雑誌『ViVi』2021年10月号(2021年8月20日発売)

特集 肌も髪も今ほっとくと一番老けるから!「夏ダメージ 大至急レスキュー!」に慶田院長の監修記事(P148~151)が掲載されました。

猛暑の夏ももうすぐ終わります。夏の終わりは、紫外線や冷房など外的な刺激により、肌にダメージが蓄積されている可能性があります。秋口は、それがトラブルとなって表面化する時期です。肌がゴワゴワ、Tゾーンは毛穴が詰まってザラザラ、それによりメイクのりが悪くなったり、くすんで見えてしまうことも...夏の終わりの今こそ、正しいケアが必要です。

【BODY編】
■ひじ・膝がガサガサしてる➡頻度を守って、優しく角質オフ
ひじや膝、ヒップは、潤い不足のほか、擦れ、圧迫などが原因で夏でもガサガサして黒ずみやすいパーツです。頻度を守って古い角質をオフしましょう。肌の代謝を高める「ピーリング」や「レチノール」を取り入れましょう。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくツルンとした新しい肌が生まれる力をサポートします。『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)は「純粋レチノール(ビタミンA)を0.1%」高濃度配合したエイジングケアクリームです。レチノールが角層の深部までしっかり浸透し、ターンオーバーを促進します。また、炎症を抑える作用のあるグリチルリチン酸2Kも配合されているので、皮膚への刺激も少なく‟ビタミンA反応"と呼ばれる赤みや皮むけは起こりにくくなっています。

WiQoフェイスフルイド(美容液)』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30ml¥8,000)は、8%グリコール酸を肌に最適なバランスで配合しており、ザラつきのあるお肌を滑らかにします。使用方法は塗布するだけで洗い流しは不要です。頑固なザラつきには、クリニックでのピーリング施術もおすすめです。当院でも大人気のボディ用ピーリング『ミラノリピール』は、ボディの美白、ハリアップ、肌質改善に効果があります。施術中の痛みはなく、1週間ほど薄皮が剥け続け、トーンアップし触り心地が良くなります。保湿クリームを塗ると皮剥けはほとんど目立ちません。

■気づけばTシャツ焼けしてた➡保湿×ビタミンA&C&E補給で炎症を抑える!
日焼けをすると肌は乾燥し、メラニンが増えシミができたり、シワやたるみの原因にもなります。また、短時間に大量の紫外線を浴びると皮膚がんリスクも高くなります。ダメージは取り戻せないので常にUVカットはマストです。もし、日焼けしてしまった場合は、体の内外からのケアが有効です。まずはたっぷり保湿をしてください。さらに、抗酸化作用の高いビタミン3種‟ビタミンA&C&E"を食品はもちろんサプリメントを活用して積極的に摂ってください。ビタミンAは肌代謝をアップ、ビタミンCには肌の弾力やハリを保ち、シミを防ぐ効果があります。ビタミンEはシミやくすみをできにくくするなど、ACEはまさにエース、美肌の救世主です。

■ボディ全体がゴワついて硬い➡夏こそ、ボディに潤いをON!
過剰な汗や皮脂、紫外線、保湿不足などで角層の水分量が減少し、角層が厚くなりキメが悪化すると肌がゴワゴワするので保湿はしっかりしましょう。"ベタベタ=潤っている"ではありません。皮脂や汗によるベタつきを落とそうとしっかり洗うのに保湿はしない。それがさらにベタつきを誘います。水分保持機能が高いセラミドやヒアルロン酸配合の保湿アイテムがおすすめです。当院オリジナルの天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30g¥5,000)は、しっとり感がありながら重すぎず塗り心地がよいので人気です。顔から体まで全身に使用している方が多くいらっしゃいます。

■まだまだ暑いのに体が冷える➡ホットティーやお風呂など体の内外からじっくり温めて!
冷房の温度は適温にして、シャワーですませずお湯に浸かって体を温めてください。また、若い女性に多いのですが、運動習慣がなく"食べない"ダイエットをしすぎていると筋肉量が減り体は冷えます。老化が始まる頃には筋肉の質も低下し太りやすくなる悪循環に・・・食習慣は未来の体に影響します。

■背中のニキビが治らない!➡泡洗浄→しっかり流す→保湿
皮脂が増え、毛穴の中がニキビの炎症の元になるアクネ菌にとって居心地良い環境となる夏、背中やデコルテのニキビが増える季節です。"ボディは洗わず湯船に浸かるだけ"という人もいますが、ViVi世代は皮脂量が多いのでNG、泡で優しく洗い余分な皮脂や汚れを落としてください。

■毎日セルフでムダ毛を処理していたら肌が荒れた➡皮膚科へ行きましょう!
露出するからと毎日剃っていると角層が整う時間がなく、バリア機能が壊れます。応急処置ならワセリンで保護しましょう。ただし、炎症が続いている場合は、早めに皮膚科を受診してください。頻繁に自己処理を行って肌荒れを繰り返している方には、安心できる『医療機関でのレーザー脱毛』がおすすめです。1ヶ月半毎に3回程度の施術で毛の量が半減し、1本1本も細く柔らかくなったという効果を実感でき、6~8回程度で剃毛ほぼ不要のツルツル肌を手に入れられます。肌のトーンも上がりますし、いいことだらけです。

当院の『ジェントルレーズプロ』は、メラニンの黒に反応するロングパルスアレキサンドライトレーザーで、日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。脱毛効果はもちろん、毛穴の黒ずみの改善、さらに熱作用でコラーゲンが増生されるため、肌にハリをもたらし毛穴を引き締めます。最近では、アトピー性皮膚炎の異常発達した神経線維を壊して痒みや肌荒れを軽減する効果も報告されています。

【FACE編】
■マスク焼けしてしまった➡ビタミンCでケアしながら、秋も日焼け止めはマスト!
マスクをしていても紫外線は透過します。マスクで隠れる部分も、必ず日焼け止めを塗りましょう。また、抗炎症効果やメラニン還元作用のあるビタミンCやトラネキサム酸配合のスキンケアを取り入れましょう。当院の『巡活ローション』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 200ml¥4,500)は、高浸透型ビタミンC誘導体と保湿成分を美容液レベルに凝縮しています。使用後の肌はモチモチです。また、飲む日焼け止め『ヘリオケアウルトラD』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 30カプセル¥6,000)も抗酸化剤なので、日焼けによる肌ダメージを減らすことができます。

■顔のニキビが増えている➡皮膚科を受診しましょう
夏の気候の影響に加え、マスクの擦れや蒸れが原因です。マスクの付け外しや人との会話で肌とマスクが擦れると、肌が防御反応で角層を厚くします。すると、毛穴の入り口が詰まるので皮脂が溜まり、白ニキビが発生しやすくなるのです。さらに、ニキビの原因アクネ菌は、皮脂大好き!酸素嫌い!の"好脂性・嫌気性菌"という特徴があるので、皮脂詰まりが起こるとぐんぐん増えます。すると炎症反応が生じて、赤ニキビや黄ニキビにつながるのです。ニキビに限らずマスク荒れがひどい時は皮膚科で診断を受けてください。
BODY編でもご紹介したレチノール配合の『ナノメッドVAエッセンス』(銀座ケイスキンクリニック取扱い 16g¥6,500)は、ターンオーバーを整えて毛穴の詰まりを解消する働きもあるので、ニキビにお悩みの方にもおすすめです。ニキビ跡の黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果的です。

■ベタベタしてるけど乾燥も感じる➡乳液をデイリーケアにプラス
肌表面がべたついていても‟さっぱりケア"は危険です。肌のうるおいは、角層にある皮脂膜、細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)の3大要素で保たれています。このうち皮脂膜が水分保持に役立つ割合はたったの2~3%です。ですから、皮脂の多さだけで肌のうるおいをカバーすることは不可能です。実際、表面上は脂っぽくても、肌内部では乾燥が進行している「インナードライ」の可能性も・・・。肌が乾くとバリア機能が低下します。すると少しの刺激で炎症などのトラブルを起こしやすくなります。水分蒸発を防ぐため油分はマストです。ニキビができやすかったり、テカリやすい人は、乳液かクリームの部分使いがおすすめです。それ以外の人はクリームを顔全体にしっかり塗ってください朝はメイクくずれの原因になるからと、クリームを躊躇する人も多いようですが、逆にしっかり塗ったほうが、日中の乾燥や刺激から、肌を守ることができます。化粧くずれが気になるなら、Tゾーンは薄めに塗るようにしましょう

本格的な乾燥シーズンに突入する前に、基礎的なスキンケアを見直しましょう。是非ご参考になさってください。