2022年3月29日

雑誌『Around50』TJMOOK(2022年3月29日発売)

特集「8人の専門家から学ぶ、更年期を前向きに乗り切る方法」(P42~P47掲載)に慶田院長監修の取材記事か掲載されています。

すべての女性に訪れる更年期は、より自分らしく生きるチャンスのときでもあります。
更年期は、様々な不調が肌にも表れます。女性ホルモン、エストロゲンの減少によってハリや弾力を支えているコラーゲンやエラスチンが減って、皮膚の構造が弱くなってきます。また、エストロゲンの減少により肌バリア機能も低下し、乾燥します。これらの結果として、シワ、くすみ、たるみなどの老化症状や肌トラブルが引き起こされます。
更年期中の自分自身の変化をよく理解し、自分に合った"美肌治療""エクササイズ""食生活"を取り入れしっかりからだをケアすることが大切です。

シミ、くすみ、たるみ...50代の肌には多くの"肌悩み"が勃発!
■乾燥させない生活を
●50歳を過ぎたら戦略的に生きることが大事
Around50世代は「戦略的に食べて、戦略的に寝て、戦略的に休む」ことが大事です。
まず、食べること。肌の構成要素はたんぱく質や脂質がメイン。野菜ばかり食べていてもスカスカの肌になってしまいます。また栄養は一品だけ食べても、効果は期待できません。たんぱく質量が多い食品と、さらに抗酸化と腸活を意識した野菜・果物をとることは重要です。不足した栄養成分があると体内での合成が滞るので、多品目を摂ることを重視する必要があります。
たんぱく質は"動物性"と"植物性"のどちらも必要となるので、豆・魚・肉・乳製品、すべてを一日に1回以上食べるようにしましょう。また、肌の保湿に欠かせないセラミドを体内で産生できるように、サバやイワシなどの青魚やオリーブオイルなどの良質な油を意識的に摂取することも大事です。

次に大事なのは、睡眠です。夜寝る前に、スマホの見過ぎなどで睡眠が4~5時間になっている人も多くみられます。睡眠不足が3日続けば、酩酊状態、3日以上だとうつ状態になるといわれています。成長ホルモンは寝ている間に分泌されるため、睡眠不足だと成長ホルモンの分泌量も減少します。新陳代謝も滞り、肌の細胞分裂が進みません。入眠時間は遅くても構いませんので、質の良い睡眠を6~8時間確保するようにしましょう。

そして最後に重要なのは、休むこと。現代人は働きすぎのため、脳と体が悲鳴を上げてしまいます。休みを戦略的に作って、軽い運動(ヨガや散歩でもOK)をしたり、好きなことや趣味に没頭することも重要です。慶田院長は多忙ですが、定期的に予備日を用意しておき、できなかったことを済ませ、趣味の美術館に出かけたり、20年以続けているジャズダンス、ピラティスのパーソナルレッスンなどで自己メンテナンスをしているそうです。

■美肌になる3原則
1.こすらないことを徹底して!"やさしく洗う"
2.水分と油分の割合が大切!"しっかり潤す"
3.SPF50でも塗るとSPF10以下に!"光対策を怠らない"

光対策に必ず日焼け止めと一緒に併用していただきたいのが抗酸化剤のサプリメントです。
日焼け止めはシミ・たるみ対策では、SPF15あれば十分といわれますが、SPF50の日焼け止めでもSPF8~10程度の効果しか得られていません。日焼け止めの性能テストで使われる使用量の1/5程度しか塗られていないため、SPF15に近づけるためにサプリの服用もおすすめです。
抗酸化剤は血管や目など、いろいろな部位の酸化ストレスを防ぎ、アンチエイジング効果も期待できます。また、ブルーライトによる目の疲れや痛みを楽にしてくれる働きもあります。

『ヘリオケア ウルトラD 30カプセル』 ¥6,000
ファーンブロックという中央アメリカに生息する強力な抗酸化作用を有する植物抽出物質が主成分。

『ソルプロプリュス ホワイト 30カプセル』 ¥5,400
「ニュートロックスサン」と呼ばれる天然ポリフェノールが主成分。糖化も改善。

■普段から3つの原則を守り、プラスαで、何をするべきでしょうか?
汗とホコリは、ぬるま湯で十分に落とせます。とはいえ、化粧品に含まれる油類や皮脂は長時間、肌にのせておくと酸化し、微小炎症の原因につながるので落とすことも大事です。
しかし、50代以降の加齢による変化はセルフケアだけで食い止めることは難しいとされています。たまに美容医療の手を借りて、スペシャルケアを取り入れることも大切です。

◆50歳なら知っておきたい!今さら聞けない!Around50肌のQ&A◆

Q.50歳の肌とは?
A.女性ホルモン減少の影響で「乾燥」を引き起こします。
女性ホルモンのエストロゲンの分泌量急激に減ると、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の量も減るため、皮膚が乾燥し、弾力も衰えてきます。外からの刺激を受けやすくなり、炎症が起きやすくなってしまいます。
また、同時にこれまで長年受けた紫外線ダメ―ジが顕在化し、シワやシミが目立ってきたり、抗酸化力が落ちて肌の細胞そのものが弱ってきたりすることで、肌トラブルを招くケースもあります。

Q.Around50にはどんな成分がおすすめですか?
A. ターンオーバーを促進するレチノールがおすすめです。
レチノールは「ビタミンA」の1種で、ビタミンAの中でも主要な成分である「レチノール」は、皮膚や目の粘膜などを健康的に保ち、抵抗力を高める働きがあります。暗いところでも目が見えるために必要な栄養素として健康に欠かせない側面もありますが、美容面では皮膚粘膜のターンオーバーを活性化し、コンディションを整える効果が注目されています。真皮内のコラーゲンを増生する作用もあり、シワ対策に効果をもたらすことが厚生労働省でも認めてられています。

『ナノメッドVAエッセンス16g』¥6,500
純粋レチノールを0.1%と高配合したエイジングケアクリーム。「高浸透型純粋レチノールナノカプセル」と「浸透サポート成分ナノキューブ」がレチノールを角層の深部までしっかりと届くことでターンオーバーを促進。

Qスキンケアでたるみは改善できるのでしょうか?
A.残念ながら、できません。スキンケアだけではたるみを改善できないのも事実です。肌の奥にアプローチできる医療機関での専門治療も取り入れていくことが改善の近道です。また、比率的キメが細かい柔らかい肌質はたるみやすく、骨格が左右対称で、顎、頬骨、エラがしっかりされている人はたるみにくいという傾向がありますが、年齢を重ねればたるんでくるのはすべての人に共通で当然のことです。適切な化粧品でケアをしてバリア機能が整った強い肌にし、適度な運動と健康的な食事によって血管や腸のアンチエイジングを心がけるなど多方面から考えることが大切です。

Q.50歳以降急増する肌悩みありますか?
A.人によって様々ですが、意外とイボも増えます。
意外かもしれませんが、老人性イボが急増します。表皮の良性腫瘍「脂漏性角化症」です。少し隆起していて、表面がざらざら、凸凹していて、色は肌色から薄茶色、焦げ茶色、暗黒色などがあります。範囲は頭や顔、首、手の甲など手のひらと足の裏を除くあらゆる部分にできます。遺伝的素因や、日光(紫外線)による光老化でできるとされ、徐々に大きくなって隆起し、大きいものだと2~3cm程になることもあります。治療は『CO2レーザー手術(炭酸ガスレーザー)』でイボ部分を蒸散させ、皮膚表面からごく浅く削り取る施術がベストです。傷はごく浅く、出血のないので傷あとをほぼ残さず治せます。

Q.50歳を過ぎたら高いブランドのスキンケアを使うべきでしょうか?
A.そんなことはありません。保湿だけに特化するのであれば、決して高い化粧品を使う必要はありません。高いものを惜しんで使うよりも、リーズナブルなものをたっぷりと肌に二度塗りして、しっとりさせてください。目安は、塗ったあと肌が少しベタッとし、ティッシュが張り付くくらいが正しい量です。

Q乾燥肌を防ぐ、保湿力の高い化粧水を教えてください。
A水ではなく、美容液のような化粧水を使ってみてください。
保湿と聞くと、化粧水を思い浮かべますが水分がメインの化粧水は時間とともにすぐに蒸発してしまい、より乾燥の原因につながります。水分保持力を有する成分「ヒューメクタント」(ヒアルロン酸、セラミド、加水分解コラーゲン、グリセリン、多糖類、アミノ酸など)の入っている商品を選びましょう。

『巡活ローション 200ml』¥4,500
メラニン還元作用の高い超浸透型ビタミンC誘導体が主成分。低分子コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、セラミドなど厳選した保湿成分をバランスよく配合。

Qたるみにはどんな治療をすべきですか?
Aまずは自分のタイプを知ることが重要です。
タイプには2種類あり、ほうれい線に重量感のある肉が溜まる「ドヌーヴタイプ」、脂肪萎縮が目立って疲れた印象になりがちな「ヘプバーンタイプ」が50代に多いたるみの傾向です。
カトリーヌ・ドヌーヴ肌は肉付きがよく見え、顔には骨感やスジっぽさを感じさせず、肌のパンとしたハリが強い印象が特徴です。歳を重ねると脂肪が落ちてきて皮膚の伸びが加速するので、外側をしっかりホールドできる強い皮膚にすることが大事です。
50歳ならば、高周波の作用で強力に皮膚を引き締める『サーマクールFLX』とハイフ(HIFU)の作用で引き上げる『ウルセラ』や『ソノクイーン』おすすめです。
オードリー・ヘプバーン肌は骨格が華奢で肌が柔らかく、顔の脂肪量が減ると余った皮膚がシワっぽくなり、げっそりとそげてしまう傾向があります。骨格が華奢なので適正体重を保ちつつ、ふっくら度を上げる『ヒアルロン酸注入』が欠かせません。薄い皮膚が伸びてしまっているので、リフトアップさせる『ウルセラ』や『ソノクイーン』も同時に行うといいでしょう。

【その深刻な肌悩み、月1回のクリニック通いで解決しませんか?】
50歳になって波のように押し寄せる肌悩みに困惑することも多いのではないでしょうか。
50歳はまだまだ再生力があり、十分改善の余地はあります。月1回、美容皮膚科で専門の治療を受けてみませんか?

■クリニック選びのポイント
1.まずはクリニックをよく吟味しましょう
値段も大事ですが、まずはどんなクリニックなのか、どんな医者なのか確認をしましょう。

2.医師のプロフィールを見ましょう
クリニックの医師のプロフィールは見ておきましょう。どの病院でどれくらい経験を積んでいるか、専門医の資格の有無は目安になります。また、医師によって施術の得意分野は異なります。施術の中でも注射系が得意な医師がいれば、シミ系、手術系が得意な医師など、医師の得意分野が分かれば、より選びやすくなります。

3 カウンセリング
"医師と患者の相性はとても大事です。"例えば、患者の話をじっくり聞いてくれる医師もいれば、腕は良くても、そっけない医師もいます。webなどでは相性は分かりません。自分の価値観と合う医師を探すために、まずはカウンセリングだけ受けても良いでしょう。

4 価格
費用はクリニックによって多少の幅はありますが、ある程度の相場があります。相場よりも異常に高い、あるいは異常に安い場合は要注意です。また、極端に安い場合は、安全性の疑問のある薬剤が使われている可能性もないとはいえません。すぐに施術を受けのるではなく、まずは診察だけ行きクリニックの様子を見てみましょう。

5 ダウンタイム
年齢や施術などにもよりますが、シミ取りのレーザー治療ならば、かさぶたがとれるまでの時間で、通常は一週間程度を要します。また、肌が生まれ変わる過程で新生したメラニンの黒ずみが消えるまでの時間も指します。つまり普通の皮膚に戻るまでの時間で、平均3~6か月程度。併用療法によっても変わります。ただし、あくまでも目安です。子どもの大事なイベントや同窓会などがある人はしっかり医師に相談をしましょう。ダウンタイムの期間やデメリットを教えてくれるところを探しましょう。


【肌悩み別 おすすめ施術メニュー】
■表情ジワ・たるみ毛穴には...
『ボトックス注射』(両目尻 製剤:コアトックス) 初回トライアル ¥24,000
一時的に筋肉を弛緩させる作用があるボツリヌストキシンを美容治療に利用したもので、筋肉も過剰な収縮によって作られる表情ジワを目立たなくする効果があります。適応部位は、額の横ジワ、眉間の縦ジワ、鼻根部の横ジワ、鼻のバニーライン、目尻のシワ、口をすぼめると目立つスモーカーズラインや顎の梅干しジワなど幅広く、ボトックスは無意識にシワを寄せる癖まで止めるので、予防と治療の2つの効果があります。

■深いシワのボリュームアップ、リフトアップには...
『ヒアルロン酸注入』 初回トライアル1本(目周り以外) ¥75,000
保水力が高くお肌のハリに不可欠なヒアルロン酸も、コラーゲン線維と同様20歳頃から急速に減少と萎縮、骨格の変化(損失)が深いシワやたるみの原因であることも分かってきました。シワの凹みやボリュームの少ない部分にヒアルロン酸を注入すると、自分自身のヒアルロン酸と融合し、自然なふくらみをもたらす効果があります。その効果は1~2年ほど持続します。

■潤い、ハリには...
『水光注射(水光プラス)』 極水光3ml 初回トライアル ¥48,000
専用の注入機器を用いて美肌効果の高い薬剤を少量ずつお肌全体にスタンプ式に注入する肌改善治療です。皮膚に陰圧をかけて吸引しながら、注入量、スピード、針を挿入する深さを一定に保ち、美容成分を均一かつ広範囲に注入することができるので、施術後のボコボコ感や針痕の赤みもごく軽度です。肌全体に潤いとツヤ、内側から押し上げるようなハリ感が生まれ、回数を重ねるごとに若々しい肌に生まれ変わります。

■ちりめんジワ、ハリには...
『スカーレットS(ニードルRF)』トータルリフト(生え際~フェイスライン~あご下) 
初回トライアル ¥88,000
25本のマイクロニードル(極細電極針)から真皮内な直接RF(高周波)を流し、劣化したコラーゲン線維に適度な熱損傷(55~60℃に加熱)を与え、細くなったコラーゲン線維を太く収縮させ、皮膚のタイトニング効果が得られます。同時に、人体の自然な創傷治療作用が活性化することで、太くて強度の高いコラーゲン線維と置き換え、肌のハリや質感を高めます。またRFの脂腺機能調整作用により、毛穴が引き締まり炎症性ニキビも改善します

■たるみ(小顔、引き締め系)には...
『サーマクールFLX』300ショット(看護師照射) ¥315,000
照射後、熱変性したコラーゲン線維が創傷治療により、6か月にわたり修復・増生されます。その結果、コラーゲン線維が再構築されて組織全体が収縮することで、老化で緩んでしまったお肌が、さらに引き締まっていくのを感じる持続性の高い治療です。
顔全体のボリュームを縮めるように、縦・横・奥行きの3次元に引き締め作用が働き、輪郭の崩れ、フェイスラインや顎下のもたつき・口角横のだぶつきを改善して小顔に導きます。

■たるみ(引き上げ系) には...
『ウルセラ』フルフェイスリフト ¥450,000
ウルセラシステムで使用しているHIFUは超音波を焦点で結ぶように照射することで、超音波エネルギーを目的の場所に集中して照射することができます。そのため、ウルセラシステムは狙ったポイントのみに超音波の強い熱エネルギーを加え、即時的&継続的にたるみを引き上げ、その効果は約1年にわたって続きます。

是非ご参考になさってください。


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2022年3月28日

雑誌『25ans』2022年5号(2022年3月28日発売)

特集「エレ派信頼のドクターが指南!クリニック的ブライトニングの極意」(P262掲載)に慶田院長の取材記事が掲載されました。

シミやくすみなどの色ムラ悩みは、25ans世代から気になりだすエイジングサイン。まだまだ巻き返せる今のうちに、プロの手で根本治療を。エレ派も信頼を寄せる名医たちが、ブライトニングの極意とその最前線を解説しています。

【本来の透明感を引き出すリバースエイジングの名医】

■角層の状態は印象美に直結。水分量やハリ感を高めて透明感を

肌色悩みはとてもセンシティブな問題ですが、他人と比べず、それぞれが遺伝的に持っているメラニン色調の中で、最も輝く状態であればいいと思っています。"白さ"を目指すよりも、真っ先に印象美に影響する角層の状態を整え、色ムラをなくす方がよほど大事です。キメや肌トーンを整えて、肌本来の輝きとポテンシャルを高めていきましょう。
メラニンくすみには『ピコレーザー』での治療が一般的ですが、シミがそこまで目立たない人は、『水光注射(水光プラス)』だけでも十分です。表皮の水分量が上がって透明感に包まれ、くすみが晴れます。毛穴やハリ感に悩みがあるなら、『ダーマペン4』での治療もおすすめです。光を美しく反射できる、滑らかで明るいハリ肌を目指しましょう。

水光注射(水光プラス)
角層の潤いアップには。『極水光プラス』高品質の非架橋のヒアルロン酸に、9種類の機能性ペプチドなど数十種類の美肌再生成分からなる極上美肌メソカクテルを贅沢に組み合わせたリッチな水光注射です。毛穴引き締めとハリにはボトックス類似成分のアルジルリン水光プラスとヒアルロン酸が混ざった「アルジルリン水光プラス」が、コラーゲン再生目的には溶ける糸の成分とヒアルロン酸が混ざった「ミラクルH水光プラス」を。
医師が手打ちでシワを狙って注入する水光注射と違って、水光プラスは、ダーマシャインPROというマシンで注入するから、ごく少量ずつ全顔~首、ボディまで広範囲への注入が可能で、ダウンタイムもほぼ無し。潤いとツヤ、内側から押し上げるようなハリ感が生まれ、回数を重ねるごとに若々しい肌に導きます。

◇水光プラス料金
●極水光(潤いアップ)3ml
非架橋ヒアルロン酸2ml+極上美肌メソカクテル1ml 初回トライアル¥48,000

●アルジルリン水光(毛穴引き締め)3ml
非架橋ヒアルロン酸1ml+アルジルリン2ml 初回トライアル¥48,000

●ミラクルH水光プラス(ハリアップ)2ml
PCL(ポリカプロラクトン)非架橋ヒアルロン酸配合 初回トライアル¥48,000

ダーマペン4』 
16本の極細針が付いた最新型のダーマペン。非架橋のヒアルロン酸を塗布した肌の上をすべらせながら高速振動を繰り返し、肌に微小な穴をあけます。肌本来の創傷治癒力により、ハリのある滑らかな肌をかなえる治療で、毛穴が気になる方にもおすすめです。

◇ダーマペン4料金
●顔全体 初回トライアル¥28,000

【慶田院長の透明感キープセルフケア】"三つ巴ケア"で防御力を高めてシミやくすみに負けない肌に。
インナーケア・アウターケア・美容医療の三つ巴ケアでシミやくすみに徹底抗戦しています。インナーケアは防御力を高める食材を戦略的に摂取し、飲む日焼け止めで目や血管、皮膚の酸化ストレスを防いでいます。
日々のアウターケアは『ナノメッドHQエッセンス15g ¥5,000』や『ルミキシルクリーム30g ¥10,000』、『シスペラ50g¥32,000』が定番です。
美容医療は、『ピコレーザー照射』、『フォトフェイシャルM22照射』、『スカーレットS』、『水光プラス(アルジルリンとミラクルHを同時に)』、『ケミカルピーリング』が定番です。

※上記はすべて税抜き価格表記となっております。
是非ご参考になさってください。

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雑誌『Richesse』2022年SPRING No.39(2022年3月28日)

特集「正しく潤ってこそ、強く美しい。大人は春夏秋冬、保湿」(P197~201)に慶田院長の監修記事が掲載されました。

美しい肌とはダメージに強い健康的な肌。その土台は潤っていることにあります。しかし何十年もスキンケアしながらも、正しく保湿ができているか、疑問に感じている人が多く、実際、大きな勘違いケアを続けているひともいるのが現実です。とりわけ高温多湿になるこれからの季節のスキンケアには、肌の乾燥を進行させ、老化に導くトラップがたくさんあります。当たり前に行っている保湿ケアを医学的見地から検証。季節・年齢を問わず、強く美しい肌を目指していきましょう。

【顔&ボディの肌、保湿の真実】
保湿について勘違い払拭し、真に潤った肌を手に入れるべく、正しい美容の知識を発信する皮膚科専門医の先生3人が、医学的見地から解説しています。

●よくある勘違い。保湿と保水は違います。
保湿とは肌の水分を補い、水分の蒸発を防いで潤いを保つことです。実は、保湿剤には二種類あります。一つはエモリエント(油分の膜で肌を覆い水分の蒸発を防ぐもの)、もう一つはモイスチャライザー(セラミドやグリセリンなどの潤いを保つ効果のある成分や、角層のなかで潤いを作り作り出すように働きかける成分を含むもの)です。保湿とは、2つの働きのある成分が混ざった乳液かクリームを塗ることですが、皮膚科医が推奨する真の保湿は、モイスチャライザーを塗ることです。
化粧水を保湿と思っている人が多いのですが、化粧水の役割は水分を与える保水。後に重ねるものの肌馴染みを良くするなどのメリットがありますが、保湿という観点からはマストではありません。またオイルの働きはエモリエントのみです。オイルだけで保湿はできません。オイルのみで潤っているとしたら、皮膚本来のバリア機能が非常に強固な人です。

●乾燥は軽度のバリア障害
保湿が重要なのは外界から体内を守るバリア機能を発揮する最前線、角層を健やかに保つためです。バリアの3要素は皮脂腺から出る皮脂と分解物のグリセリンと汗の水分が混ざってできる『皮脂膜』、水分を層状に挟みながら角層を接着するセラミドなどの『細胞間脂質』、角質細胞内で水分を抱え込むアミノ酸や尿素などの『天然保湿因子(NMF)』です。特に細胞間脂質は水分保持機能の8割を担う最重要物質です。セラミドやNMFは角層のターンオーバーが滞ると合成されにくくなり減ってしまいます。年を取ると乾燥しやすいのは、代謝が落ちターンオーバーが滞るのが大きな要因です。アトピーの素因がある人はセラミド合成が遺伝子的に少ないバリア障害ですが、敏感肌の自覚がない人も乾燥が気になる時点で軽度のバリア障害がおきています。乾燥を放置しているのは、穴の開いたボロボロの傘で雨の中を歩くような、危険な状態なのです。

●常在菌に着目して潤う肌に
数年前から保湿に関わる一つのキーワードとなっているのが肌フローラなどとも呼ばれる皮膚常在菌叢です。肌フローラのなかで、美肌菌と呼ばれるのが、表皮ブドウ球菌やサーモフィラス菌などです。これらは、肌の上で、皮脂腺から分泌された皮脂が脂肪酸とグリセリンに分解されることに関わっています。グリセリンは保湿作用のあるモイスチャライザーの1種。肌の上で水分や分解されなかった皮質などと混ざることで、肌の潤いに大切な天然クリームとなるのです。しかし肌フローラは誤ったスキンケアを行うと育ちにくくなります。肌フローラのバランスが悪いと目には見えない炎症『微小炎症』が起き、炎症が繰り返させると皮膚老化が進みます。老化予防の観点からも正しいスキンケアを行い、また肌フローラが育ちやすい環境に整える製品を活用するのもよいでしょう。

●春も夏も、一年中、乾く要因だらけ
春はバリア機能が特に低くなりやすい季節です。冬の乾燥で既にバリア機能が低下しているところに花粉や黄砂などが飛んでくるのが要因の一つです。
また生活環境や人間関係が変わる人が多く、そのストレスで睡眠の質が低下したり、季節変化による自律神経が不安定になることも要因としてあげられます。
何をしても肌が荒れるならいつもよりシンプルケアにしてみて下さい。夏は湿度が高く、角層に水を抱える力がなくても乾燥があまり気になりません。でもエアコンの風や汗で皮脂が流れやすい、ケアを化粧水だけですませがちなど乾燥を促す要因は多数あります。就寝中もエアコンで乾燥するので、寝る前にクリームでしっかり保湿を心がけてください。

【誤解の多いスキンケアと決別を。顔の保湿ケア、正解・不正解】
間違ったスキンケアに鋭く切り込む美容法の解説が評判の慶田院長が、大人の女性が知っておくべき保湿ケアの正解・不正解をわかりやすく解説しています。

1. クレンジングは1分以内で潤いのもとを逃がさない
界面活性剤が入ったクレンジング料は大切な保湿因子も溶かし出す可能性があります。マッサージしながらなど、長時間肌にのせていると保湿因子は奪われ、乾燥を招くことになります。顔にのせ、肌になじませてからすすぐまで1分以内を目安に行ってください。

2. 不器用や人のクレンジングはオイルタイプを
クレンジングは短時間に、とはいってもメイクが毛穴に残っていてはいけません。クレンジング料のタイプは毛穴落ちメイクまで落とせればミルク、クリーム、オイル、ジェル、いずれでもよいですが、短時間にメイクを乳化させて落としやいすいのはオイルです。クレンジング料の良し悪しは拡大鏡で毛穴を確認すれば分かります。オイルクレンジングは乾燥肌にNGというのは迷信です。実際、アトピー性皮膚炎患者で行った臨床試験で、敏感肌用のオイルクレンジングを使用することで角層の水分量が上がり、TEWLが低下し、バリア機能が改善したという論文もあります。

3. 肌を長時間ぬらさない、ゴシゴシ洗わない
肌の摩擦厳禁は常識ですが、特にぬれた肌は潤いが流出しバリア機能が低下する傾向があります。洗顔・クレンジングは短時間かつ、そっとなでるように優しく行いましょう。

4. 拭き取り化粧水に注意。薄茶色の正体は
コットンに拭き取り化粧水を含ませて拭き取ると、コットンが薄茶色になります。汚れだと思って何度もこする人がいますが、この茶色は汚れではなく角層の中に含まれるメラニンの色です。メラニン活性の高い日本人はメラニンが濃く出ます。汚れではないため、何度もゴシゴシ拭き取るのは肌によくないのでやめましょう。

5. たまに『ケミカルピーリング』が効果的
拭き取り化粧水を使うとついやりすぎてしまう、そういう人はクリニックでケミカルピーリングピーリングを行い、ターンオーバーを促すという選択をお薦めします。

6. 何度も何度も化粧水を重ねるのはナンセンス
美容に熱心で、洗顔後に化粧水を「もう肌に入らなくなるまで何度も重ね付けしています」と言う人がいますが、これは意味がありません。角層の厚みは食品用ラップ1枚程度です。そんなに大量に化粧水が入るわけがなく、もし入ったら顔は膨らんでしまいます。そもそもバリア機能があって奥まで入らないようにできています。1回なじませて、もう一回、それぐらいで十分です。

7. コットン100回パッティングは傷のもと
化粧水をコットンで何十回もパッティングすると肌の奥までしっかり、毛穴も引き締まるという説があります。コットンはどんなに良質なものでも細かい繊維があり、パッティングすると物理的刺激となり、さらに肌が濡れた時間が続くため、肌が敏感に傾きます。化粧水は両手にとり、優しく押し込むようになじませてください。

8. 毛穴詰まりには毛穴パックではなく酵素洗顔
剥がすタイプの毛穴パックは、剥がした後すぐにまた角栓ができてしまい、さらに無理やり剝がされた角層が、保湿因子の不足した質の悪い各汁細胞を作り出してしまいます。パウダータイプの酵素洗顔で肌に負担をかけずに落としてください。

9. スクラブ洗顔を繰り返すと乾燥肌を招く
肌のゴワツキや毛穴詰まりの改善にとスクラブ洗顔を繰り返し使うと細かな傷がつきます。普通肌やオイリー肌の人で週1回まで、敏感肌の人は避けたいアイテムです。

10.クリームを塗る目安はティッシュがはりつくぐらい
保湿ケアの本番は、乳液とクリームです。塗りすぎて角層を湿らしすぎても、量が足りずに乾燥しても、バリア障害につながります。塗った後、ティッシュをはりつけ、落ちない程度を目安に塗布しましょう。何アイテムも重ねる人は薄くても、重ねるとちょうどよくなります。1アイテムしか使用しない人は、ペタペタを感じるくらいに塗りましょう。

11.自分に合った保湿力の製品かは翌朝わかる
角層の水分を蓄える力は人それぞれです。他人がよかったという製品の保湿力が自分に合うとは限りません。夜にクリームを塗ってひと晩寝た翌朝、もう乾燥を感じたら、それは自分には保湿力が足りない印、翌朝の肌状態で見極めましょう。ただ寝室の湿度など環境にも左右されるため、湿度を高めるなどの調節も大切です。

12.日中は、ベースメイクの上からでも保湿を
日中もこまめに保湿します。汗など邪魔なものが表面にないなら、ファンデーションの上からそのままでよいので、メイク崩れしにくい乳液などで小まめに保湿します。ただし、汗などをかいていたら、肌が弱い人にとっては、汗の中のミネラル分が肌への刺激になります。ぬらしたガーゼで吸い取ってから保湿をしましょう。

13.ミストやスチーマーに保湿はあまり期待しない
製品にもよりますがミストは基本的にほぼ水です。つけた瞬間は心地よいですが保湿ではありません。潤ったと思っても一日に何度もスプレーするようなら潤っていない証拠です。同じ理由でスチーマーもほぼ水です。一瞬は潤って柔らかくなるのでクレンジング時の使用などにお薦めですが、すぐに蒸発するため使用後はしっかり保湿をしてください。

14.肌が敏感に傾いているときはシンプルな処方で
保湿はリッチなものがいいと思いがちですが、こだわりの成分が刺激となり乾燥が進む場合もあります。敏感ぎみのときは処方がシンプルな敏感肌用ラインを試してみて下さい。

15.バリア機能を整える観点でUVケアもセットに
スキンケアの3要素は洗う、潤す、光対策です。UVケア=保湿ではありませんが、日焼けすると乾燥するのは事実です。乾燥しにくい肌を作るためにもUVケアは必須です。

16.乾燥しやすい目元や唇は専用ケアか二度塗り
皮膚が最も薄く皮脂腺のない目元はバリア層も極薄です。アイクリームか全顔用のクリームの重ね塗りで保湿をしてください。唇は自ら潤う力がなく、潤いを感じでもそれは唾液の水分です。ただし粘膜以降部の為普通のクリームは難しく、専用のリップケアをしましょう。

17.シートマスクやパックには乾燥のリスクが
大容量のシートマスクは個包装タイムより強い防腐剤が使用されており、バリア機能を壊す可能性があります。そもそもシートマスクの長時間使用は乾燥を招く一因になります。ここぞという日の朝に使うと、透明感がアップしてメイクのりもよくなるので効果的ですが、パックもバリア機能が強い人向きなので、敏感肌にはお薦めしません。

18.肌断食より、5本柱が大切
スキンケア製品を使わないで肌を休める肌断食は無意味です。それよりも、食事、睡眠、運動習慣、腸内環境、ストレスコントロールの5本を立て直すことが大事です。

是非ご参考になさってください。

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