医療機器です。ウルセラリフトは、全顔照射がおすすめですが、頬のたるみ治療の他に、目元のたるみを改善するメニューや二重顎を集中して照射するメニューなどもあり人気です。

また、顔が大きくなる原因として、脂肪が増えてしまっているケースや、歯のくいしばりなどでエラの筋肉が発達しているケースがあります。これらに対しては、ウルセラ照射に加えて、脂肪溶解注射とボトックス注射を組み合わせていきます。多くの方は、このようにいくつかの要因が複合的に影響して、たるみ顔、深いシワ、輪郭の崩れが発生しています。たるみは、その発生原因から考えても、毎日のお手入れで解消することは不可能です。ぜひ、医療機関でプロの手を借りましょう。
是非、ご相談ください。

関連施術:
ウルセラ
脂肪溶解メソセラピー
ボトックス注射(エラ修正、小顔)
お悩み別 たるみ

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新聞『日本食糧新聞』2018年8月10日 4面

特集「拡大するインナービューティー市場 食べるセラミドの可能性を探る」
に慶田院長のインタビュー記事が掲載されました。

現代女性は、さまざまな外的因子や内的因子によって肌のトラブルを抱えている人が多いと言われ、肌ケアに対する関心が高まっています。肌の潤いやバリア機能に欠かせないセラミドは、最近話題となっている成分のひとつ。「ゆらぎ肌」に対するインナービューティーにも効果的です。そこで、皮膚科専門医の立場から、皮膚のバリア機能とセラミドの有効性について解説しました。

 ― 先生は美容皮膚科医院を開業されスキンケアの第一人者の立場からバリア機能の重要性を訴えておられ、特にアトピー性皮膚炎などの疾病はもとより、現代女性の関心が高い「ゆらぎ肌」の改善にも取り組まれておられるとお聞きしましたが...

私は1999年に東京女子医科大学卒業後、同大学皮膚科学教室に入局しました。そこではバリア機能に注目した初めての皮膚科の医局だったことから、入局後は主にアトピー性皮膚炎やバリア機能について学びました。そして現在は美容に特化したクリニックを開業して皮膚科領域の中でもニッチな領域で活動しています。当院の美容皮膚科のコンセプトは、「メスを使わずに見た目年齢をマイナス7歳に」であり、アンチエイジング(抗老化・抗加齢)にとどまらずリバースエイジング(若返り)という考え方で取り組んでいます。
クリニックでの診療の他に、広くスキンケアの重要性を伝える仕事にも力を入れており、その中で最近話題となっているのが「ゆらぎ肌」と呼ばれているものです。昨年1年間でもかなりの数の雑誌でその特集が掲載されており、私自身もその監修に当たったり、取材を受けたりすることが増えていることから、「ゆらぎ肌」というものがトレンドとなっていると感じています。アンケート調査でも「常に敏感である」、「時々敏感である」と答えた人は8割を越えていて、実際に当院に通って来られる患者さんの数も増えています。
このゆらぎ肌、敏感肌という言葉はもともと皮膚科の用語ではなく、乾燥肌という表現を使っていました。これは角層が水分を保持できず乾燥している状態を表しますが、同時にバリア機能も低下していると考えられます。
このバリア機能の保持に大きく関わっているのが角質細胞脂質の半分を占めるセラミドで、これをスキンケアで補うことでバリア機能を高める効果があります。
セラミドは動植物に含まれる脂質ですが、近年はその経口摂取によって全身のバリア機能が改善するという報告も多数出てきています。

 ― そのバリア機能について、皮膚の構造面から説明していただけますか。

皮膚は生体防御、体温調節、水分保持、感覚器官、免疫、紫外線防御、緩衝材、エネルギー備蓄など重要な役割を持つ最大の臓器です。その構造は表皮、真皮および皮下組織の3層構造となっています。表皮は下から基底層、有棘層、顆粒層、角層の4層に分かれていて、基底層の細胞が分裂して有棘層となり、顆粒層でさまざまなバリア物質が作られ、脱核して角層となり剥がれ落ちていきます。これが28日から45日で繰り返されることで、皮膚は常に生まれ変わっており、これをターンオーバーと言います。
この一番外側の部分、角層は16~20%の水分を含み、乾燥、刺激、アレルゲンなどによる悪影響を跳ね返す「バリアの最前線」です。しかしその厚さは0・02㎜と食品用ラップ1枚に相当する薄さしかありません。その中でバリア機能の立役者となっているのは、皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、角質細胞間脂質の3要素です。皮脂膜は天然のクリーム、天然保湿因子は水を抱えるスポンジ、そして角質細胞間脂質は水を抱え隙間を埋めながら角質細胞を接着する機能を持ち、その主成分がスフィンゴ脂質(セラミド)なのです。
角質細胞と角質細胞間脂質(セラミド)の関係は、レンガとモルタルに喩えられます。角質細胞(レンガ)と角質細胞間脂質(モルタル)がきっちりとしていれば、雨漏りがしないように外的刺激を防御できます。これらのバリア物質を損なわない理想的なスキンケアを行えば、ゆらぎ肌や敏感肌を予防して潤いのある肌を保つことになります。このように角層は天然のバリアと言え、そしてバリア機能を保つことが、美肌の基本です。

 ― なぜ、敏感肌(ゆらぎ肌)が増えているのでしょうか?

加齢、環境、生活習慣などが原因となりますが、特に生活習慣が関係します。バリア機能の低下につながる栄養不足、睡眠不足、ストレス、運動不足が現代女性に多く見られることが、結果として肌トラブルを起こす内的な要因となります。これは、工場にたとえると、①栄養不足(原料不足)=NMFや角質細胞間脂質の原料や部品が供給不足、②睡眠不足(操業時間不足)=肌を十分に修復できない、③ストレス、運動不足(エネルギー循環の滞り)=自律神経の乱れによる血液循環の停滞が生じているようなものです。
結果、皮膚のターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下します。即ち工場を正常に稼働させることが、ゆらぎ肌の予防・改善につながります。

 ― 食生活に対するアドバイスはありますか?

最近の若い女性は栄養不足が深刻です。昨今の糖質制限ブーム、油抜きなどの極端なダイエットなどにより、食事の内容が偏っている若い女性が増えています。やはり美肌のためにも五大栄養素をまんべんなく摂取することは重要で、加えて抗酸化作用のあるポリフェノール類、腸内環境を整える食物繊維や発酵食品などの摂取も欠かせません。

 ― 最後に今後のスキンケアの方向性やセラミドの経口摂取による可能性についてお願いします。

忙しい現代社会に生きている私たちには肌のバリア状態が乱れるような内的要因、さらに外的要因が多く、正しいスキンケアを行い、生活習慣を調えることが大事です。
さらにもうひとつはインナーケアとして有効成分を補うことも有益です。最近では塗る肌ケアで有効とされるコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドなどを経口摂取することでも角層の水分量などの改善効果に関するエビデンスも増えてきています。その中でセラミドはバリア機能にとっては非常に重要な素材と考えています。このような情報に関しては、私のような皮膚科医からだけでなく、さまざまな飲料や食品の商品化を通じて広く啓発されていくことが理想的ではないかと考えています。

最近では、機能性食品としてセラミドを配合したドリンクやサプリメントなども発売されています。インナーケアとして手軽に有効成分を補うために、活用すると良いでしょう。
是非、参考になさってください。

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WEB『VoCE』2018年8月6日掲載

特集「デリケートゾーンのかゆみ止めの使い方に注意して!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

デリケートゾーンにかゆみを感じても、患部を診せるのが恥ずかしくて病院に行けない......。そんな時に自己判断で市販のかゆみ止めを使っていませんか?「市販のかゆみ止めを軽い気持ちで常用するのは危険です!

【デリケートゾーン近辺も水虫になる!?って知っていた?】
デリケートゾーンやデリケートゾーン近くのそけい部にかゆみを感じる原因はさまざまです。特に女性の場合は、月経やおりものの影響で、デリケートゾーンがかぶれやすく、湿疹が治りづらいことも少なくありません。蒸れやすい部位なので、常在のカビ『カンジダ』が増えて皮膚炎を起こし、かゆくなることもあります。
また、実は水虫も原因のひとつなのです。みなさん、水虫といえば"足にできるもの"と思い込んでいないでしょうか? 足に水虫があればそけい部にも伝染し、それが原因でデリケートゾーンやそけい部にかゆみを引き起こしている場合もあります。
同じデリケートゾーンでも、かゆみの症状やその原因によって対処法は違います。しかし、病院にかかるのが恥ずかしいからといって市販のかゆみ止めを使用している女性が少なくありません。気軽に購入できるデリケートゾーン用のかゆみ止めですが、実は長期間、市販のかゆみ止めを使い続けることは、医者の立場から見るととても危険なことなのです。

【市販のかゆみ止めを安易に使い続けると大変なことが!】
デリケートゾーン用のかゆみ止めの主成分は非ステロイド消炎鎮痛剤(NSAID)です。ステロイドは怖いけれどNSAIDなら安心だと思っていませんか?しかし、この成分へのかぶれ(接触性皮膚炎)が意外に多いのです。かゆみを止めるために塗っているうちに、感作され(抗体ができて)かぶれてしまい、もともとの湿疹なのかかぶれなのかよく分からないけど真っ赤でグジュグジュになって皮膚科専門医のもとにようやくいらっしゃる例をたくさん経験しました。

赤ちゃんのオムツかぶれきっかけというパターンも本当に多く、小児科の先生には安易にブフェキサマク軟膏(アンダーム軟膏)を処方しないよう何度もお願いしていたのですが、ついに、2010年5月に販売中止になりました!現在でも、イブプロフェンピコノール(スタデルム軟膏・クリーム、ベジカム軟膏・クリーム)やウフェナマート(フエナゾールなん軟膏・クリーム、コンベック軟膏・クリーム)などは販売継続、処方されており、接触皮膚炎はブフェキサマクほど高頻度ではありませんが存在します。
その上、NSAIDには、湿疹を治す力はほとんどないので皮膚科専門医は通常処方しません。
さらに、一部の市販のかゆみ止めには、リドカインという麻酔薬が含まれています。麻酔で患部を麻痺させることでかゆみを抑える効果があるので、市販の虫刺され薬などにも含まれています。
みなさん、麻酔薬が入っていると知らなくて市販薬を買っていらっしゃると思いますが、外性器周り(デリケートゾーン)の薄い皮膚や粘膜付近に高濃度のリドカインを含むかゆみ止めを毎日塗り続けると、麻酔成分による重症なアレルギー症状が出るリスクが高くなることをご存知でしょうか? さらに、虫刺されでかきこわして皮膚のバリア機能が壊れているところに薬を塗れば、よりその成分が浸透し、アレルギー症状が現れるリスクが高くなります。
麻酔成分に抗体ができると、ニュースなどでも話題になる「アナフィラキシーショック」を起こすこともあります! 血圧の急激な低下や意識障害などの重篤なアレルギー症状を発症し、命の危険さえあるのです。また麻酔成分でアナフィラキシーショックを1度発症すると、それ以降、最も一般的な麻酔薬『リドカイン』系統を全て使用できなくなるので、緊急手術などへの対応が遅れる危険性も高まります。

【デリケートゾーンのかゆみは恥ずかしがらずに皮膚科医】
ネットではこの麻酔成分・リドカインによるしびれを利用して、男性の早漏防止の裏技として使い方が話題になっているようです。リドカインを含むデリケートゾーン用かゆみ止めの市販薬を陰茎部に塗ると、そこがしびれることで感覚がにぶり、射精までの時間が長くなるという口コミがあります。陰茎部にこの薬を塗った男性が避妊具を使わずに性行為を行った場合、女性の膣内の粘膜に麻酔薬が直接付着します。粘膜は普通の皮膚とは違い吸収率が高いので、デリケートゾーンに塗る以上にアレルギー症状を起こす危険が高くなることも考えられます。
女性が知らないところでも市販薬が使われ、自分自身でも毎日使っていたら......。麻薬成分入りのかゆみ止めを使う機会が増えるほど、想像もしなかったような危険が起こることを知っていて欲しいと思います。
ですから、恥ずかしいからと言って病院を避けて市販薬を使い続けずに、ぜひ皮膚科専門医のいる皮膚科を受診してください。
そして、早漏対策として、麻酔薬の目的外使用はせず、泌尿器科医師にご相談ください。
(当院ではご対応していないので、あしからず。)
実は皮膚科にいらっしゃる患者さんの1~2割は、デリケートゾーンを含むプライベートパーツのお悩みを抱えています。デリケートゾーンのかゆみは早期に対処すれば、リスクのない方法ですぐに治すことができます。

是非、ご一読ください。


WEB『cafeglobe』2018年7月26日掲載

特集「たるみタイプ診断、目からウロコ。女医が教える"たるみ"の真実」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

ネガティブで不健康な印象を与えてしまいがちな「たるみ」顔。疲れているように見え、何より自分自身の気分もどんよりしてしまいますね。
そもそも「たるみ」とはどういう現象なのか、まずはメカニズムから知っておきましょう。

≪皮膚だけじゃない、たるみの4つの原因とは≫
たるみの原因は大きく分けて4つあります。骨・筋肉・脂肪・皮膚の老化です。たるみ改善といえば皮膚に注目しがちですが、皮膚は角層と表皮、真皮、皮下組織を合わせても、たった数ミリほどの、とても薄いものです。実は、たるみ現象は皮膚の下にある脂肪や筋肉、骨から進行しているのです。それぞれ、どんなふうに老化していくのでしょうか。

【骨:"ひょうたん顔"になっていく?】
30代半ばくらいから骨の合成と分解のバランスが崩れ始め、顔の土台である骨に萎縮や後退が生じ、骨格に変化があらわれます。例えば眼窩(がんか)はオーバル型からレイバンのサングラスのような形に。支えを失った目の下は急速にたるみが目立ち始めます。額やこめかみ、鼻の横も顕著に目減りしやすい部分です。骨が痩せ、後退して大きく後ろに引っ込みます。ところが、眉骨と頬骨だけは形状が保たれやすいため、ゴツゴツして下垂気味の"ひょうたんシルエット"になってしまうのです。

【筋肉:眉を寄せすぎ、シベリアンハスキーに!?】
年を重ねるごとに一部の顔の筋肉は固く縮み、肥大します。眉を寄せる筋肉が肥大してシベリアンハスキーのように盛り上がると、眉間の縦ジワや目のたるみを際立たせます。また、いつも口角を下げていると、口角下制筋が発達し、運気を逃す不機嫌顔になってしまいます。表情筋の使い方には気をつけましょう。"イーッ"と言ったとき首筋に浮き出る広頚筋という首筋の筋肉が発達してエリマキトカゲのようになっている女性も多く見かけます。広頚筋は下に引っ張る作用のある筋肉なので、この筋肉が発達していると下半顔のたるみの原因になります。

【脂肪:"ドロドロたるみ"の原因は?】
脂肪も年齢とともに減少していくのですが、脂肪を支えているコラーゲン線維や靭帯も劣化して伸びていくため顔の位置は段々と下がってきます。もともと脂肪が多い人は一見ハリがあるように見えますが、最近の研究結果では脂肪細胞がコラーゲン線維を束ねるエラスチンを分解する成分を分泌していることがわかりました。脂肪を支える力はどんどん減って行く上に、重みで負荷がかかるため、耐えきれずドロドロしたたるみとなってしまうのです。目の下、口周り、頬骨下方の脂肪が減少すると、顔の輪郭が崩れて卵型から四角い顔に変わり、よりたるんだ印象を与えてしまいます。

【皮膚:光老化が8割! 喫煙にもご注意を!】
皮膚をたるませる一番の要因は、太陽光に含まれる紫外線や一部のブルーライトと近赤外線です。太陽光を浴びるか浴びないかで、皮膚の状態には大きく差がつきます。また、喫煙を長く続けると、ハリや潤いを保つための女性ホルモンが減少するうえ、ニコチンが血管を収縮させて肌に栄養を届けられなくなるのでシワが深くなることが分かっています。

●さあ、あなたはどんなたるみタイプ?
質問に答えて、自分のたるみタイプと改善策をぜひチェックしてみてください。
⇒https://mediagene.svy.ooo/ng/answers/8d8e759aa9cf35ad107f94556d15d7 
「30歳を超えると、顔にその人の性格が出る」ともいいます。元々の骨格や体質に加え、生活習慣や性格によってたるみの出方も変わってきます。

【姐御タイプ(無頓着たるみ)】
ガハハと笑ったり、しわを寄せてみたり、表情筋がよく動くのがこのタイプ!元々の性格もオープンで姐御気質な人が多いでしょう。
豊かな表情は魅力的ですが......
表情豊かなのはチャーミングなのですが、その分シワもできやすく、それがたるみに進化しやすいのです。口角をキュッとあげた「微笑」を心がけてみましょう。
また、高頻度の飲酒や喫煙習慣は考えものです。たくさんのお酒を飲むと美肌のもとといわれるビタミンB群が大量消費され、肌のターンオーバーが悪くなります。お酒ばかり飲んでキチンと食事を摂らないと肌に必要な栄養が不足し、ハリツヤを失います。また、深酒は睡眠の質を下げるので、肌再生には悪影響を及ぼします。
喫煙は紫外線に次ぐ酸化ストレスです。コラーゲンの劣化を進行させ、同年齢の非喫煙者よりシワが深くなることが報告されています。また、女性ホルモンの分泌を低下させたり、肌のターンオーバーを遅らせたり、末梢循環を悪くしたりと、いいことがありません。副流煙が肌に触れると、角層の刺激になりキメや透明感が失われてしまいます。
このタイプは皮膚のたるみが進行しやすいので、早めに美容皮膚科でリフトアップ照射治療を受け始めると安心です。

付き合いが良いので、つい深夜まで飲んでいる----ということも多いかもしれませんが、お酒のつまみは高タンパク&ビタミンB群、カロテンなどを補給できる鶏肉と枝豆、チーズなどを選んでみてください。化粧はしっかり落とし、十分に保湿しましょう。クレンジングや保湿クリームにこだわってみるのもいいかもしれません。
◆おすすめ施術
タイタン
スマスアップ 
スカーレットRF(スカーレットS)
ウルセラ

【侍タイプ(緊張たるみ)】
責任感が強く、ストイックな人に多いのがこのタイプ!歯を食いしばって仕事をしている人や、部下を指導する立場にいる人も多いかもしれません。
気がついたら口角下がっていませんか?
そんな時、気がついたら眉間にしわを寄せ、への字口になっていないか注意しましょう。特に、"イーッ"と言ったときに首筋の広頚筋が出やすい人は要注意です。下向きに引っ張り下げる筋肉が強いため、口元やフェイスラインから下垂しやすいです。このタイプの人は、表情筋トレーニングは逆効果です。ますます下制筋の力が強くなってしまいます。そんな侍タイプのキーワードは「柔和」!心とお顔のマッサージが大切です。

常に緊張状態で、交感神経が優位な状態がつづくと、肌再生が停滞しがちです。肩の力を抜いて、ほっとできる時間を持つようにし、トレーニングをした後は同じくらい時間をかけてストレッチをしましょう。そうすることで筋肉がガチガチに固まるのを防ぐことができます。マッサージに適したたるみ専用クリームで優しくほぐすのも良いでしょう。表情のクセは自分で意識してもなかなか直せないものです。30歳頃からボトックス注射を始めるのもおすすめです。
◆おすすめ施術
ボトックス注射(表情ジワ)

【囚人タイプ(コケたるみ)】
真面目で几帳面タイプ!囚人のようにワーカーホリックになっていませんか?
猫背でパソコンに向き合っていると......
長時間パソコンに向き合っていると猫背になり、それが下半顔のたるみにも繋がっています。また、パソコンから出るブルーライトは、朝の光に多く含まれているため寝る前に作業すると脳が覚醒して睡眠の質を下げる原因にもなります。真面目なタイプはストイックなダイエットにもハマりがちで、栄養不足は大切な顔の皮下脂肪のボリュームダウンを加速させてしまいます。過緊張状態が続いて交感神経が優位になってばかりいると、血液や栄養が全身に巡り切らないため肌の修復が間に合わず、たるみはもちろんあらゆる劣化に繋がってきます。しっかり休んで"囚人感"にさよならをしましょう。
側頭部の骨が凹み、こめかみの脂肪が減ると眉骨が目立って骸骨っぽく変化します。また、頬の脂肪が減ることにより、頬骨が目立ち"削げ"が際立ち、鼻の横の骨がくぼみ脂肪も減ることで"ゴルゴ線(目頭から頬にかけて走るシワ)"や"ほうれい線"がより濃く刻まれたと感じるかもしれません。すると、顔に影ができて"囚人感"を増してしまうのです。
脂肪が早くから減り始める「囚人タイプ」は、過剰なダイエットは顔をコケさせ、たるみを加速させてしまうので注意しましょう。できれば30代のうちから少量のヒアルロン酸注入をスタートすると老化スピードが遅くなります。若い方ほど、ヒアルロン酸注入に関しては高い技術力を要します。信頼できる医療機関にご相談ください。
このタイプは「休息と栄養補給」がキーワード。睡眠の質を高めるための香りの良いクリームや上質なリネンなどを取り入れて、オンオフのスイッチを切り替えてみましょう。
◆おすすめ施術
ヒアルロン酸注入(クマ・しわ)

是非、ご一読ください。

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ビューティー週刊紙『WWD BEAUTY』vol.507(7月5日発売 掲載ページP8~9)

特集「摂る&塗る"オイル美容"の実力再分析」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

15年ほど前からスタートした「美容オイル」ブーム。今も定期的に新製品が登場し、スキンケアのルーティンとしてすっかり定着しています。オイルケアをするとお肌がしっとり整って、潤いをずっと保ってくれているような気がしますが、オイルを保湿剤として重要視する皮膚科医はいません。なぜなら、オイルには肌の水分蒸発を防ぎ、潤いを保つ効果はあっても、肌の潤いを高める働きは持たないので、保湿をオイル頼みにするのは禁物だからです。ただしオイルには保湿以外にも魅力がたくさんあります。
水分を含まず刺激がないので、肌荒れの時の保護に活躍しますし、メイク前に使って艶を出したりするのも良いですし、植物オイルなら自然の香りで癒されながらお手入れできます。また、油溶性の栄養素を溶け込ませたオイルなら、高い美肌効果も期待できます。

●保湿化粧品の考え方
「エモリエント」
ワセリンやオイルなど油性の保湿剤です。皮膚に油膜を覆うことで、水分の蒸発を防ぎ、角層を柔らかくする作用を持ちます。オイルを塗っていると肌がしなやかに、柔らかくなるように感じるはこの効果です。

「モイスチャライザー」
天然保湿因子(NMF)など水分を保持する作用を持つ保湿成分(ヒューメクタント)を含む保湿剤です。肌の潤いを補う働きのある、アミノ酸、尿素、ヘパリン類似物質、水溶性コラーゲン、 セラミド、多糖類、ヒアルロン酸、グリセリンなどの多価アルコールなどがあります。加齢や外的環境によって減ったヒューメクタントを補うことで、より高い保湿作用を発揮し、乾燥をやわらげます。

【植物性オイル】
植物の種や実などに含まれている油分を採取したものです。いろいろな植物から採れるので世の中には実にたくさんの種類の植物性オイルがあります。
サラッと軽やかでベタつかないホホバオイルやアルガンオイル、コクのある感触でマッサージに適したオリーブオイルやアーモンドオイルなど、植物オイルもテクスチャ―はさまざま、また精油(エッセンシャルオイルとも呼ばれていて、およそ100種類以上の成分からなる天然の芳香成分)が配合されていて香りがいいのも魅力です。軽やかなものはブースター使いもできます。
※当院で取扱いのある、「エンビロン モイスチャ-ACEオイル」100ml¥8,000(税別)
は、さらっとべたつきにくいホホバオイルをベースに、ビタミンA・C・Eを配合していま
ダーマローラー、スカーレットRF(スカーレットS)照射など美容施術後のお肌にも安心して塗ることが出来ます。全身に使用できるので、ボディの乾燥やたるみ、妊娠線ケアにもおすすめです。

【動物性オイル】
深海の魚の脂からエモリエント効果の高いオイルを抽出し、生成したのがスクワランやオレンジラフィーなどの、皮脂の構成成分に近い飽和脂肪酸を含むので肌なじみが良く、乾燥肌の人が使うと潤いバランスが整う実感があります。
これらの、オイルをつけるタイミングは、エモリエント効果を発揮するお手入れの最後に塗るのがベストですが、サラッと軽いものであれば、肌が柔らかくなることで、その後につける化粧水や美容液の浸透がよくなるので最初に使用することも出来ます。

まずは自分の好きな香り、テクスチャーのものを選んで毎日のスキンケアに取り入れてみて下さい。

【ミネラルオイル】
石油由来のオイルですが精製されているのでさらさらと水のように軽く、肌に負担が少ないのが、ミネラルオイルの利点。さまざまな天然由来オイルやビタミンなどをブレンドすることで、肌への美容効果も強化できます。

●トピックス
乾燥肌には向かないと警鐘を鳴らされ続けてきたクレンジングオイルですが、やはり手早く一度にメイクが落とせることから消費者人気は高まるばかりです。メーカー側も研究開発を重ね、最近の商品は「肌を乾燥させない」「しっとり洗いあがる」というアプローチのものが増えてきました。こすらずにきちんとメイクを落とせる商品は肌の負担も軽くおすすめです。

意外と知らないオイルの実情が良くまとまった記事です。是非、ご一読ください。

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雑誌『美的』2018年9月号 特集その1(7月22日発売)(掲載ページP112~119)

今回、慶田院長は2つの特集を監修しています。
◆特集その1『今度こそ、美肌を取り入れるための「本当の肌質」誌上診断』(掲載ページP112~119)
私の肌は敏感だから、乾燥するから、混合肌だから...実は思い込みのケアで肌がよくならずに悩んでいる方が多いのです。
肌質と一言で言っても、生まれつき(先天的)のものと、日々のお手入れやライフスタイルに影響されるもの(後天的)とがあります。
さらには、元々の肌はオイリー気味だったけれど、年齢とともに乾くようになってきた...といった加齢による変化も加わってきます。
つまり、肌質とはさまざまな要素がからまり合って作られるもの。大切なのは〝今〟の状態を正しく理解し、それに合ったケアをすることなのです。
肌質ごとに、〝強み〟と〝弱み〟があります。たとえば乾燥する肌は一般的にキメが細かく毛穴が目立ちにくく、逆にオイリー気味の肌は艶やかで小ジワができにくい。自分の肌を知り、〝強み〟を伸ばして〝弱み〟を克服すれば、ほかの肌には真似できない美肌を手に入れられます。

<TYPE1 乾燥性敏感肌>
乾燥気味でバリア機能が弱い肌
☑季節の変わり目に肌の調子をくずしやすい
☑乾燥が気になる
☑刺激が気になるから、洗顔はあまりしない
☑クレンジング剤や化粧水がしみることがある
☑肌あれを起こしやすい
☑アトピー体質だと診断されたことがある

<TYPE2 保湿不足乾燥肌>
間違ったお手入れにより、肌が乾燥している
☑肌がベタベタ、ぬるぬるする感覚が苦手
☑洗顔は、汚れが一切残らないようにさっぱり洗い上げるように気をつけている
☑乳液やクリームなど、油分を含んだコスメはあまり使わない
☑肌がゴワゴワと固い。もしくは毛穴が詰まる
☑目や口元に小ジワが目立つときがある

<TYPE3 エイジング乾燥肌>
良い状態(普通肌)だが、年齢と共に乾燥が進んでいる
☑落とす→潤す→守る3ケアは、最低限欠かせない
☑お肌がもっちりとしてすべすべ。肌を褒められることが多い。キメが細かい
☑昔と比べると、乾燥が気になるようになった
☑毛穴の開きや詰まりやすさ、くすみなど、昔はなかった悩みが気になる
☑シワっぽさ、たるみの予兆を感じる

<TYPE4 オイリー混合肌>
皮脂が多めで、特にTゾーンのアブラっぽさが気になる
☑さっぱりとした仕上がりの化粧品が好み
☑日中のテカりや皮脂くずれが気になる
☑特に夏場は毛穴の開きが目立つ
☑洗顔はしっかりと行いたい(しっとり感が残る洗い上がりは苦手)
☑目周りや頬などは乾燥する
☑年齢と共に乾燥が気になってきた

<TYPE5 オイリートラブル肌>
皮脂の分泌が多く、肌が弱るとニキビや赤みなどのトラブル続出
☑肌にベタつきを感じることが多い
☑肌の調子が悪くなると赤くかゆくなったり、吹き出物ができたりする
☑思い出したように、同じ場所にニキビが出現する
☑合わない化粧品を使うと、ぶつぶつができたりかゆくなったりする
☑毛穴が開いている
☑Tゾーンや法令線などに赤みがでる

<TYPE6 ストレス混合肌>
ストレスや疲労などによる影響で肌の皮脂バランスが乱れている
☑寝不足、もしくは不規則な生活
☑ストレスが多く、ジャンクな食生活
☑便秘や冷えなど、慢性的な不調がある
☑ゆったりと肌を慈しむモードになれない
☑生理前や多忙なとき肌トラブルが起こる(ニキビ、赤みなど)
☑昔と比べ、肌がアブラっぽい感じがする

<TYPE1 乾燥性敏感肌>
水分も油分も不足してバリア機能が弱い
肌は、自ら潤い成分を分泌しています。その量が生まれつき少ないのがアトピー素因をもつ乾燥性敏感肌。細胞間を満たす「セラミド」の量は健康な肌と比べ1/3しかないというデータも。角層がスカスカになりやすく、肌が乾いたり、刺激物質が肌の中に入り込んで炎症を引き起こしがちです。
炎症があると、コラーゲンが劣化したり、シミができやすくなったりと、肌の老化が加速します。また、肌が乾燥状態だと小ジワもできやすく、将来のシワリスクが高まります。
一方で、油分の分泌量が元々少ないので、Tゾーンのテカリや毛穴の開きなどがほとんど気にならないのが、この肌質のメリット。潤いを充分に与えることさえ心がければ、良好な肌を保てます。
コスメは、細胞間を満たす成分が入ったものを。具体的には『セラミド』『アミノ酸(ペプチド)』『ヒアルロン酸』入りのものを選ぶとよいでしょう。

●強み
とにかく充分な保湿さえできていれば、トラブルは回避できて良好な肌を保てる。キメが細かく、毛穴も目立ちにくい。
●弱み
全体的に潤いが少なく、バリア機能が低下しやすい。乾燥すると肌トラブルが起こりやすく、炎症により老化も加速しがち。
●すべきケア
バリア機能の強化
洗顔はシンプル・短時間で 潤い損失を最小限に。
保湿は「細胞間を満たす」コスメを投入

「バリア強化」のための重点お手入れポイント
POINT1 こすらず洗う
・クレンジングはW洗顔不要のすぐ落ちオイルタイプを
クレンジング料を長く肌にのせていると乾燥を招くので、30秒〜1分を目安に。こすらずに短時間でメイクを浮かせられる、W洗顔不要のオイルタイプがおすすめです。
・朝の洗顔は泡で肌をなでる程度に
忙しい朝は、泡立てがおろそかになりがち。泡で出てくるタイプは泡の密度も一定で、肌への刺激となりにくい。

POINT2 細胞間を満たす保湿
・「セラミド補給」or「バリア強化」コスメを選ぶ
単なる油分ではなく、セラミドやアミノ酸など肌内部を満たす成分入りの保湿コスメを。

POINT3 日中も潤い膜で肌をシールド
・紫外線予防もできて潤い持続力の高いクリームを
バリア機能の弱い肌は、紫外線ダメージも受けやすいので防御が必要です。朝は、しっとり感が持続する日焼け止めやファンデーションで仕上げましょう。

<TYPE2 保湿不足乾燥肌>
さっぱりケアが好きで、若い頃のままのお手入れを継続
洗顔はキュッとするまで洗わないと気がすまない、ベタつくからしっとり系のコスメは苦手、と感じるのがこのタイプ。さっぱりケアが好きだから、保湿は化粧水だけで完了、ということも。
若いうちはそれでも問題なく過ごせていたかもしれません。けれど肌の代謝が落ちる30代以降、そのままだと乾燥や老化が進んでしまいます。
このタイプに必要なのは、ケアに対する「意識改革」です。
お手入れの後に手が吸い付くようなしっとり感があるのが、美肌のためには良い、と認識を改めましょう。若い頃のアイテムをそのまま使っている人は、より潤うタイプのコスメに切り替えるのも推奨したいです。
具体的には、保湿に油分を含んだコスメをプラスすること。さらには、このタイプはハードに洗顔しすぎる傾向にあるので、洗顔法の見直しや、肌に負担をかけない角質ケア方法を実践して。

●強み
不適切なケアにより乾燥を招いているので、ケアを見直しさえすればすぐに美肌になれる。元々の肌は比較的強く健やか。
●弱み
肌上の潤いを「ベタついて心地悪い」と感じがちなので、美肌になるためには思い切った意識改革が必要。
●すべきケア
若い頃からのクセを変える
さっぱりより、「吸い付くような潤肌」が良いと意識改革。まずは洗顔法の見直しと、保湿アイテムの追加。

「潤い強化」のための重点お手入れポイント

POIN1 洗顔力の見直し
・力を入れすぎていないか鏡の前で確認を
力を入れても毛穴の汚れは落ちず、肌を傷めるだけ。泡を転がすときに、肌が動かない力加減をマスターして。鏡を見ながら力加減を確認して。
・すっきりオフしたい日は洗顔料を切り替える
力を入れがちな人は、ザラザラしたスクラブは避けて。すっきりしたい日は、酵素洗顔料やクレイパックなど、肌をこすらずに角質をオフできる洗顔料を。

POIN2 肌をほぐすケアを追加
・古い角質をさっぱりオフできる拭き取り美容液
今すぐゴワつきを解消したいなら、拭き取りコスメが即効性あり。力を入れないようコットンをすべらせて。次に使う化粧水の浸透も高まります。
・潤いを与えながら柔肌を育てる軽めの乳液
吸い付く潤肌へと意識改革するファーストアイテムとして、洗顔後すぐに使う乳液やクリームもおすすめ。次に化粧水を重ねるので、ベタつきを感じず油分で肌が柔らかくほぐれるのが体感できる。

POINT3 ケアの締めは油分入りコスメで
・油分嫌いさんにも使いやすいジェルクリーム
化粧水や美容液の後、「フタ」となるアイテムをプラスして。
・積極美肌を目指すならレチノール入り
レチノール(ビタミンA)には、肌の代謝を高める働きが。肌の力が底上げされるので、ゴワつき、毛穴詰まり、乾燥などあらゆる悩みを同時に解決できます。

<TYPE3 エイジング乾燥肌>
肌状態は良好。ただし加齢とともに代謝が低下
それなりに正しいお手入れを実践していて、大きなトラブルとは無縁の肌タイプ。「理想肌」といってもよく、一般的な肌質チェックでは「普通肌」と分類されることが多いはずです。ただ、肌は年齢とともに変化するもの。特に30代以降は、肌の代謝が低下して乾燥が進む傾向に。目の周りやほうれい線の小ジワが気になったり、肌の色ムラやくすみが増えたように感じる人が増えてきます。
そこで、代謝の落ちた肌に〝ジャブ〟を入れるような攻めのケアを取り入れると、肌が再び活性化します。
このタイプの肌は角層の状態が整っているので、攻めのケアが効きやすいのが強みです。シミや色ムラが気になるなら美白、シワが気になるなら抗シワ成分入りのアイテムなど、悩みに応じた機能コスメを取り入れてみては。美容医療でも、元々の肌状態が良い人ほど結果が出る傾向があります。

●強み
大きなトラブルは見当たらず、角層の状態は比較的良好。美白やシワケアなど、攻めの機能コスメの効果が出やすい。
●弱み
弱みは少ないが、肌は加齢とともに変化する。美肌を持続させるためには変化に応じたエイジングケアの実践が必要。
●すべきケア
代謝アップ&攻めのポイントケア
なまけ肌にジャブを入れる肌活性ケアを。角層状態は良好なので、美白や抗シワの攻めケアも効く

「代謝アップ&攻め」のための重点お手入れポイント
POINT1 炭酸コスメを取り入れる
・炭酸の血流アップ効果で肌を活性化

POINT2 悩み対応美容液を1本投入
・シワやシミに効果的な医薬部外品や美容成分が高配合された美容液などがおすすめ

<TYPE4 オイリー混合肌>
Tゾーンがアブラっぽい。でもほかの部位は乾燥する
解剖学的に、体の中心を走る線(正中線)は皮脂分泌が多いという特徴が。だからTゾーンがほかの部分と比べてアブラっぽいのは当然のこと。肌としては正常で、悩む必要はありません。
ただ、混合肌の人はケアの照準をTゾーンに合わせてしまいがちです。アブラっぽいからと取り去るケアを熱心に行ったり、保湿を控えたりすることで、その他の部分の乾燥が進んでしまう傾向があります。
そこで必要なのが、部位ごとにお手入れ方法を変えること。たとえば洗うときは皮脂の多いTゾーンから泡をのせて時間差をつける、その逆に保湿コスメはUゾーンからのせて、手に余った少量をTゾーンに使うなど、レベル分けすると全体が均一に整います。
顔を全体で見たとき、Tゾーンにツヤがあるのは自然だし、立体的に見えます。天性のツヤが与えられた肌だと、プラスに捉えるといいと思います。

●強み
Tゾーンがその他の部分に比べてアブラっぽいのは正常なこと。解剖学的には健全な肌状態で、メジャーな肌質といえる。
●弱み
部位ごとに肌の性質が異なるので、それに応じたケアが必要。ベタつきを気にするあまり、乾燥を招くケアをしがち
●すべきケア
部位ごとに保湿レベルを変える
洗うのはTゾーンから、保湿は頰から。顔をブロックに分けてお手入れする習慣を

「混合肌」のための重点お手入れポイント

PONT1 洗顔はTゾーンから
・泡はまずTゾーンへ。最後にさっと頰を洗う
洗顔はTゾーンから。細かくらせんを描くように泡を転がす。その後、頬はさっと泡を広げる程度で終了。時間差をつけることでちょうど良く洗える。

PONT2 保湿は頰から
・ブロックにわけてコスメを塗る
顔を3ブロックに分けて保湿。手のひらに広げたコスメをまず頰にのせてから、余ったものをTゾーンへ。乾く部分にはコスメを追加して重ね付けしましょう。

POINT3 メイク下地は2種類を使う
・Tゾーン用のテカり予防下地
少し面倒ですが、乾く部分には普通の下地、Tゾーンには専用下地、と2種類塗り分けると化粧崩れしにくくなります。

<TYPE5 オイリートラブル肌>
アブラっぽくて、ニキビや赤みトラブルなどが起こりやすい
とにかく皮脂分泌が多くて、ベタつきや毛穴の広がり、ブツブツ...と悩みの多い肌。思春期の頃、ニキビに悩まされたという人も多いのでは?けれども人生の前半で悩んだ代わりに、30代以降は大きな恩恵が受けられます。
皮脂は、肌を守るヴェールです。だから常に皮脂で守られているオイリー肌は老化しにくいのです。一般的に潤いが低下する年代になっても、艶やかでシワの少ない人が多いです。 ただし、過剰な皮脂は諸刃の剣。肌の上に放置すると酸化して、炎症を起こしたり細胞を傷つけたりとダメージ要因となります。
分泌された皮脂は、なるべく時間をおかずにオフするのが鉄則。特に、紫外線を浴びる環境ではダメージ度合いも大きくなります。UV対策がマストなのはもちろんのこと、肌を鎮静する抗炎症コスメなどで〝火消し〟ケアを。トラブルになる前に酸化ダメージを食い止めることが重要です。
●強み
皮脂の分泌が多い=強力な皮脂膜で常に肌が保護されているということ。その分乾燥しないので、老化しにくい。
●弱み
過剰な皮脂が肌の上で酸化して、さまざまなトラブルを引き起こす。毛穴の開きも目立ち、肌に赤みも出やすい。
●すべきケア
皮脂の酸化を防いで鎮静保湿
ベタつきは放置せずに早めに落とす。抗炎・鎮静成分入りコスメでトラブルを予防

「鎮静保湿」のための重点お手入れポイント

POINT1 帰宅後すぐに洗顔
・帰宅したらすぐに洗顔して、酸化皮脂をオフ。朝も夜も洗顔料を使ってきちんと皮脂を落とすことが必要です。ただし、オイリーだからとゴシゴシ強く洗うのは禁物。泡を転がすように優しい力加減で洗いましょう。

POINT2 鎮静コスメで保湿
・鎮静・消炎効果のある敏感肌用の保湿コスメがおすすめ。

POINT3 ケアベースで日中もトラブル鎮静
・メイクをしている間も、薬用成分やトラネキサム酸入りでトラブルケアできるアイテムがあります。

<TYPE6 ストレス混合肌>
ストレスや疲労で肌の調子が不安定
人間の体をつかさどる自律神経は、ストレスを受けると戦うための「交感神経」が優位な状態に。そうすると肌の血流が減少して、代謝が低下。さまざまな肌トラブルが起こりやすくなります。一方で皮脂量は増えるので、調子が悪いのにベタベタする、非常にやっかいな肌状態になりがちです。
体の内側から起こっている不調なので、とにかく心身をいたわることが優先です。健やかな肌のためには、5つの条件があります。
①食事、②睡眠、③排泄(腸内環境)、④運動(血の巡り)、⑤ストレスコントロール。この5本柱を改善しましょう。忙しくて平日は睡眠不足という人は、休日にたっぷり寝て睡眠不足をリセット。普段の食事がおろそかな人は、自分へのご褒美としてときどきステーキ(などの高たんぱく質食材)を食べるのも良いでしょう。ストレスが多く忙しい日々の中で、少しでも心身が喜ぶことを増やす工夫を。

●強み
心身の状態を反映しやすい肌。ぐっすり寝たり、ときめくことがあったり、日々の生活が改善されることで劇的に向上。
●弱み
肌があれる、乾くのにアブラっぽい、くすむ、毛穴やくまが目立つ...と、あらゆる悩みが同時多発して、ケアが難しい。
●すべきケア
とにかく早く寝て、体調を立て直す
ストレス混合肌に必要なのは休息とリラックス。時短できる心地よいコスメを取り入れて

「ストレスケア」のための重点お手入れポイント

POINT1 時短コスメの活用
・ケアで時短。その分寝るべし!
余裕のないときは時短ケアと割り切って、睡眠時間を稼ぐのもひとつの選択です。眠る直前のスマホチェックや寝酒など、睡眠の質を低下させる行為も控えましょう。シンプルケアや時々は時短に最適なオールインワンなどを活用してもOK。

POINT2 ご褒美コスメでリラックス
・余裕のある日は湯上りに癒しのケアを
香りや感触を楽しむことも、リラックスできて美肌につながります。できれば夜は湯船に浸かって体を温めてから寝ると、同じ睡眠時間でも肌の回復が高まります。

POINT3 体の中からストレスケア
・乱れがちな腸内環境も整えて
ストレスは腸内環境も乱します。腸内が乱れると腐敗物質が血中に回り、肌あれや乾燥を引き起こします。発酵食品などをとったり、体を動かすようにしましょう。

2つ目の特集もご覧ください。

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雑誌『美的』2018年9月号 特集その2(7月22日発売)(掲載ページP142~149)

今回、慶田院長は2つの特集を監修しています。

◆特集その2『「黒くなる」肌と「赤くなる」肌 日焼け前後のケアは、ここまで違う!』(掲載ページP142~149)

<あなたはどっち?>
毎日じわじわ日焼けして、休日にでかければ1日でこんがり、日焼けが肌に定着するタイプの肌。一方で、普段はあまり日焼けせず、強い紫外線を浴びると赤くヒリヒリする肌。
それぞれの特徴を解説します。
●じわじわ焼けてどんどん定着「黒くなる」肌
日焼けして黒くなる肌は、メラニンを作る力が高め。メラニンには肌の細胞を傘のように覆い、紫外線や刺激などの外敵から守る働きが。つまり、黒くなる肌はそれだけ自己防御力高く、肌老化しにくい肌なのです。
○「黒くなる」肌はこんな人
☑海や山で日差しを浴びてもあまり赤くならずしっかり黒くなる
☑日焼け直後に肌がやや赤くなり、その後黒くなる
☑ひと夏が終わるとしっかり日焼けしている

●夏の終わりに日焼け色が残りにくい「赤くなる」肌
海や山で無防備に紫外線を浴びると赤くなり、ヒリヒリするようなタイプは、メラニンを作る力が弱い肌。細胞がメラニンに守られることなくダメージを受けてしまうため、日焼けはしにくいものの、シミ・シワ・たるみの危険と隣り合わせ!
○「赤くなる」肌はこんな人
☑海や山で日差しを浴びると赤くなり、元に戻る
☑日焼けして赤くなった後うっすら黒くなる
☑ひと夏過ごしてもほんのり程度にしか焼けない

●黒くなる肌はくすみに、赤くなる肌は老化に注意
日焼けによる肌の反応は、赤くなったり、黒くなったりと個人差があります。
ジャパニーズスキンタイプの分類では、赤くなった後もとの肌色に戻るのが1。赤くなった後に黒くなるのが2。赤くならず、そのまま黒くなるのが3。日本人の肌は、この3タイプに分類されています。タイプ1と3は約15%ずつと少なく、約70%の人はタイプ2に分類されます。
●その違いは、メラニン再生力の差。
メラニンはくすみやシミの原因と悪者扱いされがちですが、本来は肌細胞を守り、老化や肌トラブルを守るために作られるもの。タイプ1や2の肌は、メラニンが細胞を守り切れないため炎症を起こしてしまい、赤くなるためです。
今回の企画では、タイプ3と、2の中でも赤くなる度合いが少ない人を「黒くなる」肌、タイプ1と、2の中でも赤くなる度合いが高い人を「赤くなる」肌と分類。
黒くなる肌はくすみやゴワつきに注意し、赤くなる肌はダメージを受けやすいので老化に注意しましょう。

<Morning なるべく日焼けしないための、朝の予防ケア>
日焼けを防ぐことは、何より大切な美肌ケア。日焼け止めの選び方、スキンケア、インナーケアまで、「黒くなる」「赤くなる」肌で、やるべきことが違います。

★「黒くなる」肌の場合
徹底ガードで、とにかくメラニンを作らせない!
メラニンの生成を防ぎつつ肌を守るケアをプラス
メラニンをたくさん作る「黒くなる」肌は、その分細胞の中心にある核をしっかり守れるので、老化しにくい〝ラッキーな肌質〟であることは事実。とはいえくすみやすく、透明感が出ない点は悩みどころです。
黒くなる人は、より意識して日焼け止めをしっかりつけましょう。日傘などで物理的に紫外線をカットするのもおすすめです。美白美容液にも色々なタイプがありますが、黒くなる肌の人には、メラニンができる前に抑制してくれるタイプの美白ケアが有効です。毎朝のケアに組み込みましょう。

●日焼け止めはSPF50+を。保湿効果も高いものが◎
メラニンを作らせるのは、主に紫外線のUVB。UVBをカットする指数はSPF値です。肌が弱い人以外、夏場はデイリーにSPF50+の日焼け止めを使いましょう。
●メラニンができる前の段階で食い止める美白美容液が必須
紫外線を浴びてメラニンができるまでには、細胞レベルでいくつかの段階があります。早い段階で生成をストップする美白美容液が、黒くなる肌の人には効果的です。
●ビタミンCサプリで体の中から肌を守る
黒くなる人には、朝のビタミンC内服が効果的です。メラニン抑制だけでなく、さまざまな美肌効果を発揮。食事では補い切れないので、サプリメントを活用しましょう。
●日傘やサングラスも効果大!外出時は必ず
白い日傘には反射、黒い日傘には吸収の働きがあり、黒の方がやや効果が高いといわれています。また、目から入る紫外線を防ぐためには、サングラスも効果的です。

★「赤くなる」肌の場合
炎症やダメージを防ぎ、白く柔らかな肌をキープ!
多方面からの炎症を防ぐ!
「赤くなる」肌は、細胞を守ってくれるメラニンの生成量が少ない分、肌が常に危険にさらされています。炎症は細胞にダメージを残すので、将来的にシワやたるみできやすい肌質です。また、シミはメラノサイトが強いダメージを受けることでエラーを起こし、メラニンを作り続けてしまうことが原因。防御力が少ない、赤くなる肌は要注意です。
紫外線を浴びると肌の中に活性酸素が生まれ、それが炎症の原因になるので、活性酸素を消去するケアも有効。1度炎症が起きてしまうと、いくらケアしても〝なかったこと〟にはできません。朝の段階で、できることを抜かりなく。

●PA値が高く、炎症も防ぐ効果をもつ日焼け止めを選んで
肌の奥まで届いてシワ・たるみの原因になるのはUVA。UVAをカットするPAが最高値の「++++」である日焼け止めを選びましょう。最近は炎症を防く効果をもつ日焼け止めもでてるので、活用しましょう。
●高い抗酸化作用をもつコスメを朝ケアに
活性酸素はすべての肌トラブルの原因。朝のお手入れには抗酸化ケアを組み込みましょう。インナーケアも効果的ですが、塗っておくと効果がダイレクトに。
●飲む日焼け止めは、赤くなる肌にこそ有効です!
最近話題の飲む日焼け止めは、体の中から炎症を抑えてくれるので、紫外線で赤くなる肌には打ってつけです。日差しが強い夏の間は、毎朝とるのがベスト。

<After72H もし日焼けしちゃったら...3日以内のケアが大切!>
強い紫外線を長時間浴びてしまって、黒くなった、赤くなった...というときは、メラノサイトが活性化している72時間以内のお手入れが、美肌を取り戻すカギ。

★「黒くなる」肌の場合
メラニンの排出&還元ケアで〝黒い肌〟を定着させない!
メラニンの排出を促せば早くもとの肌色に戻れる
日焼けして黒くなった肌は、メラニンを作り続けているだけなので、肌のダメージは基本的に心配ありません。UVケアをしっかりして、これ以上紫外線の刺激を受けないようにすれば、メラニンの生成は収まり、不要なメラニンは自然と排出されていきます。
見た目的にくすみが気になる、早く透明感を戻したいという場合は、角質ケアで代謝を上げたり、ビタミンCでメラニンの色を還元するケアがおすすめ。日焼け直後、赤みやほてりがある場合は、治まってからお手入れをスタートして。

●角質ケアでメラニンを含む古い角質の排出を促す
透明感を早く取り戻したなら、酸や酵素の入ったアイテムで角質ケアを。ただし必要な角質までも取りすぎないように注意。マイルドな美容液タイプがおすすめです。
●レチノールで代謝を上げ新しく透明感のある肌へ
シワ改善成分として話題のレチノールですが、その効果は代謝をあげること。新しい肌が生まれるのをサポートしてくれるので、日焼け肌が早く元に戻ります。
●できてしまったメラニンの色を、ビタミンCで淡色化
数ある美容液成分の中でも、メラニン還元作用をもつのはビタミンCだけ。メラニンの色を薄くしてくれます。

★「赤くなる」肌の場合
何にはともあれほてりを鎮静。治まったらエイジングケアを開放
段階を追ったお手入れでダメージを残さない
海や山で日焼け止めがおろそかになってしまい、うっかり肌が赤くほてるまで日焼けしてしまった...!という場合は?
ほてっているときに積極的なケアを行うと、刺激となって炎症を悪化させるだけ。まずは冷やして、ほてりが引くのを待ちましょう。
ほてりが治まったら、傷んだ肌に刺激を与えないよう、油分で保湿と保護のシンプルなケアを。2日程度たって赤みも落ち着いてきたら、美白や抗炎症のケアを始めてもOK。炎症はとにかくすぐ冷やして鎮める。落ち着いたらエイジングの進行を食い止めるべく、急いで積極ケアを開始。機を見計らうことが大切です。

●ほてっている間は積極的なケアをせず、冷やして鎮静
日焼けして熱をもっている場合は、軽いやけどと同じ状態。氷水や保冷剤でしっかり冷やして。
●ほてりが治まったらクリームやバームで保護ケア
日焼け肌はダメージを受けているので、ほてりが治まったらクリームやバームなど、皮膜効果のあるアイテムで保護を。水分は染みることもあるので控えて。
●肌が落ち着いたら美白&エイジングケアをスタート
紫外線を浴びるとすぐにコラーゲン分解酵素が作られ始めるので、肌が落ち着いたらすぐに対策を。美白&エイジングケアの高機能美容液がおすすめです。

<Daily Care 紫外線のダメージを残さないためにするべきこと>
夏の小麦肌はヘルシーで素敵だけれど、紫外線は肌に確実にダメージを残します。美肌のためには、やっぱり焼かないのがいちばん。そのための共通ケアをご紹介。

01 ただ〝塗るだけ〟で安心してはダメ。肌を完璧に守る方法はコレ!
日焼け止めの数値は、分厚く塗った測定値の値。普通に塗るとSPFは1/5程度になってしまうという事実を忘れずに。重ね塗りや日中の塗り足しがマストです。

まずはSPF50・PA++++の日焼け止めをしっかり塗る
SPF50の日焼け止めを1回普通に塗ると、実際の日焼け止めの効果はSPF10程度になります。少しおいて乾いた後にもう1回薄く重ねれば、SPF15程度まで効果を高めることができます。
ファンデーションもUVカットタイプを
夏場はファンデーションも紫外線防止効果の高いものを意識的にセレクトして。例えばSPF 30程度のファンデーションを薄くナチュラルに塗ると、SPF 3〜5程度に。ただし肌を守る観点では、厚塗りがベターです。

ランチ後に日焼け止めを重ね塗り
日焼け止めとファンデーションを重ねたとしても、SPF 15〜20程度。SPF 1で肌を20分守れるので、5〜6時間たったら塗り直したほうがいいという計算に。ランチ後に日焼け止めを重ねると安心です。

02 しっかり保湿してバリア機能強化!
紫外線を浴びると肌がダメージを受け、保水力が弱まって乾燥しやすくなります。保湿成分配合した美容液や乳液、クリームでバリア機能強化しましょう。

03 湯船につかって体温上げ代謝を促す
夏はエアコンで体が冷えやすく、代謝が滞りがち。湯船につかると効率よく体温を上げることができ、全身の代謝アップにつながります。

04 リゾートではこすれ対策の日焼け止めを使って
日焼け止めは、手で触れたり汗や皮脂でぬれたりといったことで落ちてしまうのが難点。日焼けすることがわかっている海や山に行くときは、こすれや汗に強い日焼け止めを使いましょう。

05 肌を立て直す食材を取り入れる
肌を作るのも守るのも、食を抜きにしては語れません。朝は抗酸化成分を含む食材、夜は肌の修復効果があるビタミンCを含む食材を意識して取りましょう。朝にスイカやベリー類、トマトなどの抗酸化フルーツや野菜をとると、紫外線防御力が強化されます。和食派なら、抗酸化成分のアスタキサンチンがたっぷり入ったシャケがおすすめです。

黒くなる派と赤くなる派では、紫外線による肌の反応や、その後の影響に大きな違いがあります。今すぐ自分の肌に合ったケア法をチェックしましょう。
是非、ご一読ください。


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雑誌『VOCE/ヴォ―チェ』2018年9月号(7月21日発売 掲載ページP168~169)

特集:「美ヲタ研究 透明感の正体に迫る!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

「透明感」よく使われる言葉なのに、その正体は意外と知らないものです。美容のプロが、様々な角度から分析し、今日から「透明感のある人」になるために、使えるワザやテクニックを一挙大公開します!

【あの手この手で"透明肌"を作る!スキンケア編】
「透明感」のある肌に憧れるけれど、どんなお手入れをしていいかわからない。そんな悩める読者のために、肌理論と最適なケアをプロが教えます!

Q、「透明感」って?体質で決まるもの?
A、角層の水分量が決め手!自己ベストを目指すのがGOOD
持って生まれた肌質によるところは大きいですが、角層が抱える水分量は、透明感を大きく左右します。たとえば、つきたてのお餅はツヤがあって明るい色なのに対して、乾燥してひび割れたお餅は暗くくすんで見えますよね。肌にも同じことが起きているので、まずは水分をキープできる角層状態に整えて。スキンケアも大切ですが、それ以前に、まずは適切な睡眠や食生活、ストレス対策をすることが近道です。
角質細胞内にある天然保湿因子は、水分をスポンジのように抱えています。その細胞と細胞の間を超拡大すると、セラミドが水分を挟み込んだ状態の"ラメラ構造"があります。セラミドは細胞同士を強固に接着しますので、ラメラ構造が整っていると、水分量の多い角層は美しく層状となり、キメが整い、光をキレイに反射して"透明感"のある肌になります。
<おすすめ施術>
フォトフェイシャルM22』を年2回〜4回くらいで行うと◎。メラニンや色ムラ、ニキビにも効果的です。
初回トライアル 全顔 ¥28000、初診患者様限定トライアル¥25000、額オプション¥5000。
(全てケミカルピーリング・パック・手背への照射込み)


Q、化粧水、美容液、乳液、クリーム......透明感に影響するのはどれ?
A、化粧水よりも乳液やクリームで水分キープを
肌に水分を抱え込んだ状態を維持するために、乳液やクリームでの保湿はよいですね。化粧水で肌の水分量がグッと増えるということはないので、しっとり感を保つために、小分けにしてムラなくつけるくらいでいいです。

Q、洗顔やクレンジングで透明感をアップさせるには?
A、肌質に合わせて、"残さず、落としすぎず"を狙う!
洗浄剤には、"角層の刺激となり透明感を阻害する汚れやメイクをきちんと落としたいけれど、肌に必要な潤い成分は残したい"というジレンマがあります。きちんと落とせているか、洗いすぎていないかをよく観察しましょう。洗浄力が強すぎるものは、赤みや肌荒れを引き起こすこともあるので要注意です。

紫外線やエアコンの影響、暑さによる睡眠不足や栄養不足で肌が乾燥しやすい時期です。しっかりと肌に水分を与えて"透明感"のある肌を目指しましょう。是非、ご一読下さい。


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雑誌『MAQUIA/マキア』2018年9月号(7月22日発売 掲載ページP118~127)

特集「ニッポンの〝魔夏″を乗り切るために、美賢者からの美の処方箋 老け肌100問100答」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【インナードライ肌の処方箋】

Q.「肌が枯れる=インナードライ」とは?
A.表面は脂っぽいが、実は肌の内部は水分が不足している状態。
湿度が高い夏は、表面は潤ってみえても内側が乾燥していることがあります。洗顔直後は肌がつっぱるのに、少しすると皮脂がでてべとつくという方は結構いらっしゃいます。これは、角層の水分保持力の97%を担う『角質細胞間脂質』と『天然保湿因子NMF』の量が不足し、水分保持力としては2~3%しか寄与しない『皮脂量』が多い状態。これをインナードライ肌と定義します。

Q.湿度が高くても肌は乾燥する?
A.乾燥しているのに、それに気づきにくいから要注意!
湿度が高くても、角層の水分量は低く、バリア機能が低下している人は多いんです。空気が湿っているから気づかないだけ。また、紫外線は、角層の水分量を低下させ、乾燥肌にする作用があります。夏に保湿をおざなりにすると、暑さに紫外線が追い打ちをかけ、肌内部がカラカラに。また、紫外線は真皮にまで届いてコラーゲンを破壊するため、シワも進行させてしまいます。夏でも水分と油分をしっかり補いましょう。

Q.朝の保湿が夜まで続かないのはなぜ?
A.汗にまつわることや、それにまつわる行動も一因かも
大量の汗で、朝の保湿成分が流れてしまいやすいのが夏ですが、そもそも与えた潤いを抱え込む、という肌本来の力が弱っているのかもしれません。
夜のケアだけでなく、寝る直前のもうひと手間〝追っかけ保湿″をすると翌朝の潤いがアップします。

Q.肌が乾くときは洗顔料で洗わなくていい?
A.洗う方がむしろ潤う、というデータも。やさしい洗浄料で洗いましょう。
肌の表面は角層という水分を保つための層におおわれています。健康な肌の角層は、肌内部の水分を逃さないようにキープしています。ところが汚れなどが付着すると、それが刺激となり、角層が乱れて水分が肌の外に蒸発しやすくなってしまいます。肌トラブルの原因になる不要な汚れや古い角質は、よく泡立てた洗顔料で洗い落とすことで、そのあとの保湿剤の効果も高まります。

【シワ・ゆるみ・たるみの処方箋】
Q.テカるのにシワが深くなるのはなぜ?
A.肌がテカるから若い肌、というわけではありません。
シワと皮脂分泌は別問題。角質のバリア機能保持力や表情グセなどの見直しを。喫煙のダメージは相当大きく、シワを深くします。30代半ばを過ぎたら肌をみれば喫煙者とわかるほどです。ぜひ禁煙を。

Q.シワって一度できたらリカバリー不可能?
A.ちりめんジワなら保湿や抗酸化、ターンオーバー促進で回復のチャンスあり
ちりめんジワ程度なら、保湿でかなり目立たなくなります。ターンオーバーを促進するレチノールなどの抗酸化成分も効果的。ただ、大ジワやたるみをなかったことにするのは難しいのが事実。積極的に改善を考えているなら、ボトックス・ヒアルロン酸、ハリを高める照射治療がおすすめです。美容医療の手を借りましょう。どの施術も医師の診立てと技術で結果に大きな差が出ます。信頼できる医師に相談を。

関連施術:お悩み別 シワ


Q.目が疲れていると、目元のシワも増える気が...
A.目を酷使することによる血流障害やブルーライトが、目元の皮膚にも影響する可能性があります。ドライアイになる生活習慣は目周りの乾燥を招くことも。

Q.やっちゃいけない顔グセってある?
A.眉間のシワ、下がり口角、しかめっ面は女が下がる!
普段から自分がなりたい表情でいること。40歳を過ぎたときのシワの現れ方が違います。顔を見ると性格まで透けて見えてしまうと心得て。

Q.紫外線とシワ、ゆるみ、たるみの関係は?
A.紫外線によりコラーゲンが破壊されて老け顔に
肌のハリの決め手であるコラーゲンやエラスチンが紫外線により破壊され劣化すると、シワやたるみにつながります。最近では近赤外線の一部の波長が、深部のたるみに影響している事実も解明されてきました。光対策は万全に、紫外線の多い時季はとくに肌の栄養に欠かせないビタミン類やタンパク質を、積極的に補いましょう。

【毛穴の開き・ニキビの処方箋】

Q.夏になると毛穴の開きが目立つ気がするのはなぜ?
A.毛穴周りの角質が厚くなるせいです。
角質の状態が悪くなると、毛穴の入り口がぶ厚くなるため開いてみえることがあります。毛穴周りの角質が硬くなり、皮脂分泌量が上がることでさらに悪化します。
角質ケアとして、軽いピーリング効果がある拭き取りタイプの化粧水を取り入れたり、定期的に美容皮膚科でケミカルピーリングを受けるなどして、ターンオーバーを高めると良いでしょう。毛穴の黒ずみを指で押したりすることは、肌を傷めるので厳禁です。

関連施術:お悩み別 毛穴の開き、黒ずみ


Q.ニキビの炎症を早く抑えるのは?
A.夏は汗や皮脂で菌が増殖しやすく、紫外線の刺激もニキビを悪化させます。ひどい炎症は抗生剤の服用などが必要なので、皮膚科を受診しましょう。小さいニキビでも炎症が長引けば難治なニキビ痕になるため、早めの治療が肝心です。日ごろのケアとして、皮脂をコントロールするビタミンB群を補うと、ニキビの予防・改善に効果的です。なかなか食事だけでは補えないので、サプリメントを活用すると良いでしょう。

暑さも湿度も上昇し、肌の疲労がピークに達するこの時期にエイジングの加速を食い止めましょう。
是非、ご一読ください。

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雑誌『InRed/インレッド』2018年8月号 (7月7日発売 掲載ページP112~113)

特集「暑い季節を気持ちよく過ごしたい 涼やかな雰囲気を纏う夏のデオドラントケア」

清潔感のあるボディで好印象
汗をこまめにオフして爽やかな状態をキープ
少し動いただけで汗をかく夏は、いつの間にか汗臭くなることがあります。けれど、汗そのものは本来、無臭です。汗は〝全身から出て体温調整するエックリン汗〟と、〝わきや外性器周りなどの部分的に出るアポクリン汗〟があります。アポクリン汗はたんぱく質を多く含み、これが常在菌によって分解されることでにおいに変わります。わきは臭いの強い汗が留まりやすく、汗の蒸発とともに広がるので周りの人にも気づかれやすくなります。対策としては、わきの汗を抑えることや汗をかいたら早めに拭き取ること。これだけでもかなり軽減されます。

(対策1)
汗そのものをブロックする
いつどこでも手軽に使えるのが制汗剤やデオドラントアイテム、精油の香りでケアするエチケットスプレー。わきの汗を止めても、他のパーツで調整するので体に影響はありません。制汗剤は汗ジミ対策もできるので便利です。
(対策2)
汗をすばやく吸収する
汗が肌に留まる時間が長いほど菌の分解が進むので、吸汗性のインナーやパッドを使うのも賢い選択。ミネラルを含む汗は、乾いたハンカチでは取れ切れません。拭くときはボディシートや濡れタオルなどがおすすめです。
(対策3)
生活習慣を見直して体質改善
1 肉や辛いものを食べすぎない
脂肪が多い肉やニラ、スパイスなどをよく食べる人は体臭が強くなりがち。焼肉やステーキ、アジア料理はほどほどに。

2 体臭を強めるタバコは控える
皮脂が酸化することも体臭の原因のひとつ。ストレスや加齢、暴飲暴食はもちろんのこと、タバコも酸化を進め、においを強くさせます。

<足のにおい>
丁寧にケアすれば素足に自信が持てる
1日中はいた靴を脱いだときにモワッと立ち上がる足のにおい。これも汗が常在菌によって分解されることで発生します。

パンプスやスニーカー、ストッキングなどで通気性が悪いと、汗がこもって靴のなかは蒸し風呂状態。すると常在菌が増えて汗の分解が進み、においが蓄積されます。

また、夏は水虫にも注意が必要で、深刻化すると皮がふやけて悪臭を放ちます。ムレによるにおいも水虫も対策としては、汗がこもらないようにすること。そして、同じ靴ばかりを履かないことです。

古い角質もにおいの原因になるので、毎日しっかり洗い、定期的な角質ケアも行いましょう。角質や汚れは靴のインソールにも付着するので、帰宅後は固く絞った布やアルコールなどでインソールを拭いておくことも大切です。

●朝出かける前のフットケアを習慣化
靴を履く前はにおいの元となる汗にアプローチするアイテムを活用。制汗剤やクールジェルを塗るほか、汗を吸収する使い捨てインソールを忍ばせるのもおすすめです。

●外出先で靴を脱ぐ前に消臭アイテムで応急処置
一番困るのが、座敷での食事やホームパーティ。手軽ににおいケアできるフットシートやスプレーは〝バッグに常備〟が夏の常識です。

●入浴時に専用ソープで洗う
汚れや古い角質はその日のうちにしっかりオフ。足の指の間は汚れが溜まりやすいので、手を使って丁寧に洗いましょう。

●その他のケア
週1で丁寧なケアとバスマットの交換
足の爪裏も汚れが溜まるので、週1回ブラシ洗浄を習慣化しましょう。また、湿ったバスマットは菌の温床となるのでこまめに洗濯を。

お風呂が面倒な日は足湯で代謝アップ!
1日動いた足は汚れや汗、雑菌でいっぱい! 疲れていても足だけは洗うのが賢明です。代謝が上がることでにおいも軽減されます。

気温が上がり湿度も高くなるこれからの季節。デオドラントケアを習慣にしましょう。
是非、ご一読ください。


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オルビス会報誌『Sibro/シブロ』2018年7/8月合併号(P14~19)

特集「正しい知識で賢く美肌に 紫外線とメラニン基礎講座」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

紫外線に無防備にあたってはいけない、メラニンは増えすぎるとシミになることは、多くの人が知っています。でも、そのメカニズムは知らない人が多いはずです。
正しく敵を知ったほうが予防も完璧に。紫外線とメラニンの基礎を確認しましょう。

【1時間目/紫外線のしくみ】
なぜ、紫外線は浴びすぎると危険なのでしょうか?
知っておきたい紫外線の基本中の基本から基礎講座開始です!

そもそも紫外線とは?
私たちが生きている地球は、太陽から振りそそ太陽光線の恩恵を受けています。太陽光線は、光の波長によって、"紫外線"、"可視光線"、"赤外線"などに分けられます。紫外線はさらに、波長の長い順に、UV-A、UV-B、UV-Cの3つあり、肌トラブルなどに影響するのはUV-AとUV-Bです。

紫外線のピークは3~9月
紫外線は太陽光線なので、季節によって量は異なります。夏に強くなり、冬は弱まります。ですが、上のグラフをみると3月から急激に紫外線量が増加します。紫外線ケアは夏からではなく早めが重要。また、冬でも外出時にはケアが必要です。

紫外線の種類で肌ダメージもこんなに違う!
UV-Aは波長が長く、真皮にまで届いてコラーゲンを破壊し、肌のハリや弾力を低下させ、シワを増やします。UV-Bはエネルギーが強く、ヒリヒリする日焼けや皮膚がんの原因です。メラノサイトを活性化させ、シミやソバカス、くすみなどを引き起こします。

1日のなかでは、昼前後が赤信号
紫外線量は、太陽の位置でも変化します。1日の中で、太陽の位置が高くなる、お昼前後は、太陽光線の量も多くなるため、紫外線量も増加します。
でも、これからの季節は、日照時間も長くなるので、朝夕も紫外線ケアを忘れずに行いましょう。

【2時間目/メラニンのしくみ】
シミのもとと言われる"メラニン"。どうして私たちの身体に存在しているのでしょうか? 敵を知るとつきあい方が見えてきます!

メラニンってなぜあるの?
メラニンというと「シミを作るもと」と私たちには不要のもの、悪いものと思うかもしれません。ですが、もともとは、紫外線を吸収して、肌やからだに紫外線の影響を与えないようにブロックする作用を持っているのです。簡単にいえば、自前のサングラスのようなもの。もしも、メラニンがなければ、強い紫外線が肌の細胞を攻撃することも。からだを守る機能もメラニンは持っているのです。

メラニン色素はこうやって活性化します
メラニンは、肌の表面にある表皮の一番下にある"基底層"という部分にある"メラノサイト"という色素細胞で作られます。メラノサイトは、アメーバーのように手足が伸びた形をしています。紫外線を浴びると、メラニンを作れ、という情報が届き、メラノサイトは、"チロシナーゼ"という酵素のサポートを受けて、メラニン作るのです。

●Check!チロシンキナーゼってなに?
メラニンの生成を引き起こす酵素です。このサポートを受けて、メラニンは黒色メラニンに変化をします。アルブチンやビタミンC誘導体などの美白成分は、このチロシナーゼの働きを抑える作用があり、注目されています。

●メラニン生成の3ステップ
1. チロキシナーゼが活性化し、チロシンがメラニンに変化

2. メラニンが濃くなる

3. シミが沈着する

メラニン色素とシミの関係
メラニンが生成されても、表皮が生まれ変わるいわゆるターンオーバーのサイクルがきちんと保たれていれば、シミとして残りにくくなります。ですが、紫外線を浴び続けることで、メラニン生成にエラーが生じて、過剰にメラニン生成が発生することも。ターンオーバーが追いつかず、シミとして残ってしまうのです。

肌以外にも体中に存在するメラニン色素
メラニン色素は、肌以外にもからだ中に存在しています。目は太陽光線によってダメージを受けないようにメラニン色素が守っています。また、髪の色もメラニン色素の量で違いが。人間だけでなく動物にも同様に存在しているのです。

人種、地域でメラニン色素はこんなに違う
メラニン色素は、人種によって種類と量が異なります。日本人やアフリカ系の褐色の肌や黒い髪は、赤系や黒系の"ユーメラニン"の含有量が多く、白色人種に多いのが黄系の"フェオメラニン"です。フェオメラニンの割合が高いと、紫外線のダメージを受けやすいと言われています。


【3時間目/紫外線対策の素朴な疑問】
これから紫外線がより強くなる季節が到来です。正しく知ってきちんと防御しましょう。

Q.日焼け止めを塗れば十分にガードできる?
A"ミルフィーユ塗り"で鉄壁の防御を!
日焼け止めに書いてあるSPF数値が高さ=防御力の高さですが、塗る量が少なかったり、塗り方が雑でムラがあったり、時間がたってくずれたりすると、数値通りの効果が得られなくなってしまいます。一度肌に塗って、なじんだらもう一度塗る重ね塗りを。また、化粧下地、ファンデーション、パウダーなどすべてSPF表示があるものでミルフィーユ塗りすると、紫外線防御効果はより高まります。

Q. 今更聞けない、SPF、PAってどういう意味?
A. UV-A、UV-Bから肌を守る指標です
SPFは紫外線防御効果を表す数値です。紫外線のUV-Bによって、肌が赤くなるのをどれぐらい防ぐかを示しています。PAは紫外線のUV-Aを防ぐ効果を示していて、+は4段階に分かれ、数が多いほど、効果の高さを表しています。

Q. 日傘で防ぐなどすれば、紫外線の影響は受けない?
A. 反射光により四方八方から紫外線は攻めてきます
夏の強い日差しには、日傘は重要なアイテムです。でも、日傘があれば完璧というわけではありません。日傘で防げるのは、上からの紫外線。紫外線は地表からの反射光があり、あらゆる角度から影響が。日焼け止めでのガードは欠かせないのです。

Q. 洗顔やピーリングでメラニンは落とせるの?
A. ターンオーバーを促進することはできます
ダメージを受けると滞りがちなターンオーバーを促すという意味では、洗顔やピーリングは有効なことも。ですが、シミを取りたいからと力を入れて肌を刺激するのはNG。逆に強い刺激がメラノサイトを活性化させてしまうことも。ターンオーバーを促すケアは、やさしいケアが基本です。また、紫外線は肌を乾燥させるので保湿ケアも充分に行って。

Q. 美白しすぎると肌が弱くなるの?
A. そんなことはありません。防御とダメージのWケアを
美白スキンケアで肌が弱くなるということはありませんが、肌タイプによっては乾燥や刺激が出ることも。肌に合うものをみつけることが大事です。また、美白ケアをしていれば、UVケアはいらないと思っている人がいますが、これは間違い。UVケアと普段の美白スキンケアで、紫外線の防御とダメージケアをセットで行うことが大事です。

Q. どんなスキンケアをすればメラニンに対抗できる?
A. 抗酸化作用、メラニン生成の抑制効果のあるものを選びましょう
基本は、防御とスキンケアです。SPFとPA数値が高い日焼け止めで紫外線を防御。さらに、抗酸化作用やメラニンの生成を抑える作用のあるものでケアを習慣に。また、食生活も重要です。抗酸化作用があるビタミンA、E、Cや肌を作るたんぱく質は積極的に摂るようにしましょう。

紫外線がメラニンを作るので、日焼け止めはとても重要です。しかし、それだけでは紫外線ダメージを完全に防ぎきれません。毎日のスキンケアでバリア機能を高め、紫外線に揺らがない肌を目指しましょう。

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雑誌『saita/咲いた』2018年8月号(7月7日発売 掲載ページP100~103)

特集「最新&即効!真夏の鉄壁UVケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

UVケアが美肌を育む!日焼け止めを毎日の習慣に
肌が老ける最大の原因は紫外線ダメージによるもの。肌老化の80%が光老化であるとの報告もあります。レジャーやアウトドアシーンだけでなく、日常生活の中でも紫外線対策は必須です。
紫外線はシミの素であるメラニンの過剰生成を引き起こすだけでなく、肌の奥の真皮にもダメージを与えます。コラーゲンやエラスチンが破壊されてシワができやすくなったり、毛穴が開いたりと徐々に肌老化が目立つように。また、紫外線はからだの免疫力も低下させます。美容だけでなく健康のためにも、紫外線対策は毎日欠かさず行いましょう。

【日焼け止め編】~朝のひと手間でシミを防ぐ!~
紫外線ダメージはシミのもと。一度できてしまうとそのケアには根気が必要です。
まずは正しいUVケアを身につけて予防美容を徹底。

Q1.日焼け止めは毎日塗らないとダメ?
A. はい。季節や天候によらず日焼け止めは毎日塗りましょう
日焼けの原因であるUV-Bはピークが6月終わりから7月くらいですが、UV-Aは年間を通してそれほど量に変化がなく、1年中降り注いでいます。日焼け止めまでが一連のスキンケアだと意識しましょう。
地上に届く紫外線には2種類あります。波長が短いUV-Bは肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を引き起こし、炎症やシミの主な原因に。
一方、 UV-Aは肌の奥深くまで到達して肌の弾力、ハリを低下させます。UV-Aは窓ガラスも雲を突き抜けるため、一日屋内にいる日でも紫外線対策は必須。

Q2.正しい塗り方を教えて!
A. 表示の量の3倍を2回に分けて塗るのが理想的
たとえば、SPF50+・PA++++と紫外線防御力の高い日焼け止めでも、使用量が少なかったり、塗り漏れがあったりするとその効果は十分に得られません。表示の量より多めに取って重ね塗りしましょう。

POINT1
顔・首・デコルテまで塗るのであれば、表示の3倍くらいの量が必要。まずは半量を手に取り、まんべんなく伸ばすのがコツ。

POINT2
ベタつきが落ち着いたところで残りの半量を全体に重ね塗り、気になるところに重ね塗りする。焼けやすい頬や鼻筋は念入りに。首の後ろなど塗り忘れには注意。

Q3.日焼け止めで美白ケアもできる?
A. 美白成分配合の高機能なUVケアを取り入れましょう
ビタミンC誘導体などのスキンケア成分が配合されたものや、シミにつながる外部刺激から肌を守る処方のものなど、プラスαの機能がある日焼け止めを試してみましょう。

Q4.親子で同じ日焼け止めを使ってもいい?
A. はい。低刺激タイプがベター
親子で同じ日焼け止めを使う場合は、子どもが使えるものに合わせましょう。肌がかぶれさえしなければUVカット効果の高いものを使っても問題ありません。また、衣類などで物理的に紫外線から守るのもひとつの手です。

Q5.塗り直しが面倒で結局焼けちゃう...
A.メイクの上から使えるスティックタイプが便利
汗や皮脂で日焼け止めが流れるとムラ焼けの原因に。こまめに塗り直すのが最良ですが、化粧のヨレが気になる方にはスティックタイプの日焼け止めがおすすめです。

Q6.日焼け止め選びのポイントは?
A. 用途はもちろん、塗り心地も大切です
海やプールにはウォータープルーフタイプ、通勤時はファンデーションを重ねることを考えてSPF30前後のものというように用途で使い分けるとベター。日焼け止めは毎日使うものなので、塗り心地のよさやお手軽感など継続しやすいものを選ぶのもポイントです。

Q7.髪や頭皮は帽子で守るしかない?
A. スプレータイプの日焼け止めを取り入れてみて
最近は髪や頭皮など広範囲にさっと使えるスプレータイプの日焼け止めがたくさん出ています。仕上がりや香りで使い分けてみるのもおすすめです。

Q8.メイクでUV対策をするなら?
A. 紫外線をはね返すパウダーをこまめにオン!
日焼け止めだけを塗るよりも、パウダーだけを塗ったほうが紫外線防御効果が高いというデータも。お粉に含まれる顔料には紫外線をはね返す効果があるので、メイクの仕上げやお直しで使うといいと思います。

Q9.レジャー前にできる日焼け対策って?
A. 飲む日焼け止めでカラダの中から抗酸化力を高めておきましょう
紫外線ダメージからのディフェンス力を強化する日焼け止めサプリがおすすめです。抗酸化力が高まるので、顔だけでなくボディや目の日焼け予防にも最適です。

【アフターケア編】~日焼け後の3日間が勝負!~
紫外線を浴びてからメラニンが生成されるまで、72時間の猶予があるといわれています。ただし、紫外線に当たって一旦入ったスイッチは止めることは出来ません。早め早めのケアを心がけましょう。
Q10.日焼けして肌がヒリヒリ。すぐ美白しないとシミになる?
A. まずは炎症を鎮静する。美白はそのあと!
肌のバリア機能が低下しているときに美白をすると刺激になるのでNG。肌に痛みや熱がある場合は、まず濡れタオルなどで冷やして炎症を鎮めましょう。そのあとはクリームやバームなど低刺激のもので保湿を。

Q11.うるおいも美白も両方ケアしたい!
A. うるおいを与えつつ、クリアな肌をサポートするアイテムを投入!
日焼けの炎症が落ち着いたら、とにかく保湿をして肌のバリア機能の回復を図りましょう。保湿力が高く、さらに美白有効成分が配合されているアイテムは透明感アップにも効果的です。

Q12.シミが濃くなった気がします。どんなケアが有効ですか?
A.  肌の代謝を高めてシミを排出させましょう
一度できてしまったシミは排出することでしか薄くなりません。そのためには肌の代謝を上げることが必要です。代謝が上がると美容成分の浸透がよくなるので、保湿や美白などのコスメの効きもアップします。

Q13.夏の終わりは肌がゴワゴワ...
A. 古くなった角質をオフしましょう
肌のゴワつきはターンオーバーの乱れが大きな要因です。酵素洗顔などで古い角質をやさしくオフして代謝を促しましょう。乾燥が大敵なので保湿も念入りに行って。

日差しが急激に強くなるこれからのシーズンは"肌がもっとも老けやすい"時期でもあります。今こそ正しいUVケアを身につけて、シミやシワなどのトラブルを未然に防ぎましょう。
是非、ご一読ください。

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雑誌『saita/咲いた』2018年8月号(7月7日発売 掲載ページP100~103)

特集「最新&即効!真夏の鉄壁UVケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

UVケアが美肌を育む!日焼け止めを毎日の習慣に
肌が老ける最大の原因は紫外線ダメージによるもの。肌老化の80%が光老化であるとの報告もあります。レジャーやアウトドアシーンだけでなく、日常生活の中でも紫外線対策は必須です。
紫外線はシミの素であるメラニンの過剰生成を引き起こすだけでなく、肌の奥の真皮にもダメージを与えます。コラーゲンやエラスチンが破壊されてシワができやすくなったり、毛穴が開いたりと徐々に肌老化が目立つように。また、紫外線はからだの免疫力も低下させます。美容だけでなく健康のためにも、紫外線対策は毎日欠かさず行いましょう。

【日焼け止め編】~朝のひと手間でシミを防ぐ!~
紫外線ダメージはシミのもと。一度できてしまうとそのケアには根気が必要です。
まずは正しいUVケアを身につけて予防美容を徹底。

Q1.日焼け止めは毎日塗らないとダメ?
A. はい。季節や天候によらず日焼け止めは毎日塗りましょう
日焼けの原因であるUV-Bはピークが6月終わりから7月くらいですが、UV-Aは年間を通してそれほど量に変化がなく、1年中降り注いでいます。日焼け止めまでが一連のスキンケアだと意識しましょう。
地上に届く紫外線には2種類あります。波長が短いUV-Bは肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を引き起こし、炎症やシミの主な原因に。
一方、 UV-Aは肌の奥深くまで到達して肌の弾力、ハリを低下させます。UV-Aは窓ガラスも雲を突き抜けるため、一日屋内にいる日でも紫外線対策は必須。

Q2.正しい塗り方を教えて!
A. 表示の量の3倍を2回に分けて塗るのが理想的
たとえば、SPF50+・PA++++と紫外線防御力の高い日焼け止めでも、使用量が少なかったり、塗り漏れがあったりするとその効果は十分に得られません。表示の量より多めに取って重ね塗りしましょう。

POINT1
顔・首・デコルテまで塗るのであれば、表示の3倍くらいの量が必要。まずは半量を手に取り、まんべんなく伸ばすのがコツ。

POINT2
ベタつきが落ち着いたところで残りの半量を全体に重ね塗り、気になるところに重ね塗りする。焼けやすい頬や鼻筋は念入りに。首の後ろなど塗り忘れには注意。

Q3.日焼け止めで美白ケアもできる?
A. 美白成分配合の高機能なUVケアを取り入れましょう
ビタミンC誘導体などのスキンケア成分が配合されたものや、シミにつながる外部刺激から肌を守る処方のものなど、プラスαの機能がある日焼け止めを試してみましょう。

Q4.親子で同じ日焼け止めを使ってもいい?
A. はい。低刺激タイプがベター
親子で同じ日焼け止めを使う場合は、子どもが使えるものに合わせましょう。肌がかぶれさえしなければUVカット効果の高いものを使っても問題ありません。また、衣類などで物理的に紫外線から守るのもひとつの手です。

Q5.塗り直しが面倒で結局焼けちゃう...
A.メイクの上から使えるスティックタイプが便利
汗や皮脂で日焼け止めが流れるとムラ焼けの原因に。こまめに塗り直すのが最良ですが、化粧のヨレが気になる方にはスティックタイプの日焼け止めがおすすめです。

Q6.日焼け止め選びのポイントは?
A. 用途はもちろん、塗り心地も大切です
海やプールにはウォータープルーフタイプ、通勤時はファンデーションを重ねることを考えてSPF30前後のものというように用途で使い分けるとベター。日焼け止めは毎日使うものなので、塗り心地のよさやお手軽感など継続しやすいものを選ぶのもポイントです。

Q7.髪や頭皮は帽子で守るしかない?
A. スプレータイプの日焼け止めを取り入れてみて
最近は髪や頭皮など広範囲にさっと使えるスプレータイプの日焼け止めがたくさん出ています。仕上がりや香りで使い分けてみるのもおすすめです。

Q8.メイクでUV対策をするなら?
A. 紫外線をはね返すパウダーをこまめにオン!
日焼け止めだけを塗るよりも、パウダーだけを塗ったほうが紫外線防御効果が高いというデータも。お粉に含まれる顔料には紫外線をはね返す効果があるので、メイクの仕上げやお直しで使うといいと思います。

Q9.レジャー前にできる日焼け対策って?
A. 飲む日焼け止めでカラダの中から抗酸化力を高めておきましょう
紫外線ダメージからのディフェンス力を強化する日焼け止めサプリがおすすめです。抗酸化力が高まるので、顔だけでなくボディや目の日焼け予防にも最適です。

【アフターケア編】~日焼け後の3日間が勝負!~
紫外線を浴びてからメラニンが生成されるまで、72時間の猶予があるといわれています。ただし、紫外線に当たって一旦入ったスイッチは止めることは出来ません。早め早めのケアを心がけましょう。
Q10.日焼けして肌がヒリヒリ。すぐ美白しないとシミになる?
A. まずは炎症を鎮静する。美白はそのあと!
肌のバリア機能が低下しているときに美白をすると刺激になるのでNG。肌に痛みや熱がある場合は、まず濡れタオルなどで冷やして炎症を鎮めましょう。そのあとはクリームやバームなど低刺激のもので保湿を。

Q11.うるおいも美白も両方ケアしたい!
A. うるおいを与えつつ、クリアな肌をサポートするアイテムを投入!
日焼けの炎症が落ち着いたら、とにかく保湿をして肌のバリア機能の回復を図りましょう。保湿力が高く、さらに美白有効成分が配合されているアイテムは透明感アップにも効果的です。

Q12.シミが濃くなった気がします。どんなケアが有効ですか?
A.  肌の代謝を高めてシミを排出させましょう
一度できてしまったシミは排出することでしか薄くなりません。そのためには肌の代謝を上げることが必要です。代謝が上がると美容成分の浸透がよくなるので、保湿や美白などのコスメの効きもアップします。

Q13.夏の終わりは肌がゴワゴワ...
A. 古くなった角質をオフしましょう
肌のゴワつきはターンオーバーの乱れが大きな要因です。酵素洗顔などで古い角質をやさしくオフして代謝を促しましょう。乾燥が大敵なので保湿も念入りに行って。

日差しが急激に強くなるこれからのシーズンは"肌がもっとも老けやすい"時期でもあります。今こそ正しいUVケアを身につけて、シミやシワなどのトラブルを未然に防ぎましょう。
是非、ご一読ください。

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2018年7月 9日

雑誌『mer/メル』2018年8月号(6月15日発売 掲載ページP76~)

特集「緊急レスキュー!! 夏ビューティQ&A」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

いよいよ夏がやってきましたが、楽しいイベントが多い反面、美容のトラブルも本格化する時期です。悩みに効く方法だけ徹底的に解説します!

街の女子1000名に聞きました。
Q.夏の美容のお悩みは?
A.1位:肌の日焼け...76%
2位:メイク崩れ...57%
  3位:肌のテカリ...43%
  4位:髪の日焼け...26%
  5位:ニキビ...23%
その他、ニオイや乾燥、汗染み、除毛荒れなどがあげられました。

【顔編】メイク崩れ、日焼け、テカリ、ニキビ
◎お悩み02 ≪日焼け≫
Q.日焼け止めの正しい塗り方を教えて!
A.広めに2度塗りがマスト!!
塗る前にまず保湿してから、日焼け止めを一度薄く伸ばし、乾かしてから重ね塗りをしましょう。体に塗るときは下着の状態で、襟ぐりや袖口よりやや広めに塗ります。顔は指二本で、目周りは薬指を使って優しく塗りましょう。

Q.日焼けしちゃった... 無かったことに出来ない?
A.無かったことには出来ないので、全力で予防をしましょう。
受けてしまった紫外線ダメージはゼロには出来ませんが、すぐにシミにはならないけれど、5年後大きな差が出ます。将来のために毎日しっかり予防をしましょう!

Q.食べ物でも日焼け対策できるの?
A.抗酸化作用のあるものが◎。でも朝のオレンジジュースは要注意!
シャケや緑黄色野菜など、抗酸化作用が高いものを日焼けする前に摂りましょう。抗酸化成分が入った飲む日焼け止めも効果的です。ビタミンCも効果的ですが、柑橘類の皮に含まれる成分で日焼けしやすくなるので、オレンジジュースなどは日没後に摂るようにしましょう!

Q.SPFやPA値、色々あってどれを選べば良いやら...
A.実際の効果は表示の1/5!重ね塗り前提で高めの表示を選びましょう。
SPFやPAの数値は、とても厚塗りした状態での値です。普通に塗ったときの効果は1/5ほどなので、2度塗りが必須です。実際の効果でSPF15、PA++は必要。SPF50なら、一度塗りで10、二度塗りで20のように、足し算で15以上を目指しましょう。

Q.塗り直しって必要ですか?
A.2時間おきが目安!面倒ならスプレータイプが便利です。
特に外出時は2時間おきに絶対塗り直しましょう。室内が多い日も、外出のタイミングで塗り直して。前に塗ったものの上から重ねてOK。

◎お悩み03 ≪テカリ≫
Q.しっかり洗顔しているのにTゾーンがテカテカに...
A.洗ってもテカりやすさは変わりません。洗いすぎるとニキビなどの原因にもなります。
テカリの原因である皮脂の出やすさは遺伝によるものなので、洗っても減りません。それどころか、洗い過ぎると乾燥して、更なる肌トラブルの引き金になる可能性があります!ゴシゴシ洗いは今すぐやめましょう!
●テカリの影に潜んだ乾燥が一番怖い!保湿はしっかりと
肌の乾燥とテカリは別系統なので、テカっている部分が実は乾燥している事もあります。皮脂の刺激と乾燥が合わさると、ニキビや毛穴の開きなど、より深刻な肌トラブルの原因になります。少しのテカリやベタベタは「しっとり・ツヤ肌」に脳内変換するくらいの気持ちで、Tゾーンを含めてしっかり保湿をしましょう。保湿には水分を抱え込む「モイスチャライザー」を含んだものをたっぷりと使用しましょう。

◎お悩み04 ≪ニキビ≫
Q.夏ってニキビが出来やすい気が。対策方法教えて!
A.スキンケアはもちろん、生活全体を整えて!
夏は紫外線の刺激でニキビが出来やすい季節なので、保湿や紫外線対策が大切です。さらに、こするなどの物理的刺激や食事・睡眠・メンタルなども大きな要因になります。健康的な生活を送る事がニキビの予防にも直結します。
●スキンケアには、殺菌は不要!
ニキビの原因のアクネ菌は、一部を除いてほとんどが善玉菌です。殺菌で肌の細菌バランスが乱れると肌荒れを引き起こす黄色ブドウ球菌などの悪玉菌が増えて肌荒れします。ニキビ用化粧品は、ノンコメドジェニックニキビを作りにくい処方で殺菌しないものがおすすめです。
●きちんとした食事で栄養を摂ろう
美肌は生命維持ギリギリの栄養では叶いません。ダイエットで食べる量自体が少なくても便秘になり、それもニキビの要因になります。腸を整える発酵食品や抗酸化作用のある緑黄色野菜に加え、肌のバリアを作る油などもきちんと摂りましょう。
●朝も洗顔料で洗おう
朝は水洗いだけ派も増えていますが、就寝中に分泌された皮脂や、夜に塗った化粧品の油分が酸化すると、刺激になってニキビの原因になります。優しい洗顔料でよく泡立てれば乾燥の心配も低いので、朝も洗顔料で汚れを落としましょう。

【体編】
お悩み05 ≪汗染み・汗のニオイ≫
Q.汗っかきですぐ染みる...。汗の量を減らしたい
A.無理に止めるのはNG! 体温を下げる&蒸発させる工夫を。
汗は体温調節のために出ているので、無理に止めるのは良くありません。制汗剤は脇などが気になる時くらいに留め、速やかに蒸発させて体温を下げる工夫をするのが得策です。
●オススメ汗対策
→血管の太いところを冷やす!
首筋や脇など、血管が太いところに冷たい物を当てると、体全体を効率的に冷やせます。
→拭く時は濡れタオルで!
汗を拭く時は濡れタオルがおすすめ、水分が蒸発する時に熱を奪ってくれて一層涼しくなります。
→風通しのいい服を着る
汗を吸い込む素材でゆったりした服を着ると、汗を効率的に蒸発させられて快適になります。

Q.汗のニオイが気になります...
A.汗自体は無臭。皮膚に留まらないようにしよう!
汗自体はそもそも無臭ですが、大量の汗が皮膚に長時間留まることで、常在菌に分解されて匂いを発するようになります。皮膚に汗が長時間触れていないような工夫をするのが大事です。
●体:におわせる前にふき取る!
匂いが発生する前に拭けるところは拭き取り、べたべた残る汗の成分を取り除いてしまうことで、さらっと蒸発しやすくなります。
●脇:毛の量を減らず
腋臭が気になる人は脇毛の量を減らして汗が籠りにくくするのが有効的です。レーザー脱毛が難しければ、カミソリで剃るだけでも効果的です。
●足:靴下を履く
足は汗の多い場所です。素足で靴を履くと蒸れて匂いやすくなるので、靴下を履きましょう。サンダルで匂いが気になる時は、度々拭くと安心です。

お悩み06 ≪ムダ毛≫
Q.色んな処理方法があるけど、どれが良いんだろう...?
A.自己処理ならカミソリ。脱毛は医療で!
自己処理にオススメなのはカミソリですが、剃るとき角質を削りバリアが傷つくので、剃った後は冷やして保湿をしましょう。一番確実なのは医療レーザー脱毛です。皮膚科専門医がいてトラブルに対処してくれるクリニックを選びましょう。

※『レーザー脱毛』
当院でレーザー脱毛に使用するジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)は日本厚生労働省承認機で安全性も申し分なし。メラニンの黒い色素に選択的に反応するロングパルスアレキサンドライトレーザーの作用で、毛と毛を作る器官を確実に壊し、4~8回でほぼ無毛に導きます。毛穴が締まり、コラーゲンが増えるのでキメも整います。同時に、シミ、くすみ、毛穴の黒ずみなどの高い美白効果もあり、一石六鳥くらいのマルチな効果で大人気の施術です。レーザー照射前に冷却ガスでお肌を冷やすので痛みが格段に軽減されました。

<そのほかの自己処理方法はここがダメダメ×!>
●ワックスや毛抜き→埋没毛や毛嚢炎の恐れ
無理矢理毛を引き抜くと、傷ついて炎症を起こしたり、毛穴がふさがって次の毛が中で丸まったり(埋没毛)するトラブルの原因になります。
●除毛クリーム→かぶれる可能性も
除毛クリームは、肌が強い人には問題ありませんが、弱い人には刺激が強くてかぶれてしまう可能性もあります。

Q.カミソリはどんなのが肌に優しいの?
A.体は三枚刃以上、顔は電動で。
カミソリは、よく切れる三枚刃以上のレディースシェーバーを使用しましょう。顔は元々毛が目立たない場所なので、電動で優しく。刃は劣化しないよう、自分が思っているより早く交換して、常に切れ味を保ちましょう。

Q.剃る時はボディソープでいいよね?
A.ボディソープより専用のシェービング剤で!
剃る時は必ず専用シェービング剤を使いましょう。ボディソープは、皮脂のバリアを奪いやすいので、剃って傷ついた肌には刺激になります。シェービング剤はジェルでもフォームでもOKですが、ジェルの方が剃る所が見えやすいのでおすすめです。

Q.正しい剃り方教えて!
A.引っ張りながら毛の流れに沿って
カミソリは毛流れに沿って動かしましょう。逆剃りすると肌が痛みます。しわになっているところは引っ張りながら剃るのがコツです。
●脇
脇はしわが寄っていて剃りにくいので、片方の手で引っ張り、広げながら剃りましょう。
●顔
顔は乾いた状態で、電気シェーバーを使って剃ります。浮かすように優しく剃れば十分です。
●体
何度も滑らせると肌に負担になるので、体の広い部分は毛の流れに沿って一気に剃りましょう。

夏のお悩みは解決しましたでしょうか?是非、ご一読下さい。
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アトピー性皮膚炎・敏感肌

atopic_skin.pngアトピー性皮膚炎は、強い痒みを伴う湿疹が繰り返し現れる皮膚病のことです。発症や悪化のメカニズムについては解明されていないこともありますが、家族の中にアレルギー性疾患(気管支喘息、アレルギー性鼻炎)を持っている人がいたり、生まれつき皮膚のバリア機能が弱いなど、遺伝や体質が関係していると考えられています。バリア機能が脆弱で乾燥している肌に、ハウスダストや花粉などのアレルゲンや、汗、衣類による刺激、精神的ストレスや寝不足などの悪化要因が加わることで皮膚に炎症が起こり、ますますかゆみがひどくなるといった悪循環に陥ります。

発症する部位は全身ですが、耳周り、額、目周りなどの顔、首、ひじの内側、ひざの裏などの関節エリア、手指などの刺激を受けやすいエリアに好発します。多くは生後2~3か月から始まって小児~学童期に悪化し、大人になると軽快しますが、近年「大人のアトピー性皮膚炎」という言葉が出てきたように、大人になってからかゆみや炎症などの症状があらわれる人が多くなっています。ストレスとの関係性が深いことも分かってきました。

また、最近の研究で、アトピー性皮膚炎の炎症を繰り返すうちに、本来真皮の中にだけ存在するはずの感覚神経のC線維が表皮に伸びてきて、ほんのちょっとした刺激で痒くなってしまうという仕組みが明らかになりました。そのため、衣服や髪の毛が触れただけといった些細な刺激で痒くてたまらなくなるのです。さらに、アトピー性皮膚炎の湿疹を繰り返すうちに、炎症後色素沈着が生じて肌が黒ずんだり、ステロイドの外用で多毛や皮膚萎縮が生じたり、炎症によりシワが深くなったりすることがあり、皮膚炎が出なくなった後も悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。

この様なお悩みを、美容皮膚科の施術でかなり解決できるようになりました。遺伝的体質を変えることは出来ませんが、目に見える皮膚炎をほぼゼロの状態にすることは出来ます。加えて、乾燥肌を改善しバリア機能を高め、出来てしまった黒ずみや多毛、皮膚萎縮を回復させることは可能です。ぜひ、自分史上最高に調子の良い肌を目指しましょう。アトピー性皮膚炎の治療経験の豊富な皮膚科専門医が皆さまに寄り添い、サポートいたします。

アトピー性皮膚炎で生じる湿疹以外の症状

黒ずみ・ダーティネック(さざ波様色素沈着)

湿疹や虫刺され、火傷などの強い炎症が生じた後は、表皮内にメラニンが増えて黒ずみます。通常炎症が治まれば、1~3年ほどかけて過剰なメラニンが排泄され色素沈着は消えていきます。一方アトピー性皮膚炎では、慢性的に炎症を繰り返すことによって、表皮の基底膜が壊れ、メラニンが真皮内に落ち込んでしまうため、ターンオーバーの過程でメラニンが押し出されることなく、時間が経っても消えない色素沈着(黒ずみ)が残ります。さざ波のような黒ずみが首や鎖骨の上、上胸部などに見られ「ダーティーネック(dirty neck)」「ダーティースキン」などと呼ばれます。ダーティーネックは、真皮内にメラニンが入れ墨のように入り込んだ状態なので、市販の美白クリームなどのお手入れは無効です。
おすすめの施術 仕組み
ピコトーニング 高いブライトニング効果のある照射治療です。切れ味鋭く深達性にすぐれた波長1064nmYAGレーザーで、真皮内に滴落したメラニンを微粒子に破壊し色素沈着を改善します。同時にコラーゲンも増生されるので、キメやハリが高まり、肌を滑らかに整えます。1回の効果をさらに高めたい方は、ピコトーニング照射と同時にピコフラクショナル照射を重ねて行う『ピコフラクショナルコース』がおすすめです。ピコフラクショナルコースに限り、通常より大幅に割り引いた「アトピー専用料金設定」があります。
ピコフラクショナル
プラズマシャワー 痛みやダウンタイムがないノンストレスな照射治療です。プラズマの殺菌効果により肌フローラを整えます。また、針を使用せず、高分子の有効成分を皮膚に確実に届けることができます。美肌に欠かせない「美白」「保湿」「肌再生」効果の高いカクテル製剤を導入し、潤いと透明感の高い肌に導きます。

痒み・赤ら顔(毛細血管拡張)

アトピー性皮膚炎の炎症を繰り返すうちに、本来真皮の中にだけ存在するはずの感覚神経のC線維が表皮に伸びてきてしまいます。そのため、衣服や髪の毛が触れるといった些細な刺激で痒くなってしまいます。また、ステロイド外用剤の長期使用で、皮膚萎縮(皮膚が薄くなる)や毛細血管拡張(赤ら顔)を生じることがあります。過剰な血管を安全に破壊し、萎縮したコラーゲンを再生させる治療が適しています。
おすすめの施術 仕組み
フォトフェイシャルM22 光やレーザーが、頑固な痒みの原因となるC線維を分断するので、数回の治療で痒みを感じにくい肌に改善します。痒みが軽減すると、皮膚炎も徐々に改善していきます。※治療効果を高めるために、照射前に、ターンオーバーを高めバリア機能を強化する『ケミカルピーリング』がサービスで付いています 幅広い波長域を持つ、穏やかな光(IPL)を照射する治療です。赤ら顔には、毛細血管に含まれるヘモグロビンの赤い色素に吸光度の高い光「Vascular Treatment Filter(血管専用フィルター)」を用いて、ダウンタイムなく不要な血管を壊します。その他、シミ、くすみ、色ムラ、毛穴目立ちなど様々な大人の肌トラブルに効果的な治療です。
ジェントルレーズプロ 黒いメラニン色素のみに反応する医療用レーザー脱毛機です。脱毛だけでなく、レーザーの美白効果で薄いシミやくすみ、色むら、毛穴の黒ずみも改善します。さらに、熱作用でコラーゲン線維が増生され、キメとハリが高まります。
ジェネシス ターンオーバーを促進するとともに、赤(ヘモグロビン)や黒(メラニン)の色素に反応し、色ムラを薄くしていきます。レーザーピーリング効果が高いので、毛穴の詰まりが取り除かれ、コラーゲンの再生によりハリが生まれ、キメの整った滑らかな肌へ導きます。

乾燥・皮膚萎縮・シワ

アトピー性皮膚炎の方は、自前の保湿成分(角質細胞間脂質・天然保湿因子)が先天的に不足しているため、細胞の間に隙間ができて、角層のバリア機能が脆弱になり、細胞内の水分が失われて乾燥しやすい状態です。また、ステロイド外用剤の長期使用で、皮膚萎縮(皮膚が薄くなる)が生じることがあります。炎症を繰り返すと、活性酸素が発生し、コラーゲン線維が断裂・劣化し、シワが生じます。重症なアトピー性皮膚炎患者さんはシワが早くから深くなりやすい傾向がみられます。皮膚萎縮,毛細血管拡張や脱色素斑などの混在した状態をポイキロデルマ様皮膚と呼びます。
おすすめの施術 仕組み
水光注射(水光プラス) スタンプ式の自動注射(1ショット9針)で、美肌・再生効果の高い薬剤を真皮内にダイレクトに注入できる肌質改善治療です。非架橋のヒアルロン酸をはじめ、コラーゲンブースターと呼ばれるPCL、小ジワ改善効果が高いアルジルリンなどを症状に合わせて注入できます。潤いと内側から押し上げるようなハリ感が生まれ、回数を重ねるごとに若々しい肌に改善します。皮膚萎縮でゴワついた肌質の改善にも効果的です。
スカーレットS(ニードルRF) マシンの先端にセットされた25本のマイクロニードル(極細電極針)から直接高周波を照射する治療です。皮膚の入れ替えと再生を促進し、ハリや質感を高めます。顔はもちろん、生え際から首までトータルに施術できる点も魅力です。
PRP(多血小板血漿)注入 ご自身の血液から成長因子を豊富に産生させる血小板を濃縮して採取し、気になる部分に注入することで、血小板の持つ細胞の修復・再生より、萎縮した肌そのものを若返らせる治療法です。
ピコフラクショナル(ピコトーニング照射も含む) ピコレーザーをフラクショナル状(小さな点状)に照射し、肌の再生を促す治療です。従来の『フラクショナルCO2レーザー』とは異なり、皮膚表面は傷つけずに真皮内に空胞を形成し、この空胞を修復しようとする皮膚の自己再生機能により、真皮のコラーゲンやエラスチンが増生され、毛穴の引き締まりとハリの高まりを実感できます。繰り返しの照射でアトピー特有の深いシワや皮膚萎縮、ポイキロデルマ様皮膚など難治性のダメージも改善させる効果があります。
プラズマシャワー 痛みやダウンタイムがないノンストレスな照射治療です。針を使用せず、高分子の有効成分を皮膚に確実に届けることができます。美肌に欠かせない「美白」「保湿」「肌再生」効果の高いカクテル製剤を導入し、ハリのある潤いや透明感に満ちた肌に導きます。また、滅菌効果も高くアトピー性皮膚炎の皮疹部に増え、炎症を悪化させる黄色ブドウ球菌の殺菌にも効果的です。
エレクトロポレーション 電気の力を利用して美容成分を肌の奥に浸透させる治療です。お肌に一切傷をつけずに成長因子、ヒアルロン酸などの保湿成分、アミノ酸、機能性ペプチド、ビタミン等が贅沢にブレンドされた『BENEV(ベネブ)』を導入し、潤いに満ちたお肌に導きます。

多毛

ステロイド外用剤の長期使用で、多毛が生じることがあります。使用中止後1年以上して残る場合は、レーザー脱毛がおすすめです。剃毛によるカミソリ負けや肌荒れからも解放され、美白効果も高い施術です。
おすすめの施術 仕組み
ジェントルレーズプロ メラニンに反応するロングパルスアレキサンドライトレーザーで、日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。毛、毛母(毛を作る器官)、バルジ領域(毛の元になる細胞がいる部分)をレーザーで安全に破壊し、減毛します。産毛からヒゲのように濃い毛まで数回の照射で軟毛化し、徐々に本数が減っていきます。

バリア機能を高める

アトピー性皮膚炎の方は、遺伝的に角質細胞間脂質の一種であるセラミドの量が健常人の1/3程度しかないので、乾燥しやすく、バリア機能が脆弱です。バリア機能を高める治療が効果的です。
おすすめの施術 仕組み
アクアフェイシャル 角層をほんの少し溶かし、ターンオーバーを活性化する治療です。自前のバリア物質(角質細胞間脂質・天然保湿因子)の産生が高まり、角層の水分量がアップします。 乳酸とサリチル酸で古い角質をピーリングし毛穴の皮脂や角栓をオフする治療です。痛みは全くなく、施術時間は10分ほどターンオーバーが促進され、表皮の水分が増え、健やかな肌を蘇らせます。
ケミカルピーリング マイルドで刺激が少ない乳酸を使用したピーリングを行っています。当院では、医師が個々のお肌の状態に合わせてピーリング剤の濃度を選び、塗布する時間を調整します。


アトピー性皮膚炎のワンポイントアドバイスワンポイントアドバイス私自身が乳児期からアトピー性皮膚炎に悩まされ、皮疹のコントロールが悪かった小学校高学年から中学校の間の写真は数えるほどしかありません。長期的に炎症を繰り返したため、首、手指、ひじの内側、ヒップ、ひざの裏には、黒ずみと皮膚萎縮が目立っていました。美容皮膚科医として15年診療に当たるうち、様々な照射・注入・導入治療を自身の肌で試し、今では皮膚科専門医でもアトピー患者だと分からないほどに改善しました。でも、バリアが弱く、肌荒れしやすく、取扱注意肌である遺伝素因は変わらないので、スキンケアには人一倍気を使っています。女子医大病院皮膚科勤務時代のアトピー外来での経験を踏まえ、アトピー性皮膚炎とその後遺症を少しでも改善する美容皮膚科治療をご提供しています。ピコレーザーで黒ずみが改善し、胸元の開いた服が着られるようになったというご報告を聞くと、私たちも幸せです。まだ、湿疹・炎症があっても受けられる治療ばかりです。ぜひご相談ください。


アトピー性皮膚炎の価格表


各施術ページをご確認ください。
ピコトーニングピコフラクショナルプラズマシャワーフォトフェイシャルM22
ジェントルレーズプロジェネシス水光注射(水光プラス)スカーレットS(ニードルRF)
PRP(多血小板血漿)注入エレクトロポレーションアクアフェイシャルケミカルピーリング

●ピコフラクショナルコース(ピコトーニング照射も含む)に限り、通常より大幅に割り引いた「アトピー専用料金設定」があります。

アトピー性皮膚炎 ダーティネック・ダーティスキン専用ピコトーニング照射×ピコフラクショナル照射


部位初回トライアル1回5回(10%OFF)10回(20%OFF)
首~鎖骨下¥38,000¥42,000¥189,000(37,800/1回)¥336,000(33,600/1回)
首後面¥25,000¥30,000¥135,000(27,000/1回)¥240,000(24,000/1回)
ひじ内側¥25,000¥30,000¥135,000(27,000/1回)¥240,000(24,000/1回)
胸・背中(上 or 下) / 腹部 / 臀部 各1部位¥60,000¥65,000¥292,500(58,500/1回)¥520,000(52,000/1回)

※胸・背中(上/下) ・腹部 ・ 臀部につきましては、同日の施術に限り2部位目から通常の施術金額の半額でご案内いたします。

2018年7月 1日

【只今受付中】慶田院長登壇 日経BP社主催「スマートリィ・エイジングEXPO」のご案内

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医学と健康科学、栄養学の進歩により、『人生100年時代』が現実のものになろうとしています。

そんな時代を背景に、日経BP社主催で「今日からの若返り法」「明日の体が軽くなる!セルフケア」、さらに「未来を変える最新医療情報」まで満載した体感型イベント「スマートリィ・エイジングEXPO」が開催されます。

慶田院長も皮膚科専門医として『人生100年時代のための覚えなおし基本スキンケア&美肌の作り方』をテーマに講演いたします。

当日は、顔や体の正しい洗い方、紫外線対策、保湿ケアなど、皮膚の仕組みから導く、スキンケアの基本を分かりやすくレクチャーいたします。また、人生100年時代における新しい美肌の作り方と若返り法として、最新の美容医療情報と美容医療で出来る若返り治療について盛りだくさんにご紹介する予定です。

受講料は無料で、どなたでも参加できるので、ご興味のある方は是非ご来場ください。

ただし、本イベントへの参加には「日経ID」への会員登録(無料)が事前に必要となります。すでに会員の方は、ログイン後、ご登録内容をご確認のうえお申し込みください。

↓↓詳しいプログラム・登壇者と参加登録はこちらからお願いいたします。↓↓
http://ac.nikkeibp.co.jp/2018y0721smag/

日時 2018年7月21日(土)
慶田院長 講演時間 14:15~14:55
場所 ベルサール六本木グランドコンファレンスセンター/9F
(港区六本木3-2-1住友不動産六本木グランドタワー9階)

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2018年6月25日

雑誌『upPLUS/アッププラス』2018年月7号(6月12日発売 掲載ページP58~65)

特集『夏こそ「保湿」を見直して、美肌に一歩リード」
に慶田院長の監修記事が掲載されました。

夏の美容といえば紫外線対策と美白のイメージですよね。でも、実は落とし穴が。湿気や汗でジメッとしているせいで、保湿をおろそかにしがちです。夏枯れ肌にならないよう、夏の乾燥対策の要『保湿ケア』を見直しましょう。秋の肌が変わりますよ!

<「ジメッ」にだまされないで!夏肌もすっごく乾燥してます>
汗で濡れていたり、湿気があったりで、"夏は肌が湿っている"と勘違いしてしまいがちです。夏の外気は、もちろん冬よりも湿度が高いのですが、それと肌環境とが同じではありません。汗をかいてそのまま放っておくと、汗に含まれる塩類などが刺激となって肌のバリア機能が揺らぎやすくなることも。トラブル回避のため、肌の弱い人は特に、こまめに濡れたタオルなどで汗を拭き取った方が良いでしょう。
そんなバリア機能が乱れた肌=乾燥肌に強力な紫外線が降り注ぐと、さらなる乾燥を招くことに。紫外線対策を怠っていると、そのダメージは甚大!肌の乾燥は、外側のケアだけの問題ではありません。食べ物や生活習慣などさまざまな点を見直して、"夏枯れ肌"とは無縁の美肌を守りましょう。

<肌構造と保湿成分について、おさらい>
●美肌を左右するのは表面からほんの数mmのところ!
肌内部は多くの層に分かれ、その厚みは表皮で約0.2mm、真皮で約1.8mmです。表皮の1番奥の基底層で新しく生まれた細胞が徐々に上がってきて、最終的には剥がれ落ちるまでをターンオーバーと呼びます。その奥の真皮の役割は、肌のハリや弾力を保つことです。

●もっとも外側にある角層は、保湿とバリア機能の要!
角層にはレンガのように角質細胞が並び、その間を接着するように細胞間脂質が満たされています。水を抱えて細胞自体をふっくらさせる天然保湿因子は、角質細胞の中にあります。肌表面では皮脂が膜状のバリアを作り、水分の蒸発を防ぎます。

●肌の保湿に関わる「3大因子」
肌本来の潤いを保つ働き=バリア機能が正常に稼働するために不可欠。
それぞれ特徴があるので、知っておくとやりがいを持ってケアできるはず!
肌の潤い=角質層に含まれる水分の約80%を細胞間脂質が保持。「角質層の構造を支える大切な接着剤」ですが、流出しやすいという弱点が。これが乾燥を招く大きな要因。

・皮脂膜 保湿への貢献度2~3%
組成:毛穴からの皮脂と、汗腺からの汗が肌の上で混ざることでできる。「天然のクリーム」とも呼ばれるもの。
役割:角質が剥がれるのを防いだり、肌内部の水分が蒸発したりするのをブロック。外的刺激から肌を守る、第一の壁となる。

・NMF(天然保湿因子) 保湿への貢献度17~18%
組成:アミノ酸やミネラル、尿素など。細胞が顆粒層から角質層へと押し上げられていく過程で、細胞内のタンパク質がNMFへと変化。
役割:水分を吸着して角質層にとどまらせることがメイン。肌の柔軟性と弾力性を保つ役割も。
・細胞間脂質 保湿への貢献度80%
組成:約40%を占めるセラミド、その他に遊離脂肪酸やコレステロールなど。肌のもっとも表面にある角質細胞内にはセラミドは存在しない。
役割:角質細胞同士の隙間を埋め、外部からの刺激の侵入や体内の水分の過剰な蒸散を防止。

●保湿には個性がアリ!
どんな風に水分と関係するのか、大きく3タイプに分かれます。多角的な保湿のためには、どのタイプの保湿成分も取り入れたい!

・水分をはさみ込むタイプ
セラミド、スフィンゴ脂質、水素添加大豆レシチン、ステアリン酸コレステロールなど
水分をサンドイッチのようにはさみ込み、キープする力が強いのが特徴。代表的な成分はセラミドで、水分保持力がもっとも高い。

・水分を吸着するタイプ
NMF(天然保湿因子)、尿素など
角質細胞内に存在する水溶性の成分。使用感が良いため化粧品にも多く配合されているが、これ自体の保湿力はさほど高くない。

・水分を抱え込むタイプ
ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなど
真皮に存在する成分で、保湿力と保持力が高い。湿度が下がった場合でも水分をしっかり抱え込んだままキープする。

<保湿のために!毎日の中の4大改善ポイント>
シミ、シワ、ニキビなど、あらゆる肌トラブルにつながる乾燥!うっかりやっている乾燥アクションを今日から見直して。

保湿の3大因子がきちんと機能していると肌表面にも内部にも隙間はなく、内側の水分は流出せず、外的刺激もしっかりブロック。逆に、バリア機能が弱まっている乾燥肌は、隙間だらけでさまざまな刺激を受けやすい。

細胞まで壊してしまうという恐ろしさ!
1.紫外線対策
紫外線は肌に炎症を起こします。この炎症をきっかけに角層の状態が乱れてくるのです。紫外線に当たると水分量は低下し、キメが乱れ、透明感が失われ......と、美を損なうスパイラルへとまっ逆さま。"対策をしないと火傷をする"くらいの意識でケアしましょう。

天気に関係なく日焼け止めは毎日塗る!
「曇っている日は、紫外線の影響がほとんどない」と、誤解している人が多いようですが、薄曇りでも紫外線量は晴れの日の70~80%は降り注いでいます。きっと、みなさんが想像よりずっと多いでしょう。ゆっくり、じっくり焼けてしまうのでUV対策は必須です。

顔はもちろん、体の日焼けも老化のもと
夏は露出が高くなるので、紫外線対策の必要な範囲も広くなります。面倒だと感じる人は、便利なスプレータイプを活用してみてください。シューッと吹きかけてサッとお出かけできる、サラッとしたテクスチャーのものなら肌負担も低く、扱いやすいはずです。

最低でもランチの際に1度メイク直しを実践
ランチに出かける前は「メイク直しを兼ねたUVケア」を習慣にしましょう。リキッドタイプは手間も時間もかなりかかるので、パウダーを重ねるのがオススメです。「粉」というもの自体に紫外線を拡散する力があり、何かしらのせておくだけで多少の効果はあります。

敏感肌こそ紫外線を浴びないように徹底して
かぶれた経験があると、積極的なケアがしづらくなります。でも、紫外線による肌ダメージはとても大きいので、自分の肌に合うものを見つけて使いましょう。まずは「紫外線吸収剤不使用」「ベビー用」などをキーワードに選んでみては。

「なんでも"じっくり"が正解」は、不正解!
2.勘違いスキンケア
夏は、肌が皮脂や汗でベタつきがち。そのせいで"一生懸命、洗わなくちゃ"と間違ってがんばってしまう人が多いのです。そんな洗い過ぎ、こすり過ぎが乾燥を招きます。また、暑さのせいにして保湿不足のスキンケアを続けると、肌老化を早めてしまいます。

とにかく摩擦は厳禁!プラス、洗浄力に配慮を
顔は「マイルドなクレンジング力の洗浄剤で、優しく洗う」が基本。でも、落ちや泡切れが悪いせいでこすり過ぎてしまうことも。「こする」回数を減らすなら、洗浄力の高いオイルクレンジングで手早く洗うのも有効です。

厳選保湿成分をハンドプレスで補給して
肌にギューッと押し込まないといけない化粧品はありません。優しく塗布すればちゃんと角層まで浸透します。もし、浸透をより高めたいのならゆっくりとハンドプレスを。あとは、量をケチらないことです。数回に分けてたっぷり塗ると浸透率がアップします。

オイルはフタじゃない!最後に乳液かクリームを
夏は「化粧水で水分補給をしておしまい」という人がいますが、やはり油分は必要。栄養分をたっぷり含み、比較的肌への刺激が低い良質なオイルをのせ、乳液やクリームでしっかりフタをして。最後のフタは、夏はテクスチャーの軽さで選ぶと快適にケアができます。

シートマスクののせすぎは乾燥するから時間厳禁!
シートマスクをのせっぱなしで寝てしまうのは危険!良い成分だけでなく、防腐剤なども浸透してしまい、肌に長時間のせてしまうと刺激性皮膚炎などの肌荒れを起こす可能性もあります。「まだ湿っていて、もったいない」と欲ばらず、決められた時間を守りましょう。

「なんとなく」やっていることが老いを呼ぶ!
3.生活"悪"習慣
日が長くなる夏は、何となく夜更かしが多くなります。さらに暑さで寝苦しいのも重なり、睡眠の質が落ちる季節。肌のターンオーバーが乱れると保湿成分の分泌が悪くなります。また、顔同様、体も洗いし過ぎてしまうと全身がカサカサ・パサパサに。

「保湿」に限っていうとお風呂は注意が必要
さら湯よりも、保湿効果のある入浴剤を入れた方が「角層の水分量が下がりにくい」というデータがあるのでぜひ活用を。お湯の温度は40℃より低めに設定。それ以上になると潤い成分が流出します。また、顔同様にボディの洗いすぎ、こすり過ぎも乾燥を招きます。

良質の睡眠をとれないと潤った肌は生まれない!
就寝中に細胞が新しくなるので、眠りは保湿の重要ファクター。寝付きの悪い人は、「この香りがしたら」「この音楽を聞いたら」眠りにつく、という入眠儀式を習慣化するのも手です。長時間肌に触れるリネン類は、自分が「心地良い」と感じるかどうかで選びましょう。

出先での水分補給は「油分入り」が絶対!
出先での水分補給も乾燥対策には良いアクション。ただし、水分だけでは乾燥に拍車がかかってしまうため油分の補給も忘れずに。メイクがヨレやすい頬や目周りは、日中も特に保湿を。ちりめんジワなどの肌トラブルが起きにくくなるので意識してケアしましょう。

すべては「口に入れるもの」でできているから!
4.偏食からの栄養不足
食事は冷たいもの、のどごしの良いものに偏りがち。お酒を飲む機会も増えますが、アルコールを摂り過ぎると睡眠の質が悪くなり、分解時には肌のターンオーバーに必須のビタミンB群を大量に消費。知らず知らずのうちに乾燥が進む恐れがあります。

潤いを生み出してとどめる栄養素を意識して摂取
肌が潤いを生むためには必須栄養素を摂ることも不可欠。+αとして着目するなら、抗酸化パワーの高いビタミンA・C・E、細胞分裂や抗酸化作用のサポートに関わる亜鉛など。おつまみなどでよく出てくる枝豆は必要な栄養素が豊富な、夏のスーパーフードです。

湿度や気温が高くべたつきやすい時期は、ついつい保湿を控えがちです。何となく潤っていると感じていても、実際は強い日差しやエアコンの冷気などが肌乾燥につながります。紫外線対策+保湿ケアを徹底し、夏のダメージを払拭しましょう。

是非、ご一読ください。


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日本テレビ『スッキリ』 2018年5月28日(月)OA内容

日本テレビ『スッキリ』 2018年5月28日(月)OA内容をご紹介します。
特集「スッキリTOUCH 専門家が伝授 肌ケアの新常識」

加藤浩次さん、近藤春菜さん、水卜麻美アナウンサーがMCを務める朝の情報番組に、慶田院長が出演しました。「スッキリTOUCH」はファッション、グルメ、ブーム、㊙テクなど、今話題の情報にいち早く"TOUCH"するコーナーです。
これから夏に向けて紫外線量がどんどん増えていきます。さらに梅雨は湿度が高く、肌トラブルを起こしやすい時期。実は、皆様が一般的に行っている〝肌ケア″には、多くの間違いがあることをご存知でしょうか?街の人がリアルに行っている肌ケアが正しいかどうか、日本皮膚科医学会認定の皮膚科専門医の慶田院長がお答えしました。
VTRをみながら街の人が普段行っている肌ケア方法を○×でジャッジ。リポーターの中山美香さんと対話形式で最新美肌ケアの新常識についてご紹介しました。

Q.そもそもスキンケアとは?
A.①汚れを落とす・洗う ②潤す・保湿 ③紫外線などの太陽光をカット
この3つがスキンケアの柱です。『洗顔・保湿・紫外線対策』を正しく行うことが、美肌への近道。皮膚科学はサイエンスです。科学的根拠と意味があることを、きちんと行うことが大切です。

【洗顔編】

Q.朝の洗顔は、洗顔料を使わずお水だけ 〇正しいor×間違い
A.×間違い
寝ている間にでた皮脂や、夜スキンケアで塗った化粧品類は時間とともに酸化し、酸化した油脂類は肌への刺激になります。肌の表面は角層という水分を保つための層におおわれています。健康な肌状態では、角層がきれいなブロック状に並び、肌内部の水分を逃さないようにキープしたり、外部の刺激から肌を守っています。ところが汚れなどが付着すると、それが刺激となり、角層のブロックが乱れ、雨漏りのように水分が肌の外に出て、乾燥などのトラブルを引き起こします。そのため、朝も洗顔を習慣にして、夜の間の汚れをきちんと落とすことが大切です。
朝は洗顔料を使わない水洗い派の方の理由としては、肌の油分などの潤い成分を落としすぎてしまうのではないかという理由から。
確かに肌にとって洗いすぎはNG。大切なポイントは、洗顔時間です。特に朝は、夜よりもさっと洗うイメージ大丈夫です。洗顔料をしっかり泡立てて、20~30秒肌になじませ、そのままこすらずに洗い流せばOK。

Q.ぬるま湯や冷たい水で洗顔する 〇正しいor×間違い
A.○と×の両方。
熱いお湯で顔を洗うのはNGです。42℃以上の熱いお湯では脱脂力が高く、細胞間脂質や皮脂膜が失われ、乾燥の原因になります。
では、冷たい水で洗うのはどうなのでしょうか。
最近の研究では、冷たすぎる水で皮膚の温度が下がることでも、肌が乾燥しやすくなることがわかっています。
洗顔料で洗う適温は、30~36℃。人肌よりも少しぬるく感じる温度で洗いましょう。

Q.クレンジング時にいっしょにマッサージしている 〇正しいor×間違い
A.×間違い
クレンジング剤は化粧油類を落とすためのものです。クレンジングの時にこすりすぎてしまうと、肌のバリア機能に必要なうるおい成分まで流れて失われてしまいます。クレンジング剤は、肌につけてから1分程度馴染ませ、メイクが浮いたらぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。マッサージをするなら、乳液やオイルなど基礎化粧品で行えばOKです。

【保湿編】

Q.手作りの化粧水を使う 〇正しいor×間違い
A.×間違い
何となくナチュラル、天然素材、手作りのものが良いと思いがちですが、化粧品に関しては、一概にそうとは言えません。実は天然の成分は、かぶれのリスクが高いのです。天然といわれるものにはさまざまな成分があり、肌質に合わないケースや、アレルギーなどのリスクもあります。天然素材を直接肌にのせる、例えばきゅうりパックなどもおすすめできません。手作りの天然のものは肌に良い成分と思われがちですが、自己流は避け、安全性試験を行っている市販の製品を使用する方が安全です。

Q.化粧水をつけるときに手で強く押し込む 〇正しいor×間違い
A.×間違い
化粧水をたたきこんでつける方も多いのですが、化粧水は肌の上でたたかなくても肌に浸透します。優しく馴染ませれば十分です。肌をたたいたり、コットンでこすったりすると、肌の刺激になるのでNG。
正しい化粧水のつけ方は、手のひらで化粧水を温め、手のひら全体で顔を優しくブレスするように押し込みましょう。

【紫外線対策】
肌老化の原因の8割が紫外線をはじめとする太陽の影響であり、「光老化」といわれています。肌の老化を防ぐには、光対策・紫外線対策が重要です。

Q.日焼け止めは春から塗る 〇正しいor×間違い
A.×間違い
紫外線は1年中降り注いでいます。特に紫外線もなかでシワの原因となるUV-Aは、1年を通して一定量降り注いでいます。そのため美肌のためには、毎日、天候によらず、日の出から日の入りまでに焼け止めを塗ることが大切です。

Q.肌あれを気にして日焼け止めを塗らない 〇正しいor×間違い
A.×間違い
日焼け止めに限らず、肌に何かを塗って炎症を起こすことは肌老化につながるので避けるべきです。ただし日焼け止めを塗らなくて良いのではなく、自身の肌にあったものを選んで使用するようにしましょう。最近は0歳から使用できる日焼け止めもあり、肌に優しい処方の製品が増えています。以前より紫外線吸収剤・散乱剤の機能がよくなっているので、日焼け止めを塗ると、乾燥などの肌不調を感じて、逆に肌への刺激になることが心配という方でも必ずあったものに出会えるはずです。
乾燥が気になる方は、しっかり保湿をしてから日焼け止めを塗るようにしましょう。

Q.日焼け止めをしっかり塗っておけば、紫外線対策は完璧!ということでしょうか。
A.×間違い
実は太陽光の危険性はは紫外線だけでなく、近赤外線による〝肌のたるみ″も問題です。近赤外線は、普通の日焼け止めでは防ぎきれない領域の波長なので、しっかり日焼け止めを塗っていても肌への悪影響を防ぐことができません。
地上に届く太陽光は、紫外線や赤外線などがあります。紫外線は地上に届く太陽光の6%程度なのに対し、赤外線は42%と多くの割合を占めています。そのなかでも近赤外線は、しわ・たるみの原因といわれています。最も確実なブロック方法は、服などで物理的に覆うことです。上着や帽子、日傘などを上手に使いましょう。最近では、近赤外線の一部をカットできる日焼け止めが市販されているので、活用してみるのも良いでしょう。

Q.化粧品と医薬部外品の違いは?
A.化粧品の効果は徐々に高まっています。特定の機能を持った成分入りの化粧品が医薬部外品です。医薬部外品は厚生労働省に特定の効果が認められ、美肌効果を明記しています。例えばこれまで「乾燥による小じわ・しわを目立たなくする」としか表記できなかった商品も、厚生労働省の認可を得ることで、「しわの改善」という明確な効果を表記できるようになりました。美肌や美白の有効成分などが人気なようです。

是非、ご参考になさってください。

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2018年6月18日

WEB『専科/SENKA』SUPPIN LAB.』

特集「Vol.5 雑なメイク落としは「くすみリスク」に!正しい手順、知ってる?」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

新生活を機に新しいメイクに挑戦したい女性が多いことが分かりましたが、同時に、メイクを変えてもメイク落としは同じままという人も多いことが浮き彫りになりました。ですが実は、メイクは落とし方こそが重要なのです。なぜなら、雑なメイク落としで肌に残った"メイク汚れ"は、「くすみリスク」となってしまうからです。

【"メイク残り"がくすみにつながる】
働く女性に「メイク落としにかける時間」を聞いたところ、最も多かったのが「30秒未満」という回答で、約3割に上りました。
しかし、実験によると、30秒未満の簡単なメイク落としでは、小鼻や目の下など顔の凹凸部分にメイクが残っていることが確認されました。

肌にメイクが残ってしまうと、酸化したメイクの油脂が肌への刺激となり炎症が起こります。その炎症から肌を守るため大量にメラニンが放出され、それがくすみの原因になります。また、肌の炎症は角層機能の低下や乾燥も招き、さらなる『くすみリスク』となるのです。そのため、30秒未満のメイク落としでは、『メイクぐすみ』を生じさせてしまう可能性が考えられます。

【オイルクレンジングで打倒「くすみリスク」!】
そんな「メイクぐすみ」を防ぐには、高い洗浄力のあるオイルクレンジングが適役です。短時間で乳化し、毛穴の奥や目周りのメイクもスッキリ洗うことができるので、ミルクやジェルで長時間こするよりも、肌への負担が少なくて済みます。「洗浄力が高いと、刺激も強いのでは?」と心配する方もいるかもしれませんが、近年のオイルクレンジングはうるおい成分を含んでいるものが多く、肌への負担が少ないのです。

当院では、診察前のクレンジングとして『ナビジョンDRのメーククレンジングオイル』をご使用いただいております。(1本150ml¥2500)
テクニック不要で毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができる高い洗浄力があります。
ナビジョンDRは、資生堂から販売している医療機関専売商品になります。
主成分はハイブリットサフラー油、スクワラン。極めて酸化しにくいオイルで、潤い成分も高いので安心してお使い頂けます。

【理想的なクレンジング方法】
メイク落とし5つのチェックポイント
☑顔になじませる前に、クレンジング剤を手のひらで温めます。
☑頬や額など広い部位から、くるくる円を描きながらメイクと馴染ませます。しっかり乳化させるように馴染ませます。
☑アイホールや小鼻の脇などはメイクが残りやすいので、指先で丁寧になじませます。
☑まつ毛や目の周りなどデリケートな部分は、力の入りにくい薬指を使いましょう。
☑ぬるま湯(36℃)で20回ほど優しくすすぎます。生え際や首はすすぎ残しが多しため特に丁寧にしましょう。
※お風呂で洗う場合、暑いシャワーを勢いよく顔に当てるのはNGです!洗面器に張ったぬるま湯で洗い、最後に弱流水のシャワーで流しましょう。

当院では、クレンジングや洗顔で解決できない毛穴の詰まりやゴワつきなどの解消法がございます。

『アクアフェイシャル』
(全顔トライアル¥18000)
水流の力で肌の余分な角質と汚れをオフし、小さいヘッドがバキュームのように肌に吸い付いて、ピーリング液と一緒に汚れを吸い上げてくれます。また、新陳代謝が促進され、表皮の水分が増え、健やかな肌を蘇らせるため、毛穴の改善だけにとどまらず、『キメ』『ハリ』『透明感』『高保水』という無敵の美肌を叶えます。

『ケミカルピーリング』
(全顔¥15000)
「ミルクピール」とも呼ばれる乳酸を使用したケミカルピーリングです。乳酸のマイルドなピーリング作用で、ターンオーバーが滞り、くすんでしまった肌に刺激を与え、溜まったメラニンを排出して明るくみずみずしい肌を再生することができます。また、皮膚の角層をごく薄く溶かし、毛穴のつまりを解消することで、ニキビのはじまりである白ニキビをできにくくします。

施術直後から、なめらかな肌触りになり、見た目の透明感や化粧ノリもアップする、脂性肌、乾燥肌、ノーマル肌、ほぼ全ての肌質の方にお勧めできる施術です。


是非、ご一読下さい。

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2018年6月16日

雑誌『VERY』2018年7月号(6月7日発売 掲載ページP210~211)

特集「敏感肌ケアから抜け出したい、を考える」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

〝化粧品を使っては荒れて、″を繰り返し、その先へ踏み出せなくなってしまった方へ!!
本当は色々と試してみたいのに、基礎化粧品を変えるたびに荒れてしまうため、結局皮膚科処方の保湿剤使用に戻るしかないマンネリループに悩んでいる方は沢山いらっしゃいます。メイクをすれば皮剥け、粉ふき、赤みが当たり前という『敏感肌』だから今以上のスキンケアは出来ないと思い込んでいませんか?タイミングを考えた少しの挑戦で、肌調子は変えられます。上手な付き合い方を見つけましょう。
"敏感肌でもここまでできる"を見つける手立てを、アトピー性皮膚炎患者様と向き合ってきた経験を踏まえ、指南させていただきました。

「何も使えなかった」人にとっては、小さな挑戦も大きな一歩!
敏感肌の人が、一歩を踏み出すためのスキンケア!!
【洗顔を見直したり、1点だけアイテムを変えてみたり。低め安定で満足せず、まずは一歩踏み出してみて】
アトピー性皮膚炎の方でも、スキンケアと治療をきちんと行うことで、皮膚炎はなく「少し乾燥気味?」程度の肌レベルにまで持っていくことは可能です。しかしながら、「何なら使えるかな」を探すには、トライ&エラーしかありません。何しようアイテムを変えるときは、不調が起きたとき何が悪さをしているか見極められるように一品ずつにしてみましょう。敏感肌の人こそ自分の肌とちゃんと向き合って、手をかけてあげたいですね。

※一歩踏み出す前に※
炎症や湿疹が起きている状態なら、鎮静させることが第一!ステロイドに苦手意識がある人もまだまだ多いのが現状ですが、医師に言われた通りきちんと使うようにしてください。炎症は火事と同じです。素早く消火しないと皮膚の構造まで変わって、回復が難しくなってしまいます。スキンケアで色々試すのはそれからです。

◎落とすことが刺激になると思っていた洗顔
【低刺激にして落とし残しがでるより、敏感肌OKのオイルクレンジングや酵素洗顔を試すのも手】
低刺激と思ってミルククレンジングを使ったり、朝は水洗顔だけで済ませたりしていませんか?メイクや汚れを落としきれないと、残った汚れが刺激になります。クレンジングはしっかり落とせるオイルタイプで、刺激が少ないものを使うのがオススメです。朝洗顔も、軽い洗浄力の泡タイプで優しく洗って。調子が良いときには酵素洗顔で角質をオフし、ターンオーバーを高めクリアな素肌に導きましょう。

【刺激の少ないクリームからトライ。気持ちも豊かになるような"官能性"もスキンケアには大切】
何かプラスするなら美容液を使いたくなるかもしれませんが、水分が多いものほど肌への刺激も強くなるので、クリームから挑戦するのがオススメです。抗炎症効果のあるものを選べば安心して使用できます。テクスチャーや香りで豊かな気持ちを味わえれば、スキンケアの時間がさらに充実します。

【シートマスクはただでさえ刺激が強いもの。保存料の少ない個包装タイプを選んで】
スペシャルケアとして手軽なシートマスクは浸透がよい分、刺激も強いです。「せっかくだから」という気持ちもわかりますが、"5分で取る"がおすすめ、十分効果が実感で来ます。また、大容量タイプは衛生面から考えても敏感肌向きではありません。個包装のものをセレクトしましょう。

【高SPF値の日焼け止めは敏感肌用で選んで間違いなし。1アイテムで終わらせずみ重ね塗りを】
紫外線から肌を守らないと、トラブルが出やすいのが敏感肌です。炎症を起こした肌が色素沈着となり、シミになってしまうこともあります。高SPF値でもきしみや白浮きの少ないノンケミカル処方のものが増えてきたので、まずはそこから試してみましょう。日焼け止めを化粧下地として使い、ファンデーションを薄く重ねるというミルフィーユ塗りで、効果を高めるようににしましょう。

敏感肌でも正しくケアすることで肌力を上げることも可能です!
是非、ご一読ください。

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2018年6月11日

第2回 ウルセラ イベント開催

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雑誌『&ROSY』2018年7月号(5月23日発売 掲載ページP64~71)

特集「あなたの方法合っていますか?大人のクレンジング・洗顔Q&A」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

クレンジング編

Q.クリームとミルク、どちらの形状が肌に優しい?
A.油分が多いクリームのほうが肌に優しく、メイク落ちも◎
クレンジング料は、配合されている油分と界面活性剤でメイクを落とします。一般的にミルクよりクリームのほうが油分が多いので、肌に負担をかけず、しっかりメイクを落とします。

Q.クレンジングの量はたっぷりがいい?
A.少ないよりは多いほうがいいけれど、適量が一番
クレンジングの使用量が少ないと、摩擦による肌トラブルの原因に。量が少ないのはNG。とはいえ、必要以上に多いと今度はメイクが浮いたタイミングがわかりにくくなるので、適量を守りましょう。

Q.疲れて帰った夜、ふき取りシートで落とすのと、何もしないで寝るの、どちらがいい?
A.メイクを落とさずに寝ると酸化した油分が肌の負担に!
肌の上のメイクや皮脂は、時間が経つと酸化します。落とさずに寝ると肌に負担をかけ、エイジングの原因に。とはいえふき取りシートだと摩擦の原因になりやすいので、おすすめはクレンジングウォーターをコットンにたっぷりとって力を入れずにふき取りましょう。

Q.ノーメイクやごく薄いメイクの日もクレンジングしたほうがいい?
A.日やけ止めを塗ったらクレンジングするのが基本
日やけ止めは落ちにくいものが多いので、ノーメイクや薄いメイクでも、日やけ止めを塗ったらクレンジングを。石けんで落ちる日やけ止めなら、普通の洗顔でOKです。

Q.肌が弱い人はオーガニックのミルククレンジングがいい?
A.クリームやジェルタイプのクレンジングがおすすめ。
オーガニックコスメは植物成分がかえって肌の刺激になることがあるので、肌が弱い場合は精製されたコスメの方が安心です。肌に負担の少ないクリームやジェルタイプもおすすめです。

Q.クレンジングのついでにマッサージしてもいい?
A.クレンジングはメイクを落とすもの。短時間ですませて
メイクを落とそうとして強くこすったり、長時間マッサージしたりすると、メイクだけでなく肌の潤いも奪われてしまいます。マッサージにはクレンジングではなく、マッサージクリームを使いましょう。

Q.ポイントメイクは別に落とすべき?
A.落ちにくいものを使っている場合は、専用のリムーバーを
落ちにくいメイクを強くこすって落とすと肌に負担がかかります。最近は落ちにくい処方のアイライナーや口紅なども増えているので、そういったアイテムは専用リムーバーで対応を。

Q.角栓を取るのにオイルクレンジングは有効?
A.長時間のマッサージによる肌の負担が大きいので禁物
長時間マッサージすれば角栓は取れるかもしれませんが、界面活性剤による肌への負担が大きいので注意しましょう。

Q.肌に負担をかけない正しいクレンジングのコツは?
A.それぞれ適量を守り、時間をかけ過ぎずに優しく落とすこと
やり過ぎも雑なのもNG。細かい部分まで丁寧になじませましょう。

【クリーム・ミルク・ジェル・オイルタイプ】
時間のかけ過ぎは肌の乾燥を招きますが、反対に雑なクレンジングもNG。細かい部分をきちんと洗わず、目周りや毛穴などに汚れが残ってしまうことがあります。適量を使い、顔全体を丁寧にクレンジングしましょう。
1.乾いた手に適量を取る
形状によって適量は異なりますが、基本は2~3cm程度。オイルタイプは手がくぼまる程度。手がぬれているとクレンジング力が落ちるので、乾いた手にとります。
2.ファンデーションの厚い頬から
まずは両頬にクレンジングをおき、くるくると軽くなじませて、ファンデーションやチークを浮かせます。
3.皮脂の多い小鼻は指の腹で丁寧に
続いて皮脂が多くベタつきやすい鼻まわり。指の腹を小鼻に当てて上下に何度か往復させ、丁寧に汚れを浮かせます。繊細な目元は薬指がおすすめ。
4.あごや額になじませ、最後に目元
続けてあごや口もと、額へ。輪郭や生え際までしっかりなじませます。リムーバーを使っていない場合は、最後に目元を。
5.ぬるま湯でよくすすぐ
人肌程度のぬるま湯を20回以上かけてすすぎます。ここまで1分以内が目安。時間をかけ過ぎると肌が乾燥するので注意。

【ローションタイプ】
肌に摩擦を起こさないように注意
クレンジングウォーターはコットンに含ませて肌をふき取るため、摩擦による負担が気になります。使用は毎日でなく、疲れてかえった夜だけにとどめましょう。たっぷり使うことも大切です。
1.コットンの裏までぬれる量を取る
コットンに500円玉大よりやや大きめに、裏までたっぷり沁み込ませ、ひたひたになる量を取ります。少ないと肌をこすることになるので注意。
2.広い部位を優しくふき取る
頬や額、あごなど、面積の広い部位からふき取っていく。ゆっくりと、力を入れずに、ごく軽い力で肌をなでるように。
3.細かい部位も丁寧に
小鼻のまわりや口もと、目もとなどもふき取ります。濃いアイメイクや口紅はあらかじめ専用リムーバーでオフしておくのが◎。
4.ぬるま湯ですすぐとベター
コットンで汚れがつかなくなるまで1~3を繰り返します。最後に洗浄成分が肌に残らないよう、ぬるま湯ですすぐと完璧です。

【ポイントメイクリムーバー】
落ちにくいマスカラや口紅を優しくオフ
しっかり塗ったアイシャドウや落ちにくいアイライナー、口紅などは、最後にポイントメイクリムーバーでオフ。摩擦を最小限におさえて、優しく落とすことができます。
1.上まぶたのメイクをオフ
コットンに500円玉代のリム―バを取ります。上まぶた全体に数秒当ててメイクを浮かせてから、優しくぬぐいます。
2.眉は毛流れに逆らうように
眉の上を往復させるようにコットンを動かします。落ちにくい口紅をつけている場合は、このあとコットンの裏側でオフ。
3.コットンを折って細かい部分をオフ
コットンを4つ折りにして、角を使って目のキワのメイクを落とします。こすると小ジワの原因になるので、優しい力で。

洗顔編

Q.いま使っている洗顔料が肌に合うか、どう見極める?
A.不要な皮脂や汚れがきちんと落ちているかチェック
イメージは「不要な皮脂や汚れがきちんと落ちて、すっきり洗い上る洗浄料」です。洗顔後、指で小鼻の脇に触れて、指がベタついていたら洗浄力が足りないか、きちんと洗えていない可能性があります。頬がベタついていたり、粉を吹いているようなら洗浄料があっていないかもしれません。

Q.洗顔料は、弱酸性がいい?
A.乾燥肌や敏感肌には、弱酸性や保湿成分配合のものがオススメ
肌は弱酸性。アルカリ性の石けんなどで洗うと一時的に不安定に傾くので、敏感肌の人は弱酸性の洗浄料を使ったものを選びましょう。保湿成分配合のものは、洗顔時の潤いの流出を防いでくれるのでオススメです。

Q.スクラブ洗顔って肌を傷めない?
A.粗いものだと肌を傷つけるので要注意
スクラブは肌をこすることになるので負担をかけやすいものです。ザラつきを取るなら、粒自体がソフトで肌を傷つけにくいもの、保湿成分もたっぷり配合されたものを選びましょう。

Q.洗顔だけでもメイクを落とせると聞きましたが本当?
A.一般的なメイクは、必ずクレンジングを使ってオフ
肌にしっかり密着したメイクは、クレンジング料を使って落とすのがルール。ただし例外は、石けんで落とせるタイプのコスメを使っている場合。UV下地を含めて石けんオフコスメで統一している場合は、クレンジング不要です。

Q.毛穴詰まりが悩みです。洗顔で解消できますか?
A.マイルドな角質ケア洗顔料で日々少しずつ取り去って
毛穴詰まりの正体は、皮脂と古い角質が混ざりあった"角栓"。日々の洗顔料で不要な角質を少しずつ取り去れば、目立たなくなります。角質ケア成分がマイルドに配合された洗顔料を選びましょう。

Q.洗顔前にホットタオルで蒸すと毛穴が開くの?
A.毛穴をゆるませるのには効果的ですが、肌の乾燥には注意
毛穴をゆるめて汚れを落としやすくするために、ホットタオルはある程度効果があります。ただし、肌が冷えるとき、表面についた水分が蒸発して乾燥しやすくなります。温めた後は時間をおかずに洗顔をしましょう。

Q.最後に冷水で洗うと毛穴が締まる?
A.冷やすことによって毛穴が引き締まっても一時的な反応。
冷水によって毛穴が引き締まったとしても一時的な効果で、時間が経てば元に戻ります。毛穴を引き締めたいなら角質ケアの方が効果的です。皮膚温が下がると皮膚の細胞同士を密着させて水分を閉じ込める力が弱まり、乾燥の原因になるので注意しましょう。

Q.洗顔後何分以内にスキンケアすべき?
A.水分の蒸発とともに肌も乾燥。できるだけ早くスキンケアを。
入浴後、5分以内の保湿を心がけましょう。

Q.潤いを残しながら、綺麗に洗い上げる洗顔のコツは・
A.摩擦の負担を防ぎながら、細かい部分まで手早く洗うこと

【フォーム・クレイ・パウダータイプ・石けん】
たっぷり泡立てた洗顔料で手早く洗い、よくすすぐ
少ない洗顔料をよく泡立てることで肌への負担を減らすことができ、摩擦のリスクも減ります。汚れが気になる部分から手早く洗い、よくすすぐことも大切です。
1.ぬらした手に適量の洗顔料を取る
手と顔をぬらし、フォームタイプはチューブからそのまま、石けんはぬらした手で転がすようにして適量を取る。
2.ぬるま湯を加えながら泡立てる
片方の手をくぼませ、ぬるま湯を少しずつ加えながら、もう片方の手を泡立て器のように使って泡立てます。
3.両手いっぱいの泡ができればOK
きめ細かく弾力のある泡が、合わせた両手にいっぱい程度の量ができれば成功。泡が水っぽい場合は水分を加えすぎ。
4.小鼻のまわりから洗う
まずは皮脂や毛穴詰まりが気になる小鼻のまわりに泡をのせ、指の腹でくるくると洗う。強くこすらないようにしましょう。
5.顔全体を包み込むように洗う
両手の泡を顔全体にのせ、頬~フェイスラインは手の平で、額やあごは指の先で軽くマッサージするように洗います。
6.泡が残らないようにすすぐ
ぬるま湯を何度もかけて、フェイスラインや目もとの凸凹にも泡が残らなくなるまで、しっかりすすぎます。

【泡立たないタイプ】
顔全体になじませて、しっかりすすぐ
クレイや洗浄成分で汚れを落とし、保湿成分で潤いを守って洗い上げる、泡立たないタイプの洗顔料。顔にのせてからの洗う手順は、泡立つタイプと同じ。すすぎはしっかりとしましょう。

夏目前、ついついさっぱり簡潔に洗いたい時期ですが、不要なものは肌に残さず、潤いはしっかりキープを心がけましょう。
是非、ご一読ください。


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2018年6月 4日

WEB『Marisol/マリソル』(2018年2月8日,4月25日,5月13日掲載)

WEB『Marisol/マリソル』(2018年2月8日掲載)

当院のアクアフェイシャルが紹介されました。
特集「うるおいが入らないアラフォーの肌に朗報!美容液で毛穴を洗う新メニュー! 」

アクアフェイシャル
まるで美容液で毛穴を洗う新発想!
うるおいが入っていかない、くすんで見える、感触がゴワつく。よくあるこんな肌状態の時は、迷わず「アクアフェイシャル」ケアです。
日々のケアで落とせていない古い角質や毛穴汚れが原因。ピーリング、毛穴吸引、トルネードチップマッサージの3作用で、つるすべな透明柔肌が復活です。乳酸・サルチル酸の2種のピーリング剤を使い、トルネード水流で皮膚や汚れを浮かし毛穴の奥まで綺麗にします。特に黒ずみ毛穴、ニキビ、くすみなどでお悩みの方におすすめ。
初回は全顔¥18,000で受けられます。

アクアフェイシャル


WEB『Marisol/マリソル』(2018年4月25日掲載)

特集「処理すべき? 正しいケア方法は? 身近なわりに正解を知らない「顔の毛モンダイ」を検証! 」

何年か前にアラフォー女性のヒゲが濃くなったなんてドラマがありましたが、ちょっと女心を揺さぶるデリケートな問題。ゆえに、あまり「顔のムダ毛」の実態は表立っては出てこないもの。
うぶ毛、ヒゲ、もみあげ......顔のムダ毛が、アラフォーになって気になるという声がちらほら。女性同士でもなかなか話せない美容パーツ「顔のムダ毛」について解説します。

■アラフォーになって顔のムダ毛が増える!?それってホント?
→ホルモンバランスの関係で可能性はあり
40代は女性のホルモンバランスが乱れやすくなる時期。ストレスで男性ホルモンの分泌量が増えると体毛が増えたと感じることが。医師としては3割の女性が顔のムダ毛が増えていると感じているのは多い、という感覚。

■アラフォーが一番気になってるのはヒゲ!
→男性ホルモンの優位が関係
ヒゲは男性ホルモンの感受性がある体毛。極端に男性ホルモンが優位になれば、濃くなる場合も。また父親が薄毛&体毛の濃い体質の場合は娘にもその体質が遺伝していることが。ヒゲの濃さは遺伝子も関係しています。

Qあなたが一番気になっている顔のムダ毛は?
ヒゲ       51.7%
まつ毛      15.0%
その他      8.3%
鼻毛       6.7%
うぶ毛      5.0%
顔のムダ毛の白髪 3.3%

顔のムダ毛を気にしている読者の中で、ダントツ1位で悩んでいるのが「ヒゲ」問題。
脱毛は肌に負担をかけず、それでいて高い減毛効果を得たいもの。医療機関に相談するのがベストです。当院のジェントルレーズプロは日本厚生労働省の認可を受けた安全な医療機器で、医療機関でのみ取り扱いができます。医師のもとで安全な照射を受けましょう。
顔なら毛が気になるところだけでなく、全体照射がおすすめです。高い脱毛効果に加え、繰り返すごとにくすみが取れ、毛穴の引き締まった透明感肌にかわっていきます。

ジェントルレーズ プロ 

WEB『Marisol/マリソル』(2018年5月13日掲載)

特集『40歳からのクレンジング&洗顔「老けない5カ条」 』

自己流を見直して洗顔上手になれば、その後はいつものスキンケアでも見違えるようなハリ&ツヤ肌へと生まれ変われる!
最近、たっぷり眠ってもお疲れ顔が抜けない、シワ・たるみが目立つ、吹き出ものがいつのまにやらシミに......そんな不調&エイジングの原因が、なんと日々の洗顔に!?

■ゴシゴシ洗いは厳禁。でも〝落とし残し〞も老化のもと!
最近は、乾燥や肌ゆらぎを気にするあまり洗浄力の弱いクレンジングや、湯洗いなどで洗顔をチャチャッとすませる人が多いですね。UVや下地、ファンデーションの密着力が以前より増しているためか、〝落とし残し〟が見受けられます。これらは毛穴を詰まらせ、汚れが酸化して刺激となり、くすみ、ゴワつき、シミ、シワ、たるみと、あらゆるエイジングの引き金に。
まず大事なのはクレンジングと洗顔料選び。洗顔製品の開発技術は年々進化を遂げていて、摩擦をかけずに汚れが浮き、肌に負担なくスッと洗い流せるものが増えています。保湿剤入りなら、より洗浄中の肌を保護。その力は価格に比例していて、2000円以上を目安に。良質なクレンジングや洗顔料で洗顔することは、高額美容液に匹敵するくらい、有効なエイジングケアに。大人がまず投資すべきは洗顔です。

いずれにしても、ゴシゴシ&チャチャッと洗いは厳禁!優れたクレンジングや洗顔料の"剤"にまかせ、ゆっくり顔の隅々まで指を動かすこと。洗い流しを含めずクレンジングなら1分、洗顔料も最低30秒はかかります。
洗顔後は間髪をいれずに保湿を。良質なクレンジングと洗顔で大事に洗っても、やはり洗顔後は無防備な状態になります。すばやく保湿して肌のバリア機能を回復させることは、美肌のカギを握る常在菌のバランスを整えるためにも必須です。アラフォー以降は"ファースト保湿までが洗顔"と肝に銘じましょう。

■40歳からのクレンジング&洗顔「老けない」5カ条
Method1. クレンジング・洗顔ともに2.000円以上が目安
Method 2. クレンジングは1分かけてていねいに
Method 3. メイクの密着度、重ね具合に合わせたクレンジングを
Method 4. 洗顔料は保湿剤入りがマスト
Method 5. 摩擦厳禁!"剤"の力で浮かせて落とす

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WEB『@コスメブログ「教えて!トモコ先生」』(2018年3月1日〜5月23日)

WEB『@コスメブログ「教えて!トモコ先生」』(2018年3月1日)

特集「まだ3月だけど・・・UVケアは必要?」

連載「教えて!トモコ先生」第一弾。皮膚科専門医の慶田院長が、紫外線対策に関するお役立ち情報を解説します。「今年こそ紫外線ダメージを受けたくない!」という方は、紫外線対策の基本を見直していきましょう。

■知っているようで知らない「UV-A」と「UV-B」の違いとは?
紫外線とは太陽光線の一種。波長の長いものからUV-A、UV-B、UV-Cの3種類にわけられます。UV-Aは波長が長く、肌の奥深く(真皮)まで届きます。真皮にはコラーゲン線維などがありますが、UV-Aに当たるとコラーゲンの分解を促す酵素の活性が高まり、しわ、たるみなどを引き起こす原因になります。また長時間当たると肌が褐色に日やけし、これをサンタンといいます。UV-Aは冬でも多く降り注いでいますし、窓ガラスも通貨してしまいます。
UV-Bは比較的波長が短く、肌の表皮から真皮の上層くらいまでに届いて、肌を赤くヒリヒリさせます。ひどいときには、やけどになることも。また、UVBに当たると肌を守るためにメラニンが活性化するので、肌が浅黒くなってきます。繰り返し浴びることで、必要が無くなってもメラニンを作り続けるようになり、これがシミの原因です。さらに、UV-Bには、肌の基底細胞の核に作用してDNAを傷つけ、長期的には皮膚がんを引き起こすリスクもあります。UV-Bの量は春~夏がピークですが、UVAよりも細胞へのダメージが強いので冬でも油断は大敵です。ちなみにUV-B の一部とUV-Cは波長が短く、オゾン層でカットされるので地上までは届きません。

■まだ3月だけど・・・紫外線対策は必要?
私たちは、UV-AとUV-Bの両方を同時に1年を通して浴び続けています。ですから紫外線対策は本来1年中必要なのですが、特に3月は気温は低くてもUV-Bの量と強さが急激にアップ。いよいよ本格的な紫外線対策が必要になります。

外出するときは帽子、日傘、衣類などを活用し、肌に紫外線が当たらないようにします。頭上からの日射だけでなく、路面からの反射もあるので注意しましょう。

真夏のように太陽がギラギラ、日差しがジリジリしていなくても、3月には地上に強い紫外線がたくさん降り注いでいます。暑い、温かいと感じるのは赤外線によるもので、紫外線はいくら浴びてもなんの自覚症状もありません。『今日はそれほど暑くないから、紫外線は強くないだろう』など自分の肌感覚に頼ることなく、確実な紫外線対策を行いましょう。

■季節の変わり目だからこそ、注意したいこと
冬から春への季節の変わり目は、肌の調子が不安定になる方も多いのではないでしょうか。冬の間に肌の乾燥が進んで敏感になっているところに花粉などの外的刺激が重なり、角層のバリア機能が落ちやすい時期といえます。肌が炎症を起こした後に日やけをするとシミになりやすいので要注意です。

環境の変化によるストレスで自律神経のバランスがくずれることも、肌の不調の一因になります。肌が不安定なときは、新しい化粧品や美容法にトライすることは控え、使い慣れた化粧品でシンプルなスキンケアをしましょう。また、基本的な生活習慣が乱れていると、せっかくのスキンケアの効果も出にくくなります。バランスのよい食事、質のよい睡眠をとることを心がけてください。

■今月の格言
気温と紫外線の強さは比例しない!
3月でもUV-Aは多く降り注いでいる

是非、ご参考になさってください。


WEB『@コスメブログ「教えて!トモコ先生」』(2018年4月5日)

特集「UVケアを習慣づけるには?」

今回は、慶田院長自身も実践しているUVケア習慣をレクチャー。「UVケアの重要性はわかっているけど、面倒くさくて習慣にできない・・・」という方に紫外線対策をわかりやすく解説します。

■紫外線を甘くみていると、10年、20年後に後悔するかも!?
【光老化】という言葉をご存じですか?肌が老化する原因の約8割は、紫外線などの太陽光によるものと考えられています。紫外線の中でも特にUV-Bは肌細胞のDNAを傷つけ、シミなどの原因に。長期的には皮膚がんを引き起こすリスクもあります。

日やけ止めなどで紫外線対策をするということは、単にシミを防ぐためだけでなく、皮膚がんのリスクを減らすためにも必要なこと。紫外線は細胞を傷つけ、免疫力を低下させます。健康のためには、大人も子供も、女性も男性も、老若男女を問わず紫外線対策が必要だということをぜひ覚えておいてください。

特に子供はお日さまが大好き。だからといって、日やけ止めも塗らずに大量の紫外線を浴びていると、細胞が傷つき発がんリスクを高めます。子供の健康を考えたら、素肌を紫外線にさらさないように大人が気をつけてあげるべきですね。

■日やけ止めを習慣づけるコツとは?
朝、ゴミ出しをする数分だけのために、わざわざ日やけ止めを塗るのは面倒だと思っていませんか?しかし紫外線を浴びる量というのは、毎日リセットされるわけではなく、一生積み重ねられていくもの。すっぴんで紫外線を浴びる時間が1日2分だとしても、1カ月合計では60分。つまり、無防備なまま1時間日光浴をしているのと同じ結果になるんです。それを毎日、10年、20年と続けていたら肌はどうなるか・・・考えただけでドキッとしますよね。

1番よいのは、日やけ止めを毎朝のスキンケアに組み込んでしまうこと。外出する・しない、メークする・しないに関わらず、朝のスキンケアの最後には日やけ止めを塗ると決めてしまいましょう。そうすれば、ゴミ出し、新聞取り、洗濯物干し、子供の幼稚園の送迎などちょっとした外出のたびにいちいち塗る手間が省けます。また、窓ガラスやレースのカーテンを透過して室内に入ってくる紫外線も防げます。

日やけ止めなどUVケアグッズは、外出時にさっと使えるよう、ポーチの中はもちろん、玄関、車の中、自転車のカゴ、ベビーカーなど、ありとあらゆるところに配置するのが習慣化するコツです。私の場合、自転車のカゴには帽子とUV手袋、ベビーカーには日やけ止めを入れています。

■「日やけ止めは1日の間に数回塗り直すもの」と心得る
日やけ止めは、朝塗ってしまえばOKというものではありません。時間が経つと紫外線防御力は下がりますし、汗や皮脂で流れてしまったり、衣服でこすれて落ちることもあります。屋内にいる時間が長い方でも、お昼ぐらいには塗り直しましょう。会社員の方がランチで外に出るときは、その前に塗り直すのがおすすめです。

長時間外にいるときは、日やけ止めだけでなく日傘や帽子も併用します。また、外を歩いていて暑くなったら、上着を脱いで半袖になることもありますよね。そんなときは面倒くさがらずに、腕に日やけ止めを塗りましょう。もし日やけ止めを持っていなかったら、コンビニなどでも売っていますので躊躇せずに!今日ぐらいはいいかと油断して、紫外線対策をおろそかにすると、皮膚の健康も美しさも損なわれて、美容医療の手をかなりかけなくてはならなくなりますよ。

■今月の格言
毎朝のスキンケアは日やけ止めまで!
紫外線、毎日の積み重ねが後悔のもと!

是非、ご参考になさってください。

WEB『@コスメブログ「教えて!トモコ先生」』(2018年4月23日)

特集「"うっかり日やけ"を防ぐ方法を教えて!」

「日やけ止めを塗ったのに、なぜか日やけしちゃった」という経験はありませんか?
そんな"うっかり日やけ"の原因と対策を、皮膚科専門医の慶田院長が伝授します。この機会に、日やけ止めの正しい塗り方も覚えてください。

■日やけ止めは塗る「量」「タイミング」「塗り方」がポイント
日やけ止めを塗っても日やけするという方は、今一度、量と塗り方を見直してみて。日やけ止めは、塗る量が少ないことが多いので、2度塗りすると良いでしょう。まず普通に塗って肌になじませたら、もう1度同じことを繰り返します。自分が思っているよりも気持ち多めの量が適量だと考えて。重ね塗りすると白浮きが気になる方がいらっしゃるかもしれませんが、最近の日やけ止めは白くなりにくいので、重ね塗りしても気になりません。その上からメークをすることで、さらに紫外線防御効果がアップします。

腕のような広い面に塗るときは、指全体や手のひらを使って一気に伸ばします。肌に擦り込む必要はなく、肌の上に乗せるイメージで塗りましょう。ストロークが少ないほど、肌への負担も軽減できます。

朝、日やけ止めを塗るタイミングですが、私は服を着る前、下着の状態で塗るようにしています。服を着てから肌が露出しているところだけに日やけ止めを塗ろうとすると、洋服が汚れるのが気になって塗り方がいい加減になりがちです。また、バストが大きい人は要注意。紫外線は真上からも降り注ぐので、服と肌の隙間からバストの谷間に向かって大量の紫外線が入ってくる可能性があります。服を着る前に、デコルテの広範囲にわたってたっぷりと日やけ止めを塗っておきましょう。

■塗り忘れエリアにご用心!
肌が露出しているのに、日やけ止めを塗り忘れがちなエリアがあります。例えば、髪をアップにしたときの首周り、耳周り、襟足から背中にかけてなど。普段は髪をおろしているのに、日中暑くなって髪をアップにするときは注意してください。ほかにはデコルテ、腕の内側、手の甲、足の甲などが塗り忘れて日やけしやすいエリアです。

また、顔のこめかみに近い頬骨の上~頬~鼻のラインは、シミの好発部位といわれている要注意エリア。太陽光は斜め上から降り注ぎますから、単位面積当たりの紫外線量が一番多くなって、もっともダメージを受けやすい部位です。日やけ止めやファンデーションの重ね塗りで、完全防備を心がけましょう。

意外と盲点なのが頭皮。髪の分け目は、直射日光が当たって日やけしやすい部位といえます。日傘や帽子を活用して、紫外線をブロックしましょう。帽子は、つばの長さが15cm以上で下向きの角度があるものがベスト。頭皮はもちろん、顔やデコルテなど広範囲をカバーすることができますよ。

日やけ止めやUVケアグッズを駆使して、日やけしないように気をつけるのが基本。そうはいっても、BBQなどアウトドアを楽しんでいるとき、マラソンやサイクリングなどのスポーツ中、スポーツ観戦時など、思うように日やけ止めを塗れなかったり、日傘を差せない状況もありますよね。そんなときは、UVケアをサポートするサプリメントを併用するというのもひとつの手です。

■"うっかり日やけ"してしまったらどうする?
日やけは、やけどと同じ。ヒリヒリしたり赤みがあるときは、まずは冷やして炎症を抑えます。最初の30分は濡らしたタオル(水気を含んだタオルのほうがよく冷えます)で保冷剤を包み、患部に当てます。長時間冷やし続けていると肌のバリア機能が下がるので、30分経ったら保冷剤を乾いた薄いガーゼなどで包み直し、引き続き患部を冷やして炎症が治まるのを待ちます。日やけ直後は、この方法で乗り切りましょう。ヒリヒリ感が強くて痛みを感じるときは、市販の消炎鎮痛剤を飲むのもよいでしょう。

日やけ後、1週間くらいは保湿を心がけてください。バームタイプの保湿剤を塗る、肌あたりのよい衣服を着て寝るなどして、できるだけ患部を刺激しないように過ごします。2週間くらい経ったらいつものスキンケアに戻し、3週間目から美白ケアを始めるとよいでしょう。

日やけ直後は、肌のバリア機能が壊れている可能性があります。日やけ後3週間くらいは保湿に専念し、積極的なスキンケアは控えるのがベターです。ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けてくださいね。

■今月の格言
日やけ止めは最低でも2度塗り!
うっかり日やけしたら冷却&保湿を

是非、ご参考になさってください。

WEB『@コスメブログ「教えて!トモコ先生」』(2018年5月23日)

特集「雨の日もUVケアしなくちゃダメ?」

「雨の日は日やけ止めを塗らなくていいからラクチン!」なんて思っていませんか?
実は、曇りでも雨でも、お天気に関係なく紫外線は降り注いでいます。そこで、油断しがちな梅雨どきの紫外線対策について、皮膚科専門医の慶田院長が解説します。

■太陽が見えなくても、紫外線は存在している!
曇りや雨の日にはUVケアは必要ないと勘違いしていませんか?紫外線は、お天気に関係なく地表に降り注いでいます。晴れの日の紫外線量を100%とすると、曇りの日は約65~80%、雨の日は約20%程度。太陽が見えていなくても、紫外線は降り注いでいます。

1回に浴びる紫外線量は少なくても、その積み重ねがシミなどの原因に。たいていの人は、シミが出るのに十分な量の紫外線を、20歳までには既に浴びてしまっていると考えられています。コップに水を注ぎ続けるとやがて水が溢れ出すように、肌も紫外線を浴び続けていると、あるときから次々とシミができ始めることがあります。ソバカス、肝斑などは、紫外線の影響を受けると短期間で悪化するので要注意です。

■梅雨の晴れ間は、特に油断大敵!
雨が上がって太陽の光が射し込み、空が明るくなると気分まで明るくなりますね。こんなときこそ紫外線を警戒しなければいけません。雨が降ると、空気中に浮遊する粒子(エアロゾル)が流されて、空気がキレイになります。空気がキレイになると、紫外線が地表まで届きやすくなります。雨上がりには、植物の緑がパキッと色鮮やかになりますよね。そういうときは紫外線が強力なのだと覚えておいてください。

■6月は、日が長くて紫外線が最も強い要注意月間!
真夏と比べると、まだそれほど気温が高くないので油断しがちですが、実は紫外線の強さは6月がピーク。夏至(2018年は6月21日)の頃が、最も強いとされています。紫外線の量も8月とほぼ同程度。つまり6月は、日が長い(夏至が最も長い)、紫外線が最も強い、紫外線の量がピークに近い、という条件が揃っていて、日やけのリスクが高いということがおわかりいただけるかと思います。梅雨だからといって油断せず、しっかりと紫外線対策を続けていきましょう。

お天気って、1日の中で結構変わるもの。朝、家を出るときには雨が降っていても、日中には止んで快晴になることも珍しくありません。この時期は、晴雨兼用の傘を携帯するのがオススメです。ちなみに私の場合ですが、季節や天候に関係なく1年中同じUVケアをしています。アウトドアのイベントのとき、南国のリゾートで過ごすときは、倍量の日やけ止めを使うこともあります。みなさんも、雨だからといって気を抜かず、朝のスキンケアの最後には日やけ止めを塗って"積み重ね日やけ"をしないように気をつけてくださいね。

■今月の格言
6月は紫外線の強さが最強!
雨でも日やけ止めを欠かさずに

是非、ご参考になさってください。

WEB『metropolitana tokyo/メトロポリターナトーキョー』(2018年4月5日,19日,26日)

WEB『metropolitana tokyo/メトロポリターナトーキョー』(2018年4月5日)

特集『新生活スタート! メイクと一緒に「メイク落とし」の見直しで、くすみのない好印象な肌をつくろう』

新しい生活と出会いの季節。初対面から、相手に良い印象を残したいものです。心機一転、髪型やメイクを変えてみた人も多いのではないでしょうか。
でも、メイクを変えてもケアを怠れば、肌トラブルの元になりまねません。そこで、この連載(全4回)では、慶田院長が第一印象を良くする肌を作る、日頃のくすみケア方法について紹介します。

2017年春に、生活・職場環境が変わった人を対象に「メイクを変えようと思ったか」と質問したところ、「メイクを変えたいと思った人」が48.1%と半数近くに上りました。実際にメイクを変えた箇所は「ベースメイク」や「目もと」が上位になっています。

一方、メイク落としに関しては、メイクを変えても「メイク落としは変えずに同じものを使う」と63.8%が回答。また、メイク落としにかける時間は「30秒未満」、メイク落としの方法は「なんとなく自己流」と答えた人が最も多い結果となっています。

この調査から、新生活によってメイクに対する意識は高まっても、「メイク落としの方法」に対する意識は変わらないことが分かりました。

≪雑なメイク落としが"くすみ肌リスク"につながる!?≫
この調査結果にもとづいて、クレンジング指導に力を入れている慶田院長が、新生活に向けたクレンジングのアドバイスをしました。

今回のアンケート調査からは、新生活にメイクを変えて心機一転しようとする女性の姿がみえてきましたが、一方、メイク落としに対する意識の低さも感じられます。特に気になるのは、メイク落としにかける時間です。実は、ある実験で、30秒未満の簡単なメイク落としでは、小鼻や目の下など顔の凹凸部分にメイクが残っていることが確認されています。

メイクが肌に残っていると皮脂やメイクの油脂が酸化し、肌への刺激となって肌に炎症が起こる可能性があります。それだけでなく、肌の炎症は角層機能の低下や乾燥を招いて"くすみリスク"となります。

この実験結果からも、30秒未満の簡単なメイク落としは、顔の凹凸部分に「メイクぐすみ」を生じさせる可能性が考えられます。今回の調査で回答の多かったベースメイクやアイシャドウを変える人は、メイクの仕方に合わせて数十秒を惜しまず丁寧なメイク落としを心がけて、"くすみリスク"を回避してください。

≪理想的なクレンジング方法≫
当院では、診察の前に患者様ご自身でメイクを落としていただくのですが、洗浄力を抑えたタイプのメイク落としを使っていた頃は、メイク汚れが残っている方が案外いらっしゃいました。
オイルクレンジングなら高い洗浄力があり、こする必要もなく短時間で乳化するので、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができます。アイホールや鼻の毛穴にはメイクが残りがちになるため、クレンジング剤を手のひらで温め、くるくる円を描きながら馴染ませます。まつげや目回りは、力の入りにくい薬指を使うようにします。
その後、ぬるま湯で20回程度すすぎます。すすぎ残しは生え際と首に多いため、特に丁寧に洗うことを心がけてください。お風呂で洗う場合は、熱いシャワーを勢いよく顔に当てるなどせず、洗面器に張ったぬるま湯で洗い、最後に弱流水のシャワーで流してください。

新年度を機に、知らないうちにメイク残りでくすみ肌になっていた人も、自分にあったメイク落としを選んでみてはいかがでしょうか。

是非、ご参考になさってください。

WEB『metropolitana tokyo/メトロポリターナトーキョー』(2018年4月19日)

特集『くすみ年齢が若年化! あなたも当てはまるかも イマドキ女性の「5大くすみリスク」とは』

「メイクぐすみ」に「スマホぐすみ」、「ストレスぐすみ」・・・
第一印象を良くする「くすみ肌ケア」について伝える連載の第3回は、肌のくすみを感じる年齢が若年化しているイマドキ女性の「5大くすみリスク」と、その対策について紹介します。

顔を暗く見せて、なんとなく疲れているような印象にしてしまうくすみ肌。若いから大丈夫というわけではありません。むしろ、いま若い女性の多くが「くすみリスク」にさらされているせいで、"くすみ年齢"が若年化してしまっているのです。

≪くすみが気になる年齢が若年化!?≫
アンケート調査によると、20代女性の半数以上が「肌のくすみ」を感じていることが分かりました。一般的に、くすみは加齢による悩みだと思われがちですが、いま、若い世代にも広がっているようです。

なぜ、くすみ年齢が若年化しているのでしょうか。今回は、現代女性特有のライフスタイルが「肌のくすみ」につながっているという調査結果をもとに、美容皮膚科医の慶田院長が、「イマドキ女性の5つのくすみリスク」について解説しました。

<イマドキ女性のくすみリスク① メイクぐすみ>
調査によると、働く20代女性では、「メイクをしたままでいる時間」が12時間以上になるという人が5人に1人と最も多く、さらに「メイクを落とさずに寝てしまうことがある人」が約3割もいることが分かりました。

「長時間メイクをしたまま」あるいは「メイクを落とさないまま」でいると、メイクの油脂が酸化します。すると、肌にダメージを与え、角層機能の低下や乾燥を招いて、くすみ肌へとつながっていくのです。また、ちゃんとクレンジングをしているつもりでも、メイクが落としきれていないことがあります。これでは、メイクをしたまま寝てしまうのと同じ! 肌に残ったメイクは、くすみを引き起こしてしまいます。

オイルクレンジングは、擦らずとも短時間でメイク汚れとなじみ、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができる高い洗浄力があります。近年のクレンジングオイルは、潤い成分を落とし過ぎる心配も少なく、肌への負担が軽減されています。

<イマドキ女性のくすみリスク② スマホぐすみ>
朝から晩までスマートフォンが手放せない現代。調査によると、20代女性の約8割が就寝前にスマホを利用していますが、このスマホが肌のくすみと大いに関係しています。

スマホのブルーライトが体内リズムをリセットして覚醒させるので、睡眠の質を下げ、それによってターンオーバーが乱れて、メラニンを多く含んだ角質が積み重なり、肌のくすみにつながります。また、睡眠不足になると、肌の水分量が大きく下がることで乾燥し、透明感のある肌ではなくなってしまうというわけです。

さらに日中でも、スマホを見ているときのうつむき姿勢や目の疲れが、首や肩の血行不良を引き起こし、肌のくすみを招いてしまっているのです。大切な肌のためにも、眠る前はスマホを見るのはやめて、日中も長時間のスマホ使用には気を付けるようにしましょう。

<イマドキ女性のくすみリスク③ ストレスぐすみ>
仕事や人間関係など、現代女性とストレスは切っても切れない関係ですが、ストレスは「皮脂の分泌量の増加」を引き起してしまいます。皮脂は過剰に分泌されると酸化しやすく、それが肌のトーンを落としたり、肌への刺激になったりすることもあります。

午後になると肌がくすんで見えるのも、ストレスが原因のひとつです。ストレス状態に長く置かれると、末梢血管が締まって血流が悪くなり、どんより青黒く見えることがあります

この状態が続くと、お肌のターンオーバーが滞り、キメが悪化し、透明感がダウンします。化粧直しの際にあぶらとり紙を使うなどして余計な皮脂は取り除き、帰宅後は速やかに洗顔しましょう。そして、生活習慣の改善やスキンケア、ストレスをためない工夫といった根本的な対策も必要です。

<イマドキ女性のくすみリスク④ エアコンぐすみ>
1日中エアコンの効いたオフィスで過ごすことの多い現代の働く女性は、その環境自体がくすみリスクになっているといえそうです。夏は冷房、冬は暖房とオフィスは、ほぼ1年中乾燥しています。

乾燥はくすみの大きな原因の1つ。乾燥すると肌のキメが乱れ、ツヤ感がなくなり、どんよりした肌色に見えてしまいます。特に、夏は冷房による冷え過ぎが血行不良につながり、これもくすみを発生させる原因となってしまっているのです。

乾燥しやすい肌には、セラミド入りの美容液をお手入れにプラスすることをおすすめします。冷え対策には、からだを温め、タンパク質をしっかり摂り、ストレッチなどの運動を毎日しましょう。

<イマドキ女性のくすみリスク⑤ 夜更かしぐすみ>
調査によると、いま、20代女性の4人に1人以上が午前0時以降に就寝していて、この夜更かしが肌に悪影響を及ぼしています。就寝時間が遅く、肌にとってのゴールデンタイム(夜10時~深夜2時)を逃したり睡眠不足が続くと、肌のターンオーバーが滞り、キメが乱れたり、くすんだりしてしまいます。

また、夜遅くに食事をする人も多く、消化器官が動いているために体が熟睡できず、ターンオーバーに悪影響を及ぼしてくすみ肌を招いてしまうのです。できる限り、ゴールデンタイムの夜10時頃の就寝を心がけて、肌の健やかなターンオーバーを促し、昼間受けたダメージの修復やくすみ対策ができるようにしましょう。

「5大くすみリスク」は、何気なく行っている生活習慣のなかに潜んでいます。日々の生活習慣の改善から、くすみケアを始めてみてはいかがでしょうか。

是非、ご参考になさってください。

WEB『metropolitana tokyo/メトロポリターナトーキョー』(2018年4月26日)

特集『印象に残る透明美肌を手に入れたい 教えて先生!正しい「くすみ対策」』

第一印象を良くする、「くすみ肌ケア」について伝える連載の最終回(第4回)は、女美容皮膚科医師がお勧めする要因別の対策を紹介します。

肌の透明感を改善・維持するためには、日々の生活習慣の改善に加えて、乾燥、皮脂や汚れの酸化、血行不良といった「くすみ」の要因に合わせた対策が重要です。くすみ改善をサポートしてくれるグッズもあります。

くすみを一掃することで、イメージはグンとアップするはずです。いま、若い世代にも広がっているくすみの悩みを解決すべく、美容皮膚科医の慶田朋子院長が4つの要因別くすみ対策を聞いてみました。

≪くすみケア① 皮脂や汚れの酸化対策≫

メイクや不要な皮脂、古い角質、大気汚染物質や花粉など、1日を終えて帰宅したときの顔には、取り除きたいものがいっぱいです。クレンジングや洗顔は、スキンケアの基本と考えて、どんなに帰りが遅くなっても、その日のうちにきっちり洗い流しましょう。汚れを落とさないままでは、メイクも皮脂も汚れも酸化して、肌に炎症を起こしかねません。くすみの引き金になってしまいます。

スキンケアの方法は、日進月歩。肌に必要な皮脂を残して余分な皮脂だけを吸収するあぶら取り紙や、メイク汚れや皮脂などの黒ずみを溶かし出して潤いを逃さないクレンジング料なども登場しています。

中でも、昨今のクレンジングオイルは、高い洗浄力がありながらも潤い成分を落とし過ぎる心配も少なく、肌への負担を軽減してくれます。クレンジング剤は、手のひらで温めてから肌をこすらずやさしくなじませて、ぬるま湯で20回程度すすいで下さい。正しいクレンジングで皮脂や汚れの酸化対策をして、くすみを予防しましょう。

≪くすみケア② 乾燥対策≫
乾燥すると肌のキメが乱れ、ツヤ感がなくなり、どんよりした肌色に見えてしまいます。肌が乾燥する理由は、ターンオーバーの乱れやエアコンの風など、いろいろありますが、若い女性に特徴的に多いのが、"誤ったスキンケア"です。

ベタ付きを気にするあまり、角質ケアには熱心なのに、保湿ケアがあまりできていない人が結構います。乾燥を防ぐことを念頭にケアしていきましょう! また、みずみずしい肌のためには、良質な脂質の摂取も必要です。必須脂肪酸は、角質の天然保湿因子の材料になります。

良質な脂質の摂取には、近年、話題のアマニ油などオメガ3系の脂質がオススメです。酸化しやすいので、火を通さずに食べます。そして、日中の乾燥には、シュッと吹きかけるタイプの保湿美容液で対策を。乾燥は身体の内と外の両方から防ぎましょう。

≪くすみケア③ 血行不良対策≫

酸素や栄養が肌に届きにくい、老廃物がたまる、ターンオーバーがうまくいかない、メラニン排せつ作用が低下する、といったことにつながるのが血行不良。この状態が続くと、肌のキメが悪化し透明感がダウンします。

血行不良の原因は、体を冷やす、ストレスを抱え込む、運動不足や不規則な生活習慣などさまざまです。マッサージや運動、お風呂で身体を温めるといったことを積極的に行って、血行改善に努めましょう。血行を促す作用のあるサプリや美顔器もあります。

マッサージは血行不良改善に効果的な手段ですが、自分の手指で行うと、つい力が入りがちです。ローラー式美容器なら、強くこする心配がありません。

≪くすみケア④ ターンオーバーの乱れ対策≫
肌のターンオーバーが滞ると、キメが乱れたりくすんだりしてしまいます。スムースなターンオーバーのために大事なのが、「血行を良くすること」「十分な睡眠」「不要な角質を取り除くこと」です。

肌の修復は、睡眠中に行われます。できるだけ、肌のゴールデンタイム(夜10時~深夜2時)には眠りについて、最低でも6時間は眠るようにしましょう。寝る直前のスマホは、ブルーライトにより睡眠の質を低下させるといわれ、眠りにつききにくくなってしまうので控えて下さい。

また、ピーリングやふき取り化粧水などで古い角質を取り除くことも効果的です。美容皮膚科での施術はもちろん、家庭で使えるピーリング化粧品も市販されています。ただし、角質ケアで洗顔をした後に、肌がつっぱったりかさついたりしたときは、角質細胞間脂質を取りすぎて肌のバリアが弱まり、肌荒れを起こすこともあります。クレンジングや洗顔は「肌を守りながら汚れをおとす」ことを念頭に、肌に負担をかけずに優しく行いましょう。

きれいになるためには、スキンケアの正しい知識と実践、健やかな生活習慣が欠かせません。今日から正しいくすみケアを実践して、肌の透明感を改善・維持してみてください。

是非、ご参考になさってください。

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WEB『VOGUE JAPAN Blog』(2018年5月1日)

特集「VIO脱毛、無くした後に見えたもの。」

年齢とともに失われるハリは、顏だけではありません。膣内や外陰部も弾力が失われ、徐々にシワやたるみが生じ、膣内にはゆるみが生じます。また、出産による膣の緩みも加わると、機能面でも切実な悩みが生じます。尿漏れにお困りの女性も増えています。最近ではVIOの脱毛により露になったことで、お手入れの重要性に気づく方も多いようです。
お顔の手入れは、何とかセルフ派でやり過ごしていても、女性器に関してはほとんど自身での手立てがないところ。

先日、当院で膣の引き締め治療を受けられた美容ジャーナリストのS様は、「先日ようやく納得できるマシンと運命の出会い果たしたのです。」と、体験記をご紹介くださいました。

「ヴィーナスHIFU(ハイフ)」

顔のたるみ治療で人気のHIFU(超音波)システムを使ったデリケートゾーン専用の引き締めマシンです。主な需要は膣の引き締めですが、たるみが気になる大陰唇にも照射が可能です。 皮下1.5mm、3.0mm、4.5mmと狙った層だけに点状の熱ダメージを与え、伸びてしまったコラーゲン線維を引き締めると同時に、新しいコラーゲン線維も増やすことで、皮膚をスピーディかつ強力に引き締めてくれます。 照射は点状で、その温度は65~70℃にもなり、狭い部分に何百もの点状の熱エネルギーが撃ち込まれていくという内情ハードな施術ですが、麻酔クリームをするので、つらい痛みはありません。理想的なアンチエイジングには、コラーゲンの再生も不可欠です。この65~70℃という温度設定は、安全なコラーゲン線維生成に最も適した温度です。正確な深さに点状に照射するため、皮膚表面には一切損傷ダメージは生じません。

「皮膚や粘膜の表面にダメージがないので、大陰唇照射にもダウンタイムはありません。そしてこのたった1回の照射で、さざ波を打っていた私のV&Iゾーンはその夜から糊を効かせたシャツのようにピンッとしたハリが復活!まさにそこだけ小学校低学年!!照射を担当してくださったドクターにそうレポートしたら大笑いをされましたが。」
とS様。40代後半の女性ですが、1回でも効果を実感いただけました。

「こうしてデリケートゾーンのムダ毛全取り生活2年目に入ってストレスフリーなVIOレベルに到達。もちろんまた何もしなければ荒れ地に逆戻りですのでケアは続けるつもりです。
目に見える効果をすぐに得られるだけあり、お値段は1回12万円。いいお値段ですが、どうにもならなかった悩みが解消できたので後悔はありません。むしろすぐまた受けたい、いっそ毎月照射してもいい。

膣内照射とセットにすると大分お得に受けられるので、頑張って働こうと思います。本当に女って年を取れば取るほどメンテ代がかさみます。でも怠けて動かない中古車になるくらいなら、一所懸命手を入れてピカピカのクラシックカーを目指したい。そう言ったら家族から〝レストアだね!"って......まだそこまでの老化じゃないわい!」
楽しくご紹介いただきありがとうございます。
是非、ご参考になさってください。


ヴィーナスハイフについて詳しくは

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雑誌『美ST』2018年7月号(5月17日発売 掲載ページP172)

特集『いまどき10代の「ファースト・ビューティ」』に慶田院長の取材記事が掲載されました。

まだ10代、若いから大丈夫と思っていたのもつかの間。突然思春期ニキビが現れたり、メークに関心を持ち始めたりする年頃のお嬢さんたちは、肌トラブルに悩みが出始めます。心も肌も不安定な年齢だからこそ、慎重に考えてあげたいものですね。そこで、慶田院長が10代の肌悩みやスキンケアについて解説しました。

スキンケア 中高生になると急にできる思春期ニキビ。どう対処すべき?

●母にも経験があるからこそ、娘には悩んでほしくない
慶田院長自身は5歳と16歳の二人の女の子ママ。大切な娘たちが将来後悔しないよう、幸せを願う気持ちは同じです。UVケアは0歳から始め、長女は小5でレーザー脱毛を開始、中1からは飲む日焼け止め「ヘリオケア」を内服しています。

ニキビや脱毛、スキンケアの3大悩みは、中高生なら誰もが通る問題です。シミが出来やすい、ニキビができやすいといった親から受け継いだ肌質などの遺伝形質は、残念ながら変えることはできません。でも、だからこそ、正しいスキンケアと抜かりないUVケアが肝心なのです。一生に浴びる紫外線の80%は20歳までに浴びるとも言われているので、小児期のサンケアが将来の肌老化の程度を左右します。日焼け止めを塗る習慣も根気よく大人が教えるべき教育のひとつです。

ニキビは軽くても侮らず、皮膚科受診をおすすめします。最新の研究で、小さな紅色丘疹(赤ニキビ)も凹んだニキビ痕になることが分かっています。大人女性が『毛穴の開き』と呼んでいる物を診察すると『ミニスカー』という小さなニキビ痕の場合が結構あります。ニキビ痕になると難治ですし、メンタルにも影響するので、早めのケアが必須。お子さんが肌のことを気にし始めたら、正しい知識を伝えるのはもちろんのこと、皮膚科受診に付き添うなど、そっと助け船を出してあげることが大事です。

ニキビ・UVケア・脱毛の3大悩みを、ズバッと解決!

●ニキビ
青春のシンボルなんて思わずに、悩んだら皮膚科で治療を!

両親が脂漏肌で、ニキビに悩んでいた場合、娘も同じ肌質になる確率は高いので要注意。特に女の子は性成熟が早いため、生理が来る前から、第二次成長期は始まっています。平均11歳で初潮、同じころに白ニキビができはじめますが、個人差も大きく、もっと早く始まることもあります。ニキビが悪化してしまう前に、皮膚科を受診するのがベスト。病院で処方するビタミンB2、B6、抗生物質などの内服治療や、当院オリジナルの毛穴つまりを解消するピーリング化粧水やニキビを繰り返す肌に効くクリームもおすすめです。

・拭き取り用グリコール酸ローション: 角質ケアでニキビができにくい肌に。GAローション\4000

・クリーム:角層のバリア機能に着目し。水分保持力・抗炎症作用が高く、角層のバリア機能が整うことで、ニキビが出来にくくなります。セラミドバリアクリーム \5000

●UVケア
Vケアは0歳から。日焼け止めを塗る習慣を大人が根気よく伝授

20年後もキレイな肌でいられるようUVケアは絶対必須。
慶田院長が家族で愛用中の製品をご紹介。
・化粧水:高濃度ビタミンC配合。プロラヴィッシュローション\6500
・日焼け止め:赤ちゃんや敏感肌にも。ヘリオケア360°ミネラルSPF50+PA++++ \4800

●脱毛
永久脱毛は小学生から可能!悩んだら皮膚科へ

同世代のママである慶田院長のクリニックには、レーザー脱毛の相談に来る親子が多数ご来院いただいています。毛が細くまばらになる5~6回の施術をおすすめいたします。露出の多い、ひじ下、ひざ下、脇からスタートしてみるのも良いでしょう。レーザー脱毛も光脱毛も医療行為なので、必ず医療機関を受診し施術をうけてください。肌質を診断して最適なせっておで施術するから安心です。本来エステでの脱毛は違法で、トラブルも多いのでご注意くださいね。

脱毛料金
・ひじ下(全周・手背まで) 1回\40000 5回\120000
・ひざ下(全周)      1回\45000 5回\160000
・両わき          1回\10000 5回\35000

美意識の高いママが選んだ最適なケア方法を、お嬢様世代に伝えていきたいものですね。シンプルな保湿、UVケア徹底を習慣にしましょう。ニキビは敬称でもニキビ痕(瘢痕)になる可能性があります。特に気持ちが不安定な思春期の肌トラブルは、ニキビを苦にして人間関係が億劫になったり、自信を持てなかったりとメンタルにも影響しやすくなります。ママの適切なアドバイスで不安要素を取り除いてあげることも大切です。ニキビや脱毛は医療機関にご相談ください。

是非、ご一読ください。

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雑誌『美ST』2018年7月号(5月17日発売 掲載ページP172)

特集『いまどき10代の「ファースト・ビューティ」』に慶田院長の取材記事が掲載されました。

まだ10代、若いから大丈夫と思っていたのもつかの間。突然思春期ニキビが現れたり、メークに関心を持ち始めたりする年頃のお嬢さんたちは、肌トラブルに悩みが出始めます。心も肌も不安定な年齢だからこそ、慎重に考えてあげたいものですね。そこで、慶田院長が10代の肌悩みやスキンケアについて解説しました。

スキンケア 中高生になると急にできる思春期ニキビ。どう対処すべき?

●母にも経験があるからこそ、娘には悩んでほしくない
慶田院長自身は5歳と16歳の二人の女の子ママ。大切な娘たちが将来後悔しないよう、幸せを願う気持ちは同じです。UVケアは0歳から始め、長女は小5でレーザー脱毛を開始、中1からは飲む日焼け止め「ヘリオケア」を内服しています。

ニキビや脱毛、スキンケアの3大悩みは、中高生なら誰もが通る問題です。シミが出来やすい、ニキビができやすいといった親から受け継いだ肌質などの遺伝形質は、残念ながら変えることはできません。でも、だからこそ、正しいスキンケアと抜かりないUVケアが肝心なのです。一生に浴びる紫外線の80%は20歳までに浴びるとも言われているので、小児期のサンケアが将来の肌老化の程度を左右します。日焼け止めを塗る習慣も根気よく大人が教えるべき教育のひとつです。

ニキビは軽くても侮らず、皮膚科受診をおすすめします。最新の研究で、小さな紅色丘疹(赤ニキビ)も凹んだニキビ痕になることが分かっています。大人女性が『毛穴の開き』と呼んでいる物を診察すると『ミニスカー』という小さなニキビ痕の場合が結構あります。ニキビ痕になると難治ですし、メンタルにも影響するので、早めのケアが必須。お子さんが肌のことを気にし始めたら、正しい知識を伝えるのはもちろんのこと、皮膚科受診に付き添うなど、そっと助け船を出してあげることが大事です。

ニキビ・UVケア・脱毛の3大悩みを、ズバッと解決!

●ニキビ
青春のシンボルなんて思わずに、悩んだら皮膚科で治療を!

両親が脂漏肌で、ニキビに悩んでいた場合、娘も同じ肌質になる確率は高いので要注意。特に女の子は性成熟が早いため、生理が来る前から、第二次成長期は始まっています。平均11歳で初潮、同じころに白ニキビができはじめますが、個人差も大きく、もっと早く始まることもあります。ニキビが悪化してしまう前に、皮膚科を受診するのがベスト。病院で処方するビタミンB2、B6、抗生物質などの内服治療や、当院オリジナルの毛穴つまりを解消するピーリング化粧水やニキビを繰り返す肌に効くクリームもおすすめです。

・拭き取り用グリコール酸ローション: 角質ケアでニキビができにくい肌に。GAローション\4000

・クリーム:角層のバリア機能に着目し。水分保持力・抗炎症作用が高く、角層のバリア機能が整うことで、ニキビが出来にくくなります。セラミドバリアクリーム \5000

●UVケア
Vケアは0歳から。日焼け止めを塗る習慣を大人が根気よく伝授

20年後もキレイな肌でいられるようUVケアは絶対必須。
慶田院長が家族で愛用中の製品をご紹介。
・化粧水:高濃度ビタミンC配合。プロラヴィッシュローション\6500
・日焼け止め:赤ちゃんや敏感肌にも。ヘリオケア360°ミネラルSPF50+PA++++ \4800

●脱毛
永久脱毛は小学生から可能!悩んだら皮膚科へ

同世代のママである慶田院長のクリニックには、レーザー脱毛の相談に来る親子が多数ご来院いただいています。毛が細くまばらになる5~6回の施術をおすすめいたします。露出の多い、ひじ下、ひざ下、脇からスタートしてみるのも良いでしょう。レーザー脱毛も光脱毛も医療行為なので、必ず医療機関を受診し施術をうけてください。肌質を診断して最適なせっておで施術するから安心です。本来エステでの脱毛は違法で、トラブルも多いのでご注意くださいね。

脱毛料金
・ひじ下(全周・手背まで) 1回\40000 5回\120000
・ひざ下(全周)      1回\45000 5回\160000
・両わき          1回\10000 5回\35000

美意識の高いママが選んだ最適なケア方法を、お嬢様世代に伝えていきたいものですね。シンプルな保湿、UVケア徹底を習慣にしましょう。ニキビは敬称でもニキビ痕(瘢痕)になる可能性があります。特に気持ちが不安定な思春期の肌トラブルは、ニキビを苦にして人間関係が億劫になったり、自信を持てなかったりとメンタルにも影響しやすくなります。ママの適切なアドバイスで不安要素を取り除いてあげることも大切です。ニキビや脱毛は医療機関にご相談ください。

是非、ご一読ください。

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雑誌『andGIRL/アンドガール』2018年6月号(5月11日発売 掲載ページP132)

特集「自覚があろうがなかろうが、ストレスのチリツモが老け・ブスのモト!キレイになりたきゃ、毎日こまめに"ストレス解消"!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

ストレスが肌に良くないことはなんとなく分かっていても、深刻な症状もないとそのままにしていることが多いようです。ちゃんと解消しないと、見た目も心もどんどん老けてしまいます。

まずは基本を知っておきましょう!
【ストレスと肌はどんな関係があるの?】
Q、ストレスは特に感じていないのに肌荒れが治らない...
A、自覚がない人でも、実はストレスがかかっている場合があります。まずは現状を把握することからやってみましょう。
肌荒れはメンタルや体のSOSサインでもあります。(専門用語で、心身症と言います。)自覚がないという人も、仕事や生活習慣を1度見直してみましょう。実は頑張りすぎているのかもしれません。ストレス対策はまず認識すること大事です。"頑張っている私"を認めて、自分を癒すことを意識してみましょう。

Q、ストレスで肌荒れするのはなぜ?
A、ストレスで交感神経が高まった状態が続くと、肌の修復機能が落ちるからです!
ストレスを受けると自律神経の1つである交感神経が優位になります。そして、体を活発に動かせるよう、毛細血管を締めて血圧を上げ、大きな筋肉に血を多く巡らせますが、そうすると肌に酸素や血液が十分に行き渡らなくなります。その結果ターンオーバーが乱れ、角層の水分量も減り、肌荒れが起きやすくなるという悪循環が起きます。同時に睡眠の質も低下するので、日中受けた肌ダメージの修復もままならなくなってしまいます。

Q、女性にとってストレスになりうるものって何?
A、人間関係、仕事、ハイヒールをはくこと、結婚することなど、あらゆることがストレスにつながります。
女性の場合、メイクやハイヒールといった身づくろいや月経周期による影響があります。アラサーだと仕事で上司と後輩の板挟みや、人間関係も複雑になります。幸せな出来事だと思われるような結婚や出産もストレスになります。

Q、ストレスで肌が揺らいだときの対処法は?
A、化粧水+クリームだけなど、シンプルケアがいちばん!
「これなら安心」と思えるコスメで肌を保護してください。化粧水+乳液、または化粧水+クリームだけのシンプルなケアがベストです。落ち着いたらもとに戻してください。揺らいでいるときに新しいコスメを使用すると刺激になりうるので控えてください。

Q、ストレスを解消するために心がけた方がいいことは?
A、簡単にできるストレス解消法をたくさん用意しておくこと、日記を書くこともおすすめです。
解消法は100作れとも言われるぐらい、とにかくたくさん用意するのが有効です。飴をなめるとか簡単にできることだと日常に取り入れやすくていいです。また、日記を書くことで頭が整理されて、自分の心情を客観視でき、対応を冷静に考えられるようになります。

Q、慶田院長のストレス解消法は?
A、ジャズダンス、小説を読む、音楽を聴く、お笑いを観て思いっきり笑うことです。
ジャズダンスはひたすら自分の体とだけ向き合えるのでかなりスッキリします。音楽に合わせて表現するというのも非日常感があって全てを忘れる瞬間です。
活字中毒かというぐらい小説が好きです。妄想を働かせて、その世界にどっぷりつかると気分がリセットされます。泣ける小説で思い切り涙を流すのもデトックス効果があっておすすめです。音楽はクールなジャズや癒しのボサノバがお気に入りです。

ストレスと向き合い、解消法を見つけておくことは美肌の為にも大切なことです。
是非、ご一読ください。


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2018年5月28日

医療広告ガイドラインに関するご案内

2018年6月1日から、医療法改正により、各医院の判断に任されていたホームページやブログなどでの表現にも規制が加わることになりました。当院のホームページは作成当初から、症例写真の撮影条件は一定とし、効果だけでなく、生じうるリスクや副反応もすべて明記しており、料金も事細かく記載しております。新医療法に遵守した情報を詳しくお知らせすることで、患者様が的確に判断していただきたいと考えております。

2018年5月25日

日本テレビ『スッキリ』5月28日(月)OAのお知らせ

日本テレビ『スッキリ』5月28日(月)OAのお知らせ

朝の情報番組『スッキリ』に慶田院長がVTR出演いたします。
皮膚科専門医として、スキンケアに関する解説をします。詳しい内容はOAをお楽しみに!
放送時間は9時頃を予定しています。生放送なので、少しお早めの時間からチェックをお願いします。

どうぞお見逃しなく。

2018年5月21日

雑誌『upPLUS/アッププラス』2018年月6号(5月12日発売) 

 
今回、2つの特集に掲載があります。

特集『「理想のカラダ」を実現できるダイエットLIST」に当院の痩身メニュー「脂肪溶解注射」が紹介されました。(掲載ページP67)

【脂肪溶解注射】
気になる部分に脂肪を溶かす効果のある薬液を注射します。脂肪細胞の1つ1つ小さくしたり、脂肪細胞数を減らしたりすることで、サイズダウンが可能な施術。リバウンドもありません。溶け出た脂肪はエネルギーとして燃焼されます。さらに、お肌を引き締める成分、むくみを解消する成分も含まれるので、溶解後のシルエットも魅力的に変わります。
当院で使用している薬液「ミケランジェロ」は高い脂肪溶解、燃焼効果が特徴です。それでいて腫れや痛みなどのダウンタイムは軽め。
軽い痛みと腫れが3日~1週間程度ありますが、日常生活への支障もなく、確実に脂肪の厚を減らします。ボディなら、2~4週間毎に4回の治療が1クールの目安。症状によっては、たった2回でもかなり脂肪厚の減少を実感いただくことができます。リバウンドしづらく、少々太っても脂肪が付きにくくなります。ダウンタイムが軽い為、頬やフェイスラインなどにもおすすめです。
部分痩せをしたい、自力じゃムリ!という方は、プロの手で確実に効果をだしましょう。
是非、ご一読ください。

脂肪溶解メソセラピー(脂肪溶解注射)

特集「女子だもの、しっかり配慮しておきたいニオイ問題!」に慶田院長の監修記事
が掲載されました。
(掲載ページP88~91)

ニオイの原因を把握して日常でのケアを心がけて
ニオイ=体臭は、夏になると特に気になります。それは、ニオイの感じ方は〝温度〟と〝湿度〟によって変わるから。たとえば地域でいうと、ヨーロッパより気温も湿度も高いアジアの方がいろいろなニオイを感じやすくなります。
実は体もそれと同じ原理。体温が高くて汗をかきやすい部位は、ニオイが強くなるのです。ニオイのもとになるのは、汗と皮脂。汗は本来無臭ですが、体表の垢や分泌物と混ざり、雑菌の影響を受けニオイを発生させます。皮脂の酸化による臭いも加わります。ニオイを防ぐためには、体を清潔に保つことが必須条件。汗をかいたら、それがどんなパーツでもこまめに拭いたり洗い流したりすることが、面倒でも一番手軽なケア法です。

ニオイ問題
◆足裏臭 サンダルからも順調にニオイます
足裏がニオうメカニズム
足裏の厚くなりすぎた角質やふやけた皮膚は、雑菌にとって快適な住処。適度に角質や垢を洗い落としたり、しっかり水分を拭き取ったりすることで、菌の繁殖を防ぐことができます。

足の洗浄や角質ケアに加えて靴のケアも取り入れましょう
足のニオイの原因は、白癬菌や表在菌などですが、角質が厚い人や汗をかきやすい人は要注意。菌は湿度の高い場所で繁殖するので、靴の中でムレている足裏はハイリスク。サンダルについた汗をそのままにするのもNG。除菌シートなどで拭き取る、しっかり乾燥させるなど、お手入れを忘れずに。

ニオイ問題
◆頭皮臭 モワッとした独特の汗臭さに悶絶
頭皮がニオうメカニズム
頭部は皮脂腺が大きい部位。頭皮が脂っぽいニオイになるのはそのためです。必然的に汗もかきやすく、その2つが混ざって酸化することで、クサい頭皮臭に。

シャンプーを「家族で一本」はNG 自分の頭皮に合った製品を選んで
頭皮は他の部位より皮脂腺が大きいため、ベタつきを感じやすい部位です。もちろん汗が多く出る部位でもあるので、とにかく日々の汚れをきっちり落とすことが大切。いろいろ試してみて、自分の肌の皮脂状態にあったケア用品を選びましょう。出先でニオイが気になる時は、濡らしたタオルで生え際だけでも拭くとだいぶ抑えられます。

ニオイ問題
◆脇臭 電車内で遭遇したら瀕死決定
ワキがニオうメカニズム
ニオイの元はエクリン汗、アポクリン汗、皮脂腺由来の皮脂、角質由来の脂質。脂質やたんぱく質を含むアポクリン腺からの汗が皮脂等と混ざり、常在菌に分解されるときに発生するのがあの独特のニオイです。

雑菌が繁殖しやすい脇の下は特にこまめにケアをするのがオススメ
通常の汗とは種類の違う、アポクリン腺からの汗にはもともとニオイがあります。アポクリン腺は、脇や胸元、外陰部などに多くあり、長時間放置すると菌が繁殖してさらに強いニオイに。遺伝性もある"ワキガ"の疑いがある場合は、日常的なケアだけではなかなかニオイを消せないので、クリニックに相談を。

【断然、快適なのはクリニックでの治療!】
メスを使わない多汗症・わきが治療として人気のボトックス注射。
ニオイの元になるアポクリン汗、汗ジミとニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱め、ニオイと汗量を同時に軽減させる治療。ワキの皮膚にに注射を打つだけなので施術時間は10分程度と手軽。効果は半年〜1年程度持続します。レーザー脱毛と併用すると相乗効果あり。

ボトックス注射(多汗症・腋臭症)


ニオイ問題
◆口臭 接近戦では息を止めて窒息寸前
口がニオうメカニズム
胃から出るものと口内の常在菌のニオイと2種類あります。消化しづらい動物性たんぱく質やにんにく、生玉ねぎなど強いニオイのものを食べると、口臭に影響します。
胃で悪臭ガスが発生すると、血液に取り込まれて全身に行き渡ります。肺まで運ばれると気化され、呼気として口から出ると口臭になるのです。

口腔環境、唾液の量、食事がニオイレベルを決めます
口臭は、胃から出てくるものと口内の常在菌とが関係しています。胃の状態が悪くなると口臭がするのは、舌に付く"舌苔"という白いコケが原因。毎日、歯と舌を磨き、さらに歯間ブラシやマウスウォッシュをプラスするとニオイの原因が付きにくくなります。また口内環境を保つ唾液の量も重要。よく噛んで唾液の量を増やすことも有効です。

ニオイ問題
◆その他の体臭 加齢とともにニオイの種類と強さが加速
体がニオうメカニズム
「加齢臭」の他、後頭部や耳の周りに多い「ミドル臭」、肝臓機能で分解されないアンモニアがニオう「疲労臭」。背中から上のニオイに注意!

大人は脇だけでなく、上半身のニオイケアが必要です
年を重ねると、皮脂分泌やニオイを抑える女性ホルモンが減り始めるため女性も体臭に変化が出ます。代表的なのが、中高年特有の"加齢臭"、"ミドル脂臭"、疲労やストレスによる"疲労臭"など。洗うのをうっかり忘れてしまいがちな、首の周りや耳周りなどからニオいやすいので、意識して洗い、清潔を保つようにして大人のニオイ対策をしましょう。

汗をかきやすく、同時にニオイが気になる季節が到来しました。代表的な脇のニオイだけでなく、頭皮や足、口臭まであらゆるニオイが気になります。気まずい思いをする前に、ニオイの問題を解決しておきましょう。

是非、ご一読ください。

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雑誌『HERS/ハーズ』2018年6月号(5月12日発売 掲載ページP156)

特集「髪から指の毛まで、はびこる"惰性"と向き合います!女の"毛"という大問題」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

女の人生は「毛」とともにあります。髪の毛が生え、やっとピンクの産着が似合うと母を安堵させ、わきやすねの毛の処理を煩わしく思いながら思春期を過ごし、美しいロングヘアで武装しながら若さを謳歌しましたが、成熟性代を迎えてもまだまだ「毛」とのお付き合いは続きます。大切な毛はより大切に、いらない毛とは気軽にお別れしましょう。

毛にまつわるアンケート
○あなたの「毛」について、気になることを教えてください。
●「アンダーヘア」
・白髪が混じってきた
・更年期は臭いもするようになるらしいので気を付けている
・下着からはみ出る
・昔は抜いたのに今は生やす、女の毛は大変
●「その他の毛」
・あんなに悩みだった、腕やすねの毛は生えてこなくなった
・口周りの毛を脱毛したい
・毛にはお金がかかる
・顔が毛深くなってきた気がする
・毛がやせてきたり、変なところに長くて太いものが生えてくる
・タレントさんを見ていると鼻の穴や周りがとてもきれい、どんな処理であんなふうになるのか知りたい

【いらない「毛」】
「若いころほどではないが、気になるムダ毛!抜いたり剃ったり面倒くさい!!」
ムダ毛を気にするくらいなら、レーザー脱毛ですっきりさせるのもおすすめです。医療レーザー脱毛は、価格も安く断然身近になっています。
わき、背中、指、顔のうぶ毛など、「この程度のムダ毛だから」と剃ったり抜いたりしていたけれど、それが必ずしも正解ではないかもしれません。

Q、鼻の下や口の周りの産毛が濃くなってきました。剃るとさらに濃くなる気がしてなにもしていません。どう処理するのがいいですか?
A、更年期になると、女性ホルモンが少なくなり男性ホルモンの影響が強くなって、体毛が濃くなる場合があります。気になる場合は、顔もレーザー脱毛をおススメします。メラニンに反応するレーザーですから、美白効果も高く、肌に透明感が生まれ毛穴絞まりも目立たなくなります。さらに、眉毛のまわりのムダな毛や鼻毛の長くなった部分も一緒に脱毛できるので、顔全体がすっきり明るくなります。一度脱毛した毛はもう生えてこないので安心です。

Q、足や手の指に生えてくる毛、夏になると目立って恥ずかしい。抜いていますが痛です。
A、こういった毛もレーザーで処理できますが、たくさん生えていない場合は剃っても丈夫です。カミソリは4枚刃などの切れ味の良いものを選んでください。ムースをつけて剃り、その後にはこってりしたクリームをつけて保湿ケアすることが大切です。

Q、脇毛を抜き続けていたら、毛はないのに、皮膚の内側が黒くぼつぼつした感じになってしまって、夏にノースリーブが着られません。直りますか?
A、これは埋没毛です。むだ毛の自己処理の失敗により皮膚が傷ついて毛穴が塞がってしまったのです。レーザー脱毛で治療可能です。ご安心ください。放置すると毛嚢炎という炎症状態に進行するのでご注意を。

Q、背中、膝下、腕など以前より毛が薄くなってきました。このままでもう濃くなることはないですか?
A、これもホルモンバランスの関係です。男性ホルモンも少なくなっていくと毛も薄くなっていきます。80歳を超えたおばあちゃまで毛深い人っていませんよね。今後濃くなることはありません。

当院でのレーザー脱毛はこちらを参考にお問い合わせください。
『レーザー脱毛(ジェントルレーズプロ)』

是非、ご一読ください。

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雑誌『Marisol/マリソル』2018年6月号(5月7日発売 掲載ページP164~170)

特集「40過ぎたら"潤す"までが洗顔です!"老けない洗顔"基本のき」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

最近、たっぷり眠ってもお疲れ顔が抜けない!シワ、たるみが目立つ!吹き出ものがいつのまにかシミに...!そんな不調&エイジングの原因が、なんと日々の洗顔にあるかもしれません。解決の糸口は、ファースト保湿までをワンセットにした、クレンジング、洗顔の基本のき!!自己流を見直して洗顔上手になれば、その後はいつものスキンケアでも見違えるようなハリ&ツヤ肌へと生まれ変わります!

≪美女組から届いた 洗顔に関する 素朴なギモン≫
Q、よく落ちるクレンジングは肌に負担なの?
Q、やさしいクレンジングだとメイクが残ってしまう?
Q、汚れを落とそうとするとどうしてもこすってしまう
Q、とにかく洗顔後の乾燥が気になる!

【ゴシゴシ洗いは厳禁。でも 『落とし残し』も老化のもと】
最近は、乾燥や肌ゆらぎを気にするあまり洗浄力の弱いクレンジングや、湯洗いなどで洗顔をチャチャッとすませる人が多いようです。UVや下地、ファンデーションの密着力が以前より増しているためか、『落とし残し』が見受けられます。これらは毛穴を詰まらせ、汚れが酸化して角層の刺激となり、くすみ、ごわつき、毛穴目立ち、シミ、シワと、あらゆるエイジングの引き金になります。まず大事なのはクレンジングと洗顔料選び。洗顔製品の開発技術は年々進化を遂げていて、摩擦をかけずに汚れが浮き、肌に負担なくスッと洗い流せるものが増えています。保湿剤入りなら、より洗浄中の肌を保護。その力は価格に比例していて、¥2000 以上を目安にするのがおすすめです。良質なクレンジングや洗顔料で洗顔することは、高額美容液に匹敵するくらい、有効なエイジングケアになります。大人がまっさきに投資すべきは洗顔です。
いずれにしても、ゴシゴシ&チャチャッと洗いは厳禁です!優れたクレンジングや洗顔料の『剤』に任せ、ゆっくり顔のすみずみまで指を動かすこと。洗い流しを含めてクレンジングなら1分、洗顔料も最低30秒はかけましょう。
洗顔後は間髪入れずに保湿を。良質なクレンジングと洗顔で大事に洗っても、やはり洗顔後は無防備な状態になります。すばやく保湿して肌のバリア機能を回復させることは、美肌のカギを握る常在菌のバランスを整えるためにも必須です。アラフォー以降は"ファースト保湿までが洗顔"と肝に銘じましょう。

≪40歳からのクレンジング&洗顔「老けない」5ヵ条≫
①クレンジング・洗顔ともに¥2000以上が目安
②クレンジングは1分かけて丁寧に
③メイクの密着度、重ね具合にあわせたクレンジングを
④洗顔料は保湿成分入りがマスト
⑤摩擦厳禁!"剤"の力で浮かせて落とす!


雑になりがちなクレンジングぐせを見直し!老けないクレンジングの極意
≪オイルクレンジングの極意≫
向いているのはこんな人!!
★密着力の高いUV、ファンデーションを重ねづけしている
★ロングラスティングなポイントメイクも一気に落としたい
★毛穴の汚れも取り去り、すっきりと洗い上げたい
①量はケチらずに。規定量より多めがおすすめ
量が少ないと指がすべらず、摩擦が起こって肌に負担をかける原因になります。規定量より少し多めの5~6プッシュ分がおすすめです。
②大きなストロークで生え際までなじませる
指の腹全体を使い、大きなストロークでゆっくりとなじませます。額の生え際、あごから耳 にかけてのフェイスラインまでしっかりとなじませましょう。
③少量のぬるま湯で乳化させてから洗い流す
指すべりが軽くなったら、少量のぬるま湯を顔全体になじませ、白っぽく乳化させて洗い流すと、ベタつきが残りません。

≪ミルククレンジングの極意≫
向いているのはこんな人!!
★睡眠不足やうっかり日焼けで肌がゴワついている
★乾燥肌、ゆらぎがちな肌でクレンジングの負担が気になる
★洗い上がりの肌はしっとりしているのが好き
①ミルクの場合も規定量より多めの量を
ミルククレンジングの場合も、摩擦を避けるためオイルクレンジングと同様、たっぷりと使用しましょう。規定量より多めの5~ 6プッシュがおすすめです。
②頬は下から上へと持ち上げるようにらせんを描く
指の腹全体であごから耳にかけて、鼻の脇からこめかみへとゆっくりらせんを描くように、小鼻や目、口のまわりも指 腹でやさしくなじませましょう。

≪オイル・ミルク洗顔にすべてに共通!すすぎの極意≫
お風呂で洗顔するさい、シャワーのお湯で洗い流すなら、温度と当て方をひと工夫!
●手をかざし、直接顔に水流を当てない!
●強い水流が直接顔に当たらぬよう、手をかざして洗い流しましょう。体に心地よい温度から、潤いを守る36℃に下げて洗い流しましょう。
洗面所で洗顔するなら!流水ではなく、洗面台の栓をし、貯めたぬるま湯ですすぐのがコツ!
●手ですくったぬるま湯をバシャッと当てる!
両手でバシャッと当てるぬるま湯の量と勢いで流すのが効率的です。指による摩擦をできるだけ少なくし、10回ほど繰り返しましょう。
●フェイスラインも ぬるま湯を当てて流す!
生えぎわ、フェイスライン、小鼻や目、口もとにヌルつきを残さぬようすすぎ、最後に流水で全体を軽く流しましょう。

肌に負担をかけず 「ちょうどよく」洗う老けない洗顔の極意
必要な潤いを奪わず、エイジングの原因となる汗、皮脂の滞留、大気汚染の汚れをオフするにはどうしたらいいのか?
≪今さらですが こんなことが 気になります!≫
Q、W洗顔って必要?
A、肌に残るクレンジングを使っている人には必要です。W洗顔不要のクレンジングも増えましたが、クレンジングの後のベタつき、ヌルつきが残っていたらメイク汚れが滞留してしまう可能性があります。泡洗顔でオフする必要があります。

Q、朝は湯洗いで大丈夫?
A、夜の洗顔からあまり時間がたっていなければ大丈夫です。夜遅くにクレンジングし、睡眠時間が短いのに、朝に泡洗顔するのはトゥーマッチに感じることもあるかもしれません。そんなときは湯洗いでもOK!ただし寝汗や皮脂が付着ていたら泡洗顔をしましょう。

≪泡洗顔の極意≫
こんなときは 迷わず泡洗顔!
★クレンジングのベタつき、ヌルつきが残っているとき
★寝汗や皮脂で、肌がベタついた朝
★スポーツやレジャーでたっぷり汗をかいたあと
①少量のぬるま湯を加えつつしっかり泡立てて
各洗顔料の規定の量を取り出したら、少量ずつぬるま湯を加えながら指で攪拌。きめ細か なふんわり泡が立つまでしっかり泡立てる。
②両頬、額、鼻の頭、あごに泡を5点置き
5点置きで泡をまんべんなくいきわたらせましょう。両頬、額はやや多めに、そのあと手のひらでなでるように顔全体に広げるだけでOK!
③皮脂溜まりゾーンの鼻の脇は指を縦に動かし泡を転がして
目のまわり、鼻や口のまわり、顎先など細かい部分も丁寧に転がし、鼻は小鼻の脇だけでなく、皮脂が浮きやすい鼻筋の脇も丁寧に泡を転がしましょう。

実は保湿アイテムの中でも重要度No.1!老けない洗顔後保湿の極意
≪洗顔後すぐ、手に取れるところに置いておく≫
40歳からの洗顔は、ファースト保湿までがワンセットです。洗顔直後の肌はバリア機能がゆるんで無防備状態です。少しでも時間をおけば乾いて、エイジングの危機が忍び寄ります。 ファースト保湿アイテムは、洗顔後すぐ手に取れるところに置いておくことが大事です。

慶田院長「私の場合、夜洗顔はお風呂の中で行うので、ファースト保湿アイテムは脱衣所に常備。洗顔後タオルで軽く水分を押さえたら、即座になじませます。化粧水だけでなく、プレ美容 液など、バリア機能を立て直す優秀なファースト保湿アイテムが出回っています。これらを味方につけて、老けない洗顔をコンプリートしましょう!」

是非、ご一読ください。


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雑誌『anan』No.2101(2018年5月9日発売 掲載ページP30~31)

特集「SOS!夏の肌と髪。」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
日差しが強い過酷な時期を乗り切るために、部位とシーン別にお手入れ方法をご紹介しています。
慶田院長は、くすみの肌トラブルについて解説しています。毛穴つまりや肌くすみに効果的な、当院の人気施術『アクアフェイシャル』も紹介されました。

【肌トラブル くすみ】
Q1.くすんで見える日と、そうでない日があります。
▶「めぐりケア」で血行を促そう。
日によってくすみ加減が変わるなら、メラニンが要因でなく、血液循環に問題がある可能性があります。暑い時期、冷たい飲み物ばかり摂っていると、血行も悪くなります。また、栄養不足は皮膚の再生が滞り、くすみにつながります。

Q2.くすむうえに、肌がゴワついてメイクのノリも悪い~(涙)。
▶角質ケアでターンオーバーを助けよう。
くすんでゴワつきのある肌は、ターンオーバーが滞って、不要な角質が肌表面に残ってしまっている可能性が。また、角質層に水分が不足している場合も、肌に透明感がなくなります。
まず必要なのは角質ケア。今ならおすすめは、ふき取り美容液。コットンにつけてやさしくふき取ることで、角質層の水分を保持しながら、不要な角質をオフして肌のターンオーバー促すことができます。ゆっくりお風呂に入り、ストレッチする、体を冷やす食べ物を控えるなど心がけてみて。

Q3.毎日のケアで、肌全体をワントーン上げたい。
▶肌を輝かせる最新美白コスメを取り入れて。
このところ、なんとなく肌がくすんできたような気がする...という人は、毎日のケアに美白コスメを1品取り入れ、肌をグンと格上げしましょう。
最新の美白コスメは、美白の機能はもちろん、しっかり保湿をし、肌を輝かせるのがトレンド。将来のシミを防ぐ働きもあるので、使い続けることが将来の美肌貯金にもなります。さらにホルモンバランスの乱れや、ストレスによるシミに働きかける美容液などにも注目が集まっています。
コスメを使うときに気をつけるべきことは、指定の量以上を塗ることです。ケチって使っていては、本来の効果が得られないので、全体にたっぷり使いを心がけましょう。

特に疲れているわけでないのに顔色がどんよりくすんで見える、感触がゴワつく、こんな時は、日々のケアで落とせていない古い角質や毛穴汚れが原因です。そんな肌状態には、『アクアフェイシャル』施術がおすすめです。
乳酸・サルチル酸の2種のピーリングが高機能な美容液に配合されたソリューションで、洗い流すウェットピーリング治療です。毛穴の吸引作用、トルネードチップマッサージ作用のトリプルアプローチで、滑らかで透明感のある健康なお肌に生まれ変わり、バリア力もアップします。

アクアフェイシャルについて詳しくは


是非、ご一読下さい。

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雑誌『クロワッサン』2018年5月10日特大号(4月25日発売 掲載ページP34~35)

特集「肌に過酷な日々の刺激、守りのコスメが必要です。」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【加齢臭】加齢臭はほぼ全員に発生ます。美容の基本がそのまま対策に!
同僚とすれ違いざまに疲れたにおいがしたり、家の洗面所や車の中で、今までなかった夫の体臭が気になり始めたり、、これからの時季は何かとニオイが気になるもの。
これらのにおいは、汗によるにおいとは違う、肉体的な衰えによるニオイ、すなわち『加齢臭』です。もしかしたらあなた自身も加齢臭を発しているかもしれません。加齢臭は40代頃から少しずつ現れ始めます。

加齢臭は、皮脂の中にあるパルミトレイン酸が酸化することで発生する、2-ノネナールという物質が主たる成分。くたびれた枯れ草のような、独特のにおいがします。体の持つ抗酸化能力や、老廃物を代謝する解毒能力が落ちてくることが原因であり、加齢臭は老化の副産物です。今まで体臭が気にならなかった人でも、60歳ぐらいからはほぼ確実に出てきます。

枕から使い古した油のような臭いを感じたことはありませんか?『ミドル脂臭』といって、後頭部から首の後ろにかけて発生するにおいのことです。ミドル脂臭は30〜40代の男性に多いのですが、オイリー肌の女性にも出現します。皮脂腺から分泌される皮脂を常在菌が分解して出るにおいと、頭皮に住むブドウ菌が汗に含まれる乳酸を分解して発生するにおいが合わさったものです。においのピークは40代前半、その後は弱まっていきます。

また、働きざかりで忙しい40代は、『疲労臭』のリスクもあります。ストレスや疲労の蓄積が原因で、汗や息からアンモニア臭が混ざったにおいが発せられることがあります。これから夏に向かって気温や湿度が上がるとにおいが生まれやすい傾向にあります。

自分がにおっているかどうかを自分で判断するのは、正直難しいです。小さなお子さんがいる人はさりげなく聞いてみるのもおすすめ。子どもは正直ですし、臭いに敏感なので、判定に信憑性があります。自分がにおっているかの確証が得られなくても、ケアしておくのに越したことはありません。どのタイプのニオイに対しても共通の対策は、皮膚の常在菌バランスをよい状態に保つこと。

基本的なスキンケア、毎日きちんと洗い、きちんと保湿することがお手入れの柱となります。特に皮脂を多く分泌する脂漏部位は正しく洗うことが必要です。子どもは、風邪をひいた時など1〜2日お風呂に入らなくても大してにおいませんが、大人は不快なにおいがします。加齢とともに自浄作用、抗酸化作用が低下してしまうので、年を重ねるほど意識して清潔感を保たないといけません。におい対策のお手入れはそのまま、清潔感を保つことにつながります。まだにおいを感じていない人も心がけたい、美容の基本といえます。

【洗う】その日の汚れはその日にきちんと落とす!
乾燥しやすい腕や脚は、泡で撫でるように洗います。皮脂分泌が多い首や胸元、ワキ、背中の中央ラインなどは、綿のタオルに泡をつけ、優しくこすり洗いをしましょう。足のにおいが気になる人は、爪の汚れがにおいを放っているケースがあります。ネイルブラシで爪の間まできれいにすると、においもかなり軽減されるはずです。シャンプーの際は、耳の後ろや後頭部の首の付け根付近を、指でジグザグを描きながら洗い、よく洗い流します。加齢臭やミドル脂臭の防止になります。

【潤す】保湿して肌の常在菌バランスを整える。
汚れを落とした後は正しく保湿しましょう。腕や脚だけでなく、皮脂分泌が多い胸元や首、
背中もきちんと塗ります。そうすることで肌のバリアや常在菌バランスが整い、自浄作用が高い健やかな肌が育まれます。

春夏は、乳液タイプやミルクジェルなど、みずみずしく伸びるアイテムがストレスフリーで、またポンプ型が手に取りやくおすすめです。ボディケアは顔よりも効果を実感しやすいのが特徴で、2週間ほど続けるだけでも肌の状態がよくなるのを感じるはずです。また、においも発生しにくくなります。

【消す】レスキューアイテムでにおいのもとを応急処置。
これから気温や湿度が上がるとにおいに敏感になります。湿気が高いとにおいを発する物質が生まれやすく、飛散しやすいためです。洗浄&保湿のケアをしていてもにおいが気になるときは、消臭アイテムに頼るのも手です。デオドラントスプレーのほか、ウェットシートやおしぼりでベタつきを拭き取るだけでもリフレッシュします。香水を使うのも一案ですが、ムスクの香りには要注意!!加齢臭の原因物質であるノネナールを逆に強めてしまうと言われています。

【疲労臭】お疲れぎみの 40 代は要注意のにおい。
口の中や汗ばむワキから、つんとアンモニア臭を感じる人は、40代に多い疲労臭の可能性もあります。ストレスや疲労がたまって肝臓の解毒機能が落ち、血液中のアンモニア量が増えることが原因です。対策はとにかく、ストレスを減らすことです。睡眠時間を確保してアルコールや暴飲暴食を控え、ゆっくりお風呂に浸かるなどして体を休ませましょう。肝機能を健康な状態にできれば、においも改善します!ストレスケアのアロマやハーブを取り入れるのもおすすめです。特にローズマリーは肝機能を整える働きが知られます。料理やアロマテラピーに使ってみましょう。

誰しも訪れる大人のにおいの対策は日々のケアで見直しから。
是非、ご一読ください。


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2018年5月15日

ボトックス修正注射(アセチルコリン塩化物注入)の効果と特徴

shutterstock_112903555.jpgボトックス注射は、筋肉を動かす指令を脳から筋肉へ伝達する神経伝達物質『アセチルコリン』が分泌されるのを抑え、筋肉の過剰な動きをやわらげることにより、シワを軽減する治療です。その効果は絶大ですが、ボトックス注射適応の有無を見極める医師の診断力とターゲットとする筋肉に正確に注射する技術力が問われます。

不適切な注射によりボトックスの効果が過剰に現れてしまった場合には、表情筋の動きを回復させるアセチルコリン塩化物(以下、「ボトックス修正注射」)を患部に直接注射してアセチルコリンを補うことで、ボトックスの作用を弱め、回復を早めることができます。

ボトックス修正注射の効果は、数時間~1日かけて徐々に出現し、動かなかった筋肉が少しずつ動くようになり、可動域が広がります。しかしこの効果は3日間程度経過すると薄れてきますので、経過を見ながら、1~2週間程度の間隔で2~3回繰り返し治療が必要な場合もあります。そしてご自身でも筋肉を意識して動かし続けることで動きがよりスムーズになります。当院では、国内で承認されている薬剤を使用していますのでご安心ください。


銀座ケイスキンクリニックのボトックス注射の特徴


sampleボトックス注射は、ダウンタイムもなく比較的手軽に受けることができる治療ですが、ドクターの技量によって結果が大きく左右される治療です。ヒアルロン酸注入同様、医師の技量によっては副反応が問題になることもあるので信頼できる医師にご相談ください。 

当院の医師は全員VST認定医です。 VSTとはボトックス®の製造元アラガン社が定めている認定医制度で、研修に参加し、日々、注入技術を高めています。ターゲットとする表情筋を解剖学的にしっかりと理解し、「表情の使い方(癖)」「皮膚たるみの程度」「肌年齢」「眼瞼下垂の有無」など、様々な点を考慮してボトックス注射を行っています。

そして、「ナチュラルな美しさ」を最優先とし、過剰な治療は行いません。表情筋の強さには左右差があることが多いので、1回の施術ではベストな状態に仕上がらないこともあります。そのため、2週間後(2週間以内)に再度ご来院いただき、必要な場合は、再診料(¥1,080)で追加修正する保障制度を設けております。

アラガンのVST認定医
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ボトックス修正注射(アセチルコリン塩化物注入)のリスクとダウンタイム

<痛み>軽度 <腫れ>なし(個人差あり) <内出血> ほとんど無い~小さく10日程度
shutterstock_1019073862.jpg注射部位に一時的にピリピリ感・赤み・蕁麻疹反応が出現することがありますが、数分~数時間程度で消褪します。注射・注入治療で最も高い頻度で生じるリスクは、注射後の内出血です。銀座ケイスキンクリニックでは、極細の針を用いて、さらにStat Veinにて血管の走行を確認して出来るだけ血管を避けて注射し、内出血のリスクを最小限にしていますが、避けられない場合もあります。内出血が出た場合でも、比較的程度が軽くお化粧で隠せる程度のものです。10日~2週間かけて消褪します。

※内出血が出てしまった場合は、フォトフェイシャル(IPL)の部分照射が有効ですので、ご相談ください。

ボトックス修正注射(アセチルコリン塩化物注入)の持続と頻度について

注射1回の効果の持続期間は通常3~4日間程度です。症状の改善度合いに応じて治療効果を維持するために、1~2週間毎に2~3回程度追加処置を受けていただく場合もあります。ボトックスの作用が強く出ている方は複数回の治療が必要です。また、効果の持続期間には個人差がありますので、追加治療の時期は担当医師にご相談ください。


ボトックス修正注射(アセチルコリン塩化物注入)の痛み


十分に冷却した上で、34Gナノニードルという極細針を使用し注射しますので、痛みはもちろん、施術後の内出血などのダウンタイムもかなり軽減されています。もちろん個人差はございますが、ほとんど全ての方がご辛抱頂ける程度です。痛みに敏感な方や心配な方は、麻酔クリームのご用意もございますので、ご安心ください。

ボトックス修正注射(アセチルコリン塩化物注入)の禁忌事項について

下記に該当される方は、この治療を受けられないことがあるのでご相談ください。 ・気管支喘息、甲状腺機能亢進症、てんかん、消化性潰瘍、消化管または膀胱頸部に閉塞、重篤な心疾患のある方 ・妊婦、または妊娠している可能性のある方、授乳中の女性

麻酔約や内服薬に対してアレルギーのある方、喘息の既往がある方は事前にお申し出ください。また、安全のため、他院での美容医療の治療歴を担当者にお伝えください

2018年5月14日

雑誌『PRESIDENT WOMAN/プレジデントウーマン』2018年6月号(5月7日発売 掲載ページP105)

特集「4人のドクターが徹底解説!"美肌と健康"を手に入れる、最新・太陽光ケア」に当院のピコレーザーが紹介されました。

シミやシワなどをつくる原因として紫外線が知られていますが、実は赤外線やブルーライトなど様々な種類の太陽光が、肌に悪影響を与えます。シミ、シワ、たるみといった肌の老化の8割は太陽光が原因で起こるため、『光老化』と言われています。『光老化』を防ぐには紫外線対策だけでなく、〝紫外線ケア+近赤外線ケア〟を心がけることが大切です。

紫外線のUV-Bは波長が短いため肌の表面に炎症を起こし、シミやくすみを招きます。細胞障害の影響は大きく、老人性イボや皮膚がんも引き起こします。一方、UV-Aは波長が長いため深層まで届き、肌の真皮にあるコラーゲンやエラスチンを変性させ、シワやたるみを引き起こします。

これに対し赤外線はさらに波長が長く、肌の皮下組織まで届き、筋膜や筋組織の性質を変えるため、筋膜が皮膚を支えきれなくなって、たるみの原因になります。太陽光を衣類で遮る、近赤外線をカットするサンスクリーン剤を使うなど、日頃からしっかりとケアしたいものです。

また、ブルーライトにも注意が必要です。夜にブルーライトを見ると眠りの質が低下し、肌荒れの原因に。眠る前にスマートフォンやパソコンを見るのは、できるだけ控えましょう。

<太陽光とうまく付き合う実践編!毎日のお手入れ+クリニック活用でくすみ知らず!>

■紫外線はあらゆる方向から肌に到達。シミやシワをつくりたくない顔などにはしっかりと日焼け止めを。意外に日焼けしやすい耳の上も忘れずに。最近はブルーライトや近赤外線をカットする日焼け止めも登場しています。

■気軽になった!クリニックの最新美白ケア
毎日のお手入れではすぐに対処できない肌悩みなら、医療機関に頼るのが近道。ダウンタイムが少ないものならハードルは低めです。

ピコレーザー(ピコウェイ)
肌に負担の少ない優秀レーザーでクリアに
1秒のわずか1兆分の1単位という超短パルス幅で一瞬にしてメラニンを微粒子まで細かく砕いて破壊するので、痛みや皮膚へのダメージが最小限に抑えられます。ごく薄いシミにも反応し、小さなホクロなら傷にせずに一度で取れる可能性もあります。
ピコレーザーは、3つの照射モードによるコンビネーション治療ができます。

○ピコスポット照射
日焼けによるシミやシバカス、ホクロ除去などの部分照射。薄い膜状のカサブタになりますが、比較的早くはがれます。テープ保護も不要です。

○ピコトーニング照射
ピコレーザーによる低出力全体照射。顔全体の色調をトーンアップし、高いブライトニング効果があります。

○ピコフラクショナル照射
くすみ、ニキビ痕、毛穴、たるみなど総合的に改善します。顔全体に点状に照射しメラニンを減らし、コラーゲン増生と肌の再生を促します。術後は数日、点状の赤みがでる程度です。

忙しい人ほど治療効果の高さと効率の良さ、ダウンタイムの少なさや痕になりにくさが大切ですよね。ピコレーザーの機種もいくつかあり、特に照射する医師の診る力と技術力で結果に差が出やすい治療です。

是非、ご一読ください。

ピコレーザーについて詳しく
 

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2018年5月13日

ボトックス修正注射(アセチルコリン塩化物注入)と他の施術比較

高周波温熱療法(インディバCET)との比較

温熱作用で筋肉の収縮を高める施術ですが、効果は非常に弱く、根本的解決方にはなりません。

ボトックス修正注射(アセチルコリン塩化物注入)のポイント
特徴

注入治療needle.png治療効果★★★★★痛み★★☆☆☆ダウンタイム★☆☆☆☆

効果
■ボトックス注射後の修正(表情の喪失や形態の変化の改善※痛みやダウンタイム、効果には個人差がありますので、あらかじめご了承ください。

ボトックス修正注射(アセチルコリン塩化物注入)のワンポイントアドバイスワンポイントアドバイスボトックス注射は表情ジワの治療と予防に最適で安全な治療です。その効果は絶大ゆえ、時に、表情筋の動きが悪くなり能面のように表情が固まってしまったという声も聞きます。また、「額やまぶたが重く、目が開けづらい」「眉が吊り上がっている」「口が開けにくく、上手く食べ物が噛めない」などの違和感が出て生活に支障をきたすこともあります。3~4ヶ月程度で効果がきれて元の状態に戻るのが、ボトックス注射の良さでもありますが、その間の気分の落ち込みは相当のものです。当院は、ボトックス注射後のトラブルを少しでも早く回復させるため、効きすぎたボトックスの効果を弱める注射(アセチルコリン塩化物)をご用意しています。他院で受けた治療の経過・効果・仕上がり等のご不満に対して、修正治療のご相談を承ります。あきらめないで、まずは当院へご相談ください。経験豊富な医師が丁寧にカウンセリングいたします。そして、ボトックス注射を嫌いにならないでいただきたいと思います。

ボトックス修正注射(アセチルコリン塩化物注入)の施術の流れflowドクター診察、カウンセリング施術前に、担当する医師がボトックス注射部位の状態を診て、注入する部位や量など治療プランを決めていきます。注意点やアフターケアについても詳しく説明いたしますので、ご不明な点や不安なことがあれば遠慮せずにご質問ください。

flow同意書記入スタッフより治療内容・施術後の注意・治療費・治療スケジュールなど詳細をご案内させていただき、同意書にサインを頂戴します。この間に麻酔クリームを外用しますので、痛みに弱い方もご安心下さい。

flowボトックス修正注射(アセチルコリン塩化物注入)34Gナノニードル(極細針)を使用し、丁寧に注射いたしますので、痛みはもちろん、施術後の内出血などのダウンタイムもかなり軽減されています。5~10分で終了します。

flow終了10分程度患部を冷却し、施術は終了です。直後のスキンケアやメイクは治療部位を避けて優しく行ってください。当日夜のスキンケアは施術終了後最低2~3時間空け、刺激のないクリームを優しく塗る程度としてください。翌日には通常のスキンケアとメイクが可能です。当日は飲酒、激しい運動、長風呂など、血流を上げる行為は避け、早めにご就寝ください。なお、薬剤の拡散を避けるため、注射部位は3日間ほど揉まないようにご注意ください。

2018年5月12日

ボトックス修正(アセチルコリン塩化物注入)の価格表

1回目 ¥25,000/1部位
2回目以降
※前回の注射から1ヶ月以内で同じ部位に限る
¥20,000/1部位

外用麻酔

ペインブロッククリーム 1ブロック(10cm角) \1,000
ペンレス 1枚(3cm×5cm) \200
エムラクリーム 1本(5g) \1,000
※ ペンレス・エムラクリームは事前にご購入いただき、予約時間の30分以上前にご自身で外用いただく麻酔です。麻酔料金が割安になり、時間短縮になるので2回目以降の施術の方におすすめです。
※ペインブロッククリームは作用発現時間が短いので、クリニックで15~20分間外用いたします。

お支払いについて

お支払い方法は、現金、デビットカード、クレジットカード一括払い(VISA・MASTER・AMEX)があります。 クレジットカード2枚に分けてのお支払いや、現金、デビットカードとの併用も可能です。詳しくは、クリニックにお問合せください。

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銀座ケイスキンクリニックへのお問合せはこちら

お電話でのご予約はこちら(受付時間/10:00~18:00) 0120-282-764

2018年5月10日

ボトックス修正(アセチルコリン塩化物注入)のよくある質問

【Q】ボトックス修正注射の効果はどれくらい続きますか?

【A】ボトックス修正注射の効果は、数時間~1日かけて徐々に出現し、動かなかった筋肉が少しずつ動くようになり、可動域が広がります。しかしこの効果は3~4日間程度経過すると薄れてきます。症状の回復度合いにより、1~2週間程度の間隔で2~3回繰り返していただく場合もあります。そしてご自身でも筋肉を動かし続けることで動きがよりスムーズになります

【Q】治療時の痛みはありますか?

【A】十分に冷却した上で、34Gナノニードルという極細針を使用し注射いたしますので、痛みはもちろん、施術後の内出血などのダウンタイムもかなり軽減されています。薬剤の特徴として、注射部位にピリピリする感じが生じますが、すぐに消えていきます。痛みに敏感な方や心配な方は、麻酔クリームを十分に効かせてから施術しますので、ご安心ください。

【Q】赤みや腫れ、内出血が心配です

【A】注射部位に一時的にピリピリ感・蕁麻疹反応が出現することがありますが、数分~数時間程度で消褪します。通常は、赤みや腫れなどはありません。注射の治療ですので、針跡・内出血などのリスクがありますが、当院では極細の注射針を使い、さらにStat Veinにて血管の走行を確認して出来るだけ血管を避けて注射し、内出血のリスクを最小限にしていますが、避けられない場合もあります。内出血が出た場合でも、比較的程度が軽くお化粧で隠せる程度のものです。10日~2週間かけて消褪します。
※内出血を早く目立たなくさせるフォトフェイシャル(IPL)の部分照射が有効ですので、早めにご相談ください。

【Q】アセチルコリン塩化物を短期間に何度も注入して問題ないですか?

【A】アセチルコリンはもともと生体内に存在する物質です。局所に少量を注射するだけなので問題ありません。

【Q】ボトックス注射はドクターによって差が出るものなのですか?

【A】ボトックス注射はドクターの技量によって結果が大きく左右されるので、治療を受ける際には十分に注意が必要です。
ボトックス注射は「表情筋」を緩めることで、シワを改善させる治療です。この表情筋は首から上に30以上もあります。表情筋は読んで字のごとく顔の表情をつくる筋肉なので、少しでも注入部位や量を間違えると表情の喪失や形態の変化などを引き起こしてしまいます。

「どこの部位のどの深さにどの程度の量を注射すれば、どのような変化が起きるか」というのは、表情筋の機能(起始と停止)を解剖学的にしっかりと理解していることはもちろん、経験とテクニックがあれば、調節が可能です。「表情の癖」「皮膚たるみの程度」「肌年齢」「眼瞼下垂の有無」など、様々な点を考慮してボトックス注射を行うことが求められます。

2018年5月 5日

WEB『All About Beauty』2018年5月5日掲載

特集「デキる女のエチケットケア!女性器もアンチエイジング」に当院のヴィーナスハイフ治療の取材記事が掲載されました。

顔のシミやたるみは何とかしようと思えても、こと女性器まわりの悩みとなると、恥ずかしいし手が出しにくいのが大多数の本音です。でも女性としての自信をアップさせたいなら、デリケートゾーンこそ磨いて正解のパーツです!

【女性器デリケートゾーンのアンチエイジングは大人女子の嗜みです】
シミを取りたい、シワも消したい......顔の悩みはあれこれ解決しようと頑張る女性でも、女性器やデリケートゾーン対策に関しては「脱毛くらい?」というのが殆どのようです。

女性器の老化を放置しておくと様々な困りごとがあります。照れずに向き合ってこそ大人の女性です!!顔や体同様、デリケートゾーンも日々老化が進行中です。たとえば尿漏れや粘液分泌低下による性交痛、軽いところでは入浴後に膣からお湯が出て来たなど、それらすべてが膣の老化によるものかもしれません。また、目で見て分かるものではV・Iゾーン(大陰唇)の皮膚のたるみなども老化現象になります。デリケートゾーンの永久脱毛も流行っていますが、毛を無くしてみたらあまりにシワシワでビックリ...なんて方もいるのではないでしょうか?
機能もルックスも衰えが進むデリケートゾーンを「みんなが見る場所じゃないから」と放置してはいけません!女の人生、いつなんどき何がおこるか分からないものです。美容医療の力でコンディションを整えておきましょう。

今回は超音波の力で気になるデリケートゾーンをまるっと若返りさせてしまう注目の美容医療メニューをご紹介します!

【超音波パワーで中も外もパワフルに引き締め&若返り!「ヴィーナスハイフ(V-HIFU)」】
同性だからこそ"女性特有の悩み"を察知し、いち早く対応できると思います。そんな中、満を持して導入したのが女性器の引き締め機器「ヴィーナスハイフ(V-HIFU)」です。

慶田:「女性ホルモンの分泌量は加齢とともに減少していきます。それと共に膣内の弾力やうるおいが失われ、乾燥やかゆみ、におい、性交痛や尿漏れ・尿失禁など様々なトラブルを感じるようになります。また、出産後は年齢関係なく膣の緩みはおきますし、最近は20代でも尿漏れに悩む女性は増えてきています」

確かに最近は尿漏れパッドのCMが目立ちます。ドラッグストアの棚も生理用ナプキンより尿漏れパッドのほうが売り場面積も広いようにも感じます。

慶田:「ヴィーナスハイフ(V-HIFU)は顔のたるみ治療でも使われるHIFU(超音波)システムを用いて女性器のたるみを強力に引き締める、世界初の「膣引き締め機器」です。肌や粘膜の表面には一切傷をつけず狙った深さにだけに熱ダメージを与えていくことができます。治療直後は伸びたコラーゲン線維の収縮による引き締まり、長期的には新しいコラーゲン線維の再生を促し、緩んだ膣や膣口を強力に引き締めていきます」

つまり痛みが少なくて、即効性も持続性も高い理想的な治療ということですね!!
デリケートゾーンの引き締め機器はヴィーナスハイフ以外にもありますが、あえてこちらを選んだ理由はやはり効果の高さでしょうか?

慶田:「もちろんそれもひとつですが、導入にあたり、あらゆるマシンを試し検討しました。結果、痛みやダウンタイム、価格、効果などのバランスを考えた時に、ヴィーナスハイフが一番だという結論に至りました」

HIFUシステムでは虫メガネで太陽光線を集めるように、皮膚表面を通り越し皮下にのみ熱ダメージを与えます。ヘッドはスリムなスティックタイプ、360度回転させながら照射することで膣ならば粘膜深層から筋膜までを効率よく引き締めます。

受けた感覚は、麻酔が効いていたのでまったくと言っていいほど痛くなかったです。何百回も照射した中の2回くらい、チリッとした感覚があった程度でした。

慶田:「皮膚表面にダメージを与えないので治療後の赤みや腫れなどのダウンタイムがありません。念のためという意味で初日だけ性行為は避けていただきますが、直後から普段通りの生活をしていただける点も魅力です」


【ヴィーナスハイフ、実際に受けた女性たちの手ごたえは?】
個人差はあるとは思いますが、いつ頃から効果の実感が出てくるものですか?
また受けた患者さんの感想にはどんなものがありますか?

慶田:「『ぜひご自身の指で確かめてみてください』とお伝えしているのですが、指を入れると違いはすぐに分かります。よく聞くのが照射して2か月後くらいにお風呂のお湯が入らなくなったという声でしょうか。物理的に形状が締まると感じやすくなりますから、性交時の感度が上がった、潤いが増えたというお声も多いですね。50代の患者様の中で、これはご本人の許可をいただいたのでお話ししますが......
最近お付き合いを始めたパートナーの方から『今こんなに締まりが良いなら、若い頃は(男性器を受け入れるのも)相当大変だったんじゃないの?』と言われたそうです!」

パートナーが絶賛するほど名器になれたわけですね。ちなみにどのくらいの頻度で何回くらい受けるのがベストですか?

慶田:「1回でも効果を実感する方が殆どですが、尿漏れでも症状が軽い方や予防的に引き締めを目的なら"ヴィーナスHIFU膣タイトニング"、お悩みが顕著な場合は照射量が1.5倍の"ヴィーナスハイフ膣プレミア"をご案内しています。初回は膣プレミアでしっかり引き締め、その後は効果を持続させるために半年ごとに膣タイトニングを受ける、といった提案もしています」

やはり気になるパートナーからの意見は大多数の方が好評のようです。聞けない人でも自分の感度が上がったという自覚症状があるようです。


【受けるにあたって、気を付けるべきことは?】
慶田:「女性器に異常があると照射できませんから、予約時に婦人科の診察を受けたかを確認させていただきます。また大陰唇の照射は毛があると照射ヘッドが浮いてしまい、火傷のリスクが高まりますので照射する場所は全て剃毛をお願いしています」

大陰唇ハイフ、本当に良かったです!膣と違って痛いかなと心配でしたが、麻酔クリームのおかげで想像よりずっと無痛で、あんなシワシワ・ダルダルの惨状が今では悩みゼロ、そこだけ見たら常に臨戦態勢が取れていると言っても言い過ぎではありません!

慶田:「それは何よりでした(笑)。ヴィーナスハイフは女性としての自信を高めるために必要な治療だと思います。当院は30代半ば~50代の女性が多く、皆さん何歳になっても女性としての現役感を維持することに高いモチベーションをお持ちです。今は平均寿命が延びて、閉経後の人生がますます長くなってきています。女性としての人生を末長く楽しんでいただくために、お顔のメンテナンス同様、ぜひデリケートゾーンのケアも気にかけていただきたいですね。最初は勇気がいるかもしれませんが、シミやシワを取るついでに...という気軽な気持ちでご相談いただければ」

顔も体もいろんなメニューがある美容クリニックだからこそ、さらっと相談できます!
顔やボディラインをどれだけキレイに整えても、女性器に自信が持てない状態ではプライベートの生活を100%謳歌するのはなかなか難しいことです。実年齢に関係なく、プチ尿漏れやセックス時の感度低下など、ちょっとでも思い当たる悩みがあればぜひヴィーナスハイフを検討してみましょう!これからの時代は"顔も体も女性機能も元気に若く"が女性のテーマです!どんな水着やランジェリーでも着こなすボディになるために、体型管理も大切ですが、脱毛を始めとするデリケートゾーンの管理も同じくらい大切です!

是非、ご一読ください。

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2018年5月 1日

雑誌『家庭画報』2018年6月号(4月28日発売 掲載ページP200~201)

特集「あの頃の〝日焼け時代〟五〇代からの実感美白」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【女性皮膚科医による複合ジミの最新治療法 若々しさを保つアンチエイジング美白のすすめ】

Q.
顔、背中、手の甲に濃いスポットシミや、もやもやがどんどん目立つようになってきました。
A.
若いときに受けたダメージは、もとに戻せませんが、トラブルを解消することは可能です。

紫外線のダメージは私たちの体にとっても深刻なものです。そのためメラニン色素を増やすことで紫外線を遮断して防ごうとしているのですが、たとえ窓ガラス越しの弱い日差しや短時間の外出でも、何年も繰り返し浴びると完全には防ぎきれず、ダメージが蓄積されていきます。特に若い頃からリゾートに出かけたりやアウトドアスポーツで日焼けを重ねてきた世代は、すでにかなりのダメージを抱えているでしょう。
以前はそれほど濃くなかったシミがだんだん目立ってきたというのは、残念ながらすでにそれだけのダメージをため込んでいる証拠です。それらを全部ゼロに戻すことはできません。ただ紫外線のダメージ自体は解消できないにしても、シミなどの日焼けトラブルは、適切な治療を行うことで見違えるほど明るくきれいにすることができます。
その際、まず紫外線防御を徹底することが大前提です。紫外線への抵抗力が低下していますし、近年、皮膚がんが増えているのも、長い人生で大量の紫外線を浴びてきた高齢者が増えたこととかかわりが深いと考えられています。美容だけでなく健康維持の為にも、徹底的に紫外線を避けてください。

Q.
レーザーや美白施術は根深いシミには効かないと聞きました
A.
複数のシミやくすみが混在するシニアの肌には複合的な治療が効果的です。
シミには、いわゆる日焼けによる日光性色素斑(老人性色素斑)や肝斑、部分的に盛り上がっている脂漏性角化症、虫刺されや摩擦刺激の炎症などでも起こる色素沈着や黒ずみ、そばかす、太田母斑など、いろいろな種類があります。これまでに大量の紫外線を浴びてきた日焼け世代の多くのかたには、こうしたタイプのシミが複数混在しています。また、年齢とともにターンオーバーが遅れがちで、角質層が厚くなり、顔全体が暗くくすんできます。
そのため、気になるシミだけを解消すると、顔全体のくすみに対して、その部分が明るく目立つため、老人性白斑に見えたり、他のシミがよけい濃く目立ったりすることになります。シミの種類によってベストな治療法は異なり、複数のトラブルを改善するのには時間もかかりますが、日焼け世代のかたが美しい透明感を希望されるなら、やはりトータルな治療をおすすめします。

【あの頃の痕跡を消す最新治療法〝ホームケア〟と〝クリニックでの施術〟の併用治療が、美白への最短距離】

自宅での徹底的ケアが治療の効果をより高める
気になる濃いシミだけをピンポイントで解消しても、点在する小さなシミや顔全体を覆うくすみを一掃しないと、明るく冴えた美肌には到達できません。
いちばん効率的なのは、まず自宅で代謝を高め、くすみを解消するケアをしてから、クリニックでそれぞれのシミに適したレーザー治療を受けることです。これなら、あらかじめくすみが改善されているのでレーザー照射部位が白く目立つこともありませんし、代謝も高まっているのでかさぶたの期間も最短ですみます。
その後も、自宅でアフターケアをしていただくことで、色素沈着が目立っていたかたも、見違えるほど肌が明るくなって、患者さん自身が驚かれるほど。透明感を取り戻せますよ。

最先端の美容医療は、濃いシミも顔全体のくすみもトータルに治療ができます。最新のシミ治療器ピコレーザーは、照射時間がピコ秒単位(1ピコ秒は1兆分の1秒)と短く、熱発生がほとんどないため、痛みや皮膚へのダメージが少ない治療が可能になりました。施術前後のホームケアを行うことで、ターンオーバーを促しメラニンの排出や肌の修復力を高めます。
〝あの頃〟浴びた紫外線はなかったことにはなりませんが、飛躍的に進化した最新の美白ケアで、過去の紫外線ダメージをリセットし、若々しい透明肌を取り戻しましょう。

是非、ご一読ください。

関連リンク

お悩み別 シミ ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)  ・フォトフェイシャルM22 クリニック専用化粧品院内外用薬・内服薬

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雑誌『GLOW/グロー』2018年6月号 (4月28日発売 掲載ページP128~131)

特集『敏感な肌こそシミのケアが重要なんです ゆらぐ年齢肌の美白ケア』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

吹き出物やかゆみなどで肌不調が増えるGLOW世代。ゆらいだ年齢に「美白は刺激?」と思う人も多いかもしれませんが、ゆらぎ肌こそ美白ケアが必要です。しっかりと原因と対処法を知ることが大切です。

【40代で急上昇!?"ゆらぎ肌はシミができやすい!だから美白ケアが重要です" 】
●炎症を繰り返す肌はシミのできやすい肌に!
紫外線量が増え、花粉や黄砂などの外的刺激に加え、環境がかわるというストレスの要因により、春は敏感肌に傾きやすくなります。
乱れてしまった肌表面の角層はバリア機能が衰えて、いつも使っている化粧品でもヒリついたりします。特に角質細胞間脂質が乱れると、外的刺激を受けて炎症に。炎症を繰り返す年齢肌ほど、メラニンの生成を誘発させ、シミ・くすみにつながります。
大事なことは、まずは肌のバリア機能を回復させるお手入れを取り入れることです。
見直すべきは、洗浄、保湿、光対策の基本ケア。洗い落とす際に肌を擦ったり叩いたりするのは逆効果。まずは角質にダメージを与えないクレンジングの工夫をしましょう。そして、保湿は美肌の大前提。適切な量の水分と油分はもちろんですが、水分を肌に留めておくために蓋をしてくれる油分が必要なので、しっかりクリームを塗りましょう。また最近ではしっかり保湿をしながら同時に美白できるアイテムも増えたので、上手に取り入れると良いでしょう。さらに、老化の8割は光老化なので、UVケアなしで美白はあり得ません。たとえ雨の日でもUVケアは欠かせません。

STEP1 
まずはクレンジング&洗顔をゆらぎ肌対応に
落とすケアはいかに肌に負担を与えず、しっかり洗うかが大事です。クレンジングは1分間を目安にさっと落とすことが鉄則です。時間をかけすぎるのは肌に負担をかけ、敏感肌になる原因にも。また、洗い上りにツッパリ感が残るのは皮脂の取りすぎなので、洗顔料も見直しましょう。
POINT!目元は特に赤み・かゆみが出やすい部分。2枚に裂いたコットンにクレンジングをたっぷり含ませ、上まぶたと下まつげの下に当て、メイクを浮かせたあと、まつげをサンドイッチするように重ねて丁寧に拭き取ります。

STEP2
潤いが重要なゆらぎ肌に美白化粧水
透明美肌をかなえるためには角層のバリア機能をキープするための保湿が大事です。バリア機能を高めるには、角質細胞間脂質、水分を抱えこむ天然保湿因子、皮脂膜の3つが重要。外的刺激に強い肌に。保湿力の高いしっとりした感触の化粧水を選ぶことがポイントです。
POINT!手に取ってから人肌で温め、じんわりと浸透させるイメージで肌にプレスするのが正解。また目のキワは保湿を見逃しやすい部分。薬指で優しくなでるように塗布を。

STEP3
ゆらぎ肌の原因、抗炎症効果に着目 美白美容液
敏感肌の人は微弱炎症が起きやすく、その炎症からメラノサイトが刺激され、シミやくすみの原因になるメラノサイトが作られやすい状態に。美白美容液を取り入れるならば、美白成分はもちろんですが、抗炎症・抗酸化作用のある成分の選択を。一部、刺激が強いものもあるので、使用前に腕など試してみてください。
POINT!美容液も人肌で温めると、浸透力がアップします。特に首は年齢が出やすい部分。顔全体に塗布した後は、もう一度同量を手に取って美容液を首や鎖骨などにもしっかり塗布しましょう。

STEP4
不安定な肌にはバームやオイルをお守り代わりに
ゆらいだ年齢にとって、水分を抱えこんだ状態に蓋をすることがなにより重要。何をつけても乾燥しがちな時に、しっかり肌を保護するバームやオイルはおすすめです。ただし、乾燥は油分不足でなく保湿成分の不足が原因なので、保湿成分配合の乳液やクリームも忘れずに使用しましょう。
POINT!肌をこするように塗布するのは禁物。顔全体に優しく伸び広げ、手のひらで優しくポンポンとプレスするように浸透させましょう。

STEP5
ゆらぎ肌を外的刺激から守るUV
わずかな外出でも日焼け止めは必須。赤みがでるまではおよそ20分くらいですが、年齢肌には今までの紫外線ダメージが蓄積されているのでコップの水分が溢れるようにシミが濃くなります。また、日焼け止めは顔にパール3個分程度を目安にたっぷりと。日の出から日の入りまで塗り直しをお忘れなく。
PONT!日焼け止めはスキンケアの一部。お手入れの最後に、塗り漏れしやすい耳や首の後ろ、デコルテまでしっかり塗りましょう。衣類を着てから塗ると、クリームが服についてしまいます。

STEP6
寝ている間は修復タイム 夜のマスク
寝ている間ずっと潤いを送り続けるナイトマスク。頬など広い面は内から外に向かって塗り広げるように。人差し指、中指、薬指の3本をつけて広い面にし、頬を沿うようにしながら塗ると、肌に負担がかかりません。目もとや口もと、頬などの乾燥しやすいところは、一度にたくさん塗らず、少しずつ重ねて。シートマスクの場合、長時間肌に塗布するのはNG。15分以上では、成分が過剰浸透したり、シートが渇いたりして肌の刺激になることがあります。
PONT!夜にたっぷり顔に塗ったマスクは翌朝、ていねいに洗顔料で洗い流しましょう。放っておくと、酸化して、肌の刺激になります。まずは朝にリセットすることが大事です。

是非、ご一読ください。

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雑誌『リンネル』2018年6月号 (4月20日発売 掲載ページP103)

特集『毎日の習慣、このままで大丈夫?「紫外線ダメージを蓄積させない生活」』
に慶田院長の監修記事が掲載されました。

過度に紫外線を浴びるのはよくない事とはご存知と思