2021年6月28日

雑誌『エル・ジャポン』2021年8月号(6月28日発売)

特集『Elle BODY POSITIVE もっと自分の体を好きになる!』(掲載P64,65)に当院の『スマスアップ』が紹介されました。

■お尻のたれを防止する「スマスアップ」
「スマスアップ」は、高周波(RF)×局所電気刺激(DMA)を組み合わせた施術です。
高周波による熱エネルギーでコラーゲンの生成を促進、温熱効果で血行やリンパの流れを改善すると同時に、局所電気刺激により筋肉を最大限に活性化します。
基礎代謝がアップして皮下脂肪の減少を促進し、お尻の引き締まりを実感いただけます。さらにハリやツヤが出て肌質そのものも若々しくなります。
お尻だけでなく、顔~全身に施術可能です。痛みやダウンタイムが全くなく、ほんのりと温かく感じる気持ち良い施術が人気の理由です。

★オススメの治療:『スマスアップ』×『脂肪溶解注射
『脂肪溶解注射』は、気になる部分に脂肪を溶かす効果のある薬液を注射することでダイエットより確実な部分痩身を可能とする新しい痩身術です。脂肪溶解注射後は、「溶けた脂肪をリンパに流す」ということが重要になります。リンパの流れが滞っていると、排出がスムーズにいかなくなります。『スマスアップ』を併用すると、溶けた脂肪のデトックス作用が高まります。
また、高周波(RF)の効果で、新しいコラーゲン線維が再生されるので、たるんだ皮膚を引き締め、肌のハリを保ちながら脂肪の付きにくい体質に変えていきます。

ぜひお気軽にお問合せ下さいね。

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2021年6月23日

雑誌『kiitos』2021年8月号 (2021年6月23日発売)

特集『汗トラブルにご注意を!』(掲載P36,37)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

本格的な夏になると汗によるかゆみや湿疹としての"汗あれ"トラブルが急増します。
汗あれ状態にならないよう、日常の汗ケアにも気などをつけましょう。

【大人の汗によるトラブルの多くがあせもではなく"汗あれ"】

夏になるとひじやひざ、首の内側、ブラの下などがかゆくなったり、ブツブツと湿疹状態になったりする人が増えます。あせも(汗疹)だと思う人もいますが、大人の場合ほとんどの人が"汗あれ"です。
<あせもと汗荒れの違い>
♢あせも...汗腺がつまって皮膚が炎症を起こしている状態で、汗腺の部分に白く透明な水泡や赤いブツブツ(汗疹)ができますが、かゆみは少ないことが多く、汗腺の数は大人と一緒なのに対表面積が小さく発汗量が多い子供に好発するのが特徴です。
♢汗あれ...汗が蒸発した後に残る塩分やアンモニアが皮膚を刺激して炎症を起こしている状態で、汗によるかぶれ(刺激性皮膚炎)のことを言います。バリア機能が壊れ、汗腺の部分だけでなくまわりにも炎症が広がり、ピリピリとした痛みやかゆみを感じます。また、子供の頃に治っていたアトピー性皮膚炎が汗刺激によって再燃することもあります。

汗をかいたままにしておくと、汗が蒸発して汗あれの原因物質が皮膚に残るので、日常のケアで炎症が起きないようにするのが最善です。

■基本の汗ケア
①汗をかいたらすぐに拭き取る
かいた汗をほうっておくと細菌によって分解され、ニオイのもとになります。
吸水性が高いタオルなどで早めに拭き取る習慣をつけ、洗い流せるときは水で洗い流すようにしましょう。肌が弱い人は濡れたハンカチなどで優しく押さえるように拭くのも効果的です。
そして、帰宅後はすぐに汗を流しましょう。身体の芯まで温めるためにもぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。ただし、汗あれしている場合は温まりすぎると痒みが悪化するので、サッと入るだけにしましょう。
汗をかくと角層が厚くなり、肌がごわつきやすくなりますが、過度な角質ケアは逆効果です。その刺激が原因で乾燥を招いたり、肌に炎症が起こることもあるので、ごしごし擦り洗いは避けてください。
また、寝汗をかく夏場は、朝のシャワーも効果的です。ただし、洗浄剤を頻繁に使うのも乾燥の原因になるので、皮脂量の多い顔など以外はお湯だけで流しましょう。

②下着は汗を蒸散しやすいものを着る
女性はブラジャーのワイヤーが当たる胸のアンダーラインのあたりやショーツなどの締めつけ部分も汗あれがひどくなりやすいので、汗を吸いやすく乾きやすい素材の下着を身につけることが大切です。コットン100%やシルクなどできるだけ肌にやさしい素材を身に付けましょう。シルクは、肌に触れた時もひんやりして熱がこもりにくい上、吸湿性が高く、過剰になると水分を放出してくれるので夏向きの素材です。線維が細く、肌あたりが滑らかなので、敏感肌の方でも安心して着用できます。

③余裕のある締め付けない服を選ぶ
服は、首元や袖ぐりが大きく開き、太めのパンツやふんわりしたスカートなど、あまり肌に密着せず、できるだけ余裕のある締めつけないデザインの服を着るようにしましょう。
風が通りやすい身ごろがふわりとゆとりのあるシルエットのほうが汗対策にも効果的です。

④汗をかく日は着替えを持ち歩く
汗を吸って濡れた下着をつけ続けることも汗あれの原因になります。下着や夏のトップス類はそんなに荷物にならないので、着替えを持ち歩き、潔く着替えるのも有効です。

⑤物理的に涼しくする
自宅では冷房を使用したり、水シャワーを浴びるなど冷やす方法が沢山あります。外出先なら冷房のきいたコンビニで5分過ごすだけでも汗が引きます。そして冷えた缶の飲み物を購入して、脇や首などの大きな血管がある場所を冷やして、体全体の体温を下げ、汗を引かせるのが手っ取り早い方法です。体温が下がらない限り汗が出続けます。

■保湿して肌バリア機能を高める
実は夏でも紫外線や汗の刺激によって肌の角層が傷みやすく、乾燥している人がたくさんいます。汗あれが起きるということは、肌のバリア機能が弱っている状態なので、まずはバリア機能を高める保湿のお手入れをしっかりと行いましょう。
ヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、アミノ酸といった保湿成分を含むモイスチャライザー使ったお手入れは、角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の蒸発を防いでくれます。
また、夏場は身体の保湿をしないという人もいますが、冷房などで角層の水分量は下がっているので、ボディにも保湿剤を塗ったほうがいいでしょう。入浴後は肌のバリアを守る角層の細胞間脂質などが失われ、最も肌が乾燥しやすい状態に。顔は入浴後5分以内、身体は10分以内に保湿しましょう。
保湿力の高いボディクリームで肌バリアを高めることも汗あれの予防になります。
★おすすめのアイテム
『セラミドバリアクリーム』
天然セラミドを主成分にした高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力や抗炎症作用が高く、しっとり感がありながら重すぎず塗り心地がよいので、顔から体まで全身に使用している方が多くいらっしゃいます

■汗荒れの症状が出ている時は刺激を極力避ける
汗荒れの症状が出ている時は、あまりいろいろな種類のコスメを使用せず、保湿力の高い1品で潤いを補うシンプルケアに切り替えましょう。
化粧水はしみることがあるので、肌に浸透せず表面で膜を作って保護してくれるバームやオイル状のアイテムがおすすめです。
★おすすめのアイテム
『メディコルスキンリピッド15/33』
皮脂と細胞間脂質を補い、肌をしっとり保湿してくれる『メディコルスキンリピッド15/33』は、刺激を感じにくいという患者様が多いです。万年ドライ肌の方はこってりと重めなⅡの補修クリームを最後に使うのがおすすめです。
『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液で、炎症を抑える効果に優れています。メラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎながら、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます


本格的な夏になると汗によるかゆみや湿疹の"汗あれ"のトラブルも急増します。
汗あれ状態にならないよう、日常の汗ケアにも気などをつけましょう。
もし汗あれがひどくなってしまったら、スキンケアに頼らず早めに皮膚科医にご相談くださいね。


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2021年6月22日

雑誌『MAQUIA』2021年8月号 (6月22日発売)

特集『蒸気と蒸れにより、マスクの下にニキビ勃発 マスクネに立ち向かえ!』(掲載P92,93)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

長引くマスク生活により、肌トラブルに悩んでいる人は昨年に引き続き多いですが、気温の上昇とともにニキビのお悩みが増加しています。
コロナ禍の中で、マスクとアクネ(ニキビ)を組み合わせた‟マスクネ"という造語も生まれました。今回は、マスクを着けることでできるニキビの原因と正しい対処法をご紹介します。

■原因①:摩擦タイプ 

マスクの着脱や表情の動きなどで、肌とマスクが擦れて角層がダメージを受けると、肌が防御反応で角層を厚くします。角質が厚くなると、毛穴の入り口がふさがれ、毛穴の中に皮脂や角質が詰まり、白ニキビが発生します。
ニキビの原因アクネ菌は、"好脂性・嫌気性菌"という特徴があるので、ここの段階で正しいケアをしないとアクネ菌が増殖し炎症が起こって腫れ痛みを伴う"赤ニキビ"に進行します。
さらにそこから症状が進行し、激しい炎症を起こすと膿疱と呼ばれる膿をともなう黄色ニキビになる場合もあり、ニキビ跡として残ってしまう可能性があるので注意が必要です

【摩擦マスクネ解消3か条】

1 角栓ケアで詰まりを除去
毛穴詰まりを防ぐセルフケアとしては、角栓のもとになるタンパク質や脂質を溶かして毛穴詰まりを防ぐ、ピーリングアイテムやパウダータイプの酵素洗顔がおすすめです。ただし、やりすぎは禁物。週に2~3回取り入れるのが効果的です。いつもより乾燥しやすくなるため、保湿も入念に行ってください。

2 鎮静+保湿でバリア機能回復
ニキビなどの肌トラブルの解消には、鎮静+保湿ケアで肌のバリア機能の立て直しが必要です。スキンケアを選ぶときは、トラネキサム酸やセラミド配合のものを選ぶのがおすすめです。

★おすすめのアイテム①:『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』
トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液で、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます。
★おすすめのアイテム②:『セラミドバリアクリーム』
天然セラミドを主成分にした当院オリジナルの高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力や抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

3 UVやベースでワンクッション
肌が荒れている時でも、日焼け止めや保湿ベースなどで肌に一枚膜を作って摩擦を防いでください。紫外線はマスクを通過して肌にダメージを与えます。また、室内でも窓から入った紫外線があちこち反射しているため、どんなときもUVカットは心がけましょう。

■原因②:蒸れタイプ 

夏の時季はマスク内に熱がこもって皮膚温が高くなり、皮脂や汗の分泌が活発になります。
さらに酸化皮脂と汗が肌を刺激することで、赤みやかゆみを伴う"マスク皮膚炎"が起きやすくなります。1時間に1回はマスクを外して蒸れを逃がし、皮膚温を下げる工夫をしてください。最新の研究では、皮脂腺のセンサーが温熱刺激をキャッチすると、皮脂分泌が過剰になりニキビを誘発することが明らかになっています。

【蒸れマスクネ解消3か条】

1 通気性が良く、肌あたりの良いマスクを選ぶ
マスク選びは「肌あたり」&「通気性」の良さがポイントです。感染症対策として人が多い場所では不織布を、黙々とデスクワークを行う時は、コットンやシルクタイプなど、場面によって使い分けましょう。

2 清潔なマスクを使用し、汗をかいたらこまめに拭き取る
マスク内の汗をそのまま放置すると、汗に含まれるミネラルなどの成分が刺激となって炎症が起こり、赤みやかゆみを伴う‟マスク皮膚炎"が起こりやすくなります。
また、過剰な皮脂は酸化すると酸化皮脂として刺激物質になり、バリア機能が乱れ、乾燥やくすみも招きます。
汗をかいた場合は、濡らしてしぼったハンカチで肌をおさえるように、汗をやさしく拭きとってください。外回りなどで、汗をたくさんかく方は可能であれば水洗顔で汗を洗い流し、長時間汗が肌の上に残らないように気を付けてください。帰宅後は、すぐに洗顔をして保湿をしましょう。
使い捨ての不織布マスクをご使用の場合は、マスクの内側にガーゼを1枚挟むのもおすすめです。汗をかいたら交換できますし、摩擦も軽減されます。

3 ポツンとできたら即ケア
乾燥や蒸れで湿疹ができたり、敏感になったりしている場合は、洗顔後は保湿クリーム1品のシンプルケアで様子をみましょう。化粧品をあれこれ使うとかえって刺激になる場合もあります。

ご自身でのケアで改善しないときは、放置せずに早めに皮膚科を受診してくださいね。
★美容皮膚科ならマスクネ(マスクニキビ)を改善し、美肌に導く様々な施術があります。

■『ケミカルピーリング』+『フォトフェイシャルM22』・・・ニキビの原因毛穴詰まりとニキビの殺菌、赤ら顔に効果的
■『プラズマシャワー(サイトプロMD導入)』・・・ニキビ菌の殺菌と炎症の鎮静
■『ケミカルピーリング』+『ジェネシス』・・・ニキビの原因毛穴詰まりと赤ら顔に効果的
■『スカーレットS(ニードルRF)』・・・皮脂分泌を抑制し、マスクニキビと脂漏性皮膚炎、毛穴開きに効果的


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雑誌「LDKtheBeauty」2021年8月号 (6月22日発売)

特集①『専門家が教える!未来の私と美肌を守る紫外線本気のガード術』(P20)、特集②『気をつけてたけどやっちゃった~!日焼けafterレスキュー隊!』(P33)に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

特集①『専門家が教える!未来の私と美肌を守る紫外線本気のガード術』

今浴びた紫外線は、今年だけではなくむしろ数年後の肌に影響します。
「少しだけなら大丈夫!」が未来のシミ、シワを確実に育てています。正しいUVケアを身につけて、肌老化を遅らせましょう。

■敏感肌は「ノンケミカル」より植物エキスをチェック!
紫外線を防ぐ成分は主に下記2種類です
♢「紫外線吸収剤」:紫外線のエネルギーを吸収して熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出させることで紫外線の影響を防ぎます。
♢「紫外線散乱剤」:肌表面で紫外線を反射・散乱させて皮膚を防御します。
「ノンケミカル」表記は、紫外線のエネルギーを吸収して影響を防ぐ「紫外線吸収剤」を不使用という意味です。刺激が少ないので、敏感肌などお肌が弱い方が使用していることも多いですが、「ノンケミカル」でも配合された植物エキスなどでかぶれることもあります。肌に合わない理由は人それぞれですし、植物エキスのように自然由来の成分の方が実はアレルギーを起こしやすいこともあります。そもそも、「肌にやさしい」とうたっていても、やさしさの基準はメーカーごとに異なるので、自分の肌に合うか合わないかは都度チェックが必要です。かぶれないか、目立たないところでパッチテストをしましょう。
★おすすめのアイテム:『ヘリオケア360°ミネラルトレランスフルイド』
飲む日焼け止めで知られる「ヘリオケア」ブランドから出ている日焼け止めです。抗酸化剤ファーンブロック配合で紫外線の害を防ぎます。ノンケミカルですが、ウォータープルーフでUVA、UVB、ブルーライト、有害領域の近赤外線、あらゆる光線に対応しています。

■最近よく聞くブルー%E

2021年6月12日

雑誌『BAILA』2021年7月号 (6月12日発売)

特集『なんとかしたい!withマスクの「しょぼくれ目もと」30代は"アイケア"スタート適齢期』(掲載P150,151)に慶田院長監修・取材記事が掲載されました。

長引くwithマスク生活で、突如気になりだしたという声が多い"目もと"のお悩み。
目周りの皮膚は薄く、非常にデリケートなパーツです。
乾燥や摩擦の刺激、年齢などの影響を受けやすく、色素沈着や、シワやたるみなどを引き起こします。小さなトラブルをほうっておくと、「老け目」へとまっしぐらです。
5年後のためにも、今すぐアイケアを始めましょう。

【ニューノーマル時代の今、目もとエイジングはすでに始まっている!】

■まぶたがくすんで淡色アイシャドウが発色しない
アイシャドウを塗るときにチップでグリグリこすったり、乱暴にクレンジングしたりすることで、まぶたをくすませ、エイジング症状がどんどん進行します。
しっかりアイメイクをした日は、専用のポイントメイククレンザーをコットンにたっぷり含ませ、優しく滑らせて落としましょう。マスカラはコットンでまつげをはさむようにして優しく落とすのがカギです。
そして、保水力に優れたセラミドやヒアルロン酸配合のクリームなどで、目尻や下まぶたのシワの内側までしっかりと保湿ケアをすることで、角層が潤い、目元の透明感がUPしてアイシャドウが映えるようになります。
目もとの皮膚は薄くてデリケートなので、強い成分を重ねると負担になりかねません。アイケアコスメを使って、毎日しっかりと特別にいたわってあげましょう。

■上まぶたのくぼみ
眼球のクッションとなっている上まぶたの脂肪の萎縮、眼窩(骨)が痩せることなどが原因で生じます。影ができ落ちくぼむため、疲れた印象を与えたり、年齢よりも老けてみえてしまうなど、女性にとっては嬉しくない変化です。
★おすすめの治療法:『ヒアルロン酸注入
くぼんで影になっている箇所にヒアルロン酸を注入し、自然なふくらみを与えることで、目もと全体にハリをもたらし若々しい印象に整えることができます。

■二重の幅が狭くなった
加齢に伴い、眼を開く筋肉や靱帯が衰え、まぶたの皮膚が伸びることで奥二重状態になったら「眼瞼下垂」のサインです。眼瞼挙筋というまぶたを開ける筋肉が生まれつき弱かったり、眼瞼挙筋を支配している神経に異常がある「先天性眼瞼下垂」の方もいますが、ほとんどの場合は、加齢に伴い眼瞼挙筋の末端にある「腱膜」が伸びたり、瞼板との結合が緩んだり、外れたりすることが原因です。コンタクトの長期使用、花粉の刺激や繰り返す湿疹で目を擦るなどの物理的刺激も引き金になります。
★おすすめの治療法:『ウルセラ』 /『フラクショナルCO2レーザー』/『ヒアルロン酸注入
超音波を一点に集約させて強いエネルギーを作用させるHIFUの王道『ウルセラ』は伸びてしまった筋膜や皮膚の奥にある靭帯を立体的に縮め、強固なコラーゲン線維に置き換えることで、施術後は目が開きやすくなります。
まぶたが伸びてしまった状態の改善には、『フラクショナルCO2レーザー』照射が有効です。3~6回繰り返すと皮膚の面積を縮め、皮膚を厚くしていきます。
また、眼瞼下垂があり、額からこめかみの脂肪萎縮が目立つ場合は、このエリアの骨上に『ヒアルロン酸注入』を行うと前頭筋と眼窩靭帯が支えられ、こめかみを引き上げるような力も働き眼瞼下垂の改善が見られます。

■目尻のシワ
今はマスクで口元が見えない分、目もとで感情を表現しなければならず、笑いジワが顕著に刻まれてしまいます。表情の動きが大きくなってからたった2~3ヶ月でシワが目立つようになってきます。
★おすすめの治療法:『ボトックス注射
若いうちから定期的にボトックスしている方は、圧倒的に表情ジワが少ないです。早く始めると、より結果も出やすく、さらに効果の持続時間も長くなるので、気になりだす前にスタートし、継続してメンテナンスを続けることをおすすめしています。

■目の下のたるみ・ふくらみ
眼球のクッションとなっている脂肪が手前に突出し、下方にズリ落ち、目の下にたまることでたるみに。
目まわりの骨の萎縮(左)も一因です。
セルフケアでいろいろと試されている方も思いますが、加齢による深いところの変化が原因なので、目に見えた変化は望めないことがほとんどです。
★おすすめの治療法:『ウルセラ(HIFU)』・『ソノクイーン(HIFU)』/『スカーレットS(ニードルRF)
目の下のしぼみと軽いたるみやふくらみの症状なら、肌の弾力を回復させるHIFU『ウルセラ』や『ソノクイーン』がおすすめです。また、お疲れ見えの目の下のたるみやちりめんジワには、針の刺激による創傷治癒効果と高周波(RF)の熱効果で、たるみを引き締めコラーゲン線維を増やしハリを出す『スカーレットS(ニードルRF)』もダウンタイムが少なく効果的なので人気です。

■クマが目立つ
摩擦などが原因の茶グマ、目の酷使などが原因の青グマ、たるみが原因のへこみグマなど、クマには複数の種類があり、原因も様々です。30代になると併発することがほとんど。40代になって手遅れになる前に今すぐアイケアを始めましょう。

◆茶グマは、紫外線の影響によるメラニンの沈着やアイメイクや洗顔の摩擦などによる炎症後色素沈着でも生じます。
★茶グマにおすすめの治療法:『ピコトーニング

◆青グマは、パソコンやスマホの画面を長時間見続けることで、目周りの筋肉が動かず、血流が滞るのも原因の1つです。生まれつき皮膚が薄く色白な人で目立ちやすくなります。
下まぶたのコラーゲン線維を厚くするような治療で改善することができます。
★青グマにおすすめの治療法:『スカーレットS(ニードルRF)』/『PRP注入

◆たるみ・凹みグマは、皮膚のたるみに加え、コラーゲン線維の劣化で、皮膚の伸びやたるみ、細かいシワが生じ、陰影が目立って出来るクマです。たるんだ皮膚を引き締める照射系治療や、凹んだ部分をボリュームアップする注入治療で改善することができます。
★たるみ・凹みグマにおすすめの治療法:ウルセラ(HIFU)』・『ソノクイーン(HIFU)』/『サーマクールFLX』/『ヒアルロン酸注入

さまざまな症状が混在している40代以降は、一つの治療で解決するのではなく、いくつかの治療を組み合わせコンビネーション治療で、より高い効果が得られます。
無駄なセルフケアに頼らず、美容皮膚科にご相談下さいね。


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2021年6月 9日

WEB『Ozmall』(6月9日掲載)

特集「マスクが原因のニキビ(マスクネ)の防ぎ方、できてしまった場合の対策」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

【マスク下のニキビ"マスクネ"を予防、ケアするには?】
長時間マスクをつけていることによって、増えている肌トラブル。特にニキビは悪化することもあり、悩みのタネになっています。そこで、マスクが原因でできるニキビ「マスクネ」の予防や対策について紹介します。

■皮脂の分泌量が増えやすい夏は"マスクネ"に注意
マスク生活によってニキビなどの肌トラブルに悩む人が増え、最近は"マスク"と"アクネ菌"を合わせた"マスクネ"という新しい言葉も出てきています。そもそもなぜマスクを長時間つけていると、ニキビができやすくなるのでしょうか?
それは、皮膚の温度上昇と角層の詰まり、精神的ストレスの3つが鍵になります。マスクをつけているとマスク内の温度が上がり、皮膚温も上がります。するとこの温熱ストレスをきっかけに皮脂の分泌量が増えて毛穴が開いたり、ニキビが増えたりします。また、皮脂は潤いのために欠かせませんが、過剰な皮脂は酸化すると酸化皮脂として刺激物質になります。さらに皮脂の分解産物である脂肪酸は、多すぎると皮膚の表面にある角層の炎症を引き起こします。夏は特に注意が必要です。
また、マスクのつけ外しや会話をしたときのマスクの擦れもニキビの原因になります。マスクが擦れて角層が厚くなると、毛穴の入り口が詰まりやすく、皮脂がたまってニキビの初期段階である"白ニキビ"ができやすくなります。
さらに、不快でもマスクを付け続けなければいけない状況と不安は精神的ストレスになり、ニキビを誘発することも分っています。
通気性が良く肌当たりの良いマスクを着用する、1時間に1回程度定期的にマスクを外して蒸気を逃がし、リラックスのために深呼吸するなど、マスクネ対策を行いましょう。
★おすすめのケアアイテム:『ナノメッドVAエッセンス
シワ改善で注目を集めているレチノールですが、ターンオーバーを整えて毛穴の詰まりを解消する働きもあるのでおすすめです。
医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有で、メラニンを含んだ古い角質を剥がれやすくし、明るくつるんとした新しい肌が生まれる力をサポートします。

■濡れたハンカチの使用や水洗顔で汗を放置しないこと
マスクが原因のニキビを防ぐには、マスク着用時とマスクを外したあとのケアが重要です。使い捨ての不織布マスク使用の場合は、マスクの内側にガーゼを1枚挟んで汗をかいたら交換するようにしましょう。
マスク内で汗をかいていたら、濡らしたハンカチで肌をおさえるように、こまめに汗をやさしくふきとってください。可能であれば水洗顔で汗を洗い流すのがおすすめです。汗を放置すると汗に含まれるミネラルが肌への刺激となり、ニキビを悪化させます。帰宅したらなるべく早く洗顔しましょう。
また、マスクの着用時間はなるべく減らすことを心がけ、不必要な場所では外すようにしよう。周りに人がいない場所や換気がいい場所では、マスクを外して、マスク内の蒸れや温度の上昇を防いでください。
★おすすめのケアアイテム:『セラミドバリアクリーム
日中、汗を濡れたハンカチなどで拭き取った後は、必ず保湿も忘れないようにしましょう。
水分保持機能が高いセラミドやヒアルロン酸配合の保湿アイテムがおすすめです。角層のすみずみまで水分が行き渡り、油膜が水分の素発を防いでくれます。

■ニキビケアの基本は、やさしく、シンプルに
マスクを外したあとのスキンケアは、肌に負担をかけないことが大切です。
洗顔の際は、洗顔料をしっかり泡立てて、泡を肌の上で転がすようなイメージで、摩擦を起こさないように洗いましょう。ニキビができているときは、いつも以上にやさしく洗うことを意識してください。
また、ニキビがあるからといって保湿を控えめにするのはNGです。コットンではなくハンドプレスでやさしく保湿しましょう。抗炎症作用があるニキビ用化粧品などはいいですが、殺菌目的のものは避けた方が良いです。肌の菌バランスが崩れて、肌荒れの原因になります。
肌トラブルがあるときは、特にシンプルケアが基本です。ただし、ニキビケアには週に2回程度の家庭用ピーリングや酵素洗顔が効果的です。ニキビの原因となる毛穴の入り口の古くなった角質をやさしく溶かす作用があるので、シンプルケアに取り入れてみましょう。
ニキビは悪化すると治りにくくなるので、こうしたケアで治らなければ、皮膚科を受診してください。マスク生活でも快適に過ごすために、ニキビの予防&ケアを心がけましょう。
★おすすめの治療法:
ケミカルピーリング』/『アクアフェイシャル』で代謝を促しニキビの治りを早めたり、ニキビの原因菌であるアクネ桿菌を殺菌、減少させ、炎症性ニキビを早く治癒する『フォトフェイシャルM22』、悪玉菌を殺菌し、美肌成分を注入して肌状態を整える『プラズマシャワー』などがおすすめです。

美容皮膚科ならではのアプローチにより、ニキビやニキビ跡の改善に留まらず、美しい肌に導く治療やスキンケアアドバイスも行っております。ぜひご相談下さい。


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