ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の効果と特徴

お尻は、加齢とともに崩れていくのが分かりやすい部分です。20代は、横から見るとキレイな半円形をしていますが、30代になると徐々にたるみが発生し横に広がってくるのが特徴です。そこから、お尻の頂点が下がりウエストとのメリハリがなくなると、四角く見えるようになっていきます。

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こうした変化は、お尻内部のゆるみから起こります。お尻は、筋肉・脂肪・皮膚などから形成されています。加齢や過剰なダイエットにより皮膚がゆるみ、脂肪が減少するとしぼんだお尻に変わります。反対に脂肪が増えすぎても、支えきれなくなり垂れやすくなります。また、お尻の形を支えているのは皮膚だけではありません。筋肉と脂肪の間には「筋膜」があり、そこから伸びる「結合組織」が脂肪を支え、皮膚につながっています。しかし、運動不足や加齢による筋肉の衰え(委縮)、筋肉の一部が脂肪化する※EMCL(筋細胞外脂肪)の増加などが原因で、組織の結合力が弱まると脂肪を支えきれなくなり、垂れ尻(ピーマン尻)に変形していきます。さらに、日常生活でのお尻の揺れも、ゆるみが悪化する要因です。

※骨格筋内脂肪には、IMCL(筋細胞内脂肪)とEMCL(筋細胞外脂肪)があります。EMCLは、筋肉の繊維の間に脂肪が入り込んでしまうことです。EMCL(筋細胞外脂肪)が増えると、見た目はまるで霜降り肉の「サシ」に近い状態になり、結果的に筋肉がゆるんで伸びてしまいたるみを引き起こします。運動習慣のない人や高齢者では、このEMCLの蓄積が認められ、肥満や運動機能障害が進行すると報告されています。

【ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の効果】

1 『丸みのある立体的なお尻』を作る効果
扁平なお尻や、老化により垂れてしまった貧相な形のお尻に、ヒアルロン酸注入でボリュームを与えることで、立体的でメリハリのある若々しいヒップにすることができます。

2 『ツンと上向きなお尻』を作る効果
上臀部にヒップラインのトップ(最も立体的な部分)があることも美尻の条件です。老化によるたるみでお尻はより四角く、下半分に重心がかたよっていきます。ヒアルロン酸注入で、上臀部にボリュームを与えることで、お尻の重心が上に上がりキュッと上向きのヒップラインを手に入れることが可能です。お尻が上がっていると、脚長効果が生まれ、スタイルも良く見えます。

3 美肌効果
ヒアルロン酸を注入することで、肌自らの保水力を高め、ハリ・ツヤ・透明感のあるみずみずしいお肌へと導きます。

4 コラーゲンを増やし、老化を遅らせる効果
注入したヒアルロン酸製剤が足場となって、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、結果として老化の進行を遅らせます。半年以内のタッチアップや、1年毎に繰り返し治療をすると、効果の持続期間は延長していきます。


【ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)による豊尻術のメリット】

●注射だけの治療の為、痛み・ダウンタイムがほとんどなく直ぐに通常の生活に戻れます。

●急激な変化ではなく、仕上がりを見ながら徐々にお尻を大きくしていくことも可能です。

●左右のボリュームが異なる場合、バランスを整えて注入することができます。


ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)に使用する製剤


hip_hial02.jpgお尻の注入には、ドイツのBio Science社が製造する「ハイアコープ(Body Contouring MLF-1) 」を使用します。EU(欧州連合)の安全規格であるCEマークを取得しており、 ヨーロッパの厳しい基準をクリアしている、信頼性の高いヒアルロン酸です。

従来、豊胸や豊尻で使用されてきたMACROLANEに比べ、柔軟性に優れているので、注入後の感触や見た目がとても自然です。
また、顔に使用するものと比較して粒子が大きく、体内で分解吸収されにくいため、個人差はありますが持続期間が2 年と長いのが特徴です。ヒアルロン酸は粒子が細かいほど分解速度が高い傾向にあり、粒子が大きければ分解されにくくなります。しかし粒子が大きいと注射をする針も太くなければならず、患者様の負担が大きくなってしまいます。ハイアコープは、粒子の大きいヒアルロン酸ですが、圧力を加えると流動性が増して細い針を通過しやすくなり、しばらくすると本来の粘度に戻る特殊技術「チキソトロピー」により、針の通過がスムーズで、注入時の身体への負荷も軽減しています。


ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の注意点


お尻へのヒアルロン酸注入には、高度な技術と美的センスが要求されます。左右でボリュームが異なる場合も、必要な部分にだけ正確に注入する高い技術力が求められます。当院の医師は、ヒアルロン酸注入のトレーナーを務める慶田院長が、その全ての技術を共有し、トレーニングしていますので、一様に高いテクニックを持っております。ぜひ安心してお任せください。


ガルデルマ社認定 ヒアルロン酸注入トレーナー医師


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顔面解剖学マスタークラス履修


img016_000001.jpg慶田院長と大野医師は、2015年4月25日から26日に韓国で開催された、ヒアルロン酸フィラー注入経験豊富な医師のための、顔面解剖学マスタークラスで講義と実習を受けています。日本国内では法律上叶わない、冷凍保存のご遺体での実習はその後の注入治療の糧となっています。慶田院長と高山副院長は2016年10月15日に日本で開催されたGALAAにて顔面解剖学をスライド講義と3D動画で深く学びました。慶田院長と高山医師、大野医師、服部医師は、2017年10月22日に日本で開催されたアラガン社のセミナーで解剖とヒアルロン酸注入の実技を学びました。慶田院長は2018年3月24日から25日タイで開催される顔面解剖学マスタークラスで講義と実習を受ける予定です。注入治療を熟知した解剖学の教授が、顔面の美容医療に関わる医師向けに作成した動画やスライドは何度見ても勉強になります。私たちは定期的に受講と実習を繰り返し、患者様の安全のために身を引き締めて診療にあたっております。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)のリスクとダウンタイム

<痛み>注入時に少し(個人差あり) <腫れ>ほとんど無し <内出血>ほとんど無し shutterstock_1019073862.jpgデザインを決めた後、刺入部位を冷却し、局所麻酔の注射をしてから鋭針(先端のとがった針)でカニューラ針を入れる針孔を開けます。その後、先端の丸いカニューレ針で丁寧に注入していきます。Stat Vein(スタットヴェイン)で表在血管を可視化し、出来る限り血管を避けて針孔を開けるポイントを選択し、ポイントごとに十分な圧迫止血を心掛けています。このような取り組みで、注入による内出血のリスクは少なく、出たとしても軽く済むようになりました。内出血が出た場合、通常10日前後で落ち着きますが、大切なご予定がある場合は2週間以上前に施術を受けてください。

また、ヒアルロン酸は高保水成分で、注入後1カ月程度水分を吸収して軽く浮腫みます。初回の注入量はやや少なめとし、水分が再吸収され馴染んでくる1~2か月後にタッチアップすると周囲に気づかれることも無く、効果の持続期間が延長します。

針孔がふさがるまでの2日間は、小さなテープを貼って保護していただきます。当日からシャワーは可能ですが、内出血のリスクを軽減するため、飲酒、激しい運動、長湯などはお控えください。また、プール、温泉などは、針孔がふさがるまで2日間はお控えください。医師が施術直後にマッサージをしてなじませますが、定着するまでの約1か月程度、強いマッサージや圧迫を伴う激しい運動はお控えください。尚、ヒアルロン酸注入後、当院で照射系の治療を受ける場合は、2週間後から可能です。他院での照射に関しては、1ヶ月以上間を開けてください。

ヒアルロン酸注入は、デザイン力と繊細な注入が重要です。滑らかで、高品質な製剤を使用しないと、凸凹したりゴツゴツした感触になったりすることもあります。また、血管の走行など解剖学的知識が少ないと、頻度は少ないものの、塞栓や壊死の報告があります。銀座ケイスキンクリニックでは、定期的に勉強会を開催し、常にリスクを避けるべく、最善の治療を心掛けています。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の持続と頻度について

注入直後から効果を実感していただくことが出来ます。注入したヒアルロン酸は徐々に代謝・分解されていきます。「ハイアコープ(Body Contouring MLF-1) 」は長期持続型のヒアルロン酸なので、約2年と長期に渡り注入後のデザインを保持できます。減りきる前にタッチアップをしたり、繰り返し治療したりすると、効果の持続期間は延長していきます。※効果の持続期間には個人差があります。


ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の痛み


局所麻酔の注射をしてから、先端の丸いロングソフトカニューラ針でゆっくりと注入するので、痛みに関しては全ての方がご辛抱頂ける程度です。痛みの感覚は個人差が大きく、緊張すると強く感じやすいという特徴もありますが、お尻へのヒアルロン酸注入は、ほとんど痛みを感じない方が多い治療です。痛みを感じた場合は、お知らせください。そのエリアを避けて注入します。注入後は麻酔と施術の刺激で腫れぼったい感じがしますが、数時間後には気にならなくなります。


ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の禁忌事項


ヒアルロン酸自体は体内にも存在する成分なので、アレルギーの心配はほぼありません。また、注入された純粋なヒアルロン酸は水に分解されて100%体内で吸収されます。真性ケロイドの方など、異物反応を生じやすい体質の方は、シコリになることがあり、この場合は速やかに注入したヒアルロン酸を溶解し、適切な検査を行います。ヒアルロン酸は体内にある成分なので副作用が起きることはまれですが、約数千人に1人の割合で架橋剤などの添加成分にアレルギーを起こす人もいるので過去にトラブルのご経験がある場合などは事前にご相談下さい。

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