雑誌『日経WOMAN』2016年7月号(6月7日発売) (掲載ページP95、P100)

「ムダなお金をかけずに美肌になる!毎日の習慣」内の2つの特集に、慶田院長の取材監修記事が掲載されています。

その1
特集「きれいをキープするベテラン皮膚科医が教えてくれた 20・30代で肌のためにやっておくべきことやってはいけないこと」(掲載ページP95)
皮膚科専門医としてお肌の仕組みに精通した女性医師が、実際に習慣にしている美肌ケアとは?日々忙しいワーキングウーマンでもあるドクターが、きれいをキープするために実践していることは、毎日の生活に取り入れやすいことばかりです。
「しみ」「しわ」「たるみ」「法令線」の4つのカテゴリー別に、20代と30代から始めるべき美肌習慣を紹介しています。

〈しみ〉

紫外線ほか、ブルーライトや近赤外線もしみの原因になります。20代から日焼け止めやサングラス、衣類で皮膚や眼を保護しましょう。アウトドアを楽しむなら紫外線の強い時間帯(9時30分〜14時頃)はなるべく避けましょう。日焼け止めは塗る・飲む両タイプの併用がおすすめ。特に30代からは抗酸化力の高い食材をしっかり食べ、肌の再生をうながすレチノール入り化粧品など、抗酸化力の高い化粧品を使いましょう。 慶田院長は、しみに効果的な、抗酸化作用の強いパプリカやオクラなどを下処理して常備菜にしています。

〈しわ〉

  20代のうちから「まごわやさしい(豆、ごま、わかめ、野菜、魚、きのこ類、いも)」を中心にした正しい食習慣を心がけましょう。正しい食習慣はは美肌の土台、節約しすぎず良質なものを食べることが大切です。喫煙は百害あって一利なし。喫煙をしているなら、早めに禁煙外来を受診するのも良いでしょう。30代からは小じわに効くレチノールなどの成分が入った化粧品のケアをプラスしましょう。

〈たるみ〉

20代から食・睡眠・排泄(腸内環境)・ストレス解消・運動で健やかな肌を保つ習慣を。片方のあごばかりで噛む、片側の頬ばかり下にして寝るのはNGです。自分の顔が左右対称になっているか意識すると良いでしょう。マラソンなど激しすぎる運動は、老化につながる活性酸素を増やします。30代からはヨガやダンス、筋トレなどで成長ホルモンを意識して分泌させましょう。

〈ほうれい線〉

20代から口角を引き上げるなど、表情筋を刺激しておくと、ある程度の予防効果ができます。ただし、頬の筋力の強さが、ほうれい線の原因となる「筋肉型」と呼ばれるタイプは表情筋を鍛え過ぎると逆効果になるのでご注意を。30代からは、ほうれい線が深くなる前に予防としてリフトアップ効果のある照射治療を受けるなど美容医療を試すのも一考です。自己流の過度なマッサージは逆効果になることもあるので避けましょう。 慶田院長は、飲むタイプの日焼け止め「ヘリオケア」を愛用中。主成分のファーンブロックが活性酸素を破壊し、皮膚を紫外線ダメージから守ります。 美肌を育む基本は食事です。良質たんぱくや野菜類をしっかり食べるようにしています。 nwoman1606.jpgnwoman16062.jpgnwoman16063.jpg


その2
特集「白髪・抜け毛を防ぐ シャンプー&頭皮ケアの正解はこれ!」(掲載ページP100)

〈抜け毛対策〉

亜麻仁油、えごま油、青魚などに多く含まれる、オメガ3系油は循環を改善し、育毛効果が期待できます。見落としがちなのが、30代前半の女性に多い貧血による薄毛です。急に抜け毛が増えてきたら血液検査を受けてみましょう。 男性と同じような機序で薄毛が進むFAGA(女性男性型脱毛症)が増えています。抜け毛が進行しているようなら、早いうちに専門クリニックの受診を。

〈白髪対策〉

大豆、かつお、チーズなどのタンパク質は、メラニンの元となるのは必須アミノ酸のチロシンを多く含み、間接的に白髪の予防効果が期待できます。バランスのとれた栄養と、睡眠の質を高めて酸化ストレスを防ぐことが、毛髪の健康に欠かせません。 是非ご一読下さい。

nwoman16064.jpg