2021年12月27日

年末年始休診のお知らせ

2021年も残すところあと僅かとなりました。銀座ケイスキンクリニックは、12月29日(水)をもちまして年内の診療を終了いたします。

本年も足を運んでいただいた多くの患者様には心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。来年も「美容のかかりつけ医」としてご信頼いただけますよう、安全で質の高い治療の提供を目指し、医師、スタッフ一同より一層努力していく所存でございます。また、長引くコロナ禍の中、患者様に安心してご利用いただくために、引き続き感染防止対策に努めて診療を行ってまいります。2022年も変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。

つきましては、誠に勝手ながら2021年12月30日(木)~2022年1月4日(火)は、年末年始のお休みをいただきます。年始の診療は1月5日(水)からです。休診中(12月29日(火)19:30以降)に頂きました初診のご予約、お問い合わせのメールにつきましては1月5日(水)より順次対応させて頂きます。また、かかりつけの患者様の再診のご予約は、1月5日以降お電話でのみ承りますのでご了承くださいませ。

尚、かかりつけの患者様が施術後の経過でご不安な点を相談されたい場合は、メール(soudan@ks-skin.com)をお送り頂ければ院長の慶田からお返事いたします。電子カルテの閲覧は情報漏洩のリスクがあるため院外から見られなくなっています。

そのため、メールの題名に必ず「フルネーム・カルテ番号・相談内容」を、メール本文に「施術内容・施術日・詳しい症状や相談内容・携帯電話番号・メールアドレス」を明記ください。(内容が不明ですと、正確なお返事ができかねます。)

上記は緊急性の高いご相談のみとさせていただきます。一般的な受診相談に関しましては、1/5(水)以降にお返事させていただきますことをご了承ください。休診に伴いご不便をおかけ致しますが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。コロナ下で迎える2回目の年末年始です。引き続き感染対策をして少しでも心安らかな日々を送りたいものです。新しい年が皆様にとりまして幸多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げます 。

2021年12月22日

雑誌『美的』2022年2月号(2021年12月22日発売)

特集「冬のちま悩み解決ノート」(P164~169掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

毎年冬が来る度に繰り返す細かい悩み。かかと、指先、髪...少しだけ気になっているそのお悩み、賢者の知恵をお借りしてこの冬こそ解決!

■顔のお悩み
【ちゃんと保湿しているつもりなのに止まらない...。冬ならではの顔の乾燥トラブルをまるごと解決!】
・「唇の端っこが切れてなかなか治りません...」
解決:胃の不調も原因のひとつ。ビタミンB2・ビタミンB6の補給が必要です。唇には皮脂腺がないため、連続した口角も乾燥すると割れやすくなります。また、胃の疲れや胃炎、飲酒量増加などの不調により、口角炎を起こすことも。バランスの良い食事やビタミンB2・ビタミンB6の補給、十分な睡眠を心がけましょう。

当院では、乾燥肌やアトピー肌の乾燥集中ケアとして、『ケミカルピーリング』や『プラズマシャワー』、『水光注射(水光プラス)』などをご提案させていただいております。
ピーリングと聞くとさらに乾燥するように感じられるかもしれませんが、『ケミカルピーリング』はフルーツ酸によって皮膚の角層をごく薄く溶かし、表皮のターンオーバー(代謝)がスムーズになり、細胞間脂質や天然保湿因子などのバリア成分を作る力が整うため、表皮の水分量が増加。角質細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)が十分に作られると、肌のバリア力がアップします。瑞々しく美しい肌になるだけでなく、しなやかで強い皮膚に変わっていきます。また、角栓や酸化皮脂を溶かすので毛穴のつまりを解消します。さらに、ピーリングすることで角質からの治療薬、美白剤、美容液の浸透が高まる為、治療効果アップが期待できます。

『プラズマシャワー』は高い殺菌効果で肌フローラを整え、針を使わずに高分子の薬剤を導入し、コラーゲンを再生するスイッチを入れる新しいジャンルの導入系マシンです。皮膚表面では強力な滅菌作用、真皮では線維芽細胞が刺激され、コラーゲン・エラスチンの産生が高まり、肌にハリや弾力をもたらします。単体でも高い効果を得られますが、結合している細胞接着分子を一時的に切り離すことで、施術後に塗布する薬剤の吸収を飛躍的に高めることが出来ます。お悩み・目的に応じた成分を効率よく肌の奥に浸透させ、さらに仕上げに、細胞の修復や再生を促す密着性の高いパックを行い、素肌の美しさに一層磨きをかけます。
どちらも痛みはなく、ノーダウンタイムで気軽に繰り返し受けられるので、大事なご予定前のスペシャルケアとしてもおすすめです。
また、韓国の有名人の間で人気の施術『水光注射(水光プラス)』。自動注入機『ダーマシャインプロ』を用いて美肌効果の高い薬剤を短時間でお顔全体に注射できる肌質改善治療です。乾燥肌が気になる方、肌萎みやちりめんジワが気になる方、加齢によって毛穴が目立ってきた方、お肌にツヤを出しキメを整えていきたい方、プルプルもちもちした肌質をお肌全体に叶えたい方にお勧めです。施術直後は針の跡に沿って、小さなプツプツとしたデコボコが少し目立ちますが、ほとんどの場合、1~2日程度で自然に消腿します。目周りや施術を多く重ねた部位には、2~3日間針痕が赤く残ることがありますが、メイクでカバーできる程度です。

■足&脚のお悩み
【つらい冷えや見て見ぬふりをしがちなむくみ。先手のケアで今年の冬はもう悩まない】
・「足の指が赤く腫れて痛痒いです。これはもしかして霜焼け(しもやけ)?」
解決:霜焼けは治すのが大変です。日ごろから対策をしておきましょう。霜焼けは昔の病気という印象があるかもしれませんが、原因は冷たい空気にさらされていることなので、最近でもあり得る事です。保温性の高い靴下をはくなど対策をしつつ、かゆみなどを感じた時は早めに皮膚科を受診しましょう。

・「すねが粉を吹きます。夜、保湿をしていても朝には白くカサカサになります。」
解決:すねは最も乾燥しやすい部位です。洗いすぎず、朝晩2回のたっぷり保湿を習慣にしましょう!乾きやすいすねは朝晩2回の保湿が必須です。吸湿発熱線維は肌を乾燥させやすいので、シルクやコットン製のインナーを選択しましょう。

・「ブーツを脱いだ時に蒸れたにおいが気になっています。」
解決:まずはしっかり洗うことです。物理的ににおいのもとを拭うこと。足汗を吸うように靴下を履くのがおすすめです。また、1日1回、足をきちんと洗浄することも予防として大事です。足はかなり汗をかくので、薄いタイツ1枚では吸収しきれません。その汗が雑菌の作用により悪臭を発生させるので、物理的に拭い去るのが良いでしょう。毎日同じ靴を履かず、ブーツ内部に乾燥材などを入れて乾燥させることも大切です。

ぜひご参考になさってください。


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雑誌『MAQUIA』2022年2月号(2021年12月22日発売)

特集「マスクの中で鼻テカ、蒸気が上がっておでこテカ。冬でもテカる人を救いたい!」(P98~101)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

■マスク生活が当たり前になった昨年、冬でもテカリを気にする大人が急増中。朝晩のケアで根本解決を目指し、メイクでサラ肌をキープ。テカリのお悩みから、あなたを解放します。

Q.大人のテカリ、何が原因?年齢とともに皮脂腺は衰えていくと聞いたのに、どうしていまだにテカリは現役?
A.現代女性の肉体的、精神的ストレスによって皮脂腺が活性化しています。

Q.インナードライの可能性あり?テカテカと油っぽいのに、肌が硬くなって潤いが足りていない感覚も。肌内部の水分不足をカバーするため、余分な皮脂が出てきている?
A.インナードライという状態にエビデンスはなく、肌内部の水分不足を補うために皮脂が増えるわけではありません。皮脂量は普通~多めで角層の天然保湿因子や細胞間脂質が不足していると、テカるのに乾くと感じるようです。

Q.マスク生活になったらテカリが気になる。昔はマスクをすると肌が乾燥しなくていいと思っていたのに、毎日つけるようになってから、口・鼻周りはもちろん、額もテカる。
A.ずっとマスクをつけていることで皮膚温度が高い状態が続き、温熱ストレスを契機に皮脂腺の活動が活発に。ニキビの悩みも増えていきます。

■テカリの原因である皮脂は蒸れやストレスで増加する
テカリや皮脂トラブルは暑い季節のイメージですが、冬でもテカリを訴える人が増えてきているようです。実は皮脂の分泌量は、年間を通して大きな変化はないのです。冬でもマスク蒸れや吸汗発熱インナーの着用などにより温熱ストレスがかかると、皮膚温が上がって皮脂の分泌量が増加することが分かっています。さらに大人女性の場合、自律神経やホルモンバランスの変化による影響も大きいです。激務などで交感神経が優位な状態が続くと、末端の血流が滞る、肌代謝が鈍くなるなどの要因で、肌にも影響がでます。男性ホルモンの活性を高める酵素の発現がもともと遺伝子的に高い体質では、皮脂量が増えやすい場合もあります。ちなみに遺伝子検査「DNA BEAUTY」という検査もございますクリニックにお問合せください。

■夜のスキンケア編
テカリ肌は汚れを落とすことばかりに注力しがちですが、与えて育むケアも大切です。酸化した皮脂を取り除き、栄養を取り込める環境にしましょう。肌と向き合う時間は心の緊張も和らげ、乱れた肌の皮脂バランス改善にも役立ちます。

Q.クレンジング・洗顔はゾーン別に時間差で?
A.選ぶべき洗顔料は、皮脂汚れをきちんと落としつつ、内部の潤いの流失を防ぐ保湿成分が配合されているものがおすすめです。皮脂分泌が多いTゾーンや小鼻、あごから泡をのせて洗いはじめ、頬は最後に広げて洗い流しましょう。

Q.オイルリッチなこってりクリームは、毛穴が詰まる?テカリ肌ともっと上手に付き合うためのプラスα
A.最近の化粧品の油分や保湿剤で毛穴が詰まることはありません。重めのクリームに抵抗があるようなら、軽い使用感の保湿コスメを選びましょう。

Q.テカリ肌に効果的な美容施術は?
A.皮脂腺の機能を抑えるマシン治療『スカーレットS』がおすすめです。針刺激による創傷治癒効果と高周波(RF)の熱効果を融合させた最新式のリフトアップ治療器、ニードルRFと呼ばれるジャンルのマシンです。機器の先端にセットされている25本のマイクロニードル(極細電極針)から、真皮~皮下組織に直接RFを照射することで、針の傷とRFが刺激となって創傷治癒反応が起こります。コラーゲンが新生され密度が高まることで肌にハリと弾力をもたらし、毛穴の開き・小じわ・たるみ・ニキビ跡などの肌トラブルを総合的に改善。しぶといニキビにも効果的です。
針の深さとRFの照射強度を調整し、一人ひとりの肌状態に合わせた若返り治療が可能ですので当院おすすめ施術の1つです。

Q.テカリ肌と相性のいい成分は?
A.角層の代謝と皮脂分泌をコントロールするビタミンB2とB6、抗酸化効果の高いビタミンC。テカリや肌質改善目的なら、B2は20mg以上摂るなど、十分な量が重要です。皮膚科で処方してもらくと確実です。

Q.インナーケアでオススメは?
細胞間脂質の材料となるセラミドやコラーゲン、青魚や亜麻仁油に含まれる良質な油も良いです。腸内環境は肌とも密接に関係しており、便秘しがちな人は角層の水分量が低いという研究もあるので、乳酸菌が含まれるヨーグルトや発酵食品もお勧めです。

■朝のスキンケア&メイク編
Q.テカる鼻やおでこに油分のふたは必要ない?
A.皮脂膜が担う水分保持力はあまり高くなく、肌が潤いを保てるか否かは細胞間脂質(セラミドなど)の合成能力にかかっています。皮脂テカ部分は油分というよりも、セラミドなどの保湿成分を補うことを意識してみると良いでしょう。当院の『セラミドバリアクリーム』は、テカリが気になる方でも使いやすい軽やかなクリーム。バリアを整えるセラミドを味方に付けましょう。

Q.乳液はメイク下地で代用してもいい?
A.乳液などの保湿ケア機能も兼ねた下地は便利に思えますが、やはりメイン機能は下地であり、保湿力は不足しがちです。保湿効果を過信せずに乳液やクリームまできちんと使用した方が仕上がりも美しいです。

是非ご参考になさってください。


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2021年12月17日

雑誌『美ST』 2022年02号(2021年12月17日発売)

特集「"美"につまずいたとき頼りになる人39人全員集合!2022版美容スタア名鑑」(P155掲載)に慶田院長が選ばれました。

とにかく憧れる人、メークの悩みを相談したい人、肌や体のトラブルをすぐに解決してくれる人...。私たちが綺麗になるために欠かせないのは、その道を極めた美のプロたちのサポートです。美STの誇る39人「美の賢人」が紹介されています。

自ら実践を重ねた施術で芸術的フェイスラインを実現する「リフトアップの名医」として慶田院長が選ばれ掲載されています。特に慶田院長は、最新の医療機器や注射注入治療と皮膚科学的知見を自ら実践する「メスを使わない」リフトアップの達人。その自然の仕上がりが、たるみに悩む女性を引きつける理由の一つです。

銀座ケイスキンクリニックは、ナチュラルな美人顔をコンセプトに、理想の顔に導くオーダーメイドの注入・照射治療が人気です。

その中でも人気が高い施術「ハイフ」は、高密度焦点式超音波を用いて、SMAS筋膜や靭帯にエネルギーを点状で照射し、伸びた筋膜や靭帯を引き締めて顔を引き上げる施術です。皮膚の表面へ傷をつけずに、1回の治療でたるみが改善します。
当院取り扱いの『ウルセラ』は、世界で初めてFDAの認可を受けたハイフ治療機器の先駆け。その効果とマシンの格は他の機器の追髄を許しません。治療後のダウンタイム(赤みや腫れなど)がほとんどないため、治療後のダウンタイム(赤みや腫れなど)がほとんどないため、治療後から普段通りの生活をしていただけます。当院では解剖学を熟知した医師が照射します。

他にもヒアルロン酸注入トレーナーを務める慶田院長と慶田院長の技術を学んだ医師が行う『ヒアルロン酸注入』のTrue Lift(トゥルーリフト)注入も大人気です。シワを膨らませて改善するのではなく、顔の形状を支える根幹である「真性靭帯」の根元に少量のヒアルロン酸を注入し、シワ・たるみ・輪郭の崩れを根本から解決しうる新しいコンセプトの注入法です。
注入した『ヒアルロン酸』の周りに自己のコラーゲン線維が新生することが確認されており、繰り返しヒアルロン酸注入を行っている方が若々しいことが科学的にも証明されています。

この他にも様々な治療法をお一人お一人に合わせオーダーメイドでご提案しておりますので、是非一度ご相談くださいませ。

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2021年12月13日

雑誌『25ans』2022年1月号(2021年11月27日発売)

特集「ワタクシ流社交肌は、こう作る!」(P238掲載)に慶田院長の取材記事が掲載されました。

人を魅了する社交美人として、慶田院長の美肌作りの秘訣を公開しています。

【清潔感と艶やかが共存するエレ女医社交肌】
"美肌の五大条件を揃えて個性を輝かせるケアを"
仕事柄、日常的に美容医療を受けている為、ホームケアはシンプルを意識。もともとアトピー肌でバリアが脆弱なこともあり、とことん守りに徹しています。日々の肌作りで大切にしているのは、無理な方向を目指すのではなく肌の個性に磨きをかけることです。
例えば、皮脂分泌量が多く皮膚が硬いみかん肌は桃肌にはなれないし、乾燥性敏感肌はキメは細かいけれど遺伝的にバリアが弱く軽微な炎症を繰り返しがち。肌の色についても同じことです。自分の個性を受け入れながら、生まれ持った肌質の中でベストな状態に近づけることが大切だと思っています。
"色むらのなさ" "整ったキメ" "透明感" "ハリ" "潤い"、この五大条件が揃えば生まれ持った肌質を問わず好印象に見えます。
また毎日のスキンケアでは、角質をケアし透明感を叶えるグリコール酸のローションと、色むらのない肌を目指すレチノールを配合した美容液、肌バリアを整える、セラミドバリアクリームを必ず取り入れています。

【院内おすすめ化粧品】
・ニキビや毛穴詰まりを防ぎ透明感のある肌へ導く
GAローション』グリコール酸ローション 100ml ¥4,000 (税別)
・ハリやくすみなどエイジングサインにアプローチする、純粋レチノール入り美容液
ナノメッドVAエッセンス』 16g ¥6,500(税別)
・UVA、UVB、ブルーライトから肌を守る、飲む日焼け止め
ヘリオケアウルトラD』  30カプセル ¥6,000(税別)
・角層のバリア機能を整える当院オリジナル高機能保湿クリーム
セラミドバリアクリーム』 30g ¥5,000(税別)

是非ご参考になさってください。

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2021年12月12日

雑誌『ESSE』2022年1月号(2021年12月2日発売)

特集〝美と健康の相談室VOL.37「シミ・シワ・たるみ」が3大悩み。医師が丁寧にカウンセリングするクリニックを選んで″(P137)に慶田院長の記事が掲載されました。

■今回のお悩み:美容医療に興味があります。「シミを取った」という友人がいて、美容医療が最近、よく話題に上がります。興味が出てきたのですが、どんなことができますか?

シミ、シワ、たるみ。美容医療で多い相談はこの3つです。施術にはヒアルロン酸やボトックスなど注射する方法や、皮膚にレーザー、高周波や超音波などを照射する方法など、さまざまなものがあります。初めてだと、注射やメスを使わず、施術後の腫れなどのダウンタイムも少なくて比較安心して受けられる照射系の『フォトフェイシャルM22』を選択される方が多いです。1人ひとりの肌色やお悩みに合わせて、よりきめ細かく最適な光の波長領域を選択するオーダーメイド治療なので、シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔、ニキビやニキビに伴う赤みや色素沈着といった様々な肌トラブルを一台の機器で改善し、リバースエイジングとアンチエイジングを叶えます。顔全体に穏やかな光を照射する痛みの無い治療で、かさぶたや一過性の色素沈着といったダウンタイムがなく施術直後からメイクが可能。トータルなお肌の若返りを図ります。
シミをしっかり取りたいなら『ピコレーザー』がおすすめです。照射時間が「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位となり、熱によるダメージが大幅に減少したため、痛みや照射後のかさぶた、炎症後色素沈着などの副反応を最小限に抑えながら、安全かつ効率的にシミ治療を行うことができます。狙ったターゲットに最適な波長(532nm・730nm・1064nm)を使い分けることで、肌の表面にあるシミ・そばかす、イボ、ホクロ、深部になるアザやアトピー性皮膚炎の黒ずみ(ダーティースキン)の改善など、幅広いお悩みを解決することができます。
とはいっても、美容医療を初めて受けるときはなにから始めればいいのかわからないでしょうし、不安感もあると思います。ですから医師によるカウンセリングが大切。というのも、本人が「シミ」だと思っていたものが実はイボやホクロだったり、あるいは毛穴やくすみが気になると来院されたのに原因は産毛だったというケースもあります。

ですから「なにが一番気になっているのか」に耳を傾け、肌の状態を診て、適切な治療を提案していく皮膚科専門医によるカウンセリングが重要です。当日はカウンセリングのみで施術は後日ということも多々あります。

なお、受診前にホームページに目を通し、おおまかな予算は決めておく方が、治療方針が決まりやすいです。悩みが複数にわたる場合も多く、予算に合わせていろいろな治療を組み合わせることもあります。治療を一度ですませるより、数回通院した方が、効果が高いケースもあります。クリニック選択においては、皮膚を診てその状態に合った施術を提案し、作用機序や副反応も含めしっかり説明をしてくれる、皮膚科専門医のいる病院を選ぶといいと思います。

ぜひご参考になさってください。

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雑誌『美的GRAND』2022年冬号(2021年12月12日発売)


特集「いつかやってみたい人のためのたるみ上げの最終兵器「ハイフ」徹底研究
」(P174~175掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

■緩んでさがってくずれた顔型は、切らないフェイスリフト『ハイフ』で引き上げる!
そもそもたるみとは、顔の土台であるSMAS筋膜や顔面靭帯が伸びることで生じます。
「ハイフ」は、高密度焦点式超音波を用いて、SMAS筋膜や靭帯にエネルギーを点状で照射し、伸びた筋膜や靭帯を引き締めて顔を引き上げる施術です。皮膚の表面へ傷をつけずに、1回の治療でたるみが改善します。

【切らない美容医療の中で、「ハイフ」は最強のたるみ治療】
医療で顔のたるみを改善する手段としては、メスで切ってSMAS筋膜や脂肪層、皮膚を縫い縮めるフェイスリフトがありますが、傷が残るだけでなく、血腫や神経障害のリスク、痛みや腫れなどのダウンタイムが長いといったデメリットがあります。照射系のたるみ治療では、ほかにも高周波や光治療、レーザー治療などがありますが、これらは表皮や真皮など、もっと浅い層に作用させるものです。「ハイフ」はピンポイントでエネルギーを照射できるので、SMAS筋膜や顔面靭帯以外の層にダメージを与えるリスクが少なく、たるみを改善できるためグラン世代の本格的なたるみには、「ハイフ」による治療が最適です。

【ハイフ治療で、顔はどうなるのか?】
実際に慶田院長も、年に1~2回『ウルセラ(ハイフの代表的機器)治療』を9年程続けており、頬やフェイスラインはもちろん、まぶたを含む目周りや額、首にも施術しています。ハイフ治療後は、たるみだけではなく、二重顎・シワ・眼瞼下垂など、30代後半から始まる顔型のくずれが改善し、下を向いたときに頬が下がる感覚がなくなります。小顔効果もあるので知人から「痩せた?」と言われるそうです。

【痛くないといったらうそ。しかし出力を下げれば効果も下がる。】
肌は上から表皮、真皮、皮下組織、SMAS筋膜の順番で、痛みを感じやすいのは表皮、真皮などの上の層なので照射治療の中では「ハイフ」は痛くない部類となり、麻酔を使わないクリニックがほとんどです。耐えられない痛みを感じたら、出力を下げてもらえば痛みは消えますが、同時に引き上げ効果も落ちてしまいます。心配であれば、治療前にテスト照射が出来るか、塗る麻酔を行ってくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

特に『ウルセラ』は効果が高い分、治療時に痛みを感じるかもしれませんが、その他の機種であれば、効果はややマイルドとなりますがほぼ無痛です。いずれもハイフ治療後のダウンタイムがほとんどなく、治療が終わったらそのままメイクをして帰れることも魅力の一つです。目回りに集中してウルセラを照射すると、軽い浮腫みが数日~1週間程度生じる場合があります。
【マスクのサイズが変わる。ハイフ治療は心にも深く効く】
20代30代など若い世代にも「ハイフ」は話題ですが、効果が顕著に感じられるは、40代以降のグラン世代。肥大化が止まらなかった輪郭が締まり、いつものマスクが緩くなったり、輪郭を隠す必要がなくなったり、髪型をショートにしたなどの声も。治療後の約2か月間は顔が小さくなり、引きあがっていく期間。日々、鏡を見るのが嬉しくなる!そんな日々を過ごせることも人気の秘密です。


【たるみ治療にアプローチする照射治療4つ】
◆ハイフ:超音波による強い熱エネルギーを真皮、皮下脂肪、SMAS筋膜に点状に多数照射することで、たるみを引き上げる。
当院おすすめ治療:『ウルセラ』『ソノクイーン』
◆高周波:高周波の熱エネルギーを、真皮からSMAS筋膜にわたり縦横斜めに照射することで、立体的に緩みとだぶつきを引き締める。
当院おすすめ治療:『サーマクールFLX』『スマスアップ』
◆光治療:広く穏やかな作用で、シミ・そばかす・ニキビ痕・赤み・ハリ感など、肌の浅い部分の悩みを改善する。
当院おすすめ治療:『フォトフェイシャルM22』
◆レーザー:波長により効果も作用機序も異なるが、シミ・ちりめんジワ・赤ら顔・毛穴・傷痕を改善したり、脱毛にも用いられる。
当院おすすめ治療:『ジェントルレーズプロ』『ジェネシス』

美容皮膚科の切らない若返り治療に欠かせないハイフを筆頭に複数の照射機器の数々。
銀座ケイスキンクリニックでは、ブランド品をラインナップしており、コンビネーション治療でナチュラルな美しさ、若々しさを叶えます。
是非ご参考になさってください。


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2021年12月 7日

雑誌『steady』2022年1月号(2021年12月7日発売)

‶毎日のアルコール消毒&手洗いで手荒れが悪化中!!今こそハンド美人になる方法″に慶田院長の監修記事が掲載されました(P50~51)

■コロナ鍋でアルコール消毒&頻繁な手洗いが日常化した今。手荒れに悩む人が急増しています。保湿をしても乾燥が続くのは間違ったケアが原因かもしれません。まずは正しいハンドケアを学び、優秀なケアアイテムをチェックして、手先まで美しいハンド美人を目指しましょう。

読者100人アンケートで分かった「コロナ禍で手荒れがひどくなった?」
NO 14% YES 86%

■あなたのハンドケアはOK?NG?皮膚科が教えるハンドケア見直しQ&A
気付かないうちに酷使してしまう手だからこそ、間違ったケアが手荒れの原因になることも。皮膚科医の慶田先生が正しいハンドケアを教えます!

Q.素手で水仕事をするのはよくない?
A.もちろんNG‼長時間水やお湯に触れていると、肌のバリア機能が弱くなってしまい、肌を守る保湿成分も洗い流してしまいます。やはり、水仕事では手袋をしたほうが良いのです。

Q.コロナ禍で手荒れする人が増えたのはなぜですか?
A.過剰なアルコール消毒と手洗いの回数が増加。アルコールは脱水作用があり、肌も乾燥しやすくなります。また、石けんを使う手洗いも除菌のためには必要なのですが、角層の保湿成分も一緒に流れてしまうため、手荒れする人が増えているのです。

Q.手荒れした指はどんな状態?
A.肌のバリア機能が弱っている状態です。もともと手のひら側は角層が厚く、少量のアルコールなら手荒れしにくいのですが、大量にアルコールを使うことで指先や爪の周りなどバリア機能が弱い部分から手荒れが起こります。また、角層が厚い分ひび割れしやすいのも要注意です。

Q.手荒れが悪化したら皮膚科に行くべき?
A.手荒れは手湿疹という皮膚病ですから、早急に皮膚科医に相談することをお勧めします。ひび割れ、赤みなど、ひどく手荒れした状態は肌バリアが壊れているので、スキンケアではもう治りません。皮膚炎はきちんと治療を行わないと繰り返し、皮膚の構造変化も生じ、ゴワゴワした皮膚に変わってしまいます。

Q.お風呂や台所で皮脂を取りすぎるのも影響する?
A.YES‼台所用洗剤は油汚れを落とすためのものなので、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。手を洗う時は手洗い用を使用しましょう。

Q.ハンドケアでも手荒れを防げる?
A.肌の乾燥程度ならスキンケアでも可能です!肌がカサつくなどの乾燥程度ならハンドクリームなどで日常的に使用するのが有効です。

Q.手洗いでも顔の洗顔のように泡タイプがおすすめ?
洗浄力が強すぎないものがおすすめです‼顔と一緒で刺激が強ければそれだけで肌への影響もあります。また、保湿製剤を添加されたアルコールジェル消毒のほうが、石せっけんでの頻回な手洗いよりも乾燥しにくいという研究もあります。消毒する場合は、手にやさしいアルコール製品を選んで使用しましょう。

Q.手を洗った後は自然乾燥がよい?
A.NO‼濡れたままにせずちゃんと拭いた方がいいです!肌が濡れた状態は乾いた状態よりもバリア機能が弱いです。また、濡れたままだと水分は蒸発することでより乾燥します。ちゃんと指の間まで水分を拭き取ることが大切です。

Q.手を洗った後は必ず保湿したほうがいい?
A.YES‼保湿は出来れば手洗いの度にした方が良いです。水洗いでもバリア成分は流れてしまうので、保湿剤を塗って肌を保護してあげましょう。

Q.保湿剤(ハンドクリーム)でおすすめなのはどんなタイプ?
A.手荒れがひどいならバームタイプがより低刺激です。バームタイプは、保湿力は低いけれど低刺激でしみにくい。セラミドやアミノ酸など水分を抱える力がある成分配合のものが良いです。尿素はピーリング効果があるので注意が必要。乾燥が軽いなら使用感を重視して選ぶなど、症状やシーンによって使い分けるのがベストです。

Q.手荒れしている人は手袋して過ごすのも有効?
A.YES‼起きている間に手袋をして過ごす時間を作りましょう。ハンドモデルの方が日常的に手袋をして過ごすように、外部刺激から守る役割があります。日常の作業がしやすいコットン素材などの手袋がおすすめです。

Q.手荒れ対策でおすすめアイディアは?
A.使い捨ての手袋をして家事をすることです。医療現場では衛生的な意味でも患者さんに使い捨ての手袋を使用します。診察の度の手洗いは手荒れの原因につながります。同様に使い捨て手袋をして家事をすれば手洗いの回数も減るはず。

Q.ハンドケアでも日焼け対策は大切ですか?
A.手荒れに直接関係するわけではないです。アンチエイジングという意味では日焼け対策も有効です。また、シミなどの予防にもつながります。

Q.アルコール成分ハンドクリームは有効?
A.アルコールの濃度が高くないと殺菌は出来ません。感染対策に除菌機能だけでは不十分です。まずは高濃度アルコールでしっかり殺菌し、その後ハンドクリームを塗るなど、殺菌と保湿を分ける方が対策として有効です。

Q.手の乾燥対策として外出時の手袋は必要?
A.冷え対策として、寒気から守る意味でも大切です。肌は冷えると乾燥しやすくなるので、外出時は防寒用の手袋をしましょう。手荒れを防ぐためにも風邪予防の面でも、冷え対策は重要です。

Q.手荒れのときはスクラブなどのスペシャルケアはNG?
A.NGです!手荒れのときは肌が炎症を起こして角栓が厚くなってくるので、原因を根本的に治すことが最優先です。肌の状態がいいときにケアをしましょう。

ぜひご参考になさってください。


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2021年12月 1日

WEB『美的.com』(2021年12月1日掲載)


特集「女医に訊く#176どうして頭は臭いやすいの?頭の臭いを防ぐには?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

頭の臭いについて、皮膚科専門医の慶田院長が解説しています。

■頭皮は全身でもっとも皮脂腺が多いといわれており、皮脂の分泌量が多いのが特徴です。それだけ皮脂が多いのに、頭皮にニキビができないのはどうしてなのでしょうか?
そもそも毛穴には、産毛を生やしている軟毛性毛包、髪の毛やわき毛など目立つ毛を生やしている終毛性毛包、大きく発達した複数の脂腺を備え細い毛が生えた脂腺性毛包の3種類があります。
ニキビができるのは脂の分泌が多くて、なおかつ脂腺性毛包がある部位。頭皮は皮脂量は多いのですが、終毛性毛包は毛が太く、髪の毛のうるおいを与えるための脂が毛を伝って外に出るので毛穴が詰まりにくいため、ニキビはできません。もし、ニキビのようなものができたとしたら、それは毛嚢炎。似ていてもニキビとは種類が違います。

■汗をかいたときやお風呂に入れなかった翌日、どうして頭は臭いやすいのでしょうか?
分泌された皮脂は酸化すると臭います。子供の場合、汗臭くはあるけど脂臭くはないですよね?ところが性ホルモンがちょっとずつ出てきて、皮脂の分泌量が増えてくると、脂臭くなってきます。皮脂の分泌は男性ホルモンでコントロールされているため、男性の方が圧倒的に脂ギッシュになりがちですが、女性からも男性ホルモンは少量出ているため、皮脂腺が多く皮脂量の多い頭頸部は女性も臭いやすいのです。
また若い女性も加齢臭的な成分やミドル脂臭などは出ていますが、同時にラクトンという臭いをマスクする成分が出ていることがわかっています。若い女子がいっぱい集まっていると立ち込める、甘酸っぱい花のようなあの香りのもとがラクトンです。残念ながら、ラクトンは30代中盤あたりから減少してしまうため、女性も40代以降は脂臭くなってしまうことが多いのです。

■頭の臭いを防ぐには?
脂は洗浄剤を使わないと落ちないため、頭の臭いを抑えるには、1日1回、シャンプーで洗髪するしかありません。脂汚れの場合、本当は洗浄剤の泡を乗せて少しサワサワするだけで落ちるのですが、頭は髪の毛があるので、ただ泡を乗せるだけでは地肌に到達しません。地肌を狙って、泡でやさしくマッサージするような感じでもみ洗いするといいでしょう。
頭を洗ったあとは、しっかり乾かしてください。生乾きの湿った状態が続くと雑菌が繁殖して臭いやすいうえ、キューティクルが傷み、髪がダメージを受けやすくなってしまうので気をつけましょう。
洗い過ぎにも注意が必要です。特に、女性や脂が出なくなる年齢(女性なら60歳以降)の方は、あまり洗いすぎると髪も頭皮もパサパサに乾燥して、細かい鱗屑(りんせつ)が出てしまう"頭皮の粉吹き"が起こりやすくなります。
男性に多いフケ症は、皮脂の過剰分泌による脂漏性皮膚炎の症状と考えられていますが、女性に多い頭皮の粉吹きは、乾燥が原因の場合も多いのです。頭の洗い過ぎには注意しましょう。

是非ご参考になさってください。

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2021年11月28日

雑誌『Richesse』No.38(2021年11月28日発売)

特集「ウェルビーイングな人生を美容医療と共に」(P190掲載)の頼れる女医リスト10に慶田院長が選ばれました。

【健美長寿を願う富裕層の、スマートなパートナー。ウェルビーイングな人生を美容医療と共に】

健康的に美しく、生命力が感じられる見た目を維持することは、社交上やビジネスの成功、人生の幸福にとって大切です。そのために日々の健康管理やスキンケアが必須であることは大前提ですが、賢いサポートとなるのが美容医療です。今、日本では、自然に年を取っているように見えて、いつも元気で若々しい、そんな印象を叶える技術とセンスを備えた医師が増えているからです。
美容医療を上手に活用するリシェス流の方法、幸福な生き方を探ります。

・美容医療もウェルネスの一部
健康こそ人生の幸福の土台です。生涯、アクティブに生き続けるために、何より投資すべき大きなテーマです。見た目の若々しさは、体の内側の健康と大きくリンクしています。それを裏付けるように、科学的に「見た目が若い人のほうが長生き」という研究成果も出ています。いつも元気に、若々しく見えるということは、日頃から健康管理を徹底していることを示唆しているわけです。ヘルシーに美しい見た目を維持することは、大きな意味でウェルネスと言えるのです。

ただそこで大切なのは、〝見た目の追求はほどよく"、ということです。特にそれを美容医療で、と考えるなら、「絶対にやりすぎないこと」が重要です。美や若さがもたらす幸福は大いにありますが、不自然なほど若くしたり、明らかに何かをやっていることがわかるような状態は、魅力を損ね、逆の方向に行きかねないからです。リシェスでは、いいさじ加減若々しさを追求した先に、人生の幸福が待っていると考えています。
今、美容医療は大きく進化し、「なぜかずっと変わらず若々しい印象」「同年代よりいつも元気に見える」、そんな最上級の褒め言葉が期待できる時代になりました。「限りなく自然な仕上がりで、人にばれない美容医療」は、ウェルビーイングな人生を過ごすための、前向きな選択肢の一つとして考えるとよいかもしれません。

"女性の全身の悩みを魅力に変えるプロ"として、当院をご紹介頂きました。
当院のコンセプトは『ナチュラルな切らないハッピーリバースエイジング』。慶田院長の方針で、実年齢のマイナス10~15%の見た目が自然と考えています。それ以上を求めると内面の成熟具合とアンバランスが生じて周囲がざわつくため、各世代最高の極上肌を目指すことが大切です。

照射系治療は毛穴やちりめんジワ、シミ、赤ら顔などの表皮~真皮のダメージから深層部のたるみやシワへのアプローチまで、複数の機器を組み合わせ肌の土台を高めていきます。具体的には、真皮層まではフォトフェイシャルM22、ピコレーザー、ジェントルレーズ、ジェネシスなどです。若々しさの鍵である『美しい輪郭』を叶えるたるみ治療では、サーマクールFLX、二種のHIFU、ウルセラリフトとソノクィーン、タイタン、スマスアップ、スカーレットSを複合的に作用させ、脂肪層から筋膜までアプローチします。
また手の甲やヒップへの『ヒアルロン酸注入』・ボディのザラつきや黒ずみへの『ミラノリピール(TCAピーリング)』と『ピコレーザー照射』・女性器のたるみ治療への『ヴィーナスハイフ』他、ボディ全般の治療メニューがあり、美意識の高い女性たちのお悩みを解決しております。

実際に慶田院長は、ヒアルロン酸注入はごく少量を3~5年に1回。代わりに照射系の治療と『水光注射(水光プラス)』を積極的に行っています。また『ボトックス』はいっぱい笑えるように表情を残す弱めのさじ加減で、年3回施術しています

今回のリシェスの特集記事は、まさに銀座ケイスキンクリニックの目指すところ。多幸感あふれるナチュラルな美しさ。常に医療従事者としての安全と信頼の裏打ちをバックボーンに、最新のマシンと高い注射注入技術で、女性のハッピーに寄り添う美容医療をご提供して参りたいと思います。

是非ご参考になさってください。

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2021年11月23日

雑誌『SPUR』2022年1号(2021年11月23日発売)

特集「マスクをはずしても自信をキープ。始めよう!リップリハビリ」(P155掲載)に当院の体験取材が掲載されました。

唇に大好きな色をまとったときの高揚感、口角をキュッと上げて大笑いする気持ちよさ。マスクに覆われたままの日々では、リップメイクの楽しみも、エイジングケアの重要性も忘れてしまいそう。だから今こそ、大人の口もとに再フォーカス。マスクを堂々とはずしたくなる、美しい口もととHAPPYなマインドを取り戻すためのリハビリプランスタート!

【美容医療で速攻、口角上々リップに!】
HIFU(超音波)を用いたマシン『ソノクイーン』は、真皮層だけでなく、その下の脂肪層(偽性靱帯)やスマス筋膜(SMAS層)までケアできるのが特徴です。熱作用で肌を引き締め、数ヶ月かけてコラーゲン生成を促し、リフトアップしていきます。『ヒアルロン酸注入(唇)』で、唇がぷっくり立体的になることで鼻下の間延び感も軽減し、若見え効果も絶大です。

実際に当院でのHIFU&唇注入を行った施術の様子が掲載されています。

1:ドクターによるカウンセリング
慶田院長が、たるみの度合いや骨格にあわせて、的確な治療方法をご提案。こめかみや頬の削げ感など、思わぬ老化サインも合わせてカウンセリング致しました。

2:『ソノクイーン』を目の下から頬全体に大量照射
超音波の熱エネルギーを肌深部に与えます。痛みはほとんどないので麻酔は不要です。頬全体に200ショット×2回繰り返し、くまなく照射をしていきます。

3:たるみがちな輪郭も手厚く照射
フェイスラインからあごの裏側、もたつきやすい部分までしっかり照射を行います。照射後は少し赤みが出る場合もありますが、1時間くらいで消えていきます。

4:上下の唇に『ヒアルロン酸』を注入
外用麻酔をしっかり効かせてからスタート。唇の端(口角)に鋭針で注入口をあけ、先端の丸いカニューレ針を用いてゆっくり注入。こうすることで内出血や血流障害のリスクが抑えられます。

5:唇の山まで自然かつ綿密にデザイン
上唇の山(キューピッドボウ)や鼻下の溝部分(人中の縦線)も整えることで口元に立体感が生まれます。皮下に注入されたヒアルロン酸は数週間かけて水分を吸収し、その後適量に落ち着きながら馴染んでいきます。持ちの目安は1年半~2年ほどです。

施術後、ほうれい線の影が薄くなり、輪郭も引き締まっているが削げ感を感じることなくヘルシーな印象に変化。唇は、上唇の山が美しく立ち上がり、下唇はぷっくり。ご自身では大きな変化を感じ、急に口紅コンシャスに転じたものの、周りには注入したと気づかれない絶妙さに大変ご満足されていました。
唇のヒアルロン酸注入は、意思の技量とセンスが最も問われる部位。幼少期から絵を描き、美術館に通い続けた慶田院長の美的センスとナチュラルな仕上がりに全国、海外からも患者さんが通っていらっしゃいます。

是非ご参考になさってください。

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2021年11月22日

雑誌『MAQUIA』2022年1号(2022年11月22日発売)

特集「魔冬の乾燥に立ち向かえ!冬のうるおいにベストなケア100問100答」(P168~175掲載)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

■肌にとってもっとも過酷な魔冬が到来。いかなる空気の乾燥、からっ風、冷えにも負けないうるおい肌を保つべくベストなケア・おすすめの解決方法を、美容の専門家の皆さんが解説しています。

Q.マスクの中は湿度が高いから、うるおいは足りている?
A.NO!それは、肌のうるおいではありません。むしろ、外したとき乾燥した外気とのギャップで乾燥が進みます。日中、乳液などでこまめにうるおいをプラスしてください。

Q.自前の皮脂は最高の美容液って本当?
YES!皮脂がつくる皮脂膜は細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)とともに肌のバリアの要。天然の美容液です。皮脂を活かすにはちょうどよく洗うことが大事です。

Q.PM10時~AM2時までの「ゴールデンタイム睡眠」は、乾燥対策にも効果あり?
A.効果あり。特に最初の1時間半が大事!うるおい肌を育む成長ホルモンが活発に分泌。ただPM10時が難しくても、質と長さが十分になるようを心掛ければうるおいを保てます。

Q.乾燥はシワやたるみ、毛穴にもつながるの?
A.もちろん!角層の状態が悪化し肌がしぼむので、小ジワや毛穴が目立つようになります。乾燥が進むと微小炎症を招き、真皮のコラーゲンが分解され、深いシワやたるみの原因にも。

Q.肌断食は遠回りでも乾燥改善になる?
A.スキンケアの熱心さが裏目に出て、摩擦や合わない成分で肌あれしている人は、肌断食で改善することもあります。ただし何も塗らないリスクも大なのでちょうどよい保湿を行うようにしましょう。

Q.冬に乾燥する原因ってそもそも何?
A.湿度の低さと、からっ風の影響が考えられます。冬に洗濯物がカラッと乾くのは、乾いた空気とからっ風が吹くため。化粧水をチャチャッと塗った程度のお手入れですと、洗濯物のように肌も乾いてしまいます。

Q.1日のうちでもっとも肌が乾くのはいつ?
A.夕方!オフィスなど、湿度のコントロールがしにくく、朝与えたうるおいを夕方までキープできない方が多数。

Q.乾燥肌は遺伝?
A.日本人の3人にひとりは持っているアトピー素因は遺伝です。発症しなくても、うるおいを保つ細胞間脂質を生み出す力が弱く、乾燥しやすいです。

Q.冬はお湯だけ洗顔でも汚れは落ちる?
A.皮脂の量によります。ニキビがある人、皮脂多めな人は泡全顔を。Tゾーンもテカらない人はぬるま湯だけでもいいけれど、ジュレ状など泡立たない洗顔料で優しく洗うのも良いです。

Q.乾燥している時はシートマスクを毎日使ってもいいの?
A.肌がゆらいでいるときは避けた方が良いです。肌調子が良好な時は毎日でもOK。乾燥が進んでいたり、ゆらぎ肌の場合、バリア機能が落ちているので、毎日だと刺激になって炎症が進んでしまう場合もあります。

Q.Tゾーンは皮脂が出るからクリームを塗らなくていい?
A.薄く塗るか、乳液にチェンジ。皮脂が出ていても、それだけでバリア機能が十分ではないので、保湿は必要です。頬に塗っているクリームを薄く塗るか、Tゾーンだけ乳液に変更すると良いでしょう。

Q.乳液とクリームは一つでいい?重ねた方がいい?どう使い分ける?
A.どちらかだけでOK。冬でもテカる人は乳液を、乾燥が気になる人はクリームを。重ねても問題けれど、十分にうるおうものどちらか一品のみで良いです。

Q.湯船につかっている間に保湿ケアしちゃうのはアリ?
A.NGではないけれど汗で流れやすいです。また、汗で馴染みにくかったりする場合があります。湯船の中では洗い流すマスクなどにして、本格ケアはお風呂上りに行う方が効果的です。

Q.どんなコスメでも乾燥する...何が原因?
A.食べ物や睡眠など、生活の見直しが必要です。また、皮膚炎を起こしている可能性があるので、皮膚科で相談をしてください。食事や睡眠、排泄、運動、ストレスコントロールといった生活の柱が揺らいでいることも考えられます。

Q.ボディークリーム、オイル、ミルク、ジェル、どう選ぶ?
A.塗りやすさで選ぶならミルクがおすすめ。使いやすいのはポンプ容器のミルクで、次にクリームです。水分が多いジェルだと冬は物足り可能性があります。オイルは潤いよりも柔らかさやツヤを高めるアイテムで保湿力はほぼ無いことを覚えておいてください。

Q.ローション、ミルク、クリームと重ねる必要はある?
A.乾燥する場合は重ねで良いです。乾燥しやすい人はミルクを塗った後に乾燥部分にリッチなクリームかバームを重ねましょう。特にひざ下とひじ下、腰回りは乾燥注意ゾーン。お風呂がりで湿った状態の肌に直ぐに塗れば、ボディー用化粧水は絶対に必須ではありません。

Q.シャンプーのしすぎは、髪、頭皮を乾燥させる?
A.YES。冬に出がちな細かいフケは、洗いすぎによる頭皮ダメージが原因なことがあります。洗うのは1日1回で十分です。ベタつきや匂いが気になるなら、何度も洗うよりもシャンプーをやや洗浄力強めのものに変え、優しく泡で洗いましょう。

Q.補ったほうがいいサプリメントを教えて
A. セラミドやヒアルロン酸も内側から摂取するとより効果的です。

是非ご参考になさってください。


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雑誌『美的』2022年1月号(2021年11月22日発売)

特集〝冬美容フェスpart6 汗かきさん&汗かけないさんのお悩み解決!冬の汗講座″(P94~96掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

■なかなか汗を描けない人、冬の室内汗のニオイに困っている人、汗悩みは夏だけのものではありません!皮膚科医おすすめの汗対策や、気になる発汗入浴剤の比較までご紹介する特集です。汗のメカニズムや自分の体質を知って、いい汗かける体へ変わりましょう!

美的クラブ126人に聞きいてみました。
Q.冬の汗に関するお悩みはありますか?
A.悩んでいない4% 悩んでいる96%
96%が冬の汗で悩んでいると回答。その中でお悩みはふたつに分かれました!
① 「冬になると全然汗を描けない派」
・末端冷え症で、布団に入ってもすぐに温まらない(学校関係・34歳)
・冷え症がひどく、冬になると寝つきが悪くなる(金融・31歳)
・運動をする習慣もなく、汗をかく機会が全くない(事務・36歳)
・お風呂に入っても、ポカポカが持続せずにすぐに冷める(営業・34歳)

②「寒い冬でも汗をかく派」
・冬は野外の寒さに備えてインナーを着こむと、屋内に入った途端一気に汗をかいてしまう(主婦・28歳)
・大切なプレゼンテーションや会議など、緊張する場面になると汗が止まらなくなってしまう(メーカー勤務・38歳)
・ニットを着たときなどにわき汗の臭いが気になる(事務・31歳)

■汗ってなんなの?汗の素朴な疑問にお答え!
Q.そもそも汗って何?何のために汗は出るの?
A.汗は体温調節のためにとても大切な機能です。汗をかき、乾くことで上昇した体温を下げます。汗には、エクリン汗とアポクリン汗の2種類があります。エクリン汗腺は唇以外の全身に点在し、サラサラで無臭ですが体表面の細菌の作用でニオイが発生します。アポクリン汗腺は乳輪周りやわき、外性器周辺にあり、黄色がかったねっとりとした汗が特長です。エクリン汗は体温調節の機能を担っています。体を動かすと体内に熱がたまりますが、汗をかくことで気化熱によって放熱し、汗が乾いて熱が下がります。このように汗のおかげで私たちは体温を一定に保っています。一方、アポクリン汗はフェロモン汗とも呼ばれ、個性的なニオイを作っています。

Q.汗の量はどうして人によって差があるの?
A.主に筋肉量、遺伝、性別、年齢、生活習慣によって汗の量に差が出ます。子供や筋肉質な若年男性で運動習慣のある人が汗量は多くなります。筋肉量が多い程発熱しやすく、汗をかきやすいからです。女性は男性より筋肉量が少なく、脂肪が多い傾向にあり、一般的には汗量は少なくなります。また、生涯汗腺の数自体は変わらないので、赤ちゃんは汗っかきです。ところが、年齢を重ねるにつれ、汗腺の機能が低下し汗をかきにくくなります。さらに日常的に運動習慣がある方は発熱し、汗を出すことに慣れている体になっています。遺伝のように自分ではどうにもできない点もありますが、筋肉量増加や生活習慣の改善など、努力できるポイントもあります。

Q.汗の量は自分で変えることができるの?
A.量自体を自分で変えることはできません。呼吸以外に体内で行われている〝代謝″を操作することは不可能です。体が必要としているから汗がでるのであって、止めることはできません。汗にネガティブなイメージがるかもしれませんが、年中汗をかけることは素晴らしいです。汗量が多いと悩む方も、無理に汗を止めようとせず、出た汗をどうするか考えましょう。ただ緊張など精神的な影響による汗は呼吸を整えることで改善できます。ゆっくり呼吸し、リラックスしましょう。一方、汗を全然かけない方は生活習慣を見直すことで汗を出しやすくすることができます。

■寒い冬でも汗かきさん
Topic1 どっと出た汗は水拭きでOK。汗臭さも消える&体温も下がる!
下着まで濡れる程の汗でなければ、まずさっと拭くのがオススメです。水を含ませ、軽く絞ったタオルで汗を拭き突ことでさっぱりします。水拭きすることで体に薄い水の膜ができ、その水分が乾くときに体温が一気に下がるので注意してください。肌が弱い方は、刺激の強いデオドラントシートを使うと肌あれを引き起こす可能性があるので、柔らかいタオルで軽く拭く方が良いです。外出時など、濡れたタオルを持ち歩けない時は使い捨てのシートが便利なので、場面ごとに使い分けるのも良いでしょう。

Topic2 汗かきさんに発熱アイテムはNG!体温調節しやすい服装と、発熱しない下着にチェンジ!
発熱することで体を温めるインナーは、汗を感知して熱に変える仕組みです。よく汗をかける方は必要以上に体が温まる可能性があります。汗かきさんがインナーを着たいときは、肌に優しく発熱しないオーガニックコットンやシルク製を選びましょう。肌に優しく寒さから体を守り、必要以上に体温をあげることもありません。また、タートルネックにインナー重ね着など、体温調節が難しい組み合わせもNG。首元を温めるならマフラーをつけて外出し、屋内では外すようにすると良いです!

〇当院ではメスを使わない多汗症・わきが治療"として『ボトックス注射』があります。ニオイのもととなるアポクリン汗腺、汗ジミとニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗量を軽減させる治療です。ワキに注射を打つだけなので施術時間が10分程度と短く手軽でありながら、効果は半年~1年程持続。重度の多汗症やワキガでない方はボトックス注射だけで十分な効果が出るので、露出の増える夏の間のみでなく、冬のニットの時期など期間限定でニオイと汗を抑えたい方にオススメです。


■冬になると全然汗かけないさん
Topic1 冷え症こそ糖質制限NG。3食しっかり食べると体質は変わる!
朝昼晩、炭水化物をとっていますか?冬は特に朝ご飯をしっかり食べることで冷えは改善します。発熱やエネルギー源は炭水化物です。体を温めるためにごはんやパンを食べましょう。糖質制限をすると発熱する材料が体にない状態になるので、温まりにくい体になってしまいます。厳格な糖質制限はすぐに体重が落ちますが、やめた時に一気に脂肪が増えることが多いのでオススメできません。しっかり食べていてもまだ冷える、という人には生姜パウダーがオススメ。生のしょうがよりも温まります。

Topic2 お風呂でしっかり上げた体温は、正しいルーティンと室内環境でキープ!
まずはお風呂でしっかりと体を温めることを心掛けましょう。最近は発汗作用のある入浴剤がたくさんあるので、入浴剤に頼るのもおすすめです。お風呂に入っても熱がすぐ冷めてしまう人は部屋の環境を見直してみましょう。室温は23~24℃、加湿器は55~60%に設定するのがベストです。室温が低いと、体もその低い温度に順応してしまいます。体が冷めないよう室温を上げ、そしてお風呂で上げた熱をキープするために靴下をはき、上着を羽織るとかなり入浴後の冷えは改善されます。

是非ご参考になさってください。


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2021年11月17日

雑誌『美ST』2022年1月号(2021年11月17日発売)

特集〝「疲れてる?」と聞かれたことがない人はワクワク上手″(P92)に慶田院長の紹介記事が掲載されました。

■休むことも仕事の一つ。考え方を上手にシフトチェンジ
・ストレス度をチェック<ストレス指数25、心拍数67>ストレスは非常に低い。
クリニックの予約日を週3.5日にしぼり、他の日は取材・原稿書き・習い事に時間を当てるなど、無理のないスケジューリングを実践しています。昔からまじめで完璧主義なところがあり、20代後半に仕事と育児の両立に疲れ果て、過労で倒れて入院してしまいました。それからは上手に手を抜くことを心がけ、できるだけ人に任せるようにしたところ、精神的にも肉体的にも余裕をもてるようになりました。平日はシッターさんに食事を作っていただいているので、週末は家族のリクエストに応えるなど自由に創作料理を作っています。

Q.平均睡眠時間は
A.平日6時間。週末8時間。平日が短い分、週末に睡眠負債をリセット。でも「寝だめ」は厳禁なので折角の休日は娘たちとのお出かけやイベントをどんどん企画しています。

Q.ソファでゴロゴロすることはありますか
A.帰宅後、ソファでひと休みすることがたまにあります。娘が寝た後にゴロゴロしながら本を読むのは至福の時間です。

Q.疲れを感じるときはどんな時ですか
A.肉体的な疲れより精神的な疲れの方が疲れを感じます。例えば、初診の患者様が多い時などは、患者様のご希望を全力でキャッチし、当院の治療方針をご理解頂くために言葉を尽くすため、少し気疲れします。

Q.疲れマネジメントが上手な秘訣は何ですか
A.無理をしすぎず積極的に休むことです。そして、オンオフを切り替えることです。

Q.コロナ禍で人と会えない時どのように過ごしていましたか
A.診療日以外の日は、好きな女性作家の小説を読んだり花を育てていました。

■慶田院長のリフレッシュ方法
【ジャズダンス】国家試験前日も踊るほど大ハマり
大学4年生でジャズダンスを習い始め、25年続けています。ジャズのベース音に身を委ね、何もかも忘れてダンスに集中する時間は最高です。ピラティスのパーソナルトレーニングは過酷な医師業での歪みを調整し、ずっと踊り続けるため。70歳まで踊り続けようと思っています。

【院内花】クリニック内の花は絶やしません
綺麗な花があると心が安らぐので、クリニック内に生花は必須です。若いスタッフに水切りや生け方のコツを伝授しています。萎れた花を取り除き、切り詰めて小さな花器に活け替えるのは癒しの時間です。

【絵画鑑賞】美的センスを磨き別世界へトリップ
子どもの頃から絵を習い大学時代は美術部でもあったので、絵は見ることも描くことも大好きです。特にモダンアートが好みで、国内外の多くの美術館に足を運んでいます。

【ドライブ】綺麗な景色を見にドライブ
時間ができるとドライブがてら、娘たちとキレイな景色を見に行きます。自然の美しさは何よりの癒しですし、リフレッシュできます。

【点滴でインナーケア】疲れを感じたら一発逆転!
疲れが取れないと感じた時は、『NMN点滴』と『脂肪幹細胞培養上清点滴』を2週間ずらして受けています。どちらも肌老化を防ぐとともに全身疲労を軽減させ体全体を若々しくする効果があります。また、黒ニンニクは週に2回くらい3粒程度食べて元気をつけています。

ぜひご参考になさってください。

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2021年11月 9日

雑誌:『週刊女性』2021年11月23日号(2021年11月9日発売)

特集「マジメな人ほど、コスメ好きほど老いが加速。美肌女医が教える肌を殺すNG美容」(P94~95)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

美容情報があふれる昨今、いろいろ試してみても肌の調子がよくならないとお悩みの方は必見の特集。「肌にいいと思って行っていること」すべて裏目に出ているかもしれない?正しいスキンケア方法について解説しています。

【NGフェイスケア】
1:×乾燥肌なので朝の洗顔はお湯だけ
○肌トラブルを防ぐためにも洗顔料を使おう
就寝中に分泌される皮脂は、お湯だけでは流せません。また、空気に触れて酸化してしまった皮脂は、そのまま放っておくと肌のバリア機能を乱し、毛穴が詰まり、吹き出物ができやすくなる原因にもなります。また、夜の手入れで使った化粧品の油分も皮膚の上で酸化してしまうので、翌朝には洗顔料を泡立てて優しく落とすことが大切です。新たに分泌される皮脂から作られる皮脂膜によって肌の潤いを保つことができ、乾燥しにくくなります。
■使用方法
泡立てた洗顔料を顔にのせ、やさしくなでるように20秒程度動かしてから、ぬるま湯でしっかりすすぐこと。洗顔後はタオルでやさしく水分を拭き取り、クリームで保湿しましょう。
■当院おすすめ専用化粧品
『アクセーヌリセットウォッシュ(泡状洗顔料)』200ml¥3,000(税別)

2:×収れん化粧水をパッティングして毛穴ケア
○化粧水は手のひらで包み込むようになじませる
そもそも化粧品は、失われた角層のうるおいをサポートするものなので、肌の表面にのせるだけでよいです。特に収れん化粧水は、肌の過剰な皮脂を抑えて毛穴を引き締める役割をするものなので、成分を奥まで浸透させる必要がありません。通常のスキンケアの最後にTゾーンに塗るだけで十分。過度な使用は乾燥を招き、かえって毛穴を目立たせてしまうので要注意。また、コットンでたたいても毛穴は引き締まらず、肌の奥にも浸透しません。コットンの摩擦で肌の表面を傷めることもあるので注意しましょう。
■当院おすすめ専用化粧品:潤いをしっかりキープしつつビタミンC効果でシミ・ニキビ・毛穴開きにも効果的
巡活ローション(ビタミンCローション)』200ml¥4,500(税抜)

3:×保湿クリームをぬるときはすり込むように
○内側から外側にスッとのばす程度で十分
保湿クリームは本来、肌の表面にある角層を潤わせながら内側からの水分の蒸発を防ぎ、外界からの汚れなどを防ぐバリアとしての働きをします。しかし、この油分の膜はしっかり塗り込んでも肌の奥には届かないうえ、肌を押したりこすったりすれば刺激を与えてしまいます。その結果バリア機能が弱まり、シミやシワができてしまう可能性もあるので、塗るときは優しく伸ばすことを心がけ、塗る量も使用量を守りましょう。
■使用方法
指の腹を使って顔の内側から外側へ、やさしくのばすように塗布。目の周りの皮膚の薄い部分は薬指を使ってさらにやさしく。頬は3~4回、額やあごは1~2回なでるのが目安です。
■当院おすすめ専用化粧品:バリア機能の要、セラミドで肌の立て直し。日常使いしやすい軽いクリーム。
セラミドバリアクリーム』30g¥5,000(税別)

4:×シートマスクは表面が乾くまでしっかりと
○長時間貼ると乾燥を招く5分を目安に
肌は濡れたままの状態が長くなるとバリア機能が低下し、逆に乾燥を招いてしまうので、シートマスクを貼りっぱなしにするのは肌によくありません。また、シートマスクにはさまざまな成分が入っているので、長時間塗布おくと、成分の浸透が高くなりすぎて、かぶれの一種である「刺激性接触皮膚炎」になることも。シートマスクは、スペシャルケアとしての使用がおすすめです。使用するときは5分を目安に、長くても15分程度に。選ぶときには、防腐剤が含まれていない個包装タイプの保湿成分がプラスされたものを選びましょう。

5:×たるみ解消のためマッサージローラーをコロコロ
○日常使いは慎重にむくみを感じたときのみ
肌の下の真皮では「コラーゲン線維」や「エラスチン線維」などのたんぱく質が肌を支え、ハリや弾力を保っています。しかし、マッサージローラーで肌を引っ張り上げるなどの強い刺激を与えるとこれらの線維が伸びたり切れたりしてしまい、やればやるほど肌のたるみや乾燥を招くことにもなりかねません。
■使用方法
ローラーは血流やリンパの流れを促す効果は期待できるグッズなので、使用するのはむくみを感じたときに3分程度、週2回を限度がおすすめです。
■当院おすすめ、たるみ&むくみ解消施術:高周波の熱と電気刺激でコラーゲンと表情筋をリバイタライズ
スマスアップ』 頬から首:初回トライアル ¥24,000(税別)

6:×毛穴ケアのためスクラブ洗顔はまめにする
○毛穴づまり解消には酵素洗顔がおすすめ
スクラブ洗顔料をすると毛穴に詰まった皮脂をスッキリできるイメージがありますが、粒子で取れるのは"古い角質"だけで毛穴の皮脂をかき出す効果はありません。粒子の摩擦で傷ついた角質から水分が流れ出したり、バリア機能を低下させて乾燥肌や肌荒れの原因になる恐れもあります。繰り返していると乾燥しやすい肌になり、わずかな刺激でも炎症が起こりやすくなります。
肌表面の角質はちょっとした刺激でも傷つきやすいため、毛穴づまり解消には、たんぱく質や皮脂を分解する酵素が配合された酵素洗顔料がおすすめです。
■使用方法
1週間に1度がおすすめ。ただし敏感肌の人は酵素の刺激が合わないこともあるので、刺激を感じたら速やかに使用を中止してください。
■当院おすすめ、毛穴づまり改善施術:トルネード水流で毛穴の詰まりをオフ
アクアフェイシャル』 全顔:初回トライアル ¥18,000(税別)


【NGハンドケア】
×ハンドクリームを手の甲にしっかり塗る
○乾燥しやすい指先や指の間を重点的に

手あれ防止のためにハンドクリームをつけるのは正解ですが、乾燥しやすいのは手の甲ではなく指や爪の周り。あかぎれも指先や指の関節に出現します。季節的にお湯を使うこともこれから増えるので、ハンドクリームを塗るときは指先や爪の周りを意識して塗りましょう。
■使用方法
手全体になじませたら、反対の手で指を1本ずつ包み込むように塗ります。指先や爪の周りは親指と人差し指でさすりながらなじませましょう。


≪正しいやり方に戻せば肌はリカバリーできる≫
乾燥により肌トラブルが増えるこの季節。きちんとケアしているのにつっぱったり、粉が吹いたり......現代は美容情報が溢れすぎていて、自分に合った方法を見極めるのがむずかしく、間違った美容法をあれこれ試しすぎて肌トラブルを起こした方など多くいらっしゃいます。
特に心配するのはマジメな人やコスメ好きの方で、やればやるほど健康な肌を殺すことになりかねません。SNS上でも発言の裏付けがない"NG美容"が広がっています。肌質は人それぞれ。生活習慣や遺伝、年齢などによって変わります。良かれと思ってやっていたことが老化を加速させていることもあります。
また、昔からやっていた方法が間違っていることもあります。肌のバリアの要である"角層"が入れ替わるのは、10日〜2週間。正しい方法でケアをしていれば、肌は必ずよみがえります。
スキンケアの基本はこすらずやさしく洗うことと、潤いを守る保湿ケアをすること!
質の高い睡眠や栄養バランスのとれた食事をとるなど、肌再生のプラスになるような生活習慣を心がけることも大切です。

是非ご参考になさってください。


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2021年11月 6日

雑誌『MyAge』2021年秋冬号Vol.25(2021年11月6日発売)

特集「素敵女医の髪&頭皮対策は?」(P94掲載)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

髪と頭皮を健康に保つ方法は人それぞれ。シャンプー類にこだわる人、グッズを使う人など、女医の皆さんのデイリーケアが紹介されています。

【年に6~7回のヘアフィラー(注射)で薄毛の進行がストップ!】
もともと細いクセ毛タイプ。出産後30代の頃から、軽度の薄毛に悩んでいる慶田院長。原因は『FAGA(女性男性型脱毛)』、いわゆるAGAの女性版です。治療として、自身のクリニックで37歳から育毛水光プラス(メソラインヘアーという成長因子カクテルをダーマシャインというマシンで注入)を始め、42歳から年に6~7回ほど『ヘアフィラー』(毛髪の再生を促す、発毛・育毛のための注射)を施術しています。治療が功を奏し、進行せずにすんでいます。分け目に新しい細い毛が生えてきているのが分かります。
ヘアフィラーは少ない回数で効果が高く、液漏れも少ないので、5年前からはクリニックの育毛治療もヘアフィラーに変更いたしました。

白髪については、42歳以降、分け目に数本ずつ見える程度だったので根元からカットしていました。47歳になってからは本数が増えてきたので、花王のリライズを時々自宅で使っています。一般的な染毛剤でもヘアマニュキアでもヘアトリートメント剤でもなく、色素の元を少しずつ沈着させ目立たなくさせるという画期的な技術。3~4週間に一度、2日連続で行うと白髪がキラッと光ることもなく時短でおすすめです。

■当院取り扱い製品
エルクラネル』 価格:100ml /¥10,000(税抜き価格)
エストロゲンの一種で、還元酵素の働きを妨害して薄毛を改善するアルファトラジオールが配合された育毛剤です。作用が緩やかなため、副作用のリスクがなく女性でも安心してご使用いただけます。(妊娠中・授乳中の方は使用できません。)

ペロバームローション』 価格:60ml /¥9,000(税抜き価格)
世界初の育毛フィラー『Dr.CYJヘアフィラー』に含まれる頭髪の再生を促すハイブリッドペプチド含有の育毛・発毛促進エッセンスです。毛母細胞を活性化して抜け毛を減らし、ハリのある美髪を育てます。毎日、朝晩の使用がおすすめです。朝は整髪の前に、夜はシャンプー後頭皮が乾いた状態でお使い下さい。1日1回しか使用しない場合は夜に行いましょう。

是非ご参考になさってください。
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2021年11月 1日

雑誌 毎日新聞付録『私のまいにち』2021年11月号

特集「表情筋のセルフケア」(P12~14掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されています。

最近耳にすることが増えた"表情筋"。文字通り顔の表情を作る筋肉のことを指しますが、マスク着用が日常となった今、この筋肉が衰えているのでは、と感じている人もいるようです。

【顔の表情を動かすための筋肉"表情筋"とは?】
顔と頭部には30種類以上の筋肉があり、これらを総称して"表情筋"と呼んでいます。笑顔を作るときは"笑筋"と"大・小頬骨筋"が、逆にへの字口になるときは"口角下制筋"が働いています。びっくりしたときは前頭筋が収縮して眉が上がり額にシワが寄ります。また、眉をひそめる時に動かすのは"皺鼻筋"と"鼻根筋"といったように、複数の表情筋が連動して動くことによってさまざまな表情を作ることができます。

表情筋は、年齢とともに硬くなり、また縮みやすい性質を持っています。一方、皮膚はハリがなくなりたるんでくるので、筋肉の影響が表に出やすくなり、シワが深く刻まれたり、口角が下がってきたりするのです。表情筋を鍛え過ぎるとますます筋肉の影響を強めることになるので、本来は家族や友人との会話などで表情が変わる程度の動きで十分なのです。

【安らげる時間が心や体を健やかに】
新型コロナウイルス感染拡大のため、自粛生活が長引くにつれ、本当に誰とも会わない日が続き、表情を変えることがなくなっている方がいらっしゃいます。そのような場合は、やはり意識して動かすことが必要になってきますので、今回簡単にできるセルフケアをご紹介します。「さぁ鍛えるぞ!」と頑張るのではなく、日常の生活の中で気づいたときに意識して動かしてみてください。
また、「なんだか顔がスッキリしないな」という時は、むくみが原因かもしれません。余分な水分が皮膚の下に溜まっている状態なので、マッサージをすることは流れをよくする助けになりますが、肩回しやスクワットなど、体全体を動かくことも効果的です。
一番のおすすめは、散歩に出て、(周囲に人がいないときに)マスクを外して深呼吸すること。道に咲く花やすれ違う散歩中の犬などを見て自然に笑みがこぼれることで、表情筋も自然にほぐれるはずです。感染防止の対策はしっかりしながら、心身ともに健やかに過ごせる時間を作りましょう。


■目の周りのセルフケア
年齢とともに瞼が重くなってきますが、しっかり目をあける習慣をつけましょう。


[眼をギュッと閉じる ←繰り返す→ 大きく目を見開く]
※額にシワが寄るほど開けるのはNG

■口の周りのセルフケア
口をしっかり動かすことを意識すると、活舌や嚥下の改善にもつながります。

[口を「うー」の形にする ←繰り返す→ 口角を少し上げながら「いー」の形にする]
※「いー」の時、広頸筋が浮き出るのは、やりすぎなのでNG

■目の疲れ・むくみをとるセルフケア
眉の下の骨に沿って目頭の方から外に向けて親指でそっと押していく。

■顔のむくみをとるセルフケア
顔の骨に沿って顎の方から耳に向けて親指でそっと押していく。


【姿勢を正すと表情も晴れやかに?!】
猫背で首が前に出がちな日本人。スマートフォンや新聞を読む際に、さらに前かがみに姿勢が悪くなっている人も多いのですが、この姿勢が実は表情にも悪影響を与えています。
首が前に出た姿勢になると首の"広頚筋"が伸び、これにつながる"スマス筋膜"を引っ張ってしまいます。スマス筋膜は表情筋と皮膚の間にあり、顔の土台と呼ばれているものです。これが下に引っ張られることで、同時に顔の皮膚も下に引っ張られることになり、たるみの原因となってしまうのです。
筋肉、筋膜、皮膚はそれぞれ独立したものではなくすべてがつながっているので、姿勢を正すことで体全体のバランスを改善できます。肩甲骨を寄せて正しい姿勢を意識することで、肌もたるみにくく、気分も上向きになるはずです。

【皮膚を守る基本の3ポイント】
表情筋のケアも大切ですが、それを覆う皮膚のケアも同じく大切です。気候がさわやかになっていくということは、湿度も下がっているということ。乾燥した肌は荒れやすいので、しっかりケアしていきましょう。スキンケアの基本は「優しく洗う」「しっかり潤す」「光対策」の3点です。
まず「優しく洗う」。朝洗顔は洗顔料を使わない人もいますが、皮脂が酸化すると肌に刺激を与えるので、低刺激の洗顔料できちんと皮脂を落とすことが大切です。そしてそのままでは乾燥してしまうので化粧水、乳液、クリームなどで「しっかり潤す」。最後の「光対策」は、夏以外は不要だと思われがちですが、冬も紫外線はありますし、日焼け止めを塗ることで肌の表面にバリアを張ることができますので、ぜひ男性にも使用していただきたいです。

是非、ご参考になさって下さい。


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2021年10月27日

雑誌『GLITTER』2021年12月号(2021年10月27日発売)

特集〝美のオタクたちに学ぶ、エイジレス・ビューティ″(P62掲載)に当院の施術をご紹介いただきました。

なりたいのは、年齢を重ねるほどに輝きをます美しい人。そこで、知識豊富でお手本にしたい5名の美容オタクたちに、美へのこだわりや美しさをキープするために実践しているサポートビューティを教えてもらいました。

■美容エディター:曽我 ゆう様
慶田先生の『メソボトックス』でおでこの横ジワを解消。
ボトックスは顔が動かなくなったら怖いと思っていたのですが、メソボトックスは皮膚の浅い部分にうっすらと注射するので、無表情になることはなく、誰にも気づかれないレベルです。これは慶田朋子先生の腕による絶妙な加減だと思います。また行きたいと思っています。

ボトックス注射はボツリヌストキシン製剤を表情筋に注射してその動きを止めたり弱めたりすることで、表情ジワを改善させる美容医療です。美容医療の中でも不動の大人気施術ですが、無表情や顔の歪みなどのトラブルが多いのも事実。
当院にも他院でのボトックス注射の失敗で、泣きながら『ボトックス修正注射』を受けに来る患者様がたくさんいらっしゃいます。
特に額の施術は要注意エリア。動きを完全に止めると、怖い顔になったり、眼瞼下垂が悪化したりしやすいのです。
そこで曽我ゆう様にも行ったのが『メソボトックス注射』です。真皮内に浅くボツリヌス製剤を注射し、薬剤を弱く作用させるので、シワっぽさは消えるのに眉は動き、ナチュラル。
周囲にボトックスしてるとばれずに、気になる横ジワを改善させると評判です。
銀座ケイスキンクリニックでは、お一人おひとりのシワの状態に合わせて最適な治療をご提案し、お悩み事を一緒に解決してまいりますので、お気軽にご相談下さいね。

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2021年10月21日

雑誌『週刊文春』2021年10月28日号(2021年10月21日発売)

特集「最高の老後のコツ 介護を楽にする"アンダーヘア脱毛"って何だ?」(P130~132掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されています。

■将来の介護を見据えて"アンダーヘア脱毛"に踏み切る中高年が増えています。
高齢者の間で、バリア機能(皮膚表面を覆う油分)が低下した肌細胞の隙間に尿や便の成分が沁みて、ただれや痛みを引き起こすIAD(失禁関連皮膚炎)が深刻な問題となっています。ですが、アンダーヘアを脱毛しておけば、リスクの軽減が見込めます。特に女性は男性と比べて尿道が短いため、寝たままの状態で排便すると、おむつ内で便が広がって菌が入り込み、尿路感染症を患うリスクも高いです。だからこそ、拭き取りやすい状態にしておくことが重要なのです。
 
■どこで毛を処理すればいいのでしょうか。
医療機関しか取り扱えない高出力の脱毛器を利用する『医療レーザー脱毛』がお勧めです。医療脱毛なら、処理した場所の九〇%以上の毛は生えてこなくなります。『永久脱毛(永久脱毛の定義は八〇%以上の減毛状態)』が実現できます。
 
当院では、全て無くす人と、Ⅴ部分のみ残す人の割合が半々です。躊躇される人は、まずコンパクトな三角形や小判型に残してはいかがでしょうか。その後、追加で全部無くすという人もいらっしゃいます。
 
■「陰部脱毛」に挑戦したくなったら、何を基準にクリニックを選べばいいのでしょうか。
皮膚科専門医が常駐していて、毎回医師の診察があるクリニックを選びましょう。医療脱毛を掲げていても、安さをウリにしているところは、例えば、リタイアした高齢の内科医が名前だけ貸しているなど、専門性の低いクリニックもあります。しかし、デリケートゾーンは皮膚の色が黒いため、火傷のリスクもゼロではありません。肌質によっては一時的に毛穴が赤く炎症を起こすこともあります。そんな時、専門の皮膚科医がいれば、ステロイド剤の処方など適切な対処ができます。また、脱毛処置のついでに、外性器周りの皮膚がんチェックを受ける意味も大きいでしょう。外陰部の皮膚癌には、外陰癌、有棘細胞がん、基底細胞がん、乳房外ぺージェット病などがあり、素人には判断が付きにくいものが多いため、専門医の視診が欠かせません。
 
■光脱毛は、医療脱毛とは何が違うのか。
エステサロンなどの光脱毛は、IPL(カメラのストロボのような光)をメラニン色素に反応させ、毛根を弱らせていく方法です。ただ、エステ用のIPLは出力が弱く、一時的な減毛にしかなりません。永久脱毛を目指す介護脱毛には不向きでしょう。
 
脱毛はあくまで「医療行為」。エステで無資格者が施術するのは違法です。やけどなどのトラブルも多く、皮膚科で受けて頂くのが安心です。

■近年、若い世代を中心に流行っているワックスを直接肌に塗り、一気に剥がす脱毛法「ブラジリアンワックス」とは。
ワックスを使って抜くだけなので、毛を作る器官が残っている以上、一定期間過ぎたら生えてきてしまいます。しかもアンダーヘアは毛根が太いので出血してしまうこともある。埋没毛(毛が皮膚に埋もれる症状)や毛嚢炎(毛根を包む毛嚢に細菌が感染する症状)、湿疹などのトラブルも起きやすいので、皮膚科医としては推奨できません。

当院では、脱毛に『ジェントルレーズ・プロ』を使用しております。
ジェントルレーズ・プロ』は、日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射を行うことが可能です。
デリケートゾーンの脱毛は、自身の快適性や皮膚の健康のため、セクシャルパートナーのため、将来の介護のためとメリットがたくさん。

是非ご参考になさってください。


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2021年9月30日

副院長紹介

銀座ケイスキンクリニック副院長 伊勢 友加里 Yukari Ise ise_main.jpgはじめまして、銀座ケイスキンクリニックの伊勢友加里と申します。私は、久留米大学を卒業後、順天堂大学浦安病院皮膚科学教室に入局し、大学病院で最先端の皮膚科医療を学んで参りました。皮膚は目に見える場所であり、年齢や環境により変化し、健康状態を映し出す鏡とも言えます。お洋服は取り替えできますが、皮膚は一生ものです。

当クリニック院長の、"皮膚科学の知識に裏打ちされた美容医療で切らずにナチュラルに見た目年齢のマイナス7歳を取り戻す"というポリシーに賛同し入職しました。これまで培ってきた知識を最大限に活かし、素敵に若々しく年齢を重ねたいと願っていらっしゃる皆さまを、美容医療を通して全力でサポートいたします。患者さまの笑顔と健康的で充実した日々のご報告が、私自身の活力源です。どんな些細な事でも、丁寧にご説明させていただきますので、お気軽にご相談下さい。



Dr.MEMO

保険診療クリニックでの勤務も続け、学会やセミナー参加も欠かさず、皮膚科診療の知識のアップデートを絶やさない勤勉な性格。とても親しみやすく優しい性格で、患者様の緊張をほぐし、お悩みを自然と聞き出すのが得意。大学時代はスノーボードサークルに所属し、趣味はシュノーケル・ヨガとアクティブで明るく、誠実なのでスタッフからの信頼も厚い。皮膚科専門医の診断を生かしたCO2レーザーでの小手術(良性腫瘍)、シミ、肝斑、ニキビ痕、毛穴、シワ、たるみ治療を得意とし、日常において大事なスキンケア・インナーケアを分かりやすく丁寧に説明する事をモットーにしている。

経歴

2010年 久留米大学医学部卒業
2012年 順天堂大学医学部附属順天堂医院初期研修終了
順天堂大学浦安病院皮膚科学教室入局
2021年 銀座ケイスキンクリニック 入職

資格

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

所属学会

  • 日本皮膚科学会
  • 日本美容皮膚科学会

2021年9月25日

WEB『Women'Health』(2021年9月25日掲載)

BEAUTY特集「『へそのゴマ』のケアはどうすればいい?正しいおへその掃除法」に慶田院長の監修記事が掲載されています。

汗や皮脂など、さまざまな汚れが固まりいつの間にかおへそに溜まってしまう「へそのごま」。正しい掃除の仕方や頻度を解説しています。 

【そもそもへそのごまの正体は?】
へそのごまは、垢や皮脂が混ざってできたもの。まれにホコリなどの外からの汚れが混ざっている人もいますが、基本的には古い角層や皮脂などの汚れです。へそは立体的な構造をしているので内部が掃除しにくく、汚れが溜まりやすいところなので、しっかりとケアしていない人は、へそのごまが米粒よりも大きい塊になってしまっていることもまれにあります。

【おへその掃除の重要性は?】
おへそは毎日ゴシゴシ洗う必要はありません。
しかし、適度に洗わないとニオイの原因になるので、しっかりケアはすべきでしょう。基本的にはおへそから感染症を起こす可能性は低いですが、常に清潔にすることを心がけましょう。またおへそが赤く腫れるなど、異変を感じたら皮膚科を受診しましょう。

【おへそがしっかり洗えていない人がいる】
基本的にはお風呂に入ったときに石鹸をよく泡立て、指で優しく撫でて洗う程度で問題ありません。しかし、これまでケアを怠ってきた人は、それだけでは汚れが落ちない可能性があるます。また、人によっておへその構造に違いがあり、皮下脂肪の量によってもへその深さが違います。若くて脂肪が多い人はおへそが深く、しっかり洗っているつもりでも、汚れが溜まっている可能性もあります。

【正しいおへその掃除方法】
角層のターンオーバーが2週間なので、2〜3週間に一度は綿棒で掃除をしましょう。
乾いた状態でおへその掃除をすると皮膚を傷つけてしまう可能性があります。まずはおへそにオリーブオイルやスクワラン、ホホバオイルなどのキャリアオイルもしくはワセリンなどを塗って、数分放置してへそのごまを柔らかくします。垢が柔らかくなったら、綿棒でやさしくかき出すように掃除をしましょう。このとき、あまり強く擦るのはNG。お風呂上がりに行うとそもそもへそのごまが柔らかくなっているので、よりおすすめです。なお、特別なことをしなくてもへそのごまが溜まらない人は行う必要がありません。
おへそを清潔に保つことは大切です。とはいえ完璧にキレイにしようとせず、適度のケアを行いましょう。また乾燥が気になる方は、おへその掃除をしたあとの保湿も忘れないようにしましょう。
おへそ周囲に意外と太い毛が生えていることも。美容皮膚科ではへそ周囲のレーザー脱毛のご相談を承ります。

▽レーザー脱毛『ジェントルレーズプロ

へそ周り(へそから直径15cm)
1回:¥10,000
5回セット:¥35,000(¥7,000/1回)
※表示価格は全て税抜き価格となっております。

是非、ご参考になさってください。

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2021年9月21日

2021年(10月〜12月)のメディア掲載情報

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雑誌『美的』2022年2月号(2021年12月22日発売)

特集「冬のちま悩み解決ノート」(P164~169掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

毎年冬が来る度に繰り返す細かい悩み。かかと、指先、髪...少しだけ気になっているそのお悩み、賢者の知恵をお借りしてこの冬こそ解決!

■顔のお悩み
【ちゃんと保湿しているつもりなのに止まらない...。冬ならではの顔の乾燥トラブルをまるごと解決!】
・「唇の端っこが切れてなかなか治りません...」
解決:胃の不調も原因のひとつ。ビタミンB2・ビタミンB6の補給が必要です。唇には皮脂腺がないため、連続した口角も乾燥すると割れやすくなります。また、胃の疲れや胃炎、飲酒量増加などの不調により、口角炎を起こすことも。バランスの良い食事やビタミンB2・ビタミンB6の補給、十分な睡眠を心がけましょう。

当院では、乾燥肌やアトピー肌の乾燥集中ケアとして、『ケミカルピーリング』や『プラズマシャワー』、『水光注射(水光プラス)』などをご提案させていただいております。
ピーリングと聞くとさらに乾燥するように感じられるかもしれませんが、『ケミカルピーリング』はフルーツ酸によって皮膚の角層をごく薄く溶かし、表皮のターンオーバー(代謝)がスムーズになり、細胞間脂質や天然保湿因子などのバリア成分を作る力が整うため、表皮の水分量が増加。角質細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)が十分に作られると、肌のバリア力がアップします。瑞々しく美しい肌になるだけでなく、しなやかで強い皮膚に変わっていきます。また、角栓や酸化皮脂を溶かすので毛穴のつまりを解消します。さらに、ピーリングすることで角質からの治療薬、美白剤、美容液の浸透が高まる為、治療効果アップが期待できます。

『プラズマシャワー』は高い殺菌効果で肌フローラを整え、針を使わずに高分子の薬剤を導入し、コラーゲンを再生するスイッチを入れる新しいジャンルの導入系マシンです。皮膚表面では強力な滅菌作用、真皮では線維芽細胞が刺激され、コラーゲン・エラスチンの産生が高まり、肌にハリや弾力をもたらします。単体でも高い効果を得られますが、結合している細胞接着分子を一時的に切り離すことで、施術後に塗布する薬剤の吸収を飛躍的に高めることが出来ます。お悩み・目的に応じた成分を効率よく肌の奥に浸透させ、さらに仕上げに、細胞の修復や再生を促す密着性の高いパックを行い、素肌の美しさに一層磨きをかけます。
どちらも痛みはなく、ノーダウンタイムで気軽に繰り返し受けられるので、大事なご予定前のスペシャルケアとしてもおすすめです。
また、韓国の有名人の間で人気の施術『水光注射(水光プラス)』。自動注入機『ダーマシャインプロ』を用いて美肌効果の高い薬剤を短時間でお顔全体に注射できる肌質改善治療です。乾燥肌が気になる方、肌萎みやちりめんジワが気になる方、加齢によって毛穴が目立ってきた方、お肌にツヤを出しキメを整えていきたい方、プルプルもちもちした肌質をお肌全体に叶えたい方にお勧めです。施術直後は針の跡に沿って、小さなプツプツとしたデコボコが少し目立ちますが、ほとんどの場合、1~2日程度で自然に消腿します。目周りや施術を多く重ねた部位には、2~3日間針痕が赤く残ることがありますが、メイクでカバーできる程度です。

■足&脚のお悩み
【つらい冷えや見て見ぬふりをしがちなむくみ。先手のケアで今年の冬はもう悩まない】
・「足の指が赤く腫れて痛痒いです。これはもしかして霜焼け(しもやけ)?」
解決:霜焼けは治すのが大変です。日ごろから対策をしておきましょう。霜焼けは昔の病気という印象があるかもしれませんが、原因は冷たい空気にさらされていることなので、最近でもあり得る事です。保温性の高い靴下をはくなど対策をしつつ、かゆみなどを感じた時は早めに皮膚科を受診しましょう。

・「すねが粉を吹きます。夜、保湿をしていても朝には白くカサカサになります。」
解決:すねは最も乾燥しやすい部位です。洗いすぎず、朝晩2回のたっぷり保湿を習慣にしましょう!乾きやすいすねは朝晩2回の保湿が必須です。吸湿発熱線維は肌を乾燥させやすいので、シルクやコットン製のインナーを選択しましょう。

・「ブーツを脱いだ時に蒸れたにおいが気になっています。」
解決:まずはしっかり洗うことです。物理的ににおいのもとを拭うこと。足汗を吸うように靴下を履くのがおすすめです。また、1日1回、足をきちんと洗浄することも予防として大事です。足はかなり汗をかくので、薄いタイツ1枚では吸収しきれません。その汗が雑菌の作用により悪臭を発生させるので、物理的に拭い去るのが良いでしょう。毎日同じ靴を履かず、ブーツ内部に乾燥材などを入れて乾燥させることも大切です。

ぜひご参考になさってください。


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雑誌『MAQUIA』2022年2月号(2021年12月22日発売)

特集「マスクの中で鼻テカ、蒸気が上がっておでこテカ。冬でもテカる人を救いたい!」(P98~101)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

■マスク生活が当たり前になった昨年、冬でもテカリを気にする大人が急増中。朝晩のケアで根本解決を目指し、メイクでサラ肌をキープ。テカリのお悩みから、あなたを解放します。

Q.大人のテカリ、何が原因?年齢とともに皮脂腺は衰えていくと聞いたのに、どうしていまだにテカリは現役?
A.現代女性の肉体的、精神的ストレスによって皮脂腺が活性化しています。

Q.インナードライの可能性あり?テカテカと油っぽいのに、肌が硬くなって潤いが足りていない感覚も。肌内部の水分不足をカバーするため、余分な皮脂が出てきている?
A.インナードライという状態にエビデンスはなく、肌内部の水分不足を補うために皮脂が増えるわけではありません。皮脂量は普通~多めで角層の天然保湿因子や細胞間脂質が不足していると、テカるのに乾くと感じるようです。

Q.マスク生活になったらテカリが気になる。昔はマスクをすると肌が乾燥しなくていいと思っていたのに、毎日つけるようになってから、口・鼻周りはもちろん、額もテカる。
A.ずっとマスクをつけていることで皮膚温度が高い状態が続き、温熱ストレスを契機に皮脂腺の活動が活発に。ニキビの悩みも増えていきます。

■テカリの原因である皮脂は蒸れやストレスで増加する
テカリや皮脂トラブルは暑い季節のイメージですが、冬でもテカリを訴える人が増えてきているようです。実は皮脂の分泌量は、年間を通して大きな変化はないのです。冬でもマスク蒸れや吸汗発熱インナーの着用などにより温熱ストレスがかかると、皮膚温が上がって皮脂の分泌量が増加することが分かっています。さらに大人女性の場合、自律神経やホルモンバランスの変化による影響も大きいです。激務などで交感神経が優位な状態が続くと、末端の血流が滞る、肌代謝が鈍くなるなどの要因で、肌にも影響がでます。男性ホルモンの活性を高める酵素の発現がもともと遺伝子的に高い体質では、皮脂量が増えやすい場合もあります。ちなみに遺伝子検査「DNA BEAUTY」という検査もございますクリニックにお問合せください。

■夜のスキンケア編
テカリ肌は汚れを落とすことばかりに注力しがちですが、与えて育むケアも大切です。酸化した皮脂を取り除き、栄養を取り込める環境にしましょう。肌と向き合う時間は心の緊張も和らげ、乱れた肌の皮脂バランス改善にも役立ちます。

Q.クレンジング・洗顔はゾーン別に時間差で?
A.選ぶべき洗顔料は、皮脂汚れをきちんと落としつつ、内部の潤いの流失を防ぐ保湿成分が配合されているものがおすすめです。皮脂分泌が多いTゾーンや小鼻、あごから泡をのせて洗いはじめ、頬は最後に広げて洗い流しましょう。

Q.オイルリッチなこってりクリームは、毛穴が詰まる?テカリ肌ともっと上手に付き合うためのプラスα
A.最近の化粧品の油分や保湿剤で毛穴が詰まることはありません。重めのクリームに抵抗があるようなら、軽い使用感の保湿コスメを選びましょう。

Q.テカリ肌に効果的な美容施術は?
A.皮脂腺の機能を抑えるマシン治療『スカーレットS』がおすすめです。針刺激による創傷治癒効果と高周波(RF)の熱効果を融合させた最新式のリフトアップ治療器、ニードルRFと呼ばれるジャンルのマシンです。機器の先端にセットされている25本のマイクロニードル(極細電極針)から、真皮~皮下組織に直接RFを照射することで、針の傷とRFが刺激となって創傷治癒反応が起こります。コラーゲンが新生され密度が高まることで肌にハリと弾力をもたらし、毛穴の開き・小じわ・たるみ・ニキビ跡などの肌トラブルを総合的に改善。しぶといニキビにも効果的です。
針の深さとRFの照射強度を調整し、一人ひとりの肌状態に合わせた若返り治療が可能ですので当院おすすめ施術の1つです。

Q.テカリ肌と相性のいい成分は?
A.角層の代謝と皮脂分泌をコントロールするビタミンB2とB6、抗酸化効果の高いビタミンC。テカリや肌質改善目的なら、B2は20mg以上摂るなど、十分な量が重要です。皮膚科で処方してもらくと確実です。

Q.インナーケアでオススメは?
細胞間脂質の材料となるセラミドやコラーゲン、青魚や亜麻仁油に含まれる良質な油も良いです。腸内環境は肌とも密接に関係しており、便秘しがちな人は角層の水分量が低いという研究もあるので、乳酸菌が含まれるヨーグルトや発酵食品もお勧めです。

■朝のスキンケア&メイク編
Q.テカる鼻やおでこに油分のふたは必要ない?
A.皮脂膜が担う水分保持力はあまり高くなく、肌が潤いを保てるか否かは細胞間脂質(セラミドなど)の合成能力にかかっています。皮脂テカ部分は油分というよりも、セラミドなどの保湿成分を補うことを意識してみると良いでしょう。当院の『セラミドバリアクリーム』は、テカリが気になる方でも使いやすい軽やかなクリーム。バリアを整えるセラミドを味方に付けましょう。

Q.乳液はメイク下地で代用してもいい?
A.乳液などの保湿ケア機能も兼ねた下地は便利に思えますが、やはりメイン機能は下地であり、保湿力は不足しがちです。保湿効果を過信せずに乳液やクリームまできちんと使用した方が仕上がりも美しいです。

是非ご参考になさってください。


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WEB『美的.com』(2021年12月15日掲載)

特集「女医に訊く#178デリケートゾーンのにおいが気になる!おりものシートや膣洗浄液を毎日使ってもいい?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

下着を脱いだときや性行為の前、自分のデリケートゾーンの臭いが気になったことはありませんか?デリケートゾーンの臭いの原因とケアについての記事を監修しました。

■デリケートゾーンは酸っぱい臭いがする?
他人と比較できないデリケートゾーンの臭い。なんだか酸っぱい臭いすると気になったことがあるという方もいるのではないでしょうか。内性器の構造は、子宮の先に卵管があり、その先はいきなり腹腔内につながっています。つまり、常に雑菌や病原菌によって侵される危険を抱えているのです。そこで、デーテルライン桿菌という乳酸菌の一種が常在していて、
粘液の成分をエサに増え、膣内は常に酸性に保たれています。そのため、酸っぱいヨーグルトのような臭いがしますし、膣内への異物侵入を防ぐためおりものが出ているので、いつも濡れている状態で保たれています。

■おりものシートや膣洗浄液を使うのはNG?
酸っぱい臭いやおりものは健康である証。白いショーツが1年で黄色くなって替えるのは当たり前です。汚れるのが嫌だからといって、おりものシートを常に貼りおりものを全て吸い取ってしまうのは、かえってデリケートゾーンがかぶれたりすることもあり危険です。生理のときは仕方ないとしても、おりものシートや膣洗浄液の使用は、必要なシーン以外ではできるだけ避けた方が良いのです。

■細菌性腟炎、予防ができる?
健康な女性のおりものは乳白色〜透明で、少し酸っぱい臭いがします。しかし、病気にかかると黄色く変化し、魚が腐ったような臭いになることもあります。そのひとつが細菌性腟炎という感染症。いわゆる性感染症ではなく膣の洗い過ぎや頻回な性行為、多数のパートナーとの性行為、膣内射精などにより、膣内を酸性に保つことが出来ない時に感染します。セックスのあと腟の自浄作用が回復するまでには時間かかりますが、回復するまでの間に頻回に性行為があることで、細菌性腟炎が起こることもあると考えられているのです。悪化すると、おりものの変色や増加、膣のかゆみなどの症状が出ることもありますが、ほとんどの場合、臭い以外の症状が出ないため、気づかないまま感染している人も多くみられます。おりものは臭いや色など、正常の状態を普段から確認しておくと病気の早期発見につながります。普段と違うなと感じたら、婦人科に相談しましょう。また、細菌性腟炎はパートナーにうつるものではありませんが、膣内を酸性に保てない状態で長くいますと、ほかの感染症にかかるリスクを高めてしまいます。性感染症予防のためにも膣内のpHを保つためにも、妊娠を望んでいないならコンドーム着用がマスト。性行為やデリケートゾーンの洗い方を見直しましょう。

■裾ワキガはどうやって治療するの?
「裾ワキガ」とはデリケートゾーンや外陰部の臭いのことで、「外陰部臭症」「下ワキガ」などとも呼ばれます。ニオイのもととなるアポクリン汗腺が、女性器や陰毛部にも多数存在するために、ワキガと同じような鼻をつくような刺激臭を発することがあります。しかし、デリケートゾーンの洗い過ぎ、洗わなさ過ぎにも注意が必要です。ビデは経血や尿の飛び跳ねが気になるとき、表面のみに使用し、入浴時は小陰唇のつけ根付近など、垢がたまりやすい部分に気をつけながら、たっぷりの泡でやさしく洗いましょう。デリケートゾーン用の洗浄剤のなかには、性行為の前にいい匂いの油分を残す仕立てになっているものもありますが、それは皮膚にとっては本来不要です。専用の洗浄剤でなくても敏感肌用の洗浄剤や赤ちゃん用の洗浄剤でも構いません。弱酸性で保湿成分が添加されているものを選ぶと良いでしょう。
当院では、裾ワキガに対してもわきの下のワキガ『ボトックス(多汗症・腋臭症)』と同様にボトックス注射による治療『ボトックス注射(すそわきが・外陰部臭症)』を行っています。日本を含む東アジア人は、裾ワキガの割合自体が非常に少ないため施術頻度も少ないですが、鼻をついてクラクラするような臭い、耳垢がウェットタイプで脇の下のワキガがあり、なおかつ家族など血縁者にもワキガの方がいるという方は適応があります。まずは、カウンセリングにお越しいただき、医師の診察のもと施術を行います。

是非、ご参考になさってください。一人で悩まず、専門医へのご相談をお待ちしております。
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雑誌『美ST』 2022年02号(2021年12月17日発売)

特集「"美"につまずいたとき頼りになる人39人全員集合!2022版美容スタア名鑑」(P155掲載)に慶田院長が選ばれました。

とにかく憧れる人、メークの悩みを相談したい人、肌や体のトラブルをすぐに解決してくれる人...。私たちが綺麗になるために欠かせないのは、その道を極めた美のプロたちのサポートです。美STの誇る39人「美の賢人」が紹介されています。

自ら実践を重ねた施術で芸術的フェイスラインを実現する「リフトアップの名医」として慶田院長が選ばれ掲載されています。特に慶田院長は、最新の医療機器や注射注入治療と皮膚科学的知見を自ら実践する「メスを使わない」リフトアップの達人。その自然の仕上がりが、たるみに悩む女性を引きつける理由の一つです。

銀座ケイスキンクリニックは、ナチュラルな美人顔をコンセプトに、理想の顔に導くオーダーメイドの注入・照射治療が人気です。

その中でも人気が高い施術「ハイフ」は、高密度焦点式超音波を用いて、SMAS筋膜や靭帯にエネルギーを点状で照射し、伸びた筋膜や靭帯を引き締めて顔を引き上げる施術です。皮膚の表面へ傷をつけずに、1回の治療でたるみが改善します。
当院取り扱いの『ウルセラ』は、世界で初めてFDAの認可を受けたハイフ治療機器の先駆け。その効果とマシンの格は他の機器の追髄を許しません。治療後のダウンタイム(赤みや腫れなど)がほとんどないため、治療後のダウンタイム(赤みや腫れなど)がほとんどないため、治療後から普段通りの生活をしていただけます。当院では解剖学を熟知した医師が照射します。

他にもヒアルロン酸注入トレーナーを務める慶田院長と慶田院長の技術を学んだ医師が行う『ヒアルロン酸注入』のTrue Lift(トゥルーリフト)注入も大人気です。シワを膨らませて改善するのではなく、顔の形状を支える根幹である「真性靭帯」の根元に少量のヒアルロン酸を注入し、シワ・たるみ・輪郭の崩れを根本から解決しうる新しいコンセプトの注入法です。
注入した『ヒアルロン酸』の周りに自己のコラーゲン線維が新生することが確認されており、繰り返しヒアルロン酸注入を行っている方が若々しいことが科学的にも証明されています。

この他にも様々な治療法をお一人お一人に合わせオーダーメイドでご提案しておりますので、是非一度ご相談くださいませ。

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雑誌『steady』2022年1月号(2021年12月7日発売)

‶毎日のアルコール消毒&手洗いで手荒れが悪化中!!今こそハンド美人になる方法″に慶田院長の監修記事が掲載されました(P50~51)

■コロナ鍋でアルコール消毒&頻繁な手洗いが日常化した今。手荒れに悩む人が急増しています。保湿をしても乾燥が続くのは間違ったケアが原因かもしれません。まずは正しいハンドケアを学び、優秀なケアアイテムをチェックして、手先まで美しいハンド美人を目指しましょう。

読者100人アンケートで分かった「コロナ鍋で手荒れがひどくなった?」
NO 14% YES 86%

■あなたのハンドケアはOK?NG?皮膚科が教えるハンドケア見直しQ&A
気付かないうちに酷使してしまう手だからこそ、間違ったケアが手荒れの原因になることも。皮膚科医の慶田先生が正しいハンドケアを教えます!

Q.素手で水仕事をするのはよくない?
A.もちろんNG‼長時間水やお湯に触れていると、肌のバリア機能が弱くなってしまい、肌を守る保湿成分も洗い流してしまいます。やはり、水仕事では手袋をしたほうが良いのです。

Q.コロナ鍋で手荒れする人が増えたのはなぜですか?
A.過剰なアルコール消毒と手洗いの回数が増加。アルコールは脱水作用があり、肌も乾燥しやすくなります。また、石けんを使う手洗いも除菌のためには必要なのですが、角層の保湿成分も一緒に流れてしまうため、手荒れする人が増えているのです。

Q.手荒れした指はどんな状態?
A.肌のバリア機能が弱っている状態です。もともと手のひら側は角層が厚く、少量のアルコールなら手荒れしにくいのですが、大量にアルコールを使うことで指先や爪の周りなどバリア機能が弱い部分から手荒れが起こります。また、角層が厚い分ひび割れしやすいのも要注意です。

Q.手荒れが悪化したら皮膚科に行くべき?
A.手荒れは手湿疹という皮膚病ですから、早急に皮膚科医に相談することをお勧めします。ひび割れ、赤みなど、ひどく手荒れした状態は肌バリアが壊れているので、スキンケアではもう治りません。皮膚炎はきちんと治療を行わないと繰り返し、皮膚の構造変化も生じ、ゴワゴワした皮膚に変わってしまいます。

Q.お風呂や台所で皮脂を取りすぎるのも影響する?
A.YES‼台所用洗剤は油汚れを落とすためのものなので、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。手を洗う時は手洗い用を使用しましょう。

Q.ハンドケアでも手荒れを防げる?
A.肌の乾燥程度ならスキンケアでも可能です!肌がカサつくなどの乾燥程度ならハンドクリームなどで日常的に使用するのが有効です。

Q.手洗いでも顔の洗顔のように泡タイプがおすすめ?
洗浄力が強すぎないものがおすすめです‼顔と一緒で刺激が強ければそれだけで肌への影響もあります。また、保湿製剤を添加されたアルコールジェル消毒のほうが、石せっけんでの頻回な手洗いよりも乾燥しにくいという研究もあります。消毒する場合は、手にやさしいアルコール製品を選んで使用しましょう。

Q.手を洗った後は自然乾燥がよい?
A.NO‼濡れたままにせずちゃんと拭いた方がいいです!肌が濡れた状態は乾いた状態よりもバリア機能が弱いです。また、濡れたままだと水分は蒸発することでより乾燥します。ちゃんと指の間まで水分を拭き取ることが大切です。

Q.手を洗った後は必ず保湿したほうがいい?
A.YES‼保湿は出来れば手洗いの度にした方が良いです。水洗いでもバリア成分は流れてしまうので、保湿剤を塗って肌を保護してあげましょう。

Q.保湿剤(ハンドクリーム)でおすすめなのはどんなタイプ?
A.手荒れがひどいならバームタイプがより低刺激です。バームタイプは、保湿力は低いけれど低刺激でしみにくい。セラミドやアミノ酸など水分を抱える力がある成分配合のものが良いです。尿素はピーリング効果があるので注意が必要。乾燥が軽いなら使用感を重視して選ぶなど、症状やシーンによって使い分けるのがベストです。

Q.手荒れしている人は手袋して過ごすのも有効?
A.YES‼起きている間に手袋をして過ごす時間を作りましょう。ハンドモデルの方が日常的に手袋をして過ごすように、外部刺激から守る役割があります。日常の作業がしやすいコットン素材などの手袋がおすすめです。

Q.手荒れ対策でおすすめアイディアは?
A.使い捨ての手袋をして家事をすることです。医療現場では衛生的な意味でも患者さんに使い捨ての手袋を使用します。診察の度の手洗いは手荒れの原因につながります。同様に使い捨て手袋をして家事をすれば手洗いの回数も減るはず。

Q.ハンドケアでも日焼け対策は大切ですか?
A.手荒れに直接関係するわけではないです。アンチエイジングという意味では日焼け対策も有効です。また、シミなどの予防にもつながります。

Q.アルコール成分ハンドクリームは有効?
A.アルコールの濃度が高くないと殺菌は出来ません。感染対策に除菌機能だけでは不十分です。まずは高濃度アルコールでしっかり殺菌し、その後ハンドクリームを塗るなど、殺菌と保湿を分ける方が対策として有効です。

Q.手の乾燥対策として外出時の手袋は必要?
A.冷え対策として、寒気から守る意味でも大切です。肌は冷えると乾燥しやすくなるので、外出時は防寒用の手袋をしましょう。手荒れを防ぐためにも風邪予防の面でも、冷え対策は重要です。

Q.手荒れのときはスクラブなどのスペシャルケアはNG?
A.NGです!手荒れのときは肌が炎症を起こして角栓が厚くなってくるので、原因を根本的に治すことが最優先です。肌の状態がいいときにケアをしましょう。

ぜひご参考になさってください。


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雑誌『ESSE』2022年1月号(2021年12月2日発売)

特集〝美と健康の相談室VOL.37「シミ・シワ・たるみ」が3大悩み。医師が丁寧にカウンセリングするクリニックを選んで″(P137)に慶田院長の記事が掲載されました。

■今回のお悩み:美容医療に興味があります。「シミを取った」という友人がいて、美容医療が最近、よく話題に上がります。興味が出てきたのですが、どんなことができますか?

シミ、シワ、たるみ。美容医療で多い相談はこの3つです。施術にはヒアルロン酸やボトックスなど注射する方法や、皮膚にレーザー、高周波や超音波などを照射する方法など、さまざまなものがあります。初めてだと、注射やメスを使わず、施術後の腫れなどのダウンタイムも少なくて比較安心して受けられる照射系の『フォトフェイシャルM22』を選択される方が多いです。1人ひとりの肌色やお悩みに合わせて、よりきめ細かく最適な光の波長領域を選択するオーダーメイド治療なので、シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔、ニキビやニキビに伴う赤みや色素沈着といった様々な肌トラブルを一台の機器で改善し、リバースエイジングとアンチエイジングを叶えます。顔全体に穏やかな光を照射する痛みの無い治療で、かさぶたや一過性の色素沈着といったダウンタイムがなく施術直後からメイクが可能。トータルなお肌の若返りを図ります。
シミをしっかり取りたいなら『ピコレーザー』がおすすめです。照射時間が「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位となり、熱によるダメージが大幅に減少したため、痛みや照射後のかさぶた、炎症後色素沈着などの副反応を最小限に抑えながら、安全かつ効率的にシミ治療を行うことができます。狙ったターゲットに最適な波長(532nm・730nm・1064nm)を使い分けることで、肌の表面にあるシミ・そばかす、イボ、ホクロ、深部になるアザやアトピー性皮膚炎の黒ずみ(ダーティースキン)の改善など、幅広いお悩みを解決することができます。
とはいっても、美容医療を初めて受けるときはなにから始めればいいのかわからないでしょうし、不安感もあると思います。ですから医師によるカウンセリングが大切。というのも、本人が「シミ」だと思っていたものが実はイボやホクロだったり、あるいは毛穴やくすみが気になると来院されたのに原因は産毛だったというケースもあります。

ですから「なにが一番気になっているのか」に耳を傾け、肌の状態を診て、適切な治療を提案していく皮膚科専門医によるカウンセリングが重要です。当日はカウンセリングのみで施術は後日ということも多々あります。

なお、受診前にホームページに目を通し、おおまかな予算は決めておく方が、治療方針が決まりやすいです。悩みが複数にわたる場合も多く、予算に合わせていろいろな治療を組み合わせることもあります。治療を一度ですませるより、数回通院した方が、効果が高いケースもあります。クリニック選択においては、皮膚を診てその状態に合った施術を提案し、作用機序や副反応も含めしっかり説明をしてくれる、皮膚科専門医のいる病院を選ぶといいと思います。

ぜひご参考になさってください。

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雑誌『美的GRAND』2022年冬号(2021年12月12日発売)

特集「いつかやってみたい人のためのたるみ上げの最終兵器「ハイフ」徹底研究
」(P174~175掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

■緩んでさがってくずれた顔型は、切らないフェイスリフト『ハイフ』で引き上げる!
そもそもたるみとは、顔の土台であるSMAS筋膜や顔面靭帯が伸びることで生じます。
「ハイフ」は、高密度焦点式超音波を用いて、SMAS筋膜や靭帯にエネルギーを点状で照射し、伸びた筋膜や靭帯を引き締めて顔を引き上げる施術です。皮膚の表面へ傷をつけずに、1回の治療でたるみが改善します。

【切らない美容医療の中で、「ハイフ」は最強のたるみ治療】
医療で顔のたるみを改善する手段としては、メスで切ってSMAS筋膜や脂肪層、皮膚を縫い縮めるフェイスリフトがありますが、傷が残るだけでなく、血腫や神経障害のリスク、痛みや腫れなどのダウンタイムが長いといったデメリットがあります。照射系のたるみ治療では、ほかにも高周波や光治療、レーザー治療などがありますが、これらは表皮や真皮など、もっと浅い層に作用させるものです。「ハイフ」はピンポイントでエネルギーを照射できるので、SMAS筋膜や顔面靭帯以外の層にダメージを与えるリスクが少なく、たるみを改善できるためグラン世代の本格的なたるみには、「ハイフ」による治療が最適です。

【ハイフ治療で、顔はどうなるのか?】
実際に慶田院長も、年に1~2回『ウルセラ(ハイフの代表的機器)治療』を9年程続けており、頬やフェイスラインはもちろん、まぶたを含む目周りや額、首にも施術しています。ハイフ治療後は、たるみだけではなく、二重顎・シワ・眼瞼下垂など、30代後半から始まる顔型のくずれが改善し、下を向いたときに頬が下がる感覚がなくなります。小顔効果もあるので知人から「痩せた?」と言われるそうです。

【痛くないといったらうそ。しかし出力を下げれば効果も下がる。】
肌は上から表皮、真皮、皮下組織、SMAS筋膜の順番で、痛みを感じやすいのは表皮、真皮などの上の層なので照射治療の中では「ハイフ」は痛くない部類となり、麻酔を使わないクリニックがほとんどです。耐えられない痛みを感じたら、出力を下げてもらえば痛みは消えますが、同時に引き上げ効果も落ちてしまいます。心配であれば、治療前にテスト照射が出来るか、塗る麻酔を行ってくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

特に『ウルセラ』は効果が高い分、治療時に痛みを感じるかもしれませんが、その他の機種であれば、効果はややマイルドとなりますがほぼ無痛です。いずれもハイフ治療後のダウンタイムがほとんどなく、治療が終わったらそのままメイクをして帰れることも魅力の一つです。目回りに集中してウルセラを照射すると、軽い浮腫みが数日~1週間程度生じる場合があります。
【マスクのサイズが変わる。ハイフ治療は心にも深く効く】
20代30代など若い世代にも「ハイフ」は話題ですが、効果が顕著に感じられるは、40代以降のグラン世代。肥大化が止まらなかった輪郭が締まり、いつものマスクが緩くなったり、輪郭を隠す必要がなくなったり、髪型をショートにしたなどの声も。治療後の約2か月間は顔が小さくなり、引きあがっていく期間。日々、鏡を見るのが嬉しくなる!そんな日々を過ごせることも人気の秘密です。


【たるみ治療にアプローチする照射治療4つ】
◆ハイフ:超音波による強い熱エネルギーを真皮、皮下脂肪、SMAS筋膜に点状に多数照射することで、たるみを引き上げる。
当院おすすめ治療:『ウルセラ』『ソノクイーン』
◆高周波:高周波の熱エネルギーを、真皮からSMAS筋膜にわたり縦横斜めに照射することで、立体的に緩みとだぶつきを引き締める。
当院おすすめ治療:『サーマクールFLX』『スマスアップ』
◆光治療:広く穏やかな作用で、シミ・そばかす・ニキビ痕・赤み・ハリ感など、肌の浅い部分の悩みを改善する。
当院おすすめ治療:『フォトフェイシャルM22』
◆レーザー:波長により効果も作用機序も異なるが、シミ・ちりめんジワ・赤ら顔・毛穴・傷痕を改善したり、脱毛にも用いられる。
当院おすすめ治療:『ジェントルレーズプロ』『ジェネシス』

美容皮膚科の切らない若返り治療に欠かせないハイフを筆頭に複数の照射機器の数々。
銀座ケイスキンクリニックでは、ブランド品をラインナップしており、コンビネーション治療でナチュラルな美しさ、若々しさを叶えます。
是非ご参考になさってください。


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雑誌『美的』2022年1月号(2021年11月22日発売)

特集〝冬美容フェスpart6 汗かきさん&汗かけないさんのお悩み解決!冬の汗講座″(P94~96掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

■なかなか汗を描けない人、冬の室内汗のニオイに困っている人、汗悩みは夏だけのものではありません!皮膚科医おすすめの汗対策や、気になる発汗入浴剤の比較までご紹介する特集です。汗のメカニズムや自分の体質を知って、いい汗かける体へ変わりましょう!

美的クラブ126人に聞きいてみました。
Q.冬の汗に関するお悩みはありますか?
A.悩んでいない4% 悩んでいる96%
96%が冬の汗で悩んでいると回答。その中でお悩みはふたつに分かれました!
① 「冬になると全然汗を描けない派」
・末端冷え症で、布団に入ってもすぐに温まらない(学校関係・34歳)
・冷え症がひどく、冬になると寝つきが悪くなる(金融・31歳)
・運動をする習慣もなく、汗をかく機会が全くない(事務・36歳)
・お風呂に入っても、ポカポカが持続せずにすぐに冷める(営業・34歳)

②「寒い冬でも汗をかく派」
・冬は野外の寒さに備えてインナーを着こむと、屋内に入った途端一気に汗をかいてしまう(主婦・28歳)
・大切なプレゼンテーションや会議など、緊張する場面になると汗が止まらなくなってしまう(メーカー勤務・38歳)
・ニットを着たときなどにわき汗の臭いが気になる(事務・31歳)

■汗ってなんなの?汗の素朴な疑問にお答え!
Q.そもそも汗って何?何のために汗は出るの?
A.汗は体温調節のためにとても大切な機能です。汗をかき、乾くことで上昇した体温を下げます。汗には、エクリン汗とアポクリン汗の2種類があります。エクリン汗腺は唇以外の全身に点在し、サラサラで無臭ですが体表面の細菌の作用でニオイが発生します。アポクリン汗腺は乳輪周りやわき、外性器周辺にあり、黄色がかったねっとりとした汗が特長です。エクリン汗は体温調節の機能を担っています。体を動かすと体内に熱がたまりますが、汗をかくことで気化熱によって放熱し、汗が乾いて熱が下がります。このように汗のおかげで私たちは体温を一定に保っています。一方、アポクリン汗はフェロモン汗とも呼ばれ、個性的なニオイを作っています。

Q.汗の量はどうして人によって差があるの?
A.主に筋肉量、遺伝、性別、年齢、生活習慣によって汗の量に差が出ます。子供や筋肉質な若年男性で運動習慣のある人が汗量は多くなります。筋肉量が多い程発熱しやすく、汗をかきやすいからです。女性は男性より筋肉量が少なく、脂肪が多い傾向にあり、一般的には汗量は少なくなります。また、生涯汗腺の数自体は変わらないので、赤ちゃんは汗っかきです。ところが、年齢を重ねるにつれ、汗腺の機能が低下し汗をかきにくくなります。さらに日常的に運動習慣がある方は発熱し、汗を出すことに慣れている体になっています。遺伝のように自分ではどうにもできない点もありますが、筋肉量増加や生活習慣の改善など、努力できるポイントもあります。

Q.汗の量は自分で変えることができるの?
A.量自体を自分で変えることはできません。呼吸以外に体内で行われている〝代謝″を操作することは不可能です。体が必要としているから汗がでるのであって、止めることはできません。汗にネガティブなイメージがるかもしれませんが、年中汗をかけることは素晴らしいです。汗量が多いと悩む方も、無理に汗を止めようとせず、出た汗をどうするか考えましょう。ただ緊張など精神的な影響による汗は呼吸を整えることで改善できます。ゆっくり呼吸し、リラックスしましょう。一方、汗を全然かけない方は生活習慣を見直すことで汗を出しやすくすることができます。

■寒い冬でも汗かきさん
Topic1 どっと出た汗は水拭きでOK。汗臭さも消える&体温も下がる!
下着まで濡れる程の汗でなければ、まずさっと拭くのがオススメです。水を含ませ、軽く絞ったタオルで汗を拭き突ことでさっぱりします。水拭きすることで体に薄い水の膜ができ、その水分が乾くときに体温が一気に下がるので注意してください。肌が弱い方は、刺激の強いデオドラントシートを使うと肌あれを引き起こす可能性があるので、柔らかいタオルで軽く拭く方が良いです。外出時など、濡れたタオルを持ち歩けない時は使い捨てのシートが便利なので、場面ごとに使い分けるのも良いでしょう。

Topic2 汗かきさんに発熱アイテムはNG!体温調節しやすい服装と、発熱しない下着にチェンジ!
発熱することで体を温めるインナーは、汗を感知して熱に変える仕組みです。よく汗をかける方は必要以上に体が温まる可能性があります。汗かきさんがインナーを着たいときは、肌に優しく発熱しないオーガニックコットンやシルク製を選びましょう。肌に優しく寒さから体を守り、必要以上に体温をあげることもありません。また、タートルネックにインナー重ね着など、体温調節が難しい組み合わせもNG。首元を温めるならマフラーをつけて外出し、屋内では外すようにすると良いです!

〇当院ではメスを使わない多汗症・わきが治療"として『ボトックス注射』があります。ニオイのもととなるアポクリン汗腺、汗ジミとニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗量を軽減させる治療です。ワキに注射を打つだけなので施術時間が10分程度と短く手軽でありながら、効果は半年~1年程持続。重度の多汗症やワキガでない方はボトックス注射だけで十分な効果が出るので、露出の増える夏の間のみでなく、冬のニットの時期など期間限定でニオイと汗を抑えたい方にオススメです。


■冬になると全然汗かけないさん
Topic1 冷え症こそ糖質制限NG。3食しっかり食べると体質は変わる!
朝昼晩、炭水化物をとっていますか?冬は特に朝ご飯をしっかり食べることで冷えは改善します。発熱やエネルギー源は炭水化物です。体を温めるためにごはんやパンを食べましょう。糖質制限をすると発熱する材料が体にない状態になるので、温まりにくい体になってしまいます。厳格な糖質制限はすぐに体重が落ちますが、やめた時に一気に脂肪が増えることが多いのでオススメできません。しっかり食べていてもまだ冷える、という人には生姜パウダーがオススメ。生のしょうがよりも温まります。

Topic2 お風呂でしっかり上げた体温は、正しいルーティンと室内環境でキープ!
まずはお風呂でしっかりと体を温めることを心掛けましょう。最近は発汗作用のある入浴剤がたくさんあるので、入浴剤に頼るのもおすすめです。お風呂に入っても熱がすぐ冷めてしまう人は部屋の環境を見直してみましょう。室温は23~24℃、加湿器は55~60%に設定するのがベストです。室温が低いと、体もその低い温度に順応してしまいます。体が冷めないよう室温を上げ、そしてお風呂で上げた熱をキープするために靴下をはき、上着を羽織るとかなり入浴後の冷えは改善されます。

是非ご参考になさってください。


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雑誌『Richesse』No.38(2021年11月28日発売)

特集「ウェルビーイングな人生を美容医療と共に」(P190掲載)の頼れる女医リスト10に慶田院長が選ばれました。

【健美長寿を願う富裕層の、スマートなパートナー。ウェルビーイングな人生を美容医療と共に】

健康的に美しく、生命力が感じられる見た目を維持することは、社交上やビジネスの成功、人生の幸福にとって大切です。そのために日々の健康管理やスキンケアが必須であることは大前提ですが、賢いサポートとなるのが美容医療です。今、日本では、自然に年を取っているように見えて、いつも元気で若々しい、そんな印象を叶える技術とセンスを備えた医師が増えているからです。
美容医療を上手に活用するリシェス流の方法、幸福な生き方を探ります。

・美容医療もウェルネスの一部
健康こそ人生の幸福の土台です。生涯、アクティブに生き続けるために、何より投資すべき大きなテーマです。見た目の若々しさは、体の内側の健康と大きくリンクしています。それを裏付けるように、科学的に「見た目が若い人のほうが長生き」という研究成果も出ています。いつも元気に、若々しく見えるということは、日頃から健康管理を徹底していることを示唆しているわけです。ヘルシーに美しい見た目を維持することは、大きな意味でウェルネスと言えるのです。

ただそこで大切なのは、〝見た目の追求はほどよく"、ということです。特にそれを美容医療で、と考えるなら、「絶対にやりすぎないこと」が重要です。美や若さがもたらす幸福は大いにありますが、不自然なほど若くしたり、明らかに何かをやっていることがわかるような状態は、魅力を損ね、逆の方向に行きかねないからです。リシェスでは、いいさじ加減若々しさを追求した先に、人生の幸福が待っていると考えています。
今、美容医療は大きく進化し、「なぜかずっと変わらず若々しい印象」「同年代よりいつも元気に見える」、そんな最上級の褒め言葉が期待できる時代になりました。「限りなく自然な仕上がりで、人にばれない美容医療」は、ウェルビーイングな人生を過ごすための、前向きな選択肢の一つとして考えるとよいかもしれません。

"女性の全身の悩みを魅力に変えるプロ"として、当院をご紹介頂きました。
当院のコンセプトは『ナチュラルな切らないハッピーリバースエイジング』。慶田院長の方針で、実年齢のマイナス10~15%の見た目が自然と考えています。それ以上を求めると内面の成熟具合とアンバランスが生じて周囲がざわつくため、各世代最高の極上肌を目指すことが大切です。

照射系治療は毛穴やちりめんジワ、シミ、赤ら顔などの表皮~真皮のダメージから深層部のたるみやシワへのアプローチまで、複数の機器を組み合わせ肌の土台を高めていきます。具体的には、真皮層まではフォトフェイシャルM22、ピコレーザー、ジェントルレーズ、ジェネシスなどです。若々しさの鍵である『美しい輪郭』を叶えるたるみ治療では、サーマクールFLX、二種のHIFU、ウルセラリフトとソノクィーン、タイタン、スマスアップ、スカーレットSを複合的に作用させ、脂肪層から筋膜までアプローチします。
また手の甲やヒップへの『ヒアルロン酸注入』・ボディのザラつきや黒ずみへの『ミラノリピール(TCAピーリング)』と『ピコレーザー照射』・女性器のたるみ治療への『ヴィーナスハイフ』他、ボディ全般の治療メニューがあり、美意識の高い女性たちのお悩みを解決しております。

実際に慶田院長は、ヒアルロン酸注入はごく少量を3~5年に1回。代わりに照射系の治療と『水光注射(水光プラス)』を積極的に行っています。また『ボトックス』はいっぱい笑えるように表情を残す弱めのさじ加減で、年3回施術しています

今回のリシェスの特集記事は、まさに銀座ケイスキンクリニックの目指すところ。多幸感あふれるナチュラルな美しさ。常に医療従事者としての安全と信頼の裏打ちをバックボーンに、最新のマシンと高い注射注入技術で、女性のハッピーに寄り添う美容医療をご提供して参りたいと思います。

是非ご参考になさってください。

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雑誌『MAQUIA』2022年1号(2022年11月22日発売)

特集「魔冬の乾燥に立ち向かえ!冬のうるおいにベストなケア100問100答」(P168~175掲載)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

■肌にとってもっとも過酷な魔冬が到来。いかなる空気の乾燥、からっ風、冷えにも負けないうるおい肌を保つべくベストなケア・おすすめの解決方法を、美容の専門家の皆さんが解説しています。

Q.マスクの中は湿度が高いから、うるおいは足りている?
A.NO!それは、肌のうるおいではありません。むしろ、外したとき乾燥した外気とのギャップで乾燥が進みます。日中、乳液などでこまめにうるおいをプラスしてください。

Q.自前の皮脂は最高の美容液って本当?
YES!皮脂がつくる皮脂膜は細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)とともに肌のバリアの要。天然の美容液です。皮脂を活かすにはちょうどよく洗うことが大事です。

Q.PM10時~AM2時までの「ゴールデンタイム睡眠」は、乾燥対策にも効果あり?
A.効果あり。特に最初の1時間半が大事!うるおい肌を育む成長ホルモンが活発に分泌。ただPM10時が難しくても、質と長さが十分になるようを心掛ければうるおいを保てます。

Q.乾燥はシワやたるみ、毛穴にもつながるの?
A.もちろん!角層の状態が悪化し肌がしぼむので、小ジワや毛穴が目立つようになります。乾燥が進むと微小炎症を招き、真皮のコラーゲンが分解され、深いシワやたるみの原因にも。

Q.肌断食は遠回りでも乾燥改善になる?
A.スキンケアの熱心さが裏目に出て、摩擦や合わない成分で肌あれしている人は、肌断食で改善することもあります。ただし何も塗らないリスクも大なのでちょうどよい保湿を行うようにしましょう。

Q.冬に乾燥する原因ってそもそも何?
A.湿度の低さと、からっ風の影響が考えられます。冬に洗濯物がカラッと乾くのは、乾いた空気とからっ風が吹くため。化粧水をチャチャッと塗った程度のお手入れですと、洗濯物のように肌も乾いてしまいます。

Q.1日のうちでもっとも肌が乾くのはいつ?
A.夕方!オフィスなど、湿度のコントロールがしにくく、朝与えたうるおいを夕方までキープできない方が多数。

Q.乾燥肌は遺伝?
A.日本人の3人にひとりは持っているアトピー素因は遺伝です。発症しなくても、うるおいを保つ細胞間脂質を生み出す力が弱く、乾燥しやすいです。

Q.冬はお湯だけ洗顔でも汚れは落ちる?
A.皮脂の量によります。ニキビがある人、皮脂多めな人は泡全顔を。Tゾーンもテカらない人はぬるま湯だけでもいいけれど、ジュレ状など泡立たない洗顔料で優しく洗うのも良いです。

Q.乾燥している時はシートマスクを毎日使ってもいいの?
A.肌がゆらいでいるときは避けた方が良いです。肌調子が良好な時は毎日でもOK。乾燥が進んでいたり、ゆらぎ肌の場合、バリア機能が落ちているので、毎日だと刺激になって炎症が進んでしまう場合もあります。

Q.Tゾーンは皮脂が出るからクリームを塗らなくていい?
A.薄く塗るか、乳液にチェンジ。皮脂が出ていても、それだけでバリア機能が十分ではないので、保湿は必要です。頬に塗っているクリームを薄く塗るか、Tゾーンだけ乳液に変更すると良いでしょう。

Q.乳液とクリームは一つでいい?重ねた方がいい?どう使い分ける?
A.どちらかだけでOK。冬でもテカる人は乳液を、乾燥が気になる人はクリームを。重ねても問題けれど、十分にうるおうものどちらか一品のみで良いです。

Q.湯船につかっている間に保湿ケアしちゃうのはアリ?
A.NGではないけれど汗で流れやすいです。また、汗で馴染みにくかったりする場合があります。湯船の中では洗い流すマスクなどにして、本格ケアはお風呂上りに行う方が効果的です。

Q.どんなコスメでも乾燥する...何が原因?
A.食べ物や睡眠など、生活の見直しが必要です。また、皮膚炎を起こしている可能性があるので、皮膚科で相談をしてください。食事や睡眠、排泄、運動、ストレスコントロールといった生活の柱が揺らいでいることも考えられます。

Q.ボディークリーム、オイル、ミルク、ジェル、どう選ぶ?
A.塗りやすさで選ぶならミルクがおすすめ。使いやすいのはポンプ容器のミルクで、次にクリームです。水分が多いジェルだと冬は物足り可能性があります。オイルは潤いよりも柔らかさやツヤを高めるアイテムで保湿力はほぼ無いことを覚えておいてください。

Q.ローション、ミルク、クリームと重ねる必要はある?
A.乾燥する場合は重ねで良いです。乾燥しやすい人はミルクを塗った後に乾燥部分にリッチなクリームかバームを重ねましょう。特にひざ下とひじ下、腰回りは乾燥注意ゾーン。お風呂がりで湿った状態の肌に直ぐに塗れば、ボディー用化粧水は絶対に必須ではありません。

Q.シャンプーのしすぎは、髪、頭皮を乾燥させる?
A.YES。冬に出がちな細かいフケは、洗いすぎによる頭皮ダメージが原因なことがあります。洗うのは1日1回で十分です。ベタつきや匂いが気になるなら、何度も洗うよりもシャンプーをやや洗浄力強めのものに変え、優しく泡で洗いましょう。

Q.補ったほうがいいサプリメントを教えて
A. セラミドやヒアルロン酸も内側から摂取するとより効果的です。

是非ご参考になさってください。


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雑誌:『週刊女性』2021年11月23日号(2021年11月9日発売)

特集「マジメな人ほど、コスメ好きほど老いが加速。美肌女医が教える肌を殺すNG美容」(P94~95)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

美容情報があふれる昨今、いろいろ試してみても肌の調子がよくならないとお悩みの方は必見の特集。「肌にいいと思って行っていること」すべて裏目に出ているかもしれない?正しいスキンケア方法について解説しています。

【NGフェイスケア】
1:×乾燥肌なので朝の洗顔はお湯だけ
○肌トラブルを防ぐためにも洗顔料を使おう
就寝中に分泌される皮脂は、お湯だけでは流せません。また、空気に触れて酸化してしまった皮脂は、そのまま放っておくと肌のバリア機能を乱し、毛穴が詰まり、吹き出物ができやすくなる原因にもなります。また、夜の手入れで使った化粧品の油分も皮膚の上で酸化してしまうので、翌朝には洗顔料を泡立てて優しく落とすことが大切です。新たに分泌される皮脂から作られる皮脂膜によって肌の潤いを保つことができ、乾燥しにくくなります。
■使用方法
泡立てた洗顔料を顔にのせ、やさしくなでるように20秒程度動かしてから、ぬるま湯でしっかりすすぐこと。洗顔後はタオルでやさしく水分を拭き取り、クリームで保湿しましょう。
■当院おすすめ専用化粧品
『アクセーヌリセットウォッシュ(泡状洗顔料)』200ml¥3,000(税別)

2:×収れん化粧水をパッティングして毛穴ケア
○化粧水は手のひらで包み込むようになじませる
そもそも化粧品は、失われた角層のうるおいをサポートするものなので、肌の表面にのせるだけでよいです。特に収れん化粧水は、肌の過剰な皮脂を抑えて毛穴を引き締める役割をするものなので、成分を奥まで浸透させる必要がありません。通常のスキンケアの最後にTゾーンに塗るだけで十分。過度な使用は乾燥を招き、かえって毛穴を目立たせてしまうので要注意。また、コットンでたたいても毛穴は引き締まらず、肌の奥にも浸透しません。コットンの摩擦で肌の表面を傷めることもあるので注意しましょう。
■当院おすすめ専用化粧品:潤いをしっかりキープしつつビタミンC効果でシミ・ニキビ・毛穴開きにも効果的
巡活ローション(ビタミンCローション)』200ml¥4,500(税抜)

3:×保湿クリームをぬるときはすり込むように
○内側から外側にスッとのばす程度で十分
保湿クリームは本来、肌の表面にある角層を潤わせながら内側からの水分の蒸発を防ぎ、外界からの汚れなどを防ぐバリアとしての働きをします。しかし、この油分の膜はしっかり塗り込んでも肌の奥には届かないうえ、肌を押したりこすったりすれば刺激を与えてしまいます。その結果バリア機能が弱まり、シミやシワができてしまう可能性もあるので、塗るときは優しく伸ばすことを心がけ、塗る量も使用量を守りましょう。
■使用方法
指の腹を使って顔の内側から外側へ、やさしくのばすように塗布。目の周りの皮膚の薄い部分は薬指を使ってさらにやさしく。頬は3~4回、額やあごは1~2回なでるのが目安です。
■当院おすすめ専用化粧品:バリア機能の要、セラミドで肌の立て直し。日常使いしやすい軽いクリーム。
セラミドバリアクリーム』30g¥5,000(税別)

4:×シートマスクは表面が乾くまでしっかりと
○長時間貼ると乾燥を招く5分を目安に
肌は濡れたままの状態が長くなるとバリア機能が低下し、逆に乾燥を招いてしまうので、シートマスクを貼りっぱなしにするのは肌によくありません。また、シートマスクにはさまざまな成分が入っているので、長時間塗布おくと、成分の浸透が高くなりすぎて、かぶれの一種である「刺激性接触皮膚炎」になることも。シートマスクは、スペシャルケアとしての使用がおすすめです。使用するときは5分を目安に、長くても15分程度に。選ぶときには、防腐剤が含まれていない個包装タイプの保湿成分がプラスされたものを選びましょう。

5:×たるみ解消のためマッサージローラーをコロコロ
○日常使いは慎重にむくみを感じたときのみ
肌の下の真皮では「コラーゲン線維」や「エラスチン線維」などのたんぱく質が肌を支え、ハリや弾力を保っています。しかし、マッサージローラーで肌を引っ張り上げるなどの強い刺激を与えるとこれらの線維が伸びたり切れたりしてしまい、やればやるほど肌のたるみや乾燥を招くことにもなりかねません。
■使用方法
ローラーは血流やリンパの流れを促す効果は期待できるグッズなので、使用するのはむくみを感じたときに3分程度、週2回を限度がおすすめです。
■当院おすすめ、たるみ&むくみ解消施術:高周波の熱と電気刺激でコラーゲンと表情筋をリバイタライズ
スマスアップ』 頬から首:初回トライアル ¥24,000(税別)

6:×毛穴ケアのためスクラブ洗顔はまめにする
○毛穴づまり解消には酵素洗顔がおすすめ
スクラブ洗顔料をすると毛穴に詰まった皮脂をスッキリできるイメージがありますが、粒子で取れるのは"古い角質"だけで毛穴の皮脂をかき出す効果はありません。粒子の摩擦で傷ついた角質から水分が流れ出したり、バリア機能を低下させて乾燥肌や肌荒れの原因になる恐れもあります。繰り返していると乾燥しやすい肌になり、わずかな刺激でも炎症が起こりやすくなります。
肌表面の角質はちょっとした刺激でも傷つきやすいため、毛穴づまり解消には、たんぱく質や皮脂を分解する酵素が配合された酵素洗顔料がおすすめです。
■使用方法
1週間に1度がおすすめ。ただし敏感肌の人は酵素の刺激が合わないこともあるので、刺激を感じたら速やかに使用を中止してください。
■当院おすすめ、毛穴づまり改善施術:トルネード水流で毛穴の詰まりをオフ
アクアフェイシャル』 全顔:初回トライアル ¥18,000(税別)


【NGハンドケア】
×ハンドクリームを手の甲にしっかり塗る
○乾燥しやすい指先や指の間を重点的に

手あれ防止のためにハンドクリームをつけるのは正解ですが、乾燥しやすいのは手の甲ではなく指や爪の周り。あかぎれも指先や指の関節に出現します。季節的にお湯を使うこともこれから増えるので、ハンドクリームを塗るときは指先や爪の周りを意識して塗りましょう。
■使用方法
手全体になじませたら、反対の手で指を1本ずつ包み込むように塗ります。指先や爪の周りは親指と人差し指でさすりながらなじませましょう。


≪正しいやり方に戻せば肌はリカバリーできる≫
乾燥により肌トラブルが増えるこの季節。きちんとケアしているのにつっぱったり、粉が吹いたり......現代は美容情報が溢れすぎていて、自分に合った方法を見極めるのがむずかしく、間違った美容法をあれこれ試しすぎて肌トラブルを起こした方など多くいらっしゃいます。
特に心配するのはマジメな人やコスメ好きの方で、やればやるほど健康な肌を殺すことになりかねません。SNS上でも発言の裏付けがない"NG美容"が広がっています。肌質は人それぞれ。生活習慣や遺伝、年齢などによって変わります。良かれと思ってやっていたことが老化を加速させていることもあります。
また、昔からやっていた方法が間違っていることもあります。肌のバリアの要である"角層"が入れ替わるのは、10日〜2週間。正しい方法でケアをしていれば、肌は必ずよみがえります。
スキンケアの基本はこすらずやさしく洗うことと、潤いを守る保湿ケアをすること!
質の高い睡眠や栄養バランスのとれた食事をとるなど、肌再生のプラスになるような生活習慣を心がけることも大切です。

是非ご参考になさってください。


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雑誌『美ST』2022年1月号(2021年11月17日発売)

特集〝「疲れてる?」と聞かれたことがない人はワクワク上手″(P92)に慶田院長の紹介記事が掲載されました。

■休むことも仕事の一つ。考え方を上手にシフトチェンジ
・ストレス度をチェック<ストレス指数25、心拍数67>ストレスは非常に低い。
クリニックの予約日を週3.5日にしぼり、他の日は取材・原稿書き・習い事に時間を当てるなど、無理のないスケジューリングを実践しています。昔からまじめで完璧主義なところがあり、20代後半に仕事と育児の両立に疲れ果て、過労で倒れて入院してしまいました。それからは上手に手を抜くことを心がけ、できるだけ人に任せるようにしたところ、精神的にも肉体的にも余裕をもてるようになりました。平日はシッターさんに食事を作っていただいているので、週末は家族のリクエストに応えるなど自由に創作料理を作っています。

Q.平均睡眠時間は
A.平日6時間。週末8時間。平日が短い分、週末に睡眠負債をリセット。でも「寝だめ」は厳禁なので折角の休日は娘たちとのお出かけやイベントをどんどん企画しています。

Q.ソファでゴロゴロすることはありますか
A.帰宅後、ソファでひと休みすることがたまにあります。娘が寝た後にゴロゴロしながら本を読むのは至福の時間です。

Q.疲れを感じるときはどんな時ですか
A.肉体的な疲れより精神的な疲れの方が疲れを感じます。例えば、初診の患者様が多い時などは、患者様のご希望を全力でキャッチし、当院の治療方針をご理解頂くために言葉を尽くすため、少し気疲れします。

Q.疲れマネジメントが上手な秘訣は何ですか
A.無理をしすぎず積極的に休むことです。そして、オンオフを切り替えることです。

Q.コロナ禍で人と会えない時どのように過ごしていましたか
A.診療日以外の日は、好きな女性作家の小説を読んだり花を育てていました。

■慶田院長のリフレッシュ方法
【ジャズダンス】国家試験前日も踊るほど大ハマり
大学4年生でジャズダンスを習い始め、25年続けています。ジャズのベース音に身を委ね、何もかも忘れてダンスに集中する時間は最高です。ピラティスのパーソナルトレーニングは過酷な医師業での歪みを調整し、ずっと踊り続けるため。70歳まで踊り続けようと思っています。

【院内花】クリニック内の花は絶やしません
綺麗な花があると心が安らぐので、クリニック内に生花は必須です。若いスタッフに水切りや生け方のコツを伝授しています。萎れた花を取り除き、切り詰めて小さな花器に活け替えるのは癒しの時間です。

【絵画鑑賞】美的センスを磨き別世界へトリップ
子どもの頃から絵を習い大学時代は美術部でもあったので、絵は見ることも描くことも大好きです。特にモダンアートが好みで、国内外の多くの美術館に足を運んでいます。

【ドライブ】綺麗な景色を見にドライブ
時間ができるとドライブがてら、娘たちとキレイな景色を見に行きます。自然の美しさは何よりの癒しですし、リフレッシュできます。

【点滴でインナーケア】疲れを感じたら一発逆転!
疲れが取れないと感じた時は、『NMN点滴』と『脂肪幹細胞培養上清点滴』を2週間ずらして受けています。どちらも肌老化を防ぐとともに全身疲労を軽減させ体全体を若々しくする効果があります。また、黒ニンニクは週に2回くらい3粒程度食べて元気をつけています。

ぜひご参考になさってください。

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雑誌『SPUR』2022年1号(2021年11月23日発売)

特集「マスクをはずしても自信をキープ。始めよう!リップリハビリ」(P155掲載)に当院の体験取材が掲載されました。

唇に大好きな色をまとったときの高揚感、口角をキュッと上げて大笑いする気持ちよさ。マスクに覆われたままの日々では、リップメイクの楽しみも、エイジングケアの重要性も忘れてしまいそう。だから今こそ、大人の口もとに再フォーカス。マスクを堂々とはずしたくなる、美しい口もととHAPPYなマインドを取り戻すためのリハビリプランスタート!

【美容医療で速攻、口角上々リップに!】
HIFU(超音波)を用いたマシン『ソノクイーン』は、真皮層だけでなく、その下の脂肪層(偽性靱帯)やスマス筋膜(SMAS層)までケアできるのが特徴です。熱作用で肌を引き締め、数ヶ月かけてコラーゲン生成を促し、リフトアップしていきます。『ヒアルロン酸注入(唇)』で、唇がぷっくり立体的になることで鼻下の間延び感も軽減し、若見え効果も絶大です。

実際に当院でのHIFU&唇注入を行った施術の様子が掲載されています。

1:ドクターによるカウンセリング
慶田院長が、たるみの度合いや骨格にあわせて、的確な治療方法をご提案。こめかみや頬の削げ感など、思わぬ老化サインも合わせてカウンセリング致しました。

2:『ソノクイーン』を目の下から頬全体に大量照射
超音波の熱エネルギーを肌深部に与えます。痛みはほとんどないので麻酔は不要です。頬全体に200ショット×2回繰り返し、くまなく照射をしていきます。

3:たるみがちな輪郭も手厚く照射
フェイスラインからあごの裏側、もたつきやすい部分までしっかり照射を行います。照射後は少し赤みが出る場合もありますが、1時間くらいで消えていきます。

4:上下の唇に『ヒアルロン酸』を注入
外用麻酔をしっかり効かせてからスタート。唇の端(口角)に鋭針で注入口をあけ、先端の丸いカニューレ針を用いてゆっくり注入。こうすることで内出血や血流障害のリスクが抑えられます。

5:唇の山まで自然かつ綿密にデザイン
上唇の山(キューピッドボウ)や鼻下の溝部分(人中の縦線)も整えることで口元に立体感が生まれます。皮下に注入されたヒアルロン酸は数週間かけて水分を吸収し、その後適量に落ち着きながら馴染んでいきます。持ちの目安は1年半~2年ほどです。

施術後、ほうれい線の影が薄くなり、輪郭も引き締まっているが削げ感を感じることなくヘルシーな印象に変化。唇は、上唇の山が美しく立ち上がり、下唇はぷっくり。ご自身では大きな変化を感じ、急に口紅コンシャスに転じたものの、周りには注入したと気づかれない絶妙さに大変ご満足されていました。
唇のヒアルロン酸注入は、意思の技量とセンスが最も問われる部位。幼少期から絵を描き、美術館に通い続けた慶田院長の美的センスとナチュラルな仕上がりに全国、海外からも患者さんが通っていらっしゃいます。

是非ご参考になさってください。

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雑誌『MyAge』2021年秋冬号Vol.25(2021年11月6日発売)


特集「素敵女医の髪&頭皮対策は?」(P94掲載)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

髪と頭皮を健康に保つ方法は人それぞれ。シャンプー類にこだわる人、グッズを使う人など、女医の皆さんのデイリーケアが紹介されています。

【年に6~7回のヘアフィラー(注射)で薄毛の進行がストップ!】
もともと細いクセ毛タイプ。出産後30代の頃から、軽度の薄毛に悩んでいる慶田院長。原因は『FAGA(女性男性型脱毛)』、いわゆるAGAの女性版です。治療として、自身のクリニックで37歳から育毛水光プラス(メソラインヘアーという成長因子カクテルをダーマシャインというマシンで注入)を始め、42歳から年に6~7回ほど『ヘアフィラー』(毛髪の再生を促す、発毛・育毛のための注射)を施術しています。治療が功を奏し、進行せずにすんでいます。分け目に新しい細い毛が生えてきているのが分かります。
ヘアフィラーは少ない回数で効果が高く、液漏れも少ないので、5年前からはクリニックの育毛治療もヘアフィラーに変更いたしました。

白髪については、42歳以降、分け目に数本ずつ見える程度だったので根元からカットしていました。47歳になってからは本数が増えてきたので、花王のリライズを時々自宅で使っています。一般的な染毛剤でもヘアマニュキアでもヘアトリートメント剤でもなく、色素の元を少しずつ沈着させ目立たなくさせるという画期的な技術。3~4週間に一度、2日連続で行うと白髪がキラッと光ることもなく時短でおすすめです。

■当院取り扱い製品
エルクラネル』 価格:100ml /¥10,000(税抜き価格)
エストロゲンの一種で、還元酵素の働きを妨害して薄毛を改善するアルファトラジオールが配合された育毛剤です。作用が緩やかなため、副作用のリスクがなく女性でも安心してご使用いただけます。(妊娠中・授乳中の方は使用できません。)

ペロバームローション』 価格:60ml /¥9,000(税抜き価格)
世界初の育毛フィラー『Dr.CYJヘアフィラー』に含まれる頭髪の再生を促すハイブリッドペプチド含有の育毛・発毛促進エッセンスです。毛母細胞を活性化して抜け毛を減らし、ハリのある美髪を育てます。毎日、朝晩の使用がおすすめです。朝は整髪の前に、夜はシャンプー後頭皮が乾いた状態でお使い下さい。1日1回しか使用しない場合は夜に行いましょう。

是非ご参考になさってください。
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雑誌『GLITTER』2021年12月号(2021年10月27日発売)

特集〝美のオタクたちに学ぶ、エイジレス・ビューティ″(P62掲載)に当院の施術をご紹介いただきました。

なりたいのは、年齢を重ねるほどに輝きをます美しい人。そこで、知識豊富でお手本にしたい5名の美容オタクたちに、美へのこだわりや美しさをキープするために実践しているサポートビューティを教えてもらいました。

■美容エディター:曽我 ゆう様
慶田先生の『メソボトックス』でおでこの横ジワを解消。
ボトックスは顔が動かなくなったら怖いと思っていたのですが、メソボトックスは皮膚の浅い部分にうっすらと注射するので、無表情になることはなく、誰にも気づかれないレベルです。これは慶田朋子先生の腕による絶妙な加減だと思います。また行きたいと思っています。

ボトックス注射はボツリヌストキシン製剤を表情筋に注射してその動きを止めたり弱めたりすることで、表情ジワを改善させる美容医療です。美容医療の中でも不動の大人気施術ですが、無表情や顔の歪みなどのトラブルが多いのも事実。
当院にも他院でのボトックス注射の失敗で、泣きながら『ボトックス修正注射』を受けに来る患者様がたくさんいらっしゃいます。
特に額の施術は要注意エリア。動きを完全に止めると、怖い顔になったり、眼瞼下垂が悪化したりしやすいのです。
そこで曽我ゆう様にも行ったのが『メソボトックス注射』です。真皮内に浅くボツリヌス製剤を注射し、薬剤を弱く作用させるので、シワっぽさは消えるのに眉は動き、ナチュラル。
周囲にボトックスしてるとばれずに、気になる横ジワを改善させると評判です。
銀座ケイスキンクリニックでは、お一人おひとりのシワの状態に合わせて最適な治療をご提案し、お悩み事を一緒に解決してまいりますので、お気軽にご相談下さいね。

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雑誌『週刊文春』2021年10月28日号(2021年10月21日発売)

特集「最高の老後のコツ 介護を楽にする"アンダーヘア脱毛"って何だ?」(P130~132掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されています。

■将来の介護を見据えて"アンダーヘア脱毛"に踏み切る中高年が増えています。
高齢者の間で、バリア機能(皮膚表面を覆う油分)が低下した肌細胞の隙間に尿や便の成分が沁みて、ただれや痛みを引き起こすIAD(失禁関連皮膚炎)が深刻な問題となっています。ですが、アンダーヘアを脱毛しておけば、リスクの軽減が見込めます。特に女性は男性と比べて尿道が短いため、寝たままの状態で排便すると、おむつ内で便が広がって菌が入り込み、尿路感染症を患うリスクも高いです。だからこそ、拭き取りやすい状態にしておくことが重要なのです。
 
■どこで毛を処理すればいいのでしょうか。
医療機関しか取り扱えない高出力の脱毛器を利用する『医療レーザー脱毛』がお勧めです。医療脱毛なら、処理した場所の九〇%以上の毛は生えてこなくなります。『永久脱毛(永久脱毛の定義は八〇%以上の減毛状態)』が実現できます。
 
当院では、全て無くす人と、Ⅴ部分のみ残す人の割合が半々です。躊躇される人は、まずコンパクトな三角形や小判型に残してはいかがでしょうか。その後、追加で全部無くすという人もいらっしゃいます。
 
■「陰部脱毛」に挑戦したくなったら、何を基準にクリニックを選べばいいのでしょうか。
皮膚科専門医が常駐していて、毎回医師の診察があるクリニックを選びましょう。医療脱毛を掲げていても、安さをウリにしているところは、例えば、リタイアした高齢の内科医が名前だけ貸しているなど、専門性の低いクリニックもあります。しかし、デリケートゾーンは皮膚の色が黒いため、火傷のリスクもゼロではありません。肌質によっては一時的に毛穴が赤く炎症を起こすこともあります。そんな時、専門の皮膚科医がいれば、ステロイド剤の処方など適切な対処ができます。また、脱毛処置のついでに、外性器周りの皮膚がんチェックを受ける意味も大きいでしょう。外陰部の皮膚癌には、外陰癌、有棘細胞がん、基底細胞がん、乳房外ぺージェット病などがあり、素人には判断が付きにくいものが多いため、専門医の視診が欠かせません。
 
■光脱毛は、医療脱毛とは何が違うのか。
エステサロンなどの光脱毛は、IPL(カメラのストロボのような光)をメラニン色素に反応させ、毛根を弱らせていく方法です。ただ、エステ用のIPLは出力が弱く、一時的な減毛にしかなりません。永久脱毛を目指す介護脱毛には不向きでしょう。
 
脱毛はあくまで「医療行為」。エステで無資格者が施術するのは違法です。やけどなどのトラブルも多く、皮膚科で受けて頂くのが安心です。

■近年、若い世代を中心に流行っているワックスを直接肌に塗り、一気に剥がす脱毛法「ブラジリアンワックス」とは。
ワックスを使って抜くだけなので、毛を作る器官が残っている以上、一定期間過ぎたら生えてきてしまいます。しかもアンダーヘアは毛根が太いので出血してしまうこともある。埋没毛(毛が皮膚に埋もれる症状)や毛嚢炎(毛根を包む毛嚢に細菌が感染する症状)、湿疹などのトラブルも起きやすいので、皮膚科医としては推奨できません。

当院では、脱毛に『ジェントルレーズ・プロ』を使用しております。
『ジェントルレーズ・プロ』は、日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射を行うことが可能です。
デリケートゾーンの脱毛は、自身の快適性や皮膚の健康のため、セクシャルパートナーのため、将来の介護のためとメリットがたくさん。

是非ご参考になさってください。

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雑誌 毎日新聞付録『私のまいにち』2021年11月号

特集「表情筋のセルフケア」(P12~14掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されています。

最近耳にすることが増えた"表情筋"。文字通り顔の表情を作る筋肉のことを指しますが、マスク着用が日常となった今、この筋肉が衰えているのでは、と感じている人もいるようです。

【顔の表情を動かすための筋肉"表情筋"とは?】
顔と頭部には30種類以上の筋肉があり、これらを総称して"表情筋"と呼んでいます。笑顔を作るときは"笑筋"と"大・小頬骨筋"が、逆にへの字口になるときは"口角下制筋"が働いています。びっくりしたときは前頭筋が収縮して眉が上がり額にシワが寄ります。また、眉をひそめる時に動かすのは"皺鼻筋"と"鼻根筋"といったように、複数の表情筋が連動して動くことによってさまざまな表情を作ることができます。

表情筋は、年齢とともに硬くなり、また縮みやすい性質を持っています。一方、皮膚はハリがなくなりたるんでくるので、筋肉の影響が表に出やすくなり、シワが深く刻まれたり、口角が下がってきたりするのです。表情筋を鍛え過ぎるとますます筋肉の影響を強めることになるので、本来は家族や友人との会話などで表情が変わる程度の動きで十分なのです。

【安らげる時間が心や体を健やかに】
新型コロナウイルス感染拡大のため、自粛生活が長引くにつれ、本当に誰とも会わない日が続き、表情を変えることがなくなっている方がいらっしゃいます。そのような場合は、やはり意識して動かすことが必要になってきますので、今回簡単にできるセルフケアをご紹介します。「さぁ鍛えるぞ!」と頑張るのではなく、日常の生活の中で気づいたときに意識して動かしてみてください。
また、「なんだか顔がスッキリしないな」という時は、むくみが原因かもしれません。余分な水分が皮膚の下に溜まっている状態なので、マッサージをすることは流れをよくする助けになりますが、肩回しやスクワットなど、体全体を動かくことも効果的です。
一番のおすすめは、散歩に出て、(周囲に人がいないときに)マスクを外して深呼吸すること。道に咲く花やすれ違う散歩中の犬などを見て自然に笑みがこぼれることで、表情筋も自然にほぐれるはずです。感染防止の対策はしっかりしながら、心身ともに健やかに過ごせる時間を作りましょう。


■目の周りのセルフケア
年齢とともに瞼が重くなってきますが、しっかり目をあける習慣をつけましょう。


[眼をギュッと閉じる ←繰り返す→ 大きく目を見開く]
※額にシワが寄るほど開けるのはNG

■口の周りのセルフケア
口をしっかり動かすことを意識すると、活舌や嚥下の改善にもつながります。

[口を「うー」の形にする ←繰り返す→ 口角を少し上げながら「いー」の形にする]
※「いー」の時、広頸筋が浮き出るのは、やりすぎなのでNG

■目の疲れ・むくみをとるセルフケア
眉の下の骨に沿って目頭の方から外に向けて親指でそっと押していく。

■顔のむくみをとるセルフケア
顔の骨に沿って顎の方から耳に向けて親指でそっと押していく。


【姿勢を正すと表情も晴れやかに?!】
猫背で首が前に出がちな日本人。スマートフォンや新聞を読む際に、さらに前かがみに姿勢が悪くなっている人も多いのですが、この姿勢が実は表情にも悪影響を与えています。
首が前に出た姿勢になると首の"広頚筋"が伸び、これにつながる"スマス筋膜"を引っ張ってしまいます。スマス筋膜は表情筋と皮膚の間にあり、顔の土台と呼ばれているものです。これが下に引っ張られることで、同時に顔の皮膚も下に引っ張られることになり、たるみの原因となってしまうのです。
筋肉、筋膜、皮膚はそれぞれ独立したものではなくすべてがつながっているので、姿勢を正すことで体全体のバランスを改善できます。肩甲骨を寄せて正しい姿勢を意識することで、肌もたるみにくく、気分も上向きになるはずです。

【皮膚を守る基本の3ポイント】
表情筋のケアも大切ですが、それを覆う皮膚のケアも同じく大切です。気候がさわやかになっていくということは、湿度も下がっているということ。乾燥した肌は荒れやすいので、しっかりケアしていきましょう。スキンケアの基本は「優しく洗う」「しっかり潤す」「光対策」の3点です。
まず「優しく洗う」。朝洗顔は洗顔料を使わない人もいますが、皮脂が酸化すると肌に刺激を与えるので、低刺激の洗顔料できちんと皮脂を落とすことが大切です。そしてそのままでは乾燥してしまうので化粧水、乳液、クリームなどで「しっかり潤す」。最後の「光対策」は、夏以外は不要だと思われがちですが、冬も紫外線はありますし、日焼け止めを塗ることで肌の表面にバリアを張ることができますので、ぜひ男性にも使用していただきたいです。

是非、ご参考になさって下さい。


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雑誌『美ST』2021年10月号(2021年8月17日発売) Part1

今月号では、3つの特集に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。1つ目の特集は‟アンチ→ナイスエイジング「私、老けた?」につけるクスリ" パッと見若い、老けてない、肌綺麗と言われたいなら、今すぐ脱グレべ肌です。

角質が肥厚した肌や水分不足で乾燥した肌は、肌表面が光りを反射しにくくなり、グレーっぽくくすみます。私たちの肌は、刺激を受けると角質を厚くすることでダメージを防ごうとするので、夏は特に紫外線の影響などで角質肥厚が起こりやすくなります。本来であれば自然に剥がれ落ちるはずの古い角質が肌に残るので、ゴワゴワカサカサするのです。
また、加齢とともにターンオーバーの速度が遅くなり、メラニン色素の排出が滞ることも原因です。さらに、細かなシワや毛穴が目立つ肌は、その影の色がグレーに見せます。くすみとは、肌の浅いところの‟影や色素"という、いわば肌のノイズを視覚的に拾っているのです。大人の肌は年齢を重ねた分、こうした肌のノイズを複合的に持っています。いろいろな色のセロファンを重ねるほど黒に近づくように、私たちもノイズが蓄積するほどグレベ肌に見えるのです。

【グレべ肌セルフチェック】3つ以上当てはまったら要注意です。
・写真を撮ったら必ず明るく加工する
・チークを入れないと血色がなく死人のよう
・若い頃より肌色が暗くなった気がする
・毛穴や小ジワが気になる
・パステルや鮮やかな色が似合わない

【グレべ肌改善策1:角質ケアを取り入れて肌をトーンアップ 】
レチノールやピーリングで角層を溶かしてターンオーバーのスイッチを入れましょう。
●拭き取りタイプ➡コットンにひたひたになる位たっぷりと液を含ませ、ゆっくりと滑らせて優しく拭き取りましょう。強く擦りすぎると肌が微弱炎症を起こして、エイジングが加速するので注意してください。当院の『GAローション』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 100ml¥4,000)は、ケミカルピーリングで使用されるグリコール酸を低濃度に調節したホームケア用拭き取り用化粧水です。加えて、乳酸・サリチル酸・クエン酸・リンゴ酸といったフルーツ酸と合わせて4%の角質ケア成分を配合しています。古い角質を少しずつ溶かしてニキビや毛穴の詰まりを防ぎ、透明感のある肌に導きます。後から使用する化粧水や美白剤の浸透を高めるブースター化粧品としてのご使用もおすすめです。


●美容液タイプ➡手のひらにとり、プレスして肌になじませます。ひりつきなど刺激あるときはお休みしてください。『WIQOフェイスフルイド』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30ml¥8,000)は「8%のグリコール酸」を肌に良いバランスで配合しており、灼熱感を感じることなく、どんな肌のタイプの方でもご使用いただけます。お肌を低pH (弱酸性)状態に保つことで、皮膚の再生を促したりコラーゲン生成を促進し、ハリ・ツヤのある肌へと導きます。さらに、角質が過剰に厚くなることを防ぎ、使い続けるとくすみが除去され、ツルっと滑らかな肌になります。また、医療機関ならではの「純粋レチノール(ビタミンA)を0.1%」高濃度配合したエイジングケアクリーム『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)も人気です。レチノールが角層の深部までしっかり浸透し、ターンオーバーを促進してハリ不足による小ジワや毛穴の開き、くすみなど初期のエイジング症状を改善します。また、炎症を抑える作用のあるグリチルリチン酸2Kも配合されているので、皮膚への刺激も少なく‟ビタミンA反応"と呼ばれる赤みや皮むけは起こりにくくなっています。

●洗顔タイプ➡酵素洗顔やゴマージュ、クレイなど、角質ケア洗顔料はたっぷりと肌にのせ、決して強く擦らず、洗顔料が肌の上で転がるようになじませます。Tゾーンは優しくくるくると指先を動かしてください。ただし、やりすぎはNGです。週に2~3回取り入れるのが効果的です。いつもより乾燥しやすくなるため、保湿も入念に行ってください。

●クリニックでの角質ケア➡ホームケアで解決できないガンコな毛穴の汚れや肌のゴワつき、化粧ノリの悪さを感じている場合は、無理なお手入れを続けずにクリニックにご相談ください。ゴワつくような肌状態なら、ターンオーバーのスピードが落ちてしまっている可能性があるので、『ケミカルピーリング』『アクアフェイシャル』がおすすめです。表皮全体のターンオーバーを促し、自前の水分保持成分(細胞間脂質や天然保湿因子など)を作り出せるようになります。

【グレべ肌改善策2:美白ケアを取り入れて肌をトーンアップ 】
紫外線を浴びると防御反応で表皮の最下層(基底層)に存在するメラノサイトが活性化し、メラニン色素がつくり出されます。通常、メラニン色素は皮膚のターンオーバーによって排出されますが、紫外線による炎症で過剰に作られると表皮に溜まってシミやくすみとして現れます。いつものスキンケアに美白ケアを積極的に取り入れましょう。『ナノメッドHQエッセンス』は、ハイドロキノン(1%)とジェル状整肌成分「ナノキューブ」を配合した美白クリームです。低濃度・低刺激でありながら強力な美白効果が得られます。刺激性皮膚炎を生じにくいので、敏感肌でも安心です。メラニン色素の合成をブロックし、シミ、そばかす、肝斑、くすみ、炎症後色素沈着の原因となるメラニン色素の過剰生成を防ぎます。さらに肌細胞をみずみずしく保ち、表皮のターンオーバーを整え、肌のキメ・透明感を高めます。

●クリニックでの美白ケア➡溜まったメラニンを排出する照射治療『ピコトーニング』・『フォトフェイシャルM22』・『ジェントルレーズプロ』・『ジェネシス』がおすすめです。中でも『ピコレーザー』は、照射時間が「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位のレーザーで、圧倒的な美白力を誇るマシンです。例えるなら、岩状のメラニン色素を一瞬でパウダー状に粉砕するかのような高い切れ味が魅力です。メラニンがパウダー状になると目に色素として認識されにくくなるので、直後からパ~ンと白くなり患者様は皆さま鏡を見てびっくりされます。

ご参考になさってください。


雑誌『美ST』2021年10月号(2021年8月17日発売) Part2

今月号では、3つの特集に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。2つ目の特集は‟美ST世代の細かすぎるお悩みにお答えする「老けた?」悩みに100問100答"です。

40代50代になると日々「あれ、これって老化の兆し」とドキッとすることが多くなりますが、なんとなくそのまま過ごしてはいませんか⁈こちらの特集では、美ST世代の皆さんが普段から気になっているものの、細かすぎてなかなか聞けない加齢変化に関する疑問にお答えいたしました。

Q. そもそも「老化」って何?原因は?
A. 加齢に伴って起こる機能低下の総称です。「酸化」と「糖化」により全身の細胞で小さな炎症が生じ徐々に疾患として現れます。

■「酸化」とは・・・体内で『活性酸素』が発生し、それによって細胞を傷つける炎症の経路が生じることです。金属などのサビや、切ったまま放っておくと変色するリンゴも酸化現象の一つです。無防備に浴びる紫外線やストレス、喫煙、過度な運動などで活性酸素が過剰に発生すると、細胞にダメージを与え、エイジングが進行します。活性酸素から細胞を守るために肌はメラニン色素を大量に発生させ、排出しきれなかったものがシミになります。また、活性酸素は肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどの弾力線維を変性させ、弾力を失わせます。さらに古いコラーゲンの代謝を阻害してシワやたるみを引き起こすのです。

■「糖化」とは・・・食事などで過剰摂取し、代謝しきれなかった糖がタンパク質と結びつき、劣化したタンパク質に変わるサイクルを糖化と呼びます。肌を支え、若々しさを保つコラーゲン線維やエラスチン線維はタンパク質で出来ているので、代謝されなかった糖と結びつくと固くなり、弾力性・柔軟性が低下して皮膚がたるんだり、ゴワついた硬い肌になったりします。さらに、糖化によってできる糖化最終生成物AGEsには「褐色化する」という特徴があり、これが肌にたまると肌が黄ばんでくすみます。

Q. ズバリ、同じ40代でも、老けて見える人と見えない人の一番の分かれ道は?
A. 遠目では➡体型と姿勢で近くでは➡肌質と輪郭です。

Q. シワ体質、たるみ体質、シミ体質ってありますか?
A. 乾燥肌で痩せすぎ=シワ体質、肝斑体質=シミ体質、太りすぎできめ細かい肌=たるみ体質です。
日焼け、喫煙、大酒飲み、ジャンクフードと揚げ物、甘いものが好き、の場合はシワ、シミ、たるみ全ての体質を網羅します。

Q. コロナ禍の閉塞感、1年以上ものマスク生活が老化に及ぼす影響はありますか?
A. あります。マスク生活により、肌の「かゆみ」や「赤み」「小さなブツブツ(湿疹)」に悩む方が増えています。「マスク皮膚炎」と呼ばれるものです。夏は、マスク内の熱がこもって皮膚温高くなり、皮脂や汗の分泌が増えます。マスク内の汗をそのまま放置すると、汗に含まれるミネラルなどの成分が刺激となって炎症が起こり「汗荒れ」に。また、皮脂量が増えてニキビもできやすくなります。さらに、マスクの付け外しや人との会話で肌とマスクが擦れると、肌が防御反応で角層を厚くします。すると、毛穴の入り口が詰まるので皮脂が溜まり、白ニキビが発生しやすくなるのです。

また、シミやくすみのもととなるメラニン色素が作られるのは、紫外線だけが原因ではありません。摩擦などの炎症が起きた時や精神的にストレスがかかったときも、メラニン色素は作られます。ですから、マスクによる擦れ、コロナ禍でストレスがかかったときには顔がくすみやすく、肝斑がある人なら濃くなる可能性があります。シミや肝斑の予防には紫外線対策に加え、擦らない、ストレスを溜めないことも重要と言えるでしょう。

Q. 20代の頃は喫煙したり、日焼けしたり・・・老化を早める原因になっていますか?
A. 影響があります。喫煙は、皮膚を乾燥させ、キメを乱れさせ透明感を失わせるうえ、コラーゲンの分解が進むので、毛穴が目立ち、シワを深くすることが医学的に分かっています。副流煙を肌に浴びるだけでも肌がくすみます。タバコの煙がモクモクした場所には近づかないようにしましょう。今からでも禁煙やUVケア、日常のスキンケアを意識することで若年時の負債を食い止めることは可能です。

Q. 肌を過保護にしてはいけないと言いますが、肌悩みの多い40~50代でも同じですか?
A. むしろ過保護にしてください。肌は常に過保護で良いのです。ときどき美容皮膚科で『ケミカルピーリング』や『フォトフェイシャルM22』治療することでターンオーバーに喝を入れることをオススメします。

Q. 小鼻の赤みが年々悪化。花粉症で鼻をかむ機会も多いのですが、何か対策?
A. 毛細血管拡張です。加齢によっても悪化します。美容医療で目立たなくすることはできますが、鼻をかむ頻度が多い方は予めワセリンで保護してお値段が高めのティッシュペーパーを使ってください。

Q. おでこがフラットになってきました。年齢のせいですか?
A. 30代半ばから顔面骨の萎縮と脂肪萎縮が進行します。額やこめかみが凹み丸みが無くなると、男性的な印象となり横ジワも増えて、老け感も一気に加速します。この『萎縮』で生じるボリュームロスを確実に改善するのが『ヒアルロン酸注入』です。丸みを帯びた女性的で若々しい額を作り出します。注入層は骨上で、広く薄くなじませます。ご自身の皮下脂肪と皮膚がふんわり包むため、凸凹しません。さらに前頭筋がストレッチされ額の横ジワがよりにくくなります。

Q. 首のシワは一度刻まれたら治らないって本当?
A. 自力では困難です。枕の厚みを変えて、日常では「レチノール」を取り入れて、「保湿」はしっかりして、日焼け対策は徹底して。『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)は、「純粋レチノール(ビタミンA)を0.1%」高濃度配合したエイジングケアクリームです。レチノールが角層の深部までしっかり浸透し、ターンオーバーを促進してハリ不足による小ジワや毛穴の開き、くすみなど初期のエイジング症状を改善します。また、炎症を抑える作用のあるグリチルリチン酸2Kも配合されているので、皮膚への刺激も少なく‟ビタミンA反応"と呼ばれる赤みや皮むけは起こりにくくなっています。美容皮膚科では『ヒアルロン酸注入』『スカーレットS(ニードルRF)』『ボトックス注射』『水光注射』などで治療していくとかなり目立ちにくくなります。私自身も定期的に行っている施術です。

Q. マスク生活で二重あごがデフォルト化。今からでも間に合うケア法が知りたい!
A. 猫背だと広頚筋が伸びて二重顎が悪化します。運動習慣と正しい姿勢が大事です。

Q. クレンジングだけして保湿せずに寝るのと、メークを落とさずそのまま寝る。肌の老化が加速するのはどっち?
A. 究極の質問に近いですね。クレンジングだけの場合は、乾燥による皮膚炎やくすみが進行します。メークを落とさない場合は、コスメに含まれる油分などが汗や皮脂と混ざって肌に有害な過酸化脂質に変化します。すると、肌のターンオーバーが乱れるほか、表皮が軽い炎症を起こします。その炎症をきっかけとして、肌を守るために大量に産生・放出されるメラニンにより、肌がくすみやすくなります。さらに、肌の炎症は角質肥厚や乾燥も招くので、角層が乱れ毛穴が目立つようにもなり、肌の老化が加速します。

Q. ステイホーム中にゼオスキンやセルフピーリングで皮を剥いていました。肌ダメージになっていたのではと今さら心配になっています。
A. 皮膚が真っ赤になってヒリヒリするほどのピーリングは炎症から老化に進行する可能性は否定できません。アトピー性皮膚炎や乾燥肌など敏感肌の人はやりすぎないように注意。

Q. ちょっとしたささくれが悪化しやすく、しかも治るのに時間がかかります。年齢とともに免疫力が落ちたということ?
A. 免疫力よりも再生力の低下です。ニキビが治りにくい、枕でついたシワが長時間消えないのと同じロジックです。でも、ささくれから感染を生じているような場合は、局所の自然免疫の低下によるものでしょう。

Q. 人間ドック、40代女性が毎年必ず受けるべき項目は何?
A. 毎年必ず受けてほしい検査は、子宮頸がん、乳がん、腹部超音波検査、血液検査です。それに加えて2年に1度は消化器の上部、下部の内視鏡検査、頭頚部、胸部~腹部のCT検査を受けましょう。

Q. サプリメントを飲む量が増える一方です。飲む種類の適正量ってありますか?
A. 20種類までにすれば食品の延長なので問題ないです。サプリメントは薬ではないので食品の延長と考えます。ただし、サプリメントでも肝機能障害などの報告例はあるので、定期的に血液検査を受けておいた方が安心です。

Q. 鼻がなんだか大きくなってきた気がします。これも老化のせい?
A. 鼻の孔の骨の形が加齢とともに広がります。鼻の骨は軟骨です。鼻の孔の骨がひろがると鼻も横に広がり平坦化します。

Q. 突然むせることが増えました。なぜ?
A. 口腔感覚も衰えるからです。老化で舌の運動機能、咀嚼能力、唾液の分泌、口腔の感覚も鈍化するので、咽頭へ食べ物を送り込む能力が低下するなど摂食嚥下機能の障害となります。小さな老化の兆候を放っておかず、少しでも意識することが若々しさを保つことに繋がります

ご参考になさってください。


雑誌『美ST』2021年10月号(2021年8月17日発売)Part3


今月号では、3つの特集に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。3つ目の特集は‟人生100年時代の肌へ「一番整えるべきは土台です」"です。

人生100年時代と言われ始めた今、皆さんはまだまだ続く人生のために何か気をつけていることはありますか?本誌には、慶田院長を含めた美容に関わる4人の女性で行った未来のカラダ&肌のためにするべきことをテーマにした座談会の様子が掲載されています。

慶田院長は30代半ばから「戦略的に食べる、戦略的に生きる」ことを考えています。厳格な制限はしていませんが、肌をはじめ身体は食べたもので作られているので、バランスのよい食事を摂ることは特に重要です。タンパク質量が多く、抗酸化を意識した食事を作るようにしています。野菜類は下処理して常にストックして、診療や事務作業に追われ、ランチに出られないことも多いのでお弁当を用意しています。その際、意識しているのが、多品目を摂ること。食事・栄養は一品だけたっぷり摂っても効果は期待できません。不足した栄養成分があると合成がストップしてしまうので、多品目とバランスを重視する必要性があります。美容意識の高い女性は、野菜中心や糖質オフを意識しがちですが、肌の構成要素のほとんどはタンパク質や脂質なので、野菜ばかりではスカスカの肌になってしまいます。タンパク質は動物性と植物性のどちらも必要となるので、豆、魚、肉、乳製品、全てを1日に1回以上食べるようにしましょう。また、肌の保湿に欠かせないセラミドを体内できちんと産生できるように、サバやイワシなどの青魚やオリーブオイルなどの良質な油を意識的に摂取してください。

こうした「バランスのよい食事」に加え、健康的な身体と美しい肌のために欠かせないインナーケアが、「良質な睡眠」「腸内環境を整える(排泄)」「適度な運動」「ストレスコントロール」です。

この中の2~3つが崩れると、肌が荒れたり、調子が悪くなったりしてしまいます。ストレスがかかり、過緊張状態が続くと交感神経優位となり、肌再生が滞り、ニキビや肌荒れを生じます。「心が荒れると、肌が荒れる」は事実です。慶田院長の場合、読書と美術鑑賞、20年以上続けているジャズダンス、ピラティスのパーソナルレッスン、料理などが癒しになっています。美は一日にして成らず。生活習慣を整えた上で、その肌を外からメンテナンスして、さらに美しく引き上げていくのがスキンケアです。

プラスαの効果が期待できる化粧品も増えていますが、基本は「やさしく洗う(洗浄)」「しっかり潤す(保湿)」「光対策を怠らない(紫外線対策)」の3つです。革製品を扱うように、肌も毎日丁寧に無理のないお手入れを続けるのが一番です。

しかし、40代以降は一度生じてしまった加齢変化をセルフケアだけで戻すことができないのも事実です。出てきたものをどう食い止めていくのか、が問題になってくるので、たまには美容医療の手を借りてスペシャルケアを取り入れてみるのもよいでしょう。

ご参考になさってください。

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2021年9月16日

雑誌『美ST』2021年11月号(2021年9月16日発売)

特集〝「私がすべきたるみケアは何?」自信とともにマスクを取りたい「骨格診断」的にたるみを解決″(P106~107掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

■長引くマスクの下で確実に進んでいるのがたるみ。そこで、たるみの根本的な原因を調べていったら、「たるみ方」の傾向が「骨格診断」のタイプと合っていることを発見! より効率的に自分に合ったたるみケアをすれば、マスクを取る日も怖くありません。

Q.そもそもどうしてたるむのでしょうか?
A.たるみは同時多発的に起こります。
「たるみ」は表皮や真皮だけで起こるのではありません。その下の脂肪層(皮下組織)、いくつもの表情筋をまたいで頬から耳前部に存在するスマス(SMAS)層(筋腱膜)、筋膜、筋肉、骨、すべてで同時に老化が進み、たるみはそれらの複合的な結果として現れます。真皮深層より深層部はスキンケアでのアプローチは困難です。

Q.スキンケアでたるみは改善できるのでしょうか?
A.たるみはスキンケアだけで改善することはできません。
スキンケアで確実にアプローチできるのは表皮。紫外線やブルーライト、タバコなどの酸化ストレスを防ぎ、しっかり保湿をすることで、バリア障害を契機にした老化の進行を遅らせることができ、真皮にまで好影響を与えます。ですから化粧品で表皮のケアをすることはとても大事なのです。
でも、スキンケアだけではたるみを改善できないのも事実です。肌の奥にアプローチできる医療機関での専門治療も取り入れていくことが改善への近道です。また、比較的キメが細かい柔らかな肌質の人はたるみやすく、骨格が左右対称で、顎、頬骨、エラがしっかりしている人はたるみにくいという傾向はありますが、年齢を重ねればたるんでくるのは全ての人に共通で当然のことです。適切な化粧品でケアをしてバリア機能が整った強い肌に整え、適度な運動と健康的な食事によって血管や腸のアンチエイジングを心がけるなど、多方面から考えることが大切です。

■たるみの仕組み
表皮の変化
外部刺激をダイレクトに受けるので、紫外線やブルーライト、大気汚染物質などから守ることが大切です。また、表皮は薄いため、すぐ下の真皮の組織が変形すると凹凸が生じます。横方向の圧に弱いので強くこすらないように気をつけることが必要です。

◆真皮の変化
表皮の下、基底層の下にある真皮は、皮膚組織の大部分を占めます。肌に弾力を与えるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などのゼリー状の基質が水分を抱えて満たしていますが、加齢や紫外線の影響でそれらが減少してきます。ハリが失われた皮膚はシワがよりやすく、たるみが進み輪郭の乱れが加速していきます。

◆皮下組織の変化
真皮のさらに下にある皮下組織の大部分は脂肪層と呼ばれ、皮膚の弾力を保つクッションのような働きをしています。年を取ると脂肪を支える靱帯が伸びつつ脂肪が減り、皮膚のたるみが目立ってしまいます。若さを保つためには、脂肪の構造と密度が大事です。

◆筋膜の変化
皮下組織の下にあるスマス(SMAS)層(筋腱膜)は、表皮や真皮よりも深い、脂肪層と筋層の間にある、コラーゲンの薄い膜です。ここは皮膚と脂肪層を支える土台なので、スマス層が緩み、衰えることはたるみの大きな原因になります。

◆筋肉の変化
筋肉は年齢とともに衰える部位と硬く強くなる部位が混在しています。先に劣化が進行した皮膚が、表情筋により大きく動くとシワが深くなります。特に目周りの筋肉が衰えるとたるみが目立ちます。

◆骨の変化
骨も加齢とともに萎縮します。とくに女性は骨を維持している女性ホルモンのエストロゲンが閉経を境に極端に激減し、急激に骨が小さくなることもあります。すると筋肉や皮膚を支えられなくなり、へこみがたるみを助長するのです。

■慶田先生が考えるたるみの傾向×骨格診断が合致していた!

ほうれい線に重量感あるお肉がたまる「ドヌーヴタイプ」と、脂肪萎縮が目立って疲れた印象になりがちな「ヘップバーンタイプ」、下に引っ張る広頸筋が目立ち、そげていきながら二重顎にもなる「バーキンタイプ」が、慶田先生の考える《たるみの3傾向》。それは骨格診断の、「ストレート体型」「ウェーブ体型」「ナチュラル体型」の特徴と合っていました。

◆「カトリーヌ・ドヌーブタイプ」
肉付きがよく見え、顔には骨感やスジっぽさを感じず、肌のパンとしたハリが強い印象です。齢を重ねると脂肪が落ちてきて皮膚の伸びが加速するので、外側をしっかりホールドできる強い皮膚にすることが大事です。

・18歳頃
若い頃は皮膚のハリをしっかりと感じられます。凛としていてシャープなフェイスラインに健康的な肉感、肌にも艶があり、生き生きした印象です。

・40歳頃
脂肪の萎縮はあまり感じられません。ただ、若い頃のようなふっくら感は減少し、顔面の肉が下に落ちてきています。骨が萎縮し、皮膚が下垂することで四角い印象に変化していきます。この頃ならハイフ(HIFU)の作用で引き上げる『ウルセラリフト』がおすすめです。

・77歳
ほうれい線に肉がたまり、顎にも丸みがあります。皮膚の柔らかさも目立ってくるので、高周波(RF)の熱作用で脂肪のだぶつきを立体的に引き締める『サーマクールFLX』によるタイトニング治療を中心に行うのがお勧めです。きちんとケアすれば77歳でこれまで保てるというお手本でもあります。

◆「オードリー・ヘップバーンタイプ」
骨が華奢で肌がとろんと柔らかく、骨が細いぶん、顔の脂肪量が減ると余った皮膚がシワっぽくなり、げっそりとそげてしまうタイプです。骨が華奢で、老けて見えるのも早い傾向があるため、適正体重を保ちつつ、ふっくら度を上げる『ヒアルロン酸注入』などが欠かせないタイプです。

・22歳
キメの細かい、柔らかそうな肌です。骨が華奢な骨格タイプなので、皮下組織に脂肪がきちんとある若い頃は、ふんわりとした優しげな雰囲気があり、骨格の美しさも目立ちます。

・41歳
40代になると皮下組織の脂肪の量は確実に減っていきます。こめかみや頬のふっくら感が失われ目の周りの骨も小さくなるので、目のくぼみも目立つように変化していきます。まだ少し自前の脂肪が残っているこの頃に『ヒアルロン酸注入』を少しずつ行うと良いでしょう。

・57歳
このタイプは顔が四角い印象になるというよりも、肌の内側にある脂肪がなくなり、余った柔らかい皮膚がたるみます。結果、シワ感とそげ感がかなり目立つように変化していきます。このシワ感には、『スカーレットS』照射や『水光プラス』が向いています。もちろんヒアルロン酸注入も必要です。

◆「ジェーン・バーキンタイプ」
脂肪を感じさせず顔立ちは骨っぽく、年齢を重ねるとスジっぽさが目立っていきます。下に引っ張る広頸筋の過発達により二重顎が出来やすいタイプです。細くて小さい皮膚の表情筋も動かし続ければ太くなるので、顔筋を鍛えすぎないように気をつけることが大切です。

・21歳
若い頃は、体はもちろん顔の脂肪や肉のハリ感よりも骨感やスジっぽさが目立ちます。しっかりした鼻筋、顎や頬骨の存在感が強い、クールでかっこいい印象の人が多いです。

・40歳
加齢とともにスジや骨が目立ってきて、より中性的な感じが強くなります。体はスタイリッシュなままですが、広頚筋という首の薄い筋肉の収縮が強くなり、顔の皮膚が引っ張られて二重あごに見えることもあります。『ボトックスリフト』、『ネフェルティティリフト』と呼ばれる『ボトックス注射』で広頚筋の過緊張を緩めるのがベストです。

・71歳
肉付きを感じにくい体型ですが、年齢を重ねてふくよかになると、顔が四角く見えることもあります。また、顔の皮膚を広頚筋が下方向に引っ張るので、下顎がたるみ、輪郭もぼやけていきます。『サーマクールFLX』と『ウルセラリフト』のコンビネーション治療が向いています。

ご自分はどのタイプでしょうか?銀座ケイスキンクリニックでは、患者様お一人お一人の骨格と老化状態を正確に見極めて最適な美容医療をご提案いたします。
是非、ご相談ください。

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2021年9月 9日

WEB『Women'sHealth』2021年9月9日掲載

BEAUTY特集「年を重ねても"美プリ肌"は作れる!正しい空気の整え方」に慶田院長の監修記事が掲載されています。

基礎化粧品はもちろん、美肌のために食事や睡眠にも気を遣っているのに、化粧ノリはイマイチ。肌つやもパッとしない......そんな"ザンネン肌"の原因や部屋の空気が肌に与える影響。"美プリ肌"を作るための部屋の整え方をご紹介しています。

【タバコの煙、肌に触れるだけでNG】
紫外線ケアに余念がない女性は多いけれど、空気までケアしている人は多くないでしょう。しかし今、美意識の高い人たちの間でその重要性が注目されています。

空気中で肌に悪影響を与えるものといえば、花粉や排気ガスなどによる大気汚染物質やタバコの煙です。喫煙の悪影響はよく聞かれると思いますが、タバコの煙が肌に触れるだけでも、肌の酸化ストレスを誘発するということが分かっています。タバコは自分が吸わないだけでなく、煙がただよう空間になるべく行かないのがベスト。
排気ガスやPM2.5、黄砂などの大気汚染物質が皮膚に付着すれば、一見何の影響がないようでも、目に見えないレベルでの軽い炎症が起こります。この微小炎症のレベルでも、積み重なれば肌ダメージは進みます。肌にとっては、タバコの煙がモクモクの部屋にいるのはハイリスク行為と言えるでしょう。つまり、汚い空気にさらしていると、肌は炎症をきっかけに老化が進む可能性があるということです。

【「ザンネン肌のもと」と「美プリ肌」を作るお部屋の空気の整え方】
大気汚染やタバコ以外にも、ハウスダストも肌にダメージを与える身近な存在です。家の中のちりやホコリの中でも1㎜以下のとても小さな目に見えにくいもので、ダニの死骸やフン、花粉、カビ、細菌、人間のフケや繊維のくずなど、さまざまなものが含まれています。人が動くことで空気中に舞い上がりやすく、皮膚の炎症のほかアレルギー性鼻炎や喘息、目のかゆみなどを引き起こす原因になることもあります。

基本的には、外が劣悪な環境でないかぎり、窓を開けて空気を時々入れ替えましょう。太陽の殺菌効果を得るために、陽の光を入れることも大切です。ただし換気すると、交通量の多い幹線道路沿いでは大気汚染物質を含んだ外気が入ってくることになるので、それを除去する空気清浄機を置くのがベスト。
観葉植物は空気がきれいになると言われますが、管理が悪いと虫やカビが発生して逆効果になることもあります。空気清浄機代わりに置くという意味では小さいものだと効果は弱いので、手入れができない人は気をつけましょう。

【夏カビには注意!冬は「加湿器をつけるだけ」はNG!】
夏は、カビの発生を防ぐために除湿をするのが大切です。カビが発生すると、空気中にカビの胞子が飛んでしまいます。また、じっとり汗ばむような状態は湿疹やアトピー肌にはよくありません。さらに、湿度が高すぎると片頭痛になりやすく、気温が高いと集中力が落ちる原因にも。我慢せずエアコンやエアコンの除湿機能を使い、快適な温度・湿度を保ちましょう。

また冬は肌のために加湿器を使うという人も多いでしょう。しかし、単に加湿器をつけるだけでは逆効果になることもあります。空気1立方メートルが抱えることができる水分量は温度によって決まっているので、室温を上げずに加湿をすると結露してしまうことになります。カビの原因になるので、ある程度室温を上げつつ加湿することがポイントです。

【職場やお店で"美プリ肌"をキープするには?】
自宅の空気は整えられるけれど、職場やカフェなどの外出先ではどうしたらいいのか。清潔でうるおったところにずっと肌を触れさせておくわけにもいかないので、自分でうるおう力を保っておく必要があります。
スキンケアでは乳液やクリームでしっかり保湿しましょう。潤いのある美肌に欠かせない「角層のバリア機能」に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする当院オリジナル高機能保湿の『セラミドバリアクリーム』もおすすめです。水分保持力・抗炎症作用が高く、アトピー性皮膚炎、超乾燥肌、ゆらぎ肌の改善が期待できます。

また食事ではセラミドなどバリア物質の原料になる良質な油とタンパク質をたっぷり摂ること。そして良質な睡眠を十分に取って、自分自身の肌のバリア力を整えることが大切です。

衣類を用意するなどある程度対処できることはありますが、ホコリや大気汚染物質などの刺激物との接触は避けられないので、保護膜で一枚覆っておくという意味で日焼け止めやベースメイクをするのもおすすめです。花粉やホコリの微粒子が付きづらいような機能性ベースメイクも増えています。さらに外に出たらいろんなものが付着するので、帰宅後はすみやかに顔を洗い、保湿をし直しましょう。そのルーティンを守るのが大切です。

実際に、慶田院長が自宅やクリニックで行っている「空気のケア」方法もご紹介しています。
自宅でもクリニックでも常に空気清浄機を稼働させ、ホコリやダニ、においを除去しています。においがするときは、実際にそのにおい物質が存在しているということ。気になるときは、オゾンの消臭器や次亜塩素酸水なども併用してにおいを撃退しています。
寝具やタオル類はハウスダストやダニの発生しにくいものを。寝具カバーは、ダニの侵入を防いでくれる折り目の密な機能性素材のものを選んでいます。
毛足が長くフワフワしたぬいぐるみなどはハウスダストを発生させやすいので注意が必要です。タオルは5重ガーゼのものを愛用していますが、すぐ乾き、繊維のくずが出にくいのでおすすめです。
レストランを選ぶときは、タバコを吸えるお店は選ばない。短時間煙を浴びたくらいですぐに老けるということはありませんが、タバコのニオイがとても苦手なので、よどんだ空気のお店は避けるようにしています。

ヘルシーな"美プリ肌"を手に入れたいなら、美容ケアの一部として空気を整えてみてはいかがでしょうか。

是非ご参考になさって下さい。


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2021年9月 7日

雑誌 『steady.』2021年10月号(2021年9月7日発売)

特集「長く続くマスク生活&紫外線ダメージで肌トラブルが急増!マスクLIFE強化の秋スキンケア100問100答」(P20~25掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されています。

夏の肌ダメージが出やすくなる秋は、スキンケアの見直し時季。特に今年は長引くマスク生活で肌荒れに悩む人も増加中。肌のお悩み別におすすめの解決方法を、美容の専門家の皆さんが解説しています。

【PART01秋の基本スキンケア編】紫外線ダメージや外気の乾燥など、肌トラブルが増える秋は、基本スキンケアから見直すのが正解!

Q.秋になるとくすみが悪化する原因は?
A. 紫外線ダメージの他、様々な肌ダメージが原因に!
メラニンくすみは、夏の紫外線ダメージが主な原因。紫外線以外にマスクによる炎症も関係します。また、夏のさっぱりしたスキンケアによる乾燥ぐすみ、夏バテによる栄養不足や睡眠不足など、精神的・肉体的な肌ダメージによって角層が厚くなるゴワつきくすみなどもあります。

Q.秋のくすみ肌、具体的な対処法は?
A. くすみのタイプに分けたケアを心がけて!
角層のゴワつきくすみには酵素洗顔やピーリング作用もあるもので、角層を溶かしてあげるスキンケアも有効。夏場保湿を怠っていた人に多い乾燥くすみは、保湿を重視したケアにシフト。また食事も大事です。脂が足りないとセラミドが作られないのでしっかり良質な油とタンパク質も摂り、腸内環境も整えましょう。メラニンくすみは、美肌系のスキンケアの追加や美容医療で治療することもおすすめです。

Q.秋のゴワつき肌、主な原因は?
A. 紫外線ダメージ、マスクの刺激、汗や皮脂による角層への刺激、栄養不足な夏の食事、睡眠不足、暑さによる肉体的なストレス、顔を洗いすぎるのも原因のひとつです。

Q.ゴワつき肌にはスクラブが有効?
A. NO!
物理的な力でこすり落とすのは肌を痛めつけてしまいます。なぜゴワついているのか原因を探り、やさしく保湿をし、酵素やフルーツ酸など化学の力で穏やかに整えましょう。


Q.夏のダメージが溜まった肌におすすめのインナーケアは?
A. きちんと食べて栄養を摂る!
夏の偏った食生活で栄養が足りない人も多く、食事の見直しも大事です。まずはしっかりとタンパク質を摂り、発酵食品を毎日摂取するのもおすすめです。

Q.秋に肌の調子が悪くなるのは夏冷えも影響する?
A. YES!
冷房などで夏冷えしている人が多くいます。冷えで血液の循環が悪くなると栄養も酵素も届かなくなるので、肌の代謝にも影響があります。また冷たいものばかり飲食するのも冷えの原因となります。夏も湯船に浸かって身体を温めましょう。

Q.秋枯れ肌は老化のサイン?
A. YES!老化は、炎症が繰り返すことで進む!
酸化ストレスやタバコの副流煙、マスク荒れなど、皮膚の表面で炎症が起こることで老化が進行します。軽い湿疹でもしっかりとケアを行いましょう。

Q.秋のくすみ肌、美容皮膚科でキレイになる?
A. 『マッサージピール』などがおすすめ!
通常の『ケミカルピーリング』もノーダウンタイムで角層の代謝を整えるので鉄板ですが、コウジ酸の作用で美白させつつ、真皮のコラーゲンの再生を促進する『マッサージピール』は、ダウンタイムもなく、価格もお手頃で効果実感も高く人気です。浸透性の高い薬剤をマッサージしながら塗るだけで、透明感とハリのある自然な肌になります。

【PART02 乾燥・敏感肌編】マスクのお悩みで一番多かったのがニキビなどのマスク敏感肌。適切なケアを心がけて!

Q.マスクで肌荒れする原因は?
A. 物理的刺激、精神的なストレスもあり、肌のバリア機能が低下するから!
マスクのこすれ、過剰な汗や皮脂などの物理的な刺激はニキビを増やし、マスクに保湿成分が吸い取られると乾燥します。また、精神的なストレスでバリア機能が低下し、さらに肌荒れが起きやすい状態になります。マスクの着け外しなど些細な刺激でも炎症を起こす人が増えています。

Q.マスクがぶれの基本の予防方法を教えて?
A. 自分に合うスキンケアと規則正しい生活が基本です。

Q.長引くマスク生活でターンオーバーも乱れる?
A.ターンオーバーは加齢の影響の方が大きい!
マスクで皮膚の温度が上がると皮脂量も増え、ニキビも増えていきますが、ターンオーバーの乱れは加齢、睡眠、食事、ストレスの影響が大きいでしょう。

Q.マスクにガーゼをはさむのは有効?
A. 汗を吸ってくれるため、不織布マスクより肌にもよく有効です。

Q.マスクで乾燥しがちな肌へのおすすめスキンケア方法は?
A. こまめに保湿剤を塗り足して!
濡れたタオルなどでやさしく吸い取ってから、メイクを落とさずつけられるような保湿成分を含むものをきちんと塗り足すことが大事です。

Q.マスクニキビができたらどうする?
A. 皮膚科にいきましょう!
軽症でも痕になるリスクもあります。今はいいニキビ薬もあるので、皮膚科医に相談した方が早く治ります。また、ビタミンB2、B6、Cを摂取したり、マスクを外す時間を増やすことも大切です。

【PART03 たるみ・シワ編】長引くマスク生活で、"マスクで肌がたるんだ"と感じる読者も急増中!ハリのある美肌を目指そう!

Q.マスクでほうれい線が濃くなったと感じるのはなぜ?
A.意識の変化も大きい!
人に見られるという刺激は大切で、顔の表情筋もマスクで目まわりしか動かさないような状態だと衰えてしまいます。歌い手さんなど顔を見られる職業の人は、表情筋を正しく使っているため老けにくいといわれています。

Q.ほうれい線対策でおすすめのケアアイテムは?
A.コラーゲンを増やすレチノールが入ったものがおすすめ!
深いシワや輪郭の崩れなどの構造は、スキンケアでの改善は難しいですが、浅い織りジワであればレチノール配合の美容液などで改善が期待できます。当院では医療機関ならではの高濃度レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』(16g¥6,500 銀座ケイスキンクリニック取り扱い)が人気です。


Q.肌の血行不良もマスクたるみに影響する?
A.大きく首を回して血行を良くして!
吸った酵素は血液によって身体に運ばれるので、血流は巡っている。首や腕をゆっくり大きく回す、肩甲骨を寄せるなどもよいでしょう。

Q.マスクたるみ、ほうれい線に効果的な美容医療は?
A.気軽にできる『スマスアップ』がおすすめ!顔のシワ・たるみ・ボディの部分痩身にスピーディーかつ即時的にアプローチできるアンチエイジングトリートメントマシン。皮膚の深部有効な高周波と、局所電気刺激を同時に用いて、コラーゲンの生成や筋肉の動きを活性化させ、基礎代謝もアップ!痛みや腫れなどのダウンタイムもなく、施術後のメイクも可能だから気軽に受けられると人気です。

【PART04 毛穴の開き編】マスクで特に悩んでいる人が多かった"毛穴開き"。毛穴が引き締まったキメ細かい肌になるコツを紹介!

Q.マスクの影響で毛穴開きが悪化することもある?
A. すごく影響します!
まず、マスクで皮膚温が上がると皮脂量が増えるという正式なエビデンスデータも出ました。また、マスクで蒸れることで精神的なストレスが加わり、さらに毛穴も開きます。生理周期も影響して、暑い夏は特に毛穴開きに悩む人が増えています。

Q.紫外線が毛穴開きに影響することもある?
A. あります!
紫外線のストレスでも皮脂量が増え、紫外線ダメージへの防衛反応で角層が厚くなり毛穴の入り口が閉じると、ニキビの原因にもなり悪循環が続きます。

Q.顔のムダ毛処理も毛穴に影響する?
A. 剃る行為で角層がダメージを受け、毛穴が目立って見えることもあります。

Q.毛穴を放置するとどうなる?
A. 毛穴開き自体は悪いことではない!
ただ皮脂によって角層が乱れている場合は整える必要があります。皮脂量が多すぎて毛穴が開きやすい人は、乾燥肌の人よりもしっかりとした毛穴対策が必要です。

Q.顔は毛穴トラブルが起きやすい?
A. YES!
ニキビの発生減となる脂腺性毛包は、顔や、胸、背中の上部分に多い。脂腺性毛包は、大きく発達した複数の視線を備え、皮脂分泌を活発に行っているだけではなく、毛穴の入り口が詰まりやすい構造になっているのが特徴です。

Q.毛穴を埋めるのにブラシは有効?
A. NO!
硬いブラシを何往復もさせるのは肌に刺激を与えます。道具を使うのならやさしいタッチで、1回でふんわりとメイクすることを心がけて下さい。また、肌への刺激が少ない熊野筆など、できるだけ上質なものを選ぶことも大事です。

Q.毛穴対策におすすめのインナーケアは?
A. 腸内環境がいい人は肌の調子もいい!
肌の水分量はインナーケアで変化します。特に腸内環境を改善すると肌状態も改善するので、食物繊維と発行食品を積極的に摂取することがおすすめ。例えば、ぬか漬け、みそや納豆、キムチなどから3種類くらいの発酵食品を毎日連続して食べるのも◎。また適度な運動も大切です。

Q.毛穴におすすめの美容医療って?
A.毛穴対策には『スカーレットS』がおすすめ!
『スカーレットS』は、針刺激による創傷治癒効果と高周波の熱効果を融合させた最新式のリフトアップ治療機器。過剰な皮脂量を抑制するので、毛穴が引き締まりニキビも減ります。また、細かい部分に照射できる点も魅力で、若い人なら、鼻~頬のパーツ照射も有効です。
・スカーレットSトータルリフト(※生え際~顔全体・フェイスライン~顎下)トライアル¥80,000(税抜き

・スカーレットSフルフェイス(※顔全体・フェイスライン~顎下)トライアル¥72,000(税抜き)
・パーツリフト(額・目周り・両頬 各1部位)トライアル¥30,000(税抜き)

是非、ご参考になさって下さい。


2021年9月 1日

富士薬品発行『健康通信』2021年9月号

富士薬品発行のオリジナルフリーペーパーの特集『人には聞けない健康のあれこれこっそり相談室 髪の日焼けトラブルと予防ケア』(P13)に慶田院長監修記事が掲載されました。

「夏の間に髪の毛が傷んだように感じます。もしかして、髪も日焼けするのでしょうか?」(34歳・女性)髪のパサつきやゴワゴワは、実年齢よりも老けて見えてしまうものです。髪の毛が傷む要因のひとつが紫外線です。日焼け後の頭皮ケアでダメージを食い止めることが大切です。

■髪も紫外線から守ることが大切
髪は紫外線ダメージを受けるとタンパク質が破壊され、パサつきなどのトラブルが起こりやすくなります。さらにプールや海などで水に濡れた状態で紫外線を浴びると酸化して、髪の色素が分解されて赤色化を招きます。肌同様に髪も紫外線から守ることが大切なのです。

■紫外線対策にはUVスプレーが効果的
髪の紫外線対策にはベタつきが少なく、ヘアスタイルを崩さずキープできるUVスプレーがおすすめです。お出かけ前だけでなく、持ち歩いて2~3時間おきや、汗をかいた後などにつけなおすと防護効果を保てます。汗など、髪についた水分をこまめに拭き取ることも必要です。

■分け目を変えてダメージを軽減
いつも同じヘアスタイルだと分け目の部分に紫外線ダメージが集中して、脂漏性角化症(老人性イボ)や抜け毛などの原因になることもあります。予防のために帽子を被って頭皮全体を守ると良いですが、日によって分け目を変えるだけでもダメージを分散させて頭皮を守ることができます。

■日焼け後のアフターケアが大切
日焼け直後の頭皮は熱がこもっているため、冷やしたタオルで頭皮を覆って、頭皮の熱を下げた方が良いです。シャンプーの際は、頭皮をこすらないように優しく洗うようにします。髪を濡れた状態で放置するのはダメージを進ませる原因となるので自然乾燥はNGです。

是非ご参考になさってください。

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2021年8月28日

雑誌『Oggi』2021年10月号(2021年8月28日発売)

特集〝きれいな人は夏から秋に中身を更新していた。メイクポーチも「衣替え」しよう。コスメ&ビューティスキの働く美容賢者たちのこのこだわりこそ、きれいになれるヒントなのです。″(P163~170掲載)に慶田院長のポーチの中身が掲載されました。

【取材したみなさんのポーチの中身を見て分かった。夏⇒秋ポーチの最新トピックはこちら】
■調査結果
1. 美容好きのポーチは一年中使うアイテム+季節ごとに衣替えするアイテムの大きくふたつに分かれていた。
肌のコンディションや洋服に合わせてコスメを使い分ける美容賢者たちはポーチの中身ももちろん、そのときどきで入れ替えを行っていました。とはいえ中身を全て交換するわけではなく、常に使うアイテムと季節ごとのアイテムの2段構えになっていることが判明しました。

2. Summer→Autumn ポーチの衣替えの時期は、秋物の洋服を着始める8月下旬ごろ
中身の入れ替えは、洋服の衣替えの時期と一緒で、身にまとう色や素材の変化と共にメイクも合わせて変化させていました。具体的な時期としては、秋の素材や色の洋服を着始める8月下旬ごろが多い模様でした。

3. 夏と秋のポーチの重さ、実はほとんど変わらなかった。
制汗アイテムや日焼け止めなどジメジメと暑い季節の方が、荷物が多いのではと予測していた取材班でしたが、いざ中身を見せてもらうとその重さはほぼ同じでした。ちなみに、大きく変化した方は、夏と秋で131gの開きがありました。だれのポーチかは次のページ以降をチェック!

4. 秋に向けてINしたアイテムの共通項はズバリ保湿
衣替えするアイテムは人によってそれぞれながら、ベースはパウダリーからクリームタイプへなど、いずれもツヤ感をプラスするアイテムに変更していました。乾燥対策はもちろんのこと、季節に合わせて肌のトーンまで自在に変化させていました。

【紫外線対策&外出先の救急セットは念入りに。リップと香りを入れ替えてモチベーションもUPさせています】
Q.ポーチ選びのポイントは?
A.第一は清潔感をキープできるかどうかです。ナイロンなら洗えてお手入れも簡単、しかも軽いです。レザーやラメ、スパンコールなどのポーチも可愛いですが、重たく洗いにくいような気がします。小さいバッグのときは、小さくたためるマチのない布製のポーチに入れ替えています。

Q.メイクもののアイテムは、かなり厳選している印象を受けますが...
A.アイシャドウなどは朝にしっかり塗っておくとメイク直しの必要を感じません。かさばらないようにリップ、チークは兼用できるアイテムを入れています。ふだんの化粧直しもアイラインと眉を引き直すくらいなので、リップや香水で季節感を出すようにしています。

Q.アイライナー、アイブロウとも相当使い込んでいそうですね。
A.どちらも20年近くは使用しています。インウイのアイブロウはすでにブランド自体がないのですが、これ以上に気に入るものがないです。なくなると分かった時に本体を2本、替え芯を大量に購入しました。シャネルのルクレイヨンコールは芯が硬めで引きやすく失敗がないです。眼科の先生は嫌がりますが、粘膜にも描けます。ペンシルタイプでどんどん小さくなるので、長さが大・中・小とばらけるように3本くらいを併用して使用し、ポーチの大きさによって入れ替えています。

Q.薬の量が多いのは職業柄?
A.その通りです。鎮痛剤、点眼薬、抗生剤などなど。外出先や旅行先で何かあった時、きちんと処置ができるようにしています。

Q.日焼け止めは飲むのも塗るのも、一年中持ち歩いていますね。
A.美容皮膚科医としては「紫外線対策は一年中」、これが鉄則にして一番重要です。塗る&飲むタイプ、どちらも常備し徹底してケアしています。

ポーチに入っていた当院取扱い化粧品
・『セラミドバリアクリーム』(30g/¥5000)
天然セラミドを主成分にした当院オリジナルの保湿クリームを小さい軟膏容器に入れて持ち歩きメイク直しのときに使用しています。水分保持力や抗炎症作用が高く、肌がゆらぐ時季にもおすすめです。テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

・『ヘリケア360° ミネラルトレランス』 (50ml¥4800)
飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」から出ている、塗るタイプの日焼け止めです。ほんのり色づくタイプなので下地やファンデーションとしても使用可能です。シミ・シワの原因となる紫外線に加え、肌の深部に到達して皮膚にダメージを与える可視光線(ブルーライト)、たるみや赤ら顔を誘発する近赤外線もブロックします

・『ヘリオケア ウルトラD』(30日分/¥6000)・『ソルプロプリュスホワイト』(30日/¥5400)
飲む日焼け止めは、メラニン生成やDNA損傷からお肌と目を守る『ヘリオケア ウルトラD』と肌ぐすみ・しわの原因になる糖化も抑えられる『ソルプロホワイト』を2種類併用しています
「皮膚だけでなく、ナノ酸化ストレスも防ぐためパソコン作業など、ブルーライトで疲れた目もラクになります。

【OUT 夏が終わったらだす】
■ジューシーなラメ入りリップとトロピカルな香りで夏らしさを演出
昨年購入したシャネルのリキッドグロスは、明るめのピンクが血色感を増してくれるお気に入りの一本です。軽いラメ入りで、リップとチークに兼用できるのが便利です。香水は甘くトロピカルな香りが特徴のフエギア1833が夏の定番です。手元と首元でふたつの香りを分けることもあります。

【IN 秋が来たら入れる!】
■保湿バームで潤いケア。色づきプラスで秋のツヤメイクに
全身の乾燥が気になるこれからの時季は、バターのような重たいバームタイプの保湿『MediQOLスキンリピッドⅡ』を入れています。(本誌に掲載されている物はサンプル用の小さいものです。)
手で温めると、オイル状に変化します。セラミドそのもののような保湿剤なので、肘やデコルテの乾燥、リップとしても重宝しています。青みピンクのマットシェイカーは、ほのかな色づきが大人っぽく、唇と頬に使用しています。香水も秋らしいセクシーな香りを使い分けています。

皆様もメイクポーチの中に日焼け止めなどをお忘れなく。是非参考になさってください。


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2021年8月24日

WEB『VOGUE JAPAN』(2021年8月24掲載)

BEAUTY特集「フィラー&ボトックスで盛る、消すは、もう古い!? 注入系美容医療の最新事情」に自由が丘クリニック理事長の古山登隆先生と慶田院長のコメントが掲載されています。

家以外では常にマスクを着用することが当たり前になって1年以上が経過し、マスク生活が長くなるにつれ肌荒れの悩みが多く聞かれていましたが、最近では「たるみやほうれい線が気になる」という悲鳴が増えてきたように感じます。

私たちの老化は気づかないほど緩やかに30代から始まり、40代後半になると坂道を転げ落ちる勢いで加速していきます。肌だけでなく、顔の筋肉も脂肪も骨も老化します。
形態学的加齢現象は、ボリュームが減少する"萎縮"、全体が下に移動する"下垂"、硬く縮まる"拘縮"の3つです。

そんな形態学的エイジングにどう対抗するか。スキンケアでしっかり保湿して拘縮を予防するのはとても大事ですが、フォルム自体をデザインし直したいと思ったとき、頼りになるのは、やはり美容医療です。
表情筋の拘縮には『ボトックス注射』。脂肪や皮膚下垂には『レーザー』、『ウルセラ(超音波)』『サーマクールFLX(高周波)』などのリフトアップマシン。溶ける糸を埋め込んで引き上げる『スレッドリフト』。
さまざまな改善策がありますが、骨や脂肪の萎縮をカバーするなら、安全なフィラーが有効です。その中でも最も安全な注入剤が『ヒアルロン酸注入』です。

【ヒアルロン酸注入の需要は、右肩上がり】
ヒアルロン酸フィラーのメリットは、分解できる酵素があることです。思うような仕上がりにならなかった場合や肌に合わない場合に溶かすことが可能です。その点において、ほかの素材より圧倒的に優位です。
日本でも2020年の美容医療施術の人気ランキングでリフトアップレーザーのハイフを抜いてトップに躍り出ました。

技術の進化とともに充填剤の種類も増えており、柔らかさや持ちのよさなど、どこにどんな目的で注入するかによって、最適な製剤は変わります。承認薬=リスクゼロではないですし、非承認薬でも質の良いものもあります。重要なのはリスクを最小化する医師の知識と技術です。当院では、新しい製剤は発売から3年待って反応やリスクを見てからクリニックに導入し、1回の注入量に上限を設けています。体質によりアレルギー反応が起きることはあり、若い人ほど異物反応が出やすいものです。その場合に対処できることが大前提なので、ボタニカルフィラーやエランセ、レディエッセなど溶かせない素材は使用致しません。
また成長因子を混ぜたPRPや成長因子そのものの注入では、回復させ難い、硬いしこりが残ってしまう事例が多発しており、特に注意が必要です。いざとなったら容易に分解や除去ができるかどうかは重要なポイントなのです。

【フィラー系美容医療の歴史と失敗、そしてこれから】
委縮した骨と脂肪を補強するヒアルロン酸注入は若返りに欠かせませんが、その一方で注入しすぎ、あるいはフィラーを不必要に入れている期間が長すぎて、皮膚が伸びて顔がパンパンになる「オーバーフィルドシンドローム(過剰注入症候群)」が海外でも問題視されています。肌が痩せるだけでなく皮膚も伸びているので、フィラーで膨らませるだけですべてOKにはなりません。骨格を無視した完璧な左右対称は違和感を覚えるし、残すべき影、残すべきシワを見極めることも必要です。

【針を使うからにはリスクがある、と肝に命じて】
もっとも懸念すべきは、皮膚や皮下組織の構造を理解せずにヒアルロン酸を注射する行為です。顔面動静脈の血管内に誤って打ってしまうとヒアルロン酸の塞栓ができ、皮膚壊死や失明を引き起こす危険があります。またボトックスやヒアルロン酸などの薬剤には、痛みを軽減するために麻酔薬が配合されています。その麻酔薬がまれにアレルギー反応を引き起こすこともあるのですが、これは本人にも医師にも事前にはわからないものです。開業して15年の当院でも1度だけ経験したことがあります。アナフィラキシーショックの対処法はマニュアル化していたので、すぐに太ももにエピペン(アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤)を刺し、ステロイドを点滴静注して症状を抑え、ことなきを得ました。ですので、これまで何もなかった、というのはラッキーでしかないのです。注入に限らず、ダーマペンやビタミン点滴で使用する薬剤でもアナフィラキシーが起きる可能性はありますが、すべての医院がそういったリスクを想定しているのかは疑問です。

【簡単=安全ではない。専門医を選ぶべき理由。】
ネガティブに見えるシワを消したり、ボリュームを足したり、頬や口角を引き上げたり、輪郭をシャープに整えたり......。ほんの数分の施術で効果が半年〜1年ほど続くボトックスやヒアルロン酸注入。簡単に見える注入ですが、前の章で説明したリスクのほかに、人形のように無表情になったり、入れすぎて顔が大きくなったりするなどの失敗は今もまだあります。経験が豊富で、今どきの美的センスを持ち、足すだけでなく引くことも心得ているドクターを選べば、表情が動かなかったり、頰がパンパンに膨らんだり、という"いかにも"な仕上がりにはなりません。
また予想外の副反応やアクシデントがあったとき、慌てずに対応できるのは、医大を卒業し、初期研修後さらに大学病院や基幹病院で専門領域を修め、命に関わる症例に接し経験を重ねた医師であることが最低条件。医学は奥深く、学べば学ぶほど怖さを知り、慎重になります。最近は皮膚の病理や解剖を知らないドクターが美容医療を行っていたりすることもあるようです。深刻なトラブルに泣かないためにも、日本形成外科学会認定形成外科専門医、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医であるかどうかをプロフィールでチェックしましょう。また不必要な治療は要らないとジャッジしてくれる医師を選んで、長期的にメンテナンスの計画を立てていくことをおすすめします。

安心を買うと思って、価格だけで選ばないことが美容医療で失敗しない秘訣です。

是非ご参考になさってください。

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2021年8月23日

2021年(7月〜9月)のメディア掲載情報

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WEB『Women'sHealth』2021年9月9日掲載

BEAUTY特集「年を重ねても"美プリ肌"は作れる!正しい空気の整え方」に慶田院長の監修記事が掲載されています。

基礎化粧品はもちろん、美肌のために食事や睡眠にも気を遣っているのに、化粧ノリはイマイチ。肌つやもパッとしない......そんな"ザンネン肌"の原因や部屋の空気が肌に与える影響。"美プリ肌"を作るための部屋の整え方をご紹介しています。

【タバコの煙、肌に触れるだけでNG】
紫外線ケアに余念がない女性は多いけれど、空気までケアしている人は多くないでしょう。しかし今、美意識の高い人たちの間でその重要性が注目されています。

空気中で肌に悪影響を与えるものといえば、花粉や排気ガスなどによる大気汚染物質やタバコの煙です。喫煙の悪影響はよく聞かれると思いますが、タバコの煙が肌に触れるだけでも、肌の酸化ストレスを誘発するということが分かっています。タバコは自分が吸わないだけでなく、煙がただよう空間になるべく行かないのがベスト。
排気ガスやPM2.5、黄砂などの大気汚染物質が皮膚に付着すれば、一見何の影響がないようでも、目に見えないレベルでの軽い炎症が起こります。この微小炎症のレベルでも、積み重なれば肌ダメージは進みます。肌にとっては、タバコの煙がモクモクの部屋にいるのはハイリスク行為と言えるでしょう。つまり、汚い空気にさらしていると、肌は炎症をきっかけに老化が進む可能性があるということです。

【「ザンネン肌のもと」と「美プリ肌」を作るお部屋の空気の整え方】
大気汚染やタバコ以外にも、ハウスダストも肌にダメージを与える身近な存在です。家の中のちりやホコリの中でも1㎜以下のとても小さな目に見えにくいもので、ダニの死骸やフン、花粉、カビ、細菌、人間のフケや繊維のくずなど、さまざまなものが含まれています。人が動くことで空気中に舞い上がりやすく、皮膚の炎症のほかアレルギー性鼻炎や喘息、目のかゆみなどを引き起こす原因になることもあります。

基本的には、外が劣悪な環境でないかぎり、窓を開けて空気を時々入れ替えましょう。太陽の殺菌効果を得るために、陽の光を入れることも大切です。ただし換気すると、交通量の多い幹線道路沿いでは大気汚染物質を含んだ外気が入ってくることになるので、それを除去する空気清浄機を置くのがベスト。
観葉植物は空気がきれいになると言われますが、管理が悪いと虫やカビが発生して逆効果になることもあります。空気清浄機代わりに置くという意味では小さいものだと効果は弱いので、手入れができない人は気をつけましょう。

【夏カビには注意!冬は「加湿器をつけるだけ」はNG!】
夏は、カビの発生を防ぐために除湿をするのが大切です。カビが発生すると、空気中にカビの胞子が飛んでしまいます。また、じっとり汗ばむような状態は湿疹やアトピー肌にはよくありません。さらに、湿度が高すぎると片頭痛になりやすく、気温が高いと集中力が落ちる原因にも。我慢せずエアコンやエアコンの除湿機能を使い、快適な温度・湿度を保ちましょう。

また冬は肌のために加湿器を使うという人も多いでしょう。しかし、単に加湿器をつけるだけでは逆効果になることもあります。空気1立方メートルが抱えることができる水分量は温度によって決まっているので、室温を上げずに加湿をすると結露してしまうことになります。カビの原因になるので、ある程度室温を上げつつ加湿することがポイントです。

【職場やお店で"美プリ肌"をキープするには?】
自宅の空気は整えられるけれど、職場やカフェなどの外出先ではどうしたらいいのか。清潔でうるおったところにずっと肌を触れさせておくわけにもいかないので、自分でうるおう力を保っておく必要があります。
スキンケアでは乳液やクリームでしっかり保湿しましょう。潤いのある美肌に欠かせない「角層のバリア機能」に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする当院オリジナル高機能保湿の『セラミドバリアクリーム』もおすすめです。水分保持力・抗炎症作用が高く、アトピー性皮膚炎、超乾燥肌、ゆらぎ肌の改善が期待できます。

また食事ではセラミドなどバリア物質の原料になる良質な油とタンパク質をたっぷり摂ること。そして良質な睡眠を十分に取って、自分自身の肌のバリア力を整えることが大切です。

衣類を用意するなどある程度対処できることはありますが、ホコリや大気汚染物質などの刺激物との接触は避けられないので、保護膜で一枚覆っておくという意味で日焼け止めやベースメイクをするのもおすすめです。花粉やホコリの微粒子が付きづらいような機能性ベースメイクも増えています。さらに外に出たらいろんなものが付着するので、帰宅後はすみやかに顔を洗い、保湿をし直しましょう。そのルーティンを守るのが大切です。

実際に、慶田院長が自宅やクリニックで行っている「空気のケア」方法もご紹介しています。
自宅でもクリニックでも常に空気清浄機を稼働させ、ホコリやダニ、においを除去しています。においがするときは、実際にそのにおい物質が存在しているということ。気になるときは、オゾンの消臭器や次亜塩素酸水なども併用してにおいを撃退しています。
寝具やタオル類はハウスダストやダニの発生しにくいものを。寝具カバーは、ダニの侵入を防いでくれる折り目の密な機能性素材のものを選んでいます。
毛足が長くフワフワしたぬいぐるみなどはハウスダストを発生させやすいので注意が必要です。タオルは5重ガーゼのものを愛用していますが、すぐ乾き、繊維のくずが出にくいのでおすすめです。
レストランを選ぶときは、タバコを吸えるお店は選ばない。短時間煙を浴びたくらいですぐに老けるということはありませんが、タバコのニオイがとても苦手なので、よどんだ空気のお店は避けるようにしています。

ヘルシーな"美プリ肌"を手に入れたいなら、美容ケアの一部として空気を整えてみてはいかがでしょうか。

是非ご参考になさって下さい。


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WEB『VOGUE JAPAN』(2021年8月24掲載)

BEAUTY特集「フィラー&ボトックスで盛る、消すは、もう古い!? 注入系美容医療の最新事情」に自由が丘クリニック理事長の古山登隆先生と慶田院長のコメントが掲載されています。

家以外では常にマスクを着用することが当たり前になって1年以上が経過し、マスク生活が長くなるにつれ肌荒れの悩みが多く聞かれていましたが、最近では「たるみやほうれい線が気になる」という悲鳴が増えてきたように感じます。

私たちの老化は気づかないほど緩やかに30代から始まり、40代後半になると坂道を転げ落ちる勢いで加速していきます。肌だけでなく、顔の筋肉も脂肪も骨も老化します。
形態学的加齢現象は、ボリュームが減少する"萎縮"、全体が下に移動する"下垂"、硬く縮まる"拘縮"の3つです。

そんな形態学的エイジングにどう対抗するか。スキンケアでしっかり保湿して拘縮を予防するのはとても大事ですが、フォルム自体をデザインし直したいと思ったとき、頼りになるのは、やはり美容医療です。
表情筋の拘縮には『ボトックス注射』。脂肪や皮膚下垂には『レーザー』、『ウルセラ(超音波)』『サーマクールFLX(高周波)』などのリフトアップマシン。溶ける糸を埋め込んで引き上げる『スレッドリフト』。
さまざまな改善策がありますが、骨や脂肪の萎縮をカバーするなら、安全なフィラーが有効です。その中でも最も安全な注入剤が『ヒアルロン酸注入』です。

【ヒアルロン酸注入の需要は、右肩上がり】
ヒアルロン酸フィラーのメリットは、分解できる酵素があることです。思うような仕上がりにならなかった場合や肌に合わない場合に溶かすことが可能です。その点において、ほかの素材より圧倒的に優位です。
日本でも2020年の美容医療施術の人気ランキングでリフトアップレーザーのハイフを抜いてトップに躍り出ました。

技術の進化とともに充填剤の種類も増えており、柔らかさや持ちのよさなど、どこにどんな目的で注入するかによって、最適な製剤は変わります。承認薬=リスクゼロではないですし、非承認薬でも質の良いものもあります。重要なのはリスクを最小化する医師の知識と技術です。当院では、新しい製剤は発売から3年待って反応やリスクを見てからクリニックに導入し、1回の注入量に上限を設けています。体質によりアレルギー反応が起きることはあり、若い人ほど異物反応が出やすいものです。その場合に対処できることが大前提なので、ボタニカルフィラーやエランセ、レディエッセなど溶かせない素材は使用致しません。
また成長因子を混ぜたPRPや成長因子そのものの注入では、回復させ難い、硬いしこりが残ってしまう事例が多発しており、特に注意が必要です。いざとなったら容易に分解や除去ができるかどうかは重要なポイントなのです。

【フィラー系美容医療の歴史と失敗、そしてこれから】
委縮した骨と脂肪を補強するヒアルロン酸注入は若返りに欠かせませんが、その一方で注入しすぎ、あるいはフィラーを不必要に入れている期間が長すぎて、皮膚が伸びて顔がパンパンになる「オーバーフィルドシンドローム(過剰注入症候群)」が海外でも問題視されています。肌が痩せるだけでなく皮膚も伸びているので、フィラーで膨らませるだけですべてOKにはなりません。骨格を無視した完璧な左右対称は違和感を覚えるし、残すべき影、残すべきシワを見極めることも必要です。

【針を使うからにはリスクがある、と肝に命じて】
もっとも懸念すべきは、皮膚や皮下組織の構造を理解せずにヒアルロン酸を注射する行為です。顔面動静脈の血管内に誤って打ってしまうとヒアルロン酸の塞栓ができ、皮膚壊死や失明を引き起こす危険があります。またボトックスやヒアルロン酸などの薬剤には、痛みを軽減するために麻酔薬が配合されています。その麻酔薬がまれにアレルギー反応を引き起こすこともあるのですが、これは本人にも医師にも事前にはわからないものです。開業して15年の当院でも1度だけ経験したことがあります。アナフィラキシーショックの対処法はマニュアル化していたので、すぐに太ももにエピペン(アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤)を刺し、ステロイドを点滴静注して症状を抑え、ことなきを得ました。ですので、これまで何もなかった、というのはラッキーでしかないのです。注入に限らず、ダーマペンやビタミン点滴で使用する薬剤でもアナフィラキシーが起きる可能性はありますが、すべての医院がそういったリスクを想定しているのかは疑問です。

【簡単=安全ではない。専門医を選ぶべき理由。】
ネガティブに見えるシワを消したり、ボリュームを足したり、頬や口角を引き上げたり、輪郭をシャープに整えたり......。ほんの数分の施術で効果が半年〜1年ほど続くボトックスやヒアルロン酸注入。簡単に見える注入ですが、前の章で説明したリスクのほかに、人形のように無表情になったり、入れすぎて顔が大きくなったりするなどの失敗は今もまだあります。経験が豊富で、今どきの美的センスを持ち、足すだけでなく引くことも心得ているドクターを選べば、表情が動かなかったり、頰がパンパンに膨らんだり、という"いかにも"な仕上がりにはなりません。
また予想外の副反応やアクシデントがあったとき、慌てずに対応できるのは、医大を卒業し、初期研修後さらに大学病院や基幹病院で専門領域を修め、命に関わる症例に接し経験を重ねた医師であることが最低条件。医学は奥深く、学べば学ぶほど怖さを知り、慎重になります。最近は皮膚の病理や解剖を知らないドクターが美容医療を行っていたりすることもあるようです。深刻なトラブルに泣かないためにも、日本形成外科学会認定形成外科専門医、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医であるかどうかをプロフィールでチェックしましょう。また不必要な治療は要らないとジャッジしてくれる医師を選んで、長期的にメンテナンスの計画を立てていくことをおすすめします。

安心を買うと思って、価格だけで選ばないことが美容医療で失敗しない秘訣です。

是非ご参考になさってください。

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WEB『Women'Health』(2021年9月25日掲載)

BEAUTY特集「『へそのゴマ』のケアはどうすればいい?正しいおへその掃除法」に慶田院長の監修記事が掲載されています。

汗や皮脂など、さまざまな汚れが固まりいつの間にかおへそに溜まってしまう「へそのごま」。正しい掃除の仕方や頻度を解説しています。 

【そもそもへそのごまの正体は?】
へそのごまは、垢や皮脂が混ざってできたもの。まれにホコリなどの外からの汚れが混ざっている人もいますが、基本的には古い角層や皮脂などの汚れです。へそは立体的な構造をしているので内部が掃除しにくく、汚れが溜まりやすいところなので、しっかりとケアしていない人は、へそのごまが米粒よりも大きい塊になってしまっていることもまれにあります。

【おへその掃除の重要性は?】
おへそは毎日ゴシゴシ洗う必要はありません。
しかし、適度に洗わないとニオイの原因になるので、しっかりケアはすべきでしょう。基本的にはおへそから感染症を起こす可能性は低いですが、常に清潔にすることを心がけましょう。またおへそが赤く腫れるなど、異変を感じたら皮膚科を受診しましょう。

【おへそがしっかり洗えていない人がいる】
基本的にはお風呂に入ったときに石鹸をよく泡立て、指で優しく撫でて洗う程度で問題ありません。しかし、これまでケアを怠ってきた人は、それだけでは汚れが落ちない可能性があるます。また、人によっておへその構造に違いがあり、皮下脂肪の量によってもへその深さが違います。若くて脂肪が多い人はおへそが深く、しっかり洗っているつもりでも、汚れが溜まっている可能性もあります。

【正しいおへその掃除方法】
角層のターンオーバーが2週間なので、2〜3週間に一度は綿棒で掃除をしましょう。
乾いた状態でおへその掃除をすると皮膚を傷つけてしまう可能性があります。まずはおへそにオリーブオイルやスクワラン、ホホバオイルなどのキャリアオイルもしくはワセリンなどを塗って、数分放置してへそのごまを柔らかくします。垢が柔らかくなったら、綿棒でやさしくかき出すように掃除をしましょう。このとき、あまり強く擦るのはNG。お風呂上がりに行うとそもそもへそのごまが柔らかくなっているので、よりおすすめです。なお、特別なことをしなくてもへそのごまが溜まらない人は行う必要がありません。
おへそを清潔に保つことは大切です。とはいえ完璧にキレイにしようとせず、適度のケアを行いましょう。また乾燥が気になる方は、おへその掃除をしたあとの保湿も忘れないようにしましょう。
おへそ周囲に意外と太い毛が生えていることも。美容皮膚科ではへそ周囲のレーザー脱毛のご相談を承ります。

▽レーザー脱毛『ジェントルレーズプロ

へそ周り(へそから直径15cm)
1回:¥10,000
5回セット:¥35,000(¥7,000/1回)
※表示価格は全て税抜き価格となっております。

是非、ご参考になさってください。

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WEB『ViVi公式オンライン』(2021年8月15日掲載)

ビューティ特集「ニキビ跡を治すならどれが正解?」に当院の体験取材レポートが掲載されました。

今回の体験者は、数年ニキビ跡と顔の赤みがお悩みのViViスタッフMさん。以前皮膚科でピーリングにトライするも治らず...今回『ヴェルベットスキン』(『ダーマペン』と『マッサージピール』のコンビネーション治療)が良いのではとご自身で施術を調べご来院されました。
実際にMさんのお肌を拝見した結果、お悩み改善ポイントは以下2つでした。

① 皮脂分泌が多いタイプで、脂漏性皮膚炎で顔全体が赤みを帯びている状態。
→過剰な皮脂を抑制させ、ニキビや湿疹を改善させる。
② 頬の一部に軽度のニキビ跡の凹みがあり、キメが粗く毛穴な目立つ状態。
→コラーゲン線維を増生させて肌にハリをもたらし、キメをふっくら整えてニキビ跡や毛穴を目立たなくさせる。

ヴェルベットスキン">ヴェルベットスキン』も、肌のキメを整え、軽いニキビ跡や毛穴開きなどを改善する効果が高いですが、Mさんの場合、皮膚の再生だけでなく皮脂分泌を抑えることも重要になるので、最適な治療法として『スカーレットS(ニードルRF)』をご案内いたしました。

スカーレットS(ニードルRF)』とは、針の傷による創傷治癒効果×高周波(RF)の熱エネルギーによる効果が掛け合わされた治療です。
マシンの先端にセットされた25本のマイクロニードル(極細電極針)から高周波が短時間流れて、加齢で伸びたコラーゲンを収縮させると同時に、過剰な皮脂分泌を抑制します。それにより、ニキビや脂漏性皮膚炎の赤み、毛穴開きが改善します。

【痛みは?】
針から高周波が流れる時に一瞬、熱さ&痛みが混ざったような"チクッアツッ"という感覚があります。事前に外用麻酔を塗り、直前に麻酔を拭き取り施術を行います。さらに不安であればロキソニンを事前に内服して頂き、施術中にも振動刺激を加えるなど痛みの対策等もしっかりと行っていくため、痛みに弱い方でも我慢できる程度・またはほとんどの方は思っていたよりも痛くなかったと仰います。

【ダウンタイムは?】
スカーレットS(ニードルRF)』は、『ダーマペン』より針は太いですが、高周波の止血作用でほとんど血もにじまず、ダウンタイムが少ないのも特徴のひとつです。照射直後に赤みと膨疹(熱による蕁麻疹反応)が出ますが、この症状は一時的で熱が適切に作用した良い反応です。当院では照射後にサービスで、肌の再生を後押しする成長因子が配合されたBENEVの導入をお付けしています。さらに肌再生効果と、治療後の赤みを早く鎮静させる効果の高い薬剤『サイトプロMD』(骨髄幹細胞培養上清から抽出したサイトカインを含む) をオプションで追加導入することも可能です。

【施術頻度は?】
過剰な皮脂分泌の抑制は、男性ホルモン量や皮脂腺の活性による皮脂量は遺伝性のものなので、完全に症状が出なくなるのは難しいと思います。ただ、肌の調子を整える目的として月1回3ヵ月くらいを目安にトライをして、改善がみられたら数ヶ月に1回のペースでメンテナンスがベターです。

■スカーレットS施術体験後のまとめ
お話を伺うとMさんは元々脱毛のお痛みで泣いてしまうほど痛みに弱い方とのことでしたが無事に施術を終えることができました。直後の赤みは当日には落ちつき、2週間後には赤みがやや落ち着き、プツプツしていた肌荒れも解消。肌の滑らかさも感じ始めたとのことでした。さらに、1ヶ月後には赤みが引き、明らかに肌質の変化を感じることができたそうです。また、生理前後の肌荒れもしなくなったことにとても喜んでいただきました。

この後、1ヶ月毎に3回程度、施術を継続すると、ニキビ跡も目立たなくなってまいります。

ニキビ跡にも種類があり、治療により適応が変わります。そこで、誰が治療するのか大事になってきます。皮膚科専門医の場合は、皮膚病の診断ができ、その症状に美容医療を組み合わせるとどう作用するのかがわかるので適切な施術を提供できます。当院のように自由診療に特化した美容皮膚科なら、施術の種類も多く、機械も充実しているため、患者様ひとりひとりに合ったオーダーメイド治療ができます。

・スカーレットSフルフェイス(※顔全体・フェイスライン~顎下)トライアル¥72,000(税抜き)
・パーツリフト(額・目周り・両頬 各1部位)トライアル¥30,000(税抜き)

是非、ご参考になさってください。


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富士薬品発行『健康通信』2021年9月号

富士薬品発行のオリジナルフリーペーパーの特集『人には聞けない健康のあれこれこっそり相談室 髪の日焼けトラブルと予防ケア』(P13)に慶田院長監修記事が掲載されました。

「夏の間に髪の毛が傷んだように感じます。もしかして、髪も日焼けするのでしょうか?」(34歳・女性)髪のパサつきやゴワゴワは、実年齢よりも老けて見えてしまうものです。髪の毛が傷む要因のひとつが紫外線です。日焼け後の頭皮ケアでダメージを食い止めることが大切です。

■髪も紫外線から守ることが大切
髪は紫外線ダメージを受けるとタンパク質が破壊され、パサつきなどのトラブルが起こりやすくなります。さらにプールや海などで水に濡れた状態で紫外線を浴びると酸化して、髪の色素が分解されて赤色化を招きます。肌同様に髪も紫外線から守ることが大切なのです。

■紫外線対策にはUVスプレーが効果的
髪の紫外線対策にはベタつきが少なく、ヘアスタイルを崩さずキープできるUVスプレーがおすすめです。お出かけ前だけでなく、持ち歩いて2~3時間おきや、汗をかいた後などにつけなおすと防護効果を保てます。汗など、髪についた水分をこまめに拭き取ることも必要です。

■分け目を変えてダメージを軽減
いつも同じヘアスタイルだと分け目の部分に紫外線ダメージが集中して、脂漏性角化症(老人性イボ)や抜け毛などの原因になることもあります。予防のために帽子を被って頭皮全体を守ると良いですが、日によって分け目を変えるだけでもダメージを分散させて頭皮を守ることができます。

■日焼け後のアフターケアが大切
日焼け直後の頭皮は熱がこもっているため、冷やしたタオルで頭皮を覆って、頭皮の熱を下げた方が良いです。シャンプーの際は、頭皮をこすらないように優しく洗うようにします。髪を濡れた状態で放置するのはダメージを進ませる原因となるので自然乾燥はNGです。

是非ご参考になさってください。

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雑誌『美ST』2021年11月号(2021年9月16日発売)

特集〝「私がすべきたるみケアは何?」自信とともにマスクを取りたい「骨格診断」的にたるみを解決″(P106~107掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

■長引くマスクの下で確実に進んでいるのがたるみ。そこで、たるみの根本的な原因を調べていったら、「たるみ方」の傾向が「骨格診断」のタイプと合っていることを発見! より効率的に自分に合ったたるみケアをすれば、マスクを取る日も怖くありません。

Q.そもそもどうしてたるむのでしょうか?
A.たるみは同時多発的に起こります。
「たるみ」は表皮や真皮だけで起こるのではありません。その下の脂肪層(皮下組織)、いくつもの表情筋をまたいで頬から耳前部に存在するスマス(SMAS)層(筋腱膜)、筋膜、筋肉、骨、すべてで同時に老化が進み、たるみはそれらの複合的な結果として現れます。真皮深層より深層部はスキンケアでのアプローチは困難です。

Q.スキンケアでたるみは改善できるのでしょうか?
A.たるみはスキンケアだけで改善することはできません。
スキンケアで確実にアプローチできるのは表皮。紫外線やブルーライト、タバコなどの酸化ストレスを防ぎ、しっかり保湿をすることで、バリア障害を契機にした老化の進行を遅らせることができ、真皮にまで好影響を与えます。ですから化粧品で表皮のケアをすることはとても大事なのです。
でも、スキンケアだけではたるみを改善できないのも事実です。肌の奥にアプローチできる医療機関での専門治療も取り入れていくことが改善への近道です。また、比較的キメが細かい柔らかな肌質の人はたるみやすく、骨格が左右対称で、顎、頬骨、エラがしっかりしている人はたるみにくいという傾向はありますが、年齢を重ねればたるんでくるのは全ての人に共通で当然のことです。適切な化粧品でケアをしてバリア機能が整った強い肌に整え、適度な運動と健康的な食事によって血管や腸のアンチエイジングを心がけるなど、多方面から考えることが大切です。

■たるみの仕組み
表皮の変化
外部刺激をダイレクトに受けるので、紫外線やブルーライト、大気汚染物質などから守ることが大切です。また、表皮は薄いため、すぐ下の真皮の組織が変形すると凹凸が生じます。横方向の圧に弱いので強くこすらないように気をつけることが必要です。

◆真皮の変化
表皮の下、基底層の下にある真皮は、皮膚組織の大部分を占めます。肌に弾力を与えるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などのゼリー状の基質が水分を抱えて満たしていますが、加齢や紫外線の影響でそれらが減少してきます。ハリが失われた皮膚はシワがよりやすく、たるみが進み輪郭の乱れが加速していきます。

◆皮下組織の変化
真皮のさらに下にある皮下組織の大部分は脂肪層と呼ばれ、皮膚の弾力を保つクッションのような働きをしています。年を取ると脂肪を支える靱帯が伸びつつ脂肪が減り、皮膚のたるみが目立ってしまいます。若さを保つためには、脂肪の構造と密度が大事です。

◆筋膜の変化
皮下組織の下にあるスマス(SMAS)層(筋腱膜)は、表皮や真皮よりも深い、脂肪層と筋層の間にある、コラーゲンの薄い膜です。ここは皮膚と脂肪層を支える土台なので、スマス層が緩み、衰えることはたるみの大きな原因になります。

◆筋肉の変化
筋肉は年齢とともに衰える部位と硬く強くなる部位が混在しています。先に劣化が進行した皮膚が、表情筋により大きく動くとシワが深くなります。特に目周りの筋肉が衰えるとたるみが目立ちます。

◆骨の変化
骨も加齢とともに萎縮します。とくに女性は骨を維持している女性ホルモンのエストロゲンが閉経を境に極端に激減し、急激に骨が小さくなることもあります。すると筋肉や皮膚を支えられなくなり、へこみがたるみを助長するのです。

■慶田先生が考えるたるみの傾向×骨格診断が合致していた!

ほうれい線に重量感あるお肉がたまる「ドヌーヴタイプ」と、脂肪萎縮が目立って疲れた印象になりがちな「ヘップバーンタイプ」、下に引っ張る広頸筋が目立ち、そげていきながら二重顎にもなる「バーキンタイプ」が、慶田先生の考える《たるみの3傾向》。それは骨格診断の、「ストレート体型」「ウェーブ体型」「ナチュラル体型」の特徴と合っていました。

◆「カトリーヌ・ドヌーブタイプ」
肉付きがよく見え、顔には骨感やスジっぽさを感じず、肌のパンとしたハリが強い印象です。齢を重ねると脂肪が落ちてきて皮膚の伸びが加速するので、外側をしっかりホールドできる強い皮膚にすることが大事です。

・18歳頃
若い頃は皮膚のハリをしっかりと感じられます。凛としていてシャープなフェイスラインに健康的な肉感、肌にも艶があり、生き生きした印象です。

・40歳頃
脂肪の萎縮はあまり感じられません。ただ、若い頃のようなふっくら感は減少し、顔面の肉が下に落ちてきています。骨が萎縮し、皮膚が下垂することで四角い印象に変化していきます。この頃ならハイフ(HIFU)の作用で引き上げる『ウルセラリフト』がおすすめです。

・77歳
ほうれい線に肉がたまり、顎にも丸みがあります。皮膚の柔らかさも目立ってくるので、高周波(RF)の熱作用で脂肪のだぶつきを立体的に引き締める『サーマクールFLX』によるタイトニング治療を中心に行うのがお勧めです。きちんとケアすれば77歳でこれまで保てるというお手本でもあります。

◆「オードリー・ヘップバーンタイプ」
骨が華奢で肌がとろんと柔らかく、骨が細いぶん、顔の脂肪量が減ると余った皮膚がシワっぽくなり、げっそりとそげてしまうタイプです。骨が華奢で、老けて見えるのも早い傾向があるため、適正体重を保ちつつ、ふっくら度を上げる『ヒアルロン酸注入』などが欠かせないタイプです。

・22歳
キメの細かい、柔らかそうな肌です。骨が華奢な骨格タイプなので、皮下組織に脂肪がきちんとある若い頃は、ふんわりとした優しげな雰囲気があり、骨格の美しさも目立ちます。

・41歳
40代になると皮下組織の脂肪の量は確実に減っていきます。こめかみや頬のふっくら感が失われ目の周りの骨も小さくなるので、目のくぼみも目立つように変化していきます。まだ少し自前の脂肪が残っているこの頃に『ヒアルロン酸注入』を少しずつ行うと良いでしょう。

・57歳
このタイプは顔が四角い印象になるというよりも、肌の内側にある脂肪がなくなり、余った柔らかい皮膚がたるみます。結果、シワ感とそげ感がかなり目立つように変化していきます。このシワ感には、『スカーレットS』照射や『水光プラス』が向いています。もちろんヒアルロン酸注入も必要です。

◆「ジェーン・バーキンタイプ」
脂肪を感じさせず顔立ちは骨っぽく、年齢を重ねるとスジっぽさが目立っていきます。下に引っ張る広頸筋の過発達により二重顎が出来やすいタイプです。細くて小さい皮膚の表情筋も動かし続ければ太くなるので、顔筋を鍛えすぎないように気をつけることが大切です。

・21歳
若い頃は、体はもちろん顔の脂肪や肉のハリ感よりも骨感やスジっぽさが目立ちます。しっかりした鼻筋、顎や頬骨の存在感が強い、クールでかっこいい印象の人が多いです。

・40歳
加齢とともにスジや骨が目立ってきて、より中性的な感じが強くなります。体はスタイリッシュなままですが、広頚筋という首の薄い筋肉の収縮が強くなり、顔の皮膚が引っ張られて二重あごに見えることもあります。『ボトックスリフト』、『ネフェルティティリフト』と呼ばれる『ボトックス注射』で広頚筋の過緊張を緩めるのがベストです。

・71歳
肉付きを感じにくい体型ですが、年齢を重ねてふくよかになると、顔が四角く見えることもあります。また、顔の皮膚を広頚筋が下方向に引っ張るので、下顎がたるみ、輪郭もぼやけていきます。『サーマクールFLX』と『ウルセラリフト』のコンビネーション治療が向いています。

ご自分はどのタイプでしょうか?銀座ケイスキンクリニックでは、患者様お一人お一人の骨格と老化状態を正確に見極めて最適な美容医療をご提案いたします。
是非、ご相談ください。

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雑誌『Oggi』2021年10月号(2021年8月28日発売)

特集〝きれいな人は夏から秋に中身を更新していた。メイクポーチも「衣替え」しよう。コスメ&ビューティスキの働く美容賢者たちのこのこだわりこそ、きれいになれるヒントなのです。″(P163~170掲載)に慶田院長のポーチの中身が掲載されました。

【取材したみなさんのポーチの中身を見て分かった。夏⇒秋ポーチの最新トピックはこちら】
■調査結果
1. 美容好きのポーチは一年中使うアイテム+季節ごとに衣替えするアイテムの大きくふたつに分かれていた。
肌のコンディションや洋服に合わせてコスメを使い分ける美容賢者たちはポーチの中身ももちろん、そのときどきで入れ替えを行っていました。とはいえ中身を全て交換するわけではなく、常に使うアイテムと季節ごとのアイテムの2段構えになっていることが判明しました。

2. Summer→Autumn ポーチの衣替えの時期は、秋物の洋服を着始める8月下旬ごろ
中身の入れ替えは、洋服の衣替えの時期と一緒で、身にまとう色や素材の変化と共にメイクも合わせて変化させていました。具体的な時期としては、秋の素材や色の洋服を着始める8月下旬ごろが多い模様でした。

3. 夏と秋のポーチの重さ、実はほとんど変わらなかった。
制汗アイテムや日焼け止めなどジメジメと暑い季節の方が、荷物が多いのではと予測していた取材班でしたが、いざ中身を見せてもらうとその重さはほぼ同じでした。ちなみに、大きく変化した方は、夏と秋で131gの開きがありました。だれのポーチかは次のページ以降をチェック!

4. 秋に向けてINしたアイテムの共通項はズバリ保湿
衣替えするアイテムは人によってそれぞれながら、ベースはパウダリーからクリームタイプへなど、いずれもツヤ感をプラスするアイテムに変更していました。乾燥対策はもちろんのこと、季節に合わせて肌のトーンまで自在に変化させていました。

【紫外線対策&外出先の救急セットは念入りに。リップと香りを入れ替えてモチベーションもUPさせています】
Q.ポーチ選びのポイントは?
A.第一は清潔感をキープできるかどうかです。ナイロンなら洗えてお手入れも簡単、しかも軽いです。レザーやラメ、スパンコールなどのポーチも可愛いですが、重たく洗いにくいような気がします。小さいバッグのときは、小さくたためるマチのない布製のポーチに入れ替えています。

Q.メイクもののアイテムは、かなり厳選している印象を受けますが...
A.アイシャドウなどは朝にしっかり塗っておくとメイク直しの必要を感じません。かさばらないようにリップ、チークは兼用できるアイテムを入れています。ふだんの化粧直しもアイラインと眉を引き直すくらいなので、リップや香水で季節感を出すようにしています。

Q.アイライナー、アイブロウとも相当使い込んでいそうですね。
A.どちらも20年近くは使用しています。インウイのアイブロウはすでにブランド自体がないのですが、これ以上に気に入るものがないです。なくなると分かった時に本体を2本、替え芯を大量に購入しました。シャネルのルクレイヨンコールは芯が硬めで引きやすく失敗がないです。眼科の先生は嫌がりますが、粘膜にも描けます。ペンシルタイプでどんどん小さくなるので、長さが大・中・小とばらけるように3本くらいを併用して使用し、ポーチの大きさによって入れ替えています。

Q.薬の量が多いのは職業柄?
A.その通りです。鎮痛剤、点眼薬、抗生剤などなど。外出先や旅行先で何かあった時、きちんと処置ができるようにしています。

Q.日焼け止めは飲むのも塗るのも、一年中持ち歩いていますね。
A.美容皮膚科医としては「紫外線対策は一年中」、これが鉄則にして一番重要です。塗る&飲むタイプ、どちらも常備し徹底してケアしています。

ポーチに入っていた当院取扱い化粧品
・『セラミドバリアクリーム』(30g/¥5000)
天然セラミドを主成分にした当院オリジナルの保湿クリームを小さい軟膏容器に入れて持ち歩きメイク直しのときに使用しています。水分保持力や抗炎症作用が高く、肌がゆらぐ時季にもおすすめです。テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

・『ヘリケア360° ミネラルトレランス』 (50ml¥4800)
飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」から出ている、塗るタイプの日焼け止めです。ほんのり色づくタイプなので下地やファンデーションとしても使用可能です。シミ・シワの原因となる紫外線に加え、肌の深部に到達して皮膚にダメージを与える可視光線(ブルーライト)、たるみや赤ら顔を誘発する近赤外線もブロックします

・『ヘリオケア ウルトラD』(30日分/¥6000)・『ソルプロプリュスホワイト』(30日/¥5400)
飲む日焼け止めは、メラニン生成やDNA損傷からお肌と目を守る『ヘリオケア ウルトラD』と肌ぐすみ・しわの原因になる糖化も抑えられる『ソルプロホワイト』を2種類併用しています
「皮膚だけでなく、ナノ酸化ストレスも防ぐためパソコン作業など、ブルーライトで疲れた目もラクになります。

【OUT 夏が終わったらだす】
■ジューシーなラメ入りリップとトロピカルな香りで夏らしさを演出
昨年購入したシャネルのリキッドグロスは、明るめのピンクが血色感を増してくれるお気に入りの一本です。軽いラメ入りで、リップとチークに兼用できるのが便利です。香水は甘くトロピカルな香りが特徴のフエギア1833が夏の定番です。手元と首元でふたつの香りを分けることもあります。

【IN 秋が来たら入れる!】
■保湿バームで潤いケア。色づきプラスで秋のツヤメイクに
全身の乾燥が気になるこれからの時季は、バターのような重たいバームタイプの保湿『MediQOLスキンリピッドⅡ』を入れています。(本誌に掲載されている物はサンプル用の小さいものです。)
手で温めると、オイル状に変化します。セラミドそのもののような保湿剤なので、肘やデコルテの乾燥、リップとしても重宝しています。青みピンクのマットシェイカーは、ほのかな色づきが大人っぽく、唇と頬に使用しています。香水も秋らしいセクシーな香りを使い分けています。

皆様もメイクポーチの中に日焼け止めなどをお忘れなく。是非参考になさってください。


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雑誌『ViVi』2021年10月号(2021年8月20日発売)

特集 肌も髪も今ほっとくと一番老けるから!「夏ダメージ 大至急レスキュー!」に慶田院長の監修記事(P148~151)が掲載されました。

猛暑の夏ももうすぐ終わります。夏の終わりは、紫外線や冷房など外的な刺激により、肌にダメージが蓄積されている可能性があります。秋口は、それがトラブルとなって表面化する時期です。肌がゴワゴワ、Tゾーンは毛穴が詰まってザラザラ、それによりメイクのりが悪くなったり、くすんで見えてしまうことも...夏の終わりの今こそ、正しいケアが必要です。

【BODY編】
■ひじ・膝がガサガサしてる➡頻度を守って、優しく角質オフ
ひじや膝、ヒップは、潤い不足のほか、擦れ、圧迫などが原因で夏でもガサガサして黒ずみやすいパーツです。頻度を守って古い角質をオフしましょう。肌の代謝を高める「ピーリング」や「レチノール」を取り入れましょう。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくツルンとした新しい肌が生まれる力をサポートします。『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)は「純粋レチノール(ビタミンA)を0.1%」高濃度配合したエイジングケアクリームです。レチノールが角層の深部までしっかり浸透し、ターンオーバーを促進します。また、炎症を抑える作用のあるグリチルリチン酸2Kも配合されているので、皮膚への刺激も少なく‟ビタミンA反応"と呼ばれる赤みや皮むけは起こりにくくなっています。

WiQoフェイスフルイド(美容液)』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30ml¥8,000)は、8%グリコール酸を肌に最適なバランスで配合しており、ザラつきのあるお肌を滑らかにします。使用方法は塗布するだけで洗い流しは不要です。頑固なザラつきには、クリニックでのピーリング施術もおすすめです。当院でも大人気のボディ用ピーリング『ミラノリピール』は、ボディの美白、ハリアップ、肌質改善に効果があります。施術中の痛みはなく、1週間ほど薄皮が剥け続け、トーンアップし触り心地が良くなります。保湿クリームを塗ると皮剥けはほとんど目立ちません。

■気づけばTシャツ焼けしてた➡保湿×ビタミンA&C&E補給で炎症を抑える!
日焼けをすると肌は乾燥し、メラニンが増えシミができたり、シワやたるみの原因にもなります。また、短時間に大量の紫外線を浴びると皮膚がんリスクも高くなります。ダメージは取り戻せないので常にUVカットはマストです。もし、日焼けしてしまった場合は、体の内外からのケアが有効です。まずはたっぷり保湿をしてください。さらに、抗酸化作用の高いビタミン3種‟ビタミンA&C&E"を食品はもちろんサプリメントを活用して積極的に摂ってください。ビタミンAは肌代謝をアップ、ビタミンCには肌の弾力やハリを保ち、シミを防ぐ効果があります。ビタミンEはシミやくすみをできにくくするなど、ACEはまさにエース、美肌の救世主です。

■ボディ全体がゴワついて硬い➡夏こそ、ボディに潤いをON!
過剰な汗や皮脂、紫外線、保湿不足などで角層の水分量が減少し、角層が厚くなりキメが悪化すると肌がゴワゴワするので保湿はしっかりしましょう。"ベタベタ=潤っている"ではありません。皮脂や汗によるベタつきを落とそうとしっかり洗うのに保湿はしない。それがさらにベタつきを誘います。水分保持機能が高いセラミドやヒアルロン酸配合の保湿アイテムがおすすめです。当院オリジナルの天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30g¥5,000)は、しっとり感がありながら重すぎず塗り心地がよいので人気です。顔から体まで全身に使用している方が多くいらっしゃいます。

■まだまだ暑いのに体が冷える➡ホットティーやお風呂など体の内外からじっくり温めて!
冷房の温度は適温にして、シャワーですませずお湯に浸かって体を温めてください。また、若い女性に多いのですが、運動習慣がなく"食べない"ダイエットをしすぎていると筋肉量が減り体は冷えます。老化が始まる頃には筋肉の質も低下し太りやすくなる悪循環に・・・食習慣は未来の体に影響します。

■背中のニキビが治らない!➡泡洗浄→しっかり流す→保湿
皮脂が増え、毛穴の中がニキビの炎症の元になるアクネ菌にとって居心地良い環境となる夏、背中やデコルテのニキビが増える季節です。"ボディは洗わず湯船に浸かるだけ"という人もいますが、ViVi世代は皮脂量が多いのでNG、泡で優しく洗い余分な皮脂や汚れを落としてください。

■毎日セルフでムダ毛を処理していたら肌が荒れた➡皮膚科へ行きましょう!
露出するからと毎日剃っていると角層が整う時間がなく、バリア機能が壊れます。応急処置ならワセリンで保護しましょう。ただし、炎症が続いている場合は、早めに皮膚科を受診してください。頻繁に自己処理を行って肌荒れを繰り返している方には、安心できる『医療機関でのレーザー脱毛』がおすすめです。1ヶ月半毎に3回程度の施術で毛の量が半減し、1本1本も細く柔らかくなったという効果を実感でき、6~8回程度で剃毛ほぼ不要のツルツル肌を手に入れられます。肌のトーンも上がりますし、いいことだらけです。

当院の『ジェントルレーズプロ』は、メラニンの黒に反応するロングパルスアレキサンドライトレーザーで、日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。脱毛効果はもちろん、毛穴の黒ずみの改善、さらに熱作用でコラーゲンが増生されるため、肌にハリをもたらし毛穴を引き締めます。最近では、アトピー性皮膚炎の異常発達した神経線維を壊して痒みや肌荒れを軽減する効果も報告されています。

【FACE編】
■マスク焼けしてしまった➡ビタミンCでケアしながら、秋も日焼け止めはマスト!
マスクをしていても紫外線は透過します。マスクで隠れる部分も、必ず日焼け止めを塗りましょう。また、抗炎症効果やメラニン還元作用のあるビタミンCやトラネキサム酸配合のスキンケアを取り入れましょう。当院の『巡活ローション』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 200ml¥4,500)は、高浸透型ビタミンC誘導体と保湿成分を美容液レベルに凝縮しています。使用後の肌はモチモチです。また、飲む日焼け止め『ヘリオケアウルトラD』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30カプセル¥6,000)も抗酸化剤なので、日焼けによる肌ダメージを減らすことができます。

■顔のニキビが増えている➡皮膚科を受診しましょう
夏の気候の影響に加え、マスクの擦れや蒸れが原因です。マスクの付け外しや人との会話で肌とマスクが擦れると、肌が防御反応で角層を厚くします。すると、毛穴の入り口が詰まるので皮脂が溜まり、白ニキビが発生しやすくなるのです。さらに、ニキビの原因アクネ菌は、皮脂大好き!酸素嫌い!の"好脂性・嫌気性菌"という特徴があるので、皮脂詰まりが起こるとぐんぐん増えます。すると炎症反応が生じて、赤ニキビや黄ニキビにつながるのです。ニキビに限らずマスク荒れがひどい時は皮膚科で診断を受けてください。
BODY編でもご紹介したレチノール配合の『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)は、ターンオーバーを整えて毛穴の詰まりを解消する働きもあるので、ニキビにお悩みの方にもおすすめです。ニキビ跡の黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果的です。

■ベタベタしてるけど乾燥も感じる➡乳液をデイリーケアにプラス
肌表面がべたついていても‟さっぱりケア"は危険です。肌のうるおいは、角層にある皮脂膜、細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)の3大要素で保たれています。このうち皮脂膜が水分保持に役立つ割合はたったの2~3%です。ですから、皮脂の多さだけで肌のうるおいをカバーすることは不可能です。実際、表面上は脂っぽくても、肌内部では乾燥が進行している「インナードライ」の可能性も・・・。肌が乾くとバリア機能が低下します。すると少しの刺激で炎症などのトラブルを起こしやすくなります。水分蒸発を防ぐため油分はマストです。ニキビができやすかったり、テカリやすい人は、乳液かクリームの部分使いがおすすめです。それ以外の人はクリームを顔全体にしっかり塗ってください朝はメイクくずれの原因になるからと、クリームを躊躇する人も多いようですが、逆にしっかり塗ったほうが、日中の乾燥や刺激から、肌を守ることができます。化粧くずれが気になるなら、Tゾーンは薄めに塗るようにしましょう

本格的な乾燥シーズンに突入する前に、基礎的なスキンケアを見直しましょう。是非ご参考になさってください。


雑誌『美的』2021年10月号(2021年8月20日発売)

特集 『美的』メディカルチームが厳選 肌悩み別「私ならここ!」信頼クリニックLIST(P226掲載)に当院をご紹介いただきました。

シミ、毛穴、くすみ、たるみなどの肌トラブルに対して、セルフケアに加えて美容医療を上手に取り入れている人が最近増えています。老化の進行を穏やかにして、5年後、10年後の未来の肌を若々しく保つことができます。ただし、星の数ほどあるクリニックから、どこを選ぶべきか?にお悩みの方も少なくようです。本誌では、クリニック通な美的のメディカルチームが作成した‟選び方ガイド&太鼓判リスト"が掲載されています。美容医療は自由診療なので、同じメニューでもクリニックによって費用が異なります。だからこそ、適正価格なのか、望まない治療を押しつけられていないか、ダウンタイムや治療に関する説明がきちんとなされたか、ドクターと感性が一致しているかなどなど、目先の安さや上手い言葉に囚われないで、いくつものチェック項目を精査した上で選ぶことが大切です。

【美容エディターの柳田美由紀さんの紹介コメント】
ナチュラルな若返りを目指す治療がこだわり。顔面解剖学の知識から悩みの原因を分析し、オーダーメイド治療を提案してくれます。治療は7機種ものたるみ治療器、30以上のシワの治療メニューにヒアルロン酸注入やボトックス注射などを組み合わせて実施。特に慶田先生の職人的な注入治療は高いリピート率!

今回は、当院の豊富なメニューの中から、シワ・たるみ治療が紹介されました。

■たるみ編
皮膚、皮下脂肪、さらに深部にある顔面靭帯や筋膜のコラーゲン線維が加齢と共に劣化すると、皮膚や脂肪を支えきれず下垂してたるみが生じます。ですから、伸びてしまった筋膜や皮膚の奥にある靭帯などを立体的に縮め、強固なコラーゲン線維に置き換える治療が必要です。初期のたるみ治療としては、真皮~皮下組織上層にアプローチできる『タイタン』『スカーレットS(ニードルRF)』『ダーマペン4』が効果的です。たるみの症状が強い場合は、皮膚の土台となるSMAS層にアプローチできる『ウルセラ(HIFU)』『ソノクイーン(HIFU)』『サーマクールFLX(高周波)』がおすすめです。

『ウルセラ(HIFU)』は、ハイフの仕組みを開発したレジェンドのようなマシーンです。皮膚の「真皮深層」から「皮下組織」、皮膚を支える土台ともいえる「SMAS層(表在筋膜)」や「顔面靭帯」にまで作用し、土台から引き上げ、半年~1年効果が持続します。リフトアップの効果は確実、ただ消耗品が少し高いので、1回の施術単価が高いということ、そして肌の深層に熱凝固点を作るので、少し痛みを伴います。
そこで、当院ではもう少し穏やかなHIFUも導入しています。それが『ソノクイーン(HIFU)』です。痛みに弱い方でも、麻酔なしで施術ができて、ストレスは軽く、ハイフの効果を感じていただけるので、安心してお受けいただけます。たるみの症状が軽い方のHIFU治療として、もしくは年に1回は『ウルセラ(HIFU)』を受けつつ、途中のメンテナンスとして『ソノクイーン(HIFU)』をお受けになる方が多いです。

サーマクールFLX(高周波)』は、RFの熱エネルギーによってコラーゲン線維や皮下脂肪を支える線維隔壁、顔の土台となるSMAS筋膜を収縮し、施術直後から引き締め効果を得られるたるみ治療です。翌日からむくみも解消。ロ元のダブついた脂肪や輪郭のくずれなどに効果を発揮します。小顔効果が高いのも魅力です。たるみには上方向の「引き上げ」と立体的な「引き締め」の両方があってこそ美しくなるため、『ウルセラ(HIFU)">ウルセラ(HIFU)』と『サーマクールFLX(高周波)』の使い分けが効果的です。

■シワ編
表情ジワであれば『ボトックス注射』、深いシワであれば『ヒアルロン酸注入』、ちりめんジワであればマシン系の照射治療などを、症状に合わせた最適な施術をご提案します。

老化で生じる3つの変化『萎縮』『下垂』『拘縮』のうち、加齢に最も大きく影響するのは、『萎縮』です。骨や皮下組織(脂肪)、皮膚(コラーゲン密度・ヒアルロン酸量)がボリュームを失うと、ほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴ線など深いシワと輪郭のくずれが目立ってきます。この『萎縮』で生じる顔のボリュームロスを確実に改善する安全な注入剤が「ヒアルロン酸フィラー」です。失われた脂肪や骨の補充とコラーゲン密度のアップ、靭帯補強による顔揺れの抑制により、老化スピードを緩やかにする『アンチエイジング効果』があります。持続期間は製剤の分子量により異なりますが、通常1~2年程度です。
当院で実際に行っているヒアルロン酸による『美人顔デザイン注入』は、ほうれい線が気になるからといって、最初からシワに直接ヒアルロン酸を注入しません。まずは、ほうれい線が目立つ根本原因となる顔全体のたるみの状態から確認します。つまり、外壁の細かいひび割れから修理するのではなく、お顔の構造体の耐震補強を最初に行うということです。全体的なシルエット(輪郭)を整えることからスタートして、その後細かいシワの施術することで、周囲に気づかれず、段階的に若返らせていきます。これは、『不自然さを避ける』ために非常に重要なポイントです。

銀座ケイスキンクリニックでは、お一人おひとりのたるみやシワの状態に合わせて最適な治療をご提案し、お悩みをご一緒に解決してまいりますので、お気軽にご相談下さいね。


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雑誌 『steady.』2021年10月号(2021年9月7日発売)


特集「長く続くマスク生活&紫外線ダメージで肌トラブルが急増!マスクLIFE強化の秋スキンケア100問100答」(P20~25掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されています。

夏の肌ダメージが出やすくなる秋は、スキンケアの見直し時季。特に今年は長引くマスク生活で肌荒れに悩む人も増加中。肌のお悩み別におすすめの解決方法を、美容の専門家の皆さんが解説しています。

【PART01秋の基本スキンケア編】紫外線ダメージや外気の乾燥など、肌トラブルが増える秋は、基本スキンケアから見直すのが正解!

Q.秋になるとくすみが悪化する原因は?
A. 紫外線ダメージの他、様々な肌ダメージが原因に!
メラニンくすみは、夏の紫外線ダメージが主な原因。紫外線以外にマスクによる炎症も関係します。また、夏のさっぱりしたスキンケアによる乾燥ぐすみ、夏バテによる栄養不足や睡眠不足など、精神的・肉体的な肌ダメージによって角層が厚くなるゴワつきくすみなどもあります。

Q.秋のくすみ肌、具体的な対処法は?
A. くすみのタイプに分けたケアを心がけて!
角層のゴワつきくすみには酵素洗顔やピーリング作用もあるもので、角層を溶かしてあげるスキンケアも有効。夏場保湿を怠っていた人に多い乾燥くすみは、保湿を重視したケアにシフト。また食事も大事です。脂が足りないとセラミドが作られないのでしっかり良質な油とタンパク質も摂り、腸内環境も整えましょう。メラニンくすみは、美肌系のスキンケアの追加や美容医療で治療することもおすすめです。

Q.秋のゴワつき肌、主な原因は?
A. 紫外線ダメージ、マスクの刺激、汗や皮脂による角層への刺激、栄養不足な夏の食事、睡眠不足、暑さによる肉体的なストレス、顔を洗いすぎるのも原因のひとつです。

Q.ゴワつき肌にはスクラブが有効?
A. NO!
物理的な力でこすり落とすのは肌を痛めつけてしまいます。なぜゴワついているのか原因を探り、やさしく保湿をし、酵素やフルーツ酸など化学の力で穏やかに整えましょう。


Q.夏のダメージが溜まった肌におすすめのインナーケアは?
A. きちんと食べて栄養を摂る!
夏の偏った食生活で栄養が足りない人も多く、食事の見直しも大事です。まずはしっかりとタンパク質を摂り、発酵食品を毎日摂取するのもおすすめです。

Q.秋に肌の調子が悪くなるのは夏冷えも影響する?
A. YES!
冷房などで夏冷えしている人が多くいます。冷えで血液の循環が悪くなると栄養も酵素も届かなくなるので、肌の代謝にも影響があります。また冷たいものばかり飲食するのも冷えの原因となります。夏も湯船に浸かって身体を温めましょう。

Q.秋枯れ肌は老化のサイン?
A. YES!老化は、炎症が繰り返すことで進む!
酸化ストレスやタバコの副流煙、マスク荒れなど、皮膚の表面で炎症が起こることで老化が進行します。軽い湿疹でもしっかりとケアを行いましょう。

Q.秋のくすみ肌、美容皮膚科でキレイになる?
A. 『マッサージピール』などがおすすめ!
通常の『ケミカルピーリング』もノーダウンタイムで角層の代謝を整えるので鉄板ですが、コウジ酸の作用で美白させつつ、真皮のコラーゲンの再生を促進する『マッサージピール』は、ダウンタイムもなく、価格もお手頃で効果実感も高く人気です。浸透性の高い薬剤をマッサージしながら塗るだけで、透明感とハリのある自然な肌になります。

【PART02 乾燥・敏感肌編】マスクのお悩みで一番多かったのがニキビなどのマスク敏感肌。適切なケアを心がけて!

Q.マスクで肌荒れする原因は?
A. 物理的刺激、精神的なストレスもあり、肌のバリア機能が低下するから!
マスクのこすれ、過剰な汗や皮脂などの物理的な刺激はニキビを増やし、マスクに保湿成分が吸い取られると乾燥します。また、精神的なストレスでバリア機能が低下し、さらに肌荒れが起きやすい状態になります。マスクの着け外しなど些細な刺激でも炎症を起こす人が増えています。

Q.マスクがぶれの基本の予防方法を教えて?
A. 自分に合うスキンケアと規則正しい生活が基本です。

Q.長引くマスク生活でターンオーバーも乱れる?
A.ターンオーバーは加齢の影響の方が大きい!
マスクで皮膚の温度が上がると皮脂量も増え、ニキビも増えていきますが、ターンオーバーの乱れは加齢、睡眠、食事、ストレスの影響が大きいでしょう。

Q.マスクにガーゼをはさむのは有効?
A. 汗を吸ってくれるため、不織布マスクより肌にもよく有効です。

Q.マスクで乾燥しがちな肌へのおすすめスキンケア方法は?
A. こまめに保湿剤を塗り足して!
濡れたタオルなどでやさしく吸い取ってから、メイクを落とさずつけられるような保湿成分を含むものをきちんと塗り足すことが大事です。

Q.マスクニキビができたらどうする?
A. 皮膚科にいきましょう!
軽症でも痕になるリスクもあります。今はいいニキビ薬もあるので、皮膚科医に相談した方が早く治ります。また、ビタミンB2、B6、Cを摂取したり、マスクを外す時間を増やすことも大切です。

【PART03 たるみ・シワ編】長引くマスク生活で、"マスクで肌がたるんだ"と感じる読者も急増中!ハリのある美肌を目指そう!

Q.マスクでほうれい線が濃くなったと感じるのはなぜ?
A.意識の変化も大きい!
人に見られるという刺激は大切で、顔の表情筋もマスクで目まわりしか動かさないような状態だと衰えてしまいます。歌い手さんなど顔を見られる職業の人は、表情筋を正しく使っているため老けにくいといわれています。

Q.ほうれい線対策でおすすめのケアアイテムは?
A.コラーゲンを増やすレチノールが入ったものがおすすめ!
深いシワや輪郭の崩れなどの構造は、スキンケアでの改善は難しいですが、浅い織りジワであればレチノール配合の美容液などで改善が期待できます。当院では医療機関ならではの高濃度レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』(16g¥6,500 銀座ケイスキンクリニック取り扱い)が人気です。


Q.肌の血行不良もマスクたるみに影響する?
A.大きく首を回して血行を良くして!
吸った酵素は血液によって身体に運ばれるので、血流は巡っている。首や腕をゆっくり大きく回す、肩甲骨を寄せるなどもよいでしょう。

Q.マスクたるみ、ほうれい線に効果的な美容医療は?
A.気軽にできる『スマスアップ』がおすすめ!顔のシワ・たるみ・ボディの部分痩身にスピーディーかつ即時的にアプローチできるアンチエイジングトリートメントマシン。皮膚の深部有効な高周波と、局所電気刺激を同時に用いて、コラーゲンの生成や筋肉の動きを活性化させ、基礎代謝もアップ!痛みや腫れなどのダウンタイムもなく、施術後のメイクも可能だから気軽に受けられると人気です。

【PART04 毛穴の開き編】マスクで特に悩んでいる人が多かった"毛穴開き"。毛穴が引き締まったキメ細かい肌になるコツを紹介!

Q.マスクの影響で毛穴開きが悪化することもある?
A. すごく影響します!
まず、マスクで皮膚温が上がると皮脂量が増えるという正式なエビデンスデータも出ました。また、マスクで蒸れることで精神的なストレスが加わり、さらに毛穴も開きます。生理周期も影響して、暑い夏は特に毛穴開きに悩む人が増えています。

Q.紫外線が毛穴開きに影響することもある?
A. あります!
紫外線のストレスでも皮脂量が増え、紫外線ダメージへの防衛反応で角層が厚くなり毛穴の入り口が閉じると、ニキビの原因にもなり悪循環が続きます。

Q.顔のムダ毛処理も毛穴に影響する?
A. 剃る行為で角層がダメージを受け、毛穴が目立って見えることもあります。

Q.毛穴を放置するとどうなる?
A. 毛穴開き自体は悪いことではない!
ただ皮脂によって角層が乱れている場合は整える必要があります。皮脂量が多すぎて毛穴が開きやすい人は、乾燥肌の人よりもしっかりとした毛穴対策が必要です。

Q.顔は毛穴トラブルが起きやすい?
A. YES!
ニキビの発生減となる脂腺性毛包は、顔や、胸、背中の上部分に多い。脂腺性毛包は、大きく発達した複数の視線を備え、皮脂分泌を活発に行っているだけではなく、毛穴の入り口が詰まりやすい構造になっているのが特徴です。

Q.毛穴を埋めるのにブラシは有効?
A. NO!
硬いブラシを何往復もさせるのは肌に刺激を与えます。道具を使うのならやさしいタッチで、1回でふんわりとメイクすることを心がけて下さい。また、肌への刺激が少ない熊野筆など、できるだけ上質なものを選ぶことも大事です。

Q.毛穴対策におすすめのインナーケアは?
A. 腸内環境がいい人は肌の調子もいい!
肌の水分量はインナーケアで変化します。特に腸内環境を改善すると肌状態も改善するので、食物繊維と発行食品を積極的に摂取することがおすすめ。例えば、ぬか漬け、みそや納豆、キムチなどから3種類くらいの発酵食品を毎日連続して食べるのも◎。また適度な運動も大切です。

Q.毛穴におすすめの美容医療って?
A.毛穴対策には『スカーレットS』がおすすめ!
『スカーレットS』は、針刺激による創傷治癒効果と高周波の熱効果を融合させた最新式のリフトアップ治療機器。過剰な皮脂量を抑制するので、毛穴が引き締まりニキビも減ります。また、細かい部分に照射できる点も魅力で、若い人なら、鼻~頬のパーツ照射も有効です。
・スカーレットSトータルリフト(※生え際~顔全体・フェイスライン~顎下)トライアル¥80,000(税抜き

・スカーレットSフルフェイス(※顔全体・フェイスライン~顎下)トライアル¥72,000(税抜き)
・パーツリフト(額・目周り・両頬 各1部位)トライアル¥30,000(税抜き)

是非、ご参考になさって下さい。


雑誌『bis』2021年9月号(2021年7月30日発売)

特集 ‟食べたくなるような甘い肌になりたい♥Yummy skin"(P80~81掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【自分の肌に合ったスキンケアを見つけるには?】
■ イメージだけで選ぶのはダメ。きちんと研究された商品を探すこと
今の若い女性はインスタなどの情報でコスメを選びがちですが、それだけでは化粧品の信頼性は計れません。選ぶ基準としては、販売会社にハイレベルな研究機関があり、香粧品研究者が基礎実験から安全性試験、臨床試験まで行っているかどうかです。資生堂や花王、ロレアル、ポーラなどの大手メーカーや大手製薬会社、クリニックで取扱う商品には、それぞれ研究データの裏打ちがありそれに基づき商品作りをしているので、信頼できる商品が多いです。肌が弱い人ほど、コンプライアンスを重視した企業姿勢の歴史のある敏感肌ブランドを選びましょう。自信をもって化粧品開発に取り組んでいる会社はホームページに研究ストーリーが書いてあるのでぜひチェックしてください。また、敏感肌用の製品は、各社が成分を独自に選別し制限しているので比較的安心です。
ただし、良い商品であっても全員に合う商品とは限りません。サンプルを使用して自分の肌に合うものを見つけていくしかないのですが、少なくともゆるっと作ったものとは違うので、選びやすさの基準になります。
皮膚科専門医の立場で申し上げると、化粧品はそもそも健康な素肌を保つ・守るためのものです。スキンケアの基本は、『洗う』『潤す』『紫外線対策』です。本来は、基本を正しく行うだけで肌を美しく保つことができます。また、肌質、年齢、性別、環境によって最適なスキンケアは異なります。モデルのAさんがイチオシの商品があなたに合う保証はありません。それどころか合わない化粧品を使い続けて、軽い皮膚炎を繰り返せば老化を早めることになります。くれぐれもイメージだけで商品を選ばないこと!正しいスキンケアをするならインスタを見るより、皮膚科の教科書を読んだほうが良いでしょう。なぜニキビができるのか、皮膚のバリアがどういうものなのか...それがわかればおのずと、するべきこととダメなことがわかります。

【みんなが気になるトラブルスキンQ&A】

Q.湿度はあるのに乾燥してる!対策はある?
A.水分を保てる乳液を薄く塗るとしっかり保湿できます。
手軽に持ち歩けるミストを使いがちですが、ミストに含まれる保湿成分は微量です。つまり、一瞬潤った感じがしますが、水分を抱える力がないので、肌に打ち水をするようにすぐ乾いてしまいます。ヒアルロン酸、セラミド、アミノ酸、グリセリンなど、肌内部の水分を保持する働きのある成分を含む乳液かクリームを小型の容器に入れて持ち歩くのがおすすめです。もし、汗をかいている場合は、濡らしたハンカチで優しく吸い取ってから乳液を薄くのばしてつけましょう。天然セラミドを主成分にした当院オリジナルの高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』(30g/¥5,000)は、水分保持力や抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

Q.効果的な紫外線対策は?
A.日焼け止めは重ね塗りをして、紫外線カットの服を着ましょう。
日焼け止めのSPFの効果測定試験では、塗布する規定量が2mg/㎠という決まりがあります。日焼け止めの効果を発揮するために、その通りの量を塗ろうとするとかなりの厚塗りになります。つまり、現実的に塗れる量は1/3~1/5程度の量になるので、効果も1/3~1/5程度になるということです。ですから、薄く塗り重ねて少しでも効果を高めることが大切です。レジャーなどで本当に日焼けをしないことを優先するときは、帽子とUPF50+のラッシュガードを着て、飲む日焼け止めも飲みましょう。日焼け止めは紫外線にあたると劣化していくので、見た目は崩れていなくても、2時間ごとに塗り直すのも大切です。
当院では、メラニン生成やDNA損傷から肌を守る『ヘリオケアウルトラD』(30日分/¥6,000)と、肌ぐすみの原因になる糖化も抑える『ソルプロプリュスホワイト』(30日分/¥5,000)のW使いが人気です。

Q.紫外線で焼けた肌の最適なスキンケア方法は?
A.使い慣れたコスメを使い、シンプルに保湿することです。
紫外線ダメージをなかったことにはできません。しかし、被害を最小限にするには、炎症の鎮静が鍵になります。ヒリヒリして痛い場合は軽いやけど状態ですので市販の消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)を飲み、冷湿布で冷やすか、濡らしたハンカチで保冷剤を包み炎症部分を冷やしましょう。ほてりが治まったら、クリームやバームなど、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムで保護しましょう。水分は染みることもあるので控えてください。ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けてくださいね。

Q.早く白肌に戻すにはどうすればいい?
A.肌のターンオーバーがあるので、ゆっくりしか再生しません
日焼け直後に新しい美白コスメを使うのはかぶれなどのリスクがあるので肌の弱い方は注意してください。日焼けしたときは肌を守ろうとしてメラニンが増えています。シミや肌老化を食い止めるなら、積極的に美白やエイジングケアを始める必要があります。日焼けの炎症が落ち着いたら、『ピコレーザー』『フォトフェイシャルM22』『ジェントルレーズ・プロ』でメラニン排泄を促すケアが効果的です。

bis読者は若いので、回復を高めるビタミンB2、B6、Cの内服とビタミンCやレチノール製品を塗るうちに、ゆっくりですが白く戻ってきます。当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』(16g/¥6,500)が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくツルンとした新しい肌が生まれる力をサポートします。市販品より高濃度なので、敏感肌なら保湿クリームと1:1で混ぜて、1~2日おきの使用でも十分な効果があります。

Q.夏の体のかゆみを改善したい
A.ナイロン系の服はNG!吸汗速乾素材の服を着ること
ナイロン系など洋服が汗を吸わないと体に汗だまりができて、汗荒れの原因になります。また、熱がこもるとニキビが増えてかゆくなります。オフィスや自宅など涼しいところにいるならいいですが、暑い環境にいる時間が長い場合は、麻や綿、ガーゼ、吸湿速乾素材のもので、ゆったりとしたシルエットの服を選ぶのが大事です。

Q.マスクで肌荒れしないようにするにはどうすればいい?
A.マスクを外して皮膚の熱を下げるタイミングを作りましょう。
コロナ禍以前は、汗をかいても気化熱で水分が蒸発することで皮膚の熱を下げてくれましたが、マスクをしていると、皮膚の温度が下がらないのでどんどん汗が出て皮脂量も増えてきます。顔におむつをしているのと一緒です。乾燥性敏感肌の人は、汗荒れの状態で痒くなり湿疹系のマスク皮膚炎に、皮脂の量が多い人はニキビと脂漏性湿疹ができやすくなります。これを防ぐにはマスクを外し皮膚の熱を下げることが一番です。外したときは水で濡らし硬く絞ったハンカチでポンポンと汗を拭き、扇子などで風をあてるのが効果的です。

Q.肌にブツブツやザラザラができやすくなるのはどうして?
A.症状が軽いものなら市販のステロイド剤を塗ってください。
肘の内側や脇の下、バストや首など汗がたまるところに出るのは汗の刺激による湿疹で、日に当たるところにでるブツブツは紫外線による日光皮膚炎が多いです。症状が軽いものなら市販の弱いステロイド剤を塗ってみましょう。赤かったものが薄茶色になり、ザラザラも軽くなったら効いている証拠です。旅行中は、すぐに皮膚科に行けない場合も多いので、アレグラやクラリチンなど抗アレルギー薬と消炎鎮痛剤、ステロイドの外用剤を持っていくのが安心です。あせもやかぶれ、虫刺されなどは、ステロイドを塗って抗アレルギー薬を飲むと早く治ります。2日しても改善しない場合は皮膚科を受診しましょう。

夏は肌にとって過酷な状態が続きます。なるべく肌トラブルを起こさないようにしっかり対策をしましょう。

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雑誌『&ROSY』2021年9月号(2021年8月22日発売)

特集『暑さに負けない、爽やか美容 スッキリ美人宣言!』(掲載P230~231)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

いよいよ本格的な夏到来します。キラキラまぶしい太陽の日差しのもと、気持ちも明るくウキウキ...と同時に「汗や湿気で髪がまとまらない!」「毛穴悩みや日焼けで肌がボロボロ」「薄着になるにはボディラインが不安」など、悩みが多い季節でもあるというのが大人の本音です。そこで今号では、夏を美しく爽やかに過ごすためのヘア・スキンケア・ボディケアのポイントが紹介されています!夏の美容法を上手に取り入れて最高の夏をお過ごしください。

■トラブル1 ニキビ編
大人のニキビは様々な要因が複雑に絡み合っています。セルフケアだけでの改善は難しいことも多く、自己判断により肌に合わない市販薬や化粧品を使用してしまうと、症状を悪化させ、回復不可能なトラブルになる可能性もあります。ストレスや睡眠不足も関係しているので、心身の調子も整えることが完治への近道に!
【ホームケア】
① 角質ケアを取り入れて滑らかな肌に
肌に<古い角質><余分な皮脂>があるとニキビが発生しやすくなります。ニキビ菌は肌上にいる常在菌のためなくすことは出来ませんが、古い角質と皮脂は対処できます。今ニキビがない人も予防ケアとして取り入れるのがおすすめ。
WIQOフェイスフルイド』(30ml¥8,000)は、8%のグリコール酸を肌に良いバランスで配合しており、どんな肌のタイプにおいても、灼熱感などを感じることなく使用することができます。皮膚のターンオーバーや再生促進効果、コラーゲン生成も促します。顔とお体両方にご使用いただけます。
また、角質ケアにプラスして、ニキビ跡の黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果的なのが『ナノメッドVAエッセンス』(16g¥6,500)です。医療機関ならでは高濃度純粋レチノール含有で、ターンオーバーを促進し、滑らかな肌に整えます。

② ビタミンCで炎症を抑え、過剰な皮脂も抑制
ビタミンCは、過剰な皮脂を抑えたり、活性酸素の抑制、毛穴の引き締め、美白など多彩な美肌効果があり、皮膚科で長年使われている安全性の高い成分です。空気に触れると酸化して効果が失われやすいので、化粧品には‟ビタミンC誘導体"という形で配合されることが多いです。‟ビタミンC誘導体"は、安定性が高く、肌に浸透しやすい特長があります。当院の『巡活ローション』(200ml¥4,500)は、高浸透型ビタミンC誘導体と保湿成分を美容液レベルに凝縮しています。使用後の肌はモチモチです。

【クリニックでの治療法】
ニキビに伴う赤みや色素沈着を一台で改善『フォトフェイシャルM22』(初回トライアル ¥28,000)アクネ菌を殺菌・減少させ、炎症性ニキビを早く治癒させます。また、メラニン色素の除去作用や、過剰な毛細血管や拡張した毛細血管を壊すことができるため、気になるニキビ跡の赤みやシミ・黒ずみも同時に改善します。さらにコラーゲンやエラスチンの産生高め、比較的新しいニキビ跡の浅い凹みの改善も期待できます。

■トラブル2 シミ&肝斑編
"シミも肝斑もトラネキサム酸がきく!あとはレーザーで粉砕を!"
【ホームケア】
① 抗炎症作用のあるトラネキサム酸でメラニン生成を抑制
紫外線を浴びると、メラノサイトの周りの肌細胞から、メラニンを作らせる情報が伝達され、それが沈着してシミや肝斑となります。トラネキサム酸にはメラノサイトの活性化を抑制する作用が厚生労働省でも認められています。ですから、毎日トラネキサム酸含有のアイテムを取り入れれば、シミの出来にくい肌に。

ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』(120ml¥8,500)は、トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した優秀な薬用美白乳液です。メラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎながら、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます。
② 飲む日焼け止めで、皮膚だけでなく、髪や目、全身をくまなくケア
飲む日焼け止めは、日焼け止めを塗ることができない目や髪まで紫外線から守ってくれる頼もしい存在です。また、紫外線を浴びることで発生する活性酸素による全身への悪影響も防御してくれる効果も絶大です。

【クリニックでの治療法】
シミを微粒子サイズに砕く!『ピコレーザー(ピコウェイ)
照射時間が従来機の1000分の1「ピコ秒」という切れ味で、微粒子サイズまでシミの色素を細かく砕きます。境界のはっきりしたシミは、『ピコスポット照射』で、かさぶたにして取ることができます。余計な熱作用を与えずにシミだけを狙い撃ちできるので、施術後のかさぶたは膜状で薄く、炎症後色素沈着のリスクが少ないのも人気の理由です。細かく粉砕された色素はリンパ管を通して体外へと排出されます。パウダー状に砕かれた色素は目視しても分からないぐらいに散るので、これまでのどのレーザーよりも痛みも少なく、短期間でシミを除去することができます。シミはもちろん、初期のイボ、小さいホクロなど幅広いお悩みを解決できます。さらに『ピコレーザー(ピコウェイ)』はシミ取りの他に、顔全体の色調を明るく整える『ピコトーニング照射』やハリを高める『ピコフラクショナル照射』で肌全体の若返りも目指せます。

■トラブル3 毛穴編
"皮脂の詰まりを取り除き、徹底保湿を"
&ROSY世代は、たるみ毛穴の悩みも出る頃です。加齢や紫外線ダメージにより、コラーゲンやエラスチンが変性し、密度も低下すると、肌は弾力を失い、重力によって引っ張られて毛穴も下方向に伸び広がり、楕円形や涙型のたるんだ毛穴になっていきます。
【ホームケア】
線維芽細胞の働きを活発にしてコラーゲンの産生を促すレチノール(ビタミンA)や、毛穴引き締め効果の高いビタミンC誘導体をスキンケアに取り入れましょう。上記でご紹介した『ナノメッドVAエッセンス』が効果的です。ただし、肌の深い層の変化が原因の「たるみ毛穴」は、セルフケアだけでは改善できないのも事実です。肌の奥にアプローチできる医療機関での専門治療も取り入れていくことが改善への近道です。

【クリニックでの治療法】
真皮~皮下組織上層にアプローチできる『タイタン』『スカーレットS(RF)』『ダーマペン4』がおすすめです。たるみの症状が強い場合は、皮膚の土台となるSMAS層にアプローチできる『ウルセラ』『サーマクールFLX』が有効です。

■トラブル4 たるみ編
‟再生力が衰えた大人の肌には、照射治療や針の刺激が若返りのスイッチに"
皮膚、皮下脂肪、さらに深部にある顔面靭帯や筋膜のコラーゲン線維が加齢と共に劣化すると、皮膚や脂肪を支えきれず下垂してたるみが生じます。30代半ばからは、脂肪や骨が萎縮してボリュームも減るので、ますますシワが寄りやすくなり、ほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴ線など深いシワと輪郭のくずれが目立ってくるのです。
皮膚の構造自体が変化して起こるこれらの症状にセルフケアだけで立ち向かうのは難しいでしょう。美容医療を上手に取り入れることが改善への近道で、老化の進行を穏やかにして、5年後、10年後の未来の肌を若々しく保ちます。
伸びてしまった筋膜や皮膚の奥にある靭帯などを立体的に縮め、強固なコラーゲン線維に置き換える治療が必要です。
ウルセラリフト』は、超音波のエネルギーが、皮膚の「真皮深層」から「皮下組織」、皮膚を支える土台ともいえる「SMAS層(表在筋膜)」や「顔面靭帯」にまで作用し、土台から引き上げ、6~12カ月と効果が持続します。『サーマクールFLX』は、RF(高周波)の熱エネルギーによってコラーゲン線維や皮下脂肪を支える線維隔壁、顔の土台となるSMAS筋膜を収縮し、施術直後から引き締め効果を得られるたるみ治療です。ロ元のダブついた脂肪や輪郭のくずれなどに効果を発揮します。小顔効果が高いのも魅力です。
夏のダメージは早めに回復させるのが吉。ぜひご相談にいらして下さい。

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雑誌『美的』2021年9月号(2021年7月22日発売)

特集『デリケートゾーンこそ、相談できるかかりつけ医が欲しいと思っていました VIO脱毛からピーリング、引き締めまでフェムテック美容ことはじめ』(掲載P230~231)に当院『VIOラインの医療レーザー脱毛』が掲載されました。

美的ライターさんによる当院の『VIOラインの医療レーザー脱毛』体験レポートがカウンセリングから実際の照射の様子まで、詳細かつ笑いもたっぷりに紹介されています。

■麻酔するから痛くない。ポシュポシュ連射されてあっという間
今や "毛"問題は、自分の好みの手段で解決できるようになりましたが、ことデリケートゾーンに関しては、多少費用がかさんでもプロにお任せした方がいい!との思いで今回ご来院いただきました。
デリケートゾーンは皮膚というより粘膜に近いパーツです。毛の処理方法としては、かみそりで剃る方法やブラジリアンワックス(ワックス塗ってはがす抜毛方法)などもありますが、傷口から雑菌が入ったり、埋没毛や毛嚢炎など、肌を傷めるリスクがあります。また、エステで行われているのはマイルドな光で毛量を整える光減毛です。使用するマシンの出力も医療用のレーザーと比較して格段に低いので、効果が出るまでに数年かかることもあります。また、デリケートゾーンの皮膚色は浅黒いので、ヤケドのリスクもあります。
デリケートゾーンだからこそ、皮膚科専門医が常駐していて、トラブルが起きたときにすぐに対処できる医療クリニックでの安心で安全な『医療レーザー脱毛』がおすすめです。

★『ジェントルレーズ・プロ
当院で脱毛に使用する『ジェントルレーズ・プロ』は日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射できます。
強い熱エネルギーによって毛と毛を作る器官(毛母)を壊すため、半永久的に毛が生えてこなくなります。さらに、レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので、継続すると肌のハリと透明感が高まります。
当院はドクター、スタッフともに全員女性です。1回目は緊張している方も多いですが、回を追う毎に皆さん慣れていらっしゃいますのでご安心ください。
今回VIO脱毛を体験されたライターさんからも、「ドクターも看護師さんもとても手慣れていて、タオルのかけ方、外し方ひとつまで、とってもスムース。パッとめくって前を診て、くるっと返して後ろへ...と患者が羞恥を感じるヒマがありません。
VIO美容、遅咲きデビューの私たちではありますが、これから末長く相談できる場所が見つかってよかった。」とのご感想をいただいております。
また、お痛みを心配される方も多いですが、『ジェントルレーズ・プロ』は、照射と同時に冷却ガスが噴射されるため、痛みが格段に軽減されます。さらに、VIOに関しては、事前に麻酔クリームも塗るので、部分的にほんの少しだけ熱く感じる程度で恐れることはありません。
毛の生える周期に合わせて1.5~2ヶ月に1回の間隔で照射します
個人差はありますが、はじめの3回で毛量は半分程度に減り、5回もすると毛はほとんど生えず、多くの方が8回程度でほぼ無毛~産毛が少し残る程度の状態を実感できます。

■脱毛前の剃毛テクニック
脱毛の前日、または当日朝にご自宅での剃毛をお願いしています。
毛の長さや量が多い場合は、まずはさみで毛を短く切っていただき剃りやすい状態にしてください。その後、シェービングジェルやクリームを塗って、毛の流れにそって切れ味のよい3~4枚刃のレディースシェイバーを使ってやさしく剃っていただきます少しずつ剃るのが基本です。

本誌では、加齢や出産などによるデリケートゾーンのお悩みにも少し触れています。
膣のゆるみや尿漏れ対策には、『ヴィーナスハイフ(V‐HIFU)』や『エムスカルプトα(EMSCULPTα)』がおすすめです。また、VIOの黒ずみのお悩みには、『ピコレーザー』をご紹介しています。

なかなか人には相談しにくいデリケートゾーンのアレコレかと思いますが、当院では女性皮膚科専門医と経験豊富なスタッフがプロの立場でお悩みを解決できるよう努めておりますので、お気軽にご相談くださいね。


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雑誌『エル・ジャポン』2021年8月号(6月28日発売)

特集『Elle BODY POSITIVE もっと自分の体を好きになる!』(掲載P64,65)に当院の『スマスアップ』が紹介されました。

■お尻のたれを防止する「スマスアップ」
「スマスアップ」は、高周波(RF)×局所電気刺激(DMA)を組み合わせた施術です。
高周波による熱エネルギーでコラーゲンの生成を促進、温熱効果で血行やリンパの流れを改善すると同時に、局所電気刺激により筋肉を最大限に活性化します。
基礎代謝がアップして皮下脂肪の減少を促進し、お尻の引き締まりを実感いただけます。さらにハリやツヤが出て肌質そのものも若々しくなります。
お尻だけでなく、顔~全身に施術可能です。痛みやダウンタイムが全くなく、ほんのりと温かく感じる気持ち良い施術が人気の理由です。

★オススメの治療:『スマスアップ』×『脂肪溶解注射』
『脂肪溶解注射』は、気になる部分に脂肪を溶かす効果のある薬液を注射することでダイエットより確実な部分痩身を可能とする新しい痩身術です。脂肪溶解注射後は、「溶けた脂肪をリンパに流す」ということが重要になります。リンパの流れが滞っていると、排出がスムーズにいかなくなります。『スマスアップ』を併用すると、溶けた脂肪のデトックス作用が高まります。
また、高周波(RF)の効果で、新しいコラーゲン線維が再生されるので、たるんだ皮膚を引き締め、肌のハリを保ちながら脂肪の付きにくい体質に変えていきます。

ぜひお気軽にお問合せ下さいね。

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雑誌『サンデー毎日』2021年8月1日号(2021年8月1日発売)

特集『男性諸君!紫外線対策で老化を防げ』(掲載P112,113)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

■肌老化の約8割が光老化のしわざという事実
「光老化」とは、紫外線をはじめとする太陽光線を慢性的に浴び続けることで、皮膚に「シワ」「シミ」「イボ」「たるみ」「毛穴の開き」などの老化現象が現れることです。さらに、光老化は前がん病変である日光角化症、皮膚がんも引き起こすことがあります。
日本人はじめ有色人種は細胞のDNAを守る作用のあるメラニン量が多いので、白色人種に比べて皮膚がんに関して影響が少ないとはいえ、発生頻度は年間人口10万人あたりに3~5人で、昨今男女ともに増加傾向にあるとの報告があります。
皮膚がんの最も多いニュージーランドでは1980年代にサンスマートプログラムとして、紫外線予防のための衣服やサングラス、帽子の着用、加えて紫外線防止剤の塗布の重要性を啓発しています。
ちなみに、5~8月の東京の紫外線量はオーストラリアの夏とほぼ同量です。日本でも、「光老化 啓発プロジェクト」として、日本皮膚科学会や日本美容皮膚科学会はじめ、大手化粧品メーカーなどの協賛も得て、さまざまな方面から光老化の認識を高める努力をしています。
しかし、プロジェクトによる一般市民へのアンケート調査では、日常的に日焼け止め剤を使用している男性は1桁台というのが現状です。60代以降にいたっては使用経験なしという人が大多数なのです。

■紫外線による悪影響は、老化貯金のようなもの
紫外線による肌への影響で圧倒的に多いのが、「シミ」や「老人性イボ(脂漏性角化症)」です。どちらも紫外線B波による表皮細胞のDNA損傷がきっかけです。男女ともに30歳前後に現れ始めますが、化粧習慣のない男性は気づかず、ゴルフなど日焼けを続けていくことがほとんどです。そして40代になるとそれらが顕著に目立ち始め、周囲に指摘されるようになるのです。
以前、奥様と来院された男性で、シミやイボが広範囲に目立つ方がいました。奥様よりかなり年上かと思ったら同年代とのことですが、明らかに見た目年齢の差が生じていました。
男性で特徴的なのが頭皮と耳介上部のシミとイボです。5分刈りで日光を浴び続けたスポーツ少年時代の遺産です。良性ではありますが、審美面だけでなく、くしが引っかかって痛いという問題もあります。40、50代の現在も短髪、もしくは少し薄くなりかけている方は、紫外線をダイレクトに受けることになります。
一度できてしまったシミやイボはレーザー治療などを行わなければ消えることはありません。
人生100年時代に、40代でできてしまったシミやイボをこれから何十年も抱えて過ごすなんて悲しいことはありません。日常の紫外線対策を習慣化して、見た目年齢も若々しく保ちましょう。

■窓越しに安全はない。いつしかシワやたるみに
シワやたるみは肌の深く真皮層に到達する紫外線A波の影響によるもので、肌の弾力や構造を形作るコラーゲンやエラスチンの劣化で生じます。
紫外線A波は窓ガラスも通り抜ける性質を持っているので、車の運転や窓越しのデスク作業などで知らず知らずに影響を受けています。
ゴルフやアウトドアスポーツのときだけ紫外線対策をすれば大丈夫、は危険な思い込みです。

■身だしなみの髭剃りが、肌をますます悪化させる
肌のバリア機能は細胞間脂質、天然保湿因子、皮脂膜の3要素により保たれますが、この中で水分保持の80%は角層内の細胞膜脂質が担っています。
髭剃りはバリア機能の要である角層をこそげ落としているのと同じです。角層の再生は約2週間かかるので、2週に1度の髭剃りなら、丁度よくターンオーバーを促すかもしれませんが、毎日の髭剃りでは、肌には潤いを抱える力が残りません。
潤っていると感じるのは、男性特有の過剰な皮脂と汗ですが、実はいずれも多すぎると肌荒れを誘発します。また、皮脂の酸化は紫外線によって進むので、あっという間にちりめんジワやくすみの目立つ老化肌になります。
また、思春期にニキビができなかったような皮脂量が少なくキメの細かい肌タイプでは、早くから乾燥を感じやすく、50代半ばになるとスネ、肘から先、お尻から腰回りの肌の乾燥が始まり、冬には皮脂欠乏性湿疹や乾皮症になりやすいので注意が必要です。
男性だから皮膚が厚いというのは都市伝説で、スキンケア不足、日焼け、髭剃り、皮脂過剰のクワトロパンチで肌はかなりダメージを受けています。
髭剃り後、外出前には化粧水や乳液で肌のバリアを整え、日焼け止め剤で紫外線予防をしっかりとしてみてください。手入れをしてこなかった肌が1週間でぐんと潤いが増しキメが整います。1か月も続ければ、見間違えるようにツヤツヤの張りのある肌になってきます。

■紫外線に加え、全身の老いを深める「酸化」と「糖化」
酸化は紫外線、喫煙、ストレス、大気汚染物質、過度な運動などがきっかけで活性酸素が過剰に発生し、全身の細胞に不可逆的なダメージが生じることです。血管老化から生活習慣病の誘発。肌にはシミ、シワ、たるみ、肌荒れと老化のフルコースをもたらします。
糖化は、高糖質の食習慣により、血液中の余分な糖質とタンパク質や脂質が結合し、変性して糖化最終産物AGEsを作り出してしまうことです。これには「褐色化する」という特徴があり、肌に蓄積すると肌が黄ばんでくすみます。また、動脈硬化や腎機能低下、骨粗しょう症、白内障などさまざまなリスクにも繋がります。
ヒトはAGEsを分解する酵素を持たないため、一度できるとそのまま体内に蓄積され、なかなか排出されません。糖化が進むといくら表面から角質ケアや美白ケアをしても、肌の柔らかさや透明感を取り戻すのが難しくなります。ケアをしても取れないくすみ(黄ぐすみ)はメラニンのせいではなく糖化によるものなのです。
40代以降になると、酸化ストレスと糖化ストレスは手をつないで進んでいきます。見た目の若さを守るには、紫外線予防と同時に食生活の改善が大切です。
太陽のあたる窓辺でビールを一杯。小腹が空いたらおにぎりや唐揚げ、ラーメンを、なんて幸福な時間ですが、これは紫外線A波による酸化と糖質過多食による糖化のマリアージュ状態になってしまいます。繰り返すうちに、肌も体内も老化が進んでしまうでしょう。

いつまでも清潔感のある見た目と活動的な若々しさを維持するためにも、食事や睡眠、運動、排せつ、ストレスコントロールなど生活習慣を整えるほか、日焼け対策を徹底すること、糖質をとり過ぎないことを心がけるようにしましょう。
また、サプリメントを取り入れるもおすすめです酸化と糖化を同時に予防するこちらのサプリメントは、皮膚だけでなく、血管や臓器の老化を予防する効果も期待できます。
★おすすめのアイテム:『ヘリオケアウルトラD』×『ソルプロ プリュスホワイト
ヘリオケアは体の内から確実に紫外線と活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。ヘリオケアには主成分「ファーンブロック」の他、抗酸化作用の高いビタミンC、E、D、ルテイン、リコピンも配合され、様々な原因で発生する活性酸素から体を守ります。
また、ソルプロ プリュスホワイトは日本国内製造の日焼け&糖化対策サプリメントです。紫外線などの「酸化」による肌のメラニンぐすみだけではなく、過剰な糖質がタンパク質と結びつき、肌の黄ぐすみ・しわの原因にもなる「糖化」も防ぎます。一度の服用で24時間効果が持続し、継続して服用することにより、日焼け予防効果が高まります。

しかし、できてしまった「シミ」「老人性イボ(脂漏性角化症)」は、化粧品では改善できません。ぜひ、美容医療も賢く利用してみてください。当院ではお肌の状態を拝見し、症状に応じてさまざまな照射機器や、ピーリング等を組み合わせた治療をご提案しています。
CO2レーザー手術』による老人性イボ治療
ピコレーザー』によるシミ治療

是非、お気軽にご相談くださいね。

雑誌『MyAge』2021年夏号(7月6日発売)

特集『素敵女医の夏冷え&むくみ対策』(掲載P110)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

冷えからくるむくみは、寒い時期だけの不調ではありません。むしろ冷房を使用する夏こそ冷えがたまると言われています。
今回は、慶田院長が実際に行っている冷え&むくみ対策をご紹介します。

■通年、重炭酸の入浴剤を溶かしたお風呂に5分×2回
重炭酸を溶かした湯船に、真夏でも必ずつかることで、血流が良くなり冷えやむくみの対策になります。つかっている時間は、一年を通して5分×2回程度で、入浴後もポカポカ感が持続します。慶田院長は、『薬用ホットタブ重炭酸湯Classic』を愛用しています。

■ダンス・ぴらて・ストレッチ
さらに、入浴以外の血流改善対策として、週に1回のジャズダンスのほか、月に3回のピラティス、夜の軽いストレッチを習慣にしています。朝むくんでいるときにはストレッチをしたり、冬はめぐりズム蒸気の温熱シートを背中に貼るのもおすすめとのことです。
運動習慣と食事が体型維持と健康には欠かせません。ウォーキングや水泳、ヨガ、ダンスなど気軽なものから始めてみましょう。

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雑誌『BAILA』2021年8月号(2021年7月12日発売)

特集『10年後の肌に負担を残さない!美の先輩に聞く、やらない美容で美肌貯金』(掲載P128,129)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

一生懸命ケアしているのに、いまいち結果を出せていなくてお悩みの方は多いのではないのでしょうか。もしかすると、肌に良かれと思って行っている美容法が、実はニキビや肌荒れ、乾燥、老化の原因になっているかもしれません。
大切なのは「洗う」「潤す」「光対策」の3つです。本来は、この3つの基本を正しく行うだけで肌を美しく保つことができます。
しかし、美容のトレンドに影響されて、"洗うとなると徹底的に洗う"、"洗いすぎが悪いとなると今度は逆にまったく洗わなくなる"、と両極端なことを実践する人が少なくありません。
大事な細胞間脂質まで溶かして洗い流してしまうような強すぎるクレンジングや洗顔はNGですが、酸化したアブラや角栓などの脂&タンパク汚れがあるのに、それを水だけ洗顔でなんとかしようとするのもナンセンスな話です。
潤すためには肌を活性化させる必要がありますが、それにはまずしっかり睡眠をとること、そして肌を作る材料、栄養をとることが大前提です。30歳は肌も体も変わるときです。加齢に伴い、抗酸化力や抗炎症力は残念ながら劣化していきますが、そこを補うのが美容の役割です。アンチエイジング医学に「Look Younger, Live Longer」という言葉があります。若く見える人は体の中も若く、長生きするものです。"やらない"という美容もあることを知っておきましょう。

■Don't やりすぎパッティング
化粧水を含ませたコットンで肌をパッティングすると、肌の奥までうるおい、毛穴が引き締まるという説もありますが、これは間違いです。
何度もパッティングするうちに手の力は自然と強くなりますし、コットンの線維との摩擦が生じ、肌にとっては刺激にしかなりません。手の平全体を使って隅々までやさしく包み込むように馴染ませれば充分です。
濡れた状態が長時間続くと肌の角層にある細胞間脂質が流れ出て乾きやすくなる恐れがあります。化粧水をたくさん使って、コストと時間をかけているのに肌にとってはむしろマイナスな結果になってしまうのでご注意ください。
化粧水の後は乳液、クリームなどを塗り、うるおいが逃げない肌に仕上げることを忘れずに行いましょう。

■Don't 顔を常に触る
肌を無駄にいじることがいちばんやめてほしいことです。そういうと、エステはダメ?美容鍼はダメ?と聞いてくる方もいますが、きちんと筋肉への働きかけ方をわかったプロによる施術を月に1回程度取り入れるのは肌を活性化するのにいいことだと思います。
テレビを見ながら何も考えずに手だけを漠然と動かすマッサージはやめましょう。
特に美顔ローラーや指圧器など、道具を長時間使うと肌の負担です。
また、頬杖や顔を触るという刺激は毛穴を詰まらせ、ニキビができるきっかけになる可能性があります。手のひらについている目に見えない無数の汚れや菌は肌荒れのモトになるので、意識して触らないようにしましょう。

■Don't 洗わなすぎ!
敏感肌や乾燥肌だからといって朝の洗顔をしない、または水だけで済ませている人がいます。確かに皮脂を落としすぎるのは肌に良くないですが、水洗顔だけでいいのは、本当に皮脂の分泌量が少ない、ごく一部の『超乾燥肌』の人のみで、大多数の人は朝も洗顔料を使うべきです。就寝中に出た皮脂や夜に油分のあるスキンケアなど、アブラ汚れは水だけでは落ちません。朝、顔を洗わないということは24時間、酸化したものを肌にのせた状態で過ごすということになります。かといって洗いすぎも良くないので、アミノ酸系の洗浄剤の泡で30~40秒程度、ふわっと洗うぐらいがちょうどいい洗顔です。
★おすすめのアイテム:『アクセーヌ リセットウォッシュ
院内で患者様にご使用いただいている『アクセーヌ リセットウォッシュ』は、ボトルからスフレのようなきめ細かい泡ででてくるので、簡単に泡洗顔できます。

■Don't オイル抜きの食事
体型管理のための食事制限でサラダと脂身のないささみしか食べないといった油抜きの食事はやめましょう。肌の潤いの元であるセラミドなどの細胞間脂質は、コレステロールなどの脂質を材料にして作られています。スキンケアでもセラミドを一時的に補うことはできますが、それだけでは足りません。そのため、食事から油を完全に抜いて脂肪酸が欠乏すると、細胞間脂質が減ってバリア機能が低下し、乾燥してちりめんジワやたるみの元になります。食事から摂取すべき脂質は、オメガ3と6ですが、オメガ6は多くの食品に含まれているので、意識して摂るべきは「オメガ3系脂肪酸」です。えごま油や亜麻仁油からは、効率的に「オメガ3系脂肪酸」が摂れます。熱や光に弱く、酸化しやすいので、和えたり、つけたり、加熱調理後の食べる直前に加えましょう。青魚やくるみも良質な油がとれておすすめです。量としては、毎日スプーン1杯程度が理想です。
逆に控えるべき油が、「トランス脂肪酸」を含むマーガリンやショートニングです。クッキーなどのお菓子やパンやケーキ、スナック菓子などに含まれ、身の回りに溢れています。
血中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす働きがあり、日常的に多量に摂取すると心臓疾患などのリスクが高まるとされています。
ですから、毎日コンビニのパンを食べている、スナック菓子を食べている方は、ぜひ食生活を見直してみてください。

■Don't 夜、遅くまでスキンケアに明け暮れる
本来、バイラ世代ならちゃんと寝ていれば肌はピカピカ、髪はツヤツヤをキープできるものです。仕事終わりにジムやヨガ。家に帰って遅い時間に食事、長風呂、フル装備のスキンケアとキレイになるためのto doリストがいっぱいで睡眠が4~5時間では逆効果です。睡眠不足が三日続けば酩酊状態、3日以上だとうつ状態になるといわれています。きれいになりたいなら、まずは睡眠をとりましょう。

■Don't 無理なダイエット
昔から医食同源というように、肌をはじめ体は食べたものでつくられています。その材料となるタンパク質(肉・魚・乳製品)と野菜、豆類などは毎日きちんととり、それを食べた上で炭水化物や嗜好品を食べてください。腸内環境を整えるために食物繊維は海藻などの水溶性・野菜の不溶性を両方と、発酵食品も一緒に食べましょう。炭水化物もとらないとお米を食べて育った日本人は便秘になってしまう人もいます。偏食をしていてはどんなスキンケアや美容医療を行っても、肌には高いレスポンスを出せません。

■Don't 無防備なランニング
適度な運動を始めて筋肉貯金をしないといけない30代ですが、ランニングには要注意です。紫外線対策をしていても、走って汗をかいたら日焼け止めが流れるような状態ではシミやくすみ、たるみの原因になります。さらに走ると体が振動するので、胸の重さを支えているクーパー靭帯が伸びてしまいます。顔の弾力線維ももちろん振動によるダメージを受ける可能性があるので、たるみが加速します。どうしても走りたい場合は夜か室内にしましょう。

■Don't SNSを信用しすぎ
今の時代、個人が発信するSNSやインターネットなどはもちろん、ときには大手メディアでも、間違ったお手入れや無意味な美容習慣が真実のようにとりあげられています。情報の海に飲み込まれず、これは正しい情報なのかをエビデンスや出典をきちんと確認するクセをつけましょう。

【美容医療で美肌貯金】

♢産毛によって開いた毛穴は脱毛すれば解決
→『医療レーザー脱毛
産毛によって毛穴が開き、黒ずみの原因になっている可能性もあります。日本人はうぶ毛の色も黒いうえ、剃ると毛の断面がひろがることで、余計に目立ちやすくなります。特にTゾーン、小鼻、あごが目立ちやすい傾向にありますが、うぶ毛の色が薄かったり細かったりすれば目立たないので、『レーザー脱毛』を続けて軟毛化すると目立たなくなります。

♢ハリのためのコラーゲン育成
→『ケミカルピーリング』+『フォトフェイシャルM22
フォトフェイシャルによる熱刺激はコラーゲン合成の指令を出します。定期的に受けている人は結果としてコラーゲンをつくる設計図(メッセンジャーRNA)の発現量が若者レベルであることがわかっています。バイラ世代なら年3~4回で将来のハリ感に大きな差が出てきます。当院では、照射前に乳酸による『ケミカルピーリング』で角質を滑らかにし、毛穴の詰まりを解消してから施術します。ニキビもできにくくなりますし、肌のバリア機能も高まります。アトピー性皮膚炎や肌荒れなどの痒みも良くなるので敏感肌の方にもおすすめです。

♢あごと眉間、おでこと目尻のシワ対策
→『ボトックス注射』
表情のクセによって眉間やあご、額や目尻などにシワができるという人はプリーツ加工のようにシワが刻まれる前に『ボトックス注射』を打つことをおすすめします。早く始めると、より結果も出やすく、さらに効果の持続時間も長くなるので、気になりだす前にスタートし、継続してメンテナンスを続けていきましょう。

美容医療との付き合いは細く長くがベスト。ぜひお気軽にご相談くださいね。


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富士薬品発行『健康通信』2021年7月号

富士薬品発行のオリジナルフリーペーパーの特集『人には聞けない健康のあれこれこっそり相談室 夏場の気になる汗そのニオイの原因は?』(P13)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

発汗は、気温の上昇や運動による体温調節を担っている大切な機能です。
しかし、気温や湿度が上昇して汗をたくさんかく夏場、一段と気になるのがニオイ問題です。汗を分泌する汗腺には、「エクリン腺」と、わきの下など特定の部位にある「アポクリン腺」の2種類があります。
♢「エクリン腺」は全身に分布し、体温の調節を行うのが主な働きで、その99%は水分、それ以外の成分はほぼ塩分のため無色無臭です。たくさん汗をかいたあと、服に白い跡が残るのはそのためです。
ただし、もともとは無臭のエクリン汗も、大量に汗をかいてそのまま放置すると皮膚上に存在する常在菌が汗の中の成分を分解し、変質させることでニオイが発生します。
♢「アポクリン腺」は、ワキの下、外耳道、へそ、乳輪回り、デリケートゾーンなど、毛が多く生えている限られた部位に分布しています。脂質やタンパク質などニオイのもととなる成分を多く含み、細菌の分解によって臭いが発生しワキガ臭の原因になります。

■疲労やストレスがニオイの原因になることも!
緊張や焦りなどによる精神的な汗は「緊張汗」(精神性発汗)と呼びます。疲労やストレスが蓄積すると肝臓がうまく機能せず、体内で作られたアンモニアが尿として排泄されず体内にたまりニオイが強くなるといわれています。
肝臓機能の低下は、過度な労働や加齢による疲労の蓄積、ストレスによる免疫力の低下、飲酒、肥満などが原因です。一回の飲酒量は少なめ(日本酒は1合、ワインはグラス2杯、ビールは3杯程度)に保ち、休肝日を設けるようにしてください。定期的に運動をしたり、気晴らしの趣味を楽しむことも効果的です。また、体内に取り込む食品もニオイに直接影響するため、健康的な食事バランスを心がけましょう。カレーやキムチ、ニンニクなど、刺激の強い食品はニオイに影響があるので適量に調節をし、野菜、海藻、発酵食品を多く摂るように意識することが大切です。

■夏に実践したい汗のニオイ対策
毎日、全身を洗うことと、汗をかいたら早めに拭き取ることが基本です。拭き取るときに乾いたタオルで拭いた場合、水分は吸収しますがニオイの成分が皮膚の表面に残ってしまうため、ボディシートか濡らしてしぼったタオルを使って、早めにニオイの元を取り除くようにしましょう。また、汗がしみこんだ下着や衣類などをそのままにしておくと、皮脂が酸化してにおいやすくなります。さらに、汗あれの原因になります。下着や夏のトップス類はそんなに荷物にならないので、着替えを持ち歩き、潔く着替えるのも有効です。

■美容医療で汗&ニオイ対策
★おすすめの治療『医療レーザー脱毛』×『脇ボトックス治療
『医療レーザー脱毛』は、レーザーの熱エネルギーが毛と毛の周囲に広がり脱毛効果を発揮するのですが、この熱は毛包に付着している皮脂腺にも作用します。それにより、アポクリン汗腺の活性が少し弱まるので実はワキガにも効果的なのです。当院で採用している『ジェントルレーズ・プロ』は、日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射できます。強い熱エネルギーによって毛と毛を作る器官(毛母)を壊すため、半永久的に毛が生えてこなくなります。さらに、レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので、継続すると肌のハリと透明感が高まります。
女性の場合、おりもの・月経血がありますし、普段の排泄時の尿・便なども毛があることで付着しやすく、デリケートゾーンが汚れやすい状態です。それらの汚れがもとになってニオイが発生します。陰毛は臭い物質が付着する温床となるので、『VIOラインのレーザー脱毛』がおすすめです。Vの部分を残すかどうかはお好みになりますが、IとOは衛生的にも全て脱毛するのがおすすめです。医療レーザーは出力が高いため、脇やVIOなら3回で毛量と毛の太さが半分になり、6回程度でほとんど剃らないでよい状態になります。(肌の色と毛量で必要な回数は異なります。)
また、"メスを使わない多汗症治療"として人気なのが『脇ボトックス注射』です。
ニオイのもととなるアポクリン汗腺、汗ジミとニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗の量を軽減させます。この2つの治療を組み合わせると、より高い効果が得られます。なお、VIOエリアにボトックスを注射する『すそワキガボトックス注射』メニューもあるのでご相談ください。

暑い中、清潔感を保つには普段以上の気遣いが必要です。自分も周りの人も快適でいるために、においの原因や対策を知って、デオドラントケアを習慣にしましょう。
ぜひご参考になさってください。

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雑誌『週刊女性』2021年7月27日号

特集『だるいを軽いに!疲れが取れるちょいテク15』に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

■心身をリラックスさせる口角上げ&ストレッチ

♢口角は常に上げて、笑う
疲れ切った時は、スマホで娘たちの変顔写真集と顔芸ダンスを見て笑うようにしています。細かいことはどうでもよくなり、疲れが吹き飛びます。お笑い番組やYouTubeでコントを見るのも実は大好きです。
人は幸せだから笑うのではなく、笑うからこそ幸せだと感じます。笑いには免疫力を高め、血圧を下げ、痛みや疲労を解消する効果があるのです。
意外かもしれませんが、脳は簡単にだますことができます。なので、疲れた時は口角を上げて"笑顔"をつくるだけでも効果的ですよ。

♢ストレッチ&瞑想で疲れをリセット
瞑想は高ぶった交感神経を鎮め、副交感神経を優位にするので、睡眠の質を高める効果もあるといわれています。短時間だけでも行うと、緊張が緩和されるのでオススメです。私は、仕事終わりや寝る前のほんのちょっとの時間でも瞑想し、深い呼吸をして、体に意識を向けるようにしています。
また、ゆるやかなストレッチは、全身の循環を改善し疲労物質を排出させる働きが。身体の柔軟性を高め、筋委縮を予防することで疲れにくい身体に導きます。
自宅では、コンディショニングツールのストレッチポールを活用しています。上に乗って腕を回すだけで、肩こりがすっきりしますし、大腿内側、上腕内側、わきの下などを自重でグリグリマッサージすると固まった筋肉がほぐれ、本来の正しい姿勢に戻りやすくなります。

♢肉・魚をたっぷり!バランスのよい食事を
タンパク質は人の体を構成する大切な栄養素です。食事では、植物性、動物性ともにきちんと食べて、疲れにくい身体をつくりましょう。毎食、手の平一枚分の量が目安です。納豆や豆腐などの豆類、鶏、豚、牛、魚介類など、バランスよく食べることを心がけましょう。大豆や豚肉には代謝を高めるビタミンB群、鶏肉には疲労回復を促すイミダゾールペプチド、鮭には抗酸化作用の高いアスタキサンチン、牡蠣には代謝を高める亜鉛が含まれています。抗酸化作用の高い野菜類も一緒に食べることで、活性酸素が発生することで進む酸化="錆び"を予防し、健康な血管を保つ働きも期待できます。

クリニックの施術ですと、『高濃度ビタミンC点滴』、『脂肪幹細胞培養生上清点滴』、『NMN点滴』などを自分自身にも行っています。
取材と診療で、早出&残業が続くときにもうひと頑張りできるので助かっています。
ぜひご参考になさってください。

2021年8月20日

雑誌『ViVi』2021年10月号(2021年8月20日発売)

特集 肌も髪も今ほっとくと一番老けるから!「夏ダメージ 大至急レスキュー!」に慶田院長の監修記事(P148~151)が掲載されました。

猛暑の夏ももうすぐ終わります。夏の終わりは、紫外線や冷房など外的な刺激により、肌にダメージが蓄積されている可能性があります。秋口は、それがトラブルとなって表面化する時期です。肌がゴワゴワ、Tゾーンは毛穴が詰まってザラザラ、それによりメイクのりが悪くなったり、くすんで見えてしまうことも...夏の終わりの今こそ、正しいケアが必要です。

【BODY編】
■ひじ・膝がガサガサしてる➡頻度を守って、優しく角質オフ
ひじや膝、ヒップは、潤い不足のほか、擦れ、圧迫などが原因で夏でもガサガサして黒ずみやすいパーツです。頻度を守って古い角質をオフしましょう。肌の代謝を高める「ピーリング」や「レチノール」を取り入れましょう。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくツルンとした新しい肌が生まれる力をサポートします。『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)は「純粋レチノール(ビタミンA)を0.1%」高濃度配合したエイジングケアクリームです。レチノールが角層の深部までしっかり浸透し、ターンオーバーを促進します。また、炎症を抑える作用のあるグリチルリチン酸2Kも配合されているので、皮膚への刺激も少なく‟ビタミンA反応"と呼ばれる赤みや皮むけは起こりにくくなっています。

WiQoフェイスフルイド(美容液)』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30ml¥8,000)は、8%グリコール酸を肌に最適なバランスで配合しており、ザラつきのあるお肌を滑らかにします。使用方法は塗布するだけで洗い流しは不要です。頑固なザラつきには、クリニックでのピーリング施術もおすすめです。当院でも大人気のボディ用ピーリング『ミラノリピール』は、ボディの美白、ハリアップ、肌質改善に効果があります。施術中の痛みはなく、1週間ほど薄皮が剥け続け、トーンアップし触り心地が良くなります。保湿クリームを塗ると皮剥けはほとんど目立ちません。

■気づけばTシャツ焼けしてた➡保湿×ビタミンA&C&E補給で炎症を抑える!
日焼けをすると肌は乾燥し、メラニンが増えシミができたり、シワやたるみの原因にもなります。また、短時間に大量の紫外線を浴びると皮膚がんリスクも高くなります。ダメージは取り戻せないので常にUVカットはマストです。もし、日焼けしてしまった場合は、体の内外からのケアが有効です。まずはたっぷり保湿をしてください。さらに、抗酸化作用の高いビタミン3種‟ビタミンA&C&E"を食品はもちろんサプリメントを活用して積極的に摂ってください。ビタミンAは肌代謝をアップ、ビタミンCには肌の弾力やハリを保ち、シミを防ぐ効果があります。ビタミンEはシミやくすみをできにくくするなど、ACEはまさにエース、美肌の救世主です。

■ボディ全体がゴワついて硬い➡夏こそ、ボディに潤いをON!
過剰な汗や皮脂、紫外線、保湿不足などで角層の水分量が減少し、角層が厚くなりキメが悪化すると肌がゴワゴワするので保湿はしっかりしましょう。"ベタベタ=潤っている"ではありません。皮脂や汗によるベタつきを落とそうとしっかり洗うのに保湿はしない。それがさらにベタつきを誘います。水分保持機能が高いセラミドやヒアルロン酸配合の保湿アイテムがおすすめです。当院オリジナルの天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30g¥5,000)は、しっとり感がありながら重すぎず塗り心地がよいので人気です。顔から体まで全身に使用している方が多くいらっしゃいます。

■まだまだ暑いのに体が冷える➡ホットティーやお風呂など体の内外からじっくり温めて!
冷房の温度は適温にして、シャワーですませずお湯に浸かって体を温めてください。また、若い女性に多いのですが、運動習慣がなく"食べない"ダイエットをしすぎていると筋肉量が減り体は冷えます。老化が始まる頃には筋肉の質も低下し太りやすくなる悪循環に・・・食習慣は未来の体に影響します。

■背中のニキビが治らない!➡泡洗浄→しっかり流す→保湿
皮脂が増え、毛穴の中がニキビの炎症の元になるアクネ菌にとって居心地良い環境となる夏、背中やデコルテのニキビが増える季節です。"ボディは洗わず湯船に浸かるだけ"という人もいますが、ViVi世代は皮脂量が多いのでNG、泡で優しく洗い余分な皮脂や汚れを落としてください。

■毎日セルフでムダ毛を処理していたら肌が荒れた➡皮膚科へ行きましょう!
露出するからと毎日剃っていると角層が整う時間がなく、バリア機能が壊れます。応急処置ならワセリンで保護しましょう。ただし、炎症が続いている場合は、早めに皮膚科を受診してください。頻繁に自己処理を行って肌荒れを繰り返している方には、安心できる『医療機関でのレーザー脱毛』がおすすめです。1ヶ月半毎に3回程度の施術で毛の量が半減し、1本1本も細く柔らかくなったという効果を実感でき、6~8回程度で剃毛ほぼ不要のツルツル肌を手に入れられます。肌のトーンも上がりますし、いいことだらけです。

当院の『ジェントルレーズプロ』は、メラニンの黒に反応するロングパルスアレキサンドライトレーザーで、日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。脱毛効果はもちろん、毛穴の黒ずみの改善、さらに熱作用でコラーゲンが増生されるため、肌にハリをもたらし毛穴を引き締めます。最近では、アトピー性皮膚炎の異常発達した神経線維を壊して痒みや肌荒れを軽減する効果も報告されています。

【FACE編】
■マスク焼けしてしまった➡ビタミンCでケアしながら、秋も日焼け止めはマスト!
マスクをしていても紫外線は透過します。マスクで隠れる部分も、必ず日焼け止めを塗りましょう。また、抗炎症効果やメラニン還元作用のあるビタミンCやトラネキサム酸配合のスキンケアを取り入れましょう。当院の『巡活ローション』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 200ml¥4,500)は、高浸透型ビタミンC誘導体と保湿成分を美容液レベルに凝縮しています。使用後の肌はモチモチです。また、飲む日焼け止め『ヘリオケアウルトラD』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30カプセル¥6,000)も抗酸化剤なので、日焼けによる肌ダメージを減らすことができます。

■顔のニキビが増えている➡皮膚科を受診しましょう
夏の気候の影響に加え、マスクの擦れや蒸れが原因です。マスクの付け外しや人との会話で肌とマスクが擦れると、肌が防御反応で角層を厚くします。すると、毛穴の入り口が詰まるので皮脂が溜まり、白ニキビが発生しやすくなるのです。さらに、ニキビの原因アクネ菌は、皮脂大好き!酸素嫌い!の"好脂性・嫌気性菌"という特徴があるので、皮脂詰まりが起こるとぐんぐん増えます。すると炎症反応が生じて、赤ニキビや黄ニキビにつながるのです。ニキビに限らずマスク荒れがひどい時は皮膚科で診断を受けてください。
BODY編でもご紹介したレチノール配合の『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)は、ターンオーバーを整えて毛穴の詰まりを解消する働きもあるので、ニキビにお悩みの方にもおすすめです。ニキビ跡の黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果的です。

■ベタベタしてるけど乾燥も感じる➡乳液をデイリーケアにプラス
肌表面がべたついていても‟さっぱりケア"は危険です。肌のうるおいは、角層にある皮脂膜、細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)の3大要素で保たれています。このうち皮脂膜が水分保持に役立つ割合はたったの2~3%です。ですから、皮脂の多さだけで肌のうるおいをカバーすることは不可能です。実際、表面上は脂っぽくても、肌内部では乾燥が進行している「インナードライ」の可能性も・・・。肌が乾くとバリア機能が低下します。すると少しの刺激で炎症などのトラブルを起こしやすくなります。水分蒸発を防ぐため油分はマストです。ニキビができやすかったり、テカリやすい人は、乳液かクリームの部分使いがおすすめです。それ以外の人はクリームを顔全体にしっかり塗ってください朝はメイクくずれの原因になるからと、クリームを躊躇する人も多いようですが、逆にしっかり塗ったほうが、日中の乾燥や刺激から、肌を守ることができます。化粧くずれが気になるなら、Tゾーンは薄めに塗るようにしましょう

本格的な乾燥シーズンに突入する前に、基礎的なスキンケアを見直しましょう。是非ご参考になさってください。


雑誌『美的』2021年10月号(2021年8月20日発売)

特集 『美的』メディカルチームが厳選 肌悩み別「私ならここ!」信頼クリニックLIST(P226掲載)に当院をご紹介いただきました。

シミ、毛穴、くすみ、たるみなどの肌トラブルに対して、セルフケアに加えて美容医療を上手に取り入れている人が最近増えています。老化の進行を穏やかにして、5年後、10年後の未来の肌を若々しく保つことができます。ただし、星の数ほどあるクリニックから、どこを選ぶべきか?にお悩みの方も少なくようです。本誌では、クリニック通な美的のメディカルチームが作成した‟選び方ガイド&太鼓判リスト"が掲載されています。美容医療は自由診療なので、同じメニューでもクリニックによって費用が異なります。だからこそ、適正価格なのか、望まない治療を押しつけられていないか、ダウンタイムや治療に関する説明がきちんとなされたか、ドクターと感性が一致しているかなどなど、目先の安さや上手い言葉に囚われないで、いくつものチェック項目を精査した上で選ぶことが大切です。

【美容エディターの柳田美由紀さんの紹介コメント】
ナチュラルな若返りを目指す治療がこだわり。顔面解剖学の知識から悩みの原因を分析し、オーダーメイド治療を提案してくれます。治療は7機種ものたるみ治療器、30以上のシワの治療メニューにヒアルロン酸注入やボトックス注射などを組み合わせて実施。特に慶田先生の職人的な注入治療は高いリピート率!

今回は、当院の豊富なメニューの中から、シワ・たるみ治療が紹介されました。

■たるみ編
皮膚、皮下脂肪、さらに深部にある顔面靭帯や筋膜のコラーゲン線維が加齢と共に劣化すると、皮膚や脂肪を支えきれず下垂してたるみが生じます。ですから、伸びてしまった筋膜や皮膚の奥にある靭帯などを立体的に縮め、強固なコラーゲン線維に置き換える治療が必要です。初期のたるみ治療としては、真皮~皮下組織上層にアプローチできる『タイタン』『スカーレットS(ニードルRF)』『ダーマペン4』が効果的です。たるみの症状が強い場合は、皮膚の土台となるSMAS層にアプローチできる『ウルセラ(HIFU)』『ソノクイーン(HIFU)』『サーマクールFLX(高周波)』がおすすめです。

『ウルセラ(HIFU)』は、ハイフの仕組みを開発したレジェンドのようなマシーンです。皮膚の「真皮深層」から「皮下組織」、皮膚を支える土台ともいえる「SMAS層(表在筋膜)」や「顔面靭帯」にまで作用し、土台から引き上げ、半年~1年効果が持続します。リフトアップの効果は確実、ただ消耗品が少し高いので、1回の施術単価が高いということ、そして肌の深層に熱凝固点を作るので、少し痛みを伴います。
そこで、当院ではもう少し穏やかなHIFUも導入しています。それが『ソノクイーン(HIFU)』です。痛みに弱い方でも、麻酔なしで施術ができて、ストレスは軽く、ハイフの効果を感じていただけるので、安心してお受けいただけます。たるみの症状が軽い方のHIFU治療として、もしくは年に1回は『ウルセラ(HIFU)』を受けつつ、途中のメンテナンスとして『ソノクイーン(HIFU)』をお受けになる方が多いです。

サーマクールFLX(高周波)』は、RFの熱エネルギーによってコラーゲン線維や皮下脂肪を支える線維隔壁、顔の土台となるSMAS筋膜を収縮し、施術直後から引き締め効果を得られるたるみ治療です。翌日からむくみも解消。ロ元のダブついた脂肪や輪郭のくずれなどに効果を発揮します。小顔効果が高いのも魅力です。たるみには上方向の「引き上げ」と立体的な「引き締め」の両方があってこそ美しくなるため、『ウルセラ(HIFU)">ウルセラ(HIFU)』と『サーマクールFLX(高周波)』の使い分けが効果的です。

■シワ編
表情ジワであれば『ボトックス注射』、深いシワであれば『ヒアルロン酸注入』、ちりめんジワであればマシン系の照射治療などを、症状に合わせた最適な施術をご提案します。

老化で生じる3つの変化『萎縮』『下垂』『拘縮』のうち、加齢に最も大きく影響するのは、『萎縮』です。骨や皮下組織(脂肪)、皮膚(コラーゲン密度・ヒアルロン酸量)がボリュームを失うと、ほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴ線など深いシワと輪郭のくずれが目立ってきます。この『萎縮』で生じる顔のボリュームロスを確実に改善する安全な注入剤が「ヒアルロン酸フィラー」です。失われた脂肪や骨の補充とコラーゲン密度のアップ、靭帯補強による顔揺れの抑制により、老化スピードを緩やかにする『アンチエイジング効果』があります。持続期間は製剤の分子量により異なりますが、通常1~2年程度です。
当院で実際に行っているヒアルロン酸による『美人顔デザイン注入』は、ほうれい線が気になるからといって、最初からシワに直接ヒアルロン酸を注入しません。まずは、ほうれい線が目立つ根本原因となる顔全体のたるみの状態から確認します。つまり、外壁の細かいひび割れから修理するのではなく、お顔の構造体の耐震補強を最初に行うということです。全体的なシルエット(輪郭)を整えることからスタートして、その後細かいシワの施術することで、周囲に気づかれず、段階的に若返らせていきます。これは、『不自然さを避ける』ために非常に重要なポイントです。

銀座ケイスキンクリニックでは、お一人おひとりのたるみやシワの状態に合わせて最適な治療をご提案し、お悩みをご一緒に解決してまいりますので、お気軽にご相談下さいね。


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2021年8月19日

出演情報 8/19(木)20時~雑誌『美ST』のインスタライブに参加します。

私が出演するのは前半です。テーマは、今月の『美ST』でも特集されている『ナイスエイジング美容』

皮膚科専門医の立場から、魅力的に年を重ねるためにするべきスキンケアや美容医療についてたっぷりお話する予定です。

進化した美容情報を味方につけましょう。

現在、美STの公式Instagramのストーリーで質問を受け付けていますので、お気軽にコメントくださいね。

お時間あればご覧下さいね。

2021年8月17日

雑誌『美ST』2021年10月号(2021年8月17日発売)Part3

今月号では、3つの特集に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。3つ目の特集は‟人生100年時代の肌へ「一番整えるべきは土台です」"です。

人生100年時代と言われ始めた今、皆さんはまだまだ続く人生のために何か気をつけていることはありますか?本誌には、慶田院長を含めた美容に関わる4人の女性で行った未来のカラダ&肌のためにするべきことをテーマにした座談会の様子が掲載されています。

慶田院長は30代半ばから「戦略的に食べる、戦略的に生きる」ことを考えています。厳格な制限はしていませんが、肌をはじめ身体は食べたもので作られているので、バランスのよい食事を摂ることは特に重要です。タンパク質量が多く、抗酸化を意識した食事を作るようにしています。野菜類は下処理して常にストックして、診療や事務作業に追われ、ランチに出られないことも多いのでお弁当を用意しています。その際、意識しているのが、多品目を摂ること。食事・栄養は一品だけたっぷり摂っても効果は期待できません。不足した栄養成分があると合成がストップしてしまうので、多品目とバランスを重視する必要性があります。美容意識の高い女性は、野菜中心や糖質オフを意識しがちですが、肌の構成要素のほとんどはタンパク質や脂質なので、野菜ばかりではスカスカの肌になってしまいます。タンパク質は動物性と植物性のどちらも必要となるので、豆、魚、肉、乳製品、全てを1日に1回以上食べるようにしましょう。また、肌の保湿に欠かせないセラミドを体内できちんと産生できるように、サバやイワシなどの青魚やオリーブオイルなどの良質な油を意識的に摂取してください。

こうした「バランスのよい食事」に加え、健康的な身体と美しい肌のために欠かせないインナーケアが、「良質な睡眠」「腸内環境を整える(排泄)」「適度な運動」「ストレスコントロール」です。

この中の2~3つが崩れると、肌が荒れたり、調子が悪くなったりしてしまいます。ストレスがかかり、過緊張状態が続くと交感神経優位となり、肌再生が滞り、ニキビや肌荒れを生じます。「心が荒れると、肌が荒れる」は事実です。慶田院長の場合、読書と美術鑑賞、20年以上続けているジャズダンス、ピラティスのパーソナルレッスン、料理などが癒しになっています。美は一日にして成らず。生活習慣を整えた上で、その肌を外からメンテナンスして、さらに美しく引き上げていくのがスキンケアです。

プラスαの効果が期待できる化粧品も増えていますが、基本は「やさしく洗う(洗浄)」「しっかり潤す(保湿)」「光対策を怠らない(紫外線対策)」の3つです。革製品を扱うように、肌も毎日丁寧に無理のないお手入れを続けるのが一番です。

しかし、40代以降は一度生じてしまった加齢変化をセルフケアだけで戻すことができないのも事実です。出てきたものをどう食い止めていくのか、が問題になってくるので、たまには美容医療の手を借りてスペシャルケアを取り入れてみるのもよいでしょう。

ご参考になさってください。

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雑誌『美ST』2021年10月号(2021年8月17日発売) Part2

今月号では、3つの特集に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。2つ目の特集は‟美ST世代の細かすぎるお悩みにお答えする「老けた?」悩みに100問100答"です。

40代50代になると日々「あれ、これって老化の兆し」とドキッとすることが多くなりますが、なんとなくそのまま過ごしてはいませんか⁈こちらの特集では、美ST世代の皆さんが普段から気になっているものの、細かすぎてなかなか聞けない加齢変化に関する疑問にお答えいたしました。

Q. そもそも「老化」って何?原因は?
A. 加齢に伴って起こる機能低下の総称です。「酸化」と「糖化」により全身の細胞で小さな炎症が生じ徐々に疾患として現れます。

■「酸化」とは・・・体内で『活性酸素』が発生し、それによって細胞を傷つける炎症の経路が生じることです。金属などのサビや、切ったまま放っておくと変色するリンゴも酸化現象の一つです。無防備に浴びる紫外線やストレス、喫煙、過度な運動などで活性酸素が過剰に発生すると、細胞にダメージを与え、エイジングが進行します。活性酸素から細胞を守るために肌はメラニン色素を大量に発生させ、排出しきれなかったものがシミになります。また、活性酸素は肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどの弾力線維を変性させ、弾力を失わせます。さらに古いコラーゲンの代謝を阻害してシワやたるみを引き起こすのです。

■「糖化」とは・・・食事などで過剰摂取し、代謝しきれなかった糖がタンパク質と結びつき、劣化したタンパク質に変わるサイクルを糖化と呼びます。肌を支え、若々しさを保つコラーゲン線維やエラスチン線維はタンパク質で出来ているので、代謝されなかった糖と結びつくと固くなり、弾力性・柔軟性が低下して皮膚がたるんだり、ゴワついた硬い肌になったりします。さらに、糖化によってできる糖化最終生成物AGEsには「褐色化する」という特徴があり、これが肌にたまると肌が黄ばんでくすみます。

Q. ズバリ、同じ40代でも、老けて見える人と見えない人の一番の分かれ道は?
A. 遠目では➡体型と姿勢で近くでは➡肌質と輪郭です。

Q. シワ体質、たるみ体質、シミ体質ってありますか?
A. 乾燥肌で痩せすぎ=シワ体質、肝斑体質=シミ体質、太りすぎできめ細かい肌=たるみ体質です。
日焼け、喫煙、大酒飲み、ジャンクフードと揚げ物、甘いものが好き、の場合はシワ、シミ、たるみ全ての体質を網羅します。

Q. コロナ禍の閉塞感、1年以上ものマスク生活が老化に及ぼす影響はありますか?
A. あります。マスク生活により、肌の「かゆみ」や「赤み」「小さなブツブツ(湿疹)」に悩む方が増えています。「マスク皮膚炎」と呼ばれるものです。夏は、マスク内の熱がこもって皮膚温高くなり、皮脂や汗の分泌が増えます。マスク内の汗をそのまま放置すると、汗に含まれるミネラルなどの成分が刺激となって炎症が起こり「汗荒れ」に。また、皮脂量が増えてニキビもできやすくなります。さらに、マスクの付け外しや人との会話で肌とマスクが擦れると、肌が防御反応で角層を厚くします。すると、毛穴の入り口が詰まるので皮脂が溜まり、白ニキビが発生しやすくなるのです。

また、シミやくすみのもととなるメラニン色素が作られるのは、紫外線だけが原因ではありません。摩擦などの炎症が起きた時や精神的にストレスがかかったときも、メラニン色素は作られます。ですから、マスクによる擦れ、コロナ禍でストレスがかかったときには顔がくすみやすく、肝斑がある人なら濃くなる可能性があります。シミや肝斑の予防には紫外線対策に加え、擦らない、ストレスを溜めないことも重要と言えるでしょう。

Q. 20代の頃は喫煙したり、日焼けしたり・・・老化を早める原因になっていますか?
A. 影響があります。喫煙は、皮膚を乾燥させ、キメを乱れさせ透明感を失わせるうえ、コラーゲンの分解が進むので、毛穴が目立ち、シワを深くすることが医学的に分かっています。副流煙を肌に浴びるだけでも肌がくすみます。タバコの煙がモクモクした場所には近づかないようにしましょう。今からでも禁煙やUVケア、日常のスキンケアを意識することで若年時の負債を食い止めることは可能です。

Q. 肌を過保護にしてはいけないと言いますが、肌悩みの多い40~50代でも同じですか?
A. むしろ過保護にしてください。肌は常に過保護で良いのです。ときどき美容皮膚科で『ケミカルピーリング』や『フォトフェイシャルM22』治療することでターンオーバーに喝を入れることをオススメします。

Q. 小鼻の赤みが年々悪化。花粉症で鼻をかむ機会も多いのですが、何か対策?
A. 毛細血管拡張です。加齢によっても悪化します。美容医療で目立たなくすることはできますが、鼻をかむ頻度が多い方は予めワセリンで保護してお値段が高めのティッシュペーパーを使ってください。

Q. おでこがフラットになってきました。年齢のせいですか?
A. 30代半ばから顔面骨の萎縮と脂肪萎縮が進行します。額やこめかみが凹み丸みが無くなると、男性的な印象となり横ジワも増えて、老け感も一気に加速します。この『萎縮』で生じるボリュームロスを確実に改善するのが『ヒアルロン酸注入』です。丸みを帯びた女性的で若々しい額を作り出します。注入層は骨上で、広く薄くなじませます。ご自身の皮下脂肪と皮膚がふんわり包むため、凸凹しません。さらに前頭筋がストレッチされ額の横ジワがよりにくくなります。

Q. 首のシワは一度刻まれたら治らないって本当?
A. 自力では困難です。枕の厚みを変えて、日常では「レチノール」を取り入れて、「保湿」はしっかりして、日焼け対策は徹底して。『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)は、「純粋レチノール(ビタミンA)を0.1%」高濃度配合したエイジングケアクリームです。レチノールが角層の深部までしっかり浸透し、ターンオーバーを促進してハリ不足による小ジワや毛穴の開き、くすみなど初期のエイジング症状を改善します。また、炎症を抑える作用のあるグリチルリチン酸2Kも配合されているので、皮膚への刺激も少なく‟ビタミンA反応"と呼ばれる赤みや皮むけは起こりにくくなっています。美容皮膚科では『ヒアルロン酸注入』『スカーレットS(ニードルRF)』『ボトックス注射』『水光注射』などで治療していくとかなり目立ちにくくなります。私自身も定期的に行っている施術です。

Q. マスク生活で二重あごがデフォルト化。今からでも間に合うケア法が知りたい!
A. 猫背だと広頚筋が伸びて二重顎が悪化します。運動習慣と正しい姿勢が大事です。

Q. クレンジングだけして保湿せずに寝るのと、メークを落とさずそのまま寝る。肌の老化が加速するのはどっち?
A. 究極の質問に近いですね。クレンジングだけの場合は、乾燥による皮膚炎やくすみが進行します。メークを落とさない場合は、コスメに含まれる油分などが汗や皮脂と混ざって肌に有害な過酸化脂質に変化します。すると、肌のターンオーバーが乱れるほか、表皮が軽い炎症を起こします。その炎症をきっかけとして、肌を守るために大量に産生・放出されるメラニンにより、肌がくすみやすくなります。さらに、肌の炎症は角質肥厚や乾燥も招くので、角層が乱れ毛穴が目立つようにもなり、肌の老化が加速します。

Q. ステイホーム中にゼオスキンやセルフピーリングで皮を剥いていました。肌ダメージになっていたのではと今さら心配になっています。
A. 皮膚が真っ赤になってヒリヒリするほどのピーリングは炎症から老化に進行する可能性は否定できません。アトピー性皮膚炎や乾燥肌など敏感肌の人はやりすぎないように注意。

Q. ちょっとしたささくれが悪化しやすく、しかも治るのに時間がかかります。年齢とともに免疫力が落ちたということ?
A. 免疫力よりも再生力の低下です。ニキビが治りにくい、枕でついたシワが長時間消えないのと同じロジックです。でも、ささくれから感染を生じているような場合は、局所の自然免疫の低下によるものでしょう。

Q. 人間ドック、40代女性が毎年必ず受けるべき項目は何?
A. 毎年必ず受けてほしい検査は、子宮頸がん、乳がん、腹部超音波検査、血液検査です。それに加えて2年に1度は消化器の上部、下部の内視鏡検査、頭頚部、胸部~腹部のCT検査を受けましょう。

Q. サプリメントを飲む量が増える一方です。飲む種類の適正量ってありますか?
A. 20種類までにすれば食品の延長なので問題ないです。サプリメントは薬ではないので食品の延長と考えます。ただし、サプリメントでも肝機能障害などの報告例はあるので、定期的に血液検査を受けておいた方が安心です。

Q. 鼻がなんだか大きくなってきた気がします。これも老化のせい?
A. 鼻の孔の骨の形が加齢とともに広がります。鼻の骨は軟骨です。鼻の孔の骨がひろがると鼻も横に広がり平坦化します。

Q. 突然むせることが増えました。なぜ?
A. 口腔感覚も衰えるからです。老化で舌の運動機能、咀嚼能力、唾液の分泌、口腔の感覚も鈍化するので、咽頭へ食べ物を送り込む能力が低下するなど摂食嚥下機能の障害となります。小さな老化の兆候を放っておかず、少しでも意識することが若々しさを保つことに繋がります

ご参考になさってください。


雑誌『美ST』2021年10月号(2021年8月17日発売) Part1

今月号では、3つの特集に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。1つ目の特集は‟アンチ→ナイスエイジング「私、老けた?」につけるクスリ" パッと見若い、老けてない、肌綺麗と言われたいなら、今すぐ脱グレべ肌です。

角質が肥厚した肌や水分不足で乾燥した肌は、肌表面が光りを反射しにくくなり、グレーっぽくくすみます。私たちの肌は、刺激を受けると角質を厚くすることでダメージを防ごうとするので、夏は特に紫外線の影響などで角質肥厚が起こりやすくなります。本来であれば自然に剥がれ落ちるはずの古い角質が肌に残るので、ゴワゴワカサカサするのです。
また、加齢とともにターンオーバーの速度が遅くなり、メラニン色素の排出が滞ることも原因です。さらに、細かなシワや毛穴が目立つ肌は、その影の色がグレーに見せます。くすみとは、肌の浅いところの‟影や色素"という、いわば肌のノイズを視覚的に拾っているのです。大人の肌は年齢を重ねた分、こうした肌のノイズを複合的に持っています。いろいろな色のセロファンを重ねるほど黒に近づくように、私たちもノイズが蓄積するほどグレベ肌に見えるのです。

【グレべ肌セルフチェック】3つ以上当てはまったら要注意です。
・写真を撮ったら必ず明るく加工する
・チークを入れないと血色がなく死人のよう
・若い頃より肌色が暗くなった気がする
・毛穴や小ジワが気になる
・パステルや鮮やかな色が似合わない

【グレべ肌改善策1:角質ケアを取り入れて肌をトーンアップ 】
レチノールやピーリングで角層を溶かしてターンオーバーのスイッチを入れましょう。
●拭き取りタイプ➡コットンにひたひたになる位たっぷりと液を含ませ、ゆっくりと滑らせて優しく拭き取りましょう。強く擦りすぎると肌が微弱炎症を起こして、エイジングが加速するので注意してください。当院の『GAローション』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 100ml¥4,000)は、ケミカルピーリングで使用されるグリコール酸を低濃度に調節したホームケア用拭き取り用化粧水です。加えて、乳酸・サリチル酸・クエン酸・リンゴ酸といったフルーツ酸と合わせて4%の角質ケア成分を配合しています。古い角質を少しずつ溶かしてニキビや毛穴の詰まりを防ぎ、透明感のある肌に導きます。後から使用する化粧水や美白剤の浸透を高めるブースター化粧品としてのご使用もおすすめです。


●美容液タイプ➡手のひらにとり、プレスして肌になじませます。ひりつきなど刺激あるときはお休みしてください。『WIQOフェイスフルイド』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30ml¥8,000)は「8%のグリコール酸」を肌に良いバランスで配合しており、灼熱感を感じることなく、どんな肌のタイプの方でもご使用いただけます。お肌を低pH (弱酸性)状態に保つことで、皮膚の再生を促したりコラーゲン生成を促進し、ハリ・ツヤのある肌へと導きます。さらに、角質が過剰に厚くなることを防ぎ、使い続けるとくすみが除去され、ツルっと滑らかな肌になります。また、医療機関ならではの「純粋レチノール(ビタミンA)を0.1%」高濃度配合したエイジングケアクリーム『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)も人気です。レチノールが角層の深部までしっかり浸透し、ターンオーバーを促進してハリ不足による小ジワや毛穴の開き、くすみなど初期のエイジング症状を改善します。また、炎症を抑える作用のあるグリチルリチン酸2Kも配合されているので、皮膚への刺激も少なく‟ビタミンA反応"と呼ばれる赤みや皮むけは起こりにくくなっています。

●洗顔タイプ➡酵素洗顔やゴマージュ、クレイなど、角質ケア洗顔料はたっぷりと肌にのせ、決して強く擦らず、洗顔料が肌の上で転がるようになじませます。Tゾーンは優しくくるくると指先を動かしてください。ただし、やりすぎはNGです。週に2~3回取り入れるのが効果的です。いつもより乾燥しやすくなるため、保湿も入念に行ってください。

●クリニックでの角質ケア➡ホームケアで解決できないガンコな毛穴の汚れや肌のゴワつき、化粧ノリの悪さを感じている場合は、無理なお手入れを続けずにクリニックにご相談ください。ゴワつくような肌状態なら、ターンオーバーのスピードが落ちてしまっている可能性があるので、『ケミカルピーリング』『アクアフェイシャル』がおすすめです。表皮全体のターンオーバーを促し、自前の水分保持成分(細胞間脂質や天然保湿因子など)を作り出せるようになります。

【グレべ肌改善策2:美白ケアを取り入れて肌をトーンアップ 】
紫外線を浴びると防御反応で表皮の最下層(基底層)に存在するメラノサイトが活性化し、メラニン色素がつくり出されます。通常、メラニン色素は皮膚のターンオーバーによって排出されますが、紫外線による炎症で過剰に作られると表皮に溜まってシミやくすみとして現れます。いつものスキンケアに美白ケアを積極的に取り入れましょう。『ナノメッドHQエッセンス』は、ハイドロキノン(1%)とジェル状整肌成分「ナノキューブ」を配合した美白クリームです。低濃度・低刺激でありながら強力な美白効果が得られます。刺激性皮膚炎を生じにくいので、敏感肌でも安心です。メラニン色素の合成をブロックし、シミ、そばかす、肝斑、くすみ、炎症後色素沈着の原因となるメラニン色素の過剰生成を防ぎます。さらに肌細胞をみずみずしく保ち、表皮のターンオーバーを整え、肌のキメ・透明感を高めます。

●クリニックでの美白ケア➡溜まったメラニンを排出する照射治療『ピコトーニング』・『フォトフェイシャルM22』・『ジェントルレーズプロ』・『ジェネシス』がおすすめです。中でも『ピコレーザー』は、照射時間が「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位のレーザーで、圧倒的な美白力を誇るマシンです。例えるなら、岩状のメラニン色素を一瞬でパウダー状に粉砕するかのような高い切れ味が魅力です。メラニンがパウダー状になると目に色素として認識されにくくなるので、直後からパ~ンと白くなり患者様は皆さま鏡を見てびっくりされます。

ご参考になさってください。

2021年8月15日

WEB『ViVi公式オンライン』(2021年8月15日掲載)

ビューティ特集「ニキビ跡を治すならどれが正解?」に当院の体験取材レポートが掲載されました。

今回の体験者は、数年ニキビ跡と顔の赤みがお悩みのViViスタッフMさん。以前皮膚科でピーリングにトライするも治らず...今回『ヴェルベットスキン』(『ダーマペン』と『マッサージピール』のコンビネーション治療)が良いのではとご自身で施術を調べご来院されました。
実際にMさんのお肌を拝見した結果、お悩み改善ポイントは以下2つでした。

① 皮脂分泌が多いタイプで、脂漏性皮膚炎で顔全体が赤みを帯びている状態。
→過剰な皮脂を抑制させ、ニキビや湿疹を改善させる。
② 頬の一部に軽度のニキビ跡の凹みがあり、キメが粗く毛穴な目立つ状態。
→コラーゲン線維を増生させて肌にハリをもたらし、キメをふっくら整えてニキビ跡や毛穴を目立たなくさせる。

ヴェルベットスキン">ヴェルベットスキン』も、肌のキメを整え、軽いニキビ跡や毛穴開きなどを改善する効果が高いですが、Mさんの場合、皮膚の再生だけでなく皮脂分泌を抑えることも重要になるので、最適な治療法として『スカーレットS(ニードルRF)』をご案内いたしました。

スカーレットS(ニードルRF)』とは、針の傷による創傷治癒効果×高周波(RF)の熱エネルギーによる効果が掛け合わされた治療です。
マシンの先端にセットされた25本のマイクロニードル(極細電極針)から高周波が短時間流れて、加齢で伸びたコラーゲンを収縮させると同時に、過剰な皮脂分泌を抑制します。それにより、ニキビや脂漏性皮膚炎の赤み、毛穴開きが改善します。

【痛みは?】
針から高周波が流れる時に一瞬、熱さ&痛みが混ざったような"チクッアツッ"という感覚があります。事前に外用麻酔を塗り、直前に麻酔を拭き取り施術を行います。さらに不安であればロキソニンを事前に内服して頂き、施術中にも振動刺激を加えるなど痛みの対策等もしっかりと行っていくため、痛みに弱い方でも我慢できる程度・またはほとんどの方は思っていたよりも痛くなかったと仰います。

【ダウンタイムは?】
スカーレットS(ニードルRF)』は、『ダーマペン』より針は太いですが、高周波の止血作用でほとんど血もにじまず、ダウンタイムが少ないのも特徴のひとつです。照射直後に赤みと膨疹(熱による蕁麻疹反応)が出ますが、この症状は一時的で熱が適切に作用した良い反応です。当院では照射後にサービスで、肌の再生を後押しする成長因子が配合されたBENEVの導入をお付けしています。さらに肌再生効果と、治療後の赤みを早く鎮静させる効果の高い薬剤『サイトプロMD』(骨髄幹細胞培養上清から抽出したサイトカインを含む) をオプションで追加導入することも可能です。

【施術頻度は?】
過剰な皮脂分泌の抑制は、男性ホルモン量や皮脂腺の活性による皮脂量は遺伝性のものなので、完全に症状が出なくなるのは難しいと思います。ただ、肌の調子を整える目的として月1回3ヵ月くらいを目安にトライをして、改善がみられたら数ヶ月に1回のペースでメンテナンスがベターです。

■スカーレットS施術体験後のまとめ
お話を伺うとMさんは元々脱毛のお痛みで泣いてしまうほど痛みに弱い方とのことでしたが無事に施術を終えることができました。直後の赤みは当日には落ちつき、2週間後には赤みがやや落ち着き、プツプツしていた肌荒れも解消。肌の滑らかさも感じ始めたとのことでした。さらに、1ヶ月後には赤みが引き、明らかに肌質の変化を感じることができたそうです。また、生理前後の肌荒れもしなくなったことにとても喜んでいただきました。

この後、1ヶ月毎に3回程度、施術を継続すると、ニキビ跡も目立たなくなってまいります。

ニキビ跡にも種類があり、治療により適応が変わります。そこで、誰が治療するのか大事になってきます。皮膚科専門医の場合は、皮膚病の診断ができ、その症状に美容医療を組み合わせるとどう作用するのかがわかるので適切な施術を提供できます。当院のように自由診療に特化した美容皮膚科なら、施術の種類も多く、機械も充実しているため、患者様ひとりひとりに合ったオーダーメイド治療ができます。

・スカーレットSフルフェイス(※顔全体・フェイスライン~顎下)トライアル¥72,000(税抜き)
・パーツリフト(額・目周り・両頬 各1部位)トライアル¥30,000(税抜き)

是非、ご参考になさってください。


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2021年8月 1日

雑誌『サンデー毎日』2021年8月1日号(2021年8月1日発売)

特集『男性諸君!紫外線対策で老化を防げ』(掲載P112,113)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

■肌老化の約8割が光老化のしわざという事実
「光老化」とは、紫外線をはじめとする太陽光線を慢性的に浴び続けることで、皮膚に「シワ」「シミ」「イボ」「たるみ」「毛穴の開き」などの老化現象が現れることです。さらに、光老化は前がん病変である日光角化症、皮膚がんも引き起こすことがあります。
日本人はじめ有色人種は細胞のDNAを守る作用のあるメラニン量が多いので、白色人種に比べて皮膚がんに関して影響が少ないとはいえ、発生頻度は年間人口10万人あたりに3~5人で、昨今男女ともに増加傾向にあるとの報告があります。
皮膚がんの最も多いニュージーランドでは1980年代にサンスマートプログラムとして、紫外線予防のための衣服やサングラス、帽子の着用、加えて紫外線防止剤の塗布の重要性を啓発しています。
ちなみに、5~8月の東京の紫外線量はオーストラリアの夏とほぼ同量です。日本でも、「光老化 啓発プロジェクト」として、日本皮膚科学会や日本美容皮膚科学会はじめ、大手化粧品メーカーなどの協賛も得て、さまざまな方面から光老化の認識を高める努力をしています。
しかし、プロジェクトによる一般市民へのアンケート調査では、日常的に日焼け止め剤を使用している男性は1桁台というのが現状です。60代以降にいたっては使用経験なしという人が大多数なのです。

■紫外線による悪影響は、老化貯金のようなもの
紫外線による肌への影響で圧倒的に多いのが、「シミ」や「老人性イボ(脂漏性角化症)」です。どちらも紫外線B波による表皮細胞のDNA損傷がきっかけです。男女ともに30歳前後に現れ始めますが、化粧習慣のない男性は気づかず、ゴルフなど日焼けを続けていくことがほとんどです。そして40代になるとそれらが顕著に目立ち始め、周囲に指摘されるようになるのです。
以前、奥様と来院された男性で、シミやイボが広範囲に目立つ方がいました。奥様よりかなり年上かと思ったら同年代とのことですが、明らかに見た目年齢の差が生じていました。
男性で特徴的なのが頭皮と耳介上部のシミとイボです。5分刈りで日光を浴び続けたスポーツ少年時代の遺産です。良性ではありますが、審美面だけでなく、くしが引っかかって痛いという問題もあります。40、50代の現在も短髪、もしくは少し薄くなりかけている方は、紫外線をダイレクトに受けることになります。
一度できてしまったシミやイボはレーザー治療などを行わなければ消えることはありません。
人生100年時代に、40代でできてしまったシミやイボをこれから何十年も抱えて過ごすなんて悲しいことはありません。日常の紫外線対策を習慣化して、見た目年齢も若々しく保ちましょう。

■窓越しに安全はない。いつしかシワやたるみに
シワやたるみは肌の深く真皮層に到達する紫外線A波の影響によるもので、肌の弾力や構造を形作るコラーゲンやエラスチンの劣化で生じます。
紫外線A波は窓ガラスも通り抜ける性質を持っているので、車の運転や窓越しのデスク作業などで知らず知らずに影響を受けています。
ゴルフやアウトドアスポーツのときだけ紫外線対策をすれば大丈夫、は危険な思い込みです。

■身だしなみの髭剃りが、肌をますます悪化させる
肌のバリア機能は細胞間脂質、天然保湿因子、皮脂膜の3要素により保たれますが、この中で水分保持の80%は角層内の細胞膜脂質が担っています。
髭剃りはバリア機能の要である角層をこそげ落としているのと同じです。角層の再生は約2週間かかるので、2週に1度の髭剃りなら、丁度よくターンオーバーを促すかもしれませんが、毎日の髭剃りでは、肌には潤いを抱える力が残りません。
潤っていると感じるのは、男性特有の過剰な皮脂と汗ですが、実はいずれも多すぎると肌荒れを誘発します。また、皮脂の酸化は紫外線によって進むので、あっという間にちりめんジワやくすみの目立つ老化肌になります。
また、思春期にニキビができなかったような皮脂量が少なくキメの細かい肌タイプでは、早くから乾燥を感じやすく、50代半ばになるとスネ、肘から先、お尻から腰回りの肌の乾燥が始まり、冬には皮脂欠乏性湿疹や乾皮症になりやすいので注意が必要です。
男性だから皮膚が厚いというのは都市伝説で、スキンケア不足、日焼け、髭剃り、皮脂過剰のクワトロパンチで肌はかなりダメージを受けています。
髭剃り後、外出前には化粧水や乳液で肌のバリアを整え、日焼け止め剤で紫外線予防をしっかりとしてみてください。手入れをしてこなかった肌が1週間でぐんと潤いが増しキメが整います。1か月も続ければ、見間違えるようにツヤツヤの張りのある肌になってきます。

■紫外線に加え、全身の老いを深める「酸化」と「糖化」
酸化は紫外線、喫煙、ストレス、大気汚染物質、過度な運動などがきっかけで活性酸素が過剰に発生し、全身の細胞に不可逆的なダメージが生じることです。血管老化から生活習慣病の誘発。肌にはシミ、シワ、たるみ、肌荒れと老化のフルコースをもたらします。
糖化は、高糖質の食習慣により、血液中の余分な糖質とタンパク質や脂質が結合し、変性して糖化最終産物AGEsを作り出してしまうことです。これには「褐色化する」という特徴があり、肌に蓄積すると肌が黄ばんでくすみます。また、動脈硬化や腎機能低下、骨粗しょう症、白内障などさまざまなリスクにも繋がります。
ヒトはAGEsを分解する酵素を持たないため、一度できるとそのまま体内に蓄積され、なかなか排出されません。糖化が進むといくら表面から角質ケアや美白ケアをしても、肌の柔らかさや透明感を取り戻すのが難しくなります。ケアをしても取れないくすみ(黄ぐすみ)はメラニンのせいではなく糖化によるものなのです。
40代以降になると、酸化ストレスと糖化ストレスは手をつないで進んでいきます。見た目の若さを守るには、紫外線予防と同時に食生活の改善が大切です。
太陽のあたる窓辺でビールを一杯。小腹が空いたらおにぎりや唐揚げ、ラーメンを、なんて幸福な時間ですが、これは紫外線A波による酸化と糖質過多食による糖化のマリアージュ状態になってしまいます。繰り返すうちに、肌も体内も老化が進んでしまうでしょう。

いつまでも清潔感のある見た目と活動的な若々しさを維持するためにも、食事や睡眠、運動、排せつ、ストレスコントロールなど生活習慣を整えるほか、日焼け対策を徹底すること、糖質をとり過ぎないことを心がけるようにしましょう。
また、サプリメントを取り入れるもおすすめです酸化と糖化を同時に予防するこちらのサプリメントは、皮膚だけでなく、血管や臓器の老化を予防する効果も期待できます。
★おすすめのアイテム:『ヘリオケアウルトラD』×『ソルプロ プリュスホワイト
ヘリオケアは体の内から確実に紫外線と活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。ヘリオケアには主成分「ファーンブロック」の他、抗酸化作用の高いビタミンC、E、D、ルテイン、リコピンも配合され、様々な原因で発生する活性酸素から体を守ります。
また、ソルプロ プリュスホワイトは日本国内製造の日焼け&糖化対策サプリメントです。紫外線などの「酸化」による肌のメラニンぐすみだけではなく、過剰な糖質がタンパク質と結びつき、肌の黄ぐすみ・しわの原因にもなる「糖化」も防ぎます。一度の服用で24時間効果が持続し、継続して服用することにより、日焼け予防効果が高まります。

しかし、できてしまった「シミ」「老人性イボ(脂漏性角化症)」は、化粧品では改善できません。ぜひ、美容医療も賢く利用してみてください。当院ではお肌の状態を拝見し、症状に応じてさまざまな照射機器や、ピーリング等を組み合わせた治療をご提案しています。
CO2レーザー手術』による老人性イボ治療
ピコレーザー』によるシミ治療

是非、お気軽にご相談くださいね。

2021年7月30日

雑誌『bis』2021年9月号(2021年7月30日発売)

特集 ‟食べたくなるような甘い肌になりたい♥Yummy skin"(P80~81掲載)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【自分の肌に合ったスキンケアを見つけるには?】
■ イメージだけで選ぶのはダメ。きちんと研究された商品を探すこと
今の若い女性はインスタなどの情報でコスメを選びがちですが、それだけでは化粧品の信頼性は計れません。選ぶ基準としては、販売会社にハイレベルな研究機関があり、香粧品研究者が基礎実験から安全性試験、臨床試験まで行っているかどうかです。資生堂や花王、ロレアル、ポーラなどの大手メーカーや大手製薬会社、クリニックで取扱う商品には、それぞれ研究データの裏打ちがありそれに基づき商品作りをしているので、信頼できる商品が多いです。肌が弱い人ほど、コンプライアンスを重視した企業姿勢の歴史のある敏感肌ブランドを選びましょう。自信をもって化粧品開発に取り組んでいる会社はホームページに研究ストーリーが書いてあるのでぜひチェックしてください。また、敏感肌用の製品は、各社が成分を独自に選別し制限しているので比較的安心です。
ただし、良い商品であっても全員に合う商品とは限りません。サンプルを使用して自分の肌に合うものを見つけていくしかないのですが、少なくともゆるっと作ったものとは違うので、選びやすさの基準になります。
皮膚科専門医の立場で申し上げると、化粧品はそもそも健康な素肌を保つ・守るためのものです。スキンケアの基本は、『洗う』『潤す』『紫外線対策』です。本来は、基本を正しく行うだけで肌を美しく保つことができます。また、肌質、年齢、性別、環境によって最適なスキンケアは異なります。モデルのAさんがイチオシの商品があなたに合う保証はありません。それどころか合わない化粧品を使い続けて、軽い皮膚炎を繰り返せば老化を早めることになります。くれぐれもイメージだけで商品を選ばないこと!正しいスキンケアをするならインスタを見るより、皮膚科の教科書を読んだほうが良いでしょう。なぜニキビができるのか、皮膚のバリアがどういうものなのか...それがわかればおのずと、するべきこととダメなことがわかります。

【みんなが気になるトラブルスキンQ&A】

Q.湿度はあるのに乾燥してる!対策はある?
A.水分を保てる乳液を薄く塗るとしっかり保湿できます。
手軽に持ち歩けるミストを使いがちですが、ミストに含まれる保湿成分は微量です。つまり、一瞬潤った感じがしますが、水分を抱える力がないので、肌に打ち水をするようにすぐ乾いてしまいます。ヒアルロン酸、セラミド、アミノ酸、グリセリンなど、肌内部の水分を保持する働きのある成分を含む乳液かクリームを小型の容器に入れて持ち歩くのがおすすめです。もし、汗をかいている場合は、濡らしたハンカチで優しく吸い取ってから乳液を薄くのばしてつけましょう。天然セラミドを主成分にした当院オリジナルの高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』(30g/¥5,000)は、水分保持力や抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

Q.効果的な紫外線対策は?
A.日焼け止めは重ね塗りをして、紫外線カットの服を着ましょう。
日焼け止めのSPFの効果測定試験では、塗布する規定量が2mg/㎠という決まりがあります。日焼け止めの効果を発揮するために、その通りの量を塗ろうとするとかなりの厚塗りになります。つまり、現実的に塗れる量は1/3~1/5程度の量になるので、効果も1/3~1/5程度になるということです。ですから、薄く塗り重ねて少しでも効果を高めることが大切です。レジャーなどで本当に日焼けをしないことを優先するときは、帽子とUPF50+のラッシュガードを着て、飲む日焼け止めも飲みましょう。日焼け止めは紫外線にあたると劣化していくので、見た目は崩れていなくても、2時間ごとに塗り直すのも大切です。
当院では、メラニン生成やDNA損傷から肌を守る『ヘリオケアウルトラD』(30日分/¥6,000)と、肌ぐすみの原因になる糖化も抑える『ソルプロプリュスホワイト』(30日分/¥5,000)のW使いが人気です。

Q.紫外線で焼けた肌の最適なスキンケア方法は?
A.使い慣れたコスメを使い、シンプルに保湿することです。
紫外線ダメージをなかったことにはできません。しかし、被害を最小限にするには、炎症の鎮静が鍵になります。ヒリヒリして痛い場合は軽いやけど状態ですので市販の消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)を飲み、冷湿布で冷やすか、濡らしたハンカチで保冷剤を包み炎症部分を冷やしましょう。ほてりが治まったら、クリームやバームなど、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムで保護しましょう。水分は染みることもあるので控えてください。ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けてくださいね。

Q.早く白肌に戻すにはどうすればいい?
A.肌のターンオーバーがあるので、ゆっくりしか再生しません
日焼け直後に新しい美白コスメを使うのはかぶれなどのリスクがあるので肌の弱い方は注意してください。日焼けしたときは肌を守ろうとしてメラニンが増えています。シミや肌老化を食い止めるなら、積極的に美白やエイジングケアを始める必要があります。日焼けの炎症が落ち着いたら、『ピコレーザー』『フォトフェイシャルM22』『ジェントルレーズ・プロ』でメラニン排泄を促すケアが効果的です。

bis読者は若いので、回復を高めるビタミンB2、B6、Cの内服とビタミンCやレチノール製品を塗るうちに、ゆっくりですが白く戻ってきます。当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』(16g/¥6,500)が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくツルンとした新しい肌が生まれる力をサポートします。市販品より高濃度なので、敏感肌なら保湿クリームと1:1で混ぜて、1~2日おきの使用でも十分な効果があります。

Q.夏の体のかゆみを改善したい
A.ナイロン系の服はNG!吸汗速乾素材の服を着ること
ナイロン系など洋服が汗を吸わないと体に汗だまりができて、汗荒れの原因になります。また、熱がこもるとニキビが増えてかゆくなります。オフィスや自宅など涼しいところにいるならいいですが、暑い環境にいる時間が長い場合は、麻や綿、ガーゼ、吸湿速乾素材のもので、ゆったりとしたシルエットの服を選ぶのが大事です。

Q.マスクで肌荒れしないようにするにはどうすればいい?
A.マスクを外して皮膚の熱を下げるタイミングを作りましょう。
コロナ禍以前は、汗をかいても気化熱で水分が蒸発することで皮膚の熱を下げてくれましたが、マスクをしていると、皮膚の温度が下がらないのでどんどん汗が出て皮脂量も増えてきます。顔におむつをしているのと一緒です。乾燥性敏感肌の人は、汗荒れの状態で痒くなり湿疹系のマスク皮膚炎に、皮脂の量が多い人はニキビと脂漏性湿疹ができやすくなります。これを防ぐにはマスクを外し皮膚の熱を下げることが一番です。外したときは水で濡らし硬く絞ったハンカチでポンポンと汗を拭き、扇子などで風をあてるのが効果的です。

Q.肌にブツブツやザラザラができやすくなるのはどうして?
A.症状が軽いものなら市販のステロイド剤を塗ってください。
肘の内側や脇の下、バストや首など汗がたまるところに出るのは汗の刺激による湿疹で、日に当たるところにでるブツブツは紫外線による日光皮膚炎が多いです。症状が軽いものなら市販の弱いステロイド剤を塗ってみましょう。赤かったものが薄茶色になり、ザラザラも軽くなったら効いている証拠です。旅行中は、すぐに皮膚科に行けない場合も多いので、アレグラやクラリチンなど抗アレルギー薬と消炎鎮痛剤、ステロイドの外用剤を持っていくのが安心です。あせもやかぶれ、虫刺されなどは、ステロイドを塗って抗アレルギー薬を飲むと早く治ります。2日しても改善しない場合は皮膚科を受診しましょう。

夏は肌にとって過酷な状態が続きます。なるべく肌トラブルを起こさないようにしっかり対策をしましょう。

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2021年7月27日

雑誌『週刊女性』2021年7月27日号

特集『だるいを軽いに!疲れが取れるちょいテク15』に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

■心身をリラックスさせる口角上げ&ストレッチ

♢口角は常に上げて、笑う
疲れ切った時は、スマホで娘たちの変顔写真集と顔芸ダンスを見て笑うようにしています。細かいことはどうでもよくなり、疲れが吹き飛びます。お笑い番組やYouTubeでコントを見るのも実は大好きです。
人は幸せだから笑うのではなく、笑うからこそ幸せだと感じます。笑いには免疫力を高め、血圧を下げ、痛みや疲労を解消する効果があるのです。
意外かもしれませんが、脳は簡単にだますことができます。なので、疲れた時は口角を上げて"笑顔"をつくるだけでも効果的ですよ。

♢ストレッチ&瞑想で疲れをリセット
瞑想は高ぶった交感神経を鎮め、副交感神経を優位にするので、睡眠の質を高める効果もあるといわれています。短時間だけでも行うと、緊張が緩和されるのでオススメです。私は、仕事終わりや寝る前のほんのちょっとの時間でも瞑想し、深い呼吸をして、体に意識を向けるようにしています。
また、ゆるやかなストレッチは、全身の循環を改善し疲労物質を排出させる働きが。身体の柔軟性を高め、筋委縮を予防することで疲れにくい身体に導きます。
自宅では、コンディショニングツールのストレッチポールを活用しています。上に乗って腕を回すだけで、肩こりがすっきりしますし、大腿内側、上腕内側、わきの下などを自重でグリグリマッサージすると固まった筋肉がほぐれ、本来の正しい姿勢に戻りやすくなります。

♢肉・魚をたっぷり!バランスのよい食事を
タンパク質は人の体を構成する大切な栄養素です。食事では、植物性、動物性ともにきちんと食べて、疲れにくい身体をつくりましょう。毎食、手の平一枚分の量が目安です。納豆や豆腐などの豆類、鶏、豚、牛、魚介類など、バランスよく食べることを心がけましょう。大豆や豚肉には代謝を高めるビタミンB群、鶏肉には疲労回復を促すイミダゾールペプチド、鮭には抗酸化作用の高いアスタキサンチン、牡蠣には代謝を高める亜鉛が含まれています。抗酸化作用の高い野菜類も一緒に食べることで、活性酸素が発生することで進む酸化="錆び"を予防し、健康な血管を保つ働きも期待できます。

クリニックの施術ですと、『高濃度ビタミンC点滴』、『脂肪幹細胞培養生上清点滴』、『NMN点滴』などを自分自身にも行っています。
取材と診療で、早出&残業が続くときにもうひと頑張りできるので助かっています。
ぜひご参考になさってください。

2021年7月22日

雑誌『美的』2021年9月号(2021年7月22日発売)

特集『デリケートゾーンこそ、相談できるかかりつけ医が欲しいと思っていました VIO脱毛からピーリング、引き締めまでフェムテック美容ことはじめ』(掲載P230~231)に当院『VIOラインの医療レーザー脱毛』が掲載されました。

美的ライターさんによる当院の『VIOラインの医療レーザー脱毛』体験レポートがカウンセリングから実際の照射の様子まで、詳細かつ笑いもたっぷりに紹介されています。

■麻酔するから痛くない。ポシュポシュ連射されてあっという間
今や "毛"問題は、自分の好みの手段で解決できるようになりましたが、ことデリケートゾーンに関しては、多少費用がかさんでもプロにお任せした方がいい!との思いで今回ご来院いただきました。
デリケートゾーンは皮膚というより粘膜に近いパーツです。毛の処理方法としては、かみそりで剃る方法やブラジリアンワックス(ワックス塗ってはがす抜毛方法)などもありますが、傷口から雑菌が入ったり、埋没毛や毛嚢炎など、肌を傷めるリスクがあります。また、エステで行われているのはマイルドな光で毛量を整える光減毛です。使用するマシンの出力も医療用のレーザーと比較して格段に低いので、効果が出るまでに数年かかることもあります。また、デリケートゾーンの皮膚色は浅黒いので、ヤケドのリスクもあります。
デリケートゾーンだからこそ、皮膚科専門医が常駐していて、トラブルが起きたときにすぐに対処できる医療クリニックでの安心で安全な『医療レーザー脱毛』がおすすめです。

★『ジェントルレーズ・プロ
当院で脱毛に使用する『ジェントルレーズ・プロ』は日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射できます。
強い熱エネルギーによって毛と毛を作る器官(毛母)を壊すため、半永久的に毛が生えてこなくなります。さらに、レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので、継続すると肌のハリと透明感が高まります。
当院はドクター、スタッフともに全員女性です。1回目は緊張している方も多いですが、回を追う毎に皆さん慣れていらっしゃいますのでご安心ください。
今回VIO脱毛を体験されたライターさんからも、「ドクターも看護師さんもとても手慣れていて、タオルのかけ方、外し方ひとつまで、とってもスムース。パッとめくって前を診て、くるっと返して後ろへ...と患者が羞恥を感じるヒマがありません。
VIO美容、遅咲きデビューの私たちではありますが、これから末長く相談できる場所が見つかってよかった。」とのご感想をいただいております。
また、お痛みを心配される方も多いですが、『ジェントルレーズ・プロ』は、照射と同時に冷却ガスが噴射されるため、痛みが格段に軽減されます。さらに、VIOに関しては、事前に麻酔クリームも塗るので、部分的にほんの少しだけ熱く感じる程度で恐れることはありません。
毛の生える周期に合わせて1.5~2ヶ月に1回の間隔で照射します
個人差はありますが、はじめの3回で毛量は半分程度に減り、5回もすると毛はほとんど生えず、多くの方が8回程度でほぼ無毛~産毛が少し残る程度の状態を実感できます。

■脱毛前の剃毛テクニック
脱毛の前日、または当日朝にご自宅での剃毛をお願いしています。
毛の長さや量が多い場合は、まずはさみで毛を短く切っていただき剃りやすい状態にしてください。その後、シェービングジェルやクリームを塗って、毛の流れにそって切れ味のよい3~4枚刃のレディースシェイバーを使ってやさしく剃っていただきます少しずつ剃るのが基本です。

本誌では、加齢や出産などによるデリケートゾーンのお悩みにも少し触れています。
膣のゆるみや尿漏れ対策には、『ヴィーナスハイフ(V‐HIFU)』や『エムスカルプトα(EMSCULPTα)』がおすすめです。また、VIOの黒ずみのお悩みには、『ピコレーザー』をご紹介しています。

なかなか人には相談しにくいデリケートゾーンのアレコレかと思いますが、当院では女性皮膚科専門医と経験豊富なスタッフがプロの立場でお悩みを解決できるよう努めておりますので、お気軽にご相談くださいね。


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2021年7月20日

雑誌『&ROSY』2021年9月号(2021年7月20日発売)

特集『暑さに負けない、爽やか美容 スッキリ美人宣言!』(掲載P230~231)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

いよいよ本格的な夏到来します。キラキラまぶしい太陽の日差しのもと、気持ちも明るくウキウキ...と同時に「汗や湿気で髪がまとまらない!」「毛穴悩みや日焼けで肌がボロボロ」「薄着になるにはボディラインが不安」など、悩みが多い季節でもあるというのが大人の本音です。そこで今号では、夏を美しく爽やかに過ごすためのヘア・スキンケア・ボディケアのポイントが紹介されています!夏の美容法を上手に取り入れて最高の夏をお過ごしください。

■トラブル1 ニキビ編
大人のニキビは様々な要因が複雑に絡み合っています。セルフケアだけでの改善は難しいことも多く、自己判断により肌に合わない市販薬や化粧品を使用してしまうと、症状を悪化させ、回復不可能なトラブルになる可能性もあります。ストレスや睡眠不足も関係しているので、心身の調子も整えることが完治への近道に!
【ホームケア】
① 角質ケアを取り入れて滑らかな肌に
肌に<古い角質><余分な皮脂>があるとニキビが発生しやすくなります。ニキビ菌は肌上にいる常在菌のためなくすことは出来ませんが、古い角質と皮脂は対処できます。今ニキビがない人も予防ケアとして取り入れるのがおすすめ。
WIQOフェイスフルイド』(30ml¥8,000)は、8%のグリコール酸を肌に良いバランスで配合しており、どんな肌のタイプにおいても、灼熱感などを感じることなく使用することができます。皮膚のターンオーバーや再生促進効果、コラーゲン生成も促します。顔とお体両方にご使用いただけます。
また、角質ケアにプラスして、ニキビ跡の黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果的なのが『ナノメッドVAエッセンス』(16g¥6,500)です。医療機関ならでは高濃度純粋レチノール含有で、ターンオーバーを促進し、滑らかな肌に整えます。

② ビタミンCで炎症を抑え、過剰な皮脂も抑制
ビタミンCは、過剰な皮脂を抑えたり、活性酸素の抑制、毛穴の引き締め、美白など多彩な美肌効果があり、皮膚科で長年使われている安全性の高い成分です。空気に触れると酸化して効果が失われやすいので、化粧品には‟ビタミンC誘導体"という形で配合されることが多いです。‟ビタミンC誘導体"は、安定性が高く、肌に浸透しやすい特長があります。当院の『巡活ローション』(200ml¥4,500)は、高浸透型ビタミンC誘導体と保湿成分を美容液レベルに凝縮しています。使用後の肌はモチモチです。

【クリニックでの治療法】
ニキビに伴う赤みや色素沈着を一台で改善『フォトフェイシャルM22』(初回トライアル ¥28,000)アクネ菌を殺菌・減少させ、炎症性ニキビを早く治癒させます。また、メラニン色素の除去作用や、過剰な毛細血管や拡張した毛細血管を壊すことができるため、気になるニキビ跡の赤みやシミ・黒ずみも同時に改善します。さらにコラーゲンやエラスチンの産生高め、比較的新しいニキビ跡の浅い凹みの改善も期待できます。

■トラブル2 シミ&肝斑編
"シミも肝斑もトラネキサム酸がきく!あとはレーザーで粉砕を!"
【ホームケア】
① 抗炎症作用のあるトラネキサム酸でメラニン生成を抑制
紫外線を浴びると、メラノサイトの周りの肌細胞から、メラニンを作らせる情報が伝達され、それが沈着してシミや肝斑となります。トラネキサム酸にはメラノサイトの活性化を抑制する作用が厚生労働省でも認められています。ですから、毎日トラネキサム酸含有のアイテムを取り入れれば、シミの出来にくい肌に。

ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』(120ml¥8,500)は、トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した優秀な薬用美白乳液です。メラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎながら、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます。
② 飲む日焼け止めで、皮膚だけでなく、髪や目、全身をくまなくケア
飲む日焼け止めは、日焼け止めを塗ることができない目や髪まで紫外線から守ってくれる頼もしい存在です。また、紫外線を浴びることで発生する活性酸素による全身への悪影響も防御してくれる効果も絶大です。

【クリニックでの治療法】
シミを微粒子サイズに砕く!『ピコレーザー(ピコウェイ)
照射時間が従来機の1000分の1「ピコ秒」という切れ味で、微粒子サイズまでシミの色素を細かく砕きます。境界のはっきりしたシミは、『ピコスポット照射』で、かさぶたにして取ることができます。余計な熱作用を与えずにシミだけを狙い撃ちできるので、施術後のかさぶたは膜状で薄く、炎症後色素沈着のリスクが少ないのも人気の理由です。細かく粉砕された色素はリンパ管を通して体外へと排出されます。パウダー状に砕かれた色素は目視しても分からないぐらいに散るので、これまでのどのレーザーよりも痛みも少なく、短期間でシミを除去することができます。シミはもちろん、初期のイボ、小さいホクロなど幅広いお悩みを解決できます。さらに『ピコレーザー(ピコウェイ)』はシミ取りの他に、顔全体の色調を明るく整える『ピコトーニング照射』やハリを高める『ピコフラクショナル照射』で肌全体の若返りも目指せます。

■トラブル3 毛穴編
"皮脂の詰まりを取り除き、徹底保湿を"
&ROSY世代は、たるみ毛穴の悩みも出る頃です。加齢や紫外線ダメージにより、コラーゲンやエラスチンが変性し、密度も低下すると、肌は弾力を失い、重力によって引っ張られて毛穴も下方向に伸び広がり、楕円形や涙型のたるんだ毛穴になっていきます。
【ホームケア】
線維芽細胞の働きを活発にしてコラーゲンの産生を促すレチノール(ビタミンA)や、毛穴引き締め効果の高いビタミンC誘導体をスキンケアに取り入れましょう。上記でご紹介した『ナノメッドVAエッセンス』が効果的です。ただし、肌の深い層の変化が原因の「たるみ毛穴」は、セルフケアだけでは改善できないのも事実です。肌の奥にアプローチできる医療機関での専門治療も取り入れていくことが改善への近道です。

【クリニックでの治療法】
真皮~皮下組織上層にアプローチできる『タイタン』『スカーレットS(RF)』『ダーマペン4』がおすすめです。たるみの症状が強い場合は、皮膚の土台となるSMAS層にアプローチできる『ウルセラ』『サーマクールFLX』が有効です。

■トラブル4 たるみ編
‟再生力が衰えた大人の肌には、照射治療や針の刺激が若返りのスイッチに"
皮膚、皮下脂肪、さらに深部にある顔面靭帯や筋膜のコラーゲン線維が加齢と共に劣化すると、皮膚や脂肪を支えきれず下垂してたるみが生じます。30代半ばからは、脂肪や骨が萎縮してボリュームも減るので、ますますシワが寄りやすくなり、ほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴ線など深いシワと輪郭のくずれが目立ってくるのです。
皮膚の構造自体が変化して起こるこれらの症状にセルフケアだけで立ち向かうのは難しいでしょう。美容医療を上手に取り入れることが改善への近道で、老化の進行を穏やかにして、5年後、10年後の未来の肌を若々しく保ちます。
伸びてしまった筋膜や皮膚の奥にある靭帯などを立体的に縮め、強固なコラーゲン線維に置き換える治療が必要です。
ウルセラリフト』は、超音波のエネルギーが、皮膚の「真皮深層」から「皮下組織」、皮膚を支える土台ともいえる「SMAS層(表在筋膜)」や「顔面靭帯」にまで作用し、土台から引き上げ、6~12カ月と効果が持続します。『サーマクールFLX』は、RF(高周波)の熱エネルギーによってコラーゲン線維や皮下脂肪を支える線維隔壁、顔の土台となるSMAS筋膜を収縮し、施術直後から引き締め効果を得られるたるみ治療です。ロ元のダブついた脂肪や輪郭のくずれなどに効果を発揮します。小顔効果が高いのも魅力です。
夏のダメージは早めに回復させるのが吉。ぜひご相談にいらして下さい。

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2021年7月19日

雑誌『steady』2021年8月号(7月7日発売)

特集『誰にも言えないデリケートゾーンのお悩みを解決 デリケートゾーンストレスフリー宣言』(P32、33)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

デリケートゾーンについてのお悩みは、恥ずかしくて人にはなかなか相談しにくいですよね。だからこそ、正しい知識を身につけて、トラブルを未然に予防し、トラブルに直面したときに適切な対処をしましょう。

■VIOのムダ毛の正しい自己処理の仕方

毛抜きやワックスなど抜くタイプは肌に負担がかかるので、4枚刃やVIO専用のカミソリやシェーバーで剃るのがベター。
自己処理をする時は、ジェルやフォームを途中で流したり、シェーバーを洗ったりしやすいので、お風呂場で自己処理するのが一番いいでしょう。ただし、使い終わったシェーバーをお風呂場に置きっぱなしにしておくと、雑菌が繁殖しやすく、刃がさびやすいので、よく水気を拭き取って乾燥させ、別の場所で保管してください。また、カミソリの切れ味が落ちたら、新しいものに交換することも大切です。
ちなみに、「毛を剃ると濃くなっている気がする」という人もいますが、毛を剃ると毛の断面が大きく見えるなるため、毛が濃くなったように感じるだけで、毛の太さがが変化しているわけではないので安心してください。

■正しい自己処理の方法

① まずは長い毛をハサミでカット
毛が長いまま剃毛しようとすると、カミソリやシェーバーの刃に毛が引っかかってしまうので、毛を少しずつ束にしてねじり、皮膚ギリギリではなく、根元から1~1.5cmくらいの長さに切ってください。それを何カ所か行ってから剃りこむようにしましょう。
② 専用のジェルやフォームをつける
肌滑りをよくし、刃と肌の接触刺激を最小限に抑えるためにも、カミソリを使う場合はジェルやフォームをつけてください。カミソリはできれば4枚刃で、おろしたての切れ味のいいものを使うことが大切です。
③ まずは広い面からシェービング
椅子に座り、鏡を前に置き、まずはVラインから毛流れに沿って剃ります。肌の表面がピンとなるように、適宜、風呂桶のふちに片足をのせたりしながら剃っていきましょう。一回剃ったらカミソリを水の中で軽く振り洗いをして、刃と刃の間にはさまった毛を取るようにしましょう。
④ IOの細かい面はゆっくり丁寧に
Iラインを剃るときは、風呂桶のふちに片足をのせてM字開脚のような状態で皮膚を引っ張りながら毛の流れに沿って剃りましょう。OラインはIラインのポーズからさらに片方のお尻を持ちあげながら、先端が小さい顔そり用のシェーバーを使って剃ると良いです。
⑤ 剃り終わった後は保湿を忘れずに
シェービング後の肌は、角層も少し削れているため、肌のバリア機能が低下して、乾燥しやすい状態です。ローションやジェルだとしみることがあるので、バームやクリームなど少しこってりとしたテクスチャーのものでしっかり保湿をしてください。

■デリケートゾーンだからこそ、効果も安全性も高い医療レーザー脱毛がおすすめ

頻繁に自己処理を繰り返していると、傷口から雑菌が入ったり、刺激による毛嚢炎や黒ずみなどの肌トラブルをおこしやすくなります。また、肌が傷つき、バリア機能が低下した状態で性行為を行うと、ヘルペスや梅毒、水いぼ(伝染性軟属腫)、尖圭コンジローマなどの性感染症にかかるリスクが高まるという研究論文も発表されています。行為の直前に剃ることは避けましょう。
効果や安全性を考えると、デリケートゾーンのムダ毛処理は医療クリニックでのレーザー脱毛がおすすめです。

★おすすめの施術:『ジェントルレーズ・プロ(Gentle LASE Pro)
当院で使用する『ジェントルレーズ・プロ』は、日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射できます。強い熱エネルギーによって毛と毛を作る器官(毛母)、毛のもとになる細胞を壊すため、半永久的に毛が生えてこなくなります。さらに、レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので、継続すると肌のハリと透明感が高まります。
痛みを心配される方も多いですが『ジェントルレーズ・プロ』は、照射の直前に冷却ガスが噴射されるため、痛みが格段に軽減されます。さらに、VIOに関しては、事前に麻酔クリームも塗るので、部分的にほんの少しだけ熱く感じる程度で恐れることはありません。

■VIO脱毛の形はどうする?
VIO脱毛を希望される患者様の中には、「形はどうしたらいいですか?」と減らし方をご相談される方が多くいらっしゃいます。
【 I(会陰部)&O(肛門周囲)ゾーン】
IOに関しては、清潔、臭い対策、性行為で毛の巻き込みによる痛み予防、ナプキンかぶれ予防、はみ出しリスクゼロなどを考慮し全脱毛がおすすめです。ちなみに膣口近くまで照射できるのは医療機関だけです。
【 V(ビキニ)ゾーン】
アンダーヘアをすべて無毛の状態に仕上げることを"ハイジニーナ脱毛"といいます。ハイジニーナとは"清潔"という言葉が由来となっており、海外では一般的ですが、日本では初回からご希望される方はまだ少ないです。
脱毛経験がなく、毛量が多い場合は、初回から2回目の処理まではVの毛も全て処理することを推奨しています。ある程度毛量を減らして毛を柔らかくしてから、形を整えていくのがおすすめです。
照射の間隔としては、1か月ほど毛が生えない時期があり、休止期の毛が生えそろう1ヵ月半後が次の照射のタイミングです。レーザー脱毛の施術期間中は、毛抜きはせず、シェーバーで剃るようにしてください。
個人差はありますが、3回の施術で毛量は半分以下になり、毛も細く変化します。6~8回の施術で、ほぼ無毛状態になります。ちなみにレーザーは黒い毛のメラニンに反応するので、白髪にレーザー脱毛はできません。永久脱毛を考えるなら40代までに済ませたいですね。

<脱毛料金>
Vライン 1回¥20,000  5回¥80,000(¥16,000/1回)
Vライン 全体オプション +¥3,000
Iライン  1回¥20,000  5回¥80,000(¥16,000/1回)
Oライン 1回¥10,000  5回¥35,000(¥7,000/1回)
V I Oラインセット 1回¥45,000  5回¥180,000(¥36,000/1回)

■VIOのニオイのお悩み

デリケートゾーンのニオイは、汗や拭き残した尿や便、経血やおりものが原因です。さらに下着やナプキンを長時間つけていることから蒸れやすく、雑菌の繁殖が加わりにおいやすくなります。生理になるとニオイが気になる人は、タンポンとナプキンを併用するのがおすすめです。タンポンに経血を吸わせてナプキンを使うと、表に出てくる経血の量が減るのでニオイも抑えられます。なお、タンポンは、日中は3~4時間毎、夜は起床時に必ずタンポンを交換してください。長時間入れっぱなしは感染症のリスクが高まり危険です。

また、デリケートゾーンでワキガ臭がする人は、体質による「すそワキガ」の可能性があります。通常おりものは乳酸菌の一種、デーデルライン桿菌と呼ばれる細菌により少し酸っぱいニオイがして、透明から微かな乳白色です。いつもと違うニオイがしたときに気づけるように、普段から健康な状態のおりもののニオイを知っておくことが大切です。

ニオイを抑えるための対策法としては、デリケートゾーンを常に清潔に保つことが大切です。汚れが付きにくいよう脱毛したり、ウェットティッシュで汗や汚れを拭き取ったり、夏場など汗をたくさんかいたら昼間に一度下着を替えるなどして、雑菌が繁殖しにくい環境を作りましょう。すそワキガの人は、ワキガ治療として人気のボトックス注射で、ニオイと汗量を軽減する手もあります。

★おすすめの施術:『VIOのレーザー脱毛』×『すそワキガボトックス注射
レーザー脱毛は汗腺だけでなく皮脂腺の働きも抑制する効果があります。さらに、『すそわきがボトックス注射』は、外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、におい軽減の効果は半年~10ヶ月程持続します。

■VIOの黒ずみのお悩み
デリケートゾーンの黒ずみには、ハイドロキノン、ルミキシル、シスペラといった医療機関専門の美白クリームをもらってケアするのがおすすめです。また、顔のシミ取りに使用する美白マシンのピコレーザーでメラニン微粒子を粉砕する施術は、一回でもほのかに肌のトーンが明るくなります。

★おすすめの施術:『ピコレーザー
顔のシミ取りに使用する美白マシンの『ピコレーザー』でメラニン微粒子を粉砕する『ピコトーニング照射』は、痛みもダウンタイムも無く、3回で平均約2トーンアップします。
より早い結果を求める場合は、1~2日間は細かな点状の赤みが出ることがありますが、トーニングとフラクショナル照射を同時に行う『ピコフラクショナル照射』がおすすめです。レーザー脱毛と並行して行うこともできます。

安全なレーザー照射を行うためには看護師の高いテクニックも必要になります。デリケートゾーンの美白レーザー照射は医師の目利きと照射技術がポイントです。デリケートゾーンだからこそ、トラブルが起きたときにすぐに対処できる医療クリニックでの脱毛が安心です。お気軽にご相談くださいね。


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2021年7月12日

雑誌『BAILA』2021年8月号(2021年7月12日発売)

特集『10年後の肌に負担を残さない!美の先輩に聞く、やらない美容で美肌貯金』(掲載P128,129)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

一生懸命ケアしているのに、いまいち結果を出せていなくてお悩みの方は多いのではないのでしょうか。もしかすると、肌に良かれと思って行っている美容法が、実はニキビや肌荒れ、乾燥、老化の原因になっているかもしれません。
大切なのは「洗う」「潤す」「光対策」の3つです。本来は、この3つの基本を正しく行うだけで肌を美しく保つことができます。
しかし、美容のトレンドに影響されて、"洗うとなると徹底的に洗う"、"洗いすぎが悪いとなると今度は逆にまったく洗わなくなる"、と両極端なことを実践する人が少なくありません。
大事な細胞間脂質まで溶かして洗い流してしまうような強すぎるクレンジングや洗顔はNGですが、酸化したアブラや角栓などの脂&タンパク汚れがあるのに、それを水だけ洗顔でなんとかしようとするのもナンセンスな話です。
潤すためには肌を活性化させる必要がありますが、それにはまずしっかり睡眠をとること、そして肌を作る材料、栄養をとることが大前提です。30歳は肌も体も変わるときです。加齢に伴い、抗酸化力や抗炎症力は残念ながら劣化していきますが、そこを補うのが美容の役割です。アンチエイジング医学に「Look Younger, Live Longer」という言葉があります。若く見える人は体の中も若く、長生きするものです。"やらない"という美容もあることを知っておきましょう。

■Don't やりすぎパッティング
化粧水を含ませたコットンで肌をパッティングすると、肌の奥までうるおい、毛穴が引き締まるという説もありますが、これは間違いです。
何度もパッティングするうちに手の力は自然と強くなりますし、コットンの線維との摩擦が生じ、肌にとっては刺激にしかなりません。手の平全体を使って隅々までやさしく包み込むように馴染ませれば充分です。
濡れた状態が長時間続くと肌の角層にある細胞間脂質が流れ出て乾きやすくなる恐れがあります。化粧水をたくさん使って、コストと時間をかけているのに肌にとってはむしろマイナスな結果になってしまうのでご注意ください。
化粧水の後は乳液、クリームなどを塗り、うるおいが逃げない肌に仕上げることを忘れずに行いましょう。

■Don't 顔を常に触る
肌を無駄にいじることがいちばんやめてほしいことです。そういうと、エステはダメ?美容鍼はダメ?と聞いてくる方もいますが、きちんと筋肉への働きかけ方をわかったプロによる施術を月に1回程度取り入れるのは肌を活性化するのにいいことだと思います。
テレビを見ながら何も考えずに手だけを漠然と動かすマッサージはやめましょう。
特に美顔ローラーや指圧器など、道具を長時間使うと肌の負担です。
また、頬杖や顔を触るという刺激は毛穴を詰まらせ、ニキビができるきっかけになる可能性があります。手のひらについている目に見えない無数の汚れや菌は肌荒れのモトになるので、意識して触らないようにしましょう。

■Don't 洗わなすぎ!
敏感肌や乾燥肌だからといって朝の洗顔をしない、または水だけで済ませている人がいます。確かに皮脂を落としすぎるのは肌に良くないですが、水洗顔だけでいいのは、本当に皮脂の分泌量が少ない、ごく一部の『超乾燥肌』の人のみで、大多数の人は朝も洗顔料を使うべきです。就寝中に出た皮脂や夜に油分のあるスキンケアなど、アブラ汚れは水だけでは落ちません。朝、顔を洗わないということは24時間、酸化したものを肌にのせた状態で過ごすということになります。かといって洗いすぎも良くないので、アミノ酸系の洗浄剤の泡で30~40秒程度、ふわっと洗うぐらいがちょうどいい洗顔です。
★おすすめのアイテム:『アクセーヌ リセットウォッシュ
院内で患者様にご使用いただいている『アクセーヌ リセットウォッシュ』は、ボトルからスフレのようなきめ細かい泡ででてくるので、簡単に泡洗顔できます。

■Don't オイル抜きの食事
体型管理のための食事制限でサラダと脂身のないささみしか食べないといった油抜きの食事はやめましょう。肌の潤いの元であるセラミドなどの細胞間脂質は、コレステロールなどの脂質を材料にして作られています。スキンケアでもセラミドを一時的に補うことはできますが、それだけでは足りません。そのため、食事から油を完全に抜いて脂肪酸が欠乏すると、細胞間脂質が減ってバリア機能が低下し、乾燥してちりめんジワやたるみの元になります。食事から摂取すべき脂質は、オメガ3と6ですが、オメガ6は多くの食品に含まれているので、意識して摂るべきは「オメガ3系脂肪酸」です。えごま油や亜麻仁油からは、効率的に「オメガ3系脂肪酸」が摂れます。熱や光に弱く、酸化しやすいので、和えたり、つけたり、加熱調理後の食べる直前に加えましょう。青魚やくるみも良質な油がとれておすすめです。量としては、毎日スプーン1杯程度が理想です。
逆に控えるべき油が、「トランス脂肪酸」を含むマーガリンやショートニングです。クッキーなどのお菓子やパンやケーキ、スナック菓子などに含まれ、身の回りに溢れています。
血中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす働きがあり、日常的に多量に摂取すると心臓疾患などのリスクが高まるとされています。
ですから、毎日コンビニのパンを食べている、スナック菓子を食べている方は、ぜひ食生活を見直してみてください。

■Don't 夜、遅くまでスキンケアに明け暮れる
本来、バイラ世代ならちゃんと寝ていれば肌はピカピカ、髪はツヤツヤをキープできるものです。仕事終わりにジムやヨガ。家に帰って遅い時間に食事、長風呂、フル装備のスキンケアとキレイになるためのto doリストがいっぱいで睡眠が4~5時間では逆効果です。睡眠不足が三日続けば酩酊状態、3日以上だとうつ状態になるといわれています。きれいになりたいなら、まずは睡眠をとりましょう。

■Don't 無理なダイエット
昔から医食同源というように、肌をはじめ体は食べたものでつくられています。その材料となるタンパク質(肉・魚・乳製品)と野菜、豆類などは毎日きちんととり、それを食べた上で炭水化物や嗜好品を食べてください。腸内環境を整えるために食物繊維は海藻などの水溶性・野菜の不溶性を両方と、発酵食品も一緒に食べましょう。炭水化物もとらないとお米を食べて育った日本人は便秘になってしまう人もいます。偏食をしていてはどんなスキンケアや美容医療を行っても、肌には高いレスポンスを出せません。

■Don't 無防備なランニング
適度な運動を始めて筋肉貯金をしないといけない30代ですが、ランニングには要注意です。紫外線対策をしていても、走って汗をかいたら日焼け止めが流れるような状態ではシミやくすみ、たるみの原因になります。さらに走ると体が振動するので、胸の重さを支えているクーパー靭帯が伸びてしまいます。顔の弾力線維ももちろん振動によるダメージを受ける可能性があるので、たるみが加速します。どうしても走りたい場合は夜か室内にしましょう。

■Don't SNSを信用しすぎ
今の時代、個人が発信するSNSやインターネットなどはもちろん、ときには大手メディアでも、間違ったお手入れや無意味な美容習慣が真実のようにとりあげられています。情報の海に飲み込まれず、これは正しい情報なのかをエビデンスや出典をきちんと確認するクセをつけましょう。

【美容医療で美肌貯金】

♢産毛によって開いた毛穴は脱毛すれば解決
→『医療レーザー脱毛
産毛によって毛穴が開き、黒ずみの原因になっている可能性もあります。日本人はうぶ毛の色も黒いうえ、剃ると毛の断面がひろがることで、余計に目立ちやすくなります。特にTゾーン、小鼻、あごが目立ちやすい傾向にありますが、うぶ毛の色が薄かったり細かったりすれば目立たないので、『レーザー脱毛』を続けて軟毛化すると目立たなくなります。

♢ハリのためのコラーゲン育成
→『ケミカルピーリング』+『フォトフェイシャルM22
フォトフェイシャルによる熱刺激はコラーゲン合成の指令を出します。定期的に受けている人は結果としてコラーゲンをつくる設計図(メッセンジャーRNA)の発現量が若者レベルであることがわかっています。バイラ世代なら年3~4回で将来のハリ感に大きな差が出てきます。当院では、照射前に乳酸による『ケミカルピーリング』で角質を滑らかにし、毛穴の詰まりを解消してから施術します。ニキビもできにくくなりますし、肌のバリア機能も高まります。アトピー性皮膚炎や肌荒れなどの痒みも良くなるので敏感肌の方にもおすすめです。

♢あごと眉間、おでこと目尻のシワ対策
→『ボトックス注射』
表情のクセによって眉間やあご、額や目尻などにシワができるという人はプリーツ加工のようにシワが刻まれる前に『ボトックス注射』を打つことをおすすめします。早く始めると、より結果も出やすく、さらに効果の持続時間も長くなるので、気になりだす前にスタートし、継続してメンテナンスを続けていきましょう。

美容医療との付き合いは細く長くがベスト。ぜひお気軽にご相談くださいね。


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2021年7月 6日

雑誌『MyAge』2021年夏号(7月6日発売) 

特集『素敵女医の夏冷え&むくみ対策』(掲載P110)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

冷えからくるむくみは、寒い時期だけの不調ではありません。むしろ冷房を使用する夏こそ冷えがたまると言われています。
今回は、慶田院長が実際に行っている冷え&むくみ対策をご紹介します。

■通年、重炭酸の入浴剤を溶かしたお風呂に5分×2回
重炭酸を溶かした湯船に、真夏でも必ずつかることで、血流が良くなり冷えやむくみの対策になります。つかっている時間は、一年を通して5分×2回程度で、入浴後もポカポカ感が持続します。慶田院長は、『薬用ホットタブ重炭酸湯Classic』を愛用しています。

■ダンス・ぴらて・ストレッチ
さらに、入浴以外の血流改善対策として、週に1回のジャズダンスのほか、月に3回のピラティス、夜の軽いストレッチを習慣にしています。朝むくんでいるときにはストレッチをしたり、冬はめぐりズム蒸気の温熱シートを背中に貼るのもおすすめとのことです。
運動習慣と食事が体型維持と健康には欠かせません。ウォーキングや水泳、ヨガ、ダンスなど気軽なものから始めてみましょう。

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2021年7月 1日

富士薬品発行『健康通信』2021年7月号

富士薬品発行のオリジナルフリーペーパーの特集『人には聞けない健康のあれこれこっそり相談室 夏場の気になる汗そのニオイの原因は?』(P13)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

発汗は、気温の上昇や運動による体温調節を担っている大切な機能です。
しかし、気温や湿度が上昇して汗をたくさんかく夏場、一段と気になるのがニオイ問題です。汗を分泌する汗腺には、「エクリン腺」と、わきの下など特定の部位にある「アポクリン腺」の2種類があります。
♢「エクリン腺」は全身に分布し、体温の調節を行うのが主な働きで、その99%は水分、それ以外の成分はほぼ塩分のため無色無臭です。たくさん汗をかいたあと、服に白い跡が残るのはそのためです。
ただし、もともとは無臭のエクリン汗も、大量に汗をかいてそのまま放置すると皮膚上に存在する常在菌が汗の中の成分を分解し、変質させることでニオイが発生します。
♢「アポクリン腺」は、ワキの下、外耳道、へそ、乳輪回り、デリケートゾーンなど、毛が多く生えている限られた部位に分布しています。脂質やタンパク質などニオイのもととなる成分を多く含み、細菌の分解によって臭いが発生しワキガ臭の原因になります。

■疲労やストレスがニオイの原因になることも!
緊張や焦りなどによる精神的な汗は「緊張汗」(精神性発汗)と呼びます。疲労やストレスが蓄積すると肝臓がうまく機能せず、体内で作られたアンモニアが尿として排泄されず体内にたまりニオイが強くなるといわれています。
肝臓機能の低下は、過度な労働や加齢による疲労の蓄積、ストレスによる免疫力の低下、飲酒、肥満などが原因です。一回の飲酒量は少なめ(日本酒は1合、ワインはグラス2杯、ビールは3杯程度)に保ち、休肝日を設けるようにしてください。定期的に運動をしたり、気晴らしの趣味を楽しむことも効果的です。また、体内に取り込む食品もニオイに直接影響するため、健康的な食事バランスを心がけましょう。カレーやキムチ、ニンニクなど、刺激の強い食品はニオイに影響があるので適量に調節をし、野菜、海藻、発酵食品を多く摂るように意識することが大切です。

■夏に実践したい汗のニオイ対策
毎日、全身を洗うことと、汗をかいたら早めに拭き取ることが基本です。拭き取るときに乾いたタオルで拭いた場合、水分は吸収しますがニオイの成分が皮膚の表面に残ってしまうため、ボディシートか濡らしてしぼったタオルを使って、早めにニオイの元を取り除くようにしましょう。また、汗がしみこんだ下着や衣類などをそのままにしておくと、皮脂が酸化してにおいやすくなります。さらに、汗あれの原因になります。下着や夏のトップス類はそんなに荷物にならないので、着替えを持ち歩き、潔く着替えるのも有効です。

■美容医療で汗&ニオイ対策
★おすすめの治療『医療レーザー脱毛』×『脇ボトックス治療
『医療レーザー脱毛』は、レーザーの熱エネルギーが毛と毛の周囲に広がり脱毛効果を発揮するのですが、この熱は毛包に付着している皮脂腺にも作用します。それにより、アポクリン汗腺の活性が少し弱まるので実はワキガにも効果的なのです。当院で採用している『ジェントルレーズ・プロ』は、日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射できます。強い熱エネルギーによって毛と毛を作る器官(毛母)を壊すため、半永久的に毛が生えてこなくなります。さらに、レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので、継続すると肌のハリと透明感が高まります。
女性の場合、おりもの・月経血がありますし、普段の排泄時の尿・便なども毛があることで付着しやすく、デリケートゾーンが汚れやすい状態です。それらの汚れがもとになってニオイが発生します。陰毛は臭い物質が付着する温床となるので、『VIOラインのレーザー脱毛』がおすすめです。Vの部分を残すかどうかはお好みになりますが、IとOは衛生的にも全て脱毛するのがおすすめです。医療レーザーは出力が高いため、脇やVIOなら3回で毛量と毛の太さが半分になり、6回程度でほとんど剃らないでよい状態になります。(肌の色と毛量で必要な回数は異なります。)
また、"メスを使わない多汗症治療"として人気なのが『脇ボトックス注射』です。
ニオイのもととなるアポクリン汗腺、汗ジミとニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗の量を軽減させます。この2つの治療を組み合わせると、より高い効果が得られます。なお、VIOエリアにボトックスを注射する『すそワキガボトックス注射』メニューもあるのでご相談ください。

暑い中、清潔感を保つには普段以上の気遣いが必要です。自分も周りの人も快適でいるために、においの原因や対策を知って、デオドラントケアを習慣にしましょう。
ぜひご参考になさってください。

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2021年6月28日

雑誌『エル・ジャポン』2021年8月号(6月28日発売)

特集『Elle BODY POSITIVE もっと自分の体を好きになる!』(掲載P64,65)に当院の『スマスアップ』が紹介されました。

■お尻のたれを防止する「スマスアップ」
「スマスアップ」は、高周波(RF)×局所電気刺激(DMA)を組み合わせた施術です。
高周波による熱エネルギーでコラーゲンの生成を促進、温熱効果で血行やリンパの流れを改善すると同時に、局所電気刺激により筋肉を最大限に活性化します。
基礎代謝がアップして皮下脂肪の減少を促進し、お尻の引き締まりを実感いただけます。さらにハリやツヤが出て肌質そのものも若々しくなります。
お尻だけでなく、顔~全身に施術可能です。痛みやダウンタイムが全くなく、ほんのりと温かく感じる気持ち良い施術が人気の理由です。

★オススメの治療:『スマスアップ』×『脂肪溶解注射
『脂肪溶解注射』は、気になる部分に脂肪を溶かす効果のある薬液を注射することでダイエットより確実な部分痩身を可能とする新しい痩身術です。脂肪溶解注射後は、「溶けた脂肪をリンパに流す」ということが重要になります。リンパの流れが滞っていると、排出がスムーズにいかなくなります。『スマスアップ』を併用すると、溶けた脂肪のデトックス作用が高まります。
また、高周波(RF)の効果で、新しいコラーゲン線維が再生されるので、たるんだ皮膚を引き締め、肌のハリを保ちながら脂肪の付きにくい体質に変えていきます。

ぜひお気軽にお問合せ下さいね。

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2021年6月23日

雑誌『kiitos』2021年8月号 (2021年6月23日発売)

特集『汗トラブルにご注意を!』(掲載P36,37)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

本格的な夏になると汗によるかゆみや湿疹としての"汗あれ"トラブルが急増します。
汗あれ状態にならないよう、日常の汗ケアにも気などをつけましょう。

【大人の汗によるトラブルの多くがあせもではなく"汗あれ"】

夏になるとひじやひざ、首の内側、ブラの下などがかゆくなったり、ブツブツと湿疹状態になったりする人が増えます。あせも(汗疹)だと思う人もいますが、大人の場合ほとんどの人が"汗あれ"です。
<あせもと汗荒れの違い>
♢あせも...汗腺がつまって皮膚が炎症を起こしている状態で、汗腺の部分に白く透明な水泡や赤いブツブツ(汗疹)ができますが、かゆみは少ないことが多く、汗腺の数は大人と一緒なのに対表面積が小さく発汗量が多い子供に好発するのが特徴です。
♢汗あれ...汗が蒸発した後に残る塩分やアンモニアが皮膚を刺激して炎症を起こしている状態で、汗によるかぶれ(刺激性皮膚炎)のことを言います。バリア機能が壊れ、汗腺の部分だけでなくまわりにも炎症が広がり、ピリピリとした痛みやかゆみを感じます。また、子供の頃に治っていたアトピー性皮膚炎が汗刺激によって再燃することもあります。

汗をかいたままにしておくと、汗が蒸発して汗あれの原因物質が皮膚に残るので、日常のケアで炎症が起きないようにするのが最善です。

■基本の汗ケア
①汗をかいたらすぐに拭き取る
かいた汗をほうっておくと細菌によって分解され、ニオイのもとになります。
吸水性が高いタオルなどで早めに拭き取る習慣をつけ、洗い流せるときは水で洗い流すようにしましょう。肌が弱い人は濡れたハンカチなどで優しく押さえるように拭くのも効果的です。
そして、帰宅後はすぐに汗を流しましょう。身体の芯まで温めるためにもぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。ただし、汗あれしている場合は温まりすぎると痒みが悪化するので、サッと入るだけにしましょう。
汗をかくと角層が厚くなり、肌がごわつきやすくなりますが、過度な角質ケアは逆効果です。その刺激が原因で乾燥を招いたり、肌に炎症が起こることもあるので、ごしごし擦り洗いは避けてください。
また、寝汗をかく夏場は、朝のシャワーも効果的です。ただし、洗浄剤を頻繁に使うのも乾燥の原因になるので、皮脂量の多い顔など以外はお湯だけで流しましょう。

②下着は汗を蒸散しやすいものを着る
女性はブラジャーのワイヤーが当たる胸のアンダーラインのあたりやショーツなどの締めつけ部分も汗あれがひどくなりやすいので、汗を吸いやすく乾きやすい素材の下着を身につけることが大切です。コットン100%やシルクなどできるだけ肌にやさしい素材を身に付けましょう。シルクは、肌に触れた時もひんやりして熱がこもりにくい上、吸湿性が高く、過剰になると水分を放出してくれるので夏向きの素材です。線維が細く、肌あたりが滑らかなので、敏感肌の方でも安心して着用できます。

③余裕のある締め付けない服を選ぶ
服は、首元や袖ぐりが大きく開き、太めのパンツやふんわりしたスカートなど、あまり肌に密着せず、できるだけ余裕のある締めつけないデザインの服を着るようにしましょう。
風が通りやすい身ごろがふわりとゆとりのあるシルエットのほうが汗対策にも効果的です。

④汗をかく日は着替えを持ち歩く
汗を吸って濡れた下着をつけ続けることも汗あれの原因になります。下着や夏のトップス類はそんなに荷物にならないので、着替えを持ち歩き、潔く着替えるのも有効です。

⑤物理的に涼しくする
自宅では冷房を使用したり、水シャワーを浴びるなど冷やす方法が沢山あります。外出先なら冷房のきいたコンビニで5分過ごすだけでも汗が引きます。そして冷えた缶の飲み物を購入して、脇や首などの大きな血管がある場所を冷やして、体全体の体温を下げ、汗を引かせるのが手っ取り早い方法です。体温が下がらない限り汗が出続けます。

■保湿して肌バリア機能を高める
実は夏でも紫外線や汗の刺激によって肌の角層が傷みやすく、乾燥している人がたくさんいます。汗あれが起きるということは、肌のバリア機能が弱っている状態なので、まずはバリア機能を高める保湿のお手入れをしっかりと行いましょう。
ヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、アミノ酸といった保湿成分を含むモイスチャライザー使ったお手入れは、角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の蒸発を防いでくれます。
また、夏場は身体の保湿をしないという人もいますが、冷房などで角層の水分量は下がっているので、ボディにも保湿剤を塗ったほうがいいでしょう。入浴後は肌のバリアを守る角層の細胞間脂質などが失われ、最も肌が乾燥しやすい状態に。顔は入浴後5分以内、身体は10分以内に保湿しましょう。
保湿力の高いボディクリームで肌バリアを高めることも汗あれの予防になります。
★おすすめのアイテム
『セラミドバリアクリーム』
天然セラミドを主成分にした高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力や抗炎症作用が高く、しっとり感がありながら重すぎず塗り心地がよいので、顔から体まで全身に使用している方が多くいらっしゃいます

■汗荒れの症状が出ている時は刺激を極力避ける
汗荒れの症状が出ている時は、あまりいろいろな種類のコスメを使用せず、保湿力の高い1品で潤いを補うシンプルケアに切り替えましょう。
化粧水はしみることがあるので、肌に浸透せず表面で膜を作って保護してくれるバームやオイル状のアイテムがおすすめです。
★おすすめのアイテム
『メディコルスキンリピッド15/33』
皮脂と細胞間脂質を補い、肌をしっとり保湿してくれる『メディコルスキンリピッド15/33』は、刺激を感じにくいという患者様が多いです。万年ドライ肌の方はこってりと重めなⅡの補修クリームを最後に使うのがおすすめです。
『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液で、炎症を抑える効果に優れています。メラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎながら、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます


本格的な夏になると汗によるかゆみや湿疹の"汗あれ"のトラブルも急増します。
汗あれ状態にならないよう、日常の汗ケアにも気などをつけましょう。
もし汗あれがひどくなってしまったら、スキンケアに頼らず早めに皮膚科医にご相談くださいね。


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2021年6月22日

雑誌『MAQUIA』2021年8月号 (6月22日発売)

特集『蒸気と蒸れにより、マスクの下にニキビ勃発 マスクネに立ち向かえ!』(掲載P92,93)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

長引くマスク生活により、肌トラブルに悩んでいる人は昨年に引き続き多いですが、気温の上昇とともにニキビのお悩みが増加しています。
コロナ禍の中で、マスクとアクネ(ニキビ)を組み合わせた‟マスクネ"という造語も生まれました。今回は、マスクを着けることでできるニキビの原因と正しい対処法をご紹介します。

■原因①:摩擦タイプ 

マスクの着脱や表情の動きなどで、肌とマスクが擦れて角層がダメージを受けると、肌が防御反応で角層を厚くします。角質が厚くなると、毛穴の入り口がふさがれ、毛穴の中に皮脂や角質が詰まり、白ニキビが発生します。
ニキビの原因アクネ菌は、"好脂性・嫌気性菌"という特徴があるので、ここの段階で正しいケアをしないとアクネ菌が増殖し炎症が起こって腫れ痛みを伴う"赤ニキビ"に進行します。
さらにそこから症状が進行し、激しい炎症を起こすと膿疱と呼ばれる膿をともなう黄色ニキビになる場合もあり、ニキビ跡として残ってしまう可能性があるので注意が必要です

【摩擦マスクネ解消3か条】

1 角栓ケアで詰まりを除去
毛穴詰まりを防ぐセルフケアとしては、角栓のもとになるタンパク質や脂質を溶かして毛穴詰まりを防ぐ、ピーリングアイテムやパウダータイプの酵素洗顔がおすすめです。ただし、やりすぎは禁物。週に2~3回取り入れるのが効果的です。いつもより乾燥しやすくなるため、保湿も入念に行ってください。

2 鎮静+保湿でバリア機能回復
ニキビなどの肌トラブルの解消には、鎮静+保湿ケアで肌のバリア機能の立て直しが必要です。スキンケアを選ぶときは、トラネキサム酸やセラミド配合のものを選ぶのがおすすめです。

★おすすめのアイテム①:『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液で、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます。
★おすすめのアイテム②:『セラミドバリアクリーム』
天然セラミドを主成分にした当院オリジナルの高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力や抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

3 UVやベースでワンクッション
肌が荒れている時でも、日焼け止めや保湿ベースなどで肌に一枚膜を作って摩擦を防いでください。紫外線はマスクを通過して肌にダメージを与えます。また、室内でも窓から入った紫外線があちこち反射しているため、どんなときもUVカットは心がけましょう。

■原因②:蒸れタイプ 

夏の時季はマスク内に熱がこもって皮膚温が高くなり、皮脂や汗の分泌が活発になります。
さらに酸化皮脂と汗が肌を刺激することで、赤みやかゆみを伴う"マスク皮膚炎"が起きやすくなります。1時間に1回はマスクを外して蒸れを逃がし、皮膚温を下げる工夫をしてください。最新の研究では、皮脂腺のセンサーが温熱刺激をキャッチすると、皮脂分泌が過剰になりニキビを誘発することが明らかになっています。

【蒸れマスクネ解消3か条】

1 通気性が良く、肌あたりの良いマスクを選ぶ
マスク選びは「肌あたり」&「通気性」の良さがポイントです。感染症対策として人が多い場所では不織布を、黙々とデスクワークを行う時は、コットンやシルクタイプなど、場面によって使い分けましょう。

2 清潔なマスクを使用し、汗をかいたらこまめに拭き取る
マスク内の汗をそのまま放置すると、汗に含まれるミネラルなどの成分が刺激となって炎症が起こり、赤みやかゆみを伴う‟マスク皮膚炎"が起こりやすくなります。
また、過剰な皮脂は酸化すると酸化皮脂として刺激物質になり、バリア機能が乱れ、乾燥やくすみも招きます。
汗をかいた場合は、濡らしてしぼったハンカチで肌をおさえるように、汗をやさしく拭きとってください。外回りなどで、汗をたくさんかく方は可能であれば水洗顔で汗を洗い流し、長時間汗が肌の上に残らないように気を付けてください。帰宅後は、すぐに洗顔をして保湿をしましょう。
使い捨ての不織布マスクをご使用の場合は、マスクの内側にガーゼを1枚挟むのもおすすめです。汗をかいたら交換できますし、摩擦も軽減されます。

3 ポツンとできたら即ケア
乾燥や蒸れで湿疹ができたり、敏感になったりしている場合は、洗顔後は保湿クリーム1品のシンプルケアで様子をみましょう。化粧品をあれこれ使うとかえって刺激になる場合もあります。

ご自身でのケアで改善しないときは、放置せずに早めに皮膚科を受診してくださいね。
★美容皮膚科ならマスクネ(マスクニキビ)を改善し、美肌に導く様々な施術があります。

■『ケミカルピーリング』+『フォトフェイシャルM22』・・・ニキビの原因毛穴詰まりとニキビの殺菌、赤ら顔に効果的
■『プラズマシャワー(サイトプロMD導入)』・・・ニキビ菌の殺菌と炎症の鎮静
■『ケミカルピーリング』+『ジェネシス』・・・ニキビの原因毛穴詰まりと赤ら顔に効果的
■『スカーレットS(ニードルRF)』・・・皮脂分泌を抑制し、マスクニキビと脂漏性皮膚炎、毛穴開きに効果的


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雑誌「LDKtheBeauty」2021年8月号 (6月22日発売)

特集①『専門家が教える!未来の私と美肌を守る紫外線本気のガード術』(P20)、特集②『気をつけてたけどやっちゃった~!日焼けafterレスキュー隊!』(P33)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

特集①『専門家が教える!未来の私と美肌を守る紫外線本気のガード術』

今浴びた紫外線は、今年だけではなくむしろ数年後の肌に影響します。
「少しだけなら大丈夫!」が未来のシミ、シワを確実に育てています。正しいUVケアを身につけて、肌老化を遅らせましょう。

■敏感肌は「ノンケミカル」より植物エキスをチェック!
紫外線を防ぐ成分は主に下記2種類です
♢「紫外線吸収剤」:紫外線のエネルギーを吸収して熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出させることで紫外線の影響を防ぎます。
♢「紫外線散乱剤」:肌表面で紫外線を反射・散乱させて皮膚を防御します。
「ノンケミカル」表記は、紫外線のエネルギーを吸収して影響を防ぐ「紫外線吸収剤」を不使用という意味です。刺激が少ないので、敏感肌などお肌が弱い方が使用していることも多いですが、「ノンケミカル」でも配合された植物エキスなどでかぶれることもあります。肌に合わない理由は人それぞれですし、植物エキスのように自然由来の成分の方が実はアレルギーを起こしやすいこともあります。そもそも、「肌にやさしい」とうたっていても、やさしさの基準はメーカーごとに異なるので、自分の肌に合うか合わないかは都度チェックが必要です。かぶれないか、目立たないところでパッチテストをしましょう。
★おすすめのアイテム:『ヘリオケア360°ミネラルトレランスフルイド』
飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」ブランドから出ている日焼け止めです。抗酸化剤ファーンブロック配合で紫外線の害を防ぎます。ノンケミカルですが、ウォータープルーフでUVA、UVB、ブルーライト、有害領域の近赤外線、あらゆる光線に対応しています。

■最近よく聞くブルー%E

2021年6月12日

雑誌『BAILA』2021年7月号 (6月12日発売)

特集『なんとかしたい!withマスクの「しょぼくれ目もと」30代は"アイケア"スタート適齢期』(掲載P150,151)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

長引くwithマスク生活で、突如気になりだしたという声が多い"目もと"のお悩み。
目周りの皮膚は薄く、非常にデリケートなパーツです。
乾燥や摩擦の刺激、年齢などの影響を受けやすく、色素沈着や、シワやたるみなどを引き起こします。小さなトラブルをほうっておくと、「老け目」へとまっしぐらです。
5年後のためにも、今すぐアイケアを始めましょう。

【ニューノーマル時代の今、目もとエイジングはすでに始まっている!】

■まぶたがくすんで淡色アイシャドウが発色しない
アイシャドウを塗るときにチップでグリグリこすったり、乱暴にクレンジングしたりすることで、まぶたをくすませ、エイジング症状がどんどん進行します。
しっかりアイメイクをした日は、専用のポイントメイククレンザーをコットンにたっぷり含ませ、優しく滑らせて落としましょう。マスカラはコットンでまつげをはさむようにして優しく落とすのがカギです。
そして、保水力に優れたセラミドやヒアルロン酸配合のクリームなどで、目尻や下まぶたのシワの内側までしっかりと保湿ケアをすることで、角層が潤い、目元の透明感がUPしてアイシャドウが映えるようになります。
目もとの皮膚は薄くてデリケートなので、強い成分を重ねると負担になりかねません。アイケアコスメを使って、毎日しっかりと特別にいたわってあげましょう。

■上まぶたのくぼみ
眼球のクッションとなっている上まぶたの脂肪の萎縮、眼窩(骨)が痩せることなどが原因で生じます。影ができ落ちくぼむため、疲れた印象を与えたり、年齢よりも老けてみえてしまうなど、女性にとっては嬉しくない変化です。
★おすすめの治療法:『ヒアルロン酸注入
くぼんで影になっている箇所にヒアルロン酸を注入し、自然なふくらみを与えることで、目もと全体にハリをもたらし若々しい印象に整えることができます。

■二重の幅が狭くなった
加齢に伴い、眼を開く筋肉や靱帯が衰え、まぶたの皮膚が伸びることで奥二重状態になったら「眼瞼下垂」のサインです。眼瞼挙筋というまぶたを開ける筋肉が生まれつき弱かったり、眼瞼挙筋を支配している神経に異常がある「先天性眼瞼下垂」の方もいますが、ほとんどの場合は、加齢に伴い眼瞼挙筋の末端にある「腱膜」が伸びたり、瞼板との結合が緩んだり、外れたりすることが原因です。コンタクトの長期使用、花粉の刺激や繰り返す湿疹で目を擦るなどの物理的刺激も引き金になります。
★おすすめの治療法:『ウルセラ』 /『フラクショナルCO2レーザー』/『ヒアルロン酸注入
超音波を一点に集約させて強いエネルギーを作用させるHIFUの王道『ウルセラ』は伸びてしまった筋膜や皮膚の奥にある靭帯を立体的に縮め、強固なコラーゲン線維に置き換えることで、施術後は目が開きやすくなります。
まぶたが伸びてしまった状態の改善には、『フラクショナルCO2レーザー』照射が有効です。3~6回繰り返すと皮膚の面積を縮め、皮膚を厚くしていきます。
また、眼瞼下垂があり、額からこめかみの脂肪萎縮が目立つ場合は、このエリアの骨上に『ヒアルロン酸注入』を行うと前頭筋と眼窩靭帯が支えられ、こめかみを引き上げるような力も働き眼瞼下垂の改善が見られます。

■目尻のシワ
今はマスクで口元が見えない分、目もとで感情を表現しなければならず、笑いジワが顕著に刻まれてしまいます。表情の動きが大きくなってからたった2~3ヶ月でシワが目立つようになってきます。
★おすすめの治療法:『ボトックス注射
若いうちから定期的にボトックスしている方は、圧倒的に表情ジワが少ないです。早く始めると、より結果も出やすく、さらに効果の持続時間も長くなるので、気になりだす前にスタートし、継続してメンテナンスを続けることをおすすめしています。

■目の下のたるみ・ふくらみ
眼球のクッションとなっている脂肪が手前に突出し、下方にズリ落ち、目の下にたまることでたるみに。
目まわりの骨の萎縮(左)も一因です。
セルフケアでいろいろと試されている方も思いますが、加齢による深いところの変化が原因なので、目に見えた変化は望めないことがほとんどです。
★おすすめの治療法:『ウルセラ(HIFU)』・『ソノクイーン(HIFU)』/『スカーレットS(ニードルRF)
目の下のしぼみと軽いたるみやふくらみの症状なら、肌の弾力を回復させるHIFU『ウルセラ』や『ソノクイーン』がおすすめです。また、お疲れ見えの目の下のたるみやちりめんジワには、針の刺激による創傷治癒効果と高周波(RF)の熱効果で、たるみを引き締めコラーゲン線維を増やしハリを出す『スカーレットS(ニードルRF)』もダウンタイムが少なく効果的なので人気です。

■クマが目立つ
摩擦などが原因の茶グマ、目の酷使などが原因の青グマ、たるみが原因のへこみグマなど、クマには複数の種類があり、原因も様々です。30代になると併発することがほとんど。40代になって手遅れになる前に今すぐアイケアを始めましょう。

◆茶グマは、紫外線の影響によるメラニンの沈着やアイメイクや洗顔の摩擦などによる炎症後色素沈着でも生じます。
★茶グマにおすすめの治療法:『ピコトーニング

◆青グマは、パソコンやスマホの画面を長時間見続けることで、目周りの筋肉が動かず、血流が滞るのも原因の1つです。生まれつき皮膚が薄く色白な人で目立ちやすくなります。
下まぶたのコラーゲン線維を厚くするような治療で改善することができます。
★青グマにおすすめの治療法:『スカーレットS(ニードルRF)』/『PRP注入

◆たるみ・凹みグマは、皮膚のたるみに加え、コラーゲン線維の劣化で、皮膚の伸びやたるみ、細かいシワが生じ、陰影が目立って出来るクマです。たるんだ皮膚を引き締める照射系治療や、凹んだ部分をボリュームアップする注入治療で改善することができます。
★たるみ・凹みグマにおすすめの治療法:ウルセラ(HIFU)』・『ソノクイーン(HIFU)』/『サーマクールFLX』/『ヒアルロン酸注入

さまざまな症状が混在している40代以降は、一つの治療で解決するのではなく、いくつかの治療を組み合わせコンビネーション治療で、より高い効果が得られます。
無駄なセルフケアに頼らず、美容皮膚科にご相談下さいね。


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2021年6月 9日

WEB『Ozmall』(6月9日掲載)

特集「マスクが原因のニキビ(マスクネ)の防ぎ方、できてしまった場合の対策」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

【マスク下のニキビ"マスクネ"を予防、ケアするには?】
長時間マスクをつけていることによって、増えている肌トラブル。特にニキビは悪化することもあり、悩みのタネになっています。そこで、マスクが原因でできるニキビ「マスクネ」の予防や対策について紹介します。

■皮脂の分泌量が増えやすい夏は"マスクネ"に注意
マスク生活によってニキビなどの肌トラブルに悩む人が増え、最近は"マスク"と"アクネ菌"を合わせた"マスクネ"という新しい言葉も出てきています。そもそもなぜマスクを長時間つけていると、ニキビができやすくなるのでしょうか?
それは、皮膚の温度上昇と角層の詰まり、精神的ストレスの3つが鍵になります。マスクをつけているとマスク内の温度が上がり、皮膚温も上がります。するとこの温熱ストレスをきっかけに皮脂の分泌量が増えて毛穴が開いたり、ニキビが増えたりします。また、皮脂は潤いのために欠かせませんが、過剰な皮脂は酸化すると酸化皮脂として刺激物質になります。さらに皮脂の分解産物である脂肪酸は、多すぎると皮膚の表面にある角層の炎症を引き起こします。夏は特に注意が必要です。
また、マスクのつけ外しや会話をしたときのマスクの擦れもニキビの原因になります。マスクが擦れて角層が厚くなると、毛穴の入り口が詰まりやすく、皮脂がたまってニキビの初期段階である"白ニキビ"ができやすくなります。
さらに、不快でもマスクを付け続けなければいけない状況と不安は精神的ストレスになり、ニキビを誘発することも分っています。
通気性が良く肌当たりの良いマスクを着用する、1時間に1回程度定期的にマスクを外して蒸気を逃がし、リラックスのために深呼吸するなど、マスクネ対策を行いましょう。
★おすすめのケアアイテム:『ナノメッドVAエッセンス
シワ改善で注目を集めているレチノールですが、ターンオーバーを整えて毛穴の詰まりを解消する働きもあるのでおすすめです。
医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有で、メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。

■濡れたハンカチの使用や水洗顔で汗を放置しないこと
マスクが原因のニキビを防ぐには、マスク着用時とマスクを外したあとのケアが重要です。使い捨ての不織布マスク使用の場合は、マスクの内側にガーゼを1枚挟んで汗をかいたら交換するようにしましょう。
マスク内で汗をかいていたら、濡らしたハンカチで肌をおさえるように、こまめに汗をやさしくふきとってください。可能であれば水洗顔で汗を洗い流すのがおすすめです。汗を放置すると汗に含まれるミネラルが肌への刺激となり、ニキビを悪化させます。帰宅したらなるべく早く洗顔しましょう。
また、マスクの着用時間はなるべく減らすことを心がけ、不必要な場所では外すようにしよう。周りに人がいない場所や換気がいい場所では、マスクを外して、マスク内の蒸れや温度の上昇を防いでください。
★おすすめのケアアイテム:『セラミドバリアクリーム
日中、汗を濡れたハンカチなどで拭き取った後は、必ず保湿も忘れないようにしましょう。
水分保持機能が高いセラミドやヒアルロン酸配合の保湿アイテムがおすすめです。角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の素発を防いでくれます。

■ニキビケアの基本は、やさしく、シンプルに
マスクを外したあとのスキンケアは、肌に負担をかけないことが大切です。
洗顔の際は、洗顔料をしっかり泡立てて、泡を肌の上で転がすようなイメージで、摩擦を起こさないように洗いましょう。ニキビができているときは、いつも以上にやさしく洗うことを意識してください。
また、ニキビがあるからといって保湿を控えめにするのはNGです。コットンではなくハンドプレスでやさしく保湿しましょう。抗炎症作用があるニキビ用化粧品などはいいですが、殺菌目的のものは避けた方が良いです。肌の菌バランスが崩れて、肌荒れの原因になります。
肌トラブルがあるときは、特にシンプルケアが基本です。ただし、ニキビケアには週に2回程度の家庭用ピーリングや酵素洗顔が効果的です。ニキビの原因となる毛穴の入り口の古くなった角質をやさしく溶かす作用があるので、シンプルケアに取り入れてみましょう。
ニキビは悪化すると治りにくくなるので、こうしたケアで治らなければ、皮膚科を受診してください。マスク生活でも快適に過ごすために、ニキビの予防&ケアを心がけましょう。
★おすすめの治療法:
ケミカルピーリング』/『アクアフェイシャル』で代謝を促しニキビの治りを早めたり、ニキビの原因菌であるアクネ桿菌を殺菌、減少させ、炎症性ニキビを早く治癒する『フォトフェイシャルM22』、悪玉菌を殺菌し、美肌成分を注入して肌状態を整える『プラズマシャワー』などがおすすめです。

美容皮膚科ならではのアプローチにより、ニキビやニキビ跡の改善に留まらず、美しい肌に導く治療やスキンケアアドバイスも行っております。ぜひご相談下さい。


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2021年5月31日

2021年(4月〜6月)のメディア掲載情報

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雑誌『MAQUIA』2021年8月号 (6月22日発売)

特集『蒸気と蒸れにより、マスクの下にニキビ勃発 マスクネに立ち向かえ!』(掲載P92,93)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

長引くマスク生活により、肌トラブルに悩んでいる人は昨年に引き続き多いですが、気温の上昇とともにニキビのお悩みが増加しています。
コロナ禍の中で、マスクとアクネ(ニキビ)を組み合わせた‟マスクネ"という造語も生まれました。今回は、マスクを着けることでできるニキビの原因と正しい対処法をご紹介します。

■原因①:摩擦タイプ 

マスクの着脱や表情の動きなどで、肌とマスクが擦れて角層がダメージを受けると、肌が防御反応で角層を厚くします。角質が厚くなると、毛穴の入り口がふさがれ、毛穴の中に皮脂や角質が詰まり、白ニキビが発生します。
ニキビの原因アクネ菌は、"好脂性・嫌気性菌"という特徴があるので、ここの段階で正しいケアをしないとアクネ菌が増殖し炎症が起こって腫れ痛みを伴う"赤ニキビ"に進行します。
さらにそこから症状が進行し、激しい炎症を起こすと膿疱と呼ばれる膿をともなう黄色ニキビになる場合もあり、ニキビ跡として残ってしまう可能性があるので注意が必要です

【摩擦マスクネ解消3か条】

1 角栓ケアで詰まりを除去
毛穴詰まりを防ぐセルフケアとしては、角栓のもとになるタンパク質や脂質を溶かして毛穴詰まりを防ぐ、ピーリングアイテムやパウダータイプの酵素洗顔がおすすめです。ただし、やりすぎは禁物。週に2~3回取り入れるのが効果的です。いつもより乾燥しやすくなるため、保湿も入念に行ってください。

2 鎮静+保湿でバリア機能回復
ニキビなどの肌トラブルの解消には、鎮静+保湿ケアで肌のバリア機能の立て直しが必要です。スキンケアを選ぶときは、トラネキサム酸やセラミド配合のものを選ぶのがおすすめです。

★おすすめのアイテム①:『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液で、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます。
★おすすめのアイテム②:『セラミドバリアクリーム』
天然セラミドを主成分にした当院オリジナルの高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力や抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

3 UVやベースでワンクッション
肌が荒れている時でも、日焼け止めや保湿ベースなどで肌に一枚膜を作って摩擦を防いでください。紫外線はマスクを通過して肌にダメージを与えます。また、室内でも窓から入った紫外線があちこち反射しているため、どんなときもUVカットは心がけましょう。

■原因②:蒸れタイプ 

夏の時季はマスク内に熱がこもって皮膚温が高くなり、皮脂や汗の分泌が活発になります。
さらに酸化皮脂と汗が肌を刺激することで、赤みやかゆみを伴う"マスク皮膚炎"が起きやすくなります。1時間に1回はマスクを外して蒸れを逃がし、皮膚温を下げる工夫をしてください。最新の研究では、皮脂腺のセンサーが温熱刺激をキャッチすると、皮脂分泌が過剰になりニキビを誘発することが明らかになっています。

【蒸れマスクネ解消3か条】

1 通気性が良く、肌あたりの良いマスクを選ぶ
マスク選びは「肌あたり」&「通気性」の良さがポイントです。感染症対策として人が多い場所では不織布を、黙々とデスクワークを行う時は、コットンやシルクタイプなど、場面によって使い分けましょう。

2 清潔なマスクを使用し、汗をかいたらこまめに拭き取る
マスク内の汗をそのまま放置すると、汗に含まれるミネラルなどの成分が刺激となって炎症が起こり、赤みやかゆみを伴う‟マスク皮膚炎"が起こりやすくなります。
また、過剰な皮脂は酸化すると酸化皮脂として刺激物質になり、バリア機能が乱れ、乾燥やくすみも招きます。
汗をかいた場合は、濡らしてしぼったハンカチで肌をおさえるように、汗をやさしく拭きとってください。外回りなどで、汗をたくさんかく方は可能であれば水洗顔で汗を洗い流し、長時間汗が肌の上に残らないように気を付けてください。帰宅後は、すぐに洗顔をして保湿をしましょう。
使い捨ての不織布マスクをご使用の場合は、マスクの内側にガーゼを1枚挟むのもおすすめです。汗をかいたら交換できますし、摩擦も軽減されます。

3 ポツンとできたら即ケア
乾燥や蒸れで湿疹ができたり、敏感になったりしている場合は、洗顔後は保湿クリーム1品のシンプルケアで様子をみましょう。化粧品をあれこれ使うとかえって刺激になる場合もあります。

ご自身でのケアで改善しないときは、放置せずに早めに皮膚科を受診してくださいね。
★美容皮膚科ならマスクネ(マスクニキビ)を改善し、美肌に導く様々な施術があります。

■『ケミカルピーリング』+『フォトフェイシャルM22』・・・ニキビの原因毛穴詰まりとニキビの殺菌、赤ら顔に効果的
■『プラズマシャワー(サイトプロMD導入)』・・・ニキビ菌の殺菌と炎症の鎮静
■『ケミカルピーリング』+『ジェネシス』・・・ニキビの原因毛穴詰まりと赤ら顔に効果的
■『スカーレットS(ニードルRF)』・・・皮脂分泌を抑制し、マスクニキビと脂漏性皮膚炎、毛穴開きに効果的


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雑誌『kiitos』2021年8月号 (2021年6月23日発売)

特集『汗トラブルにご注意を!』(掲載P36,37)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

本格的な夏になると汗によるかゆみや湿疹としての"汗あれ"トラブルが急増します。
汗あれ状態にならないよう、日常の汗ケアにも気などをつけましょう。

【大人の汗によるトラブルの多くがあせもではなく"汗あれ"】

夏になるとひじやひざ、首の内側、ブラの下などがかゆくなったり、ブツブツと湿疹状態になったりする人が増えます。あせも(汗疹)だと思う人もいますが、大人の場合ほとんどの人が"汗あれ"です。
<あせもと汗荒れの違い>
♢あせも...汗腺がつまって皮膚が炎症を起こしている状態で、汗腺の部分に白く透明な水泡や赤いブツブツ(汗疹)ができますが、かゆみは少ないことが多く、汗腺の数は大人と一緒なのに対表面積が小さく発汗量が多い子供に好発するのが特徴です。
♢汗あれ...汗が蒸発した後に残る塩分やアンモニアが皮膚を刺激して炎症を起こしている状態で、汗によるかぶれ(刺激性皮膚炎)のことを言います。バリア機能が壊れ、汗腺の部分だけでなくまわりにも炎症が広がり、ピリピリとした痛みやかゆみを感じます。また、子供の頃に治っていたアトピー性皮膚炎が汗刺激によって再燃することもあります。

汗をかいたままにしておくと、汗が蒸発して汗あれの原因物質が皮膚に残るので、日常のケアで炎症が起きないようにするのが最善です。

■基本の汗ケア
①汗をかいたらすぐに拭き取る
かいた汗をほうっておくと細菌によって分解され、ニオイのもとになります。
吸水性が高いタオルなどで早めに拭き取る習慣をつけ、洗い流せるときは水で洗い流すようにしましょう。肌が弱い人は濡れたハンカチなどで優しく押さえるように拭くのも効果的です。
そして、帰宅後はすぐに汗を流しましょう。身体の芯まで温めるためにもぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。ただし、汗あれしている場合は温まりすぎると痒みが悪化するので、サッと入るだけにしましょう。
汗をかくと角層が厚くなり、肌がごわつきやすくなりますが、過度な角質ケアは逆効果です。その刺激が原因で乾燥を招いたり、肌に炎症が起こることもあるので、ごしごし擦り洗いは避けてください。
また、寝汗をかく夏場は、朝のシャワーも効果的です。ただし、洗浄剤を頻繁に使うのも乾燥の原因になるので、皮脂量の多い顔など以外はお湯だけで流しましょう。

②下着は汗を蒸散しやすいものを着る
女性はブラジャーのワイヤーが当たる胸のアンダーラインのあたりやショーツなどの締めつけ部分も汗あれがひどくなりやすいので、汗を吸いやすく乾きやすい素材の下着を身につけることが大切です。コットン100%やシルクなどできるだけ肌にやさしい素材を身に付けましょう。シルクは、肌に触れた時もひんやりして熱がこもりにくい上、吸湿性が高く、過剰になると水分を放出してくれるので夏向きの素材です。線維が細く、肌あたりが滑らかなので、敏感肌の方でも安心して着用できます。

③余裕のある締め付けない服を選ぶ
服は、首元や袖ぐりが大きく開き、太めのパンツやふんわりしたスカートなど、あまり肌に密着せず、できるだけ余裕のある締めつけないデザインの服を着るようにしましょう。
風が通りやすい身ごろがふわりとゆとりのあるシルエットのほうが汗対策にも効果的です。

④汗をかく日は着替えを持ち歩く
汗を吸って濡れた下着をつけ続けることも汗あれの原因になります。下着や夏のトップス類はそんなに荷物にならないので、着替えを持ち歩き、潔く着替えるのも有効です。

⑤物理的に涼しくする
自宅では冷房を使用したり、水シャワーを浴びるなど冷やす方法が沢山あります。外出先なら冷房のきいたコンビニで5分過ごすだけでも汗が引きます。そして冷えた缶の飲み物を購入して、脇や首などの大きな血管がある場所を冷やして、体全体の体温を下げ、汗を引かせるのが手っ取り早い方法です。体温が下がらない限り汗が出続けます。

■保湿して肌バリア機能を高める
実は夏でも紫外線や汗の刺激によって肌の角層が傷みやすく、乾燥している人がたくさんいます。汗あれが起きるということは、肌のバリア機能が弱っている状態なので、まずはバリア機能を高める保湿のお手入れをしっかりと行いましょう。
ヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、アミノ酸といった保湿成分を含むモイスチャライザー使ったお手入れは、角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の蒸発を防いでくれます。
また、夏場は身体の保湿をしないという人もいますが、冷房などで角層の水分量は下がっているので、ボディにも保湿剤を塗ったほうがいいでしょう。入浴後は肌のバリアを守る角層の細胞間脂質などが失われ、最も肌が乾燥しやすい状態に。顔は入浴後5分以内、身体は10分以内に保湿しましょう。
保湿力の高いボディクリームで肌バリアを高めることも汗あれの予防になります。
★おすすめのアイテム
『セラミドバリアクリーム』
天然セラミドを主成分にした高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力や抗炎症作用が高く、しっとり感がありながら重すぎず塗り心地がよいので、顔から体まで全身に使用している方が多くいらっしゃいます

■汗荒れの症状が出ている時は刺激を極力避ける
汗荒れの症状が出ている時は、あまりいろいろな種類のコスメを使用せず、保湿力の高い1品で潤いを補うシンプルケアに切り替えましょう。
化粧水はしみることがあるので、肌に浸透せず表面で膜を作って保護してくれるバームやオイル状のアイテムがおすすめです。
★おすすめのアイテム
『メディコルスキンリピッド15/33』
皮脂と細胞間脂質を補い、肌をしっとり保湿してくれる『メディコルスキンリピッド15/33』は、刺激を感じにくいという患者様が多いです。万年ドライ肌の方はこってりと重めなⅡの補修クリームを最後に使うのがおすすめです。
『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液で、炎症を抑える効果に優れています。メラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎながら、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます


本格的な夏になると汗によるかゆみや湿疹の"汗あれ"のトラブルも急増します。
汗あれ状態にならないよう、日常の汗ケアにも気などをつけましょう。
もし汗あれがひどくなってしまったら、スキンケアに頼らず早めに皮膚科医にご相談くださいね。

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雑誌『LDK』2021年8月号 (6月22日発売)

特集①『専門家が教える!未来の私と美肌を守る紫外線本気のガード術』(P20)、特集②『気をつけてたけどやっちゃった~!日焼けafterレスキュー隊!』(P33)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

特集①『専門家が教える!未来の私と美肌を守る紫外線本気のガード術』

今浴びた紫外線は、今年だけではなくむしろ数年後の肌に影響します。
「少しだけなら大丈夫!」が未来のシミ、シワを確実に育てています。正しいUVケアを身につけて、肌老化を遅らせましょう。

■敏感肌は「ノンケミカル」より植物エキスをチェック!
紫外線を防ぐ成分は主に下記2種類です
♢「紫外線吸収剤」:紫外線のエネルギーを吸収して熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出させることで紫外線の影響を防ぎます。
♢「紫外線散乱剤」:肌表面で紫外線を反射・散乱させて皮膚を防御します。
「ノンケミカル」表記は、紫外線のエネルギーを吸収して影響を防ぐ「紫外線吸収剤」を不使用という意味です。刺激が少ないので、敏感肌などお肌が弱い方が使用していることも多いですが、「ノンケミカル」でも配合された植物エキスなどでかぶれることもあります。肌に合わない理由は人それぞれですし、植物エキスのように自然由来の成分の方が実はアレルギーを起こしやすいこともあります。そもそも、「肌にやさしい」とうたっていても、やさしさの基準はメーカーごとに異なるので、自分の肌に合うか合わないかは都度チェックが必要です。かぶれないか、目立たないところでパッチテストをしましょう。
★おすすめのアイテム:『ヘリオケア360°ミネラルトレランスフルイド』
飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」ブランドから出ている日焼け止めです。抗酸化剤ファーンブロック配合で紫外線の害を防ぎます。ノンケミカルですが、ウォータープルーフでUVA、UVB、ブルーライト、有害領域の近赤外線、あらゆる光線に対応しています。

■最近よく聞くブルーライト対策ってどうすればいいの?
ブルーライト(380~500nm)は、紫外線A波(UVA320~400nm)より少し長波長なので、肌の奥深くまで到達する性質を持っています。短波長領域のブルーライト(380~420nm)はUVA同様、強く酸化ストレス誘導を生じさせ、シミを増やし、真皮層のコラーゲンにダメージを与えることが分かっており、肌老化に加担しています。
昨今、ブルーライトは至る所に溢れており、スマートフォンやPCの操作中だけでなく、太陽光やLED電球の光でも浴びてしまいます。しかしながら、PCやスマホから出るブルーライトのエネルギーピークは450nm付近にあり、皮膚の酸化ストレスを誘導する領域の波長は少ないことも分かっています。また、ブルーライトは日焼け止めの重ね塗りやメイクを厚めに重ねることでガード出来るので、肌への影響は紫外線ほど気にしなくても大丈夫です。ブルーライトカット機能を備えたベースメイクも増えてきていますが、基本的に通常のUV対策と同じでOKです。UV下地とリキッドファンデなど顔料を重ねることでブルーライトカット効果が得られます。
気をつけるべきは肌よりも目です。液晶画面から発せられるブルーライトは網膜まで届き、目の痛みを引き起こしたり、最悪の場合失明に繋がることもあります。スマホやタブレットの場合、集中して液晶画面を凝視してしまうため、「まばたき」が減り、ドライアイなどを引き起こしやすくなる上、至近距離から浴び続けることになり、ダメージを増幅させてしまう傾向にあるので特に注意が必要です。とはいえ、パソコンやスマホから離れた暮らしを続けることは難しいため、普段からできる対策としては、ブルーライトをカットするフィルムやPCメガネ、ブルーライトを軽減した蛍光灯型LED照明などを利用することです。
また、最近一般的になりつつある飲む日焼け止めは、皮膚だけではなく、血管や目など、さまざまな部位の酸化ストレスを防ぐ強力な抗酸化剤です。ブルーライトによる目の疲れや痛みも楽になるので、パソコン仕事が長い方は目のためにもぜひ取り入れてみてください。
★おすすめのアイテム:『ヘリオケアウルトラD 1箱(30カプセル/30日分)』
主成分「ファーンブロック」の他、抗酸化作用の高いビタミンC、E、D、ルテイン、リコピンも配合され、様々な原因で発生する活性酸素から体を守ります。世界34カ国以上で販売されており、美容と健康に感度の高い人々の新常識となりつつある「飲む日焼け止め」です。塗る日焼け止めと併用すればUVAとUVBを完全ブロックします。実は、眼の日焼けやブルーライトの悪影響からも守ってくれるので、現代人は日に当たる当たらないにかかわらず毎日取りたいサプリメントです。

特集②『気をつけてたけどやっちゃった~!日焼けafterレスキュー隊!』

一度日焼けしてしまった肌は、簡単にはリセットできません。さらに残念なことに、どんなケアをしても、ステロイドを内服したとしても、浴びなかったことにはならないのです。ちょっとした外出でも、肌が赤くほてってしまっている時は、紫外線ダメージを受けたことを意味します。
そんな時は、メラノサイトが活性化している72時間(3日)以内のお手入れが、美肌を取り戻すカギです。
日焼け後は、スキンケアをたっぷり塗った方が良いかとのご質問をよく受けますが、化粧水や美容液が肌に浸透できる量には限界があるので、通常量で大丈夫です。たっぷり塗っても浸透しなければ意味がないので、こまめに塗り直すのがベストです。ただし、日焼けした肌は炎症中なのでしみないか様子を見ながら使用してください。
ほてっているときに積極的なケアを行うと、刺激となって炎症を悪化させるだけになってしまうので、ヒリヒリしたり赤みがあるときは、まずは冷やして炎症を抑えるのが先決です。
最初の30分は濡らしたタオル(水気を含んだタオルのほうがよく冷えます)で保冷剤を包み患部にあてます。長時間冷やし続けていると肌のバリア機能が下がるので、30分経ったら保冷剤を乾いた薄いガーゼなどで包み直し、引き続き患部を冷やして炎症が治まるのを待ちます。
ほてりが治まったら、クリームやバームなど、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムで保護しましょう。赤ちゃんから大人まで使えるワセリンを常備しておくのがおすすめです。
翌日以降、肌が落ち着いたら、水分を抱え込む効果のあるセラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、加水分解コラーゲン、多糖類、グリセリンなどのモイスチャライザーでしっかり保湿していきましょう。また、シミや肌老化を食い止めるなら、積極的に美白やエイジングケアを始める必要があります。

ぜひ、ご参考になさってくださいね。

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雑誌「MAQUIA」2021年7月号 (5月22日発売)

特集「毛穴100BOOK」(掲載P156~P157)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【全世代の肌悩みNo.1を徹底解消!毛穴100BOOK】
夏になると気になるポツポツ毛穴。すぐになくなる魔法はないけれど、正しいケアやメイクを活用すれば目立たなくなるもの。正しいケアを知り、毛穴を忘れる夏にしましょう!

■クリニックの毛穴施術
クリニックで行う施術はセルフケアに比べ、即効性と確かな手ごたえを感じることができます。その施術はライトなものから本格的なケアまで種類は様々です。セルフケアに限界を感じたら、クリニックでの治療も検討してみてください。自分では治せなかった根強い毛穴の悩みも、医師の的確な診断で、適切な治療法を提案します。カウンセリングに足を運ぶだけでも、自分の肌を深く知るきっかけになることもあります。

≪肌悩み:クレーター状ニキビ跡≫
「クレーター」と言われる陥没や凹凸したニキビ跡は、炎症がひどく、毛穴だけでなく周りの組織自体を破壊してしまってできた、ニキビの最終形態ともいえる症状です。
毛穴の入り口部分の角質が厚くなって毛穴を塞ぎ、皮脂が過剰に出ることで、皮脂が毛穴にたまった状態が"白ニキビ"や"黒ニキビ"です。この皮脂を餌として、アクネ菌が増殖し、炎症が起こり、赤く腫れ痛みを伴う"赤ニキビ"が出来ます。さらに炎症が進むと、化膿した"黄ニキビ(膿疱)"へと悪化します。その後、さらに炎症が進行すると「クレーター」となります。
このケースの治療法は、ニキビ跡や肌質的な開大毛穴に『CO2フラクショナルレーザー』で顔全体の凹みを底上げし、深いニキビ跡には柔らかな『ヒアルロン酸』を点状に注入します。この施術を繰り返すことで真皮から肌が再生され、滑らかな肌に替えていくことができます。肌状況にもよりますが、回数を重ね、根気強く治療を続ける必要があります。

≪クレーター状ニキビ跡の治療法≫
★『CO2フラクショナルレーザー
▪料金:初回トライアル \52,800~/全顔(まぶたは除く)
▪ダウンタイム:1週間~10日(施術後は成長因子入りの美容液を塗り冷却。照射当日は洗顔NG)
炭酸ガスレーザーを小さなドット状に分割して照射することで、皮膚へのダメージを極力抑えながら、皮膚の自己再生機能を利用して、『新しい肌にリニューアルする』画期的なレーザー治療です。1回の施術で10~15%が新しい肌へ入れ替わり、3~6回ほどの施術で肌全体が新しい皮膚へ再構築される効果を実感できます。クレーター状ニキビ跡のように凹凸ができた肌に適した治療です。
→【施術を体験いただいた感想】
・麻酔をするがチリチリとした痛みがある。(個人差あり)
・よく見るとドット状のつぶつぶが並んでいる
・3日後くらいから、照射した部分にミクロン単位のかさぶたが
・10日後くらいに、完全にかさぶたが剥がれた.

★『ヒアルロン酸注入(非架橋製剤)
▪料金:初回トライアル \82,500~/1本目
▪ダウンタイム:2~3日
最近出来たばかりの浅いニキビ跡は、ダーマローラーや照射治療を繰り返すことで、比較的スムーズに改善します。しかし、時間が経過したクレーター状ニキビ跡の凹凸には、効果が満足に得られないことがあります。その場合、ニキビ跡の深い凹み1つ1つにヒアルロン酸を注入し、凹みを持ち上げます。さらにその注入部は、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸の再生効率が良くなり、結果凹凸改善に繋がります。この注入治療には技術を要しますので、経験値の高い当院にお任せいただきたい治療です。
→【施術を体験いただいた感想】
・2週間後。確実に凹凸が少し浅くなった手ごたえあり
・3週間後。赤みが減り肌の色が明らかに白く
・凹凸もなめらかになり、肌が均一になった!
・根気とお金が必要だけどやるしかない!
・柔らかいヒアルロン酸を注入する施術との組み合わせが期待できる

毛穴と思っていたら、実は小さなニキビ痕の集合体ってことはよくあります。
まずはご相談くださいね。確実に肌は変わります。


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WEB『Ozmall』(6月9日掲載)

特集「マスクが原因のニキビ(マスクネ)の防ぎ方、できてしまった場合の対策」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

【マスク下のニキビ"マスクネ"を予防、ケアするには?】
長時間マスクをつけていることによって、増えている肌トラブル。特にニキビは悪化することもあり、悩みのタネになっています。そこで、マスクが原因でできるニキビ「マスクネ」の予防や対策について紹介します。

■皮脂の分泌量が増えやすい夏は"マスクネ"に注意
マスク生活によってニキビなどの肌トラブルに悩む人が増え、最近は"マスク"と"アクネ菌"を合わせた"マスクネ"という新しい言葉も出てきています。そもそもなぜマスクを長時間つけていると、ニキビができやすくなるのでしょうか?
それは、皮膚の温度上昇と角層の詰まり、精神的ストレスの3つが鍵になります。マスクをつけているとマスク内の温度が上がり、皮膚温も上がります。するとこの温熱ストレスをきっかけに皮脂の分泌量が増えて毛穴が開いたり、ニキビが増えたりします。また、皮脂は潤いのために欠かせませんが、過剰な皮脂は酸化すると酸化皮脂として刺激物質になります。さらに皮脂の分解産物である脂肪酸は、多すぎると皮膚の表面にある角層の炎症を引き起こします。夏は特に注意が必要です。
また、マスクのつけ外しや会話をしたときのマスクの擦れもニキビの原因になります。マスクが擦れて角層が厚くなると、毛穴の入り口が詰まりやすく、皮脂がたまってニキビの初期段階である"白ニキビ"ができやすくなります。
さらに、不快でもマスクを付け続けなければいけない状況と不安は精神的ストレスになり、ニキビを誘発することも分っています。
通気性が良く肌当たりの良いマスクを着用する、1時間に1回程度定期的にマスクを外して蒸気を逃がし、リラックスのために深呼吸するなど、マスクネ対策を行いましょう。
★おすすめのケアアイテム:『ナノメッドVAエッセンス
シワ改善で注目を集めているレチノールですが、ターンオーバーを整えて毛穴の詰まりを解消する働きもあるのでおすすめです。
医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有で、メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。

■濡れたハンカチの使用や水洗顔で汗を放置しないこと
マスクが原因のニキビを防ぐには、マスク着用時とマスクを外したあとのケアが重要です。使い捨ての不織布マスク使用の場合は、マスクの内側にガーゼを1枚挟んで汗をかいたら交換するようにしましょう。
マスク内で汗をかいていたら、濡らしたハンカチで肌をおさえるように、こまめに汗をやさしくふきとってください。可能であれば水洗顔で汗を洗い流すのがおすすめです。汗を放置すると汗に含まれるミネラルが肌への刺激となり、ニキビを悪化させます。帰宅したらなるべく早く洗顔しましょう。
また、マスクの着用時間はなるべく減らすことを心がけ、不必要な場所では外すようにしよう。周りに人がいない場所や換気がいい場所では、マスクを外して、マスク内の蒸れや温度の上昇を防いでください。
★おすすめのケアアイテム:『セラミドバリアクリーム
日中、汗を濡れたハンカチなどで拭き取った後は、必ず保湿も忘れないようにしましょう。
水分保持機能が高いセラミドやヒアルロン酸配合の保湿アイテムがおすすめです。角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の素発を防いでくれます。

■ニキビケアの基本は、やさしく、シンプルに
マスクを外したあとのスキンケアは、肌に負担をかけないことが大切です。
洗顔の際は、洗顔料をしっかり泡立てて、泡を肌の上で転がすようなイメージで、摩擦を起こさないように洗いましょう。ニキビができているときは、いつも以上にやさしく洗うことを意識してください。
また、ニキビがあるからといって保湿を控えめにするのはNGです。コットンではなくハンドプレスでやさしく保湿しましょう。抗炎症作用があるニキビ用化粧品などはいいですが、殺菌目的のものは避けた方が良いです。肌の菌バランスが崩れて、肌荒れの原因になります。
肌トラブルがあるときは、特にシンプルケアが基本です。ただし、ニキビケアには週に2回程度の家庭用ピーリングや酵素洗顔が効果的です。ニキビの原因となる毛穴の入り口の古くなった角質をやさしく溶かす作用があるので、シンプルケアに取り入れてみましょう。
ニキビは悪化すると治りにくくなるので、こうしたケアで治らなければ、皮膚科を受診してください。マスク生活でも快適に過ごすために、ニキビの予防&ケアを心がけましょう。
★おすすめの治療法:
ケミカルピーリング』/『アクアフェイシャル』で代謝を促しニキビの治りを早めたり、ニキビの原因菌であるアクネ桿菌を殺菌、減少させ、炎症性ニキビを早く治癒する『フォトフェイシャルM22』、悪玉菌を殺菌し、美肌成分を注入して肌状態を整える『プラズマシャワー』などがおすすめです。

美容皮膚科ならではのアプローチにより、ニキビやニキビ跡の改善に留まらず、美しい肌に導く治療やスキンケアアドバイスも行っております。ぜひご相談下さい。


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雑誌『BAILA』2021年7月号 (6月12日発売)

特集『なんとかしたい!withマスクの「しょぼくれ目もと」30代は"アイケア"スタート適齢期』(掲載P150,151)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

長引くwithマスク生活で、突如気になりだしたという声が多い"目もと"のお悩み。
目周りの皮膚は薄く、非常にデリケートなパーツです。
乾燥や摩擦の刺激、年齢などの影響を受けやすく、色素沈着や、シワやたるみなどを引き起こします。小さなトラブルをほうっておくと、「老け目」へとまっしぐらです。
5年後のためにも、今すぐアイケアを始めましょう。

【ニューノーマル時代の今、目もとエイジングはすでに始まっている!】

■まぶたがくすんで淡色アイシャドウが発色しない
アイシャドウを塗るときにチップでグリグリこすったり、乱暴にクレンジングしたりすることで、まぶたをくすませ、エイジング症状がどんどん進行します。
しっかりアイメイクをした日は、専用のポイントメイククレンザーをコットンにたっぷり含ませ、優しく滑らせて落としましょう。マスカラはコットンでまつげをはさむようにして優しく落とすのがカギです。
そして、保水力に優れたセラミドやヒアルロン酸配合のクリームなどで、目尻や下まぶたのシワの内側までしっかりと保湿ケアをすることで、角層が潤い、目元の透明感がUPしてアイシャドウが映えるようになります。
目もとの皮膚は薄くてデリケートなので、強い成分を重ねると負担になりかねません。アイケアコスメを使って、毎日しっかりと特別にいたわってあげましょう。

■上まぶたのくぼみ
眼球のクッションとなっている上まぶたの脂肪の萎縮、眼窩(骨)が痩せることなどが原因で生じます。影ができ落ちくぼむため、疲れた印象を与えたり、年齢よりも老けてみえてしまうなど、女性にとっては嬉しくない変化です。
★おすすめの治療法:『ヒアルロン酸注入
くぼんで影になっている箇所にヒアルロン酸を注入し、自然なふくらみを与えることで、目もと全体にハリをもたらし若々しい印象に整えることができます。

■二重の幅が狭くなった
加齢に伴い、眼を開く筋肉や靱帯が衰え、まぶたの皮膚が伸びることで奥二重状態になったら「眼瞼下垂」のサインです。眼瞼挙筋というまぶたを開ける筋肉が生まれつき弱かったり、眼瞼挙筋を支配している神経に異常がある「先天性眼瞼下垂」の方もいますが、ほとんどの場合は、加齢に伴い眼瞼挙筋の末端にある「腱膜」が伸びたり、瞼板との結合が緩んだり、外れたりすることが原因です。コンタクトの長期使用、花粉の刺激や繰り返す湿疹で目を擦るなどの物理的刺激も引き金になります。
★おすすめの治療法:『ウルセラ』 /『フラクショナルCO2レーザー』/『ヒアルロン酸注入
超音波を一点に集約させて強いエネルギーを作用させるHIFUの王道『ウルセラ』は伸びてしまった筋膜や皮膚の奥にある靭帯を立体的に縮め、強固なコラーゲン線維に置き換えることで、施術後は目が開きやすくなります。
まぶたが伸びてしまった状態の改善には、『フラクショナルCO2レーザー』照射が有効です。3~6回繰り返すと皮膚の面積を縮め、皮膚を厚くしていきます。
また、眼瞼下垂があり、額からこめかみの脂肪萎縮が目立つ場合は、このエリアの骨上に『ヒアルロン酸注入』を行うと前頭筋と眼窩靭帯が支えられ、こめかみを引き上げるような力も働き眼瞼下垂の改善が見られます。

■目尻のシワ
今はマスクで口元が見えない分、目もとで感情を表現しなければならず、笑いジワが顕著に刻まれてしまいます。表情の動きが大きくなってからたった2~3ヶ月でシワが目立つようになってきます。
★おすすめの治療法:『ボトックス注射
若いうちから定期的にボトックスしている方は、圧倒的に表情ジワが少ないです。早く始めると、より結果も出やすく、さらに効果の持続時間も長くなるので、気になりだす前にスタートし、継続してメンテナンスを続けることをおすすめしています。

■目の下のたるみ・ふくらみ
眼球のクッションとなっている脂肪が手前に突出し、下方にズリ落ち、目の下にたまることでたるみに。
目まわりの骨の萎縮(左)も一因です。
セルフケアでいろいろと試されている方も思いますが、加齢による深いところの変化が原因なので、目に見えた変化は望めないことがほとんどです。
★おすすめの治療法:『ウルセラ(HIFU)』・『ソノクイーン(HIFU)』/『スカーレットS(ニードルRF)
目の下のしぼみと軽いたるみやふくらみの症状なら、肌の弾力を回復させるHIFU『ウルセラ』や『ソノクイーン』がおすすめです。また、お疲れ見えの目の下のたるみやちりめんジワには、針の刺激による創傷治癒効果と高周波(RF)の熱効果で、たるみを引き締めコラーゲン線維を増やしハリを出す『スカーレットS(ニードルRF)』もダウンタイムが少なく効果的なので人気です。

■クマが目立つ
摩擦などが原因の茶グマ、目の酷使などが原因の青グマ、たるみが原因のへこみグマなど、クマには複数の種類があり、原因も様々です。30代になると併発することがほとんど。40代になって手遅れになる前に今すぐアイケアを始めましょう。

◆茶グマは、紫外線の影響によるメラニンの沈着やアイメイクや洗顔の摩擦などによる炎症後色素沈着でも生じます。
★茶グマにおすすめの治療法:『ピコトーニング

◆青グマは、パソコンやスマホの画面を長時間見続けることで、目周りの筋肉が動かず、血流が滞るのも原因の1つです。生まれつき皮膚が薄く色白な人で目立ちやすくなります。
下まぶたのコラーゲン線維を厚くするような治療で改善することができます。
★青グマにおすすめの治療法:『スカーレットS(ニードルRF)』/『PRP注入

◆たるみ・凹みグマは、皮膚のたるみに加え、コラーゲン線維の劣化で、皮膚の伸びやたるみ、細かいシワが生じ、陰影が目立って出来るクマです。たるんだ皮膚を引き締める照射系治療や、凹んだ部分をボリュームアップする注入治療で改善することができます。
★たるみ・凹みグマにおすすめの治療法:ウルセラ(HIFU)』・『ソノクイーン(HIFU)』/『サーマクールFLX』/『ヒアルロン酸注入

さまざまな症状が混在している40代以降は、一つの治療で解決するのではなく、いくつかの治療を組み合わせコンビネーション治療で、より高い効果が得られます。
無駄なセルフケアに頼らず、美容皮膚科にご相談下さいね。


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雑誌『steady』2021年8月号(7月7日発売)


特集『誰にも言えないデリケートゾーンのお悩みを解決 デリケートゾーンストレスフリー宣言』(P32、33)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

デリケートゾーンについてのお悩みは、恥ずかしくて人にはなかなか相談しにくいですよね。だからこそ、正しい知識を身につけて、トラブルを未然に予防し、トラブルに直面したときに適切な対処をしましょう。

■VIOのムダ毛の正しい自己処理の仕方

毛抜きやワックスなど抜くタイプは肌に負担がかかるので、4枚刃やVIO専用のカミソリやシェーバーで剃るのがベター。
自己処理をする時は、ジェルやフォームを途中で流したり、シェーバーを洗ったりしやすいので、お風呂場で自己処理するのが一番いいでしょう。ただし、使い終わったシェーバーをお風呂場に置きっぱなしにしておくと、雑菌が繁殖しやすく、刃がさびやすいので、よく水気を拭き取って乾燥させ、別の場所で保管してください。また、カミソリの切れ味が落ちたら、新しいものに交換することも大切です。
ちなみに、「毛を剃ると濃くなっている気がする」という人もいますが、毛を剃ると毛の断面が大きく見えるなるため、毛が濃くなったように感じるだけで、毛の太さがが変化しているわけではないので安心してください。

■正しい自己処理の方法

① まずは長い毛をハサミでカット
毛が長いまま剃毛しようとすると、カミソリやシェーバーの刃に毛が引っかかってしまうので、毛を少しずつ束にしてねじり、皮膚ギリギリではなく、根元から1~1.5cmくらいの長さに切ってください。それを何カ所か行ってから剃りこむようにしましょう。
② 専用のジェルやフォームをつける
肌滑りをよくし、刃と肌の接触刺激を最小限に抑えるためにも、カミソリを使う場合はジェルやフォームをつけてください。カミソリはできれば4枚刃で、おろしたての切れ味のいいものを使うことが大切です。
③ まずは広い面からシェービング
椅子に座り、鏡を前に置き、まずはVラインから毛流れに沿って剃ります。肌の表面がピンとなるように、適宜、風呂桶のふちに片足をのせたりしながら剃っていきましょう。一回剃ったらカミソリを水の中で軽く振り洗いをして、刃と刃の間にはさまった毛を取るようにしましょう。
④ IOの細かい面はゆっくり丁寧に
Iラインを剃るときは、風呂桶のふちに片足をのせてM字開脚のような状態で皮膚を引っ張りながら毛の流れに沿って剃りましょう。OラインはIラインのポーズからさらに片方のお尻を持ちあげながら、先端が小さい顔そり用のシェーバーを使って剃ると良いです。
⑤ 剃り終わった後は保湿を忘れずに
シェービング後の肌は、角層も少し削れているため、肌のバリア機能が低下して、乾燥しやすい状態です。ローションやジェルだとしみることがあるので、バームやクリームなど少しこってりとしたテクスチャーのものでしっかり保湿をしてください。

■デリケートゾーンだからこそ、効果も安全性も高い医療レーザー脱毛がおすすめ

頻繁に自己処理を繰り返していると、傷口から雑菌が入ったり、刺激による毛嚢炎や黒ずみなどの肌トラブルをおこしやすくなります。また、肌が傷つき、バリア機能が低下した状態で性行為を行うと、ヘルペスや梅毒、水いぼ(伝染性軟属腫)、尖圭コンジローマなどの性感染症にかかるリスクが高まるという研究論文も発表されています。行為の直前に剃ることは避けましょう。
効果や安全性を考えると、デリケートゾーンのムダ毛処理は医療クリニックでのレーザー脱毛がおすすめです。

★おすすめの施術:『ジェントルレーズ・プロ(Gentle LASE Pro)
当院で使用する『ジェントルレーズ・プロ』は、日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射できます。強い熱エネルギーによって毛と毛を作る器官(毛母)、毛のもとになる細胞を壊すため、半永久的に毛が生えてこなくなります。さらに、レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので、継続すると肌のハリと透明感が高まります。
痛みを心配される方も多いですが『ジェントルレーズ・プロ』は、照射の直前に冷却ガスが噴射されるため、痛みが格段に軽減されます。さらに、VIOに関しては、事前に麻酔クリームも塗るので、部分的にほんの少しだけ熱く感じる程度で恐れることはありません。

■VIO脱毛の形はどうする?
VIO脱毛を希望される患者様の中には、「形はどうしたらいいですか?」と減らし方をご相談される方が多くいらっしゃいます。
【 I(会陰部)&O(肛門周囲)ゾーン】
IOに関しては、清潔、臭い対策、性行為で毛の巻き込みによる痛み予防、ナプキンかぶれ予防、はみ出しリスクゼロなどを考慮し全脱毛がおすすめです。ちなみに膣口近くまで照射できるのは医療機関だけです。
【 V(ビキニ)ゾーン】
アンダーヘアをすべて無毛の状態に仕上げることを"ハイジニーナ脱毛"といいます。ハイジニーナとは"清潔"という言葉が由来となっており、海外では一般的ですが、日本では初回からご希望される方はまだ少ないです。
脱毛経験がなく、毛量が多い場合は、初回から2回目の処理まではVの毛も全て処理することを推奨しています。ある程度毛量を減らして毛を柔らかくしてから、形を整えていくのがおすすめです。
照射の間隔としては、1か月ほど毛が生えない時期があり、休止期の毛が生えそろう1ヵ月半後が次の照射のタイミングです。レーザー脱毛の施術期間中は、毛抜きはせず、シェーバーで剃るようにしてください。
個人差はありますが、3回の施術で毛量は半分以下になり、毛も細く変化します。6~8回の施術で、ほぼ無毛状態になります。ちなみにレーザーは黒い毛のメラニンに反応するので、白髪にレーザー脱毛はできません。永久脱毛を考えるなら40代までに済ませたいですね。

<脱毛料金>
Vライン 1回¥20,000  5回¥80,000(¥16,000/1回)
Vライン 全体オプション +¥3,000
Iライン  1回¥20,000  5回¥80,000(¥16,000/1回)
Oライン 1回¥10,000  5回¥35,000(¥7,000/1回)
V I Oラインセット 1回¥45,000  5回¥180,000(¥36,000/1回)

■VIOのニオイのお悩み

デリケートゾーンのニオイは、汗や拭き残した尿や便、経血やおりものが原因です。さらに下着やナプキンを長時間つけていることから蒸れやすく、雑菌の繁殖が加わりにおいやすくなります。生理になるとニオイが気になる人は、タンポンとナプキンを併用するのがおすすめです。タンポンに経血を吸わせてナプキンを使うと、表に出てくる経血の量が減るのでニオイも抑えられます。なお、タンポンは、日中は3~4時間毎、夜は起床時に必ずタンポンを交換してください。長時間入れっぱなしは感染症のリスクが高まり危険です。

また、デリケートゾーンでワキガ臭がする人は、体質による「すそワキガ」の可能性があります。通常おりものは乳酸菌の一種、デーデルライン桿菌と呼ばれる細菌により少し酸っぱいニオイがして、透明から微かな乳白色です。いつもと違うニオイがしたときに気づけるように、普段から健康な状態のおりもののニオイを知っておくことが大切です。

ニオイを抑えるための対策法としては、デリケートゾーンを常に清潔に保つことが大切です。汚れが付きにくいよう脱毛したり、ウェットティッシュで汗や汚れを拭き取ったり、夏場など汗をたくさんかいたら昼間に一度下着を替えるなどして、雑菌が繁殖しにくい環境を作りましょう。すそワキガの人は、ワキガ治療として人気のボトックス注射で、ニオイと汗量を軽減する手もあります。

★おすすめの施術:『VIOのレーザー脱毛』×『すそワキガボトックス注射
レーザー脱毛は汗腺だけでなく皮脂腺の働きも抑制する効果があります。さらに、『すそわきがボトックス注射』は、外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、におい軽減の効果は半年~10ヶ月程持続します。

■VIOの黒ずみのお悩み
デリケートゾーンの黒ずみには、ハイドロキノン、ルミキシル、シスペラといった医療機関専門の美白クリームをもらってケアするのがおすすめです。また、顔のシミ取りに使用する美白マシンのピコレーザーでメラニン微粒子を粉砕する施術は、一回でもほのかに肌のトーンが明るくなります。

★おすすめの施術:『ピコレーザー
顔のシミ取りに使用する美白マシンの『ピコレーザー』でメラニン微粒子を粉砕する『ピコトーニング照射』は、痛みもダウンタイムも無く、3回で平均約2トーンアップします。
より早い結果を求める場合は、1~2日間は細かな点状の赤みが出ることがありますが、トーニングとフラクショナル照射を同時に行う『ピコフラクショナル照射』がおすすめです。レーザー脱毛と並行して行うこともできます。

安全なレーザー照射を行うためには看護師の高いテクニックも必要になります。デリケートゾーンの美白レーザー照射は医師の目利きと照射技術がポイントです。デリケートゾーンだからこそ、トラブルが起きたときにすぐに対処できる医療クリニックでの脱毛が安心です。お気軽にご相談くださいね。


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WEB『日経xwoman Terrace』(5月18日掲載)

特集「片頭痛にボトックス注射という選択~シワも消えて一石二鳥」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

【片頭痛にボトックス注射という選択~シワも消えて一石二鳥】
美容クリニックでの『ボトックス注射』というと、眉間や目尻など‟表情ジワの改善"に使用されるイメージが強いですが、他にも、脇汗、わきが、花粉症、肩こり、毛穴引き締めなど様々な用途があります。さらに、あまり知られていないのが、今回ご紹介する頭痛(片頭痛・偏頭痛)を緩和するボトックス注射です。原因となる病気が特にないのに、頭痛を繰り返す慢性頭痛は、15歳以上の日本人の40%にあたる約4,000万人が悩まされている「現代病」の一つです。

~私自身も「片頭痛」に悩みが~
実は、何を隠そう、私も思春期から悩んできた片頭痛持ちで、バファリンやセデス、ボルタレン座薬をポーチに常備していました。10年位前から、マクサルトなどのエルゴタミン製剤に切り替えて、発作の頻度は減ってコントロールは良くなっていますが、過労と睡眠不足、低気圧が重なると発作が起きます。実母、長女も同じく片頭痛持ちで、遺伝性もあると言われています。「片頭痛」の痛みは結石より辛いと言われるように、私の場合、目玉をえぐり出すか、18Gの針を浅側等動脈に刺して、そのまま昇天したいほどです...。

■慢性頭痛には3タイプ
① 片頭痛
・片側、あるいは両方のこめかみから目の奥あたりにかけて、脈を打つようにズキンズキンと痛む。
・体を温めたり動いたりして血流が高まると痛みが悪化して、寝込むこともある。
・発作出現からから24~48時間痛みが続く。

② 緊張型頭痛
・頭全体が何かで締めつけられるように痛む。
・慢性頭痛の中でも最も多く、子供から高齢者まで幅広い層に見られる。
・日常生活のストレスの蓄積や、過度な緊張、長時間同じ姿勢でいることなどが重なって起こる。
・筋緊張性頭痛とも呼ばれる。

③ 群発頭痛
・片目の奥やこめかみにかけて、突き刺すような激しい痛みを伴う。
・20代~40代の男性に多く、ある期間に集中して頭痛が起こる。
・アルコールがきっかけになる。

■片頭痛の治療薬としての『ボトックス注射』の歴史
実は遡ること20年程前に、シワ改善の目的で、額や眉間に『ボトックス注射』を受けた方から、「悩まされていた片頭痛が緩和された」「頭痛の頻度が減った」などの声が偶然にも複数報告されるようになりました。
その後の症例研究で、"片頭痛"に対する有効性が示唆され、2010年10月には、米国政府のFDA(食品医薬品局)により、片頭痛の治療薬として正式にボトックス注射が認可されました。それ以来、イギリスやカナダ、オーストラリアなどの諸外国でも片頭痛への使用が認められていますが、日本では、現状、保険適応外です。
『ボトックス注射』が片頭痛に効く理由が完全に解明されたわけではありませんが、現時点では、頭痛の引き金となる眉間部分の三叉神経(感覚神経)がボトックスによって緩むことや、痛みの神経に作用して緩和することなどが理由と言われています。

■片頭痛ボトックス注射の施術法
実際に注射を打つポイントは、眉間・前頭部(おでこ)・側頭部(こめかみの斜め上)です。全ての人に効果が認められるわけではありませんが、1回の注射で、約半年程度効果が持続する人もいます。
具体的には、「頭痛の頻度が少なくなって、薬なしで過ごせる日が増えた」や「痛みが軽くなった・何日も続かなくなった」などのお声が聞かれます。
先程ご紹介した慢性頭痛3タイプすべての症状に効果が確認されていますが、一番効果が認められているのが、①の「片頭痛」。中でも、月に15日以上慢性的に片頭痛が起こる頑固な「慢性片頭痛」のタイプに高い効果を発揮します。
また、②の肩や首の筋肉の凝りからくる「緊張型頭痛」の場合は、肩こりボトックスと併用することで症状を緩和できます。

■現在は「三叉神経血管説」が有力
片頭痛の原因は諸説あり(「神経説」、「血管説」など)最近では三叉神経から過剰に放出される"CGRP"による血管拡張や炎症が原因となる『三叉神経血管説』が有力視されています。いずれにしても、片頭痛発作の予兆を感じたら、もしくは生理前や低気圧接近中の時に、長時間の入浴、鍼治療、マッサージなど血管を拡張させる行動は控えておいた方が無難ですのでご注意くださいね。

■片頭痛の新薬「エムガルティ」
最新情報では、2021年4月に片頭痛発作予防の新薬、抗CGRP抗体製剤の「エムガルティ」が登場しました。高価な薬剤かつ月に1回注射する皮下注射薬ですので、万人向けではありませんが、発作頻度が多い患者様には効果に期待が高まっています。

★片頭痛ボトックス治療メニュー ※製剤により料金が異なります。
・『頭痛(片頭痛)のボトックス注射(側頭筋と眉間への注射)
初回トライアル ¥48,000~¥56,000
・『肩こりボトックス注射
初回トライアル ¥64,000~¥80,000


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雑誌「25ans」2021年7月号 (5月28日発売)

特集「これが私の洗・顔・道!」(掲載P177)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【これが私の洗・顔・道!】
美肌の道は「洗う」から始まります。マスクや暑さ、紫外線などで、肌には過酷な環境となる夏こそ、スキンケアの基本である「洗顔」の見直しが大切です。洗顔法は十人十色でOKです。あなたにとっての"洗顔の正解"を見つけて更新し、クリーンで健やかな肌を手に入れましょう!

■みんな違ってみんな良い!ワタクシ流の洗顔メソッド
今現在、美肌がまぶしい人達も、肌不調に悩まされた過去を持っているものです。美肌の持ち主がたどり着いた「ワタシ流・洗顔メソッド」を、その道のりと共に紹介します。

~当院院長「洗顔メソッド」~
『朝は泡、夜はオイル&酵素パウダー洗顔で、敏感肌も安定!』
超乾燥性敏感肌なので、クレンジング選びには本当に苦労しました。朝は泡洗顔で就寝中に分泌された皮脂や化粧油類を落とし、夜はオイルクレンジングでメイクオフします。メイクが毛穴落ちしたり、目の周りに残っていたりすると、毛穴目立ちやキメの悪化、黒ずみにつながってしまうため、化粧油と短時間で乳化し、目に染みず、すっきり洗い流せるアイテムが理想です。
自分の肌にベストな製品を探して試行錯誤しました。ナビジョンのクレンジングオイルは、洗顔力だけでなく洗い上がりも気に入り、安定感のある肌をキープでき今も愛用しています。さらに、時々酵素洗顔をプラスして角層代謝を高めています。

★『ナビジョンDRメーククレンジングオイル
デリケートな肌に負担をかけずに、ファンデーションやマスカラ、日焼け止めなどの汚れをしっかり取り去るメイク落としです。つっぱり感のない優しい洗い上がりで、健やかな肌へ導きます。高い洗浄力があり、こする必要もなく短時間で乳化するので、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができます。資生堂から販売している医療機関専売商品です。

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WEB『美的.com』(5月18日掲載)

特集「【肌質改善】美容のプロに聞いた!美肌に導くスキンケア&生活習慣」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

肌質が変わったかのように感じる美肌を作る方法をレクチャーしました。するべきこと、すべきでないことを知るために、まずは肌の仕組みから学んでみましょう。さらに、今すぐ取り入れたいスキンケアテクから生活習慣、食事法などをご紹介しています。美肌は1日にしてならずです!

■肌の「仕組み」を解説!
【美肌を育てるとはバリア機能を育てること】
① 肌の最表面にある、厚さ0.02mmの「角層」
② NMFという水性の保湿成分を含んだ「角質細胞」が緻密に並び、その隙間を脂性の保湿・成分「細胞間脂質」が埋めながら細胞同士を接着してている
③ 角層が健康だと、外敵の侵入を防ぐバリア機能が高く、潤って見た目もキレイな肌に

【バリア機能が低下するとさまざまなトラブルが発生】
① 間違ったスキンケアをしたり、食事や睡眠などの生活が乱れたりすると、角層の代謝が乱れて健康な角質細胞が育たなくなる
② 細胞間脂質も作られにくく、日常のスキンケアによる流出などで量が減り、スカスカの状態に
③ すると外的刺激が侵入し、さまざまな肌トラブルを引き起こす

■肌質を改善するための4つの『スキンケア』
【1】バリア機能を左右する「クレンジング」に注目
クレンジング料や洗顔料に入っている、汚れを落とす界面活性剤は、同時に肌のバリア機能を担う細胞間脂質を洗い流してしまうことがあります。洗浄力が強すぎないものを選び、時間をかけずに洗うことが大切です。

【2】毎日の「スキンケア」を大切に
保湿成分配合の化粧水で肌を湿らせて耕し、乳液やクリームなど油分が入ったアイテムで潤いを閉じ込めるという2ステップが重要です。化粧水だと潤いが保てない...という人には、より保湿力の高い化粧液もおすすめです。
『セラミドバリアクリーム』は「角層のバリア機能」に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする当院オリジナル高機能保湿クリームです。分保持力・抗炎症作用が高く、角層のバリア機能が整います。ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感が高まります。

【3】一年中「UVケア」を徹底
朝スキンケアの後、無色の日焼け止めを顔全体から首までムラなくなじませ、ベースメイクをしましょう。スキンケアとは本来、ダメージを未然に防ぐためのものです。炎症や老化の原因となる紫外線をカットすることは、高価なスペシャルケアよりもずっと、肌の美しさを守ってくれます。

【4】肌を「こする」のはNG!
肌に摩擦は禁物です。また、血行の悪さを感じるときはホットタオルやホットアイマスクで肌を温めましょう。不要な摩擦を避けるため、スキンケアやメイク以外のときは顔を触らないように気を付けましょう。

■心がけたいつの2つの「生活習慣」
【1】「睡眠」をきちんと取ってバリア機能を修復
1日~4時間といった睡眠不足の状態が続くと、脳が酩酊状態になり、体のあらゆるパフォーマンスが落ち、うつ傾向になることがわかっています。また、日中の活動や外的刺激によってダメージを受けた肌が修復の活動を行うのは、夜の睡眠中です。睡眠時間が少ないと即時的に肌の調子が悪くなるのはもちろん、肌の修復が追いつかず、老化が進行してしまうのです。さらに、肌に悪影響を与える精神的ストレスも、睡眠不足と密接に関わっています。理想的には6~7時間ですが、無理な日は最低でも5時間は寝るようにしましょう。

【2】「運動」も大切
運動をすると筋肉量が増えて代謝が上がったり、成長ホルモンの分泌が促されたりという事実は古くから知られていましたが、最近の研究で、体操による筋肉刺激を続けることでシミやシワが減ったというデータがあります。体を動かして筋肉を保つことは、スタイル維持だけでなく美肌にも欠かせないのです。ただし朝のランニングなど太陽光の下での長時間の有酸素運動は、紫外線を浴びて光老化や酸化につながるので注意が必要です。肌のためには筋トレとストレッチ、日焼け対策を万全にしてのウォーキングがおすすめです。

■美肌に導く「食事法&インナーケア」
▪『たんぱく質と脂質』で美肌を育てる
美容意識の高い女性に食生活を伺うと、多くの方が野菜中心や糖質オフを意識しているようです。でも、肌の構成要素は主にたんぱく質、細胞ひとつひとつの細胞膜は脂質が欠かせません。食べ物でたんぱく質と脂質を補わないと、いい肌は育たないのです。さらにたんぱく質は、肉、魚、豆、乳製品など異なる種類のものをとるのがおすすめです。もちろん野菜類や主食も必要で、バランス良く食べることが栄養素を効率的に使うことにつながります。
また、発酵食品も意識して摂取しましょう。腸内環境を整えると肌の水分量が上がることが、研究によって知られています。栄養バランスを整える「サプリメント」も活用して、アミノ酸やビタミン、腸内細菌を効率よく補給することも良いでしょう。
自身のインスタグラムで美肌に繋がる、栄養バランスを考えた料理を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。(@tomoko_keida

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雑誌「婦人画報」2021年5月号 (4月1日発売)

特集「幸せを届ける究極のお取り寄せ」(掲載P64~P65)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【幸せを届ける究極のお取り寄せ】
日本各地の作り手たちの熱い思いがつめ込まれた「お取り寄せ」が最近話題です。人気のレストランやパティスリーなど各地から我が家に届いた美味の数々を、お気に入りの器に盛り付ければ、瞬く間に贅沢なもてなしの食卓が出来上がります。
本誌では、様々なジャンルのエキスパートが選ぶ、おすすめのお取り寄せが紹介されていますが、『美と健康のエキスパートが選ぶ究極のお取り寄せ』として、慶田院長がおすすめする一品を掲載頂きました。

■からだにも地球にもやさしい養生食
美味しいことはもちろん、誰もが安心して食べられることができて、信頼できる生産過程であることも、これからのお取り寄せには重要なポイントです。ヘルスケアや美容の観点から、おいしく食べて力が付く「薬膳的スープ」はとてもおすすめです。「薬膳」とは、季節や食べる人の体調に合わせ、食材や生薬を組み合わせた料理のことです。活力が欲しいときや、ここ一番というとき、食べて元気になるスープや鍋は百万力です。健康と環境にもやさしいという点も、お取り寄せを選ぶ際のポイントにしてみてください。

■院長おすすめのお取り寄せ
『つきじ治作 名物:水たき』~厳選した地鶏の旨みと滋養が溶けた濃厚な味わい~
90年余りの長い歴史をもつ「つきじ治作」の名物"水炊き"です。徳島県産の阿波尾鶏を余すことなく使用された、鶏のコラーゲンがたっぷりと溶けた滋味豊かな鍋です。本格的な料亭の味を、自宅で気軽にいただくことができるので、家族みんなが大好きです。
大根や白菜、キノコ類、しょうがを入れると芯から温まることができ、私は『はな』の『きぼうの生姜パウダー』をひと匙加えていただくこともあります。ごく微粉でスープにも溶けやすく、さらに体が温まって、代謝アップも期待できます。美味しくて、健康・美容にも良いお鍋です。ぜひお取り寄せしてみてください。

自身のインスタグラムでも、自宅でできる薬膳スープの材料などもアップしていますので是非ご参考下さい。(Instagram『@tomoko_keida』)

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雑誌「大人のおしゃれ手帖」2021年5月号 (4月7日発売)

特集「シンプルスキンケアのススメ」(掲載P46~P49)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【シンプルケアのススメ】
ゆらぐ季節の肌は"化粧水"と"保湿クリーム"で大きく変わります。極力「シンプルなケア」がベターです。特に炎症を起こしているときは、バリア機能をアップする"化粧水"と"保湿クリーム"の見直しが鍵になります。この時期の「シンプルケア」を伝授させていただきました。

■この時季、大事なのは徹底した保湿!
季節の変わり目は肌が不安定になり、赤み、かゆみなどが起こりがち。女性の8割近くが"ゆらぎ肌"を感じているとも言われています。
気持ちのいい春ですが、[気温の寒暖差 ・花粉や黄砂 ・職場の部署の移動]など環境変化の多い時期です。環境変化によって、肌はストレスを感じやすくなります。肌が荒れると肌内部へ直接刺激が届いてしまい、炎症によって悪化する可能性があります。続くマスク生活によって摩擦で肌が刺激され、より肌ダメージを感じやすいでしょう。そこで大事なのは、"保湿で肌バリアを作る"ことです。ゆらぎの季節はできるだけ刺激を与えないよう、潤いを保つ「シンプルケア」にすることが重要です。バリア機能を高め、ゆらぎ知らずの肌を手に入れましょう。

■もっと知りたい。肌がゆらぐときのお手入れのこと。
[Q]保湿クリームで気をつける点は?
[A]洗顔後、一時間程度経過したときでも十分に潤うくらいの保湿クリームを塗ること!
角層の水分量を適切に保つことで美肌菌が増え、肌フローラが整い、バリア機能を高めることができます。化粧水で保水後、保湿クリームを少し多めに、しっとりするくらいの量を塗りましょう。ゆらぎの季節~夏こそ、保湿クリームは必須です。健やかな肌を作りましょう。
当院の『セラミドバリアクリーム』は"角層のバリア機能"に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする当院オリジナル高機能保湿クリームです。水分保持力・抗炎症作用が高く、ゆらぎ肌の改善が期待できます。べたつかないので、年齢を問わず人気です。

[Q]春から夏のゆらぐ季節に気にかけるべきスキンケアのポイントは?
[A]3月から急速に増える紫外線対策に力を入れましょう!
紫外線量は4月にはピークを迎えます。寒暖差によって肌バリアが弱まっているところに紫外線の攻撃を受けてしまい、肌荒れが起こりやすくなります。外出時は日焼け止めを塗りましょう。高スペックでなくてもいいので、"こまめに塗り直すこと"が大切です。
『ヘリオケア360゜ミネラル』は飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」ブランドの、塗るタイプのウォータープルーフ日焼け止めです。オイルフリーでべとつかず、ノンケミカルなので肌に優しく紫外線をカットすることができます。日焼け止めも様々な種類がありますので、自分の肌に合う優しい成分の入った商品を選びましょう。

[Q]春から夏にかけて、やってはいけないスキンケアは?
[A]スクラブ&ブラシ洗顔は刺激のもとに。なるべく控えましょう!
肌にある皮脂は、潤いの元となり、刺激や乾燥から肌を守る役割があります。それを洗顔で取り除き過ぎてしまうと、乾燥し、外部からの刺激を受けやすくしてしまいます。また、肌が荒れがちな時季の新しいコスメのお試しは、肌を刺激する可能性がありますので注意しましょう。

[Q]マスクで荒れた際のスキンケアはどうすべき?
[A]マスク皮膚炎になったら、染みるものは塗らないように!
マスクの刺激により、肌が赤くなってしまったときは皮膚科を受診することが大切。あとはシートマスクなども刺激になるので使わないようにしましょう。おすすめのセルフケア方法は、バーム系での保湿のみで傷ついたバリアの回復を待つこと。

スキンケアはシンプルに、治療は医療機関で受けるのが賢い選択です。
季節の変わり目のゆらぎ肌には肌フローラを整え、炎症を抑える『プラズマシャワー照射』がおすすめです。特に、骨髄幹細胞培養上清から作った『サイトプロMD』導入は炎症鎮静作用が高く、マスク皮膚炎、アトピー性皮膚炎などの炎症期にこそおすすめしたい薬剤です。

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WEB『DIETポストセブン』(5月18日掲載)


特集「皮膚科医が教える正しいクレンジング|朝は水だけでOK?"メイクも落とせる洗顔料"の落とし穴も」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

【皮膚科医が教える正しいクレンジング】
クリームやオイル、W洗顔不要など、様々なタイプのあるクレンジングや洗顔料。種類が多すぎるし、今使っているものが自分に合っているかわからない、という人も多いと思います。ちゃんとポイントを見分ければ、より自分に適したものを選ぶことができます。クレンジングや洗顔料の選び方をご紹介します。

■クレンジングの正しいレシピ
クレンジングの見極めポイントは、
① 化粧品が乳化(クレンジングオイルを肌になじませたあと、少量の水を加えたときに色が白っぽくなるまでさらになじむこと)し、きちんと化粧を落としきれるか。
② すすいだときに素早く、きちんと全て流しきれるか。
以上の2点が重要です。つまり、クレンジング後に水で流したときに、「すみやかにメイクとともに全撤退!」となってくれることがポイントです。皮膚表面に残っていたり、成分が角層に浸透してしまうと、その後刺激になって肌荒れの原因になります。しっかり落として、さっといなくなるのが優秀なクレンジングです。

➢ クレンジングの正しい選び方&使い方
どのクレンジングを使ったらいいか迷っていたり、不器用でクレンジングが苦手だったり、いろんな方がいますが、比較的どんな人にもおすすめなのが「オイルタイプ」のクレンジングです。オイルタイプの正しい使い方は、肌に長時間つけずに、メイクが乳化したらさっと流すことです。30秒程度で乳化しますので、ぬるま湯でさっと流しましょう。
逆にいくらこすっても落ちないものは、クレンジングとして成立していないので、メイクが落ちにくいと感じるときは、手持ちの製品を見直すのもいいと思います。メイクが落とし切れているかは、拡大鏡で毛穴残りをチェックしてみてください。

➢ 目に染みるときは注意を
クレンジングは、目に入ると染みるものが多いですが、染みるのが怖くてぎゅーっと目をつぶってしまうと、落としきれないメイクが目の周りの黒ずみの原因になります。
50代以降の患者様で目のまわりのくすみに悩む方も多いのですが、美容医療でも、下まぶたはまつげのキワまでレーザーを照射できるものの、上まぶたの施術は難しいです。
なので、メイク残りによる色素沈着には特に気をつけましょう。クレンジングはできるだけ目に染みないものを選んで、まつげの間のアイラインまでやさしく丁寧に全部メイクを落としきる、ということが大事です。こちらも、きちんと落とせたかどうかは、拡大鏡で確認しましょう。

★当院おすすめクレンジング:『ナビジョンDRメーククレンジングオイル』
デリケートな肌に負担をかけずに、ファンデーションやマスカラ、日焼け止めなどの汚れをしっかり取り去るメイク落としです。つっぱり感のない優しい洗い上がりで、健やかな肌へ導きます。当クレンジングオイルは、資生堂から販売している医療機関専売商品のため、市販のものではありません。当院で取り扱いがあるので、ご購入の際はお申し付けください。

■クレンジング+洗顔料の"W洗顔"の正解は?
クレンジングで化粧を落とし、洗顔料で肌の汚れを落とす"W洗顔"。きっちり汚れを落とすために、と思っていると、意外な落とし穴があります。

➢ クレンジングのあとの洗顔は必要?
ダブルクレンジング不要なクレンジング剤で洗ったあとにしっかり洗顔してしまうと、バリア成分を落としすぎて乾燥しやすくなってしまいます。どうしても洗顔をしなければ気持ちが悪いという場合は、敏感肌用の"アミノ酸系"の洗顔料をよく泡立てて洗うといいですよ。泡を顔にのせたら、ゴシゴシこすらず、泡を軽く動かすようにするだけでOKです。
洗顔料は保湿剤が入っているものを選んだほうが、肌は乾燥しづらいという研究データがあります。また、昔の洗顔料は洗顔後に肌が突っ張るものが多かったですが、最近のものは洗ったあとに肌が突っ張りにくくなっています。「乾燥性敏感肌用」などと書いてあるものを選ぶといいでしょう。

➢ 洗顔はよく泡立てて!
洗顔の際に気をつけることは、よく泡立てることです。最近は泡立たないジュレタイプのものもありますが、泡立つものはできるだけ泡立てたほうが洗浄力が増し、使う洗顔料の量が少しで済みます。
また、朝の洗顔も水だけ洗顔ではなく洗顔料を使いましょう。寝ている間に分泌された皮脂や化粧油類は、酸化すると角層の刺激になるからです。やり方は夜と同様に洗顔料を泡立てたら顔にのせて、短時間泡を動かす程度に。ゴシゴシとこするのは厳禁です。

★当院おすすめ洗顔料:『アクセーヌ リセットウォッシュ 泡状洗顔料』
大切なのは「泡立てること」と上記しましたが、この製品は泡状洗顔料のため、プッシュするだけで理想的な泡が出るのでとても簡単です。弱酸性のきめ細やかな泡がお肌のバリアを守りながら汚れをしっかり吸着します。ザラつき・ゴワつき・くすみが気になる肌に、天然多糖類とグリコール酸の成分の効果で、余分な角質を優しくオフします。低刺激性・無香料・無着色・アルコール(エタノール)フリーで、敏感肌の方も安心してお使いできます。

■メイクも落とせる洗顔料はアリ?
クレンジングと洗顔を一度に済ませることができて、便利な"メイクも落とせる洗顔料"も出ていますね。医師の目から、どんなものなのか解説します。

➢ 肌が乾燥しやすい人には不向きかも
一日の終わりに簡単にメイクを落としたい、というときならば仕方ないと思いますが、肌にやさしい洗顔料で洗うよりも、メイクも落とせる洗顔料で洗うと刺激が強く、肌が突っ張ってしまう場合があります。十分に注意して、毎日の使用はできるだけ避けましょう。
そして、皮脂量が多い人はあまり影響がないかもしれませんが、肌が乾燥しやすい人は突っ張りやすくなっているので、メイクも落とせる刺激の強い洗顔料は向いていないかもしれません。商品によって洗い上がりが変わるので、乾燥やつっぱりを感じないものを選ぶことができれば、たまに使用してもOKです。

➢ 朝も使うと肌に強い刺激があるので避けて!
朝の洗顔にメイクも落とせる洗顔料を使ってしまうと、肌への刺激が強すぎます。朝の洗顔は夜の間に出た皮脂と、基礎化粧品の中に含まれる油分を洗い流すことが目的ですから、刺激の弱い洗顔料でさっと洗うことをおすすめします。

■便利なシートや、口コミで評判のものも解説!
顔を洗うのが面倒なとき、ついつい使いがちなクレンジングシート。さらに、口コミで評判のよい水の成分でできたクレンジング、ミルククレンジングについてもお話しします。

➢ クレンジングシート
クレンジングシートは確かにラクですが、緊急時だけにしておくのがベターです。乳化剤の力というより、ついつい肌をこする力でメイクを落としてしまいがちなので、角層にひどいダメージを与えてしまいます。
使うのならば、肌にシートやコットンを置いておいて、じわっと乳化させて、さっと動かすようにメイクオフすれば、比較的、肌への刺激は少ないです。できれば、シートやコットンで顔を拭いたあとに水で洗い流して、保湿クリームを塗っていただきたいです。そうすれば、洗浄剤が顔に残らずに済んで、保湿もできます。けれど、きっとそういうものを使うときって、かなり疲れていたり、酔っ払っていたりするときだと思うので、かなり難題ではありますよね...(笑)。

➢ 水の成分でできたクレンジング
水の成分ででき拭き取りタイプのクレンジングは、確かに"拭くだけ"の中では比較的肌にやさしく、洗浄剤ができるだけ肌に残らないように作ってあるものです。
そのため、肌の弱いかたでも刺激になりにくいですが、これもやはり拭いてこすることでメイクを落とすものなので、肌への負担は大きくなりがちです。こちらもあくまで毎日ではなく、緊急用にしておきましょう。

➢ ミルククレンジング
ミルククレンジングはマイルドで肌にやさしいと言われていますが、それはほぼ毛穴が見えないような、キメの細かく、毛穴落ち(ファンデーションと皮脂が混ざったものが毛穴に詰まること)しない人向けです。
そういった人はミルククレンジングのような洗浄力の弱いものでも、メイクがさっと流れ落ちるので問題がありません。けれど、肌に凹凸感があったり毛穴が開いていたりすると、ミルククレンジングだけでは毛穴落ちしたメイクが洗い流せず、逆に毛穴を目立たせてしまったり、肌に悪影響を与えたりすることがあります。
クレンジングによる肌への負担を心配するよりも、しっかりと化粧を落としきれないほうがダメージは大きいです。まずは洗浄力を重視、なおかつ肌が乾燥しづらいものを選びましょう。

クレンジングと洗顔はスキンケアのファーストステップ。ご参考になさってくださいね。

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WEB『美的.com』(4月21日掲載)


特集「女医に訊く♯154 マスクをつけているのにシミが増える!?マスクジミ予防に有効なケアとは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

マスクで覆っているところは紫外線が当たらないはずなのに、最近シミが増えたように感じたことはありませんか?マスクが肌に与える影響と対策についての記事を監修しました。

■マスクをつけているのにシミが増える!?
シミやくすみのもととなるメラニン色素がつくられるのは、紫外線や摩擦などの外的刺激により、肌が炎症を起したときだけではありません。精神的にストレスがかかったときも、メラニン色素はつくられます。
そもそも肌にできるシミやくすみは、さまざまな刺激から細胞を守るために色素細胞(メラノサイト)より過剰に分泌されたメラニン色素が、皮膚に沈着して起こります。メラニン色素が増えるのは、体の防御反応なのです。ですから、ストレスがかかったときには顔がくすみやすく、肝斑がある人なら肝斑が濃くなりうるんです。シミの予防には紫外線対策に加え、こすらない、ストレスを溜めないことも重要と言えるでしょう。

■飲む日焼け止めで紫外線を徹底的にカット!
間もなく紫外線が一気に増える5月に入ります。シミ・くすみを防ぐには、塗る日焼け止めクリームに加え、飲む日焼け止めで紫外線を徹底的に防ぐことが効果的です。
飲む日焼け止めは皮膚だけではなく、血管や目など、いろいろな部位の酸化ストレスを防ぐ強力な抗酸化剤です。ブルーライトによる目の疲れや痛みも楽になりますから、パソコン仕事が長い方は目のためにもぜひ飲んでいただきたいです。ただし、飲む日焼け止めは日焼け止めの効果を補うサプリメントです。顔や実際に日に当たるところは日焼け止めをしっかり塗りましょう。
 『ヘリオケアウルトラD(飲む日焼け止め)』
ヘリオケアは抗酸化作用の高い成分が理想的に配合されており、体の内から確実に紫外線と活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。主成分である「ファーンブロック」は紫外線で発生する活性酸素を壊し、皮膚や眼を紫外線のダメージから守る効果があります。
日焼け防止のみだけでなく、目の保護、免疫力の向上、遺伝子保護など様々な効果が得られる画期的なサプリメントで、世界34カ国以上で販売されています。含まれる成分は安全安心な天然由来で、これまで副作用の報告も無く、安全性が高い薬のため、継続的に内服いただけます。
 『ソルプロプリュスホワイト(飲む日焼け止め)』
ソルプロプリュスホワイトは医療機関専売品として発売された、日本国内製造の日焼け&糖化対策サプリメントです。紫外線などの「酸化」による肌のメラニンぐすみだけではなく、過剰な糖質がタンパク質と結びつき、肌の黄ぐすみ・しわの原因にもなる「糖化」も防ぎます。一度の服用で24時間効果が持続し、継続して服用することにより、日焼け予防効果が高まります。糖化の進行を抑る効果を持つ当製品と、ビタミンDも強化されているヘリオケアウルトラDの併用をおすすめ致します。

■マスクジミ予防に効果的な美容液は?
マスクの擦れによる炎症を抑えるということであれば、抗炎症作用の高いトラネキサム酸配合の美容液や、ビタミンCやEなど抗酸化剤の入った美容液がいいでしょう。さらに、トラネキサム酸やビタミンC、L-システインなどのサプリメントも併用して体の中からケアすると、より効果を実感していただけるかと思います。
また、肌のターンオーバーを高めるレチノールの塗布もおすすめです。レチノールは「レチノイド反応」という一時的な乾燥感、皮むけ、赤み、ほてり、かゆみ等を起こすこともあるため、苦手な人は、いきなり原液を化粧水のあとに塗るのではなく、保湿剤に対して1/4量くらいのレチノールを混ぜて1日1回使うことから始めると、刺激を感じにくくなります。
肌が慣れてきたら徐々にレチノールの濃度を高くしていくと、レチノイド反応も落ち着いていきます。肌のターンオーバーも整っていきますし、レーザーなどを照射したときの反応もよくなります。
当院の『ナノメッドVAエッセンス』は、純粋レチノールが高濃度配合されているエイジングケアクリームです。ターンオーバー促進効果が高く、一年中必要な成分です。黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果があるので幅広い世代に人気です。セルフケアで原液を使用することに抵抗がある方は、肌のことを考えて成分を調合した製品でのホームケアをおすすめします。

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WEB『美的.com』(4月14日掲載)

特集「女医に訊く♯153 マスク生活が長引くと目元のシワが増える!? シワの改善に有効な治療法とは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

マスク越しのコミュニケーションは目が命です。自分の気持ちを伝えるために、普段よりオーバーに目を細めたり、見開いたり、眉をひそめたりしてはいませんか?マスク生活が与える目元への影響についての記事を監修しました。

■マスク生活が長引くと目元のシワが増える!?
マスクをつけていると、つい目がいくのが目元のシワ。笑顔の素敵な方だからこそ、「カラスの足跡」と呼ばれる目尻の笑いジワがくっきりと目立ってしまい、気にする方もいらっしゃいます。マスクによるトリミング効果(見えている部分が目立つ)もありますが、目を使ったコミュニケーションが増えたことも原因であると考えられます。
特に接客業の方などは、、口元が見えない分、目元でしっかり笑わないと怖い印象を与えかねないため、職業柄、目尻のシワや眉間のシワが急速に悪化している方も多いように感じられます。マスクから見えるところの表情筋を積極的に動かすことで、より加齢が進行してしまう可能性は否定できません。

■表情豊かな人ほどシワが深くなる!?
表情ジワは無意識にシワを寄せてしまうことが原因でできるため、意識して改善しようとしても効果はありません。それどころか、毎日の筋トレで徐々に筋肉が大きく成長し、さらに深いシワをつくってしまします。
残念ながら目元のシワは、目元を動かせば動かすほど悪化します。人によってはマスク生活の期間中、ハードに動かした分だけ折ジワが刻まれてしまうかもしれません。表情豊かな方ほど表情ジワに要注意です。気になるなら、これ以上シワが深くならないように対策を講じましょう。

■表情ジワの予防&治療にはボトックス注射が有効
このような過剰な筋肉の収縮を予防するには、ボトックス注射がおすすめです。目元の表情ジワに対するボトックスの効果は、予防と治療の2つの意味があり、絶大な効果を発揮します。若いうちから定期的にボトックスしている方は、圧倒的に表情ジワが少ないです。
さらに近年は、表情筋層に深く注射してその収縮を抑えることで表情ジワを治療する通常のボトックス注射に加え、皮膚の浅い層(真皮層)に注射して、表情筋に薬剤を拡散浸透させて筋肉の表面線維だけの働きを弱める「メソボトックス注射」という美容医療もあります。自然な表情を保ちながらシワを改善し、肌を引き締めることが可能になりました。

特に、男女ともに『人相が悪く見える』とお悩みの方も多い眉間のシワは、早くから治療しておくほど満足度の高い部位です。実は、コロナ禍以前から「子どもと過ごす時間が増える夏休みの間に眉間のシワが深くなるから」と、ボトックス注射を受けにいらっしゃる患者様も多いのです。シワが深く刻まれる前に予防しましょう。

★『ボトックス注射(眉間)』初回トライアル:¥24,000~
ボトックスを表情筋に作用させ、動きを止めたり弱めたりします。筋肉に正確に注入する必要があるので、特に高い技術力を要する施術です。

★『メソボトックス注射(目尻)』初回トライアル:¥24,000~
皮膚の浅い層(真皮層)にボトックスを注射し、開大毛穴の引き締めやナチュラルなちりめんジワの改善を叶える治療法です。
メソボトックス注射は、筋肉に直接作用する施術ではなく、メソダーム(真皮層)にごく少量注射します。ボトックスが適切な範囲に拡散し、筋肉の表面線維だけの働きを弱めることにより、「自然な表情」を保ちながら、シワを改善し、肌を引き締め、効果を得るナチュラルな若返り術です。額や目尻など、自然な表情を保ちながら、たるみとシワを改善したい部位におすすめです。

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雑誌「mina」2021年7月号 (5月20日発売)

特集「週末メンテ」(掲載P104~P105)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【週末メンテ:気になる夏のニオイケアを万全に】
ソーシャルディスタンスを守っていても、ふと人との距離が近くなるシーンで気になってしまうニオイ。性別や年齢だけが原因ではなく、生活リズムやストレス、食事の内容、遺伝やホルモンバランスなどの様々な理由で、「ニオイ問題」は生じてしまうものです。これからの暑い季節は、汗やムレなど気になる悩みが増えるので、なおさら気をつけたい問題です。今回はそんな全身のニオイの原因と対処法について、本誌でお話させていただきました。

■ボディもお肌もココロもお手入れするための『TODOリスト』

 TODO①:腸内環境の悪さが体臭の大きな原因。発酵食品を摂取し善玉菌を増やそう
体内に取り込む食品が直接ニオイに影響します。具体的には野菜をほとんど食べず、動物性たんぱく質ばかり摂取することで腸内環境が悪くなり、そのせいで便秘がちになると体臭がキツくなってしまいます。カレーやキムチ、ニンニクなど、刺激の強い食品もニオイに影響があるので、適量に調節をしましょう。また、普段から良質な腸内環境に整えるため、善玉菌が増えやすい野菜、海藻、発酵食品を多く摂るように意識しましょう。

 TODO②:汗や皮脂による頭皮臭のケアは殺菌や制汗成分配合のシャンプーで!
30代前半までは、ラクトンという物質が加齢臭を消してくれるため、花のような甘い香りがするものです。女性は男性より皮脂量が少なく、脂臭は軽めです。でも、体温調整を司るエクリン汗腺由来の汗をかけば、誰でも汗臭くなってしまいます。特に、髪の毛に覆われてムレやすい頭皮はニオイやすいので対策が必須です。年々減少してしまうラクトンを配合した頭皮用のシャンプーを活用するのもありですが、洗い方も重要。ご自分の好みのシャンプーを用いて、良く泡立て、皮脂や汚れをきちんと落としながらケアしましょう。

 TODO③:水虫や雑菌繁殖からくる足のニオイ。爪や足指の間をしっかり洗って防止
足は発汗量が多く、ムレて雑菌が繁殖しやすい部位です。足白癬(水虫)があると角質が厚くなり、強烈に臭くなることもあります。嫌なニオイを防ぐなら、通気性の良い靴や靴下を選び、汗をかいたらこまめに替えましょう。お風呂では、足指や爪の間もしっかりと洗ってください。水虫の可能性がある人は自己処理せず、早めに皮膚科医受診をしましょう。足専用のフットブラシを使うとしっかり洗浄でき、角質のケアにもなるのでおすすめです。水虫の原因菌である「白癬菌」は高温多湿の環境を好みます。梅雨時期から夏場にかけての高温多湿な時期に最も繁殖しやすいので足のケアは入念にしましょう。
★おすすめの治療法:『ジェネシス
水虫の治療は、抗真菌薬の内服が主体になります。爪は薬剤が浸透しにくい部位であり、抗真菌薬の外用単独では治療効果が出にくいためです。けれども、肝機能障害などの基礎疾患がある場合や、他の内服薬との相互作用や併用禁忌などで内服出来ない場合は、外用治療に頼らざるを得ないこともあります。当院ではレーザー治療による温熱効果により爪白癬を殺菌させる治療を行なっております。

 TODO④:口臭対策は口内環境を整えることが先決。歯磨きにマウスウォッシュをプラス
ドライマウスや口呼吸の影響で口腔内の細胞が増え、唾液が減ることで口臭が悪化します。また、歯磨きや舌ケアが丁寧にできていないと、食べかすが溜まったたり、舌垢が過剰に付着してニオイの原因になります。ガムを噛んで唾液を増やしたり、毎食後に歯間フロスで掃除するのを心がけましょう。胃腸の荒れも口臭が強烈になる原因なので、胃炎を患いがちな方は治療を優先するようにしましょう。歯磨き以外にも、マウスウォッシュをこまめに使って口臭を軽減させることを習慣にしてみましょう。

 TODO⑤:"疲労臭"は肝機能の低下が原因。気晴らしの飲食はほどほどに
疲れが蓄積すると肝臓がうまく機能せず、体内でつくられたアンモニアが尿として排泄されずに体内に溜まり、汗として出るためニオイます。肝臓機能の低下は、過度な労働や加齢による疲労の蓄積、ストレスによる免疫力の低下、飲酒、肥満などが原因です。休肝日を設けてください。また、一回の飲酒量は少なめ(日本酒は1合、ワインはグラス2杯、ビールは3杯程度)に保ちましょう。定期的に運動をしたり、気晴らしの趣味を楽しむことも効果的です。夜は早めに就寝して、身体を休めましょう。

 TODO⑥:デリケートゾーンのニオイはVIOのレーザー脱毛や、吸収性のいい下着選びで対策を
デリケートゾーンはムレて汗臭くなりやすく、尿や便、おりものや月経血が陰毛に絡みつくと、嫌なニオイの原因になります。体質による「すそワキガ」や子宮、膣の感染症によるおりものの悪臭にも注意が必要です。健康な女性のおりものは酸っぱいニオイがして、透明から微かな乳白色です。他のニオイや色に変化したら病気のサインかも。日頃から気をつけましょう。また、コットンなど吸湿性の良い素材の下着を選び、蒸れない衣類がおすすめです。優しく洗って清潔を保つことも基本です。
★おすすめの治療法:『VIOのレーザー脱毛』×『ボトックス注射』
陰毛は臭い物質が付着する温床となります。レーザー脱毛は汗腺だけでなく皮脂腺の働きも抑制する効果もあります。5回程度受けると、処理が相当楽になり、下着の蒸れなども軽減され快適になります。「衛生・清潔な状態」を意味するハイジニーナ脱毛(VIO全脱毛)する方も最近増えています。
さらにボトックス注射の治療を組み合わせることで、ニオイの軽減に相乗効果があります。ニオイのもととなるアポクリン汗腺、ニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗量を軽減させる治療です。外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、効果は半年~10か月程持続します。

 TODO⑦:夏のフレグランスは柑橘・植物系など爽やかなものが◎
耳の後ろや手首、足首などにフレグランスをつけると、それぞれの体臭と混ざって魅力的な香りになります。自分のニオイと付き合っていく手段として有効です。
体臭の強い人は、すっきりとした香りのものを選んでみましょう。特に夏は柑橘系や植物系の爽やかなものがおすすめです。"香水"とひと口に言っても、香料の濃度によって持続時間が変わるので、シチュエーションにあったものを探してみてください。濃度が低く、香りがキツすぎないオードトワレは気軽に挑戦できておすすめです。ただし、つけ直す際は少し時間を空けましょう。


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雑誌「anan」No.2247 2021年4月28日号 (4月21日発売)

特集「肌トレ&髪トレ最前線2021」(掲載P18~P27)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【トラブルに負けぬため、鍛えよう!「肌トレ&髪トレ」最前線2021】
マスクの下で起こる肌の変化、そしてストレスや血行不良による髪の変化...。今欲しいのは、どんな環境下でも動じない"肌と髪"。そのために必要なケア方法&アイテムをご紹介させていただきました。2021年はたくましく、すこやかな「美」を目指しましょう!

■トラブルを回避するには"保湿"が肝!バリア機能アップ大作戦!
長引くマスク生活や加速する大気汚染の影響で、これまで以上に肌の揺らぎやトラブルに悩む人が急増しています。外的刺激に負けない肌を育てるために、健康的な肌の基本であるバリア機能を見直しましょう。

◎肌の揺らぎと密接に関係する"3大トピックス"

Topic① 急増中の『マスク皮膚炎』その原因とは?
昨年から肌悩みのトップに君臨するのが『マスク皮膚炎』です。原因は、今までとは違うマスクの下のイレギュラーな環境にあります。マスクをしていると、熱がこもって皮膚温が上昇します。その結果、汗や皮脂の分泌が増え、蒸れやかぶれが起きます。そのマスク内の汗や皮脂をそのまま放置すると危険です。汗に含まれるミネラルなどの成分が刺激となって炎症が起こり、かゆみ・赤み・湿疹が生じる「汗荒れ」や、皮脂量増加による「ニキビ」などのトラブルが起こりやすくなります。

Topic② 肌の潤いを守るバリア機能とは
肌の揺らぎは、肌の角層の"バリア機能"が大きく関係しています。バリア機能とは、外界の大気汚染物質や花粉、細菌、ウィルス、化粧品類などさまざまな刺激から肌を守り、同時に肌の水分を内側に留める働きのことです。「①皮脂膜」「②天然保湿因子」「③細胞間脂質」この3つの要素から成る、表皮のいちばん外側の外界と接している角層に存在しています。
特に「細胞間脂質」は細胞の隙間を満たして角層の働きを支える、バリア機能のおよそ8割を担う大切な組織です。刺激物資、洗いすぎなどの外部からのダメージに加え、栄養不足、睡眠不足、過剰なストレスなどによっても、量や質が低下し、肌の乾燥を引き起こします。また、加齢とともに減少するので、細胞間脂質をサポートする"セラミド"を意識的に補うことが重要です。
当院の『セラミドバリアクリーム』は、天然セラミドを主成分にした高機能保湿クリームです。水分保持力や抗炎症作用が高く、ゆらぎ肌の改善が期待できます。テクスチャーも良く、幅広い世代に人気です。

Topic③ 肌の治安を守る『皮膚常在菌』に注目が。
近年、美容業界で注目されている"菌活"がスキンケアの領域にも浸透してきました。人の肌には、美肌菌を代表する「表皮ブドウ球菌」、悪玉菌と呼ばれる「黄色ブドウ球菌」、環境次第で善玉菌と悪玉菌のどちらにも転ぶ「アクネ桿菌」など、300種以上の菌が生息しています。これらをバランス良く共存させることが美肌のカギです。美肌菌を育てる効果的なスキンケアは、徹底的な"保湿です。美肌菌はしっとりした環境を好みます。

■夏のマスクはニキビの温床! その原因と症状は?
マスクの下での体温&湿度の上昇や、生活様式の変化で募るストレスなど、最近はニキビの原因が増えています。anan本誌のアンケートでわかったニキビの悩みの実態を受け、原因と対処法を伝授させていただきます。

~どんな時にニキビができますか?~
・生理前
・食生活が乱れた時
・ストレスが溜まっている時
・マスク
・睡眠不足

1. 実は、生活習慣の乱れこそニキビの最大の敵
ニキビの原因は実に様々です。食事、睡眠、腸内環境、運動習慣、ストレスコントロールの5本の柱が整っていないと、ちょっとしたきっかけでブツッと出現します。バランスのとれた食事と十分な睡眠時間、適度な運動習慣を身につけることが大切です。軽い運動やストレッチをして体の循環を高め、消化・吸収の効率アップをしましょう。便秘はニキビの大敵。腸内環境を整える食事にもこだわりましょう。


2. 蒸れ×皮膚温上昇で「マスクニキビ」も急増中
マスクの影響か、顎やフェイスラインのニキビに悩んでいる人が増えています。マスクの付け外しや着用時の会話などで肌とマスクが擦れると、物理的刺激で肌が防御反応を起こし、角層を厚くします。角層が厚くなると、毛穴の入り口が硬くなり皮脂が溜まり、ニキビの原因になります。さらにマスクをしていると呼吸が浅くなって肌に十分な血液が巡らず、トラブルが起こりやすくなります。

3. ストレスとニキビも密接な関係が
知らず知らずのうちに溜まっているストレスもニキビの要因になります。"ストレスニキビ"と言うように、慣れない生活様式などによる精神的なストレスもニキビと関係しています。ストレスを感じると、交感神経が優位になり、心も体も緊張して戦闘モードになります。体の末梢まで栄養が届かなくなり、肌のターンオーバーが乱れてニキビができやすい状態になります。

■3方向からのニキビケアで原因菌を撃退しましょう!

ニキビケア①:赤みを帯びてきたらまずは抗炎症ケア
赤く熱を帯びたニキビは炎症を起こしている状態です。いつものスキンケアを、鎮静効果のある成分を含んだアイテムにシフトしてみましょう。抗炎症作用がある成分の代表として覚えておくといいのが、「グリチルグリチン酸2K」、「ナイアシンアミド」、「トラネキサム酸」の3つです。炎症を抑えることで、ニキビを素早く鎮静する効果が期待できます。また、植物成分では「ティートゥリー」も有名です。
★当院のおすすめ:『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液です。
ただし、これらの成分は人によって合う、合わないがあるので、肌に違和感があったら使用を中断しましょう。炎症がひどく、痛みを伴う場合は、一度皮膚科に相談してください。

ニキビケア②:抗酸化成分で発生予防&ニキビ痕対策を
肌老化の原因として知られる活性酸素も、過剰に発生すると肌のターンオーバーが乱れ、ニキビができやすい状態になります。「ビタミンC」は抗酸化に優れているので、ニキビや毛穴が気になる人にもおすすめの成分です。ビタミンCを補給するため市販のドリンクを飲む方もいると思いますが、糖分も多く含まれているので注意が必要です。糖質こそニキビの大敵と言えます。
★当院でおすすめ:『ヘリオケアウルトラD』・『ソルプロプリュスホワイト
活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。強い抗酸化作用に加え、美白効果も期待できるので、色素沈着によるシミやニキビ痕も軽減してくれます。また、当院では内服薬も処方しています。肌老化を防ぐために、抗酸化作用のあるサプリメントで補いましょう。

ニキビケア③:肌のターンオーバーを優しく促すケアも
ニキビレス肌の第一条件は、"滞らない肌"になることです。適正なターンオーバーを繰り返すことで、ニキビができにくい肌になります。代謝成分としておすすめなのが「レチノール」です。シワ改善で注目を集めていますが、ターンオーバーを整えて毛穴の詰まりを解消してくれる働きがあり、ニキビ痕の黒ずみにも効果的です。
★当院でおすすめ:『ナノメッドVAエッセンス
医療機関ならではの高濃度の純粋レチノールを含んでおり、メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、ターンオーバーを整えてくれます。明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。

■炎症が進んだニキビのケアはクリニックでケア。
炎症が進み自分でケアをしても改善が見られなければ、保険治療でも毛穴の詰まりを解消する外用薬を処方してもらえるので、まずはお近くの皮膚科に相談をしてみてください。生理前のニキビで悩んでいるなら、婦人科で低用量ピルを処方してもらうのもひとつの選択肢です。
当院のような美容皮膚科であれば、「ケミカルピーリング」や「フォトフェイシャル」で代謝を促しニキビの治りを早めたり、「プラズマシャワー」照射で悪玉菌を殺菌し、美肌成分を注入して肌状態を整える治療法もあります。当院は皮膚科専門医が在住しており、お肌の状態から最適な治療を提案します。肌のトラブルにお悩みの方はご相談にいらしてください。

★当院でできる主な治療
・『ケミカルピーリング』:フルーツ酸で肌の角質をごく薄く溶かし、毛穴の詰まりを解消。白ニキビができにくい肌に。¥16,500(全顔)
・『フォトフェイシャル』:ニキビやニキビ痕のケアに。顔全体に穏やかな光を照射し、痛みや腫れもほとんどなし。¥30,800(全顔・初回)
・『プラズマシャワー』:プラズマがニキビの原因の悪玉菌を殺菌。細胞間を一時的に緩め、様々な薬剤を導入。¥22,000~(全顔・初回)

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WEB『美的.com』(4月7日掲載)

特集「女医に訊く♯152 マスク生活で顔がたるんで、肌のハリやツヤが失われた気がします...」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

帰宅後、マスクを外してビックリ!顔の下半分がたるんだように感じたり、肌のハリやツヤが失われように感じたりしたことはありませんか?マスクが肌に与える影響と対策について掲載していただきました。

■マスクを装着し続けると顔がたるむ!?
マスクをした影響で、大幅に顔がたるんだり肌のハリが失われたりするというのは、通常は考えにくいです。
基本的にきれいな笑顔を作るときは、口角を上げる大頬骨筋と小頬骨筋、口を横方向に引っ張る笑筋の3つを連動させます。マスクなしで人と対面するときは、見られているという意識から、これらの筋肉に軽く力を入れた状態で顔を保っていただけ。マスクで顔を覆っていると、主に目元でのコミュニケーションになるため、口元をあまり使わなくなります。今たるみが気になる人は、もともとたるんでいたか、マスクをすることで表情筋をキープする力が衰え、輪郭や口元が少したるんだように感じてしまうのかもしれません。
 『ウルセラ(ウルセラシステム)
超音波を用いて、たるみを強力にリフトアップできる「たるみ治療」マシンの最高峰です。ウルセラは治療後、約2~3ヶ月後に効果のピークがあらわれ、1年程度にわたって効果の持続が期待できます。さらに皮膚表面に傷ができることはなく、治療当日からメイクができる、ほぼノーダウンタイム治療です。マスク生活が続くこの時季、お仕事にも影響が少なく、持続効果も長いことからたるみが気になる方は是非お試しいただきたい治療です。

■顔を上げるには顔ストレッチやマッサージが有効?
表情筋をキープする力が衰えてきたからといって、過剰な顔ストレッチやマッサージするのは危険です。表情筋が発達し過ぎると、表情ジワが深くなることがあるのです。
そもそもボトックス注射は、このような過剰な筋肉の収縮を緩めて、表情ジワを解消するものです。顔のストレッチで徐々に筋肉が大きく発達すると、シワはさらに深くなってしまいます。過剰な顔ストレッチやマッサージは避け、日頃からかすかに微笑みをたたえた状態をキープするように意識しましょう。また、姿勢が悪いと顔の筋肉が下方向に引っ張られて顔がたるむこともありますから、体幹を鍛えて姿勢を改善しましょう。
 『ボトックス注射(表情ジワ)
顔のマッサージやストレッチを避けても、表情ジワは無意識にシワを寄せてしまうことが原因生じてしまうものです。表情筋は小さな筋肉ですが、毎日の筋トレで徐々に筋肉が大きく盛り上がり、さらに深いシワを作ってしまいます。このような過剰な筋肉の収縮を予防するにはボトックス注射が最適です。特に、眉間の縦ジワは、人相が悪く見えてしまう部位です。シワの原因となる表情筋にボトックスを直接注射することで、筋肉の動きを一定期間弱めます。シワを解消するだけでなく、深く刻まれるのを予防できます。男女ともにシワが深く刻まれる前の30代から始めたい「予防と治療」二つの意味がある注入治療です。

■肌のツヤが消えるのは角層の状態が悪くなった証拠!?
肌のツヤは肌のバリア状態を反映しています。肌のツヤが消えるのは、角層の状態が悪くなったというサインです。角質細胞が均一に並んでいて、水分を十分に蓄えていれば、キメが整い透明感とツヤ感が出て、ふっくらとした肌に見えます。
残念ながら角層は、マスクの影響を受けます。マスクで擦れたり、保湿成分が取られたりすると、角層が乱れて肌のツヤが失われてしまうのです。さらに、マスク蒸れで皮脂の分泌量が増えると、ニキビができたり脂漏性皮膚炎になったりすることもありますから注意しましょう。
マスクを買うときは硬い生地を避け、通気性と肌当たりのいいものを選びましょう。汗をかいたら、やさしくティッシュや濡れハンカチでおさえ、帰宅後はすぐに洗顔をして保湿をしましょう。

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WEB『マキアオンライン』(4月2日掲載)


特集「皮膚科医に聞く! 背中ニキビやデコルテのブツブツの原因は? 自宅でできる対策&ケアアイテム15選」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

いよいよ肌みせの機会が増えるシーズンが到来します。今の時期から早めのケアが、美BODYに必須な"肌の質感"を決めます。背中やデコルテのブツブツが気になって自信がない...。体にできるニキビの対処法がわからない...。そんな「体ニキビ」の原因や自宅でできるケアの方法を掲載していただきました。

■背中やデコルテなど「体ニキビ」の原因&対策をQ&Aで解説!

[Q1]そもそも顔にできるニキビと体にできるニキビは同じもの? 違うもの?
[A1] 背中やデコルテ部分などは顔と同じ流れでできます。腕にできるブツブツはニキビではない可能性が高いです。
【解説】背中やデコルテには、顔と同じように「脂腺性毛包(しせんせいもうほう)」と皮脂腺が大きく発達した"毛包"が存在するところです。一般的にいわれているニキビというのは、この脂腺性毛包において常在菌である「アクネ桿菌(アクネかんきん)」が増えて、炎症を起こした状態を定義します。よって、ニキビの種類としては、同じものといえます。

[Q2]腕のブツブツはなに?
[A2]毛嚢炎(もうのうえん)か毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)の可能性が高いです。
【解説】腕の部分は、軟毛が生えており脂腺も大きくないので、ブツブツができるとすれば、「毛嚢炎」の可能性があります。背中やデコルテ部分にできるようなニキビとは、また違ったものと考えられます。また、ザラザラしたものがたくさんある場合、「毛孔性苔癬」という皮膚病の可能性もあります。これは体質的に毛穴が角化しやすい人に生じます。
★治療法:『毛孔性苔癬集中治療
「ケミカルピーリング」、「ジェントルレーズ」照射、「ジェネシス」照射を同じ日に行い、それぞれの治療効果を最大限に高めるコンビネーション治療です。ブツブツの原因である毛穴のつまりと角栓、ねじれて埋まったムダ毛、黒ずみを解消して、すべすべのお肌に導くことができます。「ジェネシス」の赤味軽減作用で赤黒さも改善します。いずれの施術もノーダウンタイムで、1 ヵ月~1 ヵ月半毎に3 回の治療でほとんどの方が効果を実感されます。
毛孔性苔癬は、若い世代の二の腕や背中に多く見られる難治性の皮膚病ですが、治らないとあきらめる必要はありません。見た目だけの問題のため、コンプレックスを感じていらっしゃる方も多いかと思います。ですが、若い時こそ腕や背中を思い切り出して、ファッションを思い切り楽しんで頂きたいと思いからこの治療を組み立てました。お悩みの方は当院にご相談しに来てください。

[Q3]背中やデコルテにニキビができるきっかけは?
[A3]毛穴の入り口が詰まる&皮脂量が多くなってしまったとき。
【解説】顔のニキビができるのと同じ仕組みです。ただし、きっかけとなる毛穴詰まりを引き起こす要因が少し異なります。背中やデコルテは、もともと皮脂量が多い部位なので詰まりやすく、こするなどの肌への刺激や日焼けなどに対する防御反応として、また保湿が足りない乾燥状態をきっかけに、角層が厚くなると毛穴が詰まってしまいます。その過程で、ニキビの始まりである「コメド」ができます。そして、毛穴内部にアクネ菌が好む無酸素状態が作られ、その菌が増えてしまうことでニキビの炎症が起きます。

[Q4]毛穴の入り口が詰まる&皮脂量が多くなる原因は?
[A4]生活習慣の乱れが原因になることも。
【解説】食事、睡眠、排せつ(腸内環境)、運動習慣、ストレスコントロールといった、普段の生活習慣の乱れは、肌のターンオーバーや皮脂量に大きく影響します。体を洗う際にこすりすぎたり、衣類の刺激や毛を剃る刺激も、角層を厚くして毛穴が詰まりやすくなるといった、ニキビができやすい状態を作ってしまう原因になります。皮脂量に関しては糖質過多な食事と、過剰なストレス、ホルモンの影響が大きく、バランスの良い食事は肌にとっても重要な要素です。

[Q5]しっかりケアしているのに毛穴が詰まり、ニキビができてしまうのはなぜ?
[A5]誤ったスキンケアや洗いすぎなどが原因です。
【解説】特に大人ニキビに関しては、誤ったスキンケアやこすりすぎなどが原因と考えられます。そういった刺激から守ろうとする防御反応として、角層自体が厚くなってしまうと、毛穴の入り口を塞いでしまい、ニキビができやすくなってしまいます。また、体の洗いすぎや保湿が足りず、角層の水分量が低くなると角層自身が厚くなるため、これも原因の1つといえるでしょう。

[Q6]ニキビができやすい背中やデコルテなどの正しい洗い方は?
[A6]肌あたりのいいタオル&たっぷりの泡でやさしく洗うことがポイント!
【解説】肌あたりのいいタオルを使って、たっぷりの泡を動かすようにやさしく洗うことを心がけましょう。洗浄剤は脱脂しすぎない、泡立ちがいいものを選ぶのがおすすめです。腕に関しては、皮脂がほとんど出ない部分なので、ターンオーバーを促す目的で、なでる程度に洗えば十分です。20歳を過ぎてからできる大人ニキビは、ボディにもできやすいものなので、体をゴシゴシ洗わないようにしましょう。ニキビの原因である毛穴詰まりには、入り口である角層をちょうどよく溶かしてくれる「ピーリング剤」入りのものを使うのも良いでしょう。当院の『ホームケアグリコール酸ローション』は、ケミカルピーリングで使用しているグリコール酸を家庭用に3%の低濃度に調節した拭き取り用化粧水です。古い角質を少しずつ溶かしてニキビができにくい肌に導きます。


[Q7]体ニキビの対策で1番大切なのは?
[A7]きちんとした食生活と質のいい睡眠!
【解説】ニキビの原因と密接な関係にある、食事と睡眠をしっかリと見直すことが1番大切です。食事はニキビの原因となる腸内環境の悪化や皮脂量、バリア物質量と大きく関わる要素です。睡眠不足もニキビができる原因の1つであるストレスに影響しているので、質のいい睡眠を心がけましょう。

[Q8]おすすめの食事は?
[A8]タンパク質&良質な油を摂ろう!
【解説】まず「食事」に関しては、運動量にもよりますが、3食分散させ栄養を摂ることがポイントです。特に、「たんぱく質(アミノ酸)」である豆や乳製品、魚や肉は1日のうちに全て摂りたいところです。野菜・炭水化物・海藻・油とバランスよく、そしてたくさんの種類を摂るように意識しましょう。そうすることで、腸内環境も整い、便通が良くなり、角層の水分量が高くなるので、ニキビができにくくなります。次に、細胞膜や細胞間脂質の原料である「油」は、角層のバリアを保つ役割を担っています。そのため、適量かつ良質な「油」を摂ることはニキビケアにも効果的です。反対に、過剰な糖質(ジャンクフード・スナック菓子・甘いお菓子)、チーズやスキムミルクの摂りすぎはニキビを誘発します。

[Q9]ベストな睡眠時間や就寝前のアイデアは?
[A9]7時間は寝よう! 自分なりの入眠儀式を作ると◎
【解説】暗いところでリラックスして寝るなど、熟睡感のある7時間睡眠を意識的にとるようにしましょう。就寝直前にスマホをみたり、神経を高ぶらせるような映像をみたり、仕事のメールをチェックするなどといった行動は控えた方がベター。リネン用品や室温などの環境を整え、暗く静かな部屋で1人で寝るのがベスト。また、自分なりの入眠儀式を作ると睡眠の質が向上します。

[Q10]正しいストレスコントロール法は?
[A10]日常の中でできる、リラックスルーティンを作ろう!
【解説】過度のストレスも、体ニキビの原因となります。交感神経が優位な戦闘モードが続いてしまうと、食べたものがうまく吸収されず、肌のターンオーバーが上手くいかないので、ニキビができやすくなり、健康にも悪影響が及びます。例えば、普段の呼吸をゆっくり吸って吐くだけでも緊張状態がほぐれるので、すぐに実践できるストレスコントロール法としておすすめです。休日には好きな映画を観たり、好きな香りをかぐなど、自分なりの小さなリラックス法を100個ほどリスト化するのも◎。お気に入りのカフェに行く、会社の休憩時間にコーヒーを飲む、ガムを噛む、癒し系動物の写真を見るなど、日常の中でリラックスできるルーティンを行うように心がけましょう。

[Q11]体ニキビのケアにおすすめのアイテムは?
[A11]「レチノール」入りの製品や「トラネキサム酸」「グリチルリチン酸2K」配合のものがおすすめ!
【解説】ニキビができたときは、ターンオーバーを高め、毛穴を詰まりにくくする「レチノール」や、炎症をおさえる働きをする「トラネキサム酸」や「グリチルリチン酸2k」配合のものをケアに取り入れると良いです。「レチノール」には抗酸化作用もあり、炎症後のシミも予防してくれます。当院の『ナノメッドVAエッセンス』は医療機関ならでは高濃度純粋レチノール含有で、ターンオーバーを促進します。ニキビ後の黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果があるので幅広い世代に人気です。


[Q12]どんな肌着がおすすめ?
[A12]肌にやさしい、縫い目の少ないものを選んで。
【解説】常に肌にとってやさしいものを身に着けるようにしましょう。縫い目が目立たない、また縫い目がないような下着がおすすめです。

[Q13]夏のボディケアで大切なのは?
[A13]ボディのUV対策もマストです!
【解説】夏は体温が上がることで、皮脂量が一気に増えてしまいニキビができやすいシーズンです。また夏の時期は日焼けをしやすく、その紫外線への防御反応として角層が厚くなることで毛穴が詰まり、ニキビができやすくなります。夏のUV対策は、日焼け防止はもちろん、体ニキビ対策にもマスト事項です。塗る日焼け止めに加え、飲む日焼け止め『ヘリオケア』を併用すればUVAとUVBを確実にブロックし、有害なブルーライトからも肌と眼を守ってくれます。美容と健康に感度の高い人々の新常識となりつつある「飲む日焼け止め」は、夏の時期のアウトドアや、旅行などの外出先でも活躍するサプリメントです。


5つの柱である、食事、睡眠、排せつ(腸内環境)、運動習慣、ストレスコントロールは、体ニキビケアにとっても大切な要素です。食事の摂り方であったり、暮らし方であったり、普段の生活の中に見直せる点はたくさんあるはず。夏など肌みせが増える季節に美しいボディでいるためには、春の今の時期からケアをしないと間に合いません。今から普段の生活をしっかりと見つめ直し、うるすべ美肌をGETしましょう!

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雑誌「ViVi」2021年6月号 (4月23日発売)

特集「今こそ見直そ!ちゃんとできてる?クレンジング&洗顔」(掲載P142~145)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【今年こそ見直そ!ちゃんとできてる?クレンジング&洗顔】
毎日なんとなく顔を洗うのが習慣になっていませんか?今すぐ"なんとなく"の習慣は卒業しましょう。クレンジング&洗顔は「肌を変える」と言われるほど大事なステップです。可愛いメイクも洋服も、触りたくなる素肌があってこそ引き立つもの。この機会に正しいクレンジングと洗顔テクをおさらいして、美肌力をUPしましょう!

■その肌トラブル、毎日のクレンジング&洗顔が原因かも?
「洗う」を怠ると皮脂が酸化し、それが角質を刺激し厚くなり、毛穴が詰まってニキビができる悪循環に陥ります。また、花粉などの抗原物質が肌に付着すると肌荒れの原因になります。毛穴の詰まり、ニキビ、乾燥、ゆらぎなど様々な肌トラブルを生まないよう、洗顔の習慣を見直しましょう。

≪肌トラブルの原因になるNG習慣とは?≫
NG①:一日中家にいたから洗顔しない 
室内にいても肌は汚れ、皮脂も出るので洗顔はマストです。メイクをしたならクレンジングももちろん必要です。
NG②:クレンジングしながらのマッサージ
クレンジングしながらのマッサージはクレンジングの時間が長くなり肌への刺激になります。皮脂が溜まりやすい箇所を軽くクルクルする程度にしましょう。
NG③:ベタつくから何度も洗う
ベタつく理由は皮脂だけではありません。汗でベタベタするなら水洗顔で流れます。頻回に洗顔すると皮脂と同時にバリア機能も落ちるため、頻度は1日に2回までにしましょう。乾燥しキメが粗くなることでベタつきを引き起こすこともあります。洗浄力の高い洗顔料を使っている場合は見直しましょう。
NG④:乾燥肌だから朝はお湯ですすぐだけ
睡眠中も皮脂は分泌され、肌も汚れます。また、前夜のスキンケアでオイルを使ったらそれも酸化します。朝も洗顔料を使いましょう。
NG⑤:ニキビがあるからゴシゴシ落とす
洗浄剤はこすらずとも化学的な作用で汚れを落とします。最近は乾燥がきっかけでニキビができる方が増えています。洗うことで必要なものまで奪われるため、洗いすぎは禁物です。

■基本の『クレンジング&洗顔』をマスターしましょう
"優しく&しっかり"がカギ!肌が変わります!

① ポイントメイクを落とす
まずマスカラやラメシャドウ、落ちにくい処方のリップからオフしましょう。コットンに専用リムーバーを馴染ませ、優しく撫でるように落としましょう。マスカラはコットンでまつげをはさむようにして優しく落とすと良いでしょう。

② クレンジング剤をなじませる
クレンジング剤を指先で円を描くように優しく肌に馴染ませます。指先が軽くなったら乳化したサインです。

③ 洗顔は「指でなく、泡で」が鉄則!
洗顔料はしっかり泡立てるのが鉄則です。手が直接肌に触れることなく洗えるようこんもりと泡立てましょう。

④ 皮脂多めのTゾーンから洗おう
ベタつきやすいところから徐々に広げ、最後に目周りを洗いましょう。ベタつきが気になる箇所は30秒程度、泡をのせておくと効果的です。

⑤ すすぎはぬるま湯で!
すすぎは熱めのお湯も水もNGです。人肌くらいのぬるま湯で、泡をしっかり落としきりましょう。シャワーの水を顏に直接当てるのも刺激が強いので水流を相当弱めるか、手で水をすくって洗いましょう。

■自分の肌やライフスタイルに合う『クレンジング&洗顔』を探しましょう
≪クレンジング≫
・『オイル』素早くメイクを落とせます
メイクをスピーディーかつスムーズに落とせるのがオイルの利点です。指がふわっと軽くなるまで優しく乳化させましょう。
・『敏感肌無向け』クレンジングや洗顔にも優しさを
若い世代はストレス耐性が低いため肌のゆらぎを感じている人が多い印象です。より優しい洗顔を心がけて。また赤みや湿疹があるなら皮膚科へ相談しましょう。
・『拭き取りシート』"メイクをしたまま寝る日"をゼロに
疲れてクレンジングしたくない日に備え、シートタイプのメイク落としを持っておくと良いでしょう。なるべくこすらず落としましょう。
◎『ナビジョンDRメーククレンジングオイル
デリケートな肌に負担をかけずに、ファンデーションやマスカラ、日焼け止めなどの汚れをしっかり取り去るメーク落としです。高い洗浄力があり、こする必要もなく短時間で乳化するので、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができます。資生堂から販売している医療機関専売商品になります。極めて酸化しにくいオイルで、潤い成分も高いので安心してお使い頂けます。

≪洗顔≫
・『泡で出てくるタイプ』便利アイテムを上手に活用
洗顔は基本、泡で洗うものです。泡立てが面倒だったりうまくできなかったりするなら、フォームタイプを活用しても良いでしょう。
◎『アクセーヌ リセットウォッシュ 泡状洗顔料
弱酸性のきめ細やかな泡がお肌のバリアを守りながら汚れをしっかり吸着します。肌に優しいアミノ酸系洗浄成分を配合。余分な角質を除去して肌を柔軟に整えます。ボトルをプッシュするだけでスフレのようなきめ細かい泡ででてくるので、肌に負担をかけずに泡洗顔できます。

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週刊誌「SPA!スパ」2021年4月20日号 (4月13日発売)

特集「やっておくと超ラクになる「介護脱毛」」(掲載P38~P39)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
SPA!独自の鋭い視点で、親の介護まえにすべきことをリスト化した特集です。

【親が死ぬ前にやることリスト30】
老親のカネ、介護の準備、実家や墓の整理等...。要介護になってから始めては、既に手遅れかもしれません。まだまだ元気な親でも、介護やさらに死後に向けての準備は必要です。いつかは来る「親の介護や死」にどう備えるべきかというテーマで、介護脱毛の観点からお話させて頂きました。

■やっておくと超ラクになる「介護脱毛」
アンダーヘアの脱毛を親に促すのも介護の事前準備として有効です。当院では、女性を中心に介護脱毛する40~60代の人は3年で6倍強に増えています。
介護状態ではお風呂も制限され、おむつ生活を余儀なくされます。そうなると便や尿、汗や皮脂など、アンダーヘアには様々な汚れがこびりつきます。オムツ交換の頻度は決まっているので、してから直ぐにオムツを替えてもらえることは無いからです。

汚れが毛に付着したまま放置すると、臭いやおむつかぶれ、感染症の原因となり、病変にも気づきにくくなってしまいます。ご高齢だと脱毛に抵抗のある方も多いと思いますが、脱毛して清潔に保つことは、介護者の負担軽減だけでなく、被介護者のトラブル回避にも繋がります。お互いの為になる点をふまえて、親と介護脱毛について話し合ってみましょう。

介護脱毛に際して注意すべき点として、レーザーは白髪には反応しないので、アンダーヘア脱毛はまだ黒い陰毛が残っている70代前半までに行ってください。また、脱毛サロンでは衛生面の管理が不行き届きな場合があり、脱毛治療で感染症になった事例もあります。さらに、熱傷のリスクもあります。介護脱毛はそれなりにお金のかかる処置ですが、安全のためにも医療機関を受診することをおすすめします。

レーザー脱毛
レーザー脱毛とは、黒色にだけ吸収される波長のレーザーを照射することで、毛根周囲に存在する毛を作り出す組織(毛乳頭や毛包幹細胞)に熱によるダメージを与えることで脱毛する医療行為です。日本人のデリケートゾーンは生理的に浅黒いので、はじめの3回で毛が柔らかくなり5回程度で、処理が相当楽になり、8回ほどの施術でほぼ毛が無くなります。下着の蒸れなども軽減され快適になりますので、将来の介護を見据えて早めに脱毛することをおすすめします。60歳以降の女性の場合、アンダーヘアの毛量も減ってくるので、上記よりも少ない回数で十分な減毛を実感いただけます。

≪VIOラインセット≫1回¥45,000/5回¥180,000(¥36,000/1回)

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雑誌「up PLUS」2021年5月号 (4月12日発売)

特集「緊急ニオイリモート会議始めますっ!」(掲載P62~P65)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【緊急ニオイリモート会議始めます!】
ジトジト・ムシムシするなど、汗ばむ季節の到来で、女性には悩ましい「ニオイ問題」が多発しています。汗をかき、自分のニオイが気になり始める方も多い時季かと思います。解決したいけれど、なかなか人には言えないのが「ニオイ」の悩みです。この悩みの解決法について、部位別にニオイの原因から対策法までご紹介しました。周りに相談できず悩んでいる方は、ぜひ参考に御覧なってください。

■体臭はその"部位ごと"に適した対策をしましょう
コロナ禍によって私たちの「ニオイ」に関わる悩みの傾向には大きな変化がありました。リモートワークや時間差通勤によって満員電車に乗ることが減り、ソーシャルディスタンスを保つようになったので、ニオイを気にするシーンは減ったかもしれません。一方で、家族や恋人、友人などの親しい人への配慮は引き続き求められると思います。
体臭はそれぞれの部位によって原因がまったく異なります。原因が異なれば対策も変わるのは当たり前です。それぞれの原因を正しく知り、対策をして、身近に関わる人へのエチケットを心がけましょう。

 清潔感が顕著に表れる「髪&頭皮」のニオイ問題
頭皮は皮脂分泌が高く発汗量も多い部位です。皮脂は酸化すると悪臭が...。汗は本来無臭ですが、常在菌の作用で汗臭さの原因になります。若い女性に多い「ラクトン」には加齢臭をマスクして感じさせなくする作用があるのですが、30代になると激減し、女性でも油臭くなります。皮脂は洗浄剤で優しく洗い、汗はよくすすぐのが一番効果的です。

 汗ばむ季節にご用心!「ワキ」のニオイ問題
ワキには"アポクリン汗腺"が多く、ワキガはアポクリン汗腺由来の汗によって生じますが、遺伝で決まった体質で、耳垢がねっとりしたタイプはワキガがあります。(反対にカサカサ耳垢はワキガではありません。)汗をかいたら拭く、下着を着替える、汗を付着させるワキ毛を剃るのが有効です。
『レーザー脱毛』はアポクリン汗腺の活性を抑えるのでワキガにも効果的です。また、"メスを使わない多汗症治療"として人気なのが『ボトックス注射』です。ニオイのもととなるアポクリン汗腺、汗ジミとニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗の量を軽減させます。この2つの治療を組み合わせると、より効果が得られます。

 こまめなケアが肝心!「おくち」のニオイ問題
口臭の有無は、口腔内細菌の種類によって決まります。それに加えて、喫煙、毎回歯磨きをしない、舌苔、唾液量の減少は口臭をさらに悪化させます。最近はマスクの長時間着用で口呼吸が増え口臭が悪化したケースも増えています。規則正しい3食の食事を摂り、食べ物をよく噛むことも大切です。食後は隅々まで丁寧に歯を磨き、毎回フロスで歯の隙間のカスやプラークも取り除きましょう。その後もマウスウォッシュも有効です。舌苔が目立つ方は、優しく舌ブラシで撫でるように洗いましょう。

 ニオイの主な原因は足汗!「あし」のニオイ問題
足は多汗の場合、角質に細菌が増え悪臭を放ちやすいようです。また多汗でなくとも一日中靴を履いていると、蒸れが生じる部位なので、細菌が増えてニオイが出やすい箇所です。毎日足の指の間、爪の裏などまでしっかり洗ってよく乾かすことがポイントです。毎日同じ靴を履かないことや、靴を乾燥させることも重要になります。素足ではなく靴下を着用することも有効です。

 キレイをキープして優しくケア「デリケートゾーン」のニオイ問題
デリケートゾーンにワキと同様のニオイがあるなら、ワキガの外陰部版「すそわきが」です。「すそわきが」は体質なので、ワキガと同様の対策をしましょう。それ以外の場合は、尿、便、おりもの、月経血がニオイの原因です。汗をかくとニオイは拡散しやすくなります。女性器は複雑な構造なので、小陰唇の基部などにたまりやすい垢や汚れを入浴時に優しく洗いましょう。デリケートゾーン専用の洗浄液も出ていますが、敏感肌用のボディソープを使用しているなら兼用で構いません。
すそわきがの治療法として、『ボトックス注射』があります。ボツリヌス毒素の作用でニオイを拡散させる原因になるエクリン汗腺とニオイの汗を作るアポクリン汗腺の働きを弱め、ニオイと汗量を軽減させることができます。外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、効果は半年~10か月程持続します。また、陰毛は臭い物質が付着する温床となるので、『VIOラインのレーザー脱毛』との併用がおすすめです。ボトックス注射、レーザー脱毛治療のいずれも、汗腺だけでなくアポクリン汗腺の働きも抑制するので、ニオイの軽減に相乗効果があります。

以上が部位別の原因&対策法になります。とはいえ、日本人は体臭が軽い方がほとんどです。その割に気にするのは、高温多湿であること、古来よりにおいに敏感な民族性によるところが大きいです。エチケットとしての清潔は保ちつつ、あまり過敏に気にし過ぎないようにしましょう。「ニオイの問題」は周囲に相談しづらい内容かと思います。当院では女性皮膚科専門医と経験豊富なスタッフが、プロの立場でニオイのお悩みも解決できるよう努めておりますので、気軽にご相談しにいらしてくださいね。

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雑誌「LDKtheBeauty」2021年6月号 (4月28日発売)

特集「老けないカラダの便利帖」(掲載P177)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【老けないカラダの便利帖】
マネするだけでちょい老け脱出!歳を重ねるにつれ気になってくるカラダの不調や変化の悩み。そのちょこっとフケを全部リセットしましょう!

■『顔の毛穴』ハリとツヤを取り戻して10歳若返る!
メイクしてもどうしても気になるポツポツ毛穴。正しいケアで詰まらせない&広げないように意識しましょう。目立ってしまった毛穴にはビタミンCやレチノールがおすすめです。

≪老けないカラダの新ルール≫
1. 気になるとやりたくなるけど「角栓は抜かない」
角栓を無理に取ろうとするとますます悪化してしまいます。角栓は抜いてもまたすぐに溜まります。毛抜きなどの器具が肌にあたって刺激になり、防御反応として毛穴の角化が進んで、さらに頑固な角栓を作り出すという悪循環に陥ります。

2. 毛穴詰まりの敵!「早食いはしない」
甘いもの&早食いをすると毛穴が詰まります。血糖値を急上昇させる早食いや、糖分の多い食事は皮脂を過剰分泌させる原因になり、毛穴詰まりに繋がります。ゆっくりよく噛み、野菜や食物繊維を先に食べて血糖値の上昇を抑えましょう。

3. 外食が多い人は「週1は魚メイン」に
脂質が多い食生活なら質の良い油に置き換えて摂るように心がけましょう。コンビニ弁当や外食が続くとやはり肌に悪いもの。週に1~2回魚メインの食事にしてみてください。お肉を減らして、魚の質の良い油で肌荒れを防ぎましょう。

4. 寝起きの洗顔もちゃんと「洗顔料を使う」
皮脂を落とさないと酸化して乾燥します。朝もしっかりと洗顔フォームで洗いましょう。朝の洗顔が水オンリーだと、寝ている間に出た皮脂やナイトクリームの油分が落ちません。これらは酸化すると刺激になるので、朝の洗顔フォームでの洗顔は乾燥毛穴防止にも有効です。

5. 「定期的な酵素洗顔」で角栓をちょっとずつ掃除
酵素は古い角質を分解して洗い流す効果があります。角栓が気になる人は、週1~2回の酵素洗顔で徐々に角栓を溶かして小さくしましょう。必要以上に角層を刺激しないので、角層が厚くなるリスクも低いです。うるおいを守りながら余分な汚れは落とすアイテムがおすすめです。保湿も忘れずにしましょう。

6. 入念ケアをするときは「ホットタオル」で毛穴を開く
ホットタオルで毛穴奥の汚れまで落としましょう。ホットクレンジングは毛穴が開くほどの温度に達しませんが、ホットタオルなら毛穴が開きます。クレンジング後・洗顔前に蒸すのがポイントです。

7. 0~3時までの「美肌タイム」の睡眠を死守
メラトニンの分泌ピークに合わせてしっかり睡眠をとりましょう。メラトニンが活性化すると成長ホルモンの分泌量もアップし、アンチエイジング効果があります。毛穴対策にも睡眠は重要です。

8. 黒ずみ毛穴には「ビタミンCの化粧水」
毛穴に悩んでいるなら試してみましょう。ビタミンCには、皮脂の分泌量を調整し、毛穴をひきしめてくれる効果はもちろん、メラニンの生成を制御する作用と、抗酸化作用があり、角栓が酸化して黒ずむのを防いでくれます。

9. シワ改善だけじゃない、たるみ毛穴にも「レチノール」が効果的
シワ改善で有名なレチノールは肌のターンオーバーを促進する効果のあるビタミンAです。ターンオーバー促進で毛穴もふっくらします。さらにコラーゲンの生成を促進し、肌にハリと弾力をもたらす成分なので、実はたるみ毛穴のケアにも使えます。

10. 乾燥で毛穴が目立つなら「生芋こんにゃく」を食べて保湿
毛穴の原因が乾燥にあるなら、普段の食事を見直すだけでも改善の余地があります。セラミドをたっぷり含む生芋こんにゃくや、乾燥肌対策にも効果的なヨーグルトを積極的に食べ、体の中から保湿対策をしましょう。

11. 「糖質制限」をしている人は皮脂詰まりに要注意
糖質制限で肉の摂取量を増やしていたら要注意です。過剰な皮脂分泌の可能性があります。糖質をカットしたら、野菜の割合を増やすのが鉄則です。肉の量は糖質制限前と変えず、野菜の分量を増やすなど、肉と野菜のバランスを取りましょう。

12. もっと効果を出したいなら「ビタミンC入り美容液」をいつものケアにプラス
毛穴悩みが深刻なら、ビタミンC誘導体が数種入った美容液をプラスすると効果がアップします。ビタミンC化粧水より、美容成分が多く配合されている美容液をスキンケアに加えると良いです。保湿のヒアルロン酸やキメ改善効果のあるビタミンBなどが配合された製品もあります。美容液は美肌への近道になります。
【メリット1】
ビタミンCには抗酸化作用があり、メラニンの生成や皮脂の酸化を抑えて角栓が酸化して黒ずむのを防いでくれます。
【メリット2】
皮脂分泌が過剰だと詰まり毛穴の原因になります。ビタミンCが皮脂をコントロールして過剰な分泌を制御してくれます。

★『高濃度ビタミンC点滴(メガビタミン点滴)』
既に充分な量を摂っていると思われがちなビタミンCですが、私たちは毎日、大量のビタミンCを消費しています。美肌効果を得るための摂取量には、程遠いのが現状なのです。そこでおすすめなのが「超高濃度ビタミンC点滴」です。
高濃度というのがポイントの点滴治療で、従来のビタミン注射の50本分に相当するビタミンC(25,000mg)を、約30分かけてゆっくりと体内に投与します。血液中のビタミンC濃度を一気にぐっとあげることで抗酸化、メラニン活性低下、抗老化、抗アレルギー効果がさらに増し、美白・美肌効果に加え、免疫力アップ、抗がん作用と、万能な効果を発揮するメガビタミン点滴です。アメリカFDAで抗ガン効果の承認が下りたほど、高濃度ビタミンC点滴の健康効果には定評があります。


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2021年5月28日

雑誌「25ans」2021年7月号 (5月28日発売)

特集「これが私の洗・顔・道!」(掲載P177)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【これが私の洗・顔・道!】
美肌の道は「洗う」から始まります。マスクや暑さ、紫外線などで、肌には過酷な環境となる夏こそ、スキンケアの基本である「洗顔」の見直しが大切です。洗顔法は十人十色でOKです。あなたにとっての"洗顔の正解"を見つけて更新し、クリーンで健やかな肌を手に入れましょう!

■みんな違ってみんな良い!ワタクシ流の洗顔メソッド
今現在、美肌がまぶしい人達も、肌不調に悩まされた過去を持っているものです。美肌の持ち主がたどり着いた「ワタシ流・洗顔メソッド」を、その道のりと共に紹介します。

~当院院長「洗顔メソッド」~
『朝は泡、夜はオイル&酵素パウダー洗顔で、敏感肌も安定!』
超乾燥性敏感肌なので、クレンジング選びには本当に苦労しました。朝は泡洗顔で就寝中に分泌された皮脂や化粧油類を落とし、夜はオイルクレンジングでメイクオフします。メイクが毛穴落ちしたり、目の周りに残っていたりすると、毛穴目立ちやキメの悪化、黒ずみにつながってしまうため、化粧油と短時間で乳化し、目に染みず、すっきり洗い流せるアイテムが理想です。
自分の肌にベストな製品を探して試行錯誤しました。ナビジョンのクレンジングオイルは、洗顔力だけでなく洗い上がりも気に入り、安定感のある肌をキープでき今も愛用しています。さらに、時々酵素洗顔をプラスして角層代謝を高めています。

★『ナビジョンDRメーククレンジングオイル
デリケートな肌に負担をかけずに、ファンデーションやマスカラ、日焼け止めなどの汚れをしっかり取り去るメイク落としです。つっぱり感のない優しい洗い上がりで、健やかな肌へ導きます。高い洗浄力があり、こする必要もなく短時間で乳化するので、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができます。資生堂から販売している医療機関専売商品です。

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2021年5月22日

雑誌「MAQUIA」2021年7月号 (5月22日発売)

特集「毛穴100BOOK」(掲載P156~P157)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【全世代の肌悩みNo.1を徹底解消!毛穴100BOOK】
夏になると気になるポツポツ毛穴。すぐになくなる魔法はないけれど、正しいケアやメイクを活用すれば目立たなくなるもの。正しいケアを知り、毛穴を忘れる夏にしましょう!

■クリニックの毛穴施術
クリニックで行う施術はセルフケアに比べ、即効性と確かな手ごたえを感じることができます。その施術はライトなものから本格的なケアまで種類は様々です。セルフケアに限界を感じたら、クリニックでの治療も検討してみてください。自分では治せなかった根強い毛穴の悩みも、医師の的確な診断で、適切な治療法を提案します。カウンセリングに足を運ぶだけでも、自分の肌を深く知るきっかけになることもあります。

≪肌悩み:クレーター状ニキビ跡≫
「クレーター」と言われる陥没や凹凸したニキビ跡は、炎症がひどく、毛穴だけでなく周りの組織自体を破壊してしまってできた、ニキビの最終形態ともいえる症状です。
毛穴の入り口部分の角質が厚くなって毛穴を塞ぎ、皮脂が過剰に出ることで、皮脂が毛穴にたまった状態が"白ニキビ"や"黒ニキビ"です。この皮脂を餌として、アクネ菌が増殖し、炎症が起こり、赤く腫れ痛みを伴う"赤ニキビ"が出来ます。さらに炎症が進むと、化膿した"黄ニキビ(膿疱)"へと悪化します。その後、さらに炎症が進行すると「クレーター」となります。
このケースの治療法は、ニキビ跡や肌質的な開大毛穴に『CO2フラクショナルレーザー』で顔全体の凹みを底上げし、深いニキビ跡には柔らかな『ヒアルロン酸』を点状に注入します。この施術を繰り返すことで真皮から肌が再生され、滑らかな肌に替えていくことができます。肌状況にもよりますが、回数を重ね、根気強く治療を続ける必要があります。

≪クレーター状ニキビ跡の治療法≫
★『CO2フラクショナルレーザー
▪料金:初回トライアル \52,800~/全顔(まぶたは除く)
▪ダウンタイム:1週間~10日(施術後は成長因子入りの美容液を塗り冷却。照射当日は洗顔NG)
炭酸ガスレーザーを小さなドット状に分割して照射することで、皮膚へのダメージを極力抑えながら、皮膚の自己再生機能を利用して、『新しい肌にリニューアルする』画期的なレーザー治療です。1回の施術で10~15%が新しい肌へ入れ替わり、3~6回ほどの施術で肌全体が新しい皮膚へ再構築される効果を実感できます。クレーター状ニキビ跡のように凹凸ができた肌に適した治療です。
→【施術を体験いただいた感想】
・麻酔をするがチリチリとした痛みがある。(個人差あり)
・よく見るとドット状のつぶつぶが並んでいる
・3日後くらいから、照射した部分にミクロン単位のかさぶたが
・10日後くらいに、完全にかさぶたが剥がれた.

★『ヒアルロン酸注入(非架橋製剤)
▪料金:初回トライアル \82,500~/1本目
▪ダウンタイム:2~3日
最近出来たばかりの浅いニキビ跡は、ダーマローラーや照射治療を繰り返すことで、比較的スムーズに改善します。しかし、時間が経過したクレーター状ニキビ跡の凹凸には、効果が満足に得られないことがあります。その場合、ニキビ跡の深い凹み1つ1つにヒアルロン酸を注入し、凹みを持ち上げます。さらにその注入部は、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸の再生効率が良くなり、結果凹凸改善に繋がります。この注入治療には技術を要しますので、経験値の高い当院にお任せいただきたい治療です。
→【施術を体験いただいた感想】
・2週間後。確実に凹凸が少し浅くなった手ごたえあり
・3週間後。赤みが減り肌の色が明らかに白く
・凹凸もなめらかになり、肌が均一になった!
・根気とお金が必要だけどやるしかない!
・柔らかいヒアルロン酸を注入する施術との組み合わせが期待できる

毛穴と思っていたら、実は小さなニキビ痕の集合体ってことはよくあります。
まずはご相談くださいね。確実に肌は変わります。


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2021年5月20日

雑誌「mina」2021年7月号 (5月20日発売)

特集「週末メンテ」(掲載P104~P105)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【週末メンテ:気になる夏のニオイケアを万全に】
ソーシャルディスタンスを守っていても、ふと人との距離が近くなるシーンで気になってしまうニオイ。性別や年齢だけが原因ではなく、生活リズムやストレス、食事の内容、遺伝やホルモンバランスなどの様々な理由で、「ニオイ問題」は生じてしまうものです。これからの暑い季節は、汗やムレなど気になる悩みが増えるので、なおさら気をつけたい問題です。今回はそんな全身のニオイの原因と対処法について、本誌でお話させていただきました。

■ボディもお肌もココロもお手入れするための『TODOリスト』

 TODO①:腸内環境の悪さが体臭の大きな原因。発酵食品を摂取し善玉菌を増やそう
体内に取り込む食品が直接ニオイに影響します。具体的には野菜をほとんど食べず、動物性たんぱく質ばかり摂取することで腸内環境が悪くなり、そのせいで便秘がちになると体臭がキツくなってしまいます。カレーやキムチ、ニンニクなど、刺激の強い食品もニオイに影響があるので、適量に調節をしましょう。また、普段から良質な腸内環境に整えるため、善玉菌が増えやすい野菜、海藻、発酵食品を多く摂るように意識しましょう。

 TODO②:汗や皮脂による頭皮臭のケアは殺菌や制汗成分配合のシャンプーで!
30代前半までは、ラクトンという物質が加齢臭を消してくれるため、花のような甘い香りがするものです。女性は男性より皮脂量が少なく、脂臭は軽めです。でも、体温調整を司るエクリン汗腺由来の汗をかけば、誰でも汗臭くなってしまいます。特に、髪の毛に覆われてムレやすい頭皮はニオイやすいので対策が必須です。年々減少してしまうラクトンを配合した頭皮用のシャンプーを活用するのもありですが、洗い方も重要。ご自分の好みのシャンプーを用いて、良く泡立て、皮脂や汚れをきちんと落としながらケアしましょう。

 TODO③:水虫や雑菌繁殖からくる足のニオイ。爪や足指の間をしっかり洗って防止
足は発汗量が多く、ムレて雑菌が繁殖しやすい部位です。足白癬(水虫)があると角質が厚くなり、強烈に臭くなることもあります。嫌なニオイを防ぐなら、通気性の良い靴や靴下を選び、汗をかいたらこまめに替えましょう。お風呂では、足指や爪の間もしっかりと洗ってください。水虫の可能性がある人は自己処理せず、早めに皮膚科医受診をしましょう。足専用のフットブラシを使うとしっかり洗浄でき、角質のケアにもなるのでおすすめです。水虫の原因菌である「白癬菌」は高温多湿の環境を好みます。梅雨時期から夏場にかけての高温多湿な時期に最も繁殖しやすいので足のケアは入念にしましょう。
★おすすめの治療法:『ジェネシス
水虫の治療は、抗真菌薬の内服が主体になります。爪は薬剤が浸透しにくい部位であり、抗真菌薬の外用単独では治療効果が出にくいためです。けれども、肝機能障害などの基礎疾患がある場合や、他の内服薬との相互作用や併用禁忌などで内服出来ない場合は、外用治療に頼らざるを得ないこともあります。当院ではレーザー治療による温熱効果により爪白癬を殺菌させる治療を行なっております。

 TODO④:口臭対策は口内環境を整えることが先決。歯磨きにマウスウォッシュをプラス
ドライマウスや口呼吸の影響で口腔内の細胞が増え、唾液が減ることで口臭が悪化します。また、歯磨きや舌ケアが丁寧にできていないと、食べかすが溜まったたり、舌垢が過剰に付着してニオイの原因になります。ガムを噛んで唾液を増やしたり、毎食後に歯間フロスで掃除するのを心がけましょう。胃腸の荒れも口臭が強烈になる原因なので、胃炎を患いがちな方は治療を優先するようにしましょう。歯磨き以外にも、マウスウォッシュをこまめに使って口臭を軽減させることを習慣にしてみましょう。

 TODO⑤:"疲労臭"は肝機能の低下が原因。気晴らしの飲食はほどほどに
疲れが蓄積すると肝臓がうまく機能せず、体内でつくられたアンモニアが尿として排泄されずに体内に溜まり、汗として出るためニオイます。肝臓機能の低下は、過度な労働や加齢による疲労の蓄積、ストレスによる免疫力の低下、飲酒、肥満などが原因です。休肝日を設けてください。また、一回の飲酒量は少なめ(日本酒は1合、ワインはグラス2杯、ビールは3杯程度)に保ちましょう。定期的に運動をしたり、気晴らしの趣味を楽しむことも効果的です。夜は早めに就寝して、身体を休めましょう。

 TODO⑥:デリケートゾーンのニオイはVIOのレーザー脱毛や、吸収性のいい下着選びで対策を
デリケートゾーンはムレて汗臭くなりやすく、尿や便、おりものや月経血が陰毛に絡みつくと、嫌なニオイの原因になります。体質による「すそワキガ」や子宮、膣の感染症によるおりものの悪臭にも注意が必要です。健康な女性のおりものは酸っぱいニオイがして、透明から微かな乳白色です。他のニオイや色に変化したら病気のサインかも。日頃から気をつけましょう。また、コットンなど吸湿性の良い素材の下着を選び、蒸れない衣類がおすすめです。優しく洗って清潔を保つことも基本です。
★おすすめの治療法:『VIOのレーザー脱毛』×『ボトックス注射』
陰毛は臭い物質が付着する温床となります。レーザー脱毛は汗腺だけでなく皮脂腺の働きも抑制する効果もあります。5回程度受けると、処理が相当楽になり、下着の蒸れなども軽減され快適になります。「衛生・清潔な状態」を意味するハイジニーナ脱毛(VIO全脱毛)する方も最近増えています。
さらにボトックス注射の治療を組み合わせることで、ニオイの軽減に相乗効果があります。ニオイのもととなるアポクリン汗腺、ニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗量を軽減させる治療です。外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、効果は半年~10か月程持続します。

 TODO⑦:夏のフレグランスは柑橘・植物系など爽やかなものが◎
耳の後ろや手首、足首などにフレグランスをつけると、それぞれの体臭と混ざって魅力的な香りになります。自分のニオイと付き合っていく手段として有効です。
体臭の強い人は、すっきりとした香りのものを選んでみましょう。特に夏は柑橘系や植物系の爽やかなものがおすすめです。"香水"とひと口に言っても、香料の濃度によって持続時間が変わるので、シチュエーションにあったものを探してみてください。濃度が低く、香りがキツすぎないオードトワレは気軽に挑戦できておすすめです。ただし、つけ直す際は少し時間を空けましょう。


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2021年5月18日

WEB『日経xwoman Terrace』(5月18日掲載)

特集「片頭痛にボトックス注射という選択~シワも消えて一石二鳥」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

【片頭痛にボトックス注射という選択~シワも消えて一石二鳥】
美容クリニックでの『ボトックス注射』というと、眉間や目尻など‟表情ジワの改善"に使用されるイメージが強いですが、他にも、脇汗、わきが、花粉症、肩こり、毛穴引き締めなど様々な用途があります。さらに、あまり知られていないのが、今回ご紹介する頭痛(片頭痛・偏頭痛)を緩和するボトックス注射です。原因となる病気が特にないのに、頭痛を繰り返す慢性頭痛は、15歳以上の日本人の40%にあたる約4,000万人が悩まされている「現代病」の一つです。

~私自身も「片頭痛」に悩みが~
実は、何を隠そう、私も思春期から悩んできた片頭痛持ちで、バファリンやセデス、ボルタレン座薬をポーチに常備していました。10年位前から、マクサルトなどのエルゴタミン製剤に切り替えて、発作の頻度は減ってコントロールは良くなっていますが、過労と睡眠不足、低気圧が重なると発作が起きます。実母、長女も同じく片頭痛持ちで、遺伝性もあると言われています。「片頭痛」の痛みは結石より辛いと言われるように、私の場合、目玉をえぐり出すか、18Gの針を浅側等動脈に刺して、そのまま昇天したいほどです...。

■慢性頭痛には3タイプ
① 片頭痛
・片側、あるいは両方のこめかみから目の奥あたりにかけて、脈を打つようにズキンズキンと痛む。
・体を温めたり動いたりして血流が高まると痛みが悪化して、寝込むこともある。
・発作出現からから24~48時間痛みが続く。

② 緊張型頭痛
・頭全体が何かで締めつけられるように痛む。
・慢性頭痛の中でも最も多く、子供から高齢者まで幅広い層に見られる。
・日常生活のストレスの蓄積や、過度な緊張、長時間同じ姿勢でいることなどが重なって起こる。
・筋緊張性頭痛とも呼ばれる。

③ 群発頭痛
・片目の奥やこめかみにかけて、突き刺すような激しい痛みを伴う。
・20代~40代の男性に多く、ある期間に集中して頭痛が起こる。
・アルコールがきっかけになる。

■片頭痛の治療薬としての『ボトックス注射』の歴史
実は遡ること20年程前に、シワ改善の目的で、額や眉間に『ボトックス注射』を受けた方から、「悩まされていた片頭痛が緩和された」「頭痛の頻度が減った」などの声が偶然にも複数報告されるようになりました。
その後の症例研究で、"片頭痛"に対する有効性が示唆され、2010年10月には、米国政府のFDA(食品医薬品局)により、片頭痛の治療薬として正式にボトックス注射が認可されました。それ以来、イギリスやカナダ、オーストラリアなどの諸外国でも片頭痛への使用が認められていますが、日本では、現状、保険適応外です。
『ボトックス注射』が片頭痛に効く理由が完全に解明されたわけではありませんが、現時点では、頭痛の引き金となる眉間部分の三叉神経(感覚神経)がボトックスによって緩むことや、痛みの神経に作用して緩和することなどが理由と言われています。

■片頭痛ボトックス注射の施術法
実際に注射を打つポイントは、眉間・前頭部(おでこ)・側頭部(こめかみの斜め上)です。全ての人に効果が認められるわけではありませんが、1回の注射で、約半年程度効果が持続する人もいます。
具体的には、「頭痛の頻度が少なくなって、薬なしで過ごせる日が増えた」や「痛みが軽くなった・何日も続かなくなった」などのお声が聞かれます。
先程ご紹介した慢性頭痛3タイプすべての症状に効果が確認されていますが、一番効果が認められているのが、①の「片頭痛」。中でも、月に15日以上慢性的に片頭痛が起こる頑固な「慢性片頭痛」のタイプに高い効果を発揮します。
また、②の肩や首の筋肉の凝りからくる「緊張型頭痛」の場合は、肩こりボトックスと併用することで症状を緩和できます。

■現在は「三叉神経血管説」が有力
片頭痛の原因は諸説あり(「神経説」、「血管説」など)最近では三叉神経から過剰に放出される"CGRP"による血管拡張や炎症が原因となる『三叉神経血管説』が有力視されています。いずれにしても、片頭痛発作の予兆を感じたら、もしくは生理前や低気圧接近中の時に、長時間の入浴、鍼治療、マッサージなど血管を拡張させる行動は控えておいた方が無難ですのでご注意くださいね。

■片頭痛の新薬「エムガルティ」
最新情報では、2021年4月に片頭痛発作予防の新薬、抗CGRP抗体製剤の「エムガルティ」が登場しました。高価な薬剤かつ月に1回注射する皮下注射薬ですので、万人向けではありませんが、発作頻度が多い患者様には効果に期待が高まっています。

★片頭痛ボトックス治療メニュー ※製剤により料金が異なります。
・『頭痛(片頭痛)のボトックス注射(側頭筋と眉間への注射)
初回トライアル ¥48,000~¥56,000
・『肩こりボトックス注射
初回トライアル ¥64,000~¥80,000


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WEB『美的.com』(5月18日掲載)

特集「【肌質改善】美容のプロに聞いた!美肌に導くスキンケア&生活習慣」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

肌質が変わったかのように感じる美肌を作る方法をレクチャーしました。するべきこと、すべきでないことを知るために、まずは肌の仕組みから学んでみましょう。さらに、今すぐ取り入れたいスキンケアテクから生活習慣、食事法などをご紹介しています。美肌は1日にしてならずです!

■肌の「仕組み」を解説!
【美肌を育てるとはバリア機能を育てること】
① 肌の最表面にある、厚さ0.02mmの「角層」
② NMFという水性の保湿成分を含んだ「角質細胞」が緻密に並び、その隙間を脂性の保湿・成分「細胞間脂質」が埋めながら細胞同士を接着してている
③ 角層が健康だと、外敵の侵入を防ぐバリア機能が高く、潤って見た目もキレイな肌に

【バリア機能が低下するとさまざまなトラブルが発生】
① 間違ったスキンケアをしたり、食事や睡眠などの生活が乱れたりすると、角層の代謝が乱れて健康な角質細胞が育たなくなる
② 細胞間脂質も作られにくく、日常のスキンケアによる流出などで量が減り、スカスカの状態に
③ すると外的刺激が侵入し、さまざまな肌トラブルを引き起こす

■肌質を改善するための4つの『スキンケア』
【1】バリア機能を左右する「クレンジング」に注目
クレンジング料や洗顔料に入っている、汚れを落とす界面活性剤は、同時に肌のバリア機能を担う細胞間脂質を洗い流してしまうことがあります。洗浄力が強すぎないものを選び、時間をかけずに洗うことが大切です。

【2】毎日の「スキンケア」を大切に
保湿成分配合の化粧水で肌を湿らせて耕し、乳液やクリームなど油分が入ったアイテムで潤いを閉じ込めるという2ステップが重要です。化粧水だと潤いが保てない...という人には、より保湿力の高い化粧液もおすすめです。
『セラミドバリアクリーム』は「角層のバリア機能」に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする当院オリジナル高機能保湿クリームです。分保持力・抗炎症作用が高く、角層のバリア機能が整います。ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感が高まります。

【3】一年中「UVケア」を徹底
朝スキンケアの後、無色の日焼け止めを顔全体から首までムラなくなじませ、ベースメイクをしましょう。スキンケアとは本来、ダメージを未然に防ぐためのものです。炎症や老化の原因となる紫外線をカットすることは、高価なスペシャルケアよりもずっと、肌の美しさを守ってくれます。

【4】肌を「こする」のはNG!
肌に摩擦は禁物です。また、血行の悪さを感じるときはホットタオルやホットアイマスクで肌を温めましょう。不要な摩擦を避けるため、スキンケアやメイク以外のときは顔を触らないように気を付けましょう。

■心がけたいつの2つの「生活習慣」
【1】「睡眠」をきちんと取ってバリア機能を修復
1日~4時間といった睡眠不足の状態が続くと、脳が酩酊状態になり、体のあらゆるパフォーマンスが落ち、うつ傾向になることがわかっています。また、日中の活動や外的刺激によってダメージを受けた肌が修復の活動を行うのは、夜の睡眠中です。睡眠時間が少ないと即時的に肌の調子が悪くなるのはもちろん、肌の修復が追いつかず、老化が進行してしまうのです。さらに、肌に悪影響を与える精神的ストレスも、睡眠不足と密接に関わっています。理想的には6~7時間ですが、無理な日は最低でも5時間は寝るようにしましょう。

【2】「運動」も大切
運動をすると筋肉量が増えて代謝が上がったり、成長ホルモンの分泌が促されたりという事実は古くから知られていましたが、最近の研究で、体操による筋肉刺激を続けることでシミやシワが減ったというデータがあります。体を動かして筋肉を保つことは、スタイル維持だけでなく美肌にも欠かせないのです。ただし朝のランニングなど太陽光の下での長時間の有酸素運動は、紫外線を浴びて光老化や酸化につながるので注意が必要です。肌のためには筋トレとストレッチ、日焼け対策を万全にしてのウォーキングがおすすめです。

■美肌に導く「食事法&インナーケア」
▪『たんぱく質と脂質』で美肌を育てる
美容意識の高い女性に食生活を伺うと、多くの方が野菜中心や糖質オフを意識しているようです。でも、肌の構成要素は主にたんぱく質、細胞ひとつひとつの細胞膜は脂質が欠かせません。食べ物でたんぱく質と脂質を補わないと、いい肌は育たないのです。さらにたんぱく質は、肉、魚、豆、乳製品など異なる種類のものをとるのがおすすめです。もちろん野菜類や主食も必要で、バランス良く食べることが栄養素を効率的に使うことにつながります。
また、発酵食品も意識して摂取しましょう。腸内環境を整えると肌の水分量が上がることが、研究によって知られています。栄養バランスを整える「サプリメント」も活用して、アミノ酸やビタミン、腸内細菌を効率よく補給することも良いでしょう。
自身のインスタグラムで美肌に繋がる、栄養バランスを考えた料理を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。(@tomoko_keida

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WEB『DIETポストセブン』(5月18日掲載)

特集「皮膚科医が教える正しいクレンジング|朝は水だけでOK?"メイクも落とせる洗顔料"の落とし穴も」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

【皮膚科医が教える正しいクレンジング】
クリームやオイル、W洗顔不要など、様々なタイプのあるクレンジングや洗顔料。種類が多すぎるし、今使っているものが自分に合っているかわからない、という人も多いと思います。ちゃんとポイントを見分ければ、より自分に適したものを選ぶことができます。クレンジングや洗顔料の選び方をご紹介します。

■クレンジングの正しいレシピ
クレンジングの見極めポイントは、
① 化粧品が乳化(クレンジングオイルを肌になじませたあと、少量の水を加えたときに色が白っぽくなるまでさらになじむこと)し、きちんと化粧を落としきれるか。
② すすいだときに素早く、きちんと全て流しきれるか。
以上の2点が重要です。つまり、クレンジング後に水で流したときに、「すみやかにメイクとともに全撤退!」となってくれることがポイントです。皮膚表面に残っていたり、成分が角層に浸透してしまうと、その後刺激になって肌荒れの原因になります。しっかり落として、さっといなくなるのが優秀なクレンジングです。

➢ クレンジングの正しい選び方&使い方
どのクレンジングを使ったらいいか迷っていたり、不器用でクレンジングが苦手だったり、いろんな方がいますが、比較的どんな人にもおすすめなのが「オイルタイプ」のクレンジングです。オイルタイプの正しい使い方は、肌に長時間つけずに、メイクが乳化したらさっと流すことです。30秒程度で乳化しますので、ぬるま湯でさっと流しましょう。
逆にいくらこすっても落ちないものは、クレンジングとして成立していないので、メイクが落ちにくいと感じるときは、手持ちの製品を見直すのもいいと思います。メイクが落とし切れているかは、拡大鏡で毛穴残りをチェックしてみてください。

➢ 目に染みるときは注意を
クレンジングは、目に入ると染みるものが多いですが、染みるのが怖くてぎゅーっと目をつぶってしまうと、落としきれないメイクが目の周りの黒ずみの原因になります。
50代以降の患者様で目のまわりのくすみに悩む方も多いのですが、美容医療でも、下まぶたはまつげのキワまでレーザーを照射できるものの、上まぶたの施術は難しいです。
なので、メイク残りによる色素沈着には特に気をつけましょう。クレンジングはできるだけ目に染みないものを選んで、まつげの間のアイラインまでやさしく丁寧に全部メイクを落としきる、ということが大事です。こちらも、きちんと落とせたかどうかは、拡大鏡で確認しましょう。

★当院おすすめクレンジング:『ナビジョンDRメーククレンジングオイル』
デリケートな肌に負担をかけずに、ファンデーションやマスカラ、日焼け止めなどの汚れをしっかり取り去るメイク落としです。つっぱり感のない優しい洗い上がりで、健やかな肌へ導きます。当クレンジングオイルは、資生堂から販売している医療機関専売商品のため、市販のものではありません。当院で取り扱いがあるので、ご購入の際はお申し付けください。

■クレンジング+洗顔料の"W洗顔"の正解は?
クレンジングで化粧を落とし、洗顔料で肌の汚れを落とす"W洗顔"。きっちり汚れを落とすために、と思っていると、意外な落とし穴があります。

➢ クレンジングのあとの洗顔は必要?
ダブルクレンジング不要なクレンジング剤で洗ったあとにしっかり洗顔してしまうと、バリア成分を落としすぎて乾燥しやすくなってしまいます。どうしても洗顔をしなければ気持ちが悪いという場合は、敏感肌用の"アミノ酸系"の洗顔料をよく泡立てて洗うといいですよ。泡を顔にのせたら、ゴシゴシこすらず、泡を軽く動かすようにするだけでOKです。
洗顔料は保湿剤が入っているものを選んだほうが、肌は乾燥しづらいという研究データがあります。また、昔の洗顔料は洗顔後に肌が突っ張るものが多かったですが、最近のものは洗ったあとに肌が突っ張りにくくなっています。「乾燥性敏感肌用」などと書いてあるものを選ぶといいでしょう。

➢ 洗顔はよく泡立てて!
洗顔の際に気をつけることは、よく泡立てることです。最近は泡立たないジュレタイプのものもありますが、泡立つものはできるだけ泡立てたほうが洗浄力が増し、使う洗顔料の量が少しで済みます。
また、朝の洗顔も水だけ洗顔ではなく洗顔料を使いましょう。寝ている間に分泌された皮脂や化粧油類は、酸化すると角層の刺激になるからです。やり方は夜と同様に洗顔料を泡立てたら顔にのせて、短時間泡を動かす程度に。ゴシゴシとこするのは厳禁です。

★当院おすすめ洗顔料:『アクセーヌ リセットウォッシュ 泡状洗顔料』
大切なのは「泡立てること」と上記しましたが、この製品は泡状洗顔料のため、プッシュするだけで理想的な泡が出るのでとても簡単です。弱酸性のきめ細やかな泡がお肌のバリアを守りながら汚れをしっかり吸着します。ザラつき・ゴワつき・くすみが気になる肌に、天然多糖類とグリコール酸の成分の効果で、余分な角質を優しくオフします。低刺激性・無香料・無着色・アルコール(エタノール)フリーで、敏感肌の方も安心してお使いできます。

■メイクも落とせる洗顔料はアリ?
クレンジングと洗顔を一度に済ませることができて、便利な"メイクも落とせる洗顔料"も出ていますね。医師の目から、どんなものなのか解説します。

➢ 肌が乾燥しやすい人には不向きかも
一日の終わりに簡単にメイクを落としたい、というときならば仕方ないと思いますが、肌にやさしい洗顔料で洗うよりも、メイクも落とせる洗顔料で洗うと刺激が強く、肌が突っ張ってしまう場合があります。十分に注意して、毎日の使用はできるだけ避けましょう。
そして、皮脂量が多い人はあまり影響がないかもしれませんが、肌が乾燥しやすい人は突っ張りやすくなっているので、メイクも落とせる刺激の強い洗顔料は向いていないかもしれません。商品によって洗い上がりが変わるので、乾燥やつっぱりを感じないものを選ぶことができれば、たまに使用してもOKです。

➢ 朝も使うと肌に強い刺激があるので避けて!
朝の洗顔にメイクも落とせる洗顔料を使ってしまうと、肌への刺激が強すぎます。朝の洗顔は夜の間に出た皮脂と、基礎化粧品の中に含まれる油分を洗い流すことが目的ですから、刺激の弱い洗顔料でさっと洗うことをおすすめします。

■便利なシートや、口コミで評判のものも解説!
顔を洗うのが面倒なとき、ついつい使いがちなクレンジングシート。さらに、口コミで評判のよい水の成分でできたクレンジング、ミルククレンジングについてもお話しします。

➢ クレンジングシート
クレンジングシートは確かにラクですが、緊急時だけにしておくのがベターです。乳化剤の力というより、ついつい肌をこする力でメイクを落としてしまいがちなので、角層にひどいダメージを与えてしまいます。
使うのならば、肌にシートやコットンを置いておいて、じわっと乳化させて、さっと動かすようにメイクオフすれば、比較的、肌への刺激は少ないです。できれば、シートやコットンで顔を拭いたあとに水で洗い流して、保湿クリームを塗っていただきたいです。そうすれば、洗浄剤が顔に残らずに済んで、保湿もできます。けれど、きっとそういうものを使うときって、かなり疲れていたり、酔っ払っていたりするときだと思うので、かなり難題ではありますよね...(笑)。

➢ 水の成分でできたクレンジング
水の成分ででき拭き取りタイプのクレンジングは、確かに"拭くだけ"の中では比較的肌にやさしく、洗浄剤ができるだけ肌に残らないように作ってあるものです。
そのため、肌の弱いかたでも刺激になりにくいですが、これもやはり拭いてこすることでメイクを落とすものなので、肌への負担は大きくなりがちです。こちらもあくまで毎日ではなく、緊急用にしておきましょう。

➢ ミルククレンジング
ミルククレンジングはマイルドで肌にやさしいと言われていますが、それはほぼ毛穴が見えないような、キメの細かく、毛穴落ち(ファンデーションと皮脂が混ざったものが毛穴に詰まること)しない人向けです。
そういった人はミルククレンジングのような洗浄力の弱いものでも、メイクがさっと流れ落ちるので問題がありません。けれど、肌に凹凸感があったり毛穴が開いていたりすると、ミルククレンジングだけでは毛穴落ちしたメイクが洗い流せず、逆に毛穴を目立たせてしまったり、肌に悪影響を与えたりすることがあります。
クレンジングによる肌への負担を心配するよりも、しっかりと化粧を落としきれないほうがダメージは大きいです。まずは洗浄力を重視、なおかつ肌が乾燥しづらいものを選びましょう。

クレンジングと洗顔はスキンケアのファーストステップ。ご参考になさってくださいね。

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2021年5月11日

WEB『DIETポストセブン』(5月11日掲載)

特集「50代美容の悩みトップ3は、シミ、シワ、たるみ 改善する方法は?専門医が解説」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

アラフィフになったのを期に、肌のハリが衰え、シミやシワが目立ち始めた...なんて悩みを抱えている人は多いかと思います。加齢や閉経などで体の変化が著しい50代にとって、特に多い美容のお悩みトップ3が「シミ、シワ、たるみ」です。このお悩みの原因と、美容医療での治療法を紹介しました。

【50代から特に多くなる、美容のお悩みトップ3】
50代の患者さんのお悩みトップ3は、ずばり上位から「シミ」「シワ」「たるみ」です。仕事や子育てなどで忙しい日々を過ごしていて、50代になって一段落、ふと鏡を見たら気づいてしまうのが、この3つのお悩みです。それぞれを詳しく解説します。

■悩みNo.1「シミ」
シミと呼ばれる状態にはさまざまな種類があり、それぞれの性質・濃さなどによって治療法も大きく異なります。シミと思っているものの中には、実は"皮膚腫瘍"だったというケースも多いんです。

① 実はシミは若いうちからできている!
誰の目から見ても加齢症状が明らかになるのが50代ですが、実は20歳を過ぎたら誰もが薄いシミができ始めています。それは子どものうちに、シミが作られるのに十分な紫外線を浴び尽くしているからです。特に、色白の人は20代前半からでもシミが目立つように感じます。30代になると目のいい人はシミに気づき始めますが、目が悪かったり、ご自身の肌をあまり気にしていなかったりした人が、「最近になってシミが出てきた」と気になり始めるのが50代なのです。
先ほど述べた通り、シミは20代からでき始めていて、遠目にも見えるようになるのが50代です。すでに進行していたものが浮き彫りとなり、気づいたときには化粧品を使っても隠しきれなくなってしまう、そんな大きな曲がり角が50代といえます。

② お手入れを怠っていた人は改善の余地あり!
シミやくすみ、肝斑、肌のキメ、透明感は角層や表皮状態を表しているものなので、日頃のお手入れを怠っていた人は、皮膚の外側から塗るもので改善することもあります。
例えば、肌のお手入れを何もしていなかった方は、保湿をするだけで肌がふっくらとして、ツヤが出るんです。うるおいのない肌はパサついていて透明感がないので、それが改善されることで見た目がよくなります。

③ 表皮内腫瘍の可能性も!
シミには老人性イボ(脂漏性角化症)と呼ばれる「表皮内腫瘍」も混ざっています。このように、シミの中にはいろんな皮膚病も含まれています。
シミ(日光製色素斑)は焦げ茶色に目立ってきますし、老人性イボは盛り上がってくるので、ファンデーションなどでは隠しきれません。気になるシミができたときは、老人性イボなら『CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)』で削る小手術、シミや初期の老人性イボなら『ピコレーザー』の衝撃波で壊してかさぶたにして取る治療(ピコスポット照射)など、美容医療機関ならお悩みにきちんと応えてくれます。

■悩みNo.2「シワ」
深いシワがあると、どんなに肌がきれいでも老けて見えてしまいますよね。だんだんと出てくるシワは、美容医療に頼るのがおすすめです。

① シワは30代から少しずつ発生している!
若い頃は目に見えにくいシワですが、30代からちりめんジワが出てきます。美意識が高く治療を早めに始める人もいますが、仕事や子育てに追われていたら気にしている暇もないですよね。特に気になるほうれい線や、目の周りのシワは、美容医療機関での治療を始めるのが早ければ早いほど効果があります。もちろん50代でも遅くはありませんし、セルフケアと違って確実に改善することができます。

② 美容医療でシワの悩みを解決!
表情ジワであれば『ボトックス注射』、深いシワであれば『ヒアルロン酸注入』、ちりめんジワであればマシン系の照射治療などを複数組み合わせて施術します。
30代であれば、ほうれい線や目の下のくぼみにヒアルロン酸を入れれば、一度でかなりの効果がありますが、50代となるとたるみによる影響が強くシワは深くなっているので、いくつかの施術をコンビネーションで行う必要があります。
そして、治療の開始時期は早ければ早いほど老化を遅らせつつ、一回あたりの治療の単価が低くなり、結果もはっきりと得られます。

■悩みNo.3「たるみ」
ふと鏡を見たら、頬やフェイスラインに以前よりもたるみが...と思ったときこそ、早めに美容医療機関の受診をおすすめします。

① 加齢とともに目に見えるたるみの原因
たるみについては、30代あたりから徐々に輪郭が崩れて、顔がたるんできます。やはり、誰の目にもはっきりたるみが明らかになるのが、シミやシワと同様、50代です。
たるみの原因は大きく分けて3つあると言われています。たるみを引き起こすのは、皮膚(主に真皮)と皮下組織(脂肪)と筋肉、顔面骨の老化が主な原因です。

② 施術の中で一番難しいのがたるみ!
美容医療でたるみは改善できますが、実は数あるお悩みの中でも、たるみ治療が一番難しいんです。例えば、ドレープ状にたるんだ目元に『ヒアルロン酸注入』すると、加齢により皮膚の内部構造がスカスカになっているために、ヒアルロン酸が思うところにとどまらず、たるみが余計に強調されてしまうことがあります。その場合、皮膚のハリを取り戻して根本を改善させてからでないとヒアルロン酸を注入できません。
ほうれい線やマリオネットライン(口角下のシワ)は頬全体のたるみによって生じるので、土台からしっかり引き上げると、シワが浅くなることもあります。『ウルセラ(ウルセラシステム)』は皮膚を支える土台ともいえる「SMAS層(表在筋膜)」や「顔面靭帯」にまで作用し、たるみを強力にリフトアップできます。

どのような施術をする必要があるかは、顔立ちや肉付きなどによって一人ひとり違います。当院では確実な効果を得るため、しっかりと患者様に合ったプランを練ってから施術をします。お悩みの方は、カウンセリングを受け、任せて安心だと思ったら、少しずつ治療をするのがベストだと思います。

【50代は丁寧なセルフケアに加えて、美容医療を】
50代になると、セルフケアだけで「シミ・シワ・たるみ」この3つのお悩みを劇的に解消するのは難しいです。40代を過ぎでも、スキンケアを丁寧にした上で、シミやくすみや肝斑の改善や、透明感やキメのために保湿は必要ですし、紫外線をブロックすることももちろん欠かせません。
けれど、一度生じてしまった加齢変化をセルフケアで戻すことはできません。出てきたものをどう食い止めていくのか、が問題になってくるので、セルフケアを丁寧にしながら、気になる老化症状には医療機器を使った施術を受けることをおすすめします。


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2021年4月30日

ゴールデンウィーク期間中の休診日のお知らせ

平素より当院をご愛顧いただき、誠に有難うございます。
ゴールデンウィーク期間中の休診日をお知らせいたします。

■GW期間中の休診日
5月2日(日)
5月3日(月)
5月4日(火)
5月5日(水)
5月6日(木)~は通常通りの診療となります。

休診中(5月1日(土)18:30以降)に頂きました初診のご予約、お問い合わせのメールにつきましては5月6日(木)より順次対応させて頂きます。また、かかりつけの患者様の再診のご予約は、5月6日以降お電話でのみ承りますのでご了承くださいませ。

尚、かかりつけの患者様が施術後の経過でご不安な点を相談されたい場合は、メール(soudan@ks-skin.com)をお送り頂ければ院長の慶田からお返事いたします。電子カルテの閲覧は情報漏洩のリスクがあるため院外から見られなくなっています。

そのため、メールの題名に必ず「フルネーム・カルテ番号・相談内容」を、メール本文に「施術内容・施術日・詳しい症状や相談内容・携帯電話番号・メールアドレス」を明記ください。(内容が不明ですと、正確なお返事ができかねます。)上記は緊急性の高いご相談
のみとさせていただきます。一般的な受診相談に関しましては、5/6(木)以降にお返事させていただきますことをご了承ください。

休診に伴い、患者様にはご不便をおかけ致しますが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

2021年4月28日

雑誌「LDKtheBeauty」2021年6月号 (4月28日発売)

特集「老けないカラダの便利帖」(掲載P177)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【老けないカラダの便利帖】
マネするだけでちょい老け脱出!歳を重ねるにつれ気になってくるカラダの不調や変化の悩み。そのちょこっとフケを全部リセットしましょう!

■『顔の毛穴』ハリとツヤを取り戻して10歳若返る!
メイクしてもどうしても気になるポツポツ毛穴。正しいケアで詰まらせない&広げないように意識しましょう。目立ってしまった毛穴にはビタミンCやレチノールがおすすめです。

≪老けないカラダの新ルール≫
1. 気になるとやりたくなるけど「角栓は抜かない」
角栓を無理に取ろうとするとますます悪化してしまいます。角栓は抜いてもまたすぐに溜まります。毛抜きなどの器具が肌にあたって刺激になり、防御反応として毛穴の角化が進んで、さらに頑固な角栓を作り出すという悪循環に陥ります。

2. 毛穴詰まりの敵!「早食いはしない」
甘いもの&早食いをすると毛穴が詰まります。血糖値を急上昇させる早食いや、糖分の多い食事は皮脂を過剰分泌させる原因になり、毛穴詰まりに繋がります。ゆっくりよく噛み、野菜や食物繊維を先に食べて血糖値の上昇を抑えましょう。

3. 外食が多い人は「週1は魚メイン」に
脂質が多い食生活なら質の良い油に置き換えて摂るように心がけましょう。コンビニ弁当や外食が続くとやはり肌に悪いもの。週に1~2回魚メインの食事にしてみてください。お肉を減らして、魚の質の良い油で肌荒れを防ぎましょう。

4. 寝起きの洗顔もちゃんと「洗顔料を使う」
皮脂を落とさないと酸化して乾燥します。朝もしっかりと洗顔フォームで洗いましょう。朝の洗顔が水オンリーだと、寝ている間に出た皮脂やナイトクリームの油分が落ちません。これらは酸化すると刺激になるので、朝の洗顔フォームでの洗顔は乾燥毛穴防止にも有効です。

5. 「定期的な酵素洗顔」で角栓をちょっとずつ掃除
酵素は古い角質を分解して洗い流す効果があります。角栓が気になる人は、週1~2回の酵素洗顔で徐々に角栓を溶かして小さくしましょう。必要以上に角層を刺激しないので、角層が厚くなるリスクも低いです。うるおいを守りながら余分な汚れは落とすアイテムがおすすめです。保湿も忘れずにしましょう。

6. 入念ケアをするときは「ホットタオル」で毛穴を開く
ホットタオルで毛穴奥の汚れまで落としましょう。ホットクレンジングは毛穴が開くほどの温度に達しませんが、ホットタオルなら毛穴が開きます。クレンジング後・洗顔前に蒸すのがポイントです。

7. 0~3時までの「美肌タイム」の睡眠を死守
メラトニンの分泌ピークに合わせてしっかり睡眠をとりましょう。メラトニンが活性化すると成長ホルモンの分泌量もアップし、アンチエイジング効果があります。毛穴対策にも睡眠は重要です。

8. 黒ずみ毛穴には「ビタミンCの化粧水」
毛穴に悩んでいるなら試してみましょう。ビタミンCには、皮脂の分泌量を調整し、毛穴をひきしめてくれる効果はもちろん、メラニンの生成を制御する作用と、抗酸化作用があり、角栓が酸化して黒ずむのを防いでくれます。

9. シワ改善だけじゃない、たるみ毛穴にも「レチノール」が効果的
シワ改善で有名なレチノールは肌のターンオーバーを促進する効果のあるビタミンAです。ターンオーバー促進で毛穴もふっくらします。さらにコラーゲンの生成を促進し、肌にハリと弾力をもたらす成分なので、実はたるみ毛穴のケアにも使えます。

10. 乾燥で毛穴が目立つなら「生芋こんにゃく」を食べて保湿
毛穴の原因が乾燥にあるなら、普段の食事を見直すだけでも改善の余地があります。セラミドをたっぷり含む生芋こんにゃくや、乾燥肌対策にも効果的なヨーグルトを積極的に食べ、体の中から保湿対策をしましょう。

11. 「糖質制限」をしている人は皮脂詰まりに要注意
糖質制限で肉の摂取量を増やしていたら要注意です。過剰な皮脂分泌の可能性があります。糖質をカットしたら、野菜の割合を増やすのが鉄則です。肉の量は糖質制限前と変えず、野菜の分量を増やすなど、肉と野菜のバランスを取りましょう。

12. もっと効果を出したいなら「ビタミンC入り美容液」をいつものケアにプラス
毛穴悩みが深刻なら、ビタミンC誘導体が数種入った美容液をプラスすると効果がアップします。ビタミンC化粧水より、美容成分が多く配合されている美容液をスキンケアに加えると良いです。保湿のヒアルロン酸やキメ改善効果のあるビタミンBなどが配合された製品もあります。美容液は美肌への近道になります。
【メリット1】
ビタミンCには抗酸化作用があり、メラニンの生成や皮脂の酸化を抑えて角栓が酸化して黒ずむのを防いでくれます。
【メリット2】
皮脂分泌が過剰だと詰まり毛穴の原因になります。ビタミンCが皮脂をコントロールして過剰な分泌を制御してくれます。

★『高濃度ビタミンC点滴(メガビタミン点滴)』
既に充分な量を摂っていると思われがちなビタミンCですが、私たちは毎日、大量のビタミンCを消費しています。美肌効果を得るための摂取量には、程遠いのが現状なのです。そこでおすすめなのが「超高濃度ビタミンC点滴」です。
高濃度というのがポイントの点滴治療で、従来のビタミン注射の50本分に相当するビタミンC(25,000mg)を、約30分かけてゆっくりと体内に投与します。血液中のビタミンC濃度を一気にぐっとあげることで抗酸化、メラニン活性低下、抗老化、抗アレルギー効果がさらに増し、美白・美肌効果に加え、免疫力アップ、抗がん作用と、万能な効果を発揮するメガビタミン点滴です。アメリカFDAで抗ガン効果の承認が下りたほど、高濃度ビタミンC点滴の健康効果には定評があります。


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2021年4月23日

雑誌「ViVi」2021年6月号 (4月23日発売)

特集「今こそ見直そ!ちゃんとできてる?クレンジング&洗顔」(掲載P142~145)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【今年こそ見直そ!ちゃんとできてる?クレンジング&洗顔】
毎日なんとなく顔を洗うのが習慣になっていませんか?今すぐ"なんとなく"の習慣は卒業しましょう。クレンジング&洗顔は「肌を変える」と言われるほど大事なステップです。可愛いメイクも洋服も、触りたくなる素肌があってこそ引き立つもの。この機会に正しいクレンジングと洗顔テクをおさらいして、美肌力をUPしましょう!

■その肌トラブル、毎日のクレンジング&洗顔が原因かも?
「洗う」を怠ると皮脂が酸化し、それが角質を刺激し厚くなり、毛穴が詰まってニキビができる悪循環に陥ります。また、花粉などの抗原物質が肌に付着すると肌荒れの原因になります。毛穴の詰まり、ニキビ、乾燥、ゆらぎなど様々な肌トラブルを生まないよう、洗顔の習慣を見直しましょう。

≪肌トラブルの原因になるNG習慣とは?≫
NG①:一日中家にいたから洗顔しない 
室内にいても肌は汚れ、皮脂も出るので洗顔はマストです。メイクをしたならクレンジングももちろん必要です。
NG②:クレンジングしながらのマッサージ
クレンジングしながらのマッサージはクレンジングの時間が長くなり肌への刺激になります。皮脂が溜まりやすい箇所を軽くクルクルする程度にしましょう。
NG③:ベタつくから何度も洗う
ベタつく理由は皮脂だけではありません。汗でベタベタするなら水洗顔で流れます。頻回に洗顔すると皮脂と同時にバリア機能も落ちるため、頻度は1日に2回までにしましょう。乾燥しキメが粗くなることでベタつきを引き起こすこともあります。洗浄力の高い洗顔料を使っている場合は見直しましょう。
NG④:乾燥肌だから朝はお湯ですすぐだけ
睡眠中も皮脂は分泌され、肌も汚れます。また、前夜のスキンケアでオイルを使ったらそれも酸化します。朝も洗顔料を使いましょう。
NG⑤:ニキビがあるからゴシゴシ落とす
洗浄剤はこすらずとも化学的な作用で汚れを落とします。最近は乾燥がきっかけでニキビができる方が増えています。洗うことで必要なものまで奪われるため、洗いすぎは禁物です。

■基本の『クレンジング&洗顔』をマスターしましょう
"優しく&しっかり"がカギ!肌が変わります!

① ポイントメイクを落とす
まずマスカラやラメシャドウ、落ちにくい処方のリップからオフしましょう。コットンに専用リムーバーを馴染ませ、優しく撫でるように落としましょう。マスカラはコットンでまつげをはさむようにして優しく落とすと良いでしょう。

② クレンジング剤をなじませる
クレンジング剤を指先で円を描くように優しく肌に馴染ませます。指先が軽くなったら乳化したサインです。

③ 洗顔は「指でなく、泡で」が鉄則!
洗顔料はしっかり泡立てるのが鉄則です。手が直接肌に触れることなく洗えるようこんもりと泡立てましょう。

④ 皮脂多めのTゾーンから洗おう
ベタつきやすいところから徐々に広げ、最後に目周りを洗いましょう。ベタつきが気になる箇所は30秒程度、泡をのせておくと効果的です。

⑤ すすぎはぬるま湯で!
すすぎは熱めのお湯も水もNGです。人肌くらいのぬるま湯で、泡をしっかり落としきりましょう。シャワーの水を顏に直接当てるのも刺激が強いので水流を相当弱めるか、手で水をすくって洗いましょう。

■自分の肌やライフスタイルに合う『クレンジング&洗顔』を探しましょう
≪クレンジング≫
・『オイル』素早くメイクを落とせます
メイクをスピーディーかつスムーズに落とせるのがオイルの利点です。指がふわっと軽くなるまで優しく乳化させましょう。
・『敏感肌無向け』クレンジングや洗顔にも優しさを
若い世代はストレス耐性が低いため肌のゆらぎを感じている人が多い印象です。より優しい洗顔を心がけて。また赤みや湿疹があるなら皮膚科へ相談しましょう。
・『拭き取りシート』"メイクをしたまま寝る日"をゼロに
疲れてクレンジングしたくない日に備え、シートタイプのメイク落としを持っておくと良いでしょう。なるべくこすらず落としましょう。
◎『ナビジョンDRメーククレンジングオイル
デリケートな肌に負担をかけずに、ファンデーションやマスカラ、日焼け止めなどの汚れをしっかり取り去るメーク落としです。高い洗浄力があり、こする必要もなく短時間で乳化するので、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができます。資生堂から販売している医療機関専売商品になります。極めて酸化しにくいオイルで、潤い成分も高いので安心してお使い頂けます。

≪洗顔≫
・『泡で出てくるタイプ』便利アイテムを上手に活用
洗顔は基本、泡で洗うものです。泡立てが面倒だったりうまくできなかったりするなら、フォームタイプを活用しても良いでしょう。
◎『アクセーヌ リセットウォッシュ 泡状洗顔料
弱酸性のきめ細やかな泡がお肌のバリアを守りながら汚れをしっかり吸着します。肌に優しいアミノ酸系洗浄成分を配合。余分な角質を除去して肌を柔軟に整えます。ボトルをプッシュするだけでスフレのようなきめ細かい泡ででてくるので、肌に負担をかけずに泡洗顔できます。

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2021年4月21日

雑誌「anan」No.2247 2021年4月28日号 (4月21日発売)

特集「肌トレ&髪トレ最前線2021」(掲載P18~P27)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【トラブルに負けぬため、鍛えよう!「肌トレ&髪トレ」最前線2021】
マスクの下で起こる肌の変化、そしてストレスや血行不良による髪の変化...。今欲しいのは、どんな環境下でも動じない"肌と髪"。そのために必要なケア方法&アイテムをご紹介させていただきました。2021年はたくましく、すこやかな「美」を目指しましょう!

■トラブルを回避するには"保湿"が肝!バリア機能アップ大作戦!
長引くマスク生活や加速する大気汚染の影響で、これまで以上に肌の揺らぎやトラブルに悩む人が急増しています。外的刺激に負けない肌を育てるために、健康的な肌の基本であるバリア機能を見直しましょう。

◎肌の揺らぎと密接に関係する"3大トピックス"

Topic① 急増中の『マスク皮膚炎』その原因とは?
昨年から肌悩みのトップに君臨するのが『マスク皮膚炎』です。原因は、今までとは違うマスクの下のイレギュラーな環境にあります。マスクをしていると、熱がこもって皮膚温が上昇します。その結果、汗や皮脂の分泌が増え、蒸れやかぶれが起きます。そのマスク内の汗や皮脂をそのまま放置すると危険です。汗に含まれるミネラルなどの成分が刺激となって炎症が起こり、かゆみ・赤み・湿疹が生じる「汗荒れ」や、皮脂量増加による「ニキビ」などのトラブルが起こりやすくなります。

Topic② 肌の潤いを守るバリア機能とは
肌の揺らぎは、肌の角層の"バリア機能"が大きく関係しています。バリア機能とは、外界の大気汚染物質や花粉、細菌、ウィルス、化粧品類などさまざまな刺激から肌を守り、同時に肌の水分を内側に留める働きのことです。「①皮脂膜」「②天然保湿因子」「③細胞間脂質」この3つの要素から成る、表皮のいちばん外側の外界と接している角層に存在しています。
特に「細胞間脂質」は細胞の隙間を満たして角層の働きを支える、バリア機能のおよそ8割を担う大切な組織です。刺激物資、洗いすぎなどの外部からのダメージに加え、栄養不足、睡眠不足、過剰なストレスなどによっても、量や質が低下し、肌の乾燥を引き起こします。また、加齢とともに減少するので、細胞間脂質をサポートする"セラミド"を意識的に補うことが重要です。
当院の『セラミドバリアクリーム』は、天然セラミドを主成分にした高機能保湿クリームです。水分保持力や抗炎症作用が高く、ゆらぎ肌の改善が期待できます。テクスチャーも良く、幅広い世代に人気です。

Topic③ 肌の治安を守る『皮膚常在菌』に注目が。
近年、美容業界で注目されている"菌活"がスキンケアの領域にも浸透してきました。人の肌には、美肌菌を代表する「表皮ブドウ球菌」、悪玉菌と呼ばれる「黄色ブドウ球菌」、環境次第で善玉菌と悪玉菌のどちらにも転ぶ「アクネ桿菌」など、300種以上の菌が生息しています。これらをバランス良く共存させることが美肌のカギです。美肌菌を育てる効果的なスキンケアは、徹底的な"保湿です。美肌菌はしっとりした環境を好みます。

■夏のマスクはニキビの温床! その原因と症状は?
マスクの下での体温&湿度の上昇や、生活様式の変化で募るストレスなど、最近はニキビの原因が増えています。anan本誌のアンケートでわかったニキビの悩みの実態を受け、原因と対処法を伝授させていただきます。

~どんな時にニキビができますか?~
・生理前
・食生活が乱れた時
・ストレスが溜まっている時
・マスク
・睡眠不足

1. 実は、生活習慣の乱れこそニキビの最大の敵
ニキビの原因は実に様々です。食事、睡眠、腸内環境、運動習慣、ストレスコントロールの5本の柱が整っていないと、ちょっとしたきっかけでブツッと出現します。バランスのとれた食事と十分な睡眠時間、適度な運動習慣を身につけることが大切です。軽い運動やストレッチをして体の循環を高め、消化・吸収の効率アップをしましょう。便秘はニキビの大敵。腸内環境を整える食事にもこだわりましょう。


2. 蒸れ×皮膚温上昇で「マスクニキビ」も急増中
マスクの影響か、顎やフェイスラインのニキビに悩んでいる人が増えています。マスクの付け外しや着用時の会話などで肌とマスクが擦れると、物理的刺激で肌が防御反応を起こし、角層を厚くします。角層が厚くなると、毛穴の入り口が硬くなり皮脂が溜まり、ニキビの原因になります。さらにマスクをしていると呼吸が浅くなって肌に十分な血液が巡らず、トラブルが起こりやすくなります。

3. ストレスとニキビも密接な関係が
知らず知らずのうちに溜まっているストレスもニキビの要因になります。"ストレスニキビ"と言うように、慣れない生活様式などによる精神的なストレスもニキビと関係しています。ストレスを感じると、交感神経が優位になり、心も体も緊張して戦闘モードになります。体の末梢まで栄養が届かなくなり、肌のターンオーバーが乱れてニキビができやすい状態になります。

■3方向からのニキビケアで原因菌を撃退しましょう!

ニキビケア①:赤みを帯びてきたらまずは抗炎症ケア
赤く熱を帯びたニキビは炎症を起こしている状態です。いつものスキンケアを、鎮静効果のある成分を含んだアイテムにシフトしてみましょう。抗炎症作用がある成分の代表として覚えておくといいのが、「グリチルグリチン酸2K」、「ナイアシンアミド」、「トラネキサム酸」の3つです。炎症を抑えることで、ニキビを素早く鎮静する効果が期待できます。また、植物成分では「ティートゥリー」も有名です。
★当院のおすすめ:『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液です。
ただし、これらの成分は人によって合う、合わないがあるので、肌に違和感があったら使用を中断しましょう。炎症がひどく、痛みを伴う場合は、一度皮膚科に相談してください。

ニキビケア②:抗酸化成分で発生予防&ニキビ痕対策を
肌老化の原因として知られる活性酸素も、過剰に発生すると肌のターンオーバーが乱れ、ニキビができやすい状態になります。「ビタミンC」は抗酸化に優れているので、ニキビや毛穴が気になる人にもおすすめの成分です。ビタミンCを補給するため市販のドリンクを飲む方もいると思いますが、糖分も多く含まれているので注意が必要です。糖質こそニキビの大敵と言えます。
★当院でおすすめ:『ヘリオケアウルトラD』・『ソルプロプリュスホワイト
活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。強い抗酸化作用に加え、美白効果も期待できるので、色素沈着によるシミやニキビ痕も軽減してくれます。また、当院では内服薬も処方しています。肌老化を防ぐために、抗酸化作用のあるサプリメントで補いましょう。

ニキビケア③:肌のターンオーバーを優しく促すケアも
ニキビレス肌の第一条件は、"滞らない肌"になることです。適正なターンオーバーを繰り返すことで、ニキビができにくい肌になります。代謝成分としておすすめなのが「レチノール」です。シワ改善で注目を集めていますが、ターンオーバーを整えて毛穴の詰まりを解消してくれる働きがあり、ニキビ痕の黒ずみにも効果的です。
★当院でおすすめ:『ナノメッドVAエッセンス
医療機関ならではの高濃度の純粋レチノールを含んでおり、メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、ターンオーバーを整えてくれます。明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。

■炎症が進んだニキビのケアはクリニックでケア。
炎症が進み自分でケアをしても改善が見られなければ、保険治療でも毛穴の詰まりを解消する外用薬を処方してもらえるので、まずはお近くの皮膚科に相談をしてみてください。生理前のニキビで悩んでいるなら、婦人科で低用量ピルを処方してもらうのもひとつの選択肢です。
当院のような美容皮膚科であれば、「ケミカルピーリング」や「フォトフェイシャル」で代謝を促しニキビの治りを早めたり、「プラズマシャワー」照射で悪玉菌を殺菌し、美肌成分を注入して肌状態を整える治療法もあります。当院は皮膚科専門医が在住しており、お肌の状態から最適な治療を提案します。肌のトラブルにお悩みの方はご相談にいらしてください。

★当院でできる主な治療
・『ケミカルピーリング』:フルーツ酸で肌の角質をごく薄く溶かし、毛穴の詰まりを解消。白ニキビができにくい肌に。¥16,500(全顔)
・『フォトフェイシャル』:ニキビやニキビ痕のケアに。顔全体に穏やかな光を照射し、痛みや腫れもほとんどなし。¥30,800(全顔・初回)
・『プラズマシャワー』:プラズマがニキビの原因の悪玉菌を殺菌。細胞間を一時的に緩め、様々な薬剤を導入。¥22,000~(全顔・初回)

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WEB『美的.com』(4月21日掲載)

特集「女医に訊く♯154 マスクをつけているのにシミが増える!?マスクジミ予防に有効なケアとは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

マスクで覆っているところは紫外線が当たらないはずなのに、最近シミが増えたように感じたことはありませんか?マスクが肌に与える影響と対策についての記事を監修しました。

■マスクをつけているのにシミが増える!?
シミやくすみのもととなるメラニン色素がつくられるのは、紫外線や摩擦などの外的刺激により、肌が炎症を起したときだけではありません。精神的にストレスがかかったときも、メラニン色素はつくられます。
そもそも肌にできるシミやくすみは、さまざまな刺激から細胞を守るために色素細胞(メラノサイト)より過剰に分泌されたメラニン色素が、皮膚に沈着して起こります。メラニン色素が増えるのは、体の防御反応なのです。ですから、ストレスがかかったときには顔がくすみやすく、肝斑がある人なら肝斑が濃くなりうるんです。シミの予防には紫外線対策に加え、こすらない、ストレスを溜めないことも重要と言えるでしょう。

■飲む日焼け止めで紫外線を徹底的にカット!
間もなく紫外線が一気に増える5月に入ります。シミ・くすみを防ぐには、塗る日焼け止めクリームに加え、飲む日焼け止めで紫外線を徹底的に防ぐことが効果的です。
飲む日焼け止めは皮膚だけではなく、血管や目など、いろいろな部位の酸化ストレスを防ぐ強力な抗酸化剤です。ブルーライトによる目の疲れや痛みも楽になりますから、パソコン仕事が長い方は目のためにもぜひ飲んでいただきたいです。ただし、飲む日焼け止めは日焼け止めの効果を補うサプリメントです。顔や実際に日に当たるところは日焼け止めをしっかり塗りましょう。
 『ヘリオケアウルトラD(飲む日焼け止め)』
ヘリオケアは抗酸化作用の高い成分が理想的に配合されており、体の内から確実に紫外線と活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。主成分である「ファーンブロック」は紫外線で発生する活性酸素を壊し、皮膚や眼を紫外線のダメージから守る効果があります。
日焼け防止のみだけでなく、目の保護、免疫力の向上、遺伝子保護など様々な効果が得られる画期的なサプリメントで、世界34カ国以上で販売されています。含まれる成分は安全安心な天然由来で、これまで副作用の報告も無く、安全性が高い薬のため、継続的に内服いただけます。
 『ソルプロプリュスホワイト(飲む日焼け止め)』
ソルプロプリュスホワイトは医療機関専売品として発売された、日本国内製造の日焼け&糖化対策サプリメントです。紫外線などの「酸化」による肌のメラニンぐすみだけではなく、過剰な糖質がタンパク質と結びつき、肌の黄ぐすみ・しわの原因にもなる「糖化」も防ぎます。一度の服用で24時間効果が持続し、継続して服用することにより、日焼け予防効果が高まります。糖化の進行を抑る効果を持つ当製品と、ビタミンDも強化されているヘリオケアウルトラDの併用をおすすめ致します。

■マスクジミ予防に効果的な美容液は?
マスクの擦れによる炎症を抑えるということであれば、抗炎症作用の高いトラネキサム酸配合の美容液や、ビタミンCやEなど抗酸化剤の入った美容液がいいでしょう。さらに、トラネキサム酸やビタミンC、L-システインなどのサプリメントも併用して体の中からケアすると、より効果を実感していただけるかと思います。
また、肌のターンオーバーを高めるレチノールの塗布もおすすめです。レチノールは「レチノイド反応」という一時的な乾燥感、皮むけ、赤み、ほてり、かゆみ等を起こすこともあるため、苦手な人は、いきなり原液を化粧水のあとに塗るのではなく、保湿剤に対して1/4量くらいのレチノールを混ぜて1日1回使うことから始めると、刺激を感じにくくなります。
肌が慣れてきたら徐々にレチノールの濃度を高くしていくと、レチノイド反応も落ち着いていきます。肌のターンオーバーも整っていきますし、レーザーなどを照射したときの反応もよくなります。
当院の『ナノメッドVAエッセンス』は、純粋レチノールが高濃度配合されているエイジングケアクリームです。ターンオーバー促進効果が高く、一年中必要な成分です。黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果があるので幅広い世代に人気です。セルフケアで原液を使用することに抵抗がある方は、肌のことを考えて成分を調合した製品でのホームケアをおすすめします。

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2021年4月16日

雑誌「美ST」2021年6月号 (4月16日発売)

特集「新時代の新目標。綺麗な50代へ―今すぐできること全部」(掲載P34~P35、P54~55)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

~40代はもうオバさんじゃない~
【49歳の"壁"と人生最後の『お肌の曲がり角』】
「昔と比べて今の40代は若くなった」と言われる時代になりました。コスメや美容医療、サプリなどの飛躍的な進化、さらに自身の努力によって老いを感じることが減ったのではないでしょうか。若く綺麗に過ごせた40代は、"オバさん"なんて揶揄されることもなくなりました。
しかし、50歳直前に『肌の曲がり角』が訪れます...。これからは美の試練は待っているけれど、「50代だってずっと綺麗なまま過ごしたい!」そんな目標をもって、明るく・楽しく・全力で、美しい未来に進んでいきましょう!

■"おばさん"という制約から解放された40代は綺麗になった。でも...
最近の40代女性は確かに綺麗になりました。化粧品や美容医療の進歩はもちろん、40代女性の社会的役割の変化も影響しています。シンプルにいえば、もう"おばさん"を演じる必要がない時代に変化したからです。社会で活躍し、イキイキとした様子が若々しさに表れていると感じられます。ただ、肌のエイジングは気持ちとは別物。年齢と共に確実に進行しているので、きちんとした対策が必要です。

■年々増える老け見え原因は「顔の余白」
なんだか間延びして見える・流行りのメークがしっくりこない...。そう思い始めた方はいないでしょうか。その原因はいつの間にかできてしまった、目と眉の間・頬・鼻の下など「顔の余白」かもしれません。なぜ年齢を重ねると「顔の余白」が現れるのかを、顔の構造を元に理解しましょう。さらに部位別に、「顔の余白」を解消する美容医療を提案致します。

余白①『目と眉の間』...支えてくれる骨がなく、重力に負けた"かぶりまぶた"に
目がある部分の骨格は空洞で、筋肉や脂肪で支えられています。加齢により脂肪が減少すると重力の影響が顕著になります。上まぶたを引き上げている筋肉も弱まるので、まぶた全体がかぶるように下がります。
★おすすめの治療:
ウルセラ(ウルセラシステム)』×『ヒアルロン酸注入(トゥルーリフトTrue Lift)
ウルセラは超音波エネルギーを目的の場所に集中して照射することができます。狙ったポイントのみに超音波の熱を加え、コラーゲン線維を収縮・再生させ、目周りの皮膚を引き締めます。現時点では最も強力で効果の持続期間も長い、『アイリフト効果』でFDAの承認を得た最高峰照射機器と言えます。
さらに、顔の形状を支える根幹である『真性靭帯(True Ligament)』の根元に少量のヒアルロン酸を注入すると、シワ・たるみ・輪郭の崩れを根本から解決でき、緩んだ皮膚の仕上がりが圧倒的にレベルアップします。

余白②『鼻の下』...唇の反りが無くなりのっぺりと間延び
口輪筋や鼻の脇にある"上唇挙筋"や"上唇鼻翼筋"が硬化し、引き上げる力が低下します。口元内部の柔らかいコラーゲン線維も加齢により緩み始めます。すると人中の山が消え、鼻の下が伸びたように見えます。
★おすすめの治療:『ヒアルロン酸注入(唇形成)
リップラインが曖昧になると、鼻下が伸びて口唇縁が内側に入り込み、ぐっと老けた印象を与えてしまいます。リップラインに沿って少量ヒアルロン酸を注入すると、輪郭がはっきりし、ボリュームのある唇をデザインでき、鼻の下の間延びを解消できます。唇は若さと魅力を表す大切なパーツです。ヒアルロン酸注入は医師によって仕上がりに大きな違いが生じ、医療事故の報告もあるので、信頼できる医師の施術を受けましょう。

余白③『頬』...脂肪の減少と筋力の低下で四角く広く平坦に
皮下組織の脂肪が減少することにより、皮膚がたるみ、ハリが失われます。顔の中央部で皮膚や脂肪を支える靭帯も劣化するので、頬全体が下垂し平坦になります。
★おすすめの治療:『ヒアルロン酸注入(美人顔デザイン注入)
頬は、若い時には持ち上がったトップ・滑らかな曲線を帯びた部位になります。しかし加齢に伴い、『骨格』・『靭帯』・『脂肪組織』・『筋肉』・『皮膚』のそれぞれの層で立体的に変化が起こり、お互いに影響しながら老化が進行していきます。生じている加齢変化に最適な部位にヒアルロン酸フィラーを注入することで、骨格と皮下組織のボリュームロスを補い、靭帯を補強しリフトアップを図ります。一人一人の骨格や肉付きなどに合わせ適正にカスタマイズした注入を行いますので、『自然な若返り効果』が得られます。

この様に、加齢によって生じた「余白」には原因があり、それに対応する美容医療は現代技術の進化により存在します。しかし施術を受けるクリニックや医者の腕は、経験や知識によって様々で、仕上がりも変わります。信頼と実績のある院を探してみてください。当院は、顔全体を立体的に捉え治療する『美人顔デザイン注入』に定評があります。「余白」やその他加齢による悩みなど、ご気軽にご相談にいらしてください。


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2021年4月14日

WEB『美的.com』(4月14日掲載)

特集「女医に訊く♯153 マスク生活が長引くと目元のシワが増える!? シワの改善に有効な治療法とは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

マスク越しのコミュニケーションは目が命です。自分の気持ちを伝えるために、普段よりオーバーに目を細めたり、見開いたり、眉をひそめたりしてはいませんか?マスク生活が与える目元への影響についての記事を監修しました。

■マスク生活が長引くと目元のシワが増える!?
マスクをつけていると、つい目がいくのが目元のシワ。笑顔の素敵な方だからこそ、「カラスの足跡」と呼ばれる目尻の笑いジワがくっきりと目立ってしまい、気にする方もいらっしゃいます。マスクによるトリミング効果(見えている部分が目立つ)もありますが、目を使ったコミュニケーションが増えたことも原因であると考えられます。
特に接客業の方などは、、口元が見えない分、目元でしっかり笑わないと怖い印象を与えかねないため、職業柄、目尻のシワや眉間のシワが急速に悪化している方も多いように感じられます。マスクから見えるところの表情筋を積極的に動かすことで、より加齢が進行してしまう可能性は否定できません。

■表情豊かな人ほどシワが深くなる!?
表情ジワは無意識にシワを寄せてしまうことが原因でできるため、意識して改善しようとしても効果はありません。それどころか、毎日の筋トレで徐々に筋肉が大きく成長し、さらに深いシワをつくってしまします。
残念ながら目元のシワは、目元を動かせば動かすほど悪化します。人によってはマスク生活の期間中、ハードに動かした分だけ折ジワが刻まれてしまうかもしれません。表情豊かな方ほど表情ジワに要注意です。気になるなら、これ以上シワが深くならないように対策を講じましょう。

■表情ジワの予防&治療にはボトックス注射が有効
このような過剰な筋肉の収縮を予防するには、ボトックス注射がおすすめです。目元の表情ジワに対するボトックスの効果は、予防と治療の2つの意味があり、絶大な効果を発揮します。若いうちから定期的にボトックスしている方は、圧倒的に表情ジワが少ないです。
さらに近年は、表情筋層に深く注射してその収縮を抑えることで表情ジワを治療する通常のボトックス注射に加え、皮膚の浅い層(真皮層)に注射して、表情筋に薬剤を拡散浸透させて筋肉の表面線維だけの働きを弱める「メソボトックス注射」という美容医療もあります。自然な表情を保ちながらシワを改善し、肌を引き締めることが可能になりました。

特に、男女ともに『人相が悪く見える』とお悩みの方も多い眉間のシワは、早くから治療しておくほど満足度の高い部位です。実は、コロナ禍以前から「子どもと過ごす時間が増える夏休みの間に眉間のシワが深くなるから」と、ボトックス注射を受けにいらっしゃる患者様も多いのです。シワが深く刻まれる前に予防しましょう。

★『ボトックス注射(眉間)』初回トライアル:¥24,000~
ボトックスを表情筋に作用させ、動きを止めたり弱めたりします。筋肉に正確に注入する必要があるので、特に高い技術力を要する施術です。

★『メソボトックス注射(目尻)』初回トライアル:¥24,000~
皮膚の浅い層(真皮層)にボトックスを注射し、開大毛穴の引き締めやナチュラルなちりめんジワの改善を叶える治療法です。
メソボトックス注射は、筋肉に直接作用する施術ではなく、メソダーム(真皮層)にごく少量注射します。ボトックスが適切な範囲に拡散し、筋肉の表面線維だけの働きを弱めることにより、「自然な表情」を保ちながら、シワを改善し、肌を引き締め、効果を得るナチュラルな若返り術です。額や目尻など、自然な表情を保ちながら、たるみとシワを改善したい部位におすすめです。

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2021年4月13日

週刊誌「SPA!スパ」2021年4月20日号 (4月13日発売)

特集「やっておくと超ラクになる「介護脱毛」」(掲載P38~P39)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
SPA!独自の鋭い視点で、親の介護まえにすべきことをリスト化した特集です。

【親が死ぬ前にやることリスト30】
老親のカネ、介護の準備、実家や墓の整理等...。要介護になってから始めては、既に手遅れかもしれません。まだまだ元気な親でも、介護やさらに死後に向けての準備は必要です。いつかは来る「親の介護や死」にどう備えるべきかというテーマで、介護脱毛の観点からお話させて頂きました。

■やっておくと超ラクになる「介護脱毛」
アンダーヘアの脱毛を親に促すのも介護の事前準備として有効です。当院では、女性を中心に介護脱毛する40~60代の人は3年で6倍強に増えています。
介護状態ではお風呂も制限され、おむつ生活を余儀なくされます。そうなると便や尿、汗や皮脂など、アンダーヘアには様々な汚れがこびりつきます。オムツ交換の頻度は決まっているので、してから直ぐにオムツを替えてもらえることは無いからです。

汚れが毛に付着したまま放置すると、臭いやおむつかぶれ、感染症の原因となり、病変にも気づきにくくなってしまいます。ご高齢だと脱毛に抵抗のある方も多いと思いますが、脱毛して清潔に保つことは、介護者の負担軽減だけでなく、被介護者のトラブル回避にも繋がります。お互いの為になる点をふまえて、親と介護脱毛について話し合ってみましょう。

介護脱毛に際して注意すべき点として、レーザーは白髪には反応しないので、アンダーヘア脱毛はまだ黒い陰毛が残っている70代前半までに行ってください。また、脱毛サロンでは衛生面の管理が不行き届きな場合があり、脱毛治療で感染症になった事例もあります。さらに、熱傷のリスクもあります。介護脱毛はそれなりにお金のかかる処置ですが、安全のためにも医療機関を受診することをおすすめします。

レーザー脱毛
レーザー脱毛とは、黒色にだけ吸収される波長のレーザーを照射することで、毛根周囲に存在する毛を作り出す組織(毛乳頭や毛包幹細胞)に熱によるダメージを与えることで脱毛する医療行為です。日本人のデリケートゾーンは生理的に浅黒いので、はじめの3回で毛が柔らかくなり5回程度で、処理が相当楽になり、8回ほどの施術でほぼ毛が無くなります。下着の蒸れなども軽減され快適になりますので、将来の介護を見据えて早めに脱毛することをおすすめします。60歳以降の女性の場合、アンダーヘアの毛量も減ってくるので、上記よりも少ない回数で十分な減毛を実感いただけます。

≪VIOラインセット≫1回¥45,000/5回¥180,000(¥36,000/1回)

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2021年4月12日

雑誌「up PLUS」2021年5月号 (4月12日発売)

特集「緊急ニオイリモート会議始めますっ!」(掲載P62~P65)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【緊急ニオイリモート会議始めます!】
ジトジト・ムシムシするなど、汗ばむ季節の到来で、女性には悩ましい「ニオイ問題」が多発しています。汗をかき、自分のニオイが気になり始める方も多い時季かと思います。解決したいけれど、なかなか人には言えないのが「ニオイ」の悩みです。この悩みの解決法について、部位別にニオイの原因から対策法までご紹介しました。周りに相談できず悩んでいる方は、ぜひ参考に御覧なってください。

■体臭はその"部位ごと"に適した対策をしましょう
コロナ禍によって私たちの「ニオイ」に関わる悩みの傾向には大きな変化がありました。リモートワークや時間差通勤によって満員電車に乗ることが減り、ソーシャルディスタンスを保つようになったので、ニオイを気にするシーンは減ったかもしれません。一方で、家族や恋人、友人などの親しい人への配慮は引き続き求められると思います。
体臭はそれぞれの部位によって原因がまったく異なります。原因が異なれば対策も変わるのは当たり前です。それぞれの原因を正しく知り、対策をして、身近に関わる人へのエチケットを心がけましょう。

 清潔感が顕著に表れる「髪&頭皮」のニオイ問題
頭皮は皮脂分泌が高く発汗量も多い部位です。皮脂は酸化すると悪臭が...。汗は本来無臭ですが、常在菌の作用で汗臭さの原因になります。若い女性に多い「ラクトン」には加齢臭をマスクして感じさせなくする作用があるのですが、30代になると激減し、女性でも油臭くなります。皮脂は洗浄剤で優しく洗い、汗はよくすすぐのが一番効果的です。

 汗ばむ季節にご用心!「ワキ」のニオイ問題
ワキには"アポクリン汗腺"が多く、ワキガはアポクリン汗腺由来の汗によって生じますが、遺伝で決まった体質で、耳垢がねっとりしたタイプはワキガがあります。(反対にカサカサ耳垢はワキガではありません。)汗をかいたら拭く、下着を着替える、汗を付着させるワキ毛を剃るのが有効です。
『レーザー脱毛』はアポクリン汗腺の活性を抑えるのでワキガにも効果的です。また、"メスを使わない多汗症治療"として人気なのが『ボトックス注射』です。ニオイのもととなるアポクリン汗腺、汗ジミとニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗の量を軽減させます。この2つの治療を組み合わせると、より効果が得られます。

 こまめなケアが肝心!「おくち」のニオイ問題
口臭の有無は、口腔内細菌の種類によって決まります。それに加えて、喫煙、毎回歯磨きをしない、舌苔、唾液量の減少は口臭をさらに悪化させます。最近はマスクの長時間着用で口呼吸が増え口臭が悪化したケースも増えています。規則正しい3食の食事を摂り、食べ物をよく噛むことも大切です。食後は隅々まで丁寧に歯を磨き、毎回フロスで歯の隙間のカスやプラークも取り除きましょう。その後もマウスウォッシュも有効です。舌苔が目立つ方は、優しく舌ブラシで撫でるように洗いましょう。

 ニオイの主な原因は足汗!「あし」のニオイ問題
足は多汗の場合、角質に細菌が増え悪臭を放ちやすいようです。また多汗でなくとも一日中靴を履いていると、蒸れが生じる部位なので、細菌が増えてニオイが出やすい箇所です。毎日足の指の間、爪の裏などまでしっかり洗ってよく乾かすことがポイントです。毎日同じ靴を履かないことや、靴を乾燥させることも重要になります。素足ではなく靴下を着用することも有効です。

 キレイをキープして優しくケア「デリケートゾーン」のニオイ問題
デリケートゾーンにワキと同様のニオイがあるなら、ワキガの外陰部版「すそわきが」です。「すそわきが」は体質なので、ワキガと同様の対策をしましょう。それ以外の場合は、尿、便、おりもの、月経血がニオイの原因です。汗をかくとニオイは拡散しやすくなります。女性器は複雑な構造なので、小陰唇の基部などにたまりやすい垢や汚れを入浴時に優しく洗いましょう。デリケートゾーン専用の洗浄液も出ていますが、敏感肌用のボディソープを使用しているなら兼用で構いません。
すそわきがの治療法として、『ボトックス注射』があります。ボツリヌス毒素の作用でニオイを拡散させる原因になるエクリン汗腺とニオイの汗を作るアポクリン汗腺の働きを弱め、ニオイと汗量を軽減させることができます。外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、効果は半年~10か月程持続します。また、陰毛は臭い物質が付着する温床となるので、『VIOラインのレーザー脱毛』との併用がおすすめです。ボトックス注射、レーザー脱毛治療のいずれも、汗腺だけでなくアポクリン汗腺の働きも抑制するので、ニオイの軽減に相乗効果があります。

以上が部位別の原因&対策法になります。とはいえ、日本人は体臭が軽い方がほとんどです。その割に気にするのは、高温多湿であること、古来よりにおいに敏感な民族性によるところが大きいです。エチケットとしての清潔は保ちつつ、あまり過敏に気にし過ぎないようにしましょう。「ニオイの問題」は周囲に相談しづらい内容かと思います。当院では女性皮膚科専門医と経験豊富なスタッフが、プロの立場でニオイのお悩みも解決できるよう努めておりますので、気軽にご相談しにいらしてくださいね。

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2021年4月 7日

WEB『美的.com』(4月7日掲載)

特集「女医に訊く♯152 マスク生活で顔がたるんで、肌のハリやツヤが失われた気がします...」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

帰宅後、マスクを外してビックリ!顔の下半分がたるんだように感じたり、肌のハリやツヤが失われように感じたりしたことはありませんか?マスクが肌に与える影響と対策について掲載していただきました。

■マスクを装着し続けると顔がたるむ!?
マスクをした影響で、大幅に顔がたるんだり肌のハリが失われたりするというのは、通常は考えにくいです。
基本的にきれいな笑顔を作るときは、口角を上げる大頬骨筋と小頬骨筋、口を横方向に引っ張る笑筋の3つを連動させます。マスクなしで人と対面するときは、見られているという意識から、これらの筋肉に軽く力を入れた状態で顔を保っていただけ。マスクで顔を覆っていると、主に目元でのコミュニケーションになるため、口元をあまり使わなくなります。今たるみが気になる人は、もともとたるんでいたか、マスクをすることで表情筋をキープする力が衰え、輪郭や口元が少したるんだように感じてしまうのかもしれません。
 『ウルセラ(ウルセラシステム)
超音波を用いて、たるみを強力にリフトアップできる「たるみ治療」マシンの最高峰です。ウルセラは治療後、約2~3ヶ月後に効果のピークがあらわれ、1年程度にわたって効果の持続が期待できます。さらに皮膚表面に傷ができることはなく、治療当日からメイクができる、ほぼノーダウンタイム治療です。マスク生活が続くこの時季、お仕事にも影響が少なく、持続効果も長いことからたるみが気になる方は是非お試しいただきたい治療です。

■顔を上げるには顔ストレッチやマッサージが有効?
表情筋をキープする力が衰えてきたからといって、過剰な顔ストレッチやマッサージするのは危険です。表情筋が発達し過ぎると、表情ジワが深くなることがあるのです。
そもそもボトックス注射は、このような過剰な筋肉の収縮を緩めて、表情ジワを解消するものです。顔のストレッチで徐々に筋肉が大きく発達すると、シワはさらに深くなってしまいます。過剰な顔ストレッチやマッサージは避け、日頃からかすかに微笑みをたたえた状態をキープするように意識しましょう。また、姿勢が悪いと顔の筋肉が下方向に引っ張られて顔がたるむこともありますから、体幹を鍛えて姿勢を改善しましょう。
 『ボトックス注射(表情ジワ)
顔のマッサージやストレッチを避けても、表情ジワは無意識にシワを寄せてしまうことが原因生じてしまうものです。表情筋は小さな筋肉ですが、毎日の筋トレで徐々に筋肉が大きく盛り上がり、さらに深いシワを作ってしまいます。このような過剰な筋肉の収縮を予防するにはボトックス注射が最適です。特に、眉間の縦ジワは、人相が悪く見えてしまう部位です。シワの原因となる表情筋にボトックスを直接注射することで、筋肉の動きを一定期間弱めます。シワを解消するだけでなく、深く刻まれるのを予防できます。男女ともにシワが深く刻まれる前の30代から始めたい「予防と治療」二つの意味がある注入治療です。

■肌のツヤが消えるのは角層の状態が悪くなった証拠!?
肌のツヤは肌のバリア状態を反映しています。肌のツヤが消えるのは、角層の状態が悪くなったというサインです。角質細胞が均一に並んでいて、水分を十分に蓄えていれば、キメが整い透明感とツヤ感が出て、ふっくらとした肌に見えます。
残念ながら角層は、マスクの影響を受けます。マスクで擦れたり、保湿成分が取られたりすると、角層が乱れて肌のツヤが失われてしまうのです。さらに、マスク蒸れで皮脂の分泌量が増えると、ニキビができたり脂漏性皮膚炎になったりすることもありますから注意しましょう。
マスクを買うときは硬い生地を避け、通気性と肌当たりのいいものを選びましょう。汗をかいたら、やさしくティッシュや濡れハンカチでおさえ、帰宅後はすぐに洗顔をして保湿をしましょう。

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雑誌「大人のおしゃれ手帖」2021年5月号 (4月7日発売)

特集「シンプルスキンケアのススメ」(掲載P46~P49)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【シンプルケアのススメ】
ゆらぐ季節の肌は"化粧水"と"保湿クリーム"で大きく変わります。極力「シンプルなケア」がベターです。特に炎症を起こしているときは、バリア機能をアップする"化粧水"と"保湿クリーム"の見直しが鍵になります。この時期の「シンプルケア」を伝授させていただきました。

■この時季、大事なのは徹底した保湿!
季節の変わり目は肌が不安定になり、赤み、かゆみなどが起こりがち。女性の8割近くが"ゆらぎ肌"を感じているとも言われています。
気持ちのいい春ですが、[気温の寒暖差 ・花粉や黄砂 ・職場の部署の移動]など環境変化の多い時期です。環境変化によって、肌はストレスを感じやすくなります。肌が荒れると肌内部へ直接刺激が届いてしまい、炎症によって悪化する可能性があります。続くマスク生活によって摩擦で肌が刺激され、より肌ダメージを感じやすいでしょう。そこで大事なのは、"保湿で肌バリアを作る"ことです。ゆらぎの季節はできるだけ刺激を与えないよう、潤いを保つ「シンプルケア」にすることが重要です。バリア機能を高め、ゆらぎ知らずの肌を手に入れましょう。

■もっと知りたい。肌がゆらぐときのお手入れのこと。
[Q]保湿クリームで気をつける点は?
[A]洗顔後、一時間程度経過したときでも十分に潤うくらいの保湿クリームを塗ること!
角層の水分量を適切に保つことで美肌菌が増え、肌フローラが整い、バリア機能を高めることができます。化粧水で保水後、保湿クリームを少し多めに、しっとりするくらいの量を塗りましょう。ゆらぎの季節~夏こそ、保湿クリームは必須です。健やかな肌を作りましょう。
当院の『セラミドバリアクリーム』は"角層のバリア機能"に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする当院オリジナル高機能保湿クリームです。水分保持力・抗炎症作用が高く、ゆらぎ肌の改善が期待できます。べたつかないので、年齢を問わず人気です。

[Q]春から夏のゆらぐ季節に気にかけるべきスキンケアのポイントは?
[A]3月から急速に増える紫外線対策に力を入れましょう!
紫外線量は4月にはピークを迎えます。寒暖差によって肌バリアが弱まっているところに紫外線の攻撃を受けてしまい、肌荒れが起こりやすくなります。外出時は日焼け止めを塗りましょう。高スペックでなくてもいいので、"こまめに塗り直すこと"が大切です。
『ヘリオケア360゜ミネラル』は飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」ブランドの、塗るタイプのウォータープルーフ日焼け止めです。オイルフリーでべとつかず、ノンケミカルなので肌に優しく紫外線をカットすることができます。日焼け止めも様々な種類がありますので、自分の肌に合う優しい成分の入った商品を選びましょう。

[Q]春から夏にかけて、やってはいけないスキンケアは?
[A]スクラブ&ブラシ洗顔は刺激のもとに。なるべく控えましょう!
肌にある皮脂は、潤いの元となり、刺激や乾燥から肌を守る役割があります。それを洗顔で取り除き過ぎてしまうと、乾燥し、外部からの刺激を受けやすくしてしまいます。また、肌が荒れがちな時季の新しいコスメのお試しは、肌を刺激する可能性がありますので注意しましょう。

[Q]マスクで荒れた際のスキンケアはどうすべき?
[A]マスク皮膚炎になったら、染みるものは塗らないように!
マスクの刺激により、肌が赤くなってしまったときは皮膚科を受診することが大切。あとはシートマスクなども刺激になるので使わないようにしましょう。おすすめのセルフケア方法は、バーム系での保湿のみで傷ついたバリアの回復を待つこと。

スキンケアはシンプルに、治療は医療機関で受けるのが賢い選択です。
季節の変わり目のゆらぎ肌には肌フローラを整え、炎症を抑える『プラズマシャワー照射』がおすすめです。特に、骨髄幹細胞培養上清から作った『サイトプロMD』導入は炎症鎮静作用が高く、マスク皮膚炎、アトピー性皮膚炎などの炎症期にこそおすすめしたい薬剤です。

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2021年4月 2日

WEB『マキアオンライン』(4月2日掲載)

特集「皮膚科医に聞く! 背中ニキビやデコルテのブツブツの原因は? 自宅でできる対策&ケアアイテム15選」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

いよいよ肌みせの機会が増えるシーズンが到来します。今の時期から早めのケアが、美BODYに必須な"肌の質感"を決めます。背中やデコルテのブツブツが気になって自信がない...。体にできるニキビの対処法がわからない...。そんな「体ニキビ」の原因や自宅でできるケアの方法を掲載していただきました。

■背中やデコルテなど「体ニキビ」の原因&対策をQ&Aで解説!

[Q1]そもそも顔にできるニキビと体にできるニキビは同じもの? 違うもの?
[A1] 背中やデコルテ部分などは顔と同じ流れでできます。腕にできるブツブツはニキビではない可能性が高いです。
【解説】背中やデコルテには、顔と同じように「脂腺性毛包(しせんせいもうほう)」と皮脂腺が大きく発達した"毛包"が存在するところです。一般的にいわれているニキビというのは、この脂腺性毛包において常在菌である「アクネ桿菌(アクネかんきん)」が増えて、炎症を起こした状態を定義します。よって、ニキビの種類としては、同じものといえます。

[Q2]腕のブツブツはなに?
[A2]毛嚢炎(もうのうえん)か毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)の可能性が高いです。
【解説】腕の部分は、軟毛が生えており脂腺も大きくないので、ブツブツができるとすれば、「毛嚢炎」の可能性があります。背中やデコルテ部分にできるようなニキビとは、また違ったものと考えられます。また、ザラザラしたものがたくさんある場合、「毛孔性苔癬」という皮膚病の可能性もあります。これは体質的に毛穴が角化しやすい人に生じます。
★治療法:『毛孔性苔癬集中治療
「ケミカルピーリング」、「ジェントルレーズ」照射、「ジェネシス」照射を同じ日に行い、それぞれの治療効果を最大限に高めるコンビネーション治療です。ブツブツの原因である毛穴のつまりと角栓、ねじれて埋まったムダ毛、黒ずみを解消して、すべすべのお肌に導くことができます。「ジェネシス」の赤味軽減作用で赤黒さも改善します。いずれの施術もノーダウンタイムで、1 ヵ月~1 ヵ月半毎に3 回の治療でほとんどの方が効果を実感されます。
毛孔性苔癬は、若い世代の二の腕や背中に多く見られる難治性の皮膚病ですが、治らないとあきらめる必要はありません。見た目だけの問題のため、コンプレックスを感じていらっしゃる方も多いかと思います。ですが、若い時こそ腕や背中を思い切り出して、ファッションを思い切り楽しんで頂きたいと思いからこの治療を組み立てました。お悩みの方は当院にご相談しに来てください。

[Q3]背中やデコルテにニキビができるきっかけは?
[A3]毛穴の入り口が詰まる&皮脂量が多くなってしまったとき。
【解説】顔のニキビができるのと同じ仕組みです。ただし、きっかけとなる毛穴詰まりを引き起こす要因が少し異なります。背中やデコルテは、もともと皮脂量が多い部位なので詰まりやすく、こするなどの肌への刺激や日焼けなどに対する防御反応として、また保湿が足りない乾燥状態をきっかけに、角層が厚くなると毛穴が詰まってしまいます。その過程で、ニキビの始まりである「コメド」ができます。そして、毛穴内部にアクネ菌が好む無酸素状態が作られ、その菌が増えてしまうことでニキビの炎症が起きます。

[Q4]毛穴の入り口が詰まる&皮脂量が多くなる原因は?
[A4]生活習慣の乱れが原因になることも。
【解説】食事、睡眠、排せつ(腸内環境)、運動習慣、ストレスコントロールといった、普段の生活習慣の乱れは、肌のターンオーバーや皮脂量に大きく影響します。体を洗う際にこすりすぎたり、衣類の刺激や毛を剃る刺激も、角層を厚くして毛穴が詰まりやすくなるといった、ニキビができやすい状態を作ってしまう原因になります。皮脂量に関しては糖質過多な食事と、過剰なストレス、ホルモンの影響が大きく、バランスの良い食事は肌にとっても重要な要素です。

[Q5]しっかりケアしているのに毛穴が詰まり、ニキビができてしまうのはなぜ?
[A5]誤ったスキンケアや洗いすぎなどが原因です。
【解説】特に大人ニキビに関しては、誤ったスキンケアやこすりすぎなどが原因と考えられます。そういった刺激から守ろうとする防御反応として、角層自体が厚くなってしまうと、毛穴の入り口を塞いでしまい、ニキビができやすくなってしまいます。また、体の洗いすぎや保湿が足りず、角層の水分量が低くなると角層自身が厚くなるため、これも原因の1つといえるでしょう。

[Q6]ニキビができやすい背中やデコルテなどの正しい洗い方は?
[A6]肌あたりのいいタオル&たっぷりの泡でやさしく洗うことがポイント!
【解説】肌あたりのいいタオルを使って、たっぷりの泡を動かすようにやさしく洗うことを心がけましょう。洗浄剤は脱脂しすぎない、泡立ちがいいものを選ぶのがおすすめです。腕に関しては、皮脂がほとんど出ない部分なので、ターンオーバーを促す目的で、なでる程度に洗えば十分です。20歳を過ぎてからできる大人ニキビは、ボディにもできやすいものなので、体をゴシゴシ洗わないようにしましょう。ニキビの原因である毛穴詰まりには、入り口である角層をちょうどよく溶かしてくれる「ピーリング剤」入りのものを使うのも良いでしょう。当院の『ホームケアグリコール酸ローション』は、ケミカルピーリングで使用しているグリコール酸を家庭用に3%の低濃度に調節した拭き取り用化粧水です。古い角質を少しずつ溶かしてニキビができにくい肌に導きます。


[Q7]体ニキビの対策で1番大切なのは?
[A7]きちんとした食生活と質のいい睡眠!
【解説】ニキビの原因と密接な関係にある、食事と睡眠をしっかリと見直すことが1番大切です。食事はニキビの原因となる腸内環境の悪化や皮脂量、バリア物質量と大きく関わる要素です。睡眠不足もニキビができる原因の1つであるストレスに影響しているので、質のいい睡眠を心がけましょう。

[Q8]おすすめの食事は?
[A8]タンパク質&良質な油を摂ろう!
【解説】まず「食事」に関しては、運動量にもよりますが、3食分散させ栄養を摂ることがポイントです。特に、「たんぱく質(アミノ酸)」である豆や乳製品、魚や肉は1日のうちに全て摂りたいところです。野菜・炭水化物・海藻・油とバランスよく、そしてたくさんの種類を摂るように意識しましょう。そうすることで、腸内環境も整い、便通が良くなり、角層の水分量が高くなるので、ニキビができにくくなります。次に、細胞膜や細胞間脂質の原料である「油」は、角層のバリアを保つ役割を担っています。そのため、適量かつ良質な「油」を摂ることはニキビケアにも効果的です。反対に、過剰な糖質(ジャンクフード・スナック菓子・甘いお菓子)、チーズやスキムミルクの摂りすぎはニキビを誘発します。

[Q9]ベストな睡眠時間や就寝前のアイデアは?
[A9]7時間は寝よう! 自分なりの入眠儀式を作ると◎
【解説】暗いところでリラックスして寝るなど、熟睡感のある7時間睡眠を意識的にとるようにしましょう。就寝直前にスマホをみたり、神経を高ぶらせるような映像をみたり、仕事のメールをチェックするなどといった行動は控えた方がベター。リネン用品や室温などの環境を整え、暗く静かな部屋で1人で寝るのがベスト。また、自分なりの入眠儀式を作ると睡眠の質が向上します。

[Q10]正しいストレスコントロール法は?
[A10]日常の中でできる、リラックスルーティンを作ろう!
【解説】過度のストレスも、体ニキビの原因となります。交感神経が優位な戦闘モードが続いてしまうと、食べたものがうまく吸収されず、肌のターンオーバーが上手くいかないので、ニキビができやすくなり、健康にも悪影響が及びます。例えば、普段の呼吸をゆっくり吸って吐くだけでも緊張状態がほぐれるので、すぐに実践できるストレスコントロール法としておすすめです。休日には好きな映画を観たり、好きな香りをかぐなど、自分なりの小さなリラックス法を100個ほどリスト化するのも◎。お気に入りのカフェに行く、会社の休憩時間にコーヒーを飲む、ガムを噛む、癒し系動物の写真を見るなど、日常の中でリラックスできるルーティンを行うように心がけましょう。

[Q11]体ニキビのケアにおすすめのアイテムは?
[A11]「レチノール」入りの製品や「トラネキサム酸」「グリチルリチン酸2K」配合のものがおすすめ!
【解説】ニキビができたときは、ターンオーバーを高め、毛穴を詰まりにくくする「レチノール」や、炎症をおさえる働きをする「トラネキサム酸」や「グリチルリチン酸2k」配合のものをケアに取り入れると良いです。「レチノール」には抗酸化作用もあり、炎症後のシミも予防してくれます。当院の『ナノメッドVAエッセンス』は医療機関ならでは高濃度純粋レチノール含有で、ターンオーバーを促進します。ニキビ後の黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果があるので幅広い世代に人気です。


[Q12]どんな肌着がおすすめ?
[A12]肌にやさしい、縫い目の少ないものを選んで。
【解説】常に肌にとってやさしいものを身に着けるようにしましょう。縫い目が目立たない、また縫い目がないような下着がおすすめです。

[Q13]夏のボディケアで大切なのは?
[A13]ボディのUV対策もマストです!
【解説】夏は体温が上がることで、皮脂量が一気に増えてしまいニキビができやすいシーズンです。また夏の時期は日焼けをしやすく、その紫外線への防御反応として角層が厚くなることで毛穴が詰まり、ニキビができやすくなります。夏のUV対策は、日焼け防止はもちろん、体ニキビ対策にもマスト事項です。塗る日焼け止めに加え、飲む日焼け止め『ヘリオケア』を併用すればUVAとUVBを確実にブロックし、有害なブルーライトからも肌と眼を守ってくれます。美容と健康に感度の高い人々の新常識となりつつある「飲む日焼け止め」は、夏の時期のアウトドアや、旅行などの外出先でも活躍するサプリメントです。


5つの柱である、食事、睡眠、排せつ(腸内環境)、運動習慣、ストレスコントロールは、体ニキビケアにとっても大切な要素です。食事の摂り方であったり、暮らし方であったり、普段の生活の中に見直せる点はたくさんあるはず。夏など肌みせが増える季節に美しいボディでいるためには、春の今の時期からケアをしないと間に合いません。今から普段の生活をしっかりと見つめ直し、うるすべ美肌をGETしましょう!

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2021年4月 1日

雑誌「婦人画報」2021年5月号 (4月1日発売)

特集「幸せを届ける究極のお取り寄せ」(掲載P64~P65)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【幸せを届ける究極のお取り寄せ】
日本各地の作り手たちの熱い思いがつめ込まれた「お取り寄せ」が最近話題です。人気のレストランやパティスリーなど各地から我が家に届いた美味の数々を、お気に入りの器に盛り付ければ、瞬く間に贅沢なもてなしの食卓が出来上がります。
本誌では、様々なジャンルのエキスパートが選ぶ、おすすめのお取り寄せが紹介されていますが、『美と健康のエキスパートが選ぶ究極のお取り寄せ』として、慶田院長がおすすめする一品を掲載頂きました。

■からだにも地球にもやさしい養生食
美味しいことはもちろん、誰もが安心して食べられることができて、信頼できる生産過程であることも、これからのお取り寄せには重要なポイントです。ヘルスケアや美容の観点から、おいしく食べて力が付く「薬膳的スープ」はとてもおすすめです。「薬膳」とは、季節や食べる人の体調に合わせ、食材や生薬を組み合わせた料理のことです。活力が欲しいときや、ここ一番というとき、食べて元気になるスープや鍋は百万力です。健康と環境にもやさしいという点も、お取り寄せを選ぶ際のポイントにしてみてください。

■院長おすすめのお取り寄せ
『つきじ治作 名物:水たき』~厳選した地鶏の旨みと滋養が溶けた濃厚な味わい~
90年余りの長い歴史をもつ「つきじ治作」の名物"水炊き"です。徳島県産の阿波尾鶏を余すことなく使用された、鶏のコラーゲンがたっぷりと溶けた滋味豊かな鍋です。本格的な料亭の味を、自宅で気軽にいただくことができるので、家族みんなが大好きです。
大根や白菜、キノコ類、しょうがを入れると芯から温まることができ、私は『はな』の『きぼうの生姜パウダー』をひと匙加えていただくこともあります。ごく微粉でスープにも溶けやすく、さらに体が温まって、代謝アップも期待できます。美味しくて、健康・美容にも良いお鍋です。ぜひお取り寄せしてみてください。

自身のインスタグラムでも、自宅でできる薬膳スープの材料などもアップしていますので是非ご参考下さい。(Instagram『@tomoko_keida』)

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2021年3月31日

雑誌『富士薬品健康通信』2021年3月号 

特集「人には聞けない 健康のあれこれ こっそり相談室」(掲載P25)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。


【春先は肌トラブルが起こりやすい季節。花粉やほこりにも要注意!】
春先は肌が荒れてメイクのノリも悪くなりがちに...。寒暖の差が大きい春先は、肌のバリア機能が低下して、外界からの刺激による肌トラブルが起こりやすい状態になってしまうのが原因です。

 急な肌荒れは「季節性敏感肌」かも?
特定の季節に肌荒れする人は「季節性敏感肌」かもしれません。肌の乾燥や赤みなど、肌状態が不安定になる原因のひとつとされるのが、花粉、カビ、PM2.5などの「季節性アレルゲン」です。ひどいかゆみや湿疹に発展する場合は、医療機関を受診しましょう。

 マスクやティッシュの刺激にも注意
新型コロナウイルスの感染予防で、マスクが必需品となっている昨今。さらに、花粉に悩まされている人は、鼻をかむ機会も増えてきます。その際にマスクやティッシュの繊維による摩擦で肌が刺激され、 肌のバリア機能をさらに低下させてしまうこともあります。

 花粉や汚れをしっかり落とす
花粉やほこりなどの汚れは、アレルギー反応や肌荒れの原因となります。クレンジングや洗顔でしっかり汚れを落として保湿も行いましょう。肌が敏感になる時期は、ノンアルコールなどの低刺激性の化粧品やクレンジング剤、洗顔料も刺激の少ない物を選ぶことをおすすめします。

 緑黄色野菜を食べて肌荒れ予防
体内でビタミンAに変わるBカロテンが肌のバリア機能の低下を防ぐといわれています。Bカロテンが不足するとターンオーバーにも影響を与え肌トラブルの原因にもなります。にんじん、ピーマン、かぼちや、トマトといった緑黄色野菜を積極的に摂ることで、体内からの肌荒れ予防につながります。食べ物から必要な栄養素を十分に取れない場合は『内服薬』の処方も検討すると良いでしょう。面倒がらずに、ホームケアも続けることが美肌への近道です。

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2021年3月28日

雑誌「otonaMUSE」2021年5月号 (3月28日発売)

特集「目指したいのは洒落美肌」(掲載P94~P97)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【目指したいのは洒落美肌】
マスクの今こそ、肌を見直すチャンスです。紫外線の季節が到来し、真っ黒にはなりたくないけれど、ただ単に白いだけの肌を求めているわけではないと思います。手に入れたいのは透明感に溢れた『グロウスキン(輝くツヤ肌)』大人が輝くための最新スキンケアを取り入れましょう。

■大人の洒落美肌の定義とは?
1. 必要なのは、白さより透明感!
若者の間では空前の白肌ブームですが、白さだけを追求するのではなく、求めたいのは内側の血色まで透けて見えるようなクリア肌です。美肌コスメも駆使しながら加齢とともに蓄積するくすみを払い、自分本来の明るいスキントーンを取り戻しましょう。
「レチノール」や『ケミカルピーリング』治療で角層を溶かしてターンオーバーのスイッチを入れましょう。レチノールはビタミンAの一種で、コラーゲンやヒアルロン酸の増加、ターンオーバーの促進、保湿力アップなどさまざまな効果をもたらしてくれる強い味方です。
当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。

2.輝くツヤは、エイジングの七難を隠します
フレッシュでみずみずしい肌の印象に導いてくれるのが"ツヤ"です。大人の肌を明るく輝かせるために、なくてはならない存在です。クマに毛穴、不要な影など、顔立ちを曇らせるマイナス要素も、角質細胞に十分な水分を与えることで、バリア機能が高め、見た目にもツヤツヤと美しい肌になります。
ローションで潤すというベーシックケアにプラスしたいのは、肌内部の水分を保持する働きのあるヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、アミノ酸、多糖類、多価アルコール類、加水分解コラーゲンといった潤い成分を含む乳液やクリームで、当院では、天然セラミドを主成分にした高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』が人気です。

3. ちょっとやそっとじゃ揺らがない、高いディフェンス力
紫外線や花粉、PM2.5などの大気汚染物質にハウスダストなど、実は私たちの身の回りには肌を酸化させ、くすませる"敵"がたくさん潜んでいます。外的刺激に強く、揺らぎにくいヘルシースキンに整えることこそ、いくつになっても透明感のあるオーラ肌をキープするカギになります。

4. 色ムラのない肌
アラフォーともなると老け見えの元凶・シミに悩む人が急増します。コスメから施術まで今や解決法は色々あります。さらに、シミか、肝斑か、はたまた別の皮膚病変によるものなのか医師による適切な診断が重要です。シミの種類によって治療法が異なるので、専門性の高い医師とシミの種類ごとに複数のレーザー機器を扱う医療機関がおすすめです。速やかに対処して何事もなかったかのようにクリーンな肌を手に入れましょう。

【編集部が注目!最新美肌ニュース】
大人の肌に透明感と明るさを宿してくれるこの春話題のプロダクトや施術に、当院をご紹介いただきました。

■シミもブライトニングも最新のメニューが効果的
スキントーンを明るくしたい、シミ・ソバカスなどのくすみをなくしたいという方に、最近当院で定番になっているのが、顔全体に『ピコトーニング照射』『ピコフラクショナル照射』『フォトフェイシャルM22』『ジェントルレーズプロ』などを照射してライトニングしつつ、特に気になるシミの部分に『ピコレーザーのスポット照射』を追加するコンビネーション治療で肌質改善するコースです。
最新の『ピコレーザー(ピコウェイ)』は、今まで取れなかった薄いシミや初期のイボにも対応できます。この機器は、世界最高レベルの切れ味を持つ「シミ・肌質改善レーザー」です。照射時間が従来機の1000分の1「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位となり、熱によるダメージが大幅に減少したため、皮膚にかかるダメージを最小限に抑えながら、安全かつ効率的に治療を行うことができます。シミ、そばかす、あざなど幅広いお悩みを解決することができます。さらにコラーゲンも増え、ハリも高まるといううれしい特典も。顏はもちろん、全身の美白目的の照射が人気です。


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雑誌『GLOW』2021年4月号 (3月28日発売)

特集「コロナ老けに効く!マスクやデジタル生活で老化がスピードアップ!?今すぐはじめたいツヤ育ケア」(掲載P54~P59 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

普段はツヤ肌が自慢の人でもバリア機能が低下する季節です。今年はwithコロナの影響でバーツごとに老化のスピードが加速中です。 今こそ肌と向き合い、老けさせないケアを取り入れましょう。

【これってコロナ老け?と思うお肌の悩み】
・パソコンに向きあう時間が増えて目に疲れが。鏡を見ると-3歳老けている気がする。
・トイレでマスクを外した姿に唖然...。フェイスラインのもたつきが加速している。
・普段、肌は丈夫なはずなのに、マスクをはずせなくなってから吹き出物が気になる。
・在宅時間が長く、ザラつきを放っておいたら肌の色が茶褐色になってしまった。

以上ように、コロナ禍で新たなお肌の悩みが生まれているのが現状です。

目のSOSに早く気づいて!目のまわりの疲労でエイジングが加速中!

デジタル画面の使用時間がさらに長くなり目元のエイジングが進んでいます。マスクが日常化の今、目にまつわる悩みは複合化してきています。目まわりの疲労度が高まることで、目元のシワが濃くなる、ドライアイ、結膜の充血など目の表面の炎症、さらにブルーライトによる網膜の障害から目の奥の痛みなども増加しています。さらに口もとでのコミュニケーションが取れないため目をより大きく動かしていることも、眉間や目尻の表情ジワが深くなってきている傾向です。それを防止するための"目まわりの保湿ケア"は必須です。デジタル機器を見ない時間をできるだけ作り、眉間のシワを寄せない意識を心がけてください。

‟目まわりの保湿ケア"として保水力に優れたセラミドやヒアルロン酸配合のクリームなどでふっくら感を保てば、メイクのシワへの落ち込みを防ぐことが可能です。天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』を使用することで、潤いや表面のキメがなめらかに整い、透明感がアップします。潤いの高い柔軟性のある肌は、表情による折りジワがつきにくくなります。


緊張感がなくなる口元。口角をあげる意識を持ちましょう!

マスク生活で気が付いたら顔のたるみが...。顔の筋肉を動かす習慣をつけましょう。イベントや刺激を受ける機会が少なく、精神的に老け込むことや運動不足などがたるみに関与しています。朗らかに笑うなど顔の筋肉を動かすとシワが浅くなるという報告も出ています。ただし、皮膚を擦るようなマッサージなどは顔の劣化に繋がります。激しいマッサージは避けましょう。

顔のたるみを防ぐために、専門治療を取り入れるのも効果的です。『ウルセラ(ウルセラシステム)』は、超音波を用いて顔のたるみを強力にリフトアップできる「たるみ治療」マシンの最高峰です。皮膚の表面には傷をつけずに、エネルギーを正確に狙った層に届け、緩んだ皮膚を土台から強力に引き締めます。表情筋の活性化とコラーゲンの再生を同時に叶える『スマスアップ』もおすすめ。こちらはトライアル3万円程度と試しやすいお値段なのも魅力です。

 去年は紫外線を浴びる量が少なかったため、今春は美白効果を感じやすいはず!
在宅で生じたくすみには基本のケアを忠実に行いましょう。くすみ知らずの肌になるためには洗顔は基本です。酸化皮脂は角層の刺激になるので洗顔は必ず行うべきです。去年日焼けしなかった分、美白効果を感じやすいはずです。基本のケアを見直しましょう。お風呂に浸かるだけでも血の巡りがよくなります。さらにストレッチを取り入れることでもくすみは軽減します。

 トラブルが起きても心配ご無用!お守りコスメを持っておきましょう!
マスクによる肌トラブルが多発しています。冬の乾燥肌によりバリア機能が低下している春が1年のうちで最も揺らぎやすい季節です。花粉に加え、紫外線の影響、そしてマスクによる摩擦。バリア機能が脆弱だと肌が異物に過剰に反応してしまうのです。マスクが触れる部分には、いつも以上に保湿クリームやバームなどでガードをしましょう。また、汗には水分のほかミネラル分も含まれていますが、これも肌売れの原因になります。汗やムレに対しては、こまめにふいたり、洗ったりすることがいちばんの対策になります。濡らしてしぼったハンカチで汗や唾液をこまめに拭きとりましょう。

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2021年3月25日

雑誌「女性セブン」2021年4月8日号 (3月25日発売)

特集「私が脱毛する理由」(掲載P106~P110)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【アンダーヘアがあるのはありえない時代に!私が脱毛する理由】
VIO(アンダーヘア)のレーザー脱毛をする方が、当院でもここ最近増えてきました。今まさに「アンダーヘア完全脱毛時代」に突入していると言えます。若者の間では「ケアしないのは恥」と言われるまで、脱毛が当たり前のマナーなっていることや、それが介護を目前にした中高年・高齢者の方々にも広がっているのが現状です。時代と共に当たり前になりつつあるVIO脱毛についてより理解を深めましょう。

■アンダーヘアの脱毛率は眉毛より高い!
多くの人が脱毛する部位は「わき」「すね」「腕」などの"人に見られる部分"ですが、人に見られることはあまりない部分にもかかわらず、「アンダーヘア」の処理を眉の処理以上に気をつけている人が多いことが分かりました。
当院でアンダーヘア(VIOライン)を『レーザー脱毛』する40代以上の女性の患者様は、2017年と2020年で比較すると、6倍以上も増えています。30代未満の女性の半数近くが"ハイジニーナ"(アンダーヘアを全て無毛にした状態)を希望しています。これまでは水着のラインに合わせてVラインだけを処理するか、あるいは女性器まわりのIラインだけ、肛門まわりのOラインだけと、パーツ別に処理するのが主流でしたが、最近は将来の介護を見据えてか、若い世代の潮流に押されてか、V・I・O全てのパーツを脱毛する40代以上の女性が増えています。

■日本はアンダーヘアの脱毛後進国!?
そもそも欧米では、衛生的な観点やエチケットとして"ハイジニーナ"が主流です。それに比べると、日本はまだアンダーヘア脱毛の後進国です。性器を守るために必要だと考えている人も多いようですが、今は清潔な下着がその役割を果たしてくれていますから、毛は絶対に必要なものではありません。むしろ生えていることで、経血や尿がついてムレ、においや雑菌の温床となり、衛生的ではありません。アンダーヘア脱毛は今後さらに一般的になるでしょう。

【アンダーヘア脱毛を50代前半までにした方が良い理由!】
「わき」「すね」「腕」の毛や「アンダーヘア」、全て処理をしても、体に悪影響を及ぼすことはありません。特にアンダーヘアは、介護を受ける年齢になった時、自分の為はもちろん周りの介護をしてくれる人たちにも迷惑かけないよう、永久脱毛をすることをおすすめします。しかし、脱毛する人は多いけれど意外と正しい方法を知らず、肌を傷めたりしているようです。脱毛のメリット・デメリットを知り、脱毛方法の違いを理解しましょう。まだ脱毛されていない方は、自分に最適な方法で脱毛を始めて、清潔に健やかに過ごしましょう。

■おむつを常用する高齢者の深刻な問題
私は以前、療養型病床のある病院の皮膚科で勤務していたのですが、こういった病院では、寝たきりの患者のおむつ交換の時間が決まっています。つまり、汚れていてもすぐには取り替えられないのです。となると、おむつは長時間つけっぱなしになり、尿や便が陰部周辺やアンダーヘアにこびりついて取れなくなってしまいます。本人も不快でしょうし、介護・看護する側も大変です。しかもこれが何度も続くと「IAD(失禁関連皮膚炎)」を引き起こしやすくなります。
「IAD」とは、バリア機能が低下した肌細胞の隙間に尿や便の成分がしみて、ただれや痛みを引き起こす皮膚炎のことで、おむつを常用する高齢者の間では深刻な問題となっています。この皮膚炎は、アンダーヘアを永久脱毛しておくことで、かなりの改善が見込めます。
しかし、アンダーヘアの永久脱毛は40代か、遅くとも50代前半には済ませておかないと難しいです。なぜなら、脱毛の光レーザーは毛の"黒い色素(メラニン)"に反応するので、白髪には反応しません。アンダーヘアに白髪が混じると完全に脱毛することができなくなってしまうのです。40代だと、「介護だなんてまだだ」と思われるかもしれませんが、早めの準備が必要です。

■医療脱毛・サロン脱毛・セルフケアの違い
アンダーヘアに限らず、いざ脱毛をするとき、どの方法を選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。一番おすすめの方法は、"医師の手によるレーザー脱毛"です。ほぼ無毛の永久脱毛(医学的な定義では80%の長期的な減毛状態ですが、実際には95%以上減毛します)ができるだけでなく、さらにレーザーの作用で毛穴がしまってシミやくすみも改善され、きめが整います。目立つ太い毛が生えてこないので、剃毛で肌をこれ以上傷めることもありません。どの方法にすべきかは、それぞれ下記のメリット・デメリットを考え、自信で納得したうえで決めましょう。

 『医療脱毛(レーザー脱毛)』
医療用のレーザーを照射することで、毛根にある毛を生やす組織を安全に破壊する方法です。レーザーの照射スピードが速くなったので1回の施術時間は大幅に短縮し、痛みもほとんどありません。処理した場所の毛は9割以上確実に生えなくなり、残る毛は産毛になります。施術を行えるのは医療資格を持つ医師・看護師のみです。かつて
は施術中に痛みがありましたが、今は冷却ガスで冷やしながら照射するのでほとんど痛みはありません。VIO脱毛では麻酔クリームを塗って行います。費用はかかりますが、施術回数は少なく済み、熱傷(やけど)等のリスクも回避できます。
 『サロン脱毛(光脱毛)』
IPLのレーザー光で毛根のメラニン色素に照射し、毛根を弱らせていく方法です。毛が目立たなくなるまで何度も施術が必要で、時間がかかります。永久脱毛というよりは軽い減毛に近いです。1回当たりの施術は安価ではありますが、毛が多いところや、浅黒い肌だと熱傷(やけど)のリスクが高くなります。
 『自宅でセルフケア』
かみそりやシェーバー、除毛テープなどによるセルフケアです。いつでも脱毛でき、クリニックに通う手間や費用も抑えられますが、一生毛が生えてくる度ケアが必要です。また、肌を傷つける可能性がとても高いです。例えば"かみそり負け"したことはありませんか?これは肌のバリア機能が刃物などの刺激によって壊され、皮膚に炎症が起きた状態です。放っておくと感染症の一因にもなりかねません。

■信頼できる病院の選び方とは
医療脱毛を希望する場合は、病院選びも重要です。いくら病院といっても、費用の安いだけの脱毛専門のクリニックはおすすめしません。皮膚科専門医が常駐しておらず、専門外の医師が留守番しているだけの病院も多いからです。こういう病院では看護師が施術を行います。不安なときは、常駐医師の専門分野を聞くといいでしょう。脱毛は病気治療ではないといえど、皮膚のことを安心して任せられる"日本皮膚科学会認定の専門医"がいるところが望ましいです。また、その病院が導入している医療機器を確認することも大切です。現在、厚生労働省が認証している医療用レーザー機器は「4社7機種」あります。国内で未認証の機器を使うことは違法ではありませんが、承認機器を導入している病院の方がより安心できると思います。
当院では『ジェントルレーズプロ』という日本の厚生労働省の承認を受けたレーザーを導入しており、皮膚科専門医が常駐し、丁寧なカウンセリングのもと施術を行います。レーザー脱毛は医療行為です。値段だけで選ぶと、施術ミスや照射の設定ミスによるやけどなどのトラブルに繋がりかねません。クリニック・医師の専門性やポリシーなども確認して選びましょう。

【本当に正しい家庭の脱毛「Q&A」】
セルフケアで肌をなるべく傷めずにケアする方法とは...?

[Q] 家庭用美容器以外でおすすめのセルフケアは?
[A] 保湿対策をしたうえで剃るか、クリームを!
肌の負担を考えると、シェーバーやかみそりで剃るか、除毛・減毛効果のあるクリームを使用するのがおすすめです。剃る場合は、一度で深剃りができる4枚刃以上のかみそりやシェーバーを選び、ジェルやローションを使って肌のすべりをよくしましょう。そして毛の流れに沿って皮膚を伸ばしながら剃りましょう。剃った後も保湿剤などでケアをすることが重要です。

[Q] やってはいけないセルフケアとは?
[A] 絶対に"抜いて"はいけません!
肌を最も傷つけるのが、毛抜きや脱毛テープで毛を抜く方法です。毛穴が開いて雑菌などが入ってしまい、感染症を引き起こします。毛穴の奥の毛根を包んでいる部分が炎症を起こす『毛嚢炎』を起こすこともあります。また、傷ついた毛穴が治るときにふさがり、皮膚の中に毛が埋もれてしまう『埋没毛』の原因にもなります。

[Q] 脱毛に失敗すると、どんなトラブルが起こる?
[A] 皮膚炎、毛嚢炎、埋没毛、そして肌が黒ずむ
毛を抜いた後に起こりやすく前途の『毛嚢炎』『埋没毛』のほか、かみそり負けによる炎症は、かゆみだけでなく、肌の色素沈着も起こすことがあります。セルフケアの場合、定期的に長年繰り返すことになるので、炎症が慢性化したり、見た目も傷や黒ずみができて汚くなってしまいます。脱毛後のケアは必ず行い、炎症は悪化する前に皮膚科での診察を受けましょう。

[Q] セルフケアの頻度はどのくらい?
[A] 毛の伸び方にもよるが週に1度くらいで
かみそりやシェーバーの場合は、肌の負担を考え、1週間に1回程度が望ましいでしょう。お風呂場で使うことが多いかみそりですが、次のケアまで置きっぱなしにしないようにしましょう。お風呂場は湿気が多く、雑菌が繁殖しやすいうえ、刃が錆びやすくなるからです。肌に直接触れるものなので、使用後のかみそりは水洗いをし、水気のないところで保管を心がけてください。


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2021年3月22日

雑誌「美的」2021年5月号 (3月22日発売)

特集「みんなのVIOケア&脱毛事情」(掲載P486~P487)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【みんなのVIOケア&脱毛事情】
VIOケアと脱毛のリアルを調査&分析していただき、女性が抱える課題を解決する"フェムテック賢者"という立場から、VIO脱毛について意見させていただきました。

■みんなどうしている?VIO脱毛のホントのところ

[Q1]クリニックやエステでVIOの光脱毛をしていますか?
Yes:9.3%/No:90.7%
Yesと答えた人の中で「脱毛を始めた時期」については、約60%の方が20代から始めているようです。とはいえリアルに脱毛している人は全体の10%にも満たないという結果になりました。

[Q2]VIOの光脱毛をしようと思ったきっかけは?
1位:普段の生活や生理中の不快感の軽減のため
2位:水着や下着のおしゃれを楽しみたいから
3位:毛がデリケートゾーンケアの邪魔になるから
快適さや爽快感、見た目を意識して「自分のため」にVIOの光脱毛を始めたという人が大多数でした。「ケアをしっかりこなすために」という、美容意識の高さがうかがえる意見もありました。

[Q3]VIOの光脱毛をしてみて良かったことは?
1位:蒸れや生理中の不快感が軽減した
2位:水着や下着を着る時困らない
3位:性交渉のとき気にならない
「きっかけ」でもある生理中の不快感の軽減や、ハミ毛問題解消に加え、性交渉の際に良かったと感じる人もいるようです。VIO脱毛は自分だけじゃなく、パートナーへの配慮にもなります。

[Q4]VIOの光脱毛をしてみて困ったことは?
1位:施術時に痛い
2位:料金的に高い
3位:通うのが大変・面倒
クリニックでは麻酔をする場合が多いですが、痛みを我慢しながら脱毛に通っている人が多いとわかりました。料金的な負担や通院の面倒さもあり「途中でやめてしまった」という人もいるようです。

[Q5] VIOの光脱毛をすることに抵抗を感じますか(感じましたか)?
Yes:55.4%/No:44.6%
「抵抗を感じている」人の理由として上げられたのがやはり費用面と、施術中の痛みでした。さらに「本当に毛が減るのか?」と不安視し、なかなか投資できないという方もいるようです。

[Q6]VIOの光脱毛のイメージは?
1位:ケアが行き届いている
2位:人にVIOを脱毛してもらうことに抵抗がある
3位:都会的・トレンドに敏感
逆にVIO脱毛をしていないことについては「ケアが行き届いていない」「保守的・前時代的」などのネガティブ要素に加え、「純朴そう」という意見もありました。男性ウケという視点では毛のあるなしは好みがわかれそうです...。

[Q7] VIOの光脱毛を自宅でセルフでできるならやってみたいと思いますか?
Yes:39%/No:39.6%/どちらでもない:21.4%
セルフでのVIO光脱毛に興味を持つ人からは「通う煩わしさがなくていい」「費用が抑えられそう」「恥ずかしい思いをしなくていい」などの意見がありました。セルフでの光脱毛器に関しては、コスパの良さやしっかりとした減耗効果、痛みのなさ、安全性などを重視している方が多いようです。

【VIO脱毛はやはりした方が絶対にいいんです!】
毛がなくなることで自分が快適になるというメリットはもちろんのこと、パートナーへの配慮、さらに介護を見据えてVIO脱毛をする方が急増しています。VIOゾーンのケア&脱毛はもはや世界基準になっています。レーザー脱毛は白髪には効果がないので、白髪が出てくる前から始めることも重要です。また、デリケートなVIOゾーンはカミソリなどで自己処理すると皮膚を傷つけることもあり、バリア機能が奪われ、乾燥したり肌荒れしやすくなってしまいます。さらに性行為の前に剃毛することで、性感染症に感染しやすくなるリスクも...。脱毛はきちんと正しく効果的な方法で行うことが大切です。

【光脱毛より医療レーザー脱毛が短期間で効果を実感できます!】
光脱毛で完全に脱毛するとなると、何度も通院し、回数を重ねて照射する必要があります。医療レーザー脱毛の場合は、毛の生える周期に合わせて1~2か月に1回ずつ照射します。個人差はありますが、はじめの3回で毛量は半分程度に減り、5回もすると毛はほとんど生えず、多くの方が8回程度で「ほぼ完全に無毛」を実感できます。

当院では『ジェントルレーズプロ』というレーザー脱毛機での施術を行っております。この脱毛機は日本の厚生労働省の承認を受けている安全性の高い機器です。医療機関でのみ受けることができ、外陰部やデリケートゾーンなど生理的に色素の濃い部位の脱毛を、レーザーと冷却ガスを同時に照射する事で、痛みが格段に軽減されるうえ、ジェルなどを塗る手間もなく、短時間で痛みなく照射することが可能です。さらにシミ、くすみ、毛穴の黒ずみなどの高い美白効果がある優れた脱毛機です。脱毛を考えている方は、どのような機器を導入しているのかという点もクリニック選びの際に注目してみてください。
特にデリケートゾーンは生理的にメラニン量が多く、やけどのリスクが高い部位。皮膚科専門医のいる施設での施術がおすすめです。ぜひご相談ください。


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2021年3月17日

新聞『中日新聞』2021年3月17日発行

特集「老後に備え「介護脱毛」」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【アンダーヘアを白髪前に処理】
老後に介護されることを見据え、デリケートゾーンの脱毛を行う「介護脱毛」が最近注目されています。排泄物がアンダーヘアに絡まらないため清潔に保て、介護者が拭き取る際の負担を軽くする効果も期待できるのが「介護脱毛」です。

■便が絡まず「世話の負担を軽く」
ビキニラインや性器周辺、肛門周辺のデリケートゾーンは各部位の形になぞらえて「VIO」
と呼ばれています。当院では、昨年VIOのレーザー脱毛照射をセットでお受けになった患者様は2017年と比べて6倍以上に増えました。ここ数年で、大人のVIO脱毛に関する取材も増えています。排泄物が毛に絡まると、かぶれや臭い、感染症の原因にもなります。親の介護が現実的になる40代になり、VIOを清潔に保つ必要性があることから、介護脱毛を意識する人が増えているのではないでしょうか。

■介護脱毛をする時期と方法
介護脱毛はアンダーヘアが白髪になる前に始めるといいでしょう。医療機関で行われている『医療レーザー脱毛』は、レーザーを毛と毛を作る器官に照射し、発毛に必要な組織を破壊して永久的に毛が生えないようにする施術です。その際、レーザーは黒い色素だけに反応し、白髪には効きません。ですから、白髪になる前、白髪の割合が低いうちに脱毛をしましょう。
レーザー脱毛以外の毛の処理方法には、かみそりで剃る方法やブラジリアンワックス(ワックス塗ってはがす抜毛方法)などもありますが、傷口から雑菌が入ったり、埋没毛や毛嚢炎など、肌を傷めるリスクがあります。レーザー脱毛は保険が利かず、全額が自己負担となり、なかなか一歩踏み出せない方もいるかと思いますが、脱毛は医療行為です。万が一のトラブルにも対処できる医療機関、中でも皮膚科専門医が常駐する施設での施術が安心です。

当院でレーザー脱毛に使用する『ジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)』は、メラニンに反応するレーザーで、厚生労働省の認可を受けた日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。毛を減らすだけではなく、くすみが軽減すると同時に毛穴も引き締まるので肌の仕上がりがなめらかです。毛の生える周期に合わせて1~2か月に1回ずつ照射します。個人差はありますが、はじめの3回で毛量は半分程度に減り、5回もすると毛はほとんど生えず、多くの方が8回程度でほぼ無毛~産毛が少し残る程度の状態を実感できます。
早めに脱毛を完了し、老後に介護する側もされる側も、なるべく清潔に暮らせるケアをしましょう。

≪脱毛料金≫
・Ⅴライン:1回¥20,000/5回¥80,000(¥16,000/1回)
・Vライン:全体オプション+¥3,000
・Iライン:1回¥20,000/5回¥80,000(¥16,000/1回)
・Oライン:1回¥10,000/5回¥35,000(¥7,000/1回)
・V I Oラインセット:1回¥45,000/5回¥180,000(¥36,000/1回)


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2021年3月12日

雑誌『美的GRAND』2021年春号(3月12日発売)

本誌の特集記事『勉強熱心で経験十分、未来を託せる 美容医療の名医9』(掲載ページP141)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【勉強熱心で経験十分、未来を託せる 美容医療の名医9】
たるみ、シミ、目が開きにくい...など、40代50代の大人の悩みは、何をどうしたいのかを自分自身で整理してから、その分野を得意とする医師に相談するのがベスト、と美的GRANDは推奨しています。
今回、銀座ケイスキンクリニックの慶田院長は、美人顔をデザインしつつ若返らせる"注入治療の達人"としてご紹介いただきました。

■注入治療で若々しいフォルムに
注入治療は美的センスが問われます。もともと、ヒアルロン酸注入は、こめかみや目の下、法令線などの凹みを埋める効果で知られています。ただし、その仕上がりは医師の技量とセンスで大きく異なるのも事実。ヒアルロン酸製剤を注入する場所や量の適切な判断と繊細な手技を掛け合わせれば、自然なのに確実に綺麗に仕上げることができます。さらに老化のスピードを穏やかにするという、充実の効果も狙えます。
当院では最新の美容医療テクニックを駆使し、お肌のトラブルを改善し、見た目年齢のマイナス7歳を図り、患者様の"Beauty QOL"を高めることに努めています。

 『ヒアルロン酸注入(美人顔デザイン注入)
芸術的知識と医学的知見から確立した、新しいコンセプトのヒアルロン酸注入治療です。美しいと感じる顔の共通点、『美の要素』を意識し、骨格と肌質を見極め、ミリ単位でバランスを調整します。特に、個人差の大きい加齢変化を解剖学的にとらえ、患者様それぞれの最適な部位に、最適な深さで、最適量のヒアルロン酸を正確に注入することで、『自然な若返り効果』が得られます。さらに、失われる脂肪や骨格の補充とコラーゲン密度のアップ、靭帯補強による顏揺れの抑制により、老化スピードを緩やかにする『アンチエイジング効果』もあります。ヒアルロン酸を衰えた顔面靭帯を補強し、支えるように注入すれば、リフトアップ効果も得られます。

 『ヒアルロン酸注入(クマ・シワ)
ヒアルロン酸注入は、深いシワやお顔の影を消し、治療直後から5~7歳若返ってしまう、魔法のような施術です。当院の注入メニューの中で、施術数・リピート率共にナンバーワンの大人気治療です。若い頃には豊富にあったヒアルロン酸も、20歳頃から急速に減少していきます。また、加齢による皮下脂肪織の減少と萎縮がシワやたるみの原因であることも分かってきました。シワの凹みやボリュームの少ない部分にヒアルロン酸製剤を注入すると、自己のヒアルロン酸と融合し、自然なふくらみをもたらします。個人差はありますが、ヒアルロン酸注入後半年〜1年間効果が持続します。深く刻まれたシワを改善し、若返りをはかることが可能です。

ぜひ一度ご相談にいらしてください。

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2021年3月 6日

雑誌『MyAge』2021年春号 Vol.23(3月6日発売)

特集「時短でおいしい! ヘルシー!素敵女医の調理家電は?」(掲載ページP102~P103 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【時短&ほったらかし0K!カンタン便利な調理用家電】

『素敵女医の愛用調理家電TOP5』
1位:ヘルシオホットクック
2位:バーミキュラライスポット
3位:シロカ電気圧力鍋
4位:バイタミックス
5位:フィスラー圧力鍋

家事の時短に欠かせない便利な調理用家電がランクインしています。ほったらかしで料理が完成するものから、時間のかかる煮物が短時間でできる圧力鍋、そして毎日のスムージーやスープ作りに重宝するミキサーまで、バリエーションに富んだ調理家電が愛用されています。

■「フィスラー圧力鍋」で薬膳スープ
私は15年前からフィスラーの圧力鍋を使用しています。我が家のタイプはロイヤルの4.50ですが、今はさらに高性能な新機種が出ています。圧力鍋は、加圧料理はもちろん、炊く、煮る、炒める、焼く、蒸すなど1台で何役もこなし、本格的な料理を自宅で楽しむことができます。
この調理家電を使ったおすすめのメニューは『鶏手羽元の薬膳スープ』です。鶏肉を骨ごと入れて、しょうがのスライス、にんにくひとかけ、お酒を入れて煮込み、柔らかくなった頃に一度圧を抜きます。そこへ玉ねぎ、長ねぎ、にんじん、大根、きのこ、じゃがいも、キャベツを加えて再加熱します。だしと塩、少量のみりんやしょうゆで味を調えて、骨から旨味が出て美味しい鶏手羽元の薬膳スープが完成です。

医食同源と申しますが、さらに美食同源です。皆様もご一緒に、便利な調理家電を使って、普段の食事から美肌を目指しましょう。
慶田院長のインスタプライベートアカウント(@tomoko_keida)では、美肌レシピを定期的にご紹介しています。ぜひ参考になさってください。

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2021年3月 5日

雑誌『大人のおしゃれ手帖』2021年4月号 (3月5日発売)

特集「Good .Agingグッドエイジング通信」(掲載ページP94~P95)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。


日に日に春を感じるようになり、ますますマスク生活がしんどくなり、肌荒れを抱えている人も少なくないと思います。ひどくなる前の予防はもちろんですが、そもそもマスクが肌に合っていないというケースもあります。しっかりと原因を見直し、対策をしましょう。

【ムレや汗によって吹き出物、赤み、かゆみが起こりやすい】
春先になると、気温の上昇とともにマスクによるムレや汗など、冬とは違った環境になります。日常的にマスクをすることで、今まで起きなかった肌トラブルに見舞われることもあります。例えば、こもっているような吹き出物ができたり、汗の刺激によって赤みや湿疹珍などが出たり、乾燥が悪化してしまうなどの問題です。この様な肌トラブルを感じたら、適切なケアをすることが大切です。

■スキンケアを見直す
マスクによる肌荒れで一時的に肌が敏感になっていると、普段使っている化粧品がしみたり、かゆみが出ることもあります。その際は、肌に負担のない敏感肌用のコスメに切り替え、低下しているバリア機能をまずは立て直しましょう。『LA ROCHE-POSAY UVイデア BB』は肌にとけ、なめらかなつけ心地でうるおいが続くBBクリームです。うす化粧、日焼け止め効果、スキンケアの3つの機能性をもつコスメです。これ1本で、敏感になっている肌への負担を軽減できます。

■日焼け対策を徹底する
3月になると紫外線が上昇します。スキンケアだけでなくサプリメントなどのインナーケアも始めましょう。『ヘリオケア』は体の内から確実に紫外線と活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。塗る日焼け止めだけではお肌や眼を完全に紫外線の害から守ることができません。塗る日焼け止めと併用し、内から外から万全にブロックしましょう。

■マスク選びについて
シルクやコットンなど、肌に触れても負担にならない素材がおすすめです。ウレタン素材は汗を吸いにくいのでムレやすいです。大きさは、鼻と口一が隠れるちょうどいい大きさを選びましょう。紫外線対策という意味で言うと、濃紺や黒など色がついたマスクがおすすめです。2枚重ねをすると通気性が悪くなってしまうので、1枚で充分です。まだもうしばらくマスク生活は続くかと思います。春から夏にかけては、ますますマスクの中はムレやすくなりますから、スキンケア、マスク選びを見直してみてくださいね。

【マスクで荒れない対策と荒れたときのお手入れ】
➢ スキンケア:一時的に敏感になった肌を立て直す
マスクをしているからといって日焼け防止にはなりません。外出する際は、BBクリームなどの日焼け止めで、ベースメイクと同時にできるタイプがおすすめです。また、UV対策として、からだの中からのケアも大切です。さらに、肌に負担が少ない敏感肌用のコスメに切り替えたり、乾燥している場合はバームなどの肌に浸透せず緋創膏のように保護するアイテムを使用するのもおすすめです。『セラミドバリアクリーム』は保水力に優れたセラミドやヒアルロン酸配合のクリームで、肌をやさしく保護してくれます。しっかり保湿して低下しているバリア機能を立て直してみましょう。

➢ 心がけたい生活習慣:規則正しい生活は美肌のベース
肌荒れを防ぐために、良質な睡眠も欠かせません。1日7時間前後を目安に、毎日決まった時間に寝起きしましょう。また、ストレスを溜めないことも美肌を保つコツです。ゆっくりと過ごす時間を確保しましょう。栄養バランスがとれた規則正しい食事と運動、食事はタンパク質・ビタミン・ミネラルを中心に摂る意識も大切です。ウォーキングなどハードすぎない運動をして代謝をアップさせ、肌にも良い影響を与える生活習慣を意識しましょう。

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2021年3月 3日

WEB『OZmall』(3月3日掲載)

特集「健康的なツヤ髪を取り戻す!乾燥から守るヘア&頭皮ケア」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

春を感じる陽気の日もあれば、冬のように寒い日もあるこの時季。まだ空気も乾燥し、肌のカサカサに悩んでいる人もいるのではないでしょうか?空気が乾燥していると、髪の毛や頭皮も乾燥して、トラブルが生じることもあります。そこで"髪や頭皮の乾燥対策"について紹介させて頂きました。

【髪のパサつきの原因は?日常生活を見直しましょう】
パサついた髪の毛は、清潔感に影響を及ぼしたり、老けて見えたりすることに繋がります。空気が乾燥していれば、髪の毛に含まれている水分も抜けやすく、パサつく原因になります。ヘアオイルやトリートメントのケアによって表面的にはツヤを出せますが、乾燥しにくい健康的な髪質にするには、髪の構造から変える必要があります。つまり、すぐに結果が出るわけではありません。

■数カ月から1年前くらい前の食生活を振り返って!
「健康的な髪の毛には"海藻"を食べるといい」というイメージをもたれがちですが、実は髪の約9割を占めるのは、「ケラチン(たんぱく質)」です。つまり、たんぱく質が不足した食生活を送ると、健康な髪の毛は生えてこないというわけです。髪の毛は、一定の周期で生え変わっているので、毛先がパサつく場合、ロングヘアの人であれば、1年くらい前の食生活が影響している可能性があります。まずはたんぱく質をしっかりとることが、ツヤのある健
康的な髪の毛を作り出すためには重要です。

■紫外線にも要注意!
これからは紫外線量が多くなっていく時季になります。紫外線を浴びると髪の表面にあるキューティクルが傷んで、髪のツヤを左右する脂質が失われやすくなります。帽子をかぶる、日焼け止めスプレーをかけるなど、髪の毛の紫外線対策も意識しましょう。

■髪の乾かし方も大切!
ドライヤーを使うと、髪の乾燥が気になる人もいるのではないでしょうか。髪を濡れた状態にしておくと、表面にあるキューティクルがはがれやすくなり、髪がパサつく原因になります。温風と冷風を交互にするなど乾燥対策をしながら、ドライヤーで素早く乾かすのがおすすめです。

【乾燥or皮脂?フケの原因を見分ける方法は?】
健康的な髪の毛を作り出すためには、「頭皮」が健康であることも重要です。空気が乾燥する時季は、肌と同じように頭皮も乾燥しやすくなります。頭皮はもともと皮脂の分泌が多いので、顔のように保湿ケアは本来必要ないのですが、乾燥肌の人は頭皮も乾燥しやすい傾向があります。頭皮が乾燥していると、フケやかゆみなどの症状に悩まされることもあります。一方、皮脂が過剰に分泌した"脂漏性皮膚炎"が原因でフケが生じることもあります。フケに悩まれている方は下記を参考に原因を探ってみてください。

□乾燥によるフケの場合
フケは細かくてカサカサしたような形状です。顔の肌をチェックしたとき、毛穴が目立ちにくい人は乾燥によるケースが多いです。
□脂漏性皮膚炎の場合
フケは大きめでベタベタしています。毛穴が目立ちやすい人に多いです。もともと皮膚に存在している常在菌の1つである"マラセチア(真菌)"が増えて炎症を起こしていることが原因です。マラセチアを抑える成分を配合したシャンプーを使用すると改善が期待できます。

【乾燥する時季!頭皮の乾燥におすすめの対策とは?】
頭皮が乾燥していると感じた時は、シャンプーの洗い方や選び方を見直しましょう!
●洗い方
頭皮は顔の肌に比べて、ごしごしと力を入れて洗いがちな方も多いかと思います。すると頭皮が傷ついて、バリア機能が低下することに繋がります。顔を洗うときと同じように、やさしく洗うことがポイントです。洗顔料をよく泡立ててから使用するように、シャンプーもよく泡立ててから、泡で汚れを包み込むようにして洗いましょう。
●シャンプーの選ぶポイント
頭皮の皮脂量に応じたシャンプー選びも大切です。乾燥する人は、石けん系のシャンプーなど、洗浄力が弱く、肌にやさしいものを選びましょう。

【髪を洗う頻度や"湯シャン"で頭皮の皮脂を調整しましょう】
対策をしてもまだ乾燥が気になる場合は、シャンプーを使用する頻度を減らすのがおすすめです。シャンプーを使用する主な目的は、"余計な"皮脂を洗い流すことです。皮脂の分泌が少ない人にとっては洗浄力が強すぎて、"必要な"皮脂まで洗い流している可能性があります。頭皮の乾燥にお悩みの方で、毎日シャンプーを使用している人は、1日おきにしてみてください。
汗やほこりはお湯だけでも落とせるので、シャンプーを使用しない日はお湯だけの〝湯シャン″でも十分です。整髪料を使用していてお湯だけで流すとベタつきが気になる場合は、頭皮につかないように髪の毛だけにシャンプーを使用するのが良いでしょう。そして、髪のパサつきが気になる場合は、毛先だけトリートメントを使用するのも良いでしょう。

※ただし、ほとんどの人は頭皮の皮脂量が多く、余計な皮脂が残ると、酸化皮脂となり、頭皮の刺激やニオイの原因になります。湯シャンして髪を乾かしたあとに、後頭部にニオイが残っていないかどうか、チェックするといいでしょう。

髪や頭皮の乾燥が気になる人は、食生活やケア方法を見直して、ツヤのある髪&健康な頭皮を目指しましょう!
当院では美しい髪を育むサプリメント『パントガール』や医療機関専用の育毛剤『パントスチン』『ペロバーム』、さらに効果的な薄毛治療をご希望の方には『Dr.CYJヘアフィラー注入』など多彩なメニューがあります。育毛治療は早めのスタートがおすすめです。頭皮ケアと合わせて始めてみましょう!

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2021年3月 1日

雑誌『家庭画報』2021年4月号 (3月1日発売)

特集「目元の美容医療最前線」(掲載ページP178~P187)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【見た目の若さだけでなく視界も改善】
人生100年時代、体同様に目元のメンテナンスが必要です。
目もとのエイジングが本格化するのは40代半ばとされ、見た目の印象だけではなく"見る機能"の変化にも影響してきます。人生100年時代といわれる今、今後も自分らしく、心身ともに健康的に暮らしていくために、美容医療を利用するのも選択肢の一つです。

■デリケートな"目もと"のお悩み
顔の印象を左右する目もとの治療だからこそ、確かな技術と美意識を持つ医師を選びましょう。上まぶたを中心に、目元の悩みを解決する「美のかかりつけ医と信頼のクリニック」として、当院の治療を紹介して頂きました。
➢ 上まぶたのたるみには「ウルセラ」と「サーマクール」の照射治療
まぶたが下がっているということは、顔全体の皮膚が下がっている状態です。2つの照射治療のコンビネーションで、緩んだコラーゲン線維に徹底的にアプローチすると効果的です。皮膚を引き上げるウルセラシステムと、引き締めるサーマクールFLXとの併せ技で顔全体のたるみをリフトアップしましょう。上まぶたや目尻も上がり、本来の目の大きさを取り戻すことができます。しかし、まぶただけに当てればいいという話ではありません。長く照射治療に携わってきた経験に基づき、全体の最適な箇所に最適な当て方をすることが、若々しいまぶたをつくる鍵です。美術と医術を融合させた「美医術」をコンセプトに掲げる当院の"美の追求"は照射においても発揮されます。

ウルセラ(ウルセラシステム)
超音波のエネルギーが、皮膚の「真皮深層」~「皮下組織」、さらに皮膚を支える土台ともいえる「SMAS層(表在筋膜)」や「顔面靭帯」にまで作用し、土台から強力に引き上げます。皮膚内のコラーゲン線維の一部が点状にダメージを受けます。その後、時間の経過とともに修復され、大量の新しいコラーゲン線維が再生され、リフトアップ効果が長期的に得られます。
サーマクールFLX
高周波の熱エネルギーで真皮から皮下組織のコラーゲン線維や筋膜を収縮させて引き締めます。構造を支えるコラーゲン線維が瞬時に収縮するため、施術直後から引き締め効果が現れます。創傷治癒反応により、約6か月に渡り大量の新しいコラーゲンが増生され、太くて強度の高いコラーゲン線維と置き換わります。

当院で2つの施術を同時にお受けいただいた場合は、コンビネーション割引として通常料金から15%OFFでご案内させていただきます。
・ウルセラアイリフト(額・眉下・目の下)/¥150,000→¥127,500
・サーマクール300ショット/¥315,000→¥267,750

皮膚を支える土台組織に作用する「ウルセラシステム」と広範囲に働きかける「サーマクールFLX」で、コラーゲン線維を増殖・活性化し、このダブル照射を1か月以内でなるべく期間を開けず、年に1回以上受けるとより効果的にリフトアップでき、上まぶたのたるみを解決することができます。目元のエイジングにお悩みの方は当院にご相談しに来てください。

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2021年2月26日

雑誌『Mart』2021年4月号(2月26日発売)

特集「手荒れやささくれがひどいんです」(掲載P139)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

冬になると例年手の乾燥が気になりますが、今年は新型コロナ対策で手洗い回数が増えたり、アルコール消毒を頻繁にしたりするので、手のカサカサに悩む人も多いのでないでしょうか。そこでコロナ禍での手のケア方法をご紹介します。

■過度な手洗いや消毒は乾燥や手荒れの原因に■
手の皮膚の一番外側の皮脂膜は、手洗いなどで皮脂が落ちても30分ほどで元に戻ります。問題なのは、皮脂膜の下にある角層のなかで角質細胞同士の間を埋めている、「細胞間脂質」が流出することです。手を洗いすぎたり過度のアルコール消毒をしたりすることで流出しがちになります。この「細胞間脂質」は角層の水分保持の約8割を担いますが、一度水分を失うと、ターンオーバーを経ないと元には戻りません。さらに皮膚の表面には美肌菌とよばれる常在菌がいて抗菌ペプチドを作っていますが、手の洗い過ぎは健全な肌に必要な皮膚常在菌のバランスを崩し、肌荒れなどのトラブルを起こす原因となります。コロナ禍でつい神経質になりがちですが、過度な洗浄や消毒はかえって手荒れの原因になります。適切なタイミングでの手洗いを心がけましょう。

≪ポイント1≫石けんで手を洗うのは3つのシーンだけでOK
・外から帰ってきたとき
・調理前・食事前
・排便後
小さい子どもの場合は、排尿後も石けんで手を洗うといいですが、大人は上記の3回以外は流水の手洗いで十分です。また、石けんで洗った後はアルコール消毒の必要はありません。

≪ポイント2≫手荒れを防ぐ習慣を意識しましょう
・冷水や42℃以上のお湯を避けぬるま湯で家事をする
・水仕事をするときはゴム手袋をする
・冬の外出時は手袋をして手を冷気にさらさない
・こまめにハンドクリームを塗る
家事をするときなどは血行が悪くなる冷水や皮脂がとれてしまう熱いお湯の使用は避け、できれば水に触れずに済むよう手袋をしましょう。外出時も手を冷やさないようにし、ハンドクリームで保湿しましょう。

≪ポイント3≫ハンドクリームの選び方&つけ方を知りましょう
・頻繁につけやすいテクスチャーが軽めで刺激の少ないものがおすすめ
・手荒れをしているときは尿素入りのものは避ける
・手洗い後と夜寝る前につける
うるおいが逃げてしまう手洗い後と、手を使わず保湿成分が浸透しやすい就寝前にハンドクリームで保湿をしましょう。尿素入りは刺激になるので、荒れているときは使用を避けた方が良いでしょう。

■手荒れしてしまった場合のケア方法■
手荒れをしている人は水分を抱える力のあるセラミドやグリセリンなどに加え油分が多いクリームやバームをやさしく塗りましょう。しもやけやひび割れがあるなら、血流を上げるビタミンE入りのものがおすすめです。手荒れがなくベタつくのが苦手なら、軽いローションでも大丈夫です。もし、手荒れが悪化した場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。悪化すると、皮膚のかゆみや赤みが強くなる、皮膚が割れてくる、小さな発疹や水ぶくれができる、かきつぶすとジュクジュクやかさぶたになるなどが混じり合った「手湿疹」とよばれる症状が現れます。手湿疹の症状を放置すると他の細菌感染のリスクが高まります。ひび割れや赤み、ガサガサの程度が強い場合は、ステロイド外用薬を適切に使用し、まず炎症を抑えます。顔に塗るような弱い薬では効きません。症状に合わせて適切なステロイド外用薬を使用しケアしましょう。

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2021年2月24日

WEB『OZmall』(2月24日掲載)

特集「ウイルス対策で手荒れが悪化!きれいな手指を守るハンドケア」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

新型コロナウイルスが流行してから、手洗いやアルコール消毒が当たり前の習慣になりました。感染予防のためには大切なことだけれど、そのせいで手荒れに悩まされている人もいるのではないでしょうか?きちんと感染予防をしながら手荒れの対策をしましょう。

■手荒れを起こしやすい人は保湿剤入りの消毒液を選んで
こまめに手洗いしたり、アルコール消毒をしたりすると、なぜ手荒れを引き起こすのでしょうか。それは、肌にとって必要な水分や皮脂まで洗い流されてしまったり、除去されてしまったりするからです。特にアルコール消毒は、脱脂力や脱水力が強く、脂質や水分を奪う作用があります。とはいえ、アルコール消毒はウイルス対策として今では不可欠です。ですが、そもそも手が荒れていると皮膚のバリア機能が低下した状態なので、ウイルスや細菌が侵入しやすく、感染の観点から見ても良くない状態です。
そこで手荒れを起こしやすい人におすすめなのが、保湿剤が入っている"ジェルタイプの消毒液"です。通常の消毒液よりも刺激がマイルドなので、手荒れを起こしにくいです。ただ現状では、お店の入り口などにスタッフが立っていて、入り口に置いてあるアルコール消毒液での消毒を促されたり、スタッフが消毒スプレーをかけてくれたりということもあります。その際は、自分でジェルタイプの消毒液を持ち歩いて、もしスタッフに消毒を促されたら『手荒れしやすいので、自分の消毒液を使ってもいいですか』と確認してはいかがでしょうか。

■ハンドクリームを選ぶポイントは?
・頻繁につけやすいテクスチャーが軽めで刺激の少ないものがおすすめ
・手荒れをしているときは尿素入りのものは避ける
・手洗い後と夜寝る前につける
手荒れを予防するためには、手洗いやアルコール消毒後にハンドクリームをこまめに塗り、しっかり保湿することが大事です。ハンドクリームにはさまざまな種類がありますが、選ぶポイントとしては、とにかく"自分の肌に合っていること"、"自分にとって使い心地がいいこと"がポイントになります。手は作業をする道具でもあるので、さらっとしていてべたつかないタイプのほうがいいでしょう。
ただし、すでに手荒れを起こしているときには、は水分を抱える力のあるセラミドやグリセリンなどに加え、油分が多いクリームやバームをやさしく塗りましょう。しもやけやひび割れがあるなら、血流を上げるビタミンE入りのものがおすすめです。ただし、尿素が配合されているハンドクリームは、角層を溶かす作用があるので、もともと角層が厚いかかとやひじには向いていますが、手荒れを起こしているときに塗るのは避けてください。

■ハンドクリームは爪の根元まで入念に
ハンドクリームを塗るときには、手洗い後にしっかり水分をふきとってから、塗り残しがないようにしましょう。手のひら側、手の甲部分をしっかり塗ったら、指は1本1本、逆側の親指以外の4本の指全体で包み込むように握って巻き込むように動かしながら、クリームを塗り広げます。さらに、爪の根元にある『爪母(そうぼ)』の部分も逆側の親指でしっかり塗るのがポイントです。この部分が荒れると、爪が正しく再生できず、波打ったようなガタガタの爪が生えやすくなります。爪自体は皮膚のように保湿力がないので、オイルやクリームを塗ると、爪を保護することができます。

手荒れは放置すると治療しにくくなり、治るのに時間がかかります。ひびやかゆみを伴う手湿疹があれば、早めに皮膚科を受診しましょう。手にとってハードな環境は、これから先も続くと予想されます。しっかり対策して、きれいな手を守りましょう!

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2021年2月22日

WEB『OZmall』(2月22日掲載)

特集「私ってもしかして「不安定肌」?チェックリストで肌診断しよう」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

■私ってもしかして「不安定肌」?
冬の寒さもゆるみ、春はもうすぐそこ。けれど、もし「肌の調子が悪くなるから春が来るのが心配」と思っているなら、「不安定肌」の可能性があるかもしれません。

■不安定肌とはなに?
不安定肌と聞くと、敏感肌のことだと思う人もいるかもしれません。不安定肌とは、"一時的に"敏感になりやすい肌のことです。敏感肌は慢性的に肌が敏感であるのに対し、不安定肌は肌の調子がいいときもあれば敏感になる時もあるという点が違いです。

まずは下記をチェックしてみてください。3個以上あてはまる場合は「不安定肌」、1~2個あてはまる場合は「不安定肌予備軍」の可能性が高いです。

□花粉症の時期になると肌の調子が悪くなる
□季節の変わり目はメイクのノリが悪くなる
□季節の変わり目になると肌がムズムズ、チクチク、ヒリヒリすることが多い
□肌の赤みやかゆみが気になるときがある
□化粧水やクリームがしみる時がある
□マスクによる肌荒れが気になる

■春先は最も肌が不安定になりやすい季節
肌の最も外側の層(角層)には、異物が肌の内部に侵入するのを防ぐ「バリア機能」が備わっています。しかしこのバリア機能が低下すると、バリアに隙間ができて花粉や黄砂、PM2.5などの異物が侵入し、肌に炎症などを起こす不安定肌の原因となります。
バリア機能は、食事、睡眠、運動、排泄、ストレスコントロールといった体内バランスの乱れや、紫外線、タバコ、空気の乾燥や冷えなどの外的要因が多く重なるほど低下してしまいます。春は新年度を迎えるためにストレスが多く、空気が乾燥し、紫外線が増え始め、花粉などの微粒子が多く飛散し、1年で最も肌が不安定になりやすい季節です。しっかりとした対策が必要です。

■不安定肌のケアは「バリア機能アップ」と「微粒子の付着予防」がカギ
バリア機能を高めるためには、体内バランスを整えることを心がけたうえで、美肌づくりの基本となる(1)"洗顔"する時、こすらずにやさしく洗うこと。(2)しっかりと"保湿"すること。(3)"紫外線対策"をすること。以上の「スキンケアの三本柱」が大切です。その中でもバリア機能の修復に欠かせないのが"保湿"です。間だらけになった角層を助ける保湿ケアには、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸といった水分を抱え込む効果のあるモイスチャライザー使用し、バリア機能を強化しましょう。当院では、天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』が不安定肌に寄り添う優しい処方で人気です。バリア機能を高め、肌をやさしく守ります。微粒子の付着を防ぐケアとしては、微粒子が肌に付着しにくいコスメを選ぶことがポイントです。肌が不安定になりやすい春を快適に過ごすためにも、"バリア機能を高めるケア"と"微粒子の付着を防ぐケア"を意識してコスメを選んでみてください。

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雑誌『美的』2021年4月号(2月22日発売)特集②

特集②「肌ゆらぎシーズン、意外な盲点 Q&A」(掲載P218~P221)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

春はどうしたって肌がゆらぎがちです。だからこそ、知っておきたい対策方法をレクチャーします。スキンケアは変えた方がいい?涙目でもおしゃれな目元って?花粉を追い出す掃除方法は?痒くならないインナーは?...美容のプロが疑問を一掃!

■肌に触れるコスメはもちろん衣類や住まいなど広くケア■
春に向かう今の季節、いつものコスメで肌がヒリヒリする。外にいたら肌がかゆくなった。などの不調はありませんか?冬から続く乾燥に加え、春先は寒暖差や花粉、紫外線増加なども加わり、肌はゆらぎやすい時期になります。最も不調を感じる季節は「春」という意見が多いです。敏感肌でなくても、季節の変わり目や生理、生活リズムの乱れによって一時的に肌がゆらぐ人は多いです。外気に触れている肌のいちばん外側が角層で、細胞の間に水分と油分が充分に満たされることで、外の刺激から守ってくれます。一方、乾燥してバリア機能が低下すると、刺激物が入って炎症を起こしてしまいます。コスメ、住まい、食事、衣類と毎日の暮らしの幅広いシーンで対策を実践していきましょう!

【Pattern1:コスメでケア】
いつものコスメなのに肌に染みたり、なじみが悪い...。そんなときは"保湿"が必須です。切り替えるべきアイテム、しなくて良いケア、メイク直しのコツを伝授します。

Q. 肌に赤みなどの違和感が。スキンケアはすべて変えるべき?
A. 化粧水はストップし、セラミド配合の美容液やクリームで集中ケアをしましょう。
弱った肌に水性のものは染みやすいので、エタノール不使用でも化粧水はいったんお休みし、乳液やクリームなど油分を補うケアに絞りましょう。肌のパリア機能を高めるセラミドやヒアルロン酸配合のものがおすすめです。角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の蒸発を防いでくれます。

セラミドバリアクリーム』は天然セラミドを主成分にした院内処方の高機能保湿クリームです。潤いのある美肌に欠かせない「角層のバリア機能」を高めることで、ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感のある肌に導くことができます。

Q. ゆらぎ肌にNGの成分は?
A. エタノールは刺激になりやすいのでNGです。
化粧水や除菌スプレーに含まれることの多いエタノールは、肌の水分を奪うため、肌の乾燥が進み、ヒリつく可能性があります。普段肌につけているものは、成分表示をしっかり確認しましょう。

Q. マスク生活で肌がヒリヒリ。最終手段コスメは?
A. バームでしっかり保湿をしましょう。
クリームでも改善されないなら油脂性の高いバームに切り替えてみてください。マスクが触れる部分に塗っておくと、摩擦などの刺激から保護できます。

メディコルスキンリピッド15/33』は皮脂と細胞間脂質を補い、肌をしっとり保湿してくれます。バーム系の刺激を感じにくいという患者様が多いです。万年ドライ肌の方はこってりと重めなⅡの補修クリームを最後に使うのがおすすめです。

Q. 生理による肌の不調をなくすには?
A. 妊活中でなければビルを服用することがおすすめです。
生理周期に合わせて肌が不調になるなら、低用量ビルの服用でホルモンをコントロールするのがおすすめです。ビルが飲めない方は、周期に合わせてスキンケアを替えるなど心身ともに無理がないよう自分をいたわってあげてください。

Q. マスクの中が鼻水でカピカピ。メイク直しはどうする?
A. 濡らしたティッシュで汚れを吸い取りましょう。
汚れを拭き取ると摩擦で肌にダメージがかかります。水を含ませたコットンを当て、汚れを吸い取ります。

Q. 皮脂の多さもゆらぎ肌に関係ある?
A. 酸化した皮脂は刺激物になります。
皮脂分泌が過剰な場合、紫外線やストレスなどで酸化が進みやすく、肌あれの原因となります。汗の塩分も刺激になります。

Q. 空気の汚れや寒暖差などから肌を守るには?
A. 対応のコスメで応急処置しましょう。
大気汚染物質として知られるPM2.5は毛穴より小さく、肌や肺に入り込んでアレルギー症状の引き金になります。また、バリア機能を保つのに重要な酵素ガスパーゼ14。は寒暖差で減少することもわかっています。

Q. 肌がゆらいだときは入浴は長めにする?
A. 長すぎはNG。 40℃前後で15分以内にしましょう。
長風呂や42℃など熱めのお湯は、角層の皮脂模やセラミドが流出し、乾燥のもとになります。保湿効果のある入浴剤を入れて15分程に留め、お風呂上がりは全身保湿ケアを忘れずにしましょう。

Q. ゆらいだときこそ、シートマスクで集中ケアが必要?
A. 与えすぎはNG!シンプルにケアしましょう。
肌の代謝を促すレチノール配合のコスメやピーリングに注意しましょう。普段は肌を健やかにしてくれますが、弱った肌には赤みや痛みが出る可能性があります。

【Pattern2:住まいをケア】
免疫力を高めるためにも、リラックスできる環境は大切です。でも、花粉などが付着したほこりが部屋中にあったら...。ゆらぎ肌の原因を一掃する整え方をレクチャーします。

Q, 外の汚れを家にもち込まないためには?
A. 衣類についた花粉を玄関でオフしましょう。
アレルギーの原因にもなるPM2.5や花粉は、部屋の換気によってだけでなく、外出時に体や衣類に付着することで家の中にもち込まれてしまいます。帰宅したらまず着替え、シャワーで髪や体を洗うのが理想的です。

Q. 睡眠はどのぐらい必要?
A. 最低でも6時間は必要です。
睡眠不足が続くと、肌の水分量が減ってキメが粗くなります。肌のターンオーバーも乱れるので、最低6時間。理想は7時間半〜8時間の睡眠を目指すといいでしょう。

Q. 家にこもることが増え、憂響。ストレス解消法は?
A. 日光浴や香りでリフレッシュを。運動や入浴も解消法です。
ストレスがたまると、交感神経が優位になって血管が収縮するので、肌の代謝が悪化してしまいます。室内でも日光に当たるとストレスを緩和することができます。

【Pattern3:食でケア】
日々の食事の積み重ねが肌の状態にも影響があります。バランスの良い食事は大前提ですが、積極的にとりたい食材とはなんでしょう。肌がゆらいだら、まず必要な栄養から食事を決めましょう。

Q. 疲れたらサプリに頼っても良い?
A. 食事で補い切れないものは頼りましょう。
食事の方が吸収率は良いですが、補い切れない栄養素はサプリ利用も良いでしょう。

Q. お酒は我慢した方が良い?
A. 適度なら飲んでOKです。
アルコールを分解する際、肌の代謝に不可欠なビタミンB群を消費します。水を飲みながら楽しみ、お酒に弱い人は顔が赤くなったらやめましょう。強い人でも、ワインなら2〜3杯程度にしましょう。

Q. 肌ゆらぎのお助け食材は?
A. セラミド、乳酸菌、抗酸化成分などが効果的です。
セラミドが含まれる生芋こんにゃくや、抗酸化作用が期待できるほうれん草などを積極的に摂るといいでしょう。豚肉や枝豆などのビタミンB群も肌の代謝を高めるのでおすすめです。腸内環境を整える発酵食品も欠かせません。

Q. 油分は極力控えるべき?ナッツ類や青魚の油分のどのイガイガを鎮めるには?
A. 水分補給とマヌカハニーは積極的にとって
コスメだけでなく、食事で良質な油分をとって体の中からケアをしましょう。青魚やえごま油に含まれる"脂肪酸オメガ3"は積極的に摂りましょう。おやつ代わりのナッツもお勧めです。


【Pattern4:衣類でケア】
肌に直接触れる服やタオルは、薬材によって肌のゆらぎが悪化してしまいます。かゆみや赤みを感じたら、素材が合っていないのかもしれません。肌に優しい生地、縫製の選び方をチェックそましょう!

Q. マスクで肌が蒸れる!カサカサする!どう選ぶ?
A. 肌当たりの優しい素材にしましょう。
マスクの中は蒸れますが、外したときに肌の水分も一緒にとび、かえって乾燥します。また、摩擦で肌の角層が厚くなり、脂性肌でなくても毛穴が塞がって皮脂が詰まり、ニキビができやすくなります。不織布マスクの下にシルクやガーゼを入れ、着用する前後はスキンケアを入念にしましょう。

Q. ゆらぎ肌に良くないファッションは?
A. 毛足の長いものや、装飾のあるものは避けた方がいいでしょう。
肌に最も優しいのはシルクです。摩擦の大きい凹凸がある素材はもちろん、天然素材のニットでも質はさまざまで、場合によっては刺激になる場合があるので注意しましょう。自分に合う素材を知っておくことも大切です。


Q. 衣類の縫い目やタグが当たってかゆい!どうすれば良い?
A. 肌に接する部分はフラットなものを選びましょう。
私は下着の縫い目ですらかゆみが出る敏感肌なんです。縫い目やタグが肌に当たらないものを選んでいます。ニットやシャツの下には、夏でも袖のある下着を着て、首元も服に合わせて自分でカットしています。

Q. 静電気はゆらぎ肌の敵?
A. 肌をさらに刺激しています。
静電気の発生は乾燥している証拠。素材の組み合わせにも関係し、ウール×ポリエステル、アクリル×天然素材は注意をした方が良いです。


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雑誌「美的」2021年4月号 (2月22日発売)特集①

特集①「斬新なのにベーシック-PART2-肌タイプ別に安全な角質ケアを指南◎
冬→春スキンケアはそ一っと脱皮から!」(掲載P66~P71)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

冬の乾燥によって肌がゴワゴワになってきます。更にマスク生活もあって毛穴の詰まりも気になる...そんなときは古い角質を脱ぎ捨てることが、つるんと美肌をキープするコツです!自分の肌にはどんな角質ケアか合うのか、アイテム選びや使い方まで詳しく解説しています。

■角質ケアは、代謝を整え、肌のバリア機能を高めてくれる■
寒さが緩み始めるこの時期は、乾燥してゴワついたり、潤いバランスが乱れてニキビができたりと、肌状態に不調が現れがちです。さらに今年はマスクによる肌荒れや、毛穴詰まり、マスクニキビも重なります。そんな肌には"マイルドな角質ケア"を取り入れて脱皮してみましょう!
角質ケアは肌表面の古い角質の結びつきを緩めることで代謝を促し、バリア機能の高い健康な肌状態へと導きます。『ケミカルビーリング』の施術は肌質を問わずおすすめです。皮膚がボロボロと剥けてしまうハードなものはリスクが大きいですが、"マイルドな角質ケア"なら定期的に取り入れることでバリア機能を強化することができるのです。
それをセルフケアで取り入れる場合にリスクを感じる方もいらっしゃると思います。でも、購入できる市販品に極端にハードなものはないのでご安心ください。自分の肌タイプに合うものを選び、例えば洗顔料なら週2〜3回など頻度を守るのがセルフケアのコツです。

Q. 角質ケアを毎日取り入れるのはNG?
A. おすすめ使用頻度はアイテムによって異なります。
洗顔料やマスクなどは、やりすぎを防ぐために日を空けて使いましょう。ただし、角質ケア成分の濃度が低いマイルドな美容液なら毎日取り入れてもOKです。

Q. やめておいた方がいい肌タイプ&肌状態は?
A. 重度のアトピー性皮膚炎や湿疹があるときは避けてください。
肌が炎症を起こしているときは、角質ケア成分が刺激になって炎症が悪化するので避けてください。また、アトピー性皮膚炎がある方でも症状が落ち着いているときは問題ありません。

Q. どんなコスメがおすすめですか?
A. 肌に摩擦の刺激を与えずにケアできるものを選んでください。
スクラブなど肌を物理的にこするアイテムは、摩擦で肌に負担がかかるので要注意です。クリニックで行う『アクアフェイシャル』のような摩擦を伴うピーリングは月に1回の頻度で行っています。

■肌の代謝を促す成分の種類と成分■

『1:酸』
肌表面の角質を柔らかくして代謝を促してくれます。
古い角質を剥がれやすくすることで、表皮の新陳代謝を促す働きがあります。グリコール酸や乳酸、サリチル酸などの種類がありますが、大きくは3つに分かれます。

① AHA(アルファヒドロキシ酸)
グリコール酸や乳酸などの総称です。フルーツに多く含まれるのでフルーツ酸とも呼ばれます。低濃度でpHが適度なら刺激が少ない成分です。
② BHA(ベータヒドロキシ酸)
サリチル酸と呼ばれる酸。皮脂になじみやすく毛穴の詰まりやニキビにも効果的です。乾燥肌の場合、濃度が高いと刺激になることもあります。
③ TCA(トリクロロ酢酸)
強酸性で刺激が強いため、日本で市販のコスメには使用されていません。美容皮膚科の治療では刺激を抑えたTCAピーリング『マッサージピール』『ミラノリピール』がコラーゲン線維増生作用もあり人気です。

当院では、グリコール酸を家庭用に3%の低濃度に調節したピーリング用の拭き取り化粧水『GAローション』。または、8%のグリコール酸を肌に良いバランスで配合した、どんな肌のタイプにおいても灼熱感などを感じず使用でき、皮膚のターンオーバーや再生促進効果、コラーゲン生成も促進できる美容液『WIQOフェイスフルド』が人気です。

『2:酵素』
たんぱく質や皮脂を分解し、汚れをマイルドにオフできます。
洗顔料に使われるマイルドな角質ケア成分で、表面の不要な角質細胞や皮脂を分解して落とすことができます。肌に浸透しないので、洗い流せば働きが終わり刺激はマイルドです。

➢ 皮脂分解酵素
肌表面の過剰な皮脂を分解してオフできます。ベタつきや毛穴の黒ずみが気になる肌に効果的です。全成分表記ではリパーゼと記載されています。
➢ たんぱく分解酵素
古い角質細胞の結びつきを緩めてオフできます。ゴワつきや角栓のケアに効果的です。全成分表記ではプロテアーゼと記載されています。

『3:クレイ』
肌表面の不要な古い角質や汚れを吸着して落とすことができます。
クレイ(泥)の粒子は多孔質です。細かい穴が汚れを吸着するため、洗顔料やマスクに配合されていると古い角質の除去効果を発揮美肌効果も期待できます。

➢ グリーンクレイ
ミネラル分が豊富です。吸着力も強く、脂性肌やニキビ肌のケアに効果的です。抗炎症作用があるともいわれています。
➢ レッドクレイ
鉄を多く含むことで赤みを帯びているクレイです。吸備力と保湿力のバランスが良く、さまざまな肌タイプに使えます。血行アップも期待できます。
➢ ホワイトクレイ
クレイの中では最もマイルドで、粒子が細かくなめらかです。敏感肌や乾燥肌にも使えます。日焼けした肌の鎮静効果もあるといわれています。

『4:その他』
レチノールやナイアシンアミドなども代謝ケア成分が含まれています。
日本ではシワ改善やエイジングケアコスメに配合されることが多いレチノール、ナイアシンアミドですが、その成分の効果は代謝を上げることで美肌に繋がります。ぜひ取り入れてみてください。

当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。


■クリニックでの角質ケア■
ホームケアで解決できないガンコな毛穴の汚れや肌のゴワつき、化粧ノリの悪さを感じている場合は、無理なお手入れを続けずにクリニックにご相談ください。

ゴワつくような肌状態なら、ターンオーバーのスピードが落ちてしまっている可能性があるので、『ケミカルピーリング』『アクアフェイシャル』がおすすめです!
表皮全体のターンオーバーを促し、自前の水分保持成分(細胞間脂質や天然保湿因子など)を作り出せるようになります。
アクアフェイシャル』は、マイルドな2種類のピーリング剤(乳酸とサリチル酸)による水流の力で、古い角質と汚れをオフできます。小さいヘッドがバキュームのように肌に吸い付いて、毛穴の詰まりをキュッキュと吸い上げます。痛みは全くなく、施術時間は10分ほどです。毛穴に悩みのある方はクリニックでのケアをぜひお試しください。
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雑誌『GINGER』2021年4月号 (2月22日発売)

特集「最新の美容医療情報」(掲載P88~P89 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

美容医療に興味はあるけれど、一歩踏み出せない方は、スキンケアで解決しないお悩み相談から始めてみてはどうでしょうか?
美容医療が始まって二十数年。関わる医師の中心は形成外科医、美容外科医、皮膚科医で、老化や疾患の研究を進め、患者のニーズに応えながら治療法が進化してきました。日本は「痛くなく・腫れず効果が自然」というニーズが高いので、非手術の治療法が豊富です。

ただし、エステティックな美容の延長のように見えても医療行為です。リスクも合併症もあるので、信頼できるクリニックや医師を選択することはとても大切です。受診前の情報収集は良いことですが、診断をしてその人に適した治療を提案するのは医師です。初期のカウンセリングでは「どこをどうしたいのか」など希望を細かく伝えましょう。医師は患者に合った提案をいくつかしてくれるはずです。この際、医師の説明の仕方やリスク開示も含めた誠実さをしっかり見極めてください。

また、クリニックによって、揃えている機器も得意な治療も違うので、提案に納得できなければ他院でも初診・カウンセリングを受けてみてください。複数を受診すると比較がしやすくなり、医師との相性も判断できるでしょう。

初めての治療は、小さなシミひとつとか軽い美肌治療あたりから始めて少しずつ慣れましょう。ダウンタイムには、針跡や赤み、内出血や、かなり腫れなどがありますが、悪いことではなく効果が現れるプロセスです。受け入れられないと思ったら違う治療法の選択をしましょう。気持ちを前向きにする効果もある美容医療と、無理せず上手に付き合っていきたいですね。

【01:ダウンタイムほぼなしでできる施術】
初心者でも取り入れやすいのが、痛みやダウンタイムの少ない医療メニューです。もちろん、体質などにより赤みや炎症などがでる場合もあるので、施術前によく相談してから受けましょう。

■「薄いシミ」「小さなシミ」の治療
光治療(IPL)やレーザーなどで、肝斑や肌のくすみにもアプローチできます。
フォトフェイシャル』など光治療やレーザーによる照射のほか、トラネキサム酸などの内用薬や外用薬で複合的に治療すると肌全体を明るくすることができます。美白剤の外用を併用すれば、肝斑でも安全に照射することが可能になります。最新機器では肝斑や薄いシミも治療可能な『ピコレーザー』がおすすめです。照射時間が「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位のレーザーで、圧倒的な美白力を誇るマシンです。メラニン色素を一瞬にして細かく破壊することができます。痛みや照射後のかさぶた、炎症後色素沈着などの皮膚へのダメージは最小限に抑えながらも、肌質改善効果が高い治療法です。

~おすすめ施術メニュー例~
・ピコトーニング(イオン導入付き)/全顔 ¥36,000(初回トライアル)
・ピコスポット照射/1ショット500円~(オプション)
・フォトフェイシャルM22(ケミカルピーリング・VCAAローションパック付き)/全顔 ¥33,000(初回トライアル)
・ジェントルレーズプロ(ケミカルピーリング・VCAAローションパック付き)/全顔 ¥28,000(初回トライアル)

【02:ダウンタイムありでもやってみたい施術】
新しい生活様式になった今だからこそ、ダウンタイムのある施術もこっそり受けられる時期でもあります。ずっと気になっていた肌悩みを解消する施術をご紹介致します。

■「ニキビ痕」「毛穴」の治療
フラクショナルCO2レーザー』『ダーマペン(マイクロニードル)』などで肌の再生治療が可能です。ニキビ痕やたるみ毛穴など、凹凸のある肌に優れた効果を発揮する治療です。レーザーや針で皮膚表面にマイクロ単位の極めて小さい穴をあけ、肌の再生能力を活性化します。この2つは比較されることも多いですが、両方に魅力があるのでライフスタイルに合わせて上手に組み合わせて治療すると効果的に"新しい滑らかな肌"にリセットできます。

 フラクショナルCO2レーザー
ホクロなどを削るCO2レーザーを細かな点状に照射し、約15%ずつ肌を入れ替えていく施術です。適切な熱刺激を入れて、加齢やニキビの炎症で劣化したコラーゲンをリニューアルさせます。また、小さな穴から再生や美白に役立つ様々な薬剤を導入できます。ニキビ痕や毛穴の開きなどダメージが大きい場合や肌の構造改革が必要な場合におすすめしています。ただし、施術後のダウンタイムにより、実施するタイミングが限られるという方もいます。小さなドット状のザラザラしたかさぶたができ、4~7日間で垢のように剥がれ落ちます。マスクをしていれば気になりませんし、1日経てばメイクもできます。でもザラザラがNGの場合は、お休みが取れるタイミングで半年~1年に1~2回を目安に施術すると良いでしょう。

 ダーマペン(マイクロニードル)
細い針穴は直ぐに閉じ、ザラザラも出ずダウンタイムが短いのが特徴です。メンテナンスで施術する方も増えています。フラクショナルレーザーのより穴は小さいですが、針で傷つけることで創傷治癒のスイッチが入り、薬剤も導入できます。施術後数時間は軽い赤みが生じますが、針の長さを長くしすぎなければ、翌日にはメイクして出勤できる気軽さが魅力です。

~おすすめの施術メニュー例~
・フラクショナルCO2レーザー/全顔 ¥48,000(初回トライアル)
・ダーマペン4/全顔 ¥28,000(初回トライアル)
※いずれも成長因子など多数の成分を含むベネブ・リジュビネイションコンプレックスの導入サービスつき


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2021年2月18日

WEB『日経xWoman Terrace』(2月18日掲載)

特集「尿漏れ対策には「膣トレ」より「インナーユニット」強化」に慶田院長の日経アンバサダーブログ記事が掲載されています。

【尿漏れ対策には「膣トレ」より「インナーユニット」強化】
大人の女性が人知れず抱えるお悩み...それは「尿漏れ」です。尿漏れの改善には「膣トレ」よりも普段の"姿勢"が大事です。

■骨盤底筋群のゆるみやダメージが原因
テレビCMも増え、「膣トレ」なる言葉も一般的になった昨今で、女性が自身の体に向き合う重要性が浸透してきたのは喜ばしいことではあります。しかし、尿漏れや子宮脱といった"骨盤底筋群"の問題は表層だけの対処では不十分なのです。
骨盤底筋群のゆるみや筋肉へのダメージは『腹圧性尿失禁』の原因となります。この症状は咳やくしゃみ、重い物を持ち上げた瞬間、走ったりジャンプしたりしたときなど、お腹に力が入ったときに「尿漏れ」する状態のことです。

≪骨盤底筋群≫
恥骨から尾骨にかけて重なり合った靭帯や筋肉で、ハンモックのように子宮や直腸、膀胱などの臓器を支えています。とくにダメージの要因となるのが妊娠・出産です。妊娠して子宮が重くなると骨盤底筋群に負荷がかかります。そして、出産時には大きな赤子が通過するので、限界値まで引き伸ばされて大きなダメージを受けます。また、日常生活でも姿勢や呼吸の仕方、咳やくしゃみ、排便時のいきみ、慢性的な便秘などによって、過剰な腹圧が下方にかかり骨盤底筋にダメージを与えています。さらにこれらは加齢と共に加速していきます。

■骨盤底筋トラブルを防ぐためには『インナーユニット』の強化が鍵!
巷で流行っている「膣トレ」は、膣と肛門をキュッと締め、骨盤底筋群の表層に位置する"恥骨直腸筋"を鍛える方法が主流です。恥骨直腸筋は骨盤底筋群の表層に位置する筋肉の一つで、尿道や膣、直腸の周りをU字型に囲んで、排尿をコントロールする働きをしています。
でも、恥骨直腸筋は骨盤底筋群のほんの一部に過ぎません。尿漏れなどの骨盤底筋トラブルを防ぐためには、日常的に骨盤底筋群に腹圧をかけないことが大切です。そのためにはもっと深層にある『インナーユニット』といわれる筋肉群に着目した生活と運動が鍵になります。

≪インナーユニット≫
「腹横筋」「横隔膜」「多裂筋」「骨盤底筋群」の4つの総称で腹腔の深部にある筋肉で、4つの筋群は協調的に動いて臓器を支え、体幹を安定させています。クリニックで定期的に医療機器『エムスカルプト』で腹部~ヒップの筋肉強化をしたり、『ヴィーナスハイフ』で膣の引き締めも年に2~3回受けると、妊娠によるハイダメージを軽減できます。

 『エムスカルプトα(EMSCULPTα)』
約30分間の‟超・効率トレーニング"です。電磁場の作用で、寝ながら約2万回の筋収縮を起こします。世界で唯一、筋肉を増強しながら脂肪も減らして理想的なボディラインを作れる画期的な医療痩身機器です。

 『ヴィーナスハイフ(V‐HIFU)』
超音波を用いて女性器(膣・会陰部など)のたるみを強力に引き締める、「ウルセラ」と同じ超音波によるHIFUシステムを用いた世界初の「女性器専用若返り治療」マシンです。表面には傷をつけずに、エネルギーを正確に狙った層(深さ)に届け、コラーゲン線維の収縮による引き締めや、新しいコラーゲン線維の再生により、緩んだ膣や膣口を強力に引き締めます。

ポッコリお腹も、垂れ尻も、尿漏れも、膣の緩さも連動しています。セルフケアでは、姿勢の見直しと体幹トレーニングを、クリニックケアではエムスカルプトとヴィーナスハイフでインナーユニット強化と膣トレをしましょう。これらは、お顔のケアと同じくらいに大事なことだと思います。40代からの人生が50年も続くのですから、遅すぎるということはありません。

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2021年2月17日

WEB『OZmall』(2月17日掲載)

特集「保湿しているのに乾燥する人は要チェック!肌のカサカサを引き起こす原因とは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

立春を過ぎて、少しずつ春の気配を感じ始めるこの時季。とはいえ、2月は湿度が低く、肌の乾燥はピークになります。保湿をしているつもりなのに、肌のカサカサに悩んでいる人も多いのではないでしょうか?最近ではオフィスや店舗内の空調の影響で、一年中乾燥しやすいですよね。冬に限らず参考にして頂きたい内容です。

■肌が乾燥するのは洗いすぎや自分の保湿力の低下が原因です。
肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下して、化粧ノリが悪くなったり、しわの原因になったり、さまざまな肌トラブルを引き起こします。肌の乾燥を防ぐためには、保湿ケアが大事ですが、「しっかり保湿しているつもりなのに肌がカサカサする」ことはないでしょうか?
考えられる大きな原因としてはふたつあります。ひとつは洗いすぎによって必要な皮脂や細胞間脂質まで洗い流してしまっていること。もうひとつは自分自身の保湿力の低下によって、保湿ケアだけでは不十分になっていることです。
洗顔後に肌がつっぱったり、カサカサしたりする場合は、洗いすぎの可能性があるので注意が必要です。洗浄力が弱い洗顔料やクレンジング剤に変えるなど、肌にやさしい泡洗顔を心がけましょう。

■自分自身の保湿力を上げるには?
自分自身の保湿力の低下については、さまざまな要因が考えられます。そもそも肌の表面にある角層は、「細胞間脂質」「天然保湿因子」「皮脂膜」という3つの要素によって、水分が保持されています。なかでも水分保持の決め手となるのが、細胞間脂質の主成分となる"セラミド"です。角層はターンオーバーによって生まれ変わっていますが、加齢や栄養不足、睡眠不足、過剰なストレスなどの要素によって、ターンオーバーがスムーズにいかず、角層の潤いがキープされにくくなっていくのです。一つひとつの影響は小さくても、組み合わさると、肌は揺らぎます。

栄養不足、睡眠不足、ストレスについては生活習慣を見直すことで改善することができます。細胞間脂質の材料はコレステロールなので、油を制限するようなダイエットをしていると、当然細胞間脂質は不足することになります。また、天然保湿因子の材料はアミノ酸なので、たんぱく質が不足しないように心がけることも大切です。

一方加齢によってターンオーバーのサイクルが低下してしまう問題は、『ケミカルピーリング』や『アクアフェイシャル』によってそのサイクルを上げることが可能です。年齢と共にターンオーバーがとどこおり、くすんでしまった肌に刺激を与えることで、溜まったメラニンを排出し、透明感のあるみずみずしい肌を再生することができます。

ホームケアであれば、"レチノール"がおすすめです。『ナノメッドVAエッセンス』は、医療機関ならではの高濃度純粋レチノールが含まれており、連続して使用しているとターンオーバーが整い、角層が生まれ変わります。当院のナノメッドVAは市販品より約10倍と高濃度なので、敏感肌なら保湿クリームと1:1で混ぜて、1~2日おきの使用でも十分な効果が期待できます。

■間違った保湿ケアによりトラブルを引き起こすことも。
保湿を十分しているつもりなのに、肌が乾燥する原因として他に考えられるのが、間違った保湿ケアです。ローションパックは、肌が比較的強い人にとっては効果的な保湿ケアですが、敏感肌の人にとっては、トラブルを引き起こす原因になることもあります。バリア機能が低下している敏感肌の人は、肌がカサカサするので乾燥していると誤解しがちですが、ローションの成分が浸透しすぎて、それが刺激となって肌が荒れることもあります。

また、皮脂の分泌が多いオイリー肌タイプの人も要注意です。皮脂の分泌が多いからといって化粧水しかつけない、クリームを少量しかつけないなど保湿を控えめにすると、肌は乾燥することになります。角層の水分を保持しているのは、皮脂ではなく細胞間脂質と天然保湿因子がメイン。このふたつが不足すると、いくら皮脂の量が多くても肌は乾燥するのです。
肌の乾燥に悩まされている人は、日ごろの保湿ケアや生活習慣を見直して、潤いのある肌を目指しましょう。

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出演情報 2/17(水)夜21時~21時54分放送のフジテレビ『ホンマでっか!?TV』

出演情報 2/17(水)夜21時~21時54分放送のフジテレビ『ホンマでっか!?TV』に慶田が出演いたします。

「評論家オススメ!この春、家庭で使えるプロ仕様グッズ」のコーナーで美容評論家としてコメントいたします。

いつも出演されている明石家さんまさん、進行の加藤アナウンサー、磯野貴理子さん、EXIT、ブラックマヨネーズのお二人に加えて、ゲストパネラーとしてアンミカさんが出演いたします。

内容は、OAをお楽しみに。お時間あればご覧下さいね。

2021年2月 7日

雑誌『LEE』2021年3月号(2月7日発売)

特集「敏感なときにも心地よく!花粉の季節にも!ガードしながらUV対策で、肌を守る!」(掲載P104~P105)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

待ち望んでいる春も、もう間もなくですね。でも一年のうちで、肌が最もゆらぎやすくなるのもこの時期なのです。その対策は万全ですか?紫外線、花粉、ホコリ、精神的ストレスなど...そんな春先の環境に負けない健やか肌を保つ対策を改めて考えましょう!

■春先のゆらぎに必要なケアは?

Q. 春先の肌がゆらぎやすくなるのはなぜ?
A. 紫外線に花粉...春は肌を敏感にさせる要素がたくさんあります。
冬の乾燥の影響で、春はバリアカが低下する傾向があります。そんな肌を襲うのが春先の花粉や黄砂、PM2.5などの飛来物や徐々に増えてくる紫外線です。さらに、季節の変わり目による自律神経の不調や、異動や入学など新年度の環境の変化による負荷もかかります。そのため春は肌トラブルが生じやすくなってしまいます。

Q. 花粉が気になるこの時期のUVケアに迷います...
A. あれがちな肌ほどUV対策は大切です。敏感肌に配慮したものを選んでください。
花粉などで肌あれがひどいときは放置せず、まずは皮膚科で治療を受けましょう。それと並行して日焼け止めで肌を守ることが大切です。肌が弱い方は浸透しにくいシンプルな処方のものをお使いください。最近は花粉対策も考えた日焼け止めもありますし、研究力の高い会社の敏感肌用がおすすめです。あれてしまっても諦めないでください。

Q. 花粉や乾燥にゆらぎがち...どんなスキンケアをすべき?
A. 優しい感触の洗顔・保湿・紫外線対策。この3つを徹底しましょう。
"保湿"に始まり"保湿"に終わるというくらい肌をしっかり潤すということは大切です。
肌が敏感になっている時は、水系のコスメがしみやすいので、ゆらいだときはクリーム1品でシンプルなケアがおすすめです。セラミドなどの細胞間脂質、アミノ酸などの天然保湿因子(NMF)、グリセリン、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなどが配合された保湿剤(モイスチャライザー)は確かな保湿効果をもたらします。天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。さらに、花粉などの飛来物を潤いを残しながら優しく洗い流す洗顔やクレンジング、そして日焼け止めなどの紫外線対策も必要です。この3つを徹底させることが第一です。あとは、腸内環境を整えるなどインナーケアもパランスよくしましょう。

Q. 春の紫外線は肌にどんな影響を与える?
A. バリア力が低下していると紫外線は肌トラブルの原因になります。
春先は紫外線に対して油断しがちですが、この時期から徐々に量が増え始めるので注意が必要です。特にバリア力が低下しがちな春の弱い肌に紫外線が当たると、より炎症や色素沈着などのトラブルを起こしやすくなります。炎症は肌老化を加速させる要因にもなります。UV対策はマストです。春からはさらに、飲む日焼け止め2種『ヘリオケアウルトラD』と『ソルプロプリュスホワイト』の内服も始めましょう。体の中からのUV対策も抜かりなく。

Q. 春のゆらぎ肌のUV対策、効果的な塗り方を知りたい!
A. 薄く2度レイヤー塗りを。こまめな塗り直しも大切です。
適量を1回薄く塗り広げたら、さらにもう1回重ね塗りすると効果的です。広い面は指の腹で一気に広げ、まぶたや鼻のまわりなどは薬指で丁寧に行ってください。汗やこすれなどで落ちやすいので、メイクの上からでも大丈夫なのでこまめな塗り直しも必要です。


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2021年2月 3日

出演情報 2/3(水)夜21時~21時54分放送のフジテレビ『ホンマでっか!?TV』

出演情報 2/3(水)夜21時~21時54分放送のフジテレビ『ホンマでっか!?TV』に慶田が出演いたします。

特集は「どっちが正解?健康・&カラダの疑問解消SP」

慶田院長は、美容にまつわる皆さんからの疑問に美容医療評論家としてコメントいたします。いつも出演されている明石家さんまさん、進行の加藤アナウンサー、磯野貴理子さん、EXIT、ブラックマヨネーズのお二人に加えて、ゲストパネラーとして俳優の安藤政信さんと、タレントの丸山桂里奈さんが出演いたします。

内容は、OAをお楽しみに。お時間あればご覧下さいね。

2021年2月 1日

情報誌『生活の木 ライフウェアブック』2021春夏号(2021年2月1日発行 掲載P11~P16)

特集『美肌を育てるこれからのスキンケア習慣』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

春の目覚めが待ち遠しい今日この頃です。新しい季節の始まりは、まぶしい太陽の光を携えやってきます。心の解放感とは裏腹に、肌を無防備にできないこの時季、正しい保湿・UVケアを身につけ、美しい肌を育んでいきましょう。

【日焼け対策編】
肌老化の原因は光老化にあり。
肌老化の原因は、8割太陽光によるものだとご存知でしょうか。思い浮かべてみてください。年配の方のお尻にはシミがないのに、顔にはシミやしわがある。つまり、肌老化は加齢だけでなく、太陽光も原因であるということです。太陽光線は、紫外線、可視光線、赤外線の3つに分けられます。防ぐべきは、UV-A(波)とUV-B(波)。UV-Aは、蓄積することでシワやたるみなどの原因に、UV-Bは、シミ、そばかすなどの原因になるとされています。そして、UV-Aの隣に位置する可視光線の「ブルーライト」。これは私たちの身近にあるパソコンやスマートフォンなどからも発せられ、目と体内のリズムに大きな影響を与えます。太陽光線のブルーライトは、肌の酸化ストレスを引き起こすこと、さらには、一部の近赤外線がたるみや赤ら顔などの誘因となることがわかっています。
*ブルーライトは可視光線の中で最も波長が短く、強いエネルギーを持ち、目の角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイには、このブルーライトが多く含まれています。
*UV-Bは中波長で皮膚の表皮まで、UV-Aは長波長で真皮にまで到達。紫外線は、屋内にも降り注ぐため、屋内外に関わらずUVケアが必要です。

《目からウロコ?UVケアのホントのところ》
■日焼け止めは2割しか効果を発揮しない?
 日焼け止めのSPF数値は2㎎/㎠を塗ることで得られます。この量は、顔にドーランを塗るようなもの。普通に顔に塗る程度では、効果の2割、つまりSPF10程度しか効果を発揮しません。そのため、正しい日焼け止めの塗り方を知る必要があります。
■日焼け止めスプレーは効果がない!?
スプレータイプの日焼け止めは、軽くスプレーしただけでは、量が不十分な場合があります。何度か重ね付けしましょう。髪などの部分使いや、日中の塗り直し、動きが活発で日焼け止めを塗りづらい子どもには、スプレーが便利です。用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。
■子どもへのUVケアって必要?
 子どもの表皮分裂は大人以上に盛んです。そのため、紫外線によるダメージを受けた情報が、細胞の核内にあるDNAに吸収され、修復がなされないままコピーを続け、最悪の場合、皮膚の癌化に繋がってしまう可能性もあります。低年齢(3歳未満)の子どもにこそUVケアを行いましょう。大人には正しいUVケアのリテラシ―が必要です。
< MEMO >今さら聞けない!SPFとPAって何?
 SPFは、UV-Bの防御効果を示す指標です。例えば、SPF50なら、肌に何も塗らない場合に比べて、肌が赤くなるまでの時間を50倍に延ばすことができます。PAは、UV-Aの防御効果を示す指標です。「+」が多くなるほど、肌に何も塗らない場合と比べて、肌が黒くなるまでの時間を2倍~16倍以上に延ばすことができます。

《今日からはじめる正しいUVケア》
 敏感肌だから、室内だから、マスクをしているから、UVケアをしなくても大丈夫...、
 それは美肌キープのルール違反です。光老化は美肌を侵す最大の敵です。今こそ、正しいUVケアを身につけ、肌老化を遅らせましょう。
■POINT①:日焼け止めはミルフィーユ塗りを心がけよ
 ドーラン塗りはできなくても、日焼け止めを重ねて塗ることで、効果を高めることができます。下地クリーム、ファンデーション、パウダーなどを重ねていきます。
■POINT②:手のひらスタンプで肌に密着させよ
 日焼け止めは、額、あご、両頬、鼻に5点置きし、顔の中心から外側に向けて伸ばして塗ります。力を入れて塗りこむ必要はありません。仕上げは、日焼け止めを肌に密着させるイメージで、やさしく手のひらで押さえます。首やデコルテもお忘れなく。
■POINT③:マスクの下もUVケアを
 「マスクをしているからUVケアはしなくて大丈夫」は妄信です。マスク越しでも紫外線
  は肌に届き、気づいたら"マスク焼け"なんてことも。マスクへの色移りが気になる場合
  は、ノンカラータイプの下地クリームを。マスクと肌が触れる部分(頬、鼻やあごなど)
  は、こすれて落ちやすいので重点的に塗りましょう。
■POINT④:2時間ごとに塗り直しを
 日焼け止めは、汗やマスクによる摩擦などで簡単に落ちてしまいます。「朝つけたからOK」
 ではなく、2時間ごとに塗り直しを心がけましょう。また、できるだけ紫外線があたらな
 いような服装(黒い服、帽子や日傘など)を心がけるのも良いでしょう。

【ゆらぎ肌対策編】
ゆらぎ肌って何ですか?
冬から春先にかけてもうひとつ気がかりなのは、「乾燥」です。この時季は乾燥シーズン
真っ只中です。乾燥は、肌のうるおいを容赦なく奪い、外的刺激から肌を守るバリア機能を
脆弱にします。普段は普通肌でも、乾燥、太陽光、タバコの煙、花粉、黄砂、微小粒子物質(PM2.5)といった大気汚染物質による刺激、加えて、マスクによる摩擦、着脱による蒸れや急激な乾燥などが原因で、肌がかぶれたり、アレルギー反応が起こったりします。こうした肌状態を、わかりやすく「ゆらぎ肌」を表現しています。肌のバリア機能を高めるには、日々の正しいスキンケアを行い、規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。
脱・ゆらぎ肌は、"保湿レンジャー"を味方に!
スキンケアの中でも特に大切なのは、うるおい成分である保湿剤(モイスチャライザー)を肌
に届けること。代表的なものに、セラミドなどの細胞間脂質、アミノ酸などの天然保湿因子(NMF)、グリセリン、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなどがあります。これらが配合された基礎化粧品を使い、肌を乾燥から守ることで、肌のバリア機能を高め、外的刺激を跳ね返すことができるように、抜かりない保湿ケアで、「ゆらぎ肌」から解放されましょう。
< MEMO >オイルは保湿レンジャー?
実はオイルは保湿剤ではなく、エモリエント剤(皮膚を滑らかにする油溶性成分)。化粧水後
にオイルをつけるスキンケアもよいですが、保湿剤ではありません。特にゆらぎ肌、敏感肌
の方は、保湿剤配合の基礎化粧品と併用しましょう。

《今日から見直す&はじめる!正しいスキンケア》
美肌を育むスキンケアは、「汚れを落とす」「保湿する」「UVケア」の3つのプロセスを確実にこなすこと。こすりすぎ、洗いすぎ、過剰なケアを行わないことも念頭に置き、肌を育てるように、やさしい気持ちで日々のスキンケアを行いましょう。
1. クレンジング:メイク落としは60秒以内で!
まずはメイクを落とすことから。クレンジング剤を手に取り、肌表面をなでるように、やさしくなじませます。肌に負担をかけないように、こすらず、時間をかけずに手早く行うことがポイントです。
2. 洗顔:朝も泡洗顔をお忘れなく
「乾燥肌だから朝は洗顔ナシ!」という方は要注意です。皮脂は水やぬるま湯では落とせず、空気中の酸素に触れることで少しずつ酸化するため、朝も洗顔が必要です。洗顔は、しっかりと泡立てた泡で包み込み、なでるように行いましょう。よくすすぎ、タオルでそっと押さえます。こすらず、やさしく、洗顔の基本です。
3.保湿:化粧水、クリームはたっぷりと
  化粧水はコットンではなく、手で塗りましょう。手のひらに500円玉くらいの量をとり、両手でなじませてから肌に軽く押さえます。クリームなどはサクランボ大の量を、指の腹を使って、こすらないようにやさしく塗り、首やデコルテにも広げます。
< MEMO >メイク直しの正解はコレ!
 メイク直しをする際、ミストローションのみを使用してパッと済ませていませんか?その瞬間はうるおいますが、時間がたつと水分が蒸発してしまうので、クリームを重ねてからメイク直しをしましょう。マスクをしている場合は、マスクが油とり紙のように、必要な保湿成分まで吸い取ってしまうので、マスクを取った後も保湿を心がけましょう。保湿
 成分が含まれている下地クリームやBBクリームを使用すれば、乾燥対策や、バリア機能の低下防止に繋がります。

【インナーケア編】
美は一日にして成らず。美しい肌は、外側だけを塗り固めるだけでは成立しません。保湿やUVケアはもちろん、規則正しい生活習慣が伴ってこそ、美肌が築かれます。食事、腸内環境、睡眠、運動、ストレスコントロール、この5つの生活習慣が整っていることも大切です。
■腸内環境:腸内環境は美肌に大きく影響
 美肌を築く栄養素を肌に届けるためには、腸内環境が整っていることも大切です。肌の乾燥やニキビなどの肌のトラブルは、腸内環境が原因の場合もあります。乳酸菌を含むヨーグルトなどと共に、食物繊維やオリゴ糖などを摂取し、腸内環境を整えることで、肌の水分量が保たれることがわかっています。
■食事:おしゃれなカフェ飯より定食を
 野菜や炭水化物に偏ったカフェ飯ではなく、不足しがちなタンパク質、脂質などを含む栄養バランスのとれた定食が理想です。豆、卵、乳製品、魚肉などのタンパク質は体重1g量(1日当たり)を脂質はエゴマ、アマニオイル、チアシードなどのオメガ3脂肪酸を摂取しましょう。セラミドやコレストロールは脂質の一種。セラミドは神経細胞の維持や修復にも役立ちます。また、ビタミンACEも美肌作りの匠とも言うべき栄養素。色の濃い野菜、イチゴ、ナッツ、ゴジベリーなどを摂取しましょう。
■睡眠・運動・ストレスコントロール:ストレスコントロールは肌育の基本
 適度な運動や睡眠に加えて、ストレスコントロールも肌育には欠かせません。ストレスがかかると交感神経が優位になり、肌代謝が悪化。肌バリア機能の低下に繋がります。好きなアロマを嗅いだり、ノンカフェインのハーブティーを飲むなどして、ストレスを抱えないような工夫をしましょう。ラベンダーなどの好きなアロマを嗅ぎながら、カモマイルやルイボスなどのハーブティーでリラックスしてみてはいかがでしょうか。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『ESPOIR』2021年2月号 (2月1日発売)

特集「乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"を。」(掲載P37~P38 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【人生100年時代の素肌美サイエンス】
無添加から始まった美しさの中の先進テクノロジー

■乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"をしましょう!
「マスク性敏感肌」とは、マスクの着用により肌が一時的に敏感になり、乾燥やゴワつきなどが起きている状態のことです。約8割の女性が、日頃から「自分は敏感肌だ」と感じているうえに、コロナ禍でマスクの着用が当たり前になったことで、さらなる肌悩みを抱える方が急増しています。乾燥するこの季節、ニキビができやすくなった・乾燥を感じる・赤みやかゆみがある方は"マスク性敏感肌"かもしれません。より深刻になる「マスク性敏感肌」の原因を知って適切に対策をしましょう。

 原因:なぜ"マスク性敏感肌"は起こるのか
・摩擦の刺激と乾燥が深刻なトラブルを引き起こす。
マスクと肌が擦れると、マスクの生地に皮脂やスキンケアの保湿成分が奪われ、肌が乾燥状態になります。さらに摩擦が続くと、角層がダメージを受けてバリア機能が低下します。それがさらなる乾燥や角層肥厚を招き、ニキビなどの肌トラブルを繰り返す負のループに陥ります。
・"蒸れ"でマスクの内部が過酷な環境に。
マスク内は外気よりも4°Cほど温度が高く、また息に含まれる蒸気がこもって、蒸れている状態になっています。そのため汗が蒸発しにくくなり、肌に残った汗の成分が肌の刺激となります。またマスクについた汚れなどから雑菌が繁殖しやすくなり、それがかゆみや炎症などを引き起こします。

 事実:マスクの下ではこんなことが起きている
・カサカサゾーン
マスク着用時の摩擦や、はずしたときの急激な温度と湿度の変化で肌のバリア機能が低下しています。通常よりも汗や汚れなどの刺激に敏感な状態になり、かゆみや赤みなどの肌あれを引き起こします。
・ニキビゾーン
摩擦の刺激から自らを守るために角層が厚くなり、毛穴を塞ぐ状態になります。さらに蒸れによる雑菌の繁殖でニキビや吹き出物が発生し、悪化しやすくなります。

 対策:刺激の少ないスキンケアで肌にやさしいお手入れを
敏感に傾いている肌には、何より保湿が大切です。バリア機能を守るセラミドなどが配合された低刺激性のスキンケアで、肌に負担をかけないお手入れを心がけましょう。

~刺激の少ないスキンケアの方法~
① やさしく洗う
肌に負担をかけないようやさしく洗いましょう。うるおいを残す洗顔料を選び、たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗うのがポイント。

② たっぷりうるおす
洗顔のあとは保湿力の高い 化粧液や美容液で十分に保湿をしましょう。手を使って、こすらないようやさしくていねいにつけます。『巡活ローション』は超浸透型ビタミンCや加水分解コラーゲンヒアルロン酸、エラスチンなど6種類の天然由来成分を配合した贅沢な化粧水で朝晩の化粧水として使用して頂くと高い保湿力が期待できます。

③ しっかり守る
マスクの材質や サイズの見直しも大切。
補ったうるおいが逃げないよう、バリア機能を守るクリームや乳液で閉じ込めるのを忘れずに。乾燥が気になる部分にはたっぷりと重ねづけをしましょう。角層のバリア機能が高い天然セラミドを主成分とした『セラミドバリアクリーム』は超乾燥肌、ゆらぎ肌の改善が期待できます。ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感が高まり、潤いのある美肌に導きます。

『マスクの材質やサイズの見直しも大切。』
マスク性敏感肌の対策として、摩擦や刺激を軽減するために、肌に合う材質や顔に合うサイズのマスクを使うことも大切です。また、人のいない場所ではできるだけマスクをはずして蒸れを逃し、顔についた汗や汚れはこまめに拭くようにしましょう。

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雑誌『ESPOIR』2021年2月号 (2月1日発売)

特集「乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"を。」(掲載P37~P38 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【人生100年時代の素肌美サイエンス】
無添加から始まった美しさの中の先進テクノロジー

■乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"をしましょう!
「マスク性敏感肌」とは、マスクの着用により肌が一時的に敏感になり、乾燥やゴワつきなどが起きている状態のことです。約8割の女性が、日頃から「自分は敏感肌だ」と感じているうえに、コロナ禍でマスクの着用が当たり前になったことで、さらなる肌悩みを抱える方が急増しています。乾燥するこの季節、ニキビができやすくなった・乾燥を感じる・赤みやかゆみがある方は"マスク性敏感肌"かもしれません。より深刻になる「マスク性敏感肌」の原因を知って適切に対策をしましょう。

 原因:なぜ"マスク性敏感肌"は起こるのか
・摩擦の刺激と乾燥が深刻なトラブルを引き起こす。
マスクと肌が擦れると、マスクの生地に皮脂やスキンケアの保湿成分が奪われ、肌が乾燥状態になります。さらに摩擦が続くと、角層がダメージを受けてバリア機能が低下します。それがさらなる乾燥や角層肥厚を招き、ニキビなどの肌トラブルを繰り返す負のループに陥ります。
・"蒸れ"でマスクの内部が過酷な環境に。
マスク内は外気よりも4°Cほど温度が高く、また息に含まれる蒸気がこもって、蒸れている状態になっています。そのため汗が蒸発しにくくなり、肌に残った汗の成分が肌の刺激となります。またマスクについた汚れなどから雑菌が繁殖しやすくなり、それがかゆみや炎症などを引き起こします。

 事実:マスクの下ではこんなことが起きている
・カサカサゾーン
マスク着用時の摩擦や、はずしたときの急激な温度と湿度の変化で肌のバリア機能が低下しています。通常よりも汗や汚れなどの刺激に敏感な状態になり、かゆみや赤みなどの肌あれを引き起こします。
・ニキビゾーン
摩擦の刺激から自らを守るために角層が厚くなり、毛穴を塞ぐ状態になります。さらに蒸れによる雑菌の繁殖でニキビや吹き出物が発生し、悪化しやすくなります。

 対策:刺激の少ないスキンケアで肌にやさしいお手入れを
敏感に傾いている肌には、何より保湿が大切です。バリア機能を守るセラミドなどが配合された低刺激性のスキンケアで、肌に負担をかけないお手入れを心がけましょう。

~刺激の少ないスキンケアの方法~
① やさしく洗う
肌に負担をかけないようやさしく洗いましょう。うるおいを残す洗顔料を選び、たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗うのがポイント。

② たっぷりうるおす
洗顔のあとは保湿力の高い 化粧液や美容液で十分に保湿をしましょう。手を使って、こすらないようやさしくていねいにつけます。『巡活ローション』は超浸透型ビタミンCや加水分解コラーゲンヒアルロン酸、エラスチンなど6種類の天然由来成分を配合した贅沢な化粧水で朝晩の化粧水として使用して頂くと高い保湿力が期待できます。

③ しっかり守る
マスクの材質や サイズの見直しも大切。
補ったうるおいが逃げないよう、バリア機能を守るクリームや乳液で閉じ込めるのを忘れずに。乾燥が気になる部分にはたっぷりと重ねづけをしましょう。角層のバリア機能が高い天然セラミドを主成分とした『セラミドバリアクリーム』は超乾燥肌、ゆらぎ肌の改善が期待できます。ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感が高まり、潤いのある美肌に導きます。

『マスクの材質やサイズの見直しも大切。』
マスク性敏感肌の対策として、摩擦や刺激を軽減するために、肌に合う材質や顔に合うサイズのマスクを使うことも大切です。また、人のいない場所ではできるだけマスクをはずして蒸れを逃し、顔についた汗や汚れはこまめに拭くようにしましょう。

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2021年1月25日

2021年(1月〜3月)のメディア掲載情報

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WEB『日経xWoman Terrace』(2月18日掲載)

特集「尿漏れ対策には「膣トレ」より「インナーユニット」強化」に慶田院長の日経アンバサダーブログ記事が掲載されています。

【尿漏れ対策には「膣トレ」より「インナーユニット」強化】
大人の女性が人知れず抱えるお悩み...それは「尿漏れ」です。尿漏れの改善には「膣トレ」よりも普段の"姿勢"が大事です。

■骨盤底筋群のゆるみやダメージが原因
テレビCMも増え、「膣トレ」なる言葉も一般的になった昨今で、女性が自身の体に向き合う重要性が浸透してきたのは喜ばしいことではあります。しかし、尿漏れや子宮脱といった"骨盤底筋群"の問題は表層だけの対処では不十分なのです。
骨盤底筋群のゆるみや筋肉へのダメージは『腹圧性尿失禁』の原因となります。この症状は咳やくしゃみ、重い物を持ち上げた瞬間、走ったりジャンプしたりしたときなど、お腹に力が入ったときに「尿漏れ」する状態のことです。

≪骨盤底筋群≫
恥骨から尾骨にかけて重なり合った靭帯や筋肉で、ハンモックのように子宮や直腸、膀胱などの臓器を支えています。とくにダメージの要因となるのが妊娠・出産です。妊娠して子宮が重くなると骨盤底筋群に負荷がかかります。そして、出産時には大きな赤子が通過するので、限界値まで引き伸ばされて大きなダメージを受けます。また、日常生活でも姿勢や呼吸の仕方、咳やくしゃみ、排便時のいきみ、慢性的な便秘などによって、過剰な腹圧が下方にかかり骨盤底筋にダメージを与えています。さらにこれらは加齢と共に加速していきます。

■骨盤底筋トラブルを防ぐためには『インナーユニット』の強化が鍵!
巷で流行っている「膣トレ」は、膣と肛門をキュッと締め、骨盤底筋群の表層に位置する"恥骨直腸筋"を鍛える方法が主流です。恥骨直腸筋は骨盤底筋群の表層に位置する筋肉の一つで、尿道や膣、直腸の周りをU字型に囲んで、排尿をコントロールする働きをしています。
でも、恥骨直腸筋は骨盤底筋群のほんの一部に過ぎません。尿漏れなどの骨盤底筋トラブルを防ぐためには、日常的に骨盤底筋群に腹圧をかけないことが大切です。そのためにはもっと深層にある『インナーユニット』といわれる筋肉群に着目した生活と運動が鍵になります。

≪インナーユニット≫
「腹横筋」「横隔膜」「多裂筋」「骨盤底筋群」の4つの総称で腹腔の深部にある筋肉で、4つの筋群は協調的に動いて臓器を支え、体幹を安定させています。クリニックで定期的に医療機器『エムスカルプト』で腹部~ヒップの筋肉強化をしたり、『ヴィーナスハイフ』で膣の引き締めも年に2~3回受けると、妊娠によるハイダメージを軽減できます。

 『エムスカルプトα(EMSCULPTα)』
約30分間の‟超・効率トレーニング"です。電磁場の作用で、寝ながら約2万回の筋収縮を起こします。世界で唯一、筋肉を増強しながら脂肪も減らして理想的なボディラインを作れる画期的な医療痩身機器です。

 『ヴィーナスハイフ(V‐HIFU)』
超音波を用いて女性器(膣・会陰部など)のたるみを強力に引き締める、「ウルセラ」と同じ超音波によるHIFUシステムを用いた世界初の「女性器専用若返り治療」マシンです。表面には傷をつけずに、エネルギーを正確に狙った層(深さ)に届け、コラーゲン線維の収縮による引き締めや、新しいコラーゲン線維の再生により、緩んだ膣や膣口を強力に引き締めます。

ポッコリお腹も、垂れ尻も、尿漏れも、膣の緩さも連動しています。セルフケアでは、姿勢の見直しと体幹トレーニングを、クリニックケアではエムスカルプトとヴィーナスハイフでインナーユニット強化と膣トレをしましょう。これらは、お顔のケアと同じくらいに大事なことだと思います。40代からの人生が50年も続くのですから、遅すぎるということはありません。

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WEB『OZmall』(3月3日掲載)

特集「健康的なツヤ髪を取り戻す!乾燥から守るヘア&頭皮ケア」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

春を感じる陽気の日もあれば、冬のように寒い日もあるこの時季。まだ空気も乾燥し、肌のカサカサに悩んでいる人もいるのではないでしょうか?空気が乾燥していると、髪の毛や頭皮も乾燥して、トラブルが生じることもあります。そこで"髪や頭皮の乾燥対策"について紹介させて頂きました。

【髪のパサつきの原因は?日常生活を見直しましょう】
パサついた髪の毛は、清潔感に影響を及ぼしたり、老けて見えたりすることに繋がります。空気が乾燥していれば、髪の毛に含まれている水分も抜けやすく、パサつく原因になります。ヘアオイルやトリートメントのケアによって表面的にはツヤを出せますが、乾燥しにくい健康的な髪質にするには、髪の構造から変える必要があります。つまり、すぐに結果が出るわけではありません。

■数カ月から1年前くらい前の食生活を振り返って!
「健康的な髪の毛には"海藻"を食べるといい」というイメージをもたれがちですが、実は髪の約9割を占めるのは、「ケラチン(たんぱく質)」です。つまり、たんぱく質が不足した食生活を送ると、健康な髪の毛は生えてこないというわけです。髪の毛は、一定の周期で生え変わっているので、毛先がパサつく場合、ロングヘアの人であれば、1年くらい前の食生活が影響している可能性があります。まずはたんぱく質をしっかりとることが、ツヤのある健
康的な髪の毛を作り出すためには重要です。

■紫外線にも要注意!
これからは紫外線量が多くなっていく時季になります。紫外線を浴びると髪の表面にあるキューティクルが傷んで、髪のツヤを左右する脂質が失われやすくなります。帽子をかぶる、日焼け止めスプレーをかけるなど、髪の毛の紫外線対策も意識しましょう。

■髪の乾かし方も大切!
ドライヤーを使うと、髪の乾燥が気になる人もいるのではないでしょうか。髪を濡れた状態にしておくと、表面にあるキューティクルがはがれやすくなり、髪がパサつく原因になります。温風と冷風を交互にするなど乾燥対策をしながら、ドライヤーで素早く乾かすのがおすすめです。

【乾燥or皮脂?フケの原因を見分ける方法は?】
健康的な髪の毛を作り出すためには、「頭皮」が健康であることも重要です。空気が乾燥する時季は、肌と同じように頭皮も乾燥しやすくなります。頭皮はもともと皮脂の分泌が多いので、顔のように保湿ケアは本来必要ないのですが、乾燥肌の人は頭皮も乾燥しやすい傾向があります。頭皮が乾燥していると、フケやかゆみなどの症状に悩まされることもあります。一方、皮脂が過剰に分泌した"脂漏性皮膚炎"が原因でフケが生じることもあります。フケに悩まれている方は下記を参考に原因を探ってみてください。

□乾燥によるフケの場合
フケは細かくてカサカサしたような形状です。顔の肌をチェックしたとき、毛穴が目立ちにくい人は乾燥によるケースが多いです。
□脂漏性皮膚炎の場合
フケは大きめでベタベタしています。毛穴が目立ちやすい人に多いです。もともと皮膚に存在している常在菌の1つである"マラセチア(真菌)"が増えて炎症を起こしていることが原因です。マラセチアを抑える成分を配合したシャンプーを使用すると改善が期待できます。

【乾燥する時季!頭皮の乾燥におすすめの対策とは?】
頭皮が乾燥していると感じた時は、シャンプーの洗い方や選び方を見直しましょう!
●洗い方
頭皮は顔の肌に比べて、ごしごしと力を入れて洗いがちな方も多いかと思います。すると頭皮が傷ついて、バリア機能が低下することに繋がります。顔を洗うときと同じように、やさしく洗うことがポイントです。洗顔料をよく泡立ててから使用するように、シャンプーもよく泡立ててから、泡で汚れを包み込むようにして洗いましょう。
●シャンプーの選ぶポイント
頭皮の皮脂量に応じたシャンプー選びも大切です。乾燥する人は、石けん系のシャンプーなど、洗浄力が弱く、肌にやさしいものを選びましょう。

【髪を洗う頻度や"湯シャン"で頭皮の皮脂を調整しましょう】
対策をしてもまだ乾燥が気になる場合は、シャンプーを使用する頻度を減らすのがおすすめです。シャンプーを使用する主な目的は、"余計な"皮脂を洗い流すことです。皮脂の分泌が少ない人にとっては洗浄力が強すぎて、"必要な"皮脂まで洗い流している可能性があります。頭皮の乾燥にお悩みの方で、毎日シャンプーを使用している人は、1日おきにしてみてください。
汗やほこりはお湯だけでも落とせるので、シャンプーを使用しない日はお湯だけの〝湯シャン″でも十分です。整髪料を使用していてお湯だけで流すとベタつきが気になる場合は、頭皮につかないように髪の毛だけにシャンプーを使用するのが良いでしょう。そして、髪のパサつきが気になる場合は、毛先だけトリートメントを使用するのも良いでしょう。

※ただし、ほとんどの人は頭皮の皮脂量が多く、余計な皮脂が残ると、酸化皮脂となり、頭皮の刺激やニオイの原因になります。湯シャンして髪を乾かしたあとに、後頭部にニオイが残っていないかどうか、チェックするといいでしょう。

髪や頭皮の乾燥が気になる人は、食生活やケア方法を見直して、ツヤのある髪&健康な頭皮を目指しましょう!
当院では美しい髪を育むサプリメント『パントガール』や医療機関専用の育毛剤『パントスチン』『ペロバーム』、さらに効果的な薄毛治療をご希望の方には『Dr.CYJヘアフィラー注入』など多彩なメニューがあります。育毛治療は早めのスタートがおすすめです。頭皮ケアと合わせて始めてみましょう!

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WEB『OZmall』(2月24日掲載)

特集「ウイルス対策で手荒れが悪化!きれいな手指を守るハンドケア」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

新型コロナウイルスが流行してから、手洗いやアルコール消毒が当たり前の習慣になりました。感染予防のためには大切なことだけれど、そのせいで手荒れに悩まされている人もいるのではないでしょうか?きちんと感染予防をしながら手荒れの対策をしましょう。

■手荒れを起こしやすい人は保湿剤入りの消毒液を選んで
こまめに手洗いしたり、アルコール消毒をしたりすると、なぜ手荒れを引き起こすのでしょうか。それは、肌にとって必要な水分や皮脂まで洗い流されてしまったり、除去されてしまったりするからです。特にアルコール消毒は、脱脂力や脱水力が強く、脂質や水分を奪う作用があります。とはいえ、アルコール消毒はウイルス対策として今では不可欠です。ですが、そもそも手が荒れていると皮膚のバリア機能が低下した状態なので、ウイルスや細菌が侵入しやすく、感染の観点から見ても良くない状態です。
そこで手荒れを起こしやすい人におすすめなのが、保湿剤が入っている"ジェルタイプの消毒液"です。通常の消毒液よりも刺激がマイルドなので、手荒れを起こしにくいです。ただ現状では、お店の入り口などにスタッフが立っていて、入り口に置いてあるアルコール消毒液での消毒を促されたり、スタッフが消毒スプレーをかけてくれたりということもあります。その際は、自分でジェルタイプの消毒液を持ち歩いて、もしスタッフに消毒を促されたら『手荒れしやすいので、自分の消毒液を使ってもいいですか』と確認してはいかがでしょうか。

■ハンドクリームを選ぶポイントは?
・頻繁につけやすいテクスチャーが軽めで刺激の少ないものがおすすめ
・手荒れをしているときは尿素入りのものは避ける
・手洗い後と夜寝る前につける
手荒れを予防するためには、手洗いやアルコール消毒後にハンドクリームをこまめに塗り、しっかり保湿することが大事です。ハンドクリームにはさまざまな種類がありますが、選ぶポイントとしては、とにかく"自分の肌に合っていること"、"自分にとって使い心地がいいこと"がポイントになります。手は作業をする道具でもあるので、さらっとしていてべたつかないタイプのほうがいいでしょう。
ただし、すでに手荒れを起こしているときには、は水分を抱える力のあるセラミドやグリセリンなどに加え、油分が多いクリームやバームをやさしく塗りましょう。しもやけやひび割れがあるなら、血流を上げるビタミンE入りのものがおすすめです。ただし、尿素が配合されているハンドクリームは、角層を溶かす作用があるので、もともと角層が厚いかかとやひじには向いていますが、手荒れを起こしているときに塗るのは避けてください。

■ハンドクリームは爪の根元まで入念に
ハンドクリームを塗るときには、手洗い後にしっかり水分をふきとってから、塗り残しがないようにしましょう。手のひら側、手の甲部分をしっかり塗ったら、指は1本1本、逆側の親指以外の4本の指全体で包み込むように握って巻き込むように動かしながら、クリームを塗り広げます。さらに、爪の根元にある『爪母(そうぼ)』の部分も逆側の親指でしっかり塗るのがポイントです。この部分が荒れると、爪が正しく再生できず、波打ったようなガタガタの爪が生えやすくなります。爪自体は皮膚のように保湿力がないので、オイルやクリームを塗ると、爪を保護することができます。

手荒れは放置すると治療しにくくなり、治るのに時間がかかります。ひびやかゆみを伴う手湿疹があれば、早めに皮膚科を受診しましょう。手にとってハードな環境は、これから先も続くと予想されます。しっかり対策して、きれいな手を守りましょう!

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WEB『OZmall』(2月22日掲載)

特集「私ってもしかして「不安定肌」?チェックリストで肌診断しよう」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

■私ってもしかして「不安定肌」?
冬の寒さもゆるみ、春はもうすぐそこ。けれど、もし「肌の調子が悪くなるから春が来るのが心配」と思っているなら、「不安定肌」の可能性があるかもしれません。

■不安定肌とはなに?
不安定肌と聞くと、敏感肌のことだと思う人もいるかもしれません。不安定肌とは、"一時的に"敏感になりやすい肌のことです。敏感肌は慢性的に肌が敏感であるのに対し、不安定肌は肌の調子がいいときもあれば敏感になる時もあるという点が違いです。

まずは下記をチェックしてみてください。3個以上あてはまる場合は「不安定肌」、1~2個あてはまる場合は「不安定肌予備軍」の可能性が高いです。

□花粉症の時期になると肌の調子が悪くなる
□季節の変わり目はメイクのノリが悪くなる
□季節の変わり目になると肌がムズムズ、チクチク、ヒリヒリすることが多い
□肌の赤みやかゆみが気になるときがある
□化粧水やクリームがしみる時がある
□マスクによる肌荒れが気になる

■春先は最も肌が不安定になりやすい季節
肌の最も外側の層(角層)には、異物が肌の内部に侵入するのを防ぐ「バリア機能」が備わっています。しかしこのバリア機能が低下すると、バリアに隙間ができて花粉や黄砂、PM2.5などの異物が侵入し、肌に炎症などを起こす不安定肌の原因となります。
バリア機能は、食事、睡眠、運動、排泄、ストレスコントロールといった体内バランスの乱れや、紫外線、タバコ、空気の乾燥や冷えなどの外的要因が多く重なるほど低下してしまいます。春は新年度を迎えるためにストレスが多く、空気が乾燥し、紫外線が増え始め、花粉などの微粒子が多く飛散し、1年で最も肌が不安定になりやすい季節です。しっかりとした対策が必要です。

■不安定肌のケアは「バリア機能アップ」と「微粒子の付着予防」がカギ
バリア機能を高めるためには、体内バランスを整えることを心がけたうえで、美肌づくりの基本となる(1)"洗顔"する時、こすらずにやさしく洗うこと。(2)しっかりと"保湿"すること。(3)"紫外線対策"をすること。以上の「スキンケアの三本柱」が大切です。その中でもバリア機能の修復に欠かせないのが"保湿"です。間だらけになった角層を助ける保湿ケアには、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸といった水分を抱え込む効果のあるモイスチャライザー使用し、バリア機能を強化しましょう。当院では、天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』が不安定肌に寄り添う優しい処方で人気です。バリア機能を高め、肌をやさしく守ります。微粒子の付着を防ぐケアとしては、微粒子が肌に付着しにくいコスメを選ぶことがポイントです。肌が不安定になりやすい春を快適に過ごすためにも、"バリア機能を高めるケア"と"微粒子の付着を防ぐケア"を意識してコスメを選んでみてください。

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WEB『OZmall』(2月17日掲載)


特集「保湿しているのに乾燥する人は要チェック!肌のカサカサを引き起こす原因とは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

立春を過ぎて、少しずつ春の気配を感じ始めるこの時季。とはいえ、2月は湿度が低く、肌の乾燥はピークになります。保湿をしているつもりなのに、肌のカサカサに悩んでいる人も多いのではないでしょうか?最近ではオフィスや店舗内の空調の影響で、一年中乾燥しやすいですよね。冬に限らず参考にして頂きたい内容です。

■肌が乾燥するのは洗いすぎや自分の保湿力の低下が原因です。
肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下して、化粧ノリが悪くなったり、しわの原因になったり、さまざまな肌トラブルを引き起こします。肌の乾燥を防ぐためには、保湿ケアが大事ですが、「しっかり保湿しているつもりなのに肌がカサカサする」ことはないでしょうか?
考えられる大きな原因としてはふたつあります。ひとつは洗いすぎによって必要な皮脂や細胞間脂質まで洗い流してしまっていること。もうひとつは自分自身の保湿力の低下によって、保湿ケアだけでは不十分になっていることです。
洗顔後に肌がつっぱったり、カサカサしたりする場合は、洗いすぎの可能性があるので注意が必要です。洗浄力が弱い洗顔料やクレンジング剤に変えるなど、肌にやさしい泡洗顔を心がけましょう。

■自分自身の保湿力を上げるには?
自分自身の保湿力の低下については、さまざまな要因が考えられます。そもそも肌の表面にある角層は、「細胞間脂質」「天然保湿因子」「皮脂膜」という3つの要素によって、水分が保持されています。なかでも水分保持の決め手となるのが、細胞間脂質の主成分となる"セラミド"です。角層はターンオーバーによって生まれ変わっていますが、加齢や栄養不足、睡眠不足、過剰なストレスなどの要素によって、ターンオーバーがスムーズにいかず、角層の潤いがキープされにくくなっていくのです。一つひとつの影響は小さくても、組み合わさると、肌は揺らぎます。

栄養不足、睡眠不足、ストレスについては生活習慣を見直すことで改善することができます。細胞間脂質の材料はコレステロールなので、油を制限するようなダイエットをしていると、当然細胞間脂質は不足することになります。また、天然保湿因子の材料はアミノ酸なので、たんぱく質が不足しないように心がけることも大切です。

一方加齢によってターンオーバーのサイクルが低下してしまう問題は、『ケミカルピーリング』や『アクアフェイシャル』によってそのサイクルを上げることが可能です。年齢と共にターンオーバーがとどこおり、くすんでしまった肌に刺激を与えることで、溜まったメラニンを排出し、透明感のあるみずみずしい肌を再生することができます。

ホームケアであれば、"レチノール"がおすすめです。『ナノメッドVAエッセンス』は、医療機関ならではの高濃度純粋レチノールが含まれており、連続して使用しているとターンオーバーが整い、角層が生まれ変わります。当院のナノメッドVAは市販品より約10倍と高濃度なので、敏感肌なら保湿クリームと1:1で混ぜて、1~2日おきの使用でも十分な効果が期待できます。

■間違った保湿ケアによりトラブルを引き起こすことも。
保湿を十分しているつもりなのに、肌が乾燥する原因として他に考えられるのが、間違った保湿ケアです。ローションパックは、肌が比較的強い人にとっては効果的な保湿ケアですが、敏感肌の人にとっては、トラブルを引き起こす原因になることもあります。バリア機能が低下している敏感肌の人は、肌がカサカサするので乾燥していると誤解しがちですが、ローションの成分が浸透しすぎて、それが刺激となって肌が荒れることもあります。

また、皮脂の分泌が多いオイリー肌タイプの人も要注意です。皮脂の分泌が多いからといって化粧水しかつけない、クリームを少量しかつけないなど保湿を控えめにすると、肌は乾燥することになります。角層の水分を保持しているのは、皮脂ではなく細胞間脂質と天然保湿因子がメイン。このふたつが不足すると、いくら皮脂の量が多くても肌は乾燥するのです。
肌の乾燥に悩まされている人は、日ごろの保湿ケアや生活習慣を見直して、潤いのある肌を目指しましょう。

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雑誌「otonaMUSE」2021年5月号 (3月28日発売)

特集「目指したいのは洒落美肌」(掲載P94~P97)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【目指したいのは洒落美肌】
マスクの今こそ、肌を見直すチャンスです。紫外線の季節が到来し、真っ黒にはなりたくないけれど、ただ単に白いだけの肌を求めているわけではないと思います。手に入れたいのは透明感に溢れた『グロウスキン(輝くツヤ肌)』大人が輝くための最新スキンケアを取り入れましょう。

■大人の洒落美肌の定義とは?
1. 必要なのは、白さより透明感!
若者の間では空前の白肌ブームですが、白さだけを追求するのではなく、求めたいのは内側の血色まで透けて見えるようなクリア肌です。美肌コスメも駆使しながら加齢とともに蓄積するくすみを払い、自分本来の明るいスキントーンを取り戻しましょう。
「レチノール」や『ケミカルピーリング』治療で角層を溶かしてターンオーバーのスイッチを入れましょう。レチノールはビタミンAの一種で、コラーゲンやヒアルロン酸の増加、ターンオーバーの促進、保湿力アップなどさまざまな効果をもたらしてくれる強い味方です。
当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。

2.輝くツヤは、エイジングの七難を隠します
フレッシュでみずみずしい肌の印象に導いてくれるのが"ツヤ"です。大人の肌を明るく輝かせるために、なくてはならない存在です。クマに毛穴、不要な影など、顔立ちを曇らせるマイナス要素も、角質細胞に十分な水分を与えることで、バリア機能が高め、見た目にもツヤツヤと美しい肌になります。
ローションで潤すというベーシックケアにプラスしたいのは、肌内部の水分を保持する働きのあるヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、アミノ酸、多糖類、多価アルコール類、加水分解コラーゲンといった潤い成分を含む乳液やクリームで、当院では、天然セラミドを主成分にした高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』が人気です。

3. ちょっとやそっとじゃ揺らがない、高いディフェンス力
紫外線や花粉、PM2.5などの大気汚染物質にハウスダストなど、実は私たちの身の回りには肌を酸化させ、くすませる"敵"がたくさん潜んでいます。外的刺激に強く、揺らぎにくいヘルシースキンに整えることこそ、いくつになっても透明感のあるオーラ肌をキープするカギになります。

4. 色ムラのない肌
アラフォーともなると老け見えの元凶・シミに悩む人が急増します。コスメから施術まで今や解決法は色々あります。さらに、シミか、肝斑か、はたまた別の皮膚病変によるものなのか医師による適切な診断が重要です。シミの種類によって治療法が異なるので、専門性の高い医師とシミの種類ごとに複数のレーザー機器を扱う医療機関がおすすめです。速やかに対処して何事もなかったかのようにクリーンな肌を手に入れましょう。

【編集部が注目!最新美肌ニュース】
大人の肌に透明感と明るさを宿してくれるこの春話題のプロダクトや施術に、当院をご紹介いただきました。

■シミもブライトニングも最新のメニューが効果的
スキントーンを明るくしたい、シミ・ソバカスなどのくすみをなくしたいという方に、最近当院で定番になっているのが、顔全体に『ピコトーニング照射』『ピコフラクショナル照射』『フォトフェイシャルM22』『ジェントルレーズプロ』などを照射してライトニングしつつ、特に気になるシミの部分に『ピコレーザーのスポット照射』を追加するコンビネーション治療で肌質改善するコースです。
最新の『ピコレーザー(ピコウェイ)』は、今まで取れなかった薄いシミや初期のイボにも対応できます。この機器は、世界最高レベルの切れ味を持つ「シミ・肌質改善レーザー」です。照射時間が従来機の1000分の1「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位となり、熱によるダメージが大幅に減少したため、皮膚にかかるダメージを最小限に抑えながら、安全かつ効率的に治療を行うことができます。シミ、そばかす、あざなど幅広いお悩みを解決することができます。さらにコラーゲンも増え、ハリも高まるといううれしい特典も。顏はもちろん、全身の美白目的の照射が人気です。


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雑誌「女性セブン」2021年4月8日号 (3月25日発売)

特集「私が脱毛する理由」(掲載P106~P110)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【アンダーヘアがあるのはありえない時代に!私が脱毛する理由】
VIO(アンダーヘア)のレーザー脱毛をする方が、当院でもここ最近増えてきました。今まさに「アンダーヘア完全脱毛時代」に突入していると言えます。若者の間では「ケアしないのは恥」と言われるまで、脱毛が当たり前のマナーなっていることや、それが介護を目前にした中高年・高齢者の方々にも広がっているのが現状です。時代と共に当たり前になりつつあるVIO脱毛についてより理解を深めましょう。

■アンダーヘアの脱毛率は眉毛より高い!
多くの人が脱毛する部位は「わき」「すね」「腕」などの"人に見られる部分"ですが、人に見られることはあまりない部分にもかかわらず、「アンダーヘア」の処理を眉の処理以上に気をつけている人が多いことが分かりました。
当院でアンダーヘア(VIOライン)を『レーザー脱毛』する40代以上の女性の患者様は、2017年と2020年で比較すると、6倍以上も増えています。30代未満の女性の半数近くが"ハイジニーナ"(アンダーヘアを全て無毛にした状態)を希望しています。これまでは水着のラインに合わせてVラインだけを処理するか、あるいは女性器まわりのIラインだけ、肛門まわりのOラインだけと、パーツ別に処理するのが主流でしたが、最近は将来の介護を見据えてか、若い世代の潮流に押されてか、V・I・O全てのパーツを脱毛する40代以上の女性が増えています。

■日本はアンダーヘアの脱毛後進国!?
そもそも欧米では、衛生的な観点やエチケットとして"ハイジニーナ"が主流です。それに比べると、日本はまだアンダーヘア脱毛の後進国です。性器を守るために必要だと考えている人も多いようですが、今は清潔な下着がその役割を果たしてくれていますから、毛は絶対に必要なものではありません。むしろ生えていることで、経血や尿がついてムレ、においや雑菌の温床となり、衛生的ではありません。アンダーヘア脱毛は今後さらに一般的になるでしょう。

【アンダーヘア脱毛を50代前半までにした方が良い理由!】
「わき」「すね」「腕」の毛や「アンダーヘア」、全て処理をしても、体に悪影響を及ぼすことはありません。特にアンダーヘアは、介護を受ける年齢になった時、自分の為はもちろん周りの介護をしてくれる人たちにも迷惑かけないよう、永久脱毛をすることをおすすめします。しかし、脱毛する人は多いけれど意外と正しい方法を知らず、肌を傷めたりしているようです。脱毛のメリット・デメリットを知り、脱毛方法の違いを理解しましょう。まだ脱毛されていない方は、自分に最適な方法で脱毛を始めて、清潔に健やかに過ごしましょう。

■おむつを常用する高齢者の深刻な問題
私は以前、療養型病床のある病院の皮膚科で勤務していたのですが、こういった病院では、寝たきりの患者のおむつ交換の時間が決まっています。つまり、汚れていてもすぐには取り替えられないのです。となると、おむつは長時間つけっぱなしになり、尿や便が陰部周辺やアンダーヘアにこびりついて取れなくなってしまいます。本人も不快でしょうし、介護・看護する側も大変です。しかもこれが何度も続くと「IAD(失禁関連皮膚炎)」を引き起こしやすくなります。
「IAD」とは、バリア機能が低下した肌細胞の隙間に尿や便の成分がしみて、ただれや痛みを引き起こす皮膚炎のことで、おむつを常用する高齢者の間では深刻な問題となっています。この皮膚炎は、アンダーヘアを永久脱毛しておくことで、かなりの改善が見込めます。
しかし、アンダーヘアの永久脱毛は40代か、遅くとも50代前半には済ませておかないと難しいです。なぜなら、脱毛の光レーザーは毛の"黒い色素(メラニン)"に反応するので、白髪には反応しません。アンダーヘアに白髪が混じると完全に脱毛することができなくなってしまうのです。40代だと、「介護だなんてまだだ」と思われるかもしれませんが、早めの準備が必要です。

■医療脱毛・サロン脱毛・セルフケアの違い
アンダーヘアに限らず、いざ脱毛をするとき、どの方法を選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。一番おすすめの方法は、"医師の手によるレーザー脱毛"です。ほぼ無毛の永久脱毛(医学的な定義では80%の長期的な減毛状態ですが、実際には95%以上減毛します)ができるだけでなく、さらにレーザーの作用で毛穴がしまってシミやくすみも改善され、きめが整います。目立つ太い毛が生えてこないので、剃毛で肌をこれ以上傷めることもありません。どの方法にすべきかは、それぞれ下記のメリット・デメリットを考え、自信で納得したうえで決めましょう。

 『医療脱毛(レーザー脱毛)』
医療用のレーザーを照射することで、毛根にある毛を生やす組織を安全に破壊する方法です。レーザーの照射スピードが速くなったので1回の施術時間は大幅に短縮し、痛みもほとんどありません。処理した場所の毛は9割以上確実に生えなくなり、残る毛は産毛になります。施術を行えるのは医療資格を持つ医師・看護師のみです。かつて
は施術中に痛みがありましたが、今は冷却ガスで冷やしながら照射するのでほとんど痛みはありません。VIO脱毛では麻酔クリームを塗って行います。費用はかかりますが、施術回数は少なく済み、熱傷(やけど)等のリスクも回避できます。
 『サロン脱毛(光脱毛)』
IPLのレーザー光で毛根のメラニン色素に照射し、毛根を弱らせていく方法です。毛が目立たなくなるまで何度も施術が必要で、時間がかかります。永久脱毛というよりは軽い減毛に近いです。1回当たりの施術は安価ではありますが、毛が多いところや、浅黒い肌だと熱傷(やけど)のリスクが高くなります。
 『自宅でセルフケア』
かみそりやシェーバー、除毛テープなどによるセルフケアです。いつでも脱毛でき、クリニックに通う手間や費用も抑えられますが、一生毛が生えてくる度ケアが必要です。また、肌を傷つける可能性がとても高いです。例えば"かみそり負け"したことはありませんか?これは肌のバリア機能が刃物などの刺激によって壊され、皮膚に炎症が起きた状態です。放っておくと感染症の一因にもなりかねません。

■信頼できる病院の選び方とは
医療脱毛を希望する場合は、病院選びも重要です。いくら病院といっても、費用の安いだけの脱毛専門のクリニックはおすすめしません。皮膚科専門医が常駐しておらず、専門外の医師が留守番しているだけの病院も多いからです。こういう病院では看護師が施術を行います。不安なときは、常駐医師の専門分野を聞くといいでしょう。脱毛は病気治療ではないといえど、皮膚のことを安心して任せられる"日本皮膚科学会認定の専門医"がいるところが望ましいです。また、その病院が導入している医療機器を確認することも大切です。現在、厚生労働省が認証している医療用レーザー機器は「4社7機種」あります。国内で未認証の機器を使うことは違法ではありませんが、承認機器を導入している病院の方がより安心できると思います。
当院では『ジェントルレーズプロ』という日本の厚生労働省の承認を受けたレーザーを導入しており、皮膚科専門医が常駐し、丁寧なカウンセリングのもと施術を行います。レーザー脱毛は医療行為です。値段だけで選ぶと、施術ミスや照射の設定ミスによるやけどなどのトラブルに繋がりかねません。クリニック・医師の専門性やポリシーなども確認して選びましょう。

【本当に正しい家庭の脱毛「Q&A」】
セルフケアで肌をなるべく傷めずにケアする方法とは...?

[Q] 家庭用美容器以外でおすすめのセルフケアは?
[A] 保湿対策をしたうえで剃るか、クリームを!
肌の負担を考えると、シェーバーやかみそりで剃るか、除毛・減毛効果のあるクリームを使用するのがおすすめです。剃る場合は、一度で深剃りができる4枚刃以上のかみそりやシェーバーを選び、ジェルやローションを使って肌のすべりをよくしましょう。そして毛の流れに沿って皮膚を伸ばしながら剃りましょう。剃った後も保湿剤などでケアをすることが重要です。

[Q] やってはいけないセルフケアとは?
[A] 絶対に"抜いて"はいけません!
肌を最も傷つけるのが、毛抜きや脱毛テープで毛を抜く方法です。毛穴が開いて雑菌などが入ってしまい、感染症を引き起こします。毛穴の奥の毛根を包んでいる部分が炎症を起こす『毛嚢炎』を起こすこともあります。また、傷ついた毛穴が治るときにふさがり、皮膚の中に毛が埋もれてしまう『埋没毛』の原因にもなります。

[Q] 脱毛に失敗すると、どんなトラブルが起こる?
[A] 皮膚炎、毛嚢炎、埋没毛、そして肌が黒ずむ
毛を抜いた後に起こりやすく前途の『毛嚢炎』『埋没毛』のほか、かみそり負けによる炎症は、かゆみだけでなく、肌の色素沈着も起こすことがあります。セルフケアの場合、定期的に長年繰り返すことになるので、炎症が慢性化したり、見た目も傷や黒ずみができて汚くなってしまいます。脱毛後のケアは必ず行い、炎症は悪化する前に皮膚科での診察を受けましょう。

[Q] セルフケアの頻度はどのくらい?
[A] 毛の伸び方にもよるが週に1度くらいで
かみそりやシェーバーの場合は、肌の負担を考え、1週間に1回程度が望ましいでしょう。お風呂場で使うことが多いかみそりですが、次のケアまで置きっぱなしにしないようにしましょう。お風呂場は湿気が多く、雑菌が繁殖しやすいうえ、刃が錆びやすくなるからです。肌に直接触れるものなので、使用後のかみそりは水洗いをし、水気のないところで保管を心がけてください。


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雑誌『ESPOIR』2021年2月号 (2月1日発売)

特集「乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"を。」(掲載P37~P38 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【人生100年時代の素肌美サイエンス】
無添加から始まった美しさの中の先進テクノロジー

■乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"をしましょう!
「マスク性敏感肌」とは、マスクの着用により肌が一時的に敏感になり、乾燥やゴワつきなどが起きている状態のことです。約8割の女性が、日頃から「自分は敏感肌だ」と感じているうえに、コロナ禍でマスクの着用が当たり前になったことで、さらなる肌悩みを抱える方が急増しています。乾燥するこの季節、ニキビができやすくなった・乾燥を感じる・赤みやかゆみがある方は"マスク性敏感肌"かもしれません。より深刻になる「マスク性敏感肌」の原因を知って適切に対策をしましょう。

 原因:なぜ"マスク性敏感肌"は起こるのか
・摩擦の刺激と乾燥が深刻なトラブルを引き起こす。
マスクと肌が擦れると、マスクの生地に皮脂やスキンケアの保湿成分が奪われ、肌が乾燥状態になります。さらに摩擦が続くと、角層がダメージを受けてバリア機能が低下します。それがさらなる乾燥や角層肥厚を招き、ニキビなどの肌トラブルを繰り返す負のループに陥ります。
・"蒸れ"でマスクの内部が過酷な環境に。
マスク内は外気よりも4°Cほど温度が高く、また息に含まれる蒸気がこもって、蒸れている状態になっています。そのため汗が蒸発しにくくなり、肌に残った汗の成分が肌の刺激となります。またマスクについた汚れなどから雑菌が繁殖しやすくなり、それがかゆみや炎症などを引き起こします。

 事実:マスクの下ではこんなことが起きている
・カサカサゾーン
マスク着用時の摩擦や、はずしたときの急激な温度と湿度の変化で肌のバリア機能が低下しています。通常よりも汗や汚れなどの刺激に敏感な状態になり、かゆみや赤みなどの肌あれを引き起こします。
・ニキビゾーン
摩擦の刺激から自らを守るために角層が厚くなり、毛穴を塞ぐ状態になります。さらに蒸れによる雑菌の繁殖でニキビや吹き出物が発生し、悪化しやすくなります。

 対策:刺激の少ないスキンケアで肌にやさしいお手入れを
敏感に傾いている肌には、何より保湿が大切です。バリア機能を守るセラミドなどが配合された低刺激性のスキンケアで、肌に負担をかけないお手入れを心がけましょう。

~刺激の少ないスキンケアの方法~
① やさしく洗う
肌に負担をかけないようやさしく洗いましょう。うるおいを残す洗顔料を選び、たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗うのがポイント。

② たっぷりうるおす
洗顔のあとは保湿力の高い 化粧液や美容液で十分に保湿をしましょう。手を使って、こすらないようやさしくていねいにつけます。『巡活ローション』は超浸透型ビタミンCや加水分解コラーゲンヒアルロン酸、エラスチンなど6種類の天然由来成分を配合した贅沢な化粧水で朝晩の化粧水として使用して頂くと高い保湿力が期待できます。

③ しっかり守る
マスクの材質や サイズの見直しも大切。
補ったうるおいが逃げないよう、バリア機能を守るクリームや乳液で閉じ込めるのを忘れずに。乾燥が気になる部分にはたっぷりと重ねづけをしましょう。角層のバリア機能が高い天然セラミドを主成分とした『セラミドバリアクリーム』は超乾燥肌、ゆらぎ肌の改善が期待できます。ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感が高まり、潤いのある美肌に導きます。

『マスクの材質やサイズの見直しも大切。』
マスク性敏感肌の対策として、摩擦や刺激を軽減するために、肌に合う材質や顔に合うサイズのマスクを使うことも大切です。また、人のいない場所ではできるだけマスクをはずして蒸れを逃し、顔についた汗や汚れはこまめに拭くようにしましょう。

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新聞『中日新聞』2021年3月17日発行

特集「老後に備え「介護脱毛」」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【アンダーヘアを白髪前に処理】
老後に介護されることを見据え、デリケートゾーンの脱毛を行う「介護脱毛」が最近注目されています。排泄物がアンダーヘアに絡まらないため清潔に保て、介護者が拭き取る際の負担を軽くする効果も期待できるのが「介護脱毛」です。

■便が絡まず「世話の負担を軽く」
ビキニラインや性器周辺、肛門周辺のデリケートゾーンは各部位の形になぞらえて「VIO」
と呼ばれています。当院では、昨年VIOのレーザー脱毛照射をセットでお受けになった患者様は2017年と比べて6倍以上に増えました。ここ数年で、大人のVIO脱毛に関する取材も増えています。排泄物が毛に絡まると、かぶれや臭い、感染症の原因にもなります。親の介護が現実的になる40代になり、VIOを清潔に保つ必要性があることから、介護脱毛を意識する人が増えているのではないでしょうか。

■介護脱毛をする時期と方法
介護脱毛はアンダーヘアが白髪になる前に始めるといいでしょう。医療機関で行われている『医療レーザー脱毛』は、レーザーを毛と毛を作る器官に照射し、発毛に必要な組織を破壊して永久的に毛が生えないようにする施術です。その際、レーザーは黒い色素だけに反応し、白髪には効きません。ですから、白髪になる前、白髪の割合が低いうちに脱毛をしましょう。
レーザー脱毛以外の毛の処理方法には、かみそりで剃る方法やブラジリアンワックス(ワックス塗ってはがす抜毛方法)などもありますが、傷口から雑菌が入ったり、埋没毛や毛嚢炎など、肌を傷めるリスクがあります。レーザー脱毛は保険が利かず、全額が自己負担となり、なかなか一歩踏み出せない方もいるかと思いますが、脱毛は医療行為です。万が一のトラブルにも対処できる医療機関、中でも皮膚科専門医が常駐する施設での施術が安心です。

当院でレーザー脱毛に使用する『ジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)』は、メラニンに反応するレーザーで、厚生労働省の認可を受けた日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。毛を減らすだけではなく、くすみが軽減すると同時に毛穴も引き締まるので肌の仕上がりがなめらかです。毛の生える周期に合わせて1~2か月に1回ずつ照射します。個人差はありますが、はじめの3回で毛量は半分程度に減り、5回もすると毛はほとんど生えず、多くの方が8回程度でほぼ無毛~産毛が少し残る程度の状態を実感できます。
早めに脱毛を完了し、老後に介護する側もされる側も、なるべく清潔に暮らせるケアをしましょう。

≪脱毛料金≫
・Ⅴライン:1回¥20,000/5回¥80,000(¥16,000/1回)
・Vライン:全体オプション+¥3,000
・Iライン:1回¥20,000/5回¥80,000(¥16,000/1回)
・Oライン:1回¥10,000/5回¥35,000(¥7,000/1回)
・V I Oラインセット:1回¥45,000/5回¥180,000(¥36,000/1回)


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雑誌『美的GRAND』2021年春号(3月12日発売)

本誌の特集記事『勉強熱心で経験十分、未来を託せる 美容医療の名医9』(掲載ページP141)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【勉強熱心で経験十分、未来を託せる 美容医療の名医9】
たるみ、シミ、目が開きにくい...など、40代50代の大人の悩みは、何をどうしたいのかを自分自身で整理してから、その分野を得意とする医師に相談するのがベスト、と美的GRANDは推奨しています。
今回、銀座ケイスキンクリニックの慶田院長は、美人顔をデザインしつつ若返らせる"注入治療の達人"としてご紹介いただきました。

■注入治療で若々しいフォルムに
注入治療は美的センスが問われます。もともと、ヒアルロン酸注入は、こめかみや目の下、法令線などの凹みを埋める効果で知られています。ただし、その仕上がりは医師の技量とセンスで大きく異なるのも事実。ヒアルロン酸製剤を注入する場所や量の適切な判断と繊細な手技を掛け合わせれば、自然なのに確実に綺麗に仕上げることができます。さらに老化のスピードを穏やかにするという、充実の効果も狙えます。
当院では最新の美容医療テクニックを駆使し、お肌のトラブルを改善し、見た目年齢のマイナス7歳を図り、患者様の"Beauty QOL"を高めることに努めています。

 『ヒアルロン酸注入(美人顔デザイン注入)
芸術的知識と医学的知見から確立した、新しいコンセプトのヒアルロン酸注入治療です。美しいと感じる顔の共通点、『美の要素』を意識し、骨格と肌質を見極め、ミリ単位でバランスを調整します。特に、個人差の大きい加齢変化を解剖学的にとらえ、患者様それぞれの最適な部位に、最適な深さで、最適量のヒアルロン酸を正確に注入することで、『自然な若返り効果』が得られます。さらに、失われる脂肪や骨格の補充とコラーゲン密度のアップ、靭帯補強による顏揺れの抑制により、老化スピードを緩やかにする『アンチエイジング効果』もあります。ヒアルロン酸を衰えた顔面靭帯を補強し、支えるように注入すれば、リフトアップ効果も得られます。

 『ヒアルロン酸注入(クマ・シワ)
ヒアルロン酸注入は、深いシワやお顔の影を消し、治療直後から5~7歳若返ってしまう、魔法のような施術です。当院の注入メニューの中で、施術数・リピート率共にナンバーワンの大人気治療です。若い頃には豊富にあったヒアルロン酸も、20歳頃から急速に減少していきます。また、加齢による皮下脂肪織の減少と萎縮がシワやたるみの原因であることも分かってきました。シワの凹みやボリュームの少ない部分にヒアルロン酸製剤を注入すると、自己のヒアルロン酸と融合し、自然なふくらみをもたらします。個人差はありますが、ヒアルロン酸注入後半年〜1年間効果が持続します。深く刻まれたシワを改善し、若返りをはかることが可能です。

ぜひ一度ご相談にいらしてください。

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雑誌『MyAge』2021年春号 Vol.23(3月6日発売)

特集「時短でおいしい! ヘルシー!素敵女医の調理家電は?」(掲載ページP102~P103 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【時短&ほったらかし0K!カンタン便利な調理用家電】

『素敵女医の愛用調理家電TOP5』
1位:ヘルシオホットクック
2位:バーミキュラライスポット
3位:シロカ電気圧力鍋
4位:バイタミックス
5位:フィスラー圧力鍋

家事の時短に欠かせない便利な調理用家電がランクインしています。ほったらかしで料理が完成するものから、時間のかかる煮物が短時間でできる圧力鍋、そして毎日のスムージーやスープ作りに重宝するミキサーまで、バリエーションに富んだ調理家電が愛用されています。

■「フィスラー圧力鍋」で薬膳スープ
私は15年前からフィスラーの圧力鍋を使用しています。我が家のタイプはロイヤルの4.50ですが、今はさらに高性能な新機種が出ています。圧力鍋は、加圧料理はもちろん、炊く、煮る、炒める、焼く、蒸すなど1台で何役もこなし、本格的な料理を自宅で楽しむことができます。
この調理家電を使ったおすすめのメニューは『鶏手羽元の薬膳スープ』です。鶏肉を骨ごと入れて、しょうがのスライス、にんにくひとかけ、お酒を入れて煮込み、柔らかくなった頃に一度圧を抜きます。そこへ玉ねぎ、長ねぎ、にんじん、大根、きのこ、じゃがいも、キャベツを加えて再加熱します。だしと塩、少量のみりんやしょうゆで味を調えて、骨から旨味が出て美味しい鶏手羽元の薬膳スープが完成です。

医食同源と申しますが、さらに美食同源です。皆様もご一緒に、便利な調理家電を使って、普段の食事から美肌を目指しましょう。
慶田院長のインスタプライベートアカウント(@tomoko_keida)では、美肌レシピを定期的にご紹介しています。ぜひ参考になさってください。

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雑誌『大人のおしゃれ手帖』2021年4月号 (4月7日発売)

特集「Good .Agingグッドエイジング通信」(掲載ページP94~P95)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。


日に日に春を感じるようになり、ますますマスク生活がしんどくなり、肌荒れを抱えている人も少なくないと思います。ひどくなる前の予防はもちろんですが、そもそもマスクが肌に合っていないというケースもあります。しっかりと原因を見直し、対策をしましょう。

【ムレや汗によって吹き出物、赤み、かゆみが起こりやすい】
春先になると、気温の上昇とともにマスクによるムレや汗など、冬とは違った環境になります。日常的にマスクをすることで、今まで起きなかった肌トラブルに見舞われることもあります。例えば、こもっているような吹き出物ができたり、汗の刺激によって赤みや湿疹珍などが出たり、乾燥が悪化してしまうなどの問題です。この様な肌トラブルを感じたら、適切なケアをすることが大切です。

■スキンケアを見直す
マスクによる肌荒れで一時的に肌が敏感になっていると、普段使っている化粧品がしみたり、かゆみが出ることもあります。その際は、肌に負担のない敏感肌用のコスメに切り替え、低下しているバリア機能をまずは立て直しましょう。『LA ROCHE-POSAY UVイデア BB』は肌にとけ、なめらかなつけ心地でうるおいが続くBBクリームです。うす化粧、日焼け止め効果、スキンケアの3つの機能性をもつコスメです。これ1本で、敏感になっている肌への負担を軽減できます。

■日焼け対策を徹底する
3月になると紫外線が上昇します。スキンケアだけでなくサプリメントなどのインナーケアも始めましょう。『ヘリオケア』は体の内から確実に紫外線と活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。塗る日焼け止めだけではお肌や眼を完全に紫外線の害から守ることができません。塗る日焼け止めと併用し、内から外から万全にブロックしましょう。

■マスク選びについて
シルクやコットンなど、肌に触れても負担にならない素材がおすすめです。ウレタン素材は汗を吸いにくいのでムレやすいです。大きさは、鼻と口一が隠れるちょうどいい大きさを選びましょう。紫外線対策という意味で言うと、濃紺や黒など色がついたマスクがおすすめです。2枚重ねをすると通気性が悪くなってしまうので、1枚で充分です。まだもうしばらくマスク生活は続くかと思います。春から夏にかけては、ますますマスクの中はムレやすくなりますから、スキンケア、マスク選びを見直してみてくださいね。

【マスクで荒れない対策と荒れたときのお手入れ】
➢ スキンケア:一時的に敏感になった肌を立て直す
マスクをしているからといって日焼け防止にはなりません。外出する際は、BBクリームなどの日焼け止めで、ベースメイクと同時にできるタイプがおすすめです。また、UV対策として、からだの中からのケアも大切です。さらに、肌に負担が少ない敏感肌用のコスメに切り替えたり、乾燥している場合はバームなどの肌に浸透せず緋創膏のように保護するアイテムを使用するのもおすすめです。『セラミドバリアクリーム』は保水力に優れたセラミドやヒアルロン酸配合のクリームで、肌をやさしく保護してくれます。しっかり保湿して低下しているバリア機能を立て直してみましょう。

➢ 心がけたい生活習慣:規則正しい生活は美肌のベース
肌荒れを防ぐために、良質な睡眠も欠かせません。1日7時間前後を目安に、毎日決まった時間に寝起きしましょう。また、ストレスを溜めないことも美肌を保つコツです。ゆっくりと過ごす時間を確保しましょう。栄養バランスがとれた規則正しい食事と運動、食事はタンパク質・ビタミン・ミネラルを中心に摂る意識も大切です。ウォーキングなどハードすぎない運動をして代謝をアップさせ、肌にも良い影響を与える生活習慣を意識しましょう。

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雑誌『家庭画報』2021年4月号 (3月1日発売)

特集「目元の美容医療最前線」(掲載ページP178~P187)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【見た目の若さだけでなく視界も改善】
人生100年時代、体同様に目元のメンテナンスが必要です。
目もとのエイジングが本格化するのは40代半ばとされ、見た目の印象だけではなく"見る機能"の変化にも影響してきます。人生100年時代といわれる今、今後も自分らしく、心身ともに健康的に暮らしていくために、美容医療を利用するのも選択肢の一つです。

■デリケートな"目もと"のお悩み
顔の印象を左右する目もとの治療だからこそ、確かな技術と美意識を持つ医師を選びましょう。上まぶたを中心に、目元の悩みを解決する「美のかかりつけ医と信頼のクリニック」として、当院の治療を紹介して頂きました。
➢ 上まぶたのたるみには「ウルセラ」と「サーマクール」の照射治療
まぶたが下がっているということは、顔全体の皮膚が下がっている状態です。2つの照射治療のコンビネーションで、緩んだコラーゲン線維に徹底的にアプローチすると効果的です。皮膚を引き上げるウルセラシステムと、引き締めるサーマクールFLXとの併せ技で顔全体のたるみをリフトアップしましょう。上まぶたや目尻も上がり、本来の目の大きさを取り戻すことができます。しかし、まぶただけに当てればいいという話ではありません。長く照射治療に携わってきた経験に基づき、全体の最適な箇所に最適な当て方をすることが、若々しいまぶたをつくる鍵です。美術と医術を融合させた「美医術」をコンセプトに掲げる当院の"美の追求"は照射においても発揮されます。

ウルセラ(ウルセラシステム)
超音波のエネルギーが、皮膚の「真皮深層」~「皮下組織」、さらに皮膚を支える土台ともいえる「SMAS層(表在筋膜)」や「顔面靭帯」にまで作用し、土台から強力に引き上げます。皮膚内のコラーゲン線維の一部が点状にダメージを受けます。その後、時間の経過とともに修復され、大量の新しいコラーゲン線維が再生され、リフトアップ効果が長期的に得られます。
サーマクールFLX
高周波の熱エネルギーで真皮から皮下組織のコラーゲン線維や筋膜を収縮させて引き締めます。構造を支えるコラーゲン線維が瞬時に収縮するため、施術直後から引き締め効果が現れます。創傷治癒反応により、約6か月に渡り大量の新しいコラーゲンが増生され、太くて強度の高いコラーゲン線維と置き換わります。

当院で2つの施術を同時にお受けいただいた場合は、コンビネーション割引として通常料金から15%OFFでご案内させていただきます。
・ウルセラアイリフト(額・眉下・目の下)/¥150,000→¥127,500
・サーマクール300ショット/¥315,000→¥267,750

皮膚を支える土台組織に作用する「ウルセラシステム」と広範囲に働きかける「サーマクールFLX」で、コラーゲン線維を増殖・活性化し、このダブル照射を1か月以内でなるべく期間を開けず、年に1回以上受けるとより効果的にリフトアップでき、上まぶたのたるみを解決することができます。目元のエイジングにお悩みの方は当院にご相談しに来てください。

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雑誌『富士薬品健康通信』2021年3月号 

特集「人には聞けない 健康のあれこれ こっそり相談室」(掲載P25)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。


【春先は肌トラブルが起こりやすい季節。花粉やほこりにも要注意!】
春先は肌が荒れてメイクのノリも悪くなりがちに...。寒暖の差が大きい春先は、肌のバリア機能が低下して、外界からの刺激による肌トラブルが起こりやすい状態になってしまうのが原因です。

 急な肌荒れは「季節性敏感肌」かも?
特定の季節に肌荒れする人は「季節性敏感肌」かもしれません。肌の乾燥や赤みなど、肌状態が不安定になる原因のひとつとされるのが、花粉、カビ、PM2.5などの「季節性アレルゲン」です。ひどいかゆみや湿疹に発展する場合は、医療機関を受診しましょう。

 マスクやティッシュの刺激にも注意
新型コロナウイルスの感染予防で、マスクが必需品となっている昨今。さらに、花粉に悩まされている人は、鼻をかむ機会も増えてきます。その際にマスクやティッシュの繊維による摩擦で肌が刺激され、 肌のバリア機能をさらに低下させてしまうこともあります。

 花粉や汚れをしっかり落とす
花粉やほこりなどの汚れは、アレルギー反応や肌荒れの原因となります。クレンジングや洗顔でしっかり汚れを落として保湿も行いましょう。肌が敏感になる時期は、ノンアルコールなどの低刺激性の化粧品やクレンジング剤、洗顔料も刺激の少ない物を選ぶことをおすすめします。

 緑黄色野菜を食べて肌荒れ予防
体内でビタミンAに変わるBカロテンが肌のバリア機能の低下を防ぐといわれています。Bカロテンが不足するとターンオーバーにも影響を与え肌トラブルの原因にもなります。にんじん、ピーマン、かぼちや、トマトといった緑黄色野菜を積極的に摂ることで、体内からの肌荒れ予防につながります。食べ物から必要な栄養素を十分に取れない場合は『内服薬』の処方も検討すると良いでしょう。面倒がらずに、ホームケアも続けることが美肌への近道です。

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雑誌『GLOW』2021年4月号(3月28日発売)

特集「コロナ老けに効く!マスクやデジタル生活で老化がスピードアップ!?今すぐはじめたいツヤ育ケア」(掲載P54~P59 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

普段はツヤ肌が自慢の人でもバリア機能が低下する季節です。今年はwithコロナの影響でバーツごとに老化のスピードが加速中です。 今こそ肌と向き合い、老けさせないケアを取り入れましょう。

【これってコロナ老け?と思うお肌の悩み】
・パソコンに向きあう時間が増えて目に疲れが。鏡を見ると-3歳老けている気がする。
・トイレでマスクを外した姿に唖然...。フェイスラインのもたつきが加速している。
・普段、肌は丈夫なはずなのに、マスクをはずせなくなってから吹き出物が気になる。
・在宅時間が長く、ザラつきを放っておいたら肌の色が茶褐色になってしまった。

以上ように、コロナ禍で新たなお肌の悩みが生まれているのが現状です。

目のSOSに早く気づいて!目のまわりの疲労でエイジングが加速中!

デジタル画面の使用時間がさらに長くなり目元のエイジングが進んでいます。マスクが日常化の今、目にまつわる悩みは複合化してきています。目まわりの疲労度が高まることで、目元のシワが濃くなる、ドライアイ、結膜の充血など目の表面の炎症、さらにブルーライトによる網膜の障害から目の奥の痛みなども増加しています。さらに口もとでのコミュニケーションが取れないため目をより大きく動かしていることも、眉間や目尻の表情ジワが深くなってきている傾向です。それを防止するための"目まわりの保湿ケア"は必須です。デジタル機器を見ない時間をできるだけ作り、眉間のシワを寄せない意識を心がけてください。

‟目まわりの保湿ケア"として保水力に優れたセラミドやヒアルロン酸配合のクリームなどでふっくら感を保てば、メイクのシワへの落ち込みを防ぐことが可能です。天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』を使用することで、潤いや表面のキメがなめらかに整い、透明感がアップします。潤いの高い柔軟性のある肌は、表情による折りジワがつきにくくなります。


緊張感がなくなる口元。口角をあげる意識を持ちましょう!

マスク生活で気が付いたら顔のたるみが...。顔の筋肉を動かす習慣をつけましょう。イベントや刺激を受ける機会が少なく、精神的に老け込むことや運動不足などがたるみに関与しています。朗らかに笑うなど顔の筋肉を動かすとシワが浅くなるという報告も出ています。ただし、皮膚を擦るようなマッサージなどは顔の劣化に繋がります。激しいマッサージは避けましょう。

顔のたるみを防ぐために、専門治療を取り入れるのも効果的です。『ウルセラ(ウルセラシステム)』は、超音波を用いて顔のたるみを強力にリフトアップできる「たるみ治療」マシンの最高峰です。皮膚の表面には傷をつけずに、エネルギーを正確に狙った層に届け、緩んだ皮膚を土台から強力に引き締めます。表情筋の活性化とコラーゲンの再生を同時に叶える『スマスアップ』もおすすめ。こちらはトライアル3万円程度と試しやすいお値段なのも魅力です。

 去年は紫外線を浴びる量が少なかったため、今春は美白効果を感じやすいはず!
在宅で生じたくすみには基本のケアを忠実に行いましょう。くすみ知らずの肌になるためには洗顔は基本です。酸化皮脂は角層の刺激になるので洗顔は必ず行うべきです。去年日焼けしなかった分、美白効果を感じやすいはずです。基本のケアを見直しましょう。お風呂に浸かるだけでも血の巡りがよくなります。さらにストレッチを取り入れることでもくすみは軽減します。

 トラブルが起きても心配ご無用!お守りコスメを持っておきましょう!
マスクによる肌トラブルが多発しています。冬の乾燥肌によりバリア機能が低下している春が1年のうちで最も揺らぎやすい季節です。花粉に加え、紫外線の影響、そしてマスクによる摩擦。バリア機能が脆弱だと肌が異物に過剰に反応してしまうのです。マスクが触れる部分には、いつも以上に保湿クリームやバームなどでガードをしましょう。また、汗には水分のほかミネラル分も含まれていますが、これも肌売れの原因になります。汗やムレに対しては、こまめにふいたり、洗ったりすることがいちばんの対策になります。濡らしてしぼったハンカチで汗や唾液をこまめに拭きとりましょう。

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雑誌『GINGER』2021年4月号 (2月22日発売)

特集「最新の美容医療情報」(掲載P88~P89 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

美容医療に興味はあるけれど、一歩踏み出せない方は、スキンケアで解決しないお悩み相談から始めてみてはどうでしょうか?
美容医療が始まって二十数年。関わる医師の中心は形成外科医、美容外科医、皮膚科医で、老化や疾患の研究を進め、患者のニーズに応えながら治療法が進化してきました。日本は「痛くなく・腫れず効果が自然」というニーズが高いので、非手術の治療法が豊富です。

ただし、エステティックな美容の延長のように見えても医療行為です。リスクも合併症もあるので、信頼できるクリニックや医師を選択することはとても大切です。受診前の情報収集は良いことですが、診断をしてその人に適した治療を提案するのは医師です。初期のカウンセリングでは「どこをどうしたいのか」など希望を細かく伝えましょう。医師は患者に合った提案をいくつかしてくれるはずです。この際、医師の説明の仕方やリスク開示も含めた誠実さをしっかり見極めてください。

また、クリニックによって、揃えている機器も得意な治療も違うので、提案に納得できなければ他院でも初診・カウンセリングを受けてみてください。複数を受診すると比較がしやすくなり、医師との相性も判断できるでしょう。

初めての治療は、小さなシミひとつとか軽い美肌治療あたりから始めて少しずつ慣れましょう。ダウンタイムには、針跡や赤み、内出血や、かなり腫れなどがありますが、悪いことではなく効果が現れるプロセスです。受け入れられないと思ったら違う治療法の選択をしましょう。気持ちを前向きにする効果もある美容医療と、無理せず上手に付き合っていきたいですね。

【01:ダウンタイムほぼなしでできる施術】
初心者でも取り入れやすいのが、痛みやダウンタイムの少ない医療メニューです。もちろん、体質などにより赤みや炎症などがでる場合もあるので、施術前によく相談してから受けましょう。

■「薄いシミ」「小さなシミ」の治療
光治療(IPL)やレーザーなどで、肝斑や肌のくすみにもアプローチできます。
フォトフェイシャル』など光治療やレーザーによる照射のほか、トラネキサム酸などの内用薬や外用薬で複合的に治療すると肌全体を明るくすることができます。美白剤の外用を併用すれば、肝斑でも安全に照射することが可能になります。最新機器では肝斑や薄いシミも治療可能な『ピコレーザー』がおすすめです。照射時間が「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位のレーザーで、圧倒的な美白力を誇るマシンです。メラニン色素を一瞬にして細かく破壊することができます。痛みや照射後のかさぶた、炎症後色素沈着などの皮膚へのダメージは最小限に抑えながらも、肌質改善効果が高い治療法です。

~おすすめ施術メニュー例~
・ピコトーニング(イオン導入付き)/全顔 ¥36,000(初回トライアル)
・ピコスポット照射/1ショット500円~(オプション)
・フォトフェイシャルM22(ケミカルピーリング・VCAAローションパック付き)/全顔 ¥33,000(初回トライアル)
・ジェントルレーズプロ(ケミカルピーリング・VCAAローションパック付き)/全顔 ¥28,000(初回トライアル)

【02:ダウンタイムありでもやってみたい施術】
新しい生活様式になった今だからこそ、ダウンタイムのある施術もこっそり受けられる時期でもあります。ずっと気になっていた肌悩みを解消する施術をご紹介致します。

■「ニキビ痕」「毛穴」の治療
フラクショナルCO2レーザー』『ダーマペン(マイクロニードル)』などで肌の再生治療が可能です。ニキビ痕やたるみ毛穴など、凹凸のある肌に優れた効果を発揮する治療です。レーザーや針で皮膚表面にマイクロ単位の極めて小さい穴をあけ、肌の再生能力を活性化します。この2つは比較されることも多いですが、両方に魅力があるのでライフスタイルに合わせて上手に組み合わせて治療すると効果的に"新しい滑らかな肌"にリセットできます。

 フラクショナルCO2レーザー
ホクロなどを削るCO2レーザーを細かな点状に照射し、約15%ずつ肌を入れ替えていく施術です。適切な熱刺激を入れて、加齢やニキビの炎症で劣化したコラーゲンをリニューアルさせます。また、小さな穴から再生や美白に役立つ様々な薬剤を導入できます。ニキビ痕や毛穴の開きなどダメージが大きい場合や肌の構造改革が必要な場合におすすめしています。ただし、施術後のダウンタイムにより、実施するタイミングが限られるという方もいます。小さなドット状のザラザラしたかさぶたができ、4~7日間で垢のように剥がれ落ちます。マスクをしていれば気になりませんし、1日経てばメイクもできます。でもザラザラがNGの場合は、お休みが取れるタイミングで半年~1年に1~2回を目安に施術すると良いでしょう。

 ダーマペン(マイクロニードル)
細い針穴は直ぐに閉じ、ザラザラも出ずダウンタイムが短いのが特徴です。メンテナンスで施術する方も増えています。フラクショナルレーザーのより穴は小さいですが、針で傷つけることで創傷治癒のスイッチが入り、薬剤も導入できます。施術後数時間は軽い赤みが生じますが、針の長さを長くしすぎなければ、翌日にはメイクして出勤できる気軽さが魅力です。

~おすすめの施術メニュー例~
・フラクショナルCO2レーザー/全顔 ¥48,000(初回トライアル)
・ダーマペン4/全顔 ¥28,000(初回トライアル)
※いずれも成長因子など多数の成分を含むベネブ・リジュビネイションコンプレックスの導入サービスつき


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雑誌「美的」2021年4月号(2月22日発売)特集①

特集①「斬新なのにベーシック-PART2-肌タイプ別に安全な角質ケアを指南◎
冬→春スキンケアはそ一っと脱皮から!」(掲載P66~P71)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

冬の乾燥によって肌がゴワゴワになってきます。更にマスク生活もあって毛穴の詰まりも気になる...そんなときは古い角質を脱ぎ捨てることが、つるんと美肌をキープするコツです!自分の肌にはどんな角質ケアか合うのか、アイテム選びや使い方まで詳しく解説しています。

■角質ケアは、代謝を整え、肌のバリア機能を高めてくれる■
寒さが緩み始めるこの時期は、乾燥してゴワついたり、潤いバランスが乱れてニキビができたりと、肌状態に不調が現れがちです。さらに今年はマスクによる肌荒れや、毛穴詰まり、マスクニキビも重なります。そんな肌には"マイルドな角質ケア"を取り入れて脱皮してみましょう!
角質ケアは肌表面の古い角質の結びつきを緩めることで代謝を促し、バリア機能の高い健康な肌状態へと導きます。『ケミカルビーリング』の施術は肌質を問わずおすすめです。皮膚がボロボロと剥けてしまうハードなものはリスクが大きいですが、"マイルドな角質ケア"なら定期的に取り入れることでバリア機能を強化することができるのです。
それをセルフケアで取り入れる場合にリスクを感じる方もいらっしゃると思います。でも、購入できる市販品に極端にハードなものはないのでご安心ください。自分の肌タイプに合うものを選び、例えば洗顔料なら週2〜3回など頻度を守るのがセルフケアのコツです。

Q. 角質ケアを毎日取り入れるのはNG?
A. おすすめ使用頻度はアイテムによって異なります。
洗顔料やマスクなどは、やりすぎを防ぐために日を空けて使いましょう。ただし、角質ケア成分の濃度が低いマイルドな美容液なら毎日取り入れてもOKです。

Q. やめておいた方がいい肌タイプ&肌状態は?
A. 重度のアトピー性皮膚炎や湿疹があるときは避けてください。
肌が炎症を起こしているときは、角質ケア成分が刺激になって炎症が悪化するので避けてください。また、アトピー性皮膚炎がある方でも症状が落ち着いているときは問題ありません。

Q. どんなコスメがおすすめですか?
A. 肌に摩擦の刺激を与えずにケアできるものを選んでください。
スクラブなど肌を物理的にこするアイテムは、摩擦で肌に負担がかかるので要注意です。クリニックで行う『アクアフェイシャル』のような摩擦を伴うピーリングは月に1回の頻度で行っています。

■肌の代謝を促す成分の種類と成分■

『1:酸』
肌表面の角質を柔らかくして代謝を促してくれます。
古い角質を剥がれやすくすることで、表皮の新陳代謝を促す働きがあります。グリコール酸や乳酸、サリチル酸などの種類がありますが、大きくは3つに分かれます。

① AHA(アルファヒドロキシ酸)
グリコール酸や乳酸などの総称です。フルーツに多く含まれるのでフルーツ酸とも呼ばれます。低濃度でpHが適度なら刺激が少ない成分です。
② BHA(ベータヒドロキシ酸)
サリチル酸と呼ばれる酸。皮脂になじみやすく毛穴の詰まりやニキビにも効果的です。乾燥肌の場合、濃度が高いと刺激になることもあります。
③ TCA(トリクロロ酢酸)
強酸性で刺激が強いため、日本で市販のコスメには使用されていません。美容皮膚科の治療では刺激を抑えたTCAピーリング『マッサージピール』『ミラノリピール』がコラーゲン線維増生作用もあり人気です。

当院では、グリコール酸を家庭用に3%の低濃度に調節したピーリング用の拭き取り化粧水『GAローション』。または、8%のグリコール酸を肌に良いバランスで配合した、どんな肌のタイプにおいても灼熱感などを感じず使用でき、皮膚のターンオーバーや再生促進効果、コラーゲン生成も促進できる美容液『WIQOフェイスフルド』が人気です。

『2:酵素』
たんぱく質や皮脂を分解し、汚れをマイルドにオフできます。
洗顔料に使われるマイルドな角質ケア成分で、表面の不要な角質細胞や皮脂を分解して落とすことができます。肌に浸透しないので、洗い流せば働きが終わり刺激はマイルドです。

➢ 皮脂分解酵素
肌表面の過剰な皮脂を分解してオフできます。ベタつきや毛穴の黒ずみが気になる肌に効果的です。全成分表記ではリパーゼと記載されています。
➢ たんぱく分解酵素
古い角質細胞の結びつきを緩めてオフできます。ゴワつきや角栓のケアに効果的です。全成分表記ではプロテアーゼと記載されています。

『3:クレイ』
肌表面の不要な古い角質や汚れを吸着して落とすことができます。
クレイ(泥)の粒子は多孔質です。細かい穴が汚れを吸着するため、洗顔料やマスクに配合されていると古い角質の除去効果を発揮美肌効果も期待できます。

➢ グリーンクレイ
ミネラル分が豊富です。吸着力も強く、脂性肌やニキビ肌のケアに効果的です。抗炎症作用があるともいわれています。
➢ レッドクレイ
鉄を多く含むことで赤みを帯びているクレイです。吸備力と保湿力のバランスが良く、さまざまな肌タイプに使えます。血行アップも期待できます。
➢ ホワイトクレイ
クレイの中では最もマイルドで、粒子が細かくなめらかです。敏感肌や乾燥肌にも使えます。日焼けした肌の鎮静効果もあるといわれています。

『4:その他』
レチノールやナイアシンアミドなども代謝ケア成分が含まれています。
日本ではシワ改善やエイジングケアコスメに配合されることが多いレチノール、ナイアシンアミドですが、その成分の効果は代謝を上げることで美肌に繋がります。ぜひ取り入れてみてください。

当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。


■クリニックでの角質ケア■
ホームケアで解決できないガンコな毛穴の汚れや肌のゴワつき、化粧ノリの悪さを感じている場合は、無理なお手入れを続けずにクリニックにご相談ください。

ゴワつくような肌状態なら、ターンオーバーのスピードが落ちてしまっている可能性があるので、『ケミカルピーリング』『アクアフェイシャル』がおすすめです!
表皮全体のターンオーバーを促し、自前の水分保持成分(細胞間脂質や天然保湿因子など)を作り出せるようになります。
アクアフェイシャル』は、マイルドな2種類のピーリング剤(乳酸とサリチル酸)による水流の力で、古い角質と汚れをオフできます。小さいヘッドがバキュームのように肌に吸い付いて、毛穴の詰まりをキュッキュと吸い上げます。痛みは全くなく、施術時間は10分ほどです。毛穴に悩みのある方はクリニックでのケアをぜひお試しください。
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雑誌『美的』2021年4月号(2月22日発売)特集②

特集②「肌ゆらぎシーズン、意外な盲点 Q&A」(掲載P218~P221)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

春はどうしたって肌がゆらぎがちです。だからこそ、知っておきたい対策方法をレクチャーします。スキンケアは変えた方がいい?涙目でもおしゃれな目元って?花粉を追い出す掃除方法は?痒くならないインナーは?...美容のプロが疑問を一掃!

■肌に触れるコスメはもちろん衣類や住まいなど広くケア■
春に向かう今の季節、いつものコスメで肌がヒリヒリする。外にいたら肌がかゆくなった。などの不調はありませんか?冬から続く乾燥に加え、春先は寒暖差や花粉、紫外線増加なども加わり、肌はゆらぎやすい時期になります。最も不調を感じる季節は「春」という意見が多いです。敏感肌でなくても、季節の変わり目や生理、生活リズムの乱れによって一時的に肌がゆらぐ人は多いです。外気に触れている肌のいちばん外側が角層で、細胞の間に水分と油分が充分に満たされることで、外の刺激から守ってくれます。一方、乾燥してバリア機能が低下すると、刺激物が入って炎症を起こしてしまいます。コスメ、住まい、食事、衣類と毎日の暮らしの幅広いシーンで対策を実践していきましょう!

【Pattern1:コスメでケア】
いつものコスメなのに肌に染みたり、なじみが悪い...。そんなときは"保湿"が必須です。切り替えるべきアイテム、しなくて良いケア、メイク直しのコツを伝授します。

Q. 肌に赤みなどの違和感が。スキンケアはすべて変えるべき?
A. 化粧水はストップし、セラミド配合の美容液やクリームで集中ケアをしましょう。
弱った肌に水性のものは染みやすいので、エタノール不使用でも化粧水はいったんお休みし、乳液やクリームなど油分を補うケアに絞りましょう。肌のパリア機能を高めるセラミドやヒアルロン酸配合のものがおすすめです。角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の蒸発を防いでくれます。

セラミドバリアクリーム』は天然セラミドを主成分にした院内処方の高機能保湿クリームです。潤いのある美肌に欠かせない「角層のバリア機能」を高めることで、ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感のある肌に導くことができます。

Q. ゆらぎ肌にNGの成分は?
A. エタノールは刺激になりやすいのでNGです。
化粧水や除菌スプレーに含まれることの多いエタノールは、肌の水分を奪うため、肌の乾燥が進み、ヒリつく可能性があります。普段肌につけているものは、成分表示をしっかり確認しましょう。

Q. マスク生活で肌がヒリヒリ。最終手段コスメは?
A. バームでしっかり保湿をしましょう。
クリームでも改善されないなら油脂性の高いバームに切り替えてみてください。マスクが触れる部分に塗っておくと、摩擦などの刺激から保護できます。

メディコルスキンリピッド15/33』は皮脂と細胞間脂質を補い、肌をしっとり保湿してくれます。バーム系の刺激を感じにくいという患者様が多いです。万年ドライ肌の方はこってりと重めなⅡの補修クリームを最後に使うのがおすすめです。

Q. 生理による肌の不調をなくすには?
A. 妊活中でなければビルを服用することがおすすめです。
生理周期に合わせて肌が不調になるなら、低用量ビルの服用でホルモンをコントロールするのがおすすめです。ビルが飲めない方は、周期に合わせてスキンケアを替えるなど心身ともに無理がないよう自分をいたわってあげてください。

Q. マスクの中が鼻水でカピカピ。メイク直しはどうする?
A. 濡らしたティッシュで汚れを吸い取りましょう。
汚れを拭き取ると摩擦で肌にダメージがかかります。水を含ませたコットンを当て、汚れを吸い取ります。

Q. 皮脂の多さもゆらぎ肌に関係ある?
A. 酸化した皮脂は刺激物になります。
皮脂分泌が過剰な場合、紫外線やストレスなどで酸化が進みやすく、肌あれの原因となります。汗の塩分も刺激になります。

Q. 空気の汚れや寒暖差などから肌を守るには?
A. 対応のコスメで応急処置しましょう。
大気汚染物質として知られるPM2.5は毛穴より小さく、肌や肺に入り込んでアレルギー症状の引き金になります。また、バリア機能を保つのに重要な酵素ガスパーゼ14。は寒暖差で減少することもわかっています。

Q. 肌がゆらいだときは入浴は長めにする?
A. 長すぎはNG。 40℃前後で15分以内にしましょう。
長風呂や42℃など熱めのお湯は、角層の皮脂模やセラミドが流出し、乾燥のもとになります。保湿効果のある入浴剤を入れて15分程に留め、お風呂上がりは全身保湿ケアを忘れずにしましょう。

Q. ゆらいだときこそ、シートマスクで集中ケアが必要?
A. 与えすぎはNG!シンプルにケアしましょう。
肌の代謝を促すレチノール配合のコスメやピーリングに注意しましょう。普段は肌を健やかにしてくれますが、弱った肌には赤みや痛みが出る可能性があります。

【Pattern2:住まいをケア】
免疫力を高めるためにも、リラックスできる環境は大切です。でも、花粉などが付着したほこりが部屋中にあったら...。ゆらぎ肌の原因を一掃する整え方をレクチャーします。

Q, 外の汚れを家にもち込まないためには?
A. 衣類についた花粉を玄関でオフしましょう。
アレルギーの原因にもなるPM2.5や花粉は、部屋の換気によってだけでなく、外出時に体や衣類に付着することで家の中にもち込まれてしまいます。帰宅したらまず着替え、シャワーで髪や体を洗うのが理想的です。

Q. 睡眠はどのぐらい必要?
A. 最低でも6時間は必要です。
睡眠不足が続くと、肌の水分量が減ってキメが粗くなります。肌のターンオーバーも乱れるので、最低6時間。理想は7時間半〜8時間の睡眠を目指すといいでしょう。

Q. 家にこもることが増え、憂響。ストレス解消法は?
A. 日光浴や香りでリフレッシュを。運動や入浴も解消法です。
ストレスがたまると、交感神経が優位になって血管が収縮するので、肌の代謝が悪化してしまいます。室内でも日光に当たるとストレスを緩和することができます。

【Pattern3:食でケア】
日々の食事の積み重ねが肌の状態にも影響があります。バランスの良い食事は大前提ですが、積極的にとりたい食材とはなんでしょう。肌がゆらいだら、まず必要な栄養から食事を決めましょう。

Q. 疲れたらサプリに頼っても良い?
A. 食事で補い切れないものは頼りましょう。
食事の方が吸収率は良いですが、補い切れない栄養素はサプリ利用も良いでしょう。

Q. お酒は我慢した方が良い?
A. 適度なら飲んでOKです。
アルコールを分解する際、肌の代謝に不可欠なビタミンB群を消費します。水を飲みながら楽しみ、お酒に弱い人は顔が赤くなったらやめましょう。強い人でも、ワインなら2〜3杯程度にしましょう。

Q. 肌ゆらぎのお助け食材は?
A. セラミド、乳酸菌、抗酸化成分などが効果的です。
セラミドが含まれる生芋こんにゃくや、抗酸化作用が期待できるほうれん草などを積極的に摂るといいでしょう。豚肉や枝豆などのビタミンB群も肌の代謝を高めるのでおすすめです。腸内環境を整える発酵食品も欠かせません。

Q. 油分は極力控えるべき?ナッツ類や青魚の油分のどのイガイガを鎮めるには?
A. 水分補給とマヌカハニーは積極的にとって
コスメだけでなく、食事で良質な油分をとって体の中からケアをしましょう。青魚やえごま油に含まれる"脂肪酸オメガ3"は積極的に摂りましょう。おやつ代わりのナッツもお勧めです。


【Pattern4:衣類でケア】
肌に直接触れる服やタオルは、薬材によって肌のゆらぎが悪化してしまいます。かゆみや赤みを感じたら、素材が合っていないのかもしれません。肌に優しい生地、縫製の選び方をチェックそましょう!

Q. マスクで肌が蒸れる!カサカサする!どう選ぶ?
A. 肌当たりの優しい素材にしましょう。
マスクの中は蒸れますが、外したときに肌の水分も一緒にとび、かえって乾燥します。また、摩擦で肌の角層が厚くなり、脂性肌でなくても毛穴が塞がって皮脂が詰まり、ニキビができやすくなります。不織布マスクの下にシルクやガーゼを入れ、着用する前後はスキンケアを入念にしましょう。

Q. ゆらぎ肌に良くないファッションは?
A. 毛足の長いものや、装飾のあるものは避けた方がいいでしょう。
肌に最も優しいのはシルクです。摩擦の大きい凹凸がある素材はもちろん、天然素材のニットでも質はさまざまで、場合によっては刺激になる場合があるので注意しましょう。自分に合う素材を知っておくことも大切です。


Q. 衣類の縫い目やタグが当たってかゆい!どうすれば良い?
A. 肌に接する部分はフラットなものを選びましょう。
私は下着の縫い目ですらかゆみが出る敏感肌なんです。縫い目やタグが肌に当たらないものを選んでいます。ニットやシャツの下には、夏でも袖のある下着を着て、首元も服に合わせて自分でカットしています。

Q. 静電気はゆらぎ肌の敵?
A. 肌をさらに刺激しています。
静電気の発生は乾燥している証拠。素材の組み合わせにも関係し、ウール×ポリエステル、アクリル×天然素材は注意をした方が良いです。


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雑誌『LEE』2021年3月号(2月7日発売)

特集「敏感なときにも心地よく!花粉の季節にも!ガードしながらUV対策で、肌を守る!」(掲載P104~P105)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

待ち望んでいる春も、もう間もなくですね。でも一年のうちで、肌が最もゆらぎやすくなるのもこの時期なのです。その対策は万全ですか?紫外線、花粉、ホコリ、精神的ストレスなど...そんな春先の環境に負けない健やか肌を保つ対策を改めて考えましょう!

■春先のゆらぎに必要なケアは?

Q. 春先の肌がゆらぎやすくなるのはなぜ?
A. 紫外線に花粉...春は肌を敏感にさせる要素がたくさんあります。
冬の乾燥の影響で、春はバリアカが低下する傾向があります。そんな肌を襲うのが春先の花粉や黄砂、PM2.5などの飛来物や徐々に増えてくる紫外線です。さらに、季節の変わり目による自律神経の不調や、異動や入学など新年度の環境の変化による負荷もかかります。そのため春は肌トラブルが生じやすくなってしまいます。

Q. 花粉が気になるこの時期のUVケアに迷います...
A. あれがちな肌ほどUV対策は大切です。敏感肌に配慮したものを選んでください。
花粉などで肌あれがひどいときは放置せず、まずは皮膚科で治療を受けましょう。それと並行して日焼け止めで肌を守ることが大切です。肌が弱い方は浸透しにくいシンプルな処方のものをお使いください。最近は花粉対策も考えた日焼け止めもありますし、研究力の高い会社の敏感肌用がおすすめです。あれてしまっても諦めないでください。

Q. 花粉や乾燥にゆらぎがち...どんなスキンケアをすべき?
A. 優しい感触の洗顔・保湿・紫外線対策。この3つを徹底しましょう。
"保湿"に始まり"保湿"に終わるというくらい肌をしっかり潤すということは大切です。
肌が敏感になっている時は、水系のコスメがしみやすいので、ゆらいだときはクリーム1品でシンプルなケアがおすすめです。セラミドなどの細胞間脂質、アミノ酸などの天然保湿因子(NMF)、グリセリン、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなどが配合された保湿剤(モイスチャライザー)は確かな保湿効果をもたらします。天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。さらに、花粉などの飛来物を潤いを残しながら優しく洗い流す洗顔やクレンジング、そして日焼け止めなどの紫外線対策も必要です。この3つを徹底させることが第一です。あとは、腸内環境を整えるなどインナーケアもパランスよくしましょう。

Q. 春の紫外線は肌にどんな影響を与える?
A. バリア力が低下していると紫外線は肌トラブルの原因になります。
春先は紫外線に対して油断しがちですが、この時期から徐々に量が増え始めるので注意が必要です。特にバリア力が低下しがちな春の弱い肌に紫外線が当たると、より炎症や色素沈着などのトラブルを起こしやすくなります。炎症は肌老化を加速させる要因にもなります。UV対策はマストです。春からはさらに、飲む日焼け止め2種『ヘリオケアウルトラD』と『ソルプロプリュスホワイト』の内服も始めましょう。体の中からのUV対策も抜かりなく。

Q. 春のゆらぎ肌のUV対策、効果的な塗り方を知りたい!
A. 薄く2度レイヤー塗りを。こまめな塗り直しも大切です。
適量を1回薄く塗り広げたら、さらにもう1回重ね塗りすると効果的です。広い面は指の腹で一気に広げ、まぶたや鼻のまわりなどは薬指で丁寧に行ってください。汗やこすれなどで落ちやすいので、メイクの上からでも大丈夫なのでこまめな塗り直しも必要です。


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雑誌『Mart』2021年4月号(2月26日発売)

特集「手荒れやささくれがひどいんです」(掲載P139)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

冬になると例年手の乾燥が気になりますが、今年は新型コロナ対策で手洗い回数が増えたり、アルコール消毒を頻繁にしたりするので、手のカサカサに悩む人も多いのでないでしょうか。そこでコロナ禍での手のケア方法をご紹介します。

■過度な手洗いや消毒は乾燥や手荒れの原因に■
手の皮膚の一番外側の皮脂膜は、手洗いなどで皮脂が落ちても30分ほどで元に戻ります。問題なのは、皮脂膜の下にある角層のなかで角質細胞同士の間を埋めている、「細胞間脂質」が流出することです。手を洗いすぎたり過度のアルコール消毒をしたりすることで流出しがちになります。この「細胞間脂質」は角層の水分保持の約8割を担いますが、一度水分を失うと、ターンオーバーを経ないと元には戻りません。さらに皮膚の表面には美肌菌とよばれる常在菌がいて抗菌ペプチドを作っていますが、手の洗い過ぎは健全な肌に必要な皮膚常在菌のバランスを崩し、肌荒れなどのトラブルを起こす原因となります。コロナ禍でつい神経質になりがちですが、過度な洗浄や消毒はかえって手荒れの原因になります。適切なタイミングでの手洗いを心がけましょう。

≪ポイント1≫石けんで手を洗うのは3つのシーンだけでOK
・外から帰ってきたとき
・調理前・食事前
・排便後
小さい子どもの場合は、排尿後も石けんで手を洗うといいですが、大人は上記の3回以外は流水の手洗いで十分です。また、石けんで洗った後はアルコール消毒の必要はありません。

≪ポイント2≫手荒れを防ぐ習慣を意識しましょう
・冷水や42℃以上のお湯を避けぬるま湯で家事をする
・水仕事をするときはゴム手袋をする
・冬の外出時は手袋をして手を冷気にさらさない
・こまめにハンドクリームを塗る
家事をするときなどは血行が悪くなる冷水や皮脂がとれてしまう熱いお湯の使用は避け、できれば水に触れずに済むよう手袋をしましょう。外出時も手を冷やさないようにし、ハンドクリームで保湿しましょう。

≪ポイント3≫ハンドクリームの選び方&つけ方を知りましょう
・頻繁につけやすいテクスチャーが軽めで刺激の少ないものがおすすめ
・手荒れをしているときは尿素入りのものは避ける
・手洗い後と夜寝る前につける
うるおいが逃げてしまう手洗い後と、手を使わず保湿成分が浸透しやすい就寝前にハンドクリームで保湿をしましょう。尿素入りは刺激になるので、荒れているときは使用を避けた方が良いでしょう。

■手荒れしてしまった場合のケア方法■
手荒れをしている人は水分を抱える力のあるセラミドやグリセリンなどに加え油分が多いクリームやバームをやさしく塗りましょう。しもやけやひび割れがあるなら、血流を上げるビタミンE入りのものがおすすめです。手荒れがなくベタつくのが苦手なら、軽いローションでも大丈夫です。もし、手荒れが悪化した場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。悪化すると、皮膚のかゆみや赤みが強くなる、皮膚が割れてくる、小さな発疹や水ぶくれができる、かきつぶすとジュクジュクやかさぶたになるなどが混じり合った「手湿疹」とよばれる症状が現れます。手湿疹の症状を放置すると他の細菌感染のリスクが高まります。ひび割れや赤み、ガサガサの程度が強い場合は、ステロイド外用薬を適切に使用し、まず炎症を抑えます。顔に塗るような弱い薬では効きません。症状に合わせて適切なステロイド外用薬を使用しケアしましょう。

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情報誌『生活の木 ライフウェアブック』2021春夏号(2021年2月1日発行 掲載P11~P16)

特集『美肌を育てるこれからのスキンケア習慣』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

春の目覚めが待ち遠しい今日この頃です。新しい季節の始まりは、まぶしい太陽の光を携えやってきます。心の解放感とは裏腹に、肌を無防備にできないこの時季、正しい保湿・UVケアを身につけ、美しい肌を育んでいきましょう。

【日焼け対策編】
肌老化の原因は光老化にあり。
肌老化の原因は、8割太陽光によるものだとご存知でしょうか。思い浮かべてみてください。年配の方のお尻にはシミがないのに、顔にはシミやしわがある。つまり、肌老化は加齢だけでなく、太陽光も原因であるということです。太陽光線は、紫外線、可視光線、赤外線の3つに分けられます。防ぐべきは、UV-A(波)とUV-B(波)。UV-Aは、蓄積することでシワやたるみなどの原因に、UV-Bは、シミ、そばかすなどの原因になるとされています。そして、UV-Aの隣に位置する可視光線の「ブルーライト」。これは私たちの身近にあるパソコンやスマートフォンなどからも発せられ、目と体内のリズムに大きな影響を与えます。太陽光線のブルーライトは、肌の酸化ストレスを引き起こすこと、さらには、一部の近赤外線がたるみや赤ら顔などの誘因となることがわかっています。
*ブルーライトは可視光線の中で最も波長が短く、強いエネルギーを持ち、目の角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイには、このブルーライトが多く含まれています。
*UV-Bは中波長で皮膚の表皮まで、UV-Aは長波長で真皮にまで到達。紫外線は、屋内にも降り注ぐため、屋内外に関わらずUVケアが必要です。

《目からウロコ?UVケアのホントのところ》
■日焼け止めは2割しか効果を発揮しない?
 日焼け止めのSPF数値は2㎎/㎠を塗ることで得られます。この量は、顔にドーランを塗るようなもの。普通に顔に塗る程度では、効果の2割、つまりSPF10程度しか効果を発揮しません。そのため、正しい日焼け止めの塗り方を知る必要があります。
■日焼け止めスプレーは効果がない!?
スプレータイプの日焼け止めは、軽くスプレーしただけでは、量が不十分な場合があります。何度か重ね付けしましょう。髪などの部分使いや、日中の塗り直し、動きが活発で日焼け止めを塗りづらい子どもには、スプレーが便利です。用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。
■子どもへのUVケアって必要?
 子どもの表皮分裂は大人以上に盛んです。そのため、紫外線によるダメージを受けた情報が、細胞の核内にあるDNAに吸収され、修復がなされないままコピーを続け、最悪の場合、皮膚の癌化に繋がってしまう可能性もあります。低年齢(3歳未満)の子どもにこそUVケアを行いましょう。大人には正しいUVケアのリテラシ―が必要です。
< MEMO >今さら聞けない!SPFとPAって何?
 SPFは、UV-Bの防御効果を示す指標です。例えば、SPF50なら、肌に何も塗らない場合に比べて、肌が赤くなるまでの時間を50倍に延ばすことができます。PAは、UV-Aの防御効果を示す指標です。「+」が多くなるほど、肌に何も塗らない場合と比べて、肌が黒くなるまでの時間を2倍~16倍以上に延ばすことができます。

《今日からはじめる正しいUVケア》
 敏感肌だから、室内だから、マスクをしているから、UVケアをしなくても大丈夫...、
 それは美肌キープのルール違反です。光老化は美肌を侵す最大の敵です。今こそ、正しいUVケアを身につけ、肌老化を遅らせましょう。
■POINT①:日焼け止めはミルフィーユ塗りを心がけよ
 ドーラン塗りはできなくても、日焼け止めを重ねて塗ることで、効果を高めることができます。下地クリーム、ファンデーション、パウダーなどを重ねていきます。
■POINT②:手のひらスタンプで肌に密着させよ
 日焼け止めは、額、あご、両頬、鼻に5点置きし、顔の中心から外側に向けて伸ばして塗ります。力を入れて塗りこむ必要はありません。仕上げは、日焼け止めを肌に密着させるイメージで、やさしく手のひらで押さえます。首やデコルテもお忘れなく。
■POINT③:マスクの下もUVケアを
 「マスクをしているからUVケアはしなくて大丈夫」は妄信です。マスク越しでも紫外線
  は肌に届き、気づいたら"マスク焼け"なんてことも。マスクへの色移りが気になる場合
  は、ノンカラータイプの下地クリームを。マスクと肌が触れる部分(頬、鼻やあごなど)
  は、こすれて落ちやすいので重点的に塗りましょう。
■POINT④:2時間ごとに塗り直しを
 日焼け止めは、汗やマスクによる摩擦などで簡単に落ちてしまいます。「朝つけたからOK」
 ではなく、2時間ごとに塗り直しを心がけましょう。また、できるだけ紫外線があたらな
 いような服装(黒い服、帽子や日傘など)を心がけるのも良いでしょう。

【ゆらぎ肌対策編】
ゆらぎ肌って何ですか?
冬から春先にかけてもうひとつ気がかりなのは、「乾燥」です。この時季は乾燥シーズン
真っ只中です。乾燥は、肌のうるおいを容赦なく奪い、外的刺激から肌を守るバリア機能を
脆弱にします。普段は普通肌でも、乾燥、太陽光、タバコの煙、花粉、黄砂、微小粒子物質(PM2.5)といった大気汚染物質による刺激、加えて、マスクによる摩擦、着脱による蒸れや急激な乾燥などが原因で、肌がかぶれたり、アレルギー反応が起こったりします。こうした肌状態を、わかりやすく「ゆらぎ肌」を表現しています。肌のバリア機能を高めるには、日々の正しいスキンケアを行い、規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。
脱・ゆらぎ肌は、"保湿レンジャー"を味方に!
スキンケアの中でも特に大切なのは、うるおい成分である保湿剤(モイスチャライザー)を肌
に届けること。代表的なものに、セラミドなどの細胞間脂質、アミノ酸などの天然保湿因子(NMF)、グリセリン、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなどがあります。これらが配合された基礎化粧品を使い、肌を乾燥から守ることで、肌のバリア機能を高め、外的刺激を跳ね返すことができるように、抜かりない保湿ケアで、「ゆらぎ肌」から解放されましょう。
< MEMO >オイルは保湿レンジャー?
実はオイルは保湿剤ではなく、エモリエント剤(皮膚を滑らかにする油溶性成分)。化粧水後
にオイルをつけるスキンケアもよいですが、保湿剤ではありません。特にゆらぎ肌、敏感肌
の方は、保湿剤配合の基礎化粧品と併用しましょう。

《今日から見直す&はじめる!正しいスキンケア》
美肌を育むスキンケアは、「汚れを落とす」「保湿する」「UVケア」の3つのプロセスを確実にこなすこと。こすりすぎ、洗いすぎ、過剰なケアを行わないことも念頭に置き、肌を育てるように、やさしい気持ちで日々のスキンケアを行いましょう。
1. クレンジング:メイク落としは60秒以内で!
まずはメイクを落とすことから。クレンジング剤を手に取り、肌表面をなでるように、やさしくなじませます。肌に負担をかけないように、こすらず、時間をかけずに手早く行うことがポイントです。
2. 洗顔:朝も泡洗顔をお忘れなく
「乾燥肌だから朝は洗顔ナシ!」という方は要注意です。皮脂は水やぬるま湯では落とせず、空気中の酸素に触れることで少しずつ酸化するため、朝も洗顔が必要です。洗顔は、しっかりと泡立てた泡で包み込み、なでるように行いましょう。よくすすぎ、タオルでそっと押さえます。こすらず、やさしく、洗顔の基本です。
3.保湿:化粧水、クリームはたっぷりと
  化粧水はコットンではなく、手で塗りましょう。手のひらに500円玉くらいの量をとり、両手でなじませてから肌に軽く押さえます。クリームなどはサクランボ大の量を、指の腹を使って、こすらないようにやさしく塗り、首やデコルテにも広げます。
< MEMO >メイク直しの正解はコレ!
 メイク直しをする際、ミストローションのみを使用してパッと済ませていませんか?その瞬間はうるおいますが、時間がたつと水分が蒸発してしまうので、クリームを重ねてからメイク直しをしましょう。マスクをしている場合は、マスクが油とり紙のように、必要な保湿成分まで吸い取ってしまうので、マスクを取った後も保湿を心がけましょう。保湿
 成分が含まれている下地クリームやBBクリームを使用すれば、乾燥対策や、バリア機能の低下防止に繋がります。

【インナーケア編】
美は一日にして成らず。美しい肌は、外側だけを塗り固めるだけでは成立しません。保湿やUVケアはもちろん、規則正しい生活習慣が伴ってこそ、美肌が築かれます。食事、腸内環境、睡眠、運動、ストレスコントロール、この5つの生活習慣が整っていることも大切です。
■腸内環境:腸内環境は美肌に大きく影響
 美肌を築く栄養素を肌に届けるためには、腸内環境が整っていることも大切です。肌の乾燥やニキビなどの肌のトラブルは、腸内環境が原因の場合もあります。乳酸菌を含むヨーグルトなどと共に、食物繊維やオリゴ糖などを摂取し、腸内環境を整えることで、肌の水分量が保たれることがわかっています。
■食事:おしゃれなカフェ飯より定食を
 野菜や炭水化物に偏ったカフェ飯ではなく、不足しがちなタンパク質、脂質などを含む栄養バランスのとれた定食が理想です。豆、卵、乳製品、魚肉などのタンパク質は体重1g量(1日当たり)を脂質はエゴマ、アマニオイル、チアシードなどのオメガ3脂肪酸を摂取しましょう。セラミドやコレストロールは脂質の一種。セラミドは神経細胞の維持や修復にも役立ちます。また、ビタミンACEも美肌作りの匠とも言うべき栄養素。色の濃い野菜、イチゴ、ナッツ、ゴジベリーなどを摂取しましょう。
■睡眠・運動・ストレスコントロール:ストレスコントロールは肌育の基本
 適度な運動や睡眠に加えて、ストレスコントロールも肌育には欠かせません。ストレスがかかると交感神経が優位になり、肌代謝が悪化。肌バリア機能の低下に繋がります。好きなアロマを嗅いだり、ノンカフェインのハーブティーを飲むなどして、ストレスを抱えないような工夫をしましょう。ラベンダーなどの好きなアロマを嗅ぎながら、カモマイルやルイボスなどのハーブティーでリラックスしてみてはいかがでしょうか。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『GINGER』2021年3月号(2021年1月22日発売 掲載ページP124~P129)

特集『withマスク時代の新美容常識』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

マスク生活が日常化する中、私たちの美容も大きく変化しています。今こそ、キレイになるための新しい美容のスタンダードを学び、2021年もキレイを更新しましょう。

■■急増するニキビ&毛穴悩みにアンサー!
"マスク荒れ"と呼ばれる肌トラブルを抱える人が急増するなか、特に多く聞かれたのが「ニキビや毛穴が目立つようになった」「肌荒れが治らない」といった内容です。そんなとき、知っておきたい原因や対策法をアドバイスしています。

■ニキビ編
Qマスクをしているとニキビができやすいのはなぜ?
A. マスクの擦れで角質が厚くなりアクネ菌が増殖しやすくなるから。
マスクの擦れにより角層が厚くなると、毛穴の入り口が詰まって皮脂が溜まり、白ニキビが発生。アクネ菌は"好脂性"かつ酸素を嫌う"嫌気性菌"という特徴があるので、ここで正しいケアをしないとアクネ菌が増えて炎症が生じ、赤ニキビや黄ニキビへ症状が進行してしまう可能性もあります。

Qニキビができているときのスキンケア法は?
A. 優しく泡で洗顔し、丁寧に保湿すること。
敏感肌用やニキビ肌用のアイテムでたっぷり保湿しましょう。抗炎症作用のある成分配合も良いでしょう。アクネ菌は本来善玉菌なので、強力な殺菌作用のものは控えましょう。

Qニキビの予防法は?
A. 角質ケアをプラスして詰まりを防ぐ!
ニキビの原因は、毛穴の入り口が狭くなって皮脂や汚れが溜まること。角質を優しく溶かすピーリングアイテムや酵素洗顔を取り入れるのも効果的です。ただしやりすぎはNGなので、週に2~3回を目安にしましょう。いつもの肌状態より乾燥しやすくなるため、保湿も入念に行いましょう。

Qニキビを悪化させないマスクのつけ方は?
A.シルクなどの素材を選ぶ&定期的に蒸れを逃して。
  柔らかな肌あたりの布を選べば摩擦が軽減します。定期的にマスクを外して蒸れを逃すと皮脂や汗による炎症の悪化が抑えられます。

Qニキビができているときのベースメイクのコツは?
A. 赤みカバーの下地+パウダーを軽く重ねて!
  しっかりオフが必要なアイテムはできるだけ避け、軽やかなベースメイクを。例えば、ニキビの赤みをカバーするタイプの化粧下地に、ミネラルパウダーをふわっと重ねるなど。

Q繰り返しニキビができるようになってしまいました...
A. 症状がひどい場合は皮膚科を受診しましょう。
外出自粛中ではあるものの、肌ダメージの放置は厳禁です。早めにクリニックへ行きましょう。ニキビには皮膚科処方の抗生剤、湿疹には塗り薬による治療が必要です。自己ケアでは治らない、何度も繰り返して悪化するような場合は、専門医にきちんと相談をしましょう。
また、肌の不調を回復させる美容医療を取り入れるのも良いでしょう。
マスクによる肌荒れにお悩みの方には、炎症を鎮めて肌の再生を促す『プラズマシャワー』が人気です。強力な滅菌作用でニキビをはじめとするさまざまな皮膚トラブルを引き起こす細菌やウイルスを死滅させることができます。悪玉菌がいなくなった後は、もともと表皮内に住んでいる美肌菌が急速に増えて肌フローラが健康な状態に整うのでご安心ください。また、プラズマ照射後30分以内は、薬剤の浸透を高めるので、お悩みに合わせて薬剤を選択します。マスク皮膚炎やマスクニキビにお悩みの方には抗炎症と肌再生作用が高い『サイトプロMD』(骨髄幹細胞培養上清エキス)の導入がおすすめです。

◇肌再生プラズマシャワー◇
初診患者様限定 ¥25,000
初回トライアル ¥28,000

Q冬なのにTゾーンのテカリが気になります!
A. マスク着用だと皮脂量が増えがちに。
マスクをずっとつけている環境だと毛穴が詰まりやすく皮脂量も増えるので、もともと皮脂腺が大きなTゾーンはテカりやすいでしょう。皮脂温が高くなりすぎないよう、マスクを定期的に外したり、屋内では着る物で体温コントロールをしましょう。洗顔では、Tゾーンの皮脂をしっかり落とすことが大切です。

Q肌は乾燥しているけど、マスクゾーンはベタつく...
A. それぞれの症状に適したケアを組み合わせて!
冬の乾燥した空気に水分を奪われるのでマスク内は蒸れますが、露出部はどうしても乾燥します。露出部はクリームタイプのアイテムでしっかり潤し、マスク内部はサッパリタイプの保湿にするなど、組み合わせのケアがおすすめです。日中は一度洗顔できるとよいですが、難しい場合は化粧水を含ませたコットンでベタつきを吸い取り、軽い乳液で保湿をしましょう。

■毛穴編
Qマスクをしていると毛穴が目立つのはどうして?
A.マスク着用で皮脂量が増加。摩擦でキメが乱れるのも原因。
マスクと肌が擦れて角層が厚くなり、毛穴の入り口をふさいでしまうことで詰まりやすくなります。皮膚温の上昇により皮脂量も増えるため、開いた毛穴の存在がより目立つようになります。

Q前よりも小鼻の毛穴がブツブツと目立つような...
A. ビタミンC、レチノール配合の化粧品で毛穴対策を。
毛穴に詰まった皮脂が酸化すると黒ずみに。毛穴の詰まりを溶かす酵素洗顔やピーリングクリームでのお手入れのほか、レチノール配合の化粧品は毛穴悩み全般に有効です。
当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有の『ナノメッドVAエッセンス(銀座ケイスキンクリニック取扱い16g ¥6,500)』が人気です。市販品より高濃度なので、敏感肌なら保湿クリームと1:1で混ぜて、1~2日おきの使用でも十分な効果があります。
マスクでの擦れを軽減させるため、素材をシルクやガーゼにするのも良いでしょう。

Q頬がカサカサしてたるみ毛穴がきになるように!
A. セラミドやヒアルロン酸など水分保持機能が高い保湿を十分に行いましょう。
マスクに保湿剤が吸い取られて乾燥が悪化したり、擦れや汗の刺激で角層のキメが乱れるため、乾燥による毛穴では目立ちやすく。たるみ毛穴は加齢による真皮コラーゲンの劣化によるものなので、まずは保湿を徹底しましょう。セラミド、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、グリセリンなどが最適です。日中もできれば塗り足しをしましょう。

Q毛穴悩みがあるときのベースメイクは?
A. 軽く薄づきに仕上げて毛穴の負担を最小限に。
毛穴トラブルが出やすいときのベースメイクは、肌に合っているものを選ぶことが最優先です。合わないものは、軽微な炎症を繰り返させることで毛穴を目立たせてしまいます。ファンデが"毛穴落ち"しやすいのは、マスクで肌表面が擦れるため。ベースメイクをできるだけ軽く仕上げる工夫をしましょう。

■肌荒れ悩み編
Qマスクをしていると肌荒れしやすいのはどうして?
A. 汗による刺激と物理的な摩擦が肌荒れを引き起こす原因。
マスク内の温度・湿度が上昇し、汗をかきます。汗はマスク内で蒸発しにくいため肌表面に長時間残り、それが刺激となって肌荒れの原因になります。また、マスクの布に保湿成分が奪われて乾燥しているので、刺激に敏感です。

Qマスクと肌の境い目がカサカサになってかゆい...
A. 肌あたりのよいマスク選びを。湿疹には保湿クリームのみでもOK!
マスクしながらしゃべると肌が擦れるため、硬い生地は避けて、内側の肌あたりがいいものが良いでしょう。肌トラブルがあると美容液などあれこれ使いたくなりますが、肌にとって刺激になることもあります。湿疹がある場合は、洗顔のあとに保湿クリームのみのシンプルなケアで十分です。クリームは水分量が少ないものがおすすめです。配合成分は、セラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸・グリセリン・ヘパリン類似物質などをチェックしてみて下さい。
天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム(銀座ケイスキンクリニック取扱い ¥5,000/ 30g)』は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

Qマスクをつけているせいか肌の赤みが引きません
A.敏感肌向けのスキンケアが良いでしょう。消炎作用の成分に注目して。
  新しい化粧品は刺激になる可能性があるので、肌荒れしているときは避けた方が無難です。ただし、肌に優しい敏感肌用アイテムに頼るのはありです。炎症が気になる場合は、トラネキサム酸やグリチルリチン酸2Kなど、消炎作用のある成分を含むものが良いでしょう。

当院で患者様にご使用いただいている『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ(銀座ケイスキンクリニック取り扱い120ml¥8,500)』は、トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液で、アレルギーテスト済みで安心です。

Qマスクのヒモで擦れて耳周りまで乾燥がひどい
A. ワセリンを塗って擦れを予防
マスクのヒモが柔らかいもの、または幅広の布タイプにして摩擦を軽減しましょう。マスクそのものがきつすぎないかも見直しましょう。乾燥や摩擦から肌を保護するため、ワセリンを塗って予防をしましょう。肌荒れがひどく繰り返すときは、皮膚科で一度診てもらうと良いでしょう。

Qリモートワークでメイクしなくてもクレンジングや洗顔は必要?
A. 洗顔料での洗顔は必須!肌トラブルの予防にもなります
メイクをしていないならクレンジングは不要です。汗や皮脂、酸化皮脂、酸化化粧油類(肌に残ったメイク汚れが酸化したもの)を落とすために洗顔料を使っての洗顔は必要です。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『steady』2021年2月号(2021年1月7日発売 掲載ページP26~P31)

特集『30歳からの エイジングスキンケア100問100答』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

お肌の曲がり角をとっくに過ぎたアラサー世代。そろそろ本気で肌のエイジングが気になってきたのではないでしょうか。10年後も20年後も若い肌でいられるように、きちんとしたエイジングケアを学びましょう。

■エイジングサインCheck List
✓フェイスラインがぼやけてきた
✓頬をひっぱると伸びる
✓年齢とともに毛穴が目立ってきた
✓むくみやすい体質である
✓眉間など表情じわが消えない
✓ほうれい線がくっきりしている
✓1年中乾燥肌である
✓体重の増減が激しい

■aboutたるみ
 フェイスラインがぼんやり...それはたるみのサインです!今すぐたるみ予防のケアを始めましょう。
Q1:30代からのたるみ肌、どんな原因で起こる?
A. 皮膚(角層・真皮・表皮)と皮下組織(脂肪)と筋膜の3つの老化が主な原因。
年齢とともに真皮のコラーゲン線維やエラスチンなど肌を構成する成分が劣化し、ヒアルロン酸も減って真皮が薄くなり肌が乾燥しやすくなります。水分を失ってハリと弾力もなくなるとしわ・たるみができてしまう原因に。その他、皮下組織も加齢により脂肪を支えている線維組織が伸び、その下の土台となるスマス筋腱膜も衰えていくので重力の方向へたるむようになります。なお表情筋は加齢とともに強く硬くなってしまうので、鍛えすぎは禁物です。
Q2:たるみが始まる年齢は?
A.アラサー年代に始まる人も!
  太陽光、タバコ、精神的・肉体的ストレス、大気汚染、過剰なダイエット...個人差はありますが、20代から少しずつ肌老化は表れます。
Q3:加齢によってたるみは加速する?
A. YES!
加齢で抗酸化力が失われてどんどん肌の老化も加速。たるみも進行して顔の輪郭線がぼやけます。
Q4:スキンケアでたるみの改善は可能?
A.3つの原因すべてをケアすることは難しい!
  スキンケアで切れたコラーゲン線維や伸びてしまった皮下組織を元に戻すことはできません。でも皮膚の保湿を十分にすることは肌のハリをキープすることにつながり、表情筋のクセを意識して筋肉も使いすぎないようにするなど予防は可能です。
Q5:たるみやすい肌質とは?
A. 実は肌がキレイなキメが細かい人こそたるみやすい傾向が!
Q6:フェイスラインのもたつき、おすすめの美容治療は?
A.たるみの進行具合にあわせてライトな施術からお試しするのもあり!
  20~30代だと1回でも効果実感が高くダウンタイムも必要ない『タイタン(目の下~フェイスライン~あご トライアル¥48,000) 』がたるみ治療の第一歩におすすめ。近赤外線の熱で真皮層~脂肪組織浅層のコラーゲン線維の収縮と再生を促し、肌を引き締めます。また『スマスアップ(頬~首トライアル¥24,000』という高周波と局所電気刺激でコラーゲン生成を促し筋肉を活性化させるものも人気。さらに強力な施術もあるので、あうものを選んで下さいね。

■aboutしみ・くすみ
 20代でも悩んでいる人が多い"しみ・くすみ"。美白ケアで10年後も透明感をキープしま
 しょう!
Q7:しみができる原因とは?
A. 紫外線を含む光ダメージから、肌を守るためのメラニンが過剰に増え続けている状態。
Q8:肌がくすむ原因は?
A. 肌をこすることもくすみの原因に。
くすみ=肌の透明感がなくなることの原因は、こすることで角質が厚くなる、メラニン(日焼け)、乾燥、糖化、血行不良など様々。くすみ予防には生活習慣やスキンケアも重要です。
Q9:くすみタイプの見分け方は?
A.肌の色に表れる場合も。
  たとえばメラニン原因は茶色系に、糖化原因は黄色系に、血行不良の場合は青暗く見えることも。角質原因だと肌が硬くなるので質感にも気をつけましょう。
Q10:しみ・そばかす・肝斑...しみにはどんなものがある?
A.女性のしみは主に5種類。
  ①肝斑②そばかす③日光性色素斑(老人性色素斑)④対称性真皮メラノサイトーシス(あざの一種)、⑤炎症後色素沈着という5種類があり、圧倒的に多いのが①と③で全体の90%くらいを占めます。しみも加齢によって増えます!
Q11:ほくろのように盛り上がったしみはどうすれば?
A. 老人性いぼ(脂漏性角化症)といわれるもので、スキンケアでは消えない。
加齢による老化現象のひとつで、体質により20代から増える人もいます。液体窒素の凍結治療もありますが、『CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)』のほうが色素沈着も起こりにくくおすすめです。脂漏性角化症を蒸散させ、皮膚表面からごく浅く削りとる方法です。出血もほとんどなく、小さいうちに治療すれば傷跡も目立たなく、1回で綺麗に除去することができます。局所麻酔をして行います。
【大きさ(直径)1~2㎜】
1個のみ ¥3,000
2~4個まとめて ¥2,000/1個
5~19個まとめて ¥1,500/1個
20個以上まとめて ¥1,000/1個
【大きさ(直径)6㎜以下】
1個のみ ¥5,000
2~4個まとめて ¥3,000/1個
5~19個まとめて ¥2,500/1個
20個以上まとめて ¥2,000/1個

Q12:肌の弱い人のほうがしみもできやすいの?
A.実はそうなんです!
  肌が弱い人はちょっとしたことで炎症が起こり、炎症後シミになることも多いので要注意です。
Q13:顔全体のしみに効果的な美容治療って?
A.ピコレーザー(ピコウェイ)
  主にしみ・そばかす・初期の脂漏性角化症(老人性いぼ)にスポットで照射します。スイッチレーザーより短い照射時間でできるので、皮膚に余計なダメージを与えずに、色素のある部分だけに働き、効果的にしみを除去することが可能です。照射によって発生する熱がほぼないので、痛みが少なく炎症後色素沈着のリスクも低く、色黒さん、肝斑がある方でも安心して照射できるのが特徴です。最適な波長と設定を使い分けられるので、顔全体のしみにも有効です。
  当院では、メラニンを微細に粉砕し排出させる『ピコトーニング照射』と皮膚の再生を促す『ピコフラクショナル照射』を重ね打ちし、顔全体の美白と弾力アップ叶える『ピコフラクショナル照射コース』が人気です。
Q14:大きなしみが顔にうっすら...早めに消した方がいい?
A.実は薄いしみのほうがレーザーで取るのが難しい。
  色の濃いしみは色素に反応するレーザーで取りやすいのですが、若い人の薄いしみに
  は『ピコレーザー』でも、ピコフラクショナルを使って、顔全体に照射してベースの透明感を出しつつ、ピコスポット照射ではっきりしたしみを取るのがおすすめです。肌のハリも高まり、薄いしみも薄くなります。

■aboutしわ
 エイジングケアで効果が狙いやすいしわ改善。深いしわになる前にケアして、ハリ肌を持続!
Q15:表情じわがずっと残るのは加齢の証拠?
A.YES!
  子どもは変顔をしてもすぐ戻りますが、加齢によって筋肉と皮膚の綱引きバランスは崩れます。
Q16:紫外線もしわの原因になる?
A.YES!大きな原因のひとつ。
 紫外線を含む全ての光ダメージ、タバコももちろんNGです。ちゃんと食べていない人
 も皮膚がしぼみしわになりやすいでしょう。
Q17:首のしわに効く美容医療もある?
A.ニードルRFなど専門医療もあります!
 『スカーレットS(ニードルRF)ネックリフト トライアル¥48,000』は、針刺激による
創傷治癒効果と高周波の熱効果を融合した最新治療で、コラーゲン密度が増加します。
Q18:スキンケアで改善可能なしわと無理なしわの見分け方って?
A. 主にしわの深さ!
目尻の浅いしわ、乾燥してくると目立つしわ、口角横のかすかなしわはスキンケアで改善できます。保湿するだけでもずいぶん変わります。肌がうるおっているとしわもできにくいです。機能性化粧品などで肌の酸化ストレスを減らしてあげることも有効。深いしわになる前にケアしましょう。

■about毛穴開き
 たるみ毛穴の予防には、毛穴詰まりを解消してクリアに保つ&毛穴の引き締めケアも有
 効です!
Q20:加齢によって毛穴が開くのはなぜ?
A.毛穴まわりのコラーゲンが劣化するから。
  毛穴自体がゆるんでくると、でろんとしたたるみ毛穴に。真皮の老化によるたるみ毛穴
  に。真皮のたるみが原因だから、真皮まで届くケアを心がけましょう。
Q21:紫外線ケアでたるみ毛穴の進行を予防できる?
A.YES!
  光ダメージは、しみ・くすみ・しわ・たるみ毛穴、すべてに影響します!
Q22:たるみ毛穴に有効な美容成分は?
A. レチノールがおすすめです。
レチノールはビタミンAの一種で、コラーゲンやヒアルロン酸の増加、ターンオーバーの促進、保湿力アップなどさまざまな効果をもたらしてくれる優秀な成分です。たるみやシワ、開き毛穴が目立ち始めた乾燥気味のお肌にとって強い味方です。
当院では医療機関ならでは高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス(16g ¥6,500 銀座ケイスキンクリニック取扱い)』が人気です。
Q23:たるみ毛穴におすすめの美容医療は?
A. アラサー世代にはライトにできるジェネシスがオススメです!
ジェネシス(顔全体~首 トライアル¥28,000)』は毛穴詰まりを改善するケミカルピーリン
  グと、黒ずみを飛ばし引き締めるレーザーピーリングで肌の代謝を促し、毛穴のザラつ
  きを改善します。軽い赤ら顔にも効果的。

■aboutインナーケア
 エイジングケアには身体の中から栄養を届けることも大切です。
Q24:たるみ・しわケアにおすすめのサプリは?
A. ヘリオケアウルトラD
塗る日焼け止めだけでは光ダメージから守りきれないので、飲む日焼け止めを摂取するのがおすすめです。
Q25:しみ・美白ケアにおすすめのサプリは?
A. ソルプロプリュスホワイト
ヘリオケアウルトラDと併せて飲む日焼け止めとして飲むのがおすすめです。継続することで日焼け予防効果も高まります。老化原因を消去&糖化を抑え黄ぐすみを解消します。
Q26:美容医療で中からアンチエイジングするのにおすすめなのは?
A.白玉注射(グルタチオン注射)が人気です。
  グルタチオンという成分を高配合した、抗酸化作用の高い美白注射です。
Q27:高脂質・高糖質な食事は肌を老化させるの?
A.YES!
  糖質を摂りすぎると細胞内のコラーゲンやタンパク質と結びつき"糖化"します。糖化はくすみやたるみ、しわの原因にもなります。脂質は身体に必要ですが"よいものを適量"が基本です。
Q28:お肉を食べるのって肌の老化に関係ある?
A. YES!
肉も魚も大事。タンパク質は肌のハリに直結します。高い美容液よりエンゲル係数を高くして。
Q29:アンチエイジングのために食べるとよいものは?
A. 緑黄色野菜やタンパク質
緑黄色野菜と果物の摂取量が多い人は顔にしわが少ない傾向があります。また、タンパク質は肌を作る根本的な栄養素で必須です。
Q30:血糖値のコントロールが美肌のためには有効?
A. 有効です。暴飲暴食は肌の老化を早めます。
栄養素が足りなくてもバランスは崩れますが、糖質の摂りすぎも糖化の原因になるので避けましょう。
Q31:肌の老化と運動って関係ある?
A. 運動習慣がある人のほうが肌も若い。
最近の研究で、運動習慣のある人のほうが、そうでない人よりも肌が若いことが判明しました。確かに、美容医療に携わって20年近くが経過した経験からも、運動習慣がある人のほうが美容医療の効果が出やすいと感じます。筋トレをすることも肌の代謝を高める一歩になります。当院では筋肉量を増やし代謝を高めるエムスカルプトをトータルアンチエイジングの手立てとして推奨しています。
Q32:女性ホルモンと肌の老化って関係ある?
A. あります。
ホルモンバランスが乱れると肌荒れにつながり、肌老化を早めます。過剰なダイエット、極端な油制限はホルモン合成の大敵です。

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2021年1月22日

雑誌『GINGER』2021年3月号(2021年1月22日発売 掲載ページP124~P129)

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マスク生活が日常化する中、私たちの美容も大きく変化しています。今こそ、キレイになるための新しい美容のスタンダードを学び、2021年もキレイを更新しましょう。

■■急増するニキビ&毛穴悩みにアンサー!
"マスク荒れ"と呼ばれる肌トラブルを抱える人が急増するなか、特に多く聞かれたのが「ニキビや毛穴が目立つようになった」「肌荒れが治らない」といった内容です。そんなとき、知っておきたい原因や対策法をアドバイスしています。

■ニキビ編
Qマスクをしているとニキビができやすいのはなぜ?
A. マスクの擦れで角質が厚くなりアクネ菌が増殖しやすくなるから。
マスクの擦れにより角層が厚くなると、毛穴の入り口が詰まって皮脂が溜まり、白ニキビが発生。アクネ菌は"好脂性"かつ酸素を嫌う"嫌気性菌"という特徴があるので、ここで正しいケアをしないとアクネ菌が増えて炎症が生じ、赤ニキビや黄ニキビへ症状が進行してしまう可能性もあります。

Qニキビができているときのスキンケア法は?
A. 優しく泡で洗顔し、丁寧に保湿すること。
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Qニキビの予防法は?
A. 角質ケアをプラスして詰まりを防ぐ!
ニキビの原因は、毛穴の入り口が狭くなって皮脂や汚れが溜まること。角質を優しく溶かすピーリングアイテムや酵素洗顔を取り入れるのも効果的です。ただしやりすぎはNGなので、週に2~3回を目安にしましょう。いつもの肌状態より乾燥しやすくなるため、保湿も入念に行いましょう。

Qニキビを悪化させないマスクのつけ方は?
A.シルクなどの素材を選ぶ&定期的に蒸れを逃して。
  柔らかな肌あたりの布を選べば摩擦が軽減します。定期的にマスクを外して蒸れを逃すと皮脂や汗による炎症の悪化が抑えられます。

Qニキビができているときのベースメイクのコツは?
A. 赤みカバーの下地+パウダーを軽く重ねて!
  しっかりオフが必要なアイテムはできるだけ避け、軽やかなベースメイクを。例えば、ニキビの赤みをカバーするタイプの化粧下地に、ミネラルパウダーをふわっと重ねるなど。

Q繰り返しニキビができるようになってしまいました...
A. 症状がひどい場合は皮膚科を受診しましょう。
外出自粛中ではあるものの、肌ダメージの放置は厳禁です。早めにクリニックへ行きましょう。ニキビには皮膚科処方の抗生剤、湿疹には塗り薬による治療が必要です。自己ケアでは治らない、何度も繰り返して悪化するような場合は、専門医にきちんと相談をしましょう。
また、肌の不調を回復させる美容医療を取り入れるのも良いでしょう。
マスクによる肌荒れにお悩みの方には、炎症を鎮めて肌の再生を促す『プラズマシャワー』が人気です。強力な滅菌作用でニキビをはじめとするさまざまな皮膚トラブルを引き起こす細菌やウイルスを死滅させることができます。悪玉菌がいなくなった後は、もともと表皮内に住んでいる美肌菌が急速に増えて肌フローラが健康な状態に整うのでご安心ください。また、プラズマ照射後30分以内は、薬剤の浸透を高めるので、お悩みに合わせて薬剤を選択します。マスク皮膚炎やマスクニキビにお悩みの方には抗炎症と肌再生作用が高い『サイトプロMD』(骨髄幹細胞培養上清エキス)の導入がおすすめです。

◇肌再生プラズマシャワー◇
初診患者様限定 ¥25,000
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Q冬なのにTゾーンのテカリが気になります!
A. マスク着用だと皮脂量が増えがちに。
マスクをずっとつけている環境だと毛穴が詰まりやすく皮脂量も増えるので、もともと皮脂腺が大きなTゾーンはテカりやすいでしょう。皮脂温が高くなりすぎないよう、マスクを定期的に外したり、屋内では着る物で体温コントロールをしましょう。洗顔では、Tゾーンの皮脂をしっかり落とすことが大切です。

Q肌は乾燥しているけど、マスクゾーンはベタつく...
A. それぞれの症状に適したケアを組み合わせて!
冬の乾燥した空気に水分を奪われるのでマスク内は蒸れますが、露出部はどうしても乾燥します。露出部はクリームタイプのアイテムでしっかり潤し、マスク内部はサッパリタイプの保湿にするなど、組み合わせのケアがおすすめです。日中は一度洗顔できるとよいですが、難しい場合は化粧水を含ませたコットンでベタつきを吸い取り、軽い乳液で保湿をしましょう。

■毛穴編
Qマスクをしていると毛穴が目立つのはどうして?
A.マスク着用で皮脂量が増加。摩擦でキメが乱れるのも原因。
マスクと肌が擦れて角層が厚くなり、毛穴の入り口をふさいでしまうことで詰まりやすくなります。皮膚温の上昇により皮脂量も増えるため、開いた毛穴の存在がより目立つようになります。

Q前よりも小鼻の毛穴がブツブツと目立つような...
A. ビタミンC、レチノール配合の化粧品で毛穴対策を。
毛穴に詰まった皮脂が酸化すると黒ずみに。毛穴の詰まりを溶かす酵素洗顔やピーリングクリームでのお手入れのほか、レチノール配合の化粧品は毛穴悩み全般に有効です。
当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有の『ナノメッドVAエッセンス(銀座ケイスキンクリニック取扱い16g ¥6,500)』が人気です。市販品より高濃度なので、敏感肌なら保湿クリームと1:1で混ぜて、1~2日おきの使用でも十分な効果があります。
マスクでの擦れを軽減させるため、素材をシルクやガーゼにするのも良いでしょう。

Q頬がカサカサしてたるみ毛穴がきになるように!
A. セラミドやヒアルロン酸など水分保持機能が高い保湿を十分に行いましょう。
マスクに保湿剤が吸い取られて乾燥が悪化したり、擦れや汗の刺激で角層のキメが乱れるため、乾燥による毛穴では目立ちやすく。たるみ毛穴は加齢による真皮コラーゲンの劣化によるものなので、まずは保湿を徹底しましょう。セラミド、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、グリセリンなどが最適です。日中もできれば塗り足しをしましょう。

Q毛穴悩みがあるときのベースメイクは?
A. 軽く薄づきに仕上げて毛穴の負担を最小限に。
毛穴トラブルが出やすいときのベースメイクは、肌に合っているものを選ぶことが最優先です。合わないものは、軽微な炎症を繰り返させることで毛穴を目立たせてしまいます。ファンデが"毛穴落ち"しやすいのは、マスクで肌表面が擦れるため。ベースメイクをできるだけ軽く仕上げる工夫をしましょう。

■肌荒れ悩み編
Qマスクをしていると肌荒れしやすいのはどうして?
A. 汗による刺激と物理的な摩擦が肌荒れを引き起こす原因。
マスク内の温度・湿度が上昇し、汗をかきます。汗はマスク内で蒸発しにくいため肌表面に長時間残り、それが刺激となって肌荒れの原因になります。また、マスクの布に保湿成分が奪われて乾燥しているので、刺激に敏感です。

Qマスクと肌の境い目がカサカサになってかゆい...
A. 肌あたりのよいマスク選びを。湿疹には保湿クリームのみでもOK!
マスクしながらしゃべると肌が擦れるため、硬い生地は避けて、内側の肌あたりがいいものが良いでしょう。肌トラブルがあると美容液などあれこれ使いたくなりますが、肌にとって刺激になることもあります。湿疹がある場合は、洗顔のあとに保湿クリームのみのシンプルなケアで十分です。クリームは水分量が少ないものがおすすめです。配合成分は、セラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸・グリセリン・ヘパリン類似物質などをチェックしてみて下さい。
天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム(銀座ケイスキンクリニック取扱い ¥5,000/ 30g)』は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

Qマスクをつけているせいか肌の赤みが引きません
A.敏感肌向けのスキンケアが良いでしょう。消炎作用の成分に注目して。
  新しい化粧品は刺激になる可能性があるので、肌荒れしているときは避けた方が無難です。ただし、肌に優しい敏感肌用アイテムに頼るのはありです。炎症が気になる場合は、トラネキサム酸やグリチルリチン酸2Kなど、消炎作用のある成分を含むものが良いでしょう。

当院で患者様にご使用いただいている『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ(銀座ケイスキンクリニック取り扱い120ml¥8,500)』は、トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液で、アレルギーテスト済みで安心です。

Qマスクのヒモで擦れて耳周りまで乾燥がひどい
A. ワセリンを塗って擦れを予防
マスクのヒモが柔らかいもの、または幅広の布タイプにして摩擦を軽減しましょう。マスクそのものがきつすぎないかも見直しましょう。乾燥や摩擦から肌を保護するため、ワセリンを塗って予防をしましょう。肌荒れがひどく繰り返すときは、皮膚科で一度診てもらうと良いでしょう。

Qリモートワークでメイクしなくてもクレンジングや洗顔は必要?
A. 洗顔料での洗顔は必須!肌トラブルの予防にもなります
メイクをしていないならクレンジングは不要です。汗や皮脂、酸化皮脂、酸化化粧油類(肌に残ったメイク汚れが酸化したもの)を落とすために洗顔料を使っての洗顔は必要です。

是非、ご参考になさって下さい。

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2021年1月 8日

WEB『VOCE』 2020年12月8日掲載

特集「布マスクについたメイク汚れをきれいに落とす方法」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

繰り返し洗えるマスクについたメイク汚れ。「きちんと落とすにはどうすれば?」問題を解決する、慶田院長おすすめの洗い方をご紹介しています。また、マスク汚れによる肌への影響についてもコメントしています。

【マスク汚れの落とし方】
慶田院長がいつも使用しているのが、肌に優しいコットンやシルク素材のマスクです。メイク汚れが気になるときは、台所用洗剤でもみ洗いをします。よくすすいだら、乾いたタオルで挟んでトントンと叩くようにして水気をとり部屋干しにします。とくにファンデーションの汚れがスッキリ落ちます。

【マスクについたメイク汚れが肌に与える影響】
メイクが付着した状態のマスクを長時間つけるということがこれまでなかったので、エビデンスのとれたデータはありません。ただ、1つ言えることは、メイクに含まれる油脂は酸化すると刺激物質になり、肌荒れの原因になる可能性があるということです。とはいえ、より深刻なのはマスクが肌に与える摩擦です。摩擦が肌に軽い炎症を引き起こすことで乾燥を招き、肌荒れの原因につながることもあります。
マスクが触れる部分は、いつも以上に保湿ケアが必要です。お顔だけでなく、耳にも保湿クリームを塗りましょう。摩擦による負担を軽減できますし、バリア機能が正常に働き、刺激による炎症を起こしにくくなります。乾燥肌にはセラミドなどの水分を抱える性質をもった成分配合の保湿クリームがおすすめです。天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。
ご自身で対策を行っていても、肌荒れに悩むこともあるでしょう。そのような時は美容医療の力を借りるのも手です。美容皮膚科ではさまざまな施術が行われていますが、「マスク皮膚炎」や「マスクニキビ」にお悩みの方には、乳酸とサリチル酸で古い角質をピーリングし毛穴の皮脂や角栓をオフする『アクアフェイシャル』(トライアル¥18,000)や、強力な滅菌作用でニキビなどの肌トラブルを引き起こす細菌・真菌を死滅させ、肌フローラを整える『プラズマシャワー』(トライアル¥20,000)がおすすめです。1回でも症状が落ち着いたとおっしゃる方が多く、翌朝「お肌が元気になる」実感があるので、大切なご予定の前に受けられるリピーターさんも沢山いらっしゃいます。

【インナーマスクの使用について】
インナーマスクも素材によっては摩擦を引き起こす可能性があるので、予備の布マスクを持ち歩いておいて、汚れが気になるときに取り替えると良いでしょう。メイク汚れは避けられませんし、1日つけるぶんには問題ないと思います。一度使ったマスクはきちんと洗い、汚れたまま繰り返し使いさえしなければ、あまりセンシティブになる必要はありません。

是非、ご参考になさって下さい。

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2021年1月 7日

雑誌『steady』2021年2月号(2021年1月7日発売 掲載ページP26~P31)

特集『30歳からの エイジングスキンケア100問100答』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

お肌の曲がり角をとっくに過ぎたアラサー世代。そろそろ本気で肌のエイジングが気になってきたのではないでしょうか。10年後も20年後も若い肌でいられるように、きちんとしたエイジングケアを学びましょう。

■エイジングサインCheck List
✓フェイスラインがぼやけてきた
✓頬をひっぱると伸びる
✓年齢とともに毛穴が目立ってきた
✓むくみやすい体質である
✓眉間など表情じわが消えない
✓ほうれい線がくっきりしている
✓1年中乾燥肌である
✓体重の増減が激しい

■aboutたるみ
 フェイスラインがぼんやり...それはたるみのサインです!今すぐたるみ予防のケアを始めましょう。
Q1:30代からのたるみ肌、どんな原因で起こる?
A. 皮膚(角層・真皮・表皮)と皮下組織(脂肪)と筋膜の3つの老化が主な原因。
年齢とともに真皮のコラーゲン線維やエラスチンなど肌を構成する成分が劣化し、ヒアルロン酸も減って真皮が薄くなり肌が乾燥しやすくなります。水分を失ってハリと弾力もなくなるとしわ・たるみができてしまう原因に。その他、皮下組織も加齢により脂肪を支えている線維組織が伸び、その下の土台となるスマス筋腱膜も衰えていくので重力の方向へたるむようになります。なお表情筋は加齢とともに強く硬くなってしまうので、鍛えすぎは禁物です。
Q2:たるみが始まる年齢は?
A.アラサー年代に始まる人も!
  太陽光、タバコ、精神的・肉体的ストレス、大気汚染、過剰なダイエット...個人差はありますが、20代から少しずつ肌老化は表れます。
Q3:加齢によってたるみは加速する?
A. YES!
加齢で抗酸化力が失われてどんどん肌の老化も加速。たるみも進行して顔の輪郭線がぼやけます。
Q4:スキンケアでたるみの改善は可能?
A.3つの原因すべてをケアすることは難しい!
  スキンケアで切れたコラーゲン線維や伸びてしまった皮下組織を元に戻すことはできません。でも皮膚の保湿を十分にすることは肌のハリをキープすることにつながり、表情筋のクセを意識して筋肉も使いすぎないようにするなど予防は可能です。
Q5:たるみやすい肌質とは?
A. 実は肌がキレイなキメが細かい人こそたるみやすい傾向が!
Q6:フェイスラインのもたつき、おすすめの美容治療は?
A.たるみの進行具合にあわせてライトな施術からお試しするのもあり!
  20~30代だと1回でも効果実感が高くダウンタイムも必要ない『タイタン(目の下~フェイスライン~あご トライアル¥48,000) 』がたるみ治療の第一歩におすすめ。近赤外線の熱で真皮層~脂肪組織浅層のコラーゲン線維の収縮と再生を促し、肌を引き締めます。また『スマスアップ(頬~首トライアル¥24,000』という高周波と局所電気刺激でコラーゲン生成を促し筋肉を活性化させるものも人気。さらに強力な施術もあるので、あうものを選んで下さいね。

■aboutしみ・くすみ
 20代でも悩んでいる人が多い"しみ・くすみ"。美白ケアで10年後も透明感をキープしま
 しょう!
Q7:しみができる原因とは?
A. 紫外線を含む光ダメージから、肌を守るためのメラニンが過剰に増え続けている状態。
Q8:肌がくすむ原因は?
A. 肌をこすることもくすみの原因に。
くすみ=肌の透明感がなくなることの原因は、こすることで角質が厚くなる、メラニン(日焼け)、乾燥、糖化、血行不良など様々。くすみ予防には生活習慣やスキンケアも重要です。
Q9:くすみタイプの見分け方は?
A.肌の色に表れる場合も。
  たとえばメラニン原因は茶色系に、糖化原因は黄色系に、血行不良の場合は青暗く見えることも。角質原因だと肌が硬くなるので質感にも気をつけましょう。
Q10:しみ・そばかす・肝斑...しみにはどんなものがある?
A.女性のしみは主に5種類。
  ①肝斑②そばかす③日光性色素斑(老人性色素斑)④対称性真皮メラノサイトーシス(あざの一種)、⑤炎症後色素沈着という5種類があり、圧倒的に多いのが①と③で全体の90%くらいを占めます。しみも加齢によって増えます!
Q11:ほくろのように盛り上がったしみはどうすれば?
A. 老人性いぼ(脂漏性角化症)といわれるもので、スキンケアでは消えない。
加齢による老化現象のひとつで、体質により20代から増える人もいます。液体窒素の凍結治療もありますが、『CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)』のほうが色素沈着も起こりにくくおすすめです。脂漏性角化症を蒸散させ、皮膚表面からごく浅く削りとる方法です。出血もほとんどなく、小さいうちに治療すれば傷跡も目立たなく、1回で綺麗に除去することができます。局所麻酔をして行います。
【大きさ(直径)1~2㎜】
1個のみ ¥3,000
2~4個まとめて ¥2,000/1個
5~19個まとめて ¥1,500/1個
20個以上まとめて ¥1,000/1個
【大きさ(直径)6㎜以下】
1個のみ ¥5,000
2~4個まとめて ¥3,000/1個
5~19個まとめて ¥2,500/1個
20個以上まとめて ¥2,000/1個

Q12:肌の弱い人のほうがしみもできやすいの?
A.実はそうなんです!
  肌が弱い人はちょっとしたことで炎症が起こり、炎症後シミになることも多いので要注意です。
Q13:顔全体のしみに効果的な美容治療って?
A.ピコレーザー(ピコウェイ)
  主にしみ・そばかす・初期の脂漏性角化症(老人性いぼ)にスポットで照射します。スイッチレーザーより短い照射時間でできるので、皮膚に余計なダメージを与えずに、色素のある部分だけに働き、効果的にしみを除去することが可能です。照射によって発生する熱がほぼないので、痛みが少なく炎症後色素沈着のリスクも低く、色黒さん、肝斑がある方でも安心して照射できるのが特徴です。最適な波長と設定を使い分けられるので、顔全体のしみにも有効です。
  当院では、メラニンを微細に粉砕し排出させる『ピコトーニング照射』と皮膚の再生を促す『ピコフラクショナル照射』を重ね打ちし、顔全体の美白と弾力アップ叶える『ピコフラクショナル照射コース』が人気です。
Q14:大きなしみが顔にうっすら...早めに消した方がいい?
A.実は薄いしみのほうがレーザーで取るのが難しい。
  色の濃いしみは色素に反応するレーザーで取りやすいのですが、若い人の薄いしみに
  は『ピコレーザー』でも、ピコフラクショナルを使って、顔全体に照射してベースの透明感を出しつつ、ピコスポット照射ではっきりしたしみを取るのがおすすめです。肌のハリも高まり、薄いしみも薄くなります。

■aboutしわ
 エイジングケアで効果が狙いやすいしわ改善。深いしわになる前にケアして、ハリ肌を持続!
Q15:表情じわがずっと残るのは加齢の証拠?
A.YES!
  子どもは変顔をしてもすぐ戻りますが、加齢によって筋肉と皮膚の綱引きバランスは崩れます。
Q16:紫外線もしわの原因になる?
A.YES!大きな原因のひとつ。
 紫外線を含む全ての光ダメージ、タバコももちろんNGです。ちゃんと食べていない人
 も皮膚がしぼみしわになりやすいでしょう。
Q17:首のしわに効く美容医療もある?
A.ニードルRFなど専門医療もあります!
 『スカーレットS(ニードルRF)ネックリフト トライアル¥48,000』は、針刺激による
創傷治癒効果と高周波の熱効果を融合した最新治療で、コラーゲン密度が増加します。
Q18:スキンケアで改善可能なしわと無理なしわの見分け方って?
A. 主にしわの深さ!
目尻の浅いしわ、乾燥してくると目立つしわ、口角横のかすかなしわはスキンケアで改善できます。保湿するだけでもずいぶん変わります。肌がうるおっているとしわもできにくいです。機能性化粧品などで肌の酸化ストレスを減らしてあげることも有効。深いしわになる前にケアしましょう。

■about毛穴開き
 たるみ毛穴の予防には、毛穴詰まりを解消してクリアに保つ&毛穴の引き締めケアも有
 効です!
Q20:加齢によって毛穴が開くのはなぜ?
A.毛穴まわりのコラーゲンが劣化するから。
  毛穴自体がゆるんでくると、でろんとしたたるみ毛穴に。真皮の老化によるたるみ毛穴
  に。真皮のたるみが原因だから、真皮まで届くケアを心がけましょう。
Q21:紫外線ケアでたるみ毛穴の進行を予防できる?
A.YES!
  光ダメージは、しみ・くすみ・しわ・たるみ毛穴、すべてに影響します!
Q22:たるみ毛穴に有効な美容成分は?
A. レチノールがおすすめです。
レチノールはビタミンAの一種で、コラーゲンやヒアルロン酸の増加、ターンオーバーの促進、保湿力アップなどさまざまな効果をもたらしてくれる優秀な成分です。たるみやシワ、開き毛穴が目立ち始めた乾燥気味のお肌にとって強い味方です。
当院では医療機関ならでは高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス(16g ¥6,500 銀座ケイスキンクリニック取扱い)』が人気です。
Q23:たるみ毛穴におすすめの美容医療は?
A. アラサー世代にはライトにできるジェネシスがオススメです!
ジェネシス(顔全体~首 トライアル¥28,000)』は毛穴詰まりを改善するケミカルピーリン
  グと、黒ずみを飛ばし引き締めるレーザーピーリングで肌の代謝を促し、毛穴のザラつ
  きを改善します。軽い赤ら顔にも効果的。

■aboutインナーケア
 エイジングケアには身体の中から栄養を届けることも大切です。
Q24:たるみ・しわケアにおすすめのサプリは?
A. ヘリオケアウルトラD
塗る日焼け止めだけでは光ダメージから守りきれないので、飲む日焼け止めを摂取するのがおすすめです。
Q25:しみ・美白ケアにおすすめのサプリは?
A. ソルプロプリュスホワイト
ヘリオケアウルトラDと併せて飲む日焼け止めとして飲むのがおすすめです。継続することで日焼け予防効果も高まります。老化原因を消去&糖化を抑え黄ぐすみを解消します。
Q26:美容医療で中からアンチエイジングするのにおすすめなのは?
A.白玉注射(グルタチオン注射)が人気です。
  グルタチオンという成分を高配合した、抗酸化作用の高い美白注射です。
Q27:高脂質・高糖質な食事は肌を老化させるの?
A.YES!
  糖質を摂りすぎると細胞内のコラーゲンやタンパク質と結びつき"糖化"します。糖化はくすみやたるみ、しわの原因にもなります。脂質は身体に必要ですが"よいものを適量"が基本です。
Q28:お肉を食べるのって肌の老化に関係ある?
A. YES!
肉も魚も大事。タンパク質は肌のハリに直結します。高い美容液よりエンゲル係数を高くして。
Q29:アンチエイジングのために食べるとよいものは?
A. 緑黄色野菜やタンパク質
緑黄色野菜と果物の摂取量が多い人は顔にしわが少ない傾向があります。また、タンパク質は肌を作る根本的な栄養素で必須です。
Q30:血糖値のコントロールが美肌のためには有効?
A. 有効です。暴飲暴食は肌の老化を早めます。
栄養素が足りなくてもバランスは崩れますが、糖質の摂りすぎも糖化の原因になるので避けましょう。
Q31:肌の老化と運動って関係ある?
A. 運動習慣がある人のほうが肌も若い。
最近の研究で、運動習慣のある人のほうが、そうでない人よりも肌が若いことが判明しました。確かに、美容医療に携わって20年近くが経過した経験からも、運動習慣がある人のほうが美容医療の効果が出やすいと感じます。筋トレをすることも肌の代謝を高める一歩になります。当院では筋肉量を増やし代謝を高めるエムスカルプトをトータルアンチエイジングの手立てとして推奨しています。
Q32:女性ホルモンと肌の老化って関係ある?
A. あります。
ホルモンバランスが乱れると肌荒れにつながり、肌老化を早めます。過剰なダイエット、極端な油制限はホルモン合成の大敵です。

是非、ご参考になさって下さい。

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