【介護脱毛(VIO脱毛)】ミドル・シニア世代で急増!老後に備えて白髪前に処理!医療脱毛のススメ

【介護脱毛(VIO脱毛)】ミドル・シニア世代で急増!老後に備えて白髪前に処理!医療脱毛のススメ

    目次
  1. 1. 介護脱毛ってなに?
  2. 2. 介護脱毛のメリット
  3. 3. 毛の処理方法は?
  4. 4. 介護脱毛は白髪が生える前に!
  5. 5. クリニック選びのポイント

1. 介護脱毛ってなに?

「介護脱毛」とは、将来の介護を想定して、あらかじめアンダーヘアを脱毛しておくことです。衛生的な状態を保ちやすくし、感染症や肌トラブルを予防できる上、介助者の排泄ケアの負担を減らすことができます。

部位は"VIO"と呼ばれる3カ所で、Vはビキニライン、Iは性器まわり、Oは肛門まわりを指します。数年前から話題になり、メディアで取り上げられることも増えたので、今では男女問わず将来訪れる自身の介護生活に備えて始める人が増えています。
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私も介護療養型の病院に勤務をしていた当時、皮膚科医として患者さんと接する中で、VIOは毛量が少ない方が介護する側も介護される側も楽だという実感があり、10数年前から「介護脱毛」の必要性を発信していました。

当院での施術件数も近年増加傾向にあります。2020年にVIO脱毛を受けた患者さんの数は2017年と比べて6倍以上に上りました。年代としては20~50代になりますが、なかでも伸び率が高いのが40代です。親の介護を意識する機会が増え、脱毛の必要性をより強く感じるためだと考えられます。

2. 介護脱毛のメリット

介護が必要になると、多くの場合はおむつ生活を余儀なくされます。交換の頻度は決まっているので、してからすぐにオムツを替えてもらえるとは限りません。特に便の場合、べったり広がって乾いてしまうこともあります。

想像できますよね?毛に絡まった排泄物を除去するのは大変時間がかかる上、何度も強く拭き取ることで肌荒れが起こり、痒みやかぶれの原因になります。また、なにより汚れが残りやすくなるので、臭いや感染症を引き起こしやすくなるのです。特に女性は男性と比べて尿道が短いため、寝たままの状態で排便すると、おむつ内で便が広がって菌が入り込み、尿路感染症を患うリスクが高くなります。

だからこそ、‟拭き取りやすい状態にしておく=アンダーヘアを脱毛しておく"ことでリスクの軽減が見込めます。そして、「介護脱毛」をきっかけにデリケートゾーンに目を向けてもらうことはとてもいいことだと思っています。

実はデリケートゾーンは、皮膚炎、皮膚がんなどいろいろな病気が起きやすい箇所です。実際に剃毛後に行う診察で『脂漏性角化症(老人性イボ)』や『粉瘤』などの良性腫瘍を発見することが少なくありません。「介護脱毛」が施された状態で皮膚を診られるようになると、「これはなんだろう」と変化に気づきやすくなります。「介護脱毛」は、介護する側の人に対するエチケットという意味だけではなく、ご本人の健康を守るためにも大事なことです。お互いの為になる点もふまえて、親と介護脱毛について話し合ってみてはいかがでしょうか。


3. 毛の処理方法は?

毛の処理方法としては、カミソリで剃る方法やブラジリアンワックスなどがありますが、傷口から雑菌が入ると感染症の心配もありますし、皮膚がダメージを受けると角層が厚くなるので、埋没毛や毛嚢炎による炎症が起こりやすくなります。しかもこれらの処置は、時間が経てば毛が生えてくるので、手軽とはいえあくまでも一時的な処置です。

また、リーズナブルなエステの光脱毛を選ぶ方もいますが、目先のお金にとらわれないでほしいなと思います。エステで行われているのは、マイルドな光で毛量を整える光減毛です。使用するマシンの出力も医療用のレーザーと比較して格段に低いので、効果が出るまでに数年かかることもあります。永久脱毛を目指す介護脱毛には不向きでしょう。脱毛はあくまで「医療行為」です。エステで無資格者が施術するのは違法です。やけどなどのトラブルも多いので注意してくださいね。

デリケートな部位だからこそ、皮膚科専門医が常駐していて、安全かつ確実に脱毛ができるクリニックでの『医療レーザー脱毛』をおすすめします。敏感肌、アトピー体質、毛嚢炎など、肌トラブルを抱えている人も、治療しながらレーザー脱毛を受けることができます。

4. 介護脱毛は白髪が生える前に!

医療機関で行われている『医療レーザー脱毛』は、メラニン色素に選択的に反応するレーザーを、毛と毛母(毛の根本にある毛を作る器官)に照射し、発毛に必要な組織を破壊して永久的に毛が生えないようにする施術です。黒い色素(メラニン)にのみ反応するので、毛の色が薄かったり、白髪だと脱毛できません。ですが、かなり白髪が多くなっても黒い部分はなくせますので、お早めに治療を始めることをおすすめしています。遅くとも50代前半には済ませておきましょう。
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5. クリニック選びのポイント

アンダーヘアは、粘膜に近いうえ色素も濃く、立体的なので脱毛しにくいので、皮膚科専門医がいてトラブルに対処してくれるクリニックを選びましょう。また、機器の種類は、感染症対策の観点からジェルを塗布する接触型レーザー(ダイオードレーザーなど)ではなく、当院で採用している『ジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)』のように非接触型レーザーが安心です。接触するチップ部分は毎回消毒済みのものを使用するので清潔です。残念ながら接触型レーザーでは、尖圭コンジローマなどの感染例が報告されています。クリニック選びの参考になさってください。

ジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)』は、メラニンに反応するロングパルスアレキサンドライトレーザーで、厚生労働省の認可を受けた日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。アンダーヘアなど色素の濃い部位は、毛を減らすだけではなく、くすみが軽減すると同時に毛穴も引き締まるので肌の仕上がりがなめらかです。

医療レーザーは照射パワーがあるので痛みが強いと言われていますが、実際に不快感はほとんどありません。照射中は、ゴムにはじかれたような痛みや皮膚の奥のほうで少し熱い感じがしますが、冷却ガスを同時を照射するので我慢できる程度です。毛の量が少なくなるにつれ、痛みはほとんどなくなります。

毛質や毛量、黒ずみの程度により個人差はありますが、はじめの3回で毛量は半分程度に減り、剃りあとのチクチク感も軽減します。5回もすると毛はほとんど生えず、多くの方が8回程度で完全に無毛を実感できます。毛の生える周期に合わせて1か月半~2カ月に1度ごとにレーザー脱毛を受けるとして、1年から1年半ほどかけるといいと思います。

介護が楽になり、清潔を保ちやすく出来ることは、高齢化時代に限られた人的サポートを大切に活かすためにも必須だと思います。下着の蒸れなども軽減され快適になりますので、将来の介護を見据えて早めに脱毛することをおすすめします。



レーザー脱毛


gentlelase.png医療レーザー脱毛とは、黒色にだけ吸収される波長のレーザーを照射することで、毛と毛根周囲に存在する毛を作り出す組織(毛乳頭や毛包幹細胞)に、熱によるダメージを与え安全に壊すことで毛が生えてこないようにする施術です。銀座ケイスキンクリニックでは、照射スピードと痛みの軽さ、安全性から厚生労働省認可のジェントルレーズ(Gentle LASE)を使用します。


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