日本テレビ『ホンマでっか!?TV 2時間スペシャル』 2018年3月14日(水)OAの内容

日本テレビ『ホンマでっか!?TV 2時間スペシャル』 2018年3月14日(水)OAの内容をご紹介します。

特集『あれ意味なし!?』
慶田院長は切らない美容医療の第一人者、皮膚科専門医の〝スキンケア評論家″として「良かれと思ってしているが、実は意味がなかった!?『あれ意味なし!?』」な情報を提供する専門家として出演しました。
『ホンマでっか!?TV』は、MC明石家さんまさん、進行の加藤綾子アナウンサーが、様々なジャンルの専門家に『ホンマでっか!?』な内容を聞く情報バラエティ番組です。慶田院長は、今回が初めての出演です。今回は2時間スペシャルなので、ゲスト陣も豪華。所ジョージさん、ゆりやんレトリーバさん、深田恭子さんがゲスト出演しました。パネラーはマツコ・デラックスさん、ブラックマヨネーズさん、磯野貴理さん、島崎和歌子さん、お馴染みの評論家の方々との楽しい収録となりました。
編集上割愛された詳細な説明も加えつつ、内容をご紹介いたします。

『女性がニキビ対策に頻繁に顔を洗うのは、意味なし!?』
大人の女性が頻繁に洗顔すると、皮膚の潤い成分まで失われ、肌のバリア機能を壊すことになります。バリア機能が壊れて角層のキメが乱れると、毛穴の入り口が詰まり、ニキビの発生を誘発します。肌表面のバリア機能は、角層が担っていますが、うるおいを保ち、埃、大気汚染物質、紫外線などの外部刺激から肌を守る大切な役割があります。洗いすぎにより肌のバリア機能が低下すると、それを補おうと角質が厚くなるため、毛穴の入り口が詰まりやすくなり、皮脂が溜まりコメドができます。本来アクネ菌は皮膚にとって善玉菌なのですが、一部のアクネ菌は条件が整うと炎症を起こし、ニキビを発生させてしまいます。肌表面に存在する常在菌叢を『肌フローラ』と呼びますが、洗い過ぎは、表皮ブドウ球菌やアクネ桿菌、サーモフィルス菌などを減らし、代わりに黄色ブドウ球菌などの悪玉菌を増やしてしまい、角層のバリアがますます乱れるという悪循環に陥ります。
ですから、大人世代の洗いすぎは禁物。洗顔は1日2回で十分です。洗顔の温度は冷たすぎても熱すぎてもと肌のバリアが悪くなるので、36℃くらいのぬるま湯が理想です。優しく洗ってしっかり保湿という『肌をいたわるケア』を心がけましょう。

『ニキビ跡を残さないための自己流のスキンケアは意味なし!?』
思春期のニキビは〝青春のシンボル″などと考えて放置せず、10代から皮膚科で適切な治療を受けることが大切です。ニキビは炎症が激しいほど、跡として残りやすくなります。ニキビの炎症は例えるなら『火事』のようなもの。火事は初期消火が肝心です。消火がが遅れると大惨事になってしまうのです。
毛穴は真皮の深層から皮下組織にまで深く存在します。ニキビの炎症は毛穴とその周囲で生じます。ニキビ痕による瘢痕・凹みは、激しい炎症が毛穴の周囲に及び、時に毛包が破れると、そのあとにコラーゲン線維がガチガチに委縮することで生じます。
また、ニキビはご自身で潰すことで、余計に炎症が悪化する可能性があります。ニキビの治療は保険診療が適応になりますから、自己流の処置をせず、早めの段階で皮膚科を受診しましょう。早めに適切な処置をすることで、炎症を速やかに抑え、跡を残さずに治すことができます。ニキビ程度のことは時期が来れば自然に良くなるものと、安易に考えず、親御さんが治療に対する積極的な意識を持つことも大切です。また、最近の研究で、小さなニキビも、『ミニスカー(微小瘢痕)』という小さなニキビ跡になることが分かってきました。大人の女性が気にする『毛穴の開き』の一部は専門医が拝見するとこの『ミニスカー』であることは多々あります。ニキビは軽症重症に関わらず、早めに治療しましょう。
また、美容皮膚科では、ニキビによる赤みやアクネ菌の炎症を抑える効果のある光治療『フォトフェイシャルM22照射』、毛穴の詰まりを改善し、肌バリアを整える『ケミカルピーリング』、既にできてしまったニキビ跡には『ピコレーザー(ピコフラクショナル照射)』『フラクショナルCO2レーザー照射』『スカーレットRF(スカーレットS)照射』など多方面からのアプローチで、トータルなニキビ治療が可能です。

※リンク
『フォトフェイシャルM22照射』
『ケミカルピーリング』
『ピコレーザー(ピコフラクショナル照射)』
『フラクショナルCO2レーザー照射』
『スカーレットRF(スカーレットS)照射』

『肌の調子が悪い時に化粧品を変えるのは意味なし!?』
肌の調子が悪い時に一発逆転を狙って化粧品を変える方がいらっしゃいますが意味ないことが多いのです。もちろんかぶれを生じているときは別ですが、「肌の調子が悪い=バリア機能がおちている=様々な刺激に弱い状態」です。その時にあえて新しい化粧品を使うことは、肌荒れやかぶれなどのリスクを高めることになります。
ですから、新しい化粧品を使うのは肌に調子が良いタイミングを待った方がベター。肌が敏感なときも使える、自身に合ったシンプルな成分のお守りコスメを持っておくと良いでしょう。

是非、ご参考になさってください。

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