2018年9月27日

読売テレビ『かんさい情報ネットten.』 2018年9月3日(月)OA

読売テレビ『かんさい情報ネットten.』 2018年9月3日(月)OAにて、溶けないフィラーといわれている、非吸収製剤「アルカミド」の危険性について慶田院長が解説しました。

今回、大阪に住む女性が大阪のA美容外科の施術により、顔に消えない傷を負ったとして病院側に提訴を起こしました。
訴状によると、この女性は、ほうれい線などの顔のシワを取るために「切らずにできる若返りプチ整形」として手軽さを売りにしている"アルカミド"の注射を2012~2015年の間に計6回顔にうけました。一般的に使われているヒアルロン酸は、1~2年かけて自然に体内に吸収されるため継続的に注入が必要です。しかし"アルカミド"は、専門医のあいだでは、5年以上長持ちすると知られている、と記者会見で発表されました。

実際に美容専門医のあいだでは、"アルカミド"や"アクアミド"などのような非吸収性製剤の注入による副作用問題は10数年以上前から常々取り沙汰されてきました。分解されずに体内に長期的に残ってしまう製剤は、異物反応や感染などのリスクが高く、溶解酵素が存在しないので血流障害を生じた場合は打つ手がありません。このような危険性に関する報告は十分にされています。現在、日本でこのようなハイリスク製剤を使う医師は少数になりつつありますが、それでも今回のような合併症は、たびたび起きており、当院にも多数の患者様が相談にいらっしゃいます。

この女性は施術の際に担当医師から、「持ちが良くて1回打てばずっときれいでいられる、安全性が高いもの」と説明を受けて施術されました。ところが2017年に別のクリニックでヒアルロン酸注入を受けると、右頬に痛みを感じ、顔が1.5倍ほどに腫れあがり意識障害を起こし、アルカミド注入による影響と診断されました。アルカミドは、皮膚の深い所に広範囲で存在していて、今回のケースでは除去するために顔に2.5cm傷が2本残り、医師に傷跡は消えることはないと言われています。原告の女性は、口が開かない、笑うと表情が不自然になる、あまり鏡も見ないようになっている、と訴え悲しみをあわらにしました。

アルカミドはジェル状のシリコン粒子製剤です。96%が無発熱性の水、4%が架橋された「アミドイミドアルキル型高分子均一ポリマー体」という、特殊なソフトコンタクトレンズの原料と類似のもので構成された物質です。注入されると周囲に速やかにコラーゲンの被膜が形成されるため形成効果が安定しているといわれています。しかしこの被膜形成がくせ者で、今回のようにヒアルロン酸注入時に二次感染を生じると、皮膜に包まれた感染巣には抗生剤が届きません。意識障害を伴うような重篤な感染症はこのような経緯で生じたのではないかと推察できます。
今回のように、非吸収性の製剤(溶けないフィラー)により、しこりや石灰化、異物反応、免疫異常、二次感染などのトラブルが起きた場合、切開手術しか方法がありません。非吸収製剤が組織の中に広く入り込み、皮膚や皮下組織、血管、神経などを大きく巻き込んで存在するので、完全に取り除くためには広範囲に組織を失うことになり、切開線だけでなく、凹みや陥没、萎縮、感覚異常、麻痺、表情の変化など、回復不能の後遺障害が残る可能性もあります。既に、欧米諸国では使用や販売が禁止されている国も多く、日本は野放しの状態です。

なかでも、特にアルカミドは硬度が高く、除去が難しかったのでしょう、原告の女性の頬には大きな傷が2本残ってしまいました。このような避けられたかもしれない事例を増やさないためにも、今後、日本国内でも禁止すべき製剤だと思います。

しかし、フィラーによる異物反応やしこりが比較的小さく症状が軽い場合、当院の医師が切開をしない方法でお手伝いできる場合があります。表面に盛り上がって見える硬さを軽減し、目立たなくすることで、これまで多くの患者様に他院で施術されたしこりの修正注射を施しています。修正治療の適応については、医師がお肌の状態を拝見し、しっかり見極めてご案内します。
打つ手がないと思い余っている方は、ぜひ当院にご相談ください。

溶けないフィラー・非吸収性注入製剤(他院の修正)

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2018年9月25日

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の効果と特徴

加齢によるお尻の変化

お尻は、加齢とともに崩れていくのが分かりやすい部分です。20代は、横から見るとキレイな半円形をしていますが、30代になると徐々にたるみが発生し横に広がってくるのが特徴です。そこから、お尻の頂点が下がりウエストとのメリハリがなくなると、四角く見えるようになっていきます。

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こうした変化は、お尻内部のゆるみから起こります。お尻は、筋肉・脂肪・皮膚などから形成されています。加齢や過剰なダイエットにより皮膚がゆるみ、脂肪が減少するとしぼんだお尻に変わります。反対に脂肪が増えすぎても、支えきれなくなり垂れやすくなります。また、お尻の形を支えているのは皮膚だけではありません。筋肉と脂肪の間には「筋膜」があり、そこから伸びる「結合組織」が脂肪を支え、皮膚につながっています。しかし、運動不足や加齢による筋肉の衰え(委縮)、筋肉の一部が脂肪化する※EMCL(筋細胞外脂肪)の増加などが原因で、組織の結合力が弱まると脂肪を支えきれなくなり、垂れ尻(ピーマン尻)に変形していきます。さらに、日常生活でのお尻の揺れも、ゆるみが悪化する要因です。

※骨格筋内脂肪には、IMCL(筋細胞内脂肪)とEMCL(筋細胞外脂肪)があります。EMCLは、筋肉の繊維の間に脂肪が入り込んでしまうことです。EMCL(筋細胞外脂肪)が増えると、見た目はまるで霜降り肉の「サシ」に近い状態になり、結果的に筋肉がゆるんで伸びてしまいたるみを引き起こします。運動習慣のない人や高齢者では、このEMCLの蓄積が認められ、肥満や運動機能障害が進行すると報告されています。

【ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の効果】

『丸みのある立体的なお尻』を作る効果
扁平なお尻や、老化により垂れてしまった貧相な形のお尻に、ヒアルロン酸注入でボリュームを与えることで、立体的でメリハリのある若々しいヒップにすることができます。

『ツンと上向きなお尻』を作る効果
上臀部にヒップラインのトップ(最も立体的な部分)があることも美尻の条件です。老化によるたるみでお尻はより四角く、下半分に重心がかたよっていきます。ヒアルロン酸注入で、上臀部にボリュームを与えることで、お尻の重心が上に上がりキュッと上向きのヒップラインを手に入れることが可能です。お尻が上がっていると、脚長効果が生まれ、スタイルも良く見えます。

美肌効果
ヒアルロン酸を注入することで、肌自らの保水力を高め、ハリ・ツヤ・透明感のあるみずみずしいお肌へと導きます。

コラーゲンを増やし、老化を遅らせる効果
注入したヒアルロン酸製剤が足場となって、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、結果として老化の進行を遅らせます。半年以内のタッチアップや、1年毎に繰り返し治療をすると、効果の持続期間は延長していきます。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の特徴

痛み・ダウンタイムがほとんどなく直ぐに通常の生活に戻れます。左右のボリュームが異なる場合、バランスを整えて注入することができます。また、急激な変化ではなく、仕上がりを見ながら徐々にボリュームアップしていくことも可能ですのでご相談ください。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の注意点

お尻へのヒアルロン酸注入には、高度な技術と美的センスが要求されます。左右でボリュームが異なる場合、必要な部分にだけ正確に注入する高い技術力が求められます。また、滑らかで、高品質な製剤を使用しないと、凸凹したりゴツゴツした感触になったりすることもあります。当院の医師は、ヒアルロン酸注入のトレーナーを務める慶田院長が、その全ての技術を共有し、トレーニングしていますので、一様に高いテクニックを持っております。ぜひ安心してお任せください。

ガルデルマ社 ヒアルロン酸注入トレーナー医師

GAL.png当院の慶田院長は、厚生労働省認可のヒアルロン酸製剤『レスチレン』を販売する製薬会社ガルデルマ社の認定するトレーナー医師です。日本国内の美容医療分野でエキスパートとして活躍し、ガルデルマ製品に関する深い知識と高度な注入スキルを持っている医師がガルデルマファカルティメンバーであり、GAIN※(ガルデルマ社が世界規模で提供する医師向け美容医療教育システム)をはじめとする医師向け研修を提供しています。注入治療に関わる医師への技術指導や安全教育、トレーニングマニュアルの作成や指標づくりなどに関わることで、日本国内でヒアルロン酸注入に関わる医師の技術向上と、不幸な事故ゼロを目指しています。さらに2022年から、慶田院長はGalderma JPAC Faculty Member※(ガルデルマJPACファカルティメンバー)にも選出され、海外のドクターとの情報交換や会議を通じて国内のみならず、アジアパシフィック地域における美容医療界の発展にも貢献しています。

※GAIN (Galderma Aesthetic Injector Network:ゲイン)
ガルデルマ・エステティック・インジェクション・ネットワークは、ガルデルマ社のレスチレン注入剤などに関するトレーニングを提供する医師向けの美容医療教育システムで、美容医療界のリーダーである全世界のファカルティメンバーが支えている。患者様のニーズに基づいた治療を提供するため、正しい製品知識や臨床科学に基づいた教育研修の徹底により、医師の技術や施術結果の向上を図り、安全性の追求を通じて患者様の満足度をあげることを目標にしている。

※Galderma JPAC Faculty Member
ガルデルマJPACファカルティメンバーとは、各国のファカルティメンバーからガルデルマ社が2~3人を選出した医師陣で、国内にとどまらず、アジアパシフィック地域における美容医療界の発展に貢献している。

顔面解剖学マスタークラス履修

img016_000001.jpg私たちは定期的に受講と実習を繰り返し、患者様の安全のために身を引き締めて診療にあたっております。

【慶田院長】
・2015年4月25~26日に韓国で開催された、ヒアルロン酸フィラー注入経験豊富な医師のための『顔面解剖学マスタークラス』で、講義と実習を受けました。日本国内では法律上叶わない、冷凍保存のご遺体での実習はその後の注入治療の糧となっています。

・2016年10月15日に日本で開催された『GALAA』にて、顔面解剖学をスライド講義と3D動画で深く学びました。

・2017年10月22日に日本で開催された『アラガン社のセミナー』で、解剖とヒアルロン酸注入の実技を学びました。

・2018年3月24~25日にタイで開催された『顔面解剖学マスタークラス』で、講義と実習を受けました。注入治療を熟知した解剖学の教授が、顔面の美容医療に関わる医師向けに作成した動画やスライドは何度見ても勉強になります。

・2019年~Sim HOLLYという3D解剖トレーニングソフトにて定期的に解剖学を復習しつつ、院内の医師に技術指導を行っています。

【服部医師】
・2017年10月22日に日本で開催された『アラガン社のセミナー』で、解剖とヒアルロン酸注入の実技を学びました。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)に使用する製剤

Bio Science社の『ハイアコープ(Body Contouring MLF-1)』

●EU(ヨーロッパ)各国の安全基準を満たすCEマークを取得
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お尻の注入には、ドイツのBio Science社が製造する「ハイアコープ(Body Contouring MLF-1) 」を使用します。EU(欧州連合)の安全規格であるCEマークを取得しており、 ヨーロッパの厳しい基準をクリアしている、信頼性の高いヒアルロン酸です。従来、豊胸や豊尻で使用されてきたMACROLANEに比べ、柔軟性に優れているので、注入後の感触や見た目がとても自然です。また、顔に使用するものと比較して粒子が大きく、体内で分解吸収されにくいため、個人差はありますが持続期間が2 年と長いのが特徴です。ヒアルロン酸は粒子が細かいほど分解速度が高い傾向にあり、粒子が大きければ分解されにくくなります。しかし粒子が大きいと注射をする針も太くなければならず、患者様の負担が大きくなってしまいます。ハイアコープは、粒子の大きいヒアルロン酸ですが、圧力を加えると流動性が増して細い針を通過しやすくなり、しばらくすると本来の粘度に戻る特殊技術「チキソトロピー」により、針の通過がスムーズで、注入時の身体への負荷も軽減しています。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の痛み

局所麻酔の注射をしてから、先端の丸いロングソフトカニューラ針でゆっくりと注入するので、痛みに関しては全ての方がご辛抱頂ける程度です。痛みの感覚は個人差が大きく、緊張すると強く感じやすいという特徴もありますが、お尻へのヒアルロン酸注入は、ほとんど痛みを感じない方が多い治療です。痛みを感じた場合は、お知らせください。そのエリアを避けて注入します。注入後は麻酔と施術の刺激で腫れぼったい感じがしますが、数時間後には気にならなくなります。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)のリスクとダウンタイム

<痛み>注入時に少し(個人差あり) <腫れ>ほとんど無し <内出血>ほとんど無し
デザインを決めた後、刺入部位を冷却し、局所麻酔の注射をしてから鋭針(先端のとがった針)でカニューラ針を入れる針孔を開けます。その後、先端の丸いカニューレ針で丁寧に注入していきます。Stat Vein(スタットヴェイン)で表在血管を可視化し、出来る限り血管を避けて針孔を開けるポイントを選択し、ポイントごとに十分な圧迫止血を心掛けています。このような取り組みで、注入による内出血のリスクは少なく、出たとしても軽く済むようになりました。内出血が出た場合、通常10日前後で落ち着きますが、大切なご予定がある場合は2週間以上前に施術を受けてください。

また、ヒアルロン酸は高保水成分で、注入後1カ月程度水分を吸収して軽く浮腫みます。初回の注入量はやや少なめとし、水分が再吸収され馴染んでくる1~2か月後にタッチアップすると周囲に気づかれることも無く、効果の持続期間が延長します。

針孔がふさがるまでの2日間は、小さなテープを貼って保護していただきます。当日からシャワーは可能ですが、内出血のリスクを軽減するため、飲酒、激しい運動、長湯などはお控えください。また、プール、温泉などは、針孔がふさがるまで2日間はお控えください。医師が施術直後にマッサージをしてなじませますが、定着するまでの約1か月程度、強いマッサージや圧迫を伴う激しい運動はお控えください。尚、ヒアルロン酸注入後、当院で照射系の治療を受ける場合は、2週間後から可能です。他院での照射に関しては、1ヶ月以上間を開けてください。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の持続と頻度について

注入直後から効果を実感していただくことが出来ます。注入したヒアルロン酸は徐々に代謝・分解されていきます。「ハイアコープ(Body Contouring MLF-1) 」は長期持続型のヒアルロン酸なので、約2年と長期に渡り注入後のデザインを保持できます。減りきる前にタッチアップをしたり、繰り返し治療したりすると、効果の持続期間は延長していきます。※効果の持続期間には個人差があります。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の禁忌事項

ヒアルロン酸自体は体内にも存在する成分なので、アレルギーの心配はありません。また 、注入された純粋なヒアルロン酸は水に分解されて100%体内で吸収されます。真性ケロイドの方など、異物反応を生じやすい体質の方はヒアルロン酸が馴染まず、シコリのようになる人がいます。

ヒアルロン酸は体内にある成分なので副作用が起きることはまれですが、約数千人に1人 の割合で架橋剤などの添加成分にアレルギーを起こす人もいるので過去にトラブルのご経 験がある場合などは事前にご相談下さい。

●下記に該当される方は、この治療を受けられないことがあるのでご相談ください。
・過去にヒアルロン酸注入治療で異常反応があった方
・妊娠中の女性
・真性ケロイドの方、異物反応を生じやすい体質の方
・コントロール不良の糖尿病、急性感染症、膠原病、精神疾患
・注入希望部位に未治療の感染症や皮膚疾患がある方

*安全のため、他院での美容医療の治療歴を担当者にお伝えください。
*麻酔薬や内服薬に対してアレルギーのある方、喘息の既往がある方は事前にお申し出下 さい。但し、今までにそのような経験がなくても、麻酔薬に対するアナフィラキシーショ ック(呼吸が苦しくなる、血圧が下がるなど)を生じることは極めてまれに起こりえます 。その場合は、速やかに適切な処置を致します。

2018年9月23日

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)と他の施術比較

スマスアップ(SMAS-UP)との違い
スマスアップは高周波と局所電気刺激で表皮・真皮・皮下組織・筋肉までの4層を同時に活性化する「たるみ治療機器」です。そのため、ヒップアップや引き締めには向いていますが、ヒップのボリュームを出すことは出来ません。ヒアルロン酸注入は、注入直後からボリュームアップを確認でき、見た目や感触も通常のお尻とほとんど変わらず自然な仕上がりになります。

シリコンプロテーゼとの違い
一度の施術で、半永久的に若々しいお尻をキープできる点が好まれています。ヒップの上部にお尻専用のプロテーゼを挿入して形や大きさを整えますが、日常生活によりプロテーゼがずれたり、注入する位置や大きさによって、見た目の不自然さが残る可能性があります。また、プロテーゼの挿入は、輪郭が浮き出るのを避けるため、基本的に大臀筋という筋肉の下に挿入します。そのため、お尻の外側には、プロテーゼが届かないので凹みが残ってしまいます。手術後は状態が落ち着くまでの間、座位・歩行や強い刺激によって痛みを感じることがあります。一方、ヒアルロン酸注入による豊尻術は、短時間で体への負担も少なく、手軽にボリュームアップできる治療です。注入直後から変化を確認できる上、見た目や感触も通常のお尻とほとんど変わらず自然な仕上がりです。不自然さを避けるため、注入量によって徐々にお尻を大きくしていくことが可能な点も人気の理由です。ヒアルロン酸自体は、時間とともに体内に分解吸収されていきます。ヒアルロン酸はもともと皮膚や関節などに存在する成分なので、アレルギーなどの心配は少なく、体への影響もありません。

脂肪注入との違い
お尻の脂肪注入は、ご自身のお腹やお尻、太ももなどから余分な脂肪を取り除き、その脂肪をお尻に注入しボリュームアップさせる方法になります。サイズダウンして欲しいところがスリムになり、お尻にボリュームが出るので合理的な治療法です。ただし必要な皮下脂肪が体のどこかに十分にあり、吸引できることが前提条件です。このため、全身が痩せていて脂肪吸引を行えない場合は、お尻の脂肪注入も行うことができません。注入後の定着率が高く持続期間が長いのも特徴です。ただし、脂肪吸引によるへこみや凸凹、脂肪注入により「しこり」や「石灰化」などの可能性が挙げられます。自身の体由来の組織であっても、栄養血管のない脂肪を1㎝以上の大きな塊で注入すると、壊死を生じることがあり、異物反応として周囲が被膜形成され、「しこり」になります。また、内部や周囲で繰り返し炎症が続くと、被膜にカルシウムが沈着し石のような結晶となり、これを「石灰化」と呼びます。

一方、ヒアルロン酸注入による豊尻術は、短時間で体への負担も少なく、手軽にボリュームアップできる治療です。注入直後から変化を確認できる上、見た目や感触も通常のお尻とほとんど変わらず自然な仕上がりです。当院でお尻のヒアルロン酸注入に使用している「ハイアコープ(Body Contouring MLF-1) 」は長期持続型で、約2年と長期に渡り注入後のデザインを保持できます。(個人差はあります)。減りきる前にタッチアップをしたり、繰り返し治療したりすると、効果の持続期間は延長していきます。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)のポイント特徴

注入治療needle.png 治療効果★★★★★ 痛み★☆☆☆☆ ダウンタイム★☆☆☆☆

効果
■お尻の若返り ■お尻の削げ感改善 ■お尻のたるみ改善 ■お尻のライン改善 ■お尻のボリューム調整※痛みやダウンタイム、効果には個人差がありますので、あらかじめご了承ください。

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)のワンポイントアドバイスワンポイントアドバイスハリのあるピーチヒップは、女性らしさの象徴です。実際、バストとヒップは男性が感じる女性の魅力的なパーツトップ5に入っています。そして、私たち女性が理想とするよりも格段に豊かなお尻が好まれるということはご存知でしょうか?もともとの骨格や肉付きによる個人差はありますが、お尻のボリュームは30代頃から徐々に失われ萎んでいきます。さらに、顔同様、ボディラインも加齢によりたるみ、崩れていきます。

とくに年齢を感じさせてしまうのが、肉の付いた背中と寸胴なウエストライン、そして垂れたお尻ではないでしょうか?美意識の高い女性なら、若いころの弾むようなヒップを取り戻したいと願うものです。ヒアルロン酸注入によるヒップ形成は、乳がん検診で担当医に申告する必要がないことから、バストへの注入よりも安心してお受けいただくことができます。お尻は顔より鈍感な部位なので、注入時のストレスもありません。薄いお尻、垂れたお尻にサヨナラして、理想のヒップを手に入れませんか?

ヒアルロン酸注入(お尻・ヒップ)の施術の流れflowドクター診察、カウンセリング施術前に、担当する医師が骨格や肌質、肌年齢などの診察を行います。理想とする状態について細かく伺いながらカウンセリングを行い、注入する部位や量など治療プランを決めていきます。注意点やアフターケアについても詳しく説明いたしますので、ご不明な点や不安なことがあれば遠慮せずにご質問ください

flow同意書記入スタッフより治療内容・施術後の注意・治療費・治療スケジュールなど詳細をご案内させていただき、同意書にサインいただきます。この間に麻酔クリームを外用しますので、痛みに弱い方もご安心下さい。

flowヒアルロン酸注入局所麻酔をした上で、ロングカニューラ針を使用し、丁寧に注入いたしますので、痛みはもちろん、施術後の内出血などのダウンタイムもかなり軽減されています。仕上がりを、途中でご確認頂きながら治療を進めるので、ご安心ください。

flow終了刺入部に肌色のテープ貼って、施術は終了です。当日から、シャワー浴は可能ですが、飲酒、激しい運動、長風呂など、血流を上げる行為は避け、早めにご就寝ください。

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