イオン導入(イオントフォレーシス)の効果と特徴

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お肌にビタミンA(医療用レチノール)とビタミンC、アミノ酸などを配合したトリートメント剤を塗り、微弱な電流を流してイオン化し、有効成分をお肌の内部へと浸透させます。特に、ビタミンAをお肌に充実させることで、下記のような効果が得られ、透明感のあるきめ細かい美肌に導きます。






導入に使用する製剤はプロアドバンスAジェル、セラムCA3のいずれかを肌質に合わせて選択します。

ca3.jpgビタミンAの美肌効果

【紫外線・活性酸素から守る】
ビタミンAは皮膚表面と中に存在するだけで、紫外線の光線エネルギーを受け止め、細胞が損傷するのを防ぐ「紫外線吸収剤」としての役割を果たします。ただし、光線エネルギーを受け止めるとビタミンAは破壊され、その働きを失ってしまいますので、定期的に補給する必要があります。
フリーラジカル(活性酸素)は、細胞の電子を奪い、それを破壊してしまうといわれています。これに対しビタミンAは抗酸化物質の一つとして、フリーラジカルの攻撃によって足りなくなった電子を補充し、この破壊活動から細胞を守る機能を発揮することが期待されています。

【表皮を丈夫にする】
ビタミンAは皮膚のターンオーバーを促し、ゆがんだ表皮構造を補修します。また、表皮細胞の成長を促し、厚みのある丈夫な表皮になります。自らの力でNMF(天然保湿因子)や角質細胞間脂質が作られるので、角質のバリア機能も強化され、肌自体の保湿力が高まり、刺激に強いお肌に変わっていきます。

【真皮のハリと弾力を取り戻す】
ビタミンAはコラーゲンやエラスチン、グリコサミノグリカンの生成を促すことで、真皮の構造を強固にします。また、コラーゲンが壊されないよう保護する役割もあり、シワとたるみを防ぐために欠かせないビタミンなのです。


イオン導入(イオントフォレーシス)のリスクとダウンタイム


<痛み>無し <腫れ>無し  <内出血>無し
shutterstock_1019073862.jpg痛みと腫れのない治療です。施術直後からメイクをしてお帰り頂けます。
電流が流れている間、かすかな刺激を感じますが、不快でない程度に調整します。
レチノールの作用は、レチノイン酸に比較してマイルドではありますが、イオン導入では外用の40倍以上浸透するため、「レチノイド反応」が生じることがあります。この反応は保湿のみで自然に落ち着きますが、辛い場合はご相談ください。あらかじめレチノールの外用をしておくと出にくくなります。

ジェントルレーズ、フォトフェイシャルM22、スマスアップ、タイタン、ジェネシスなど、皮膚に傷をつけない照射治療の後に導入する際は、レチノイド反応は通常軽く、生じない場合もあります。ダーマローラー、スカーレットRF(スカーレットS)、CO2フラクショナルレーザー照射など、皮膚に微細な傷をつけた後に導入すると、より大量のビタミンAが浸透するので、1日半後から数日間軽い乾燥などのレチノイド反応が見られます。

ダーマローラースカーレットRF(スカーレットS)CO2フラクショナルレーザー照射後に導入を受けられた場合は、それぞれの治療後の施術ページをご参考にスキンケアとメイクアップを行ってください。

※「レチノイド反応」(通称「A反応」)は、ビタミンAが不足している肌(新陳代謝の遅い眠っていた肌)に、急に多くのビタミンAを補給した時、肌の新陳代謝が促進されることで、まれに起こる反応のことです。これは一時的に、乾燥感や皮剥け、赤み、かゆみ、ニキビの新生などが生じます。「レチノイド反応」は、毒性反応でもアレルギー反応でもありませんので、皮膚がビタミンAに慣れるに従い、自然におさまります。

イオン導入(イオントフォレーシス)の持続と頻度


外用に比べ、40倍の浸透効果が認められています。月に一度4~5回の施術で、キメと毛穴の引き締まり効果、透明感のアップ、ニキビの改善効果を実感頂けます。ビタミンAは日々さらされる酸化ストレスによって消費されてしまします。ですから、定期的な補給が必要となります。


イオン導入(イオントフォレーシス)の禁忌事項


無治療の皮膚炎や生傷、感染症がある方は、この治療を受けられないことがあるのでご了承ください。まず治療を優先させ、回復後にイオン導入治療に入ります。炎症のある赤ニキビ、膿をもったニキビがあっても、イオン導入治療はお受けいただくことができます。また、安全のため、他院での美容医療の治療歴を担当者にお伝えください。詳細はお問い合わせ下さい。

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