【首・かかと・二の腕・ヒップ・手・ひじひざ・背中】肌見せシーズン到来!夏に気になるボディのパーツケア

【首・かかと・二の腕・ヒップ・手・ひじひざ・背中】肌見せシーズン到来!夏に気になるボディのパーツケア

夏が近づくにつれ肌を露出する機会が増え、二の腕やひじ、かかとなどのボディパーツが気になり始めますよね。冬の間は気を抜いていたものの、気づいたら黒ずみやたるみが進行し、この時季は悩み始める人が急増します。夏本番を迎える今こそ、本格的にケアを始めるチャンスです。今回は気になるボディケアについて、パーツごとに詳しく解説します。

    目次
  1. 1. 年齢がでやすいパーツNo.1、首のシワ対策
  2. 2. サンダルから覗くかかとのごわつきやひび割れに注意!
  3. 3. ノースリーブも怖くない!二の腕のたるみをケア
  4. 4. 長時間のデスクワークでヒップが黒ずむ!?
  5. 5. 意外と見られている!手は老け見えしやすいパーツ
  6. 6. ひじやひざのだぶつきには筋トレが有効
  7. 7. 自分では見えにくい背中は要注意!


1. 年齢がでやすいパーツNo.1、首のシワ対策

手と髪を含め、首は年齢がでやすい3大パーツのひとつです。どんなに顔を若々しくケアしていても、首のシワが目立つと老けた印象を与えてしまいます。

シワの発生は、肌の酸化や糖化、加齢などによりコラーゲンやエラスチンの劣化、ヒアルロン酸量も減少して、張力と弾力が低下することが原因です。

酸化は、太陽光や喫煙、ストレスで生じ、コラーゲンの分解を加速させる一番の原因ですが、ほかにも乾燥や湿疹による炎症などもコラーゲンの分解を早めます。加えて、過剰なダイエットによるタンパク質、脂質、ビタミン類、微量元素などが不足する栄養障害、睡眠不足もコラーゲンやエラスチンの合成力低下によりシワに繋がります。

また、クセによりシワが刻まれることもあります。寝る時の枕の高さが合っていない、スマホ・パソコン作業で下を向く姿勢が多くなるなどが要因で、年齢に関係なく若い人でも首に折りジワができてしまうことがあります。

首の皮膚は薄くて皮脂量も少ないため乾燥しやすく、実は顔以上にお手入れが必要なパーツです。ところが実際、ネックケアをふだんから実践している人は少ないのが現状です。まずは日常の保湿やUVケアで、シワになる前の予防を徹底しましょう。

クリニックでのおすすめの治療は、‟次世代型ハイブリットヒアルロン酸"と呼ばれるプロファイロ注入スネコス注射です。いずれも薬剤を注射することにより、線維芽細胞を活性化してコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生を促し、真皮の構造を再構築させる働きがあります。

『プロファイロ』は非架橋のヒアルロン酸製剤で表皮〜真皮〜脂肪組織まで作用して、皮膚全層にわたりコラーゲン線維と脂肪を再生させるアンチエイジング効果が得られます。『スネコス』は非架橋のヒアルロン酸と6種のアミノ酸の作用でコラーゲンとエラスチンを再生させます。

プロファイロ注入』トライアル1本(2㎖)¥90,000(税抜)

スネコス注射』トライアル1本(約2.6㎖)¥75,000(税抜)

2. サンダルから覗くかかとのごわつきやひび割れに注意!

かかとは体の中で最も体重がかかる場所であり、そのぶん皮膚が厚くなりやすいパーツです。歩く、立つなどの日常動作による刺激が積み重なることで、厚くなった角層のバリア機能が弱まりひび割れてしまうこともあります。

硬くなった角質はやすりなどでやさしく削り、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分入りのクリームや、角質を溶かす作用のある尿素などを配合したクリームで毎日保湿することが大切です。仕上げに角層をやわらかくするオイルを重ねると、効果が高まります。また皮膚の温度が低いとバリア機能が低下してしまうので、夏でもできるだけ裸足は避けましょう。

3. ノースリーブも怖くない!二の腕のたるみをケア

運動不足や加齢により、腕の後ろ側にある上腕三頭筋(いわゆる二の腕)の筋肉量が低下し、さらに脂肪や皮膚がたるむことで、全体がだぶついた状態になります。本来、何かを押す動作で使われる上腕三頭筋は日常生活で使う場面が少ないので、意識してトレーニングしなければ衰える一方です。

1日1回は意識的に使って鍛える習慣をつけてみましょう。おすすめは、両脇を締めて前に曲げた腕を下後方に伸ばす動きです。高負荷にする必要はないので、上腕三頭筋が重だるくなるまで、20回程度ゆっくり動かしましょう。同時にマッサージとストレッチで肩周囲をほぐし、関節の可動域を広げるのも効果的です。また、猫背などで姿勢が悪いと上腕三頭筋が動きにくい状態になるので、日ごろから自分の姿勢をチェックする習慣をつけましょう。

4. 長時間のデスクワークでヒップが黒ずむ!?

座った時に体重がかかるヒップは、イスとの摩擦によって角層が厚くなり黒ずみがちです。さらに下着の擦れによる黒ずみ、接触刺激による乾燥やザラつき、汗や皮脂の刺激によるニキビなど、実はヒップはさまざまな肌トラブルを生じやすい部位です。中でも一番悩みが多いとされる黒ずみは、慢性的な摩擦刺激による角層肥厚とメラニンの過剰生成が原因なので、デスクワークが多い人やクッションとなる脂肪や筋肉が少ない成熟世代、痩せ型の方が悪化しやすい傾向にあります。

ヒップ本来のふっくらとやわらかい肌質をキープするために、欠かせないのが保湿です。セラミド、グリセリン、スクワラン、ヒアルロン酸などが配合されている保湿アイテムで、毎日ケアすることが大切です。また下着のレースやゴムが擦れることでも刺激となり、黒ずみの原因になります。ふだんはヒップをすっぽりと覆うボクサーパンツをはくことをおすすめします。

とはいえ蓄積された黒ずみやハリ不足は、日常のケアだけでは追いつきません。クリニックでできるおすすめの治療を、症状別にご紹介します。

■ ヒップの黒ずみやザラつきが気になる人は

深部にあるメラニン色素を粉砕する最新美白マシンピコトーニングに、ぶ厚くなった角層を柔らかく再生させコラーゲンの生成を促すミラノリピールと組み合わせることで、黒ずみだけでなく質感も改善して白くなめらかな肌に整えます。

『美尻集中治療(ピコトーニング×ミラノリピール) 』 ヒップの黒ずみ部分のみ トライアル¥33,000

■ ニキビ跡やハリの無さが気になる人に

ダーマペン4マッサージピール(PRX-T33)を組み合わせ、肌の再生を促すことでハリと弾力をよみがえらせます。マッサージピールにはコウジ酸が含まれているので、施術を重ねるごとにくすみの改善や美白効果も期待できます。

ヴェルヴェットスキン(ダーマペン4×マッサージピール)』 症状が出ている部分中心に施術 1回¥57,000

■ ボリュームロスによる黒ずみ・シワが気になる人に

加齢とともに脂肪が萎縮してしわや影で黒く見えるヒップには、美肌・再生効果の高い製剤を直接注入するヒアルロン酸注入がおすすめです。注入したヒアルロン酸製剤が足場となって、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新しくつくられるため、結果として老化の進行を遅らせます。

お尻のヒアルロン酸注入』 1~2本まで¥100,000/本(10ml)


5. 意外と見られている!手は老け見えしやすいパーツ

仕事でも家事でも毎日酷使し、紫外線の影響を受けやすい手は、顔に比べて老化が10年も早いと言われています。さらに、皮脂量が少ないため、乾燥やシミ・シワなどのエイジングサインがでやすいパーツです。

水仕事をする際はゴム手袋をつける、日中は綿の手袋で保護する、ハンドクリームをこまめにつけて保湿することを心がけてください。ほか、定期的にクリニックで治療を行うことで、ふっくらした透明感のある肌に導きます。

クリニックでの治療では、加齢した皮膚を再生させる照射治療と薬剤で若返らせる注入治療があります。手と指のシワっぽさやごわつきには、炭酸ガスレーザーを照射することでコラーゲン線維が再生し、手の甲のしわが改善するフラクショナルCO2レーザー(両手背 トライアル¥48,000)がおすすめです。10日間ほどザラザラした点状のかさぶたが出来ますが肌を入れ替えていくイメージです。

注入で肌質を改善させ肌を育て直すなら、プロファイロ注入が人気です。脂肪がボリュームダウンし、筋張って血管が目立つなら、ヒアルロン注入(トライアル1本¥75,000)がベストです。ふっくらした若々しい手を再現するには、両手背で3~4本が使用量の目安です。

6. ひじやひざのだぶつきには筋トレが有効

顔がたるむのと同様、30代後半ごろからボディの皮膚もたるみます。特に関節部のひじやひざは、よく伸び縮するパーツのため、他の部位よりたるみがちです。

さらにボディの場合は、筋肉の状態も大きく影響します。例えば、ひじのたるみは、二の腕と同じく、腕の後ろにある上腕三頭筋が使われないことによりゆるみ、加齢によりだぶついた脂肪や皮膚と一緒にひじ周りにぶら下がってくるのが原因です。ひざは、太ももの表側にある筋肉、大腿四頭筋が筋委縮して小さくなると、加齢により脂肪や皮膚も垂れ下がりやすくなってしまいます。つまり運動不足や加齢による筋肉の衰えが原因で、ひじやひざがだぶついてしまうのです。

対策としては、やはり筋トレが有効です。ひじは二の腕と同じく上腕三頭筋のトレーニングを行い、ひざは前ももを鍛えましょう。前もものトレーニングは、椅子に座ったまま足首を直角にして膝から先をまっすぐ前方に伸ばし貴10秒ほどキープすると大腿四頭筋に力が入るのが分かります。正しい姿勢と大股歩きも、筋肉へのいい刺激になります。

また、脂肪の少ないひじやひざは刺激により角質層が厚くなるため、黒ずみやすい場所です。ホームケアでは、肌の代謝を高める高濃度レチノール「ナノメッドVA」、メラニンの合成を抑えるハイドロキノン含有の美白剤「ナノメッドHQ」の併用が良いでしょう。

ただし、顏よりも角層が厚く浸透しづらい部位なので、クリニックでの施術との併用が効果的です。

角層肥厚による黒ずみやごわつきにはボディ用ピーリングミラノリピールを、メラニンによる黒ずみにはピコトーニングをおすすめしています。これら2つを同日に行えば、表皮のターンオーバーが促進されて黒ずみやザラつきを改善し、過剰なメラニンを破壊するので、透明感のあるなめらかなボディに導きます。

ミラノリピール』 ひじ・ひざ各1部位 1回¥12,000

ピコトーニング』 ひじ 1回¥30,000

7. 自分では見えにくい背中は要注意!

夏は背中が開いた服を着る機会が増えるため、ザラつきやニキビが気になりますよね。そもそも背中上部は皮脂腺が大きく発達し、ニキビができやすい場所です。そこに紫外線や汗の刺激、保湿不足、洗いすぎなどの悪条件が重なって、さらにブツブツが目立ってしまいます。まずは忘れがちなUVケアと保湿をしっかりと行いましょう。紫外線防御機能の観点では、クリームタイプの日焼け止めがベストですが、背中は自分で塗りにくい部位なので、スプレーやミストタイプのコスメの併用も便利です。

クリニック施術では、背中ニキビとザラツキの両方を改善するケミカルピーリングとニキビの赤味やニキビ痕の黒ずみの両方に効果のあるフォトフェイシャルM22がおすすめです。

フォトフェイシャルM22(ケミカルピーリング込み)』 上背部 トライアル1回 ¥33,000

長期休みもあり、夏は外出する機会も増えますよね。すみずみまでケアした美しいボディで、イベントやレジャーを楽しんでくださいね。