2021年(1月〜3月)のメディア掲載情報

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WEB『日経xWoman Terrace』(2月18日掲載)

特集「尿漏れ対策には「膣トレ」より「インナーユニット」強化」に慶田院長の日経アンバサダーブログ記事が掲載されています。

【尿漏れ対策には「膣トレ」より「インナーユニット」強化】
大人の女性が人知れず抱えるお悩み...それは「尿漏れ」です。尿漏れの改善には「膣トレ」よりも普段の"姿勢"が大事です。

■骨盤底筋群のゆるみやダメージが原因
テレビCMも増え、「膣トレ」なる言葉も一般的になった昨今で、女性が自身の体に向き合う重要性が浸透してきたのは喜ばしいことではあります。しかし、尿漏れや子宮脱といった"骨盤底筋群"の問題は表層だけの対処では不十分なのです。
骨盤底筋群のゆるみや筋肉へのダメージは『腹圧性尿失禁』の原因となります。この症状は咳やくしゃみ、重い物を持ち上げた瞬間、走ったりジャンプしたりしたときなど、お腹に力が入ったときに「尿漏れ」する状態のことです。

≪骨盤底筋群≫
恥骨から尾骨にかけて重なり合った靭帯や筋肉で、ハンモックのように子宮や直腸、膀胱などの臓器を支えています。とくにダメージの要因となるのが妊娠・出産です。妊娠して子宮が重くなると骨盤底筋群に負荷がかかります。そして、出産時には大きな赤子が通過するので、限界値まで引き伸ばされて大きなダメージを受けます。また、日常生活でも姿勢や呼吸の仕方、咳やくしゃみ、排便時のいきみ、慢性的な便秘などによって、過剰な腹圧が下方にかかり骨盤底筋にダメージを与えています。さらにこれらは加齢と共に加速していきます。

■骨盤底筋トラブルを防ぐためには『インナーユニット』の強化が鍵!
巷で流行っている「膣トレ」は、膣と肛門をキュッと締め、骨盤底筋群の表層に位置する"恥骨直腸筋"を鍛える方法が主流です。恥骨直腸筋は骨盤底筋群の表層に位置する筋肉の一つで、尿道や膣、直腸の周りをU字型に囲んで、排尿をコントロールする働きをしています。
でも、恥骨直腸筋は骨盤底筋群のほんの一部に過ぎません。尿漏れなどの骨盤底筋トラブルを防ぐためには、日常的に骨盤底筋群に腹圧をかけないことが大切です。そのためにはもっと深層にある『インナーユニット』といわれる筋肉群に着目した生活と運動が鍵になります。

≪インナーユニット≫
「腹横筋」「横隔膜」「多裂筋」「骨盤底筋群」の4つの総称で腹腔の深部にある筋肉で、4つの筋群は協調的に動いて臓器を支え、体幹を安定させています。クリニックで定期的に医療機器『エムスカルプト』で腹部~ヒップの筋肉強化をしたり、『ヴィーナスハイフ』で膣の引き締めも年に2~3回受けると、妊娠によるハイダメージを軽減できます。

 『エムスカルプトα(EMSCULPTα)』
約30分間の‟超・効率トレーニング"です。電磁場の作用で、寝ながら約2万回の筋収縮を起こします。世界で唯一、筋肉を増強しながら脂肪も減らして理想的なボディラインを作れる画期的な医療痩身機器です。

 『ヴィーナスハイフ(V‐HIFU)』
超音波を用いて女性器(膣・会陰部など)のたるみを強力に引き締める、「ウルセラ」と同じ超音波によるHIFUシステムを用いた世界初の「女性器専用若返り治療」マシンです。表面には傷をつけずに、エネルギーを正確に狙った層(深さ)に届け、コラーゲン線維の収縮による引き締めや、新しいコラーゲン線維の再生により、緩んだ膣や膣口を強力に引き締めます。

ポッコリお腹も、垂れ尻も、尿漏れも、膣の緩さも連動しています。セルフケアでは、姿勢の見直しと体幹トレーニングを、クリニックケアではエムスカルプトとヴィーナスハイフでインナーユニット強化と膣トレをしましょう。これらは、お顔のケアと同じくらいに大事なことだと思います。40代からの人生が50年も続くのですから、遅すぎるということはありません。

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WEB『OZmall』(3月3日掲載)

特集「健康的なツヤ髪を取り戻す!乾燥から守るヘア&頭皮ケア」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

春を感じる陽気の日もあれば、冬のように寒い日もあるこの時季。まだ空気も乾燥し、肌のカサカサに悩んでいる人もいるのではないでしょうか?空気が乾燥していると、髪の毛や頭皮も乾燥して、トラブルが生じることもあります。そこで"髪や頭皮の乾燥対策"について紹介させて頂きました。

【髪のパサつきの原因は?日常生活を見直しましょう】
パサついた髪の毛は、清潔感に影響を及ぼしたり、老けて見えたりすることに繋がります。空気が乾燥していれば、髪の毛に含まれている水分も抜けやすく、パサつく原因になります。ヘアオイルやトリートメントのケアによって表面的にはツヤを出せますが、乾燥しにくい健康的な髪質にするには、髪の構造から変える必要があります。つまり、すぐに結果が出るわけではありません。

■数カ月から1年前くらい前の食生活を振り返って!
「健康的な髪の毛には"海藻"を食べるといい」というイメージをもたれがちですが、実は髪の約9割を占めるのは、「ケラチン(たんぱく質)」です。つまり、たんぱく質が不足した食生活を送ると、健康な髪の毛は生えてこないというわけです。髪の毛は、一定の周期で生え変わっているので、毛先がパサつく場合、ロングヘアの人であれば、1年くらい前の食生活が影響している可能性があります。まずはたんぱく質をしっかりとることが、ツヤのある健
康的な髪の毛を作り出すためには重要です。

■紫外線にも要注意!
これからは紫外線量が多くなっていく時季になります。紫外線を浴びると髪の表面にあるキューティクルが傷んで、髪のツヤを左右する脂質が失われやすくなります。帽子をかぶる、日焼け止めスプレーをかけるなど、髪の毛の紫外線対策も意識しましょう。

■髪の乾かし方も大切!
ドライヤーを使うと、髪の乾燥が気になる人もいるのではないでしょうか。髪を濡れた状態にしておくと、表面にあるキューティクルがはがれやすくなり、髪がパサつく原因になります。温風と冷風を交互にするなど乾燥対策をしながら、ドライヤーで素早く乾かすのがおすすめです。

【乾燥or皮脂?フケの原因を見分ける方法は?】
健康的な髪の毛を作り出すためには、「頭皮」が健康であることも重要です。空気が乾燥する時季は、肌と同じように頭皮も乾燥しやすくなります。頭皮はもともと皮脂の分泌が多いので、顔のように保湿ケアは本来必要ないのですが、乾燥肌の人は頭皮も乾燥しやすい傾向があります。頭皮が乾燥していると、フケやかゆみなどの症状に悩まされることもあります。一方、皮脂が過剰に分泌した"脂漏性皮膚炎"が原因でフケが生じることもあります。フケに悩まれている方は下記を参考に原因を探ってみてください。

□乾燥によるフケの場合
フケは細かくてカサカサしたような形状です。顔の肌をチェックしたとき、毛穴が目立ちにくい人は乾燥によるケースが多いです。
□脂漏性皮膚炎の場合
フケは大きめでベタベタしています。毛穴が目立ちやすい人に多いです。もともと皮膚に存在している常在菌の1つである"マラセチア(真菌)"が増えて炎症を起こしていることが原因です。マラセチアを抑える成分を配合したシャンプーを使用すると改善が期待できます。

【乾燥する時季!頭皮の乾燥におすすめの対策とは?】
頭皮が乾燥していると感じた時は、シャンプーの洗い方や選び方を見直しましょう!
●洗い方
頭皮は顔の肌に比べて、ごしごしと力を入れて洗いがちな方も多いかと思います。すると頭皮が傷ついて、バリア機能が低下することに繋がります。顔を洗うときと同じように、やさしく洗うことがポイントです。洗顔料をよく泡立ててから使用するように、シャンプーもよく泡立ててから、泡で汚れを包み込むようにして洗いましょう。
●シャンプーの選ぶポイント
頭皮の皮脂量に応じたシャンプー選びも大切です。乾燥する人は、石けん系のシャンプーなど、洗浄力が弱く、肌にやさしいものを選びましょう。

【髪を洗う頻度や"湯シャン"で頭皮の皮脂を調整しましょう】
対策をしてもまだ乾燥が気になる場合は、シャンプーを使用する頻度を減らすのがおすすめです。シャンプーを使用する主な目的は、"余計な"皮脂を洗い流すことです。皮脂の分泌が少ない人にとっては洗浄力が強すぎて、"必要な"皮脂まで洗い流している可能性があります。頭皮の乾燥にお悩みの方で、毎日シャンプーを使用している人は、1日おきにしてみてください。
汗やほこりはお湯だけでも落とせるので、シャンプーを使用しない日はお湯だけの〝湯シャン″でも十分です。整髪料を使用していてお湯だけで流すとベタつきが気になる場合は、頭皮につかないように髪の毛だけにシャンプーを使用するのが良いでしょう。そして、髪のパサつきが気になる場合は、毛先だけトリートメントを使用するのも良いでしょう。

※ただし、ほとんどの人は頭皮の皮脂量が多く、余計な皮脂が残ると、酸化皮脂となり、頭皮の刺激やニオイの原因になります。湯シャンして髪を乾かしたあとに、後頭部にニオイが残っていないかどうか、チェックするといいでしょう。

髪や頭皮の乾燥が気になる人は、食生活やケア方法を見直して、ツヤのある髪&健康な頭皮を目指しましょう!
当院では美しい髪を育むサプリメント『パントガール』や医療機関専用の育毛剤『パントスチン』『ペロバーム』、さらに効果的な薄毛治療をご希望の方には『Dr.CYJヘアフィラー注入』など多彩なメニューがあります。育毛治療は早めのスタートがおすすめです。頭皮ケアと合わせて始めてみましょう!

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WEB『OZmall』(2月24日掲載)

特集「ウイルス対策で手荒れが悪化!きれいな手指を守るハンドケア」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

新型コロナウイルスが流行してから、手洗いやアルコール消毒が当たり前の習慣になりました。感染予防のためには大切なことだけれど、そのせいで手荒れに悩まされている人もいるのではないでしょうか?きちんと感染予防をしながら手荒れの対策をしましょう。

■手荒れを起こしやすい人は保湿剤入りの消毒液を選んで
こまめに手洗いしたり、アルコール消毒をしたりすると、なぜ手荒れを引き起こすのでしょうか。それは、肌にとって必要な水分や皮脂まで洗い流されてしまったり、除去されてしまったりするからです。特にアルコール消毒は、脱脂力や脱水力が強く、脂質や水分を奪う作用があります。とはいえ、アルコール消毒はウイルス対策として今では不可欠です。ですが、そもそも手が荒れていると皮膚のバリア機能が低下した状態なので、ウイルスや細菌が侵入しやすく、感染の観点から見ても良くない状態です。
そこで手荒れを起こしやすい人におすすめなのが、保湿剤が入っている"ジェルタイプの消毒液"です。通常の消毒液よりも刺激がマイルドなので、手荒れを起こしにくいです。ただ現状では、お店の入り口などにスタッフが立っていて、入り口に置いてあるアルコール消毒液での消毒を促されたり、スタッフが消毒スプレーをかけてくれたりということもあります。その際は、自分でジェルタイプの消毒液を持ち歩いて、もしスタッフに消毒を促されたら『手荒れしやすいので、自分の消毒液を使ってもいいですか』と確認してはいかがでしょうか。

■ハンドクリームを選ぶポイントは?
・頻繁につけやすいテクスチャーが軽めで刺激の少ないものがおすすめ
・手荒れをしているときは尿素入りのものは避ける
・手洗い後と夜寝る前につける
手荒れを予防するためには、手洗いやアルコール消毒後にハンドクリームをこまめに塗り、しっかり保湿することが大事です。ハンドクリームにはさまざまな種類がありますが、選ぶポイントとしては、とにかく"自分の肌に合っていること"、"自分にとって使い心地がいいこと"がポイントになります。手は作業をする道具でもあるので、さらっとしていてべたつかないタイプのほうがいいでしょう。
ただし、すでに手荒れを起こしているときには、は水分を抱える力のあるセラミドやグリセリンなどに加え、油分が多いクリームやバームをやさしく塗りましょう。しもやけやひび割れがあるなら、血流を上げるビタミンE入りのものがおすすめです。ただし、尿素が配合されているハンドクリームは、角層を溶かす作用があるので、もともと角層が厚いかかとやひじには向いていますが、手荒れを起こしているときに塗るのは避けてください。

■ハンドクリームは爪の根元まで入念に
ハンドクリームを塗るときには、手洗い後にしっかり水分をふきとってから、塗り残しがないようにしましょう。手のひら側、手の甲部分をしっかり塗ったら、指は1本1本、逆側の親指以外の4本の指全体で包み込むように握って巻き込むように動かしながら、クリームを塗り広げます。さらに、爪の根元にある『爪母(そうぼ)』の部分も逆側の親指でしっかり塗るのがポイントです。この部分が荒れると、爪が正しく再生できず、波打ったようなガタガタの爪が生えやすくなります。爪自体は皮膚のように保湿力がないので、オイルやクリームを塗ると、爪を保護することができます。

手荒れは放置すると治療しにくくなり、治るのに時間がかかります。ひびやかゆみを伴う手湿疹があれば、早めに皮膚科を受診しましょう。手にとってハードな環境は、これから先も続くと予想されます。しっかり対策して、きれいな手を守りましょう!

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WEB『OZmall』(2月22日掲載)

特集「私ってもしかして「不安定肌」?チェックリストで肌診断しよう」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

■私ってもしかして「不安定肌」?
冬の寒さもゆるみ、春はもうすぐそこ。けれど、もし「肌の調子が悪くなるから春が来るのが心配」と思っているなら、「不安定肌」の可能性があるかもしれません。

■不安定肌とはなに?
不安定肌と聞くと、敏感肌のことだと思う人もいるかもしれません。不安定肌とは、"一時的に"敏感になりやすい肌のことです。敏感肌は慢性的に肌が敏感であるのに対し、不安定肌は肌の調子がいいときもあれば敏感になる時もあるという点が違いです。

まずは下記をチェックしてみてください。3個以上あてはまる場合は「不安定肌」、1~2個あてはまる場合は「不安定肌予備軍」の可能性が高いです。

□花粉症の時期になると肌の調子が悪くなる
□季節の変わり目はメイクのノリが悪くなる
□季節の変わり目になると肌がムズムズ、チクチク、ヒリヒリすることが多い
□肌の赤みやかゆみが気になるときがある
□化粧水やクリームがしみる時がある
□マスクによる肌荒れが気になる

■春先は最も肌が不安定になりやすい季節
肌の最も外側の層(角層)には、異物が肌の内部に侵入するのを防ぐ「バリア機能」が備わっています。しかしこのバリア機能が低下すると、バリアに隙間ができて花粉や黄砂、PM2.5などの異物が侵入し、肌に炎症などを起こす不安定肌の原因となります。
バリア機能は、食事、睡眠、運動、排泄、ストレスコントロールといった体内バランスの乱れや、紫外線、タバコ、空気の乾燥や冷えなどの外的要因が多く重なるほど低下してしまいます。春は新年度を迎えるためにストレスが多く、空気が乾燥し、紫外線が増え始め、花粉などの微粒子が多く飛散し、1年で最も肌が不安定になりやすい季節です。しっかりとした対策が必要です。

■不安定肌のケアは「バリア機能アップ」と「微粒子の付着予防」がカギ
バリア機能を高めるためには、体内バランスを整えることを心がけたうえで、美肌づくりの基本となる(1)"洗顔"する時、こすらずにやさしく洗うこと。(2)しっかりと"保湿"すること。(3)"紫外線対策"をすること。以上の「スキンケアの三本柱」が大切です。その中でもバリア機能の修復に欠かせないのが"保湿"です。間だらけになった角層を助ける保湿ケアには、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸といった水分を抱え込む効果のあるモイスチャライザー使用し、バリア機能を強化しましょう。当院では、天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』が不安定肌に寄り添う優しい処方で人気です。バリア機能を高め、肌をやさしく守ります。微粒子の付着を防ぐケアとしては、微粒子が肌に付着しにくいコスメを選ぶことがポイントです。肌が不安定になりやすい春を快適に過ごすためにも、"バリア機能を高めるケア"と"微粒子の付着を防ぐケア"を意識してコスメを選んでみてください。

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WEB『OZmall』(2月17日掲載)


特集「保湿しているのに乾燥する人は要チェック!肌のカサカサを引き起こす原因とは?」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

立春を過ぎて、少しずつ春の気配を感じ始めるこの時季。とはいえ、2月は湿度が低く、肌の乾燥はピークになります。保湿をしているつもりなのに、肌のカサカサに悩んでいる人も多いのではないでしょうか?最近ではオフィスや店舗内の空調の影響で、一年中乾燥しやすいですよね。冬に限らず参考にして頂きたい内容です。

■肌が乾燥するのは洗いすぎや自分の保湿力の低下が原因です。
肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下して、化粧ノリが悪くなったり、しわの原因になったり、さまざまな肌トラブルを引き起こします。肌の乾燥を防ぐためには、保湿ケアが大事ですが、「しっかり保湿しているつもりなのに肌がカサカサする」ことはないでしょうか?
考えられる大きな原因としてはふたつあります。ひとつは洗いすぎによって必要な皮脂や細胞間脂質まで洗い流してしまっていること。もうひとつは自分自身の保湿力の低下によって、保湿ケアだけでは不十分になっていることです。
洗顔後に肌がつっぱったり、カサカサしたりする場合は、洗いすぎの可能性があるので注意が必要です。洗浄力が弱い洗顔料やクレンジング剤に変えるなど、肌にやさしい泡洗顔を心がけましょう。

■自分自身の保湿力を上げるには?
自分自身の保湿力の低下については、さまざまな要因が考えられます。そもそも肌の表面にある角層は、「細胞間脂質」「天然保湿因子」「皮脂膜」という3つの要素によって、水分が保持されています。なかでも水分保持の決め手となるのが、細胞間脂質の主成分となる"セラミド"です。角層はターンオーバーによって生まれ変わっていますが、加齢や栄養不足、睡眠不足、過剰なストレスなどの要素によって、ターンオーバーがスムーズにいかず、角層の潤いがキープされにくくなっていくのです。一つひとつの影響は小さくても、組み合わさると、肌は揺らぎます。

栄養不足、睡眠不足、ストレスについては生活習慣を見直すことで改善することができます。細胞間脂質の材料はコレステロールなので、油を制限するようなダイエットをしていると、当然細胞間脂質は不足することになります。また、天然保湿因子の材料はアミノ酸なので、たんぱく質が不足しないように心がけることも大切です。

一方加齢によってターンオーバーのサイクルが低下してしまう問題は、『ケミカルピーリング』や『アクアフェイシャル』によってそのサイクルを上げることが可能です。年齢と共にターンオーバーがとどこおり、くすんでしまった肌に刺激を与えることで、溜まったメラニンを排出し、透明感のあるみずみずしい肌を再生することができます。

ホームケアであれば、"レチノール"がおすすめです。『ナノメッドVAエッセンス』は、医療機関ならではの高濃度純粋レチノールが含まれており、連続して使用しているとターンオーバーが整い、角層が生まれ変わります。当院のナノメッドVAは市販品より約10倍と高濃度なので、敏感肌なら保湿クリームと1:1で混ぜて、1~2日おきの使用でも十分な効果が期待できます。

■間違った保湿ケアによりトラブルを引き起こすことも。
保湿を十分しているつもりなのに、肌が乾燥する原因として他に考えられるのが、間違った保湿ケアです。ローションパックは、肌が比較的強い人にとっては効果的な保湿ケアですが、敏感肌の人にとっては、トラブルを引き起こす原因になることもあります。バリア機能が低下している敏感肌の人は、肌がカサカサするので乾燥していると誤解しがちですが、ローションの成分が浸透しすぎて、それが刺激となって肌が荒れることもあります。

また、皮脂の分泌が多いオイリー肌タイプの人も要注意です。皮脂の分泌が多いからといって化粧水しかつけない、クリームを少量しかつけないなど保湿を控えめにすると、肌は乾燥することになります。角層の水分を保持しているのは、皮脂ではなく細胞間脂質と天然保湿因子がメイン。このふたつが不足すると、いくら皮脂の量が多くても肌は乾燥するのです。
肌の乾燥に悩まされている人は、日ごろの保湿ケアや生活習慣を見直して、潤いのある肌を目指しましょう。

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雑誌「otonaMUSE」2021年5月号 (3月28日発売)

特集「目指したいのは洒落美肌」(掲載P94~P97)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【目指したいのは洒落美肌】
マスクの今こそ、肌を見直すチャンスです。紫外線の季節が到来し、真っ黒にはなりたくないけれど、ただ単に白いだけの肌を求めているわけではないと思います。手に入れたいのは透明感に溢れた『グロウスキン(輝くツヤ肌)』大人が輝くための最新スキンケアを取り入れましょう。

■大人の洒落美肌の定義とは?
1. 必要なのは、白さより透明感!
若者の間では空前の白肌ブームですが、白さだけを追求するのではなく、求めたいのは内側の血色まで透けて見えるようなクリア肌です。美肌コスメも駆使しながら加齢とともに蓄積するくすみを払い、自分本来の明るいスキントーンを取り戻しましょう。
「レチノール」や『ケミカルピーリング』治療で角層を溶かしてターンオーバーのスイッチを入れましょう。レチノールはビタミンAの一種で、コラーゲンやヒアルロン酸の増加、ターンオーバーの促進、保湿力アップなどさまざまな効果をもたらしてくれる強い味方です。
当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。

2.輝くツヤは、エイジングの七難を隠します
フレッシュでみずみずしい肌の印象に導いてくれるのが"ツヤ"です。大人の肌を明るく輝かせるために、なくてはならない存在です。クマに毛穴、不要な影など、顔立ちを曇らせるマイナス要素も、角質細胞に十分な水分を与えることで、バリア機能が高め、見た目にもツヤツヤと美しい肌になります。
ローションで潤すというベーシックケアにプラスしたいのは、肌内部の水分を保持する働きのあるヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、アミノ酸、多糖類、多価アルコール類、加水分解コラーゲンといった潤い成分を含む乳液やクリームで、当院では、天然セラミドを主成分にした高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』が人気です。

3. ちょっとやそっとじゃ揺らがない、高いディフェンス力
紫外線や花粉、PM2.5などの大気汚染物質にハウスダストなど、実は私たちの身の回りには肌を酸化させ、くすませる"敵"がたくさん潜んでいます。外的刺激に強く、揺らぎにくいヘルシースキンに整えることこそ、いくつになっても透明感のあるオーラ肌をキープするカギになります。

4. 色ムラのない肌
アラフォーともなると老け見えの元凶・シミに悩む人が急増します。コスメから施術まで今や解決法は色々あります。さらに、シミか、肝斑か、はたまた別の皮膚病変によるものなのか医師による適切な診断が重要です。シミの種類によって治療法が異なるので、専門性の高い医師とシミの種類ごとに複数のレーザー機器を扱う医療機関がおすすめです。速やかに対処して何事もなかったかのようにクリーンな肌を手に入れましょう。

【編集部が注目!最新美肌ニュース】
大人の肌に透明感と明るさを宿してくれるこの春話題のプロダクトや施術に、当院をご紹介いただきました。

■シミもブライトニングも最新のメニューが効果的
スキントーンを明るくしたい、シミ・ソバカスなどのくすみをなくしたいという方に、最近当院で定番になっているのが、顔全体に『ピコトーニング照射』『ピコフラクショナル照射』『フォトフェイシャルM22』『ジェントルレーズプロ』などを照射してライトニングしつつ、特に気になるシミの部分に『ピコレーザーのスポット照射』を追加するコンビネーション治療で肌質改善するコースです。
最新の『ピコレーザー(ピコウェイ)』は、今まで取れなかった薄いシミや初期のイボにも対応できます。この機器は、世界最高レベルの切れ味を持つ「シミ・肌質改善レーザー」です。照射時間が従来機の1000分の1「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位となり、熱によるダメージが大幅に減少したため、皮膚にかかるダメージを最小限に抑えながら、安全かつ効率的に治療を行うことができます。シミ、そばかす、あざなど幅広いお悩みを解決することができます。さらにコラーゲンも増え、ハリも高まるといううれしい特典も。顏はもちろん、全身の美白目的の照射が人気です。


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雑誌「女性セブン」2021年4月8日号 (3月25日発売)

特集「私が脱毛する理由」(掲載P106~P110)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【アンダーヘアがあるのはありえない時代に!私が脱毛する理由】
VIO(アンダーヘア)のレーザー脱毛をする方が、当院でもここ最近増えてきました。今まさに「アンダーヘア完全脱毛時代」に突入していると言えます。若者の間では「ケアしないのは恥」と言われるまで、脱毛が当たり前のマナーなっていることや、それが介護を目前にした中高年・高齢者の方々にも広がっているのが現状です。時代と共に当たり前になりつつあるVIO脱毛についてより理解を深めましょう。

■アンダーヘアの脱毛率は眉毛より高い!
多くの人が脱毛する部位は「わき」「すね」「腕」などの"人に見られる部分"ですが、人に見られることはあまりない部分にもかかわらず、「アンダーヘア」の処理を眉の処理以上に気をつけている人が多いことが分かりました。
当院でアンダーヘア(VIOライン)を『レーザー脱毛』する40代以上の女性の患者様は、2017年と2020年で比較すると、6倍以上も増えています。30代未満の女性の半数近くが"ハイジニーナ"(アンダーヘアを全て無毛にした状態)を希望しています。これまでは水着のラインに合わせてVラインだけを処理するか、あるいは女性器まわりのIラインだけ、肛門まわりのOラインだけと、パーツ別に処理するのが主流でしたが、最近は将来の介護を見据えてか、若い世代の潮流に押されてか、V・I・O全てのパーツを脱毛する40代以上の女性が増えています。

■日本はアンダーヘアの脱毛後進国!?
そもそも欧米では、衛生的な観点やエチケットとして"ハイジニーナ"が主流です。それに比べると、日本はまだアンダーヘア脱毛の後進国です。性器を守るために必要だと考えている人も多いようですが、今は清潔な下着がその役割を果たしてくれていますから、毛は絶対に必要なものではありません。むしろ生えていることで、経血や尿がついてムレ、においや雑菌の温床となり、衛生的ではありません。アンダーヘア脱毛は今後さらに一般的になるでしょう。

【アンダーヘア脱毛を50代前半までにした方が良い理由!】
「わき」「すね」「腕」の毛や「アンダーヘア」、全て処理をしても、体に悪影響を及ぼすことはありません。特にアンダーヘアは、介護を受ける年齢になった時、自分の為はもちろん周りの介護をしてくれる人たちにも迷惑かけないよう、永久脱毛をすることをおすすめします。しかし、脱毛する人は多いけれど意外と正しい方法を知らず、肌を傷めたりしているようです。脱毛のメリット・デメリットを知り、脱毛方法の違いを理解しましょう。まだ脱毛されていない方は、自分に最適な方法で脱毛を始めて、清潔に健やかに過ごしましょう。

■おむつを常用する高齢者の深刻な問題
私は以前、療養型病床のある病院の皮膚科で勤務していたのですが、こういった病院では、寝たきりの患者のおむつ交換の時間が決まっています。つまり、汚れていてもすぐには取り替えられないのです。となると、おむつは長時間つけっぱなしになり、尿や便が陰部周辺やアンダーヘアにこびりついて取れなくなってしまいます。本人も不快でしょうし、介護・看護する側も大変です。しかもこれが何度も続くと「IAD(失禁関連皮膚炎)」を引き起こしやすくなります。
「IAD」とは、バリア機能が低下した肌細胞の隙間に尿や便の成分がしみて、ただれや痛みを引き起こす皮膚炎のことで、おむつを常用する高齢者の間では深刻な問題となっています。この皮膚炎は、アンダーヘアを永久脱毛しておくことで、かなりの改善が見込めます。
しかし、アンダーヘアの永久脱毛は40代か、遅くとも50代前半には済ませておかないと難しいです。なぜなら、脱毛の光レーザーは毛の"黒い色素(メラニン)"に反応するので、白髪には反応しません。アンダーヘアに白髪が混じると完全に脱毛することができなくなってしまうのです。40代だと、「介護だなんてまだだ」と思われるかもしれませんが、早めの準備が必要です。

■医療脱毛・サロン脱毛・セルフケアの違い
アンダーヘアに限らず、いざ脱毛をするとき、どの方法を選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。一番おすすめの方法は、"医師の手によるレーザー脱毛"です。ほぼ無毛の永久脱毛(医学的な定義では80%の長期的な減毛状態ですが、実際には95%以上減毛します)ができるだけでなく、さらにレーザーの作用で毛穴がしまってシミやくすみも改善され、きめが整います。目立つ太い毛が生えてこないので、剃毛で肌をこれ以上傷めることもありません。どの方法にすべきかは、それぞれ下記のメリット・デメリットを考え、自信で納得したうえで決めましょう。

 『医療脱毛(レーザー脱毛)』
医療用のレーザーを照射することで、毛根にある毛を生やす組織を安全に破壊する方法です。レーザーの照射スピードが速くなったので1回の施術時間は大幅に短縮し、痛みもほとんどありません。処理した場所の毛は9割以上確実に生えなくなり、残る毛は産毛になります。施術を行えるのは医療資格を持つ医師・看護師のみです。かつて
は施術中に痛みがありましたが、今は冷却ガスで冷やしながら照射するのでほとんど痛みはありません。VIO脱毛では麻酔クリームを塗って行います。費用はかかりますが、施術回数は少なく済み、熱傷(やけど)等のリスクも回避できます。
 『サロン脱毛(光脱毛)』
IPLのレーザー光で毛根のメラニン色素に照射し、毛根を弱らせていく方法です。毛が目立たなくなるまで何度も施術が必要で、時間がかかります。永久脱毛というよりは軽い減毛に近いです。1回当たりの施術は安価ではありますが、毛が多いところや、浅黒い肌だと熱傷(やけど)のリスクが高くなります。
 『自宅でセルフケア』
かみそりやシェーバー、除毛テープなどによるセルフケアです。いつでも脱毛でき、クリニックに通う手間や費用も抑えられますが、一生毛が生えてくる度ケアが必要です。また、肌を傷つける可能性がとても高いです。例えば"かみそり負け"したことはありませんか?これは肌のバリア機能が刃物などの刺激によって壊され、皮膚に炎症が起きた状態です。放っておくと感染症の一因にもなりかねません。

■信頼できる病院の選び方とは
医療脱毛を希望する場合は、病院選びも重要です。いくら病院といっても、費用の安いだけの脱毛専門のクリニックはおすすめしません。皮膚科専門医が常駐しておらず、専門外の医師が留守番しているだけの病院も多いからです。こういう病院では看護師が施術を行います。不安なときは、常駐医師の専門分野を聞くといいでしょう。脱毛は病気治療ではないといえど、皮膚のことを安心して任せられる"日本皮膚科学会認定の専門医"がいるところが望ましいです。また、その病院が導入している医療機器を確認することも大切です。現在、厚生労働省が認証している医療用レーザー機器は「4社7機種」あります。国内で未認証の機器を使うことは違法ではありませんが、承認機器を導入している病院の方がより安心できると思います。
当院では『ジェントルレーズプロ』という日本の厚生労働省の承認を受けたレーザーを導入しており、皮膚科専門医が常駐し、丁寧なカウンセリングのもと施術を行います。レーザー脱毛は医療行為です。値段だけで選ぶと、施術ミスや照射の設定ミスによるやけどなどのトラブルに繋がりかねません。クリニック・医師の専門性やポリシーなども確認して選びましょう。

【本当に正しい家庭の脱毛「Q&A」】
セルフケアで肌をなるべく傷めずにケアする方法とは...?

[Q] 家庭用美容器以外でおすすめのセルフケアは?
[A] 保湿対策をしたうえで剃るか、クリームを!
肌の負担を考えると、シェーバーやかみそりで剃るか、除毛・減毛効果のあるクリームを使用するのがおすすめです。剃る場合は、一度で深剃りができる4枚刃以上のかみそりやシェーバーを選び、ジェルやローションを使って肌のすべりをよくしましょう。そして毛の流れに沿って皮膚を伸ばしながら剃りましょう。剃った後も保湿剤などでケアをすることが重要です。

[Q] やってはいけないセルフケアとは?
[A] 絶対に"抜いて"はいけません!
肌を最も傷つけるのが、毛抜きや脱毛テープで毛を抜く方法です。毛穴が開いて雑菌などが入ってしまい、感染症を引き起こします。毛穴の奥の毛根を包んでいる部分が炎症を起こす『毛嚢炎』を起こすこともあります。また、傷ついた毛穴が治るときにふさがり、皮膚の中に毛が埋もれてしまう『埋没毛』の原因にもなります。

[Q] 脱毛に失敗すると、どんなトラブルが起こる?
[A] 皮膚炎、毛嚢炎、埋没毛、そして肌が黒ずむ
毛を抜いた後に起こりやすく前途の『毛嚢炎』『埋没毛』のほか、かみそり負けによる炎症は、かゆみだけでなく、肌の色素沈着も起こすことがあります。セルフケアの場合、定期的に長年繰り返すことになるので、炎症が慢性化したり、見た目も傷や黒ずみができて汚くなってしまいます。脱毛後のケアは必ず行い、炎症は悪化する前に皮膚科での診察を受けましょう。

[Q] セルフケアの頻度はどのくらい?
[A] 毛の伸び方にもよるが週に1度くらいで
かみそりやシェーバーの場合は、肌の負担を考え、1週間に1回程度が望ましいでしょう。お風呂場で使うことが多いかみそりですが、次のケアまで置きっぱなしにしないようにしましょう。お風呂場は湿気が多く、雑菌が繁殖しやすいうえ、刃が錆びやすくなるからです。肌に直接触れるものなので、使用後のかみそりは水洗いをし、水気のないところで保管を心がけてください。


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雑誌『ESPOIR』2021年2月号 (2月1日発売)

特集「乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"を。」(掲載P37~P38 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【人生100年時代の素肌美サイエンス】
無添加から始まった美しさの中の先進テクノロジー

■乾燥する季節は "マスク性敏感肌対策"をしましょう!
「マスク性敏感肌」とは、マスクの着用により肌が一時的に敏感になり、乾燥やゴワつきなどが起きている状態のことです。約8割の女性が、日頃から「自分は敏感肌だ」と感じているうえに、コロナ禍でマスクの着用が当たり前になったことで、さらなる肌悩みを抱える方が急増しています。乾燥するこの季節、ニキビができやすくなった・乾燥を感じる・赤みやかゆみがある方は"マスク性敏感肌"かもしれません。より深刻になる「マスク性敏感肌」の原因を知って適切に対策をしましょう。

 原因:なぜ"マスク性敏感肌"は起こるのか
・摩擦の刺激と乾燥が深刻なトラブルを引き起こす。
マスクと肌が擦れると、マスクの生地に皮脂やスキンケアの保湿成分が奪われ、肌が乾燥状態になります。さらに摩擦が続くと、角層がダメージを受けてバリア機能が低下します。それがさらなる乾燥や角層肥厚を招き、ニキビなどの肌トラブルを繰り返す負のループに陥ります。
・"蒸れ"でマスクの内部が過酷な環境に。
マスク内は外気よりも4°Cほど温度が高く、また息に含まれる蒸気がこもって、蒸れている状態になっています。そのため汗が蒸発しにくくなり、肌に残った汗の成分が肌の刺激となります。またマスクについた汚れなどから雑菌が繁殖しやすくなり、それがかゆみや炎症などを引き起こします。

 事実:マスクの下ではこんなことが起きている
・カサカサゾーン
マスク着用時の摩擦や、はずしたときの急激な温度と湿度の変化で肌のバリア機能が低下しています。通常よりも汗や汚れなどの刺激に敏感な状態になり、かゆみや赤みなどの肌あれを引き起こします。
・ニキビゾーン
摩擦の刺激から自らを守るために角層が厚くなり、毛穴を塞ぐ状態になります。さらに蒸れによる雑菌の繁殖でニキビや吹き出物が発生し、悪化しやすくなります。

 対策:刺激の少ないスキンケアで肌にやさしいお手入れを
敏感に傾いている肌には、何より保湿が大切です。バリア機能を守るセラミドなどが配合された低刺激性のスキンケアで、肌に負担をかけないお手入れを心がけましょう。

~刺激の少ないスキンケアの方法~
① やさしく洗う
肌に負担をかけないようやさしく洗いましょう。うるおいを残す洗顔料を選び、たっぷりの泡を肌の上で転がすように洗うのがポイント。

② たっぷりうるおす
洗顔のあとは保湿力の高い 化粧液や美容液で十分に保湿をしましょう。手を使って、こすらないようやさしくていねいにつけます。『巡活ローション』は超浸透型ビタミンCや加水分解コラーゲンヒアルロン酸、エラスチンなど6種類の天然由来成分を配合した贅沢な化粧水で朝晩の化粧水として使用して頂くと高い保湿力が期待できます。

③ しっかり守る
マスクの材質や サイズの見直しも大切。
補ったうるおいが逃げないよう、バリア機能を守るクリームや乳液で閉じ込めるのを忘れずに。乾燥が気になる部分にはたっぷりと重ねづけをしましょう。角層のバリア機能が高い天然セラミドを主成分とした『セラミドバリアクリーム』は超乾燥肌、ゆらぎ肌の改善が期待できます。ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感が高まり、潤いのある美肌に導きます。

『マスクの材質やサイズの見直しも大切。』
マスク性敏感肌の対策として、摩擦や刺激を軽減するために、肌に合う材質や顔に合うサイズのマスクを使うことも大切です。また、人のいない場所ではできるだけマスクをはずして蒸れを逃し、顔についた汗や汚れはこまめに拭くようにしましょう。

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新聞『中日新聞』2021年3月17日発行

特集「老後に備え「介護脱毛」」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【アンダーヘアを白髪前に処理】
老後に介護されることを見据え、デリケートゾーンの脱毛を行う「介護脱毛」が最近注目されています。排泄物がアンダーヘアに絡まらないため清潔に保て、介護者が拭き取る際の負担を軽くする効果も期待できるのが「介護脱毛」です。

■便が絡まず「世話の負担を軽く」
ビキニラインや性器周辺、肛門周辺のデリケートゾーンは各部位の形になぞらえて「VIO」
と呼ばれています。当院では、昨年VIOのレーザー脱毛照射をセットでお受けになった患者様は2017年と比べて6倍以上に増えました。ここ数年で、大人のVIO脱毛に関する取材も増えています。排泄物が毛に絡まると、かぶれや臭い、感染症の原因にもなります。親の介護が現実的になる40代になり、VIOを清潔に保つ必要性があることから、介護脱毛を意識する人が増えているのではないでしょうか。

■介護脱毛をする時期と方法
介護脱毛はアンダーヘアが白髪になる前に始めるといいでしょう。医療機関で行われている『医療レーザー脱毛』は、レーザーを毛と毛を作る器官に照射し、発毛に必要な組織を破壊して永久的に毛が生えないようにする施術です。その際、レーザーは黒い色素だけに反応し、白髪には効きません。ですから、白髪になる前、白髪の割合が低いうちに脱毛をしましょう。
レーザー脱毛以外の毛の処理方法には、かみそりで剃る方法やブラジリアンワックス(ワックス塗ってはがす抜毛方法)などもありますが、傷口から雑菌が入ったり、埋没毛や毛嚢炎など、肌を傷めるリスクがあります。レーザー脱毛は保険が利かず、全額が自己負担となり、なかなか一歩踏み出せない方もいるかと思いますが、脱毛は医療行為です。万が一のトラブルにも対処できる医療機関、中でも皮膚科専門医が常駐する施設での施術が安心です。

当院でレーザー脱毛に使用する『ジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)』は、メラニンに反応するレーザーで、厚生労働省の認可を受けた日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。毛を減らすだけではなく、くすみが軽減すると同時に毛穴も引き締まるので肌の仕上がりがなめらかです。毛の生える周期に合わせて1~2か月に1回ずつ照射します。個人差はありますが、はじめの3回で毛量は半分程度に減り、5回もすると毛はほとんど生えず、多くの方が8回程度でほぼ無毛~産毛が少し残る程度の状態を実感できます。
早めに脱毛を完了し、老後に介護する側もされる側も、なるべく清潔に暮らせるケアをしましょう。

≪脱毛料金≫
・Ⅴライン:1回¥20,000/5回¥80,000(¥16,000/1回)
・Vライン:全体オプション+¥3,000
・Iライン:1回¥20,000/5回¥80,000(¥16,000/1回)
・Oライン:1回¥10,000/5回¥35,000(¥7,000/1回)
・V I Oラインセット:1回¥45,000/5回¥180,000(¥36,000/1回)


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雑誌『美的GRAND』2021年春号(3月12日発売)

本誌の特集記事『勉強熱心で経験十分、未来を託せる 美容医療の名医9』(掲載ページP141)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【勉強熱心で経験十分、未来を託せる 美容医療の名医9】
たるみ、シミ、目が開きにくい...など、40代50代の大人の悩みは、何をどうしたいのかを自分自身で整理してから、その分野を得意とする医師に相談するのがベスト、と美的GRANDは推奨しています。
今回、銀座ケイスキンクリニックの慶田院長は、美人顔をデザインしつつ若返らせる"注入治療の達人"としてご紹介いただきました。

■注入治療で若々しいフォルムに
注入治療は美的センスが問われます。もともと、ヒアルロン酸注入は、こめかみや目の下、法令線などの凹みを埋める効果で知られています。ただし、その仕上がりは医師の技量とセンスで大きく異なるのも事実。ヒアルロン酸製剤を注入する場所や量の適切な判断と繊細な手技を掛け合わせれば、自然なのに確実に綺麗に仕上げることができます。さらに老化のスピードを穏やかにするという、充実の効果も狙えます。
当院では最新の美容医療テクニックを駆使し、お肌のトラブルを改善し、見た目年齢のマイナス7歳を図り、患者様の"Beauty QOL"を高めることに努めています。

 『ヒアルロン酸注入(美人顔デザイン注入)
芸術的知識と医学的知見から確立した、新しいコンセプトのヒアルロン酸注入治療です。美しいと感じる顔の共通点、『美の要素』を意識し、骨格と肌質を見極め、ミリ単位でバランスを調整します。特に、個人差の大きい加齢変化を解剖学的にとらえ、患者様それぞれの最適な部位に、最適な深さで、最適量のヒアルロン酸を正確に注入することで、『自然な若返り効果』が得られます。さらに、失われる脂肪や骨格の補充とコラーゲン密度のアップ、靭帯補強による顏揺れの抑制により、老化スピードを緩やかにする『アンチエイジング効果』もあります。ヒアルロン酸を衰えた顔面靭帯を補強し、支えるように注入すれば、リフトアップ効果も得られます。

 『ヒアルロン酸注入(クマ・シワ)
ヒアルロン酸注入は、深いシワやお顔の影を消し、治療直後から5~7歳若返ってしまう、魔法のような施術です。当院の注入メニューの中で、施術数・リピート率共にナンバーワンの大人気治療です。若い頃には豊富にあったヒアルロン酸も、20歳頃から急速に減少していきます。また、加齢による皮下脂肪織の減少と萎縮がシワやたるみの原因であることも分かってきました。シワの凹みやボリュームの少ない部分にヒアルロン酸製剤を注入すると、自己のヒアルロン酸と融合し、自然なふくらみをもたらします。個人差はありますが、ヒアルロン酸注入後半年〜1年間効果が持続します。深く刻まれたシワを改善し、若返りをはかることが可能です。

ぜひ一度ご相談にいらしてください。

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雑誌『MyAge』2021年春号 Vol.23(3月6日発売)

特集「時短でおいしい! ヘルシー!素敵女医の調理家電は?」(掲載ページP102~P103 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【時短&ほったらかし0K!カンタン便利な調理用家電】

『素敵女医の愛用調理家電TOP5』
1位:ヘルシオホットクック
2位:バーミキュラライスポット
3位:シロカ電気圧力鍋
4位:バイタミックス
5位:フィスラー圧力鍋

家事の時短に欠かせない便利な調理用家電がランクインしています。ほったらかしで料理が完成するものから、時間のかかる煮物が短時間でできる圧力鍋、そして毎日のスムージーやスープ作りに重宝するミキサーまで、バリエーションに富んだ調理家電が愛用されています。

■「フィスラー圧力鍋」で薬膳スープ
私は15年前からフィスラーの圧力鍋を使用しています。我が家のタイプはロイヤルの4.50ですが、今はさらに高性能な新機種が出ています。圧力鍋は、加圧料理はもちろん、炊く、煮る、炒める、焼く、蒸すなど1台で何役もこなし、本格的な料理を自宅で楽しむことができます。
この調理家電を使ったおすすめのメニューは『鶏手羽元の薬膳スープ』です。鶏肉を骨ごと入れて、しょうがのスライス、にんにくひとかけ、お酒を入れて煮込み、柔らかくなった頃に一度圧を抜きます。そこへ玉ねぎ、長ねぎ、にんじん、大根、きのこ、じゃがいも、キャベツを加えて再加熱します。だしと塩、少量のみりんやしょうゆで味を調えて、骨から旨味が出て美味しい鶏手羽元の薬膳スープが完成です。

医食同源と申しますが、さらに美食同源です。皆様もご一緒に、便利な調理家電を使って、普段の食事から美肌を目指しましょう。
慶田院長のインスタプライベートアカウント(@tomoko_keida)では、美肌レシピを定期的にご紹介しています。ぜひ参考になさってください。

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雑誌『大人のおしゃれ手帖』2021年4月号 (4月7日発売)

特集「Good .Agingグッドエイジング通信」(掲載ページP94~P95)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。


日に日に春を感じるようになり、ますますマスク生活がしんどくなり、肌荒れを抱えている人も少なくないと思います。ひどくなる前の予防はもちろんですが、そもそもマスクが肌に合っていないというケースもあります。しっかりと原因を見直し、対策をしましょう。

【ムレや汗によって吹き出物、赤み、かゆみが起こりやすい】
春先になると、気温の上昇とともにマスクによるムレや汗など、冬とは違った環境になります。日常的にマスクをすることで、今まで起きなかった肌トラブルに見舞われることもあります。例えば、こもっているような吹き出物ができたり、汗の刺激によって赤みや湿疹珍などが出たり、乾燥が悪化してしまうなどの問題です。この様な肌トラブルを感じたら、適切なケアをすることが大切です。

■スキンケアを見直す
マスクによる肌荒れで一時的に肌が敏感になっていると、普段使っている化粧品がしみたり、かゆみが出ることもあります。その際は、肌に負担のない敏感肌用のコスメに切り替え、低下しているバリア機能をまずは立て直しましょう。『LA ROCHE-POSAY UVイデア BB』は肌にとけ、なめらかなつけ心地でうるおいが続くBBクリームです。うす化粧、日焼け止め効果、スキンケアの3つの機能性をもつコスメです。これ1本で、敏感になっている肌への負担を軽減できます。

■日焼け対策を徹底する
3月になると紫外線が上昇します。スキンケアだけでなくサプリメントなどのインナーケアも始めましょう。『ヘリオケア』は体の内から確実に紫外線と活性酸素からお肌と眼を守るサプリメントです。塗る日焼け止めだけではお肌や眼を完全に紫外線の害から守ることができません。塗る日焼け止めと併用し、内から外から万全にブロックしましょう。

■マスク選びについて
シルクやコットンなど、肌に触れても負担にならない素材がおすすめです。ウレタン素材は汗を吸いにくいのでムレやすいです。大きさは、鼻と口一が隠れるちょうどいい大きさを選びましょう。紫外線対策という意味で言うと、濃紺や黒など色がついたマスクがおすすめです。2枚重ねをすると通気性が悪くなってしまうので、1枚で充分です。まだもうしばらくマスク生活は続くかと思います。春から夏にかけては、ますますマスクの中はムレやすくなりますから、スキンケア、マスク選びを見直してみてくださいね。

【マスクで荒れない対策と荒れたときのお手入れ】
➢ スキンケア:一時的に敏感になった肌を立て直す
マスクをしているからといって日焼け防止にはなりません。外出する際は、BBクリームなどの日焼け止めで、ベースメイクと同時にできるタイプがおすすめです。また、UV対策として、からだの中からのケアも大切です。さらに、肌に負担が少ない敏感肌用のコスメに切り替えたり、乾燥している場合はバームなどの肌に浸透せず緋創膏のように保護するアイテムを使用するのもおすすめです。『セラミドバリアクリーム』は保水力に優れたセラミドやヒアルロン酸配合のクリームで、肌をやさしく保護してくれます。しっかり保湿して低下しているバリア機能を立て直してみましょう。

➢ 心がけたい生活習慣:規則正しい生活は美肌のベース
肌荒れを防ぐために、良質な睡眠も欠かせません。1日7時間前後を目安に、毎日決まった時間に寝起きしましょう。また、ストレスを溜めないことも美肌を保つコツです。ゆっくりと過ごす時間を確保しましょう。栄養バランスがとれた規則正しい食事と運動、食事はタンパク質・ビタミン・ミネラルを中心に摂る意識も大切です。ウォーキングなどハードすぎない運動をして代謝をアップさせ、肌にも良い影響を与える生活習慣を意識しましょう。

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雑誌『家庭画報』2021年4月号 (3月1日発売)

特集「目元の美容医療最前線」(掲載ページP178~P187)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

【見た目の若さだけでなく視界も改善】
人生100年時代、体同様に目元のメンテナンスが必要です。
目もとのエイジングが本格化するのは40代半ばとされ、見た目の印象だけではなく"見る機能"の変化にも影響してきます。人生100年時代といわれる今、今後も自分らしく、心身ともに健康的に暮らしていくために、美容医療を利用するのも選択肢の一つです。

■デリケートな"目もと"のお悩み
顔の印象を左右する目もとの治療だからこそ、確かな技術と美意識を持つ医師を選びましょう。上まぶたを中心に、目元の悩みを解決する「美のかかりつけ医と信頼のクリニック」として、当院の治療を紹介して頂きました。
➢ 上まぶたのたるみには「ウルセラ」と「サーマクール」の照射治療
まぶたが下がっているということは、顔全体の皮膚が下がっている状態です。2つの照射治療のコンビネーションで、緩んだコラーゲン線維に徹底的にアプローチすると効果的です。皮膚を引き上げるウルセラシステムと、引き締めるサーマクールFLXとの併せ技で顔全体のたるみをリフトアップしましょう。上まぶたや目尻も上がり、本来の目の大きさを取り戻すことができます。しかし、まぶただけに当てればいいという話ではありません。長く照射治療に携わってきた経験に基づき、全体の最適な箇所に最適な当て方をすることが、若々しいまぶたをつくる鍵です。美術と医術を融合させた「美医術」をコンセプトに掲げる当院の"美の追求"は照射においても発揮されます。

ウルセラ(ウルセラシステム)
超音波のエネルギーが、皮膚の「真皮深層」~「皮下組織」、さらに皮膚を支える土台ともいえる「SMAS層(表在筋膜)」や「顔面靭帯」にまで作用し、土台から強力に引き上げます。皮膚内のコラーゲン線維の一部が点状にダメージを受けます。その後、時間の経過とともに修復され、大量の新しいコラーゲン線維が再生され、リフトアップ効果が長期的に得られます。
サーマクールFLX
高周波の熱エネルギーで真皮から皮下組織のコラーゲン線維や筋膜を収縮させて引き締めます。構造を支えるコラーゲン線維が瞬時に収縮するため、施術直後から引き締め効果が現れます。創傷治癒反応により、約6か月に渡り大量の新しいコラーゲンが増生され、太くて強度の高いコラーゲン線維と置き換わります。

当院で2つの施術を同時にお受けいただいた場合は、コンビネーション割引として通常料金から15%OFFでご案内させていただきます。
・ウルセラアイリフト(額・眉下・目の下)/¥150,000→¥127,500
・サーマクール300ショット/¥315,000→¥267,750

皮膚を支える土台組織に作用する「ウルセラシステム」と広範囲に働きかける「サーマクールFLX」で、コラーゲン線維を増殖・活性化し、このダブル照射を1か月以内でなるべく期間を開けず、年に1回以上受けるとより効果的にリフトアップでき、上まぶたのたるみを解決することができます。目元のエイジングにお悩みの方は当院にご相談しに来てください。

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雑誌『富士薬品健康通信』2021年3月号 

特集「人には聞けない 健康のあれこれ こっそり相談室」(掲載P25)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。


【春先は肌トラブルが起こりやすい季節。花粉やほこりにも要注意!】
春先は肌が荒れてメイクのノリも悪くなりがちに...。寒暖の差が大きい春先は、肌のバリア機能が低下して、外界からの刺激による肌トラブルが起こりやすい状態になってしまうのが原因です。

 急な肌荒れは「季節性敏感肌」かも?
特定の季節に肌荒れする人は「季節性敏感肌」かもしれません。肌の乾燥や赤みなど、肌状態が不安定になる原因のひとつとされるのが、花粉、カビ、PM2.5などの「季節性アレルゲン」です。ひどいかゆみや湿疹に発展する場合は、医療機関を受診しましょう。

 マスクやティッシュの刺激にも注意
新型コロナウイルスの感染予防で、マスクが必需品となっている昨今。さらに、花粉に悩まされている人は、鼻をかむ機会も増えてきます。その際にマスクやティッシュの繊維による摩擦で肌が刺激され、 肌のバリア機能をさらに低下させてしまうこともあります。

 花粉や汚れをしっかり落とす
花粉やほこりなどの汚れは、アレルギー反応や肌荒れの原因となります。クレンジングや洗顔でしっかり汚れを落として保湿も行いましょう。肌が敏感になる時期は、ノンアルコールなどの低刺激性の化粧品やクレンジング剤、洗顔料も刺激の少ない物を選ぶことをおすすめします。

 緑黄色野菜を食べて肌荒れ予防
体内でビタミンAに変わるBカロテンが肌のバリア機能の低下を防ぐといわれています。Bカロテンが不足するとターンオーバーにも影響を与え肌トラブルの原因にもなります。にんじん、ピーマン、かぼちや、トマトといった緑黄色野菜を積極的に摂ることで、体内からの肌荒れ予防につながります。食べ物から必要な栄養素を十分に取れない場合は『内服薬』の処方も検討すると良いでしょう。面倒がらずに、ホームケアも続けることが美肌への近道です。

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雑誌『GLOW』2021年4月号(3月28日発売)

特集「コロナ老けに効く!マスクやデジタル生活で老化がスピードアップ!?今すぐはじめたいツヤ育ケア」(掲載P54~P59 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

普段はツヤ肌が自慢の人でもバリア機能が低下する季節です。今年はwithコロナの影響でバーツごとに老化のスピードが加速中です。 今こそ肌と向き合い、老けさせないケアを取り入れましょう。

【これってコロナ老け?と思うお肌の悩み】
・パソコンに向きあう時間が増えて目に疲れが。鏡を見ると-3歳老けている気がする。
・トイレでマスクを外した姿に唖然...。フェイスラインのもたつきが加速している。
・普段、肌は丈夫なはずなのに、マスクをはずせなくなってから吹き出物が気になる。
・在宅時間が長く、ザラつきを放っておいたら肌の色が茶褐色になってしまった。

以上ように、コロナ禍で新たなお肌の悩みが生まれているのが現状です。

目のSOSに早く気づいて!目のまわりの疲労でエイジングが加速中!

デジタル画面の使用時間がさらに長くなり目元のエイジングが進んでいます。マスクが日常化の今、目にまつわる悩みは複合化してきています。目まわりの疲労度が高まることで、目元のシワが濃くなる、ドライアイ、結膜の充血など目の表面の炎症、さらにブルーライトによる網膜の障害から目の奥の痛みなども増加しています。さらに口もとでのコミュニケーションが取れないため目をより大きく動かしていることも、眉間や目尻の表情ジワが深くなってきている傾向です。それを防止するための"目まわりの保湿ケア"は必須です。デジタル機器を見ない時間をできるだけ作り、眉間のシワを寄せない意識を心がけてください。

‟目まわりの保湿ケア"として保水力に優れたセラミドやヒアルロン酸配合のクリームなどでふっくら感を保てば、メイクのシワへの落ち込みを防ぐことが可能です。天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』を使用することで、潤いや表面のキメがなめらかに整い、透明感がアップします。潤いの高い柔軟性のある肌は、表情による折りジワがつきにくくなります。


緊張感がなくなる口元。口角をあげる意識を持ちましょう!

マスク生活で気が付いたら顔のたるみが...。顔の筋肉を動かす習慣をつけましょう。イベントや刺激を受ける機会が少なく、精神的に老け込むことや運動不足などがたるみに関与しています。朗らかに笑うなど顔の筋肉を動かすとシワが浅くなるという報告も出ています。ただし、皮膚を擦るようなマッサージなどは顔の劣化に繋がります。激しいマッサージは避けましょう。

顔のたるみを防ぐために、専門治療を取り入れるのも効果的です。『ウルセラ(ウルセラシステム)』は、超音波を用いて顔のたるみを強力にリフトアップできる「たるみ治療」マシンの最高峰です。皮膚の表面には傷をつけずに、エネルギーを正確に狙った層に届け、緩んだ皮膚を土台から強力に引き締めます。表情筋の活性化とコラーゲンの再生を同時に叶える『スマスアップ』もおすすめ。こちらはトライアル3万円程度と試しやすいお値段なのも魅力です。

 去年は紫外線を浴びる量が少なかったため、今春は美白効果を感じやすいはず!
在宅で生じたくすみには基本のケアを忠実に行いましょう。くすみ知らずの肌になるためには洗顔は基本です。酸化皮脂は角層の刺激になるので洗顔は必ず行うべきです。去年日焼けしなかった分、美白効果を感じやすいはずです。基本のケアを見直しましょう。お風呂に浸かるだけでも血の巡りがよくなります。さらにストレッチを取り入れることでもくすみは軽減します。

 トラブルが起きても心配ご無用!お守りコスメを持っておきましょう!
マスクによる肌トラブルが多発しています。冬の乾燥肌によりバリア機能が低下している春が1年のうちで最も揺らぎやすい季節です。花粉に加え、紫外線の影響、そしてマスクによる摩擦。バリア機能が脆弱だと肌が異物に過剰に反応してしまうのです。マスクが触れる部分には、いつも以上に保湿クリームやバームなどでガードをしましょう。また、汗には水分のほかミネラル分も含まれていますが、これも肌売れの原因になります。汗やムレに対しては、こまめにふいたり、洗ったりすることがいちばんの対策になります。濡らしてしぼったハンカチで汗や唾液をこまめに拭きとりましょう。

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雑誌『GINGER』2021年4月号 (2月22日発売)

特集「最新の美容医療情報」(掲載P88~P89 )に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

美容医療に興味はあるけれど、一歩踏み出せない方は、スキンケアで解決しないお悩み相談から始めてみてはどうでしょうか?
美容医療が始まって二十数年。関わる医師の中心は形成外科医、美容外科医、皮膚科医で、老化や疾患の研究を進め、患者のニーズに応えながら治療法が進化してきました。日本は「痛くなく・腫れず効果が自然」というニーズが高いので、非手術の治療法が豊富です。

ただし、エステティックな美容の延長のように見えても医療行為です。リスクも合併症もあるので、信頼できるクリニックや医師を選択することはとても大切です。受診前の情報収集は良いことですが、診断をしてその人に適した治療を提案するのは医師です。初期のカウンセリングでは「どこをどうしたいのか」など希望を細かく伝えましょう。医師は患者に合った提案をいくつかしてくれるはずです。この際、医師の説明の仕方やリスク開示も含めた誠実さをしっかり見極めてください。

また、クリニックによって、揃えている機器も得意な治療も違うので、提案に納得できなければ他院でも初診・カウンセリングを受けてみてください。複数を受診すると比較がしやすくなり、医師との相性も判断できるでしょう。

初めての治療は、小さなシミひとつとか軽い美肌治療あたりから始めて少しずつ慣れましょう。ダウンタイムには、針跡や赤み、内出血や、かなり腫れなどがありますが、悪いことではなく効果が現れるプロセスです。受け入れられないと思ったら違う治療法の選択をしましょう。気持ちを前向きにする効果もある美容医療と、無理せず上手に付き合っていきたいですね。

【01:ダウンタイムほぼなしでできる施術】
初心者でも取り入れやすいのが、痛みやダウンタイムの少ない医療メニューです。もちろん、体質などにより赤みや炎症などがでる場合もあるので、施術前によく相談してから受けましょう。

■「薄いシミ」「小さなシミ」の治療
光治療(IPL)やレーザーなどで、肝斑や肌のくすみにもアプローチできます。
フォトフェイシャル』など光治療やレーザーによる照射のほか、トラネキサム酸などの内用薬や外用薬で複合的に治療すると肌全体を明るくすることができます。美白剤の外用を併用すれば、肝斑でも安全に照射することが可能になります。最新機器では肝斑や薄いシミも治療可能な『ピコレーザー』がおすすめです。照射時間が「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位のレーザーで、圧倒的な美白力を誇るマシンです。メラニン色素を一瞬にして細かく破壊することができます。痛みや照射後のかさぶた、炎症後色素沈着などの皮膚へのダメージは最小限に抑えながらも、肌質改善効果が高い治療法です。

~おすすめ施術メニュー例~
・ピコトーニング(イオン導入付き)/全顔 ¥36,000(初回トライアル)
・ピコスポット照射/1ショット500円~(オプション)
・フォトフェイシャルM22(ケミカルピーリング・VCAAローションパック付き)/全顔 ¥33,000(初回トライアル)
・ジェントルレーズプロ(ケミカルピーリング・VCAAローションパック付き)/全顔 ¥28,000(初回トライアル)

【02:ダウンタイムありでもやってみたい施術】
新しい生活様式になった今だからこそ、ダウンタイムのある施術もこっそり受けられる時期でもあります。ずっと気になっていた肌悩みを解消する施術をご紹介致します。

■「ニキビ痕」「毛穴」の治療
フラクショナルCO2レーザー』『ダーマペン(マイクロニードル)』などで肌の再生治療が可能です。ニキビ痕やたるみ毛穴など、凹凸のある肌に優れた効果を発揮する治療です。レーザーや針で皮膚表面にマイクロ単位の極めて小さい穴をあけ、肌の再生能力を活性化します。この2つは比較されることも多いですが、両方に魅力があるのでライフスタイルに合わせて上手に組み合わせて治療すると効果的に"新しい滑らかな肌"にリセットできます。

 フラクショナルCO2レーザー
ホクロなどを削るCO2レーザーを細かな点状に照射し、約15%ずつ肌を入れ替えていく施術です。適切な熱刺激を入れて、加齢やニキビの炎症で劣化したコラーゲンをリニューアルさせます。また、小さな穴から再生や美白に役立つ様々な薬剤を導入できます。ニキビ痕や毛穴の開きなどダメージが大きい場合や肌の構造改革が必要な場合におすすめしています。ただし、施術後のダウンタイムにより、実施するタイミングが限られるという方もいます。小さなドット状のザラザラしたかさぶたができ、4~7日間で垢のように剥がれ落ちます。マスクをしていれば気になりませんし、1日経てばメイクもできます。でもザラザラがNGの場合は、お休みが取れるタイミングで半年~1年に1~2回を目安に施術すると良いでしょう。

 ダーマペン(マイクロニードル)
細い針穴は直ぐに閉じ、ザラザラも出ずダウンタイムが短いのが特徴です。メンテナンスで施術する方も増えています。フラクショナルレーザーのより穴は小さいですが、針で傷つけることで創傷治癒のスイッチが入り、薬剤も導入できます。施術後数時間は軽い赤みが生じますが、針の長さを長くしすぎなければ、翌日にはメイクして出勤できる気軽さが魅力です。

~おすすめの施術メニュー例~
・フラクショナルCO2レーザー/全顔 ¥48,000(初回トライアル)
・ダーマペン4/全顔 ¥28,000(初回トライアル)
※いずれも成長因子など多数の成分を含むベネブ・リジュビネイションコンプレックスの導入サービスつき


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雑誌「美的」2021年4月号(2月22日発売)特集①

特集①「斬新なのにベーシック-PART2-肌タイプ別に安全な角質ケアを指南◎
冬→春スキンケアはそ一っと脱皮から!」(掲載P66~P71)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

冬の乾燥によって肌がゴワゴワになってきます。更にマスク生活もあって毛穴の詰まりも気になる...そんなときは古い角質を脱ぎ捨てることが、つるんと美肌をキープするコツです!自分の肌にはどんな角質ケアか合うのか、アイテム選びや使い方まで詳しく解説しています。

■角質ケアは、代謝を整え、肌のバリア機能を高めてくれる■
寒さが緩み始めるこの時期は、乾燥してゴワついたり、潤いバランスが乱れてニキビができたりと、肌状態に不調が現れがちです。さらに今年はマスクによる肌荒れや、毛穴詰まり、マスクニキビも重なります。そんな肌には"マイルドな角質ケア"を取り入れて脱皮してみましょう!
角質ケアは肌表面の古い角質の結びつきを緩めることで代謝を促し、バリア機能の高い健康な肌状態へと導きます。『ケミカルビーリング』の施術は肌質を問わずおすすめです。皮膚がボロボロと剥けてしまうハードなものはリスクが大きいですが、"マイルドな角質ケア"なら定期的に取り入れることでバリア機能を強化することができるのです。
それをセルフケアで取り入れる場合にリスクを感じる方もいらっしゃると思います。でも、購入できる市販品に極端にハードなものはないのでご安心ください。自分の肌タイプに合うものを選び、例えば洗顔料なら週2〜3回など頻度を守るのがセルフケアのコツです。

Q. 角質ケアを毎日取り入れるのはNG?
A. おすすめ使用頻度はアイテムによって異なります。
洗顔料やマスクなどは、やりすぎを防ぐために日を空けて使いましょう。ただし、角質ケア成分の濃度が低いマイルドな美容液なら毎日取り入れてもOKです。

Q. やめておいた方がいい肌タイプ&肌状態は?
A. 重度のアトピー性皮膚炎や湿疹があるときは避けてください。
肌が炎症を起こしているときは、角質ケア成分が刺激になって炎症が悪化するので避けてください。また、アトピー性皮膚炎がある方でも症状が落ち着いているときは問題ありません。

Q. どんなコスメがおすすめですか?
A. 肌に摩擦の刺激を与えずにケアできるものを選んでください。
スクラブなど肌を物理的にこするアイテムは、摩擦で肌に負担がかかるので要注意です。クリニックで行う『アクアフェイシャル』のような摩擦を伴うピーリングは月に1回の頻度で行っています。

■肌の代謝を促す成分の種類と成分■

『1:酸』
肌表面の角質を柔らかくして代謝を促してくれます。
古い角質を剥がれやすくすることで、表皮の新陳代謝を促す働きがあります。グリコール酸や乳酸、サリチル酸などの種類がありますが、大きくは3つに分かれます。

① AHA(アルファヒドロキシ酸)
グリコール酸や乳酸などの総称です。フルーツに多く含まれるのでフルーツ酸とも呼ばれます。低濃度でpHが適度なら刺激が少ない成分です。
② BHA(ベータヒドロキシ酸)
サリチル酸と呼ばれる酸。皮脂になじみやすく毛穴の詰まりやニキビにも効果的です。乾燥肌の場合、濃度が高いと刺激になることもあります。
③ TCA(トリクロロ酢酸)
強酸性で刺激が強いため、日本で市販のコスメには使用されていません。美容皮膚科の治療では刺激を抑えたTCAピーリング『マッサージピール』『ミラノリピール』がコラーゲン線維増生作用もあり人気です。

当院では、グリコール酸を家庭用に3%の低濃度に調節したピーリング用の拭き取り化粧水『GAローション』。または、8%のグリコール酸を肌に良いバランスで配合した、どんな肌のタイプにおいても灼熱感などを感じず使用でき、皮膚のターンオーバーや再生促進効果、コラーゲン生成も促進できる美容液『WIQOフェイスフルド』が人気です。

『2:酵素』
たんぱく質や皮脂を分解し、汚れをマイルドにオフできます。
洗顔料に使われるマイルドな角質ケア成分で、表面の不要な角質細胞や皮脂を分解して落とすことができます。肌に浸透しないので、洗い流せば働きが終わり刺激はマイルドです。

➢ 皮脂分解酵素
肌表面の過剰な皮脂を分解してオフできます。ベタつきや毛穴の黒ずみが気になる肌に効果的です。全成分表記ではリパーゼと記載されています。
➢ たんぱく分解酵素
古い角質細胞の結びつきを緩めてオフできます。ゴワつきや角栓のケアに効果的です。全成分表記ではプロテアーゼと記載されています。

『3:クレイ』
肌表面の不要な古い角質や汚れを吸着して落とすことができます。
クレイ(泥)の粒子は多孔質です。細かい穴が汚れを吸着するため、洗顔料やマスクに配合されていると古い角質の除去効果を発揮美肌効果も期待できます。

➢ グリーンクレイ
ミネラル分が豊富です。吸着力も強く、脂性肌やニキビ肌のケアに効果的です。抗炎症作用があるともいわれています。
➢ レッドクレイ
鉄を多く含むことで赤みを帯びているクレイです。吸備力と保湿力のバランスが良く、さまざまな肌タイプに使えます。血行アップも期待できます。
➢ ホワイトクレイ
クレイの中では最もマイルドで、粒子が細かくなめらかです。敏感肌や乾燥肌にも使えます。日焼けした肌の鎮静効果もあるといわれています。

『4:その他』
レチノールやナイアシンアミドなども代謝ケア成分が含まれています。
日本ではシワ改善やエイジングケアコスメに配合されることが多いレチノール、ナイアシンアミドですが、その成分の効果は代謝を上げることで美肌に繋がります。ぜひ取り入れてみてください。

当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』が人気です。メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。


■クリニックでの角質ケア■
ホームケアで解決できないガンコな毛穴の汚れや肌のゴワつき、化粧ノリの悪さを感じている場合は、無理なお手入れを続けずにクリニックにご相談ください。

ゴワつくような肌状態なら、ターンオーバーのスピードが落ちてしまっている可能性があるので、『ケミカルピーリング』『アクアフェイシャル』がおすすめです!
表皮全体のターンオーバーを促し、自前の水分保持成分(細胞間脂質や天然保湿因子など)を作り出せるようになります。
アクアフェイシャル』は、マイルドな2種類のピーリング剤(乳酸とサリチル酸)による水流の力で、古い角質と汚れをオフできます。小さいヘッドがバキュームのように肌に吸い付いて、毛穴の詰まりをキュッキュと吸い上げます。痛みは全くなく、施術時間は10分ほどです。毛穴に悩みのある方はクリニックでのケアをぜひお試しください。
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雑誌『美的』2021年4月号(2月22日発売)特集②

特集②「肌ゆらぎシーズン、意外な盲点 Q&A」(掲載P218~P221)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

春はどうしたって肌がゆらぎがちです。だからこそ、知っておきたい対策方法をレクチャーします。スキンケアは変えた方がいい?涙目でもおしゃれな目元って?花粉を追い出す掃除方法は?痒くならないインナーは?...美容のプロが疑問を一掃!

■肌に触れるコスメはもちろん衣類や住まいなど広くケア■
春に向かう今の季節、いつものコスメで肌がヒリヒリする。外にいたら肌がかゆくなった。などの不調はありませんか?冬から続く乾燥に加え、春先は寒暖差や花粉、紫外線増加なども加わり、肌はゆらぎやすい時期になります。最も不調を感じる季節は「春」という意見が多いです。敏感肌でなくても、季節の変わり目や生理、生活リズムの乱れによって一時的に肌がゆらぐ人は多いです。外気に触れている肌のいちばん外側が角層で、細胞の間に水分と油分が充分に満たされることで、外の刺激から守ってくれます。一方、乾燥してバリア機能が低下すると、刺激物が入って炎症を起こしてしまいます。コスメ、住まい、食事、衣類と毎日の暮らしの幅広いシーンで対策を実践していきましょう!

【Pattern1:コスメでケア】
いつものコスメなのに肌に染みたり、なじみが悪い...。そんなときは"保湿"が必須です。切り替えるべきアイテム、しなくて良いケア、メイク直しのコツを伝授します。

Q. 肌に赤みなどの違和感が。スキンケアはすべて変えるべき?
A. 化粧水はストップし、セラミド配合の美容液やクリームで集中ケアをしましょう。
弱った肌に水性のものは染みやすいので、エタノール不使用でも化粧水はいったんお休みし、乳液やクリームなど油分を補うケアに絞りましょう。肌のパリア機能を高めるセラミドやヒアルロン酸配合のものがおすすめです。角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の蒸発を防いでくれます。

セラミドバリアクリーム』は天然セラミドを主成分にした院内処方の高機能保湿クリームです。潤いのある美肌に欠かせない「角層のバリア機能」を高めることで、ニキビや肌荒れが出来にくくなり、キメと透明感のある肌に導くことができます。

Q. ゆらぎ肌にNGの成分は?
A. エタノールは刺激になりやすいのでNGです。
化粧水や除菌スプレーに含まれることの多いエタノールは、肌の水分を奪うため、肌の乾燥が進み、ヒリつく可能性があります。普段肌につけているものは、成分表示をしっかり確認しましょう。

Q. マスク生活で肌がヒリヒリ。最終手段コスメは?
A. バームでしっかり保湿をしましょう。
クリームでも改善されないなら油脂性の高いバームに切り替えてみてください。マスクが触れる部分に塗っておくと、摩擦などの刺激から保護できます。

メディコルスキンリピッド15/33』は皮脂と細胞間脂質を補い、肌をしっとり保湿してくれます。バーム系の刺激を感じにくいという患者様が多いです。万年ドライ肌の方はこってりと重めなⅡの補修クリームを最後に使うのがおすすめです。

Q. 生理による肌の不調をなくすには?
A. 妊活中でなければビルを服用することがおすすめです。
生理周期に合わせて肌が不調になるなら、低用量ビルの服用でホルモンをコントロールするのがおすすめです。ビルが飲めない方は、周期に合わせてスキンケアを替えるなど心身ともに無理がないよう自分をいたわってあげてください。

Q. マスクの中が鼻水でカピカピ。メイク直しはどうする?
A. 濡らしたティッシュで汚れを吸い取りましょう。
汚れを拭き取ると摩擦で肌にダメージがかかります。水を含ませたコットンを当て、汚れを吸い取ります。

Q. 皮脂の多さもゆらぎ肌に関係ある?
A. 酸化した皮脂は刺激物になります。
皮脂分泌が過剰な場合、紫外線やストレスなどで酸化が進みやすく、肌あれの原因となります。汗の塩分も刺激になります。

Q. 空気の汚れや寒暖差などから肌を守るには?
A. 対応のコスメで応急処置しましょう。
大気汚染物質として知られるPM2.5は毛穴より小さく、肌や肺に入り込んでアレルギー症状の引き金になります。また、バリア機能を保つのに重要な酵素ガスパーゼ14。は寒暖差で減少することもわかっています。

Q. 肌がゆらいだときは入浴は長めにする?
A. 長すぎはNG。 40℃前後で15分以内にしましょう。
長風呂や42℃など熱めのお湯は、角層の皮脂模やセラミドが流出し、乾燥のもとになります。保湿効果のある入浴剤を入れて15分程に留め、お風呂上がりは全身保湿ケアを忘れずにしましょう。

Q. ゆらいだときこそ、シートマスクで集中ケアが必要?
A. 与えすぎはNG!シンプルにケアしましょう。
肌の代謝を促すレチノール配合のコスメやピーリングに注意しましょう。普段は肌を健やかにしてくれますが、弱った肌には赤みや痛みが出る可能性があります。

【Pattern2:住まいをケア】
免疫力を高めるためにも、リラックスできる環境は大切です。でも、花粉などが付着したほこりが部屋中にあったら...。ゆらぎ肌の原因を一掃する整え方をレクチャーします。

Q, 外の汚れを家にもち込まないためには?
A. 衣類についた花粉を玄関でオフしましょう。
アレルギーの原因にもなるPM2.5や花粉は、部屋の換気によってだけでなく、外出時に体や衣類に付着することで家の中にもち込まれてしまいます。帰宅したらまず着替え、シャワーで髪や体を洗うのが理想的です。

Q. 睡眠はどのぐらい必要?
A. 最低でも6時間は必要です。
睡眠不足が続くと、肌の水分量が減ってキメが粗くなります。肌のターンオーバーも乱れるので、最低6時間。理想は7時間半〜8時間の睡眠を目指すといいでしょう。

Q. 家にこもることが増え、憂響。ストレス解消法は?
A. 日光浴や香りでリフレッシュを。運動や入浴も解消法です。
ストレスがたまると、交感神経が優位になって血管が収縮するので、肌の代謝が悪化してしまいます。室内でも日光に当たるとストレスを緩和することができます。

【Pattern3:食でケア】
日々の食事の積み重ねが肌の状態にも影響があります。バランスの良い食事は大前提ですが、積極的にとりたい食材とはなんでしょう。肌がゆらいだら、まず必要な栄養から食事を決めましょう。

Q. 疲れたらサプリに頼っても良い?
A. 食事で補い切れないものは頼りましょう。
食事の方が吸収率は良いですが、補い切れない栄養素はサプリ利用も良いでしょう。

Q. お酒は我慢した方が良い?
A. 適度なら飲んでOKです。
アルコールを分解する際、肌の代謝に不可欠なビタミンB群を消費します。水を飲みながら楽しみ、お酒に弱い人は顔が赤くなったらやめましょう。強い人でも、ワインなら2〜3杯程度にしましょう。

Q. 肌ゆらぎのお助け食材は?
A. セラミド、乳酸菌、抗酸化成分などが効果的です。
セラミドが含まれる生芋こんにゃくや、抗酸化作用が期待できるほうれん草などを積極的に摂るといいでしょう。豚肉や枝豆などのビタミンB群も肌の代謝を高めるのでおすすめです。腸内環境を整える発酵食品も欠かせません。

Q. 油分は極力控えるべき?ナッツ類や青魚の油分のどのイガイガを鎮めるには?
A. 水分補給とマヌカハニーは積極的にとって
コスメだけでなく、食事で良質な油分をとって体の中からケアをしましょう。青魚やえごま油に含まれる"脂肪酸オメガ3"は積極的に摂りましょう。おやつ代わりのナッツもお勧めです。


【Pattern4:衣類でケア】
肌に直接触れる服やタオルは、薬材によって肌のゆらぎが悪化してしまいます。かゆみや赤みを感じたら、素材が合っていないのかもしれません。肌に優しい生地、縫製の選び方をチェックそましょう!

Q. マスクで肌が蒸れる!カサカサする!どう選ぶ?
A. 肌当たりの優しい素材にしましょう。
マスクの中は蒸れますが、外したときに肌の水分も一緒にとび、かえって乾燥します。また、摩擦で肌の角層が厚くなり、脂性肌でなくても毛穴が塞がって皮脂が詰まり、ニキビができやすくなります。不織布マスクの下にシルクやガーゼを入れ、着用する前後はスキンケアを入念にしましょう。

Q. ゆらぎ肌に良くないファッションは?
A. 毛足の長いものや、装飾のあるものは避けた方がいいでしょう。
肌に最も優しいのはシルクです。摩擦の大きい凹凸がある素材はもちろん、天然素材のニットでも質はさまざまで、場合によっては刺激になる場合があるので注意しましょう。自分に合う素材を知っておくことも大切です。


Q. 衣類の縫い目やタグが当たってかゆい!どうすれば良い?
A. 肌に接する部分はフラットなものを選びましょう。
私は下着の縫い目ですらかゆみが出る敏感肌なんです。縫い目やタグが肌に当たらないものを選んでいます。ニットやシャツの下には、夏でも袖のある下着を着て、首元も服に合わせて自分でカットしています。

Q. 静電気はゆらぎ肌の敵?
A. 肌をさらに刺激しています。
静電気の発生は乾燥している証拠。素材の組み合わせにも関係し、ウール×ポリエステル、アクリル×天然素材は注意をした方が良いです。


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雑誌『LEE』2021年3月号(2月7日発売)

特集「敏感なときにも心地よく!花粉の季節にも!ガードしながらUV対策で、肌を守る!」(掲載P104~P105)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

待ち望んでいる春も、もう間もなくですね。でも一年のうちで、肌が最もゆらぎやすくなるのもこの時期なのです。その対策は万全ですか?紫外線、花粉、ホコリ、精神的ストレスなど...そんな春先の環境に負けない健やか肌を保つ対策を改めて考えましょう!

■春先のゆらぎに必要なケアは?

Q. 春先の肌がゆらぎやすくなるのはなぜ?
A. 紫外線に花粉...春は肌を敏感にさせる要素がたくさんあります。
冬の乾燥の影響で、春はバリアカが低下する傾向があります。そんな肌を襲うのが春先の花粉や黄砂、PM2.5などの飛来物や徐々に増えてくる紫外線です。さらに、季節の変わり目による自律神経の不調や、異動や入学など新年度の環境の変化による負荷もかかります。そのため春は肌トラブルが生じやすくなってしまいます。

Q. 花粉が気になるこの時期のUVケアに迷います...
A. あれがちな肌ほどUV対策は大切です。敏感肌に配慮したものを選んでください。
花粉などで肌あれがひどいときは放置せず、まずは皮膚科で治療を受けましょう。それと並行して日焼け止めで肌を守ることが大切です。肌が弱い方は浸透しにくいシンプルな処方のものをお使いください。最近は花粉対策も考えた日焼け止めもありますし、研究力の高い会社の敏感肌用がおすすめです。あれてしまっても諦めないでください。

Q. 花粉や乾燥にゆらぎがち...どんなスキンケアをすべき?
A. 優しい感触の洗顔・保湿・紫外線対策。この3つを徹底しましょう。
"保湿"に始まり"保湿"に終わるというくらい肌をしっかり潤すということは大切です。
肌が敏感になっている時は、水系のコスメがしみやすいので、ゆらいだときはクリーム1品でシンプルなケアがおすすめです。セラミドなどの細胞間脂質、アミノ酸などの天然保湿因子(NMF)、グリセリン、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなどが配合された保湿剤(モイスチャライザー)は確かな保湿効果をもたらします。天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。さらに、花粉などの飛来物を潤いを残しながら優しく洗い流す洗顔やクレンジング、そして日焼け止めなどの紫外線対策も必要です。この3つを徹底させることが第一です。あとは、腸内環境を整えるなどインナーケアもパランスよくしましょう。

Q. 春の紫外線は肌にどんな影響を与える?
A. バリア力が低下していると紫外線は肌トラブルの原因になります。
春先は紫外線に対して油断しがちですが、この時期から徐々に量が増え始めるので注意が必要です。特にバリア力が低下しがちな春の弱い肌に紫外線が当たると、より炎症や色素沈着などのトラブルを起こしやすくなります。炎症は肌老化を加速させる要因にもなります。UV対策はマストです。春からはさらに、飲む日焼け止め2種『ヘリオケアウルトラD』と『ソルプロプリュスホワイト』の内服も始めましょう。体の中からのUV対策も抜かりなく。

Q. 春のゆらぎ肌のUV対策、効果的な塗り方を知りたい!
A. 薄く2度レイヤー塗りを。こまめな塗り直しも大切です。
適量を1回薄く塗り広げたら、さらにもう1回重ね塗りすると効果的です。広い面は指の腹で一気に広げ、まぶたや鼻のまわりなどは薬指で丁寧に行ってください。汗やこすれなどで落ちやすいので、メイクの上からでも大丈夫なのでこまめな塗り直しも必要です。


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雑誌『Mart』2021年4月号(2月26日発売)

特集「手荒れやささくれがひどいんです」(掲載P139)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

冬になると例年手の乾燥が気になりますが、今年は新型コロナ対策で手洗い回数が増えたり、アルコール消毒を頻繁にしたりするので、手のカサカサに悩む人も多いのでないでしょうか。そこでコロナ禍での手のケア方法をご紹介します。

■過度な手洗いや消毒は乾燥や手荒れの原因に■
手の皮膚の一番外側の皮脂膜は、手洗いなどで皮脂が落ちても30分ほどで元に戻ります。問題なのは、皮脂膜の下にある角層のなかで角質細胞同士の間を埋めている、「細胞間脂質」が流出することです。手を洗いすぎたり過度のアルコール消毒をしたりすることで流出しがちになります。この「細胞間脂質」は角層の水分保持の約8割を担いますが、一度水分を失うと、ターンオーバーを経ないと元には戻りません。さらに皮膚の表面には美肌菌とよばれる常在菌がいて抗菌ペプチドを作っていますが、手の洗い過ぎは健全な肌に必要な皮膚常在菌のバランスを崩し、肌荒れなどのトラブルを起こす原因となります。コロナ禍でつい神経質になりがちですが、過度な洗浄や消毒はかえって手荒れの原因になります。適切なタイミングでの手洗いを心がけましょう。

≪ポイント1≫石けんで手を洗うのは3つのシーンだけでOK
・外から帰ってきたとき
・調理前・食事前
・排便後
小さい子どもの場合は、排尿後も石けんで手を洗うといいですが、大人は上記の3回以外は流水の手洗いで十分です。また、石けんで洗った後はアルコール消毒の必要はありません。

≪ポイント2≫手荒れを防ぐ習慣を意識しましょう
・冷水や42℃以上のお湯を避けぬるま湯で家事をする
・水仕事をするときはゴム手袋をする
・冬の外出時は手袋をして手を冷気にさらさない
・こまめにハンドクリームを塗る
家事をするときなどは血行が悪くなる冷水や皮脂がとれてしまう熱いお湯の使用は避け、できれば水に触れずに済むよう手袋をしましょう。外出時も手を冷やさないようにし、ハンドクリームで保湿しましょう。

≪ポイント3≫ハンドクリームの選び方&つけ方を知りましょう
・頻繁につけやすいテクスチャーが軽めで刺激の少ないものがおすすめ
・手荒れをしているときは尿素入りのものは避ける
・手洗い後と夜寝る前につける
うるおいが逃げてしまう手洗い後と、手を使わず保湿成分が浸透しやすい就寝前にハンドクリームで保湿をしましょう。尿素入りは刺激になるので、荒れているときは使用を避けた方が良いでしょう。

■手荒れしてしまった場合のケア方法■
手荒れをしている人は水分を抱える力のあるセラミドやグリセリンなどに加え油分が多いクリームやバームをやさしく塗りましょう。しもやけやひび割れがあるなら、血流を上げるビタミンE入りのものがおすすめです。手荒れがなくベタつくのが苦手なら、軽いローションでも大丈夫です。もし、手荒れが悪化した場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。悪化すると、皮膚のかゆみや赤みが強くなる、皮膚が割れてくる、小さな発疹や水ぶくれができる、かきつぶすとジュクジュクやかさぶたになるなどが混じり合った「手湿疹」とよばれる症状が現れます。手湿疹の症状を放置すると他の細菌感染のリスクが高まります。ひび割れや赤み、ガサガサの程度が強い場合は、ステロイド外用薬を適切に使用し、まず炎症を抑えます。顔に塗るような弱い薬では効きません。症状に合わせて適切なステロイド外用薬を使用しケアしましょう。

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情報誌『生活の木 ライフウェアブック』2021春夏号(2021年2月1日発行 掲載P11~P16)

特集『美肌を育てるこれからのスキンケア習慣』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

春の目覚めが待ち遠しい今日この頃です。新しい季節の始まりは、まぶしい太陽の光を携えやってきます。心の解放感とは裏腹に、肌を無防備にできないこの時季、正しい保湿・UVケアを身につけ、美しい肌を育んでいきましょう。

【日焼け対策編】
肌老化の原因は光老化にあり。
肌老化の原因は、8割太陽光によるものだとご存知でしょうか。思い浮かべてみてください。年配の方のお尻にはシミがないのに、顔にはシミやしわがある。つまり、肌老化は加齢だけでなく、太陽光も原因であるということです。太陽光線は、紫外線、可視光線、赤外線の3つに分けられます。防ぐべきは、UV-A(波)とUV-B(波)。UV-Aは、蓄積することでシワやたるみなどの原因に、UV-Bは、シミ、そばかすなどの原因になるとされています。そして、UV-Aの隣に位置する可視光線の「ブルーライト」。これは私たちの身近にあるパソコンやスマートフォンなどからも発せられ、目と体内のリズムに大きな影響を与えます。太陽光線のブルーライトは、肌の酸化ストレスを引き起こすこと、さらには、一部の近赤外線がたるみや赤ら顔などの誘因となることがわかっています。
*ブルーライトは可視光線の中で最も波長が短く、強いエネルギーを持ち、目の角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイには、このブルーライトが多く含まれています。
*UV-Bは中波長で皮膚の表皮まで、UV-Aは長波長で真皮にまで到達。紫外線は、屋内にも降り注ぐため、屋内外に関わらずUVケアが必要です。

《目からウロコ?UVケアのホントのところ》
■日焼け止めは2割しか効果を発揮しない?
 日焼け止めのSPF数値は2㎎/㎠を塗ることで得られます。この量は、顔にドーランを塗るようなもの。普通に顔に塗る程度では、効果の2割、つまりSPF10程度しか効果を発揮しません。そのため、正しい日焼け止めの塗り方を知る必要があります。
■日焼け止めスプレーは効果がない!?
スプレータイプの日焼け止めは、軽くスプレーしただけでは、量が不十分な場合があります。何度か重ね付けしましょう。髪などの部分使いや、日中の塗り直し、動きが活発で日焼け止めを塗りづらい子どもには、スプレーが便利です。用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。
■子どもへのUVケアって必要?
 子どもの表皮分裂は大人以上に盛んです。そのため、紫外線によるダメージを受けた情報が、細胞の核内にあるDNAに吸収され、修復がなされないままコピーを続け、最悪の場合、皮膚の癌化に繋がってしまう可能性もあります。低年齢(3歳未満)の子どもにこそUVケアを行いましょう。大人には正しいUVケアのリテラシ―が必要です。
< MEMO >今さら聞けない!SPFとPAって何?
 SPFは、UV-Bの防御効果を示す指標です。例えば、SPF50なら、肌に何も塗らない場合に比べて、肌が赤くなるまでの時間を50倍に延ばすことができます。PAは、UV-Aの防御効果を示す指標です。「+」が多くなるほど、肌に何も塗らない場合と比べて、肌が黒くなるまでの時間を2倍~16倍以上に延ばすことができます。

《今日からはじめる正しいUVケア》
 敏感肌だから、室内だから、マスクをしているから、UVケアをしなくても大丈夫...、
 それは美肌キープのルール違反です。光老化は美肌を侵す最大の敵です。今こそ、正しいUVケアを身につけ、肌老化を遅らせましょう。
■POINT①:日焼け止めはミルフィーユ塗りを心がけよ
 ドーラン塗りはできなくても、日焼け止めを重ねて塗ることで、効果を高めることができます。下地クリーム、ファンデーション、パウダーなどを重ねていきます。
■POINT②:手のひらスタンプで肌に密着させよ
 日焼け止めは、額、あご、両頬、鼻に5点置きし、顔の中心から外側に向けて伸ばして塗ります。力を入れて塗りこむ必要はありません。仕上げは、日焼け止めを肌に密着させるイメージで、やさしく手のひらで押さえます。首やデコルテもお忘れなく。
■POINT③:マスクの下もUVケアを
 「マスクをしているからUVケアはしなくて大丈夫」は妄信です。マスク越しでも紫外線
  は肌に届き、気づいたら"マスク焼け"なんてことも。マスクへの色移りが気になる場合
  は、ノンカラータイプの下地クリームを。マスクと肌が触れる部分(頬、鼻やあごなど)
  は、こすれて落ちやすいので重点的に塗りましょう。
■POINT④:2時間ごとに塗り直しを
 日焼け止めは、汗やマスクによる摩擦などで簡単に落ちてしまいます。「朝つけたからOK」
 ではなく、2時間ごとに塗り直しを心がけましょう。また、できるだけ紫外線があたらな
 いような服装(黒い服、帽子や日傘など)を心がけるのも良いでしょう。

【ゆらぎ肌対策編】
ゆらぎ肌って何ですか?
冬から春先にかけてもうひとつ気がかりなのは、「乾燥」です。この時季は乾燥シーズン
真っ只中です。乾燥は、肌のうるおいを容赦なく奪い、外的刺激から肌を守るバリア機能を
脆弱にします。普段は普通肌でも、乾燥、太陽光、タバコの煙、花粉、黄砂、微小粒子物質(PM2.5)といった大気汚染物質による刺激、加えて、マスクによる摩擦、着脱による蒸れや急激な乾燥などが原因で、肌がかぶれたり、アレルギー反応が起こったりします。こうした肌状態を、わかりやすく「ゆらぎ肌」を表現しています。肌のバリア機能を高めるには、日々の正しいスキンケアを行い、規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。
脱・ゆらぎ肌は、"保湿レンジャー"を味方に!
スキンケアの中でも特に大切なのは、うるおい成分である保湿剤(モイスチャライザー)を肌
に届けること。代表的なものに、セラミドなどの細胞間脂質、アミノ酸などの天然保湿因子(NMF)、グリセリン、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなどがあります。これらが配合された基礎化粧品を使い、肌を乾燥から守ることで、肌のバリア機能を高め、外的刺激を跳ね返すことができるように、抜かりない保湿ケアで、「ゆらぎ肌」から解放されましょう。
< MEMO >オイルは保湿レンジャー?
実はオイルは保湿剤ではなく、エモリエント剤(皮膚を滑らかにする油溶性成分)。化粧水後
にオイルをつけるスキンケアもよいですが、保湿剤ではありません。特にゆらぎ肌、敏感肌
の方は、保湿剤配合の基礎化粧品と併用しましょう。

《今日から見直す&はじめる!正しいスキンケア》
美肌を育むスキンケアは、「汚れを落とす」「保湿する」「UVケア」の3つのプロセスを確実にこなすこと。こすりすぎ、洗いすぎ、過剰なケアを行わないことも念頭に置き、肌を育てるように、やさしい気持ちで日々のスキンケアを行いましょう。
1. クレンジング:メイク落としは60秒以内で!
まずはメイクを落とすことから。クレンジング剤を手に取り、肌表面をなでるように、やさしくなじませます。肌に負担をかけないように、こすらず、時間をかけずに手早く行うことがポイントです。
2. 洗顔:朝も泡洗顔をお忘れなく
「乾燥肌だから朝は洗顔ナシ!」という方は要注意です。皮脂は水やぬるま湯では落とせず、空気中の酸素に触れることで少しずつ酸化するため、朝も洗顔が必要です。洗顔は、しっかりと泡立てた泡で包み込み、なでるように行いましょう。よくすすぎ、タオルでそっと押さえます。こすらず、やさしく、洗顔の基本です。
3.保湿:化粧水、クリームはたっぷりと
  化粧水はコットンではなく、手で塗りましょう。手のひらに500円玉くらいの量をとり、両手でなじませてから肌に軽く押さえます。クリームなどはサクランボ大の量を、指の腹を使って、こすらないようにやさしく塗り、首やデコルテにも広げます。
< MEMO >メイク直しの正解はコレ!
 メイク直しをする際、ミストローションのみを使用してパッと済ませていませんか?その瞬間はうるおいますが、時間がたつと水分が蒸発してしまうので、クリームを重ねてからメイク直しをしましょう。マスクをしている場合は、マスクが油とり紙のように、必要な保湿成分まで吸い取ってしまうので、マスクを取った後も保湿を心がけましょう。保湿
 成分が含まれている下地クリームやBBクリームを使用すれば、乾燥対策や、バリア機能の低下防止に繋がります。

【インナーケア編】
美は一日にして成らず。美しい肌は、外側だけを塗り固めるだけでは成立しません。保湿やUVケアはもちろん、規則正しい生活習慣が伴ってこそ、美肌が築かれます。食事、腸内環境、睡眠、運動、ストレスコントロール、この5つの生活習慣が整っていることも大切です。
■腸内環境:腸内環境は美肌に大きく影響
 美肌を築く栄養素を肌に届けるためには、腸内環境が整っていることも大切です。肌の乾燥やニキビなどの肌のトラブルは、腸内環境が原因の場合もあります。乳酸菌を含むヨーグルトなどと共に、食物繊維やオリゴ糖などを摂取し、腸内環境を整えることで、肌の水分量が保たれることがわかっています。
■食事:おしゃれなカフェ飯より定食を
 野菜や炭水化物に偏ったカフェ飯ではなく、不足しがちなタンパク質、脂質などを含む栄養バランスのとれた定食が理想です。豆、卵、乳製品、魚肉などのタンパク質は体重1g量(1日当たり)を脂質はエゴマ、アマニオイル、チアシードなどのオメガ3脂肪酸を摂取しましょう。セラミドやコレストロールは脂質の一種。セラミドは神経細胞の維持や修復にも役立ちます。また、ビタミンACEも美肌作りの匠とも言うべき栄養素。色の濃い野菜、イチゴ、ナッツ、ゴジベリーなどを摂取しましょう。
■睡眠・運動・ストレスコントロール:ストレスコントロールは肌育の基本
 適度な運動や睡眠に加えて、ストレスコントロールも肌育には欠かせません。ストレスがかかると交感神経が優位になり、肌代謝が悪化。肌バリア機能の低下に繋がります。好きなアロマを嗅いだり、ノンカフェインのハーブティーを飲むなどして、ストレスを抱えないような工夫をしましょう。ラベンダーなどの好きなアロマを嗅ぎながら、カモマイルやルイボスなどのハーブティーでリラックスしてみてはいかがでしょうか。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『GINGER』2021年3月号(2021年1月22日発売 掲載ページP124~P129)

特集『withマスク時代の新美容常識』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

マスク生活が日常化する中、私たちの美容も大きく変化しています。今こそ、キレイになるための新しい美容のスタンダードを学び、2021年もキレイを更新しましょう。

■■急増するニキビ&毛穴悩みにアンサー!
"マスク荒れ"と呼ばれる肌トラブルを抱える人が急増するなか、特に多く聞かれたのが「ニキビや毛穴が目立つようになった」「肌荒れが治らない」といった内容です。そんなとき、知っておきたい原因や対策法をアドバイスしています。

■ニキビ編
Qマスクをしているとニキビができやすいのはなぜ?
A. マスクの擦れで角質が厚くなりアクネ菌が増殖しやすくなるから。
マスクの擦れにより角層が厚くなると、毛穴の入り口が詰まって皮脂が溜まり、白ニキビが発生。アクネ菌は"好脂性"かつ酸素を嫌う"嫌気性菌"という特徴があるので、ここで正しいケアをしないとアクネ菌が増えて炎症が生じ、赤ニキビや黄ニキビへ症状が進行してしまう可能性もあります。

Qニキビができているときのスキンケア法は?
A. 優しく泡で洗顔し、丁寧に保湿すること。
敏感肌用やニキビ肌用のアイテムでたっぷり保湿しましょう。抗炎症作用のある成分配合も良いでしょう。アクネ菌は本来善玉菌なので、強力な殺菌作用のものは控えましょう。

Qニキビの予防法は?
A. 角質ケアをプラスして詰まりを防ぐ!
ニキビの原因は、毛穴の入り口が狭くなって皮脂や汚れが溜まること。角質を優しく溶かすピーリングアイテムや酵素洗顔を取り入れるのも効果的です。ただしやりすぎはNGなので、週に2~3回を目安にしましょう。いつもの肌状態より乾燥しやすくなるため、保湿も入念に行いましょう。

Qニキビを悪化させないマスクのつけ方は?
A.シルクなどの素材を選ぶ&定期的に蒸れを逃して。
  柔らかな肌あたりの布を選べば摩擦が軽減します。定期的にマスクを外して蒸れを逃すと皮脂や汗による炎症の悪化が抑えられます。

Qニキビができているときのベースメイクのコツは?
A. 赤みカバーの下地+パウダーを軽く重ねて!
  しっかりオフが必要なアイテムはできるだけ避け、軽やかなベースメイクを。例えば、ニキビの赤みをカバーするタイプの化粧下地に、ミネラルパウダーをふわっと重ねるなど。

Q繰り返しニキビができるようになってしまいました...
A. 症状がひどい場合は皮膚科を受診しましょう。
外出自粛中ではあるものの、肌ダメージの放置は厳禁です。早めにクリニックへ行きましょう。ニキビには皮膚科処方の抗生剤、湿疹には塗り薬による治療が必要です。自己ケアでは治らない、何度も繰り返して悪化するような場合は、専門医にきちんと相談をしましょう。
また、肌の不調を回復させる美容医療を取り入れるのも良いでしょう。
マスクによる肌荒れにお悩みの方には、炎症を鎮めて肌の再生を促す『プラズマシャワー』が人気です。強力な滅菌作用でニキビをはじめとするさまざまな皮膚トラブルを引き起こす細菌やウイルスを死滅させることができます。悪玉菌がいなくなった後は、もともと表皮内に住んでいる美肌菌が急速に増えて肌フローラが健康な状態に整うのでご安心ください。また、プラズマ照射後30分以内は、薬剤の浸透を高めるので、お悩みに合わせて薬剤を選択します。マスク皮膚炎やマスクニキビにお悩みの方には抗炎症と肌再生作用が高い『サイトプロMD』(骨髄幹細胞培養上清エキス)の導入がおすすめです。

◇肌再生プラズマシャワー◇
初診患者様限定 ¥25,000
初回トライアル ¥28,000

Q冬なのにTゾーンのテカリが気になります!
A. マスク着用だと皮脂量が増えがちに。
マスクをずっとつけている環境だと毛穴が詰まりやすく皮脂量も増えるので、もともと皮脂腺が大きなTゾーンはテカりやすいでしょう。皮脂温が高くなりすぎないよう、マスクを定期的に外したり、屋内では着る物で体温コントロールをしましょう。洗顔では、Tゾーンの皮脂をしっかり落とすことが大切です。

Q肌は乾燥しているけど、マスクゾーンはベタつく...
A. それぞれの症状に適したケアを組み合わせて!
冬の乾燥した空気に水分を奪われるのでマスク内は蒸れますが、露出部はどうしても乾燥します。露出部はクリームタイプのアイテムでしっかり潤し、マスク内部はサッパリタイプの保湿にするなど、組み合わせのケアがおすすめです。日中は一度洗顔できるとよいですが、難しい場合は化粧水を含ませたコットンでベタつきを吸い取り、軽い乳液で保湿をしましょう。

■毛穴編
Qマスクをしていると毛穴が目立つのはどうして?
A.マスク着用で皮脂量が増加。摩擦でキメが乱れるのも原因。
マスクと肌が擦れて角層が厚くなり、毛穴の入り口をふさいでしまうことで詰まりやすくなります。皮膚温の上昇により皮脂量も増えるため、開いた毛穴の存在がより目立つようになります。

Q前よりも小鼻の毛穴がブツブツと目立つような...
A. ビタミンC、レチノール配合の化粧品で毛穴対策を。
毛穴に詰まった皮脂が酸化すると黒ずみに。毛穴の詰まりを溶かす酵素洗顔やピーリングクリームでのお手入れのほか、レチノール配合の化粧品は毛穴悩み全般に有効です。
当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有の『ナノメッドVAエッセンス(銀座ケイスキンクリニック取扱い16g ¥6,500)』が人気です。市販品より高濃度なので、敏感肌なら保湿クリームと1:1で混ぜて、1~2日おきの使用でも十分な効果があります。
マスクでの擦れを軽減させるため、素材をシルクやガーゼにするのも良いでしょう。

Q頬がカサカサしてたるみ毛穴がきになるように!
A. セラミドやヒアルロン酸など水分保持機能が高い保湿を十分に行いましょう。
マスクに保湿剤が吸い取られて乾燥が悪化したり、擦れや汗の刺激で角層のキメが乱れるため、乾燥による毛穴では目立ちやすく。たるみ毛穴は加齢による真皮コラーゲンの劣化によるものなので、まずは保湿を徹底しましょう。セラミド、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、グリセリンなどが最適です。日中もできれば塗り足しをしましょう。

Q毛穴悩みがあるときのベースメイクは?
A. 軽く薄づきに仕上げて毛穴の負担を最小限に。
毛穴トラブルが出やすいときのベースメイクは、肌に合っているものを選ぶことが最優先です。合わないものは、軽微な炎症を繰り返させることで毛穴を目立たせてしまいます。ファンデが"毛穴落ち"しやすいのは、マスクで肌表面が擦れるため。ベースメイクをできるだけ軽く仕上げる工夫をしましょう。

■肌荒れ悩み編
Qマスクをしていると肌荒れしやすいのはどうして?
A. 汗による刺激と物理的な摩擦が肌荒れを引き起こす原因。
マスク内の温度・湿度が上昇し、汗をかきます。汗はマスク内で蒸発しにくいため肌表面に長時間残り、それが刺激となって肌荒れの原因になります。また、マスクの布に保湿成分が奪われて乾燥しているので、刺激に敏感です。

Qマスクと肌の境い目がカサカサになってかゆい...
A. 肌あたりのよいマスク選びを。湿疹には保湿クリームのみでもOK!
マスクしながらしゃべると肌が擦れるため、硬い生地は避けて、内側の肌あたりがいいものが良いでしょう。肌トラブルがあると美容液などあれこれ使いたくなりますが、肌にとって刺激になることもあります。湿疹がある場合は、洗顔のあとに保湿クリームのみのシンプルなケアで十分です。クリームは水分量が少ないものがおすすめです。配合成分は、セラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸・グリセリン・ヘパリン類似物質などをチェックしてみて下さい。
天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム(銀座ケイスキンクリニック取扱い ¥5,000/ 30g)』は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

Qマスクをつけているせいか肌の赤みが引きません
A.敏感肌向けのスキンケアが良いでしょう。消炎作用の成分に注目して。
  新しい化粧品は刺激になる可能性があるので、肌荒れしているときは避けた方が無難です。ただし、肌に優しい敏感肌用アイテムに頼るのはありです。炎症が気になる場合は、トラネキサム酸やグリチルリチン酸2Kなど、消炎作用のある成分を含むものが良いでしょう。

当院で患者様にご使用いただいている『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ(銀座ケイスキンクリニック取り扱い120ml¥8,500)』は、トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液で、アレルギーテスト済みで安心です。

Qマスクのヒモで擦れて耳周りまで乾燥がひどい
A. ワセリンを塗って擦れを予防
マスクのヒモが柔らかいもの、または幅広の布タイプにして摩擦を軽減しましょう。マスクそのものがきつすぎないかも見直しましょう。乾燥や摩擦から肌を保護するため、ワセリンを塗って予防をしましょう。肌荒れがひどく繰り返すときは、皮膚科で一度診てもらうと良いでしょう。

Qリモートワークでメイクしなくてもクレンジングや洗顔は必要?
A. 洗顔料での洗顔は必須!肌トラブルの予防にもなります
メイクをしていないならクレンジングは不要です。汗や皮脂、酸化皮脂、酸化化粧油類(肌に残ったメイク汚れが酸化したもの)を落とすために洗顔料を使っての洗顔は必要です。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『steady』2021年2月号(2021年1月7日発売 掲載ページP26~P31)

特集『30歳からの エイジングスキンケア100問100答』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

お肌の曲がり角をとっくに過ぎたアラサー世代。そろそろ本気で肌のエイジングが気になってきたのではないでしょうか。10年後も20年後も若い肌でいられるように、きちんとしたエイジングケアを学びましょう。

■エイジングサインCheck List
✓フェイスラインがぼやけてきた
✓頬をひっぱると伸びる
✓年齢とともに毛穴が目立ってきた
✓むくみやすい体質である
✓眉間など表情じわが消えない
✓ほうれい線がくっきりしている
✓1年中乾燥肌である
✓体重の増減が激しい

■aboutたるみ
 フェイスラインがぼんやり...それはたるみのサインです!今すぐたるみ予防のケアを始めましょう。
Q1:30代からのたるみ肌、どんな原因で起こる?
A. 皮膚(角層・真皮・表皮)と皮下組織(脂肪)と筋膜の3つの老化が主な原因。
年齢とともに真皮のコラーゲン線維やエラスチンなど肌を構成する成分が劣化し、ヒアルロン酸も減って真皮が薄くなり肌が乾燥しやすくなります。水分を失ってハリと弾力もなくなるとしわ・たるみができてしまう原因に。その他、皮下組織も加齢により脂肪を支えている線維組織が伸び、その下の土台となるスマス筋腱膜も衰えていくので重力の方向へたるむようになります。なお表情筋は加齢とともに強く硬くなってしまうので、鍛えすぎは禁物です。
Q2:たるみが始まる年齢は?
A.アラサー年代に始まる人も!
  太陽光、タバコ、精神的・肉体的ストレス、大気汚染、過剰なダイエット...個人差はありますが、20代から少しずつ肌老化は表れます。
Q3:加齢によってたるみは加速する?
A. YES!
加齢で抗酸化力が失われてどんどん肌の老化も加速。たるみも進行して顔の輪郭線がぼやけます。
Q4:スキンケアでたるみの改善は可能?
A.3つの原因すべてをケアすることは難しい!
  スキンケアで切れたコラーゲン線維や伸びてしまった皮下組織を元に戻すことはできません。でも皮膚の保湿を十分にすることは肌のハリをキープすることにつながり、表情筋のクセを意識して筋肉も使いすぎないようにするなど予防は可能です。
Q5:たるみやすい肌質とは?
A. 実は肌がキレイなキメが細かい人こそたるみやすい傾向が!
Q6:フェイスラインのもたつき、おすすめの美容治療は?
A.たるみの進行具合にあわせてライトな施術からお試しするのもあり!
  20~30代だと1回でも効果実感が高くダウンタイムも必要ない『タイタン(目の下~フェイスライン~あご トライアル¥48,000) 』がたるみ治療の第一歩におすすめ。近赤外線の熱で真皮層~脂肪組織浅層のコラーゲン線維の収縮と再生を促し、肌を引き締めます。また『スマスアップ(頬~首トライアル¥24,000』という高周波と局所電気刺激でコラーゲン生成を促し筋肉を活性化させるものも人気。さらに強力な施術もあるので、あうものを選んで下さいね。

■aboutしみ・くすみ
 20代でも悩んでいる人が多い"しみ・くすみ"。美白ケアで10年後も透明感をキープしま
 しょう!
Q7:しみができる原因とは?
A. 紫外線を含む光ダメージから、肌を守るためのメラニンが過剰に増え続けている状態。
Q8:肌がくすむ原因は?
A. 肌をこすることもくすみの原因に。
くすみ=肌の透明感がなくなることの原因は、こすることで角質が厚くなる、メラニン(日焼け)、乾燥、糖化、血行不良など様々。くすみ予防には生活習慣やスキンケアも重要です。
Q9:くすみタイプの見分け方は?
A.肌の色に表れる場合も。
  たとえばメラニン原因は茶色系に、糖化原因は黄色系に、血行不良の場合は青暗く見えることも。角質原因だと肌が硬くなるので質感にも気をつけましょう。
Q10:しみ・そばかす・肝斑...しみにはどんなものがある?
A.女性のしみは主に5種類。
  ①肝斑②そばかす③日光性色素斑(老人性色素斑)④対称性真皮メラノサイトーシス(あざの一種)、⑤炎症後色素沈着という5種類があり、圧倒的に多いのが①と③で全体の90%くらいを占めます。しみも加齢によって増えます!
Q11:ほくろのように盛り上がったしみはどうすれば?
A. 老人性いぼ(脂漏性角化症)といわれるもので、スキンケアでは消えない。
加齢による老化現象のひとつで、体質により20代から増える人もいます。液体窒素の凍結治療もありますが、『CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)』のほうが色素沈着も起こりにくくおすすめです。脂漏性角化症を蒸散させ、皮膚表面からごく浅く削りとる方法です。出血もほとんどなく、小さいうちに治療すれば傷跡も目立たなく、1回で綺麗に除去することができます。局所麻酔をして行います。
【大きさ(直径)1~2㎜】
1個のみ ¥3,000
2~4個まとめて ¥2,000/1個
5~19個まとめて ¥1,500/1個
20個以上まとめて ¥1,000/1個
【大きさ(直径)6㎜以下】
1個のみ ¥5,000
2~4個まとめて ¥3,000/1個
5~19個まとめて ¥2,500/1個
20個以上まとめて ¥2,000/1個

Q12:肌の弱い人のほうがしみもできやすいの?
A.実はそうなんです!
  肌が弱い人はちょっとしたことで炎症が起こり、炎症後シミになることも多いので要注意です。
Q13:顔全体のしみに効果的な美容治療って?
A.ピコレーザー(ピコウェイ)
  主にしみ・そばかす・初期の脂漏性角化症(老人性いぼ)にスポットで照射します。スイッチレーザーより短い照射時間でできるので、皮膚に余計なダメージを与えずに、色素のある部分だけに働き、効果的にしみを除去することが可能です。照射によって発生する熱がほぼないので、痛みが少なく炎症後色素沈着のリスクも低く、色黒さん、肝斑がある方でも安心して照射できるのが特徴です。最適な波長と設定を使い分けられるので、顔全体のしみにも有効です。
  当院では、メラニンを微細に粉砕し排出させる『ピコトーニング照射』と皮膚の再生を促す『ピコフラクショナル照射』を重ね打ちし、顔全体の美白と弾力アップ叶える『ピコフラクショナル照射コース』が人気です。
Q14:大きなしみが顔にうっすら...早めに消した方がいい?
A.実は薄いしみのほうがレーザーで取るのが難しい。
  色の濃いしみは色素に反応するレーザーで取りやすいのですが、若い人の薄いしみに
  は『ピコレーザー』でも、ピコフラクショナルを使って、顔全体に照射してベースの透明感を出しつつ、ピコスポット照射ではっきりしたしみを取るのがおすすめです。肌のハリも高まり、薄いしみも薄くなります。

■aboutしわ
 エイジングケアで効果が狙いやすいしわ改善。深いしわになる前にケアして、ハリ肌を持続!
Q15:表情じわがずっと残るのは加齢の証拠?
A.YES!
  子どもは変顔をしてもすぐ戻りますが、加齢によって筋肉と皮膚の綱引きバランスは崩れます。
Q16:紫外線もしわの原因になる?
A.YES!大きな原因のひとつ。
 紫外線を含む全ての光ダメージ、タバコももちろんNGです。ちゃんと食べていない人
 も皮膚がしぼみしわになりやすいでしょう。
Q17:首のしわに効く美容医療もある?
A.ニードルRFなど専門医療もあります!
 『スカーレットS(ニードルRF)ネックリフト トライアル¥48,000』は、針刺激による
創傷治癒効果と高周波の熱効果を融合した最新治療で、コラーゲン密度が増加します。
Q18:スキンケアで改善可能なしわと無理なしわの見分け方って?
A. 主にしわの深さ!
目尻の浅いしわ、乾燥してくると目立つしわ、口角横のかすかなしわはスキンケアで改善できます。保湿するだけでもずいぶん変わります。肌がうるおっているとしわもできにくいです。機能性化粧品などで肌の酸化ストレスを減らしてあげることも有効。深いしわになる前にケアしましょう。

■about毛穴開き
 たるみ毛穴の予防には、毛穴詰まりを解消してクリアに保つ&毛穴の引き締めケアも有
 効です!
Q20:加齢によって毛穴が開くのはなぜ?
A.毛穴まわりのコラーゲンが劣化するから。
  毛穴自体がゆるんでくると、でろんとしたたるみ毛穴に。真皮の老化によるたるみ毛穴
  に。真皮のたるみが原因だから、真皮まで届くケアを心がけましょう。
Q21:紫外線ケアでたるみ毛穴の進行を予防できる?
A.YES!
  光ダメージは、しみ・くすみ・しわ・たるみ毛穴、すべてに影響します!
Q22:たるみ毛穴に有効な美容成分は?
A. レチノールがおすすめです。
レチノールはビタミンAの一種で、コラーゲンやヒアルロン酸の増加、ターンオーバーの促進、保湿力アップなどさまざまな効果をもたらしてくれる優秀な成分です。たるみやシワ、開き毛穴が目立ち始めた乾燥気味のお肌にとって強い味方です。
当院では医療機関ならでは高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス(16g ¥6,500 銀座ケイスキンクリニック取扱い)』が人気です。
Q23:たるみ毛穴におすすめの美容医療は?
A. アラサー世代にはライトにできるジェネシスがオススメです!
ジェネシス(顔全体~首 トライアル¥28,000)』は毛穴詰まりを改善するケミカルピーリン
  グと、黒ずみを飛ばし引き締めるレーザーピーリングで肌の代謝を促し、毛穴のザラつ
  きを改善します。軽い赤ら顔にも効果的。

■aboutインナーケア
 エイジングケアには身体の中から栄養を届けることも大切です。
Q24:たるみ・しわケアにおすすめのサプリは?
A. ヘリオケアウルトラD
塗る日焼け止めだけでは光ダメージから守りきれないので、飲む日焼け止めを摂取するのがおすすめです。
Q25:しみ・美白ケアにおすすめのサプリは?
A. ソルプロプリュスホワイト
ヘリオケアウルトラDと併せて飲む日焼け止めとして飲むのがおすすめです。継続することで日焼け予防効果も高まります。老化原因を消去&糖化を抑え黄ぐすみを解消します。
Q26:美容医療で中からアンチエイジングするのにおすすめなのは?
A.白玉注射(グルタチオン注射)が人気です。
  グルタチオンという成分を高配合した、抗酸化作用の高い美白注射です。
Q27:高脂質・高糖質な食事は肌を老化させるの?
A.YES!
  糖質を摂りすぎると細胞内のコラーゲンやタンパク質と結びつき"糖化"します。糖化はくすみやたるみ、しわの原因にもなります。脂質は身体に必要ですが"よいものを適量"が基本です。
Q28:お肉を食べるのって肌の老化に関係ある?
A. YES!
肉も魚も大事。タンパク質は肌のハリに直結します。高い美容液よりエンゲル係数を高くして。
Q29:アンチエイジングのために食べるとよいものは?
A. 緑黄色野菜やタンパク質
緑黄色野菜と果物の摂取量が多い人は顔にしわが少ない傾向があります。また、タンパク質は肌を作る根本的な栄養素で必須です。
Q30:血糖値のコントロールが美肌のためには有効?
A. 有効です。暴飲暴食は肌の老化を早めます。
栄養素が足りなくてもバランスは崩れますが、糖質の摂りすぎも糖化の原因になるので避けましょう。
Q31:肌の老化と運動って関係ある?
A. 運動習慣がある人のほうが肌も若い。
最近の研究で、運動習慣のある人のほうが、そうでない人よりも肌が若いことが判明しました。確かに、美容医療に携わって20年近くが経過した経験からも、運動習慣がある人のほうが美容医療の効果が出やすいと感じます。筋トレをすることも肌の代謝を高める一歩になります。当院では筋肉量を増やし代謝を高めるエムスカルプトをトータルアンチエイジングの手立てとして推奨しています。
Q32:女性ホルモンと肌の老化って関係ある?
A. あります。
ホルモンバランスが乱れると肌荒れにつながり、肌老化を早めます。過剰なダイエット、極端な油制限はホルモン合成の大敵です。

是非、ご参考になさって下さい。

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