概要

 hyaluronic_fam01.jpg大陰唇は女性器の一番外側にある左右一対のヒダのことです。尿道や膣口を保護するクッションのような役割を持つため本来ふっくらしていますが、加齢や出産、急激な体重の変化などでハリが失われ、たるみやシワを生じます。普段はあまり目にしない部分ですが、アンダーヘアの脱毛後やパートナーからの指摘によって初めて形や色の変化に気づいてョックを受ける方は少なくありません。さらに、大陰唇の膨らみがなくなると小陰唇が露出するので、外見的な問題に加え、下着や椅子に擦れて違和感や痛みが出るなど日常生活に支障をきたすこともあります。

『大陰唇のヒアルロン酸注入』は注射だけの手軽な施術で、痩せてボリュームがなくなってしまった大陰唇にハリと潤いを蘇らせ、ふっくらとした状態に若返らせます。傷跡が残る心配もなく痛みもほとんどない上に、即効性と確実な効果を得られるのが人気の理由です。たるみが強い場合には、大陰唇の皮膚を引き締める『ヴィーナスハイフ(V-HIFU)』と一緒に受けていただくとさらに効果的です。また、黒ずみが気になる方は、『ピコレーザー』によるトーニング照射とのコンビネーション治療がおすすめです。

こうしたデリケートなお悩みを一人で抱えられている女性が非常に多く、ご相談件数も増えています。当院は、医師、スタッフともに全員女性です。出産経験のある女性医師・看護師も複数名いるので、実体験をもとに診察することができます。完全個室でプライバシーにも配慮しておりますのでご安心ください。

ヒアルロン酸注入(大陰唇)の適応

➢ 大陰唇のたるみ、シワが目立つ方
➢ 大陰唇をふっくらさせたい方
➢ 大陰唇の形を整えたい方(左右差があるなど)
➢ 自転車や椅子、下着に擦れて痛みを感じる方
➢ 女性器を若々しい印象にしたい方

ヒアルロン酸注入(大陰唇)の効果と特徴

近年拡大する‟フェムゾーン"の美容医療

これまでデリケートゾーンと呼ばれていた女性器周辺を、最近は「女性」を意味する英単語「female(フィーメイル)」から『フェムゾーン』と呼ぶようになり、注目が集まっています。閉経を迎える50代前後の約10年間にあたる更年期は、女性ホルモンの分泌低下によって膣や外陰部にさまざまな不快症状が出現する時期です。かつては老化現象と片付けられてきたこれらの症状を、2014年に国際学会が慢性かつ進行性の疾患として「GSM=Genitourinary syndrome of menopause(閉経関連尿路生殖器症候群)と提唱しました。50代以降の女性の2人に1人はGSMを抱えていると言われています。


■GSMの症状
・陰部の乾燥・かゆみ・痛み・細菌性膣炎
・頻尿・尿漏れ・再発性膀胱炎
・性交痛・性交後出血


■GSMに伴う女性器の変化
・膣:膣の緩み・膣萎縮・膣びらん
・大陰唇:たるみ・萎み
・陰核(クリトリス):縮小・包茎化しむけなくなる
・小陰唇:肛門側から縮小し、徐々に消失
・尿道口が丸くなり緩む

日本女性の平均寿命は90歳に迫り、いまや人生100年時代と言われています。フェムゾーンのケアを行うことは、外見的問題の改善だけでなく、QOL(生活の質)や痛みの改善にも繋がるため、後半生を女性らしく健やかに過ごすためにとても重要です。最近はfemale(女性)とtechnology(テクノロジー)を掛け合わせた『femtech(フェムテック)』という造語が世界的に話題となり、女性が抱える様々な悩みを解決に導くサービスや製品が続々と出ています。当院でも、VIO脱毛、膣のタイトニングレーザー、注入療法など、症状に合わせた最先端のフェムゾーン医療をご提供しています。

ヒアルロン酸注入(大陰唇)の効果

1 ハリと潤いを取り戻し、見た目も機能も若返る
ハリと潤いを蘇らせ、内側からふっくらとした状態に若返らせます。本来のクッション機能を取り戻し、下着などの擦れによる痛みが起こりにくくなり快適です。左右の形や大きさに考慮しながら、より自然な形にバランスを整えていきます。


2 美肌効果(黒ずみ・くすみ緩和)
デリケートゾーンは元々黒ずみやすい部位ですが、大陰唇のボリュームが減少して、下着などによる慢性的な刺激が加わるとさらに濃くなることがあります。ヒアルロン酸の美肌効果で、皮膚が瑞々しくなり、表面の細かいシワが消え、色調も明るくなり、黒ずみが目立ちにくくなります。


3 コラーゲンを増やし、老化を遅らせる効果
注入したヒアルロン酸製剤が足場となって、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、結果として老化の進行を遅らせます。半年以内のタッチアップや、1年毎に繰り返し治療をすると、効果の持続期間は延長していきます。


ヒアルロン酸注入(大陰唇)に使用する薬剤


flow_h_fam.png大陰唇の注入には、しっかりとボリュームアップさせつつ、馴染みが良い製剤を使用することが大切です。「多重高密度マトリクス」という特殊なヒアルロン酸二重架橋構造を持つ『ベロテロ』(旧:エセリス)は、通常顔用として使用していますが、非常に肌に馴染みやすく、皮膚の薄い部分でも凹凸を起こしにくい製剤なので、大陰唇にも適した製剤です。また、pH(酸性度)と浸透圧が皮膚に近く、注入時の痛みが少ない点も優れています。『ベロテロ』には幾つか種類がありますが、大陰唇には、弾力性・親和性・効果持続に優れた『ベロテロ・ボリューム』を使用しています。


ガルデルマ社認定 ヒアルロン酸注入トレーナー医師


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ヒアルロン酸注入(大陰唇)の痛み


局所麻酔の注射をしてから、先端の丸いカニューラ針でゆっくりと注入するので、痛みに関しては全ての方がご辛抱頂ける程度です。痛みの感覚は個人差が大きく、緊張すると強く感じやすいという特徴もありますが、大陰唇へのヒアルロン酸注入は、ほとんど痛みを感じない方が多い治療です。注入後は麻酔と施術の刺激で腫れぼったい感じがしますが、数時間後には気にならなくなります。

ヒアルロン酸注入(大陰唇)のリスクとダウンタイム

<痛み>ほとんどない<腫れ>軽いむくみ <内出血>ほとんど無し shutterstock_1019073862.jpgデザインを決めた後、刺入部位を冷却し、局所麻酔の注射をしてから鋭針(先端のとがった針)でカニューラ針を入れる針孔を開けます。その後、ヒアルロン酸注入製剤を先端の丸いカニューレ針で丁寧に注入していきます。大陰唇は顔や手背と違って血管は少なめですので内出血は生じにくいエリアです。出来る限り血管を避けて針孔を開けるポイントを選択し、十分な圧迫止血を心掛けるので、注入による内出血のリスクは少ないです。内出血が出た場合、通常10日前後で落ち着きますが、大切なご予定がある場合は2週間以上前に施術を受けてください。

また、ヒアルロン酸は高保水成分で、注入後1カ月程度水分を吸収して軽く浮腫みます。針孔がふさがるまでの2日間は、小さなテープを貼って保護していただきます。当日からシャワーは可能ですが、内出血のリスクを軽減するため、飲酒、激しい運動、長湯などはお控えください。また、プール、温泉、性行為、などは、針孔がふさがるまでの2日間はお控えください。医師が施術直後にマッサージをしてなじませますが、定着するまでの約1か月程度、ご自身での強いマッサージはお控えください。

尚、ヒアルロン酸注入後、当院で照射系の治療(黒ずみ治療・タイトニング治療)を受ける場合は、2週間後から可能です。他院での照射に関しては、1ヶ月以上間を開けてください。
ヒアルロン酸注入は、デザイン力と繊細な注入が重要です。滑らかで、高品質な製剤を使用しないと、凸凹したりゴツゴツした感触になったりすることもあります。また、血管の走行など解剖学的知識が少ないと、頻度は少ないものの、塞栓や壊死の報告があります。銀座ケイスキンクリニックでは、定期的に勉強会を開催し、常にリスクを避けるべく、最善の治療を心掛けています。


ヒアルロン酸注入(大陰唇)の施術頻度や持続について


注入直後から効果を実感していただくことが出来ます。注入したヒアルロン酸は徐々に代謝・分解されていきます。製剤の持続期間は1年半ですが、注入したヒアルロン酸製剤が足場となって、自己のコラーゲン線維やヒアルロン酸などが新生するため、臨床的効果持続期間は1年半~2年程度です。減りきる前にタッチアップをしたり、繰り返し治療したりすると、効果の持続期間は延長していきます。※効果の持続期間には個人差があります。

ヒアルロン酸注入(大陰唇)の禁忌事項

ヒアルロン酸自体は体内にも存在する成分なので、アレルギーの心配はありません。また、注入された純粋なヒアルロン酸は水に分解されて100%体内で吸収されます。真性ケロイドの方など、異物反応を生じやすい体質の方はヒアルロン酸が馴染まず、シコリのようになる人がいます。 ヒアルロン酸は体内にある成分なので副作用が起きることはまれですが、約数千人に1人の割合で架橋剤などの添加成分にアレルギーを起こす人もいるので過去にトラブルのご経験がある場合などは事前にご相談下さい。

●下記に該当される方は、この治療を受けられないことがあるのでご相談ください。
・過去にヒアルロン酸注入治療で異常反応があった方
・妊娠中の女性
・真性ケロイドの方、異物反応を生じやすい体質の方
・コントロール不良の糖尿病、急性感染症、膠原病、精神疾患
・注入希望部位に未治療の感染症や皮膚疾患がある方
*安全のため、他院での美容医療の治療歴を担当者にお伝えください。
*麻酔薬や内服薬に対してアレルギーのある方、喘息の既往がある方は事前にお申し出下
さい。但し、今までにそのような経験がなくても、麻酔薬に対するアナフィラキシーショ
ック(呼吸が苦しくなる、血圧が下がるなど)を生じることは極めてまれに起こりえます
。その場合は、速やかに適切な処置を致します。


ヒアルロン酸注入(大陰唇)と他の施術比較

ヒアルロン酸注入(大陰唇)のポイント特徴

注入治療needle.png 治療効果★★★★☆ 痛み★☆☆ ダウンタイム★★☆☆☆

効果
◆大陰唇のたるみ、シワの改善 ◆大陰唇の乾燥改善 ◆大陰唇のボリュームアップ ◆大陰唇の形を整える(左右差があるなど)※痛みやダウンタイム、効果には個人差がありますので、あらかじめご了承ください。

ヒアルロン酸注入(大陰唇)のワンポイントアドバイスワンポイントアドバイス顔や首などのたるみと同じ仕組みで、デリケートゾーン周りの皮膚も萎縮したるみます。でも、陰毛で隠されているので気付かないうちに密やかに進行していきます。当院でVIO脱毛でハイジニーナ脱毛を受けた患者様からこのようなお声を沢山頂いています。

「快適で最高だけれど11歳以来つるつるのアソコをみたら、毛が無くなったはずなのに黒くてビックリしました」
「黒ずんで、しなびたカキのような大陰唇を見てショックで。」
「女性器も老化するって一目瞭然で悲しくなりました。」
「気付けてよかったです。これからこのエリアも大事にします!」

フェムゾーンは見ない、触らない、どうして良いかわからない・・・と、ないない尽くしのエリアですが、まず、鏡でしっかり現在の状態を見てみましょう。老人性イボなど腫瘍はありませんか?乾燥して湿疹が出てはいませんか?女性器エリアは女性ホルモンの支配を強く受けているので、40代以降エストロゲンが減少するにつれ乾燥と萎縮が顕著になります。まさに、"しなびた牡蠣"とは言い得て妙です。私自身も同様の経験があるので、他人事ではありません。GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)を我慢する時代は終焉を迎えました。当院ではフェムゾーンの美容医療も機能面・審美面の両方の観点から力を入れています。女性の皆さん、フェムゾーンはヨーロッパでは『第二の顔』と呼ばれる大切なパーツです。美容医療の力も駆使して第一の顔と同様に若返らせ、不快症状を払拭し、プリプリの牡蠣を目指しましょう。

ヒアルロン酸注入(大陰唇)の施術の流れflowドクター診察、カウンセリング施術前に、担当する医師がお肌の状態を診て、治療する範囲や回数、併用療法などの治療プランを決めていきます。注意点やアフターケアについても詳しく説明いたしますので、ご不明な点や不安なことがあれば遠慮せずにご質問ください。

flow同意書記入スタッフより治療内容・施術後の注意・治療費・治療スケジュールなど詳細をご案内させていただき、同意書にサインいただきます。この間に麻酔クリームを外用しますので、痛みに弱い方もご安心下さい。

flowヒアルロン酸注入局所麻酔をした上で、カニューラ針を使用し、丁寧に注入いたしますので、痛みはもちろん、施術後の内出血などのダウンタイムもかなり軽減されています。仕上がりを、途中でご確認頂きながら治療を進めるので、ご安心ください。

flow終了刺入部に肌色のテープ貼って、施術は終了です。当日から、シャワー浴は可能ですが、飲酒、激しい運動、長風呂など、血流を上げる行為は避け、早めにご就寝ください。

ヒアルロン酸注入(大陰唇)の価格表

大陰唇のヒアルロン酸注入 製剤:ベロテロボリューム 1本:1ml
初回トライアル1本(1ml) ¥70,000
1本(1ml) ¥80,000
4本(4ml)※同日施術の場合 ¥300,000(1本あたり¥75,000)
※ 上記は外用麻酔・針穴テープ・カニューラ1本使用時の抗生剤・抗アレルギー内服代込みの料金です。
※『ヒアルロン酸注入』は、VIP割引・特別割引の適応外となります。
※ 残ったヒアルロン酸製剤は3ヶ月間保存できます。残注入は、下記手技料を頂戴いたします。

残注入手技料

注入から3ヵ月以内
院長施術 ¥10,000
その他医師施術 ¥5,000
お支払いについて

お支払い方法は、現金、デビットカード、クレジットカード一括払い(VISA・MASTER・AMEX)があります。 クレジットカード2枚に分けてのお支払いや、現金、デビットカードとの併用も可能です。詳しくは、クリニックにお問合せください。

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