雑誌『bea´s up(ビーズアップ)』2016年9月号(8月12日発売 掲載ページP55)

特集「お悩み別のお手入れ方法から、不調肌を救う一発逆転コスメまで! 美肌美女の夏→秋スキンケアプランを大公開!」に慶田院長の取材監修記事が掲載されました。

夏から秋に変わる時季は、肌の状態も不安定になりがちです。そこで、1年中美肌をキープしている美容のプロが集結し、肌悩み別に実践しているケアプランを伝授。慶田院長は、皮膚科専門医として、自身のスキンケア法や美肌習慣として実践している運動、クリニックで行うおすすめの美容施術について紹介しました。

慶田院長の「保湿強化プラン」では、夏は紫外線対策と、保湿ケアに注力。紫外線は乾燥肌を誘発するので、夏も保湿ケアは欠かせません。加えて、抗酸化作用が高いビタミンC点滴などで紫外線への抵抗力を高めています。

自身のアトピー性皮膚炎の経験から、敏感肌でも安心して使用できる、低刺激で保湿効果の高いアイテムを使用。日中の感想を感じたときは、化粧水に水素発生パウダー配合のオイルをプラスして、肌のハリを高めます。乾燥肌の改善効果、紫外線への抵抗性を高める効果があるヨーグルトも、1年中愛飲しているインナービューティー食品です。

夏はクーラーなどで身体が冷え、体内循環が滞りがちになります。対策として仕事の合間に時間を見つけて、つま先立ちをしたり、軽いストレッチをしています。
就寝前や、出勤前にはピラティスのマシンレッスンを取り入れています。バネの力をかりながらゆっくり動くことで体幹を鍛えることができます。

食生活では、日頃から抗酸化力の高いトマト、パプリカ、ブロッコリーなどは常備して毎日取り入れている食材です。朝はシミの予防のために、紫外線への感受性を高めるソラレン(柑橘系果物など)を避けるよう注意しています。

●夏のケアアイテム
アクセーヌ リセットウォシュ
肌に優しいアミノ酸系洗浄成分を配合。保湿+角質柔軟効果のある「天然多糖類」の働きにより、肌をやわらかく整えます。また、角質除去成分「グリコール酸」の効果で、余分な角質を除去。ボトルからスフレのようなきめ細かい泡ででてくるので、肌に負担をかけずに泡洗顔できます。

プロラヴィッシュローション
皮膚科医の共同研究で開発された、メラニンの生成を抑える超浸透型ビタミンC誘導体配合。これまでなかなか浸透しなかったビタミンCの成分が、肌の深部にとどく処方で、高い美白があります。ビタミンCはニキビに悩む方にもおすすめです。

ルミキシルクリーム
敏感肌でも使用できる、高い美白効果のあるクリーム。アミノ酸の一種であるルミキシル・ペプチドを配合。皮膚のメラニン生成に関与する酵素である、チロシナーゼを阻害してシミを防ぎます。

プロティアジャパン エンビロンC-クエンスクリーム
抗酸化作用の高いビタミンC(VCIP)、ビタミンAなどを含む保湿クリーム。ビタミンAは皮膚の中で、紫外線の光線エネルギーを受け止め、細胞が損傷するのを防ぐ「紫外線吸収剤」としての役割、皮膚のターンオーバーを促し、過剰なメラニンを排泄する作用、表皮細胞の成長を促し、角質のバリア機能を強化する作用もあり、肌力アップに欠かせません。

ラロッシュポゼUVイデア XL
SPF50・PA+++の強力日焼け止め。さらに通常のUV-A、UV-Bだけでなく、肌老化を引き起こすロングUV-Aをブロックする効果があります。高い日焼け止め効果がありながらも、敏感肌でも安心して使用できる仕様です。

・明治 アミノコラーゲンヨーグルト:
話題の美肌成分「コラーゲンペプチド」、「ミルクセラミド」を含むヨーグルトドリンク。2週間飲み続けることで腸内環境が改善し、肌の水分量が増えて肌荒れ、乾燥肌が改善する研究結果がでています。紫外線に対する抵抗性を高める効果もあり。慶田院長も肌の乾燥改善効果を感じて愛飲中です。

ハイドロフォースリッチオイル
液体に触れると水素を発生させる特殊パウダーが配合された美容オイルで、化粧水に2~3滴プラスして使用。水素(H2)が、肌を傷つける活性酸素(O-)と結びつき無害な水(H2O)に変換します。活性酸素を除去することで、抗酸化力作用が得られます。同じく抗酸化作用のあるプロラヴッシュローションに混ぜて使うとおすすめ。スクワラン、ダマスクローズなど高品質オイルで、心地よい保湿効果もgood!

ナビジョンDR メーククレンジングオイル
資生堂が医療機関専売としているシリーズラインのオイルクレンジングです。デリケートな肌に負担をかけずに、ポイントメイク、日焼け止めもするりと簡単に落ちます。
・高濃度ビタミンC点滴:
紫外線は、乾燥肌を誘発するので、高濃度ビタミンC点滴で抵抗力を高めています。ビタミンCは、有害な活性酸素に対する抗酸化作用が非常に強く、メラニンを減らして白く還元することで、シミ・くすみを改善します。また、コラーゲン線維を増やすためハリのある肌へ導く効果や、日焼け後のメラニン増加の予防や修復などに欠かせません。レモン1200個分のビタミンCを一気にチャージできるので、ストレスへの抵抗性や免疫機能の向上にもおすすめです。

秋は保湿を継続し、さらに夏の疲れをリセットするためにターンオーバーを促すケアを強化しています。夏のつけがたまっていたら、ダーマローラーフォトフェイシャルM22などの美容医療がおすすめです。洗顔からクリームまでは、年間を通して同じアイテムを使用していますが、秋はクリームのあとにオイルをプラス。日焼け止めはしっとりタイプに変更します。

また、大気の乾燥が進行する秋は、化粧水に混ぜるハイドロフォースリッチオイルを増量。夏3滴→秋4滴に増やすだけで、驚くほどしっとり感が向上。湿度がさがり、本格的な乾燥シーズンには院内調合のバリアクリームをプラス。食材では、皮膚の回復を高める高タンパク&低脂肪の大豆製品や旬の魚を積極的にとります。

●秋のケアアイテム
・アクセーヌ マイルドサンシールド:
紫外線を防ぎながら、積極的に保湿する日焼け止めクリーム。秋のUVアイテムはこちらにシフト。SPF28 PA++

・エンビロン モイスチャーACEオイル:
ビタミンの代表格3種(ビタミンA、C、E)をバランスよく配合したオイル。C-クエンスクリーム同様に、抗酸化作用のあるビタミン類を多く含んでいます。保湿効果も高く、秋のスキンケアにプラスしています。
・バリアクリーム(院内調合):
ハリのある皮膚を保つ成分などをバランス良く配合した保湿クリーム。クリームの重ね塗りで、潤いをしっかり密封することが大切です。
・フォトフェイシャルM22:
ノーダウンタイムでシミ、くすみ、赤みなど、気になる肌のアラを全て一掃します。8種類のフィルターと、照射設定を細かく調整することで、個々の肌質に最適なオーダーメイド治療が可能。コラーゲン線維などを活性化するので、たるみ毛穴にもおすすめ。肌に透明感が生まれてハリも出ます。月1回の肌メンテナンスで、夏老けをなかったことに。

慶田院長の美肌ケアは、秋の乾燥時期に保湿アイテムを追加するくらいで、夏と比べて大きなチェンジはありません。年間を通しての保湿、緑黄色野菜など抗酸化を意識した食事、適度な運動など、ぶれないケアこそ美肌の源です。肌に夏の疲れがみえたら、まずはノーダウンタイムの美容医療でメンテナンスを始めてはいかがでしょうか。秋にはワンランク上の肌を目指しましょう。

是非、ご一読ください。

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