2021年4月30日

ゴールデンウィーク期間中の休診日のお知らせ

平素より当院をご愛顧いただき、誠に有難うございます。
ゴールデンウィーク期間中の休診日をお知らせいたします。

■GW期間中の休診日
5月2日(日)
5月3日(月)
5月4日(火)
5月5日(水)
5月6日(木)~は通常通りの診療となります。

休診中(5月1日(土)18:30以降)に頂きました初診のご予約、お問い合わせのメールにつきましては5月6日(木)より順次対応させて頂きます。また、かかりつけの患者様の再診のご予約は、5月6日以降お電話でのみ承りますのでご了承くださいませ。

尚、かかりつけの患者様が施術後の経過でご不安な点を相談されたい場合は、メール(soudan@ks-skin.com)をお送り頂ければ院長の慶田からお返事いたします。電子カルテの閲覧は情報漏洩のリスクがあるため院外から見られなくなっています。

そのため、メールの題名に必ず「フルネーム・カルテ番号・相談内容」を、メール本文に「施術内容・施術日・詳しい症状や相談内容・携帯電話番号・メールアドレス」を明記ください。(内容が不明ですと、正確なお返事ができかねます。)上記は緊急性の高いご相談
のみとさせていただきます。一般的な受診相談に関しましては、5/6(木)以降にお返事させていただきますことをご了承ください。

休診に伴い、患者様にはご不便をおかけ致しますが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

2021年4月28日

雑誌「LDKtheBeauty」2021年6月号 (4月28日発売)

特集「老けないカラダの便利帖」(掲載P177)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【老けないカラダの便利帖】
マネするだけでちょい老け脱出!歳を重ねるにつれ気になってくるカラダの不調や変化の悩み。そのちょこっとフケを全部リセットしましょう!

■『顔の毛穴』ハリとツヤを取り戻して10歳若返る!
メイクしてもどうしても気になるポツポツ毛穴。正しいケアで詰まらせない&広げないように意識しましょう。目立ってしまった毛穴にはビタミンCやレチノールがおすすめです。

≪老けないカラダの新ルール≫
1. 気になるとやりたくなるけど「角栓は抜かない」
角栓を無理に取ろうとするとますます悪化してしまいます。角栓は抜いてもまたすぐに溜まります。毛抜きなどの器具が肌にあたって刺激になり、防御反応として毛穴の角化が進んで、さらに頑固な角栓を作り出すという悪循環に陥ります。

2. 毛穴詰まりの敵!「早食いはしない」
甘いもの&早食いをすると毛穴が詰まります。血糖値を急上昇させる早食いや、糖分の多い食事は皮脂を過剰分泌させる原因になり、毛穴詰まりに繋がります。ゆっくりよく噛み、野菜や食物繊維を先に食べて血糖値の上昇を抑えましょう。

3. 外食が多い人は「週1は魚メイン」に
脂質が多い食生活なら質の良い油に置き換えて摂るように心がけましょう。コンビニ弁当や外食が続くとやはり肌に悪いもの。週に1~2回魚メインの食事にしてみてください。お肉を減らして、魚の質の良い油で肌荒れを防ぎましょう。

4. 寝起きの洗顔もちゃんと「洗顔料を使う」
皮脂を落とさないと酸化して乾燥します。朝もしっかりと洗顔フォームで洗いましょう。朝の洗顔が水オンリーだと、寝ている間に出た皮脂やナイトクリームの油分が落ちません。これらは酸化すると刺激になるので、朝の洗顔フォームでの洗顔は乾燥毛穴防止にも有効です。

5. 「定期的な酵素洗顔」で角栓をちょっとずつ掃除
酵素は古い角質を分解して洗い流す効果があります。角栓が気になる人は、週1~2回の酵素洗顔で徐々に角栓を溶かして小さくしましょう。必要以上に角層を刺激しないので、角層が厚くなるリスクも低いです。うるおいを守りながら余分な汚れは落とすアイテムがおすすめです。保湿も忘れずにしましょう。

6. 入念ケアをするときは「ホットタオル」で毛穴を開く
ホットタオルで毛穴奥の汚れまで落としましょう。ホットクレンジングは毛穴が開くほどの温度に達しませんが、ホットタオルなら毛穴が開きます。クレンジング後・洗顔前に蒸すのがポイントです。

7. 0~3時までの「美肌タイム」の睡眠を死守
メラトニンの分泌ピークに合わせてしっかり睡眠をとりましょう。メラトニンが活性化すると成長ホルモンの分泌量もアップし、アンチエイジング効果があります。毛穴対策にも睡眠は重要です。

8. 黒ずみ毛穴には「ビタミンCの化粧水」
毛穴に悩んでいるなら試してみましょう。ビタミンCには、皮脂の分泌量を調整し、毛穴をひきしめてくれる効果はもちろん、メラニンの生成を制御する作用と、抗酸化作用があり、角栓が酸化して黒ずむのを防いでくれます。

9. シワ改善だけじゃない、たるみ毛穴にも「レチノール」が効果的
シワ改善で有名なレチノールは肌のターンオーバーを促進する効果のあるビタミンAです。ターンオーバー促進で毛穴もふっくらします。さらにコラーゲンの生成を促進し、肌にハリと弾力をもたらす成分なので、実はたるみ毛穴のケアにも使えます。

10. 乾燥で毛穴が目立つなら「生芋こんにゃく」を食べて保湿
毛穴の原因が乾燥にあるなら、普段の食事を見直すだけでも改善の余地があります。セラミドをたっぷり含む生芋こんにゃくや、乾燥肌対策にも効果的なヨーグルトを積極的に食べ、体の中から保湿対策をしましょう。

11. 「糖質制限」をしている人は皮脂詰まりに要注意
糖質制限で肉の摂取量を増やしていたら要注意です。過剰な皮脂分泌の可能性があります。糖質をカットしたら、野菜の割合を増やすのが鉄則です。肉の量は糖質制限前と変えず、野菜の分量を増やすなど、肉と野菜のバランスを取りましょう。

12. もっと効果を出したいなら「ビタミンC入り美容液」をいつものケアにプラス
毛穴悩みが深刻なら、ビタミンC誘導体が数種入った美容液をプラスすると効果がアップします。ビタミンC化粧水より、美容成分が多く配合されている美容液をスキンケアに加えると良いです。保湿のヒアルロン酸やキメ改善効果のあるビタミンBなどが配合された製品もあります。美容液は美肌への近道になります。
【メリット1】
ビタミンCには抗酸化作用があり、メラニンの生成や皮脂の酸化を抑えて角栓が酸化して黒ずむのを防いでくれます。
【メリット2】
皮脂分泌が過剰だと詰まり毛穴の原因になります。ビタミンCが皮脂をコントロールして過剰な分泌を制御してくれます。

★『高濃度ビタミンC点滴(メガビタミン点滴)』
既に充分な量を摂っていると思われがちなビタミンCですが、私たちは毎日、大量のビタミンCを消費しています。美肌効果を得るための摂取量には、程遠いのが現状なのです。そこでおすすめなのが「超高濃度ビタミンC点滴」です。
高濃度というのがポイントの点滴治療で、従来のビタミン注射の50本分に相当するビタミンC(25,000mg)を、約30分かけてゆっくりと体内に投与します。血液中のビタミンC濃度を一気にぐっとあげることで抗酸化、メラニン活性低下、抗老化、抗アレルギー効果がさらに増し、美白・美肌効果に加え、免疫力アップ、抗がん作用と、万能な効果を発揮するメガビタミン点滴です。アメリカFDAで抗ガン効果の承認が下りたほど、高濃度ビタミンC点滴の健康効果には定評があります。


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2021年4月23日

雑誌「ViVi」2021年6月号 (4月23日発売)

特集「今こそ見直そ!ちゃんとできてる?クレンジング&洗顔」(掲載P142~145)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【今年こそ見直そ!ちゃんとできてる?クレンジング&洗顔】
毎日なんとなく顔を洗うのが習慣になっていませんか?今すぐ"なんとなく"の習慣は卒業しましょう。クレンジング&洗顔は「肌を変える」と言われるほど大事なステップです。可愛いメイクも洋服も、触りたくなる素肌があってこそ引き立つもの。この機会に正しいクレンジングと洗顔テクをおさらいして、美肌力をUPしましょう!

■その肌トラブル、毎日のクレンジング&洗顔が原因かも?
「洗う」を怠ると皮脂が酸化し、それが角質を刺激し厚くなり、毛穴が詰まってニキビができる悪循環に陥ります。また、花粉などの抗原物質が肌に付着すると肌荒れの原因になります。毛穴の詰まり、ニキビ、乾燥、ゆらぎなど様々な肌トラブルを生まないよう、洗顔の習慣を見直しましょう。

≪肌トラブルの原因になるNG習慣とは?≫
NG①:一日中家にいたから洗顔しない 
室内にいても肌は汚れ、皮脂も出るので洗顔はマストです。メイクをしたならクレンジングももちろん必要です。
NG②:クレンジングしながらのマッサージ
クレンジングしながらのマッサージはクレンジングの時間が長くなり肌への刺激になります。皮脂が溜まりやすい箇所を軽くクルクルする程度にしましょう。
NG③:ベタつくから何度も洗う
ベタつく理由は皮脂だけではありません。汗でベタベタするなら水洗顔で流れます。頻回に洗顔すると皮脂と同時にバリア機能も落ちるため、頻度は1日に2回までにしましょう。乾燥しキメが粗くなることでベタつきを引き起こすこともあります。洗浄力の高い洗顔料を使っている場合は見直しましょう。
NG④:乾燥肌だから朝はお湯ですすぐだけ
睡眠中も皮脂は分泌され、肌も汚れます。また、前夜のスキンケアでオイルを使ったらそれも酸化します。朝も洗顔料を使いましょう。
NG⑤:ニキビがあるからゴシゴシ落とす
洗浄剤はこすらずとも化学的な作用で汚れを落とします。最近は乾燥がきっかけでニキビができる方が増えています。洗うことで必要なものまで奪われるため、洗いすぎは禁物です。

■基本の『クレンジング&洗顔』をマスターしましょう
"優しく&しっかり"がカギ!肌が変わります!

① ポイントメイクを落とす
まずマスカラやラメシャドウ、落ちにくい処方のリップからオフしましょう。コットンに専用リムーバーを馴染ませ、優しく撫でるように落としましょう。マスカラはコットンでまつげをはさむようにして優しく落とすと良いでしょう。

② クレンジング剤をなじませる
クレンジング剤を指先で円を描くように優しく肌に馴染ませます。指先が軽くなったら乳化したサインです。

③ 洗顔は「指でなく、泡で」が鉄則!
洗顔料はしっかり泡立てるのが鉄則です。手が直接肌に触れることなく洗えるようこんもりと泡立てましょう。

④ 皮脂多めのTゾーンから洗おう
ベタつきやすいところから徐々に広げ、最後に目周りを洗いましょう。ベタつきが気になる箇所は30秒程度、泡をのせておくと効果的です。

⑤ すすぎはぬるま湯で!
すすぎは熱めのお湯も水もNGです。人肌くらいのぬるま湯で、泡をしっかり落としきりましょう。シャワーの水を顏に直接当てるのも刺激が強いので水流を相当弱めるか、手で水をすくって洗いましょう。

■自分の肌やライフスタイルに合う『クレンジング&洗顔』を探しましょう
≪クレンジング≫
・『オイル』素早くメイクを落とせます
メイクをスピーディーかつスムーズに落とせるのがオイルの利点です。指がふわっと軽くなるまで優しく乳化させましょう。
・『敏感肌無向け』クレンジングや洗顔にも優しさを
若い世代はストレス耐性が低いため肌のゆらぎを感じている人が多い印象です。より優しい洗顔を心がけて。また赤みや湿疹があるなら皮膚科へ相談しましょう。
・『拭き取りシート』"メイクをしたまま寝る日"をゼロに
疲れてクレンジングしたくない日に備え、シートタイプのメイク落としを持っておくと良いでしょう。なるべくこすらず落としましょう。
◎『ナビジョンDRメーククレンジングオイル
デリケートな肌に負担をかけずに、ファンデーションやマスカラ、日焼け止めなどの汚れをしっかり取り去るメーク落としです。高い洗浄力があり、こする必要もなく短時間で乳化するので、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができます。資生堂から販売している医療機関専売商品になります。極めて酸化しにくいオイルで、潤い成分も高いので安心してお使い頂けます。

≪洗顔≫
・『泡で出てくるタイプ』便利アイテムを上手に活用
洗顔は基本、泡で洗うものです。泡立てが面倒だったりうまくできなかったりするなら、フォームタイプを活用しても良いでしょう。
◎『アクセーヌ リセットウォッシュ 泡状洗顔料
弱酸性のきめ細やかな泡がお肌のバリアを守りながら汚れをしっかり吸着します。肌に優しいアミノ酸系洗浄成分を配合。余分な角質を除去して肌を柔軟に整えます。ボトルをプッシュするだけでスフレのようなきめ細かい泡ででてくるので、肌に負担をかけずに泡洗顔できます。

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2021年4月21日

雑誌「anan」No.2247 2021年4月28日号 (4月21日発売)

特集「肌トレ&髪トレ最前線2021」(掲載P18~P27)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【トラブルに負けぬため、鍛えよう!「肌トレ&髪トレ」最前線2021】
マスクの下で起こる肌の変化、そしてストレスや血行不良による髪の変化...。今欲しいのは、どんな環境下でも動じない"肌と髪"。そのために必要なケア方法&アイテムをご紹介させていただきました。2021年はたくましく、すこやかな「美」を目指しましょう!

■トラブルを回避するには"保湿"が肝!バリア機能アップ大作戦!
長引くマスク生活や加速する大気汚染の影響で、これまで以上に肌の揺らぎやトラブルに悩む人が急増しています。外的刺激に負けない肌を育てるために、健康的な肌の基本であるバリア機能を見直しましょう。

◎肌の揺らぎと密接に関係する"3大トピックス"

Topic① 急増中の『マスク皮膚炎』その原因とは?
昨年から肌悩みのトップに君臨するのが『マスク皮膚炎』です。原因は、今までとは違うマスクの下のイレギュラーな環境にあります。マスクをしていると、熱がこもって皮膚温が上昇します。その結果、汗や皮脂の分泌が増え、蒸れやかぶれが起きます。そのマスク内の汗や皮脂をそのまま放置すると危険です。汗に含まれるミネラルなどの成分が刺激となって炎症が起こり、かゆみ・赤み・湿疹が生じる「汗荒れ」や、皮脂量増加による「ニキビ」などのトラブルが起こりやすくなります。

Topic② 肌の潤いを守るバリア機能とは
肌の揺らぎは、肌の角層の"バリア機能"が大きく関係しています。バリア機能とは、外界の大気汚染物質や花粉、細菌、ウィルス、化粧品類などさまざまな刺激から肌を守り、同時に肌の水分を内側に留める働きのことです。「①皮脂膜」「②天然保湿因子」「③細胞間脂質」この3つの要素から成る、表皮のいちばん外側の外界と接している角層に存在しています。
特に「細胞間脂質」は細胞の隙間を満たして角層の働きを支える、バリア機能のおよそ8割を担う大切な組織です。刺激物資、洗いすぎなどの外部からのダメージに加え、栄養不足、睡眠不足、過剰なストレスなどによっても、量や質が低下し、肌の乾燥を引き起こします。また、加齢とともに減少するので、細胞間脂質をサポートする"セラミド"を意識的に補うことが重要です。
当院の『セラミドバリアクリーム』は、天然セラミドを主成分にした高機能保湿クリームです。水分保持力や抗炎症作用が高く、ゆらぎ肌の改善が期待できます。テクスチャーも良く、幅広い世代に人気です。

Topic③ 肌の治安を守る『皮膚常在菌』に注目が。
近年、美容業界で注目されている"菌活"がスキンケアの領域にも浸透してきました。人の肌には、美肌菌を代表する「表皮ブドウ球菌」、悪玉菌と呼ばれる「黄色ブドウ球菌」、環境次第で善玉菌と悪玉菌のどちらにも転ぶ「アクネ桿菌」など、300種以上の菌が生息しています。これらをバランス良く共存させることが美肌のカギです。美肌菌を育てる効果的なスキンケアは、徹底的な"保湿です。美肌菌はしっとりした環境を好みます。

■夏のマスクはニキビの温床! その原因と症状は?
マスクの下での体温&湿度の上昇や、生活様式の変化で募るストレスなど、最近はニキビの原因が増えています。anan本誌のアンケートでわかったニキビの悩みの実態を受け、原因と対処法を伝授させていただきます。

~どんな時にニキビができますか?~
・生理前
・食生活が乱れた時
・ストレスが溜まっている時
・マスク
・睡眠不足

1. 実は、生活習慣の乱れこそニキビの最大の敵
ニキビの原因は実に様々です。食事、睡眠、腸内環境、運動習慣、ストレスコントロールの5本の柱が整っていないと、ちょっとしたきっかけでブツッと出現します。バランスのとれた食事と十分な睡眠時間、適度な運動習慣を身につけることが大切です。軽い運動やストレッチをして体の循環を高め、消化・吸収の効率アップをしましょう。便秘はニキビの大敵。腸内環境を整える食事にもこだわりましょう。


2. 蒸れ×皮膚温上昇で「マスクニキビ」も急増中
マスクの影響か、顎やフェイスラインのニキビに悩んでいる人が増えています。マスクの付け外しや着用時の会話などで肌とマスクが擦れると、物理的刺激で肌が防御反応を起こし、角層を厚くします。角層が厚くなると、毛穴の入り口が硬くなり皮脂が溜まり、ニキビの原因になります。さらにマスクをしていると呼吸が浅くなって肌に十分な血液が巡らず、トラブルが起こりやすくなります。

3. ストレスとニキビも密接な関係が
知らず知らずのうちに溜まっているストレスもニキビの要因になります。"ストレスニキビ"と言うように、慣れない生活様式などによる精神的なストレスもニキビと関係しています。ストレスを感じると、交感神経が優位になり、心も体も緊張して戦闘モードになります。体の末梢まで栄養が届かなくなり、肌のターンオーバーが乱れてニキビができやすい状態になります。

■3方向からのニキビケアで原因菌を撃退しましょう!

ニキビケア①:赤みを帯びてきたらまずは抗炎症ケア
赤く熱を帯びたニキビは炎症を起こしている状態です。いつものスキンケアを、鎮静効果のある成分を含んだアイテムにシフトしてみましょう。抗炎症作用がある成分の代表として覚えておくといいのが、「グリチルグリチン酸2K」、「ナイアシンアミド」、「トラネキサム酸」の3つです。炎症を抑えることで、ニキビを素早く鎮静する効果が期待できます。また、植物成分では「ティートゥリー」も有名です。
★当院のおすすめ:『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液です。
ただし、これらの成分は人によって合う、合わないがあるので、肌に違和感があったら使用を中断しましょう。炎症がひどく、痛みを伴う場合は、一度皮膚科に相談してください。

ニキビケア②:抗酸化成分で発生予防&ニキビ痕対策を
肌老化の原因として知られる活性酸素も、過剰に発生すると肌のターンオーバーが乱れ、ニキビができやすい状態になります。「ビタミンC」は抗酸化に優れているので、ニキビや毛穴が気になる人にもおすすめの成分です。ビタミンCを補給するため市販のドリンクを飲む方もいると思いますが、糖分も多く含まれているので注意が必要です。糖質こそニキビの大敵と言えます。
★当院でおすすめ:『ヘリオケアウルトラD』・『ソルプロプリュスホワイト
活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。強い抗酸化作用に加え、美白効果も期待できるので、色素沈着によるシミやニキビ痕も軽減してくれます。また、当院では内服薬も処方しています。肌老化を防ぐために、抗酸化作用のあるサプリメントで補いましょう。

ニキビケア③:肌のターンオーバーを優しく促すケアも
ニキビレス肌の第一条件は、"滞らない肌"になることです。適正なターンオーバーを繰り返すことで、ニキビができにくい肌になります。代謝成分としておすすめなのが「レチノール」です。シワ改善で注目を集めていますが、ターンオーバーを整えて毛穴の詰まりを解消してくれる働きがあり、ニキビ痕の黒ずみにも効果的です。
★当院でおすすめ:『ナノメッドVAエッセンス
医療機関ならではの高濃度の純粋レチノールを含んでおり、メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、ターンオーバーを整えてくれます。明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。

■炎症が進んだニキビのケアはクリニックでケア。
炎症が進み自分でケアをしても改善が見られなければ、保険治療でも毛穴の詰まりを解消する外用薬を処方してもらえるので、まずはお近くの皮膚科に相談をしてみてください。生理前のニキビで悩んでいるなら、婦人科で低用量ピルを処方してもらうのもひとつの選択肢です。
当院のような美容皮膚科であれば、「ケミカルピーリング」や「フォトフェイシャル」で代謝を促しニキビの治りを早めたり、「プラズマシャワー」照射で悪玉菌を殺菌し、美肌成分を注入して肌状態を整える治療法もあります。当院は皮膚科専門医が在住しており、お肌の状態から最適な治療を提案します。肌のトラブルにお悩みの方はご相談にいらしてください。

★当院でできる主な治療
・『ケミカルピーリング』:フルーツ酸で肌の角質をごく薄く溶かし、毛穴の詰まりを解消。白ニキビができにくい肌に。¥16,500(全顔)
・『フォトフェイシャル』:ニキビやニキビ痕のケアに。顔全体に穏やかな光を照射し、痛みや腫れもほとんどなし。¥30,800(全顔・初回)
・『プラズマシャワー』:プラズマがニキビの原因の悪玉菌を殺菌。細胞間を一時的に緩め、様々な薬剤を導入。¥22,000~(全顔・初回)

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WEB『美的.com』(4月21日掲載)

特集「女医に訊く♯154 マスクをつけているのにシミが増える!?マスクジミ予防に有効なケアとは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

マスクで覆っているところは紫外線が当たらないはずなのに、最近シミが増えたように感じたことはありませんか?マスクが肌に与える影響と対策についての記事を監修しました。

■マスクをつけているのにシミが増える!?
シミやくすみのもととなるメラニン色素がつくられるのは、紫外線や摩擦などの外的刺激により、肌が炎症を起したときだけではありません。精神的にストレスがかかったときも、メラニン色素はつくられます。
そもそも肌にできるシミやくすみは、さまざまな刺激から細胞を守るために色素細胞(メラノサイト)より過剰に分泌されたメラニン色素が、皮膚に沈着して起こります。メラニン色素が増えるのは、体の防御反応なのです。ですから、ストレスがかかったときには顔がくすみやすく、肝斑がある人なら肝斑が濃くなりうるんです。シミの予防には紫外線対策に加え、こすらない、ストレスを溜めないことも重要と言えるでしょう。

■飲む日焼け止めで紫外線を徹底的にカット!
間もなく紫外線が一気に増える5月に入ります。シミ・くすみを防ぐには、塗る日焼け止めクリームに加え、飲む日焼け止めで紫外線を徹底的に防ぐことが効果的です。
飲む日焼け止めは皮膚だけではなく、血管や目など、いろいろな部位の酸化ストレスを防ぐ強力な抗酸化剤です。ブルーライトによる目の疲れや痛みも楽になりますから、パソコン仕事が長い方は目のためにもぜひ飲んでいただきたいです。ただし、飲む日焼け止めは日焼け止めの効果を補うサプリメントです。顔や実際に日に当たるところは日焼け止めをしっかり塗りましょう。
 『ヘリオケアウルトラD(飲む日焼け止め)』
ヘリオケアは抗酸化作用の高い成分が理想的に配合されており、体の内から確実に紫外線と活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。主成分である「ファーンブロック」は紫外線で発生する活性酸素を壊し、皮膚や眼を紫外線のダメージから守る効果があります。
日焼け防止のみだけでなく、目の保護、免疫力の向上、遺伝子保護など様々な効果が得られる画期的なサプリメントで、世界34カ国以上で販売されています。含まれる成分は安全安心な天然由来で、これまで副作用の報告も無く、安全性が高い薬のため、継続的に内服いただけます。
 『ソルプロプリュスホワイト(飲む日焼け止め)』
ソルプロプリュスホワイトは医療機関専売品として発売された、日本国内製造の日焼け&糖化対策サプリメントです。紫外線などの「酸化」による肌のメラニンぐすみだけではなく、過剰な糖質がタンパク質と結びつき、肌の黄ぐすみ・しわの原因にもなる「糖化」も防ぎます。一度の服用で24時間効果が持続し、継続して服用することにより、日焼け予防効果が高まります。糖化の進行を抑る効果を持つ当製品と、ビタミンDも強化されているヘリオケアウルトラDの併用をおすすめ致します。

■マスクジミ予防に効果的な美容液は?
マスクの擦れによる炎症を抑えるということであれば、抗炎症作用の高いトラネキサム酸配合の美容液や、ビタミンCやEなど抗酸化剤の入った美容液がいいでしょう。さらに、トラネキサム酸やビタミンC、L-システインなどのサプリメントも併用して体の中からケアすると、より効果を実感していただけるかと思います。
また、肌のターンオーバーを高めるレチノールの塗布もおすすめです。レチノールは「レチノイド反応」という一時的な乾燥感、皮むけ、赤み、ほてり、かゆみ等を起こすこともあるため、苦手な人は、いきなり原液を化粧水のあとに塗るのではなく、保湿剤に対して1/4量くらいのレチノールを混ぜて1日1回使うことから始めると、刺激を感じにくくなります。
肌が慣れてきたら徐々にレチノールの濃度を高くしていくと、レチノイド反応も落ち着いていきます。肌のターンオーバーも整っていきますし、レーザーなどを照射したときの反応もよくなります。
当院の『ナノメッドVAエッセンス』は、純粋レチノールが高濃度配合されているエイジングケアクリームです。ターンオーバー促進効果が高く、一年中必要な成分です。黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果があるので幅広い世代に人気です。セルフケアで原液を使用することに抵抗がある方は、肌のことを考えて成分を調合した製品でのホームケアをおすすめします。

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2021年4月16日

雑誌「美ST」2021年6月号 (4月16日発売)

特集「新時代の新目標。綺麗な50代へ―今すぐできること全部」(掲載P34~P35、P54~55)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

~40代はもうオバさんじゃない~
【49歳の"壁"と人生最後の『お肌の曲がり角』】
「昔と比べて今の40代は若くなった」と言われる時代になりました。コスメや美容医療、サプリなどの飛躍的な進化、さらに自身の努力によって老いを感じることが減ったのではないでしょうか。若く綺麗に過ごせた40代は、"オバさん"なんて揶揄されることもなくなりました。
しかし、50歳直前に『肌の曲がり角』が訪れます...。これからは美の試練は待っているけれど、「50代だってずっと綺麗なまま過ごしたい!」そんな目標をもって、明るく・楽しく・全力で、美しい未来に進んでいきましょう!

■"おばさん"という制約から解放された40代は綺麗になった。でも...
最近の40代女性は確かに綺麗になりました。化粧品や美容医療の進歩はもちろん、40代女性の社会的役割の変化も影響しています。シンプルにいえば、もう"おばさん"を演じる必要がない時代に変化したからです。社会で活躍し、イキイキとした様子が若々しさに表れていると感じられます。ただ、肌のエイジングは気持ちとは別物。年齢と共に確実に進行しているので、きちんとした対策が必要です。

■年々増える老け見え原因は「顔の余白」
なんだか間延びして見える・流行りのメークがしっくりこない...。そう思い始めた方はいないでしょうか。その原因はいつの間にかできてしまった、目と眉の間・頬・鼻の下など「顔の余白」かもしれません。なぜ年齢を重ねると「顔の余白」が現れるのかを、顔の構造を元に理解しましょう。さらに部位別に、「顔の余白」を解消する美容医療を提案致します。

余白①『目と眉の間』...支えてくれる骨がなく、重力に負けた"かぶりまぶた"に
目がある部分の骨格は空洞で、筋肉や脂肪で支えられています。加齢により脂肪が減少すると重力の影響が顕著になります。上まぶたを引き上げている筋肉も弱まるので、まぶた全体がかぶるように下がります。
★おすすめの治療:
ウルセラ(ウルセラシステム)』×『ヒアルロン酸注入(トゥルーリフトTrue Lift)
ウルセラは超音波エネルギーを目的の場所に集中して照射することができます。狙ったポイントのみに超音波の熱を加え、コラーゲン線維を収縮・再生させ、目周りの皮膚を引き締めます。現時点では最も強力で効果の持続期間も長い、『アイリフト効果』でFDAの承認を得た最高峰照射機器と言えます。
さらに、顔の形状を支える根幹である『真性靭帯(True Ligament)』の根元に少量のヒアルロン酸を注入すると、シワ・たるみ・輪郭の崩れを根本から解決でき、緩んだ皮膚の仕上がりが圧倒的にレベルアップします。

余白②『鼻の下』...唇の反りが無くなりのっぺりと間延び
口輪筋や鼻の脇にある"上唇挙筋"や"上唇鼻翼筋"が硬化し、引き上げる力が低下します。口元内部の柔らかいコラーゲン線維も加齢により緩み始めます。すると人中の山が消え、鼻の下が伸びたように見えます。
★おすすめの治療:『ヒアルロン酸注入(唇形成)
リップラインが曖昧になると、鼻下が伸びて口唇縁が内側に入り込み、ぐっと老けた印象を与えてしまいます。リップラインに沿って少量ヒアルロン酸を注入すると、輪郭がはっきりし、ボリュームのある唇をデザインでき、鼻の下の間延びを解消できます。唇は若さと魅力を表す大切なパーツです。ヒアルロン酸注入は医師によって仕上がりに大きな違いが生じ、医療事故の報告もあるので、信頼できる医師の施術を受けましょう。

余白③『頬』...脂肪の減少と筋力の低下で四角く広く平坦に
皮下組織の脂肪が減少することにより、皮膚がたるみ、ハリが失われます。顔の中央部で皮膚や脂肪を支える靭帯も劣化するので、頬全体が下垂し平坦になります。
★おすすめの治療:『ヒアルロン酸注入(美人顔デザイン注入)
頬は、若い時には持ち上がったトップ・滑らかな曲線を帯びた部位になります。しかし加齢に伴い、『骨格』・『靭帯』・『脂肪組織』・『筋肉』・『皮膚』のそれぞれの層で立体的に変化が起こり、お互いに影響しながら老化が進行していきます。生じている加齢変化に最適な部位にヒアルロン酸フィラーを注入することで、骨格と皮下組織のボリュームロスを補い、靭帯を補強しリフトアップを図ります。一人一人の骨格や肉付きなどに合わせ適正にカスタマイズした注入を行いますので、『自然な若返り効果』が得られます。

この様に、加齢によって生じた「余白」には原因があり、それに対応する美容医療は現代技術の進化により存在します。しかし施術を受けるクリニックや医者の腕は、経験や知識によって様々で、仕上がりも変わります。信頼と実績のある院を探してみてください。当院は、顔全体を立体的に捉え治療する『美人顔デザイン注入』に定評があります。「余白」やその他加齢による悩みなど、ご気軽にご相談にいらしてください。


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2021年4月14日

WEB『美的.com』(4月14日掲載)

特集「女医に訊く♯153 マスク生活が長引くと目元のシワが増える!? シワの改善に有効な治療法とは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

マスク越しのコミュニケーションは目が命です。自分の気持ちを伝えるために、普段よりオーバーに目を細めたり、見開いたり、眉をひそめたりしてはいませんか?マスク生活が与える目元への影響についての記事を監修しました。

■マスク生活が長引くと目元のシワが増える!?
マスクをつけていると、つい目がいくのが目元のシワ。笑顔の素敵な方だからこそ、「カラスの足跡」と呼ばれる目尻の笑いジワがくっきりと目立ってしまい、気にする方もいらっしゃいます。マスクによるトリミング効果(見えている部分が目立つ)もありますが、目を使ったコミュニケーションが増えたことも原因であると考えられます。
特に接客業の方などは、、口元が見えない分、目元でしっかり笑わないと怖い印象を与えかねないため、職業柄、目尻のシワや眉間のシワが急速に悪化している方も多いように感じられます。マスクから見えるところの表情筋を積極的に動かすことで、より加齢が進行してしまう可能性は否定できません。

■表情豊かな人ほどシワが深くなる!?
表情ジワは無意識にシワを寄せてしまうことが原因でできるため、意識して改善しようとしても効果はありません。それどころか、毎日の筋トレで徐々に筋肉が大きく成長し、さらに深いシワをつくってしまします。
残念ながら目元のシワは、目元を動かせば動かすほど悪化します。人によってはマスク生活の期間中、ハードに動かした分だけ折ジワが刻まれてしまうかもしれません。表情豊かな方ほど表情ジワに要注意です。気になるなら、これ以上シワが深くならないように対策を講じましょう。

■表情ジワの予防&治療にはボトックス注射が有効
このような過剰な筋肉の収縮を予防するには、ボトックス注射がおすすめです。目元の表情ジワに対するボトックスの効果は、予防と治療の2つの意味があり、絶大な効果を発揮します。若いうちから定期的にボトックスしている方は、圧倒的に表情ジワが少ないです。
さらに近年は、表情筋層に深く注射してその収縮を抑えることで表情ジワを治療する通常のボトックス注射に加え、皮膚の浅い層(真皮層)に注射して、表情筋に薬剤を拡散浸透させて筋肉の表面線維だけの働きを弱める「メソボトックス注射」という美容医療もあります。自然な表情を保ちながらシワを改善し、肌を引き締めることが可能になりました。

特に、男女ともに『人相が悪く見える』とお悩みの方も多い眉間のシワは、早くから治療しておくほど満足度の高い部位です。実は、コロナ禍以前から「子どもと過ごす時間が増える夏休みの間に眉間のシワが深くなるから」と、ボトックス注射を受けにいらっしゃる患者様も多いのです。シワが深く刻まれる前に予防しましょう。

★『ボトックス注射(眉間)』初回トライアル:¥24,000~
ボトックスを表情筋に作用させ、動きを止めたり弱めたりします。筋肉に正確に注入する必要があるので、特に高い技術力を要する施術です。

★『メソボトックス注射(目尻)』初回トライアル:¥24,000~
皮膚の浅い層(真皮層)にボトックスを注射し、開大毛穴の引き締めやナチュラルなちりめんジワの改善を叶える治療法です。
メソボトックス注射は、筋肉に直接作用する施術ではなく、メソダーム(真皮層)にごく少量注射します。ボトックスが適切な範囲に拡散し、筋肉の表面線維だけの働きを弱めることにより、「自然な表情」を保ちながら、シワを改善し、肌を引き締め、効果を得るナチュラルな若返り術です。額や目尻など、自然な表情を保ちながら、たるみとシワを改善したい部位におすすめです。

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2021年4月13日

週刊誌「SPA!スパ」2021年4月20日号 (4月13日発売)

特集「やっておくと超ラクになる「介護脱毛」」(掲載P38~P39)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。
SPA!独自の鋭い視点で、親の介護まえにすべきことをリスト化した特集です。

【親が死ぬ前にやることリスト30】
老親のカネ、介護の準備、実家や墓の整理等...。要介護になってから始めては、既に手遅れかもしれません。まだまだ元気な親でも、介護やさらに死後に向けての準備は必要です。いつかは来る「親の介護や死」にどう備えるべきかというテーマで、介護脱毛の観点からお話させて頂きました。

■やっておくと超ラクになる「介護脱毛」
アンダーヘアの脱毛を親に促すのも介護の事前準備として有効です。当院では、女性を中心に介護脱毛する40~60代の人は3年で6倍強に増えています。
介護状態ではお風呂も制限され、おむつ生活を余儀なくされます。そうなると便や尿、汗や皮脂など、アンダーヘアには様々な汚れがこびりつきます。オムツ交換の頻度は決まっているので、してから直ぐにオムツを替えてもらえることは無いからです。

汚れが毛に付着したまま放置すると、臭いやおむつかぶれ、感染症の原因となり、病変にも気づきにくくなってしまいます。ご高齢だと脱毛に抵抗のある方も多いと思いますが、脱毛して清潔に保つことは、介護者の負担軽減だけでなく、被介護者のトラブル回避にも繋がります。お互いの為になる点をふまえて、親と介護脱毛について話し合ってみましょう。

介護脱毛に際して注意すべき点として、レーザーは白髪には反応しないので、アンダーヘア脱毛はまだ黒い陰毛が残っている70代前半までに行ってください。また、脱毛サロンでは衛生面の管理が不行き届きな場合があり、脱毛治療で感染症になった事例もあります。さらに、熱傷のリスクもあります。介護脱毛はそれなりにお金のかかる処置ですが、安全のためにも医療機関を受診することをおすすめします。

レーザー脱毛
レーザー脱毛とは、黒色にだけ吸収される波長のレーザーを照射することで、毛根周囲に存在する毛を作り出す組織(毛乳頭や毛包幹細胞)に熱によるダメージを与えることで脱毛する医療行為です。日本人のデリケートゾーンは生理的に浅黒いので、はじめの3回で毛が柔らかくなり5回程度で、処理が相当楽になり、8回ほどの施術でほぼ毛が無くなります。下着の蒸れなども軽減され快適になりますので、将来の介護を見据えて早めに脱毛することをおすすめします。60歳以降の女性の場合、アンダーヘアの毛量も減ってくるので、上記よりも少ない回数で十分な減毛を実感いただけます。

≪VIOラインセット≫1回¥45,000/5回¥180,000(¥36,000/1回)

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2021年4月12日

雑誌「up PLUS」2021年5月号 (4月12日発売)

特集「緊急ニオイリモート会議始めますっ!」(掲載P62~P65)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【緊急ニオイリモート会議始めます!】
ジトジト・ムシムシするなど、汗ばむ季節の到来で、女性には悩ましい「ニオイ問題」が多発しています。汗をかき、自分のニオイが気になり始める方も多い時季かと思います。解決したいけれど、なかなか人には言えないのが「ニオイ」の悩みです。この悩みの解決法について、部位別にニオイの原因から対策法までご紹介しました。周りに相談できず悩んでいる方は、ぜひ参考に御覧なってください。

■体臭はその"部位ごと"に適した対策をしましょう
コロナ禍によって私たちの「ニオイ」に関わる悩みの傾向には大きな変化がありました。リモートワークや時間差通勤によって満員電車に乗ることが減り、ソーシャルディスタンスを保つようになったので、ニオイを気にするシーンは減ったかもしれません。一方で、家族や恋人、友人などの親しい人への配慮は引き続き求められると思います。
体臭はそれぞれの部位によって原因がまったく異なります。原因が異なれば対策も変わるのは当たり前です。それぞれの原因を正しく知り、対策をして、身近に関わる人へのエチケットを心がけましょう。

 清潔感が顕著に表れる「髪&頭皮」のニオイ問題
頭皮は皮脂分泌が高く発汗量も多い部位です。皮脂は酸化すると悪臭が...。汗は本来無臭ですが、常在菌の作用で汗臭さの原因になります。若い女性に多い「ラクトン」には加齢臭をマスクして感じさせなくする作用があるのですが、30代になると激減し、女性でも油臭くなります。皮脂は洗浄剤で優しく洗い、汗はよくすすぐのが一番効果的です。

 汗ばむ季節にご用心!「ワキ」のニオイ問題
ワキには"アポクリン汗腺"が多く、ワキガはアポクリン汗腺由来の汗によって生じますが、遺伝で決まった体質で、耳垢がねっとりしたタイプはワキガがあります。(反対にカサカサ耳垢はワキガではありません。)汗をかいたら拭く、下着を着替える、汗を付着させるワキ毛を剃るのが有効です。
『レーザー脱毛』はアポクリン汗腺の活性を抑えるのでワキガにも効果的です。また、"メスを使わない多汗症治療"として人気なのが『ボトックス注射』です。ニオイのもととなるアポクリン汗腺、汗ジミとニオイを拡散させる原因ともなるエクリン汗腺の働きを弱める効果のあるボツリヌストキシンを利用して、ニオイと汗の量を軽減させます。この2つの治療を組み合わせると、より効果が得られます。

 こまめなケアが肝心!「おくち」のニオイ問題
口臭の有無は、口腔内細菌の種類によって決まります。それに加えて、喫煙、毎回歯磨きをしない、舌苔、唾液量の減少は口臭をさらに悪化させます。最近はマスクの長時間着用で口呼吸が増え口臭が悪化したケースも増えています。規則正しい3食の食事を摂り、食べ物をよく噛むことも大切です。食後は隅々まで丁寧に歯を磨き、毎回フロスで歯の隙間のカスやプラークも取り除きましょう。その後もマウスウォッシュも有効です。舌苔が目立つ方は、優しく舌ブラシで撫でるように洗いましょう。

 ニオイの主な原因は足汗!「あし」のニオイ問題
足は多汗の場合、角質に細菌が増え悪臭を放ちやすいようです。また多汗でなくとも一日中靴を履いていると、蒸れが生じる部位なので、細菌が増えてニオイが出やすい箇所です。毎日足の指の間、爪の裏などまでしっかり洗ってよく乾かすことがポイントです。毎日同じ靴を履かないことや、靴を乾燥させることも重要になります。素足ではなく靴下を着用することも有効です。

 キレイをキープして優しくケア「デリケートゾーン」のニオイ問題
デリケートゾーンにワキと同様のニオイがあるなら、ワキガの外陰部版「すそわきが」です。「すそわきが」は体質なので、ワキガと同様の対策をしましょう。それ以外の場合は、尿、便、おりもの、月経血がニオイの原因です。汗をかくとニオイは拡散しやすくなります。女性器は複雑な構造なので、小陰唇の基部などにたまりやすい垢や汚れを入浴時に優しく洗いましょう。デリケートゾーン専用の洗浄液も出ていますが、敏感肌用のボディソープを使用しているなら兼用で構いません。
すそわきがの治療法として、『ボトックス注射』があります。ボツリヌス毒素の作用でニオイを拡散させる原因になるエクリン汗腺とニオイの汗を作るアポクリン汗腺の働きを弱め、ニオイと汗量を軽減させることができます。外性器周辺と陰毛部に注射を打つだけなので施術時間が15分程度と短く手軽でありながら、効果は半年~10か月程持続します。また、陰毛は臭い物質が付着する温床となるので、『VIOラインのレーザー脱毛』との併用がおすすめです。ボトックス注射、レーザー脱毛治療のいずれも、汗腺だけでなくアポクリン汗腺の働きも抑制するので、ニオイの軽減に相乗効果があります。

以上が部位別の原因&対策法になります。とはいえ、日本人は体臭が軽い方がほとんどです。その割に気にするのは、高温多湿であること、古来よりにおいに敏感な民族性によるところが大きいです。エチケットとしての清潔は保ちつつ、あまり過敏に気にし過ぎないようにしましょう。「ニオイの問題」は周囲に相談しづらい内容かと思います。当院では女性皮膚科専門医と経験豊富なスタッフが、プロの立場でニオイのお悩みも解決できるよう努めておりますので、気軽にご相談しにいらしてくださいね。

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2021年4月 7日

WEB『美的.com』(4月7日掲載)

特集「女医に訊く♯152 マスク生活で顔がたるんで、肌のハリやツヤが失われた気がします...」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

帰宅後、マスクを外してビックリ!顔の下半分がたるんだように感じたり、肌のハリやツヤが失われように感じたりしたことはありませんか?マスクが肌に与える影響と対策について掲載していただきました。

■マスクを装着し続けると顔がたるむ!?
マスクをした影響で、大幅に顔がたるんだり肌のハリが失われたりするというのは、通常は考えにくいです。
基本的にきれいな笑顔を作るときは、口角を上げる大頬骨筋と小頬骨筋、口を横方向に引っ張る笑筋の3つを連動させます。マスクなしで人と対面するときは、見られているという意識から、これらの筋肉に軽く力を入れた状態で顔を保っていただけ。マスクで顔を覆っていると、主に目元でのコミュニケーションになるため、口元をあまり使わなくなります。今たるみが気になる人は、もともとたるんでいたか、マスクをすることで表情筋をキープする力が衰え、輪郭や口元が少したるんだように感じてしまうのかもしれません。
 『ウルセラ(ウルセラシステム)
超音波を用いて、たるみを強力にリフトアップできる「たるみ治療」マシンの最高峰です。ウルセラは治療後、約2~3ヶ月後に効果のピークがあらわれ、1年程度にわたって効果の持続が期待できます。さらに皮膚表面に傷ができることはなく、治療当日からメイクができる、ほぼノーダウンタイム治療です。マスク生活が続くこの時季、お仕事にも影響が少なく、持続効果も長いことからたるみが気になる方は是非お試しいただきたい治療です。

■顔を上げるには顔ストレッチやマッサージが有効?
表情筋をキープする力が衰えてきたからといって、過剰な顔ストレッチやマッサージするのは危険です。表情筋が発達し過ぎると、表情ジワが深くなることがあるのです。
そもそもボトックス注射は、このような過剰な筋肉の収縮を緩めて、表情ジワを解消するものです。顔のストレッチで徐々に筋肉が大きく発達すると、シワはさらに深くなってしまいます。過剰な顔ストレッチやマッサージは避け、日頃からかすかに微笑みをたたえた状態をキープするように意識しましょう。また、姿勢が悪いと顔の筋肉が下方向に引っ張られて顔がたるむこともありますから、体幹を鍛えて姿勢を改善しましょう。
 『ボトックス注射(表情ジワ)
顔のマッサージやストレッチを避けても、表情ジワは無意識にシワを寄せてしまうことが原因生じてしまうものです。表情筋は小さな筋肉ですが、毎日の筋トレで徐々に筋肉が大きく盛り上がり、さらに深いシワを作ってしまいます。このような過剰な筋肉の収縮を予防するにはボトックス注射が最適です。特に、眉間の縦ジワは、人相が悪く見えてしまう部位です。シワの原因となる表情筋にボトックスを直接注射することで、筋肉の動きを一定期間弱めます。シワを解消するだけでなく、深く刻まれるのを予防できます。男女ともにシワが深く刻まれる前の30代から始めたい「予防と治療」二つの意味がある注入治療です。

■肌のツヤが消えるのは角層の状態が悪くなった証拠!?
肌のツヤは肌のバリア状態を反映しています。肌のツヤが消えるのは、角層の状態が悪くなったというサインです。角質細胞が均一に並んでいて、水分を十分に蓄えていれば、キメが整い透明感とツヤ感が出て、ふっくらとした肌に見えます。
残念ながら角層は、マスクの影響を受けます。マスクで擦れたり、保湿成分が取られたりすると、角層が乱れて肌のツヤが失われてしまうのです。さらに、マスク蒸れで皮脂の分泌量が増えると、ニキビができたり脂漏性皮膚炎になったりすることもありますから注意しましょう。
マスクを買うときは硬い生地を避け、通気性と肌当たりのいいものを選びましょう。汗をかいたら、やさしくティッシュや濡れハンカチでおさえ、帰宅後はすぐに洗顔をして保湿をしましょう。

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雑誌「大人のおしゃれ手帖」2021年5月号 (4月7日発売)

特集「シンプルスキンケアのススメ」(掲載P46~P49)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【シンプルケアのススメ】
ゆらぐ季節の肌は"化粧水"と"保湿クリーム"で大きく変わります。極力「シンプルなケア」がベターです。特に炎症を起こしているときは、バリア機能をアップする"化粧水"と"保湿クリーム"の見直しが鍵になります。この時期の「シンプルケア」を伝授させていただきました。

■この時季、大事なのは徹底した保湿!
季節の変わり目は肌が不安定になり、赤み、かゆみなどが起こりがち。女性の8割近くが"ゆらぎ肌"を感じているとも言われています。
気持ちのいい春ですが、[気温の寒暖差 ・花粉や黄砂 ・職場の部署の移動]など環境変化の多い時期です。環境変化によって、肌はストレスを感じやすくなります。肌が荒れると肌内部へ直接刺激が届いてしまい、炎症によって悪化する可能性があります。続くマスク生活によって摩擦で肌が刺激され、より肌ダメージを感じやすいでしょう。そこで大事なのは、"保湿で肌バリアを作る"ことです。ゆらぎの季節はできるだけ刺激を与えないよう、潤いを保つ「シンプルケア」にすることが重要です。バリア機能を高め、ゆらぎ知らずの肌を手に入れましょう。

■もっと知りたい。肌がゆらぐときのお手入れのこと。
[Q]保湿クリームで気をつける点は?
[A]洗顔後、一時間程度経過したときでも十分に潤うくらいの保湿クリームを塗ること!
角層の水分量を適切に保つことで美肌菌が増え、肌フローラが整い、バリア機能を高めることができます。化粧水で保水後、保湿クリームを少し多めに、しっとりするくらいの量を塗りましょう。ゆらぎの季節~夏こそ、保湿クリームは必須です。健やかな肌を作りましょう。
当院の『セラミドバリアクリーム』は"角層のバリア機能"に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする当院オリジナル高機能保湿クリームです。水分保持力・抗炎症作用が高く、ゆらぎ肌の改善が期待できます。べたつかないので、年齢を問わず人気です。

[Q]春から夏のゆらぐ季節に気にかけるべきスキンケアのポイントは?
[A]3月から急速に増える紫外線対策に力を入れましょう!
紫外線量は4月にはピークを迎えます。寒暖差によって肌バリアが弱まっているところに紫外線の攻撃を受けてしまい、肌荒れが起こりやすくなります。外出時は日焼け止めを塗りましょう。高スペックでなくてもいいので、"こまめに塗り直すこと"が大切です。
『ヘリオケア360゜ミネラル』は飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」ブランドの、塗るタイプのウォータープルーフ日焼け止めです。オイルフリーでべとつかず、ノンケミカルなので肌に優しく紫外線をカットすることができます。日焼け止めも様々な種類がありますので、自分の肌に合う優しい成分の入った商品を選びましょう。

[Q]春から夏にかけて、やってはいけないスキンケアは?
[A]スクラブ&ブラシ洗顔は刺激のもとに。なるべく控えましょう!
肌にある皮脂は、潤いの元となり、刺激や乾燥から肌を守る役割があります。それを洗顔で取り除き過ぎてしまうと、乾燥し、外部からの刺激を受けやすくしてしまいます。また、肌が荒れがちな時季の新しいコスメのお試しは、肌を刺激する可能性がありますので注意しましょう。

[Q]マスクで荒れた際のスキンケアはどうすべき?
[A]マスク皮膚炎になったら、染みるものは塗らないように!
マスクの刺激により、肌が赤くなってしまったときは皮膚科を受診することが大切。あとはシートマスクなども刺激になるので使わないようにしましょう。おすすめのセルフケア方法は、バーム系での保湿のみで傷ついたバリアの回復を待つこと。

スキンケアはシンプルに、治療は医療機関で受けるのが賢い選択です。
季節の変わり目のゆらぎ肌には肌フローラを整え、炎症を抑える『プラズマシャワー照射』がおすすめです。特に、骨髄幹細胞培養上清から作った『サイトプロMD』導入は炎症鎮静作用が高く、マスク皮膚炎、アトピー性皮膚炎などの炎症期にこそおすすめしたい薬剤です。

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2021年4月 2日

WEB『マキアオンライン』(4月2日掲載)

特集「皮膚科医に聞く! 背中ニキビやデコルテのブツブツの原因は? 自宅でできる対策&ケアアイテム15選」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

いよいよ肌みせの機会が増えるシーズンが到来します。今の時期から早めのケアが、美BODYに必須な"肌の質感"を決めます。背中やデコルテのブツブツが気になって自信がない...。体にできるニキビの対処法がわからない...。そんな「体ニキビ」の原因や自宅でできるケアの方法を掲載していただきました。

■背中やデコルテなど「体ニキビ」の原因&対策をQ&Aで解説!

[Q1]そもそも顔にできるニキビと体にできるニキビは同じもの? 違うもの?
[A1] 背中やデコルテ部分などは顔と同じ流れでできます。腕にできるブツブツはニキビではない可能性が高いです。
【解説】背中やデコルテには、顔と同じように「脂腺性毛包(しせんせいもうほう)」と皮脂腺が大きく発達した"毛包"が存在するところです。一般的にいわれているニキビというのは、この脂腺性毛包において常在菌である「アクネ桿菌(アクネかんきん)」が増えて、炎症を起こした状態を定義します。よって、ニキビの種類としては、同じものといえます。

[Q2]腕のブツブツはなに?
[A2]毛嚢炎(もうのうえん)か毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)の可能性が高いです。
【解説】腕の部分は、軟毛が生えており脂腺も大きくないので、ブツブツができるとすれば、「毛嚢炎」の可能性があります。背中やデコルテ部分にできるようなニキビとは、また違ったものと考えられます。また、ザラザラしたものがたくさんある場合、「毛孔性苔癬」という皮膚病の可能性もあります。これは体質的に毛穴が角化しやすい人に生じます。
★治療法:『毛孔性苔癬集中治療
「ケミカルピーリング」、「ジェントルレーズ」照射、「ジェネシス」照射を同じ日に行い、それぞれの治療効果を最大限に高めるコンビネーション治療です。ブツブツの原因である毛穴のつまりと角栓、ねじれて埋まったムダ毛、黒ずみを解消して、すべすべのお肌に導くことができます。「ジェネシス」の赤味軽減作用で赤黒さも改善します。いずれの施術もノーダウンタイムで、1 ヵ月~1 ヵ月半毎に3 回の治療でほとんどの方が効果を実感されます。
毛孔性苔癬は、若い世代の二の腕や背中に多く見られる難治性の皮膚病ですが、治らないとあきらめる必要はありません。見た目だけの問題のため、コンプレックスを感じていらっしゃる方も多いかと思います。ですが、若い時こそ腕や背中を思い切り出して、ファッションを思い切り楽しんで頂きたいと思いからこの治療を組み立てました。お悩みの方は当院にご相談しに来てください。

[Q3]背中やデコルテにニキビができるきっかけは?
[A3]毛穴の入り口が詰まる&皮脂量が多くなってしまったとき。
【解説】顔のニキビができるのと同じ仕組みです。ただし、きっかけとなる毛穴詰まりを引き起こす要因が少し異なります。背中やデコルテは、もともと皮脂量が多い部位なので詰まりやすく、こするなどの肌への刺激や日焼けなどに対する防御反応として、また保湿が足りない乾燥状態をきっかけに、角層が厚くなると毛穴が詰まってしまいます。その過程で、ニキビの始まりである「コメド」ができます。そして、毛穴内部にアクネ菌が好む無酸素状態が作られ、その菌が増えてしまうことでニキビの炎症が起きます。

[Q4]毛穴の入り口が詰まる&皮脂量が多くなる原因は?
[A4]生活習慣の乱れが原因になることも。
【解説】食事、睡眠、排せつ(腸内環境)、運動習慣、ストレスコントロールといった、普段の生活習慣の乱れは、肌のターンオーバーや皮脂量に大きく影響します。体を洗う際にこすりすぎたり、衣類の刺激や毛を剃る刺激も、角層を厚くして毛穴が詰まりやすくなるといった、ニキビができやすい状態を作ってしまう原因になります。皮脂量に関しては糖質過多な食事と、過剰なストレス、ホルモンの影響が大きく、バランスの良い食事は肌にとっても重要な要素です。

[Q5]しっかりケアしているのに毛穴が詰まり、ニキビができてしまうのはなぜ?
[A5]誤ったスキンケアや洗いすぎなどが原因です。
【解説】特に大人ニキビに関しては、誤ったスキンケアやこすりすぎなどが原因と考えられます。そういった刺激から守ろうとする防御反応として、角層自体が厚くなってしまうと、毛穴の入り口を塞いでしまい、ニキビができやすくなってしまいます。また、体の洗いすぎや保湿が足りず、角層の水分量が低くなると角層自身が厚くなるため、これも原因の1つといえるでしょう。

[Q6]ニキビができやすい背中やデコルテなどの正しい洗い方は?
[A6]肌あたりのいいタオル&たっぷりの泡でやさしく洗うことがポイント!
【解説】肌あたりのいいタオルを使って、たっぷりの泡を動かすようにやさしく洗うことを心がけましょう。洗浄剤は脱脂しすぎない、泡立ちがいいものを選ぶのがおすすめです。腕に関しては、皮脂がほとんど出ない部分なので、ターンオーバーを促す目的で、なでる程度に洗えば十分です。20歳を過ぎてからできる大人ニキビは、ボディにもできやすいものなので、体をゴシゴシ洗わないようにしましょう。ニキビの原因である毛穴詰まりには、入り口である角層をちょうどよく溶かしてくれる「ピーリング剤」入りのものを使うのも良いでしょう。当院の『ホームケアグリコール酸ローション』は、ケミカルピーリングで使用しているグリコール酸を家庭用に3%の低濃度に調節した拭き取り用化粧水です。古い角質を少しずつ溶かしてニキビができにくい肌に導きます。


[Q7]体ニキビの対策で1番大切なのは?
[A7]きちんとした食生活と質のいい睡眠!
【解説】ニキビの原因と密接な関係にある、食事と睡眠をしっかリと見直すことが1番大切です。食事はニキビの原因となる腸内環境の悪化や皮脂量、バリア物質量と大きく関わる要素です。睡眠不足もニキビができる原因の1つであるストレスに影響しているので、質のいい睡眠を心がけましょう。

[Q8]おすすめの食事は?
[A8]タンパク質&良質な油を摂ろう!
【解説】まず「食事」に関しては、運動量にもよりますが、3食分散させ栄養を摂ることがポイントです。特に、「たんぱく質(アミノ酸)」である豆や乳製品、魚や肉は1日のうちに全て摂りたいところです。野菜・炭水化物・海藻・油とバランスよく、そしてたくさんの種類を摂るように意識しましょう。そうすることで、腸内環境も整い、便通が良くなり、角層の水分量が高くなるので、ニキビができにくくなります。次に、細胞膜や細胞間脂質の原料である「油」は、角層のバリアを保つ役割を担っています。そのため、適量かつ良質な「油」を摂ることはニキビケアにも効果的です。反対に、過剰な糖質(ジャンクフード・スナック菓子・甘いお菓子)、チーズやスキムミルクの摂りすぎはニキビを誘発します。

[Q9]ベストな睡眠時間や就寝前のアイデアは?
[A9]7時間は寝よう! 自分なりの入眠儀式を作ると◎
【解説】暗いところでリラックスして寝るなど、熟睡感のある7時間睡眠を意識的にとるようにしましょう。就寝直前にスマホをみたり、神経を高ぶらせるような映像をみたり、仕事のメールをチェックするなどといった行動は控えた方がベター。リネン用品や室温などの環境を整え、暗く静かな部屋で1人で寝るのがベスト。また、自分なりの入眠儀式を作ると睡眠の質が向上します。

[Q10]正しいストレスコントロール法は?
[A10]日常の中でできる、リラックスルーティンを作ろう!
【解説】過度のストレスも、体ニキビの原因となります。交感神経が優位な戦闘モードが続いてしまうと、食べたものがうまく吸収されず、肌のターンオーバーが上手くいかないので、ニキビができやすくなり、健康にも悪影響が及びます。例えば、普段の呼吸をゆっくり吸って吐くだけでも緊張状態がほぐれるので、すぐに実践できるストレスコントロール法としておすすめです。休日には好きな映画を観たり、好きな香りをかぐなど、自分なりの小さなリラックス法を100個ほどリスト化するのも◎。お気に入りのカフェに行く、会社の休憩時間にコーヒーを飲む、ガムを噛む、癒し系動物の写真を見るなど、日常の中でリラックスできるルーティンを行うように心がけましょう。

[Q11]体ニキビのケアにおすすめのアイテムは?
[A11]「レチノール」入りの製品や「トラネキサム酸」「グリチルリチン酸2K」配合のものがおすすめ!
【解説】ニキビができたときは、ターンオーバーを高め、毛穴を詰まりにくくする「レチノール」や、炎症をおさえる働きをする「トラネキサム酸」や「グリチルリチン酸2k」配合のものをケアに取り入れると良いです。「レチノール」には抗酸化作用もあり、炎症後のシミも予防してくれます。当院の『ナノメッドVAエッセンス』は医療機関ならでは高濃度純粋レチノール含有で、ターンオーバーを促進します。ニキビ後の黒ずみ軽減や毛穴開きにも効果があるので幅広い世代に人気です。


[Q12]どんな肌着がおすすめ?
[A12]肌にやさしい、縫い目の少ないものを選んで。
【解説】常に肌にとってやさしいものを身に着けるようにしましょう。縫い目が目立たない、また縫い目がないような下着がおすすめです。

[Q13]夏のボディケアで大切なのは?
[A13]ボディのUV対策もマストです!
【解説】夏は体温が上がることで、皮脂量が一気に増えてしまいニキビができやすいシーズンです。また夏の時期は日焼けをしやすく、その紫外線への防御反応として角層が厚くなることで毛穴が詰まり、ニキビができやすくなります。夏のUV対策は、日焼け防止はもちろん、体ニキビ対策にもマスト事項です。塗る日焼け止めに加え、飲む日焼け止め『ヘリオケア』を併用すればUVAとUVBを確実にブロックし、有害なブルーライトからも肌と眼を守ってくれます。美容と健康に感度の高い人々の新常識となりつつある「飲む日焼け止め」は、夏の時期のアウトドアや、旅行などの外出先でも活躍するサプリメントです。


5つの柱である、食事、睡眠、排せつ(腸内環境)、運動習慣、ストレスコントロールは、体ニキビケアにとっても大切な要素です。食事の摂り方であったり、暮らし方であったり、普段の生活の中に見直せる点はたくさんあるはず。夏など肌みせが増える季節に美しいボディでいるためには、春の今の時期からケアをしないと間に合いません。今から普段の生活をしっかりと見つめ直し、うるすべ美肌をGETしましょう!

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2021年4月 1日

雑誌「婦人画報」2021年5月号 (4月1日発売)

特集「幸せを届ける究極のお取り寄せ」(掲載P64~P65)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【幸せを届ける究極のお取り寄せ】
日本各地の作り手たちの熱い思いがつめ込まれた「お取り寄せ」が最近話題です。人気のレストランやパティスリーなど各地から我が家に届いた美味の数々を、お気に入りの器に盛り付ければ、瞬く間に贅沢なもてなしの食卓が出来上がります。
本誌では、様々なジャンルのエキスパートが選ぶ、おすすめのお取り寄せが紹介されていますが、『美と健康のエキスパートが選ぶ究極のお取り寄せ』として、慶田院長がおすすめする一品を掲載頂きました。

■からだにも地球にもやさしい養生食
美味しいことはもちろん、誰もが安心して食べられることができて、信頼できる生産過程であることも、これからのお取り寄せには重要なポイントです。ヘルスケアや美容の観点から、おいしく食べて力が付く「薬膳的スープ」はとてもおすすめです。「薬膳」とは、季節や食べる人の体調に合わせ、食材や生薬を組み合わせた料理のことです。活力が欲しいときや、ここ一番というとき、食べて元気になるスープや鍋は百万力です。健康と環境にもやさしいという点も、お取り寄せを選ぶ際のポイントにしてみてください。

■院長おすすめのお取り寄せ
『つきじ治作 名物:水たき』~厳選した地鶏の旨みと滋養が溶けた濃厚な味わい~
90年余りの長い歴史をもつ「つきじ治作」の名物"水炊き"です。徳島県産の阿波尾鶏を余すことなく使用された、鶏のコラーゲンがたっぷりと溶けた滋味豊かな鍋です。本格的な料亭の味を、自宅で気軽にいただくことができるので、家族みんなが大好きです。
大根や白菜、キノコ類、しょうがを入れると芯から温まることができ、私は『はな』の『きぼうの生姜パウダー』をひと匙加えていただくこともあります。ごく微粉でスープにも溶けやすく、さらに体が温まって、代謝アップも期待できます。美味しくて、健康・美容にも良いお鍋です。ぜひお取り寄せしてみてください。

自身のインスタグラムでも、自宅でできる薬膳スープの材料などもアップしていますので是非ご参考下さい。(Instagram『@tomoko_keida』)

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