新聞『中日新聞』2021年3月17日発行

特集「老後に備え「介護脱毛」」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【アンダーヘアを白髪前に処理】
老後に介護されることを見据え、デリケートゾーンの脱毛を行う「介護脱毛」が最近注目されています。排泄物がアンダーヘアに絡まらないため清潔に保て、介護者が拭き取る際の負担を軽くする効果も期待できるのが「介護脱毛」です。

■便が絡まず「世話の負担を軽く」
ビキニラインや性器周辺、肛門周辺のデリケートゾーンは各部位の形になぞらえて「VIO」
と呼ばれています。当院では、昨年VIOのレーザー脱毛照射をセットでお受けになった患者様は2017年と比べて6倍以上に増えました。ここ数年で、大人のVIO脱毛に関する取材も増えています。排泄物が毛に絡まると、かぶれや臭い、感染症の原因にもなります。親の介護が現実的になる40代になり、VIOを清潔に保つ必要性があることから、介護脱毛を意識する人が増えているのではないでしょうか。

■介護脱毛をする時期と方法
介護脱毛はアンダーヘアが白髪になる前に始めるといいでしょう。医療機関で行われている『医療レーザー脱毛』は、レーザーを毛と毛を作る器官に照射し、発毛に必要な組織を破壊して永久的に毛が生えないようにする施術です。その際、レーザーは黒い色素だけに反応し、白髪には効きません。ですから、白髪になる前、白髪の割合が低いうちに脱毛をしましょう。
レーザー脱毛以外の毛の処理方法には、かみそりで剃る方法やブラジリアンワックス(ワックス塗ってはがす抜毛方法)などもありますが、傷口から雑菌が入ったり、埋没毛や毛嚢炎など、肌を傷めるリスクがあります。レーザー脱毛は保険が利かず、全額が自己負担となり、なかなか一歩踏み出せない方もいるかと思いますが、脱毛は医療行為です。万が一のトラブルにも対処できる医療機関、中でも皮膚科専門医が常駐する施設での施術が安心です。

当院でレーザー脱毛に使用する『ジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)』は、メラニンに反応するレーザーで、厚生労働省の認可を受けた日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。毛を減らすだけではなく、くすみが軽減すると同時に毛穴も引き締まるので肌の仕上がりがなめらかです。毛の生える周期に合わせて1~2か月に1回ずつ照射します。個人差はありますが、はじめの3回で毛量は半分程度に減り、5回もすると毛はほとんど生えず、多くの方が8回程度でほぼ無毛~産毛が少し残る程度の状態を実感できます。
早めに脱毛を完了し、老後に介護する側もされる側も、なるべく清潔に暮らせるケアをしましょう。

≪脱毛料金≫
・Ⅴライン:1回¥20,000/5回¥80,000(¥16,000/1回)
・Vライン:全体オプション+¥3,000
・Iライン:1回¥20,000/5回¥80,000(¥16,000/1回)
・Oライン:1回¥10,000/5回¥35,000(¥7,000/1回)
・V I Oラインセット:1回¥45,000/5回¥180,000(¥36,000/1回)


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