ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)の効果と特徴

ピコレーザー(ピコ秒レーザー)とは

pico_image010.pngピコレーザーの「ピコ」とはレーザーの光が出されている時間の単位を表す数字です。1秒の1000分の1が1ミリ秒で、その1000分の1がマイクロ秒、そしてその1000分の1がナノ秒で、さらにその1000分の1がピコ秒になります。つまり「1兆分の1秒が1ピコ秒」ということになります。

ピコレーザーは、1秒のわずか1兆分の1という超短パルス幅で照射できる画期的なレーザーです。パルス幅とは、レーザーを一発発振した時の照射時間を表しています。これまで、シミ・そばかす・肝斑・あざ・刺青治療に使用されてきたQスイッチレーザーのパルス幅が「ナノ秒(10億分の1秒)」と最も短い時間で発振される機器でしたが、ピコレーザーは、その1000分の1の時間である「ピコ秒(1兆分の1秒)」という驚異的に短い時間で照射することが可能です。

ピコレーザー(ピコウェイ)が、「短期間」でより「キレイ」にシミを除去できる理由

超短のパルス幅(ピコ秒)が実現する高いピークパワーでメラニンを狙い撃ち!
パルス幅によって熱の広がり方やパワーが異なります。パルス幅(照射時間)が短くなればなるほど、周りに熱が広がりにくく、ピークパワーが上がり、機械的作用でメラニンを破壊します。逆に照射時間が長くなればなるほど熱的作用(光が熱に変わる作用)が強くなりやけどによる黒ずみのリスクが高まります。

従来のナノ秒発振のルビー/アレキサンドライトQスイッチレーザーは、この機械的作用と熱作用が両方あるため、かさぶたが厚く目立ち、炎症後色素沈着(黒ずみ)、赤みや腫れなどの副作用リスクが高くなります。ピコウェイは、現在市場に流通する他社製と比較して、高いピークパワー&最も短い時間(375ピコ秒)で照射されるため、周囲への熱作用がほとんどなく、メラニンだけを一気に"狙い撃ち"できます。皮膚に余計なダメージを与えないので、日本人で問題となる、照射後半年続く色素沈着が圧倒的に生じにくくなり、出たとしても軽く短期間で消失します。

従来とは異なるメカニズム(光音響効果)で、メラニンを超微粒子へと粉砕!
従来のQスイッチレーザー(ナノ秒)や光(ミリ秒)によるシミ治療は、光熱作用によりメラニン色素を破壊するため、強く照射するとそれに伴う熱傷や炎症後色素沈着のリスクがありました。超短パルス幅で放射されるピコレーザーは、高いエネルギー(ピークパワー)と衝撃波(光音響効果)により、一瞬にしてメラニンを細かく砕いて破壊します。例えるなら、「岩」のような塊となっていたメラニン色素を、Qスイッチレーザーが熱作用により「小石」のようにバラバラに分解するのに対して、ピコレーザーは、衝撃波によるエネルギーで一瞬にして「砂」「粉末状」の微粒子レベルまで粉砕します。

その後、細かく粉砕された色素は、マイクロファージと呼ばれるお掃除役の細胞に貪食され、体の代謝によってリンパ管を通して体外へと排出されます。細かく破砕された色素粒子のほうがよりお掃除の効率が良く、早く無くなるため、従来機では取り切れなかった色素まで消すことができ、より短い期間で治療が完了します。また、これまでレーザーやフォト系治療では難しいとされた極薄いシミにも切れ味よく反応し、炎症後色素沈着のリスクが低い点も優れています

pico_image014.png


ピコレーザー(ピコウェイ)で照射する波長の種類

波長とは光の長さのことです。レーザーは複数の種類があり、それぞれ異なる波長をもっています。波長によってレーザーが届く深さが異なります。波長が短いほど皮膚表面に作用して、波長が長いほど皮膚の奥深くまで届きます。ピコレーザー『ピコウェイ』は、532nm(KTP Nd:YAGレーザー)と1064nm(Nd:YAGレーザー)の2つの波長を搭載し、狙ったターゲットに最適な波長を使い分けることで、肌の浅い層(シミ・そばかす等)から、深い層(あざ・ホクロ・アトピー性皮膚炎のダーティーネック)まで幅広い治療が可能です。

ピコレーザー(ピコウェイ)に搭載された3つの照射モードで多彩なコンビネーション治療

①ピコ部分照射(スポット照射)
シミ取り・ホクロ除去に用いるオーソドックスな部分照射。シミの部分だけ、薄い膜状のかさぶたになります。

②ピコトーニング照射
ピコレーザーによる低出力全体照射。顔全体の色調をトーンアップし、高いブライトニング効果があります。

③ピコフラクショナル照射
フラクショナル用ハンドピース(リゾルブ)に切り替え、ピコレーザーを点状に照射。メラニンを減らし、コラーゲン増生&肌の再生を促すので、美白、毛穴の引き締め、ちりめんジワの改善、ニキビ跡の改善により肌質を高めます。

美白治療をメインで希望の方には、目立つシミには部分照射設定で強めに照射し、顔全体にはトーニング照射を行うと、薄いシミや色むらから濃いシミまで消すことができます。肌質改善、若返り目的には、顔全体にフラクショナル照射でハリを高め、表面的な色調はピコトーニング照射でより均一に明るく整えるなど、複数の照射方式を組み合わせるコンビネーション治療が可能です。


ピコ スポット照射(部分照射)【シミ取り・ホクロ除去】

日光性色素斑(しみ)、ソバカス、ホクロ、唇のシミ、あざ(遅発性両側性太田母斑:ADM)などの気になる部分をスポットで照射します。375ピコ秒と極短い照射時間で、熱がほとんど発生しないため、Qスイッチレーザーよりも痛みや皮膚へのダメージ、ダウンタイム軽くなります。また、ピコレーザーのメラニン除去メカニズムは、光熱ではなく衝撃波によるものなので、周囲の細胞が傷つきにくく、狙ったメラニン色素だけを正確に破壊することができます。

そのため、照射後のカサブタは薄くて剥がれやすい特長があります。1~2mmの小さなホクロは、1~2回で消せる可能性がたかいので、皮膚を削りたくない方、ホクロが多い方におすすめです。スポットサイズは最小2mmまで小さく設定できるので、いびつな形のシミや小さなホクロも、正確に狙い撃ちできるのです。

このような方におすすめ
・目立つシミがある
・過去のレーザー治療で、綺麗に取れなかった部分がある
・小さなホクロを削らず取りたい
・炎症後色素沈着が心配
・痛みが少ない治療が良い
・短期間でなるべく早く治したい

従来のレーザーとの比較
・ダウンタイムが短く、かさぶたが早く取れる
・炎症後色素沈着のリスクが少ない
・照射後のテープ保護不要(照射後は、患部に軟膏塗布のみ)
・痛みが少ない
・治療回数が少ない


ピコトーニング照射 【美白・ブライトニング・肝斑】:トラネキサム酸イオン導入込み

レーザートーニングの進化版、『ピコトーニング』は、波長1064㎚のNd:YAGレーザーを顔全体に低出力で複数回照射する肌質改善照射方法です。メラニン色素を少しずつ分解・排出していき、肝斑やシミ治療に効果的である他、お肌全体のくすみを取り除いて、明るくクリアな美肌に変えていきます。従来のトーニング治療に使われていたQスイッチYAGレーザーの1000分の1にあたる「ピコ秒」で照射されるため、肌に優しく、よりスピーディーな治療が期待できます。美白効果だけでなく、開いた毛穴にも効果を発揮するので、お肌全体の若返りにも効果的です。

ピコトーニングは、1回でもお肌のトーンアップを体感いただけますが、肌質の改善効果をより実感するには、5回程の繰り返し治療をおすすめしています。照射後には、美白効果を高めるトラネキサム酸のイオン導入がサービスになっています。炎症を鎮め、肝斑の悪化も防ぐのでご安心ください。


ピコフラクショナル照射 【ハリ・キメ・毛穴・ニキビ跡・小ジワ】:BENEV(ベネブ)導入込み

ピコレーザーをフラクショナル照射モード(リゾルブ)に切り替え、小さな点状に照射することで、皮膚表面を傷つけずに、表皮や真皮に作用します。点状にメラニンを壊し、真皮内では微細な傷を作り、自己再生機能にスイッチを入れ、お肌を若返らせます。従来のフラクショナルレーザーでは、熱エネルギーによる痛みと強い赤み、小さなかさぶたが1週間程度生じ、ダウンタイムが目立つという欠点がありました。

ピコフラクショナル照射後は、一部に点状の赤み(微小点状出血)が1~数日間生じますが、皮膚表面は傷がつきません。そのため、痛みが少なく、カサブタにもならず、ダウンタイムが大幅に軽減しました。1回の施術でトーンアップ、毛穴の引き締まりとハリの高まりを実感し、繰り返して施術することで、ちりめんジワやニキビ跡の凹凸など難治性のダメージも改善させる効果があります。

照射後には医療機関専用のUSA製メソセラピー薬剤ブランド『BENEV(ベネブ)』の最高ラインMPF Rejuvenation Complex(MPFリジュビネーションコンプレックス)を導入します。細胞レベルで老化や紫外線によるダメージを修復し、肌老化を改善することを目的とした8種類の成長因子、ヒアルロン酸などの保湿成分、20種類のアミノ酸、2種類の機能性ペプチド、11種類のビタミン等が贅沢にブレンドされており、安全で高い若返り効果が期待できます。

ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)のリスクとダウンタイム

ダウンタイムの期間と程度は照射出力や個人差がございますのであくまで目安となります。

ピコ部分照射(スポット照射)
<痛み>軽度 <腫れ・赤み> 数時間~半日程度 <痂疲化>薄い膜状のかさぶた
shutterstock_1019073862.jpgピコレーザーは、そのパワフルなイメージから、ダウンタイムを心配される方がいますが、実はQスイッチレーザーに比べて肌ダメージが少なく、痛みも軽くゴムに弾かれるような感覚です。照射エネルギーをあげても痛みが少ないため、1回の治療でより大きな効果を出すことができます。炎症後色素沈着などの合併症が少なく、薄いシミにも高い効果が期待できます。

また、ピコレーザーのメラニン除去のメカニズムは、光熱ではなく衝撃波によるものなので、周囲の細胞が傷つきにくく、狙ったメラニン色素のみを正確に破壊します。そのため、スポット照射すると、シミのみが膜状に薄いかさぶたになり、数日で剥がれるのでストレスになりません。一時的に乾燥と紫外線の影響を受けやすくなるので、いつも以上に保湿とUV対策を心がけてください。

*ピコレーザーの衝撃波で毛細血管が切れて照射部位に内出血が生じる場合、小さな水疱(みずぶくれ)が出現する場合が稀にあります。水疱は1週間程度でかさぶたがはがれると同時に消え、内出血は7~10日間ほどで自然に薄くなっていきます。出現した場合は、念のため、クリニックにご連絡をお願いいたします。

*痛みの感じ方には、個人差があります。10ショット以上の照射では外用麻酔を併用し、よりストレスなく治療できます。

ピコトーニング照射
<痛み>ほとんど無し <腫れ・赤み> ほとんど無し <痂疲化>無し
ピコトーニング照射は、ゴムではじく程度の軽い痛みを感じる場合がありますが、特に麻酔は必要ありません。直後はレーザー特有の赤みが出ますがしっかりクーリングし、トラネキサム酸のイオン導入を行うのですぐに引いていきます。治療直後からメイクや洗顔ができます。一時的に乾燥と紫外線の影響を受けやすくなるので、いつも以上に保湿とUV対策を心がけてください。肌質によっては、一過性にニキビが出ることがあります。対策として予めニキビ用抗生剤を処方いたします。

ピコフラクショナル照射
<痛み>軽度 <腫れ>ほとんど無し <赤み> 1日~数日程度  <痂疲化>ほとんど無し
従来の熱作用が強いフラクショナルレーザーでは、痛みと強い赤み、小さなかさぶたが1週間程度生じ、ダウンタイムが目立つという欠点がありました。ピコフラクショナル照射は、鼻周り、目周りなど、毛細血管の弱いエリアを中心に、点状の赤み(微小点状出血)が1~数日間生じますが、皮膚表面には目に見える傷がつきません。そのため、痛みが少なく、カサブタにもならず、ダウンタイムが大幅に短縮されました。

顕微鏡レベルでは表皮に小さな隙間が生じるので、『BENEV(ベネブ)』の最高ラインMPFリジュビネーションコンプレックスを導入します。細胞レベルで老化や紫外線によるダメージを修復し、肌老化を改善することを目的とした8種類の成長因子、ヒアルロン酸などの保湿成分、20種類のアミノ酸、2種類の機能性ペプチド、11種類のビタミン等が贅沢にブレンドされており、ピコフラクショナルの若返り効果を後押しします。

照射後に一時的に乾燥と紫外線の影響を受けやすくなるので、いつも以上に保湿とUV対策を心がけてください。肌質によっては、一過性にニキビが出ることがあります。対策として予めニキビ用抗生剤を処方いたします。

ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)の持続と頻度について

ピコ部分照射(スポット照射) ピコレーザーは、従来機よりも「早く」「キレイに」「確実に」シミを消す革新的なレーザーです。一瞬にしてメラニンを細かく砕いて破壊できるので、多くの場合1~2回の照射でシミを除去することができます。また、皮膚へのダメージも少ないため、複数回治療が必要な場合(ほくろ・ADM)でも短い間隔で施術が可能なので、短期間でお悩み改善が目指せます。

ピコトーニング照射
症状や肌質にもよりますが、肝斑やシミの場合、複数回の治療で徐々に目立たなくさせるため、基本的には1ヶ月間隔で3回~5回程度の照射が必要です。美白目的の場合は、1回でも効果を実感できますが、回数を重ねることで色ムラを改善し、全体的なトーンアップを図れます。同時に肌質の改善も得られ、毛穴が引き締り、肌のキメが整います。

ピコフラクショナル照射
1回の施術でトーンアップ、毛穴の引き締まりとハリの高まりを実感できますが、1~2ヶ月間隔で2~5回程度繰り返し施術することで、ちりめんジワやニキビ跡の凹凸など難治性のダメージも改善させる効果があります


ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)の禁忌事項について

下記に該当される方は、この治療を受けられないのでご了承ください。
・光線過敏症の方
・光感受性を高める薬を内服/外用している方(薬の添付文書の副作用に「光線過敏症」と記載あり)
・激しい日焼け直後の方
・真正ケロイドの方
・てんかん発作の既往がある方
・ご希望部位に無治療の皮膚炎や感染がある方
・重症の糖尿病・膠原病の方
・治療部位に金の糸を入れている方
・ステロイド、金製剤を使用している(もしくは金製剤を使用していた)方
また、安全のため、他院での美容医療の治療歴を担当者にお伝えください。
詳細はお問い合わせ下さい。

カウンセリング予約

文字サイズの変更