ヒアルロン酸注入(他院の修正)の効果と特徴

使用する製剤の質が悪かったり、注入後に医師がきちんとなじませていなかったりすると、注入したヒアルロン酸が硬くしこり、凸凹して目立つことがあります。通常ヒアルロン酸製剤は1〜1年半で分解吸収されるものですが、塊で入ってしまうと、周囲にコラーゲン線維がカプセル状に鞘(さや)を形成し、数年以上の長期に渡り残ってしまう場合があるのです。
また、本来ヒアルロン酸注入では消せない目の下のたるみ部分に過剰に注入したり、堅い製剤を浅くに入れたりすると、シワやたるみがかえって目立つこともあります
本来は前施設の担当医が修正すべきところですが、もうかかりたくないという事もあるかと思います。他院での修正も承っておりますので、お悩みの方は一度ご相談ください。


他院で受けたヒアルロン酸注入の修正は、デザイン力と繊細な注射、溶解後のヒアルロン酸の再注入が重要です。しこりや凸凹を溶かしてから、滑らかで、高品質なヒアルロン酸製剤を使用し、理想の状態に仕上げていきます。しこりが長引き、線維化が激しいと、消しきれず、当院でヒアルロン酸注入を追加し修正を試みても、通常の仕上がりよりも結果が劣る場合がありますのでご了承ください。


ガルデルマ社認定 ヒアルロン酸注入トレーナー医師


GAL.png

当院の慶田院長は、厚生労働省認可のヒアルロン酸製剤『レスチレン』を販売する製薬会社ガルデルマ社の認定するトレーナー医師です。日本国内の美容医療分野でエキスパートとして活躍し、ガルデルマ製品に関する深い知識と高度な注入スキルを持っている医師がガルデルマファカルティメンバーであり、GAIN※(ガルデルマ社が世界規模で提供する医師向け美容医療教育システム)をはじめとする医師向け研修を提供しています。注入治療に関わる医師への技術指導や安全教育、トレーニングマニュアルの作成や指標づくりなどに関わることで、日本国内でヒアルロン酸注入に関わる医師の技術向上と、不幸な事故ゼロを目指しています。さらに2022年から、慶田院長はGalderma JPAC Faculty Member※(ガルデルマJPACファカルティメンバー)にも選出され、海外のドクターとの情報交換や会議を通じて国内のみならず、アジアパシフィック地域における美容医療界の発展にも貢献しています。

※GAIN (Galderma Aesthetic Injector Network:ゲイン)
ガルデルマ・エステティック・インジェクション・ネットワークは、ガルデルマ社のレスチレン注入剤などに関するトレーニングを提供する医師向けの美容医療教育システムで、美容医療界のリーダーである全世界のファカルティメンバーが支えている。患者様のニーズに基づいた治療を提供するため、正しい製品知識や臨床科学に基づいた教育研修の徹底により、医師の技術や施術結果の向上を図り、安全性の追求を通じて患者様の満足度をあげることを目標にしている。

※Galderma JPAC Faculty Member
ガルデルマJPACファカルティメンバーとは、各国のファカルティメンバーからガルデルマ社が2~3人を選出した医師陣で、国内にとどまらず、アジアパシフィック地域における美容医療界の発展に貢献している。


顔面解剖学マスタークラス履修

img016_000001.jpg私たちは定期的に受講と実習を繰り返し、患者様の安全のために身を引き締めて診療にあたっております。


【慶田院長】
・2015年4月25~26日に韓国で開催された、ヒアルロン酸フィラー注入経験豊富な医師のための『顔面解剖学マスタークラス』で、講義と実習を受けました。日本国内では法律上叶わない、冷凍保存のご遺体での実習はその後の注入治療の糧となっています。


・2016年10月15日に日本で開催された『GALAA』にて、顔面解剖学をスライド講義と3D動画で深く学びました。


・2017年10月22日に日本で開催された『アラガン社のセミナー』で、解剖とヒアルロン酸注入の実技を学びました。


・2018年3月24~25日にタイで開催された『顔面解剖学マスタークラス』で、講義と実習を受けました。注入治療を熟知した解剖学の教授が、顔面の美容医療に関わる医師向けに作成した動画やスライドは何度見ても勉強になります。


・2019年~Sim HOLLYという3D解剖トレーニングソフトにて定期的に解剖学を復習しつつ、院内の医師に技術指導を行っています。


【服部医師】
・2017年10月22日に日本で開催された『アラガン社のセミナー』で、解剖とヒアルロン酸注入の実技を学びました。


ヒアルロン酸注入(他院の修正)のリスクとダウンタイム<痛み> ほとんど無し <腫れ> なし(個人差あり) <内出血> ほとんど無し

shutterstock_1019073862.jpg外用麻酔が十分に効いてから、34Gナノニードルでヒアルロニダーゼを一滴ずつ慎重に注射します。また、Stat Veinで血管を避けて針を刺すポイントを選択し、十分な圧迫止血を心掛けています。このような取り組みで、ヒアルロニダーゼ注射による内出血のリスクは少なく、出たとしても軽く済むようになりました。

また、ヒアルロン酸の溶解量は最小限に留めたいため、必要な場合は1週間後にタッチアップの溶解処置をします。しこりが長引いている場合など、線維化が激しいと、完全に溶かしきれない場合がありますのでご了承ください。
メイクは直後から可能です。また洗顔、軽い入浴、食事、接触も当日から制限はありません。飲酒、サウナ、長風呂、激しい運動は内出血のリスクを高めるので、当日のみお避け下さい。治療部位のマッサージやこするなどの刺激はお控え下さい。


ヒアルロン酸注入(他院の修正)の持続と頻度について効果はヒアルロニダーゼの注射数時間~1日後に現れます。溶解したヒアルロン酸は戻りません。ヒアルロン酸の溶解量は最小限に留めたいため、必要な場合は1週間後にタッチアップの溶解処置をします。不要なヒアルロン酸製剤が溶解されて落ち着く、2週間後以降に、正しい位置にヒアルロン酸を再注入することで美しく仕上げることが出来ます。

ヒアルロン酸注入(他院の修正)の痛み注入前に表面麻酔のクリームを使用し、十分に冷却した上で、痛みを感じるのは、治療中の5~10分程度だけですので、ほとんど全ての方がご辛抱頂ける程度です。注入後は麻酔と注入の刺激で腫れぼったい感じがしますが、数時間後には気にならなくなります。

ヒアルロン酸注入(他院の修正)の禁忌事項についてヒアルロン酸自体は体内にも存在する成分なので、アレルギーの心配はありません。また、注入された純粋なヒアルロン酸は水に分解されて100%体内で吸収されます。
真性ケロイドの方など、異物反応を生じやすい体質の方はヒアルロン酸が馴染まず、シコリのようになる人がいます。

ヒアルロン酸は体内にある成分なので副作用が起きることはまれですが、約数千人に1人の割合で架橋剤などの添加成分にアレルギーを起こす人もいるので過去にトラブルのご経験がある場合などは事前にご相談下さい。

カウンセリング予約

文字サイズの変更