雑誌『&ROSY』2019年3月号(1月22日発売)その2

雑誌『&ROSY』2019年3月号(1月22日発売)

その2
特集「真冬こそ見直したい!"洗う保湿"Q&A」(掲載ページP66~69)
肌や頭皮を洗うケアで乾燥を防ぐにはどうしたら良いか、皮膚科専門医の慶田院長がお答えしました。

≪FACE≫
洗い過ぎも洗い不足も禁物!優しい洗顔が潤いの近道
過剰な洗顔はもちろん、洗い不足も汚れや余分な皮脂が肌の刺激となって乾燥を招きます。「20~30℃のぬるま湯で洗う」「肌をこすらない」の基本ルールに加え、洗顔後の肌状態に合わせた洗い方にすることで潤いレベルが変わります。

Q.朝と夜の洗顔、同じでいい?
A.夜はメイクのクレンジングだけでもOK
夜はメイククレンンジングが必須ですが、肌にベタつきがなければそのあとに洗顔料を使わなくても構いません。朝は、余分な皮脂や枕などから付着した汚れは、低刺激の洗顔料で優しく落とし、乾燥を防ぎましょう。

Q.ソフトな洗浄力だと毛穴汚れが残りそう...
A.角質などザラつく部分は酵素洗顔をプラス
毛穴の黒ずみやザラつきは角質肥厚が原因なので酵素洗顔がおすすめ。ただし頻繁にするのは控えましょう。本格的にケアしたいならクリニックで相談を。ケミカルピーリングなどを定期的に行い、角質ケアをすることで瑞々しいつるり肌が保てます。

Q.顔は湯洗いオンリーでも問題ない?
A.べたつきなどのトラブルがなければOK
"朝は湯洗いのみ"は肌質次第。皮脂腺が活発で皮脂量が多いオイリースキンでは、ベタつきや肌荒れ、ニキビを招くこともあるので、朝洗顔は必須です。優しく泡洗顔するのが基本です。

Q.20代から同じ洗顔料...。替え時って?
A.洗顔後につっぱるなら変えましょう
つっぱり感は「洗浄力が強すぎる」というサインなので、ひとつの目安にすると良いでしょう。

≪BODY≫
冬は厚着でムレやすいけどゴシゴシ洗いは乾燥に直結
重ね着したり、コートを着たまま暖房がきいた室内で過ごすことが多い冬も、ムレて菌が繁殖しやすい時期。からだは顔に比べて角質が厚めですが、摩擦でダメージを受けやすいのは同じなので洗うときは「泡で優しく」と心がけて。

Q.タオルと手洗い、どっちが乾燥しない?
A.肌をこすると乾燥のもと。手洗いが正解!
日常生活の汚れは泡でなでる程度で落ちます。タオル派は、柔らかい素材を選んで、優しく泡を動かす道具として使いましょう。

Q.からだの洗い順ってある?
A.皮脂分泌が多い部分から洗いましょう
皮脂や汗が多い胸の上、背中、ワキの下、陰部、足の裏から洗い、それ以外はさっと流す程度に。髪のトリートメントが肌につくとトラブルを起こす場合があります。髪をすすいだあとにからだを洗いましょう。 

Q.長湯はやっぱり乾燥する?
A.入浴剤や湯温で乾燥を防げます
お湯や水に触れるだけでも肌の潤い成分が流れますが、保湿効果のある入浴剤で軽減できます。冬は熱いお湯につかりたくなりますが、湯温はは高くても41℃までにして乾燥を防ぎましょう。

Q.冬は手がガサガサ!どうすればいい?
A.手洗い以外にも原因があるかも
まずは手洗いの回数を減らし、ぬるま湯で洗うこと。それでも荒れる人は洗剤や野菜のアク、調味料が手に触れることで荒れている可能性も。水仕事や料理の際も手袋を使うことで改善できます。

≪HAIR≫
洗浄力の強いシャンプーとすすぎ残しの両方に注意!
髪の乾燥は、パーマやヘアカラー、紫外線など洗髪以外が要因。一方、頭皮は洗浄力が強すぎるシャンプーやすすぎ残しによるトラブルで乾燥を招きます。頭皮環境が乱れると髪も弱くなるので、まずは頭皮ケアからスタート。

Q.頭皮用と髪質別、シャンプーはどう選べばいい?
A.頭皮が乾燥しているかどうかで選びましょう
頭皮にかゆみなどのトラブルがあるなら頭皮用を。トラブルがなければ髪質に合わせたシャンプーでも構いません。頭皮用シャンプーで地肌をケアし、トリートメントを髪質に合わせて選ぶという方法も◎

Q.髪がパサつく&広がるときは?
A.髪は肌や地肌と違い、自ら潤いを作る機能はありませんからトリートメントなどで外から補うことが必要です。洗髪時はキューティクルの広がりを抑えるシャンプーで潤いが流れ出るのをできるだけ防ぎましょう。

Q.毎日シャンプーしない方が潤う?
A.シャンプーを使わない=潤うとは限りません
頭皮は皮脂が多く、皮脂が残ったままでは確実に酸化して頭皮環境を乱します。1日1回はシャンプーをするか、せめてお湯で洗うようにしましょう。

Q.頭皮の毛穴汚れってどこまで落とせばいい?
A.多少、皮脂が残る程度はOK
ベタつきが残るのは問題ですが、皮脂が多少残る程度は問題ありません。むしろ洗いすぎないよう気をつけるべきで、夜も朝もシャンプーする人は洗いすぎ。

Q.シャンプー中にするといいことって?
A.マッサージやツボ押しで頭皮をほぐしましょう
頭皮は骨膜とくっついているため硬くなりがち。マッサージでほぐしましょう。頭皮の血行がよくなると髪の生える力が高まります。

汚れを落とすことは、肌や頭皮を健やかに保つためのファーストステップ。でも、同時に潤い成分が流れ出ているのも見逃せない事実です。保湿を意識した洗浄テクニックを身に付けて乾燥シーズンを乗り切りましょう。
是非、ご一読ください。


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