2019年5月27日

雑誌『CLASSY.』2019年6月号(4/28発売 掲載ページP260~263)

特集「アラサー世代が知っておくべきこと全部"はじめての美容医療"」を慶田院長が総合監修し、当院のアラサー世代にお勧めの美容治療が複数紹介されました。

そろそろ始めたほうがいいかもと気になっている美容治療、どこで、何の治療をしたらいいかわからないという美容医療初心者のオススメの治療&クリニックをお教えします。

【まずは美容医療に関する基礎的な疑問を先生に質問!】
Q. 美容医療の治療にはどのようなものがありますか?
A. 大きく分けるとメスを使用する治療と使用しない治療の2つに分類でき、後者にはピーリング&導入系、マシンによる照射系、針で傷をつけるもの(ダーマペンなど)、注射&注入、スレッド(溶ける糸)などがあります。
皮膚の老化によるシミやしわ、毛穴やくすみなどの症状はメスを使わなくとも、早い時期に治療をスタートさせればかなり改善できるので、CLASSY.読者の方にはメスを使用しない治療がオススメです。

『シミ治療』
『しわ治療』 
『毛穴治療』
『たるみ治療』 

Q. 高額なレーザーを1回照射するのと、リーズナブルな治療を定期的に受けるのではどちらがいいのでしょうか?
A. 照射の種類によっても単価は大きく異なるため、料金だけで判断をするのは難しいです。例えば、たるみ治療の「ウルセラリフト」 1回25万円ですが効果はダントツに高く、約1年持続します。一方、1回4~6万円の「タイタン」 で近い効果を実感するには繰り返し照射を行う必要があります。また、照射を行うのが、エステティシャン、看護師、ドクターのいずれかによって料金が変わりますし、同じようなメニュー名でもマシンのスペックによって料金が大きく違います。安さに惑わされず、医師の経験や機械の種類を把握し、信頼できるクリニックで真っ当な料金の治療を選ぶことを心がけてください。

Q. クリニック選びのポイントは?
A. 的確な治療を受けるためにも、医師の経歴を見て、専門的な知識があるうえで治療を行っているかをしっかりと確認しましょう。「学会」はお金を支払えば所属できるものなので、それよりも大学卒業後の入局先と研修年月、皮膚科や形成外科に6~7年間所属して専門医の資格を取得しているか、執筆論文数などが重要です。
※ホームページを見ただけでは判断できない部分も多いので、実際にクリニックに問い合わせてみるのもいいでしょう。

Q. 通う頻度はどのくらいがベストですか?
A. 照射系の治療なら、最初は月1ペースで3回ほど繰り返し行うと効果を得られると思います。その段階で満足のいく結果が得られたら、あとはメンテナンス段階(年に2回やシーズンごとの照射)に入ってOKです。
ニキビがひどい、光老化が進んでいるなど、スタート時の肌がこじれているなら、最初の月1ペースの治療を6回目安で行うといいでしょう。"細く長く"を心がけて治療を続けていただいたほうが、アンチエイジング効果がありますよ。

Q. 初めて受けるならどんな治療がいいでしょうか?
A. ニキビがある、毛穴の詰まりが気になるなどの症状があるオイリースキンの方なら、入門治療として「ケミカルピーリング」 がピッタリです。少し料金は高くなりますが、照射系の治療も行いたいなら、メークをして帰宅できるという点で「フォトフェイシャルM22照射(ケミカルピーリング込み)」や「ピコトーニング照射(イオン導入込み)」がいいのではないでしょうか。1度の照射でもパッと肌が明るくなる効果を実感できるので、初心者向きだと思います。

●アラサーからの"細く長く"ケアで自分史上最高の美肌が手に入ります。
肌の老化は年齢とともに加速するもので、何のケアも行わなければ坂道を転げてゆくように質や形が劣化していきます。美容皮膚科の施術は、顔立ちを変えるわけではありませんが、その方の肌質の"史上最高"の状態を目指すものです。いつも患者様に「マイナス7歳肌を目指しましょう」とお話をするのですが、CLASSY.世代の方ならその必要はなく、今の肌が抱えるトラブルを解消し、すでに出始めている加齢現象を確実に治しつつ老化をしないようにキープするだけで十分です。少しの治療ですぐに「メンテナンス」の段階に入っていただけます。
たるみきった肌ではメンテナンスの段階へいくまでに時間もお金もかかってしまいます。大人より子供のほうが傷の直りが早いのと一緒で、早めのケアが"自分史上最高の肌"への近道といえます。あとから一発逆転を狙うのではなく、細くても息の長いケアを心掛けてください。

【最初に受けるならピーリングからがオススメ】
初めての美容医療なら、まずはピーリングから、CLASSY.スタッフ3名に、3種のピーリング治療を受けていただきました。

●多様なピーリングの中から30代が受けるべきはこの3つ

◆ニキビ肌 シミ&くすみ 肌バリア機能 が気になるなら
ケミカルピーリング
フルーツ酸によって皮膚の角質をごく薄く溶かし、毛穴の詰まりを解消することでニキビの始まりである面皰(白ニキビ)をできにくくし、ニキビ肌を改善する治療です。
ピーリングの刺激で表皮のターンオーバーを高め、水分量を増やし、ふっくらした赤ちゃん肌に変えるとともに、レーザーや光治療の効果を高めるため美容治療の基本といえます。メラニンの排出がスムーズになることでごわついた角質が滑らかになり、くすみ改善や美白効果も期待できます。

◇ライター・田村宜子さんが体験◇
「自分の肌に触れるのが楽しい!と思えたのは久しぶりです(笑)乾燥や肌表面のザラつきが気になっていましたが、施術後は水分量を蓄えたようなもっちりとした肌質に変わりました。古い角質が除去されて滑らかになったせいか、化粧ノリも良くなりました。」

◆毛穴の詰まり 肌のゴワつき 化粧ノリの悪さ が気になるなら
アクアフェイシャル(ウエットピーリング) 
「美容液で毛穴を洗う」という新発想の施術方法で、毛穴洗浄とソフトピーリングを同時に行うノーダウンタイム治療です。美容成分豊富な2種の専用ピーリング剤を流しながらトルネードチップで肌を優しく磨き、汚れを浮かせて毛穴の奥までキレイにします。
ピーリング薬剤の刺激性はマイルドですが、時間をかけふやかしながら吸引するため、仕上がりは肌がスッキリ!きめが整い透明感がアップし、ニキビ・イチゴ鼻の改善にも効果的です。

◇ライター・佐藤かな子さんが体験◇
「自ら発行しているようなツヤ感で肌が明るくなりました。ピーリング中に少しヒリヒリする感覚がありましたが、施術中の痛みや赤みは特になし。毛穴がキュッと締まり、肌もトーンアップしたのを実感できました。メーク後の自分の肌ツヤにはビックリ...!」

◆ハリ 小じわ たるみ毛穴 ニキビ跡 が気になるなら
➡マッサージピーリングhttps://www.ks-skin.com/35m06/ 
真皮のコラーゲンを増やすというコンセプトの、全く新しいピーリング治療。トリクロロ酢酸(TCA)を過酸化水素(H₂O₂)と結合される特殊処方で、皮膚表面に全くダメージを与えずに真皮深層にアプローチします。浸透性の高い薬剤(PRX-T33)をマッサージしながら塗るだけで、コラーゲンの再生を強力に促進。コウジ酸の美白効果でくすみと肝斑も改善します。2週間間に1度を4~5回続けると効果的ですが、1度の施術でもパーンと肌にはハリ感が生まれます。

◇ライター・井関唯絵さんが体験◇
「ニキビ跡でくすんで見えた肌に史上最高レベルのツヤ感が!施術直後は乾燥のようなピリピリ感が少しありましたが、4日目の朝には一皮むけたようなつるんとしたツヤとハリ感のある肌に。心配していた施術の痛みも全く問題なかったので定期的に続けたいです。」

【照射治療は自分が一番気になる悩みを見極めて選ぼう】
照射治療は、マシンの種類や照射の種類によって、効果に違いがあるものです。まずは自分の肌の悩みをはっきりさせて、それに有効な治療方法を選ぶのが正解です。

■あなたが選ぶべき照射治療を診断!

●輪郭がぼやけてきた+口元~あごのたるみが気になる
➡解消すべきは、たるみ!受けるべきは「タイタン」  水分に吸収される特性を持つ赤外線領域の光を使用することで、真皮層内にある水分に熱を吸収させ、熱刺激を効果的に与えることによりコラーゲンを強力に収縮し、メスを使わずに「たるみ」を改善する治療です。
たるみ治療は痛みが強いイメージでしたが、施術中痛みはなく、じんわり温かさが心地よく思わずウトウトしてしまうくらいです。施術直後は顔の血色がよくなり、横から見るとあごのV字ラインがキュッと引き締まり、シャープな印象になります。

●肌の色ムラや質感+くすみやハリのなさ
➡解消すべきは、ハリ・ツヤ!受けるべきは「ピコトーニング+フラクショナル」シミと老化皮膚の改善に世界最高レベルの切れ味を持つ「肌質改善レーザー」照射時間が極めて短いピコ秒(1兆分の1秒)単位で照射するため、痛みや皮膚へのダメージを最小限に、白く輝くハリのある肌に高めます。施術中は肌を軽く弾かれる程度の刺激で、施術直後から肌色が明らかにトーンアップし、くすんで疲れているように見えていた肌にハリ感が生まれます。継続するとシミも次第に薄くなります。

◇ライター・伊藤綾香さんが体験◇
「疲れてる?とよく聞かれる顔に若々しいハリ感を取り戻せました。麻酔クリームを塗ったこともあり、施術中は肌を指先で軽く触れられている程度の刺激でした。目の下のシミを次第に薄くなるそうなので、今後の経過が楽しみです。」

●肌の色ムラや質感+ゴワつきや毛穴の詰まり
➡解消すべきは、シミ・くすみ!受けるべきは「フォトフェイシャルM22」IPLという光を照射することで、シミやそばかす等の肌トラブルを同時に改善。それにより肌の透明感をアップさせ、さらにコラーゲンなど肌に有効な成分を作りだす線維芽細胞の働きを活性化させて肌の内側から若々しいハリを保ちます。
短時間で気軽に受けられるので忙しい人にもピッタリです。こめかみや鼻の下など場所によってはパチッと弾かれるような弱い痛みを感じますが全く苦にはならない程度です。

こちらでご紹介したのは、当院にある美容治療の一部です。初心者でも安心なダウンタイムのほとんど無い施術が多くあります。当院では担当医が、患者様のお肌状態やお悩みにあわせて、最も効果的な治療の組み合わせをオーダーメイドでご提案させていただきます。

是非、ご一読ください。

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雑誌『VoCE/ヴォーチェ』2019年6月号(4月22日発売 掲載ページP223~230)

特集「美白BODYを手に入れる!」に慶田院長の取材監修記事が掲載されました。

こんな悩みがあれば即ケア!
美肌をジャマする〝カラダの肌災害″危険地帯
●黒ずみ:ひざ、脇、ブラのあと、デリケートゾーン、乳首、Vライン
●ざらつき:二の腕、お尻、
●背中のニキビあと、ケガのあと

Approach1 知識
敵を知って確実に白くする!
美白ボディの新常識基本の『キ』
美白系のボディクリームを塗りたくれば、白雪姫にように透き通るような白い肌になれるわけじゃない⁉〝美白ボディ〟の真実を知って、自分史上最高の色白肌を目指そう!

「色白が美しい」は思い込み
透明感こそ美白のもと
色ムラがなく均一で、透明感のある肌が美白肌です。こういう肌はきめが整い、ハリがあって、みずみずしさが感じられます。美肌の条件がそろえば、私たちのような黄色い肌白く輝いて見えるのです。
では、肌が黒ずんで見えるのはなぜ?
自分のもとの肌より黒ずんで見えるなら、肌の質感が悪くなっている可能性があります。肌に透明感が出ていれば、肌色に関係なく黒ずんでは見えません。
白い肌を目指すのではなく透明感を追求することが、美白ボディの極意です。

●新常識1
『日本人の肌色は3色。自分色で白ボディを目指せ!』
例えば、黒髪も金髪もキューティクルが整っているのが美しい髪。色は関係ありません。同じように肌のきめが整っていると、光が反射して肌が明るく、美しく見えます。日本人の主なスキンタイプは分けて3つ。自分の肌色の中で、1番美しい肌にもっていくことが大事です。
◇タイプ1:ピンキッシュ
色白で白人に近いタイプの肌。日焼けをしては黒くならずに赤くなる。紫外線に弱く、皮膚がんなどのリスクも高いので、紫外線対策は万全に。
◇タイプ2:オークル
日本人に1番多いのがこのタイプ。日焼けをすると赤くなった後で、ほどよく黒くなり、徐々に色がさめていく。最も多いのがこのタイプ。
◇タイプ3:暗めオークル
日焼けをしてもほぼ赤くならずに、すぐに黒くなるタイプ。紫外線ダメージには強いが、虫刺されやケガのあとを放っておくと色素沈着しやすいので注意。

●新常識2
『ブラに隠れたバストをチェックせよ。そこの色までは白くなる』
紫外線の影響全く受けていない、常に下着に覆われたバストやヒップなどがもともとの肌の色。ここの肌色に比べて、腕や背中、脚の肌が黒いなら、日焼けの影響でメラニンの活性が高まり、色黒に見えているだけ。ケア次第で隠れた所の色までは白くなります。

●新常識3
『カラダが茶や黄色にくすんでいたら日焼けじゃなくて、糖化が原因』
日焼け対策やケアをしていても肌の色が戻らなければ、糖化によるくすみが原因かもしれません。糖質を取りすぎて糖化が進むと、白いコラーゲン線維が黄色から茶色に変色して肌がくすむ原因になります。普段から肌のためにも、糖質の取りすぎには注意しましょう。

●新常識4
『「地黒で...」は言い訳。保湿ケアでカラダは色白に見える』
学生時代、ずっと日焼けをしていたから地黒はウソだった⁉︎日焼けをして数年経てば、カラダの中に過剰にできたメラニンはもう無いので、もとの肌色に戻っているはずです。色がもとに戻らないなら保湿不足の可能性も。角層の水分量が十分なら、肌の透明感が増して白く見えます。

●新常識5
『ボディは顔よりターンオーバーが1.5倍遅い!カラダこそUV対策を念入りに』
顔よりカラダの方が、肌のターンオーバーがかなり遅いのです。例えば、手術の後がもとに戻るのにかかる時間は顔の約1.5倍。顔が5日で治るならカラダは10日近くかかります。ボディは色素沈着しやすいと心して、紫外線予防や黒ずみケアを徹底的に。

SPF50のヒミツ
カラダに塗りのばすと効果は1/5になる⁉︎
日焼け止めのSPFやPAの数値は肌1㎠当たり2㎎ の日焼け止めを塗った場合に得られる効果を測定したもの。これはかなり厚塗りの状態。肌に塗った時はSPF 50なら約1/5のSPF 15の効果になると考えて。

●新常識6
『ボディの美白ケアは1日2回が基本。保湿こそ白の命と心得よ』
ボディも顔と同じように、保湿剤を朝晩2回塗った方が効果的です。夜は浸透の良い入浴後に肌が少ししっとりする位たっぷりと保湿剤を塗布。長く続けることで美白肌に近づけます。顔用の保湿パックを気になる部分にのせるのも効果的。

●新常識7
『夏だけケアしても足りない!カラダも春のケアを怠るな』
日差しが強くなる7月ごろから突然日焼け対策をしても、もうカラダはすでに日焼けをしてしまっています。紫外線量は6~8月に多いのですが、3~4月も結構あります。特にボディなら春からSPF 50の日焼け止めを2度塗りしましょう。汗をかいたら、さらに重ね塗りが安心です。

●新常識8
『もし迷ったら美白研究の進んだ大手メーカーのプチプラ美白がオトク』
ボディ用美白剤はプチプラ商品でもいい?
プチプラの美白剤選びに迷っているなら、肌の研究が進んだ大手メーカーのプチプララインがオススメ。ハイブランド商品と同じ成分を配合しながら基材の質を少し下げ、大量に生産している場合が多いので、オトクです。

●新常識9
『日焼けしたら則ケア。放っておけばカラダがシミだらけ』
完璧に日焼け対策をしたつもりでも、日焼けをしてしまったら即ケアが鉄則!日焼けで黒くなっても時間が経てばもとに戻ります。怖いのは、紫外線によって遺伝子に少しずつ傷がついて出てくるシミやシワ。日焼けをしたら、早めに保湿ケアを行ってリスクを減らしましょう。

●新常識10
『顔用美白剤は有効成分がたっぷり。ボディの美白にも効果あり』
美白剤には顔用、ボディ用とあるけど、顔用のものをカラダに使ってもいい?
多くの場合、顔用商品の方が有効成分の濃度が高く、たっぷり入っています。顔用美白剤で余っているものや試供品など、顔に使わないものがあれば、ガンガンボディに塗って美白に役立てて。

Approach2 外からのケア
色白になったらもっと目立つ!
カラダの黒ずみ・ブツブツ・ざらつきQ&A
美白ボディの敵は日焼けだけじゃない。長年の生活習慣で色素沈着した黒ずみや肌の美しさを阻むブツブツやざらつき。
そんな悩みの原因と解決法を知って触りたくなるようななめらか肌に。

肌トラブルは原因によって対処方法を変えてケア
赤ちゃんはみんな色白でモチモチボディ。あれからウン十年。美肌を邪魔するカラダのトラブルは、いつ、なぜできたの⁉︎
ボディの肌トラブルは、長年の下着のすれや傷あと、やけどのあと間違った日焼けケアなど、原因はさまざまです。同じ症状に見えても、トラブルが起きた原因によって対処法が異なります。
セルフケアを行ってみても効果が出ない場合には、皮膚科医に相談するのが得策。
痛みがなくても、肌の悩みは皮膚科医に相談してください。診察のうえ処方される薬は、市販薬より高濃度で早い効果が期待できます。また小さなケガもすぐに治療すれば傷あとが残りにくくなりますよ。

Q.お尻やVラインの黒ずみをなんとかしたい!
A.アラサー女子に多いのは下着のすれ。勝負下着以外は圧迫感のないものを!
裏の下やお尻の下側の黒ずみはキツイ下着が原因だった⁉︎
勝負下着以外は、縫い目がなくソフトで肌あたりの良い素材を選びましょう。パンツは縫い目がないボクサーブリーフタイプ、ブラはワイヤーのきつくないものを。

Q.転んだ後のひざの傷あとが黒ずみに...
A.もとに戻るのは2年かかると覚悟せよ!
転んだり、虫刺されでかきむしったあとがもとに戻るには2年かかります。半年は肌の代謝を高めるレチノールや、メラニンの生成を抑える美白剤のクリームを塗るのがおすすめです。これ以上黒くならないためにも日焼け対策もしっかりと。

Q.乳首の黒ずみってピンクになるの?
A.日本人は薄いベージュ色。特にアラサーはムリ
ピンクの乳首はただ幻想的...。
日本人の近くには薄いベージュが標準。特に女性ホルモンの働きが活発なアラサー世代は、乳首や外性器の周りが黒くなりやすい年代。また妊娠中は乳首が黒くなり、加齢が進むと乳首の色が濃くなるのは女性ホルモンの影響です。

Q.カラダの黒ずみ、ブツブツの市販薬の使い方は?
A.根気よく使って、ゆっくり時間をかけて
まず治すと決めたら黒ずみやブツブツの原因となる、下着などの肌への摩擦を避けましょう。カラダを洗う時にもゴシゴシと擦り洗いはせず、石鹸の泡でなでるように洗います。市販薬を使う場合は、根気よく、長く使い続けることが大事です。

Q.ボディのざらつきの理由とケア方を知りたい
A.部位によっても理由も対処法も違う
ざらつきは、角質を厚くして肌の乾燥や衣類の擦れによる刺激から肌を守ろうとする防御反応です。できる場所によって、できる場所によって、ごわつきや黒ずみなど症状が違って見え、肌への刺激が多い場所に症状が現れます。普段から下着ですれやすい場所や、摩擦を受けやすい場所はしっかりと保湿ケアを!

◇上腕の外側:毛穴が開いて赤茶色になり、ボツボツして見える。触るとざらざらして肌になめらかさがない。アラサー世代は毛孔性苔癬の可能性も。
◇お尻:座りっぱなしでお尻がイスや床に擦れたり、キツイ下着の圧迫で肌が刺激を受け、角質が厚くなりざらつきを感じる。お尻にも保湿剤を。
◇ひじ・ひざ:脂肪の少ないひじやひざなどの関節部分は、物理的な刺激がダイレクトに伝わって角質が厚くなりやすい。そのため黒ずみやすい場所。
◇背中:手が届きづらいので手入れ不足になり、角質が厚くなりがふさがって、触るとざらついた状態に。放っておくと背中ニキビをくり返すことも。

Q.ざらついたカラダは洗っていいの?
A.酵素系洗剤やピーリングでセルフケアを
ボディーソープを原液のまま肌につけてボディタオルでゴシゴシ洗うと、ざらつきを悪化させることがあります。
毛穴の入り口の古くなった角質をマイルドに溶かす酵素系洗剤を泡立ててのせ、2~3分放置してからやさしく洗いましょう。週に1~2回ピーリング剤でのケアも◎。

関連施術:お悩み別 毛孔性苔癬


Q.背中のニキビが消えない...
A.新しいものが出てくるなら皮膚科に相談を
背中が届かないから入浴後の保湿を忘れがち。
保湿が足りないと乾燥してニキビが治らない可能性も。背中に新しいニキビが出ているなら、皮膚科で治療。保険診療で早く治して、背中ニキビの負のループを一度断ち切りましょう。ニキビあとが消えない場合は、保険診療外ですがレーザーやピーリングなどで治療するとキレイになります。

関連施術:お悩み別 背中ニキビ・ニキビ跡


Q.背中のあせもやざらつきがなくならない
A.汗あれの可能性も 汗をきちんと流すことが大事
かいた汗を放っておくと、汗の刺激で背中に汗荒れを起こします。汗をかいたら、濡れたタオルで汗を抑えてしっかり汗を拭きとる習慣を。ひどい場合には皮膚科で治療をした方が早く治ります。背中のざらつきが気になるなら、入浴時に汗や皮脂の溜まりやすい背中の汚れをしっかり落とそう。

Q.赤ちゃんのようなすべすべ白肌になるには、どうすればいいの?
A.乾燥より大敵!何より保湿ケアを重視して
ボディの黒ずみ、ざらつき予防には、乾燥が1番の敵です。乾燥した肌はバリア機能が低下して、角質層が厚くなり、肌トラブルの原因に。ざらつき予防には、オイルよりも保水効果の高いボディ用乳液やクリームがおすすめです。入浴後30分以内の保湿がカギ。

Q.二の腕や背中に赤いブツブツが...
A.アラサー女子は毛孔性苔癬を疑え
腕の表面や背中に、消えない赤茶色のざらつきやブツブツがあったら、東洋人の若い世代に多い毛孔性苔癬かもしれません。毛穴の角質異常のひとつで、角栓が毛穴につまり赤茶色のブツブツができます。洗いすぎると悪化するので注意。30代後半になると自然に軽快しますが、セルフケアでは治りにくいのが難点。今すぐ何とかしたいなら皮膚科に相談を。

Approach3 飲む
カラダの中から肌の再成後押しする ボディーの美白を叶えるインナーケア
紫外線予防は万全!と思っていても、春夏はいつも日焼けの危険と隣り合わせ。ならば、紫外線に強い端を作れば良い。それを叶えるならインナーケア。過去の黒ずみも未来のシミも内側からオフ。

肌の生まれ変わりを促すインナーケアは食事から
肌の生まれ変わりが遅ければ、ボディは黒いまま。そこで大事なのがインナーケア。
肌の代謝を促すのに不可欠なのは、バランスの良い栄養です。特に肌の免疫力と抵抗力を高めるビタミンA・C・Eを、たんぱく質や野菜からたっぷりとりましょう。
とはいえ、食生活が不規則になってしまうことも。そんな時は美白に効く市販薬やサプリメントを活用するのも手。
美白成分はいろいろありますが、単独で取るよりも組み合わせて取った方が相乗効果を期待できます。多くの市販薬やサプリメントは数子の成分が組み合わされているので、目的に合ったものを選びましょう。

美白成分をチェックしよう
紫外線の影響受けにくくする成分やメラニンを抑制する成分、また各社オリジナルの成分まで、美白に効く成分はいろいろ。どれが自分に必要なのかチェックしてサプリメントを選ぼう。
☑L-システイン
シミ、くすみなどの色素沈着を教えてくれる美白成分の王様
特徴:シミ、そばかすに効く
皮膚の代謝を促し、ビタミンCと同時に取ることで色素沈着をもたらすメラニンの生成を抑え、色黒メラニンの無色化をサポート。すでにできてしまったシミ、くすみやニキビ跡などの色素沈着の排出に。
☑ファーンブロック
紫外線を浴びる前に飲んで!カラダの中からの日焼け止め
特徴:日焼けする前に飲んで効く
飲む日焼け止めといわれ、紫外線による酸化ストレスを軽減するシダ由来の成分。強い抗酸化作用で、細胞をDNAレベルから保護する働きがある。紫外線を浴びる前に、カラダの中から日焼け予防に。
☑ビタミンC
高い抗酸化力で肌の力を底上げ メラニンを阻害して白肌に
特徴: 美白還元効果を高める
高い抗酸化力がある成分です。活性酸素の働きを抑え、細胞や組織を守って肌老化を遅らせる。メラニン合成酵素チロシナーゼの働きを阻害することでシミを防ぎ、同時に黒色メラニンを還元することで美白剤の働きも。
☑ビタミンB2・B6
肌のターンオーバーを促して美白と同時にニキビ予防
特徴:肌の生まれ変わりを促す
ビタミンB2とB6は、肌の角化を整え、毛穴を詰まりにくくするため、ニキビ予防に効果が高い。肌の代謝を促して皮膚の粘膜を強化しながら細胞の生まれ変わりをサポートする美白成分としてもおすすめ。
☑独自の美白成分
研究開発によって誕生した独自の美白成分が増加中
特徴:肌代謝を整えて白い肌へ
ハトムギやクコの実などから抽出した天然成分や各社の研究開発により誕生した独自の白成分を配合したサプリメントも。肌細胞の新陳代謝を促進して、体の中から美白を叶える優秀な成分が続々登場。
☑トラネキサム酸
30~40代で増える肝斑の治療薬として使われる
特徴:肝斑を薄くする
紫外線や女性ホルモンの影響で現れる30代~40代で増えるシミの一種が肝斑。その治療薬として知られているのがトラネキサム酸。肝斑の原因となる炎症を鎮め、メラニン生成を抑制し、肝斑やくすみを薄くする。

Check!
毎日の食事で美白のためにできること4カ条!
1.上質なオイルをとる
紫外線などの外部刺激から肌を守るバリア機能を左右するセラミド。その材料になるのが上質なオイル。青魚に含まれるEPAやDHA、アマニ油やえごま油などのオメガ3系脂肪酸を積極的にとって。
2.たんぱく質をバランスよくとる
皮膚のコラーゲン線維や細胞のもとがたんぱく質。不足すると弾力のない乾燥肌に。毎食、手のひら1枚分が量の目安。肉、魚、大豆製品、卵、乳製品など1日で多種類のたんぱく質をバランスよく。
3.肌代謝のためにビタミンB2・B6
皮膚や粘膜を健康にする成分がビタミンB2。レバーや豚肉、納豆などに多く含まれる。また肌細胞の原料となるアミノ酸の吸収を助けるビタミンB6はナッツ類や青魚、イクラなどに多い。
4.ビタミンをA・C・Eたっぷりと
A・C・E(エース)の3つのビタミンは、肌老化を防ぎ、免疫力と抵抗力を高める成分で、3つを組み合わせて取ることで相乗効果が期待でき、紫外線から肌を守って、潤いをキープ。
●ダメな食事は?
糖分のとりすぎとアルコール過多に注意せよ!
アルコールの飲み過ぎは、肌に必要なビタミンビー郡を大量に消費してしまう。また、スイーツを一炭水化物などの糖質は肌をさびさせる糖化の原因。糖質に偏った食事をしないように注意しよう。

Approach 4 頼る
最後はプロの手で長年の悩みを解消
悩み別ボディの最新美白医療

色素沈着した肌が生まれ変わるのには時間がかかる。ボディを一刻も早く白くしたい!と思ったら、最後の望みは最先端の美容医療。レーザーからピーリングまで症状に合わせた治療で、夢の美白ボディが完成!

●長年の黒ずみ、ブツブツ悩みが美容医療でどこまで改善するかトライ!
今回、編集部のお2人が実際に当院の施術を体験されました。

◇編集Nはアトピー性皮膚炎の原因のダーティースキンをキレイに!
ひじや腕の黒ずみが気になって、腕を出せないと悩んでいたその正体はアトピー性皮膚炎に多い色素沈着、ダーティスキン。
診断・治療
アトピー性皮膚炎の慢性的な炎症による色素沈着です。ターンオーバーしない深部のメラニンをレーザー治療で破壊。
⇒初回はピコトーニング、治療2回目でさらに効果の高いピコフラクショナルを照射。黒ずみが薄くなり、肌が明るく透明感も出てきました。
感想
長年の黒ずみが短時間で薄くなった!
諦めていた黒ずみが驚くほど短時間で薄くなり、効果を期待できたことにびっくり。痛みもほとんどなくダウンタイムゼロもうれしい!

・ピコトーニング・ピコフラクショナル
黒ずみ・くすみを消し去る最新のレーザー。高いトーニング効果がありながら、1兆分の450秒という異次元の速さで照射することで、肌へのダメージが非常に少ないのが特徴。重症な色素沈着の場合は、1回の効果が高いピコフラクショナル照射がおすすめ。
関連施術:
アトピー性皮膚炎・敏感肌

ピコレーザー

◇編集Tのブツブツ二の腕は毛孔性苔癬だった!
二の腕と背中のブツブツが気になって、夏のキャミが憂鬱。診察の結果、アジア人の20代~30代前半に多い毛孔性苔癬だと判明。
診断・治療
典型的な毛孔性苔癬です。セルフケアできれいにするのは難しいですが、数回の治療でキメが整ってなめらかになります。
⇒1回ですべすべの手触りに変わり、2回目で色調も劇的に薄くなりました。自信を持ってノースリーブを楽しめるように。
感想
2回でほぼ解決!今年は腕を出せそう
治療中は何度か寝落ちしたくらい痛くないです。黒いブツブツは1度でほぼなくなり、赤いブツブツも2度の治療後かなり薄くなりました!

・毛孔性苔癬集中治療
ケミカルピーリングとジェントルレーズプロ・ジェネシス2種類のレーザー、この3つの治療を組み合わせることで、なめらかな肌を目指して治療。3つの治療を同じ日に行うから1回でも効果を実感!
さらにホームケアにピーリングのクリームやローションを追加するとより効果的。
関連施術:毛孔性苔癬集中治療


冬の間に隠していたカラダの黒ずみやブツブツ。肌を出す季節に正しいケアをスタートして美白ボディを目指しましょう。

是非、ご一読ください。

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WEB『LEE』ヘルス&ビューティー(2019年4月24日 更新)

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「暮らしを楽しむ女性」を応援するライフスタイルマガジン『LEE』のWEB版「ヘルス&ビューティー」に、花王ビオレUVの「スキマリスク」セミナーで、慶田院長が講演した、正しい紫外線対策についての内容が掲載されました。

【塗っても焼ける"スキマリスク"を防ぐ!日焼け止めの塗り方&量、ビオレUV新アイテムとは?】

"日焼け止めを塗っているのに、なぜか日焼けする"問題
日に日に強さを増す日差し、今回はお肌のUVカットについてです。正しい紫外線対策についてご紹介します。

●日焼け止めの使い方次第で、「塗っても焼ける」状態に!
紫外線対策をしっかりしないと、しみ、しわ、たるみや老人性イボ、皮膚がんなど、さまざまなトラブルにつながる恐れがあります。そこで、毎日の日焼け止めの使用が大事なのです!しかし、日焼け止めの使い方次第では効果が十分に発揮されないこともあります。使い方の問題点は主に3つあります。

①塗る量が不十分
まずは、そもそも日焼け止めの量が足りていない人が多いのが問題です!普段の生活では、日焼け止め性能テストで使われる日焼け止め量の1/5程度しか塗れていない人がほとんどです。適切な量は下記でチェックしましょう。
<顔〜首(デコルテ)の場合>
100円玉ひとつ分の日焼け止めを、額・あご・両頰・鼻の5か所に。さらに同量を首とデコルテの5か所に置きます。よく聞くパール粒を手に取るくらいでは足りません!1回に100円玉2枚分をとって塗るように意識しましょう。
<腕や脚の場合>
日焼け止めの容器から直接肌へたっぷりと出します。塗るタイミングは、服を着る前&靴を履く前(服を着てから塗るのはNG。日焼け止めがつかないようにと塗る量が控えめになりがち)。レースや麻素材の場合、紫外線が透過しやすいので、広範囲を意識して塗りましょう。

②塗り方に問題があり、まんべんなく塗れていない
量が足りていても、塗り方によっては「スキマ」ができて焼けてしまうこともあります。正しい塗り方を覚えることで、「スキマリスク」を減らせます。
<顔〜首(デコルテ)の場合>
【1】100円玉ひとつ分の日焼け止めを額・あご・両頰・鼻の5か所に置く。さらに同量を首とデコルテの5か所に置く。
【2】肌にやさしく伸ばす。中指と薬指の2本または人差し指を加えた3本の指の腹を使って塗る。
【3】首からデコルテに指の腹を使って伸ばす(デコルテは服の襟元から7cm奥までしっかりと)。
【4】【1】~【3】を繰り返して2度塗りする。その後、気になる部分に重ね塗りをする。
【5】大きめのパフにファンデーションまたはフェイスパウダーを取り、肌をやさしく押さえて日焼け止めを密着させる。
<腕や脚の場合>
腕や脚はらせん状に塗る。指の腹で円を描くように馴染ませれば、塗りムラを防ぎやすくなるとのこと!

また、日焼け止めの塗布が十分ではない「スキマ」になりやすい箇所は、耳、額、鼻(汗などにより落ちやすい)、あご下、首やデコルテ、足の甲(サンダルのベルトまわり)など、
意識して塗るように心がけましょう。また、塗るときは無理にすり込まなくても、角層の上に乗っていればよいです。パンパンと叩き込む人もいますが、たるみにつながるので避けましょう。

③塗り直しの頻度が低い
朝塗って安心しがちな日焼け止めですが、塗り直しもマストです。本来2~3時間ごとに塗り直すのが理想的です。

正しい紫外線対策が分かったところで、今年は心を入れ替えてしっかりとUV対策を行っていきましょう。


●歩きスマホでスキマリスクがさらに高まる!
下を向いた姿勢だと、アスファルトで反射した紫外線がダイレクトに当たるため、"あご下焼け"をしやすいのです。歩きスマホでなくても、信号待ちなどの時間にも容赦なく"あご下焼け"することもあります。スマホを見るときは要注意です。


【UVケアをサポートするサプリメントも効果的】
当院で取り扱いのある「ヘリオケアウルトラD」 1箱(30カプセル) ¥6,000は、主成分(Fern block)が中央アメリカに生息するシダの植物から抽出されており、その他成分(ビタミンC・E・D・ルティン・リコピン)を含め、化学薬品は一切使用されておりません。
顔だけでなくボディや目の日焼け予防にも最適です。4歳以上から内服可能です。抗酸化作用の高い成分が理想的に配合されており、紫外線以外でも発生する活性酸素からも体を守り、免疫力を高めてくれます。

【リゾートではこすれ対策の日焼け止めを使って】
日焼け止めは、手で触れたり汗や皮脂でぬれたりといったことで落ちてしまうのが難点です。日焼けすることがわかっている海や山に行くときは、こすれや汗に強い日焼け止めを使いましょう。
院内での夏の人気商品はこちら♪
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「今日はそれほど暑くないから、紫外線は強くないだろう」など、自分の肌感覚に頼ることなく、確実な紫外線対策を行いましょう。

是非、ご参考になさってくださいね

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