WEB『MAQUIA公式オンライン』(2022年1月21日掲載)

特集「冬のボディケアの順番・やり方の正解は? 入浴前後のケアからパーツ別ケアまでプロ監修の保湿テクニック全11プロセス」に慶田院長の監修・特集記事が掲載されました。

湿度や気温がぐんぐん下がり、何かと肌トラブルも起きやすいこの季節。カサカサに乾いた肌やボディをうるおすバスタイムの過ごし方からパーツ別のケア方法まで、今日から実践できるテクニックを直伝します。

■冬のボディケアにまつわるQ&A!
Q.冬の肌や体はどんな状態?
A.空気の乾燥や気温の低下、汗の減少などにより、肌は乾燥している状態です。

Q.冬の保湿はクリームよりオイルがベター?
A.残念ながら、オイルではうるおいません。オイルそのものには水分を抱える力がないです。お手入れの最後に保護膜として重ねて使用が良いです。

Q.乾燥して肌が痒くなります。
A. 肌のバリア機能が低下し外的刺激を感じやすい状態。乾燥して肌がかゆくなるのはバリア機能低下のサインなので、まずは保湿をしてください。しっかり保湿してもおさまらなければ皮膚科へ受診をおすすめします。

Q.デコルテや背中ニキビが気になります。
A.この季節は温熱ストレスが原因の可能性が高いです。発熱機能のあるインナーなどで体を温めすぎると皮脂や蒸れでニキビの原因になるので、シルクやコットンなど天然素材のインナーを重ねて調整をしてください。

Q.生理の日の入浴・ボディケアはどうすれば?
A.普段通りでOK! 循環をよくするためにも、普段通りに入浴をし、からだをしっかり温めてケアしてください。公共の場や、自宅でも気になる場合はタンポンを使って、長風呂やサウナは避けるのがベター。ボディケアもいつもと同じでOKです。

■冬のボディケアのポイント!
ポイント①からだを洗うときは泡を転がすように
からだを洗うときは柔らかいボディタオルで泡を転がすように行い、ボディタオルは、ナイロン以外の柔らかい素材を選ぶこと良いです。ブラシも刺激になるのでNG。毛穴汚れやニキビを気にしてゴシゴシこするのは逆効果なので、肌にのせた泡をタオルで優しく動かすように洗いましょう。

ポイント②お尻の黒ずみはスクラブを使って優しく上向きケア
脂肪は加齢により萎縮し、構造を支える脂肪層と皮膚のコラーゲン線維が劣化し伸びて緩むことで垂れ下がります。マッサージをしてもリフトアップせず、強く擦っても黒ずみが悪化するだけです。優しくスクラブで角質を落とし、循環を良くする程度の優しい圧で流しましょう。物理的な摩擦も原因なので、下着は無縫製のボクサーパンツがおすすめです。

ポイント③タオルでこするのはNG! 入浴後にはバスローブを使うのも手
こすると肌への刺激になるので、タオルに水分を吸わせるようにそっと押さえるのがポイントです。

ポイント④入浴後10分以内に全身保湿
冬はミストよりローションがベター。ミストは手軽だけれど、保湿効果は足りません。グリセリンやヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分を含んだローションが良いです。すぐにケアできるように準備をしておきましょう。

ポイント⑤ほぐしながら乳首までしっかりバストケア
バストケアクリームは、下着の摩擦を受けやすい乳首までしっかり塗るのがポイントです。乳液やジェルで保湿しながらこわばりがちな鎖骨下をほぐして正しい姿勢へ。

ポイント⑥ひび割れかかとには保湿力が高いアイテムを
ゴワつきには角化を和らげる尿素入りのものを使うのもおすすめ。冷えも乾燥を促す要因なので、暖房+加湿はマストです。削り過ぎるのは逆効果ですのでしっかり保湿でつるつるにしていきましょう。

ポイント⑦ガサガサに荒れた手と指先は細部まで丁寧に
「指腹~手のひらは、角層が厚く汗腺は多いけれど皮脂が出ない部位です。そして手は"道具"として使うから、ひび割れたり、ささくれたりしやすいうえ、近年はアルコール消毒で脱水しやすいという状況にあります。手指消毒で乾燥した指は一本ずつクリームを塗り込んで保湿する習慣をつけてください。指を一本ずつ包むように塗りながら、乾燥しやすい指先までしっかりなじませましょう。

是非ご参考になさってください。


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