雑誌『saita/咲いた』2018年4月号(3月7日発売 掲載ページP90~95)

特集「今からが肝心!"とにかく忙しい人"の焼かない24H ながら&ついでの紫外線0秒ケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

≪春の紫外線に要注意!時間がなくても、工夫次第で肌は守れます≫
紫外線には、日焼け止めなど外からのケアと、食事による内側からのWケアが大事。浴びる紫外線を防ぎ、体内のメラニン生成と酸化を抑えることで、健康な美肌を保つことができます。
紫外線によるダメージは光老化ともいい、肌を老化させる大きな原因。今のうちからSPA50・PA++++の日焼け止めでしっかりとガードすべきです。また、食事については、食材を変えたりちょっと足したりするだけで、紫外線からカラダを守る効果がアップ。日焼けによって大量に発生する活性酸素を抑え、「肌サビ」を防いでくれる抗酸化作用のある食材を積極的に取り入れましょう。いつもの食事も、手間や時間をかけなくても食材を工夫したり一品プラスしたりするだけで、美肌食になりますよ。
「変える」「足す」だけの簡単UVケア、ぜひ実践してみてください。

≪まずはここから!究極の0秒ケア毎日の食事で焼けない肌づくり≫
紫外線ケアや美肌に効果的なのは、どんな食事?まずは栄養素と食材をチェック。
いつものメニューに「変える」「足す」で取り入れましょう。

「とにかくカラフルな野菜を選ぶ」
色鮮やかな緑黄色野菜は、体内でビタミンAに変わるカロテンや活性酸素を除去するポリフェノールを多く含んだものばかり。肌だけでなくカラダの老化や生活習慣病予防のためにも積極的に摂取しましょう。
●おすすめの緑黄色野菜
パプリカ、トマト、なす、小松菜、おくら、さやいんげん、かぼちゃ、ピーマン、にんじん、ほうれんそう など
●朝のスムージーに要注意!
朝のスムージーを飲むときは、ソラレンを含むセロリなどのセリ科野菜やかんきつ類は避けて。
朝にとると紫外線の感受性が高まりメラニン形成を活発化。シミや色素沈着の原因に。
これらは夜に食べましょう。
(セリ科)
セロリ、パセリ、みつば、青じそ、パクチー、あしたば など
(かんきつ類)
オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、ゆず など

「"ビタミンエース"が肌を救う」
抗酸化作用の高いビタミンA・C・E。ビタミンAは肌代謝をアップ、ビタミンCには肌の弾力やハリを保ち、シミを防ぐ効果が。ビタミンEはシミやくすみをできにくくするなど、ACEはまさにエース、美肌の救世主なのです!
(ビタミンA)
にんじん、ほうれんそう、卵黄、バター、レバー、銀だら、すじこ、緑黄色野菜 など
(ビタミンC)
ブロッコリー、いちご、かんきつ類、アセロラ、パセリ、かぶ、レンコン、カリフラワー など
(ビタミンE)
あなご、かぼちゃ、ナッツ類、食物油、うなぎ、たらこ、イクラ、卵、モロヘイヤ など

「肌を強くする"タンパク質"をたっぷりと」
タンパク質は、肌だけでなく筋肉や骨、血液の材料にもなる重要な栄養素。皮膚のコラーゲン線維もタンパク質でできています。肉、魚、大豆などを組み合わせ、動物性と植物性のタンパク質をバランスよく摂取しましょう。
(タンパク質)
鶏ささみ、まぐろ、かつお、いわし、牛乳、豆乳、卵、豆腐、高野豆腐、牛肉、豚肉 など

<紫外線0秒ケア 朝>
●6:05 朝食 
そのままパクっと食べるだけ!
「時間のない朝は、プチトマトをほおばる!そのままパクっ!と食べるだけ」
強い抗酸化作用のあるリコピンを多く含むトマトは、美容効果のほか生活習慣病の予防や改善など健康効果もあるスーパー食材。時間のない朝はそのまま食べたり、サラダやスープに入れるだけでも◎。

●6:35 スキンケア、メイク 
塗り方を変えるだけ!
「日焼け止めは裸で塗ると、ムラなく時短」
服がずれると、紫外線は服の内側にも入り込みます。日焼け止めは、露出する範囲より内側まで塗りましょう。着替える前の裸の状態で塗ると、塗りムラ、塗り漏れがありません。また、薄塗りでは十分な効果を得られないので、規定量を守った厚塗りが基本。首の後ろや胸もとなども忘れずに。
直接肌に線状に出してから、手のひらで円を描くように伸ばしていくのが、ムラなく塗るコツ。日焼け止めは「SPF50・PA++++」を使用しましょう。

「UV下地ならメイク時間はぐっと短縮」
下地を変えるだけ!
スキンケア効果も期待できるアイテムを選べば、さらに時短に。UV下地は、肌に密着して厚塗りできるものを選びましょう。クリームやしっとりした乳液タイプは、重ね塗りできて使いやすくおすすめです。
1.UV下地を顔全体、首やデコルテ、それぞれ500円玉くらいの量を目安に、肌にのせる。
2.すり込んで浸透させるのではなく、指の腹でやさしく伸ばすように塗る。

「ファンデーションは迷わずSPF入りをチョイス」
ファンデーションやパウダーを変えるだけ!
先に塗った日焼け止めをこすり取ってしまわないよう、塗り方にも注意!ミルフィーユのように、日焼け止めの上にファンデーションを重ねて層をつくり、紫外線をWブロックします。仕上げにUVパウダーを使えば、汗や皮脂による化粧崩れも防げて◎。

<紫外線0秒ケア 昼>
9:10 外出 
「外では"日陰の存在"で」
歩く場所をかえるだけ!
外出するときは、日陰や地下を歩きましょう。日陰がないときは、遮熱・遮光タイプの日傘やUVカットのつば付き帽子を。どちらもふりそそぐ紫外線を防げても反射する紫外線は防げないので、日焼け止めは忘れずに。

「外では手を汚さずに瞬時に紫外線をカット」
スティック、スプレータイプの日焼け止めを持ち歩くだけ!
汗で日焼け止めが流れたときや、頻繁に洗う手などは日焼け止めが取れやすいため、外出先でもその都度日焼け止めを追加しましょう。髪や顔、カラダにはスプレータイプの日焼け止めをひと吹き。スティックタイプは、どこでも簡単に塗れて便利です。
1.肌はこすると摩擦によるダメージを受けるので、強く押し当てず、軽いタッチでオン。
2.スプレーは肌から離して吹きかけます。変色や乾燥を防ぐため、髪のUVガードも必須。

●お出かけ前に「飲むUVケア」
外から紫外線を防げないときは、飲む日焼け止めを。抗酸化成分が体内の酸化ストレスを軽減、活性酸素からカラダを守ってくれます。紫外線を浴びる30分前の服用がおすすめ。

12:00 昼食 
一品プラスするだけ!
「ランチは肉を。コンビニの高タンパク質食をプラスするのも手」
コラーゲン繊維や皮膚の再生のために欠かせない、タンパク質。女性は不足しがちなので意識してとりましょう。1日に必要なタンパク質量は体重50㎏の女性でおよそ60g。ランチに迷ったら、肉を選ぶとよいでしょう。
一品追加するには、コンビニが便利。サラダチキンやゆで卵など簡単に食べられる高タンパク質食材が揃っています。

15:20 間食 
食べるものを変えるだけ!
「おやつはナッツかベリーを選べば間違いなし」
美肌効果の高い栄養素を含むナッツ類は、かむことで満腹感も得られて、おやつに最適。おやつが食べたくなったら、抗酸化作用のあるベリーを数粒。保存できる冷凍タイプも便利です。
(ナッツ類)
カシューナッツ、くるみ、アーモンド、落花生、ヘーゼルナッツ、ひまわりの種、かぼちゃの種 など
(ベリー系)
いちご、ブルーベリー、ラズベリー、クランベリー など

<紫外線0秒ケア 夜>
19:10 夕食 
サラダやスープに入れるだけ!
「美肌食材のちょい足し&生で食べられる旬野菜を」
旬の野菜は栄養価が高いので積極的にとりましょう。生で食べられる食材も多いため、夕食のプラス一品にもピッタリ。ちょい足しにおすすめなのは豆類。皮膚や粘膜を正常に保つビタミンB1やポリフェノールを含んでいます。スープやいため物に入れるだけで美肌食に。
食物繊維を含む豆は、美腸にも◎。水煮の缶詰やレトルトを使えば、調理時間もグッと短縮。
(春野菜)
キャベツ、春菊、かぶ、新玉ねぎ、レタス、貝割、オクラ、菜の花 など

●肌のさび止め、L--システインはアラフォーのくすみ肌に◎
玉ねぎやにんじんに含まれるL-システインは美肌の強い味方。ビタミンCと一緒に摂ることでメラニンの生成を抑え、黒色メラニンを無色化。ターンオーバーを促し、肌細胞の生まれ変わりをサポートします。
(おすすめの食材)
玉ねぎ、にんにく、ブロッコリー、芽キャベツ、赤唐辛子、小麦胚芽 など

20:00 スキンケア 
使うコスメを変えるだけ!
「いっそのこと美白ラインに全部変えてしまう」
メラニンの蓄積によるシミや肌のくすみには、美白有効成分が配合されたアイテムのライン使いが効果的。日中の紫外線ダメージを貯め込まないよう、その夜のうちにケア。この積み重ねが、健康な美肌をつくります。
1.乳液やクリーム類は指の腹でのばし、なじませる。圧を加えたり肌をこすらないよう注意。
2.スキンケアの最後は、両手のひらで顔全体をやさしく包み、なじませまる。

●日焼け止めはしっかり落とすこと!
皮脂や化粧品などの汚れは酸化して肌を刺激するので、洗顔は肌にやさしい洗顔料でしっかり&やさしく行いましょう。毛穴の汚れや、古い角質を定期的にオフするも忘れずに。

22:00 就寝
リラックスしてあとは寝るだけ! 
「リラックスして深く眠る」
睡眠時間は、肌の再生を促す成長ホルモンが分泌される、美肌育成タイム。6~7時間はしっかりと眠りましょう。 

≪意外と知らない?間違ってる?UVケアQ&A≫
日焼け止めに美肌食材でUVケアは完璧!いえいえ、紫外線はそんなに甘くありません。「実は知らない」や「間違った思い込み」を解消し、紫外線に負けないカラダづくりを。

Q.できたシミは一生消えないの?
A.残念ながら、完全には消えません。
一度できてしまったシミを、化粧品や食事などの生活習慣で完全に消し去るのは不可能です。レーザー治療などで消し取ることはできますが、紫外線を浴びれば再びシミになることも。このため、シミを作らないようなUV対策が重要なのです。

Q.くちびるのUVケアって必要?
A.メラニンが沈着しやすいパーツのため、必ず必要です。
くちびるは皮膚膜が薄く、紫外線のダメージを受けやすいパーツ。乾燥からハリが失われ、縦ジワの原因にも。メラニンが少しずつ色素沈着してくすみの原因にもなるので、しっかりケアしましょう。

Q.インナーケアは、どんなものを摂ればいい?
A.肌の回復機能が期待できるサプリが効果的。
日焼け防止には飲む日焼け止めを、紫外線を浴びてしまった後は、抗炎症効果のあるトラネキサム酸や、過剰なメラニン色素産生を抑制するビタミンCを配合したサプリメントを選びましょう。L−シスレチンやビタミンEなども美白効果が期待できる成分です。

Q.肌が敏感で日焼け止めで肌が荒れることも。でも塗らなきゃだめ?
A.日焼けぐらいと考えないで、皮膚科に相談を。
紫外線はDNAを傷つけます。皮膚には傷を回復するしくみが備わっていますが、修復能力を超えたり、突然変異を起こすと皮膚がんの原因になるとも言われています。日焼けぐらいと甘く考えないこと。肌がかぶれて日焼け止めが塗れないなど、困ったときには皮膚科に相談しましょう。

Q.アウトドアやバカンスは、いつものUVケアでいい?
A.場所によってアイテムを変えましょう
野外フェスやバーベキューに行くときは、害虫などからも守ってくれる日焼け止めを。海やプールに行くときは、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを選び、まめに塗り重ねましょう。サングラスや長袖の衣服などで、カラダを紫外線から守るような心がけも大事です。

まだ肌寒い日もある3月。ですが、降り注ぐ紫外線の量は残暑厳しい9月とほぼ同じ。UVケアは夏のもの、なんて楽観は禁物!早速今日から紫外線ケアをスタートしましょう。
クリニックでは、美容成分を微弱電流で高浸透させるイオン導入がおすすめです。食事だけではなかなかお肌まで十分に届かないビタミンAをはじめとした抗酸化力の高いビタミン類やアミノ酸など、肌力アップに欠かせない成分をチャージしましょう。飲む日焼け止め(ヘリオケア)お取り扱いもございますので、ご相談ください。

是非、ご一読ください。

イオン導入(イオントフォレーシス)
ヘリオケア(飲む日焼け止め)

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