テレビ朝日「中居正広のミになる図書館」10月6(火)OA

「知らなきゃ良かった」シリーズの専門家として慶田院長が出演し、肌のお手入れの基本、洗顔法について解説しました。
今回、女優池上季実子さんが実践する美容法について、皮膚科専門医としてコメントしています。

「石鹸の泡で4回洗顔して美肌をキープ」
メイクオフと毛穴の汚れをしっかり落とすために、一度に石鹸の泡を使って4回洗顔し、冷水で引き締めたあと、化粧水を叩き込んでいる美容法を18歳頃から35年以上続けているということですが、これは正しいのでしょうか?

「知りたくないとは思いますが、、、、洗顔を4回するとお肌がボロボロになる可能性があります。」

過剰な皮膚の洗浄は、肌を傷めて乾燥を招き、バリア機能をこわす原因となります。特に年齢とともにお肌のターンオーバーは滞り、角質細胞間脂質や天然保湿因子の再生も低下し、バリア機能は低下していくため、このような洗顔法を続けることは危険です。
正常なバリア機能を失った肌は外部刺激を受けやすくなり、乾燥、アレルギー物質、細菌など様々なダメージを受けやすい状態に。また、かゆみや炎症などを引き起こしやすく、肌トラブルの原因となります。また、化粧水は叩き込めばその分浸透するということはありませんので、これも物理的に肌を痛める原因になりかねません。
池上さんの場合は、肌質に恵まれているので現時点では特にトラブルになっていないようですが、乾燥肌の方が同じことをしたら大変です。
では専門家が教える、美しさを保つ洗顔法とは?

メイク落としで洗ったあと、洗顔料で1回洗えば十分です。
洗顔料をしっかり泡立てて、手とお肌が直接触れないように泡で優しく動かして洗いましょう。一生懸命になって手でゴシゴシこすらないようにご注意ください。
すすぐときには、おでこ周りの髪の毛の生え際、アゴラインに洗顔料が残りやすくなりますので、洗い残しに気を付けてくださいね。
潤いを保つ洗顔法で、大気が乾燥する季節もお肌のバリア機能をキープしましょう。

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