雑誌『Oggi/オッジ』2019年2月号(12月28日発売 掲載ページP170~173)

特集:「5年後、後悔しない"目と目玉ケア"」に慶田院長の監修記事が掲載されました。

「夕方になると目がかすんでくる...」、「小ジワやくまが気になってきた...」、そんな最近ちょっと気になってきたことを放置していると、そのままになってしまいます!
毎日何時間も使うスマホやPCによる、目へのダメージは深刻です。30代の不調や老化の兆候を見逃さず対応することが重要です。

≪スマホやPC、濃いアイメイク。目を酷使している私たち≫
まだ老眼になる年でもないのに、夕方になると目がかすんだり、PCの画面をみるのがつらくなったり、などありませんか?その原因は近くのものを見続ける習慣にあります。
スマホやパソコンを長時間使用すると、目の中のレンズである水晶体を支える毛様体筋が収縮し続けることで負担がかかり、水晶体のピントを調節する機能がダウンします。すると老眼でなくても目がかすみ、見えづらくなってしまうのです。
また、液晶画面に集中していると、無意識にまばたきの回数が減り、目の表面が乾燥しやすくなります。最近は、コンタクトレンズの長時間の使用、目の際の粘膜を覆うようなアイメイクによって、ますますドライアイが進行しています。
さらに、肌の潤いを奪うほど濃いアイメイクや、それを乱暴に落とす行為は、皮膚が薄い目元の乾燥や、くすみの原因にもなります。
目と目元の皮膚は、取り換えのきかない一生もの不調や老化の兆候を見逃さずに対応することが重要です。今から"いたわりケア"を始めましょう。

≪あなたは大丈夫?目と目玉を老化させる4大NG行動≫
●長時間のスマホやPC
スマホやPCの液晶画面を凝視すると、ドライアイやかすみ目の原因になります。さらに、液晶画面から発せられる「ブルーライト」は、角膜や水晶体を通過して網膜にまで届くため、長時間見続けると、網膜の中心部にダメージを与えてしまう可能性も危惧されています。

●がっつりアイメイク
まぶたの縁には、脂を分泌する"マイボーム腺"があります。濃密なアイラインなどでここがふさがれると、脂の分泌が妨げられドライアイになります。また、アイメイクが目に入ると充血の原因にもなります。

●乱暴なスキンケア
目元の皮膚は薄くて弱いもの。メイクを落とすたびにゴシゴシ擦っていると、エイジングがどんどん進行します。チップで擦るような刺激も同様です。

●コンタクトレンズの乱用
30代はカラーコンタクトレンズの使用者が多いようです。医師の診察がないまま適当に購入して長時間装着したり、つけたまま寝たりするのは、ドライアイや目元のトラブルのもとです。

≪目と目玉を守るために今すぐ取り入れたいこと≫
●アイメイクはリムーバーで落とす
ウォータープルーフのマスカラやアイライナーを使った日は、擦らず落とせる専用のリムーバーを使用しましょう。コットンにたっぷり含ませて、ふやかすように落とすのがコツです。小ジワを防ぐためにはマストです!

●ブルーライト対策をする
ブルーライトは、紫外線に1番近い非常に強いエネルギーを持つ光で、目の角膜や水晶体で吸収されずに、目の奥の網膜まで到達します。
就寝前などに網膜がブルーライトによる強い刺激を受けると、サーカディアンリズム(体内時計)を乱れさせ、自律神経系や内分泌系、免疫系にも悪影響を及ぼします。寝付きが悪い、眠りが浅いといった「睡眠の質を低下」もその一つです。さらに最近、3時間以上ブルーライトを見続けると、空腹感が増すことで肥満を誘発するのという新説も発表されています。ブルーライトの影響を抑えるには、夜はできるだけ暗い環境で過ごし、サーカディアンリズムに沿った生活することが大切です。
とはいえ、パソコンやスマホから離れた暮らしを続けることは難しいため、よく利用されているのが、ブルーライトをカットするフィルムやPCメガネ、ブルーライトを軽減した蛍光灯型LED照明などです。これらをうまく活用しつつ、ブルーライトの受け過ぎを防ぐのが現実的な付き合い方だといえるでしょう。 ただし、就寝1時間前にはスマホやテレビなどを見ないようにしましょう!目の早期老化を防ぎましょう。

●日中アイケアでまぶたを乾かさない
皮膚は乾燥した状態を放置するとバリア機能が乱れて炎症が起こりやすくなったり、小じわができたりします。こまめに保湿をして潤った状態を保つことが大切です。化粧室に立った時の習慣にしましょう。
当院では、天然セラミド配合の「セラミドバリアクリーム」(¥5,400)が、バリア機能を高め、肌をやさしく守るので人気です。化粧水もクリームも顔全体に馴染ませた後、指の腹で目尻や下まぶたのシワの内側まで届くように重ねて馴染ませましょう。潤いの高い柔軟性のある肌は、表情による折りジワがつきにくくなります。
目元の皮膚は0.5mmと他の部位に比べとても薄いうえ、上下のまぶたには皮脂腺がほとんどないため、乾燥しやすいという特徴があります。また、1日に2万回近くまばたきをするため、加齢によりシワやたるみができやすい部分です。20代から小じわや、ちりめんじわが出来始めるので早めのケアが肝心です。
他人が見ても分からないけれど、自分では少しここが気になるという程度の段階でアプローチすると結果が出やすく、少し年齢を巻き戻すことができその後は老化のスピードを緩やかにすることができますそれによって40代以降の肌に大きな差がでるはずです。

日頃のセルフケアはもちろん専門治療を取り入れるのも賢い手段です。
乾燥で萎んだ目周りの皮膚をふっくら潤いのある状態に蘇らせる「エレクトロポレーション」 や、表情ジワを防ぐ「ボトックス注射」、コラーゲン線維を増やす照射「ウルセラ」「スカーレットRF(スカーレットS)」、刻まれてしまったシワやクマには「ヒアルロン酸注入」や「PRP注入」が効果的です。

私ども皮膚科系美容クリニックは、美容医療初心者の方でも試みやすいダウンタイム(日常生活に支障が出てしまう時期)が少ないマイルドな治療が豊富にありますのでお気軽にご相談ください。

是非、ご一読ください。

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