2018年7月23日

雑誌『InRed/インレッド』2018年8月号 (7月7日発売 掲載ページP112~113)

特集「暑い季節を気持ちよく過ごしたい 涼やかな雰囲気を纏う夏のデオドラントケア」

清潔感のあるボディで好印象
汗をこまめにオフして爽やかな状態をキープ
少し動いただけで汗をかく夏は、いつの間にか汗臭くなることがあります。けれど、汗そのものは本来、無臭です。汗は〝全身から出て体温調整するエックリン汗〟と、〝わきや外性器周りなどの部分的に出るアポクリン汗〟があります。アポクリン汗はたんぱく質を多く含み、これが常在菌によって分解されることでにおいに変わります。わきは臭いの強い汗が留まりやすく、汗の蒸発とともに広がるので周りの人にも気づかれやすくなります。対策としては、わきの汗を抑えることや汗をかいたら早めに拭き取ること。これだけでもかなり軽減されます。

(対策1)
汗そのものをブロックする
いつどこでも手軽に使えるのが制汗剤やデオドラントアイテム、精油の香りでケアするエチケットスプレー。わきの汗を止めても、他のパーツで調整するので体に影響はありません。制汗剤は汗ジミ対策もできるので便利です。
(対策2)
汗をすばやく吸収する
汗が肌に留まる時間が長いほど菌の分解が進むので、吸汗性のインナーやパッドを使うのも賢い選択。ミネラルを含む汗は、乾いたハンカチでは取れ切れません。拭くときはボディシートや濡れタオルなどがおすすめです。
(対策3)
生活習慣を見直して体質改善
1 肉や辛いものを食べすぎない
脂肪が多い肉やニラ、スパイスなどをよく食べる人は体臭が強くなりがち。焼肉やステーキ、アジア料理はほどほどに。

2 体臭を強めるタバコは控える
皮脂が酸化することも体臭の原因のひとつ。ストレスや加齢、暴飲暴食はもちろんのこと、タバコも酸化を進め、においを強くさせます。

<足のにおい>
丁寧にケアすれば素足に自信が持てる
1日中はいた靴を脱いだときにモワッと立ち上がる足のにおい。これも汗が常在菌によって分解されることで発生します。

パンプスやスニーカー、ストッキングなどで通気性が悪いと、汗がこもって靴のなかは蒸し風呂状態。すると常在菌が増えて汗の分解が進み、においが蓄積されます。

また、夏は水虫にも注意が必要で、深刻化すると皮がふやけて悪臭を放ちます。ムレによるにおいも水虫も対策としては、汗がこもらないようにすること。そして、同じ靴ばかりを履かないことです。

古い角質もにおいの原因になるので、毎日しっかり洗い、定期的な角質ケアも行いましょう。角質や汚れは靴のインソールにも付着するので、帰宅後は固く絞った布やアルコールなどでインソールを拭いておくことも大切です。

●朝出かける前のフットケアを習慣化
靴を履く前はにおいの元となる汗にアプローチするアイテムを活用。制汗剤やクールジェルを塗るほか、汗を吸収する使い捨てインソールを忍ばせるのもおすすめです。

●外出先で靴を脱ぐ前に消臭アイテムで応急処置
一番困るのが、座敷での食事やホームパーティ。手軽ににおいケアできるフットシートやスプレーは〝バッグに常備〟が夏の常識です。

●入浴時に専用ソープで洗う
汚れや古い角質はその日のうちにしっかりオフ。足の指の間は汚れが溜まりやすいので、手を使って丁寧に洗いましょう。

●その他のケア
週1で丁寧なケアとバスマットの交換
足の爪裏も汚れが溜まるので、週1回ブラシ洗浄を習慣化しましょう。また、湿ったバスマットは菌の温床となるのでこまめに洗濯を。

お風呂が面倒な日は足湯で代謝アップ!
1日動いた足は汚れや汗、雑菌でいっぱい! 疲れていても足だけは洗うのが賢明です。代謝が上がることでにおいも軽減されます。

気温が上がり湿度も高くなるこれからの季節。デオドラントケアを習慣にしましょう。
是非、ご一読ください。


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オルビス会報誌『Sibro/シブロ』2018年7/8月合併号(P14~19)

特集「正しい知識で賢く美肌に 紫外線とメラニン基礎講座」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

紫外線に無防備にあたってはいけない、メラニンは増えすぎるとシミになることは、多くの人が知っています。でも、そのメカニズムは知らない人が多いはずです。
正しく敵を知ったほうが予防も完璧に。紫外線とメラニンの基礎を確認しましょう。

【1時間目/紫外線のしくみ】
なぜ、紫外線は浴びすぎると危険なのでしょうか?
知っておきたい紫外線の基本中の基本から基礎講座開始です!

そもそも紫外線とは?
私たちが生きている地球は、太陽から振りそそ太陽光線の恩恵を受けています。太陽光線は、光の波長によって、"紫外線"、"可視光線"、"赤外線"などに分けられます。紫外線はさらに、波長の長い順に、UV-A、UV-B、UV-Cの3つあり、肌トラブルなどに影響するのはUV-AとUV-Bです。

紫外線のピークは3~9月
紫外線は太陽光線なので、季節によって量は異なります。夏に強くなり、冬は弱まります。ですが、上のグラフをみると3月から急激に紫外線量が増加します。紫外線ケアは夏からではなく早めが重要。また、冬でも外出時にはケアが必要です。

紫外線の種類で肌ダメージもこんなに違う!
UV-Aは波長が長く、真皮にまで届いてコラーゲンを破壊し、肌のハリや弾力を低下させ、シワを増やします。UV-Bはエネルギーが強く、ヒリヒリする日焼けや皮膚がんの原因です。メラノサイトを活性化させ、シミやソバカス、くすみなどを引き起こします。

1日のなかでは、昼前後が赤信号
紫外線量は、太陽の位置でも変化します。1日の中で、太陽の位置が高くなる、お昼前後は、太陽光線の量も多くなるため、紫外線量も増加します。
でも、これからの季節は、日照時間も長くなるので、朝夕も紫外線ケアを忘れずに行いましょう。

【2時間目/メラニンのしくみ】
シミのもとと言われる"メラニン"。どうして私たちの身体に存在しているのでしょうか? 敵を知るとつきあい方が見えてきます!

メラニンってなぜあるの?
メラニンというと「シミを作るもと」と私たちには不要のもの、悪いものと思うかもしれません。ですが、もともとは、紫外線を吸収して、肌やからだに紫外線の影響を与えないようにブロックする作用を持っているのです。簡単にいえば、自前のサングラスのようなもの。もしも、メラニンがなければ、強い紫外線が肌の細胞を攻撃することも。からだを守る機能もメラニンは持っているのです。

メラニン色素はこうやって活性化します
メラニンは、肌の表面にある表皮の一番下にある"基底層"という部分にある"メラノサイト"という色素細胞で作られます。メラノサイトは、アメーバーのように手足が伸びた形をしています。紫外線を浴びると、メラニンを作れ、という情報が届き、メラノサイトは、"チロシナーゼ"という酵素のサポートを受けて、メラニン作るのです。

●Check!チロシンキナーゼってなに?
メラニンの生成を引き起こす酵素です。このサポートを受けて、メラニンは黒色メラニンに変化をします。アルブチンやビタミンC誘導体などの美白成分は、このチロシナーゼの働きを抑える作用があり、注目されています。

●メラニン生成の3ステップ
1. チロキシナーゼが活性化し、チロシンがメラニンに変化

2. メラニンが濃くなる

3. シミが沈着する

メラニン色素とシミの関係
メラニンが生成されても、表皮が生まれ変わるいわゆるターンオーバーのサイクルがきちんと保たれていれば、シミとして残りにくくなります。ですが、紫外線を浴び続けることで、メラニン生成にエラーが生じて、過剰にメラニン生成が発生することも。ターンオーバーが追いつかず、シミとして残ってしまうのです。

肌以外にも体中に存在するメラニン色素
メラニン色素は、肌以外にもからだ中に存在しています。目は太陽光線によってダメージを受けないようにメラニン色素が守っています。また、髪の色もメラニン色素の量で違いが。人間だけでなく動物にも同様に存在しているのです。

人種、地域でメラニン色素はこんなに違う
メラニン色素は、人種によって種類と量が異なります。日本人やアフリカ系の褐色の肌や黒い髪は、赤系や黒系の"ユーメラニン"の含有量が多く、白色人種に多いのが黄系の"フェオメラニン"です。フェオメラニンの割合が高いと、紫外線のダメージを受けやすいと言われています。


【3時間目/紫外線対策の素朴な疑問】
これから紫外線がより強くなる季節が到来です。正しく知ってきちんと防御しましょう。

Q.日焼け止めを塗れば十分にガードできる?
A"ミルフィーユ塗り"で鉄壁の防御を!
日焼け止めに書いてあるSPF数値が高さ=防御力の高さですが、塗る量が少なかったり、塗り方が雑でムラがあったり、時間がたってくずれたりすると、数値通りの効果が得られなくなってしまいます。一度肌に塗って、なじんだらもう一度塗る重ね塗りを。また、化粧下地、ファンデーション、パウダーなどすべてSPF表示があるものでミルフィーユ塗りすると、紫外線防御効果はより高まります。

Q. 今更聞けない、SPF、PAってどういう意味?
A. UV-A、UV-Bから肌を守る指標です
SPFは紫外線防御効果を表す数値です。紫外線のUV-Bによって、肌が赤くなるのをどれぐらい防ぐかを示しています。PAは紫外線のUV-Aを防ぐ効果を示していて、+は4段階に分かれ、数が多いほど、効果の高さを表しています。

Q. 日傘で防ぐなどすれば、紫外線の影響は受けない?
A. 反射光により四方八方から紫外線は攻めてきます
夏の強い日差しには、日傘は重要なアイテムです。でも、日傘があれば完璧というわけではありません。日傘で防げるのは、上からの紫外線。紫外線は地表からの反射光があり、あらゆる角度から影響が。日焼け止めでのガードは欠かせないのです。

Q. 洗顔やピーリングでメラニンは落とせるの?
A. ターンオーバーを促進することはできます
ダメージを受けると滞りがちなターンオーバーを促すという意味では、洗顔やピーリングは有効なことも。ですが、シミを取りたいからと力を入れて肌を刺激するのはNG。逆に強い刺激がメラノサイトを活性化させてしまうことも。ターンオーバーを促すケアは、やさしいケアが基本です。また、紫外線は肌を乾燥させるので保湿ケアも充分に行って。

Q. 美白しすぎると肌が弱くなるの?
A. そんなことはありません。防御とダメージのWケアを
美白スキンケアで肌が弱くなるということはありませんが、肌タイプによっては乾燥や刺激が出ることも。肌に合うものをみつけることが大事です。また、美白ケアをしていれば、UVケアはいらないと思っている人がいますが、これは間違い。UVケアと普段の美白スキンケアで、紫外線の防御とダメージケアをセットで行うことが大事です。

Q. どんなスキンケアをすればメラニンに対抗できる?
A. 抗酸化作用、メラニン生成の抑制効果のあるものを選びましょう
基本は、防御とスキンケアです。SPFとPA数値が高い日焼け止めで紫外線を防御。さらに、抗酸化作用やメラニンの生成を抑える作用のあるものでケアを習慣に。また、食生活も重要です。抗酸化作用があるビタミンA、E、Cや肌を作るたんぱく質は積極的に摂るようにしましょう。

紫外線がメラニンを作るので、日焼け止めはとても重要です。しかし、それだけでは紫外線ダメージを完全に防ぎきれません。毎日のスキンケアでバリア機能を高め、紫外線に揺らがない肌を目指しましょう。

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オルビス会報誌『Sibro/シブロ』2018年7/8月合併号(P14~19)

特集「正しい知識で賢く美肌に 紫外線とメラニン基礎講座」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

紫外線に無防備にあたってはいけない、メラニンは増えすぎるとシミになることは、多くの人が知っています。でも、そのメカニズムは知らない人が多いはずです。
正しく敵を知ったほうが予防も完璧に。紫外線とメラニンの基礎を確認しましょう。

【1時間目/紫外線のしくみ】
なぜ、紫外線は浴びすぎると危険なのでしょうか?
知っておきたい紫外線の基本中の基本から基礎講座開始です!

そもそも紫外線とは?
私たちが生きている地球は、太陽から振りそそ太陽光線の恩恵を受けています。太陽光線は、光の波長によって、"紫外線"、"可視光線"、"赤外線"などに分けられます。紫外線はさらに、波長の長い順に、UV-A、UV-B、UV-Cの3つあり、肌トラブルなどに影響するのはUV-AとUV-Bです。

紫外線のピークは3~9月
紫外線は太陽光線なので、季節によって量は異なります。夏に強くなり、冬は弱まります。ですが、上のグラフをみると3月から急激に紫外線量が増加します。紫外線ケアは夏からではなく早めが重要。また、冬でも外出時にはケアが必要です。

紫外線の種類で肌ダメージもこんなに違う!
UV-Aは波長が長く、真皮にまで届いてコラーゲンを破壊し、肌のハリや弾力を低下させ、シワを増やします。UV-Bはエネルギーが強く、ヒリヒリする日焼けや皮膚がんの原因です。メラノサイトを活性化させ、シミやソバカス、くすみなどを引き起こします。

1日のなかでは、昼前後が赤信号
紫外線量は、太陽の位置でも変化します。1日の中で、太陽の位置が高くなる、お昼前後は、太陽光線の量も多くなるため、紫外線量も増加します。
でも、これからの季節は、日照時間も長くなるので、朝夕も紫外線ケアを忘れずに行いましょう。

【2時間目/メラニンのしくみ】
シミのもとと言われる"メラニン"。どうして私たちの身体に存在しているのでしょうか? 敵を知るとつきあい方が見えてきます!

メラニンってなぜあるの?
メラニンというと「シミを作るもと」と私たちには不要のもの、悪いものと思うかもしれません。ですが、もともとは、紫外線を吸収して、肌やからだに紫外線の影響を与えないようにブロックする作用を持っているのです。簡単にいえば、自前のサングラスのようなもの。もしも、メラニンがなければ、強い紫外線が肌の細胞を攻撃することも。からだを守る機能もメラニンは持っているのです。

メラニン色素はこうやって活性化します
メラニンは、肌の表面にある表皮の一番下にある"基底層"という部分にある"メラノサイト"という色素細胞で作られます。メラノサイトは、アメーバーのように手足が伸びた形をしています。紫外線を浴びると、メラニンを作れ、という情報が届き、メラノサイトは、"チロシナーゼ"という酵素のサポートを受けて、メラニン作るのです。

●Check!チロシンキナーゼってなに?
メラニンの生成を引き起こす酵素です。このサポートを受けて、メラニンは黒色メラニンに変化をします。アルブチンやビタミンC誘導体などの美白成分は、このチロシナーゼの働きを抑える作用があり、注目されています。

●メラニン生成の3ステップ
1. チロキシナーゼが活性化し、チロシンがメラニンに変化

2. メラニンが濃くなる

3. シミが沈着する

メラニン色素とシミの関係
メラニンが生成されても、表皮が生まれ変わるいわゆるターンオーバーのサイクルがきちんと保たれていれば、シミとして残りにくくなります。ですが、紫外線を浴び続けることで、メラニン生成にエラーが生じて、過剰にメラニン生成が発生することも。ターンオーバーが追いつかず、シミとして残ってしまうのです。

肌以外にも体中に存在するメラニン色素
メラニン色素は、肌以外にもからだ中に存在しています。目は太陽光線によってダメージを受けないようにメラニン色素が守っています。また、髪の色もメラニン色素の量で違いが。人間だけでなく動物にも同様に存在しているのです。

人種、地域でメラニン色素はこんなに違う
メラニン色素は、人種によって種類と量が異なります。日本人やアフリカ系の褐色の肌や黒い髪は、赤系や黒系の"ユーメラニン"の含有量が多く、白色人種に多いのが黄系の"フェオメラニン"です。フェオメラニンの割合が高いと、紫外線のダメージを受けやすいと言われています。


【3時間目/紫外線対策の素朴な疑問】
これから紫外線がより強くなる季節が到来です。正しく知ってきちんと防御しましょう。

Q.日焼け止めを塗れば十分にガードできる?
A"ミルフィーユ塗り"で鉄壁の防御を!
日焼け止めに書いてあるSPF数値が高さ=防御力の高さですが、塗る量が少なかったり、塗り方が雑でムラがあったり、時間がたってくずれたりすると、数値通りの効果が得られなくなってしまいます。一度肌に塗って、なじんだらもう一度塗る重ね塗りを。また、化粧下地、ファンデーション、パウダーなどすべてSPF表示があるものでミルフィーユ塗りすると、紫外線防御効果はより高まります。

Q. 今更聞けない、SPF、PAってどういう意味?
A. UV-A、UV-Bから肌を守る指標です
SPFは紫外線防御効果を表す数値です。紫外線のUV-Bによって、肌が赤くなるのをどれぐらい防ぐかを示しています。PAは紫外線のUV-Aを防ぐ効果を示していて、+は4段階に分かれ、数が多いほど、効果の高さを表しています。

Q. 日傘で防ぐなどすれば、紫外線の影響は受けない?
A. 反射光により四方八方から紫外線は攻めてきます
夏の強い日差しには、日傘は重要なアイテムです。でも、日傘があれば完璧というわけではありません。日傘で防げるのは、上からの紫外線。紫外線は地表からの反射光があり、あらゆる角度から影響が。日焼け止めでのガードは欠かせないのです。

Q. 洗顔やピーリングでメラニンは落とせるの?
A. ターンオーバーを促進することはできます
ダメージを受けると滞りがちなターンオーバーを促すという意味では、洗顔やピーリングは有効なことも。ですが、シミを取りたいからと力を入れて肌を刺激するのはNG。逆に強い刺激がメラノサイトを活性化させてしまうことも。ターンオーバーを促すケアは、やさしいケアが基本です。また、紫外線は肌を乾燥させるので保湿ケアも充分に行って。

Q. 美白しすぎると肌が弱くなるの?
A. そんなことはありません。防御とダメージのWケアを
美白スキンケアで肌が弱くなるということはありませんが、肌タイプによっては乾燥や刺激が出ることも。肌に合うものをみつけることが大事です。また、美白ケアをしていれば、UVケアはいらないと思っている人がいますが、これは間違い。UVケアと普段の美白スキンケアで、紫外線の防御とダメージケアをセットで行うことが大事です。

Q. どんなスキンケアをすればメラニンに対抗できる?
A. 抗酸化作用、メラニン生成の抑制効果のあるものを選びましょう
基本は、防御とスキンケアです。SPFとPA数値が高い日焼け止めで紫外線を防御。さらに、抗酸化作用やメラニンの生成を抑える作用のあるものでケアを習慣に。また、食生活も重要です。抗酸化作用があるビタミンA、E、Cや肌を作るたんぱく質は積極的に摂るようにしましょう。

紫外線がメラニンを作るので、日焼け止めはとても重要です。しかし、それだけでは紫外線ダメージを完全に防ぎきれません。毎日のスキンケアでバリア機能を高め、紫外線に揺らがない肌を目指しましょう。

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2018年(7月〜9月)のメディア掲載情報

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WEB『@cosme/アットコスメ』「教えて!トモコ先生」

資生堂薬品「サンメディックUV」のブランドファンクラブ内での慶田院長監修のブログ「教えて!トモコ先生」が掲載されました。

(2018年7月23日更新)
【日やけ後のアフターケアとインナーケア】
もうこれ以上、紫外線ダメージを肌に残さないために、日やけしてしまった日のアフターケア、紫外線に負けない肌を育むインナーケアについて。
■日やけ止めは、こまめに塗り直す!

「夏は、アウトドアレジャーやマリンスポーツを楽しむ事が多くなりますが、1~2時間ごとにウォータープルーフの日やけ止めを塗り直してください。海やプールで泳ぐときは、ときどき水を飲んだりして休憩を挟みますよね。そのタイミングで日やけ止めも塗り直すように習慣づけましょう」

「また、ちょっと外に出ただけでも汗をかいて、タオルで拭いたりしますよね。これだけ暑いと、せっかく塗った日やけ止めも取れてしまいます。汗をかきやすくなったら、日やけ止めのこまめな塗り直しを意識しましょう」


■日やけしてしまったら、正しくアフターケア

「屋外で過ごした後、肌が赤くほてっているのは、強い紫外線ダメージを受けたことを意味します。肌が炎症を起こしているので、まずは水で冷やして炎症を落ち着かせます。長時間冷やし続けていると肌のバリア機能が下がるので、30分経ったら保冷剤を乾いた薄いガーゼなどで包み直しましょう」

「あまりにもヒリヒリするときは、市販の消炎鎮痛剤を飲むのも1つの方法です。日やけ後1週間は、保湿すること、患部を刺激しないことを心がけてください。ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けましょう」

「日やけは、時間が経つと炎症部位が黒くなって、皮が剥けることも。皮がペロンとめくれていると、どんどん剥いてしまいたくなる衝動にかられますが、無理に皮を剥くのは肌ダメージにつながるので絶対にやめて!次の皮膚が準備していますし、古い皮膚は自然に脱落するので、触れずに放っておきましょう」

「紫外線を浴びた肌は乾燥するので、しっかり保湿することも忘れずに。バームやオイルより、水分を抱え込む効果のある保湿をしてください。セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、加水分解コラーゲン、多糖類、グリセリンなど複数の保湿成分を組み合わせたものがよいでしょう。また、日やけ後は体の免疫力が低下しやすいとき。だるくなったり、風邪をひいたりしやすくなるので気をつけてくださいね」


■夏におすすめのインナーケア

「8月は夏バテを起こしやすいとき。体の具合が悪いのに肌状態が良いということはまずありません。体調を整えることはスキンケアの一環。インナーケアで体の中から整えましょう」

「意識して摂りたいのは、ビタミンA・C・E、ポリフェノールなどを含む抗酸化力の高い食べ物です。パプリカ、にんじん、ブロッコリー、トマト、小松菜、ベリー類などを積極的に摂りましょう。迷ったら、色の濃い野菜を選んでおけば間違いありません。野菜は蒸して温野菜にすると、ビタミンを壊さず、量もたくさん摂ることができます。吸収をよくするという意味では、腸内環境をよくすることも大切。ヨーグルト、味噌などの発酵食品も一緒に食べて、腸内環境を整えましょう。ほかには、今が旬のスイカもおすすめ。抗酸化力が高く、カリウムも豊富でデトックス作用も期待できますよ」

「肌と体の健康のためには、タンパク質も欠かせません。卵、紅鮭、サーモンなどがおすすめです。卵はどんな調理法でもかまいません。毎朝、ゆで卵や目玉焼きを食べるようにするとよいでしょう。紅鮭やサーモンは、抗酸化作用のあるアスタキサンチンが豊富。ビタミン類とあわせて、積極的に摂取しましょう」


(2018年8月30日更新)
【UVケアを習慣づけるには?】
紫外線対策をわかりやすく解説、慶田院長自信も実践しているUVケア習慣をレクチャー。「UVケアの重要性はわかっているけど、面倒くさくて習慣にできない・・・」という方は必見です!
■紫外線を甘くみていると、10年、20年後に後悔するかも!?

「【光老化】という言葉をご存じですか?肌が老化する原因の約8割は、紫外線などの太陽光によるものと考えられています。紫外線の中でも特にUV-Bは肌細胞のDNAを傷つけ、シミなどの原因に。長期的には皮膚がんを引き起こすリスクもあります」

「日やけ止めなどで紫外線対策をするということは、単にシミを防ぐためだけでなく、皮膚がんのリスクを減らすためにも必要なこと。紫外線は細胞を傷つけ、免疫力を低下させます。健康のためには、大人も子供も、女性も男性も、老若男女を問わず紫外線対策が必要だということをぜひ覚えておいてください」

「特に子供はお日さまが大好き。だからといって、日やけ止めも塗らずに大量の紫外線を浴びていると、細胞が傷つき発がんリスクを高めます。子供の健康を考えたら、素肌を紫外線にさらさないように大人が気をつけてあげるべきですね」


■日やけ止めを習慣づけるコツとは?

「朝、ゴミ出しをする数分だけのために、わざわざ日やけ止めを塗るのは面倒だと思っていませんか?しかし紫外線を浴びる量というのは、毎日リセットされるわけではなく、一生積み重ねられていくもの。すっぴんで紫外線を浴びる時間が1日2分だとしても、1カ月合計では60分。つまり、無防備なまま1時間日光浴をしているのと同じ結果になるんです。それを毎日、10年、20年と続けていたら肌はどうなるか・・・考えただけでドキッとしますよね」

「1番よいのは、日やけ止めを毎朝のスキンケアに組み込んでしまうこと。外出する・しない、メークする・しないに関わらず、朝のスキンケアの最後には日やけ止めを塗ると決めてしまいましょう。そうすれば、ゴミ出し、新聞取り、洗濯物干し、子供の幼稚園の送迎などちょっとした外出のたびにいちいち塗る手間が省けます。また、窓ガラスやレースのカーテンを透過して室内に入ってくる紫外線も防げます」

「日やけ止めなどUVケアグッズは、外出時にさっと使えるよう、ポーチの中はもちろん、玄関、車の中、自転車のカゴ、ベビーカーなど、ありとあらゆるところに配置するのが習慣化するコツです。私の場合、自転車のカゴには帽子とUV手袋、ベビーカーには日やけ止めを入れています」


■「日やけ止めは1日の間に数回塗り直すもの」と心得る

「日やけ止めは、朝塗ってしまえばOKというものではありません。時間が経つと紫外線防御力は下がりますし、汗や皮脂で流れてしまったり、衣服でこすれて落ちることもあります。屋内にいる時間が長い方でも、お昼ぐらいには塗り直しましょう。会社員の方がランチで外に出るときは、その前に塗り直すのがおすすめです」

「長時間外にいるときは、日やけ止めだけでなく日傘や帽子も併用します。また、外を歩いていて暑くなったら、上着を脱いで半袖になることもありますよね。そんなときは面倒くさがらずに、腕に日やけ止めを塗りましょう。もし日やけ止めを持っていなかったら、コンビニなどでも売っていますので躊躇せずに!今日ぐらいはいいかと油断して、紫外線対策をおろそかにすると、皮膚の健康も美しさも損なわれて、美容医療の手をかなりかけなくてはならなくなりますよ」

是非、ご一読下さい。

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雑誌『家庭画報』2018年10月号(9月1日発売 掲載ページP212)

特集「人生100年"見た目"のアンチエイジング"若さ"はコントロールできる」に当院の『ピコレーザー治療(ピコウェイ)』が紹介されました。

今や人生は100年時代!ならば50代は折り返し地点に立ったばかりです。これからの人生をより豊かに過ごすためには、"見た目の美しさ"は大切な要素です。美容医療やスキンケア、メイクで、誰からも好印象を持たれる顔作りと、若さをコントロールすることこそ、これからのアンチエイジングなのです。

【美容医療で肌色の陰りを取り、肌質を若返らせる】
美のバランスを左右するほど、肌色と肌質は重要です。シミやくすみを消し去り、均一な肌色に整えるレーザー治療などの美容医療を、今から定期的に取り入れていくと、5年後、10年後に差がつきます。

●美しい肌作りと老化速度を弱める治療は今すぐ始めたい
レーザーなどによるマイルドな照射治療を続けていると、老化を遅らせることが分かってきました。また、メラニン量が少なくなるとハレーション効果が生まれます。特に、50代以降は顔だけでなく、首からデコルテまで照射すると、自前のレフ板効果で浅めのシワは飛んでしまいます。肌は投資した分だけのリターンがあり、美に関するQOL=ビューティーQOL(クオリティオブライフ)は上がります。これからの人生をごきげんで暮らすための若返り=肌質改善は必須です。

≪2つのレーザーの組み合わせで濃いシミ、くすみを解消し、なめらかな肌に≫
レーザートーニングの進化版、『ピコトーニング』は、メラニン色素を少しずつ分解・排出して肝斑やシミ、肌全体のくすみを取り除き、明るくクリアな美肌に変えていきます。『ピコフラクショナルレーザー』は、レーザートーニングより熱エネルギーの高いモードで小さな点状に照射します。皮膚表面には傷をつけずに真皮内に微細な傷を作り、自己再生機能のスイッチを入れて肌を若返らせます。ちりめんジワやニキビ跡の凹凸など難治性のダメージも改善させる効果があります。
1〜2か月で見違えるほど明るく、キメの整いピンとハリのある肌に変わります。顔全体のくすみ、肝斑や濃いシミも改善するので人気の高い施術です。1〜2か月間隔で2〜5回程度照射すれば、毛穴の開きも目立たなくなります。

ピコレーザー(ピコセカンドレーザー・ピコウエイ)』 
ピコトーニング+ピコフラクショナルレーザー(BENEV導入込み)
顔全体トライアル\52,000

是非、ご一読下さい。

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雑誌『Numéro TOKYO/ヌメロ・トウキョウ』2018年10月号(8月28日発売 掲載ページP216)

特集「思わず二度見したくなる後ろ姿美人へ!」
に当院の『脂肪溶解注射(ミケランジェロ)』が紹介されました。

【美尻になるための最新メソッド】
お尻が垂れて、下着を履いたときにパンティからボテッと段になってはみ出す脂肪(バナナロール)には、脂肪溶解注射が効果てきめん。1回でもセルライトの質感がなめらかになるなど施術効果が高いメニューです。

当院では、「ミケランジェロ」という薬液を使用しています。
主成分は、ホスファチジルコリンとデオキシコール酸Na(ナトリウム)です。脂肪燃焼を促進させるカルニチンも含まれているため、脂肪燃焼と脂肪細胞膜を溶解させる効果が高く、脂肪細胞の数自体も減らし、セルライトも改善します。それでいて従来の脂肪溶解注射と比べて腫れや痛みが少ないのが特徴。また、デオキシコール酸Na※には肝臓機能を活性化する効果があり、肝障害などのリスクが低い安全性の高い薬液なのです。
※注)デオキシコール酸Naとデオキシコール酸は全く異なるのでご注意ください。デオキシコール酸は肝障害のリスクが高くお勧めできません。

デオキシコール酸Naは脂肪細胞膜を溶解する成分で、"脂肪の数"を減らしつつ脂肪を溶かして燃焼させるため、注射部位はリバウンドしにくくなります。ホスファチジルコリンは脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解し燃焼させます。脂肪燃焼を促進するカルニチンとのトリプル効果が満足度の高いゆえんです。1回施術ごとに確実にサイズダウンし、急激なダイエットにありがちなリバウンドの心配もいりません。

1回の施術は1ブロックあたり約5分。注射というメゾットだから、ニッチな部分までしっかりカバーでき、部分痩せのようなボディデザインも得意な施術です。メスを使わないので、施術が終わったらすぐに日常生活に戻ることができ、通常2~3週間くらいから効果があらわれます。

今回の体験は、ショーツから段になってはみ出すお尻と、太ももの境目の脂肪がお悩みのケースでした。1回目の施術から2週間くらいで徐々に効果を感じ、セルライトの凸凹がスムーズに。広がって垂れた印象だったお尻が丸く弧を描いてヒップアップ。脚もスッキリ細くみえるようになったと、効果にご満足いただきました。

厚着になる秋冬は脂肪溶解注射のチャンスです。2週間毎に3~4回の施術がお勧めなので、「ここまでに細くしたい!」とご予定が決まったら早めにご予約くださいね。

脂肪溶解メソセラピー(脂肪溶解注射)

是非、ご一読ください。

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雑誌『VERY』2018年10月号(9月7日発売 掲載ページP368~211)

特集『今どきは「オイルクレンジングで肌育」』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

こすることがシミ、シワ、沈着のもと。
〝高洗浄力で時短〟なクレンジングが肌には重要

摩擦やメイク残りは肌トラブルの元にも。〝時短で高洗浄力〟のオイルクレンジングは、
皮膚科医から見ても「いい選択」!
オイルクレンジングは、必要な油分を取りすぎると言われたこともありますが、ベタつく、刺激が強いなどのマイナスイメージは昔のこと。今のクレンジングはそういったことはないので、患者さんには全タイプのなかで一番高い洗浄力のオイルクレンジングを推奨しています。患者さんの肌を拡大鏡で見てみると、ラメやファンデが肌に残っていることが多く、そのメイク残りはキメや透明感の低下、毛穴目立ちに繋がります。逆にこすりすぎて目元が黒ずんでいたり、肝斑やシミが悪化、ちりめんジワになっている人も。

クレンジングで肌に負担をかけている人は非常に多く、主にこすりすぎが原因。日々、ダメージを重ねないためにも、クレンジング選びは大切です。ミルクタイプで長い時間をかけるより、洗浄力が高いオイルクレンジングですばやくメイクオフがおすすめ。当院では、医療機関で扱うナビジョンDRのクレンジングオイルを使用しています。肌に優しくなじませるだけで、潤いを残しながら短時間でアイメイクまで落とせます。


クリニック専用化粧品

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雑誌『美ST』2018年11月(9月17日発売 掲載ページP92~93)

特集『"なんだか調子悪い„は今年の猛暑のせいでした「肌の熱中症」があったなんて!』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

とても暑かった今年の夏。体の熱中症は連日ニュースになりましたが、当然肌も大ダメージを負っています。何だかスキンケアしていても化粧品が入っていかない、くすみが晴れない...不調を感じているなら、それは〝肌の熱中症〟かもしれません。

【肌の熱中症ってどんな症状?】
●症状1
カラカラの〝脱水症状〟
紫外線、エアコン、汗刺激などで肌表面に軽い炎症が起こると、バリアが壊れて水分保持ができなくなってしまいカラカラ状態に。湿度が高く、汗ばむ夏でも肌は乾燥しています。
●症状2
UV-Bで〝酸化〟
強力なUV-Bを浴びると体内で活性酸素が増えてDNAを傷つけます。さらに炎症性サイトカインが発生してメラノサイトが活性化。シミが増えたり、肝斑やそばかすが濃くなります。
●症状3
チリチリする〝塩害〟
汗を拭き取らないと、水分が蒸発した後、塩分などが濃厚になって肌表面に残り、肌の刺激に。何となくムズ痒さを感じたり、汗疹(あせも)や赤いプツプツ(汗荒れ、湿疹) が発生したりします。
●症状4
肌がゴワつき〝毛穴崩壊〟
紫外線をはじめ様々な刺激に晒されると、乾燥するため肌は角層を厚くしてバリアを補おうとします(角質肥厚)。すると毛穴詰まり、毛穴開大、毛穴黒ずみの原因になります。

≪肌の熱中症危険度チェック≫
1つでも該当したら要注意。日焼け対策は基本のキ。夏だからと言ってついついさっぱり、スッキリ系を選びがちなスキンケアや食生活など日常生活の見直しも必要です。

☑夏はそうめんなど、喉ごしのいいものばかり食べていた
☑ベタつくのがイヤで、夏は化粧水やジェルくらいしか塗らない
☑夏の寝苦しさから睡眠不足が続いた
☑汗をかいた後に洗い流したり拭き取ったりしていない
☑元々、乾燥肌で肌が痒くなることはことがある
☑日焼け止めはさっと一度塗り、塗り直しはしない
☑タバコを吸う、またはタバコを吸う人と一緒に過ごすことが多い
☑野菜や果物が苦手
☑この夏もマラソンなどアウトドアのハード系スポーツを楽しんだ
☑剥がすタイプの毛穴パックやスクラブ、洗顔ブラシを愛用している
☑タンパク質を積極的に摂っていない

≪夏の後始末は今こそしっかり!秋冬の肌に差がつきます≫
強い紫外線を浴びて角質肥厚した肌のゴワゴワや毛穴目立ち、吹き出る汗で湿疹ができる汗荒れ、この暑さだと頼らざるをえないエアコンで乾燥......。
夏の終わりに現れるこれらの肌不調のほとんどは、体がそれらの外的要因から自らを守ろうとして起こっていることです。ですから劇的なケアを探すより、自分の肌で何が起こっているのかを見極めて、基本的な対処をするのがオススメです。体の内外から保湿して、肌を柔らかくしましょう。

〝脱水症状〟
エアコンや紫外線による脱水症状は徹底保湿でバリア機能をアップ
肌の水分量を増やしてプリッとしたハリ感を回復させてくれるアイテムを体の内外から投入しましょう。
保湿効果と抗酸化作用が高いビタミンACEを配合したオイルがおすすめ。角質のバリア機能を強化し、さらに肌を紫外線から守る効果もあります。
内側からのケアにはセラミド含有のサプリメントなどを取り入れてみましょう。
・エンビロンモイスチャーACEオイル100ml¥8,000
関連リンク:クリニック専用化粧品 

〝酸化〟
真皮層から抗酸化力アップで、メラノサイトの活性を防いで
飲む日焼け止めは、実は抗酸化作用が高い成分が複数高配合。日焼けする前はもちろん、後から飲んでも効果があります。目の日焼けも防いでくれるのでおすすめです。
飲む日焼け止めブームの火付け役。主成分はファーンブロック。
・ヘリオケア 30カプセル¥6,000
関連リンク:ヘリオケア 
〝塩害〟
〝汗荒れ〟が起きたら肌を入院させ、化粧水を「経口補水液」に
肌が炎症を起こして敏感なときは、攻めの成分は要りません!カラカラの砂漠に水分補給してあげる気持ちで優しくケアしましょう。
天然セラミドを主成分とするオリジナル保湿クリーム。
・セラミドバリアクリーム 30g¥5,000
関連リンク:院内調合オリジナル化粧品
肌の水と類似する組成の補充水。
・メディコル スキンウォーター 35/34¥3200

〝毛穴崩壊〟
角質肥厚のゴワつきや黒ずみは美容医療のチカラを借りて払拭!
既にゴワついたり、しぼんでしまった肌には、再生を促す施術を受けるのが手早い方法です。
9本の極細針が付いた機器で微細な穴を開け、成長因子を導入。その創傷治癒力を利用して肌を再生。ハリと弾力を高め、滑らかな肌へと導きます。
・ダーマペン 全顔¥2800〈初回価格〉
関連リンク:ダーマペン

夏のお疲れ肌は、スキンケアによる保湿と、野菜とタンパク質などバランスのとれた食事で体の内外からケアしましょう。食べ物だけは不足しがちなビタミン類や抗酸化作用のある成分は、サプリメントで補うのもOK。
肌に疲れが残ってしまったら、美容医療でいち早くリカバリーしましょう。

是非、ご一読ください。

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雑誌『Domani/ドマーニ』2018年10月号(9月1日発売 掲載ページP224~225)

特集「酷暑の後の開ききった今こそケアしどき。医師&美容プロ10人がずばり答えます。夏の終わりは"毛穴"ケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

紫外線を浴び続けた夏が終わり、ふと気づけばTゾーンは詰まった毛穴でザラザラ、頬は開いた毛穴でオレンジの皮のよう!空気が乾燥する秋になると一気に目立ち始める、毛穴の悩みは、放っておくと悪化する一方です。気づいた時がお手入れのしどきです。

≪年を重ねるごとに増える、女の毛穴悩み。40代の肌には3種の毛穴が混在している!≫
① 詰まり毛穴
皮脂と古い角質が混ざって毛穴を詰まらせた状態。鼻や眉間、あごなどの皮脂分泌が多いエリアに目立つ毛穴です。毛穴の中で代謝して剥がれた古い角質と皮脂が混ざり、"角栓"となって毛穴を詰まらせます。放置するとどんどん大きくなります。

② 黒ずみ毛穴
詰まり毛穴を放置すると表面が酸化して黒ずみます。詰まった角栓も日々の洗顔で表面を少しずつ落とせていれば問題ないのですが、洗顔が疎かだと、表面が酸化して黒ずみます。こうなると角栓は硬くなり、頑固で落ちにくい状態になります。

③ たるみ毛穴
コラーゲンが弾力を失い、密度も低下して、毛穴が伸びてしまいます。頬の内側に多く見られる毛穴の状態で、真皮のハリを保っていたコラーゲンやエラスチンが弾力を失い、密度が低下すると、肌が重力に負けてたるみ、毛穴が開きます。進行すると伸びて涙型になります。

≪お手入で改善させつつ、プロの手も取り入れてメンテナンスを≫
毛穴とは、読んで字のごとく毛が生えている穴のことです。体の毛穴の場合、穴から毛が生えていて、毛を乾燥させないための皮脂腺が横に付属しています。ところが顔の場合、毛自体は退化してしまい、ほとんどが産毛の状態ですが、皮脂腺はからだのより顔の方が大きくなっています。その為、顔の方が皮脂が多く出る分、体にはないテカリやベタつきが出やすく、毛穴のトラブルも発生します。
肌表面と同様、毛穴の中でも角層の代謝が行われているので、皮脂と古い角質が混ざって"角栓"となり、毛穴を詰まらせますが、それを放っておくと、大きく硬くなって毛穴を開かせてしまいます。さらに、表面が酸化して黒ずみ毛穴になります。
これらを防ぐには、日々のきちんとした洗顔が大切です。
そして、もうひとつアラフォーの悩みと言えば、頬のたるみ毛穴です。肌がたるむと皮膚が重力で伸び、頬の大きな毛穴は引っ張られて目立ちます。保湿やハリを与えるケアなどで多少目立たなくはなりますが、根本改善は難しいものになります。医療の力も取り入れていきましょう。

≪毛穴ってどうしたら小さくできる?≫
毛穴が詰まっていたり、たるんでいたりすると不潔な印象を与えることもあります。ついあれこれお手入したくなりますが、間違ったお手入れは逆効果になる可能性があります。

Q、詰まった毛穴は押し出してもOK?
A、軽く表面だけならOK。でも力の入れ過ぎには注意!
洗顔後、角質が表面に飛び出していたら、それを軽く指で押して取り去る分には問題ありません。ただし、内出血するほど強く押したり、指で角栓を絞り出したりするのは、肌を傷つけるのでやめましょう。かえって毛穴にダメージを与え、広げてしまう原因にもなります。当院人気の『アクアフェイシャル』なら、ビーリングと吸引で頑固な詰まり毛穴もケアできます。

Q、毛穴の詰まりをなくすには、やっぱりパック?
A、剥がすパックは卒業して、毎日の洗顔をしっかりと!
角栓をとるパックは、周囲の肌にも負担がかかります。特にアラフォーの肌はバリアが弱いので絶対にNGです。日々の洗顔で少しずつ取り去ってください。当院の『GAローション』なら毎日の拭き取りケアで、毛穴詰まりを改善します。

Q、たるんだ毛穴は、お手入で元に戻りますか?
A、効果的なお手入はありますが、たるみを巻き戻すのは難しいです。
ビタミンCやビタミンAなどコラーゲンを増やす成分をお手入に取り入れるのは、たるみ予防に有効です。保湿ケアをしっかりしても毛穴が目立たなくなりますが、今のたるみを巻き戻すのは難しいです。定期的なたるみ治療を取り入れるのも一案です。

Q、洗顔料を使わないほうが、毛穴が目立たなくなるって本当?
A、角栓が悪化します!朝も夜も洗顔料できちんと洗いましょう。
肌が乾燥するから朝はぬるま湯ですすぐだけ、という声もよく聞きますが、毛穴詰まりが気になるなら、洗顔料できちんと洗わないと角栓は取れません。よほど乾燥して毛穴がほぼ目立たない人以外は、朝も夜もしっかり洗顔しましょう。

Q、秋になったら毛穴が目立つ...紫外線はやっぱり関係ありますか?
A、紫外線はたるみと乾燥の原因です。毛穴も目立ちにつながります。
老化の原因の多くは紫外線です。肌深部の真皮層にダメージを与えてたるみを引き起こし、表面の乾燥を招きます。すると、たるみ毛穴が悪化したり、角栓が詰まりやすくなります。秋も日焼け止めをしっかりと塗りましょう。

紫外線対策など、毎日のケアだけでなく美容医療での治療でさらに毛穴の目立たない肌を目指しましょう。
『毛穴の開き・黒ずみ』
『たるみ』
『アクアフェイシャル』

ご参考に、ご一読ください。

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雑誌『STORY』2018年10月号(9月1日発売 掲載ページP314~317)

特集『美しき同世代女医さんに リアル「女性ホルモン対策」聞いてみた』に慶田院長のプライベート取材記事が掲載されました。

そもそも「女性ホルモン」とは、女性特有の体つきや生理周期など体のリズムや妊娠・出産に大きな影響を与えるホルモンのことです。
人間の体を調整するホルモンは数多くありますが、女性ホルモンは、卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンの2種類あります。その分泌量は年齢と共に大きく変化し、20代後半から30代前半がピークで、それ以降は低下し一般的に45~50歳くらいで急激に減って閉経します。この閉経をはさんだ前後5年の合計10年間を「更年期」と言い、女性ホルモンの減少が原因で、さまざまな不調、女性特有の"ゆらぎ"が起こるのはこの時期です。

2種類の女性ホルモンのなかで、エストロゲン(卵胞ホルモン)は女性らしい体を作ったり、肌や髪の潤いを守ったり、女性のカラダ全体の健康を支える役割も果たしています。プロゲステロン(黄体ホルモン)は着床のために子宮内膜を整えたり、基礎体温を上昇させたりする働きがあるなど、妊娠維持に活躍します。特にエストロゲンは「女性らしさ」に関わっているため、低下すると、肌や髪が乾燥してうるおい不足になり、女性器周りの萎縮や乾燥などの変化も現れます。それだけでなく、更年期には、疲れやすい、イライラする、やる気が出ないない、ほてりや発汗、動悸、めまいなど多彩な症状が現れます。

STORY世代は、家庭や仕事で疲れやストレスが溜まりやすいところに、ホルモンの大きな変化が起きる時期。体の不調はエストロゲンの低下による可能性だけでなく、別の病気が潜んでいる場合もあるので、不調を感じたらまずは検査に行くことをおすすめします。血液検査で女性ホルモン値を測り、卵巣機能のチェックをすることで、更年期障害の有無を判定できます。すでに更年期症状がでている場合は、ホルモン補充療法があります。

残念ながら女性ホルモンの減少を止めることは難しく、年齢と共に進行します。ですから、「女性ホルモンを減らさないようにコントロール」する、「女性ホルモンを補う」さらには、「女性ホルモンが減ることで表れる症状を予測し治療しておく」ことが更年期のゆらぎの緩和につながります。そのために、生活の基本となるバランスの良い食事、良質な睡眠、適度な運動、自身の趣味などを楽しみながらストレスを溜めないように心がけましょう。大切なことは、現状を把握したうえで、自分が心地よく快適に過ごすことだと思います。
そこで、40代半ばを迎え益々活動的な慶田院長がリアルに実践している女性ホルモン対策「7つの生活習慣」をご紹介しました。

【すぐ取り入れられる!女性ホルモンのための7つの生活習慣】
●習慣1
女性らしい言葉遣い&女性らしいファッションをする
娘たちの学校関係で、日常は紺色を着ることが多いので、夫や女友達との食事などでは体にフィットした、華やかな色の服を着るようにしています。上質なレースの下着やシルクサテンの肌触りなどで体を包めば自然と気分もUP。言葉遣いも含め女性であることを五感で楽しみます。
かの有名な、ボヴォアール女史は、代表作 『第二の性』の第2部「体験篇」冒頭において「On ne naît pas femme:on le devient. 人は女に生まれるのではない、女になるのだ」とし、女性らしさが社会的に作られた約束事に過ぎないことを主張しました。つまり、女性らしさとは社会的に作られそれに合わせて身につけていくものであり、反対に意識しないと女はオジサンになってしまうのです。ハードワーカーの女性が増えている現代、女性が女性らしさを発揮するには戦略的に女性らしい服装をするなど、知性が必要です。シルクの肌触り、サテンの艶、上質なレースなどが好きなものに触れ、目にすることで豊かな気分になることも潤いのある生活には大切です。

●習慣2
寝る前は幸せな思い出を反芻しながら、好きな音楽を聴く
好きなボサノヴァを聴いて、海辺のリゾートでくつろぐ思い出をイメージ。好みの音楽には脳医科学的に女性ホルモンの分泌を高める働きがあり、リラックスして深く良質な睡眠がとれるので女性ホルモンのバランスに◎
面白いもので、能は簡単に騙せます。幸せだと思いながら微笑むこと、幸せを感じる音楽に浸ることで、幸福感は高めることが出来るのです。人は楽しいから笑うのではない、笑うから楽しくなるのです。

●習慣3
瞑想の時間をつくる
恒常的にストレスにさらされると、常に交感神経が優位になり、戦闘モードにシフトします。これでは男性ホルモンの分泌が増えてしまいます。仕事終わりや寝る前のほんのちょっとの時間でも瞑想をし、深い呼吸をして、体に意識を向けるようにしています。
深く息を吐く、これを意識してみてください。緊張状態では呼吸が浅くなり、息が吐けていないことが多いのです。しっかり吐けばたっぷり吸い込むことが出来ます。仕事のもやもや、イライラの人間関係などで溜まった、「心の澱(おり)」を呼吸でデトックスするイメージをしながら行うのがおすすめです。

●習慣4
別人格になりきる
20年以上続けているジャズダンスは体幹を鍛え、クールやセクシーなど幅広い女性らしさを魅せる踊りです。ダンスのテクニックをスキルアップさせるためには、ストレッチやピラティスなど体のメンテが欠かせませんので、歯磨きする時などずっとルルベ(つま先立ち)をしています。ダンスの先生には、「この曲は赤い色で踊って」とか、「夜明けの海で朝靄をはらうように」、「渋くクールに心の中の情熱は表に出さず」とか演劇的な指導が入ります。未熟者で、さっぱり上達しませんが、それでも腐らずめげずに続けてきました。別人格を演じることで女性らしさが活性化する気が致します。週1回、汗だくになる全身運動は体型と女性ホルモン維持に欠かせません。今回、プロのカメラマンさんに撮影していただき、とても良い思い出になりました。

●習慣5
タバコの煙は吸わない
タバコの煙は女性ホルモンを分解する大敵なので、喫煙はもちろん、受動喫煙にも用心し、タバコの煙が充満した飲食店は避けるようにしています。喫煙による酸化ストレスは、シミ、シワ、たるみなど肌老化も加速させるので要注意なのですが、実は、副流煙が肌に触れるだけで、シミやキメの乱れなど老化が進行することも分かっています。

●習慣6
恋愛小説を読んで妄想する
ドキドキする恋愛時はフェニルエチルアミンなどのホルモン効果で幸せ気分に。女性ホルモン分泌に命令を下す視床下部にもいい影響があります。私は小説全般を多読乱読派ですが、時にはべたな恋愛小説も読んでいます。和製「嵐が丘」と言われる「本格小説」はおすすめです。定期的にインスタで読書報告もアップしています。

●習慣7
夏でも温かい飲み物&スープを飲む
冷えは女性ホルモンの不調を招くので、一年中水は常温で飲み、温かいスープを愛飲。生姜やレンコン、長芋など体を温める食材や大豆をたっぷり入れた女性ホルモンUPスープを作ってクリニックにも持参しています。
=番外編=
●女性ホルモンに効く食べ物『良質な油(コレステロール)』
女性ホルモンはコレステロールから体内で合成されるので、適度な油を
脂質は女性ホルモンの材料になるので、全く摂らないのはNG。良質な油を適量摂ることが大切です。オメガ3脂肪酸を含む「えごま油」は、クセがなくて食べやすいのでサラダやおひたしにかけるなど、加熱せずに摂るのがポイントです。

●女性ホルモンサポート成分『低分子コラーゲン』
女性ホルモンとともに40代から確実に減少するコラーゲンを食い止める
加齢により減少するコラーゲンを補い、自ら生み出す力を高めていくことが肝心です。吸収しやすいHTCコラーゲンを気に入って飲んでいます。水にサッと溶けてにおいもしないので、持ち運びにも便利です。レーザー照射など、コラーゲン再生のスイッチを入れる美容施術と合わせると相乗効果でハリUPに役立ちます。「合成過程を刺激して、材料を補充する」大人世代は両輪で取り組むのが賢明です。

【女性ホルモン低下対策になる「美容医療」も充実】
クリニックの美容施術は定期的に自ら行っていますが、最近のお気に入りはこちら。
●肌の悩みには...『ダーマペン』
更年期以降のハリ不足には、微細な針の刺激で、コラーゲン・ヒアルロン酸を高める成長因子を導入する「ダーマペン」がおすすめ。痛みも赤みもほぼなく、小鼻や気になる目元まで施術しています。
●デリケートゾーンに悩みには...『ヴィーナスハイフ』
女性ホルモンの減少と共に膣内が乾燥したり委縮したりするように。女性器専用超音波治療「ヴィーナスハイフ」は痛みがなく粘膜や筋肉に働きかけ、膣を引き締め、出産や加齢による尿漏れも軽減します。

疲れが抜けない、イライラしたりなんだか気分が落ち込む...なんてことはありませんか?医学のプロの対処方法を是非、参考になさってください。

関連施術
ダーマペン 
ヴィーナスハイフ 

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雑誌『日経ヘルス』2018年10月号(9月2日発売 掲載ページP70~71)

特集「機能性素材の最新トレンドを紹介 日経ヘルスBUSINESS CONFERENCE 2018開催リポート」に慶田院長の登壇記事が掲載されました。

7月20日、ベルサール六本木グランドコンファレンスセンターにて、日経ヘルスBUSINESS CONFERENCE 2018が開催されました。「腸活」「美肌」それぞれの市場で、今後最も注目すべき機能性素材とは?をテーマに3時間半に及ぶビジネスパーソン向けのセミナーでした。第一部、第二部ともに、会場は満席。機能性素材のトレンドや今後の可能性に関して、多くの研究者、商品開発者、そして企業が高い関心を寄せていることが分かります。

慶田院長登壇:第2部
≪バリア機能を高めて美肌に、食べられるセラミドに期待≫
◎今、増える最新肌トラブルもアンチエイジングも、飲むバリア改善から
~肌改善に期待される機能性素材の最新トレンド~
「今、話題の『ゆらぎ肌』を肌の構造から読み解く」と題して、ゆらぎ肌の特徴、原因、改善策などについて解説しました。
皮膚は最大の臓器。0・02㎜の厚さの角層が、バリアの最前線に立って体を守っています。ゆらぎ肌とは、生活習慣、生活環境、スキンケア用品、物理的刺激、生体要因などの原因によって、表皮の角層のバリア機能が脆弱して起こる状態のことです。つまり、角層のバリアの3要素である、皮脂膜、NMF天然保湿因子、角質細胞間脂質を整え、バリア機能を保つことが、美肌の基本となります。それには、洗浄、保湿、光対策の3本柱からなるスキンケア、食事、睡眠、ストレス対策などの生活習慣の改善、加えて、インナーケアによる加齢対策も重要となります。
講演終了後、慶田院長と専門分野の方々を交えたパネルディスカッションでは、一般的な認知はまだ低いものの、その経口摂取による効果などから、次なる美容素材としてセラミドが期待されるという活発な議論で盛り上がりました。

当院では、天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』がゆらぎ肌に寄り添う優しい処方で人気です。

『セラミドバリアクリーム』

是非、ご一読ください。

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雑誌『25ans』 2018年10月号 (8月28日発売 掲載ページP372~373)

特集『「ハッピーSMILE」のためのビューティ・トーク』
に掲載されました。

今回は、ボトックス治療を語る座談会。当院でボトックス治療をお受けになっている奥田雅子様と施術にあたった慶田院長、そしてボトックスに興味があるものの未経験でいらっしゃる藤間真由美様の3名による本音のトークが紹介されました。

しっかりしたカウンセリングで自然な仕上がりを目指す
さまざまなエイジングサインが気になり、コスメだけではケアが追いつかない。そんなときボトックス注射など美容医療を受けてみたいと思いつつも、能面のような顔になってしまうのではと心配になると、なかなか踏ん切りがつかないという声がきかれます。

●医師の技術が高く、カウンセリングを重視しているクリニックでは、ボトックスなどの注射治療を行う際は、周りから気づかれないぐらい控えめに施術していくのが基本です。当院は自然な美しさがコンセプトですので、いくら患者様の希望であっても、第三者の目から見て違和感が生まれてしまうと判断したら、施術を止めております。ですから、海外セレブの失敗例のような怖い顔になることはありません。
実際に当院で目尻とオトガイのボトックスをお受けになった奥田様の表情はとっても自然。
施術の前は不安もあったそうですが、医師の丁寧なカウンセリングによる施術にご満足いただきました。ボトックを注射することで、ナチュラルな表情を残したまま余計な表情ジワだけを緩和することができます。毛穴が引き締まって肌質までもつるんとなめらなかになるので、表情が無くなるどころか、逆に本来の明るい表情を取り戻すことができます。

パーツに合わせて打ち方を変えるとより自然な表情に!?
ボトックスの効果はシワを抑えるだけでなく、美肌にも効果的。部位ごとに注射する深さを変え、筋肉に効かせて表情ジワの動きを抑えたり、皮膚の浅層に少量ずつ注射してナチュラルに浅いシワを改善しながら、肌表面のキメハリをアップさせたりできます。

●人間の表情はたくさんの小さい筋肉で構成されていて、そのおかげで様々な表情をつくることができます。表情はコミュニケーションツールとして、とても大事なもの。まったく動かないのはいただけません。表情を残しつつ、少しの筋肉の緊張をゆるめる。それが自然に仕上げるポイントです。また、部位に合わせて打ち方を変えると、より自然な仕上がりになります。
たとえば、眉間のシワは皺眉筋を寄せて鼻根筋を下げることでつくられますが、あまり深く刻まれると人相が悪くなるので、筋肉に注射してしっかり動きを止めてもOK。女優さんでもない限り、眉間の動きが止まっても困ることはなく、見た目の違和感もありません。
反対に、目尻の小ジワや額の横ジワなどは表情を大きく左右する場所なので、繊細なテクニックが必要。深い層に打って筋肉に効かせすぎると、喜怒哀楽が表現しづらくなるので、ごく少量ずつを皮膚に浅く注射するメソボトックス法が向いています。
毛穴を収縮させてキメを整える効果もあるので、おでこをつるんとさせたい方にもおすすめ。また、頬の毛穴の開きや鼻の凹凸の引き締め目的で行う方も多く、皮脂量も抑えることができるので、テカリがちな方にも人気です。
"いったん始めたら足抜けできなくなる"と、まるで危ない薬のように思われることがありますが、作用期間は4ヶ月位なので、やめたければそのあとの治療を中止すればいいだけのこと。治療をやめたとしても、そこからゆるやかに加齢していくだけで、反動で一気に老けることはありません。

あごボトックスは美しい輪郭づくりにも効果的
あごは、目元や口元に比べて見逃しがちな部位。ボトックスであごの筋肉の収縮を抑えることで、顎先の輪郭を整えることができます。

●例えばシルエットクイズでは、影をみてそのものを想像します。シルエットでリンゴをリンゴとわかったとしても、崩れた形ではおいしそうだとは感じない。つまり、形から得る情報はそれほど重要といえます。
ボトックスは筋肉の緊張をとるもので、形に関係ない治療に使われることが多いのですが、おとがいに関しては、形を美しく整えることにも役立ちます。あごのシワを寄せるクセをとることで、梅干しジワで縮んだあごがスッとのびて、シャープで洗練されたフェイスラインに変わるのです。
ボトックス注射をしても消えないごく浅い目尻のシワやほんのちょっと開き気味の毛穴に関しては、自分が気にするほどには、他人は案外見ていないものです。ところが、あごは美しい印象を決める要。美しい顔立ちを目指すなら、決してないがしろにできないポイントなのです。

是非ご参考になさってください。

ボトックス注射(表情ジワ)

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雑誌『美的』2018年10月号(8月23日発売 掲載ページP128~129)

特集「エイジングの元凶「酸化」のこと、知っていますか」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

くすみやテカリだけじゃない、放っておけばシミやシワ、たるみの原因にもなります!

【体内の酸化はシミやたるみ、皮脂の酸化は乾燥肌の原因に】
体や肌の老化について語られるとき、必ず出てくるのが「酸化」というキーワードです。何によって人は酸化して、肌にどう悪影響を及ぼすのか?酸化の悪影響を防いで健康な肌を保つには、どうしたらいいのか?難しいけれど、美肌を保つためにはぜひ知っておきたいことです。
人は呼吸によって酸素を吸い、生命を維持しています。酸素は生きる上で欠かせないものですが、吸った酸素のうちの約3%が『活性酸素』に変化します。活性酸素は不安定な分子なので、安定を求めて体内で活動する際に、細胞の核やたんぱく質などを損傷させしまうのです。少量の活性酸素は細菌やウイルスへの防衛反応として働きますが、多すぎる、体の老化が進んだり、疾病の原因になったりと、さまざまな悪影響を及ぼします。肌においては、細胞のコラーゲンの断裂や変性劣化により、シワやたるみが進行します。
ここまでは体の内部の話ですが、肌表面においても酸化は起こります。分泌した皮脂は、空気に触れると数時間で酸化していきます。紫外線にあたればさらに酸化しやすくなります。酸化した皮脂は刺激物となって肌に炎症を起こし、バリア機能を乱して乾燥や肌あれの原因になります。
肌に酸化を起こさないために気をつけるべきことは、まず、皮脂をきちんと落とすことです。乾燥肌だからといってお湯だけで洗っていると皮脂が落とせずより乾燥を招くので、きちんと洗顔料を使いましょう。また、抗酸化作用のある食べものやスキンケアを取り入れることどちらも、ビタミン類を含むものはおすすめです。スキンケアやインナーケアを見直して、若々しい美肌をキープしましょう!

◎加齢とともに酸化するのは、あたり前のこと
酸素を吸って生きている以上、体内で活性酸素が発生し、少しずつ酸化していくのはあたりまえのことです。ただし、体内には酸化と戦う酵素が備わっています。活性酸素を分解し、無毒化する酵素が働くことで、人間は健康で若々しく健康な体と肌を保つことができます。

◎加齢によって酸化はより進みやすくなる
体内で活性酸素と戦う酵素には、スーパーオキサイド、カタラーゼなどの種類があります。加齢によってそれらの酵素の働きや、酵素を作り出す力は徐々に弱まるので、年を重ねるにつれ、酸化は進みやすくなります。

◎紫外線を浴びると、より酸化が進む!
紫外線を浴びなくても皮脂の酸化は進みますが、紫外線を浴びるとより酸化が進行することがわかっています。皮脂が多く、紫外線を浴びやすい男性の頭皮がにおいやすいのは、頭皮の酸化した皮脂が主な原因です。

◎酸化は、肌の免疫力にも影響を与える
肌の表皮には免疫細胞があり、肌への異物の侵入を防いでいます。この免疫細胞は酸化に弱いということが、資生堂の研究によりわかっています。酸化した皮脂を放置しておけば乾燥の原因になるだけでなく、免疫力が低下することにもあります。

皮膚と体の老化に悪影響を及ぼす活性酸素について、お分かりいただけましたでしょうか?是非、誌面もご一読ください。

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雑誌『CHANTO/ちゃんと』2018年9月号(8月7日発売 掲載ページP100~105)

特集:日常生活からアウトドアまでおまかせ!「夏のうっかり日焼けレスキュー講座」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

レジャーの多い夏は、ついついうっかり日焼けが増える時期です!そこで、日焼け肌を上手にレスキューする手軽な対処法をご紹介いたします。

≪浴びてしまった紫外線は"なかったこと"にはできない≫
いきなり残念なお知らせですが、紫外線を浴びてしまったら、そのダメージを全くなかったことにはできません。美白剤を塗れば大丈夫というのは勘違いです。肌を老化させない正しい対処法を覚えておきましょう。

●老化の約8割が紫外線によるものって知ってた!?
紫外線は、波長の長いものからUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分類されます。このうちUV-Cはオゾン層で吸収されるため地上には届かず、地上に届いて肌に影響を与える紫外線は、UV-AとUV-B、の2種類で、シミや老人性イボ、皮膚癌など表皮の光老化は主にUVBが、シワや毛穴開きなど真皮の光老化を促進するのはUV-Aです。

【波長が長いUV-A】
地上の紫外線の約95%を占めるのがUV-Aです。波長が長く、浴びることでもともと肌にあるメラニン色素を酸化させて肌を黒くします。肌に急激な変化をもたらすことはありませんが、波長が長いので真皮層にまで届き、コラーゲンやエラスチンを変性させ、時間をかけて皮膚の弾力を失わせ、「たるみ」や「シワ」の原因になります。一年を通してガラスを通過して降り注ぐので注意が必要です。

【波長が短いUV-B】
日焼けを起こす力がUV-Aの600~1000倍強いと言われています。波長が短い紫外線で、表皮を中心に作用し、浴びると肌が赤くなってヒリヒリ痛む日焼けを起こします。メラノサイトを活性化させ、シミやソバカス、乾燥などを引き起こします。また、細胞のDNAが損傷され、長期的には皮膚がんを引き起こすリスクもあります。

肌老化は加齢も原因ですが、80%は紫外線の影響とも言われています。紫外線をたくさん浴びる人と浴びない人では、肌老化の速度が大きく変わってしまいます。具体的には、シミやくすみが発生し、肌が乾燥してキメが悪くなり肌荒れが起こるという、まさに美肌とは真逆の状態になるのです。

●7月~8月がピーク!日焼けのしくみをおさらい!
紫外線を浴びる

活性酸素が発生する

炎症が起こる

細胞が傷つけられる

角質が乾燥する

肌荒れやゴワつきが起こる

赤くなる人、黒くなる人と黒くならない人に分かれる

少量でも紫外線を浴びると、それが積もり積もって肌に炎症が起こり、細胞が傷ついてしまいます。さらに角質が乾燥して、肌タイプによって、赤くなってヒリヒリしたり、すぐに黒くなったりします。

●日本人の肌パターンは3つに分けられます!
(肌タイプは遺伝子で決まっているため変えられません)
① 赤くならずに、黒くなる人⇒実は一番丈夫な肌はコレ
② 赤くなったあと、黒くなる人⇒日本人に多いのはコレ
③ 赤くなったあと、黒くならない人⇒一番危険なのがコレ

<黒くなる人の特徴>
➡メラニンが多い
➡髪が真っ黒
➡こんがり小麦色になる
紫外線を浴びると黒くなるジャパニーズスキンタイプ②、③!特に少し赤くなってから黒くなる②は、日本人に多いタイプです紫外線ダメージには強いものの、色素沈着しやすいので、油断せずに紫外線対策を心がけましょう。

<赤くなって黒くならない人の特徴>
➡メラニンが少なく、色白が多い
➡髪がやや茶色がかっている
➡シミ・シワができやすい
すぐに赤くなり、黒くはならないジャパニーズスキンタイプ①!色白の場合が多く、紫外線の影響を受けやすいタイプです。日焼けによるシミやソバカス、シワなどになりやすいので、帽子や日傘などで普段からしっかり紫外線対策をしましょう。

紫外線に対する反応は、その人の皮膚の色によって異なります。メラニン色素が少ない白人はすぐに赤くなりますが、どれだけ紫外線にあたってもあまり黒くなりません。反対に黒人はメラニン色素が多く、まっ赤になる日焼けはしません。日本人は大きく3タイプに分かれます。まずは、自分のスキンタイプを見極めてみましょう。紫外線を浴びるとすぐに肌が赤くなりほとんど黒くならない人、赤くなったあと黒くなる人、赤くならずに黒くなる人、それぞれスキンタイプが分かっていれば、その後の自分に合ったケア方法も明確になります。

●日常生活でのうっかり日焼けレスキュー
紫外線量がピークに達しているこの時期は、日焼け止めを塗っていても、ちょっとした外出でうっかり日焼けしやすいものです。肌が黒くなる人も、黒くならない人も、ほてりを感じたときは要注意です!その日のうちに炎症をおさえるケアこそが肌あれを防いで、未来の美肌につながります。

<冷やして炎症をおさえて肌老化を食い止める>
一度焼けてしまった肌は、簡単にはリセットできません!コラーゲンやエラスチンの変化が始まり、シミやシワ、たるみなど肌老化が進行します。ちょっとした外出でも、肌が赤くほてってしまっている時は、紫外線ダメージを受けたことを意味します。できるだけ日焼けを未然に防ぐことが大切でが、紫外線を浴びてしまった...そんな時は、メラノサイトが活性化している72時間(3日)以内のお手入れが、美肌を取り戻すカギです

具体的には、段階を追ったお手入れがダメージを残さないポイントになります

【当日】ヒリヒリ感やほてり、赤みを感じたときはとにかく冷やして肌の炎症をおさえて!
①肌を冷やして鎮静化させる
そもそも日焼けとは、太陽光によって皮膚が炎症を起こしている状態です。いわば火傷をしている状態です。
慌てて美白剤でケアすると、刺激が強く、よけいに肌荒れしてしまう場合もあります。まずは、肌のほてりを冷やすケアを行いましょう。冷たい水で濡らしたタオルや冷たいシャワーで赤くなっている部分をしっかり冷やしましょう。

②ほてりが治まったらワセリンなどで保湿する
ほてりを感じるときは、刺激の強い化粧品を使ってケアするのは避けましょう。ローションやジェルなどの水分は染みることもあるので控えて、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムでしっかり保護するワセリンや軟膏など油性の保湿剤を使ったケアがおすすめです。
皮脂を油膜で覆うことで水分の蒸発を防いで、角層を柔らかくしてくれます。赤ちゃんから大人まで使えるワセリンを常備しておくとことをおすすめします。

※日焼け後、すぐに美白コスメでのケアはNG!!
炎症が起きている時は、保湿して肌を守りましょう。どんなに優秀な美白コスメを使っても、炎症が起きているときは肌に刺激になってしまいます。

【翌日】炎症が落ち着いたらシミの芽を増やさない美白ケアを!
①集中的に美肌してくれるアイテムでじっくりメラニン対策をしましょう。
ヒリヒリ感がおさまってもすぐに美白剤は塗らないでください。軟弱な状態でかぶれやすくなっています。必ず赤みが引いたのを確認できたら、使い始めましょう

②インナーケアでメラニンを排出!
紫外線の影響を受けやすい夏は、食事やサプリメントなどで事前に内側からの対策をしましょう。肌老化を防いで、免疫力と抵抗力を高めてくれるビタミンA・C・Eを積極的に摂りましょう。

●アウトドアでのうっかり日焼けレスキュー
夏は家族みんなで海や山など、太陽の下でレジャーを思いっきり楽しみたいものです。とはいえ、強い紫外線による肌への影響はかなりのものです。

<紫外線のリスクは高まるぶん、日焼け対策は念入りに!>
山では標高が高くなるほど紫外線量が増え、海では水面からの紫外線の反射が強力です。強い紫外線を浴びやすいアウトドアでは、徹底した日焼け対策を行いましょう。帽子やラッシュガード、通気性のよい長袖など、身に着けるもので日差しをさえぎるのも良い方法です。

※もし日焼けをしてしまった場合の対策もしっかり心得ておきましょう。

【現地】いつでもどこでもほてりを冷やして、紫外線ダメージを防ぐ工夫をしましょう。
①とにかく冷やす
ヒリヒリ感が強くて痛みを感じるときは、市販の消炎鎮痛剤を飲むのも一つの方法です。ただし、冷やしても炎症が治まらない、痛みがひかない、水疱ができている場合は、速やかに皮膚科医の診察を受けてください。

②こまめに日焼け止めを塗りなおす。
レジャー先では、定期的に休憩をとり、日焼け止めを塗り直しましょう。2時間おきを目安に、2度塗り、3度塗りしてたっぷりのばしましょう。

※海水浴行った際は、日焼け止めを塗り直すだけではなく、こまめにシャワーを浴びて塩分を流しましょう。塩分が肌に残ったままだと湿疹を生じやすく、そこに日焼けが加わるとダメージがより酷くなります。また、山は標高が100m上がるたびに1%紫外線量が増えると言われています。汗で日焼け止めが落ちやすくなるので、こまめに休憩をとって塗りなおす必要があります。

<アウトドア時のおすすめUV対策>
●長袖・長ズボンのラッシュガードを着用する
海では日焼け止めが落ちてしまうので、長袖・長ズボン(足首までの長さがベスト)のラッシュガードの着用がおすすめです。腕や脚をすっぽり隠してしまえば、クラゲなどの海洋生物から守り、ケガや肌荒れの予防にもなります。

●日焼け止めの前に抗酸化力の高い美容液を塗っておく
朝のスキンケア時に抗酸化力の高い美容液を塗ってから日焼け止めを重ねると紫外線ダメージを受けにくくなります。

【帰宅後】ほてりが治まったらクリームやバームで保護ケア
冷やしてほてりが治まったら、クリームやバームなど、肌に浸透せず、皮膜効果のあるアイテムで保護をローションやジェルなどの水分は染みることもあるので控えましょう。

【翌日以降】肌が落ち着いたら保湿&美白&エイジングケアをスタート
水分を抱え込む効果のある、セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、加水分解コラーゲン、多糖類、グリセリンなどのモイスチャライザーでしっかり保湿していきましょう。


紫外線を浴びてしまった後の、シミや肌老化を食い止めるなら、積極的に美白やエイジングケアを始めましょう。
『シミ治療』

是非、ご一読下さい。

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雑誌『BAILA/バイラ』2018年9月号(8月12日発売 掲載ページP171)

特集「郡雄割拠のビューティーシティをサバイブする美肌パイセンに聞け その疲れ肌、一斉救出!"大人のためのハイ&ロー美容"」で美容ジャーナリストの小田ユイコ様が、肌の調子が悪い時に、「救われた!」美容治療として、当院の「フォトフェイシャルM22」をご紹介いただきました。

【私はコレで救われた!ハイ&ロー美容体験】
肌が負けてしまいそうになったとき、見捨てずにそばで支えてくれた相棒(バディ)とは?

●小田様のコメント
「開きまくっていた毛穴が引き締まり、シミも薄く、赤みも収まります。肌全体を底上げしてくれるので、海外出張などの帰りに駆け込みます。」

小田様のおすすめ治療
『フォトフェイシャルM22』
色むらの改善やお肌のターンオーバーを活発にする効果もあるため、シミやニキビなどのトラブルを予防し、ハリのある瑞々しいお肌に改善します。
フォトフェイシャルの光が、肌トラブルの原因となるターゲット(メラニンや毛細血管など)に当たると、光のエネルギーが熱に変わり、ターゲットにダメージを与えます。フォトフェイシャルの光はターゲットのみに反応するため、お肌への負担がほとんどなく、気軽にお受けいただけます。また、この作用によりコラーゲン線維やヒアルロン酸などを生み出す線維芽細胞の働きが活性化され、月に1度の施術で内側から自然に美しい素肌がつくられます。

全顔(額はオプション)通常価格¥38,000 
トライアル価格 ¥28,000、初診患者様限定プラン ¥25,000

是非、ご一読下さい。

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雑誌『&ROSY』2018年10月号(8月22日発売 掲載ページP69)

特集「大人の悩み別小顔ケア」に当院のウルセラリフトが紹介されました。

年齢とともに顔が大きく感じる原因のひとつがたるみです。顔の形状を保っているのは、真皮の骨格とも言えるコラーゲン線維(膠原線維)やエラスチン(弾力線維)の質量共に劣化すること。これらの線維は、皮膚や脂肪を筋膜や骨につなぎ止める靱帯も構成しています。皮膚や脂肪組織のハリが失われ、支える靱帯が伸びてしまうことで重力に負けて頬の位置が下がり、輪郭が崩れ、たるみが発生するのです。すると顔の余白が増え、縦に伸びて、四角い顔になり、のっぺりとした印象になってしまいます。さらに顎下にももたつきがでて、二重顎になり、首と顔の境界線が曖昧になってきます。

強力な引き締め治療として米国FDAの認可を受けている「ウルセラリフト」による"切らないリフトアップ"がおすすめです。この機種はリフトアップ機器の中では効果持続時間共に最高峰。皮膚の表面には傷をつけずに、狙った深さにだけ超音波のエネルギーを届け、点状に65~70℃に熱凝固点を作り、伸びたコラーゲン線維を強力に引き締め、新しいコラーゲンの再生も促進します。筋膜や靱帯に働きかけ、高いリフトアップ&小顔効果を発揮する信頼性の高い医療機器です。ウルセラリフトは、全顔照射がおすすめですが、頬のたるみ治療の他に、目元のたるみを改善するメニューや二重顎を集中して照射するメニューなどもあり人気です。

また、顔が大きくなる原因として、脂肪が増えてしまっているケースや、歯のくいしばりなどでエラの筋肉が発達しているケースがあります。これらに対しては、ウルセラ照射に加えて、脂肪溶解注射とボトックス注射を組み合わせていきます。多くの方は、このようにいくつかの要因が複合的に影響して、たるみ顔、深いシワ、輪郭の崩れが発生しています。たるみは、その発生原因から考えても、毎日のお手入れで解消することは不可能です。ぜひ、医療機関でプロの手を借りましょう。
是非、ご相談ください。

関連施術:
ウルセラ
脂肪溶解メソセラピー
ボトックス注射(エラ修正、小顔)
お悩み別 たるみ

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新聞『日本食糧新聞』2018年8月10日 4面

特集「拡大するインナービューティー市場 食べるセラミドの可能性を探る」
に慶田院長のインタビュー記事が掲載されました。

現代女性は、さまざまな外的因子や内的因子によって肌のトラブルを抱えている人が多いと言われ、肌ケアに対する関心が高まっています。肌の潤いやバリア機能に欠かせないセラミドは、最近話題となっている成分のひとつ。「ゆらぎ肌」に対するインナービューティーにも効果的です。そこで、皮膚科専門医の立場から、皮膚のバリア機能とセラミドの有効性について解説しました。

 ― 先生は美容皮膚科医院を開業されスキンケアの第一人者の立場からバリア機能の重要性を訴えておられ、特にアトピー性皮膚炎などの疾病はもとより、現代女性の関心が高い「ゆらぎ肌」の改善にも取り組まれておられるとお聞きしましたが...

私は1999年に東京女子医科大学卒業後、同大学皮膚科学教室に入局しました。そこではバリア機能に注目した初めての皮膚科の医局だったことから、入局後は主にアトピー性皮膚炎やバリア機能について学びました。そして現在は美容に特化したクリニックを開業して皮膚科領域の中でもニッチな領域で活動しています。当院の美容皮膚科のコンセプトは、「メスを使わずに見た目年齢をマイナス7歳に」であり、アンチエイジング(抗老化・抗加齢)にとどまらずリバースエイジング(若返り)という考え方で取り組んでいます。
クリニックでの診療の他に、広くスキンケアの重要性を伝える仕事にも力を入れており、その中で最近話題となっているのが「ゆらぎ肌」と呼ばれているものです。昨年1年間でもかなりの数の雑誌でその特集が掲載されており、私自身もその監修に当たったり、取材を受けたりすることが増えていることから、「ゆらぎ肌」というものがトレンドとなっていると感じています。アンケート調査でも「常に敏感である」、「時々敏感である」と答えた人は8割を越えていて、実際に当院に通って来られる患者さんの数も増えています。
このゆらぎ肌、敏感肌という言葉はもともと皮膚科の用語ではなく、乾燥肌という表現を使っていました。これは角層が水分を保持できず乾燥している状態を表しますが、同時にバリア機能も低下していると考えられます。
このバリア機能の保持に大きく関わっているのが角質細胞脂質の半分を占めるセラミドで、これをスキンケアで補うことでバリア機能を高める効果があります。
セラミドは動植物に含まれる脂質ですが、近年はその経口摂取によって全身のバリア機能が改善するという報告も多数出てきています。

 ― そのバリア機能について、皮膚の構造面から説明していただけますか。

皮膚は生体防御、体温調節、水分保持、感覚器官、免疫、紫外線防御、緩衝材、エネルギー備蓄など重要な役割を持つ最大の臓器です。その構造は表皮、真皮および皮下組織の3層構造となっています。表皮は下から基底層、有棘層、顆粒層、角層の4層に分かれていて、基底層の細胞が分裂して有棘層となり、顆粒層でさまざまなバリア物質が作られ、脱核して角層となり剥がれ落ちていきます。これが28日から45日で繰り返されることで、皮膚は常に生まれ変わっており、これをターンオーバーと言います。
この一番外側の部分、角層は16~20%の水分を含み、乾燥、刺激、アレルゲンなどによる悪影響を跳ね返す「バリアの最前線」です。しかしその厚さは0・02㎜と食品用ラップ1枚に相当する薄さしかありません。その中でバリア機能の立役者となっているのは、皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、角質細胞間脂質の3要素です。皮脂膜は天然のクリーム、天然保湿因子は水を抱えるスポンジ、そして角質細胞間脂質は水を抱え隙間を埋めながら角質細胞を接着する機能を持ち、その主成分がスフィンゴ脂質(セラミド)なのです。
角質細胞と角質細胞間脂質(セラミド)の関係は、レンガとモルタルに喩えられます。角質細胞(レンガ)と角質細胞間脂質(モルタル)がきっちりとしていれば、雨漏りがしないように外的刺激を防御できます。これらのバリア物質を損なわない理想的なスキンケアを行えば、ゆらぎ肌や敏感肌を予防して潤いのある肌を保つことになります。このように角層は天然のバリアと言え、そしてバリア機能を保つことが、美肌の基本です。

 ― なぜ、敏感肌(ゆらぎ肌)が増えているのでしょうか?

加齢、環境、生活習慣などが原因となりますが、特に生活習慣が関係します。バリア機能の低下につながる栄養不足、睡眠不足、ストレス、運動不足が現代女性に多く見られることが、結果として肌トラブルを起こす内的な要因となります。これは、工場にたとえると、①栄養不足(原料不足)=NMFや角質細胞間脂質の原料や部品が供給不足、②睡眠不足(操業時間不足)=肌を十分に修復できない、③ストレス、運動不足(エネルギー循環の滞り)=自律神経の乱れによる血液循環の停滞が生じているようなものです。
結果、皮膚のターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下します。即ち工場を正常に稼働させることが、ゆらぎ肌の予防・改善につながります。

 ― 食生活に対するアドバイスはありますか?

最近の若い女性は栄養不足が深刻です。昨今の糖質制限ブーム、油抜きなどの極端なダイエットなどにより、食事の内容が偏っている若い女性が増えています。やはり美肌のためにも五大栄養素をまんべんなく摂取することは重要で、加えて抗酸化作用のあるポリフェノール類、腸内環境を整える食物繊維や発酵食品などの摂取も欠かせません。

 ― 最後に今後のスキンケアの方向性やセラミドの経口摂取による可能性についてお願いします。

忙しい現代社会に生きている私たちには肌のバリア状態が乱れるような内的要因、さらに外的要因が多く、正しいスキンケアを行い、生活習慣を調えることが大事です。
さらにもうひとつはインナーケアとして有効成分を補うことも有益です。最近では塗る肌ケアで有効とされるコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドなどを経口摂取することでも角層の水分量などの改善効果に関するエビデンスも増えてきています。その中でセラミドはバリア機能にとっては非常に重要な素材と考えています。このような情報に関しては、私のような皮膚科医からだけでなく、さまざまな飲料や食品の商品化を通じて広く啓発されていくことが理想的ではないかと考えています。

最近では、機能性食品としてセラミドを配合したドリンクやサプリメントなども発売されています。インナーケアとして手軽に有効成分を補うために、活用すると良いでしょう。
是非、参考になさってください。

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WEB『VoCE』2018年8月6日掲載

特集「デリケートゾーンのかゆみ止めの使い方に注意して!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

デリケートゾーンにかゆみを感じても、患部を診せるのが恥ずかしくて病院に行けない......。そんな時に自己判断で市販のかゆみ止めを使っていませんか?「市販のかゆみ止めを軽い気持ちで常用するのは危険です!

【デリケートゾーン近辺も水虫になる!?って知っていた?】
デリケートゾーンやデリケートゾーン近くのそけい部にかゆみを感じる原因はさまざまです。特に女性の場合は、月経やおりものの影響で、デリケートゾーンがかぶれやすく、湿疹が治りづらいことも少なくありません。蒸れやすい部位なので、常在のカビ『カンジダ』が増えて皮膚炎を起こし、かゆくなることもあります。
また、実は水虫も原因のひとつなのです。みなさん、水虫といえば"足にできるもの"と思い込んでいないでしょうか? 足に水虫があればそけい部にも伝染し、それが原因でデリケートゾーンやそけい部にかゆみを引き起こしている場合もあります。
同じデリケートゾーンでも、かゆみの症状やその原因によって対処法は違います。しかし、病院にかかるのが恥ずかしいからといって市販のかゆみ止めを使用している女性が少なくありません。気軽に購入できるデリケートゾーン用のかゆみ止めですが、実は長期間、市販のかゆみ止めを使い続けることは、医者の立場から見るととても危険なことなのです。

【市販のかゆみ止めを安易に使い続けると大変なことが!】
デリケートゾーン用のかゆみ止めの主成分は非ステロイド消炎鎮痛剤(NSAID)です。ステロイドは怖いけれどNSAIDなら安心だと思っていませんか?しかし、この成分へのかぶれ(接触性皮膚炎)が意外に多いのです。かゆみを止めるために塗っているうちに、感作され(抗体ができて)かぶれてしまい、もともとの湿疹なのかかぶれなのかよく分からないけど真っ赤でグジュグジュになって皮膚科専門医のもとにようやくいらっしゃる例をたくさん経験しました。

赤ちゃんのオムツかぶれきっかけというパターンも本当に多く、小児科の先生には安易にブフェキサマク軟膏(アンダーム軟膏)を処方しないよう何度もお願いしていたのですが、ついに、2010年5月に販売中止になりました!現在でも、イブプロフェンピコノール(スタデルム軟膏・クリーム、ベジカム軟膏・クリーム)やウフェナマート(フエナゾールなん軟膏・クリーム、コンベック軟膏・クリーム)などは販売継続、処方されており、接触皮膚炎はブフェキサマクほど高頻度ではありませんが存在します。
その上、NSAIDには、湿疹を治す力はほとんどないので皮膚科専門医は通常処方しません。
さらに、一部の市販のかゆみ止めには、リドカインという麻酔薬が含まれています。麻酔で患部を麻痺させることでかゆみを抑える効果があるので、市販の虫刺され薬などにも含まれています。
みなさん、麻酔薬が入っていると知らなくて市販薬を買っていらっしゃると思いますが、外性器周り(デリケートゾーン)の薄い皮膚や粘膜付近に高濃度のリドカインを含むかゆみ止めを毎日塗り続けると、麻酔成分による重症なアレルギー症状が出るリスクが高くなることをご存知でしょうか? さらに、虫刺されでかきこわして皮膚のバリア機能が壊れているところに薬を塗れば、よりその成分が浸透し、アレルギー症状が現れるリスクが高くなります。
麻酔成分に抗体ができると、ニュースなどでも話題になる「アナフィラキシーショック」を起こすこともあります! 血圧の急激な低下や意識障害などの重篤なアレルギー症状を発症し、命の危険さえあるのです。また麻酔成分でアナフィラキシーショックを1度発症すると、それ以降、最も一般的な麻酔薬『リドカイン』系統を全て使用できなくなるので、緊急手術などへの対応が遅れる危険性も高まります。

【デリケートゾーンのかゆみは恥ずかしがらずに皮膚科医】
ネットではこの麻酔成分・リドカインによるしびれを利用して、男性の早漏防止の裏技として使い方が話題になっているようです。リドカインを含むデリケートゾーン用かゆみ止めの市販薬を陰茎部に塗ると、そこがしびれることで感覚がにぶり、射精までの時間が長くなるという口コミがあります。陰茎部にこの薬を塗った男性が避妊具を使わずに性行為を行った場合、女性の膣内の粘膜に麻酔薬が直接付着します。粘膜は普通の皮膚とは違い吸収率が高いので、デリケートゾーンに塗る以上にアレルギー症状を起こす危険が高くなることも考えられます。
女性が知らないところでも市販薬が使われ、自分自身でも毎日使っていたら......。麻薬成分入りのかゆみ止めを使う機会が増えるほど、想像もしなかったような危険が起こることを知っていて欲しいと思います。
ですから、恥ずかしいからと言って病院を避けて市販薬を使い続けずに、ぜひ皮膚科専門医のいる皮膚科を受診してください。
そして、早漏対策として、麻酔薬の目的外使用はせず、泌尿器科医師にご相談ください。
(当院ではご対応していないので、あしからず。)
実は皮膚科にいらっしゃる患者さんの1~2割は、デリケートゾーンを含むプライベートパーツのお悩みを抱えています。デリケートゾーンのかゆみは早期に対処すれば、リスクのない方法ですぐに治すことができます。

是非、ご一読ください。


WEB『cafeglobe』2018年7月26日掲載

特集「たるみタイプ診断、目からウロコ。女医が教える"たるみ"の真実」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

ネガティブで不健康な印象を与えてしまいがちな「たるみ」顔。疲れているように見え、何より自分自身の気分もどんよりしてしまいますね。
そもそも「たるみ」とはどういう現象なのか、まずはメカニズムから知っておきましょう。

≪皮膚だけじゃない、たるみの4つの原因とは≫
たるみの原因は大きく分けて4つあります。骨・筋肉・脂肪・皮膚の老化です。たるみ改善といえば皮膚に注目しがちですが、皮膚は角層と表皮、真皮、皮下組織を合わせても、たった数ミリほどの、とても薄いものです。実は、たるみ現象は皮膚の下にある脂肪や筋肉、骨から進行しているのです。それぞれ、どんなふうに老化していくのでしょうか。

【骨:"ひょうたん顔"になっていく?】
30代半ばくらいから骨の合成と分解のバランスが崩れ始め、顔の土台である骨に萎縮や後退が生じ、骨格に変化があらわれます。例えば眼窩(がんか)はオーバル型からレイバンのサングラスのような形に。支えを失った目の下は急速にたるみが目立ち始めます。額やこめかみ、鼻の横も顕著に目減りしやすい部分です。骨が痩せ、後退して大きく後ろに引っ込みます。ところが、眉骨と頬骨だけは形状が保たれやすいため、ゴツゴツして下垂気味の"ひょうたんシルエット"になってしまうのです。

【筋肉:眉を寄せすぎ、シベリアンハスキーに!?】
年を重ねるごとに一部の顔の筋肉は固く縮み、肥大します。眉を寄せる筋肉が肥大してシベリアンハスキーのように盛り上がると、眉間の縦ジワや目のたるみを際立たせます。また、いつも口角を下げていると、口角下制筋が発達し、運気を逃す不機嫌顔になってしまいます。表情筋の使い方には気をつけましょう。"イーッ"と言ったとき首筋に浮き出る広頚筋という首筋の筋肉が発達してエリマキトカゲのようになっている女性も多く見かけます。広頚筋は下に引っ張る作用のある筋肉なので、この筋肉が発達していると下半顔のたるみの原因になります。

【脂肪:"ドロドロたるみ"の原因は?】
脂肪も年齢とともに減少していくのですが、脂肪を支えているコラーゲン線維や靭帯も劣化して伸びていくため顔の位置は段々と下がってきます。もともと脂肪が多い人は一見ハリがあるように見えますが、最近の研究結果では脂肪細胞がコラーゲン線維を束ねるエラスチンを分解する成分を分泌していることがわかりました。脂肪を支える力はどんどん減って行く上に、重みで負荷がかかるため、耐えきれずドロドロしたたるみとなってしまうのです。目の下、口周り、頬骨下方の脂肪が減少すると、顔の輪郭が崩れて卵型から四角い顔に変わり、よりたるんだ印象を与えてしまいます。

【皮膚:光老化が8割! 喫煙にもご注意を!】
皮膚をたるませる一番の要因は、太陽光に含まれる紫外線や一部のブルーライトと近赤外線です。太陽光を浴びるか浴びないかで、皮膚の状態には大きく差がつきます。また、喫煙を長く続けると、ハリや潤いを保つための女性ホルモンが減少するうえ、ニコチンが血管を収縮させて肌に栄養を届けられなくなるのでシワが深くなることが分かっています。

●さあ、あなたはどんなたるみタイプ?
質問に答えて、自分のたるみタイプと改善策をぜひチェックしてみてください。
⇒https://mediagene.svy.ooo/ng/answers/8d8e759aa9cf35ad107f94556d15d7 
「30歳を超えると、顔にその人の性格が出る」ともいいます。元々の骨格や体質に加え、生活習慣や性格によってたるみの出方も変わってきます。

【姐御タイプ(無頓着たるみ)】
ガハハと笑ったり、しわを寄せてみたり、表情筋がよく動くのがこのタイプ!元々の性格もオープンで姐御気質な人が多いでしょう。
豊かな表情は魅力的ですが......
表情豊かなのはチャーミングなのですが、その分シワもできやすく、それがたるみに進化しやすいのです。口角をキュッとあげた「微笑」を心がけてみましょう。
また、高頻度の飲酒や喫煙習慣は考えものです。たくさんのお酒を飲むと美肌のもとといわれるビタミンB群が大量消費され、肌のターンオーバーが悪くなります。お酒ばかり飲んでキチンと食事を摂らないと肌に必要な栄養が不足し、ハリツヤを失います。また、深酒は睡眠の質を下げるので、肌再生には悪影響を及ぼします。
喫煙は紫外線に次ぐ酸化ストレスです。コラーゲンの劣化を進行させ、同年齢の非喫煙者よりシワが深くなることが報告されています。また、女性ホルモンの分泌を低下させたり、肌のターンオーバーを遅らせたり、末梢循環を悪くしたりと、いいことがありません。副流煙が肌に触れると、角層の刺激になりキメや透明感が失われてしまいます。
このタイプは皮膚のたるみが進行しやすいので、早めに美容皮膚科でリフトアップ照射治療を受け始めると安心です。

付き合いが良いので、つい深夜まで飲んでいる----ということも多いかもしれませんが、お酒のつまみは高タンパク&ビタミンB群、カロテンなどを補給できる鶏肉と枝豆、チーズなどを選んでみてください。化粧はしっかり落とし、十分に保湿しましょう。クレンジングや保湿クリームにこだわってみるのもいいかもしれません。
◆おすすめ施術
タイタン
スマスアップ 
スカーレットRF(スカーレットS)
ウルセラ

【侍タイプ(緊張たるみ)】
責任感が強く、ストイックな人に多いのがこのタイプ!歯を食いしばって仕事をしている人や、部下を指導する立場にいる人も多いかもしれません。
気がついたら口角下がっていませんか?
そんな時、気がついたら眉間にしわを寄せ、への字口になっていないか注意しましょう。特に、"イーッ"と言ったときに首筋の広頚筋が出やすい人は要注意です。下向きに引っ張り下げる筋肉が強いため、口元やフェイスラインから下垂しやすいです。このタイプの人は、表情筋トレーニングは逆効果です。ますます下制筋の力が強くなってしまいます。そんな侍タイプのキーワードは「柔和」!心とお顔のマッサージが大切です。

常に緊張状態で、交感神経が優位な状態がつづくと、肌再生が停滞しがちです。肩の力を抜いて、ほっとできる時間を持つようにし、トレーニングをした後は同じくらい時間をかけてストレッチをしましょう。そうすることで筋肉がガチガチに固まるのを防ぐことができます。マッサージに適したたるみ専用クリームで優しくほぐすのも良いでしょう。表情のクセは自分で意識してもなかなか直せないものです。30歳頃からボトックス注射を始めるのもおすすめです。
◆おすすめ施術
ボトックス注射(表情ジワ)

【囚人タイプ(コケたるみ)】
真面目で几帳面タイプ!囚人のようにワーカーホリックになっていませんか?
猫背でパソコンに向き合っていると......
長時間パソコンに向き合っていると猫背になり、それが下半顔のたるみにも繋がっています。また、パソコンから出るブルーライトは、朝の光に多く含まれているため寝る前に作業すると脳が覚醒して睡眠の質を下げる原因にもなります。真面目なタイプはストイックなダイエットにもハマりがちで、栄養不足は大切な顔の皮下脂肪のボリュームダウンを加速させてしまいます。過緊張状態が続いて交感神経が優位になってばかりいると、血液や栄養が全身に巡り切らないため肌の修復が間に合わず、たるみはもちろんあらゆる劣化に繋がってきます。しっかり休んで"囚人感"にさよならをしましょう。
側頭部の骨が凹み、こめかみの脂肪が減ると眉骨が目立って骸骨っぽく変化します。また、頬の脂肪が減ることにより、頬骨が目立ち"削げ"が際立ち、鼻の横の骨がくぼみ脂肪も減ることで"ゴルゴ線(目頭から頬にかけて走るシワ)"や"ほうれい線"がより濃く刻まれたと感じるかもしれません。すると、顔に影ができて"囚人感"を増してしまうのです。
脂肪が早くから減り始める「囚人タイプ」は、過剰なダイエットは顔をコケさせ、たるみを加速させてしまうので注意しましょう。できれば30代のうちから少量のヒアルロン酸注入をスタートすると老化スピードが遅くなります。若い方ほど、ヒアルロン酸注入に関しては高い技術力を要します。信頼できる医療機関にご相談ください。
このタイプは「休息と栄養補給」がキーワード。睡眠の質を高めるための香りの良いクリームや上質なリネンなどを取り入れて、オンオフのスイッチを切り替えてみましょう。
◆おすすめ施術
ヒアルロン酸注入(クマ・しわ)

是非、ご一読ください。

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ビューティー週刊紙『WWD BEAUTY』vol.507(7月5日発売 掲載ページP8~9)

特集「摂る&塗る"オイル美容"の実力再分析」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

15年ほど前からスタートした「美容オイル」ブーム。今も定期的に新製品が登場し、スキンケアのルーティンとしてすっかり定着しています。オイルケアをするとお肌がしっとり整って、潤いをずっと保ってくれているような気がしますが、オイルを保湿剤として重要視する皮膚科医はいません。なぜなら、オイルには肌の水分蒸発を防ぎ、潤いを保つ効果はあっても、肌の潤いを高める働きは持たないので、保湿をオイル頼みにするのは禁物だからです。ただしオイルには保湿以外にも魅力がたくさんあります。
水分を含まず刺激がないので、肌荒れの時の保護に活躍しますし、メイク前に使って艶を出したりするのも良いですし、植物オイルなら自然の香りで癒されながらお手入れできます。また、油溶性の栄養素を溶け込ませたオイルなら、高い美肌効果も期待できます。

●保湿化粧品の考え方
「エモリエント」
ワセリンやオイルなど油性の保湿剤です。皮膚に油膜を覆うことで、水分の蒸発を防ぎ、角層を柔らかくする作用を持ちます。オイルを塗っていると肌がしなやかに、柔らかくなるように感じるはこの効果です。

「モイスチャライザー」
天然保湿因子(NMF)など水分を保持する作用を持つ保湿成分(ヒューメクタント)を含む保湿剤です。肌の潤いを補う働きのある、アミノ酸、尿素、ヘパリン類似物質、水溶性コラーゲン、 セラミド、多糖類、ヒアルロン酸、グリセリンなどの多価アルコールなどがあります。加齢や外的環境によって減ったヒューメクタントを補うことで、より高い保湿作用を発揮し、乾燥をやわらげます。

【植物性オイル】
植物の種や実などに含まれている油分を採取したものです。いろいろな植物から採れるので世の中には実にたくさんの種類の植物性オイルがあります。
サラッと軽やかでベタつかないホホバオイルやアルガンオイル、コクのある感触でマッサージに適したオリーブオイルやアーモンドオイルなど、植物オイルもテクスチャ―はさまざま、また精油(エッセンシャルオイルとも呼ばれていて、およそ100種類以上の成分からなる天然の芳香成分)が配合されていて香りがいいのも魅力です。軽やかなものはブースター使いもできます。
※当院で取扱いのある、「エンビロン モイスチャ-ACEオイル」100ml¥8,000(税別)
は、さらっとべたつきにくいホホバオイルをベースに、ビタミンA・C・Eを配合していま
ダーマローラー、スカーレットRF(スカーレットS)照射など美容施術後のお肌にも安心して塗ることが出来ます。全身に使用できるので、ボディの乾燥やたるみ、妊娠線ケアにもおすすめです。

【動物性オイル】
深海の魚の脂からエモリエント効果の高いオイルを抽出し、生成したのがスクワランやオレンジラフィーなどの、皮脂の構成成分に近い飽和脂肪酸を含むので肌なじみが良く、乾燥肌の人が使うと潤いバランスが整う実感があります。
これらの、オイルをつけるタイミングは、エモリエント効果を発揮するお手入れの最後に塗るのがベストですが、サラッと軽いものであれば、肌が柔らかくなることで、その後につける化粧水や美容液の浸透がよくなるので最初に使用することも出来ます。

まずは自分の好きな香り、テクスチャーのものを選んで毎日のスキンケアに取り入れてみて下さい。

【ミネラルオイル】
石油由来のオイルですが精製されているのでさらさらと水のように軽く、肌に負担が少ないのが、ミネラルオイルの利点。さまざまな天然由来オイルやビタミンなどをブレンドすることで、肌への美容効果も強化できます。

●トピックス
乾燥肌には向かないと警鐘を鳴らされ続けてきたクレンジングオイルですが、やはり手早く一度にメイクが落とせることから消費者人気は高まるばかりです。メーカー側も研究開発を重ね、最近の商品は「肌を乾燥させない」「しっとり洗いあがる」というアプローチのものが増えてきました。こすらずにきちんとメイクを落とせる商品は肌の負担も軽くおすすめです。

意外と知らないオイルの実情が良くまとまった記事です。是非、ご一読ください。

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雑誌『美的』2018年9月号 特集その1(7月22日発売)(掲載ページP112~119)

今回、慶田院長は2つの特集を監修しています。
◆特集その1『今度こそ、美肌を取り入れるための「本当の肌質」誌上診断』(掲載ページP112~119)
私の肌は敏感だから、乾燥するから、混合肌だから...実は思い込みのケアで肌がよくならずに悩んでいる方が多いのです。
肌質と一言で言っても、生まれつき(先天的)のものと、日々のお手入れやライフスタイルに影響されるもの(後天的)とがあります。
さらには、元々の肌はオイリー気味だったけれど、年齢とともに乾くようになってきた...といった加齢による変化も加わってきます。
つまり、肌質とはさまざまな要素がからまり合って作られるもの。大切なのは〝今〟の状態を正しく理解し、それに合ったケアをすることなのです。
肌質ごとに、〝強み〟と〝弱み〟があります。たとえば乾燥する肌は一般的にキメが細かく毛穴が目立ちにくく、逆にオイリー気味の肌は艶やかで小ジワができにくい。自分の肌を知り、〝強み〟を伸ばして〝弱み〟を克服すれば、ほかの肌には真似できない美肌を手に入れられます。

<TYPE1 乾燥性敏感肌>
乾燥気味でバリア機能が弱い肌
☑季節の変わり目に肌の調子をくずしやすい
☑乾燥が気になる
☑刺激が気になるから、洗顔はあまりしない
☑クレンジング剤や化粧水がしみることがある
☑肌あれを起こしやすい
☑アトピー体質だと診断されたことがある

<TYPE2 保湿不足乾燥肌>
間違ったお手入れにより、肌が乾燥している
☑肌がベタベタ、ぬるぬるする感覚が苦手
☑洗顔は、汚れが一切残らないようにさっぱり洗い上げるように気をつけている
☑乳液やクリームなど、油分を含んだコスメはあまり使わない
☑肌がゴワゴワと固い。もしくは毛穴が詰まる
☑目や口元に小ジワが目立つときがある

<TYPE3 エイジング乾燥肌>
良い状態(普通肌)だが、年齢と共に乾燥が進んでいる
☑落とす→潤す→守る3ケアは、最低限欠かせない
☑お肌がもっちりとしてすべすべ。肌を褒められることが多い。キメが細かい
☑昔と比べると、乾燥が気になるようになった
☑毛穴の開きや詰まりやすさ、くすみなど、昔はなかった悩みが気になる
☑シワっぽさ、たるみの予兆を感じる

<TYPE4 オイリー混合肌>
皮脂が多めで、特にTゾーンのアブラっぽさが気になる
☑さっぱりとした仕上がりの化粧品が好み
☑日中のテカりや皮脂くずれが気になる
☑特に夏場は毛穴の開きが目立つ
☑洗顔はしっかりと行いたい(しっとり感が残る洗い上がりは苦手)
☑目周りや頬などは乾燥する
☑年齢と共に乾燥が気になってきた

<TYPE5 オイリートラブル肌>
皮脂の分泌が多く、肌が弱るとニキビや赤みなどのトラブル続出
☑肌にベタつきを感じることが多い
☑肌の調子が悪くなると赤くかゆくなったり、吹き出物ができたりする
☑思い出したように、同じ場所にニキビが出現する
☑合わない化粧品を使うと、ぶつぶつができたりかゆくなったりする
☑毛穴が開いている
☑Tゾーンや法令線などに赤みがでる

<TYPE6 ストレス混合肌>
ストレスや疲労などによる影響で肌の皮脂バランスが乱れている
☑寝不足、もしくは不規則な生活
☑ストレスが多く、ジャンクな食生活
☑便秘や冷えなど、慢性的な不調がある
☑ゆったりと肌を慈しむモードになれない
☑生理前や多忙なとき肌トラブルが起こる(ニキビ、赤みなど)
☑昔と比べ、肌がアブラっぽい感じがする

<TYPE1 乾燥性敏感肌>
水分も油分も不足してバリア機能が弱い
肌は、自ら潤い成分を分泌しています。その量が生まれつき少ないのがアトピー素因をもつ乾燥性敏感肌。細胞間を満たす「セラミド」の量は健康な肌と比べ1/3しかないというデータも。角層がスカスカになりやすく、肌が乾いたり、刺激物質が肌の中に入り込んで炎症を引き起こしがちです。
炎症があると、コラーゲンが劣化したり、シミができやすくなったりと、肌の老化が加速します。また、肌が乾燥状態だと小ジワもできやすく、将来のシワリスクが高まります。
一方で、油分の分泌量が元々少ないので、Tゾーンのテカリや毛穴の開きなどがほとんど気にならないのが、この肌質のメリット。潤いを充分に与えることさえ心がければ、良好な肌を保てます。
コスメは、細胞間を満たす成分が入ったものを。具体的には『セラミド』『アミノ酸(ペプチド)』『ヒアルロン酸』入りのものを選ぶとよいでしょう。

●強み
とにかく充分な保湿さえできていれば、トラブルは回避できて良好な肌を保てる。キメが細かく、毛穴も目立ちにくい。
●弱み
全体的に潤いが少なく、バリア機能が低下しやすい。乾燥すると肌トラブルが起こりやすく、炎症により老化も加速しがち。
●すべきケア
バリア機能の強化
洗顔はシンプル・短時間で 潤い損失を最小限に。
保湿は「細胞間を満たす」コスメを投入

「バリア強化」のための重点お手入れポイント
POINT1 こすらず洗う
・クレンジングはW洗顔不要のすぐ落ちオイルタイプを
クレンジング料を長く肌にのせていると乾燥を招くので、30秒〜1分を目安に。こすらずに短時間でメイクを浮かせられる、W洗顔不要のオイルタイプがおすすめです。
・朝の洗顔は泡で肌をなでる程度に
忙しい朝は、泡立てがおろそかになりがち。泡で出てくるタイプは泡の密度も一定で、肌への刺激となりにくい。

POINT2 細胞間を満たす保湿
・「セラミド補給」or「バリア強化」コスメを選ぶ
単なる油分ではなく、セラミドやアミノ酸など肌内部を満たす成分入りの保湿コスメを。

POINT3 日中も潤い膜で肌をシールド
・紫外線予防もできて潤い持続力の高いクリームを
バリア機能の弱い肌は、紫外線ダメージも受けやすいので防御が必要です。朝は、しっとり感が持続する日焼け止めやファンデーションで仕上げましょう。

<TYPE2 保湿不足乾燥肌>
さっぱりケアが好きで、若い頃のままのお手入れを継続
洗顔はキュッとするまで洗わないと気がすまない、ベタつくからしっとり系のコスメは苦手、と感じるのがこのタイプ。さっぱりケアが好きだから、保湿は化粧水だけで完了、ということも。
若いうちはそれでも問題なく過ごせていたかもしれません。けれど肌の代謝が落ちる30代以降、そのままだと乾燥や老化が進んでしまいます。
このタイプに必要なのは、ケアに対する「意識改革」です。
お手入れの後に手が吸い付くようなしっとり感があるのが、美肌のためには良い、と認識を改めましょう。若い頃のアイテムをそのまま使っている人は、より潤うタイプのコスメに切り替えるのも推奨したいです。
具体的には、保湿に油分を含んだコスメをプラスすること。さらには、このタイプはハードに洗顔しすぎる傾向にあるので、洗顔法の見直しや、肌に負担をかけない角質ケア方法を実践して。

●強み
不適切なケアにより乾燥を招いているので、ケアを見直しさえすればすぐに美肌になれる。元々の肌は比較的強く健やか。
●弱み
肌上の潤いを「ベタついて心地悪い」と感じがちなので、美肌になるためには思い切った意識改革が必要。
●すべきケア
若い頃からのクセを変える
さっぱりより、「吸い付くような潤肌」が良いと意識改革。まずは洗顔法の見直しと、保湿アイテムの追加。

「潤い強化」のための重点お手入れポイント

POIN1 洗顔力の見直し
・力を入れすぎていないか鏡の前で確認を
力を入れても毛穴の汚れは落ちず、肌を傷めるだけ。泡を転がすときに、肌が動かない力加減をマスターして。鏡を見ながら力加減を確認して。
・すっきりオフしたい日は洗顔料を切り替える
力を入れがちな人は、ザラザラしたスクラブは避けて。すっきりしたい日は、酵素洗顔料やクレイパックなど、肌をこすらずに角質をオフできる洗顔料を。

POIN2 肌をほぐすケアを追加
・古い角質をさっぱりオフできる拭き取り美容液
今すぐゴワつきを解消したいなら、拭き取りコスメが即効性あり。力を入れないようコットンをすべらせて。次に使う化粧水の浸透も高まります。
・潤いを与えながら柔肌を育てる軽めの乳液
吸い付く潤肌へと意識改革するファーストアイテムとして、洗顔後すぐに使う乳液やクリームもおすすめ。次に化粧水を重ねるので、ベタつきを感じず油分で肌が柔らかくほぐれるのが体感できる。

POINT3 ケアの締めは油分入りコスメで
・油分嫌いさんにも使いやすいジェルクリーム
化粧水や美容液の後、「フタ」となるアイテムをプラスして。
・積極美肌を目指すならレチノール入り
レチノール(ビタミンA)には、肌の代謝を高める働きが。肌の力が底上げされるので、ゴワつき、毛穴詰まり、乾燥などあらゆる悩みを同時に解決できます。

<TYPE3 エイジング乾燥肌>
肌状態は良好。ただし加齢とともに代謝が低下
それなりに正しいお手入れを実践していて、大きなトラブルとは無縁の肌タイプ。「理想肌」といってもよく、一般的な肌質チェックでは「普通肌」と分類されることが多いはずです。ただ、肌は年齢とともに変化するもの。特に30代以降は、肌の代謝が低下して乾燥が進む傾向に。目の周りやほうれい線の小ジワが気になったり、肌の色ムラやくすみが増えたように感じる人が増えてきます。
そこで、代謝の落ちた肌に〝ジャブ〟を入れるような攻めのケアを取り入れると、肌が再び活性化します。
このタイプの肌は角層の状態が整っているので、攻めのケアが効きやすいのが強みです。シミや色ムラが気になるなら美白、シワが気になるなら抗シワ成分入りのアイテムなど、悩みに応じた機能コスメを取り入れてみては。美容医療でも、元々の肌状態が良い人ほど結果が出る傾向があります。

●強み
大きなトラブルは見当たらず、角層の状態は比較的良好。美白やシワケアなど、攻めの機能コスメの効果が出やすい。
●弱み
弱みは少ないが、肌は加齢とともに変化する。美肌を持続させるためには変化に応じたエイジングケアの実践が必要。
●すべきケア
代謝アップ&攻めのポイントケア
なまけ肌にジャブを入れる肌活性ケアを。角層状態は良好なので、美白や抗シワの攻めケアも効く

「代謝アップ&攻め」のための重点お手入れポイント
POINT1 炭酸コスメを取り入れる
・炭酸の血流アップ効果で肌を活性化

POINT2 悩み対応美容液を1本投入
・シワやシミに効果的な医薬部外品や美容成分が高配合された美容液などがおすすめ

<TYPE4 オイリー混合肌>
Tゾーンがアブラっぽい。でもほかの部位は乾燥する
解剖学的に、体の中心を走る線(正中線)は皮脂分泌が多いという特徴が。だからTゾーンがほかの部分と比べてアブラっぽいのは当然のこと。肌としては正常で、悩む必要はありません。
ただ、混合肌の人はケアの照準をTゾーンに合わせてしまいがちです。アブラっぽいからと取り去るケアを熱心に行ったり、保湿を控えたりすることで、その他の部分の乾燥が進んでしまう傾向があります。
そこで必要なのが、部位ごとにお手入れ方法を変えること。たとえば洗うときは皮脂の多いTゾーンから泡をのせて時間差をつける、その逆に保湿コスメはUゾーンからのせて、手に余った少量をTゾーンに使うなど、レベル分けすると全体が均一に整います。
顔を全体で見たとき、Tゾーンにツヤがあるのは自然だし、立体的に見えます。天性のツヤが与えられた肌だと、プラスに捉えるといいと思います。

●強み
Tゾーンがその他の部分に比べてアブラっぽいのは正常なこと。解剖学的には健全な肌状態で、メジャーな肌質といえる。
●弱み
部位ごとに肌の性質が異なるので、それに応じたケアが必要。ベタつきを気にするあまり、乾燥を招くケアをしがち
●すべきケア
部位ごとに保湿レベルを変える
洗うのはTゾーンから、保湿は頰から。顔をブロックに分けてお手入れする習慣を

「混合肌」のための重点お手入れポイント

PONT1 洗顔はTゾーンから
・泡はまずTゾーンへ。最後にさっと頰を洗う
洗顔はTゾーンから。細かくらせんを描くように泡を転がす。その後、頬はさっと泡を広げる程度で終了。時間差をつけることでちょうど良く洗える。

PONT2 保湿は頰から
・ブロックにわけてコスメを塗る
顔を3ブロックに分けて保湿。手のひらに広げたコスメをまず頰にのせてから、余ったものをTゾーンへ。乾く部分にはコスメを追加して重ね付けしましょう。

POINT3 メイク下地は2種類を使う
・Tゾーン用のテカり予防下地
少し面倒ですが、乾く部分には普通の下地、Tゾーンには専用下地、と2種類塗り分けると化粧崩れしにくくなります。

<TYPE5 オイリートラブル肌>
アブラっぽくて、ニキビや赤みトラブルなどが起こりやすい
とにかく皮脂分泌が多くて、ベタつきや毛穴の広がり、ブツブツ...と悩みの多い肌。思春期の頃、ニキビに悩まされたという人も多いのでは?けれども人生の前半で悩んだ代わりに、30代以降は大きな恩恵が受けられます。
皮脂は、肌を守るヴェールです。だから常に皮脂で守られているオイリー肌は老化しにくいのです。一般的に潤いが低下する年代になっても、艶やかでシワの少ない人が多いです。 ただし、過剰な皮脂は諸刃の剣。肌の上に放置すると酸化して、炎症を起こしたり細胞を傷つけたりとダメージ要因となります。
分泌された皮脂は、なるべく時間をおかずにオフするのが鉄則。特に、紫外線を浴びる環境ではダメージ度合いも大きくなります。UV対策がマストなのはもちろんのこと、肌を鎮静する抗炎症コスメなどで〝火消し〟ケアを。トラブルになる前に酸化ダメージを食い止めることが重要です。
●強み
皮脂の分泌が多い=強力な皮脂膜で常に肌が保護されているということ。その分乾燥しないので、老化しにくい。
●弱み
過剰な皮脂が肌の上で酸化して、さまざまなトラブルを引き起こす。毛穴の開きも目立ち、肌に赤みも出やすい。
●すべきケア
皮脂の酸化を防いで鎮静保湿
ベタつきは放置せずに早めに落とす。抗炎・鎮静成分入りコスメでトラブルを予防

「鎮静保湿」のための重点お手入れポイント

POINT1 帰宅後すぐに洗顔
・帰宅したらすぐに洗顔して、酸化皮脂をオフ。朝も夜も洗顔料を使ってきちんと皮脂を落とすことが必要です。ただし、オイリーだからとゴシゴシ強く洗うのは禁物。泡を転がすように優しい力加減で洗いましょう。

POINT2 鎮静コスメで保湿
・鎮静・消炎効果のある敏感肌用の保湿コスメがおすすめ。

POINT3 ケアベースで日中もトラブル鎮静
・メイクをしている間も、薬用成分やトラネキサム酸入りでトラブルケアできるアイテムがあります。

<TYPE6 ストレス混合肌>
ストレスや疲労で肌の調子が不安定
人間の体をつかさどる自律神経は、ストレスを受けると戦うための「交感神経」が優位な状態に。そうすると肌の血流が減少して、代謝が低下。さまざまな肌トラブルが起こりやすくなります。一方で皮脂量は増えるので、調子が悪いのにベタベタする、非常にやっかいな肌状態になりがちです。
体の内側から起こっている不調なので、とにかく心身をいたわることが優先です。健やかな肌のためには、5つの条件があります。
①食事、②睡眠、③排泄(腸内環境)、④運動(血の巡り)、⑤ストレスコントロール。この5本柱を改善しましょう。忙しくて平日は睡眠不足という人は、休日にたっぷり寝て睡眠不足をリセット。普段の食事がおろそかな人は、自分へのご褒美としてときどきステーキ(などの高たんぱく質食材)を食べるのも良いでしょう。ストレスが多く忙しい日々の中で、少しでも心身が喜ぶことを増やす工夫を。

●強み
心身の状態を反映しやすい肌。ぐっすり寝たり、ときめくことがあったり、日々の生活が改善されることで劇的に向上。
●弱み
肌があれる、乾くのにアブラっぽい、くすむ、毛穴やくまが目立つ...と、あらゆる悩みが同時多発して、ケアが難しい。
●すべきケア
とにかく早く寝て、体調を立て直す
ストレス混合肌に必要なのは休息とリラックス。時短できる心地よいコスメを取り入れて

「ストレスケア」のための重点お手入れポイント

POINT1 時短コスメの活用
・ケアで時短。その分寝るべし!
余裕のないときは時短ケアと割り切って、睡眠時間を稼ぐのもひとつの選択です。眠る直前のスマホチェックや寝酒など、睡眠の質を低下させる行為も控えましょう。シンプルケアや時々は時短に最適なオールインワンなどを活用してもOK。

POINT2 ご褒美コスメでリラックス
・余裕のある日は湯上りに癒しのケアを
香りや感触を楽しむことも、リラックスできて美肌につながります。できれば夜は湯船に浸かって体を温めてから寝ると、同じ睡眠時間でも肌の回復が高まります。

POINT3 体の中からストレスケア
・乱れがちな腸内環境も整えて
ストレスは腸内環境も乱します。腸内が乱れると腐敗物質が血中に回り、肌あれや乾燥を引き起こします。発酵食品などをとったり、体を動かすようにしましょう。

2つ目の特集もご覧ください。

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雑誌『美的』2018年9月号 特集その2(7月22日発売)(掲載ページP142~149)

今回、慶田院長は2つの特集を監修しています。

◆特集その2『「黒くなる」肌と「赤くなる」肌 日焼け前後のケアは、ここまで違う!』(掲載ページP142~149)

<あなたはどっち?>
毎日じわじわ日焼けして、休日にでかければ1日でこんがり、日焼けが肌に定着するタイプの肌。一方で、普段はあまり日焼けせず、強い紫外線を浴びると赤くヒリヒリする肌。
それぞれの特徴を解説します。
●じわじわ焼けてどんどん定着「黒くなる」肌
日焼けして黒くなる肌は、メラニンを作る力が高め。メラニンには肌の細胞を傘のように覆い、紫外線や刺激などの外敵から守る働きが。つまり、黒くなる肌はそれだけ自己防御力高く、肌老化しにくい肌なのです。
○「黒くなる」肌はこんな人
☑海や山で日差しを浴びてもあまり赤くならずしっかり黒くなる
☑日焼け直後に肌がやや赤くなり、その後黒くなる
☑ひと夏が終わるとしっかり日焼けしている

●夏の終わりに日焼け色が残りにくい「赤くなる」肌
海や山で無防備に紫外線を浴びると赤くなり、ヒリヒリするようなタイプは、メラニンを作る力が弱い肌。細胞がメラニンに守られることなくダメージを受けてしまうため、日焼けはしにくいものの、シミ・シワ・たるみの危険と隣り合わせ!
○「赤くなる」肌はこんな人
☑海や山で日差しを浴びると赤くなり、元に戻る
☑日焼けして赤くなった後うっすら黒くなる
☑ひと夏過ごしてもほんのり程度にしか焼けない

●黒くなる肌はくすみに、赤くなる肌は老化に注意
日焼けによる肌の反応は、赤くなったり、黒くなったりと個人差があります。
ジャパニーズスキンタイプの分類では、赤くなった後もとの肌色に戻るのが1。赤くなった後に黒くなるのが2。赤くならず、そのまま黒くなるのが3。日本人の肌は、この3タイプに分類されています。タイプ1と3は約15%ずつと少なく、約70%の人はタイプ2に分類されます。
●その違いは、メラニン再生力の差。
メラニンはくすみやシミの原因と悪者扱いされがちですが、本来は肌細胞を守り、老化や肌トラブルを守るために作られるもの。タイプ1や2の肌は、メラニンが細胞を守り切れないため炎症を起こしてしまい、赤くなるためです。
今回の企画では、タイプ3と、2の中でも赤くなる度合いが少ない人を「黒くなる」肌、タイプ1と、2の中でも赤くなる度合いが高い人を「赤くなる」肌と分類。
黒くなる肌はくすみやゴワつきに注意し、赤くなる肌はダメージを受けやすいので老化に注意しましょう。

<Morning なるべく日焼けしないための、朝の予防ケア>
日焼けを防ぐことは、何より大切な美肌ケア。日焼け止めの選び方、スキンケア、インナーケアまで、「黒くなる」「赤くなる」肌で、やるべきことが違います。

★「黒くなる」肌の場合
徹底ガードで、とにかくメラニンを作らせない!
メラニンの生成を防ぎつつ肌を守るケアをプラス
メラニンをたくさん作る「黒くなる」肌は、その分細胞の中心にある核をしっかり守れるので、老化しにくい〝ラッキーな肌質〟であることは事実。とはいえくすみやすく、透明感が出ない点は悩みどころです。
黒くなる人は、より意識して日焼け止めをしっかりつけましょう。日傘などで物理的に紫外線をカットするのもおすすめです。美白美容液にも色々なタイプがありますが、黒くなる肌の人には、メラニンができる前に抑制してくれるタイプの美白ケアが有効です。毎朝のケアに組み込みましょう。

●日焼け止めはSPF50+を。保湿効果も高いものが◎
メラニンを作らせるのは、主に紫外線のUVB。UVBをカットする指数はSPF値です。肌が弱い人以外、夏場はデイリーにSPF50+の日焼け止めを使いましょう。
●メラニンができる前の段階で食い止める美白美容液が必須
紫外線を浴びてメラニンができるまでには、細胞レベルでいくつかの段階があります。早い段階で生成をストップする美白美容液が、黒くなる肌の人には効果的です。
●ビタミンCサプリで体の中から肌を守る
黒くなる人には、朝のビタミンC内服が効果的です。メラニン抑制だけでなく、さまざまな美肌効果を発揮。食事では補い切れないので、サプリメントを活用しましょう。
●日傘やサングラスも効果大!外出時は必ず
白い日傘には反射、黒い日傘には吸収の働きがあり、黒の方がやや効果が高いといわれています。また、目から入る紫外線を防ぐためには、サングラスも効果的です。

★「赤くなる」肌の場合
炎症やダメージを防ぎ、白く柔らかな肌をキープ!
多方面からの炎症を防ぐ!
「赤くなる」肌は、細胞を守ってくれるメラニンの生成量が少ない分、肌が常に危険にさらされています。炎症は細胞にダメージを残すので、将来的にシワやたるみできやすい肌質です。また、シミはメラノサイトが強いダメージを受けることでエラーを起こし、メラニンを作り続けてしまうことが原因。防御力が少ない、赤くなる肌は要注意です。
紫外線を浴びると肌の中に活性酸素が生まれ、それが炎症の原因になるので、活性酸素を消去するケアも有効。1度炎症が起きてしまうと、いくらケアしても〝なかったこと〟にはできません。朝の段階で、できることを抜かりなく。

●PA値が高く、炎症も防ぐ効果をもつ日焼け止めを選んで
肌の奥まで届いてシワ・たるみの原因になるのはUVA。UVAをカットするPAが最高値の「++++」である日焼け止めを選びましょう。最近は炎症を防く効果をもつ日焼け止めもでてるので、活用しましょう。
●高い抗酸化作用をもつコスメを朝ケアに
活性酸素はすべての肌トラブルの原因。朝のお手入れには抗酸化ケアを組み込みましょう。インナーケアも効果的ですが、塗っておくと効果がダイレクトに。
●飲む日焼け止めは、赤くなる肌にこそ有効です!
最近話題の飲む日焼け止めは、体の中から炎症を抑えてくれるので、紫外線で赤くなる肌には打ってつけです。日差しが強い夏の間は、毎朝とるのがベスト。

<After72H もし日焼けしちゃったら...3日以内のケアが大切!>
強い紫外線を長時間浴びてしまって、黒くなった、赤くなった...というときは、メラノサイトが活性化している72時間以内のお手入れが、美肌を取り戻すカギ。

★「黒くなる」肌の場合
メラニンの排出&還元ケアで〝黒い肌〟を定着させない!
メラニンの排出を促せば早くもとの肌色に戻れる
日焼けして黒くなった肌は、メラニンを作り続けているだけなので、肌のダメージは基本的に心配ありません。UVケアをしっかりして、これ以上紫外線の刺激を受けないようにすれば、メラニンの生成は収まり、不要なメラニンは自然と排出されていきます。
見た目的にくすみが気になる、早く透明感を戻したいという場合は、角質ケアで代謝を上げたり、ビタミンCでメラニンの色を還元するケアがおすすめ。日焼け直後、赤みやほてりがある場合は、治まってからお手入れをスタートして。

●角質ケアでメラニンを含む古い角質の排出を促す
透明感を早く取り戻したなら、酸や酵素の入ったアイテムで角質ケアを。ただし必要な角質までも取りすぎないように注意。マイルドな美容液タイプがおすすめです。
●レチノールで代謝を上げ新しく透明感のある肌へ
シワ改善成分として話題のレチノールですが、その効果は代謝をあげること。新しい肌が生まれるのをサポートしてくれるので、日焼け肌が早く元に戻ります。
●できてしまったメラニンの色を、ビタミンCで淡色化
数ある美容液成分の中でも、メラニン還元作用をもつのはビタミンCだけ。メラニンの色を薄くしてくれます。

★「赤くなる」肌の場合
何にはともあれほてりを鎮静。治まったらエイジングケアを開放
段階を追ったお手入れでダメージを残さない
海や山で日焼け止めがおろそかになってしまい、うっかり肌が赤くほてるまで日焼けしてしまった...!という場合は?
ほてっているときに積極的なケアを行うと、刺激となって炎症を悪化させるだけ。まずは冷やして、ほてりが引くのを待ちましょう。
ほてりが治まったら、傷んだ肌に刺激を与えないよう、油分で保湿と保護のシンプルなケアを。2日程度たって赤みも落ち着いてきたら、美白や抗炎症のケアを始めてもOK。炎症はとにかくすぐ冷やして鎮める。落ち着いたらエイジングの進行を食い止めるべく、急いで積極ケアを開始。機を見計らうことが大切です。

●ほてっている間は積極的なケアをせず、冷やして鎮静
日焼けして熱をもっている場合は、軽いやけどと同じ状態。氷水や保冷剤でしっかり冷やして。
●ほてりが治まったらクリームやバームで保護ケア
日焼け肌はダメージを受けているので、ほてりが治まったらクリームやバームなど、皮膜効果のあるアイテムで保護を。水分は染みることもあるので控えて。
●肌が落ち着いたら美白&エイジングケアをスタート
紫外線を浴びるとすぐにコラーゲン分解酵素が作られ始めるので、肌が落ち着いたらすぐに対策を。美白&エイジングケアの高機能美容液がおすすめです。

<Daily Care 紫外線のダメージを残さないためにするべきこと>
夏の小麦肌はヘルシーで素敵だけれど、紫外線は肌に確実にダメージを残します。美肌のためには、やっぱり焼かないのがいちばん。そのための共通ケアをご紹介。

01 ただ〝塗るだけ〟で安心してはダメ。肌を完璧に守る方法はコレ!
日焼け止めの数値は、分厚く塗った測定値の値。普通に塗るとSPFは1/5程度になってしまうという事実を忘れずに。重ね塗りや日中の塗り足しがマストです。

まずはSPF50・PA++++の日焼け止めをしっかり塗る
SPF50の日焼け止めを1回普通に塗ると、実際の日焼け止めの効果はSPF10程度になります。少しおいて乾いた後にもう1回薄く重ねれば、SPF15程度まで効果を高めることができます。
ファンデーションもUVカットタイプを
夏場はファンデーションも紫外線防止効果の高いものを意識的にセレクトして。例えばSPF 30程度のファンデーションを薄くナチュラルに塗ると、SPF 3〜5程度に。ただし肌を守る観点では、厚塗りがベターです。

ランチ後に日焼け止めを重ね塗り
日焼け止めとファンデーションを重ねたとしても、SPF 15〜20程度。SPF 1で肌を20分守れるので、5〜6時間たったら塗り直したほうがいいという計算に。ランチ後に日焼け止めを重ねると安心です。

02 しっかり保湿してバリア機能強化!
紫外線を浴びると肌がダメージを受け、保水力が弱まって乾燥しやすくなります。保湿成分配合した美容液や乳液、クリームでバリア機能強化しましょう。

03 湯船につかって体温上げ代謝を促す
夏はエアコンで体が冷えやすく、代謝が滞りがち。湯船につかると効率よく体温を上げることができ、全身の代謝アップにつながります。

04 リゾートではこすれ対策の日焼け止めを使って
日焼け止めは、手で触れたり汗や皮脂でぬれたりといったことで落ちてしまうのが難点。日焼けすることがわかっている海や山に行くときは、こすれや汗に強い日焼け止めを使いましょう。

05 肌を立て直す食材を取り入れる
肌を作るのも守るのも、食を抜きにしては語れません。朝は抗酸化成分を含む食材、夜は肌の修復効果があるビタミンCを含む食材を意識して取りましょう。朝にスイカやベリー類、トマトなどの抗酸化フルーツや野菜をとると、紫外線防御力が強化されます。和食派なら、抗酸化成分のアスタキサンチンがたっぷり入ったシャケがおすすめです。

黒くなる派と赤くなる派では、紫外線による肌の反応や、その後の影響に大きな違いがあります。今すぐ自分の肌に合ったケア法をチェックしましょう。
是非、ご一読ください。


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雑誌『VOCE/ヴォ―チェ』2018年9月号(7月21日発売 掲載ページP168~169)

特集:「美ヲタ研究 透明感の正体に迫る!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

「透明感」よく使われる言葉なのに、その正体は意外と知らないものです。美容のプロが、様々な角度から分析し、今日から「透明感のある人」になるために、使えるワザやテクニックを一挙大公開します!

【あの手この手で"透明肌"を作る!スキンケア編】
「透明感」のある肌に憧れるけれど、どんなお手入れをしていいかわからない。そんな悩める読者のために、肌理論と最適なケアをプロが教えます!

Q、「透明感」って?体質で決まるもの?
A、角層の水分量が決め手!自己ベストを目指すのがGOOD
持って生まれた肌質によるところは大きいですが、角層が抱える水分量は、透明感を大きく左右します。たとえば、つきたてのお餅はツヤがあって明るい色なのに対して、乾燥してひび割れたお餅は暗くくすんで見えますよね。肌にも同じことが起きているので、まずは水分をキープできる角層状態に整えて。スキンケアも大切ですが、それ以前に、まずは適切な睡眠や食生活、ストレス対策をすることが近道です。
角質細胞内にある天然保湿因子は、水分をスポンジのように抱えています。その細胞と細胞の間を超拡大すると、セラミドが水分を挟み込んだ状態の"ラメラ構造"があります。セラミドは細胞同士を強固に接着しますので、ラメラ構造が整っていると、水分量の多い角層は美しく層状となり、キメが整い、光をキレイに反射して"透明感"のある肌になります。
<おすすめ施術>
フォトフェイシャルM22』を年2回〜4回くらいで行うと◎。メラニンや色ムラ、ニキビにも効果的です。
初回トライアル 全顔 ¥28000、初診患者様限定トライアル¥25000、額オプション¥5000。
(全てケミカルピーリング・パック・手背への照射込み)


Q、化粧水、美容液、乳液、クリーム......透明感に影響するのはどれ?
A、化粧水よりも乳液やクリームで水分キープを
肌に水分を抱え込んだ状態を維持するために、乳液やクリームでの保湿はよいですね。化粧水で肌の水分量がグッと増えるということはないので、しっとり感を保つために、小分けにしてムラなくつけるくらいでいいです。

Q、洗顔やクレンジングで透明感をアップさせるには?
A、肌質に合わせて、"残さず、落としすぎず"を狙う!
洗浄剤には、"角層の刺激となり透明感を阻害する汚れやメイクをきちんと落としたいけれど、肌に必要な潤い成分は残したい"というジレンマがあります。きちんと落とせているか、洗いすぎていないかをよく観察しましょう。洗浄力が強すぎるものは、赤みや肌荒れを引き起こすこともあるので要注意です。

紫外線やエアコンの影響、暑さによる睡眠不足や栄養不足で肌が乾燥しやすい時期です。しっかりと肌に水分を与えて"透明感"のある肌を目指しましょう。是非、ご一読下さい。


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雑誌『MAQUIA/マキア』2018年9月号(7月22日発売 掲載ページP118~127)

特集「ニッポンの〝魔夏″を乗り切るために、美賢者からの美の処方箋 老け肌100問100答」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【インナードライ肌の処方箋】

Q.「肌が枯れる=インナードライ」とは?
A.表面は脂っぽいが、実は肌の内部は水分が不足している状態。
湿度が高い夏は、表面は潤ってみえても内側が乾燥していることがあります。洗顔直後は肌がつっぱるのに、少しすると皮脂がでてべとつくという方は結構いらっしゃいます。これは、角層の水分保持力の97%を担う『角質細胞間脂質』と『天然保湿因子NMF』の量が不足し、水分保持力としては2~3%しか寄与しない『皮脂量』が多い状態。これをインナードライ肌と定義します。

Q.湿度が高くても肌は乾燥する?
A.乾燥しているのに、それに気づきにくいから要注意!
湿度が高くても、角層の水分量は低く、バリア機能が低下している人は多いんです。空気が湿っているから気づかないだけ。また、紫外線は、角層の水分量を低下させ、乾燥肌にする作用があります。夏に保湿をおざなりにすると、暑さに紫外線が追い打ちをかけ、肌内部がカラカラに。また、紫外線は真皮にまで届いてコラーゲンを破壊するため、シワも進行させてしまいます。夏でも水分と油分をしっかり補いましょう。

Q.朝の保湿が夜まで続かないのはなぜ?
A.汗にまつわることや、それにまつわる行動も一因かも
大量の汗で、朝の保湿成分が流れてしまいやすいのが夏ですが、そもそも与えた潤いを抱え込む、という肌本来の力が弱っているのかもしれません。
夜のケアだけでなく、寝る直前のもうひと手間〝追っかけ保湿″をすると翌朝の潤いがアップします。

Q.肌が乾くときは洗顔料で洗わなくていい?
A.洗う方がむしろ潤う、というデータも。やさしい洗浄料で洗いましょう。
肌の表面は角層という水分を保つための層におおわれています。健康な肌の角層は、肌内部の水分を逃さないようにキープしています。ところが汚れなどが付着すると、それが刺激となり、角層が乱れて水分が肌の外に蒸発しやすくなってしまいます。肌トラブルの原因になる不要な汚れや古い角質は、よく泡立てた洗顔料で洗い落とすことで、そのあとの保湿剤の効果も高まります。

【シワ・ゆるみ・たるみの処方箋】
Q.テカるのにシワが深くなるのはなぜ?
A.肌がテカるから若い肌、というわけではありません。
シワと皮脂分泌は別問題。角質のバリア機能保持力や表情グセなどの見直しを。喫煙のダメージは相当大きく、シワを深くします。30代半ばを過ぎたら肌をみれば喫煙者とわかるほどです。ぜひ禁煙を。

Q.シワって一度できたらリカバリー不可能?
A.ちりめんジワなら保湿や抗酸化、ターンオーバー促進で回復のチャンスあり
ちりめんジワ程度なら、保湿でかなり目立たなくなります。ターンオーバーを促進するレチノールなどの抗酸化成分も効果的。ただ、大ジワやたるみをなかったことにするのは難しいのが事実。積極的に改善を考えているなら、ボトックス・ヒアルロン酸、ハリを高める照射治療がおすすめです。美容医療の手を借りましょう。どの施術も医師の診立てと技術で結果に大きな差が出ます。信頼できる医師に相談を。

関連施術:お悩み別 シワ


Q.目が疲れていると、目元のシワも増える気が...
A.目を酷使することによる血流障害やブルーライトが、目元の皮膚にも影響する可能性があります。ドライアイになる生活習慣は目周りの乾燥を招くことも。

Q.やっちゃいけない顔グセってある?
A.眉間のシワ、下がり口角、しかめっ面は女が下がる!
普段から自分がなりたい表情でいること。40歳を過ぎたときのシワの現れ方が違います。顔を見ると性格まで透けて見えてしまうと心得て。

Q.紫外線とシワ、ゆるみ、たるみの関係は?
A.紫外線によりコラーゲンが破壊されて老け顔に
肌のハリの決め手であるコラーゲンやエラスチンが紫外線により破壊され劣化すると、シワやたるみにつながります。最近では近赤外線の一部の波長が、深部のたるみに影響している事実も解明されてきました。光対策は万全に、紫外線の多い時季はとくに肌の栄養に欠かせないビタミン類やタンパク質を、積極的に補いましょう。

【毛穴の開き・ニキビの処方箋】

Q.夏になると毛穴の開きが目立つ気がするのはなぜ?
A.毛穴周りの角質が厚くなるせいです。
角質の状態が悪くなると、毛穴の入り口がぶ厚くなるため開いてみえることがあります。毛穴周りの角質が硬くなり、皮脂分泌量が上がることでさらに悪化します。
角質ケアとして、軽いピーリング効果がある拭き取りタイプの化粧水を取り入れたり、定期的に美容皮膚科でケミカルピーリングを受けるなどして、ターンオーバーを高めると良いでしょう。毛穴の黒ずみを指で押したりすることは、肌を傷めるので厳禁です。

関連施術:お悩み別 毛穴の開き、黒ずみ


Q.ニキビの炎症を早く抑えるのは?
A.夏は汗や皮脂で菌が増殖しやすく、紫外線の刺激もニキビを悪化させます。ひどい炎症は抗生剤の服用などが必要なので、皮膚科を受診しましょう。小さいニキビでも炎症が長引けば難治なニキビ痕になるため、早めの治療が肝心です。日ごろのケアとして、皮脂をコントロールするビタミンB群を補うと、ニキビの予防・改善に効果的です。なかなか食事だけでは補えないので、サプリメントを活用すると良いでしょう。

暑さも湿度も上昇し、肌の疲労がピークに達するこの時期にエイジングの加速を食い止めましょう。
是非、ご一読ください。

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雑誌『InRed/インレッド』2018年8月号 (7月7日発売 掲載ページP112~113)

特集「暑い季節を気持ちよく過ごしたい 涼やかな雰囲気を纏う夏のデオドラントケア」

清潔感のあるボディで好印象
汗をこまめにオフして爽やかな状態をキープ
少し動いただけで汗をかく夏は、いつの間にか汗臭くなることがあります。けれど、汗そのものは本来、無臭です。汗は〝全身から出て体温調整するエックリン汗〟と、〝わきや外性器周りなどの部分的に出るアポクリン汗〟があります。アポクリン汗はたんぱく質を多く含み、これが常在菌によって分解されることでにおいに変わります。わきは臭いの強い汗が留まりやすく、汗の蒸発とともに広がるので周りの人にも気づかれやすくなります。対策としては、わきの汗を抑えることや汗をかいたら早めに拭き取ること。これだけでもかなり軽減されます。

(対策1)
汗そのものをブロックする
いつどこでも手軽に使えるのが制汗剤やデオドラントアイテム、精油の香りでケアするエチケットスプレー。わきの汗を止めても、他のパーツで調整するので体に影響はありません。制汗剤は汗ジミ対策もできるので便利です。
(対策2)
汗をすばやく吸収する
汗が肌に留まる時間が長いほど菌の分解が進むので、吸汗性のインナーやパッドを使うのも賢い選択。ミネラルを含む汗は、乾いたハンカチでは取れ切れません。拭くときはボディシートや濡れタオルなどがおすすめです。
(対策3)
生活習慣を見直して体質改善
1 肉や辛いものを食べすぎない
脂肪が多い肉やニラ、スパイスなどをよく食べる人は体臭が強くなりがち。焼肉やステーキ、アジア料理はほどほどに。

2 体臭を強めるタバコは控える
皮脂が酸化することも体臭の原因のひとつ。ストレスや加齢、暴飲暴食はもちろんのこと、タバコも酸化を進め、においを強くさせます。

<足のにおい>
丁寧にケアすれば素足に自信が持てる
1日中はいた靴を脱いだときにモワッと立ち上がる足のにおい。これも汗が常在菌によって分解されることで発生します。

パンプスやスニーカー、ストッキングなどで通気性が悪いと、汗がこもって靴のなかは蒸し風呂状態。すると常在菌が増えて汗の分解が進み、においが蓄積されます。

また、夏は水虫にも注意が必要で、深刻化すると皮がふやけて悪臭を放ちます。ムレによるにおいも水虫も対策としては、汗がこもらないようにすること。そして、同じ靴ばかりを履かないことです。

古い角質もにおいの原因になるので、毎日しっかり洗い、定期的な角質ケアも行いましょう。角質や汚れは靴のインソールにも付着するので、帰宅後は固く絞った布やアルコールなどでインソールを拭いておくことも大切です。

●朝出かける前のフットケアを習慣化
靴を履く前はにおいの元となる汗にアプローチするアイテムを活用。制汗剤やクールジェルを塗るほか、汗を吸収する使い捨てインソールを忍ばせるのもおすすめです。

●外出先で靴を脱ぐ前に消臭アイテムで応急処置
一番困るのが、座敷での食事やホームパーティ。手軽ににおいケアできるフットシートやスプレーは〝バッグに常備〟が夏の常識です。

●入浴時に専用ソープで洗う
汚れや古い角質はその日のうちにしっかりオフ。足の指の間は汚れが溜まりやすいので、手を使って丁寧に洗いましょう。

●その他のケア
週1で丁寧なケアとバスマットの交換
足の爪裏も汚れが溜まるので、週1回ブラシ洗浄を習慣化しましょう。また、湿ったバスマットは菌の温床となるのでこまめに洗濯を。

お風呂が面倒な日は足湯で代謝アップ!
1日動いた足は汚れや汗、雑菌でいっぱい! 疲れていても足だけは洗うのが賢明です。代謝が上がることでにおいも軽減されます。

気温が上がり湿度も高くなるこれからの季節。デオドラントケアを習慣にしましょう。
是非、ご一読ください。


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オルビス会報誌『Sibro/シブロ』2018年7/8月合併号(P14~19)

特集「正しい知識で賢く美肌に 紫外線とメラニン基礎講座」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

紫外線に無防備にあたってはいけない、メラニンは増えすぎるとシミになることは、多くの人が知っています。でも、そのメカニズムは知らない人が多いはずです。
正しく敵を知ったほうが予防も完璧に。紫外線とメラニンの基礎を確認しましょう。

【1時間目/紫外線のしくみ】
なぜ、紫外線は浴びすぎると危険なのでしょうか?
知っておきたい紫外線の基本中の基本から基礎講座開始です!

そもそも紫外線とは?
私たちが生きている地球は、太陽から振りそそ太陽光線の恩恵を受けています。太陽光線は、光の波長によって、"紫外線"、"可視光線"、"赤外線"などに分けられます。紫外線はさらに、波長の長い順に、UV-A、UV-B、UV-Cの3つあり、肌トラブルなどに影響するのはUV-AとUV-Bです。

紫外線のピークは3~9月
紫外線は太陽光線なので、季節によって量は異なります。夏に強くなり、冬は弱まります。ですが、上のグラフをみると3月から急激に紫外線量が増加します。紫外線ケアは夏からではなく早めが重要。また、冬でも外出時にはケアが必要です。

紫外線の種類で肌ダメージもこんなに違う!
UV-Aは波長が長く、真皮にまで届いてコラーゲンを破壊し、肌のハリや弾力を低下させ、シワを増やします。UV-Bはエネルギーが強く、ヒリヒリする日焼けや皮膚がんの原因です。メラノサイトを活性化させ、シミやソバカス、くすみなどを引き起こします。

1日のなかでは、昼前後が赤信号
紫外線量は、太陽の位置でも変化します。1日の中で、太陽の位置が高くなる、お昼前後は、太陽光線の量も多くなるため、紫外線量も増加します。
でも、これからの季節は、日照時間も長くなるので、朝夕も紫外線ケアを忘れずに行いましょう。

【2時間目/メラニンのしくみ】
シミのもとと言われる"メラニン"。どうして私たちの身体に存在しているのでしょうか? 敵を知るとつきあい方が見えてきます!

メラニンってなぜあるの?
メラニンというと「シミを作るもと」と私たちには不要のもの、悪いものと思うかもしれません。ですが、もともとは、紫外線を吸収して、肌やからだに紫外線の影響を与えないようにブロックする作用を持っているのです。簡単にいえば、自前のサングラスのようなもの。もしも、メラニンがなければ、強い紫外線が肌の細胞を攻撃することも。からだを守る機能もメラニンは持っているのです。

メラニン色素はこうやって活性化します
メラニンは、肌の表面にある表皮の一番下にある"基底層"という部分にある"メラノサイト"という色素細胞で作られます。メラノサイトは、アメーバーのように手足が伸びた形をしています。紫外線を浴びると、メラニンを作れ、という情報が届き、メラノサイトは、"チロシナーゼ"という酵素のサポートを受けて、メラニン作るのです。

●Check!チロシンキナーゼってなに?
メラニンの生成を引き起こす酵素です。このサポートを受けて、メラニンは黒色メラニンに変化をします。アルブチンやビタミンC誘導体などの美白成分は、このチロシナーゼの働きを抑える作用があり、注目されています。

●メラニン生成の3ステップ
1. チロキシナーゼが活性化し、チロシンがメラニンに変化

2. メラニンが濃くなる

3. シミが沈着する

メラニン色素とシミの関係
メラニンが生成されても、表皮が生まれ変わるいわゆるターンオーバーのサイクルがきちんと保たれていれば、シミとして残りにくくなります。ですが、紫外線を浴び続けることで、メラニン生成にエラーが生じて、過剰にメラニン生成が発生することも。ターンオーバーが追いつかず、シミとして残ってしまうのです。

肌以外にも体中に存在するメラニン色素
メラニン色素は、肌以外にもからだ中に存在しています。目は太陽光線によってダメージを受けないようにメラニン色素が守っています。また、髪の色もメラニン色素の量で違いが。人間だけでなく動物にも同様に存在しているのです。

人種、地域でメラニン色素はこんなに違う
メラニン色素は、人種によって種類と量が異なります。日本人やアフリカ系の褐色の肌や黒い髪は、赤系や黒系の"ユーメラニン"の含有量が多く、白色人種に多いのが黄系の"フェオメラニン"です。フェオメラニンの割合が高いと、紫外線のダメージを受けやすいと言われています。


【3時間目/紫外線対策の素朴な疑問】
これから紫外線がより強くなる季節が到来です。正しく知ってきちんと防御しましょう。

Q.日焼け止めを塗れば十分にガードできる?
A"ミルフィーユ塗り"で鉄壁の防御を!
日焼け止めに書いてあるSPF数値が高さ=防御力の高さですが、塗る量が少なかったり、塗り方が雑でムラがあったり、時間がたってくずれたりすると、数値通りの効果が得られなくなってしまいます。一度肌に塗って、なじんだらもう一度塗る重ね塗りを。また、化粧下地、ファンデーション、パウダーなどすべてSPF表示があるものでミルフィーユ塗りすると、紫外線防御効果はより高まります。

Q. 今更聞けない、SPF、PAってどういう意味?
A. UV-A、UV-Bから肌を守る指標です
SPFは紫外線防御効果を表す数値です。紫外線のUV-Bによって、肌が赤くなるのをどれぐらい防ぐかを示しています。PAは紫外線のUV-Aを防ぐ効果を示していて、+は4段階に分かれ、数が多いほど、効果の高さを表しています。

Q. 日傘で防ぐなどすれば、紫外線の影響は受けない?
A. 反射光により四方八方から紫外線は攻めてきます
夏の強い日差しには、日傘は重要なアイテムです。でも、日傘があれば完璧というわけではありません。日傘で防げるのは、上からの紫外線。紫外線は地表からの反射光があり、あらゆる角度から影響が。日焼け止めでのガードは欠かせないのです。

Q. 洗顔やピーリングでメラニンは落とせるの?
A. ターンオーバーを促進することはできます
ダメージを受けると滞りがちなターンオーバーを促すという意味では、洗顔やピーリングは有効なことも。ですが、シミを取りたいからと力を入れて肌を刺激するのはNG。逆に強い刺激がメラノサイトを活性化させてしまうことも。ターンオーバーを促すケアは、やさしいケアが基本です。また、紫外線は肌を乾燥させるので保湿ケアも充分に行って。

Q. 美白しすぎると肌が弱くなるの?
A. そんなことはありません。防御とダメージのWケアを
美白スキンケアで肌が弱くなるということはありませんが、肌タイプによっては乾燥や刺激が出ることも。肌に合うものをみつけることが大事です。また、美白ケアをしていれば、UVケアはいらないと思っている人がいますが、これは間違い。UVケアと普段の美白スキンケアで、紫外線の防御とダメージケアをセットで行うことが大事です。

Q. どんなスキンケアをすればメラニンに対抗できる?
A. 抗酸化作用、メラニン生成の抑制効果のあるものを選びましょう
基本は、防御とスキンケアです。SPFとPA数値が高い日焼け止めで紫外線を防御。さらに、抗酸化作用やメラニンの生成を抑える作用のあるものでケアを習慣に。また、食生活も重要です。抗酸化作用があるビタミンA、E、Cや肌を作るたんぱく質は積極的に摂るようにしましょう。

紫外線がメラニンを作るので、日焼け止めはとても重要です。しかし、それだけでは紫外線ダメージを完全に防ぎきれません。毎日のスキンケアでバリア機能を高め、紫外線に揺らがない肌を目指しましょう。

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雑誌『saita/咲いた』2018年8月号(7月7日発売 掲載ページP100~103)

特集「最新&即効!真夏の鉄壁UVケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

UVケアが美肌を育む!日焼け止めを毎日の習慣に
肌が老ける最大の原因は紫外線ダメージによるもの。肌老化の80%が光老化であるとの報告もあります。レジャーやアウトドアシーンだけでなく、日常生活の中でも紫外線対策は必須です。
紫外線はシミの素であるメラニンの過剰生成を引き起こすだけでなく、肌の奥の真皮にもダメージを与えます。コラーゲンやエラスチンが破壊されてシワができやすくなったり、毛穴が開いたりと徐々に肌老化が目立つように。また、紫外線はからだの免疫力も低下させます。美容だけでなく健康のためにも、紫外線対策は毎日欠かさず行いましょう。

【日焼け止め編】~朝のひと手間でシミを防ぐ!~
紫外線ダメージはシミのもと。一度できてしまうとそのケアには根気が必要です。
まずは正しいUVケアを身につけて予防美容を徹底。

Q1.日焼け止めは毎日塗らないとダメ?
A. はい。季節や天候によらず日焼け止めは毎日塗りましょう
日焼けの原因であるUV-Bはピークが6月終わりから7月くらいですが、UV-Aは年間を通してそれほど量に変化がなく、1年中降り注いでいます。日焼け止めまでが一連のスキンケアだと意識しましょう。
地上に届く紫外線には2種類あります。波長が短いUV-Bは肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を引き起こし、炎症やシミの主な原因に。
一方、 UV-Aは肌の奥深くまで到達して肌の弾力、ハリを低下させます。UV-Aは窓ガラスも雲を突き抜けるため、一日屋内にいる日でも紫外線対策は必須。

Q2.正しい塗り方を教えて!
A. 表示の量の3倍を2回に分けて塗るのが理想的
たとえば、SPF50+・PA++++と紫外線防御力の高い日焼け止めでも、使用量が少なかったり、塗り漏れがあったりするとその効果は十分に得られません。表示の量より多めに取って重ね塗りしましょう。

POINT1
顔・首・デコルテまで塗るのであれば、表示の3倍くらいの量が必要。まずは半量を手に取り、まんべんなく伸ばすのがコツ。

POINT2
ベタつきが落ち着いたところで残りの半量を全体に重ね塗り、気になるところに重ね塗りする。焼けやすい頬や鼻筋は念入りに。首の後ろなど塗り忘れには注意。

Q3.日焼け止めで美白ケアもできる?
A. 美白成分配合の高機能なUVケアを取り入れましょう
ビタミンC誘導体などのスキンケア成分が配合されたものや、シミにつながる外部刺激から肌を守る処方のものなど、プラスαの機能がある日焼け止めを試してみましょう。

Q4.親子で同じ日焼け止めを使ってもいい?
A. はい。低刺激タイプがベター
親子で同じ日焼け止めを使う場合は、子どもが使えるものに合わせましょう。肌がかぶれさえしなければUVカット効果の高いものを使っても問題ありません。また、衣類などで物理的に紫外線から守るのもひとつの手です。

Q5.塗り直しが面倒で結局焼けちゃう...
A.メイクの上から使えるスティックタイプが便利
汗や皮脂で日焼け止めが流れるとムラ焼けの原因に。こまめに塗り直すのが最良ですが、化粧のヨレが気になる方にはスティックタイプの日焼け止めがおすすめです。

Q6.日焼け止め選びのポイントは?
A. 用途はもちろん、塗り心地も大切です
海やプールにはウォータープルーフタイプ、通勤時はファンデーションを重ねることを考えてSPF30前後のものというように用途で使い分けるとベター。日焼け止めは毎日使うものなので、塗り心地のよさやお手軽感など継続しやすいものを選ぶのもポイントです。

Q7.髪や頭皮は帽子で守るしかない?
A. スプレータイプの日焼け止めを取り入れてみて
最近は髪や頭皮など広範囲にさっと使えるスプレータイプの日焼け止めがたくさん出ています。仕上がりや香りで使い分けてみるのもおすすめです。

Q8.メイクでUV対策をするなら?
A. 紫外線をはね返すパウダーをこまめにオン!
日焼け止めだけを塗るよりも、パウダーだけを塗ったほうが紫外線防御効果が高いというデータも。お粉に含まれる顔料には紫外線をはね返す効果があるので、メイクの仕上げやお直しで使うといいと思います。

Q9.レジャー前にできる日焼け対策って?
A. 飲む日焼け止めでカラダの中から抗酸化力を高めておきましょう
紫外線ダメージからのディフェンス力を強化する日焼け止めサプリがおすすめです。抗酸化力が高まるので、顔だけでなくボディや目の日焼け予防にも最適です。

【アフターケア編】~日焼け後の3日間が勝負!~
紫外線を浴びてからメラニンが生成されるまで、72時間の猶予があるといわれています。ただし、紫外線に当たって一旦入ったスイッチは止めることは出来ません。早め早めのケアを心がけましょう。
Q10.日焼けして肌がヒリヒリ。すぐ美白しないとシミになる?
A. まずは炎症を鎮静する。美白はそのあと!
肌のバリア機能が低下しているときに美白をすると刺激になるのでNG。肌に痛みや熱がある場合は、まず濡れタオルなどで冷やして炎症を鎮めましょう。そのあとはクリームやバームなど低刺激のもので保湿を。

Q11.うるおいも美白も両方ケアしたい!
A. うるおいを与えつつ、クリアな肌をサポートするアイテムを投入!
日焼けの炎症が落ち着いたら、とにかく保湿をして肌のバリア機能の回復を図りましょう。保湿力が高く、さらに美白有効成分が配合されているアイテムは透明感アップにも効果的です。

Q12.シミが濃くなった気がします。どんなケアが有効ですか?
A.  肌の代謝を高めてシミを排出させましょう
一度できてしまったシミは排出することでしか薄くなりません。そのためには肌の代謝を上げることが必要です。代謝が上がると美容成分の浸透がよくなるので、保湿や美白などのコスメの効きもアップします。

Q13.夏の終わりは肌がゴワゴワ...
A. 古くなった角質をオフしましょう
肌のゴワつきはターンオーバーの乱れが大きな要因です。酵素洗顔などで古い角質をやさしくオフして代謝を促しましょう。乾燥が大敵なので保湿も念入りに行って。

日差しが急激に強くなるこれからのシーズンは"肌がもっとも老けやすい"時期でもあります。今こそ正しいUVケアを身につけて、シミやシワなどのトラブルを未然に防ぎましょう。
是非、ご一読ください。

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雑誌『saita/咲いた』2018年8月号(7月7日発売 掲載ページP100~103)

特集「最新&即効!真夏の鉄壁UVケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

UVケアが美肌を育む!日焼け止めを毎日の習慣に
肌が老ける最大の原因は紫外線ダメージによるもの。肌老化の80%が光老化であるとの報告もあります。レジャーやアウトドアシーンだけでなく、日常生活の中でも紫外線対策は必須です。
紫外線はシミの素であるメラニンの過剰生成を引き起こすだけでなく、肌の奥の真皮にもダメージを与えます。コラーゲンやエラスチンが破壊されてシワができやすくなったり、毛穴が開いたりと徐々に肌老化が目立つように。また、紫外線はからだの免疫力も低下させます。美容だけでなく健康のためにも、紫外線対策は毎日欠かさず行いましょう。

【日焼け止め編】~朝のひと手間でシミを防ぐ!~
紫外線ダメージはシミのもと。一度できてしまうとそのケアには根気が必要です。
まずは正しいUVケアを身につけて予防美容を徹底。

Q1.日焼け止めは毎日塗らないとダメ?
A. はい。季節や天候によらず日焼け止めは毎日塗りましょう
日焼けの原因であるUV-Bはピークが6月終わりから7月くらいですが、UV-Aは年間を通してそれほど量に変化がなく、1年中降り注いでいます。日焼け止めまでが一連のスキンケアだと意識しましょう。
地上に届く紫外線には2種類あります。波長が短いUV-Bは肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を引き起こし、炎症やシミの主な原因に。
一方、 UV-Aは肌の奥深くまで到達して肌の弾力、ハリを低下させます。UV-Aは窓ガラスも雲を突き抜けるため、一日屋内にいる日でも紫外線対策は必須。

Q2.正しい塗り方を教えて!
A. 表示の量の3倍を2回に分けて塗るのが理想的
たとえば、SPF50+・PA++++と紫外線防御力の高い日焼け止めでも、使用量が少なかったり、塗り漏れがあったりするとその効果は十分に得られません。表示の量より多めに取って重ね塗りしましょう。

POINT1
顔・首・デコルテまで塗るのであれば、表示の3倍くらいの量が必要。まずは半量を手に取り、まんべんなく伸ばすのがコツ。

POINT2
ベタつきが落ち着いたところで残りの半量を全体に重ね塗り、気になるところに重ね塗りする。焼けやすい頬や鼻筋は念入りに。首の後ろなど塗り忘れには注意。

Q3.日焼け止めで美白ケアもできる?
A. 美白成分配合の高機能なUVケアを取り入れましょう
ビタミンC誘導体などのスキンケア成分が配合されたものや、シミにつながる外部刺激から肌を守る処方のものなど、プラスαの機能がある日焼け止めを試してみましょう。

Q4.親子で同じ日焼け止めを使ってもいい?
A. はい。低刺激タイプがベター
親子で同じ日焼け止めを使う場合は、子どもが使えるものに合わせましょう。肌がかぶれさえしなければUVカット効果の高いものを使っても問題ありません。また、衣類などで物理的に紫外線から守るのもひとつの手です。

Q5.塗り直しが面倒で結局焼けちゃう...
A.メイクの上から使えるスティックタイプが便利
汗や皮脂で日焼け止めが流れるとムラ焼けの原因に。こまめに塗り直すのが最良ですが、化粧のヨレが気になる方にはスティックタイプの日焼け止めがおすすめです。

Q6.日焼け止め選びのポイントは?
A. 用途はもちろん、塗り心地も大切です
海やプールにはウォータープルーフタイプ、通勤時はファンデーションを重ねることを考えてSPF30前後のものというように用途で使い分けるとベター。日焼け止めは毎日使うものなので、塗り心地のよさやお手軽感など継続しやすいものを選ぶのもポイントです。

Q7.髪や頭皮は帽子で守るしかない?
A. スプレータイプの日焼け止めを取り入れてみて
最近は髪や頭皮など広範囲にさっと使えるスプレータイプの日焼け止めがたくさん出ています。仕上がりや香りで使い分けてみるのもおすすめです。

Q8.メイクでUV対策をするなら?
A. 紫外線をはね返すパウダーをこまめにオン!
日焼け止めだけを塗るよりも、パウダーだけを塗ったほうが紫外線防御効果が高いというデータも。お粉に含まれる顔料には紫外線をはね返す効果があるので、メイクの仕上げやお直しで使うといいと思います。

Q9.レジャー前にできる日焼け対策って?
A. 飲む日焼け止めでカラダの中から抗酸化力を高めておきましょう
紫外線ダメージからのディフェンス力を強化する日焼け止めサプリがおすすめです。抗酸化力が高まるので、顔だけでなくボディや目の日焼け予防にも最適です。

【アフターケア編】~日焼け後の3日間が勝負!~
紫外線を浴びてからメラニンが生成されるまで、72時間の猶予があるといわれています。ただし、紫外線に当たって一旦入ったスイッチは止めることは出来ません。早め早めのケアを心がけましょう。
Q10.日焼けして肌がヒリヒリ。すぐ美白しないとシミになる?
A. まずは炎症を鎮静する。美白はそのあと!
肌のバリア機能が低下しているときに美白をすると刺激になるのでNG。肌に痛みや熱がある場合は、まず濡れタオルなどで冷やして炎症を鎮めましょう。そのあとはクリームやバームなど低刺激のもので保湿を。

Q11.うるおいも美白も両方ケアしたい!
A. うるおいを与えつつ、クリアな肌をサポートするアイテムを投入!
日焼けの炎症が落ち着いたら、とにかく保湿をして肌のバリア機能の回復を図りましょう。保湿力が高く、さらに美白有効成分が配合されているアイテムは透明感アップにも効果的です。

Q12.シミが濃くなった気がします。どんなケアが有効ですか?
A.  肌の代謝を高めてシミを排出させましょう
一度できてしまったシミは排出することでしか薄くなりません。そのためには肌の代謝を上げることが必要です。代謝が上がると美容成分の浸透がよくなるので、保湿や美白などのコスメの効きもアップします。

Q13.夏の終わりは肌がゴワゴワ...
A. 古くなった角質をオフしましょう
肌のゴワつきはターンオーバーの乱れが大きな要因です。酵素洗顔などで古い角質をやさしくオフして代謝を促しましょう。乾燥が大敵なので保湿も念入りに行って。

日差しが急激に強くなるこれからのシーズンは"肌がもっとも老けやすい"時期でもあります。今こそ正しいUVケアを身につけて、シミやシワなどのトラブルを未然に防ぎましょう。
是非、ご一読ください。

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