2020年(10月〜12月)のメディア掲載情報

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WEB『日経WOMAN Terrace』 2020年12月10日掲載

慶田院長が『日経WOMAN Terrace』内のアンバサダーブログを更新しました。

日経ARIA 特集『私の最強女友達』の第1回は、『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)など、切れ味良いエッセイが人気のジェーン・スー氏が語る女友達の重要性。
ジェーン・スー『女友達は元本割れしない唯一の資産』

以下、このテーマについて慶田院長がアンバサダーブログを更新しています。

忙しくて、ついついアンバサダーブログを書きそびれていましたが、(締め切り迫る論文執筆を後回しにしても・・・)このテーマは語りたいこと満載です。

やはり私にとっての親友は、横浜雙葉の同期、女子医大の同期たちです。彼女たちは、私がまだ何者でもなかった、というか、クソダサい時代を知っていてそれでも愛してくれた貴重な存在。具体的には、眉ボーボー・ぽっちゃり・アトピーあり・三つ編み・眼鏡・がり勉・本の虫・極度の運動音痴・趣味は園芸と美術・三国志オタク・話し出すと止まらないetc、、、、モテない要素満載の少女時代で、素は今でも変わっていません。

大学時代失恋して寝込んだ時も、患者様や上司に叱られ過ぎて病気になった時も、開業してオーバーワークで息も絶え絶えだった時も、長女が組体操の事故で大怪我して3か月間寝たきりになった時も、その他プライベートでの数々のトラブルが重なり挫けそうになった時も、支えてくれたのは女友達でした。

自分自身の勉強、研究、国家試験、専門医試験、診療、育児、開業、、、中学時代から定期的に襲う重度の片頭痛発作、過労による産後うつ病などを抱えながら、フルタイム勤務を21年間続けてきました。ちなみに、私がどんなに辛くてもいつも笑顔でいるのは、笑う事によって自分は幸せで人生は楽しいんだと脳を騙すため。でも、女友達と会った後は、くだらないことでふざけて合って、気づけば心からの笑顔になれます。

20代半ばから40代の今まで、正直なところ本当に苦しい時代でした。もちろんその大変さの中に、楽しみを見つけて人生は進んでいくのですが、外部に発信している楽しそうなエピソードはほんの一部。私の真の苦しみを知っている親友たちは、「よくぞ挫けなかった、倒れなかった、諦めなかった、」と、そこを褒めてくれます。表面的な成功だけを見て羨ましがったり、妬んだりする、「知り合いレベルの友人」と、言葉の裏を探らなくても済む「信頼できる友人」の違いはそこでしょうか。

女友達の素晴らしさを思うに、彼女たちがいなければ人生の重すぎる色々を決して乗り越えられなかったに違いなく、まさに必要不可欠、水のようにないと枯れちゃいます。

学生時代の友人は別格ですが、大人になってからも腹のうちを話せる友人が何人も出来たので、要は付き合いの長さではないと思います。40過ぎてカラダはあちこちガタがきますが、人生経験を積んだメリットも。「この人は善人だ。性格は陽性で、裏表がなく誠実だ。おまけに面白くて深みがある。」など、人柄をキャッチする能力は向上しました。そして、馬の合う友人が、「絶対合うと思う」と紹介してくれた女友達は、間違いなく気が合うので、類は友を呼ぶのでしょう。

女友達のよさをジェーン・スー氏はこう語ります。
〝パートナーのようにお互いを縛るものがないのもいいんだと思います。″

まさにその通り、相手を縛らず、求め過ぎず、でもお互いに求めあえる関係、それが女友達の良さですね。特殊な関係以外、パートナーは一人しか選べませんが、女友達は何人いても浮気にはなりません。

理由がなくても会いたくなって、ただおしゃべりするだけで癒されるけど、毎週末一緒にいてほしい、自分の予定に付き合ってほしいなど相手を縛らないのが女友達。どちらかが苦しい時には、どんなに忙しくても時間を作って駆け付けて、ただ寄り添う。会えない期間があっても、心の距離は近いまま。相手のしていることを否定せず、でも意見を求められたときは率直な意見を言い合える。私にとって最強の女友達はこんな感じです。

ジェーン・スー氏のこの言葉にも共感します。
‟友達にお互いに刺激し合う関係は求めてないですね。言葉は強いですけど、友達に「使える」「使えない」とか、「この人といたら成長しない」みたいな生産性を求めるのはちょっと下品だと私は思いますね。"

友人の活躍は自分のこと以上に喜びますし、実際に仕事が超絶できる友人が多いですが、付き合う上で社会的な肩書きは正直どうでもよいのです。そして、友人の肩書を利用しないというのも私のルールです。

〝人間関係は、自分を映してます。外に求めるんじゃなくて自分を充実させていけば、いい関係が築けると思いますよ。″(ジェーン・スー氏)
相手にも会いたいって思ってもらえるかどうかが、友人関係の構築の鍵。合わない人とは距離を置き、会いたい人には会いに行く。人生長いようで意外と自由時間は短いから、本当に好きな人と時間を過ごし、一緒に年齢を重ねていきたいですね。


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WEB『VOGUE JAPAN』 2020年11月29日掲載

特集「自分自身を肯定し育てる、スキンケアと美容医療【実録トランスジェンダー美容part2】」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

男性に生まれ、現在は身体も戸籍も女性として生きるNさんは、性別適合手術と女性ホルモン療法で"違和感"を拭い去り、心と体がしっくりと一致したといいます。繊細な声や柔らかな物腰、しなやかなロングヘアも魅力的ですが、とにかく驚くのは、つるんとなめらかな透き通る美肌です。Nさんこだわりの美容法のひとつとして、当院で行った注入療法『ヒアルロン酸注入』と『ボトックス注射』が紹介されています。

男性は女性に比べて眉骨がしっかりしていて、額がゴツゴツしているので、ヒアルロン酸製剤を額からこめかみに面状に注入し、丸みを作ると柔らかで女性らしい雰囲気になります。
額が丸くなることで、相対的に眉骨も目立たなくなり、コンプレックスが一気に解消されたと喜んで頂きました。そして、慶田院長の提案により、顎先にも少し注入したことでで輪郭をすっきり補整。当院で行っているヒアルロン酸による『美人顔デザイン注入(トータルフェイシャルトリートメント)』は、個人差の大きい骨格や加齢変化を解剖学的にとらえ、その方に最適な部位に適正量注入することで、『自然なリフトアップ効果』とバランスの良い『美しい顔』を叶えます。少女の額の丸み、頬のアーチ、顎のラインなどは、建築やデザインの世界で理想とされるS字の滑らかな曲線""Ogee Curveオージーカーブ"と一致します。この美の黄金比を意識しながら、注入デザインをミリ単位で微調整します。

また、Nさんは元々あごが小さく、オトガイ(下顎骨の先端部)の梅干しジワにもお悩みでした。オトガイ筋に『ボトックス注射』をすることで、梅干しジワを寄せる癖を修正し、筋肉を緩め滑らかな状態にしました。ヒアルロン酸注入との相乗効果で横顔の輪郭も整い、横顔美人の条件とされる、理想のEラインに近づくことができました。Eラインとは、横から見た時に鼻先からあご先を結んだラインのことで、このEライン上に鼻先・唇・顎先がある、あるいは唇が少し内側に位置することが理想とされています。
当院はトランスジェンダーの美容医療もお受けしています。ご本人の希望を伺いながら、経験のあるドクターがアドバイスを行い、理想の美を叶えてまいります。

◆ヒアルロン酸注入 1本(1ml) 
初回トライアル ¥75,000

◆ボトックス注射 あご(オトガイ)
アラガン社製 ボトックスビスタ 初回トライアル¥25,000
コアトックス 初回トライアル¥20,000

是非、ご参考になさって下さい。

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WEB『Precious.jp』 2020年11月29日掲載

特集「皮膚科専門医に聞く!冬の「マスク肌荒れ」、その原因と対策とは?」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

これまでの季節的なマスク着用とは違い、1日中マスク着用を求められる生活に変わり、なんとなく肌に不調を感じている人も多くなってきました。そのような肌の不調を軽く考え、ケアせずに放っておくと、エイジングの引き金となり、シワやくすみなどの肌老化につながってしまうことがあります。エイジングを加速させないためにも今からしっかりと対策をしていきましょう。

【冬のマスク生活で気をつけたい肌トラブルとその対策】
冬のマスク生活では、これまで以上に肌の乾燥に注意が必要です。マスクをしているとマスクの布に肌の保湿成分が吸い取られ、肌の乾燥が進行します。そこにきて、冬は湿度の低下や、暖房による室内と室外の気温の寒暖差も加わり、肌の乾燥はさらに加速します。乾燥した肌はバリア機能が低下しているため、少しの刺激でも炎症を起こしやすく、マスクで肌が擦れることで、赤みやかゆみ、湿疹などを伴う『マスク皮膚炎』が生じやすくなります。
『マスク皮膚炎』のような症状が出ないにしろ、肌が少しでもヒリヒリ、チクチクする場合は、バリア機能が弱くなっているサインです。肌内部では微弱な炎症が起きている可能性があり、これが続くと細胞や組織にダメージを与え、シミやちりめんジワ、くすみ、ハリ&弾力の低下など肌老化へとつながってしまうこともあるので要注意です。
また、冬は気温が低いため、汗の影響が少ないように思われますが、室内は暖房が効いているので、マスク蒸れによる汗の刺激で肌荒れも起こります。皮膚温が高くなると汗だけでなく皮脂量が増え、さらにマスク擦れによる角質肥厚も起こり、毛穴がふさがれ『マスクニキビ』もできやすくなります。冬のマスク生活において、エイジングを加速させないためには、少しの違和感も見逃さず、早めのケア&対策を心がけることが重要です。

【マスク下の肌トラブルを予防する3つのポイント】
■1:乾燥を防ぐためにも、保湿は丁寧に行うこと
擦れや汗による蒸れ、マスクを外すことでの急激な乾燥など、マスクをしていることで受ける肌ストレスは相当なものです。そんな肌には、何よりも保湿が重要です。肌が乾燥していると感じる時は、保湿乳液やクリームを塗り重ねるようにしましょう。保湿の際には、肌あれ予防に有効な成分・トラネキサム酸が配合されたものや、肌内部の水分を保持する働きのあるヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、アミノ酸、多糖類、多価アルコール類、加水分解コラーゲンといった潤い成分を含むモイスチャライザーがおすすめです。
ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』(銀座ケイスキンクリニック取り扱い120ml¥8,500)は、トラネキサム酸と資生堂の独自開発成分4MSKを配合した美白乳液です。メラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎながら、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます。肌がべたべたするくらいの量をしっかりと塗ることで、効果もより高まります。ニキビがある人も軽やかなタイプのクリームは塗りましょう。

肌が十分に潤っていると、バリア機能も正常に働き、外部からの刺激に負けない、健康な肌を保つことができます。また、肌に不調を感じる時は、保湿力の高い1品で潤いを補うシンプルケアに切り替えましょう。バリア機能が弱っている時は、化粧水でもしみることがあります。そんな時は、肌に浸透せず、表面で膜を作って保護してくれるバームやオイル状のアイテムがおすすめです。肌バリアの機能を担う皮脂と細胞間脂質を補い、肌をしっとり保湿してくれるバーム系の『メディコルスキンリピッド15/33』(銀座ケイスキンクリニック取り扱い Ⅰ¥4900 Ⅱ¥5400)は刺激を感じにくいという患者様が多いです。万年ドライ肌の方はこってりと重めなスキンリピッドⅡの補修クリームを最後に使うのがおすすめです。

■2:マスクの着用時間を抑え、サイズに合ったものを使用
マスクと肌の摩擦を減らすため、着用時間はなるべく抑えるように心がけましょう。さらに気をつけたいのがマスクの素材です。マスクをしながら話をすると肌が擦れるので、硬い生地は避け、肌当たりが良く、内部の熱や湿気を逃す、コットンやシルクなど通気性の良いマスクを選ぶようにしましょう。サイズが合わないものを使用すると摩擦が増える原因にもなります。自分のサイズにあったもの使うこともポイントです。
マスクが触れる部分には、いつも以上に保湿クリームをしっかり塗ることも忘れずに。擦れにより、保湿成分が取れるのを防ぐ他、摩擦による刺激を軽減できます。当院では、天然セラミド配合の「セラミドバリアクリーム」が、バリア機能を高め、肌をやさしく守るので人気です。水分保持力・抗炎症作用が高く、しっとり感がありなが重すぎず塗り心地がよいので、顔から体まで全身に使用している方が沢山います。

■3:汗をかいたら、洗顔もしくは、こまめに拭き取ること
マスクの肌あれの原因のひとつが、肌表面に残る汗の成分。汗をかいた時は、できるだけ洗顔でしっかりと洗い落とすのがベストです。外出先で洗顔ができない場合には、こまめに汗を拭き取るようにしましょう。汗に含まれるミネラル分は、水を使わないと落ちないので、ハンカチなどを水で濡らして拭き取るようにしましょう。洗顔後や汗を拭きとった後は保湿も忘れずに行いましょう。

■4:肌荒れが続く時は、美容医療の力を取り入れること
マスクによる肌荒れにお悩みの方には、炎症を鎮めて肌の再生を促す『プラズマシャワー』が人気です。強力な滅菌作用でニキビをはじめとするさまざまな皮膚トラブルを引き起こす細菌やウイルスを死滅させることができます。悪玉菌がいなくなった後は、もともと表皮内に住んでいる美肌菌が急速に増えて肌フローラが健康な状態に整うのでご安心ください。
また、プラズマ照射後30分以内は、薬剤の浸透を高めるので、お悩みに合わせて薬剤を選択します。マスク皮膚炎やマスクニキビにお悩みの方には抗炎症と肌再生作用が高い『サイトプロMD』(骨髄幹細胞培養上清エキス)の導入がおすすめです。

◇肌再生プラズマシャワー◇
初診患者様限定 ¥25,000
初回トライアル¥28,000

是非、ご参考になさって下さい。


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WEB『VOCE』 2020年12月8日掲載

特集「布マスクについたメイク汚れをきれいに落とす方法」に慶田院長の監修・取材記事が掲載されました。

繰り返し洗えるマスクについたメイク汚れ。「きちんと落とすにはどうすれば?」問題を解決する、慶田院長おすすめの洗い方をご紹介しています。また、マスク汚れによる肌への影響についてもコメントしています。

【マスク汚れの落とし方】
慶田院長がいつも使用しているのが、肌に優しいコットンやシルク素材のマスクです。メイク汚れが気になるときは、台所用洗剤でもみ洗いをします。よくすすいだら、乾いたタオルで挟んでトントンと叩くようにして水気をとり部屋干しにします。とくにファンデーションの汚れがスッキリ落ちます。

【マスクについたメイク汚れが肌に与える影響】
メイクが付着した状態のマスクを長時間つけるということがこれまでなかったので、エビデンスのとれたデータはありません。ただ、1つ言えることは、メイクに含まれる油脂は酸化すると刺激物質になり、肌荒れの原因になる可能性があるということです。とはいえ、より深刻なのはマスクが肌に与える摩擦です。摩擦が肌に軽い炎症を引き起こすことで乾燥を招き、肌荒れの原因につながることもあります。
マスクが触れる部分は、いつも以上に保湿ケアが必要です。お顔だけでなく、耳にも保湿クリームを塗りましょう。摩擦による負担を軽減できますし、バリア機能が正常に働き、刺激による炎症を起こしにくくなります。乾燥肌にはセラミドなどの水分を抱える性質をもった成分配合の保湿クリームがおすすめです。天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。
ご自身で対策を行っていても、肌荒れに悩むこともあるでしょう。そのような時は美容医療の力を借りるのも手です。美容皮膚科ではさまざまな施術が行われていますが、「マスク皮膚炎」や「マスクニキビ」にお悩みの方には、乳酸とサリチル酸で古い角質をピーリングし毛穴の皮脂や角栓をオフする『アクアフェイシャル』(トライアル¥18,000)や、強力な滅菌作用でニキビなどの肌トラブルを引き起こす細菌・真菌を死滅させ、肌フローラを整える『プラズマシャワー』(トライアル¥20,000)がおすすめです。1回でも症状が落ち着いたとおっしゃる方が多く、翌朝「お肌が元気になる」実感があるので、大切なご予定の前に受けられるリピーターさんも沢山いらっしゃいます。

【インナーマスクの使用について】
インナーマスクも素材によっては摩擦を引き起こす可能性があるので、予備の布マスクを持ち歩いておいて、汚れが気になるときに取り替えると良いでしょう。メイク汚れは避けられませんし、1日つけるぶんには問題ないと思います。一度使ったマスクはきちんと洗い、汚れたまま繰り返し使いさえしなければ、あまりセンシティブになる必要はありません。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『レタスクラブ』2021年1月号(12月25日発売 掲載ページP128~P131)

特集「1本で家族のあらゆるトラブル解決!ワセリンが「アレコレ」使える!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

「ワセリン」の使い方といえば、肌の乾燥したところに塗るくらい、という人が多いのではないでしょうか?実はこれが最も幅広く、いろいろ使用することができます。その性質を生かした使い方アイディアをご紹介しています。

【ワセリンのここがすごい!】
1. 水をはじく
オイルと同じ働き。肌の表面をしっかりコーティングして水や汚れをはじいてくれる。
2. 浸透し過ぎない
肌内部まで深く浸透していかないので、トラブル肌でもしみることなく使える。
3. 外からの刺激を防ぐ
肌にやさしく、外側からの刺激を防いでくれる。純度の高いものは赤ちゃんにも安心して使える。
4. 持ち運びに便利
オイル同様の働きながら、固形なので小分けして携帯でき、いつでもどこでも使える。

【そもそもワセリンって、何?】
天然由来の成分、石油から抽出した炭化水素類を脱色、精製した保湿剤。もともと石油由来の不純物が含まれており、精度の度合いによって大きく4種類に分かれます。純度の低いものから順にご紹介します。
① 黄色ワセリン:防腐剤無添加・無着色・無香料で低刺激。
② 白色ワセリン:黄色ワセリンの純度を高めたもの。医療機関でも使用されている。乾燥
       した肌や唇の保護に。
③ プロペト、ピュアベール:白色ワセリンをさらに精製したもの。ひび、あかぎれにも。
④ サンホワイト:皮膚科医もすすめる高品質ワセリン。刺激が少なく敏感肌にも安心して 
         使える。

【実践!ワセリンつ使いこなし術】
◆乾燥対策に
◇《ワセリン+ラップでガサガサ唇にサヨナラ!》
ワセリンを塗ったうえからラップでふたをして、カンタン唇パックに!
1. ワセリンを指にとり、唇全体にまんべんなく伸ばします。口角の際などにも丁寧に。
2. ラップを小さくカットして、唇全体を覆うように載せます。このままの状態で2~3分おきます。
◇《ワセリン+保湿クリームで潤い感アップ》
乾燥が気になるときはクリームに混ぜて保湿力を高めて!
1.保湿クリームを適量(パール粒大)、手のひらに取ります。そこにワセリンを加えて、指でよく混ぜ合わせます。
2.特に乾燥の気になるところに塗ります。ワセリンと保湿クリームは使う直前に混ぜるようにしましょう。

◆ヘアのお悩みに
◇《事前のワセリン塗布で染髪時の皮膚の着色防止》
髪の生え際にぐるりと塗れば、カラー剤が皮膚についても着色しない!
1.ヘアカラー剤を塗る前に、ワセリンを顔~うなじにかけて、髪の生え際にぐるりと帯状に塗ります。
2.ヘアカラー剤がたれてきたら、ワセリンごとティッシュオフしましょう。肌への色の付着を防ぎます。
◇《ひどい枝毛もワセリンでパサつきが治まる》
傷んでぱさぱさになった毛先につけるとしっとり落ち着く!
パサついて広がってしまう毛先には、ワセリンを塗りこんで。しっとり落ち着いてまとまります。
◇《まとめ髪の後れ毛もワセリンが上手にフォロー》
後れ毛やアホ毛をキャッチして、きれいに髪がまとまる!
まとめ髪の時の生え際の後れ毛は、ワセリンをつけてなで上げるとスッキリ、美しい仕上がりに。

【保湿ケアには、モイスチャライザーの併用を!】
使用の幅が広いワセリンですが、実はワセリン自体に保湿成分は含まれていません。
保湿剤(保湿化粧品)は「エモリエント」と「モイスチャライザー」の2つに分類されます。ワセリン、オイルに代表される「エモリエント」は皮膚に油膜を覆うことで、水分の蒸発を防ぎ、角層を柔らかくする作用を持ちます。肌が荒れて水分がしみる時、美容治療後の肌が敏感になっている時、目元や唇などのデリケートな部分に使用することができます。
「モイスチャライザー」は天然保湿因子(NMF)など水分を保持する作用を持つ保湿成分(ヒューメクタント)を含み、肌の潤いを補う働きのあるものです。尿素、ヘパリン類似物質、水溶性コラーゲン、 セラミド、ヒアルロン酸などがあります。乾燥した肌にうるおいを与える普段の保湿ケアは、真の保湿成分を含むモイスチャライザーを取り入れましょう。
天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム』は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『美ST』2021年2月号(12月17日発売)

本誌では2つの記事に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

■■1つ目の特集は、『マスクの刺激+花粉+大気汚染まで守って攻めるバランスの正解は?365日マスク時代の、敏感肌3.0会議』です。(掲載ページP164)

"敏感肌"という言葉が使われだしてから約20年。日常的にマスクを使うようになってからは、自称敏感肌の方も激増中。40代からは敏感になりがちな肌をいかにコントロールしながら一刻一刻と進むエイジングをケアするかが課題です。2021年の敏感肌ケアを考えていきます。

【敏感肌は治すより"コントロールする"つもりで向き合って!】
実は生後6か月にはアトピー性皮膚炎の症状があったという慶田院長。40年以上試行錯誤してきたからわかる、敏感肌のコントロール方法を解説しています。

「バリア疾患であるアトピー性皮膚炎とは0歳からの付き合いです。学生時代は苦労しましたが、今は知識と経験を得て、スキンケアだけでコントロールしています。アトピー性皮膚炎や食物アレルギーは、乳幼児からの保湿を完璧にすれば症状が出にくくなると分かってきており、スキンケアは極めて重要です。さらに、敏感肌でも肌状態を観察し、適切な選択をすれば、エイジングケアにタブーはありません。
例えば、肌の代謝を高め、自ら潤う力を育むレチノール。反応の強さが心配な人も多いと思いますが、濃度と頻度を少なく調整すれば敏感肌でも使えます。美容医療も可能で、フォトフェイシャルは表皮内に伸びてしまった感覚神経のc線維を壊すことで肌のかゆみをコントロールするのに良く、湿疹症状が出にくくなってくると好評です。また、ピコレーザーによるピコトーニング+ピコフラクショナル照射はアトピー性皮膚炎後に生じる、首や四肢の難治な色素沈着(真皮内にメラニンが入り込んでしまった入れ墨に似た症状)の美白にオススメです。使用できる化粧品のストライクゾーンが狭いので注意が必要。小さなプツプツができたら、湿疹初期であることが多いので、使っていたものを即中止。不調は早い段階での消火が大事です。炎症=老化の加速なので注意しましょう」。

●湿疹のサインが出たら抗炎症系スキンケアに切り替え
肌荒れのサインを感じたら、高い鎮静効果を持つトラネキサム酸が配合されたものにスイッチ。当院で患者様にご使用いただいている『ナビジョン TAホワイトエマルジョンⅠ』(銀座ケイスキンクリニック取り扱い 120ml¥8,500)はアレルギーテスト済みで安心です。トラネキサム酸は美白効果も期待でき、シミ・ソバカスを防ぎながら、みずみずしい潤いに満ちた素肌に導きます。
●レチノールは徐々に濃度を上げながら様子見で
 エビデンスを持っている会社のものを信頼しましょう。肌状態を見ながら少しずつ濃度、塗布する頻度を上げていくのが良いでしょう。当院では、医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有の「ナノメッドVAエッセンス」(銀座ケイスキンクリニック取扱い16g ¥6,500)が人気です。市販品より高濃度なので、敏感肌なら保湿クリームと1:1で混ぜて、1~2日おきの使用でも十分な効果が。

●インナーケアも大事。コラーゲンは規定量の3倍を
 経口コラーゲン摂取に疑問を持っていましたが、最近は臨床試験のエビデンスを持っているメーカーも多く、実際に効果を感じます。自分で飲むときは推奨の2~3倍飲んでいます。食品なので問題なし。

◆そもそも「敏感肌」と「ゆらぎ肌」は何が違うの?
 「アトピー性皮膚炎」は、遺伝的にアトピー素因がある人が小児期から発症する皮膚病です。大人になって急になる人はいません。一方「敏感肌」は、様々な刺激に弱い状態の肌を指し、アトピー性皮膚炎も含む大きなカテゴリー、肌の傾向で医学用語ではありません。刺激に弱い状態が常態化したのが「敏感肌」で、季節や生理周期などで一時的になるのが「ゆらぎ肌」です。

◆摩擦、ムレ、皮脂吸収...マスク生活でゆらぐ人激増!
 5月くらいから、マスクで肌が荒れたと受診される方が激増しました。マスクに皮脂や保湿成分を奪われ、摩擦により角質が肥厚。さらに毛穴が詰まってニキビができやすくなったり、ヒリヒリしたり。それまでそういった症状がなかったのに、マスクをつけ始めてからかゆみ、赤み、ピリピリ感が出てきた場合、いわゆるゆらぎ肌に陥っている可能性があります。
 肌荒れが続く時は美容医療の力を取り入れるのも良いでしょう。マスクによる肌荒れにお悩みの方には、炎症を鎮めて肌の再生を促す『プラズマシャワー』が人気です。強力な滅菌作用でニキビをはじめとするさまざまな皮膚トラブルを引き起こす細菌やウイルスを死滅させることができます。悪玉菌がいなくなった後は、もともと表皮内に住んでいる美肌菌が急速に増えて肌フローラが健康な状態に整うのでご安心ください。悪い子が減ると良い子が育ちやすくなるのです。
 また、プラズマ照射後30分以内は、薬剤の浸透を高めるので、お悩みに合わせて薬剤を選択します。マスク皮膚炎やマスクニキビにお悩みの方には抗炎症と肌再生作用が高い『サイトプロMD』(骨髄幹細胞培養上清エキス)の導入がおすすめです。


■■2つ目の特集は、『美と健康と介護のためにツルっと自分で解決おうちでVIO脱毛』です。(掲載ページP220~P221)

40代はVIO脱毛の谷間世代。ツルツルが当たり前でもないし、ボサボサのまま開き直るのもちょっと...。今こそ自分の美と健康と老後のために、脱毛を始めましょう。

【みんな脱毛しているの?】
18歳~34歳の女性の約4割がアンダーヘアをすべて脱毛しているというデータがあります。ちょっと驚異的ですよね。これに「なんらかのお手入れをしている人」を足すとその割合は90%以上。40代より下の世代にとって、アンダーヘアの処理は常識なのです。

【そもそもVIO脱毛って?】
デリケートゾーンの脱毛を「VIO脱毛」といいます。第二次性徴期の副腎皮質ホルモンの分泌に従い発毛する毛で太く脱毛しにくいのが特徴です。
V:ビキニラインの部分。指2本分ほどの幅デザインで残す人もいますが、最近の主流は無           
 毛のハイジ―ナ脱毛です。
I:脚の付け根に沿った女性器の両サイド。大陰唇全体の毛も含まれます。下着や水着から
 はみ毛が気になる部分です。
O:肛門周辺のゾーン。排泄物が付着したりトイレで拭く際に巻き込まれたりしやすい部分
 です。脱毛で清潔を保てます。

【40代で脱毛するといいことある?】
閉経後のデリケートゾーンは乾燥ケアが必須です。脱毛しておくとケアが格段に楽ですし、更年期の量の多い生理も安心です。この先、介護される側に回ったときのことを考えて脱毛する方が多くいらっしゃいます。
✓デリケートゾーンのケアが楽に
✓閉経間際の生理トラブルを軽減
✓年をとってから介護脱毛しなくてOK

◆40代は最後の未処理世代。「今」が脱毛適齢期です。
30代より若い世代にとってVIO脱毛は当たり前の身だしなみとして定着してきています。一方で40代より上の世代は未処理であったり、クリニックの脱毛経験があっても整える程度という方が多い印象です。仮にパートナーの目を気にする必要がなくなったという人でも、自分の美容と健康のためにも脱毛をするのがおすすめです。デリケートゾーンは60代以降になると膣粘膜の乾燥(萎縮性膣炎)を生じ、歩くだけで痛みがでたり、子宮脱などの病気のリスクが増えます。予防のためのケア意識を持つためにもまずは脱毛をしましょう。委縮性膣炎や子宮脱の予防には、女性器と膣の若返り治療『ヴィーナスハイフ』がおすすめ。軽い尿漏れの改善、膣の引き締まりによる性交満足度の向上など30代以降にうれしい効果があり人気が高まっています。

【医療脱毛でセルフケアから卒業】
『医療レーザー脱毛』は少ない回数で肌質を選ばず効果を発揮するので、費用対効果も高くおすすめです。エステで行われているのはマイルドな光で毛量を整える光減毛です。使用するマシンの出力も医療用のレーザーと比較して格段に低いので、効果が出るまでに数年かかることもあります。また、デリケートゾーンの皮膚色は浅黒いので、ヤケドのリスクもあります。安全なレーザー照射を行うためには看護師の高いテクニックも必要になります。デリケートゾーンだからこそ、トラブルが起きたときにすぐに対処できる医療クリニックでの脱毛が安心です。医療レーザーは出力が高いため、脇やVIOなら3回で毛量と毛の太さが半分になり、6回程度でほとんど剃らないでよい状態になります。(肌の色と毛量で必要な回数は異なります。)Vの部分を残すかどうかはお好みになりますが、IとOは衛生的にも全て脱毛するのがおすすめです。
当院で使用する『ジェントルレーズ・プロ』は日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射できます。強い熱エネルギーによって毛と毛を作る器官(毛母)を壊すため、半永久的に毛が生えてこなくなります。さらに、レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので、継続すると肌のハリと透明感が高まります。
痛みを心配される方も多いですが、『ジェントルレーズ・プロ』は、照射と同時に冷却ガスが噴射されるため、痛みが格段に軽減されます。さらに、VIOに関しては、事前に麻酔クリームも塗るので、部分的にほんの少しだけ熱く感じる程度で恐れることはありません。

【医療脱毛前にも必要!VIO剃毛テクニック】
脱毛前にまず必要になるのが今ある毛をツルツルにするステップ。肌を傷つけたり、剃り残しがあったりと簡単そうで意外と難しいその手順をじっくりご紹介します。

V:脚を広げて片足を椅子にのせ上から下に、外から内に
 椅子に浅く腰かけ片足を椅子の上に。皮膚をおへその方向や斜め上方向に引き上げてピ
 ンと張った状態にするのが綺麗に剃るコツです。毛流れに沿ってシェーバーを動かし、少
 しずつ剃るのが基本です。逆剃りは流血の事態を招くので厳禁です。
I:さらに椅子の浅く腰かけてIゾーンを姿見で見やすく
 大陰唇周辺は上から下に、毛流れに沿って剃ります。粘膜やヒダの部分は剃りにくいので、
 人差し指と中指でVの字を作るように広げながらやりましょう。意外と粘膜のキワまで
 毛が生えているので、脱毛前は丁寧に行いましょう。
O:クリニックでも苦戦するVIOの最難関部位
  肛門周囲の背中側半分は、片足を上げて、上げた側のお尻の肉をぐっと押し広げ、手を
  後ろから回して剃ります。目視はできないので手触りを頼りに。お腹側はIゾーンの体
  勢からさらに腰を後傾して、脚を大きく広げて行うとやりやすいです。

POINT
① 下向きの毛穴を引き上げて毛を垂直に
アンダーヘアは上から下へ、外から中心に向けて生えているので、まずは皮膚を引き上げ、毛が肌に対して直角になるようにセットします。
② 粘膜部分の毛は指をVにして引っ張る
若い頃と違ってしぼんでたるみがちな大人の女性器付近は指をVの字の形にして、皮膚をしっかり引き伸ばすのが早く美しくケアするコツです。剃刀でのうっかり流血も防げます。
③ 女性器から肛門までの♡は剃り残し多発地帯
クリニックで医療脱毛を受ける方で、剃り残しが多い部分です。粘膜のキワや皮膚が重なっている部分はシェーバーの歯を小刻みに動かして丁寧に剃りましょう。

是非、ご参考になさって下さい。

雑誌『LDKtheBeauty』2021年1月号(11月21日発売 掲載ページP6~P21)


特集『毛穴ハザードマップ2021』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

スキンケアはもちろん、あらゆるコスメや怪しい薬だって試した...なのになんで毛穴は消えないの!?そんな毛穴ジプシーのあなたに贈る、パーツ別の毛穴マップ。右手に鏡を持って、毛穴地図を開きましょう!


■■悩みのタネは大体コイツ! ハナハザード
どんなにケアをしても全然キレイにならない鼻のブツブツ。10代の頃から長年悩み続ける人も多い、毛穴悩みの王道ハザードがこれです。メイクしてもダメ、洗顔でもダメ、という人に贈ります。
【消したい気持ちが悪循環に⁉】
毛穴の悩みといえば、鼻先の黒いボツボツ。これを消すために毎日洗顔し、パックをして、角栓を抜いて...さまざまな努力をしてきたけれど、治らないのはなぜ!?その理由、実は「毛穴タイプの勘違い」が原因かもしれません。勘違いを正して、今度こそ毛穴悩みにサヨナラしましょう!
【あなたは何毛穴ですか?】
あなたの鼻先や小鼻の毛穴は何タイプ?モニターアンケートでは「黒ずみ」という回答が圧倒的でした。次いで「わからない」という人も。自己判断が正しいか皮膚科医がチェックします!
◇予測:黒ずみ毛穴(主婦さん/28歳)
鼻先に黒い点々が見えるので、本人は「黒ずみ」毛穴と申告。毎日Tゾーンを中心に洗顔を頑張っている。
正解:詰まり毛穴
ところどころ角栓が詰まって影になり、毛穴を黒ずんで見せています。洗顔方法を見直しましょう。
◇予測:開き毛穴(会社員さん/42歳)
毛穴がしっかり見えるため、本人は開き毛穴と診断。生まれつきのものだと思って諦め気味。
正解:開き毛穴
角栓は詰まっておらず、ぽっかり穴が開いている状態です。洗顔よりも保湿に力を入れましょう。
◇予測:黒ずみ毛穴(新人編集さん/24歳)
 どんなにケアしても取れない角栓があるため、自信をもって「黒ずみ」毛穴と回答。
 正解:産毛毛穴
 毛穴詰まりはなく、産毛がたくさん生えています。これが黒ずみの正体。すぐに脱毛しましょう。
◆結論:毛穴目立ちはほとんど詰まりが原因!黒ずみは産毛だった人が多数!
 勘違い「黒ずみ毛穴」に気をつけて
 モニターの多くがこれ!と思っていた「黒ずみ毛穴」。実際にスコープで見ると毛穴のタイプはバラバラです。洗顔を頑張っても改善されない産毛の可能性も大です。自称「乾燥肌」の人には「詰まり毛穴」が多く見られました。
【毛穴の種類】
●詰まり/黒ずみ毛穴
 皮脂の分泌量が多く、角栓が毛穴に詰まるのが原因。詰まったか角栓が酸化すると黒ずむ。
●開き/たるみ毛穴
 角栓はなくても毛穴が開きっぱなしに。加齢によって下垂し目立ってくるとたるみ毛穴に。
●産毛毛穴
 黒い産毛が生えるため、一見すると黒ずみのように見える。洗顔・美容液などでは改善しない。
【ハナハザード対策 これは「やめとけ」or「やっとけ」ジャッジ】
《「やっとけ」美容液でケアを強化する》
美容液でビタミンを取り入れる
 スキンケアは化粧水と乳液だけという人は、ぜひ美容液をプラスしてみましょう。抗酸化力の高いビタミンCや肌の代謝を促すビタミンAは、毛穴改善効果アリ。ケアに重要な保湿効果のUPも狙えます。
 当院で人気のナノメッドVAエッセンス(16g¥6,500銀座ケイスキンクリニック取扱い)は純粋レチノール(ビタミンA)が0.1%と高濃度配合されているエイジングケアクリームです。レチノールは抗酸化力、ターンオーバー促進効果が高く、一年中必要な成分です。 
《「やめとけ」乾燥肌だから朝は水洗顔のみ》
 朝は誰でも皮脂が出ています!
 目覚めたときに顔に残っている油分を、水洗顔だけで、しっかり落とさずに放置すれば酸
 化します。詰まり・黒ずみ毛穴の予防はもちろん、酸化皮脂による肌荒れを防ぐためにも、洗顔料を使いましょう。

■■年齢とともに目立ってきちゃった? ホホハザード
以前は気にならなかったのに、こんなところに毛穴が⁉ある日を境に気になりはじめる頬の毛穴。ニキビ跡が発展した人もいれば、年齢とともに目立ってきた人まで、毛穴のお悩み堂々の第2位!
【放置すると「たるみ毛穴」一直線⁉】
鼻ほど悩む人は多くないけれど、頬は顔の中でも面積が広いため、どうしても気にせざるを得ません。もともと皮脂腺がしっかりしている体質派から、年齢とともに穴が広がったエイジング派まで、出発点は違っても最終的に行き着くのは「たるみ毛穴」。まずは、たるみケアをはじめましょう!
【あなたは何毛穴ですか?】
鼻の次に気になる場所として挙げられた頬の毛穴。チークのパールで、毛穴が目立ってびっくりしたという人もチラホラ...果たして皮膚科医の判定は...?
◇予測:黒ずみ毛穴(自営業さん/33歳)
 鼻も頬も毛穴が黒っぽく見えるため、本人は「黒ずみ」と予想。しっかり洗顔はしているけれど、なかなかポツポツが消えない。
 正解:開き毛穴
 毛穴に皮脂は詰まっていませんが、開いた毛穴の影で黒く見えます。保湿や生活改善に力を入れましょう。
◇予測:開き毛穴(会社員さん/32歳)
 頬の毛穴が目立つことから、本人は「開き毛穴」と回答。スキンケアには力を入れているため、洗顔はしっかりしているつもり。
 正解:たるみ毛穴
 もとは開き毛穴だったものが、加齢により「たるみ毛穴」へと進化中です。エイジングケアを行いましょう。
◆結論:詰まりより開きの人の方が圧倒的!年齢によって目立ってきたならたるみ
 頬の毛穴はつまりにくい傾向
 頬の毛穴は拡大すると詰まっていないケースがほとんどです。皮脂は落とせているもの
 の保湿が足りずに乾燥したり、元から皮脂腺が大きく目立っている開き毛穴に加え、年齢によるたるみ毛穴などが見られました。
【毛穴の種類】
●開き毛穴
 生まれつき皮脂腺が大きく、毛穴が大きい。過剰なケアで毛穴が広がる場合もある。
●たるみ毛穴
 加齢により肌のハリが失われ、皮膚が垂れ下がることで毛穴の影が目立って見える。

■■+αでこれやっとけ!毛穴美人を目指す美習慣
最後は毛穴のパーツごとではなく、毛穴全体、ひいては肌そのものにいい美容習慣をご紹介。毛穴が目立たないツルツル美肌を目指しましょう!

① 美容液は夜だけじゃなくて朝も使う
美容液はスペシャルではなく、定番の必須アイテム
抗酸化作用のあるビタミンCが入った美容液は、出かける前に塗っておくと、紫外線を浴びて発生する活性酸素を除去する作用があります。朝晩ぬることで、美白&エイジングケアが叶います。もちろん毛穴目立ちの悪化防止にも効果的です。
当院の巡活ローション(200ml¥6,500銀座ケイスキンクリニック取扱い)は浸透度が格上の超浸透型ビタミンCと低分子に分解したヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンが角層まで浸透して、後肌はモチモチです。
② 大好きなジャンクは適度な距離感のお付き合いに
毛穴によくない食べ物はルールを作ってお付き合い
皮脂を過剰に分泌させる揚げ物(油分)や甘いもの(糖質)は週に〇回などのルールを決めて食べましょう。毛穴の状態は日々の生活習慣に大きく左右されるため、できるだけ肌にいいものを食べたいですね。
③ チョコ断ちは毛穴対策にならず
チョコだけが悪者ではありません!
ニキビや毛穴によくないとされるチョコレート。しかしニキビが悪化する原因は糖と油分のバランスです。日々の栄養バランスさえ整っていれば、チョコやナッツを食べてもOKです。美肌になるには、まず食生活全体を見直しましょう。
④ ちゃんと保湿するまでが「メイク落とし」
洗顔よりも保湿を重視して!
メイクをしたまま寝ると、メイク汚れのせいで毛穴目立ちがヒドくなるのではなく、保湿をせずに一晩過ごした乾燥のせいで悪化します。保湿とメイクオフはワンセットです。必ず忘れずに行いましょう!
⑤ 湯船に浸かる日をつくってみる
バスタブ入浴でターンオーバーを促す
バスタブに浸かると血行がよくなり、代謝もアップ。肌のターンオーバーを促します。ただし、長時間の入浴は乾燥のもとなのでほどほどに。毎日シャワー派は、週に何回か試してみて下さい。

■■金を使えば美は手に入る?美容医療ってアリなんですか?
正しくケアもするし、メイクも頑張るけれど、もっと毛穴を目立たなくしたい...!そこで思い浮かぶのが美容医療。美容医療で毛穴をどこまで消せるのでしょうか?

【産毛脱毛って意味あるの?】
黒ずみだと思っている毛穴が「実は産毛でした!!」という症例は多数あります。顔にもレーザー脱毛することでかなりキレイになります。産毛処理はエステでは違法です。医療レーザーでの施術がオススメです。
当院でレーザー脱毛に使用する『ジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)』はメラニンに反応するロングパルスアレキサンドライトレーザーで日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。もちろん、厚生労働省承認機器ですから安心です。レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので肌にハリと透明感が出ます。最近では、アトピー性皮膚炎の頑固な痒みの原因となる異常発達し、表皮内まで伸びた神経線維を壊して痒みを軽減し、頑固な湿疹を改善する効果も報告されているんですよ。
また、角栓が詰まっている場合の毛穴には水流の力で肌の余分な角質と汚れをオフする『アクアフェイシャル』、角栓をとっても毛穴が黒い場合は、メラニンを一気に微粒子に粉砕する『ピコトーニング照射』がおすすめです。毛穴の開きやハリのなさも気になる方は、『ピコトーニング照射』と同時に、真皮のメラニン色素ごと肌を入れ替える『ピコフラクショナル照射』を重ねて行う『ピコフラクショナル照射コース』がおすすめです。

是非、ご参考になさって下さい。


雑誌『婦人公論』2020-2021年12月22日1月4日合併特大号 (12月8日発売 掲載ページP74~P75)

特集「冬のカサカサがまた襲ってくる!大人の乾燥、放置しないで」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

スネや腰回りがカサついてかゆい、タイツを脱ぐと真っ白に粉がふいている...湿度が低下する冬は、乾燥トラブルが深刻化する季節です。大人の肌事情を知ってきちんと対策をすれば、しっとりすべすべの肌が手に入ります。

【大人の肌は乾く!ストレス乾燥にも注意】
"婦人公論"世代は、加齢により肌の潤い成分が減るだけでなく、水分保持能も低下するため、乾燥が進んでしまいやすい傾向にあります。特に、水分保持能と関係が深い女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少する更年期以降は、乾燥が加速しがちです。秋口からカサつきやかゆみ、粉ふきなどの症状が出ている人は、潤いを生み出す力が落ち始めていると考えてよいでしょう。コロナ禍で、例年と過ごし方が一変した今年の冬は、ストレスからくる乾燥にも目を向けましょう。肌と心は繋がっています。心の悲鳴が身体の不調となって表れる疾病を心身症といいますが、湿疹や蕁麻疹(じんましん)など肌のトラブルとして出ることもあります。少しくらいなら我慢すべきと思い込んでいる我慢強い人こそ注意が必要です。不安やストレスがあり、肌や気分がいつもと違うと感じたら、自分をいたわる機会をなるべくたくさん作るように心がけましょう。例えば、スキンケアもその一つです。スキンケアの効果は、肌を整えるだけではありません。手当て、というように手で肌に触れる行為は安心感や、癒しをもたらしてくれるものです。お手入れのときに、好きな香りに包まれたり、音楽をかけてリラックスしたりするのも効果的です。

■年齢を重ねると、乾燥がひどくなるのはどうして?
→潤う力が低下するから
加齢で肌のターンオーバーが乱れると、代謝の過程で生まれる肌の潤い成分「天然保湿因子」や「細胞間脂質」が減少します。角質細胞の水分が減るうえ、すき間がスカスカになり、肌の水分が蒸発しやすい状態に。女性ホルモン(エストロゲン)の減少が重なると、乾燥に拍車がかかります。

■足のスネや手指が特に乾燥する理由は?
→皮脂の分泌量が少ないから
肌内部の潤いとは別に、肌表面の潤いを守っているのが「皮脂膜」。足のスネを含む膝下や腕の肘下のほか、腰回り、太ももの外側、手の甲は皮脂腺が少なく、分泌量も少ないためカサつきやすい部位です。例年にも増して手を洗うことが多い今年は、こまめな保湿が必須になります。

■乾燥を放置するとどうなるの?
→かゆみや湿疹が発生。
肌の老化も進む乾燥した肌は、バリア機能が低下している状態。汗や衣類のこすれなど、ちょっとしたことが刺激となり、かゆみや湿疹などの肌トラブルに発展する可能性があります。このとき肌では軽い炎症が起きていて、炎症が繰り返されると、シワやくすみなど肌老化を進める要因になりますので、注意しましょう。

■クリニックで肌の保湿力を高めることも可能?
→YES!!
細胞間脂質は表皮のターンオーバーの過程で自ら作り出されます。加齢とともに衰えたターンオーバーを刺激する『ケミカルピーリング』は、角層の自らうるおう力を高めます。
また、「無針メソセラピー」とよばれる『エレクトロポレーション』は、皮膚表面に特殊な電気パルス(低電圧)をかけることにより、一時的に皮膚のバリアに微細な隙間を作り、そこからダイレクトに美容成分を浸透させていく施術です。成長因子、機能性ペプチド、ヒアルロン酸など高分子の肌再生成分を、一切お肌を傷つけずに導入できます。ダウンタイムが無く、ストレスフリーな施術です。
また、同じくダウンタイムがなく気軽に受けられる施術として『プラズマシャワー』も人気です。特に、ヒト骨髄幹細胞由来のサイトカインと成長因子が高配合されている「サイトプロMD」を導入する【肌再生コース】が翌朝「お肌が元気になる」とリピートする方が多くいらっしゃいます。

【しっとりボディのつくり方】
不足した潤いを補い、蓋をして蒸発させないために行うのが、保湿の目的です。大事なのは、毎日きちんと適量の保湿剤を塗ることです。肌状態や好みに合わせて、続けやすい形状や感触のものを選びましょう。継続的なお手入れは、角質層の状態を整え、見た目の美しさもキープしてくれます。保湿ケアの効果を底上げするには、生活習慣を見直すことも重要です。食事、睡眠、排泄、運動、ストレスコントロールは、健やかな肌を育むための5本柱。肌の材料となる栄養素は多岐にわたるため、バランスのよい食事が欠かせません。摂った栄養をきちんと吸収し不要なものを外に出す排泄も大事です。適度な運動は代謝を促し、質のよい睡眠は肌再生に必須です。ストレスが溜まると血管が収縮して巡りが滞るため、気分転換も必要でしょう。暖かい室内にいるのに手足が冷えているという人は、過度のストレスで緊張状態が続いている可能性があります。

✓洗いすぎは禁物。入浴剤も上手に使おう
肌にある潤い成分をなるべく落とさないエ夫を。ゴシゴシ洗浄は禁物です。しっかり泡立てた洗浄料で、やさしく洗いましょう。保湿成分入りの入浴剤を使って、潤い成分の流出を防ぐよう工夫するのも良いでしょう。

✓気づいたら深い呼吸でストレスケアを
休憩時や就寝前などは、ゆっくりと深く長い呼吸を意識して。副交感神経が優位になり、心身がリラックスできます。また、好きなお茶を飲む時間をつくるなどして、気分転換をするのも手です。

✓保湿ケアは1日2回が効果的
一度にたくさんの量を塗布するより、朝晩2回に分けてケアするほうが保湿効果は高まります。また、継続が何より重要。夜はお風呂上がりに、朝は着替えるタイミングでなら、面倒もなく塗り忘れを防げるはずです。
乾燥肌にはセラミドなどの水分を抱える性質をもった成分配合の保湿クリームがおすすめです。天然セラミドが主成分の当院オリジナル『セラミドバリアクリーム』(銀座ケイスキンクリニック取扱い ¥5,000/ 30g)は、水分保持力・抗炎症作用が高く、テクスチャーが良いので幅広い世代に人気です。

✓加湿器でしっとり環境に。室温にも注意を
乾燥した部屋では洗濯物がよく乾くように、肌でも同じことが起きていると考えましょう。湿度が低くなる冬は、加湿器の活用が必須です。その際、室温は24℃くらいに設定しましょう。寒すぎると結露するので要注意です。

✓食事は、肌をつくる元。腸内環境も整えて
良質なタンパク質や油はしっとりした肌をつくる材料になります。体内で酵素の働きをサポートするビタミンやミネラルも必須です。栄養をスムーズに吸収するために、腸内環境を整えておきたいもの。水溶性食物線維や発酵食品もバランスよく取り入れましょう。

是非、ご参考になさって下さい。
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雑誌『美的GRAND』冬号(12月12日発売)

本誌では2つの記事に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

■■1つ目の特集は、『美容医療2大メジャー注射技 ヒアルロン酸&ボトックスでできること最新版』です。(掲載ページP129)

「ここってこんなに凹んでたっけ?」「この表情ジワ、いつの間にか大ジワになってるんですけど!」。化粧品では解消できない"顔の形状変化"には注入系が手っ取り早いけど、正直心配なことだらけ...。改めて詳しく解説します!

【こけた部分にふっくら感を与える『ヒアルロン酸注入』】
老化で生じる3つの変化『萎縮』『下垂』『拘縮』のうち、加齢に最も大きく影響するのは、『萎縮』です。骨や皮下組織(脂肪)、皮膚(コラーゲン密度・ヒアルロン酸量)がボリュームを失うと、シワやたるみも伴い老けてみえるようになります。
この『萎縮』で生じる顔のボリュームロスを確実に改善する安全な注入剤が「ヒアルロン酸フィラー」です。失われた脂肪や骨の補充とコラーゲン密度のアップ、靭帯補強による顔揺れの抑制により、老化スピードを緩やかにする『アンチエイジング効果』があります。
当院で実際に行っているヒアルロン酸による『美人顔デザイン注入(トータルフェイシャルトリートメント)』は、ほうれい線が気になるからといって、最初からシワに直接ヒアルロン酸を注入しません。まずは、ほうれい線が目立つ根本原因となる顔全体のたるみの状態から確認します。つまり、外壁の細かいひび割れから修理するのではなく、お顔の構造体の耐震補強を最初に行うということです。
全体的なシルエット(輪郭)を整えることからスタートして、その後細かいシワの施術することで、周囲に気づかれず、段階的に若返らせていきます。これは、『不自然さを避ける』ために非常に重要なポイントです。また、個人差の大きい加齢変化を解剖学的にとらえ、その方に最適な部位に適正量注入することで、『自然なリフトアップ効果』とバランスの良い『美しい顔』を叶えます。患者様の骨格とお肌の老化の程度により、注入デザインをミリ単位で微調整する銀座ケイスキンクリニックのオーダーメイド治療をぜひご体験下さい。

✓持続期間は製剤の分子量により異なりますが、通常1~2年程度。
✓費用は1本¥80,000~100,000が目安。(当院は¥75,000~¥8,5000)

【筋肉の収縮による表情ジワを改善『ボトックス注射』】
目尻や額など表情を大きく左右する場所は、筋肉より浅い部分にある真皮内に少量ずつ点状にボトックス注射を行うテクニック『メソボトックス(マイクロボトックス)』で、筋肉の動きを大きく止めすぎることなく、筋肉の表面繊維だけの働きを弱めることによって、自然にシワを改善し、肌を引き締めます。
さらに、首の全面にひろがる広頚筋の収縮が強く、首の筋張りが目立つ方には、顎下~首全体に『メソボトックス(マイクロボトックス)』行うと、スジっぽさが解消され、さらには日に日にフェイスラインのたるみが改善されます。

✓通常翌日から効果が表れ、3~4カ月持続します。シワの原因となる筋肉が使われなくなり徐々に縮小するので、一般的に2回目以降から持続期間が長くなります。
✓額の場合で初回トライアル¥32,000~¥40,000が目安。

【顔はもちろん、手やお尻の若返りも!】
若返りというと、お顔に意識が集中しがちですが、実は手の甲は老化が顕著に現れやすく、意外と人目につくパーツです。体の他の部位に比べて皮膚が薄い上に、日々さまざまな作業で酷使されています。さらに外気にさらされ、紫外線を浴びる機会も多いため、日常で大きなダメージを受けているのです。ですから、顔よりもおよそ10年早く老化すると言われるのも大袈裟ではありません。
『手の甲のヒアルロン酸注入』は、昔よりも「ふっくら感がない・・」「骨張ってみえる・・・」「血管が浮き出ている・・・」「ネイルが似合わなくなった・・・」など、手と顔を見比べて年齢に差を感じるような方には、是非お勧めです。

◇ヒアルロン酸注入(手の甲)価格◇
初回トライアル 1本 ¥75,000 手背のそげが目立つ場合3本使用します。

また、当院ではお尻の『ヒアルロン酸注入』も人気です。ピンポイントにボリュームを与え、ヒップラインをキレイに整えます。「もう少しボリュームを出したい」「メリハリをつけたい」「四角いお尻を丸くしたい」など、美しさのレベルをさらに上げるために、『ヒアルロン酸注入』は効果的です。お尻の注入には、「Body Contouring MLF-1 」を使用しています。顔に使用するものと比較して粒子のサイズが大きく、ヒアルロン酸の吸収速度が遅いため、持続期間は 1 年半~2 年と長期間期待出来ます。

◇ヒアルロン酸注入(お尻)価格◇
ハイアコープ(Body Contouring MLF-1)1本10ml ¥60,000


■■2つ目の特集は、『キレイもやせるも健康も「眠るが勝ち!」の大人のぐっすり睡眠法』です。(掲載ページP130~P135)

【健康も美肌も寝はじめの3時間が勝負!】
睡眠不足や睡眠の質が悪くなると、免疫力が低下してがんや生活習慣病のリスクが高まったり、太りやすくなります。肌も代謝が落ちてキメが乱れたり、くすみがちになります。脂肪を分解したり、肌の修復に役立つ成長ホルモンは、寝はじめの3時間に多く分泌されますから、その間はぐっすり眠ることが大切です。

【眠る前のアルコールはモクテルにチェンジ!】
寝酒は、睡眠の妨げになるだけでなく、肌の再生に不可欠なビタミンB群がお酒の分解に大量消費されてしまうのでNGです。夜の会食時などもジュースやコーラなどでカクテルに似せたノンアルコールのカクテル「モクテル」に替えてみるのも良いでしょう。とはいえ、会食などでお酒を飲む日もあるかと思います。そんなときは、お酒と一緒に水を飲んだり、胃腸や肝臓をサポートする医薬品やドリンクを飲むなどのケアをしましょう。飲む前に準備できれば安心ですが、飲んだ後のケアでもOKです。

是非、ご参考になさって下さい。


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雑誌『オレンジページ』2020年12月17日号(12月2日発売 掲載ページP81)

特集『オトナ女子の保健室 第58回くろいできもの編』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

年齢を重ねるにつれて増える、体や心のトラブル。若いころはなかったのになぜ? 改善する方法はある?そんなアラフォー世代のオトナ女子の悩みに慶田院長が回答しています。

「こめかみのあたりの黒っぽいできものが目立ってきて、気になる......」
アラフォー世代のオトナ女子には、ホクロについてお悩みの方が多く、他にもこのようなお声がよせられています。
「最近、顔のほくろが大きくふくらんできて、できもののようになってきました。ほうっておいて大丈夫?」
「頬にふくらんだ茶色のシミのようなものがいくつかあり、老けて見えるので、なんとかしたい......」
「顔のホクロの数が、年齢とともに増え、皮膚がんではないかと心配です」

【黒や茶色のできものは脂漏性角化症やほくろ】
今回のお悩みのような、黒や茶色っぽいできものにはいくつか種類があります。
■まずひとつが、脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)です。
これは皮膚表面の表皮内にできる良性腫瘍の一種。〈老人性イボ〉とも呼ばれ、老化現象としてだれにでもできますが、体質や小児期の日焼けによっては20代から徐々に増えてくる場合もあります。少し隆起し、表面がざらざら、でこぼこしているのが特徴です。

色は普通の肌色、薄茶色、焦げ茶色、暗黒色とさまざま。遺伝的素因や、紫外線によるダメージでできるとされ、日光が当たりやすい顔や、頭、首、背中、手の甲によく見られます。最初は1〜2㎜と小さく、徐々に大きくなって隆起し、2〜3cmになることも。

■もうひとつが、色素性母斑、いわゆるほくろです。
メラニン色素をつくる働きがある母斑細胞という細胞が皮膚で増殖してできます。黒や褐色の平らなものや、盛り上がったイボのようなものまでさまざまです。ほくろは年齢とともに大きくなったり、ふくらんできたり、数が増えてくる傾向があります。色は時間がたつにつれて肌色に近くなっていくこともあります。

■脂漏性角化症とホクロの治療法
脂漏性角化症もほくろも、良性腫瘍なのでほうっておいても問題はありませんが、見た目が気になるなら、自費診療となりますが、皮膚科や美容皮膚科などで治療が可能です。どちらの場合も、CO2レーザーを患部に照射して蒸散、切除する『CO₂レーザー手術(炭酸ガスレーザー手術)』が一般的です。

局所麻酔をして行いますが、脂漏性角化症の場合は、塗る麻酔だけで行える場合がほとんど。また、表皮内に限局しているため、傷はごく浅く、すりむき傷程度。出血もないので、5~6日で上皮化し、傷あとをほぼ残さずに治せます。

ほくろも、小さいうちに取れば傷あとが目立ちません。局所麻酔の注射を行い、8㎜以上のものは、2〜4分割して段階的にCO2レーザーで除去します。施術直後は、照射部位が小さく穴があいた状態(生傷)になり、赤みが目立ちますが、傷は小さいもので4~5日、サイズの大きいものでは1週間~10日程で上皮化します。

当院では、脂漏性角化症を1回に100個以上除去する方も沢山いらっしゃいますが、初めての方で術後の経過が心配であれば、初回は10~30個程度の治療を推奨しています。同じ大きさの腫瘍をまとめて取るとお安くなりますので診察の際ご相談下さいね。

脂漏性角化症は、液体窒素で凍結させて組織を砕く方法もあり、こちらは麻酔は不要ですが色素沈着が残りやすく、一度で取れないことが多いので美容的にはあまりおすすめしません。また、どちらも大きい場合には、手術で切除することがあります。

【皮膚がんが疑われる特徴があれば早めに受診を】
ただ、これらのできものは皮膚がんの場合があるので注意が必要です。
皮膚がんで多いのが基底細胞がんや有棘細胞癌という種類。まれですが悪性黒色腫という予後の悪いがんもあります。これらは特にほくろと間違えやすいですが、ほくろのように色や形が均一ではなく、色にムラがあったり、非常に黒かったりします。ほくろやシミのように見えても、急激に大きくなったり、その部分がひきつれている感じがしたり、輪郭がギザギザで境界があいまいだったり、くずれて潰瘍になっていたら注意が必要です。とはいえ、皮膚がんかどうかは熟練した医師でないと見分けることがむずかしいので、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医のいる皮膚科の受診をおすすめします。皮膚がんの疑いがある場合は手術で切除します。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『MyAge』2020年冬号Vol.22(12月5日発売 掲載ページP91~P93)

特集『素敵女医のオーラルケア白書』に慶田院長の取材記事が掲載されました。

年齢とともに増える体のトラブルのひとつが、口腔内の不調。虫歯や噛み合わせの問題だけではなく、過去に治療した箇所の不具合、歯と歯茎の衰えなど問題はさまざま。今号では、素敵女医の皆さんの歯の悩みと日頃のケアについて詳しく取材しています。

【ケアは万全でも悩みは尽きない!?素敵女医オーラルDATA】
噛み合わせや噛みしめ、歯ぎしりなど問題はさまざま
日頃から歯や口腔には万全のケアをしているひとが大多数を占める一方で、加齢や、ストレスによる噛み締めなどによって、口腔内に不調が出ている方も。慶田院長も自身のケア方法についてご紹介しています。

◆慶田院長のオーラルケア~咬筋編
■噛みしめには、定期的な咬筋ボトックス
「入れ歯にならないよう、子供の頃から母に歯磨きを徹底的に仕込まれました。おかげで大きな問題はないのですが、加齢に伴い少し歯肉が下がってきています。また歯ぎしりが強いので、定期的に咬筋ボトックスをセルフ注射しています」

歯ぎしりや食いしばり癖などにお悩みの方には、慶田院長も行っている咬筋ボトックスがおすすめです。ストレスや緊張で無意識に、奥歯に力が入ってしまうと咬筋(エラ)が日常的に筋トレされてしまい、どんどん発達してしまいます。そんな筋肉の緊張(過剰な収縮)をゆるめてリラックスさせるのが『ボトックス注射』です。『ボトックス注射』には、筋肉の動きを一定期間、弱める作用があります。施術後、噛み締めたときの盛り上がりが改善するというボトックスの効果自体はすぐに出ます。しかしながら、筋肉が発達したことによるエラ張りは咬筋(エラ)をターゲットにするので、過発達した筋肉が徐々に小さくなる3週間~2ヶ月後により効果を実感いただけます。歯ぎしりや食いしばりが改善すると、それらが原因で起こっていた頭痛・肩こり・歯への負担が軽減されます。また、エラの張りが改善されるため小顔効果もあります。

小顔・エラ修正ボトックス価格
両頬外側(咬筋) 
アラガン社製ボトックスビスタ 初回¥56,000 通常¥70,000
イノトックス 初回¥48,000 通常¥60,000

◆慶田院長のオーラルケア~歯磨き編
■まず歯磨き剤をつけずに磨き、次にプロ仕様のリナメルで
「PMCTクリーニングを3か月に一度受けて、着色や歯石を除去。ホームケアの歯磨きは、電動歯ブラシ(フィリップス ソニッケアー)とタフトブラシ(一山だけのコンパクトな歯ブラシ)のダブル使いです。まず歯磨き剤をつけずに磨き、次にフッ素コーティングするつもりで、歯科専用品のトリートメントリナメルで磨きます。デンタルフロスはイタリア製のフロアフロス。まったく痛くないですし、食べカスを書き出せる量が段違いです。主治医のおすすめで、娘たちにも使わせています」

是非、ご参考になさって下さい。


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雑誌『VoCE』2021年1月号(11月21日発売 掲載ページP231~P238)

特集『顔のむくみ、たるみ、疲れ目、抜け毛、髪のパサつきをズバッと解決!美人を作る頭皮の磨き方』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

抜け毛、クセ毛、乾燥毛など‟髪のトラブル"から‟顔のたるみ"まで、髪と顔の悩みは、頭皮をケアが欠かせません。今や美容ツウの間では頭皮ケアが常識です。正しい頭皮の磨き方を皮膚のプロの観点でご紹介しています。

【髪と顔のお悩みは頭皮が原因だった!】
頭皮の硬さや、べたつき、かさつきは、ただ頭皮の状態が悪いだけでは済まされません。
頭皮のトラブルを放っておくと髪質や将来の抜け毛や薄毛にまで影響を及ぼします。
【悪い生活習慣が頭皮と髪の健康をジャマする】
頭皮と顔は皮1枚でつながっています。でも、起きるトラブルが違うのはなぜでしょうか?頭皮にも顔と同じように、アクネ菌や表皮ブドウ球菌のような美肌菌などの常在菌叢があり、頭皮フローラと呼ばれています。髪の毛で守られているため、紫外線や外気の影響を受けづらく、さながら培養器のように環境が安定しています。男性の薄毛は90%以上が遺伝によるAGA(男性型脱毛症)であるのに対して、女性の薄毛は他因子。抜け毛やクセ毛などのトラブルが起こるのは、普段の生活習慣に問題があるのかもしれません。頭皮ケアと生活習慣は切っても切れない関係にあるのです。

【生活習慣を変えれば、頭皮と髪が変わる】
頭皮と髪の毛を整えたいなら生活習慣を見直すべきです。頭皮は血流が悪くなりやすく、ストレスや栄養不足の影響を受けやすい部位です。過剰なダイエットや喫煙、ストレス、貧血の放置などで髪に栄養が届かずにいると、毛が細くなり、抜け毛が増えて薄毛が進んだり、クセ毛が悪化することもあります。また、アラサー世代でも酸化ストレスで白髪が増えることもあります。頭皮と髪の健康には、血流を悪化させるストレスは大敵。睡眠をしっかりとるとともに、髪の材料になるたんばく質多めのバランスのいい食事を心がけましょう。

《check!ダメ頭皮を作る3つの悪習慣》
◆悪習慣1. 激しいダイエットor偏った食事
<改善>たんぱく質たっぷりのバランス食を
髪の毛の90%以上はケラチン(たんばく質)でできています。肉、魚、豆類、乳製品、卵を1日で全種類食べる意識をしましょう。加えて、頭皮内の循環をよくする、青魚、えごま油などのオメガ3系脂肪酸も髪のために積極的に摂りたい油です。

◆悪習慣2. 不規則な生活でストレスMAX
<改善>質のいい睡眠と息抜きを!
睡眠不足が続いたり、ストレスがたまると髪にトラブルが生じやすくなります。ストレスがかかると、活動・興奮系の自律神経である交感神経が働き続けるため、末梢循環は低下し、頭皮の血流が悪くなります。そのため慢性的なストレスが続くと、抜け毛や薄毛、うねり毛などの原因になりのです。大事なのは、質がよく深い睡眠をとること。また、好きな音楽を聴いたり、香りを楽しむなど、自分だけのストレス発散法を見つけて、息抜きする習慣をつけましょう。

◆悪習慣3. 首こり、肩こりで頭皮が硬くなる
<改善>肩と首を回して血流を促進
頭皮の血流をよくするために、頭皮を直接もむ以上に効果があるのが、肩や首を回すことです。肩や首に疲れを感じた時には、頭皮の血行も悪くなっています。そんな時は、肩を大きく前後に回したり、ゆっくり左右に首回し。首や肩のこりをやわらげると同時に、頭皮への血流をスムーズにして薄毛、抜け毛予防になります。

【気になる毛の話:産後の抜け毛は元に戻るの?】
産後10ヵ月〜1年半で戻ります。
女性ホルモンの影響による産後の抜け毛は、産後6カ月をピークに産後10ヵ月から1年半で元に戻ります。より早く戻すためには早めの美容医療もおすすめです。産後2年を過ぎても抜け毛が減らないなら妊娠出産以外の原因も考えられるので皮膚科専門医に相談をしましょう。

【美容皮膚科での薄毛治療】
当院では、過剰なダイエット、貧血、甲状腺機能低下症など各種疾患に伴う脱毛を除く、加齢による薄毛や女性男性型脱毛症(FAGA)の方には、積極的な治療を行っております。
ここ1年の主流は『Dr.CYJ.ヘアフィラー』です。7種の機能性ペプチドが内包されたヒアルロン酸を頭皮に直接細い針で注入する方法です。

この薬剤は成長因子より安定性が高く、ヒアルロン酸に包まれたペプチドが持続的に放出されるため長期的な効果を発揮します。育毛・発毛作用のある薬液が直接毛母に作用するので、確実な効果を得られる治療です。さらに、外用(パントスチン)と内服薬(パントガール)の併用を行うことで相乗効果が得られます。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『美的』2021年1月号(11月22日発売 掲載ページP60~P67)

特集『今からでも!育ちのいい肌』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

本格的な寒冷乾燥シーズンに、マスクによる摩擦が加わり、この冬、肌環境は一段と過酷に。特に大人にとっては、応急手当的なケアではなく、肌を「育てていく」必要が高まってきます。バリアを整えるべく育てた肌は"乾燥しない" "ゆらがない" "くすまない"本物の強さのある肌と言えるでしょう。真の透明感となめらかさを備えた肌であり、数年後、必ず大きな差がでることでしょう。
この冬、どう肌を育てるのが正解なのか、スキンケア・ベースメイク・インナーケアまでみっちり解説しています。

【結論!大人の肌の分かれ道は"肌の育て方"にあり】
■肌悩みに効くコスメばかりではなく、悩みの根っこに目を向けて
最近、スキンケアはYouTuberやインフルエンサーのおすすめを参考にするという方が増えているようです。スキンケアへの興味が盛り上がっているのは良いことですが、気になるのは楽しそうな情報ばかりつまみ食いして、皮膚の構造や機能、病態といった本質に目を向けていない方が多いこと。毛穴やくすみ、乾燥などの悩みに効くコスメには夢中だけれど、「なぜそういったトラブルが起きてしまうのか」という根っこの部分を考えていない。ダンスに例えると、手足の動かし方ばかり覚えようとして美しい表現の基本である、体幹を鍛えることが抜け落ちているような状態です。毛穴にお悩みを持つ方が、気にしすぎて毎日毛穴の角栓を押し出したり、ぐいぐいマッサージしたりすると、かえって刺激によって角栓が大きくなったり、炎症を起こして赤くなったりすることがあります。お手入れの本質を知って、肌全体のケアを見直し本物のキレイな肌を育てましょう。

■自分の肌を育てて、磨き上げていくお手入れを
髪質や身長と同じように、肌質は遺伝子によってある程度決められています。きめが細かいものの乾燥しやすくしぼみがちな桃肌、きめが粗く毛穴が目立ちやすいもののパンとしたハリがあるミカン肌。決してどちらがいいというものではなくて、それぞれに良さがあり、欠点もあります。桃なら緻密さと強さを兼ね備えた上質な桃、ミカンなら皮が柔らかくなめらかな温室ミカンを目指しましょう。自分の肌質なりの最高の美しさであれば、努力することで手に入れられます。

■皮膚はひとつの臓器。健康な体をつくることが美肌を育てる
皮膚の材料になる食事は、美肌を育てるにはとても重要です。美肌を意識する方の多くが野菜の摂取は出来ているのですが、たんぱく質や脂質が足りていません。肌の構成要素のほとんどはたんぱく質や脂質なので、野菜ばっかりではスカスカの肌になってしまいます。食べたものをスムーズに吸収して全身にいきわたらせるには、腸内環境を整えることも大切です。もちろん、再生を効率よく促す睡眠や運動も欠かせません。慶田院長が提唱する美肌のための、『生活の5本柱』をご紹介します。食事・睡眠・排泄(腸内環境)・運動習慣・ストレスコントロールです。これらは互いに影響し合って、健康な体と肌が育ちます。その肌を外からメンテナンスして、さらに美しく引き上げていくのがスキンケア、というわけです。
皮膚は目で実際に見て、手で簡単に触れることのできる唯一の臓器です。だからこそいろいろいじり倒したくなってしまいがちですが、過剰に触ったり、こすったり、押し出したりなどでダメージを与えず、大切に育てていきましょう。

【実は美肌を育てる要となる「バリア機能」って?】
■美肌を育てることはバリア機能を育てること
肌の最表面にある、厚さ0.02㎜の「角層」。NMFという水性の保湿成分を含んだ「角質細胞」が綿密に並び、その隙間を脂性の保湿成分「細胞間脂質」が埋めつつ水層を挟み込んで潤いを保っています。角層が健康だと、外敵の侵入を防ぐバリア機能が高く、潤って美しいな肌になります。

■バリア機能が低下するとさまざまなトラブルが発生
間違ったスキンケアをしたり、食事や睡眠などの生活が乱れたりすると、角層の代謝が乱れて健康な角質細胞が育たなくなります。細胞間脂質も作られにくく、クレンジングや洗顔などで流出して量が減り、スカスカの状態に。すると外的刺激が侵入し、さまざまな肌トラブルを引き起こすのです。

【トラブルに悩まない美肌を育てるための7か条】
もって生まれた肌質を生かし、ゆらぎにくく、さらにはエイジングが緩やかで最上級にキレイな肌を育てるのに必要なことは何でしょうか。7か条をご紹介します。

01.美容液よりもクレンジングがバリア機能を左右する。
"落とす"ことにもっと目を向けて!
当院で患者様にご利用いただいている、泡状洗顔料の「アクセーヌ リセットウォッシュ」(銀座ケイスキンクリニック取扱い ¥3,000/200ml)は、肌に優しいアミノ酸系洗浄成分を配合。余分な角質を除去して肌を柔軟に整えます。ボトルからスフレのようなきめ細かい泡ででてくるので、肌に負担をかけずに泡洗顔できます。

02.飛び道具で美肌になれると期待していませんか?
地味なスキンケアをもっと大切に。
当院オリジナルの『セラミドバリアクリーム』(銀座ケイスキンクリニック取扱い¥5,000/30g)は天然セラミドが主成分で、水分保持力・抗炎症作用が高く、季節の変わり目のゆらぎやすいお肌や、敏感に傾きやすいお肌をやさしく守ります。

03.日焼け止めに「今日はいいや」はあり得ない!
UVケアは冬でも毎日必要です。
一年365日紫外線は降り注ぎます。UVAは窓ガラスを透過し、冬でも減らないので日焼け止めは毎日塗りましょう。

04.ビタミンや食物繊維も大事だけれど、
肌を育てるのはたんぱく質と脂質。
美容意識の高い女性に食生活を伺うと、多くの方が野菜中心や糖質オフを意識しているようです。でも、肌の構成要素は主にたんぱく質、細胞ひとつひとつの細胞膜は脂質で出来ています。肉や魚、乳製品、豆類などたんぱく質は幅広く食べ、脂質もしっかり補いましょう。もちろん、野菜類や主食も必要で、バランス良く食べることが栄養素を効率的に使うことにつながります。また、発酵食品も意識して摂取をしましょう。腸内環境を整えると肌の水分量が上がることが、複数の研究によって明らかになっています。

05.バリア機能が修復するのは睡眠中。
睡眠不足が老化を加速!
1日3~4時間といった睡眠状態が続くと、脳が酩酊状態になり、判断力はじめ、体のあらゆるパフォーマンスが落ちることがわかっています。また、日中の活動や外的刺激によってダメージを受けた肌が修復の活動を行うのは、夜の睡眠中。睡眠時間が少ないと即時的に肌の調子が悪くなるのはもちろん、肌の修復が追いつがず、老化が進行してしまいます。さらに、肌に悪影響を与える精神的ストレスも、睡眠不足と密接に関わっています。理想的には6~7時間ですが、無理な日は最低でも5時間は寝るようにしましょう。

06.運動は美肌に欠かせない。
ただし「何をやるか」には注意が必要!
運動をすると筋肉量が増えて代謝があがったり、成長ホルモンの分泌が促されたりという事実は古くから知られていましたが、最近の研究で体操による筋肉刺激を続けることでシミやシワが減ったというデータがあります。体を動かして筋肉を保つことは、スタイル維持だけでなく美肌にも欠かせないのです。ただし朝のランニングなど太陽光の下での激しい有酸素運動は紫外線を浴びて光老化や酸化につながるので注意が必要です。肌のためには筋トレとストレッチ、ウォーキング、ダンス、ゆるい水泳などがおすすめです。

07.プロの手も取り入れてメンテナンス。
美容医療の力を借りて!
肌全体のコンディションを底上げする肌質改善治療の『フォトフェイシャルM22』が効果的です。当院では『フォトフェイシャルM22』の照射前に乳酸によるケミカルピーリングで角質を滑らかにし、毛穴の詰まりを解消してから施術します。ニキビもできにくくなりますし、肌のバリア機能も高まります。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『LDKtheBeauty』2021年1月号(11月21日発売 掲載ページP6~P21)

特集『毛穴ハザードマップ2021』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

スキンケアはもちろん、あらゆるコスメや怪しい薬だって試した...なのになんで毛穴は消えないの!?そんな毛穴ジプシーのあなたに贈る、パーツ別の毛穴マップ。右手に鏡を持って、毛穴地図を開きましょう!


■■悩みのタネは大体コイツ! ハナハザード
どんなにケアをしても全然キレイにならない鼻のブツブツ。10代の頃から長年悩み続ける人も多い、毛穴悩みの王道ハザードがこれです。メイクしてもダメ、洗顔でもダメ、という人に贈ります。
【消したい気持ちが悪循環に⁉】
毛穴の悩みといえば、鼻先の黒いボツボツ。これを消すために毎日洗顔し、パックをして、角栓を抜いて...さまざまな努力をしてきたけれど、治らないのはなぜ!?その理由、実は「毛穴タイプの勘違い」が原因かもしれません。勘違いを正して、今度こそ毛穴悩みにサヨナラしましょう!
【あなたは何毛穴ですか?】
あなたの鼻先や小鼻の毛穴は何タイプ?モニターアンケートでは「黒ずみ」という回答が圧倒的でした。次いで「わからない」という人も。自己判断が正しいか皮膚科医がチェックします!
◇予測:黒ずみ毛穴(主婦さん/28歳)
鼻先に黒い点々が見えるので、本人は「黒ずみ」毛穴と申告。毎日Tゾーンを中心に洗顔を頑張っている。
正解:詰まり毛穴
ところどころ角栓が詰まって影になり、毛穴を黒ずんで見せています。洗顔方法を見直しましょう。
◇予測:開き毛穴(会社員さん/42歳)
毛穴がしっかり見えるため、本人は開き毛穴と診断。生まれつきのものだと思って諦め気味。
正解:開き毛穴
角栓は詰まっておらず、ぽっかり穴が開いている状態です。洗顔よりも保湿に力を入れましょう。
◇予測:黒ずみ毛穴(新人編集さん/24歳)
 どんなにケアしても取れない角栓があるため、自信をもって「黒ずみ」毛穴と回答。
 正解:産毛毛穴
 毛穴詰まりはなく、産毛がたくさん生えています。これが黒ずみの正体。すぐに脱毛しましょう。
◆結論:毛穴目立ちはほとんど詰まりが原因!黒ずみは産毛だった人が多数!
 勘違い「黒ずみ毛穴」に気をつけて
 モニターの多くがこれ!と思っていた「黒ずみ毛穴」。実際にスコープで見ると毛穴のタイプはバラバラです。洗顔を頑張っても改善されない産毛の可能性も大です。自称「乾燥肌」の人には「詰まり毛穴」が多く見られました。
【毛穴の種類】
●詰まり/黒ずみ毛穴
 皮脂の分泌量が多く、角栓が毛穴に詰まるのが原因。詰まったか角栓が酸化すると黒ずむ。
●開き/たるみ毛穴
 角栓はなくても毛穴が開きっぱなしに。加齢によって下垂し目立ってくるとたるみ毛穴に。
●産毛毛穴
 黒い産毛が生えるため、一見すると黒ずみのように見える。洗顔・美容液などでは改善しない。
【ハナハザード対策 これは「やめとけ」or「やっとけ」ジャッジ】
《「やっとけ」美容液でケアを強化する》
美容液でビタミンを取り入れる
スキンケアは化粧水と乳液だけという人は、ぜひ美容液をプラスしてみましょう。抗酸化力の高いビタミンCや肌の代謝を促すビタミンAは、毛穴改善効果アリ。ケアに重要な保湿効果のUPも狙えます。
当院で人気のナノメッドVAエッセンス(16g¥6,500銀座ケイスキンクリニック取扱い)は純粋レチノール(ビタミンA)が0.1%と高濃度配合されているエイジングケアクリームです。レチノールは抗酸化力、ターンオーバー促進効果が高く、一年中必要な成分です。 
《「やめとけ」乾燥肌だから朝は水洗顔のみ》
 朝は誰でも皮脂が出ています!
 目覚めたときに顔に残っている油分を、水洗顔だけで、しっかり落とさずに放置すれば酸
 化します。詰まり・黒ずみ毛穴の予防はもちろん、酸化皮脂による肌荒れを防ぐためにも、洗顔料を使いましょう。

■■年齢とともに目立ってきちゃった? ホホハザード
以前は気にならなかったのに、こんなところに毛穴が⁉ある日を境に気になりはじめる頬の毛穴。ニキビ跡が発展した人もいれば、年齢とともに目立ってきた人まで、毛穴のお悩み堂々の第2位!
【放置すると「たるみ毛穴」一直線⁉】
鼻ほど悩む人は多くないけれど、頬は顔の中でも面積が広いため、どうしても気にせざるを得ません。もともと皮脂腺がしっかりしている体質派から、年齢とともに穴が広がったエイジング派まで、出発点は違っても最終的に行き着くのは「たるみ毛穴」。まずは、たるみケアをはじめましょう!
【あなたは何毛穴ですか?】
鼻の次に気になる場所として挙げられた頬の毛穴。チークのパールで、毛穴が目立ってびっくりしたという人もチラホラ...果たして皮膚科医の判定は...?
◇予測:黒ずみ毛穴(自営業さん/33歳)
 鼻も頬も毛穴が黒っぽく見えるため、本人は「黒ずみ」と予想。しっかり洗顔はしているけれど、なかなかポツポツが消えない。
 正解:開き毛穴
 毛穴に皮脂は詰まっていませんが、開いた毛穴の影で黒く見えます。保湿や生活改善に力を入れましょう。
◇予測:開き毛穴(会社員さん/32歳)
 頬の毛穴が目立つことから、本人は「開き毛穴」と回答。スキンケアには力を入れているため、洗顔はしっかりしているつもり。
 正解:たるみ毛穴
 もとは開き毛穴だったものが、加齢により「たるみ毛穴」へと進化中です。エイジングケアを行いましょう。
◆結論:詰まりより開きの人の方が圧倒的!年齢によって目立ってきたならたるみ
 頬の毛穴はつまりにくい傾向
 頬の毛穴は拡大すると詰まっていないケースがほとんどです。皮脂は落とせているもの
 の保湿が足りずに乾燥したり、元から皮脂腺が大きく目立っている開き毛穴に加え、年齢によるたるみ毛穴などが見られました。
【毛穴の種類】
●開き毛穴
 生まれつき皮脂腺が大きく、毛穴が大きい。過剰なケアで毛穴が広がる場合もある。
●たるみ毛穴
 加齢により肌のハリが失われ、皮膚が垂れ下がることで毛穴の影が目立って見える。

■■+αでこれやっとけ!毛穴美人を目指す美習慣
最後は毛穴のパーツごとではなく、毛穴全体、ひいては肌そのものにいい美容習慣をご紹介。毛穴が目立たないツルツル美肌を目指しましょう!

①美容液は夜だけじゃなくて朝も使う
美容液はスペシャルではなく、定番の必須アイテム
抗酸化作用のあるビタミンCが入った美容液は、出かける前に塗っておくと、紫外線を浴びて発生する活性酸素を除去する作用があります。朝晩ぬることで、美白&エイジングケアが叶います。もちろん毛穴目立ちの悪化防止にも効果的です。
当院の巡活ローション(200ml¥6,500銀座ケイスキンクリニック取扱い)は浸透度が格上の超浸透型ビタミンCと低分子に分解したヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンが角層まで浸透して、後肌はモチモチです。
②大好きなジャンクは適度な距離感のお付き合いに
毛穴によくない食べ物はルールを作ってお付き合い
皮脂を過剰に分泌させる揚げ物(油分)や甘いもの(糖質)は週に〇回などのルールを決めて食べましょう。毛穴の状態は日々の生活習慣に大きく左右されるため、できるだけ肌にいいものを食べたいですね。
③チョコ断ちは毛穴対策にならず
チョコだけが悪者ではありません!
ニキビや毛穴によくないとされるチョコレート。しかしニキビが悪化する原因は糖と油分のバランスです。日々の栄養バランスさえ整っていれば、チョコやナッツを食べてもOKです。美肌になるには、まず食生活全体を見直しましょう。
④ちゃんと保湿するまでが「メイク落とし」
洗顔よりも保湿を重視して!
メイクをしたまま寝ると、メイク汚れのせいで毛穴目立ちがヒドくなるのではなく、保湿をせずに一晩過ごした乾燥のせいで悪化します。保湿とメイクオフはワンセットです。必ず忘れずに行いましょう!
⑤湯船に浸かる日をつくってみる
バスタブ入浴でターンオーバーを促す
バスタブに浸かると血行がよくなり、代謝もアップ。肌のターンオーバーを促します。ただし、長時間の入浴は乾燥のもとなのでほどほどに。毎日シャワー派は、週に何回か試してみて下さい。

■■金を使えば美は手に入る?美容医療ってアリなんですか?
正しくケアもするし、メイクも頑張るけれど、もっと毛穴を目立たなくしたい...!そこで思い浮かぶのが美容医療。美容医療で毛穴をどこまで消せるのでしょうか?

【産毛脱毛って意味あるの?】
黒ずみだと思っている毛穴が「実は産毛でした!!」という症例は多数あります。顔にもレーザー脱毛することでかなりキレイになります。産毛処理はエステでは違法です。医療レーザーでの施術がオススメです。
当院でレーザー脱毛に使用する『ジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)』はメラニンに反応するロングパルスアレキサンドライトレーザーで日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。もちろん、厚生労働省承認機器ですから安心です。レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので肌にハリと透明感が出ます。最近では、アトピー性皮膚炎の頑固な痒みの原因となる異常発達し、表皮内まで伸びた神経線維を壊して痒みを軽減し、頑固な湿疹を改善する効果も報告されているんですよ。
また、角栓が詰まっている場合の毛穴には水流の力で肌の余分な角質と汚れをオフする『アクアフェイシャル』、角栓をとっても毛穴が黒い場合は、メラニンを一気に微粒子に粉砕する『ピコトーニング照射』がおすすめです。毛穴の開きやハリのなさも気になる方は、『ピコトーニング照射』と同時に、真皮のメラニン色素ごと肌を入れ替える『ピコフラクショナル照射』を重ねて行う『ピコフラクショナル照射コース』がおすすめです。

是非、ご参考になさって下さい。


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雑誌『anan』2020年2223号(10月28日発売 掲載ページP84)

特集『素肌にうれしいニュースが続々 すっぴん力を鍛える最旬トピックス』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

素肌力を底上げして、目指せ美肌!
【スキンケアも菌活で。美肌菌で肌を潤す!】
『年中無休で肌で働く美肌菌って何?』
近年、遺伝子解析技術が進歩したことで肌フローラの研究が深まり、"美肌菌"が着目されています。美肌菌とは、表皮や毛穴に棲んでいて、肌のバリア機能を強化し、保湿効果を高めてくれるなど強くて美しい肌に役立つうれしい効能を作り出す常在菌のことです。たとえば、代表的な美肌菌である表皮ブドウ球菌は、皮脂をエサとして、肌荒れの原因となる菌の増殖を抑えてくれる脂肪酸や、肌の潤いを保つグリセリンを生成するので素肌を健やかな状態に保ってくれます。ニキビの原因とされるアクネ菌も、通常は脂肪酸やグリセリンを生み出していますが、肌フローラのバランスが崩れて増えすぎると、肌が揺らぎニキビができやすくなります。
まさに、天然の美容成分ともいえる美肌菌ですが、主に、角層、表皮、毛穴に棲んでいます。この肌フローラはいつ出来上がるのでしょうか?一説には、生後一週間までに、主に母子の接触を介して菌が受け渡され、その人の菌叢バランスが決まり、脆弱な基底膜を乗り越えて真皮の中に常在菌としてストックされ、その菌叢バランスは一生変わらないという研究論文があります。ですから、この期間に肌がキレイな人にスキンシップしてもらうのがいいかもしれません。
もちろん大人になってからもケア次第で美肌菌を育むことはできます。美肌菌を育てる効果的なスキンケアのカギは、徹底的な保湿です。美肌菌はしっとりした環境を好みます。洗顔やクレンジングは汚れを落としつつも潤い成分を取り過ぎないこと。ゴシゴシこすらないよう注意しましょう。グリセリンやセラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたものや、美肌菌を育てるアイテムがおすすめです。
ゴワつくような肌状態なら、ターンオーバーのスピードが落ちてしまっている可能性があるので、『ケミカルピーリング』を受けるのもおすすめです。表皮全体のターンオーバーを促し、自前の水分保持成分(細胞間脂質や天然保湿因子など)を作り出せるようになります。善玉菌が住みやすい潤い豊かな角層に整えることは菌活に繋がります。

【美肌菌を追い払わず、住みやすい環境を整える!】
美肌菌を追い払わないために、カミソリで毎日顔の毛をそるのは控えましょう。美肌菌は、元々皮膚の一番外側にある角層の表面と細胞のすき間などに生息しています。しかし、カミソリで毛を剃ると表面にいる美肌菌が角層と一緒に一気にそぎ落とされるため、潤いのない肌になってしまうのです。一度なくなってしまった美肌菌は回復するのに時間がかかります。産毛が気になる方も多いと思いますが、カミソリを使用する頻度はなるべく少なくしましょう。ケミカルピーリングと同じ頻度、2週間に一度程度なら問題ありません。

2週間も待てないほど産毛が濃く、頻繁に自己処理を行って肌荒れを繰り返している方には安心できる医療機関でのレーザー脱毛がおすすめです。当院でレーザー脱毛に使用する『ジェントルレーズプロ(Gentle LASE Pro)』はメラニンに反応するロングパルスアレキサンドライトレーザーで日本で最も実績のある医療用レーザー脱毛機です。レーザーの美白作用に加え、熱作用で皮膚も引き締まるので肌にハリと透明感が出ます。最近では、アトピー性皮膚炎の頑固な痒みの原因となる
異常発達した神経線維を壊して痒みを軽減し肌荒れを軽減する効果も報告されています。

【美肌菌を増やす菌活】
美肌菌を増やすには、腸内環境を整えることが大切です。腸内環境が改善すると皮膚のバリア機能が改善し、水分量が上がることが最近の研究でわかっています。そんな腸内環境を整えるのにおすすめの食材が乳酸菌が豊富なヨーグルトです。腸の動きを活発にし、便秘の改善に有効です。免疫力もサポートします。乳酸菌を摂るときは、腸内細菌の餌になる食物繊維も一緒に摂りましょう。プルーンやイチジクなどのドライフルーツや青汁や野菜サラダ、きなこ、もずくスープなどは食物繊維が豊富でおすすめです。

また、紫外線に注意しましょう。紫外線を浴びると、細胞などにダメージを与える活性酸素が体内に大量に発生します。この活性酸素が、黒い色素であるメラニンを過剰に生成しターンオーバーの過程で排出しきれなかったものが皮膚に滞留することでシミができます。また、活性酸素は、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどの弾力線維を変性させ、弾力を失わせます。人の体にはもともと活性酸素の攻撃から身を守る抗酸化力が備わっていますが、加齢と共に衰えるので活性酸素を除去する「抗酸化成分」に注目してみましょう。鮭には強力な抗酸化成分のアスタキサンチンが豊富に含まれています。アスタキサンチンは、シミやシワの原因となる活性酸素を除去し、肌のダメージを軽減する働きがあります。

また、その他にも『抗酸化作用』の高い成分としてビタミンA・C・E、ポリフェノールも 注目されています。食品だけではなく、サプリメントでの抗酸化ケアも有効です。飲む日焼け止め「ヘリオケアウルトラD」(銀座ケイスキンクリニック取扱い 1箱(30カプセル/30日分)¥6,000)は抗酸化作用の高い成分が理想的に配合されており紫外線以外でも発生する活性酸素から体を守り免疫力を高めてくれます。化学薬品は一切使用されておりません。安全な天然成分のため、子供でも内服できる点も優れています。また、「ソルプロプリュスホワイト」(銀座ケイスキンクリニック取扱い 1箱(30カプセル/30日分)¥5,000)は「抗酸化作用」と「抗糖化作用」2つの作用を持ち合わせているので当院でも大人気です。
是非、ご参考になさって下さい。


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雑誌『美ST』2021年1月号(11月17日発売)

本誌では4つの記事に慶田院長の監修・取材記事が掲載されています。

■■1つ目の特集は、『保存版2021年、切り取って使えるベスト美容カレンダー』です。(掲載ページP32~P35)
2020年、誰しも予想しなかったコロナ禍での新生活様式が始まり、美容に関してもヘアサロンやエステ、ネイルなどを長らく我慢した方も多いですよね...。2021年はウィズコロナでも心機一転キレイをかなえたいものです。美容で大切なのはタイミング!
いつ、何をやるか、2021年12か月分のベスト美容プランをご提案致します!

◆それぞれの吉日の意味とやるべきことって?
《新月》月の光が完全に消えてやみに包まれる日。一般的にはデトックス全般、いらないものを処分する(断捨離)。ゆったり入浴して汗や老廃物を出して体内を浄化。
《満月》お財布を空にして月の光が当たるところに置くと、満ちるの意味からお財布がいっぱいになるように財運アップ効果が期待できます。月光浴をすると女性性が高まります。
《一粒万倍日》新しいことを始めるのに最適。新しい化粧品を使い始めたり、エステや美容クリニックのコースの申し込みをすると効果倍増を期待できるためオススメ。

【1月】保湿と温活で寒さに備え、隠せるうちにボディケア
《まずは季節に最適なスキンケアに更新》
冬本番、乾燥肌が一気に加速します。顔も体も徹底的な保湿を心がけましょう。高い水分保持力を持つヒューメクタントを含むモイスチャライザーを使用しましょう。ヒューメクタントには、セラミド、ヒアルロン酸などのムコ多糖類、グリセリンなどの多価アルコール、エリスリトールなどの多糖類、尿素やアミノ酸などの天然保湿因子、ヘパリン類似物質、加水分解コラーゲン、などがあります。
《温活は手軽に取り入れて》
20日は大寒の日。アウターケアに加え、体の冷えに効く生姜パウダーをスープに混ぜたり、体を温めるグッズを使いましょう。
【2月】頭皮ケアとダイエットが吉 アレルギー対策も始めどき
《乾燥や花粉に負けない肌作りを》
最も乾燥して寒くなる時期です。引き続き保湿と温めケアを継続しましょう。ボディークリームも1日2回たっぷりと。この頃からスギ花粉が飛び始めるのでバリア力強化にも励みましょう。セラミド含有クリームがバリア力強化にはオススメです。当院オリジナルのモイスチャライザー『セラミドバリアクリーム』は、天然セラミドが主成分で、乾燥の気になるお肌や、敏感に傾きやすいお肌をやさしく守ります。
【3月】肌が最も揺らぐ時期 肌を守りながらUVケアをスタート
《スキンケアは守りに徹する》
上旬にはスギ花粉の飛散が本格化。黄砂も飛び始めます。肌に炎症を生じる人も増えるため、炎症のある時は攻めのスキンケアはご法度です。お守りコスメを頼りましょう。紫外線が一気に強くなるので、月後半からはUV対策も取り入れましょう。
【4月】疲れは先回りで予防 連休前半には大胆な美容のやりどき
《スギ花粉症に紫外線量増加肌ダメージが加速》
ライフスタイルの変化はメンタルに影響が出たり、体調を崩しやすく無理は禁物です。紫外線量がぐんと増える上旬はうっかり日焼けに注意しましょう。肝斑が落ち着いていた冬場内服をサボっていた方も、春の日差しで悪化し始める前にシミ4種(シナール、トラネキサム酸、ハイチオール、ユベラ)の内服量を増やしましょう。
連休前半にはフラクショナルCO2レーザーなど、ダウンタイムがあって肌に喝を入れる施術に挑戦してみるのも良いでしょう。
【5月】連休を使っておこもり美容に力を入れて ハリツヤ肌が幸運を摑む
《紫外線量がぐんぐんアップ!飲む日焼け止めを投入》
塗る日焼け止めだけでは完全に紫外線の害から肌や目を守ることができません。飲む日焼け止めを投入しましょう。当院では、紫外線によって生じる活性酵素のダメージを軽減する『ヘリオケアウルトラD』・『ソルプロプリュスホワイト』をおすすめしています。
【7月】紫外線や汗による肌トラブルに対処、メークもスキンケアもまめに更新!
《強い日差しでもビタミンC摂取で美肌をキープ》
紫外線は引き続きインナー&アウターのダブルケアを。ビタミンCを摂取すると効果的です。汗や皮脂によるニキビの悪化、毛穴の詰まりには美容医療の力も借りましょう。肌全体のコンディションを底上げする肌質改善治療の『フォトフェイシャルM22』が効果的です。当院では『フォトフェイシャルM22』の照射前に、乳酸によるケミカルピーリングで角質を滑らかにし、毛穴の詰まりを解消してから施術します。ニキビもできにくくなりますし、肌のバリア機能も高まります。
【8月】夏疲れが出てくるころ 美肌は食事から保って
《夏バテ予防と美肌には高抗酸化力のスイカを》
酷署による睡眠の質の低下や体力の消耗は肌にも影響を与えます。上旬からはたんぱく質をたっぷり追加し、スイカやオクラ、トマトなど抗酸化力の高い食品を食べて、体の防御力を高めましょう。
【9月】秋美白をスタート!華やかなメークを思いっきり楽しむ
《秋美白は"保湿力"も重視》
下旬になると湿度が低くなり、ロ元のカサつきや乾燥肌の症状が出てきます。夏のさらっとスキンケアから、しっかりと保湿できるものに変えましょう。美白スキンケアも保湿効果のあるものにしましょう。
【10月】乾燥小じわをケア カサつくボディもしっかり保湿
《一気に乾燥肌になるので全身に保湿を!加湿器の準備も》
中旬から気温が下がり、全身に乾燥肌の症状が出てきます。入浴後は直後に保湿をしましょう。室内湿度は50~65%が良いでしょう。
《夏の日差しで悪化したくすみ、肝斑、シミを一掃》
シミと肝斑をリセットするいい時期です。シミ・肝斑・肌質改善には、薄いシミにも対応するピコレーザー(ピコウェイ)がオススメです。境界のはっきりしたシミは、『ピコスポット照射』で、かさぶたにして取ることができます。従来のシミ取りレーザーよりも痛みや皮膚へのダメージが少なく、ダウンタイムも軽くなりました。
【11月】アイケアも追加月保湿ケアを本格化!冬に向けて腸活で免疫カアップ
《肌の冬支度は目まわりとロ元に重点をおいて》
朝晩の冷え込みに加え湿度は低下の一途。肌の保湿をさらに高め、シワが目立ってくる目と口元は保湿クリームやアイクリームを重ね塗りしましょう。
【12月】気温が急に下がる月 温活を欠かさずにボーナス買いで自分にご褒美美容
《皮膚温の低下で肌の乾燥が加速!マフラーと手袋を》
二日酔いにはビタミンB群サプリ。飲酒が増えると肌に必要なビタミンB群を大量に消費してしまうので休刊日をもうけましょう。


■■2つ目の特集は、『変えた人から綺麗になれる!最新スキンケアNEWS32』です。(掲載ページP52~P61)

皮膚科学の進化とともに、スキンケアも刻々と更新されています。目からウロコの最新情報がズラリ。美容知識を更新してさらなる美の高みを目指しましょう!

【紫外線=悪とも限らない!?太陽光との付き合い方を見直そう】
紫外線を浴びる前にビタミンCとEを塗ると予防になる
朝ビタミンCとEを配合したコスメを塗ると、紫外線による細胞ダメージが低減します。
酸化ストレスを防ぐことで、コラーゲンの変性から守ってくれる効果が期待できます。
【スキンケアアイテム、結局何がどういいの?】
水と油と保湿要素がそろえば2ステップケアでも十分!
スキンケアに欠かせない水分・油分・保湿要素の3つを押さえていれば、2ステップでもOKです。あとは悩みに応じてプラスしましょう。シンプルケアであるほど肌荒れしたときに何が原因か特定しやすいメリットもあります。


■■3つ目の特集は、『あなたの知らない「食べる美容」令和の常識』(掲載ページP68~P75)です。

日々変わりキレイのための知識の諸説。でもそれは人類の知識の進歩の証です。せっかく美と健康のための工夫や努力が間違っていたらもったいない。ぜひ最新情報にアップデートしましょう!知らないと損するエビデンスのあるインナーケアの最新情報を集めました。

【こんにゃくで肌がうるおう】
最近の研究で「とびこ」と呼ばれるこんにゃく芋外皮に含まれるセラミドを摂取することで角層水分量が高まり、肌質が改善することがわかりました。とびこは通常のこんにゃく精製時に廃棄されるため、とびこも含まれる生芋こんにゃくを選びましょう。
【ヨーグルトは腸活だけじゃなく前の保湿効果も】
SC- 2乳酸菌、コラーゲンペプチド、スフィンゴコミエリンの3つの配合成分を含むヨーグルトには紫外線の刺激から肌を保護するのを助ける機能と卵の潤いを保ち、肌の乾燥を緩和する機能がヒト試験で確認されています。ヨーグルトで紫外線ケアができる時代になりました。


■■4つ目の特集は、『美女医名鑑 オールスター美女医対抗美容合戦』(掲載ページP189)です。

「柿色リップにはこんな肌感が似合うんじゃない?」「もっとツヤ肌に仕上げたいのならピーリングとレチノールの合わせ技で攻めましょう」そんな提案って女医の先生ならではですよね。この先生と話してみたい!と思うヒントは先生自身の美しさ。一緒に美を分かち合える令和の美女医達、あなたのビューティーブレインがきっと見つかるはずです。
今回の特集では、知識×美貌でニッポンの美をリードする18人の女医がご紹介されています。その中でも、慶田院長はレジェンド美女医として「"なりたい顔も美容トレンドも熟知した2人の履歴書"レジェンド美女医の顔年表!」に特集されました。常に最前線で美容と向き合ってきたレジェンド美女医だからこそわかる平成から令和のトレンドを自身の経験とともに解説。アップデートしながら美を追求する美の変遷をご紹介しています。

【慶田院長の顔年表】
《2013》タイタンとスマスアップとフォトフェイシャルM22でフェイスラインをスッキリ
女児出産直後。タイタンとスマスアップの同時施術を三カ月に一回、産後のむくみを改善。月1回のフォトフェイシャルM22で肌質をキープ。
《2015》ウルセラリフトの効果にドハマり
産後太りも解消し、ピラティスで体づくりをしていた頃。「痩せた?」と聞かれることが多かったのは半年に1回のウルセラのおかげ。毛穴の引き締めにスカーレットRF、ヒアルロン酸によるトゥルーリフトなども経験。
《2018》ピコウェイを導入、新兵器の切れ味にうっとり
美白効果世界一!ピコウェイをつかったピコフェイシャル&ピコフラクショナル 照射を二カ月毎に。衝撃波の力で真皮のコラーゲン密度がアップし、小じわや毛穴改善、ハリのある肌に。
《2019》サーマクールでフェイスラインがすっきり
サーマクールFLXを導入。4カ月ごとに3回照射したら、周りから「顔が変わった」と言われるぐらいフェイスラインが引き締まりました。

【引き上げ、引き締めのニ刀流で理想の顔に】
たるみには横方向の「引き上げ」と立体的な「引き締め」の両方があってこそ美しくなるため、ウルセラとサーマクールを使い分け。そげ部分へのヒアルロン酸注入は5年に1回。過剰注入はおしゃれじゃないのであえて引き算し自然な緩みを残しています。当院を受診される患者様は、「慶田院長の顔はとてもナチュラルで、いわゆる整形顔、ヒアル顔ではないので安心して任せられる」と口を揃えておっしゃいます。不要な注入はせず、骨格、脂肪量、皮膚のたるみ具合、顔立ちとご本人の好みを考慮して、ミリ単位の注入とデザイン性の高い照射治療を行い、自然な若さを作るのが当院のウリです。

【サーマクールFLXは引き締めクイーン】
サーマクールFLXはより進化し痛みがなく、ダウンタイムもゼロ。真皮からスマス筋膜まで熱を与え、コラーゲン生成を促進、たるみだけでなく肌質も改善します。翌日からむくみも解消されます。
【リフトアップのキング ウルセラ】
米国のFDAの認可を唯一取得したたるみ専門機器。メスなしで照射だけでリフトアップが叶います。少し痛いけれどダウンタイムはなく、リフトアップ効果が最も高く、持続期間が長いのも特徴です。

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『STORY』2020年12月号(10月30日発売 掲載ページP189)

特集『土台の底上げこそ、マスク美人の近道!今、「目ヂカラ」のためにできること、すべて!』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

とにかく目元勝負なご時世なのに、最近目元のキレが悪くなったとお感じの方はいらっしゃいませんか?それは気のせいではなくて、疲れ目や老化かもしれません。目元美容が充実した今は変われるチャンスです!

【栄養を入れるよりも、まずはクレンジングが何よりも大切!】
皮膚の薄い目周りは体の中で最もデリケートな部分です。正しいクレンジングで肌負担を減らすことが大切です。アイホールは眼球を動かしやすくするため皮膚が薄くできています。皮脂腺もないので乾燥しやすく、シワにもなりやすいデリケートな部分です。更には、バリア機能も弱いので劣化しやすい一面もあります。
クレンジング剤に含まれる界面活性剤は、メイクの油汚れを吸着して洗い流しやすくします。ただし、使用方法によっては、汚れだけではなく大切な保湿因子(角質細胞間脂質や皮脂)まで流してしまうこともあります。クレンジングは顔全体にざっとなじませたら、小鼻や目もとなど立体的な部分は薬指を使って丁寧に。オイルの場合約30秒で完了します。他のクレンジング剤の場合でも、長くても1分ほどで洗い流すようにしましょう。
当院で人気の『ナビジョンDRメーククレンジングオイル』は、テクニック不要でサッと落ちるので、不器用さんがミルクやジェルクレンジングで長時間擦るよりも肌の負担が少なくて済むという点もメリットの一つです。

是非、ご参考になさって下さい。


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雑誌『LDK the beauty』2020年12月号(10月22日発売 掲載ページP8~P22)

特集「何となく続けてきた惰性ケアをリセットするなら今!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【やめる!見直す!美肌の新習慣】
見直し1:マスクで弱っている肌には冬でもSPF50の日焼け止め
毎日マスクをしていると肌のバリア機能が低下し、摩擦による炎症も起きやすくなっています。いつも以上にシミができやすいときなので、今年は冬でもSPF50の日焼け止めがオススメ。紫外線から肌を守ることは、肌バリアが弱まっているときこそ重要です!
日焼け止めを使う際にポイントとなるのが、"塗る量"です。日焼け止めに表示されている数値通りの効果を得るのは、実は不可能です。SPF値やPA値は、『肌1㎠当たりに2mg』の日焼け止めを塗った場合に得られる効果。その通りの量を塗ろうとするとかなりの厚塗りになり、その上からメイクをするのはとても無理です。現実的に塗れる量は1/5程度の量になるので、効果も1/5程度になります。SPF50の製品でSPF10程度になりますが、日焼け止めを二度塗りした上に、紫外線防止効果のあるファンデーションを重ねたり、お昼くらいに塗り直したりすることで、合計のSPF値を15以上にキープできれば、光老化を確実に防ぐことができます。

見直し2:パンやスムージーなどの朝食をやめ和食チェンジする
和食には強い抗酸化力のあるナスの皮や、若返り効果があるといわれる納豆など、美肌に効く食品がいっぱいです。スキンケアだけでなく、朝食をしっかり食べることも大切です。

【美肌の専門家が自信をもってオススメします!美容皮膚科医の溺愛スキンケア】

◆慶田院長オススメアイテム
ITEM01:ヘリオケア360℃ミネラルトレランスフルイド
(銀座ケイスキンクリニック取扱い50ml ¥4,800)
ノンケミカルなのにウォータープルーフでUVA、UVB、ブルーライト、近赤外線、あらゆる光線に対応している日焼け止めです。院長が家族にも患者さんにもオススメできるという安心の1本です。
さらに、UVケアをサポートするサプリメントも有効です。摂取しておいた方が日焼けしにくくなりますし、日焼けしてしまった場合も回復が早いです。出かける30分前ぐらいに飲みましょう。当院では、メラニン生成やDNA損傷から肌を守る『ヘリオケアウルトラD』と、肌ぐすみの原因になる糖化も抑える『ソルプロプリュスホワイト』のW使いが人気です。(銀座ケイスキンクリニック取扱い ヘリオケアウルトラD1 箱(30カプセル/30日分)¥6,000、ソルプロホワイトプリュス1箱(30カプセル/30日分)¥5,000)

ITEM02:ナビジョンDRメーククレンジングオイル
(銀座ケイスキンクリニック取扱い150ml ¥2,500)
院長が患者さんにオススメしているデリケートな肌に負担をかけず、しっかり落とせるメイク落とし。ナビジョンDRは、資生堂から販売している医療機関専売商品です。主成分はハイブリットサフラー油、スクワラン。極めて酸化しにくいオイルで、潤い成分も高いので安心してお使い頂けます。

本誌内、別特集(P59)でも正しいリップクリームの塗り方をご紹介しております。
■リップクリームの正しい塗り方講座
リップを塗るときやりがちなのが唇を突き出して塗る方法。これだと縦ジワにリップクリームが入らないので、しっかりシワを伸ばして塗るのが正解です!
○"イ"の口でシワをしっかり伸ばしましょう。唇のシワに沿って縦に塗ります。
×"ウ"の口はシワにリップが入りません。

是非、ご参考になさって下さい。








雑誌『CLASSY』2020年12月号(10月28日発売 掲載ページP222)

特集『こんな時だからこそ「できること」をやっておく「コロナだから...」とあきらめない!婚活TODOすごろく』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

【ダウンタイムの必要な美容医療にトライ!】
赤みや火照り、カサブタが数日残る施術に挑戦するなら、テレワークやマスク着用の今がオススメです。

◆オススメ治療◆スカーレットS(ニードルRF)
コロナ禍でマスク生活が当たり前になった今、人々の視線は以前よりも俄然"目もと"に集中しています。小ジワやクマ、たるみなど、気になるエイジング症状を改善し、明るくハリのある魅力的な目元を目指しましょう。
お疲れ見えの目の下のたるみやちりめんジワにおすすめなのが、コラーゲンがしっかり再生し、ハリが蘇る『スカーレットS(ニードルRF)』です。針の刺激による創傷治癒効果と高周波(RF)の熱効果を融合させた最新式のリフトアップ治療器です。マシンの先端にセットされた25本のマイクロニードル(極細電極針)から直接高周波(RF)が照射され、皮膚の入れ替えと再生を促進します。表皮はもちろん真皮から皮下組織上層までの広範囲に高周波の効果が行き渡りコラーゲン線維が増生し肌のハリが高まることで、毛穴の開き・小じわ・たるみ・ニキビ跡などの肌トラブルを総合的に改善します!また、RFの脂腺機能調整作用により、毛穴が引き締まり炎症ニキビも改善します。

『スカーレットS(ニードルRF)』 は、従来のスカーレットRFと比較して、高周波のパワーが強力になり、より深くまで熱エネルギーが届くので、効果と即効性が高まり、満足度が格段に上がりました。当院では照射後に、肌の再生を後押しする3種類の成長因子が配合されたダーマヒールの導入パックがサービスでついています。お痛みを心配される方が多いですが、施術前に外用麻酔を塗るので、痛みはほとんど気になりません。高周波の熱による赤みは1時間程度で落ち着きます。照射直後は肌への刺激と負担を最小限にするため、ノーメイクでお願いしていますが通常のお化粧、日焼け止め使用は翌日より可能です。

■価格■
『スカーレットS(ニードルRF)』
パーツリフト(額・目周り・両頬)各1部位 
初回トライアル¥30,000
通常¥40,000

是非、ご参考になさって下さい。

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雑誌『GINGER』2020年12月号(10月23日発売 掲載ページP138~P148)

特集『肌が不安定になる人急増中!敏感肌との付き合い方』に慶田院長の監修記事が掲載されました。

ただでさえ肌が不安定になりがちな季節の変わり目に加え、今年は新たにマスク問題が発生。長時間つけていることで肌トラブルも増えているそうです。改めて自分の敏感肌レベルを見極め、正しい対策と早めのケアを試みましょう!

【まずは自分の肌状態を知ろう!敏感肌CHECK LIST】
✓洗顔後、何もつけないと肌がつっぱる。
✓季節を問わず、いつも乾燥を感じている。
✓季節の変わり目に、肌トラブルを起にしやすい。
✓紫外線に当たると肌が荒れたり、敏感になる。
✓汗をかくと肌がかゆくなることがある。
✓冬になると、乾燥がひどくなる。
✓生理前に肌が荒れることがある。
✓肌にハリ感がなく、小ジワが目立つ。
✓キメが細かく、毛穴があまり目立たない。
✓時々、化粧水がしみることがある。
✓便秘がちである。
✓化粧品で肌がヒリついたり、赤くなるときがある。
✓目周りや頬がカサカサしやすい。
✓アレルギー体質やアトピー性皮膚炎と診断されたことがある。
✓仕事や家事が忙しく、ストレスを感じている。
【診断結果】
■超敏感肌:11~15個の人
バリア機能が低く、少しの刺激でもトラブルを引き起こしやすい肌。慢性的に肌が不安定な状態。アトピー体質など、生まれつき皮脂量が少なく肌が弱い人も。
■乾燥肌:6~10個の人
皮脂量も保湿能力も低いため、季節変化に弱く、外的刺激を受けやすい肌。冬は粉を吹くほど乾燥してしまうことも。バリア機能も弱いので、炎症を起こしやすい。
■ゆらぎ肌:1~5個の人
季節の変わり目やストレスなどにより、一時的にトラブルが現れている肌。乾燥や赤み、ニキビ、いつもの化粧品に刺激を感じるなど、普段と違う不安定な状態。
■普通肌:0個の人
皮脂量と水分保持特能力のバランスが良く、肌はしっとり潤っている。バリア機能がきちんと働いているため、気温の変化や外的刺激などのトラブルに強い肌質。

【ちょっとした刺激で肌がゆらぐ!マスク時代の敏感肌って?】
季節の変わり目や生理前などに感じる、いつもとは違う肌の不調。実に8割以上の女性が敏感肌の自覚があり、かゆみやヒリつき、ニキビなど、何らかの肌トラブルに悩んでいるそうです。さらに、今年はマスクによる肌トラブルが急増し、皮膚炎などに悪化するケースも。乾燥が進む季節に向けて、普段は何でもない人も、敏感に転びやすい肌状態になる可能性があります。いつも以上にきちんと保湿するなどして、しっかり対策することが大切です。

【カサつき、ゴワつき、なんだか肌が不調...。不安定な時々敏感肌のケア方法】
乾燥が進むと肌のバリア機能が低下し、 少しの刺激で赤みやかゆみなどの肌トラブルを起こすなど、不安定な状態になります。もともと皮脂の少ない乾燥肌は敏感肌になる可能性大なので要注意です。
◆肌がゆらいでいるときに、気を付けるべきことは?
『摩擦は禁物!手のひらで優しくたっぷりと保湿して』
肌がゆらぐ一番の原因は、バリア機能の低下です。しっかり保湿して、バリア機能の鍵を握る「角層」を整えることが重要です。弱ってバリア機能が低下している肌に、摩擦は禁物。化粧水も手でつけるのがおすすめです。また、肌の再生の時間である睡眠も重要な要素ですので、最低でも6時間程度の睡眠を心掛けましょう。
◆乾燥肌だから、朝は洗顔料を使わなくても良い?
『ほとんどの肌タイプは必要!』
朝の肌は夜に塗った油分や寝ている間に出た皮脂が酸化して、さらにほこりなども付着しています。水やお湯だけだと油分は落ちません。皮脂がほぼ出ない肌質以外は、洗顔料は使った方がベターです。
◆刺激が強いクレンジングオイルは使わないほうがいい?
『クレンジングの種類より、肌にのせている時間が刺激!』
クレンジングオイルは洗浄力が強いイメージですが、こすらずにサッとメイクが落とせるので、肌にのせている時間が短く、むしろ肌への刺激が少なくてすみます。ただしオイルの「界面活性剤」は保湿因子を一緒に溶かし出してしまうので、のせてから1分以内を目安に優しくなじませ、手早くかつしっかりすすぎましょう。
当院で人気のナビジョンDRのメーククレンジングオイル(銀座ケイスキンクリニック取扱い¥2,500 150ml)は極めて酸化しにくいオイルで、潤い成分も高いので安心してお使い頂けます。テクニック不要でサッと落ちるので、肌の負担が少なくご使用いただけます。
◆乾燥でゴワつき、化粧水が入らないのはなぜ?
『乾燥で肥厚した角質が原因』
ターンオーバーの乱れに加え、バリア機能を補おうとして角質が厚くなるためです。放っておくと、毛穴詰まりやニキビの原因にもなります。あとから重ねるアイテムがなじみやすくなる、角層柔軟効果のある導入美容液などを取り入れてみるのも手です。
◆肌のゴワつきや毛穴のザラつきが気になります。
『酵素洗顔を取り入れてみて!』
古い角層が残っている肌はゴワつくだけでなく、ターンオーバーが乱れてバリア機能が低下、肌を乾燥させる原因になります。週1〜2回の酵素洗顔でケアをしましょう。酵素がたんぱく質や毛穴に詰まった皮脂を分解し、洗顔しながら肌表面の不要な角層を除去します。
◆敏感肌やゆらぎ肌は、遺伝?
『遺伝と生活環境、どちらも影響します』
アトピー体質など遺伝的にバリア機能が低い人もいますが、睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスなどの生活環境によってもバリア機能は低下します。日本人は1/3がアトピー素因を持っているといわれ、多くは幼少期に完治し自覚症状がない人も多いですが、敏感に転びやすい肌質と言えます。気になる人は、家族に確認してみてください。いずれにしろ、現代では誰にでも生じうる症状と言えます。
◆Tゾーンはベタつくからしっとり化粧水だけでOK?
『化粧水だけでは保湿は不十分です』
肌がゆらいでいるときこそ、保湿第一です。ベタつきが気になる人は乳液やクリームを省きがちですが、化粧水だけでは保湿したとは言えません。夜より少なめの量でいいので、朝も油分できちんとフタをしましょう。乳液+目元のみクリームをつけるのでもOKです。
◆スキンケア以外で、敏感肌を改善する方法はある?
『保湿と生活習慣の見直しで改善できます』
摩擦などの刺激をできるだけ避けてしっかりと保湿することが基本になりますが、生活習慣を整えて体の内側から肌を立て直すことも大切です。健康的で美しい肌と体のために欠かせないインナーケアの5本柱は、「バランスのよい食事」「良質な睡眠」「腸内環境を整える(排泄)」、「適度な運動」、「ストレスコントロール」。ゆらぎ肌の原因は多種多様なので、内外両面から対策をしましょう。
◆どうして季節の変わり目に肌が揺らぐの?
『寒暖差や環境の変化が原因です』
季節の変わり目の急な温度差に体がついていけず、自律神経が乱れて免疫力が低下しゆらぐ原因になります。また、環境の変化でストレスによる交感神経の緊張が続き、バリア機能も低下します。さらに、最新の研究で寒冷刺激により皮フ温が低下すると、バリア機能と潤いに重要なタンパクが減少し、乾燥と肌荒れに影響することが判明しています。
◆マスクをしていると肌が荒れやすいって、本当?
『マスクと肌との摩擦で、ニキビや皮膚炎を起こす可能性が』
マスクはあぶらとり紙のようなものです。肌の保湿成分である油分をマスクに吸い取られてしまうため、バリア機能が失われて肌荒れが起きやすくなります。また、マスクの着脱や会話などで肌が擦れる刺激で皮膚が炎症を起こし、さらにマスク蒸れによる汗の刺激で、赤みやかゆみを伴う「マスク皮膚炎」に。毛穴の入り口が詰まり、皮脂がたまって「マスクニキビ」を起こすこともあります。
◆マスクで肌が荒れてしまった場合のケア方法は?
『マスクが触れる部分の摩擦を軽減して!スペシャルケアも検討を』
問題はマスクと肌の摩擦。着脱する際や人と話すときにマスクが動くことで、肌との摩擦が起きやすくなります。マスクが触れる部分には保湿クリームをしっかり塗って保護をしましょう。肌の保湿成分が奪われるのを防ぐほか、摩擦による刺激を軽減できます。肌荒れがひどい人はプロテクト効果の高いバームがおすすめです。
肌荒れが続く時は美容医療の力を取り入れてみるのも手です。
マスクによる肌荒れにお悩みの方には、炎症を鎮めて肌の再生を促す『プラズマシャワー』が当院では人気です。強力な滅菌作用でニキビをはじめとするさまざまな皮膚トラブルを引き起こす細菌やウイルスを死滅させることができます。悪玉菌がいなくなった後は、もともと表皮内に住んでいる美肌菌が急速に増えて肌フローラが健康な状態に整うのでご安心ください。
また、プラズマ照射後30分以内は、薬剤の浸透を高めるので、お悩みに合わせて薬剤を選択します。マスクニキビや肌荒れにお悩みの方には抗炎症と肌再生作用が高い『サイトプロMD』の導入がおすすめです。さらに、肌全体のコンディションを底上げする肌質改善治療の『フォトフェイシャルM22』(初診患者様限定¥25,000)も効果的です。計8種類の波長変更フィルターが搭載されていて、シミ(肝斑)、くすみ、ちりめんジワ、赤ら顔といったさまざまな肌トラブルにアプローチすることができます。当院では『フォトフェイシャルM22』の照射前に、ケミカルピーリングで角質を滑らかにし、毛穴の詰まりを解消してから施術します。ニキビもできにくくなりますし、肌のバリア機能も高まりますから、マスク皮膚炎の方たちにも有効です。
◆肌荒れを起こしにくいのはどんなマスク?
『ポイントはマスク内側の肌当たり』
大切なのは、マスク内側の肌当たりと通気性です。便利なのは不織布ですが、硬く蒸れるものが多い印象です。マスクをしながら話すと肌が擦れるため、硬い生地は避け、綿や絹など天然素材の布タイプが吸収性が高くてGOOD。

【赤身、ヒリつき、ニキビ等、肌トラブル多発!敏感肌が重症化したときの対処法】
乾燥肌は、放っておくと慢性的に炎症を起こした超敏感肌になる可能性もあります。症状が進まないようにするためにも、摩擦は禁物です。十分な保湿を心がけつつ、異変を感じたら皮膚科へ行きましょう!
◆肌がヒりついているときは、何を使えばいい?
『モイスチャライザーでしっかり保湿を』
とにかく保湿をして肌を乾燥させないこと。化粧水だけで済まさず、肌内部の水分を保持する働きのあるヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなどの保湿成分を含むクリームで保湿をしましょう。効果を得るには肌がベタつくくらいしっかり量を塗るのがベストです。肌が十分潤っていると、バリア機能も正常に働きます。
当院オリジナルの『セラミドバリアクリーム』は「角層のバリア機能」に着目し開発した、天然セラミドを主成分とする高機能保湿クリームです。水分保持力・抗炎症作用が高いので、アトピー性皮膚炎、超乾燥肌、ゆらぎ肌の改善に効果的です。
◆保湿しているのに肌がゆらぐのはなぜ?
『保湿が足りていない可能性があります。』
クリームを省いたり、使う量が少なかったりと、保湿が足りていない人が多くいます。クリームは、肌がペタペタするくらいたっぷり使うのがコツ。日中は、メイクの上から保湿できるような携帯用コスメで乾燥対策すれば、バリア機能の低下防止になります。ミストよりも保護効果の高いバームがおすすめです。
◆乾燥して全身がかゆい!どうすればいい?
『すね、腕、腰周りは乾燥要注意!』
服との摩擦が多いすねや腕は乾燥しやすく、もともと皮脂量も少ないのでカサつきやすい部位です。そのほか、腰周りも皮脂が出にくいので保湿するのを忘れずにしましょう。弱ってバリア機能が低下している肌に摩擦は禁物。スプレータイプがおすすめです。
◆化粧水がしみて何もつけられません!
『微細な炎症が起きている可能性大。』
見た目は平気でも、化粧品がしみるという自覚症状があるなら、肌に炎症が起きている可能性があります。微弱炎症は放置すると肌の老化にも繋がるので早めのケアをしましょう。また、肌が敏感になっているときは、化粧水などの水性コスメはしみやすいもの。異変を感じたら皮膚科へ行くのがベストですが、搬水・角層軟化機能に優れたバームやオイル状のアイテムで、刺激が中に入るのを防ぎましょう。肌に浸透せず、表面でぴったり膜を作って保護してくれます。
◆赤みや炎症を抑えるにはどうすれば?
『トラネキサム酸などで抗炎症ケアを』
トラネキサム酸やグリチルリチン酸2Kなど抗炎症作用のあるものを使ってみて下さい。炎症が長引くようなら、そのままにせず皮膚科医に相談することをおすすめします。
◆今流行りの美肌菌。美肌菌が増えるとニキビができない?
『肌の菌も腸内と同様にバランスが大切です!』
美肌菌の代表は、皮脂を脂肪酸とグリセリンに分解して汗と混ざりバリア機能に役立つ皮脂膜を作り出す「表皮ブドウ球菌」。他の菌が増えすぎないように抗菌ペプチドを分泌します。「アクネ桿菌」も増えすぎるとニキビを引き起こしますが、本来は美肌菌です。一方、肌フローラが乱れて増殖すると肌トラブバルを起こすのが「黄色ブドウ球菌」。肌の菌は適切なバランスで整っているのが大事なのです。
◆メイク道具やまくらカバーなどの雑菌でニキビになるの?
『ニキビを防ぐ一番の方法は毛穴を詰まらせないこと』
ニキビの発生と雑菌は関係がなく、ニキビはあくまで毛穴の中に棲んでいるアクネ菌が誘発するもの。マスクなど摩擦による肌の防御反応やターンオーバーの乱れから角層が厚くなり、毛穴をふさいでしまうことがニキビや吹き出物の原因になります。角層ケアなどで毛穴を詰まらせないようにしましょう。
◆ニキビができちゃったときのおすすめのスキンケアは?
『さっぱりケアでも保湿は忘れずに!』
ニキビ肌にも保湿は大切。さっぱりでもいいのでしっかり保湿をしましょう。摩擦はニキビを悪化させるので、化粧水は手で優しく塗り、乳液やクリームでしっかり潤いを閉じ込めるのを忘れずに。消炎・鎮静効果のある成分入りのものがおすすめです。
◆肌が敏感な時は、すっぴんがベスト?
『そうとも限りません!』
メイクが膜となって肌を守るので、一概にノーメイクがいいとは言えません。敏感肌ラインの低刺激なベースを賢く活用するのがおすすめです。色付きの下地やBB・CCクリームなら、UVカットとベースメイクがひとつですみ、比較的簡単にオフできるので、肌の負担を軽減できます。

是非、ご参考になさって下さい。

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WEB『OZmall』2020年9月24日掲載

特集「年齢や月経周期、季節に合わせたケアは必要?スキンケアの疑問を解決!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。
自分の肌質をわかっているつもりでも、年齢や月経周期などによって、肌質の変化を感じたことはありませんか?そんなときのスキンケア用品やケア方法はどうすればよいのでしょうか。皆さんが抱きがちな疑問について解説しています。

【年齢とともにスキンケアは変えるべき?】
→変えましょう。30代からは保湿を重視しましょう。
30代ごろから徐々に、肌の水分を保持するセラミドなど自身が持つ保湿成分が減少していきます。さらに更年期になると女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの減少により、乾燥しやすくなったり、肌トラブルが起きやすくなったりします。特に年齢による変化を感じやすいサインが、目の回りやひじ、前腕、すねなど、皮脂腺が少ない部分の乾燥です。目の回りに乾燥小じわが出始める、すねがカサカサするといったサインが出てきたら、スキンケアを変えるタイミングです。基本は年齢とともに保湿を重視して、『美容液やクリームなど、スキンケアのアイテムを増やしていく』『塗る量を多くする』といったことが必要です。30代になったら"さっぱり志向"は捨てて、乳液やクリームを、塗った直後は肌がベタベタするくらい、たっぷり使うことがポイントです。当院のオリジナルの『セラミドバリアクリーム』は、水分を抱え込む働きのあるセラミド配合の保湿クリームです。しっとり感はありますが、重すぎず塗り心地がよいのでお顔から体まで全身に使用できます。
また、皮脂腺が少なく乾燥しやすい、ひじや前腕、すねを洗う際は、ボディソープの泡をのせてさっと洗い流す程度にしましょう。

【月経周期に合わせたスキンケア方法が知りたい】
→連続したケアが必要です。生活習慣を正して、スペシャルケアも検討を!
排卵後から月経が始まるまでの10日から2週間くらいの期間は、女性ホルモンのひとつであるプロゲステロンの分泌が多くなる時期(黄体期)。この時期は、プロゲステロンの影響で、皮脂の分泌が盛んになり、肌が敏感になりやすくなります。ニキビができやすくなる方もいるのではないでしょうか。黄体期は皮脂の分泌が多くなるので、ニキビができやすい方はTゾーンをよりしっかり洗うことを意識すると良いです。ニキビができないようにするために大切なのは、毛穴に皮脂が詰まらないようにすること。そのためには黄体期だけケアするのではなく、連続したケアが必要です。
特に大人のニキビは、乾燥で美肌菌が減ってアクネ菌の割合が増え、角層が厚くなり、毛穴に皮脂が詰まりやすくなることでも起こります。ニキビができたからといって、保湿を控えるのは逆効果になりますので、注意しましょう。角層の中で水分を保持している成分のうち、皮脂の働きは2~3%。つまり、皮脂の分泌が多くても、保湿は必要です。
また、黄体期に肌トラブルを起こさないためには、生活習慣も大切です。栄養バランスが整った食生活を送る、運動する、ストレスをためない、腸内環境を整えるといったことが、黄体期の肌を安定させることにつながります。
正しいスキンケアをして、生活習慣を見直しても黄体期に肌トラブルが起きやすい人は、美容皮膚科でのスペシャルケアを検討してみましょう。
ターンオーバーを正常化して皮脂分泌を抑える外用薬『レチノイン酸』の外用や、毛穴の入り口の詰まりを溶かす『ケミカルピーリング』施術、過剰なアクネ菌を殺菌し炎症を沈静化する『フォトフェイシャルM22』照射、『プラズマシャワー』照射などが効果的です。

【お風呂上がりで汗が止まらないとき、化粧水はどうつければいい?】
→体に風を当てて体温を下げ、汗がひくまで待ちましょう。
スキンケア用品を何も塗っていない状態で、直接顔に風が当たると、乾燥してしまいます。とはいえ、汗がひかないと化粧水をつけづらいので顔ではなく体に風を当てて、体温を下げるのが良いでしょう。汗をかいている状態でスキンケアをしてしまうと、ベタベタするのが気持ち悪くて、つける量が減ってしまうかもしれません。汗が引いた状態でしっかりスキンケアするのがおすすめです。汗が引くまで待つ間の乾燥が心配な人は、化粧水を軽くつけておいて、後から塗り足すようにしましょう。
変化に合わせたスキンケアで、いつでもベストな肌をキープしましょう。

是非、ご参考になさって下さい。


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雑誌『LDK the beauty』2020年11月号増刊(9月19日発売 掲載ページP16~35)


特集「美容のウソホント120ぜ~んぶ暴きます!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

いっぱ~いいろんな美容法があるけどどれがホントなのか全然わからない!
美容のあらゆる噂、常識、都市伝説 ウソかホントか大検証します。

【「検証して!」の声多数!巷で話題のウワサ真相check!】
■乳液仮面返し マスクオンリーよりふっくら美肌になれると話題!
まぁ...アリ!肌が強いならば試してみてもイイかも。
乳液仮面返し(ローションパックの上から乳液を塗り、時間をおいてからひっくり返し更にパックするテク)によって保湿力アップは期待できますが、驚くほどではなさそう。美容成分が浸透しやすくなる効果もありますが、肌バリアが弱まる分、刺激も増えるので、敏感肌の人には不向きです。肌が強い人なら実践しても良いでしょう。
・『成分』:湿潤環境が長く続き、美肌菌は育ちやすい
美肌菌はうるおい豊かな角層内で育成しやすいですが、貼り付け時間が長いと様々な成分が肌に入りやすくなり、刺激を感じる人も。敏感肌の人はかぶれる恐れがあるので注意しましょう。
・『保湿力』:保湿効果は上がったけど微々たる差
乳液仮面返しとシートマスク単体の時の保湿力を比較すると、少しの保湿力は上がりましたがマスク後に乳液を塗るのと大差はありません。

■ヒト幹細胞培養液 シワ改善や保湿、美白効果があるというウワサ!
まぁ...アリ!抗炎症・保湿効果は期待できるかも。
美容医療で使う場合、注射や点滴で確実に真皮に届けるのでハリ、毛穴が目立たなくなるなどの効果が期待できます。一方、化粧品は幹細胞の質と濃度がさまざまです。抗炎症効果や保湿力アップ、ちりめんジワの改善が期待できる製品もあります。効果を実感できるなら+αのお手入れとして続けてみても良いのかもしれません。
・『見解』:化粧品では濃度が低く、効果はマイルド
有効な濃度かどうかは不明です。効果を期待しすぎないで。
・『保湿力』:美容液でも保湿力アップは期待できる
有名製品2点を検証したところ、保湿力の高さを実証できました。乾燥対策は期待できます。

【スキンケア編】
■ウワサ①タオルじゃなくて洗顔後はティッシュオフ!?
そうでもない!ティッシュマストというワケではない。
タオルは繊維が顔につくからティッシュのほうがいいという説もありますが、ふくときの摩擦がNGなのであって、ふく素材は柔らかならOKです。吸水性の高い、ガーゼタオルや手ぬぐいを肌に当てるようにふくのがオススメです。

■ウワサ②「W洗顔不要」は信じていい!?
一部はホント!洗浄力は製品ごとで違います。
製品によって洗浄力の高さが違うのでいちがいには言えませんが、基本的にはW洗顔不要です。ただし、洗い上がりをよく見て毛穴にメイクが残っているようなら、洗浄力が低いのでW洗顔しましょう。どんなメイクにも対応しているとはかぎらないので、洗いあがりは自身のチェックが必要です。

■ウワサ③ラインづかいじゃないと刺激になる!?
これはウソ!
違うメーカーの製品同士を組み合わせたからといって、毒になるようなものはそもそも入っていません。大事なのは肌に合うかどうかなので、肌が荒れなければ何を組み合わせても大丈夫です。

■ウワサ④アーモンドオイルで毛穴の角栓詰まりが取れる!?
一部はホント!効果はあるけど過剰な期待は禁物です。
オイルで角栓は取れやすくなるけれど、アーモンドオイルにこだわる必要はなく、ホホバオイル等どんなオイルを使っても効果は同じです。自分の肌に合うものをチョイスしましょう。また、毛穴汚れがごっそり取れるわけではありません。やりすぎると逆に角栓が詰まることもあるため、週1回程度のお手入れがベストです。

■ウワサ⑤日焼け止め前に保湿をするとシミになりにくい!
そうでもない!保湿するだけではシミの発生は止められない!
保湿不足で炎症を起こすとシミになりやすくはなりますが、対策をするなら抗酸化成分のビタミンCやEの入った化粧水や美容液を塗りましょう。飲む日焼け止めも抗酸化剤なので、日焼けによる肌ダメージを減らすことができます。メラニン生成やDNA損傷から肌を守る『ヘリオケアウルトラD』と紫外線などの「酸化」による肌のメラニンぐすみに加え、肌の黄ぐすみ・しわの原因になる「糖化」も防ぐ『ソルプロプリュスホワイト』のW使いが当院では人気です。(銀座ケイスキンクリニック取扱い ヘリオケアウルトラD1箱(30カプセル/30日分)¥6,000・ソルプロホワイトプリュス1箱(30カプセル/30日分)¥5,000)
また、日焼けの前でも後でも抗酸化作用のある食品は効果があります。ビタミンCはパプリカやじゃがいも、ビタミンEはブロッコリー、トマトのリコピンも抗酸化作用でおなじみです。

■ウワサ⑥美容液でも美容成分が入っていないことがある!?
コレはホント!美容液の明確な規定はないので可能性アリ。
美容液というと肌にいいものがたっぷり入っているイメージですが、明確な定義はありません。ゆえに美容成分のない美容液も存在することは可能です。基本は保湿力UPを期待、プラスαの効能を求める場合は、成分表示をチェックしましょう。

■ウワサ⑦肝斑は美容液で治る!?
一部はホント!肝斑は体質だけど薄くすることはできる。
美容液・飲み薬、美容医療で目立たなくなります。美容液で完治を目指すのは難しいけれど、トラネキサム酸入りなら肝斑を薄くする効果が期待できます。当院では、肝斑には『ルミキシルクリーム』(銀座ケイスキンクリニック取扱い30ml¥10,000税別)とトラネキサム酸配合の『ナビジョンDR TAホワイトエマルジョンI(みずみずしくうるおうタイプ)』(銀座ケイスキンクリニック取扱い120ml ¥8,500税別)のペア使いをオススメしています。『ナビジョンDR TAホワイトエマルジョンI』はメラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカス肝斑・くすみを防ぐ薬用美白乳液です。みずみずしく広がり、潤いに満ちたべたつきのない明るい素肌へ導きます。
効果の順は美容液<サプリ<美容医療。ただし美容医療でも完治は困難なので、あくまで薄くするという気持ちで。

肝斑には、レーザーを1兆分の1秒単位で照射する最新鋭の『ピコレーザー』が良いでしょう。境界のはっきりしたシミは、『ピコスポット照射』で、かさぶたにして取ることができます。従来のシミ取りレーザーよりも痛みや皮膚へのダメージが少なく、ダウンタイムも軽くなりました。

▼治療頻度:1回のみ(薄い膜状のかさぶたは5~7日で剥がれます。)
▼効果持続期間:再発しない場合、追加照射なし
▼費用:1ショット¥1,000(全顔照射治療のオプション。スポット照射のみ希望の場合は30ショット以上から。)

【身近な定番アイテムにまつわる!美容の都市伝説暴き隊!】
「そんな裏技あったのか!?」とつい飛びついてしまいたくなる、手軽でお得で効果てきめん(...という噂)の美容界の都市伝説的テクニック。その真価をズバリ暴きます!

■オロナインパックで毛穴が消えるらしい!
→ウソ伝説
オロナインH軟膏で毛穴は消えません。消毒液成分入りなので無駄にぬってはいけません。手指消毒に用いることがあるような成分で、顔には不要です。オロナインで全顔パックするくらいならワセリンの方が100倍いいです。

■クレンジング代わりのベビーオイル洗顔で肌負担軽減!
→ウソ伝説
メイクを乳化し水に流す機能は、ベビーオイルにはありません。拭き取っても完全に落ちないから、酸化した油脂は肌負担になってしまいます。W洗顔が必要になるうえ、洗浄力が弱い洗顔料だと汚れた油が残りニキビの原因になるので止めた方が良いでしょう。

■洗顔フォームにベビーオイルを混ぜると毛穴がキレイに!?
→ウソ伝説
洗顔料は油を分解するもの。そこにオイルを入れてしまうとそっちを分解してしまいます!どうせ使用するならば、洗顔後の保湿にしておきましょう。

■お風呂のニベアパックで色白に!?
→ウソ伝説
塗ると白塗りになるだけで、洗い流せば元に戻ります。保湿効果はありますが、美白成分は入っていません。日焼けしないこと、抗酸化成分をとること、これが美白の近道です!

■馬油洗顔で毛穴汚れが砂利のように取れる!?
→ビミョ~伝説
毛穴の奥の黒ずみは化学の力で落とすものです。オイルなどでは角栓が取れやすくなる程度。また、馬油をつけたままでは酸化で刺激になり、やりすぎると角栓詰まりの原因にもなってしまいます。

■ワセリンを綿棒につけてクルクルすると鼻の黒ずみが取れる!?
→ビミョ~伝説
皮脂が酸化し黒ずんだものは、角栓が取れ消えたと感じるかもしれませんが...馬油と同じで、入り口の汚れはどうにかできても、毛穴周囲のメラニンによる黒ずみは取れません!

■保湿はワセリン1本で十分なんでしょ?
→ウソ伝説
ワセリンはベタつくけれど保湿力はほぼゼロです。ワセリンで肌水分量はほぼ上がりません。保湿剤が刺激になるほど肌が傷んでいるときに使う被履剤です。

是非、ご参考になさって下さい。


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雑誌『Precious』2020年11月号(10月7日発売 掲載ページP149)


特集『「必要」「大切」「好き」これが私の"おしゃれエッセンシャル・アイテム"』に慶田院長の取材・監修記事が掲載されました。

価値観を改めて考えなおすことの多い今、プレシャスキャリアがたどり着いた「この3つさえあれば」というアイテムを緊急取材!
昨今、「自分にとって本当に価値あるものを考える機会が増え、ワードローブが厳選された」という声が聞かれるようになりました。そんな譲れないアイテムを、10人のキャリアに大調査。慶田院長も「必要」「大切」「好き」の視点からアイテム3つをそのストーリーと共にご紹介しています。

◆常に芯をもってまっすぐ立つ女性でありたい、私の象徴アイテムです。
美容皮膚科医として診察に立ち、メディアで情報発信もする院長にとって、自信を与えてくれるファッションアイテムは欠かせません。肌のトラブルや悩みをもつ女性たちに力強い言葉をかけ、応援するためには、まず自分が芯をもってまっすぐ立つことが大事です。それを支えるのが、堂々とふるまうための美しいタイトスカートや脚をきれいに見せてくれるハイヒールのパンプスです。

【必要:体のラインをきれいに引き締め、緊張感をもたらしてくれる】
◆"ランバン"のタイトスカート
「イベントでの登壇など、人前に出るときに欠かせないのが、きれいめのタイトスカートで
す。この"ランバン"のスカートはストレッチがきいていて程よく腰回りを引き締めてくれる優秀な逸品。同型の黒を最初に買い、気に入ったので色違いでこちらも購入しました。体をキリッと見せてくれるタイトスカートは、凛としたクールな女性らしさを象徴し、堂々と自信をもって人前で立つことをサポートしてくれるアイテムです。美容関係のプレスイベントでは"ランバン"のタイトスカートとくすみピンクのシルクツヤブラウスのコーディネートで登壇。30代半ばくらいまでは、足さばきのいいバルーンスカートが定番でしたが、40代からは違和感を覚えるようになりました。今はビジネスシーンではもっぱらタイトスカートです」

【好き:脚をスラリと見せ、堂々とふるまうための私的定番】
◆名品ブランドの美脚ハイヒール
「女性らしいセクシーさを象徴するハイヒールは、造型物として美しく、見ているだけでも気分が上がり大好きなアイテム。"クリスチャンルブタン" "ジミーチュー" "セルジオロッシ"などの華やかでエレガントなパンプスを、修理しながら愛用しています。ヒールの高さは、日常では7〜8cm、イベントでは9〜10cmが基本。高いピンヒールは、これをきちんと履ける自分でありたいとの思いから、体型や姿勢を保つための励みにもなっています」ジャズダンスやピラティスで体幹を鍛え、芯で立つ習慣は、ピンヒールを履くときに大いに役立っています。片足ルルベ(つま先立ち)で立てるようにしておけば、高いヒールも楽々立てるとか。

【大切:大好きな叔母から譲られて切学生時代から学び場で活躍】
◆ディオールのヴィンテージバッグ
また、今も学会に持っていくというディオールのバッグは、猛勉強をした学生時代の象徴アイテムだそう。
「資料やノートの入る便利なサイズで、大学時代、通学に使っていたこのバッグは、叔母からのお下がり。ヘビロテのあまり擦り切れてしまい、しばらくお蔵入りさせていたのですが、数年前に色を塗り直し、再登板。最近は学会に持っていくようになり、気づけば、常に知識の向上のパートナーになっているアイテムです。人気が再燃しているディオールのロゴキャンパス生地なので、おしゃれな友人たちから好評なのもうれしいポイントです」


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雑誌『GINZA』2020年11月号(10月12日発売 掲載ページP148~153)

特集「冬までにしたい5つのケア 理想の質感に近づける肌のフィットネス」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

ライフスタイルや季節の変化...スキントラブルに遭うリスクが増えた今こそ、毎日のお手入れを強化すべきタイミング。しかもこの秋はフィットネス感覚で強く美しい肌へと導いてくれそうな秀逸コスメが勢ぞろいしています!冬に向けて"基礎肌力"から底上げを。

【目指すはタフな美肌!日々のトライで変えられる】
マスク荒れに悩む人も急増中の現在、ケアの見直しが一番の対策になります。
まず重視したいのが『洗顔』。ヘルシースキンのキーである、細胞のターンオーバーを正常に保つためには古い角質を洗い流すことが必須です。また酸化した皮脂は表皮の炎症や肌老化の原因になるので、基本的に冬の朝も洗顔をしましょう。朝洗顔した方が角層の水分量が高くなると言うデータもあります。
2つめは『潤す』こと。角質細胞に十分な水分を与えるとバリア機能が高まるうえ、見た目にもツヤツヤと美しい肌になります。表皮をベストな状態に保つ、いわゆる美肌菌も水分の多い皮膚を好み育ちます。水分保持力の高い成分を含む化粧水や乳液をたっぷり塗布するのは大前提として、乾燥の季節に向け油分も含むクリームなどで"フタ"をするのも不可欠です。また過敏になるリスクが高い今は、『揺らぎ対策』もマストです。不安定なときほど使う品を絞り、シンプルケアを心がけましょう。
そして第4、第5の先行投資的なメソッドとして取り入れたいのが『たるみ対策』と『パーツケア』です。ステイホームでPCやスマホに向かう時間が増えがちですが、無表情で背中を丸めた姿勢でいると顔や目元のたるみを加速させる心配があります。しかもアンチエイジングコスメは予防段階で取り入れるほうが効果的です。

【洗顔をアップデート!】
キーはいかにスピーディに汚れを落とせるか(理想は1分です)。時間がかかるほど擦る刺激と洗浄成分が肌にダメージを与えるので、より"落ちの良い"アイテムにシフトしましょう。洗った後の肌がつっぱらず適度にしっとりするものをチョイスするのもポイントです。
◇泡立つタイプの洗顔料なら"ふわふわ"にしてから肌へ
水と空気を含ませて大きな泡にすると、洗浄力の鍵をにぎるミセルが作られ、成分も毛穴に入りやすくなってクレンズ効果がアップします。界面活性剤が希釈されるので、肌への負担も軽減できます。

【深く潤して土台から強化】
ローションで潤すというベーシックケアにプラスしたいのは、モイスチャライジング成分を配合した最新のセラムやクリーム。植物エキスが凝縮されたオイルで水分の蒸発を防ぎ、肌を柔らかく整えるのもう良いでしょう。
◇エッセンス類は2度づけ!クリームもたっぷりと
肌に水分チャージをする際は必ず重ねづけを。1度、ハンドプレスでなじませたら、さらに手に取って押し込むようにして。乳液やクリームを塗った直後は"ぬるぬる"するくらいが理想です。

【揺らぎ肌をチューニング】
肌コンディションに影響を及ぼすマイナス要因が増えている今、誰でもセンシティブスキンに陥るリスクがあります。続々登場中のプロダクトで対策を立てるほか、過敏になってしまった際はクリームや乳液だけでケアするのも手です。
◇CHECK!実は敏感肌になってない?
小さな"肌変化"が、実はセンシティブに傾いているサインの可能性も。以下の項目で1つでも思い当たるものがあれば注意。ローションがしみる人はクリニックへお越し下さい。
✓いつものローションがしみる
✓目周りや口周りの肌が粉をふいてきた
✓ファンデーションのノリが悪くなった
✓以前より毛穴が目立つ気がする
✓頬に赤みが出てきた
✓急にニキビができるようになった
✓なんとなく顔が痒い
✓朝起きたとき、肌がカサカサする
肌荒れしていつものクリームが染みる場合は、刺激を与えにくいバーム系が良いでしょう。肌バリアの機能を担う皮脂と細胞間脂質を補い、肌をしっとり保湿してくれるバーム系のメディコルスキンリピッド15/33Ⅰ(銀座ケイスキンクリニック取扱い30g¥4,900)は刺激を感じにくいという患者様が多いです。
また、当院では肌の不調を回復させる施術として『プラズマシャワー』が人気です。滅菌効果で肌フローラを整え、炎症を早期に鎮静化、肌トラブルを改善します。当院では、お悩み・目的に応じて3種類のコースを設けていますが、ゆらぎ肌の方におすすめなのは、抗炎症作用が高い『サイトプロMD』を導入する肌再生コースです。肌の自活力を引き出し、傷ついた肌の炎症を素早く抑え、細胞の不具合を整えて衰えた肌を新しく健康な肌へ生まれ変わらせます。

■肌再生プラズマコース価格■
サイトプロMD導入付き
 初回トライアル¥28,000

【毛穴もたるみもキュッと引き締め】
この秋は細胞活性やリフトアップのためのハイスペックコスメが大豊作。リモートだるみも気になるタイミングだからこそ、10年後の肌も見据えて一歩進んだケアに挑戦してみてはいかがでしょうか?まずは自分に合う"運命の1本"を探しましょう。
◇狙いを定めた"本命コスメ"、3ヶ月は試すべき!
1度高機能アイテムを使い始めたら3~4ヶ月は継続したほうが効果を実感しやすいです。あれもこれもと併用するより"ピン"とくるもの1つに的を絞ってトライしてみましょう。ただし肌に合わないときや揺らいでいる際は使用をストップしましょう。

【マイクロパーツも整える】
美は細部に宿るから、パーツケアも抜かりなく。
<唇>
マスクのせいでリップの保湿成分が剥がれたり、内側にこもった水分が蒸発する際、過乾燥に陥ったり...。通年以上に唇がカサつきやすいこの秋は、クリーム等でいつも以上に丁寧なケアがマストです。
<目元>
大気が乾くシーズン、目元もドライに傾きがちなので注意しましょう。保湿をすることで"乾燥小ジワ"も予防できます。デリケートなパーツなので、ソフトタッチで塗布しましょう。
<首、デコルテ>
フェイス同様に首やデコルテにも潤いをチャージしましょう。肌は"一枚"でつながっているため、ネックまわりのケアを怠るとフェイスラインまでもたつきやすくなるリスクもあります。

是非、ご参考になさって下さい。


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雑誌『VOGUE』2020年10月号(10月1日発売 掲載ページP178~180)

特集「ヘルシー肌を叶える、秋冬スキンケアカルテ」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

The Skin You Hope For
ニューノーマルなライフスタイルは、美の価値観をも変えました。今、私たちが熱望するのは、健康的で心豊かな生活が透けるポジティブでヘルシーな肌です。過酷な環境にも揺らがずまっすぐ自立する肌を養うための秋冬の処方箋をお届け致します!

Scan Your Skin Symptoms
【炎症荒れとたるみ、注意すべきは長時間のマスク生活】
いつもなら、エイジングケアにとりわけ気を配りたくなる秋。でも今年は、予想外の敵が肌を脅かす予感があります。新たな生活様式の下、誰もが手に入れたいのは、揺れない、落ちない、強くて健康的な肌です。
今年、思いがけず訪れた変化は私たちの意識にも変革をもたらし、美しさの概念まで変える勢いです。不安が渦巻く時代だからこそ誰もが健康を意識し、バランスのよいヘルシーな肌を求めるようになりました。でも、そんなシンプルなことでさえウィズコロナ時代にはなかなか難しく、新たな課題が見えてきました。肌トラブルの原因の筆頭は、マスクによる物理的ストレスでしょう。
今肌荒れに悩む女性が増えています。目立つのは、摩擦で炎症を起こすマスク皮膚炎。擦れるときに水分も油分も奪われてバリア機能が低下し、刺激に弱くなり、さらに乾燥する負のスパイラルに。摩擦刺激による肝斑の悪化や、くすみにも注意が必要です。また、肌表面を守ろうとして突貫工事的に角層が厚くなり、毛穴の入り口が詰まってニキビができるケースも増えています。マスク荒れやニキビを解消しようと、過剰な洗顔や殺菌で悪化させてしまう人も。必要なのは、抗炎症と十分な保湿で守って補い、健康なターンオーバーを取り戻すこと。取り去りすぎると肌フローラがバランスを崩し、敏感に傾きやすい状態になってしまいます。

【敏感肌にはこまめな保湿と抗炎症ケアを】
紫外線やエアコンの乾燥に加え、マスクの摩擦も肌荒れを加速させます。蒸れているのに油分を奪われるマスク内。擦れにより起こる皮膚炎を防ぐために、日中もメイク直しのたびにたっぷり保湿をしましょう。肌表面をコーティングし、刺激から保護しましょう。ストレスも増える時季だけに、食生活、運動、睡眠を見直し肌の根幹を強化することも大切です。

【抗炎症都保湿に特化。美肌再生にマストなうる肌プラン】
マスク着用と夏の環境ストレスでダメージを受けた肌。まずは、刺激レスなコスメで小さな炎症の芽を摘みリスクを回避しながら、トラブル肌質のリセットをしましょう。このタイミングの回復ケアこそ、秋冬の美肌の要になります!
赤みがある、些細な刺激でひりつく、肌表面が荒れている......。そんな状態なら、まずはマイナスをゼロにしましょう。小さな炎症も、放置すると色素沈着や老化に繋がります。トラネキサム酸やグリチルリチン酸などの抗炎症成分を配合したスキンケアで鎮静しつつ、保湿成分のセラミドやヒアルロン酸で肌表面を外的刺激から保護しましょう。
トラネキサム酸配合の『ナビジョン TAエマルジョンW』(銀座ケイスキンクリニック取扱い120ml¥8,000(税別)) は、メラニン色素の生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ薬用美白乳液です。まろやかなコクのある感触でうるおいを補給し、透明感のあるつややかな肌に導きます。天然セラミド配合の『セラミドバリアクリーム』(銀座ケイスキンクリニック取扱い30g¥5,000(税別))はバリア機能を高め肌を優しく守る効果があり人気です。
うるおいを守って優しく洗い、徹底して摩擦を避けるのも忘れずに。世相を反映してか、この秋はバリア機能を高めるリカバリーケアが豊作です。一時的な肌荒れを真性敏感肌にしないよう、ディフェンスを固めていきましょう。

◆泡洗顔は、パーツ分けして効かせる時間の調整を。
常在菌まで取り去り肌フローラを崩す"洗いすぎ"問題。マスクでバリア機能が低下している肌にはいつにも増して刺激を与えず、うるおいを残す洗顔をしましょう。おすすめは、パーツごとに泡をのせる時間を調整する洗い方。Tゾーンや顎先だけに泡をのせ数秒放置し、頰や目まわりはサッとひと撫で。タオルも横に動かさず、優しく当てましょう。

◆強い肌を育むために腸内環境の改善はマスト。
肌は内臓の状態を映す鏡です。便秘がちな人は角層の水分量が減ってニキビになりやすいです。腸内環境の改善無くして美肌は得られません。発酵食品や不溶性・水溶性の食物繊維のほか、炭水化物も善玉菌の餌になるのでバランスよくとりましょう。穀物は玄米や麦、雑穀など、多くの種類からとりましょう。外食が減る今は健康的な食生活を続けるチャンスでもあります。

◆美容医療を正しく取り入れ皮脂バランスを最適化。
マスクで増える大人ニキビ対策は、美容医療に頼るのも賢い選択です。毛穴が詰まると、アクネ菌が皮脂を餌に増殖します。でも、殺菌や過剰な洗顔はNGです。乳酸とサリチル酸で古い角質をピーリングし毛穴の皮脂や角栓をオフする「アクアフェイシャル」は、保湿や抗炎症の成分を配合。専用のチップで吸引しながら、汚れを浮かせて毛穴の奥までキレイにします。ピーリング薬剤の刺激性はマイルドですが、時間をかけふやかしながら吸引するため、仕上がりは肌がスッキリします。仕上げはビタミンCとアミノ酸配合の美容液パックを行います。低刺激でバリア機能も改善し、敏感肌にも安心です。

◆長時間、装着するマスクは材質も吟味して快適に。
この先も手放せないマスク。少しでも快適に過ごすために大切なのが、材質選びです。石油由来の不織布は、蒸れるし暑いし息苦しいし、サステナブルでもありません。「摩擦刺激を与えるうえ、肌の脂も奪います。選ぶなら、肌当たりがソフトで吸湿性や保湿効果のあるシルクや、薄いコットン、ガーゼを。暑い時季には接触冷感タイプも快適です。

是非、ご参考になさって下さい。


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WEB『VOGUEGIRL』10月2日掲載

特集「美容医療の光と闇!? 気になるウワサを本音でクロストーク!」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

かつてはバレないようにコソコソやるもの......というイメージだった「美容医療」は、今や史上最大の韓流ブームや美容YouTuberたちの出現で、ガール世代にとってもぐっと身近なものになりました。そこで今回は、美容医療に興味津々なガール世代代表のモデルXさんとVOGUEGIRLのアラサーエディターXさん、アラフォー美容ライターNさんの3人が、慶田院長とZOOMで座談。玉石混淆なネット情報に惑わされ、誤った選択をして後悔してしまわないよう、知っておくべき正しい知識から、あまり語られない業界ウラ話まで、たっぷりお話し致しました。

<参加メンバー>
◆モデルZさん
20代後半。肌もシルエットもまったく衰えは見られないが、美意識が高く美容医療は多数経験済み。万年乾燥肌&敏感肌で、みずみずしい透明肌が理想。

◆VOGUEGIRLエディターXさん
30歳の大台にのり肌のたるみによる大顔化に怯える日々とのこと。同世代の友人が急にキレイになったことに焦り、前のめりで美容医療についてリサーチ中だが、今はまだエステでのハイフしかできていない。

◆美容ライターNさん
美容業界歴15年。これまで数多くのクリニック取材。ただし、自身は脱毛とアートメイク以外の美容医療経験はほぼなし。40歳になってさすがに危機感がつのり、人生初のボトックスに挑戦。結果の早さに感動中。

【星の数ほどあるクリニック。"どこを選ぶか"が命運を分ける!?】
慶田朋子先生(以下、慶田):ガール世代のZさんは、この中でいちばんお若いのに美容医療経験が豊富なのですね!

モデルZさん(以下、Z):はい、肌をキレイにしたいし小顔にもなりたいし、美への欲が尽きません!セルフケアももちろん怠りませんが、大きな悩みに対して手応えを感じたいときは、やはりクリニックに頼りたくなります。

VOGUE GIRLエディターXさん(以下、X):モデルさんって、エステやクリニック側から「こんなメニューがあるのでやってみませんか」とか、けっこう売り込みがありますよね。

美容ライターNさん(以下、N):"無料体験にご招待しますので、インスタで宣伝してください"のような。技術力の高いクリニックやエステはたくさんあるけれど、それほどでもないのにインフルエンサーたちを通じて集客しようとするところもあるから、そういうトラップには気をつけないといけませんね。

Z:いろんな治療やトリートメントを体験してきて思ったのですが、結局クリニックとエステって、何が違うのでしょうか? 光脱毛とかハイフとかアートメイクとか、クリニックにもエステにも同じメニューが書いてある。やることが同じなら、費用が安くおさまるエステでいいかなと思ってしまいます。

慶田:確かに、料金表だけ見たらまったく同じだからわかりにくいですよね。ただ、ひとつ言わせていただきたいのは、クリニック用とエステ用とでは、マシンのパワーもランクもまるで違うということ。以前、エステの光脱毛に2年間通っていた患者さんが、私のクリニックで医療レーザー脱毛を受けたら1回でほとんど生えてこなくなった、なんてことがありました。エステで行われているのは、マイルドな光で毛量を整える光減毛です。使用するマシンの出力も医療用のレーザーと比較して格段に低いので、効果が出るまでに数年かかることもあります。

Z:そんなに違うんですか!?

慶田:安いからとエステで同じメニューを受けても、パワーが弱い分、効果が出るまでに何度も通わなければなりません。学生さんだと時間がたっぷりあるからまだわからないかもしれないけれど、大人になると時間こそ命であり、自由時間こそ人生。目先の安さに囚われると、自分の人生に与えられた貴重な時間を無駄遣いすることになります。そして、恐ろしいのが火傷などの事故です。皮膚科専門医がいて、どのようなトラブルにも対処できる安心感は何物にも代えがたいと思いますよ。1回ごとのリスクなども考慮しつつ、差額1万2万程度ならどちらの選択がベストなのか、よく考えましょう。
当院で脱毛に使用している『ジェントルレーズ・プロ』は、日本で初めて『医療レーザー脱毛』の効能で薬事承認を受けた医療機器で、デリケートゾーンなど、生理的に色素の濃い部位の脱毛も安全に短時間で照射できます。

【目先の安さや甘い言葉に要注意!あまり語られない悲惨な事例。】
X:クリニックって星の数ほどあるじゃないですか。口コミもイマイチ信用できないし、失敗事例もよく聞くし。信頼できるクリニックって、どうやって見極めればよいのでしょうか?

慶田:気になるクリニックを見つけたら、そこのドクターが信頼に値するかどうか、プロフィールをしっかりチェックしてください。形成外科もしくは皮膚科どちらかの専門医を基礎領域でちゃんと取得しているかどうかとか、論文をどのくらい発表しているかとか。この条件だけでもクリアしているドクターって、案外少ないんですよ。

N:専門医資格を持っていると、何が違うのでしょうか?

慶田:専門医の資格は、大学病院などでの60カ月以上の研修、手術何例以上、学会発表何本、論文何本などいくつもの課題があり、それをクリアした後、専門医試験に合格して初めて取得することができるものです。例えば、皮膚科医なら、皮膚がん、アトピー性皮膚炎、血管炎、膠原病、遺伝病、熱傷、様々な感染症、爪や毛髪の異常、外性器周りの疾患など守備範囲は膨大です。足の先が壊死しかかったり、床ずれで皮膚に穴が開いたようになった方をどうやって機能障害を残さず治すかとか、すりむき傷や火傷の傷をどうやってキレイに治すかとか、皮膚がんの見極めなど、基本をすべて修めているので、「もしも」の時により安心です。そうした実績を積まずに、大学病院をすぐ辞めて大手のチェーン店クリニックに研修医のうちに入ってバンバン施術するドクターは少なくありません。基礎の勉強や経験が足りず、解剖を知らないまま見様見真似で手術や治療にあたるから、専門医から見たら考えられないような事故を起こすこともあります。だからこそ、治療を受ける側も正しく選び抜く目を養うことがとても重要になります。

N:見様見真似だなんて怖すぎる!

慶田:通常はかなり薄めて使わなければならないステロイドの局注用薬剤を、原液のまま大量に入れて脂肪を萎縮させてしまったり、たるみのない20代半ばの女の子にフルフェイスリフトを勧めて傷跡をガッツリ残してしまったり、そういう例がいくつもあります。施術を提供する側の悪どさや、知識や技術力の低さも問題ですし、素直ないい子ほどつけこまれて言われるがままにされてしまうという現状も知っておくべきです。受ける側もある程度の知識を頭に入れて臨むことが、最悪の事態を防ぐことにつながります。

Z:ただ小顔になりたいって言っただけで、こんなおおごとに...。正しい知識と見極める目を持って、自分の身を守らねば...。

慶田:ドクターのプロフィールの他にも、メニューの価格もチェックすべきポイントの一つです。他院に比べて‟安すぎる価格"には何かしらのカラクリがあります。美容クリニックの施術料金には、優秀な医師や看護師の人件費、安全で清潔な空間を維持する費用、高額な医療機器の代金とメンテナンス費のほか、リスクへの対応などを踏まえた適正価格があります。

Z:確かに、そうですよね......!

慶田:安いからと思って行っても、その月に売りたいものを売りつけられて結局高い施術を契約させられた...なんてよくある話です。なぜそんなことが起こるのかというと、大手のクリニックの多くはインセンティブを個人個人に課しているからです。カウンセラーはキャンペーンの数千円のメニューで客を寄せといて、もっと高いメニューを契約させた時に歩合が入る仕組みです。だから、人生経験のない若い方ほど丸めこまれてしまうこともあります。そういう悪徳なクリニックが一部とはいえあるので、クリニック選びは慎重に!

【ずっと追い求めている、透明肌。最速で叶える方法は?】
N:Zさん、透明感アップとか美白系のメニューが好きだよね。最近は何したの?

Z:ケミカルピーリングをやってみました! 施術後は、肌トーンがものすごくアップして大満足だったんですけど、もともと皮膚が薄くて弱いタイプだから、あまり頻繁にやらない方がいいのかな、とも思っていて。

慶田:「ピール=剥離」という言葉がついているので、敏感肌にはダメなんじゃないかって思われがちですよね。でも実際は、角層のほんの少しの目に見えないレベルの層を溶かすだけなので心配要りません。ケミカルピーリングを行うことでターンオーバーのサイクルが整うので、角層の接着性と保水機能がアップ。肌のバリア力が強化され、透明感や潤いを取り戻しやすくなります。2週間に1度、3回ほど繰り返すと、ダメージに負けない調子の良い肌になっていくはずですよ。

N:透明感といえば、フォトフェイシャルも人気ですよね。ケミカルピーリングとフォトフェイシャルはどうやって使い分けたらいいのですか?

慶田:フォトフェイシャルは、さまざまな波長の光エネルギーが束となっていっぺんにでるもの。赤に効く光もあれば黒に吸収されてシミをとる光、ニキビ菌を抑える光もあり、そういういろんな光を柔らかに当てることで、色ムラやシミ赤み、ニキビなど肌状態・お悩みに合わせてよりきめ細やかな治療が可能です。波長が長いとコラーゲンを増やすことにも役立ちますので、ピンポイントで目立つシミや色ムラ、ハリの低下が気になったらフォトフェイシャルがおすすめ。肌全体のコンディションやトーンアップを狙うならケミカルピーリングを。

Z:あと、最近「幹細胞導入」をやってみたのですが、効果がいまいちからず......。あれって何に良いのですか?

慶田:ヒト由来の幹細胞を培養するときにできる上澄みの中には、成長因子やサイトカインというタンパク質が豊富に含まれます。これを導入し、細胞を修復したり再生させることで肌を若返らせることができます。美容と健康面でさまざまなアンチエイジング効果が期待できる注目の再生医療のひとつなのですが、老化症状がほとんどないZさんにはまだ早かったのかもしれませんね。

Z:用途をあまり理解していませんでした!では、肌の乾燥を断ち切って強い肌になるためには、どんな施術がおすすめですか?

慶田:Zさんは皮脂量が少なく乾燥しやすい肌タイプだから、「プラズマシャワー」をやってみるといいかもしれません。イオン化したガスを当てて細胞の結合を緩めて保湿成分をたっぷり含むような美容液を導入していくというものです。痛みもダウンタイムもないので当院でも人気ですよ。

Z:ガスで緩める...!? ダウンタイムがないなら手軽だし気になりますね!

慶田:もうちょっとしっかり保湿したいなら「ダーマペン」もおすすめです!これは、ペン型の特殊な電動ニードル機器で表皮から真皮に微細な穴を開けることで、傷に対する創傷治癒力を利用して肌を再生させる治療です。コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の量を増やし、透明感やハリ、弾力がアップ。肌のバリア力も高まります。

Z:効果が持続しそうだから、投資の価値がありそう。うぅ、やはりどれも良さそうだから、何から手をつけたらいいのか悩む......。

慶田:治療を受ける際にも、「今日はこれを受けます」って自分でメニューを決めてかからないことも大切です。こんな悩みがあって、予算的にはこれくらいなのですが、どんな施術がいいでしょうか」と相談してもらうのがベストです。そのご要望に合わせてドクターが治療プランをご提案します。一部のクリニックでは、ドクターではなくカウンセラーがメニューを決めてしまうようなところもあります。売り上げの営業効率を考えると、ドクターの診察時間を短くした方がいいというのが理由だと思いますが。

Z:人からいいって聞いた治療法が必ずしも自分に合うとは限らないということがよくわかりました。やっぱり、プロにお見立てしていただいた方が、安心だし無駄もないし結果も早そうですね。

慶田:そのとおり。自分の肌タイプやコンディションを勘違いして逆効果なケアをしている人が結構いらっしゃいます。だからまずは、プロの手を借りるための大前提として、美容皮膚科でドクターにスキンケアをチェックしてもらうといいですよ。日々のケアが悪循環になっているなら一旦それを断つ。それができると、ホームケアでも美しく調子のよい肌を保つことができるようになります。洗顔や保湿など、基本中の基本を見直すだけでも肌はガラッと変わります。

N:土台のコンディションが上がれば、その先の治療にかかる費用も労力も軽く済みますしね!

【「小顔」を目指す、さまざまなアプローチ方法。】
X:私、どうしても小顔になりたいんです。今年30歳を迎えたのですが、ハリのおかげでなんとかなっていたフェイスラインがだんだん緩んできて、ブルドッグみたいになってきて......。

慶田:何か治療を行ったことは?

X:今のところ、エステ版のハイフしかないです。先日、同世代の友人(男性)に久しぶりに会ったのですが、フェイスラインが見違えるようにシュッとしていて、「何したの?」って聞いたら、脂肪溶解注射を右と左のフェイスラインに5ccずつ打ったと。それ以来、すっかり美容医療に興味津々になっています。脂肪溶解注射とかハイフとか、すぐにでも始めたほうがいいのでしょうか?

慶田:ハイフで顔を小さくしないといけないのは30〜40代からです。たるみや緩みが気になるなら始めてもいいかもしれません。脂肪溶解注射は、脂肪細胞膜に穴をあけ、細胞自体が壊れて減少するので、一度しておくと、よっぽど太らない限りリバウンドしにくくなります。顔は脂肪量がお腹と違って薄いので2回ほどで結構減ってきますよ。どうしても気になるのなら、二重あご、フェイスライン、頬の下あたりに1回試してみるのもありですが、注射して3日ぐらいはちょっとむくみが出ます。少しのダウンタイムがあるのは覚悟の上で。

X:効果が高いのは魅力的ですが、ダウンタイムがあるのはちょっと......。リモートも開け始めたので、"メチャやってる感"が出てバレるのもいやなんです。

慶田: 30歳ならまだ照射系の治療で挽回可能なので、脂肪溶解注射よりも近赤外線の熱でたるみ始めた脂肪層をタイトニングする「タイタン」の方が、ダウンタイムがなく、かつ小顔効果があって、値段もお手頃なのでおすすめです。脂肪層に効くので、定期的に受けると気になっているフェイスラインも徐々に引き締まっていきますよ。

X:手頃な照射だけで引き締められるなら、そっちのほうがリスクが低そう。悩みや年齢によって、いろんな選択肢があるのですね。

Z:ちなみに、ボトックスも小顔になれるってよく聞くのですが?

慶田:ボトックス注射で小顔効果が得られる人は、エラのハリが強いタイプの人です。噛み締めた時にモリっとする咬筋の噛みしめ癖が強いとか、食いしばったり、歯ぎしりがすごい人とか。毎日のことなので咬筋の張りが強まり、結果顔のシルエットが大きくなってしまうんです。そこにボトックスを打つと、ボコっと張り出た咬筋がスッと緩んで、使わないうちに筋肉がコンパクトになるので、エラがシュッとスッキリしますね。

Z:エラが張ってる人以外には小顔効果はない、ということですか?

慶田:そもそも、ボトックス注射は表情ジワに対しての治療。表情筋の動きすぎをちょっと止めたり弱めたりして、表情ジワを軽減させるもの。眉間のシワ、目の横の笑いジワとかね。
40代以降の広頚筋という首の薄い筋肉が強くなりすぎて、輪郭が崩れ始めた人にフェイスライン~首にボトックス注射をする「ネフェルティティリフト」は広頚筋の収縮を抑制し、首の縦ジワ・横ジワだけでなく顔のたるみも解消するので小顔になったと表現する人はいらっしゃいます。

N:やっぱり、ネットの情報だとわからないものですね。一人一人大顔に見える原因も違えば最適な治療法も違うから、お見立てしていただくのがやっぱり安心。

慶田:「二重あご」という悩みひとつにしても、人によっては脂肪を取るのではなく、ヒアルロン酸で輪郭をシュッと引き上げたほうが美しく自然に仕上がることもあります。すべてはケースバイケース。原因が骨の減りなのか、脂肪のたるみなのか、筋肉の過緊張(拘縮)なのか、何を治したら理想に近づけるのか、オープンクエッションでお見立てをしてもらうのがベストです。

X:顔の脂肪が多くて大顔に見える=脂肪を溶かせばシュッとする......という単純な話ではないのですね。

慶田:小顔になりたい、顔をすっきりさせたいという気持ちは誰にでもあるものだけれど、そもそも10〜20代の弾けるパンとした感じこそ、若さの証です。あと10年、20年もすれば顔のお肉は嫌でも削げていきますし、私たちは毎日のように、そんなそげそげの人たちにヒアルロン酸を入れてボリュームを戻す作業をしているので、「脂肪をむやみやたらに溶かすな!」と声を大にして言いたいですね。

X:いずれ肌のボリュームを戻したくなる日がくるかもって思うと、気軽に溶かせなくなりますね...。

【韓流ブームの闇⁉美容整形ツアーはリスクがつきもの。】
N:K-POPアイドルとか韓国ドラマ人気で、旅行がてら整形もしてきちゃう人たちがけっこういるって聞きますが、これってどうなんでしょうか?

慶田:韓国にも優秀な先生はたくさんいらっしゃいます。でも、韓国で美容整形を行うのがブームになってしまっているので玉石混淆。日本語のホームページがあったり、通訳がいるからといって、技術力が高いという保証にはなりません。

X:実際、韓国で美容整形トラブルを起こしたっていう例はたくさんあるのでしょうか?

慶田:ありますよ。私のクリニックにも、韓国での注入トラブルの修正でお見えになる患者さんはたくさんいらっしゃいます。でもやっぱり、手術をした人が最後まで責任を取るべき問題。だからせめて、1カ月はそのために滞在して、抜糸して、経過観察までしてから帰ってくるぐらいの心づもりでいないと。手術だけ受けてきて「抜糸だけしてください」とか「傷が開いちゃったのでどうにかしてください」というのは、あまりにも軽率です。

X:韓国の方が安いし、手軽そうなイメージだからといって、すぐに飛びつかない方がよいですね。コミュニケーションがとりづらいだけでも、リスクだと思って!

【ナチュラルな若さを維持するために、20代が始めておきたいこと。】
N:美容医療の始めどきって何歳ぐらいでしょう?

慶田:ほうれい線やたるみが気になり始める30代頃から通われるケースが多いのですが、かなりお若い方も増えていますね。私のクリニックでは、中学受験が終わった小学6年生がお母さまに連れられてお見えになったりもしますし、「ニキビを放置してニキビ跡になってしまうと治りづらいから、高校生のうちからしっかり治療させたい」、という美意識の高いお母さまと一緒にいらっしゃるティーンの患者さんもいらっしゃいます。お悩みは脇やスネのレーザー脱毛と、毛穴、ニキビ、ホクロの除去が多いですね。

X:スキンケアの延長みたいなところから始める方が多いんですね。

慶田:老化の兆候なんて、全く出ていませんからね!差があるとしたら、元々の肌質に起因するトラブル、たとえば、アトピーがあって湿疹を繰り返してしてしまうとか、産毛の濃い薄い、ニキビが出やすいそうでない、とか。

Z:ガール世代として、まずは何から始めるといいですか?

慶田:ガール世代は、いらないホクロがあればとって、ニキビをコントロールして、産毛を脱毛して、年に2〜3回はちゃんとしたところで『フォトフェイシャルM22』を受けるのが理想的。それができれば、老化のスピードをかなり遅らせることができますよ。

Z:やっぱり、ガール世代でも早すぎることはないんですね。先手必勝!

慶田:怪我をした時の傷の治りとか、骨折した後の骨がくっつくまでのスピードって、年齢によって全然違いますよね。肌を若返らせる仕組みって、傷をつけたり、レーザーで穴を開けたり、熱を加えたりして、その刺激をきっかけにコラーゲン線維やエラスチンを増やして新しい肌を作っていくんです。つまり、もともと備わる「再生力」を利用しているから、若ければ若い人ほど高いリターンがあります。

N:では、どのくらいの頻度で通うのがベストですか?

慶田:信頼できるクリニックでニキビなどがひどい間は月1回。難しければ、4ヶ月に1度でもいいからフォトフェイシャルだけでも続けていくと、10年20年先の肌の若さに差が出ます。皮膚科専門医以外が商業性の高いクリニックを運営している場合、20歳前後で全く必要がないのに、強すぎるエネルギーでコラーゲン線維を変性させるハイフを小顔目的で頻回に施術させたり、無意味なレーザートーニングを繰り返したりすることがあります。不必要なものはしないという高い倫理性とプライドをもつクリニックと医師を選んでいただきたいと思います。

Z:美容医療って、即効性を狙うものだと思っていたけれど、違うんですね。長い目で見て自然な美しさを保つものだと学びました。

慶田:そのとおり。今は未来の自分が羨むぐらい、若くてプリプリでたるんでない理想の状態。できるだけそこから老化のスピードを遅らせることを目標に、日々のライフスタイルやスキンケアに取り組んでみてください。まずは「睡眠、食事、排泄腸内環境、運動習慣、ストレスコントロール」の生活習慣の5本柱をしっかり整え、「洗う・潤す・光老化対策」の基本のスキンケアを細く長く続けていくこと。その上で、定期的なクリニックでのメンテナンスを行うといったルーティンを今のうちから始めておくと、将来の自分が今のあなたに感謝するはずですよ。

【美容医療のめざましい進化と、最先端に飛びつくリスク。】
N:最新の美容医療は、どこまで進化していて、どんなことまでできるのか知りたいです!

慶田:ここ数年は、幹細胞がキーワードになっていますよね。ヒト幹細胞を培養するときの上澄みの中のサイトカインを導入して肌を若返らせる「幹細胞培養上清液治療」も人気ですよ。とは言え、薬剤のグレードはピンキリなので、幹細胞だからといってなんでもすごく効果があるわけじゃないので、そこは注意していただきたいですね。当院では脂肪幹細胞生上清液を点滴するメニューがあります。

N:トレンドのワードに飛びつかないように、ですね。

慶田:シミとり系だと、3年前から「ピコレーザー治療」が人気です。これは、現時点で世界最高レベルの切れ味をもつシミ・肌質改善レーザーで、ナノ秒よりはるかに短いピコ秒(1兆分の1秒)単位で照射するため、熱発生がほとんどなく、痛みや皮膚へのダメージを最小限に抑えることができます。従来機よりも「早く、キレイに、確実に」シミを消すことができるので、私のクリニックではフォトフェイシャルよりも人気です。

Z:早くて、痛みもないなら、かなりハードルも低いですね。進化のスピードもすごい!

慶田:ただ、新しいものだけを追いかけるのが正解かというと、そうとも限りません。美容医療の世界で20年超え、25年超えの技術って、実はそうないんです。四半世紀経っているものは、「フォトフェイシャル」「ケミカルピーリング」「ボトックス注射」「レーザー脱毛」「ヒアルロン酸注入」ぐらい。四半世紀経ってもなお人気なのは、十分な効果が得られて患者さんも満足できてリスクが低い上、十分な効果が得られて患者さんも満足できる点で費用対効果が高いということです。ドクターからの評価が非常に高いという証でもあります。それはつまり、大きな問題点がないということなので、安心ですよね。

N:必ずしも最先端が良いわけではないのですね。反省......。

慶田:私の場合、新しい薬剤やマシンが出たら、最低でも1年は待ちますね。なぜかというと、じんましんの薬や抗アレルギー薬剤などの新薬が出ると、1年間に副作用報告が大量に出てくるから。100人に行った臨床試験の時では見えなかった問題点が、何百万人単位で処方するようになるとたくさん見えてくる。そこを見極めてから採用しても遅くはないと思っています。マシンも薬剤も、安全性、効果を担保してくれるような、こなれた使い方で慎重に。危ないかもと感じたなら2年待ち3年待ち、それで結局入れないなんてことも珍しくありません。安心安全第一です!

【"びっくり人間"にならないために! 美容医療との上手な付き合い方。】
X:美容医療って、早く確実に結果が出るのが魅力ですよね。だからこそ、ハマり過ぎないか心配で。「いかにもやりました!」っていう不自然な顔にならずにナチュラルに若さをキープしていくためには、どうしたら良いのでしょうか?

慶田:そもそも私のクリニックは美容皮膚科なので、顔の形を変える施術はほとんどありません。できることは、肌やシルエットを若い頃の状態に戻す、右左のバランスを整える、シワを寄せるクセが強いところはプリーツ加工される前にボトックス注射で止める、不要な良性腫瘍をとる、色ムラを調整する、ニキビをコントロールする、老化症状を改善して若い頃の理想の状態に戻す、という具合。この程度なら、劇的に顔が変貌することはないし、そんなに依存することはないと思います。

X:よく顔がパンパンだったり、能面のようになっちゃったハリウッドセレブの失敗例とか見ると、ああはなりたくないなと思っちゃって......。

慶田:確かにヒアルロン酸注入は、「オーバーフィルドシンドローム(過剰注入症候群)」といって、入れすぎちゃってる方が海外でも問題視されています。美意識が高くて、いくらでも注ぎ込める予算がある方がなりやすいですね。1〜3度目ぐらいまでは、すごく若返るし魅力も高まる。でも、過剰になると見た目に不自然になるだけでなく、たるみで皮膚が伸びてしまう場合もあります。風船をパンパンに膨らませて空気抜くと萎みますよね。それと同じ現象が肌にもたるみジワとして起こる。そのシワを膨らませて伸ばそうと、もっともっととヒアルロン酸を入れ続けると、だんだんシルエットが大きくなってしまいます。

N:まさに依存による悲劇ですね......。

慶田:そうならないために、きちんと説明してあげることもドクターの仕事。「ある程度まで注入したらそれ以上は入れません」「今度は引き締めたり引きあげたり肌質を強固にする照射治療をメインにしましょう」というふうに。注入は初めだけある程度の本数を使うけれど、その後は、間隔を空けたり、迷ったら入れないとか調整したりしてメンテナンスする。待つべきときは待つ。「やりたい=いいよ」という患者とドクターの組み合わせになるから、びっくり人間のような顔が出来上がってしまうんです。ちなみに当院の場合、初回は注入しどころ満載なので平均2.5本くらい注入しますが、その後は間隔が2~3年と空いていき、1回あたりの本数もどんどん減るので、平均すると1.4本/回しか使っていません。

N:先生のお顔の仕上がりも判断材料になりますよね。けっこう攻めてきそうだなとか、ナチュラルビューティが信条なんだろうなとか。

慶田:それはありますね。美容医療は、引き算の美学ぐらいでちょうどいいと思うんです。そこのセンスと、ドクターの倫理観、患者さんにとってハッピーかどうか。それを考えることがクリニックの姿勢にもドクターの顔にも現れる。カウンセリングのみ30分たっぷり説明だけして結局何もしないで帰すのは、クリニックにとって一銭の得にもならないけれど、私の美学であり、この仕事をする上で譲れないプライドです。医者が人のコンプレックスに付け込んで悪徳な商売をしたら地獄に落ちると思っていますし、少しでも徳を積んで死にたいので。「やるべき時しかやらない」という精神がある先生に相談していただきたいと思っています。

X:本当にそうですよね!

慶田:人間の体に注入するものには限界があるし、照射も適切なタイミングがある。限度は絶対に超えないようにすること。それを守れば、びっくり人間になることはありませんよ。

Z:適度な距離感を保って付き合うことが大切ってことを、肝に命じます。

慶田:美容点滴とかイオン導入といったダウンタイムがなく容貌が大きく変わらないようなものなら、毎月でもOK。でも、ヒアルロン酸など注入系は量や頻度を適切に守ることを忘れずに!

美容医療は自由診療なので、同じメニューでもクリニックによって費用は異なります。だからこそ、適正価格なのかそうでないか、望まない治療を押しつけられていないか、ダウンタイムや治療に関する説明がきちんとなされたか、ドクターと感性が一致しているかなどなど、目先の安さや上手い言葉に囚われないで、いくつものチェック項目を精査した上で選ぶことが大切です。光だけでなくリスクの部分にもきちんと目を向けて、納得して美容医療を味方につけましょう。
是非、ご参考になさって下さい。


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WEB『OZmall』 2020年9月30日掲載

特集「シミやしわなどの肌老化を引き起こす原因とは?30~40代からのエイジングケア」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

30~40代くらいから感じ始める加齢現象。特に目立ちやすい顔の皮膚は、10~20代との違いを感じやすいものです。そこで肌老化の原因や30~40代からとり入れたいエイジングケアについてご紹介いたします。

【肌老化の最大の原因は紫外線などの太陽光】
シミやしわ、たるみ、くすみなどの肌老化。その原因の約8割は紫外線によるものと言われています。日焼けを繰り返すと部分的にメラニンが増えてシミができることはよく知られていますが、そのほかにも皮膚の弾力のもととなるコラーゲン線維やエラスチンが変性、減少し、しわやたるみを引き起こします。表情ジワと違って皮膚の動きとは関係なく、ひし形状のしわができ、皮膚がゴワついて硬くなっていきます。
また、紫外線は皮膚の酸化を促進させる原因にもなります。酸化は紫外線のほか、喫煙、ストレス、大気汚染物質なども原因になります。活性酸素の量が増えて肌が酸化すると、しわやたるみなどにつながります。若いころはもともと備わっている抗酸化力によって活性酸素を除去できますが、加齢とともに抗酸化力も低下していきます。

【肌老化は糖化によって加速】
さらに糖質のとり過ぎによる「糖化」も肌老化の原因です。酸化と糖化はお互いに影響しあって加速します。糖質をとり過ぎたために代謝しきれなかった糖は、皮膚のコラーゲン線維やエラスチンなどのたんぱく質と結びつき糖化最終産物AGEsに変わります。この現象が「糖化」です。糖化したコラーゲン線維は、弾力がなくなって、たるみや皮膚のごわつきを引き起こします。また、コラーゲン線維はもともと白いけれど、糖化によってべっこう飴のように薄茶色になっていき、黄ぐすみ、茶ぐすみの原因になります。
こうした原因による肌老化は、生活習慣の積み重ねによって起きるものです。人生100年時代といわれる今、生活習慣の見直しは30代、40代からでも遅くはありません。食事や睡眠、運動、排せつ、ストレスコントロールなど生活習慣を整えるほか、日焼け対策を徹底すること、糖質をとり過ぎないことを心がけるようにしましょう。

【徹底的なな保湿と優しく確実な洗浄で肌老化を遅らせる】
保湿不足や洗浄不足も肌老化を促す要因になります。保湿不足になると皮膚の表面にある角層のバリア機能が低下し、炎症を起こしやすくなります。すると透明感が失われ、キメもあらくなります。特に30代ごろからは自身のもつ保湿成分が減少していくので注意しましょう。保湿のポイントは、成分と量です。保湿を重視しようとすると油分を補いがちですが、水分を保持する働きがあるのはセラミドやヒアルロン酸、グリセリン、多糖類、加水分解コラーゲンなどの保湿成分です。まずはこれらの保湿成分をたっぷり含む乳液やクリームを肌がペタペタするくらいにたっぷり塗ることが大切です。天然セラミドを主成分とする当院オリジナル高機能保湿クリーム『セラミドバリアクリーム』(¥5,000 30g 銀座ケイスキンクリニック取扱い)は、水分保持力・抗炎症作用が高く、しっとり感がありながら、重すぎず塗り心地がよいので、顔から体まで全身に使用している患者様も沢山いらっしゃいます。

また、洗浄不足で皮脂や化粧品の油分が残ると、酸化の原因になります。ミルクタイプのクレンジング剤など洗浄力が極端に弱い場合、毛穴やシワの溝にファンデーションなどが残っていることがあるので要注意です。おすすめしたいのが、洗顔後に皮膚を拡大鏡で見て、毛穴や目周りに汚れが残っていないかどうかチェックすること。汚れが残っている場合は、クレンジング力が高いタイプのクレンジング剤に変えましょう。汚れがとれないからといって、ゴシゴシこするのはNGです。とはいえ、洗顔後に何もつけず30分以内に肌がつっぱってくるようなら、洗浄力が強すぎて必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性が高いので気をつけましょう。
当院で人気の『ナビジョンDRのメーククレンジングオイル』(¥2,500 150ml 銀座ケイスキンクリニック取扱い)は、極めて酸化しにくいオイルで、潤い成分も高いので安心してお使い頂けます。テクニック不要でサッと落ちるので、ミルクやジェルクレンジングで長時間擦るよりも肌の負担が少なくて済むという点もメリットの一つです。

【できてしまったシミやしわには美容皮膚科での施術が効果的】
肌老化は外的な要因が大きいため、個人差が出やすいものです。30代ごろからシミやしわが気になり始める人もいるでしょう。できたてのちりめんジワであれば、抗酸化パワーの高いビタミンAの『レチノール』を含むクリームを長期的に塗ることで、浅くできる可能性があります。当院では医療機関ならではの高濃度純粋レチノール含有『ナノメッドVAエッセンス』(¥6,500 銀座ケイスキンクリニック取扱い)が人気です。
薄い肝斑や日焼け後のくすみも抗炎症作用のある『トラネキサム酸』や黒色メラニンを白く戻す作用のある『ビタミンC』をセットで数カ月間服用すると、改善する場合があります。けれども濃い肝斑やシミ、たるみなどをホームケアで改善するのは難しく、メイクでカバーしようとすると厚塗りになり、逆に老けて見えてしまうこともあります。気になる場合は、美容皮膚科でのレーザー治療や光治療、高周波(RF)照射、超音波(ハイフ)照射、ヒアルロン酸注入治療などの施術をおすすめします。

経験や知識が特に必要なのは、施術よりも診断です。正しく診断できるかどうかは、日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医であるかどうかが、ひとつの目安になります。皮膚科学と解剖学の知識の裏打ちの上に、美容皮膚科施術の経験を積めば、安全で効果的な美容医療を提供できます。ぜひ、担当医の研修経験や筆頭執筆論文(共著の論文で最初に名前がある論文)の数をチェックしてみてください。また、施術後にどのような経過をたどるのか、アフターケアはどのように行うのかなど、ていねいに説明してくれるかどうかも大切です。

是非、ご参考になさって下さい。

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