雑誌『オレンジページ』2015年11月17日号 (11月2日発売 掲載ページP134~135)

『知っ得ゼミVol.66 顔や体だけじゃないんです!「頭皮の敏感肌」講座』に慶田院長の監修記事が掲載されました。
「知っ得ゼミ」はオレンジページ内で生活に役立つ知恵を、講座形式で紹介している人気コーナー。
今回のテーマは"頭皮"です。
特に秋冬に増えるのが、フケやかゆみなどの頭皮トラブルです。「フケ=不潔だから?」と勘違いして、丁寧に洗えば洗うほどひどくなるという方はいらっしゃいませんか。そんな方は乾燥が原因で起こる、「頭皮の敏感肌」かもしれません。
頭皮も顔や体と同じ皮膚です。健康な頭皮は「角質細胞間脂質」「天然保湿因子」「皮脂膜」により外部刺激から皮膚を守るバリア機能が備わっています。バリア機能の80%を担うのが、セラミドに代表される「角質細胞間脂質」です。「角質細胞間脂質」は角層の細胞と細胞をつなぎ合わせて皮膚の水分を保ち、乾燥や外部刺激から肌を守る大切な役割をしています。ところが頭皮の洗いすぎなどで、肌を守るバリア機能が崩れると、刺激を受けやすく、乾燥しやすい敏感な状態になってしまうのです。洗髪後、皮脂膜は数時間で回復しますが、失われた角質細胞間脂質が回復するには2週間以上かかります。
その結果、皮膚が生まれ変わるサイクルが乱れて過剰にフケが出たり、炎症を起こしてかゆくなったりすることがあります。
頭皮の肌質についてのアンケートで乾燥肌、敏感肌、混合肌、脂性肌と答えた人のうち、かゆみ、フケ、乾燥などの頭皮トラブルを経験したことがある人は、96%もいることが解っています。

そこで慶田院長が、頭皮の敏感肌が起きるメカニズムと、バリア機能を守りトラブルを防ぐ正しい頭皮ケアについて解説しています。
思い当たる方は、まず本誌のチェック表で頭皮の敏感肌を診断しましょう。
頭皮にいいプラスポイントとして、腸内環境を整えて健康な頭皮を保つための食生活、生活習慣などについても紹介しています。これは、頭皮だけでなく顔はもちろん、全身の美肌につながるポイントでもあります。
一度フケやかゆみが出てしまうと、健康な状態に戻すには時間がかかるものです。最も空気が乾燥する1~2月を前に、早めの対策が重要です。
是非ご一読ください。

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