WEB『OZmall』 2020年7月1日掲載

特集「肌荒れしやすい!?日焼けはするの?夏のマスクトラブルを解決!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

外出時に手放せなくなったマスク。長時間つけていることで、マスクによる肌トラブルが増加しています。特にこれからは、暑さや日焼けの問題も気になってくる時季です。

【マスクと肌との摩擦でニキビや皮膚炎が発生】
なぜ、マスクを長時間つけていると肌トラブルが起きやすくなるのでしょうか?
一番の原因は、マスクと肌の摩擦です。着脱する際や人と話していてマスクが動くことで、肌との摩擦が起きやすくなります。摩擦による刺激を受けると、肌が防御反応を起こし、角層が厚くなります。すると毛穴がふさがって皮脂が溜まり、ニキビになります。ニキビの原因アクネ菌は、皮脂を好み酸素を嫌う好脂性・嫌気性菌なので、皮脂詰まりが起こるとどんどん増えてしまいます。もともと皮脂を分泌する脂腺が大きいタイプの人は、特にニキビができやすくなります。
また乾燥肌の人やアトピー性皮膚炎がある人も、もともと肌のバリア機能が低下しているのに、保湿成分がマスクの不織布や布についてしまい、そのうえ摩擦による刺激が加わって皮膚炎を起こしやすいのです。さらに暑い時季は、マスク内の汗やムレによって、肌荒れを起こしやすい環境になりますので、注意しましょう。汗荒れが原因で角層が乱れ、毛穴が詰まってニキビが悪化することも多々あります。

【肌トラブルを予防するには、マスク選びを慎重に】
摩擦に関する対策として意識したいのが、マスク選びです。
実は、使い捨ての不織布マスクやガーゼマスクの質にはかなりの差があります。不織布だとマスクとゴムの接着部分にあるトゲのような突起があったり、接着剤がかたまっていたり質が良くないものもあります。
マスクの擦れを極力少なくするために、肌あたりが柔らかく毛羽立ちやゴワツキの少ないものを選ぶことが大切です。
おすすめは、通気性が良く、肌当たりも優しいガーゼマスクです。ただし、サイズも重要です。小さすぎても大きすぎてもNGです。小さいと肌を擦って刺激になりますし、大きすぎると話している時にマスクが上下したりずり落ちてしまったりします。自分に快適なサイズと形を探してみてくださいね。
また、マスクが触れる部分には、いつも以上に保湿クリームをしっかり塗りましょう。
一方、汗やムレに対しては、こまめにふいたり、洗ったりすることが一番の対策です!!汗には水分のほかミネラル分が含まれていますが、これが肌荒れの原因になります。乾いたハンカチだと汗に含まれるミネラル分までは、拭きとれないので、濡らしてしっかりしぼったハンカチで、汗や唾液を吸いとるように拭くことがポイントです。

【マスクをつけている部分も日焼け対策は必要】
また、マスクをつけていると、日焼け対策についても悩むことが多いのではないでしょうか? マスクで覆われている部分は、ほかの部分に比べると日焼けはしにくいけれど、完全に紫外線を防げるわけではありません。このため、マスクをつけている部分にも日焼け止めを塗るのが基本です。特に肌と接着している縁の部分はこすれて日焼け止めが落ちやすいことを留意して、日焼け止めを重点的に塗るようにしましょう。
マスク選びに関しては、厚手で縫い目が密な素材、色は黒いほうが紫外線をカットできますが、暑さ対策を考えると現実的ではないかもしれません。最近は通気性がよく、UVカット機能もあるようなマスクが続々と登場しているので、試してみるのもよさそうですね。
当院では、紫外線によって生じる活性酵素のダメージを軽減する飲むタイプ飲む日焼け止め『ヘリオケアウルトラD』・『ソルプロプリュスホワイト』をおすすめしています。
酸化と糖化を同時に予防するこれらのサプリメントは、皮膚だけでなく、血管や臓器の老化を予防する効果も期待できます。飲むUVケアをプラスして、体の内側からも"うっかり"日焼けを防止しましょう。

マスク生活はこれからもしばらくは続きそうなので、なるべくトラブルを起こさないようにしっかり対策をしましょう。
是非、ご参考になさって下さい。


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