雑誌『美ST』2018年11月(9月17日発売 掲載ページP92~93)

特集『"なんだか調子悪い„は今年の猛暑のせいでした「肌の熱中症」があったなんて!』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

とても暑かった今年の夏。体の熱中症は連日ニュースになりましたが、当然肌も大ダメージを負っています。何だかスキンケアしていても化粧品が入っていかない、くすみが晴れない...不調を感じているなら、それは〝肌の熱中症〟かもしれません。

【肌の熱中症ってどんな症状?】
●症状1
カラカラの〝脱水症状〟
紫外線、エアコン、汗刺激などで肌表面に軽い炎症が起こると、バリアが壊れて水分保持ができなくなってしまいカラカラ状態に。湿度が高く、汗ばむ夏でも肌は乾燥しています。
●症状2
UV-Bで〝酸化〟
強力なUV-Bを浴びると体内で活性酸素が増えてDNAを傷つけます。さらに炎症性サイトカインが発生してメラノサイトが活性化。シミが増えたり、肝斑やそばかすが濃くなります。
●症状3
チリチリする〝塩害〟
汗を拭き取らないと、水分が蒸発した後、塩分などが濃厚になって肌表面に残り、肌の刺激に。何となくムズ痒さを感じたり、汗疹(あせも)や赤いプツプツ(汗荒れ、湿疹) が発生したりします。
●症状4
肌がゴワつき〝毛穴崩壊〟
紫外線をはじめ様々な刺激に晒されると、乾燥するため肌は角層を厚くしてバリアを補おうとします(角質肥厚)。すると毛穴詰まり、毛穴開大、毛穴黒ずみの原因になります。

≪肌の熱中症危険度チェック≫
1つでも該当したら要注意。日焼け対策は基本のキ。夏だからと言ってついついさっぱり、スッキリ系を選びがちなスキンケアや食生活など日常生活の見直しも必要です。

☑夏はそうめんなど、喉ごしのいいものばかり食べていた
☑ベタつくのがイヤで、夏は化粧水やジェルくらいしか塗らない
☑夏の寝苦しさから睡眠不足が続いた
☑汗をかいた後に洗い流したり拭き取ったりしていない
☑元々、乾燥肌で肌が痒くなることはことがある
☑日焼け止めはさっと一度塗り、塗り直しはしない
☑タバコを吸う、またはタバコを吸う人と一緒に過ごすことが多い
☑野菜や果物が苦手
☑この夏もマラソンなどアウトドアのハード系スポーツを楽しんだ
☑剥がすタイプの毛穴パックやスクラブ、洗顔ブラシを愛用している
☑タンパク質を積極的に摂っていない

≪夏の後始末は今こそしっかり!秋冬の肌に差がつきます≫
強い紫外線を浴びて角質肥厚した肌のゴワゴワや毛穴目立ち、吹き出る汗で湿疹ができる汗荒れ、この暑さだと頼らざるをえないエアコンで乾燥......。
夏の終わりに現れるこれらの肌不調のほとんどは、体がそれらの外的要因から自らを守ろうとして起こっていることです。ですから劇的なケアを探すより、自分の肌で何が起こっているのかを見極めて、基本的な対処をするのがオススメです。体の内外から保湿して、肌を柔らかくしましょう。

〝脱水症状〟
エアコンや紫外線による脱水症状は徹底保湿でバリア機能をアップ
肌の水分量を増やしてプリッとしたハリ感を回復させてくれるアイテムを体の内外から投入しましょう。
保湿効果と抗酸化作用が高いビタミンACEを配合したオイルがおすすめ。角質のバリア機能を強化し、さらに肌を紫外線から守る効果もあります。
内側からのケアにはセラミド含有のサプリメントなどを取り入れてみましょう。
・エンビロンモイスチャーACEオイル100ml¥8,000
関連リンク:クリニック専用化粧品 

〝酸化〟
真皮層から抗酸化力アップで、メラノサイトの活性を防いで
飲む日焼け止めは、実は抗酸化作用が高い成分が複数高配合。日焼けする前はもちろん、後から飲んでも効果があります。目の日焼けも防いでくれるのでおすすめです。
飲む日焼け止めブームの火付け役。主成分はファーンブロック。
・ヘリオケア 30カプセル¥6,000
関連リンク:ヘリオケア 
〝塩害〟
〝汗荒れ〟が起きたら肌を入院させ、化粧水を「経口補水液」に
肌が炎症を起こして敏感なときは、攻めの成分は要りません!カラカラの砂漠に水分補給してあげる気持ちで優しくケアしましょう。
天然セラミドを主成分とするオリジナル保湿クリーム。
・セラミドバリアクリーム 30g¥5,000
関連リンク:院内調合オリジナル化粧品
肌の水と類似する組成の補充水。
・メディコル スキンウォーター 35/34¥3200

〝毛穴崩壊〟
角質肥厚のゴワつきや黒ずみは美容医療のチカラを借りて払拭!
既にゴワついたり、しぼんでしまった肌には、再生を促す施術を受けるのが手早い方法です。
9本の極細針が付いた機器で微細な穴を開け、成長因子を導入。その創傷治癒力を利用して肌を再生。ハリと弾力を高め、滑らかな肌へと導きます。
・ダーマペン 全顔¥2800〈初回価格〉
関連リンク:ダーマペン

夏のお疲れ肌は、スキンケアによる保湿と、野菜とタンパク質などバランスのとれた食事で体の内外からケアしましょう。食べ物だけは不足しがちなビタミン類や抗酸化作用のある成分は、サプリメントで補うのもOK。
肌に疲れが残ってしまったら、美容医療でいち早くリカバリーしましょう。

是非、ご一読ください。

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