雑誌『&ROSY』2018年4月号(2月23日発売 掲載ページP44~51)

特集「アンチエイジングも美肌も叶える最新ブライトニングNEWS」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

35歳からの美白は、"白くする"のではなく"明るくする"のが正解!今年の傾向を分析していくと「ブライトニング」というキーワードが浮かんできます。くすみを払って明るさを引き出すことで美肌力を底上げすれば、アンチエイジングも美肌も叶えられます。

◎35歳からの『にごり肌』に、ブライトニングは必須ケア!
30代半ばになると、小じわやたるみ、肌の色々なトラブルが気になってくる世代。あれもこれも使わなければ、という中で、美白ケアの優先順位が下がってしまう人も多いかもしれません。時代とともに、美白ケアも変遷しいます。数年前までは"シミ"に焦点を当てた美白ケアでしたが、昨年くらいから徐々に、目指す方向がシミよりも"肌全体の明るさ"="ブライトニング"へと変化してきました。
ブライトニングを取り入れると、にごりがちな大人の肌は大きく変わります。最近のコスメは、美白にとどまらず、保湿力や抗酸化力も高いので、キメが整ってふっくらしたり、ハリがでたりと、総合的な美肌力がアップします。シミを薄くするのは時間がかかりますが、ブライトニングは保湿やハリなどの総合効果ですぐに結果が見えやすいのもうれしいところ。まずは自分の肌のにごりの原因を探り、それに対応するケアを取り入れてみましょう。

【ブライトニングは年間通して必要なケア】
大人の肌は若いころに比べて代謝が遅いので、古い角質やメラニンが蓄積し、潤いも抱え込めなくてにごりがちです。保湿や美白効果で、肌のトーンを上げると、それだけで若々しく見えます。

≪大人の肌をにごらせる4つの原因≫
原因①代謝の遅れ
不要になった細胞の滞りが肌色をにごらせます。肌の細胞は代謝を繰り返しながら上っていき、最後は最も表面の「角層細胞」となって肌を外敵からガードします。そのあとは、垢となってはがれ落ちます。加齢などによって代謝が遅れると、肌表面に不要な角質細胞が蓄積して、肌色のにごりやゴワつきの原因になります。

原因②乾燥
乾燥によるキメの乱れが透明感や艶を妨げます。肌色の明るさや透明感には、表皮の潤いも大きく関わっています。不透明な乾いた紙もぬれると透明になって透けるように、表皮の細胞が潤っていると透明感がアップするのです。乾燥していると透明感がなくなるだけではなく、光を綺麗に反射できず、にごった印象に見えます。

原因③紫外線
細胞の自衛機能でメラニンが大発生します。日焼けとは肌細胞の防御反応です。紫外線による肌ダメージを防ぐために、表皮の細胞がメラニンを傘のようにして、内側を守るのです。そのメラニンが過剰に作られ続けたり、肌の中でメラニンの分布に偏りがあったりすると、にごりや色むらの原因になります。

原因④内外ストレス
ストレスによってもメラニンが増えます。今注目されているのが「精神的なストレスが過剰なメラニン生成のきっかけになる」という研究発表がされました。ストレスにより活性酸素が発生したり皮膚温が低下したりすると、それによりメラニン生成が活性化するというルートが明らかになりました。また、花粉や大気汚染物質などの外的ストレスも同じようにメラニン生成を活性化させます。

【解決策】
原因①の解決策「肌表面をにごられる代謝の遅れには角質ケアがマスト」
古い角質を取り去ることはブライトニングの基本です。年を重ねると肌が薄くなると言いますが、それは肌の奥で弾力を保っている真皮層の厚みのことです。肌表面の角層は、代謝が遅れることで古い角質が積み重なり、ゴワゴワと厚く、硬くなっていきます。すると肌は光を通しにくくにごり、真皮層も薄いので奥行きのある透明感が出にくくなるのです。肌をブライトニングするには、まずこの状態から脱却することです。肌表面の不要な角質を取り去ることで、代謝が高まり、健康で潤いを保つ力のある角層になります。酵素洗顔か拭き取り美容液などを取り入れてみましょう。

原因②の解決策「高機能なブライトニング化粧水でにごりのもとの元凶、乾燥を解消!」
水分補給&キメふっくら効果ですぐにワントーン明るくしましょう。乾燥した手の片方に化粧水をつけると、つけたほうだけが見違えるほど明るくなります。それは、水分を含んだことによる透明感アップ効果と、同時に保湿成分がしぼんだキメをふっくらさせてくれるので、凹凸による影がなくなり、アイロンでシワを伸ばした白いシャツのように、明るさと清潔さが出るのです。成分のほとんどが水である化粧水は、使わなくても問題ない...?なんていう議論もありますが、ブライトニングにおいては絶対に欠かせません。

原因③&④の解決策「紫外線や内外ストレスで溜まったメラニンには、パワフルな美白美容液を」
角質ケアや保湿を十分にしても肌のにごりが晴れない場合、肌の奥に蓄積したメラニンが原因である可能性があります。肌の奥からメラニンの排出を促し、新しいメラニンを作らせないようコントロールすれば、本来の明るさがよみがえってきます。ブライトニングを目指すなら保湿力も高いものがおすすめです。
「美白クリームやマスクもプラスし、ブライトニングをさらに強化!」
シミや色むらも気になるのなら、メラニンの合成をブロックするような化粧品など併用も効果的です。

≪ブライトニングとUVケアは、必ずセットで取り入れましょう!!≫
肌の老化は、その原因の70%が紫外線といわれます。しっかりスキンケアしても、たった1回、無防備に紫外線を浴びただけで台なしになってしまいます。少しの外出でも、必ず日焼け止めをつける習慣を身に付けましょう。

是非、ご一読下さい。

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