雑誌『CLASSY./クラッシィ』2018年1月号(11月28日発売 掲載ページP124)

特集:Mart Channel 05「私も家族も元気でHAPPY、カラダの疑問に答えます」に慶田院長の取材記事が掲載されました。

特集「現代女性ならではの原因があるんです 誰でも可能性あり!?肌荒れとストレスの意外な関係」

【肌荒れとストレスには切っても切れない関係があるんです】

「肌と心は関係があるって聞いたんですが、本当ですか?」
本当です。ストレスによる皮膚疾患は現代病と言われるけれど、もともと心と身体は合わせ鏡の様なもので、一見バラバラに見える心と肌も当然つながっている...これは以前から、医学的に証明されていることです。
慶田院長自身が大学病院勤務時代に心身医学療法で皮膚病を治すという新しい分野を専攻していた経験上、肌トラブルとストレスの関連性については精通しています。

例えば、肌荒れやニキビはストレスで悪化します。アトピー性皮膚炎もそうです。ストレスがあったときに、無意識に手でいじったりかいたりして悪くしている事がありますが、実はこの行為が安易なストレス解消方法になってしまっています。
こういう方には、どんなときにニキビを触っているか、アトピーの湿疹をかいているかを日記に書いてもらって、心の状態やストレスとの関係性に気付いて頂くという『日記療法』を行います。それを踏まえ、丁寧にカウンセリングすると、診察だけで驚くほど良くなります。
みんな真面目で、少々のストレスは我慢してしまい、体の悲鳴に気付くことができない・・・それこそが問題の本質なのです。

「なるほど。確かに、日々の小さなことだと、逆に何でもないと思うようにしてしまっているかも...。」
現代は情報化も進んで何でもスピード感がすごく早く、特に30代は仕事にも少し責任が出てきて、人間関係のストレスを抱えがちです。また、結婚や転勤・昇進などライフスタイルの変化もあり、ストレスや悩みがつきない世代です。そして、ストレスを抱えその対処法に悩んでいても、日本にはまだ気軽に精神科に通う文化が根付いておらず、アウトプットできずに溜め込んでしまう人が多いのが現状です。このようなストレス下で身体症状として様々な疾患が出ている状態を『心身症』と呼び、それが肌に出てしまうとニキビやアトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹などとして現れるのです。でも、ストレスが原因だと気づいていない人がほとんどです。もし肌荒れが、生理周期や生活習慣を見直しても治らないときは、ストレスを見直して欲しいと思います。

「肌と心は密接につながっているんですね。」
ストレスがかかると、血流が滞り、皮膚温が低下しバリア機能が落ちて肌荒れし、それが続くと、肌のエイジングが加速してしまうことが分かっています。ここで大切なのは、過剰なストレスをきっかけに現れた肌荒れやニキビを体のサインだと知ること。人間の心は繊細なので、ストレスへの対処法を見直すことでよくなるケースはたくさんあります。
自分がこれをするとスッキリできる、というストレスコントロール法はたくさんあればあるほど良いものです。

季節の変わり目でもないのに、なんだか最近肌荒れが治らない...。そう悩むときは、ストレスフルな毎日を送っていないか見直してみましょう。

是非、ご一読ください。

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