TBS『Nスタ』2016年7月8日OA

TBS『Nスタ』2016年7月8日OAに慶田院長がVTR出演いたしました。
今回は、夏本番ということで、紫外線の害や、対策法について解説いたしました。

紫外線の害は、まず日焼けです。短波長の紫外線B波を浴びると、皮膚の細胞内で、DNAの損傷、RNAの損傷、アミノ酸の変化(トリプトファンがFICZに変わる)が生じ、表皮の炎症が始まります。具体的には、赤くなったり、ヒリヒリしたり、ときに水疱ができることもあります。

夏の太陽光を1時間浴びると、表皮の基底層では細胞1個当たり、10万のDNA損傷が生じるといわれています。私たちの体には、この傷を修復する機能が備わっていますが、短時間に大量の紫外線を浴びたり、長期に渡り浴び続けることで、遺伝子修復に異変が生じます。こうした紫外線の害が蓄積されることで、シミや老人性いぼ、皮膚がんを誘発するのです。
長波長のUVAは真皮内のコラーゲン線維の分解や劣化を引き起こし、シワとたるみの原因になります。

シミ、しわ、たるみ、老化の8割は光によるものとも言われています。7月が紫外線量のピークですので注意が必要なのです。

それでは具体的な対策は?

衣類などで物理的に覆うことと、日焼け止めの外用です。基礎化粧品のあとに、日焼け止めを重ねて塗ることが基本になります。そして、家の中でも紫外線対策は必要です!窓際の紫外線量は日なたの80%くらいですから、ほぼ外と同じと心得ましょう。外出の予定がなくても、日中はスキンケアのあとに日焼け止めまで塗ることが大切です。

朝起きたら、洗顔⇒保湿⇒日焼け止め、これがスキンケアの基本です。太陽を浴びると免疫力が低下し、体力的にもつらいものです。これからの時期は、熱中症にも十分ご注意ください。お出かけは、早朝か夕方以降が良いですね。

是非、ご参考になさってください。

0_20160711-202519.JPG1_20160711-190410.JPG6_20160711-190418_0.JPG