概要
「美尻」ブームもあり、キュッと上がって丸みのある‟お尻“は、今や多くの女性の憧れです。しかし、もともと日本人女性のお尻は、上方のボリュームが乏しく、後ろ姿が貧相になりがちです。さらに、加齢とともに、お尻が全体的に下がって平坦な四角いシルエットになると、スタイルが悪く見えるだけでなく、一気に老けた印象を与えます。
ヒアルロン酸注入による豊尻(ほうこう)術は、ボリュームを出したい部位に注入するだけの手軽な方法で、お尻の形や大きさを整え、立体的で丸みのある女性らしいヒップラインを形成する治療です。「もう少しボリュームを出したい」「お尻の高さを出したい」「丸みのある女性らしいヒップラインにしたい」など細かいご要望にお応えして、後ろ姿の美しさを引き立てます。
ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の効果と特徴
ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)と他の施術比較
スマスアップ(SMAS-UP)との違い
スマスアップは高周波と局所電気刺激で表皮・真皮・皮下組織・筋肉までの4層を同時に活性化する「たるみ治療機器」です。そのため、ヒップアップや引き締めには向いていますが、ヒップのボリュームを出すことは出来ません。ヒアルロン酸注入は、注入直後からボリュームアップを確認でき、見た目や感触も通常のお尻とほとんど変わらず自然な仕上がりになります。
シリコンプロテーゼとの違い
一度の施術で、半永久的に若々しいお尻をキープできる点が好まれています。ヒップの上部にお尻専用のプロテーゼを挿入して形や大きさを整えますが、日常生活によりプロテーゼがずれたり、注入する位置や大きさによって、見た目の不自然さが残る可能性があります。また、プロテーゼの挿入は、輪郭が浮き出るのを避けるため、基本的に大臀筋という筋肉の下に挿入します。そのため、お尻の外側には、プロテーゼが届かないので凹みが残ってしまいます。手術後は状態が落ち着くまでの間、座位・歩行や強い刺激によって痛みを感じることがあります。一方、ヒアルロン酸注入による豊尻術は、短時間で体への負担も少なく、手軽にボリュームアップできる治療です。注入直後から変化を確認できる上、見た目や感触も通常のお尻とほとんど変わらず自然な仕上がりです。不自然さを避けるため、注入量によって徐々にお尻を大きくしていくことが可能な点も人気の理由です。ヒアルロン酸自体は、時間とともに体内に分解吸収されていきます。ヒアルロン酸はもともと皮膚や関節などに存在する成分なので、アレルギーなどの心配は少なく、体への影響もありません。
脂肪注入との違い
お尻の脂肪注入は、ご自身のお腹やお尻、太ももなどから余分な脂肪を取り除き、その脂肪をお尻に注入しボリュームアップさせる方法になります。サイズダウンして欲しいところがスリムになり、お尻にボリュームが出るので合理的な治療法です。ただし必要な皮下脂肪が体のどこかに十分にあり、吸引できることが前提条件です。このため、全身が痩せていて脂肪吸引を行えない場合は、お尻の脂肪注入も行うことができません。注入後の定着率が高く持続期間が長いのも特徴です。ただし、脂肪吸引によるへこみや凸凹、脂肪注入により「しこり」や「石灰化」などの可能性が挙げられます。自身の体由来の組織であっても、栄養血管のない脂肪を1㎝以上の大きな塊で注入すると、壊死を生じることがあり、異物反応として周囲が被膜形成され、「しこり」になります。また、内部や周囲で繰り返し炎症が続くと、被膜にカルシウムが沈着し石のような結晶となり、これを「石灰化」と呼びます。
一方、ヒアルロン酸注入による豊尻術は、短時間で体への負担も少なく、手軽にボリュームアップできる治療です。注入直後から変化を確認できる上、見た目や感触も通常のお尻とほとんど変わらず自然な仕上がりです。当院でお尻のヒアルロン酸注入に使用している「ハイアコープ(Body Contouring MLF-1) 」は長期持続型で、約2年と長期に渡り注入後のデザインを保持できます。(個人差はあります)。減りきる前にタッチアップをしたり、繰り返し治療したりすると、効果の持続期間は延長していきます。
ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)のポイント特徴
注入治療 | 治療効果 | ★★★★★ | 痛み | ★☆☆☆☆ | ダウンタイム | ★☆☆☆☆ |
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効果
■お尻の若返り ■お尻の削げ感改善 ■お尻のたるみ改善 ■お尻のライン改善 ■お尻のボリューム調整※痛みやダウンタイム、効果には個人差がありますので、あらかじめご了承ください。
ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)のワンポイントアドバイスハリのあるピーチヒップは、女性らしさの象徴です。実際、バストとヒップは男性が感じる女性の魅力的なパーツトップ5に入っています。そして、私たち女性が理想とするよりも格段に豊かなお尻が好まれるということはご存知でしょうか?もともとの骨格や肉付きによる個人差はありますが、お尻のボリュームは30代頃から徐々に失われ萎んでいきます。さらに、顔同様、ボディラインも加齢によりたるみ、崩れていきます。
とくに年齢を感じさせてしまうのが、肉の付いた背中と寸胴なウエストライン、そして垂れたお尻ではないでしょうか?美意識の高い女性なら、若いころの弾むようなヒップを取り戻したいと願うものです。ヒアルロン酸注入によるヒップ形成は、乳がん検診で担当医に申告する必要がないことから、バストへの注入よりも安心してお受けいただくことができます。お尻は顔より鈍感な部位なので、注入時のストレスもありません。薄いお尻、垂れたお尻にサヨナラして、理想のヒップを手に入れませんか?
ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の施術の流れドクター診察、カウンセリング施術前に、担当する医師が骨格や肌質、肌年齢などの診察を行います。理想とする状態について細かく伺いながらカウンセリングを行い、注入する部位や量など治療プランを決めていきます。注意点やアフターケアについても詳しく説明いたしますので、ご不明な点や不安なことがあれば遠慮せずにご質問ください
同意書記入スタッフより治療内容・施術後の注意・治療費・治療スケジュールなど詳細をご案内させていただき、同意書にサインいただきます。この間に麻酔クリームを外用しますので、痛みに弱い方もご安心下さい。
ヒアルロン酸注入局所麻酔をした上で、ロングカニューラ針を使用し、丁寧に注入いたしますので、痛みはもちろん、施術後の内出血などのダウンタイムもかなり軽減されています。仕上がりを、途中でご確認頂きながら治療を進めるので、ご安心ください。
終了刺入部に肌色のテープ貼って、施術は終了です。当日から、シャワー浴は可能ですが、飲酒、激しい運動、長風呂など、血流を上げる行為は避け、早めにご就寝ください。
ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の価格表
お尻のヒアルロン酸注入 製剤:ハイアコープ(Body Contouring MLF-1) 1本:10ml | |
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20ml | ¥200,000(1本あたり¥100,000) |
40ml | ¥320,000(1本あたり¥80,000) |
60ml | ¥420,000(1本あたり¥70,000) |
※『ヒアルロン酸注入』は、VIP割引・特別割引の適応外となります。
※ 残ったヒアルロン酸製剤は3ヶ月間保存できます。残注入は、下記手技料を頂戴いたします。
残注入手技料
注入から3ヵ月以内 | |
院長施術 | ¥10,000 |
その他医師施術 | ¥5,000 |
- お支払いについて
お支払い方法は、現金、デビットカード、クレジットカード一括払い(VISA・MASTER・AMEX)があります。 クレジットカード2枚に分けてのお支払いや、現金、デビットカードとの併用も可能です。詳しくは、クリニックにお問合せください。
ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の症例写真
ヒップ側面の凹み 39歳女性
【年齢・性別】39歳女性
【お悩み・症状】ヒップ側面の凹み
【施術】ヒアルロン酸注射12本(ハイアコープ1本10ml)
【価格】ヒアルロン酸注射(ハイアコープ) 1本¥60,000×12本 合計¥720,000
【リスク・副作用】内出血・紅斑・アレルギー・血流障害による皮膚障害など
【施術後】お尻全体のたるみにより生じた側面のそげ(凹み)にお悩みでした。お尻の注入に使用するヒアルロン酸製剤は、顔の製剤と比較して粒子のサイズが大きく、ヒアルロン酸の吸収速度が遅いため、持続期間が1~2年と長くなります。症例の女性は、2回に分けて注入しました。1回目はお尻の側面、2回目は高さを出すため、お尻の中央上方にボリュームを足しました。注入後は、お尻側面のそげがなくなり、自然な丸みのあるヒップラインに整いました。また、中央にボリュームを足したことで、お尻のトップの位置が上がっています。ヒアルロン酸製剤を注入すると、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、老化予防にもなります。
ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)のよくある質問
【Q】痛みが心配です。
【A】注入前に、刺入点へ局所麻酔の注射をしてから、先端の丸いロングソフトカニューラ針でゆっくりと注入し痛みを軽減させています。痛みの感覚は個人差が大きく、緊張すると強く感じやすいという特徴もありますが、お尻へのヒアルロン酸注入は、ほとんど痛みを感じない方が多い治療です。お受けになった患者様はイメージよりも楽だったとおっしゃいます。もし、強い痛みを感じた場合は、お知らせください。そのエリアを避けて注入します。痛みを感じるのは、治療中の15分程度だけですので、ほとんど全ての方がご辛抱頂ける程度です。注入後は麻酔と施術の刺激で腫れぼったい感じがしますが、数時間後には気にならなくなります。
【Q】アレルギーが出ることはありますか?
【A】ヒアルロン酸は、もともと人の体内にある成分であり、アレルギーなどの悪影響をおよぼす可能性は極めて低い成分ですが、ごく稀に架橋剤などの成分にアレルギー反応が生じる方もいらっしゃいます。その場合は、適切に対処すると回復します。既往歴、美容施術歴は全て担当スタッフにお申し出ください。
【Q】ヒアルロン酸注入後に、凹凸になったり不自然になるのが心配です。
【A】通常はありませんので、ご安心ください。ヒアルロン酸注入で問題になる凸凹や不自然さは、ヒアルロン酸そのものの品質と医師の技術が大きく関係します。当院では高密度のヒアルロン酸を採用し、熟練した医師によって肌がなめらかになるよう丁寧に注入しております。過去に脂肪注入やヒアルロン酸注入で、シコリや凹凸になった既往のある方は必ずご相談ください。また、事前に十分なカウンセリングを行っており、ご満足いただける仕上がりをお届けしています。初めての注入でご不安な場合は、様子をみながら何度かに分けて注入することをおすすめします。
【Q】注入にはどれくらいの量が必要ですか?
【A】注入する範囲やボリュームアップしたい程度により異なりますが、お尻の1回の目安量は、片側30ml~60ml(3~6本)程度です。その方の状態とご希望にあわせて、適切なヒアルロン酸製剤の量をご提案させていただきます
【Q】何度かに分けて注入する場合、どれくらいの間隔を開ける必要がありますか?
【A】また、ヒアルロン酸は高保水成分で、注入後1カ月程度水分を吸収して軽く浮腫みます。水分が再吸収され馴染んでくる2か月後以降に追加注入をおすすめします。
【Q】ヒアルロン酸注入後に、照射系の治療(レーザー・高周波)はできますか?
【A】当院で照射治療をご希望の場合、注入から2週間経過後から照射が可能です。他院での照射に関しては、最低1ヶ月程度、間を開けてください。尚、他院での美容施術に関しての治療内容はすべて問診票にご記入ください。治療歴を隠されたまま施術を行うと思わぬ副反応が生じる可能性もあるのでご協力ください。
【Q】施術にはどのくらいの時間がかかりますか?
【A】当院は初診の患者様に30~40分のカウンセリング時間を取っております。医師が治療方針をお見立てしてから、お見積書を作成し、同意書にご記入いただき、お会計を済ませてからの施術となります。実際の施術時間については、デザインと途中の確認も含め、20分程度です。問診票記入から施術、治療後の説明まで含めると2時間~2時間半のゆとりをもって受診してください。