雑誌『&ROSY』2020年5月号(4月22日発売 掲載ページP107、P112、P114)

特集「プロが回答! ビューティー都市伝説 嘘ホント」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

ちまたで、まことしやかに流布する美容に関する噂、ビューティー都市伝説の真偽を慶田院長がスッキリ解決します。

■まずは女子永遠の悩み【ダイエット編】

Q.【注射で痩せられる➡どちらともいえない】
A.効果はありますが、ストレスによる過食には効果はありません。
ダイエット注射や点滴には、いくつか種類があります。食欲を抑制するホルモンGLP-1の注射、代謝をアップするLカルニチンなどの点滴、脂肪に直接注射して溶かすものなどです。しかし、ストレスが原因で暴飲暴食をし、運動をする習慣がなければ、いずれも効果が低くなります。

★『脂肪溶解注射』
気になる部分に脂肪を溶かす効果のある薬液を注射することでダイエットより確実な部分痩身を可能とする新しい痩身術です。脂肪溶解メソセラピー(脂肪溶解注射)は脂肪吸引と異なり、施術後すぐ日常生活に戻ることが出来ます。 1回の施術時間は1ブロック当たり約5分程度で、施術中もほとんど痛みを感じることがありません。
☆1ブロック:¥30,000
=ブロック数目安=
・両頬~フェイスライン・顎下:2ブロック
・二の腕:2~4ブロック
・下腹部:2~3ブロック

■次に最近話題の【美容医療編】

Q.【ヒアルロン酸注入を続けると顔が大きくなる➡ホント】
A.施術する医師の美意識、センス、腕が大きく影響します!
肌深部の複合的な変化による「たるみ」を無視してヒアルロン酸注入を繰り返すと、ブヨブヨになったり、大顔化したりする「過剰注入症候群」いわゆる 『ヒアル顔」になります。注入前の肌状態に戻す照射治療を並行して行いながら、適正量の注入を行うことが肝心です。

Q.【白髪は永久脱毛できない➡どちらともいえない】
A.レーザーではできませんが、ほかの施術では治療可能です。
永久脱毛を希望する場合は、医療レーザー脱毛が効果的ですが、白髪には効果がありません。白髪にも対応可能な医療脱毛は、針脱毛です。

Q.【ボトックスを打ちすぎると顔が固まる➡ホント】
A.適切な部位に適切な量を注射すれば大丈夫です。
ボトックス注射で問題となる失敗は、「表情の喪失(無表情)」と「人相の変化」です。例えば、額、眉間、目尻の3カ所がほとんど動かなくなるほど注射すると、無表情になり怖い印象を与えます。これは、顔立ちや年齢、眼験下垂の程度を見極め、適切な部位に適切な量のボトックスを注射することで避けることができます。私のクリニックでは、自然な美しさを優先し、過剰な治療は行わず、必要な場合は再診時に追加修正をする方法をとっています。

★『ボトックス注射』
額の横ジワ、眉間の縦ジワ、目尻の笑いジワ(カラスの足跡)、あごの梅干しジワなど、ボトックス注射で効果があるのは、いわゆる表情ジワです。特に、眉間のシワは、人相が悪く見えるため、男女ともに早くから治療しておきたい部位です。

Q.【シミはレーザーで消える➡どちらともいえない】
A.基本的には消えますが、消しにくい種類のものもあります。
シミは過去に受けた紫外線ダメージで、メラニンを作るメラノサイトという細胞が変性し過剰にメラニンを作り続けています。その為、レーザーで破壊しないと消せません。くすみ、軽症の肝斑、湿疹やニキビによる黒ずみ(炎症後色素沈着)は美白剤だけでも改善はします。
そばかすなど遺伝的なものは消えにくいですし、選んだマシンによっては元に戻ることがあり、白抜けなどのリスクもゼロではありません。また、2種類以上のシミが重なっている場合もありますので、まずは皮膚科専門医にしっかり診てもらって、治療計画を立てましょう。

〇レーザーでは完全には消えないまたは消えにくいシミ
・色の濃い肝斑
・そばかす(特に遺伝的なもの)
〇レーザーで消えやすいシミ
・日焼けによるシミ
・ニキビや湿疹の痕
・薄めの肝斑
・色ムラ・色素沈着

★『しみ治療 ~照射・ホームケア~』
当院では患者様一人一人の肌状態に合わせたオーダーメイド治療をおこなっております。
照射治療や導入治療、そのほかご自宅でのホームケアなどをご提案させていただきます。
いかがでしたか?情報の信頼性をしっかり見極め、正しく美を高めていきたいですね!
ぜひご一読ください。

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