2021年2月26日

雑誌『Mart』2021年4月号(2月26日発売)

特集「手荒れやささくれがひどいんです」(掲載P139)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

冬になると例年手の乾燥が気になりますが、今年は新型コロナ対策で手洗い回数が増えたり、アルコール消毒を頻繁にしたりするので、手のカサカサに悩む人も多いのでないでしょうか。そこでコロナ禍での手のケア方法をご紹介します。

■過度な手洗いや消毒は乾燥や手荒れの原因に■
手の皮膚の一番外側の皮脂膜は、手洗いなどで皮脂が落ちても30分ほどで元に戻ります。問題なのは、皮脂膜の下にある角層のなかで角質細胞同士の間を埋めている、「細胞間脂質」が流出することです。手を洗いすぎたり過度のアルコール消毒をしたりすることで流出しがちになります。この「細胞間脂質」は角層の水分保持の約8割を担いますが、一度水分を失うと、ターンオーバーを経ないと元には戻りません。さらに皮膚の表面には美肌菌とよばれる常在菌がいて抗菌ペプチドを作っていますが、手の洗い過ぎは健全な肌に必要な皮膚常在菌のバランスを崩し、肌荒れなどのトラブルを起こす原因となります。コロナ禍でつい神経質になりがちですが、過度な洗浄や消毒はかえって手荒れの原因になります。適切なタイミングでの手洗いを心がけましょう。

≪ポイント1≫石けんで手を洗うのは3つのシーンだけでOK
・外から帰ってきたとき
・調理前・食事前
・排便後
小さい子どもの場合は、排尿後も石けんで手を洗うといいですが、大人は上記の3回以外は流水の手洗いで十分です。また、石けんで洗った後はアルコール消毒の必要はありません。

≪ポイント2≫手荒れを防ぐ習慣を意識しましょう
・冷水や42℃以上のお湯を避けぬるま湯で家事をする
・水仕事をするときはゴム手袋をする
・冬の外出時は手袋をして手を冷気にさらさない
・こまめにハンドクリームを塗る
家事をするときなどは血行が悪くなる冷水や皮脂がとれてしまう熱いお湯の使用は避け、できれば水に触れずに済むよう手袋をしましょう。外出時も手を冷やさないようにし、ハンドクリームで保湿しましょう。

≪ポイント3≫ハンドクリームの選び方&つけ方を知りましょう
・頻繁につけやすいテクスチャーが軽めで刺激の少ないものがおすすめ
・手荒れをしているときは尿素入りのものは避ける
・手洗い後と夜寝る前につける
うるおいが逃げてしまう手洗い後と、手を使わず保湿成分が浸透しやすい就寝前にハンドクリームで保湿をしましょう。尿素入りは刺激になるので、荒れているときは使用を避けた方が良いでしょう。

■手荒れしてしまった場合のケア方法■
手荒れをしている人は水分を抱える力のあるセラミドやグリセリンなどに加え油分が多いクリームやバームをやさしく塗りましょう。しもやけやひび割れがあるなら、血流を上げるビタミンE入りのものがおすすめです。手荒れがなくベタつくのが苦手なら、軽いローションでも大丈夫です。もし、手荒れが悪化した場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。悪化すると、皮膚のかゆみや赤みが強くなる、皮膚が割れてくる、小さな発疹や水ぶくれができる、かきつぶすとジュクジュクやかさぶたになるなどが混じり合った「手湿疹」とよばれる症状が現れます。手湿疹の症状を放置すると他の細菌感染のリスクが高まります。ひび割れや赤み、ガサガサの程度が強い場合は、ステロイド外用薬を適切に使用し、まず炎症を抑えます。顔に塗るような弱い薬では効きません。症状に合わせて適切なステロイド外用薬を使用しケアしましょう。

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2021年2月24日

WEB『OZmall』(2月24日掲載)

特集「ウイルス対策で手荒れが悪化!きれいな手指を守るハンドケア」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

新型コロナウイルスが流行してから、手洗いやアルコール消毒が当たり前の習慣になりました。感染予防のためには大切なことだけれど、そのせいで手荒れに悩まされている人もいるのではないでしょうか?きちんと感染予防をしながら手荒れの対策をしましょう。

■手荒れを起こしやすい人は保湿剤入りの消毒液を選んで
こまめに手洗いしたり、アルコール消毒をしたりすると、なぜ手荒れを引き起こすのでしょうか。それは、肌にとって必要な水分や皮脂まで洗い流されてしまったり、除去されてしまったりするからです。特にアルコール消毒は、脱脂力や脱水力が強く、脂質や水分を奪う作用があります。とはいえ、アルコール消毒はウイルス対策として今では不可欠です。ですが、そもそも手が荒れていると皮膚のバリア機能が低下した状態なので、ウイルスや細菌が侵入しやすく、感染の観点から見ても良くない状態です。
そこで手荒れを起こしやすい人におすすめなのが、保湿剤が入っている"ジェルタイプの消毒液"です。通常の消毒液よりも刺激がマイルドなので、手荒れを起こしにくいです。ただ現状では、お店の入り口などにスタッフが立っていて、入り口に置いてあるアルコール消毒液での消毒を促されたり、スタッフが消毒スプレーをかけてくれたりということもあります。その際は、自分でジェルタイプの消毒液を持ち歩いて、もしスタッフに消毒を促されたら『手荒れしやすいので、自分の消毒液を使ってもいいですか』と確認してはいかがでしょうか。

■ハンドクリームを選ぶポイントは?
・頻繁につけやすいテクスチャーが軽めで刺激の少ないものがおすすめ
・手荒れをしているときは尿素入りのものは避ける
・手洗い後と夜寝る前につける
手荒れを予防するためには、手洗いやアルコール消毒後にハンドクリームをこまめに塗り、しっかり保湿することが大事です。ハンドクリームにはさまざまな種類がありますが、選ぶポイントとしては、とにかく"自分の肌に合っていること"、"自分にとって使い心地がいいこと"がポイントになります。手は作業をする道具でもあるので、さらっとしていてべたつかないタイプのほうがいいでしょう。
ただし、すでに手荒れを起こしているときには、は水分を抱える力のあるセラミドやグリセリンなどに加え、油分が多いクリームやバームをやさしく塗りましょう。しもやけやひび割れがあるなら、血流を上げるビタミンE入りのものがおすすめです。ただし、尿素が配合されているハンドクリームは、角層を溶かす作用があるので、もともと角層が厚いかかとやひじには向いていますが、手荒れを起こしているときに塗るのは避けてください。

■ハンドクリームは爪の根元まで入念に
ハンドクリームを塗るときには、手洗い後にしっかり水分をふきとってから、塗り残しがないようにしましょう。手のひら側、手の甲部分をしっかり塗ったら、指は1本1本、逆側の親指以外の4本の指全体で包み込むように握って巻き込むように動かしながら、クリームを塗り広げます。さらに、爪の根元にある『爪母(そうぼ)』の部分も逆側の親指でしっかり塗るのがポイントです。この部分が荒れると、爪が正しく再生できず、波打ったようなガタガタの爪が生えやすくなります。爪自体は皮膚のように保湿力がないので、オイルやクリームを塗ると、爪を保護することができます。

手荒れは放置すると治療しにくくなり、治るのに時間がかかります。ひびやかゆみを伴う手湿疹があれば、早めに皮膚科を受診しましょう。手にとってハードな環境は、これから先も続くと予想されます。しっかり対策して、きれいな手を守りましょう!

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2021年2月22日

WEB『OZmall』(2月22日掲載)

特集「私ってもしかして「不安定肌」?チェックリストで肌診断しよう」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

■私ってもしかして「不安定肌」?
冬の寒さもゆるみ、春はもうすぐそこ。けれど、もし「肌の調子が悪くなるから春が来るのが心配」と思っているなら、「不安定肌」の可能性があるかもしれません。

■不安定肌とはなに?
不安定肌と聞くと、敏感肌のことだと思う人もいるかもしれません。不安定肌とは、"一時的に"敏感になりやすい肌のことです。敏感肌は慢性的に肌が敏感であるのに対し、不安定肌は肌の調子がいいときもあれば敏感になる時もあるという点が違いです。

まずは下記をチェックしてみてください。3個以上あてはまる場合は「不安定肌」、1~2個あてはまる場合は「不安定肌予備軍」の可能性が高いです。

□花粉症の時期になると肌の調子が悪くなる
□季節の変わり目はメイクのノリが悪くなる
□季節の変わり目になると肌がムズムズ、チクチク、ヒリヒリすることが多い
□肌の赤みやかゆみが気になるときがある
□化粧水やクリームがしみる時がある
□マスクによる肌荒れが気になる

■春先は最も肌が不安定になりやすい季節
肌の最も外側の層(角層)には、異物が肌の内部に侵入するのを防ぐ「バリア機能」が備わっています。しかしこのバリア機能が低下すると、バリアに隙間ができて花粉や黄砂、PM2.5などの異物が侵入し、肌に炎症などを起こす不安定肌の原因となります。
バリア機能は、食事、睡眠、運動、排泄、ストレスコントロールといった体内バランスの乱れや、紫外線、タバコ、空気の乾燥や冷えなどの外的要因が多く重なるほど低下してしまいます。春は新年度を迎えるためにストレスが多く、空気が乾燥し、紫外線が増え始め、花粉などの微粒子が多く飛散し、1年で最も肌が不安定になりやすい季節です。しっかりとした対策が必要です。

■不安定肌のケアは「バリア機能アップ」と「微粒子の付着予防」がカギ
バリア機能を高めるためには、体内バランスを整えることを心がけたうえで、美肌づくりの基本となる(1)"洗顔"する時、こすらずにやさしく洗うこと。(2)しっかりと"保湿"すること。(3)"紫外線対策"をすること。以上の「スキンケアの三本柱」が大切です。その中でもバリア機能の修復に欠かせないのが"保湿"です。間だらけになった角層を助ける保湿ケアには、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸といった水分を抱え込む効果のあるモイスチャライザー使用し、バリア機能を強化しましょう。当院では、天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』が不安定肌に寄り添う優しい処方で人気です。バリア機能を高め、肌をやさしく守ります。微粒子の付着を防ぐケアとしては、微粒子が肌に付着しにくいコスメを選ぶことがポイントです。肌が不安定になりやすい春を快適に過ごすためにも、"バリア機能を高めるケア"と"微粒子の付着を防ぐケア"を意識してコスメを選んでみてください。

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雑誌『美的』2021年4月号(2月22日発売)特集②

特集②「肌ゆらぎシーズン、意外な盲点 Q&A」(掲載P218~P221)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

春はどうしたって肌がゆらぎがちです。だからこそ、知っておきたい対策方法をレクチャーします。スキンケアは変えた方がいい?涙目でもおしゃれな目元って?花粉を追い出す掃除方法は?痒くならないインナーは?...美容のプロが疑問を一掃!

■肌に触れるコスメはもちろん衣類や住まいなど広くケア■
春に向かう今の季節、いつものコスメで肌がヒリヒリする。外にいたら肌がかゆくなった。などの不調はありませんか?冬から続く乾燥に加え、春先は寒暖差や花粉、紫外線増加なども加わり、肌はゆらぎやすい時期になります。最も不調を感じる季節は「春」という意見が多いです。敏感肌でなくても、季節の変わり目や生理、生活リズムの乱れによって一時的に肌がゆらぐ人は多いです。外気に触れている肌のいちばん外側が角層で、細胞の間に水分と油分が充分に満たされることで、外の刺激から守ってくれます。一方、乾燥してバリア機能が低下すると、刺激物が入って炎症を起こしてしまいます。コスメ、住まい、食事、衣類と毎日の暮らしの幅広いシーンで対策を実践していきましょう!

【Pattern1:コスメでケア】
いつものコスメなのに肌に染みたり、なじみが悪い...。そんなときは"保湿"が必須です。切り替えるべきアイテム、しなくて良いケア、メイク直しのコツを伝授します。

Q. 肌に赤みなどの違和感が。スキンケアはすべて変えるべき?
A. 化粧水はストップし、セラミド配合の美容液やクリームで集中ケアをしましょう。
弱った肌に水性のものは染みやすいので、エタノール不使用でも化粧水はいったんお休みし、乳液やクリームなど油分を補うケアに絞りましょう。肌のパリア機能を高めるセラミドやヒアルロン酸配合のものがおすすめです。角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の蒸発を防いでくれます。

セラミドバリアクリーム』は天然セラミドを主成分にした院内処方の高機能保湿クリームです。潤いのある美肌に欠かせない「角層のバリア機能」を高めることで、ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感のある肌に導くことができます。

Q. ゆらぎ肌にNGの成分は?
A. エタノールは刺激になりやすいのでNGです。
化粧水や除菌スプレーに含まれることの多いエタノールは、肌の水分を奪うため、肌の乾燥が進み、ヒリつく可能性があります。普段肌につけているものは、成分表示をしっかり確認しましょう。

Q. マスク生活で肌がヒリヒリ。最終手段コスメは?
A. バームでしっかり保湿をしましょう。
クリームでも改善されないなら油脂性の高いバームに切り替えてみてください。マスクが触れる部分に塗っておくと、摩擦などの刺激から保護できます。

メディコルスキンリピッド15/33』は皮脂と細胞間脂質を補い、肌をしっとり保湿してくれます。バーム系の刺激を感じにくいという患者様が多いです。万年ドライ肌の方はこってりと重めなⅡの補修クリームを最後に使うのがおすすめです。

Q. 生理による肌の不調をなくすには?
A. 妊活中でなければビルを服用することがおすすめです。
生理周期に合わせて肌が不調になるなら、低用量ビルの服用でホルモンをコントロールするのがおすすめです。ビルが飲めない方は、周期に合わせてスキンケアを替えるなど心身ともに無理がないよう自分をいたわってあげてください。

Q. マスクの中が鼻水でカピカピ。メイク直しはどうする?
A. 濡らしたティッシュで汚れを吸い取りましょう。
汚れを拭き取ると摩擦で肌にダメージがかかります。水を含ませたコットンを当て、汚れを吸い取ります。

Q. 皮脂の多さもゆらぎ肌に関係ある?
A. 酸化した皮脂は刺激物になります。
皮脂分泌が過剰な場合、紫外線やストレスなどで酸化が進みやすく、肌あれの原因となります。汗の塩分も刺激になります。

Q. 空気の汚れや寒暖差などから肌を守るには?
A. 対応のコスメで応急処置しましょう。
大気汚染物質として知られるPM2.5は毛穴より小さく、肌や肺に入り込んでアレルギー症状の引き金になります。また、バリア機能を保つのに重要な酵素ガスパーゼ14。は寒暖差で減少することもわかっています。

Q. 肌がゆらいだときは入浴は長めにする?
A. 長すぎはNG。 40℃前後で15分以内にしましょう。
長風呂や42℃など熱めのお湯は、角層の皮脂模やセラミドが流出し、乾燥のもとになります。保湿効果のある入浴剤を入れて15分程に留め、お風呂上がりは全身保湿ケアを忘れずにしましょう。

Q. ゆらいだときこそ、シートマスクで集中ケアが必要?
A. 与えすぎはNG!シンプルにケアしましょう。
肌の代謝を促すレチノール配合のコスメやピーリングに注意しましょう。普段は肌を健やかにしてくれますが、弱った肌には赤みや痛みが出る可能性があります。

【Pattern2:住まいをケア】
免疫力を高めるためにも、リラックスできる環境は大切です。でも、花粉などが付着したほこりが部屋中にあったら...。ゆらぎ肌の原因を一掃する整え方をレクチャーします。

Q, 外の汚れを家にもち込まないためには?
A. 衣類についた花粉を玄関でオフしましょう。
アレルギーの原因にもなるPM2.5や花粉は、部屋の換気によってだけでなく、外出時に体や衣類に付着することで家の中にもち込まれてしまいます。帰宅したらまず着替え、シャワーで髪や体を洗うのが理想的です。

Q. 睡眠はどのぐらい必要?
A. 最低でも6時間は必要です。
睡眠不足が続くと、肌の水分量が減ってキメが粗くなります。肌のターンオーバーも乱れるので、最低6時間。理想は7時間半〜8時間の睡眠を目指すといいでしょう。

Q. 家にこもることが増え、憂響。ストレス解消法は?
A. 日光浴や香りでリフレッシュを。運動や入浴も解消法です。
ストレスがたまると、交感神経が優位になって血管が収縮するので、肌の代謝が悪化してしまいます。室内でも日光に当たるとストレスを緩和することができます。

【Pattern3:食でケア】
日々の食事の積み重ねが肌の状態にも影響があります。バランスの良い食事は大前提ですが、積極的にとりたい食材とはなんでしょう。肌がゆらいだら、まず必要な栄養から食事を決めましょう。

Q. 疲れたらサプリに頼っても良い?
A. 食事で補い切れないものは頼りましょう。
食事の方が吸収率は良いですが、補い切れない栄養素はサプリ利用も良いでしょう。

Q. お酒は我慢した方が良い?
A. 適度なら飲んでOKです。
アルコールを分解する際、肌の代謝に不可欠なビタミンB群を消費します。水を飲みながら楽しみ、お酒に弱い人は顔が赤くなったらやめましょう。強い人でも、ワインなら2〜3杯程度にしましょう。

Q. 肌ゆらぎのお助け食材は?
A. セラミド、乳酸菌、抗酸化成分などが効果的です。
セラミドが含まれる生芋こんにゃくや、抗酸化作用が期待できるほうれん草などを積極的に摂るといいでしょう。豚肉や枝豆などのビタミンB群も肌の代謝を高めるのでおすすめです。腸内環境を整える発酵食品も欠かせません。

Q. 油分は極力控えるべき?ナッツ類や青魚の油分のどのイガイガを鎮めるには?
A. 水分補給とマヌカハニーは積極的にとって
コスメだけでなく、食事で良質な油分をとって体の中からケアをしましょう。青魚やえごま油に含まれる"脂肪酸オメガ3"は積極的に摂りましょう。おやつ代わりのナッツもお勧めです。


【Pattern4:衣類でケア】
肌に直接触れる服やタオルは、薬材によって肌のゆらぎが悪化してしまいます。かゆみや赤みを感じたら、素材が合っていないのかもしれません。肌に優しい生地、縫製の選び方をチェックそましょう!

Q. マスクで肌が蒸れる!カサカサする!どう選ぶ?
A. 肌当たりの優しい素材にしましょう。
マスクの中は蒸れますが、外したときに肌の水分も一緒にとび、かえって乾燥します。また、摩擦で肌の角層が厚くなり、脂性肌でなくても毛穴が塞がって皮脂が詰まり、ニキビができやすくなります。不織布マスクの下にシルクやガーゼを入れ、着用する前後はスキンケアを入念にしましょう。

Q. ゆらぎ肌に良くないファッションは?
A. 毛足の長いものや、装飾のあるものは避けた方がいいでしょう。
肌に最も優しいのはシルクです。摩擦の大きい凹凸がある素材はもちろん、天然素材のニットでも質はさまざまで、場合によっては刺激になる場合があるので注意しましょう。自分に合う素材を知っておくことも大切です。


Q. 衣類の縫い目やタグが当たってかゆい!どうすれば良い?
A. 肌に接する部分はフラットなものを選びましょう。
私は下着の縫い目ですらかゆみが出る敏感肌なんです。縫い目やタグが肌に当たらないものを選んでいます。ニットやシャツの下には、夏でも袖のある下着を着て、首元も服に合わせて自分でカットしています。

Q. 静電気はゆらぎ肌の敵?
A. 肌をさらに刺激しています。
静電気の発生は乾燥している証拠。素材の組み合わせにも関係し、ウール×ポリエステル、アクリル×天然素材は注意をした方が良いです。


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雑誌「美的」2021年4月号 (2月22日発売)特集①

特集①「斬新なのにベーシック-PART2-肌タイプ別に安全な角質ケアを指南◎
冬→春スキンケアはそ一っと脱皮から!」(掲載P66~P71)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

冬の乾燥によって肌がゴワゴワになってきます。更にマスク生活もあって毛穴の詰まりも気になる...そんなときは古い角質を脱ぎ捨てることが、つるんと美肌をキープするコツです!自分の肌にはどんな角質ケアか合うのか、アイテム選びや使い方まで詳しく解説しています。

■角質ケアは、代謝を整え、肌のバリア機能を高めてくれる■
寒さが緩み始めるこの時期は、乾燥してゴワついたり、潤いバランスが乱れてニキビができたりと、肌状態に不調が現れがちです。さらに今年はマスクによる肌荒れや、毛穴詰まり、マスクニキビも重なります。そんな肌には"マイルドな角質ケア"を取り入れて脱皮してみましょう!
角質ケアは肌表面の古い角質の結びつきを緩めることで代謝を促し、バリア機能の高い健康な肌状態へと導きます。『ケミカルビーリング』の施術は肌質を問わずおすすめです。皮膚がボロボロと剥けてしまうハードなものはリスクが大きいですが、"マイルドな角質ケア"なら定期的に取り入れることでバリア機能を強化することができるのです。
それをセルフケアで取り入れる場合にリスクを感じる方もいらっしゃると思います。でも、購入できる市販品に極端にハードなものはないのでご安心ください。自分の肌タイプに合うものを選び、例えば洗顔料なら週2〜3回など頻度を守るのがセルフケアのコツです。

Q. 角質ケアを毎日取り入れるのはNG?
A. おすすめ使用頻度はアイテムによって異なります。
洗顔料やマスクなどは、やりすぎを防ぐために日を空けて使いましょう。ただし、角質ケア成分の濃度が低いマイルドな美容液なら毎日取り入れてもOKです。

Q. やめておいた方がいい肌タイプ&肌状態は?
A. 重度のアトピー性皮膚炎や湿疹があるときは避けてください。
肌が炎症を起こしているときは、角質ケア成分が刺激になって炎症が悪化するので避けてください。また、アトピー性皮膚炎がある方でも症状が落ち着いているときは問題ありません。

Q. どんなコスメがおすすめですか?
A. 肌に摩擦の刺激を与えずにケアできるものを選んでください。
スクラブなど肌を物理的にこするアイテムは、摩擦で肌に負担がかかるので要注意です。クリニックで行う『アクアフェイシャル』のような摩擦を伴うピーリングは月に1回の頻度で行っています。

■肌の代謝を促す成分の種類と成分■

『1:酸』
肌表面の角質を柔らかくして代謝を促してくれます。
古い角質を剥がれやすくすることで、表皮の新陳代謝を促す働きがあります。グリコール酸や乳酸、サリチル酸などの種類がありますが、大きくは3つに分かれます。

① AHA(アルファヒドロキシ酸)
グリコール酸や乳酸などの総称です。フルーツに多く含まれるのでフルーツ酸とも呼ばれます。低濃度でpHが適度なら刺激が少ない成分です。
② BHA(ベータヒドロキシ酸)
サリチル酸と呼ばれる酸。皮脂になじみやすく毛穴の詰まりやニキビにも効果的です。乾燥肌の場合、濃度が高いと刺激になることもあります。
③ TCA(トリクロロ酢酸)
強酸性で刺激が強いため、日本で市販のコスメには使用されていません。美容皮膚科の治療では刺激を抑えたTCAピーリング『マッサージピール』『ミラノリピール』がコラーゲン線維増生作用もあり人気です。

当院では、グリコール酸を家庭用に3%の低濃度に調節したピーリング用の拭き取り化粧水『GAローション』。または、8%のグリコール酸を肌に良いバランスで配合した、どんな肌のタイプにおいても灼熱感などを感じず使用でき、皮膚のターンオーバーや再生促進効果、コラーゲン生成も促進できる美容液『WIQOフェイスフルド』が人気です。

『2:酵素』
たんぱく質や皮脂を分解し、汚れをマイルドにオフできます。
洗顔料に使われるマイルドな角質ケア成分で、表面の不要な角質細胞や皮脂を分解して落とすことができます。肌に浸透しないので、洗い流せば働きが終わり刺激はマイルドです。

➢ 皮脂分解酵素
肌表面の過剰な皮脂を分解してオフできます。ベタつきや毛穴の黒ずみが気になる肌に効果的です。全成分表記ではリパーゼと記載されています。
➢ たんぱく分解酵素
古い角質細胞の結びつきを緩めてオフできます。ゴワつきや角栓のケアに効果的です。全成分表記ではプロテアーゼと記載されています。

『3:クレイ』
肌表面の不要な古い角質や汚れを吸着して落とすことができます。
クレイ(泥)の粒子は多孔質です。細かい穴が汚れを吸着するため、洗顔料やマスクに配合されていると古い角質の除去効果を発揮美肌効果も期待できます。

➢ グリーンクレイ
ミネラル分が豊富です。吸着力も強く、脂性肌やニキビ肌のケアに効果的です。抗炎症作用があるともいわれています。
➢ レッドクレイ
鉄を多く含むことで赤みを帯びているクレイです。吸備力と保湿力のバランスが良く、さまざまな肌タイプに使えます。血行アップも期待できます。
➢ ホワイトクレイ
クレイの中では最もマイルドで、粒子が細かくなめらかです。敏感肌や乾燥肌にも使えます。日焼けした肌の鎮静効果もあるといわれています。

『4:その他』
レチノールやナイアシンアミドなども代謝ケア成分が含まれています。
日本ではシワ改善やエイジングケアコスメに配合されることが多いレチノール、ナイアシンアミドですが、その成分の効果は代謝を上げることで美肌に繋がります。ぜひ取り入れてみてください。

当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。


■クリニックでの角質ケア■
ホームケアで解決できないガンコな毛穴の汚れや肌のゴワつき、化粧ノリの悪さを感じている場合は、無理なお手入れを続けずにクリニックにご相談ください。

ゴワつくような肌状態なら、ターンオーバーのスピードが落ちてしまっている可能性があるので、『ケミカルピーリング』『アクアフェイシャル』がおすすめです!
表皮全体のターンオーバーを促し、自前の水分保持成分(細胞間脂質や天然保湿因子など)を作り出せるようになります。
アクアフェイシャル』は、マイルドな2種類のピーリング剤(乳酸とサリチル酸)による水流の力で、古い角質と汚れをオフできます。小さいヘッドがバキュームのように肌に吸い付いて、毛穴の詰まりをキュッキュと吸い上げます。痛みは全くなく、施術時間は10分ほどです。毛穴に悩みのある方はクリニックでのケアをぜひお試しください。
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雑誌『GINGER』2021年4月号 (2月22日発売)

特集「最新の美容医療情報」(掲載P88~P89 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

美容医療に興味はあるけれど、一歩踏み出せない方は、スキンケアで解決しないお悩み相談から始めてみてはどうでしょうか?
美容医療が始まって二十数年。関わる医師の中心は形成外科医、美容外科医、皮膚科医で、老化や疾患の研究を進め、患者のニーズに応えながら治療法が進化してきました。日本は「痛くなく・腫れず効果が自然」というニーズが高いので、非手術の治療法が豊富です。

ただし、エステティックな美容の延長のように見えても医療行為です。リスクも合併症もあるので、信頼できるクリニックや医師を選択することはとても大切です。受診前の情報収集は良いことですが、診断をしてその人に適した治療を提案するのは医師です。初期のカウンセリングでは「どこをどうしたいのか」など希望を細かく伝えましょう。医師は患者に合った提案をいくつかしてくれるはずです。この際、医師の説明の仕方やリスク開示も含めた誠実さをしっかり見極めてください。

また、クリニックによって、揃えている機器も得意な治療も違うので、提案に納得できなければ他院でも初診・カウンセリングを受けてみてください。複数を受診すると比較がしやすくなり、医師との相性も判断できるでしょう。

初めての治療は、小さなシミひとつとか軽い美肌治療あたりから始めて少しずつ慣れましょう。ダウンタイムには、針跡や赤み、内出血や、かなり腫れなどがありますが、悪いことではなく効果が現れるプロセスです。受け入れられないと思ったら違う治療法の選択をしましょう。気持ちを前向きにする効果もある美容医療と、無理せず上手に付き合っていきたいですね。

【01:ダウンタイムほぼなしでできる施術】
初心者でも取り入れやすいのが、痛みやダウンタイムの少ない医療メニューです。もちろん、体質などにより赤みや炎症などがでる場合もあるので、施術前によく相談してから受けましょう。

■「薄いシミ」「小さなシミ」の治療
光治療(IPL)やレーザーなどで、肝斑や肌のくすみにもアプローチできます。
フォトフェイシャル』など光治療やレーザーによる照射のほか、トラネキサム酸などの内用薬や外用薬で複合的に治療すると肌全体を明るくすることができます。美白剤の外用を併用すれば、肝斑でも安全に照射することが可能になります。最新機器では肝斑や薄いシミも治療可能な『ピコレーザー』がおすすめです。照射時間が「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位のレーザーで、圧倒的な美白力を誇るマシンです。メラニン色素を一瞬にして細かく破壊することができます。痛みや照射後のかさぶた、炎症後色素沈着などの皮膚へのダメージは最小限に抑えながらも、肌質改善効果が高い治療法です。

~おすすめ施術メニュー例~
・ピコトーニング(イオン導入付き)/全顔 ¥36,000(初回トライアル)
・ピコスポット照射/1ショット500円~(オプション)
・フォトフェイシャルM22(ケミカルピーリング・VCAAローションパック付き)/全顔 ¥33,000(初回トライアル)
・ジェントルレーズプロ(ケミカルピーリング・VCAAローションパック付き)/全顔 ¥28,000(初回トライアル)

【02:ダウンタイムありでもやってみたい施術】
新しい生活様式になった今だからこそ、ダウンタイムのある施術もこっそり受けられる時期でもあります。ずっと気になっていた肌悩みを解消する施術をご紹介致します。

■「ニキビ痕」「毛穴」の治療
フラクショナルCO2レーザー』『ダーマペン(マイクロニードル)』などで肌の再生治療が可能です。ニキビ痕やたるみ毛穴など、凹凸のある肌に優れた効果を発揮する治療です。レーザーや針で皮膚表面にマイクロ単位の極めて小さい穴をあけ、肌の再生能力を活性化します。この2つは比較されることも多いですが、両方に魅力があるのでライフスタイルに合わせて上手に組み合わせて治療すると効果的に"新しい滑らかな肌"にリセットできます。

 フラクショナルCO2レーザー
ホクロなどを削るCO2レーザーを細かな点状に照射し、約15%ずつ肌を入れ替えていく施術です。適切な熱刺激を入れて、加齢やニキビの炎症で劣化したコラーゲンをリニューアルさせます。また、小さな穴から再生や美白に役立つ様々な薬剤を導入できます。ニキビ痕や毛穴の開きなどダメージが大きい場合や肌の構造改革が必要な場合におすすめしています。ただし、施術後のダウンタイムにより、実施するタイミングが限られるという方もいます。小さなドット状のザラザラしたかさぶたができ、4~7日間で垢のように剥がれ落ちます。マスクをしていれば気になりませんし、1日経てばメイクもできます。でもザラザラがNGの場合は、お休みが取れるタイミングで半年~1年に1~2回を目安に施術すると良いでしょう。

 ダーマペン(マイクロニードル)
細い針穴は直ぐに閉じ、ザラザラも出ずダウンタイムが短いのが特徴です。メンテナンスで施術する方も増えています。フラクショナルレーザーのより穴は小さいですが、針で傷つけることで創傷治癒のスイッチが入り、薬剤も導入できます。施術後数時間は軽い赤みが生じますが、針の長さを長くしすぎなければ、翌日にはメイクして出勤できる気軽さが魅力です。

~おすすめの施術メニュー例~
・フラクショナルCO2レーザー/全顔 ¥48,000(初回トライアル)
・ダーマペン4/全顔 ¥28,000(初回トライアル)
※いずれも成長因子など多数の成分を含むベネブ・リジュビネイションコンプレックスの導入サービスつき


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2021年2月18日

WEB『日経xWoman Terrace』(2月18日掲載)

特集「尿漏れ対策には「膣トレ」より「インナーユニット」強化」に慶田院長の日経アンバサダーブログ記事が掲載されています。

【尿漏れ対策には「膣トレ」より「インナーユニット」強化】
大人の女性が人知れず抱えるお悩み...それは「尿漏れ」です。尿漏れの改善には「膣トレ」よりも普段の"姿勢"が大事です。

■骨盤底筋群のゆるみやダメージが原因
テレビCMも増え、「膣トレ」なる言葉も一般的になった昨今で、女性が自身の体に向き合う重要性が浸透してきたのは喜ばしいことではあります。しかし、尿漏れや子宮脱といった"骨盤底筋群"の問題は表層だけの対処では不十分なのです。
骨盤底筋群のゆるみや筋肉へのダメージは『腹圧性尿失禁』の原因となります。この症状は咳やくしゃみ、重い物を持ち上げた瞬間、走ったりジャンプしたりしたときなど、お腹に力が入ったときに「尿漏れ」する状態のことです。

≪骨盤底筋群≫
恥骨から尾骨にかけて重なり合った靭帯や筋肉で、ハンモックのように子宮や直腸、膀胱などの臓器を支えています。とくにダメージの要因となるのが妊娠・出産です。妊娠して子宮が重くなると骨盤底筋群に負荷がかかります。そして、出産時には大きな赤子が通過するので、限界値まで引き伸ばされて大きなダメージを受けます。また、日常生活でも姿勢や呼吸の仕方、咳やくしゃみ、排便時のいきみ、慢性的な便秘などによって、過剰な腹圧が下方にかかり骨盤底筋にダメージを与えています。さらにこれらは加齢と共に加速していきます。

■骨盤底筋トラブルを防ぐためには『インナーユニット』の強化が鍵!
巷で流行っている「膣トレ」は、膣と肛門をキュッと締め、骨盤底筋群の表層に位置する"恥骨直腸筋"を鍛える方法が主流です。恥骨直腸筋は骨盤底筋群の表層に位置する筋肉の一つで、尿道や膣、直腸の周りをU字型に囲んで、排尿をコントロールする働きをしています。
でも、恥骨直腸筋は骨盤底筋群のほんの一部に過ぎません。尿漏れなどの骨盤底筋トラブルを防ぐためには、日常的に骨盤底筋群に腹圧をかけないことが大切です。そのためにはもっと深層にある『インナーユニット』といわれる筋肉群に着目した生活と運動が鍵になります。

≪インナーユニット≫
「腹横筋」「横隔膜」「多裂筋」「骨盤底筋群」の4つの総称で腹腔の深部にある筋肉で、4つの筋群は協調的に動いて臓器を支え、体幹を安定させています。クリニックで定期的に医療機器『エムスカルプト』で腹部~ヒップの筋肉強化をしたり、『ヴィーナスハイフ』で膣の引き締めも年に2~3回受けると、妊娠によるハイダメージを軽減できます。

 『エムスカルプトα(EMSCULPTα)』
約30分間の‟超・効率トレーニング"です。電磁場の作用で、寝ながら約2万回の筋収縮を起こします。世界で唯一、筋肉を増強しながら脂肪も減らして理想的なボディラインを作れる画期的な医療痩身機器です。

 『ヴィーナスハイフ(V‐HIFU)』
超音波を用いて女性器(膣・会陰部など)のたるみを強力に引き締める、「ウルセラ」と同じ超音波によるHIFUシステムを用いた世界初の「女性器専用若返り治療」マシンです。表面には傷をつけずに、エネルギーを正確に狙った層(深さ)に届け、コラーゲン線維の収縮による引き締めや、新しいコラーゲン線維の再生により、緩んだ膣や膣口を強力に引き締めます。

ポッコリお腹も、垂れ尻も、尿漏れも、膣の緩さも連動しています。セルフケアでは、姿勢の見直しと体幹トレーニングを、クリニックケアではエムスカルプトとヴィーナスハイフでインナーユニット強化と膣トレをしましょう。これらは、お顔のケアと同じくらいに大事なことだと思います。40代からの人生が50年も続くのですから、遅すぎるということはありません。

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2021年2月17日

WEB『OZmall』(2月17日掲載)

特集「保湿しているのに乾燥する人は要チェック!肌のカサカサを引き起こす原因とは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

立春を過ぎて、少しずつ春の気配を感じ始めるこの時季。とはいえ、2月は湿度が低く、肌の乾燥はピークになります。保湿をしているつもりなのに、肌のカサカサに悩んでいる人も多いのではないでしょうか?最近ではオフィスや店舗内の空調の影響で、一年中乾燥しやすいですよね。冬に限らず参考にして頂きたい内容です。

■肌が乾燥するのは洗いすぎや自分の保湿力の低下が原因です。
肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下して、化粧ノリが悪くなったり、しわの原因になったり、さまざまな肌トラブルを引き起こします。肌の乾燥を防ぐためには、保湿ケアが大事ですが、「しっかり保湿しているつもりなのに肌がカサカサする」ことはないでしょうか?
考えられる大きな原因としてはふたつあります。ひとつは洗いすぎによって必要な皮脂や細胞間脂質まで洗い流してしまっていること。もうひとつは自分自身の保湿力の低下によって、保湿ケアだけでは不十分になっていることです。
洗顔後に肌がつっぱったり、カサカサしたりする場合は、洗いすぎの可能性があるので注意が必要です。洗浄力が弱い洗顔料やクレンジング剤に変えるなど、肌にやさしい泡洗顔を心がけましょう。

■自分自身の保湿力を上げるには?
自分自身の保湿力の低下については、さまざまな要因が考えられます。そもそも肌の表面にある角層は、「細胞間脂質」「天然保湿因子」「皮脂膜」という3つの要素によって、水分が保持されています。なかでも水分保持の決め手となるのが、細胞間脂質の主成分となる"セラミド"です。角層はターンオーバーによって生まれ変わっていますが、加齢や栄養不足、睡眠不足、過剰なストレスなどの要素によって、ターンオーバーがスムーズにいかず、角層の潤いがキープされにくくなっていくのです。一つひとつの影響は小さくても、組み合わさると、肌は揺らぎます。

栄養不足、睡眠不足、ストレスについては生活習慣を見直すことで改善することができます。細胞間脂質の材料はコレステロールなので、油を制限するようなダイエットをしていると、当然細胞間脂質は不足することになります。また、天然保湿因子の材料はアミノ酸なので、たんぱく質が不足しないように心がけることも大切です。

一方加齢によってターンオーバーのサイクルが低下してしまう問題は、『ケミカルピーリング』や『アクアフェイシャル』によってそのサイクルを上げることが可能です。年齢と共にターンオーバーがとどこおり、くすんでしまった肌に刺激を与えることで、溜まったメラニンを排出し、透明感のあるみずみずしい肌を再生することができます。

ホームケアであれば、"レチノール"がおすすめです。『ナノメッドVAエッセンス』は、医療機関ならではの高濃度純粋レチノールが含まれており、連続して使用しているとターンオーバーが整い、角層が生まれ変わります。当院のナノメッドVAは市販品より約10倍と高濃度なので、敏感肌なら保湿クリームと1:1で混ぜて、1~2日おきの使用でも十分な効果が期待できます。

■間違った保湿ケアによりトラブルを引き起こすことも。
保湿を十分しているつもりなのに、肌が乾燥する原因として他に考えられるのが、間違った保湿ケアです。ローションパックは、肌が比較的強い人にとっては効果的な保湿ケアですが、敏感肌の人にとっては、トラブルを引き起こす原因になることもあります。バリア機能が低下している敏感肌の人は、肌がカサカサするので乾燥していると誤解しがちですが、ローションの成分が浸透しすぎて、それが刺激となって肌が荒れることもあります。

また、皮脂の分泌が多いオイリー肌タイプの人も要注意です。皮脂の分泌が多いからといって化粧水しかつけない、クリームを少量しかつけないなど保湿を控えめにすると、肌は乾燥することになります。角層の水分を保持しているのは、皮脂ではなく細胞間脂質と天然保湿因子がメイン。このふたつが不足すると、いくら皮脂の量が多くても肌は乾燥するのです。
肌の乾燥に悩まされている人は、日ごろの保湿ケアや生活習慣を見直して、潤いのある肌を目指しましょう。

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出演情報 2/17(水)夜21時~21時54分放送のフジテレビ『ホンマでっか!?TV』

出演情報 2/17(水)夜21時~21時54分放送のフジテレビ『ホンマでっか!?TV』に慶田が出演いたします。

「評論家オススメ!この春、家庭で使えるプロ仕様グッズ」のコーナーで美容評論家としてコメントいたします。

いつも出演されている明石家さんまさん、進行の加藤アナウンサー、磯野貴理子さん、EXIT、ブラックマヨネーズのお二人に加えて、ゲストパネラーとしてアンミカさんが出演いたします。

内容は、OAをお楽しみに。お時間あればご覧下さいね。

2021年2月 7日

雑誌『LEE』2021年3月号(2月7日発売)

特集「敏感なときにも心地よく!花粉の季節にも!ガードしながらUV対策で、肌を守る!」(掲載P104~P105)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

待ち望んでいる春も、もう間もなくですね。でも一年のうちで、肌が最もゆらぎやすくなるのもこの時期なのです。その対策は万全ですか?紫外線、花粉、ホコリ、精神的ストレスなど...そんな春先の環境に負けない健やか肌を保つ対策を改めて考えましょう!

■春先のゆらぎに必要なケアは?

Q. 春先の肌がゆらぎやすくなるのはなぜ?
A. 紫外線に花粉...春は肌を敏感にさせる要素がたくさんあります。
冬の乾燥の影響で、春はバリアカが低下する傾向があります。そんな肌を襲うのが春先の花粉や黄砂、PM2.5などの飛来物や徐々に増えてくる紫外線です。さらに、季節の変わり目による自律神経の不調や、異動や入学など新年度の環境の変化による負荷もかかります。そのため春は肌トラブルが生じやすくなってしまいます。

Q. 花粉が気になるこの時期のUVケアに迷います...
A. あれがちな肌ほどUV対策は大切です。敏感肌に配慮したものを選んでください。
花粉などで肌あれがひどいときは放置せず、まずは皮膚科で治療を受けましょう。それと並行して日焼け止めで肌を守ることが大切です。肌が弱い方は浸透しにくいシンプルな処方のものをお使いください。最近は花粉対策も考えた日焼け止めもありますし、研究力の高い会社の敏感肌用がおすすめです。あれてしまっても諦めないでください。

Q. 花粉や乾燥にゆらぎがち...どんなスキンケアをすべき?
A. 優しい感触の洗顔・保湿・紫外線対策。この3つを徹底しましょう。
"保湿"に始まり"保湿"に終わるというくらい肌をしっかり潤すということは大切です。
肌が敏感になっている時は、水系のコスメがしみやすいので、ゆらいだときはクリーム1品でシンプルなケアがおすすめです。セラミドなどの細胞間脂質、アミノ酸などの天然保湿因子(NMF)、グリセリン、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなどが配合された保湿剤(モイスチャライザー)は確かな保湿効果をもたらします。天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。さらに、花粉などの飛来物を潤いを残しながら優しく洗い流す洗顔やクレンジング、そして日焼け止めなどの紫外線対策も必要です。この3つを徹底させることが第一です。あとは、腸内環境を整えるなどインナーケアもパランスよくしましょう。

Q. 春の紫外線は肌にどんな影響を与える?
A. バリア力が低下していると紫外線は肌トラブルの原因になります。
春先は紫外線に対して油断しがちですが、この時期から徐々に量が増え始めるので注意が必要です。特にバリア力が低下しがちな春の弱い肌に紫外線が当たると、より炎症や色素沈着などのトラブルを起こしやすくなります。炎症は肌老化を加速させる要因にもなります。UV対策はマストです。春からはさらに、飲む日焼け止め2種『ヘリオケアウルトラD』と『ソルプロプリュスホワイト』の内服も始めましょう。体の中からのUV対策も抜かりなく。

Q. 春のゆらぎ肌のUV対策、効果的な塗り方を知りたい!
A. 薄く2度レイヤー塗りを。こまめな塗り直しも大切です。
適量を1回薄く塗り広げたら、さらにもう1回重ね塗りすると効果的です。広い面は指の腹で一気に広げ、まぶたや鼻のまわりなどは薬指で丁寧に行ってください。汗やこすれなどで落ちやすいので、メイクの上からでも大丈夫なのでこまめな塗り直しも必要です。


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2021年2月 3日

出演情報 2/3(水)夜21時~21時54分放送のフジテレビ『ホンマでっか!?TV』

出演情報 2/3(水)夜21時~21時54分放送のフジテレビ『ホンマでっか!?TV』に慶田が出演いたします。

特集は「どっちが正解?健康・&カラダの疑問解消SP」

慶田院長は、美容にまつわる皆さんからの疑問に美容医療評論家としてコメントいたします。いつも出演されている明石家さんまさん、進行の加藤アナウンサー、磯野貴理子さん、EXIT、ブラックマヨネーズのお二人に加えて、ゲストパネラーとして俳優の安藤政信さんと、タレントの丸山桂里奈さんが出演いたします。

内容は、OAをお楽しみに。お時間あればご覧下さいね。

2021年2月 1日

情報誌『生活の木 ライフウェアブック』2021春夏号(2021年2月1日発行 掲載P11~P16)

特集『美肌を育てるこれからのスキンケア習慣』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

春の目覚めが待ち遠しい今日この頃です。新しい季節の始まりは、まぶしい太陽の光を携えやってきます。心の解放感とは裏腹に、肌を無防備にできないこの時季、正しい保湿・UVケアを身につけ、美しい肌を育んでいきましょう。

【日焼け対策編】
肌老化の原因は光老化にあり。
肌老化の原因は、8割太陽光によるものだとご存知でしょうか。思い浮かべてみてください。年配の方のお尻にはシミがないのに、顔にはシミやしわがある。つまり、肌老化は加齢だけでなく、太陽光も原因であるということです。太陽光線は、紫外線、可視光線、赤外線の3つに分けられます。防ぐべきは、UV-A(波)とUV-B(波)。UV-Aは、蓄積することでシワやたるみなどの原因に、UV-Bは、シミ、そばかすなどの原因になるとされています。そして、UV-Aの隣に位置する可視光線の「ブルーライト」。これは私たちの身近にあるパソコンやスマートフォンなどからも発せられ、目と体内のリズムに大きな影響を与えます。太陽光線のブルーライトは、肌の酸化ストレスを引き起こすこと、さらには、一部の近赤外線がたるみや赤ら顔などの誘因となることがわかっています。
*ブルーライトは可視光線の中で最も波長が短く、強いエネルギーを持ち、目の角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイには、このブルーライトが多く含まれています。
*UV-Bは中波長で皮膚の表皮まで、UV-Aは長波長で真皮にまで到達。紫外線は、屋内にも降り注ぐため、屋内外に関わらずUVケアが必要です。

《目からウロコ?UVケアのホントのところ》
■日焼け止めは2割しか効果を発揮しない?
 日焼け止めのSPF数値は2㎎/㎠を塗ることで得られます。この量は、顔にドーランを塗るようなもの。普通に顔に塗る程度では、効果の2割、つまりSPF10程度しか効果を発揮しません。そのため、正しい日焼け止めの塗り方を知る必要があります。
■日焼け止めスプレーは効果がない!?
スプレータイプの日焼け止めは、軽くスプレーしただけでは、量が不十分な場合があります。何度か重ね付けしましょう。髪などの部分使いや、日中の塗り直し、動きが活発で日焼け止めを塗りづらい子どもには、スプレーが便利です。用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。
■子どもへのUVケアって必要?
 子どもの表皮分裂は大人以上に盛んです。そのため、紫外線によるダメージを受けた情報が、細胞の核内にあるDNAに吸収され、修復がなされないままコピーを続け、最悪の場合、皮膚の癌化に繋がってしまう可能性もあります。低年齢(3歳未満)の子どもにこそUVケアを行いましょう。大人には正しいUVケアのリテラシ―が必要です。
< MEMO >今さら聞けない!SPFとPAって何?
 SPFは、UV-Bの防御効果を示す指標です。例えば、SPF50なら、肌に何も塗らない場合に比べて、肌が赤くなるまでの時間を50倍に延ばすことができます。PAは、UV-Aの防御効果を示す指標です。「+」が多くなるほど、肌に何も塗らない場合と比べて、肌が黒くなるまでの時間を2倍~16倍以上に延ばすことができます。

《今日からはじめる正しいUVケア》
 敏感肌だから、室内だから、マスクをしているから、UVケアをしなくても大丈夫...、
 それは美肌キープのルール違反です。光老化は美肌を侵す最大の敵です。今こそ、正しいUVケアを身につけ、肌老化を遅らせましょう。
■POINT①:日焼け止めはミルフィーユ塗りを心がけよ
 ドーラン塗りはできなくても、日焼け止めを重ねて塗ることで、効果を高めることができます。下地クリーム、ファンデーション、パウダーなどを重ねていきます。
■POINT②:手のひらスタンプで肌に密着させよ
 日焼け止めは、額、あご、両頬、鼻に5点置きし、顔の中心から外側に向けて伸ばして塗ります。力を入れて塗りこむ必要はありません。仕上げは、日焼け止めを肌に密着させるイメージで、やさしく手のひらで押さえます。首やデコルテもお忘れなく。
■POINT③:マスクの下もUVケアを
 「マスクをしているからUVケアはしなくて大丈夫」は妄信です。マスク越しでも紫外線
  は肌に届き、気づいたら"マスク焼け"なんてことも。マスクへの色移りが気になる場合
  は、ノンカラータイプの下地クリームを。マスクと肌が触れる部分(頬、鼻やあごなど)
  は、こすれて落ちやすいので重点的に塗りましょう。
■POINT④:2時間ごとに塗り直しを
 日焼け止めは、汗やマスクによる摩擦などで簡単に落ちてしまいます。「朝つけたからOK」
 ではなく、2時間ごとに塗り直しを心がけましょう。また、できるだけ紫外線があたらな
 いような服装(黒い服、帽子や日傘など)を心がけるのも良いでしょう。

【ゆらぎ肌対策編】
ゆらぎ肌って何ですか?
冬から春先にかけてもうひとつ気がかりなのは、「乾燥」です。この時季は乾燥シーズン
真っ只中です。乾燥は、肌のうるおいを容赦なく奪い、外的刺激から肌を守るバリア機能を
脆弱にします。普段は普通肌でも、乾燥、太陽光、タバコの煙、花粉、黄砂、微小粒子物質(PM2.5)といった大気汚染物質による刺激、加えて、マスクによる摩擦、着脱による蒸れや急激な乾燥などが原因で、肌がかぶれたり、アレルギー反応が起こったりします。こうした肌状態を、わかりやすく「ゆらぎ肌」を表現しています。肌のバリア機能を高めるには、日々の正しいスキンケアを行い、規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。
脱・ゆらぎ肌は、"保湿レンジャー"を味方に!
スキンケアの中でも特に大切なのは、うるおい成分である保湿剤(モイスチャライザー)を肌
に届けること。代表的なものに、セラミドなどの細胞間脂質、アミノ酸などの天然保湿因子(NMF)、グリセリン、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなどがあります。これらが配合された基礎化粧品を使い、肌を乾燥から守ることで、肌のバリア機能を高め、外的刺激を跳ね返すことができるように、抜かりない保湿ケアで、「ゆらぎ肌」から解放されましょう。
< MEMO >オイルは保湿レンジャー?
実はオイルは保湿剤ではなく、エモリエント剤(皮膚を滑らかにする油溶性成分)。化粧水後
にオイルをつけるスキンケアもよいですが、保湿剤ではありません。特にゆらぎ肌、敏感肌
の方は、保湿剤配合の基礎化粧品と併用しましょう。

《今日から見直す&はじめる!正しいスキンケア》
美肌を育むスキンケアは、「汚れを落とす」「保湿する」「UVケア」の3つのプロセスを確実にこなすこと。こすりすぎ、洗いすぎ、過剰なケアを行わないことも念頭に置き、肌を育てるように、やさしい気持ちで日々のスキンケアを行いましょう。
1. クレンジング:メイク落としは60秒以内で!
まずはメイクを落とすことから。クレンジング剤を手に取り、肌表面をなでるように、やさしくなじませます。肌に負担をかけないように、こすらず、時間をかけずに手早く行うことがポイントです。
2. 洗顔:朝も泡洗顔をお忘れなく
「乾燥肌だから朝は洗顔ナシ!」という方は要注意です。皮脂は水やぬるま湯では落とせず、空気中の酸素に触れることで少しずつ酸化するため、朝も洗顔が必要です。洗顔は、しっかりと泡立てた泡で包み込み、なでるように行いましょう。よくすすぎ、タオルでそっと押さえます。こすらず、やさしく、洗顔の基本です。
3.保湿:化粧水、クリームはたっぷりと
  化粧水はコットンではなく、手で塗りましょう。手のひらに500円玉くらいの量をとり、両手でなじませてから肌に軽く押さえます。クリームなどはサクランボ大の量を、指の腹を使って、こすらないようにやさしく塗り、首やデコルテにも広げます。
< MEMO >メイク直しの正解はコレ!
 メイク直しをする際、ミストローションのみを使用してパッと済ませていませんか?その瞬間はうるおいますが、時間がたつと水分が蒸発してしまうので、クリームを重ねてからメイク直しをしましょう。マスクをしている場合は、マスクが油とり紙のように、必要な保湿成分まで吸い取ってしまうので、マスクを取った後も保湿を心がけましょう。保湿
 成分が含まれている下地クリームやBBクリームを使用すれば、乾燥対策や、バリア機能の低下防止に繋がります。

【インナーケア編】
美は一日にして成らず。美しい肌は、外側だけを塗り固めるだけでは成立しません。保湿やUVケアはもちろん、規則正しい生活習慣が伴ってこそ、美肌が築かれます。食事、腸内環境、睡眠、運動、ストレスコントロール、この5つの生活習慣が整っていることも大切です。
■腸内環境:腸内環境は美肌に大きく影響
 美肌を築く栄養素を肌に届けるためには、腸内環境が整っていることも大切です。肌の乾燥やニキビなどの肌のトラブルは、腸内環境が原因の場合もあります。乳酸菌を含むヨーグルトなどと共に、食物繊維やオリゴ糖などを摂取し、腸内環境を整えることで、肌の水分量が保たれることがわかっています。
■食事:おしゃれなカフェ飯より定食を
 野菜や炭水化物に偏ったカフェ飯ではなく、不足しがちなタンパク質、脂質などを含む栄養バランスのとれた定食が理想です。豆、卵、乳製品、魚肉などのタンパク質は体重1g量(1日当たり)を脂質はエゴマ、アマニオイル、チアシードなどのオメガ3脂肪酸を摂取しましょう。セラミドやコレストロールは脂質の一種。セラミドは神経細胞の維持や修復にも役立ちます。また、ビタミンACEも美肌作りの匠とも言うべき栄養素。色の濃い野菜、イチゴ、ナッツ、ゴジベリーなどを摂取しましょう。
■睡眠・運動・ストレスコントロール:ストレスコントロールは肌育の基本
 適度な運動や睡眠に加えて、ストレスコントロールも肌育には欠かせません。ストレスがかかると交感神経が優位になり、肌代謝が悪化。肌バリア機能の低下に繋がります。好きなアロマを嗅いだり、ノンカフェインのハーブティーを飲むなどして、ストレスを抱えないような工夫をしましょう。ラベンダーなどの好きなアロマを嗅ぎながら、カモマイルやルイボスなどのハーブティーでリラックスしてみてはいかがでしょうか。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『ESPOIR』2021年2月号 (2月1日発売)

特集「乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"を。」(掲載P37~P38 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【人生100年時代の素肌美サイエンス】
無添加から始まった美しさの中の先進テクノロジー

■乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"をしましょう!
「マスク性敏感肌」とは、マスクの着用により肌が一時的に敏感になり、乾燥やゴワつきなどが起きている状態のことです。約8割の女性が、日頃から「自分は敏感肌だ」と感じているうえに、コロナ禍でマスクの着用が当たり前になったことで、さらなる肌悩みを抱える方が急増しています。乾燥するこの季節、ニキビができやすくなった・乾燥を感じる・赤みやかゆみがある方は"マスク性敏感肌"かもしれません。より深刻になる「マスク性敏感肌」の原因を知って適切に対策をしましょう。

 原因:なぜ"マスク性敏感肌"は起こるのか
・摩擦の刺激と乾燥が深刻なトラブルを引き起こす。
マスクと肌が擦れると、マスクの生地に皮脂やスキンケアの保湿成分が奪われ、肌が乾燥状態になります。さらに摩擦が続くと、角層がダメージを受けてバリア機能が低下します。それがさらなる乾燥や角層肥厚を招き、ニキビなどの肌トラブルを繰り返す負のループに陥ります。
・"蒸れ"でマスクの内部が過酷な環境に。
マスク内は外気よりも4°Cほど温度が高く、また息に含まれる蒸気がこもって、蒸れている状態になっています。そのため汗が蒸発しにくくなり、肌に残った汗の成分が肌の刺激となります。またマスクについた汚れなどから雑菌が繁殖しやすくなり、それがかゆみや炎症などを引き起こします。

 事実:マスクの下ではこんなことが起きている
・カサカサゾーン
マスク着用時の摩擦や、はずしたときの急激な温度と湿度の変化で肌のバリア機能が低下しています。通常よりも汗や汚れなどの刺激に敏感な状態になり、かゆみや赤みなどの肌あれを引き起こします。
・ニキビゾーン
摩擦の刺激から自らを守るために角層が厚くなり、毛穴を塞ぐ状態になります。さらに蒸れによる雑菌の繁殖でニキビや吹き出物が発生し、悪化しやすくなります。

 対策:刺激の少ないスキンケアで肌にやさしいお手入れを
敏感に傾いている肌には、何より保湿が大切です。バリア機能を守るセラミドなどが配合された低刺激性のスキンケアで、肌に負担をかけないお手入れを心がけましょう。

~刺激の少ないスキンケアの方法~
① やさしく洗う
肌に負担をかけないようやさしく洗いましょう。うるおいを残す洗顔料を選び、たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗うのがポイント。

② たっぷりうるおす
洗顔のあとは保湿力の高い 化粧液や美容液で十分に保湿をしましょう。手を使って、こすらないようやさしくていねいにつけます。『巡活ローション』は超浸透型ビタミンCや加水分解コラーゲンヒアルロン酸、エラスチンなど6種類の天然由来成分を配合した贅沢な化粧水で朝晩の化粧水として使用して頂くと高い保湿力が期待できます。

③ しっかり守る
マスクの材質や サイズの見直しも大切。
補ったうるおいが逃げないよう、バリア機能を守るクリームや乳液で閉じ込めるのを忘れずに。乾燥が気になる部分にはたっぷりと重ねづけをしましょう。角層のバリア機能が高い天然セラミドを主成分とした『セラミドバリアクリーム』は超乾燥肌、ゆらぎ肌の改善が期待できます。ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感が高まり、潤いのある美肌に導きます。

『マスクの材質やサイズの見直しも大切。』
マスク性敏感肌の対策として、摩擦や刺激を軽減するために、肌に合う材質や顔に合うサイズのマスクを使うことも大切です。また、人のいない場所ではできるだけマスクをはずして蒸れを逃し、顔についた汗や汚れはこまめに拭くようにしましょう。

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雑誌『ESPOIR』2021年2月号 (2月1日発売)

特集「乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"を。」(掲載P37~P38 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【人生100年時代の素肌美サイエンス】
無添加から始まった美しさの中の先進テクノロジー

■乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"をしましょう!
「マスク性敏感肌」とは、マスクの着用により肌が一時的に敏感になり、乾燥やゴワつきなどが起きている状態のことです。約8割の女性が、日頃から「自分は敏感肌だ」と感じているうえに、コロナ禍でマスクの着用が当たり前になったことで、さらなる肌悩みを抱える方が急増しています。乾燥するこの季節、ニキビができやすくなった・乾燥を感じる・赤みやかゆみがある方は"マスク性敏感肌"かもしれません。より深刻になる「マスク性敏感肌」の原因を知って適切に対策をしましょう。

 原因:なぜ"マスク性敏感肌"は起こるのか
・摩擦の刺激と乾燥が深刻なトラブルを引き起こす。
マスクと肌が擦れると、マスクの生地に皮脂やスキンケアの保湿成分が奪われ、肌が乾燥状態になります。さらに摩擦が続くと、角層がダメージを受けてバリア機能が低下します。それがさらなる乾燥や角層肥厚を招き、ニキビなどの肌トラブルを繰り返す負のループに陥ります。
・"蒸れ"でマスクの内部が過酷な環境に。
マスク内は外気よりも4°Cほど温度が高く、また息に含まれる蒸気がこもって、蒸れている状態になっています。そのため汗が蒸発しにくくなり、肌に残った汗の成分が肌の刺激となります。またマスクについた汚れなどから雑菌が繁殖しやすくなり、それがかゆみや炎症などを引き起こします。

 事実:マスクの下ではこんなことが起きている
・カサカサゾーン
マスク着用時の摩擦や、はずしたときの急激な温度と湿度の変化で肌のバリア機能が低下しています。通常よりも汗や汚れなどの刺激に敏感な状態になり、かゆみや赤みなどの肌あれを引き起こします。
・ニキビゾーン
摩擦の刺激から自らを守るために角層が厚くなり、毛穴を塞ぐ状態になります。さらに蒸れによる雑菌の繁殖でニキビや吹き出物が発生し、悪化しやすくなります。

 対策:刺激の少ないスキンケアで肌にやさしいお手入れを
敏感に傾いている肌には、何より保湿が大切です。バリア機能を守るセラミドなどが配合された低刺激性のスキンケアで、肌に負担をかけないお手入れを心がけましょう。

~刺激の少ないスキンケアの方法~
① やさしく洗う
肌に負担をかけないようやさしく洗いましょう。うるおいを残す洗顔料を選び、たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗うのがポイント。

② たっぷりうるおす
洗顔のあとは保湿力の高い 化粧液や美容液で十分に保湿をしましょう。手を使って、こすらないようやさしくていねいにつけます。『巡活ローション』は超浸透型ビタミンCや加水分解コラーゲンヒアルロン酸、エラスチンなど6種類の天然由来成分を配合した贅沢な化粧水で朝晩の化粧水として使用して頂くと高い保湿力が期待できます。

③ しっかり守る
マスクの材質や サイズの見直しも大切。
補ったうるおいが逃げないよう、バリア機能を守るクリームや乳液で閉じ込めるのを忘れずに。乾燥が気になる部分にはたっぷりと重ねづけをしましょう。角層のバリア機能が高い天然セラミドを主成分とした『セラミドバリアクリーム』は超乾燥肌、ゆらぎ肌の改善が期待できます。ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感が高まり、潤いのある美肌に導きます。

『マスクの材質やサイズの見直しも大切。』
マスク性敏感肌の対策として、摩擦や刺激を軽減するために、肌に合う材質や顔に合うサイズのマスクを使うことも大切です。また、人のいない場所ではできるだけマスクをはずして蒸れを逃し、顔についた汗や汚れはこまめに拭くようにしましょう。

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